1回目記事からの続きです→こちら
【21.5インチ】
26・フィリップス 222B9T/11
¥27,800 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:TN グレア
表面硬度:7H
輝度:250cd/u
コントラスト比:1,000:1
応答速度:1ms(GTG)
接続端子: DVI-D VGA HDMI DP
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:2W×2
タッチ数:10点
保証期間: 5年間
222B9T/11 は、オランダのフィリップスが、SmoothTouch 搭載液晶モニターとして売っている製品です。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、視野角の狭いTN液晶です。
表面硬度は、ただし、7Hの強度があるほか、IP65水準の防水防塵性があります。
産業用として、濡れやすい場所に置くのには良いです。
応答速度は、一方、オーバードライブ時に1msとなります。
TN液晶は、応答速度を上げやすいので、この速度になります。
画像補正機能は、本機は、フリッカー(チラツキ)対策がなされます。
その上で、同社の暗部補正技術となるSmartContrastにも対応します。
一方、画質モードとしてはEasyRead モードを装備しますが、そもそも、目に優しいくはないTN液晶なので、この用途ではオススメしません。
タッチは、10点タッチ対応です。
モニタースタンドは、チルトには対応です。
最大90度にできますので、ミーティング時などに利用は便利です。
PCとの接続は、HDMI・DisplayPort・ VGA・DVI-Dに対応します。
ケーブルは、すべての接続法について、1.8Mのケーブルがつきます。
保証期間は、フィリップスは長めで5年間です。
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以上、フィリップスの 222B9T/11の紹介でした。
TNをなので、特に上下の視野角がよくない製品です。
ADSにしてもこのサイズのタッチパネルは170度ですが、実際違いはある点をふまえると、あまりおすすめはできません。
ただ、TN液晶で応答速度が速いので、なにかしら、高速対応が必要な動画やゲームに使うならば、良いかもしれません。
【2022年発売】【21.5インチ】
【IPS液晶】USB-PD対応
27・JAPANNEXT JN-IPS215FHDR-T
¥28,773 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
パネル:IPS系 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI USB-C
スタンド:チルト
VESA:75mm
タッチ数:10点
スピーカー:2W×2
保証期間:1年
JN-IPS215FHDR-T は、日本のジャパンネクストが販売する21.5型のタッチパネルモニターです。
形状的に「普通のスタンド」です。
意外とそういったタッチパネル機はないので稀少性があります。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、一方、IPS系との表記です。
IPSは、商標の関係でIPSを名乗れない「ジェネリック」なパネルがいくつかあります。上表は主要メーカーだけ示したものですが、その他もあります。
ただ、スペック的に視野角(178度)など問題は確認できないため、そう神経質にはならなくても良いです。
だいたい、上表のADSを目安に考えて貰えれば、OKです。
表面硬度は、情報がないです。
液晶自体は非光沢です。
応答速度は、一方、オーバードライブ時に5msとなります。
画像補正機能は、特段高機能なものはないです。
ただ、フリッカー(チラツキ)対策がなされます。
また、ゲーム用としてはAMDのFreeSyncに対応しています。
タッチは、10点タッチ対応です。
モニタースタンドは、チルトには対応です。
ただ、角度的にタッチパネルに最適化されたものではないです。
PCとの接続は、HDMI・USB-Cに対応します。
USB-Cは、本機の場合15Wまでの給電力なので、ノートPCへの給電は不可です。
ケーブルは、HDMIケーブルとUSB-Cケーブル(反対側はUSB−A)が付属です。
保証期間は、1年間です。
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以上、JAPANNEXT JN-IPS215FHDR-T の紹介でした。
基本的に普通のモニターです。完全なチルトもできないので、普段はモニターとして使うが、何らかの理由でタッチパネルがあると「嬉しい」という方に向くでしょう。
かなりニッチなニーズでしょうが、何かしらの需要はあるような気もします。
【2021年発売】
【21.5インチ】
28・EIZO DuraVision FDF2182WT
¥98,551 楽天市場 (2/28執筆時)
1・レイドバックスタンド
FDF2182WT-LBK
FDF2182WT-LGY
2・チルトスタンド
FDF2182WT-TBK
