1回目記事からの続きです→こちら
2-1・デルのモニターの比較

2回目記事のトップバッターは、「米国勢」となる、デルのモニターです。
米国系は、HPもそうですが、画質調整をPCに任せる構成」にして、価格を少し安くする傾向にあります。
1・2.5K液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:LG〈韓国〉
1-3:EIZO〈日本〉
1-4:フィリップス〈日本〉
2・2.5K液晶モニターの比較 (2)
2-1:DELL〈米国〉
2-2:ASUS〈台湾〉
2-3:ACER〈台湾〉
2-4:BenQ〈台湾〉
2-5:イイヤマ〈日本〉
3・2.5K液晶モニターの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:JAPANNEXT〈日本〉
3-3:HP〈米国〉
4・2.5K液晶モニターの比較 (4)
4-1:レノボ〈中国〉
4-2:フィリップス・シャオミ ほか
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた選び方の基本の説明に沿って解説をしていきます。
ーー
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【27インチ】
【2023年発売】
【USB-C 充電 90W】
17・Dell U2724DE
¥68,384 楽天市場 (9/25執筆時)
【USB-PD給電不可】
18・Dell U2724D
¥53,060 楽天市場 (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:Black IPS ノングレア
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:
USB給電:90W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年(無輝点保証)
U2724DEなどは、米国のデルのUシリーズの2.5K解像度のモニターです。
「デジタルハイエンドシリーズ」という別名もあります。
なお、U2724Dは、下位機種で、ノートPCに帯するUSB-C充電が不可なほか、付属するUSBハブ(USB-A)速度が遅く、LAN端子もない「廉価版」となります。
画面サイズは、27インチの大画面です。

パネルは、ノングレアのBlack IPSです。
4Kだとよく見る上位のパネルですが、ビジネス向け2.5K機では珍しいです。
この場合、輝度(350cd/u)もですが、特に、コントラスト比がIPSとしては高め(2000:1)で黒が締まります。
色域も、sRGB100%をカバーする上で、動画向けの基準となる(厳しい基準の)DCI-P3のカバー率も98%です。
新世代の広色域パネルを採用しており、優秀です。

キャリブレーション(Dell Color Management)機能も持ちますし、デザイナー向けと言って良いです。
応答速度は、オーバードライブ時、5msです。
輝度を含めて、パネル周りは他社機と同じです。
画像補正機能は、本機は、フリーカーフリー(ComfortView)や、ブルーライトカットは装備します。
ただ、自動画質調整をふくめて、あまり多機能ではないです。画面分割ほかマルチタスク関係の利便性が目立つほどです。

モニターアームは、前後左右高さ回転がフル装備です。
調整幅は、高さ15cm、チルト角度(上21° 下5°)、スイーベル(90°)、ピボット(180°)です。
モニターサイズを考えても、十分以上でしょう。
アームはスマートかつ堅牢ですし、買替の必要もないでしょう。優秀です。

接続端子は、HDMIとDisplayPortです。
加えて、上位機は、USB-Cでの接続に対応します。
給電力は90Wなので、16インチのMacBookProでもOKでしょう。
一方、上位機は、アップストリーム・ダウンストリームとも、USB-CはThunderbolt 4対応です。充電しつつ、最大、40Gbps(5000MB/s)のデータ通信が可能です。
デイジーチェーンもむろんできます。DELLは先述のように、画質調整などをあっさりですが、こうした部分の仕様は「骨太」です。

USBハブも、上位機は装備です。
USB-Aが3ポートとUSB-Cが1ポートです。
USB-Cは15W給電もできます。
いずれもUSB3.1規格なので、本機のUSBハブは「高速対応」です。最近の高速SSDストレージなどもそのスピードを活かせます。

Dell SB521A
¥4,779 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
スピーカーは、未付属です。
ただ、Uシリーズは、別売で下部にスピーカー(SB521A)が挿入できます。
このブログの【サウンドバーの比較記事】紹介したようなバータイプです。
RMS表記で3.6Wのステレオなので、10W程度の出力は期待できそうです。ただ、【PCスピーカーの比較記事】で紹介したような、外部接続の製品の方が音は良いでしょう。
ただ、スマートに設置できるのは良い部分でしょうし、一般的なモニター搭載スピーカーより音質はだいぶ良いです。
ケーブルは、DisplayPortとUSB-Cケーブルがダブルで付属です。

保証期間は、DELLは3年です。
ただし、プレミアムパネル交換保証があります。
これは、嫌う方の多い「常時消灯(輝点)の交換保証」であり、DELLの人気の秘密です。
常時消灯(ドット抜け・黒点)は保証対象外ですが、3年と長期間でこの点を保証するのは同社だけでしょう。
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以上、DELLの U2724DE の紹介でした。
それなりの価格がする製品ですが、パネル部分の品質は上級で、値段相応に思います。
その上で、USB-C端子で充電可能な2.5Kモニターですので、個人でも仕事用の高級機として需要がありそうです。
画質調製部分はやはり「あっさり」ですが、スタンド性能などほかの部分は問題ないです。プレミアムパネル交換保証もありますし、高級機として選択肢になるでしょう。
ーーー
なお、同社のビジネス向け2.5Kモニターは、以下のようなラインナップが他にあります。
順番にみておきます。