FDF2182WT-TGY
3・スタンドなし
FDF2182WT-FBK
FDF2182WT-FGY
解像度:1920×1080
パネル:VA ノングレア
表面硬度:7H
輝度:230cd/u
コントラスト比:5000:1
応答速度:25ms(GTG)
接続端子: HDMI DP D-SUB
スタンド:チルトなど
VESA: 100mm
スピーカー:付属
タッチ数:10点
保証期間: 3年間
FDF2182WT は、日本のEIZOが販売する21.5インチのタッチパネルです。
同社は、日本の液晶メーカーの草分けで、個人・法人問わず、その品質信頼性でファンは多いです。
写真のように、スタンドの違いで、3種類、黒と灰色(セーレングレイ)の2色展開です。
スタンドのない製品はタブレットのように、ベゼルを含め、フルフラットなので、何かしら便利な、使いみちがありそうそうです。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、アンチグレアのVA液晶です。
この液晶は、応答速度が高めにくいほか、独特の粒状感で文字仕事に向かないタイプです。
反面、コントラスト比が高められるので、明るい場所での使用にはわりと向きます。
EIZOが、IPSを採用しなかったのは、コストからではなく、恐らく、タッチパネルとしての利用環境を考えてのことでしょう。
文字仕事には使わないでしょうし、この仕様でOKだと思います。
表面硬度は、7Hです。ただ、防塵防滴性はないです。ガラス表面はノングレアです。
応答速度は、25msです。
用途的に不要と考えたのか、オーバードライブがされません。
動画などの再生は少し弱いです。
画像補正機能は、特段ないです。
タッチパネルは、10点タッチです。
他社と同じ、投影型静電容量(PCAP)方式です。
しかし、指やペン以外が触れた際の誤動作を防ぐ機能(パームリジェクション)や、タッチパネルのON/OFFボタンの採用、環境による誤動作を防ぐ仕組み(感度キャリブレーション)など、独自の工夫はさすがにEIZOです。
PCとの接続は、HDMI・DisplayPort・ D-SUBに対応します。
全種類のケーブルも付属です。
モニタースタンドは、先述のように、選択が可能です。
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以上、EIZOのFDF2182WT の紹介でした。
値段は高いですが、法人用なのでミーティング利用を考えている場合、動画系の再生が不要ならば、品質面で本機で「決めて良い」でしょう。
見つめるような仕事に使わないならば、本機が良いです。
1-2・23.8型前後のタッチパネル
はじめに、23.8型前後のタッチパネルの比較です。
ご自宅や職場のPCディスプレイとして「Windowsタッチ」を利用したい方がわりと選んでいます。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。
【23.8インチ】
25・Dell タッチ モニター P2418HT
¥46,332 DELL直販 (2/28執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:IPS ノングレア
表面硬度:3H
輝度:250 cd/u
コントラスト比:1000:1
応答速度:6ms(GTG)
接続端子: HDMI D-sub DP
スタンド:前後左右高さ
VESA:100mm
タッチ数:10点
保証期間: 3年間(無輝点保証)
P2418HTは、米国のDELLの23.8インチのマルチタッチモニターです。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、IPSパネルです。
前半でもいくつか見ましたが、視野角の広さなどの部分で「目に優しい」パネルです。
その割には、本体価格が安いです。
表面硬度は、3Hです。
DELLの場合、通常のモニターでも3Hの表面処理の場合が多いので、表面の保護膜はそれと同じということになります。
あまり堅くしていないといえます。
反射(アンチグレア)との兼ね合いもありますし、23.8インチは普通にキーボード・マウスを使って、たまにタッチパネルのような使い方が多そうなので、問題ないと思います。
画像の調整は、デルは、伝統的に細かい調整はさほどできない仕様です。
アメリカの製品は、OSに任せるパターンが多いです。
ただ、「目の優しさ」の部分で、チラツキを防止する「フリッカーフリー機能」と、ブルーライトカット機能(DELL ComfortView)が目立つ程度です。
マルチタッチは、10点タッチまで対応します。
モニタースタンドは、前後左右高さ回転方向に動く「パーフェクトスタンド」です。
高さは90mmの幅で、タテ表示はできないものの、柔軟性は高いです。
VESA規格(100mm)にも対応です。
PCとの接続は、HDMIとD-sub DP対応です。
付属するケーブルは、HDMIケーブル USBケーブル(1.8m)です。
保証期間は、3年です。
5年ではないですが、DELLのPシリーズは「プレミアムパネル保証」対応機です。
そのため、ドット抜けがあった場合無償交換となります。これは、他社に見られない大きな利点です。
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以上、DELLの P2418HTの紹介でした。
比較的値ごろ感もあるので、普段使いのデスクトップPCで、「たまにマルチタッチができたほうが便利なシーン」がある方は、便利かと思います。
輝点保証も付きますし、23.8インチ前後では有力な候補とできます。
【23.8インチ】
26・HP E24t G4 フルHD IPSタッチモニター
¥43,589 楽天市場 (2/28執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:IPS ノングレア
表面硬度:
輝度:300 cd/u
コントラスト比:3000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: HDMI D-sub DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
タッチ数:10点
保証期間: 3年
HP E24t G4 は、米国のHPの23.8インチのマルチタッチモニターです。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、IPSパネルです。
上で見たDELLと仕様はほぼ同じです。ただ、輝度は少しだけこちらが良く、300 cd/uです。
表面硬度は、未記載です。
ここは情報があって欲しいところです。
画像の調整は、HPも、細かい調整はさほどできない仕様です。
フリッカー対策と、ブルーライト軽減はありますが、その程度です。
マルチタッチは、10点タッチまで対応します。
モニタースタンドは、前後左右高さ回転方向に動く「パーフェクトスタンド」です。
可動範囲も、高さ15cm、チルト角度28度ですので割と良いです。
ただ、動きは普通の非タッチ式のモニターと同じなので、DELLのように画面を下置きし、タブレットのように動かす感じには使えません。
VESA規格(100mm)にも対応です。
PCとの接続は、HDMIとD-sub・DP対応です。
付属するケーブルは、全ての種類について1.8mです。
保証期間は、3年です。
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以上、HPのE24t G4の紹介でした。
HPらしい、シンプル・エレガント系の外観です。
ただ、タッチパネルで使いやすい工夫があるかと言えばそうでもなく、どちらかと言うと、DELL機の方が専門特化の度合いは高いように思えます。
表面硬度もわからないので、普段は普通のモニターとして、たまにタッチパネルを利用する感じなら本機でも良いかと思います。
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【2021年発売】
【23.8インチ】
27・ JAPANNEXT JN-IPS238FHD-T
¥33,309 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
解像度:1920 x 1080
液晶品:IPS方式 アンチグレア
表面硬度:
輝度:250 cd/u
コントラスト比:1,000:1
応答速度:14ms(GTG)
接続端子: HDMI D-sub
スタンド:チルト
VESA: 75mm
タッチ数:10点
保証期間: 1年間
なお、同じ解像度で、23.8インチの製品が JAPANNEXTから販売されます。
本機は、「IPS系」パネルとの表記です。
この場合、商標の関係でIPSを名乗れない社の製品になります。上表は、IPS系のモニターを生産できる主要メーカーのリストです。
こうした大手なら良いと思いますが、それ以外もあり得るので、できれば正確な表記が欲しいところです。
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【2021年発売】
【27インチ】【USB-C 65W】
28・ JAPANNEXT JN-IPS27WQHDR-C65W-T
¥45,436 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
解像度:1920 x 1080
液晶品:IPS方式 アンチグレア
表面硬度:
輝度:350 cd/u
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: HDMI D-sub USB-C
スタンド:チルト
VESA: 75mm
タッチ数:10点
保証期間: 1年間
そのほか、JAPANNEXTは、27インチのIPS方式の製品の販売もあります。
こちらも、スタンドはチルトですが、利用法としては、タッチパネルに特化したスタンド構造で、ある程度傾斜が付けられます。
一方、5.2kgの重さはあるため、机で普段使いする場合この形状でグラつかず安定してにえるか、また、構造上、高さが全くないので、画面下部が仕事の際に見えるのかは、用途によっては注意が必要に見えます。
接続は、USB-C対応で、対応ノートPCに対して65W給電できる仕様です。