【27インチ】
【2024年発売】
19・Dell S2725DS S2725DS-K
¥29,348 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
19・Dell S2725DS S2725DS-R
¥35,800 楽天市場 (9/25執筆時)
コントラスト比:1500:1
USB給電:
接続端子:HDMI×2 DP
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
【2021年発売】
20・Dell S2722DC
¥34,800 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
コントラスト比:1000:1
USB給電:65W
接続端子:HDMI×2 USB-C
リフレッシュレート:75Hz(WQHD)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶の方式:IPS ノングレア
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI×2 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
保証期間:5年(無輝点保証)
第1に、Sシリーズです。
簡単に言えば、1つ上でみたUシリーズの「お手軽価格版」と言えば分かりやすいかと思います。
流通ルートで型番を分けますが、保証を含めて同じです。
画面サイズは、27インチの大画面です。

パネルは、(ちょい上級の)IPS+です。
Black-IPSではないですので、パネルスペックは、先ほどの機種の下位です。
ただ、新機種のコントラスト比(1500:1)は、それでもスタンダードのIPSの1.5倍の水準ではありますし、色域(sRGB 99%)も水準以上です。

スタンドは、「フルスペック」稼動です。
調整幅は、高さ13cm、チルト角度(上21° 下5°)、スイーベル(60°)、ピボット(180°)です。
旧機は、高さ調整の幅が11cmでしたが、少し良くなりました。
USB-C給電は、新機種だと非対応です。
旧機は65Wながら、対応でした。
端子構成は、HDMIが2系統とDisplay Portです。
旧機は、DPがUSB-Cになります。
いずれも複数のモニターの数珠つなぎすること(=デイジーチェーン)には非対応です。LAN端子もないです。
ただ、あまり専門的に使わない方については、HDMI端子が複数合った方がむしろ便利と言えます。
スピーカーは、5W×2という構成です。
出力は、内蔵タイプとしては良いほうです。DELLは、イコライザを含めて、スピーカーに工夫がある製品は割と多めです。
保証は、3年です。
ただ、Sシリーズは、無輝点保証はないです。
---
結論的にいえば、他社の似たようなモデルに比べて安いようならば、選択肢になるでしょう。
ただ、画質調整部分は、先述のように、DELLは「あっさり」ですので、そこを重要視したい場合は、他社機と比べる必要があります。
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【27インチ】【2025年発売】
21・ Dell 27 Plus S2725DSM
¥29,980 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 DisplayPort1.4
21・ Dell 27 Plus S2725DC
¥29,348 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.1 USB Type-C DisplayPort 1.4
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶の方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:144Hz(WQHD)
HDR:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
保証期間:5年(無輝点保証)
第1に、S Plusシリーズです。
2025年登場のラインです。端子構成の違いで、2機種あります。
画面サイズは、いずれも、27インチの大画面です。

本機は高いリフレッシュレートを持ち、また、無印ながらFreeSync対応です。
しかし、本格的な「ゲーミングモニター」ではなく、「エンターテインメント」機能を強調した一般向けモニターといえます。
DELLの場合、ゲーミング用は「Alienware」と別のシリーズ名を付けるな、本機はあくまで「一般向け」モニターとなります。そのため、今回の記事で扱っています。

パネルは、(ちょい上級の)IPS+です。
スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)です。
先ほどのSシリーズと同等です。
一方、本機は、本格的なゲーミング用に多いFast-IPSパネルではありません。
応答速度は、したがって、GtoGで最大4ms水準に止まります。
先述のように、リフレッシュレートは高め(144Hz)ですが、応答速度ほか、無印のFreeSncに止まる水準のチラツキ対策である部分を含めて、「ゲーミングモニター」としては、やはりすこし「軽め」の仕様です。
なお、MPRT表記では応答速度は1msですが、先述のように、輝度、画質劣化を伴う黒挿入利用時の値なので、今回は重視していません。
スタンドは、フル稼動です。
調整幅は、高さ11cm、チルト(上21° 下5°)、左右(60°)・縦回転(180°)です。
先ほどの機種と同じで、十分でしょう。
端子構成は、2機種で異なります。
上位機の場合、HDMI2.1x1 USB-Cx1 DisplayPort 1.4です。
いずれの端子でも、144Hzのリフレッシュレートに対応できます。
なお、HDMIは、正確には「HDMI2.0水準」です。最近業界団体が、HDMI2.1と規格を統合したので、HDMI 2.1と表記されています。いずれにしても、問題ないです。USB-Cは65W給電にも対応です。

上位機は、USBハブも付属です。
2系統のUSB-A(USB.3.0)とUSB-C(USB 3.0)です。
ポップアウト方式で、結構便利です。
スピーカーは、本機も、5W×2という構成です。
保証は、3年です。
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結論的にいえば、パネル、スタンド、スピーカーを含めて、一般向けの「エンターテインメント」重視のモニターとしては、まとまったスペックです。
その上で、FreeSync(無印)と144Hzの応答速度が使える点で、本格的ではないにしても「ライトなゲーミングモニター」の域にはある点が、ワンポイントです。
ただし、ゲーム用にしては応答速度がやや弱い点と、若干、輝度が高めな点で、仕事用として、輝度を十分に落としたい場合そこが課題にはなりそうな仕様ではあります。
とはいえ、そこまで「尖った」仕様にはしていませんので、動画視聴において「映像美」をある程度優先して考えたい方で、ゲームもやるし、仕事にもほどほどは使う、という感じの方には合うでしょう。

【2025年発売】
【23.8インチ】
22・Dell P2425D
¥36,998 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
【27インチ】
22・Dell P2725D
¥38,794 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 DP
【23.8インチ】
23・Dell Pro 23 Plus QHD P2425DE
¥45,728 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
【27インチ】
23・Dell Pro 27 Plus QHD P2725DE
¥48,302 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
USB給電:90W
接続端子:HDMI2.1 DP USB-C1.4
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:90W
接続端子:HDMI2.1 DP USB-C1.4
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
P2425D などは、米国のDELLが販売するPシリーズのモニターです。
簡単に言えば、Pシリーズ(プロフェッショナルシリーズ)は、デザイン系を除く一般的なビジネス向けの上位ラインと言えます。
画面サイズは、本機は、27インチほか、23.6インチもラインナップします。
記事の冒頭で書いたように、モニターと目の間の距離が十分にとれない場合(80cm以下)の設置環境の場合、小型でも良いでしょう。

パネルは、IPSです。
輝度(350cd/u )、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)と数字が良いです。
広色域IPSではないですが、(Atlasが便宜的に定めた)IPS+の水準はクリアする上で、コントラスト比も高い、優秀なパネルです。
24年ごろから増えた、新世代のIPSと言えます。
モニターアームは、前後左右高さ回転がフル装備です。
調整幅は、高さ15cm、チルト(上21° 下5°)、左右(90°)と縦回転です。
先ほどの機種と同じです。十分です。
また、アーム部分は、スマートかつ堅牢であるので、買替の必要もないでしょう。優秀です。

接続端子は、上位機は、HDMI・DisplayPort・USB-Cです。
Display Port出力もあるので、デイジーチェーンにも対応できます。
下位機は、USB-Cは未付属で、デイジーチェーンもできません。
上位機は、USB-Cにで90W給電できます。
かなり強力で、大画面ノートでもフルスペック給電できます。
そのほか、上位機のみ有線LAN端子を装備です。

USBハブは、4ポートです。
形状は、USB-Cが1つ、USB-Aが3つで、速度はどれも普通にUSB3.0です。
スピーカーは、未付属です。

保証期間は、3年です。
Pシリーズは、デルのプレミアムパネル交換保証対応機です。
---
以上、DELLのP2425D などの紹介でした。
仕事用の使い勝手において、多くの配慮がある製品です。
後ほど見るようにこのシリーズには、WEBカメラ付きがありますが、それが不要ならば、仕事用としてまとまっていると言って良いです。
IPS液晶・フリッカー対策・稼働性の良いスタンドと、最低限大事な部分は備えますので、「目に優しい」要素を備えます。
ただ、画質補正の部分では、先述のように、LGほかに負ける部分はありますし、値段面でも格段に安いというわけではないですので、比較は重要でしょう。
最終的なおすすめは最後にの「結論」で改めて考えます。
周辺機器の購入なしに「テレワーク仕様」にできる点が魅力でしょう。
別に買うと煩雑になりやすい、カメラなどが付属している部分で、確実にニーズがあると思います。
2-2・ASUSのモニターの比較

つづいてに台湾のエイスースのモニターです。
日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーです。

【27インチ】
【2022年発売】
24・ ASUS Pro Art PA278CV
¥49,209 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
【2020年発売】
24・ ASUS Pro Art PA278QV
¥45,763 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子:USB-C DP HDMI
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
ProArt PA278QV は、台湾のASUSの27インチモニターです。
名前通り「デザイナー向け」の入門機になります。

旧機種になる PA278QVが残ります。
USB-C端子が未装備(mini DP)であるほか、画面上にスケール表示をするQuick Fitに非対応になります。
そのほか、出荷前キャリブレーションによる色精度についての規格保証性が向上しています。
パネルは同じもので、旧機種でもキャリブレーションの言及はあります。
ただ、デザイン用途では無視できない部分のアップデートですので(素直に)新機種で良いでしょう。

パネルは、輝度・色域のスペック的に、IPS+といってよいです。
色空間は、HDR時代の動画に重要な、DCI-P3カバー率は不明です。
ただ、sRGBは100%でカバーします。従来的な意味では「プロアート」の名前にふさわしく、入門用のデザインモニターの域には達しています。
色調は、出荷前のキャリブレーションも表明されています。
輝度は、350 cd/uで、値段からすると優秀です。
もちろん、光沢のないノングレア液晶です。