そのほか、総合4Wながらスピーカーが付いていたりユニークな製品なので、何かしらニッチなニーズはあるかもしれません。
【2021年発売】
【23.8インチ】
29・IODATA LCD-MF241FVB-T-A
¥54,100 楽天市場 (2/28執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:VA ノングレア
表面硬度:7H
輝度:250 cd/u
コントラスト比:3,000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA DPI ×1
スタンド:チルト
VESA:
タッチ数:10点
保証期間:5年間
LCD-MF241FVB-T は、日本のアイオーデータが販売する、23.8インチのタッチパネルです。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、こちらは、ノングレアのVA液晶を採用します。
視野角はIPS液晶とだいたい同等です。
ディスプレイに「ギラツブ」とも呼ばれる独特の粒状性があるため、近接視聴となるPC用としては、仕事用としては、一般的に目が疲れやすいといえる液晶です。
ただ、コントラスト比が高めやすい特性があり、TVにはよく使われます。
PC用としても、黒が引き締まるので、動画・ゲームには向くと言える方式です。
表面硬度は、7Hの強度のガラスです。
応答速度も、オーバードライブ時に4msと動画に強い仕様です。
画像補正機能は、アイオーデータの場合、超解像技術を搭載します。ネット動画で、DVDレベルの低画質ソースを向上できます。
そのほか、色域に関する今日科技j通である「エンハンストカラー」も搭載します。
先述のようにVA液晶自体がTV向きなので、この部分は強いです。
暗部補正技術の明言はないですが、VA液晶はもともと強いので問題ありません。
その上で、フリッカー対策がなされる上、画面の輝度に応じた輝度調整(コントラストリダクション)を設定できるため、目が疲れにくいでしょう。
ただし繰り返しますが、VA液晶は、書類仕事には向きません。
タッチパネルは、10点タッチまで対応します。
硬度7Hの頑丈なガラスが採用されています。
モニタースタンドは、一般的な意味でのものは、未付属です。
角度調整は、完全にフラットにはできない製品ですが、10度から50度までの幅で調整できます。
PCなどとの接続は、HDMI DisplayPort D-subに対応します。
付属するケーブルは、1.8mのVGA・DPケーブルです。
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以上、アイオーデータのLCD-MF241FVB-Tの紹介でした。
目の優しさについては、画面の輝度に応じたコントラストリダクション機能や、フリッカー対策など、一定の配慮はあります。
しかし長時間見つめると疲れるVA液晶のため、書類仕事にも使う場合は不向きです。一方、ゲームほか、動画視聴を中心に考えた場合、タッチパネル機としては「優秀」とは言えます。
スタンドをみても、本機は、普通のデスクトップ用のモニターのように使うことは想定されていないので、この仕様でも良いかと思います。
【2020年発売】【23.8インチ】
30・グリーンハウス GH-LCT24B-BK
¥43,780 楽天市場 (2/28執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:VA液晶 グレア
表面硬度:7H
輝度:212/u
コントラスト比:3,000:1
応答速度:7ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA DPI ×1
スタンド:チルト
VESA:
スピーカー:1.5W×2
タッチ数:10点
保証期間:3年間
GH-LCT24B-BK は、グリーンハウスの販売する23.8インチのタッチパネルです。
本機のユニークな部分は、フロントカメラと内蔵マイクを搭載する点です。
サブディスプレイとしてはあまり有用でないかもしれませんが、本機のほうをメインで使うならば、用途はありそうです。
ただし、92万画素のHDカメラで、フルHDの水準にないので、ZOOMなどでは不利でしょう。Windowsの顔認証(WIndoes Hello)にも使えません。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、VA液晶を採用します。
正確には、VA表記があるのは、GH-LCT24B-BKのみでした。
ただ、視野角やコントラスト比など、開示されるスペックから考えて、どれも同じ液晶でしょう。
表面硬度は、7Hと十分です。
ただ、ガラスの透過率が少し悪いので、輝度が落ちています。
画像補正機能は、一方、弱い部分と言えます。
あまり役に立つとも言えないブルーライトカット機能こそありますが、大画面には欠かせないと言えるフリッカー対策の記述もないです。
長時間「見つめない用途」に限って使うべき製品です。
応答速度も、オーバードライブ時に7msです。
悪くないですが、よくもないです。
タッチパネルは、静電容量方式で、10点タッチまで対応します。
モニタースタンドは、一般的なモニターのようなものは未付属です。