自動画質調整は、sRGBモード・Rec.709モード・暗室モードなど6種類です。
基本的にデザイン向けのプリセットです。また、ASUS ProArt パレットで画面上でパラメータを簡単にカスタマイズできるような工夫もなされます。
画像補正機能は、フリッカー対策・ブルーライトカットなど、他社の主要機能は網羅します。
応答速度は、5ms (GTG)です。
用途的に、十分でしょう。

モニタースタンドの性能は、良いです。
他社上位機のように、上下・左右・高さ・回転に対応するエルゴノミクススタンドです。
調整幅は、高さ15cm、チルト角度(上35° 下5°)、スイーベル(90°)、ピボット(90°)です。
可動幅は十分な水準で、そこに最大限こだわるEIZOを除けば、上位と言えます。
接続端子は、Displayport・HDMI・USB-Cという構成です。
USB-Cは、ノートPCなどに対して65W給電対応です。

なお、本体に(四角い)USB-A形状のハブが4ポート付きます。
速度は、USB3.0相当です。
ケーブルは、DPケーブルとUSB-Cケーブルが付属です。
スピーカーは、2W(2W×2)です。
保証は、3年間です。
加えて、本機は「ZBD(ドット欠け)保証」の明記があります。同社の場合、常時点灯のみで、消灯(黒点)はフォローしないようです。
---
以上、ASUSのProArt PA278QV の紹介でした。
比較的格安な「デザイナー向け」製品です。スタンド性能が良い上で、ビジネス用に使っても構いません。
ただ、画質調整機能などはそちらに最適化された構成なので、ビジネス用だとすこし割高感があるでしょう。
2-3・ACERのモニターの比較
続いて、台湾のエイサーです。
ASUS同様に、日本では、ゲーミングモニターに強い印象のあるメーカーです。

【2025年発売】
【27インチ】
(丸形台座:USBハブなし)
25・Acer Vero CB2 CB272UGbmiiprx
¥29,800 Amazon.co.jp (9/22執筆時)
(角形台座:USBハブあり)
25・Acer Vero B7 B277UGbmiiprzx
¥32,800 Amazon.co.jp (9/22執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:1ms (VRB)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:HDR10
USB給電:
)接続端子: HDMI2.0 x2 DisplayPort1.4
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵 (2W×2)
保証期間:1年(本体は3年)
これらは、AcerかのVeroシリーズに属する製品です。
法人、個人双方に向けた入門機です。

Vero シリーズは、一定の割合で再生プラスチックを採用する「サステナブル」な仕様である部分です。その方向性に関心のある方に向けたものと言えます。
パネルサイズは、27インチのみの展開です。
なお、2系統あります。
Vero B7のみUSBハブが付属です。一方、Vero CBは丸形台座で、左右のスイーベルがほぼ全周回る仕様で柔軟性があります。Acerが昔から出す仕様です。
あとは変わりません。要不要で決めてください。

パネルは、IPS+の水準はあります。
スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1500:1)、色域(DCI-P3 90%)です。
sRGBカバー率は書いていませんが、この水準のP3ならば、(このブログが定義した)IPS+の水準に達します。
その上で、コントラスト比とリフレッシュレートも高い「新世代」のスタンダードパネルです。質は良いと言えます。
応答速度は、オーバードライブ時、VRB 1msという表記です。
ASUSのMPRTと同じで、輝度画質が劣化する黒挿入を利用した時の値で、GtoGとは比べられません。
GtoGは非開示ですが、おそらく最大4-5msほどでしょう。
平均値はあります。
リフレッシュレートは、120Hzまでです。
一般機としては高めですが、FreeSync系の同期技術はないですし、ゲーミング用ではないです。
画質調整機能は、フリッカー対策はなされます。
ただ、それ以外の画質向上機能については未言及です。
自動調整も特段強調できるものはないです。
HDRは、HDR10の水準で対応です。
対応するゲームなどの場合、輝度表現が増します。

モニタースタンドは、2「フルスペックスタンド」です。
調整幅は、先述のように、2機種で変わります。
角形台座の場合、チルト角度(上35° 下5°)、左右(120°)、高さ(16.5cm)と縦回転です。
丸形台座だと、チルト角度(上35° 下5°)、左右(356°)、高さ(16.5cm)と縦回転です。
こちらの場合、ほぼ全周回る仕様です。
接続端子は、HDMI2.0 x2 DisplayPort1.4という構成です。
HDMIが2系統あるのは、ポイントと言えます。
USBハブは、角形台座の製品のみ付属です。
USB-A(USB 3.0)の仕様で4基つきます。
スピーカーは、総合4Wですが、付属します。
保証期間は、パネルとバックライトは1年です。
本体は3年保証とはいえ、ややネックと言える部分です。
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以上、Acer Vero CB2 などのモニターの紹介でした。
パネルスペックは、最新水準ののスタンダードIPSであり、輝度、コントラスト比、色域ともに、上位水準です。スタンドもいずれの仕様でも、可動性が良いです。
一方、ビジネス用(書類仕事)には、輝度が若干高め水準ですので、やや暗い場所で利用する際の「最低輝度」も重視する場合は、少し注意が必要です。
部屋の照明を明るめにして使う予定の方で、特に気にならない場合は、「パネルスペックの良さ」の部分で選択肢に入るでしょう。
一方、動画視聴などについても、パネル水準が良いのと、HDR10に対応する部分で水準は良いと言えます。ただ、画質補正部分での独自性はさほどないので、その部分で他社機との比較はしても良いでしょう。
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このほか、Acerからは以上のような製品の展開があります。
主な違いを簡単に紹介しておきます。