角度調整は、可能です。
完全にフラットにはできない製品ですが、上15度から70度までの幅で調整できます。
VESAマウント対応なので【モニターアームの比較記事】で紹介したような他社製品を取り付けることが可能です。
PCなどとの接続は、HDMI・DisplayPort・ VGAに対応します。
付属するケーブルは、1.8mのHDMIケーブルです。
そのほか、本機はUSBハブを装備しますが、USB2.0とUSB1.1規格なので、速度を求めない周辺機器(マウスなど)用です。
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以上、グリーンハウスのGH-LCT24B-BKの紹介でした。
テレワーク需要からの登場でしょうが、そのカメラ自体の性能が悪いのがネックでしょう。
また、同じVAパネルを採用するアイオーデータ機と比べて、輝度が低い点、また、画像調整の部分で弱いのがネックです。
【2022年発売】
【23.6インチ】モデル番号:T2453MIS
31・ iiyama ProLite T2453MIS-B1
¥50,560 Amazon.co.jp (2/28執筆時
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:VA ノングレア
表面硬度:7H
輝度:225/u
コントラスト比:3,000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA DPI ×1
スタンド:チルト
VESA: 100mm
タッチ数:10点
保証期間: 3年間
T2453MIS-B1は、イイヤマの23.6インチのタッチパネルです。
解像度は、フルHDです。
液晶パネルは、VAパネルです。
直視するような文字仕事には向かないタイプです。
逆にコントラストが出せるので、映像美が楽しめます。
表面硬度は、7Hです。
強力ですが、本機の場合も、輝度に悪影響を与えています。
応答速度は、オーバードライブ時に4msと良いです。
画像補正機能は、モード設定を含め、細かく対応します。
ただ、チラツキに関わるフリッカー対策がなされません。
他社は、近年だいたいこの仕様がスタンダードなのですが、イイヤマに限っては、記載がない機種があるため、注意してください。
タッチパネルは、10点タッチまで対応します。
一方、マルチタッチ対応機は、上図のような、投影型静電容量結合方式(投影型静電容量タッチ式 PCAP)の場合がほとんどです。
ようするに、スマホと同じです。
一方、本機はIR方式(赤外線方式)です。
ようするに、ATMなどに使われる方式です。
この場合もマルチタッチが可能です。
その上で(静電気が関係ないので)手袋などをしていても入力できます。透過率がよく、傷に強い特性もあります。
業務用で使われる類のものですが、同社によると、「画面すみの認識精度、太陽下での利用」に弱点があり、画面に埃が堆積しやすい欠点があります。
一長一短ですが、ガンガン使っても傷が付きにくい部分で言えば、子供の知育ソフトなおで、アバウトにガンガン押すような使い方には、堅牢性の部分で「向く」でしょう。
企業向けでも、入退室管理のような、何かしらのシステムに使えそうです。
モニタースタンドは、ワイドなチルト仕様です。
ただし、90度上にはできません。ミーティング用ではないですし、真上にむけられると、照明と被る(=IR式は強い光に弱い)側面から、あえてそうしていそうです。
PCとの接続は、HDMI・DisplayPort・ VGAに対応します。
付属するケーブルは、1.8mのHDMI・VGA・DVI-Dケーブルです。
すべて、1.8mです。
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以上、イイヤマのT2453MIS-B1 の紹介でした。「堅牢性」を重視して利用したい場合、候補になりそうです。
ニーズとしてはニッチでしょうが、この部分で何かしら需要があるでしょう。
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【2022年発売】
【64.5インチ】
32・IODATA LCD-CU651EDB-T
¥281,477 楽天市場 (2/28執筆時
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:ADS ノングレア
表面硬度:7H
輝度:440/u
コントラスト比:1,200:1
応答速度:8ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA USB-C
スタンド:別売
VESA: 400mm
タッチ数:20点
保証期間: 5年間
なお、完全に今回の記事では「他山の石」なのですが、65インチの20点タッチパネルがあります。
アイオーデータの製品で、同社がよく採用する、ADSパネルを使ったものです。
基本的に「電子黒板」としての学校教育のニーズをふまえたものです。
新型で、感度がシビアなタッチセンサーを採用するなど、その方面では見どころがあります。
なお、電子黒板としては、レグザ(東芝)などの家電系企業も出します。プラスなどの事務機器系も実際書ける「コピーボード」式を出していますし、講義で実際使ってみるといろいろ面白いです。