【2023年発売】
【27インチ】
26・Acer Vero B7 B277UEbmiiprzxv
¥32,800 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
輝度:350cd/u
スタンド:前後左右高さ回転
【27インチ】
26・Acer Vero V7 V277UEbmiipxv
¥29,480 楽天市場 (9/25執筆時)
輝度:350cd/u
スタンド:チルト
【23.8インチ】
26・Acer Vero V7 V247YUEbmiipxv
¥26,637 楽天市場 (9/25執筆時)
輝度:300cd/u
スタンド:チルト
解像度:WQHD (2560x1440)
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子: HDMI×2 Display port
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:1年(本体は3年)
第1に、 Vero B7 B277UEbmiiprzxvなどです。
1つ上でみた製品の旧機種になります。
パネルサイズは、27インチほか、23.8インチの展開もあります。

パネルは、旧機でもIPS+の水準はあります。
スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1,000:1)、色域(sRGB 99%)ですので。
ただ、コントラスト比は旧水準で、あきらかに新機種が優れます。
モニタースタンドは、27インチの上位機のみ「フルスペックスタンド」です。
調整幅は、高さ15cm、チルト角度(上45° 下5°)、スイーベル(90°)、ピボット(180°)です。十分な可動域です。
あとは、新機種に対して、言及したい違いはないです。
---
結論的にいえば、27型については、すでに新機種と価格差がないですし、選択肢にはならないでしょう。
23.6型も、スタンドの可動性やや弱いのがやや気になります。
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【2025年発売】【27インチ】
27・Acer SH272UEbmiphux
¥23,000 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:1ms (VRB)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:HDR10
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.0 USB-C DisplayPort 1.2
スタンド:前後・左右・高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:1年(本体は3年)
第2に、 SH272UEbmiphuxです。

パネルは、IPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1,000:1)、色域(NTSC72%)です。
2025年登場機ですが、スペック的には、旧水準のIPSです。
スタンドは、縦回転以外は可能です。
調整幅は、チルト角度(上25° 下5°)、左右(360°)、高さ(10cm)です。
縦回転はできませんが、360°「完全にぐるぐる回る」昔からあるAcerのスタンドです。
接続端子は、HDMI2.0 USB-C DisplayPort 1.2です。
こちらは、USB-C端子があります。65W給電もできます。
スピーカーは、総合2Wです。
あとは、先ほどの機種に対して、言及したい部分はないです。
---
結論的にいえば、輝度は低めの旧スペックです。
書類仕事用ならば問題ないですが、映像視聴なども含めて考えると、家庭用はもちろん、一般的な仕事用モニターとしても、2.5K機としては若干パネル部分の「古くささ」が見えている感じです。
本機は、Acerが古くから出している「360°スタンド」を再購入したい方に向けたニッチな展開に思います。一般的には選択肢にしなくて良いでしょう。
2-4・ベンキューのモニターの比較

続いてに、台湾のベンキューのモニターです。

【2020年発売】
(末尾-JPはドット抜け1ヶ月保証あり)
【27インチ】
28・BenQ AQCOLOR PD2705Q
¥58,945 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
29・BenQ AQCOLOR PD2705Q-JP
¥59,900 楽天市場 (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)
HDR:HDR10
USB給電: 65W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間: 3年
PD2705Q は、台湾のBenQが販売する2.5K解像度のモニターです。
こちらも「デザイナー向け」として売られます。
画面サイズは、27インチです。
先述のように、WQHD解像度で最も多い画面サイズです。

パネルは、IPSです。
色域は、sRGB色域の100%をカバーします。その上で、輝度350cd/uのパネルですから、繰り返しになりますが、上級の「IPS+」の基準をクリアする上級品です。
出荷前に、キャリブレーション(色の個体差の調整)もしているので、画像関係の仕事には向く仕様です。
応答速度は、4msです。
かなり速いと言えます。

HDRは、HDR10に対応します。
対応するゲームやソフトを再生する場合、輝度表現が豊かになります。
ただ、本機はさほど輝度(ピーク)が出せる製品ではないため、どちらかというと、映像編集の際の確認用でしょう。

自動画質調整は、充実します。
写真向けの「sRGBモード」ほか、輝度が低い状態で階調を明確にできる「暗室モード」や、画像のコントラストを強調できる「CAD/CAMモード」、10段階の明るさ調整で外光の影響を排除できる「アニメーションモード」などを搭載します。
一般用としても、半自動的に細かい調整ができる点は「目の疲れにくさ」の点で有利でしょう。

画質調整機能は、「目の優しさ」に関わる部分は、フリッカーフリー・ブルーライト軽減などの基本は当然おさえます。
その上で、このモデルは、環境光センサー(明るさセンサー)を搭載し、室内の明るさに応じた輝度調整にも対応します。
「ブライトネスインテリジェンス」(B.I. Gen2)という機能名です。第2世代機では、起点としたい明るさをユーザーが自由に決定できるようになり、利便性が増しました。
いずれにしても、適切な輝度でモニターを見ることは「目の疲れにくさ」にとって重要なので、今回の比較の趣旨からすると、「かなり良い製品」と言えます。
環境光センサーは、照明の明るさだけでなく、照明の色温度も検知して調整します。そのため、シンプルな明るさセンサーだけ搭載の他社機より、本機は能力が高いでしょう。

映像美の部分では、同じく、このセンサーを活かします。
画面内の画像も分析し、露出オーバーにならないよう輝度を的確に調整します。
方法は全く異なりますが、LGのブラックスタビライザーのように、映像のコントラストを鮮明にする効果が期待できます。
一方、超解像技術やブラックスタビライザーなど、動画視聴向けの性能は「ざっくり省略」されています。

モニタースタンドは、性能が良いです。
調整幅は、高さ14cm、チルト角度(上20° 下5°)、スイーベル・ピボット(各90°)です。
チルト幅は多少平均値より劣るとは言え、実用上、問題ないです。
調整面で不満はありません。

接続端子は、 DisplayPort・HDMI・USB-Cという構成です。
本機も、USB-Cにて65W給電に対応します。
13インチ程度のノートPCならば、速度低下なしで給電可能でしょう。
デイジーチェーン(数珠つなぎ)は、DPにて対応です。
スピーカーは、1Wのステレオスピーカーです。
保証期間は、しっかり、3年です。
ただ、最近ベンキューは、一部の製品に、DELLやEIZOのように「ドット抜け(無輝点)保証」を付けはじめ、本機も対象になります。ただし、型番末尾に「-JP」が付く機種のみで、期間も1ヶ月です。
常時点灯まで効くわけではないですし、しっかり最初にチェックするような方でないならば、値段で決めてOKでしょう。
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以上、BenQのPD2700Q の紹介でした。
比較的格安の2.5Kモニターとしては、価格面・目の疲れにくさの面で性能的にかなりまとまった良機種だと思います。
とくに、同価格帯のアイオーデータ機などと比較する場合、IPS液晶を採用する点、写真・デザイン関係の能力が極めて高いと言えます。

【2023年発売】
(末尾-JPはドット抜け1ヶ月保証あり)
【27インチ】GW2790QT
30・BenQ GW2790QT
¥49,091 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
31・BenQ GW2790QT-JP
¥49,091 楽天市場 (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)
HDR:
USB給電: 65W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間: 1年(本体は3年)
GW2790QTも、台湾のBenQが販売する2.5K解像度のモニターです。
こちらは、デザイナー向けと言うより、一般向けな感じです。
画面サイズは、27インチです。

パネルは、IPSを採用します。
sRGB色域の99%で、輝度350cd/uですので、上級の「IPS+」と言えます。
基準より良いですが、デザイナー向けというわけでもないです。
応答速度は、5msです。
HDRも、対応しません。

自動画質調整は、一方、見どころがあります。
自動でコントラストを強めにして、プログラミング時に見やすくする「コーディングモード」と、とくに、MacBookの外付けモニターにする場合、色味をMacBookに合わせて調整する「M-bookモード」があります。
以前から同社のグラフィック系の機種には採用があった機能ですが、一般向けでは、本機が初めてだったかと思います。
いずれも、相当数のユーザーがいるにもかかわらず、ここまで各社ノータッチだった部分ですから、「目の付け所が良い」と感じます。

なおこうした設定は、Eye-CareUというアプリ設定できる利便性があります(Win・Mac)。
なお、仕様書に記載がないですが、同社のサイトを見る限り BL2790QT(黒モデル)でも使えるようです。

画質調整機能は、「目の優しさ」に関わる部分は、先ほどの機種と同じで、明かりの色温度もみられる環境光センサー(明るさセンサー)を搭載した調整を行います。
一方、周囲の明るさ・色温度に合わせてコンテンツを調整する、ブライトネスインテリジェンスが、 Gen2(B.I. Gen2)に進化した結果、起点としたい明るさについて、ユーザーが自由に決定できるようになり、利便性が増しました。
モニタースタンドは、本機も稼働性が良いです。
とくに、スイーベル(左右)に調整する際に台座ごと回りにくい形状になりました。
足回りもスッキリした形状で、美観も良いです。
接続端子は、 DisplayPort・HDMI・USB-Cという構成です。
本機も、USB-Cにて65W給電に対応します。
13インチ程度のノートPCならば、速度低下なしで給電可能でしょう。
デイジーチェーン(数珠つなぎ)も、DPにて対応です。

一方、USB-C端子ほか、USBハブ用として、USB-A(USB3.0)端子が3つあります。
とくに、USB-CをノートPC用に使わない方は、前面がスマホなどを便利に収納できる構造になっていますので、急速充電に利用できて便利に思えます。
ケーブルは、1.5mのHDMIケーブルとUSB-Cケーブルが付属です。
スピーカーは、2Wのステレオスピーカーです。
音楽を聴ける水準ではないものの、ノイズフィルタが採用されます。ノイキャン対応のマイクと合わせて、音声通話時には、「それなりに使える」と言えます。
保証期間は、本体3年、パネル1年です。
ベンキューは、仕事向け、デザイナー向け以外は、パネルとバックライトの保証が、平均より短めになります。
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以上、BenQのGW2790QTの紹介でした。
ビジネス用にモニターとして、「目への優しさ」から、細かい部分の「使い勝手」まで、広く独自の工夫があり、個人的に好印象な機種です。
とくに、MacBookユーザーが外付けとして使う場合、「これならMacで便利」というモニターは(Apple純正を除けば)今までなかっと言えます。簡単に色味が合わせられることは、「目への優しさ」にもつながりますし、かなり良いとに思います。
【2025年発売】【27インチ】
33・BenQ AQCOLOR PD2706QN
¥66,000 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:HDR10
USB給電: 90W
接続端子: HDMI2.0 DP1.4 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:3w×2
保証期間: 3年
AQCOLOR PD2706QN は、台湾のBenQが販売する4Kモニターです。
冒頭で見た製品と同じ、デザイナー向けのAQCOLORシリーズに属します。

液晶パネルは、今回の定義ではIPS+に相当します。
輝度(350cd/u)、コントラスト比(1,000:1)、色域(sRGB 100%)ですので、上位のIPSです。
色域は、一方、動画デザイン向けのスペックとなるDCI-P3で95% です。
この部分で、広色域IPSとまではいかないのですが、sRGB100%のカバー率で、この部分は、さすがに優秀です。

HDRは、HDR10です。
本機は、ピーク輝度的にHDR400の水準に至りますが、表記がないです。
何かしら他の基準が達していないか、あるいは、記載漏れ(申請漏れ)な感じかもしれません。
応答速度は、5ms (GTG)です。
リフレッシュレートは、100Hzです。

画質調整機能は、「デザイナーディスプレイ」の方向性で優れます。
個別キャリブレーションした上での出荷をしているため、この価格の他社機に比べて、色にかかわる正確性が担保されていると評価できます。
その上で、CAD/CAMモード・デザインモード・暗室モードなど、デザイン業務にかかわる自動調整機能が充実している点が、他社との違いです。
MacBookと同時利用する際に、色味を合わせる「M-BOOK」など、独自機能もあります。
一方、ベンキューの通常機の「強み」の1つといえる、明るさセンサーは不採用です。

キャリブレーションは、一方、本機は、ソフトウェアキャリブレーション対応です(BenQ Palette Master Ultimate )。
ハードウェア方式のほうが正確性は上で、同社のデザイナー向けハイエンド(SWシリーズ)は、そちらに対応させます。
PDシリーズの場合、利用までの速度を優先してこの方式です。いずれにしても、本機がやや高めの値付けなのは、ここも理由です。
なお、初心者が数クリックで色合わせできる「BenQ Display ColorTalk」も装備です。

スタンドは、フル稼動です。
高さ(115mm)、チルト角度(上20° 下5°)左右(30度)と縦回転です。
そこまで稼動しないですが、27インチなら必要十分でしょう。

接続端子は、DisplayPort、HDMI 2.0 USB-Cが各1つという構成です。
USB-Cについては、PD(パワーデリバリー)対応で、90Wの給電力です。
スピーカーは、総合6Wで付属です。
保証期間は、3年間です。
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以上、BenQのAQCOLOR PD2706QNなどの紹介でした。
そつのないデザイン用の入門機という印象です。
このシリーズは、ほぼ同じスペックで、解像度を4Kにした製品もありますが、そこまでは不要という場合は、選択肢になるでしょう。
一方、同社の売りである「明るさセンサー」は省略となる部分と、輝度など、あくまでデザイナー向けのディスプレイ調整となっている製品です。
一般ユーザーは、、先ほどのMAシリーズのほうが良いと思います。
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【2023年発売】
(末尾-JPはドット抜け1ヶ月保証あり)
【25インチ】
34・BenQ AQCOLOR PD2506Q-JP
¥53,636 楽天市場 (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS+ ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(WQHD)
HDR:HDR10
USB給電: 65W
接続端子: DP HDMI USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間: 3年
なお、画面サイズが25インチですが、本機の旧機になるのがこちらです。
若干安く、色域(P3 95%)も27型と変わりません。
あえて言えば、リフレッシュレートとUSB-Cの給電力が、1つ上の製品より弱いですが、気にするほどの違いではないです。
先述のキャリブレーションソフトも対応のシリーズになります。
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結論的にいえば、25型前後のデザイナー向けは原稿で珍しいので、設置面で27型だと大きいと思われる方は、選択肢になるでしょう。
2-5・イイヤマのモニターの比較

つづいて、日本のイイヤマです。
現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。

【2025年発売】(一部24年)
【23.8インチ】 XUB2492QSU-1A
35・iiyama ProLite XUB2492QSU-B1A
¥28,930 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
応答速度:0.5ms (MPRT)
【27インチ】XUB2792QSN-B5H後継機
36・IIYAMA ProLite XUB2792QSU-B6
¥29,300 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
応答速度:0.4ms (MPRT)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1300:1
リフレッシュレート:100Hz(最大)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
XUB2492QSU-B1A などは、イイヤマのWQHD解像度のディスプレイです。
画面サイズは、23.8インチの小型と27インチの中型があります。

パネルは、IPS方式パネルとの記載です。
スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1300:1)、視野角(178°)です。
色域は非開示になりますが、後述するように本機は、スペックからAASの2.5Kパネルっぽいので、sRGB 80%前後の平凡な値でしょう。

上表は、IPS系パネルを製造する企業と、そのパネル名(商標)を示したものです。
日本市場のPCモニターで、採用例が多いと言えるパネルを上から順番に並べています。
イイヤマは、LG製品のみIPS表記で、それ以外は「IPS方式」と表記しています。
イイヤマの説明では、「IPS方式」は、パネルの駆動方式と「同等の技術を使用した」パネルという表現になります。
商標的にLG以外はこの表記にされてます。AHVAの場合も表記された事例は過去にあったので、それ以外の製品でしょう。
いずれにしても、性質はIPSと同じと考えてOKです。「目に優しい」傾向のパネルです。
おそらく、AAS(イノラックス)かなと思います。大手ですが、信頼性の部分で言えば、PCモニター用だと採用は少ないとはいえます。

応答速度は、一般的なGtoGではなく、MPRT表記です。
MPRTは、輝度と画質が劣化する黒挿入を利用した際の数字で、一般的なGtoGとは比較できません。
GtoG換算すると、おそらく、OD時最大で、4-6msほどの普通のIPSでしょう。
なお、応答速度は、最大かけた場合、画質が耐えない場合もありますが、強弱の調整もできるため、この部分の実用性は問題ないです。

自動画質調整は、i-Style Colorという機能が目に付きます。
選択した利用目的に合わせて、コントラストや明るさを自動調整してくれる機能です。
映画・ゲームなどのほか、「テキストモード」が採用されている点は、文書仕事には有利でしょう。
そのほか、ゲームなどで便利なアスペクト比固定も対応です。
画質補正機能は、フリッカー対策の明言があります。
LEDライトの点滅は目の疲れに影響するため、この部分は重要でしょう。

ディスプレイスタンドは、中位機以上は「パーフェクトスタンド」です。
稼働性は、チルト角度(上23°・下5°)、高さ(150cm)、左右(90°)と回転(90°)です。
水準としては平均値以上で、十分な水準と言えます。
接続端子は、HDMI・Display-portという構成です。
上位機は、先述のように、65WのUSB-C給電用のポートも付属です。
ノートPCがUSB-C PD給電に対応ならば給電可能です。

また、USB-Cを持つ27インチの上位機は、2ポートのUSB-Aハブ(USB3.0)とLAN端子も付属です。汎用のUSBドッグとして利用することを想定しています。
ケーブルは、上位機の場合、1.8mのDP・HDMI・USB-Cケーブルが付属です。
下位機も、USB-Cケーブル以外はつきます。
スピーカーは、総合4Wのステレオスピーカーが搭載されています。
保証期間は、3年です。
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以上、イイヤマのXUB2492QSU-B1A などの紹介でした。
基本的には仕事向けのモニターです。パネルは先述のように、AASでしょう。
先述のように、色域が平凡です。PCモニター向けと言うより汎用パネルの利用ですので、安く出せているという感じです。
とはいえ、IPSとしての性質は同じ(信頼性やや下)なので、他社のIPSの同級機に比べ値段が安めならば、費用対効果の部分では「選べる」と言えます。
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【2025年発売】【27インチ】
35・iiyama ProLite XUB2492QSU-B1A
¥28,930 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:1ms (MPRT)
リフレッシュレート:100Hz(最大)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI USB-CxDisplayPort
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
なお、イイヤマからは27型の上位機として、XUB2492QSU-B1Aも販売されます。
パネルは、こちらもIPS系パネルとの表記です。
先ほどの機種とほぼ仕様は共通しますが、輝度(300cd/u)は多少ですが落ちます。

接続端子は、こちらは、65W給電対応のUSB-C端子があります。
その上で、DPでのデイジーチェーン(数珠つなぎ)対応なので、接続性の部分で上位です。 また、USB3.0ハブが4ポート(USB-A×3 USB-C×1)ある上で、LAN端子もあります。
あとは、先ほどの機種と大きな違いはないです。
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結論的にいえば、ビジネス用に接続性を重視したい場合、候補にできる機種の1つに思います。
一方、パネルの詳細(特に色域)が公開されていない部分は、引き続きネックに思います。
次回に続く!
WQHD液晶モニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、2.5Kモニターの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

3・2.5K液晶モニターの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:JAPANNEXT〈日本〉
3-3:HP〈米国〉
4・2.5K液晶モニターの比較 (4)
4-1:レノボ〈中国〉
4-2:フィリップス・シャオミ ほか
4-3:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の3回目記事(こちら )では、アイオーデータとジャパンネクストなどのモニターをみていきます。
液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、最終回の4回目記事(こちら)では、全体の結論編として、今回紹介した全製品から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめモニターを提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