ただ、だいぶ話がそれるので、今回はこれくらいにしておきます。
今回の結論
タッチパネルモニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回はWidowsのマルチタッチに対応するディスプレイを見てきました。
最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種をあげておきます。
第1に、サブディスプレイとして、またゲーム用の小型機として便利に使えそうもデルは、
【2019年発売】【15.6インチ】
【タッチ】MB16AMT
8・ASUS ZenScreen Touch MB16AMT-J
¥50,727 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
解像度:1920×1080
パネル:IPS ノングレア
表面硬度:
輝度:300cd/u
コントラスト比:700:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子:USB-C HDMI
スタンド:
VESA:
タッチ数:10点
保証期間: 3年間
液晶の品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★☆
タッチセンサー精度 ★★★★★
耐久性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
15.6インチの台湾のASUSのMB16AMTでしょう。
小型機に競合機は多いです。
しかし、信頼性のあるIPS液晶を採用した上で、「タッチパネル」機として、使いやすいようにデザイン設計をしている機種は、本機くらいです。
画面の大きなタッチパネル液晶は、PCモニターのように使われる人が多いと思いますが、フリッカー対策を含めて、この部分も万全です。
スマホ・タブレット・小型ゲーム機の「大画面機」として利用したい場合も、USB-CとマイクロHDMIで、接続対応できます。
その上で、応答速度も最大で5msと十分な水準があります。
ゲームや映画に合わせた8種類の自動画質設定(Splendid映像設定モード)機能もありますし、この用途にも便利そうです。
本機は、バッテリー式です(4時間分)。
USB-C接続をPCとしている際に充電されるわけではないので、USB-C接続の場合は常時使用には向かない点に注意が必要です。常時接続が必要ならばHDMIを使い、USB-Cは給電専用に使ってください。
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【2021年発売】【15.6インチ】
【15.6型 タッチ】
11・IODATA LCD-CF161XDB-MT
¥39,627 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
輝度:220 cd/u
応答速度:5ms(GTG)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:ADS ノングレア
表面硬度: 7H(ガラス)
コントラスト比:800:1
接続端子:USB-C HDMI
スタンド:チルト
VESA: なし
タッチ数:10点
保証期間: 5年間
液晶の品質 ★★★★☆
スタンドの性能 ★★★★☆
タッチセンサー精度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
バッテリー式である必要がない場合は、アイオーデータのLCD-CF161XDB-MTも候補でしょう。
本機は、片方のUSB-Cで充電しながら通信できるため、USB-Cでも、HDMIでも、時間無制限の利用が可能です。
製品としても、IPS液晶と同じ方式である、目に優しいADSを採用します。
本機は、少し視野角が狭めですが、それでもVAやTNを選ぶよりはだいぶ良いです。
また、IPS液晶やADS液晶の弱い部分であるコントラストなどを今日できるCREXを含めた、TV的な画像処理も充実します。応答速度も問題ないです。
保証を含めて、本機も優秀だと思います。
第2に、ゲーム機用に特化して考えた場合おすすめなのは、
【2021年発売】
【15.6インチ】
12・プリンストン UP-M156T4K
¥49,818 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
解像度:144Hz フルHD (1920x1080)
パネル:IPS グレア
表面硬度:(ガラス)
輝度:230/u
コントラスト比:1200:1
応答速度:10ms(GtoG)
接続端子:MiniHDMI USB USB-C
タッチ数:10点
保証期間: 3年間
液晶の品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★☆
タッチセンサー精度 ★★★★★
耐久性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
プリンストン UP-M156THDでしょう。
同社や他社の4K対応機も魅力です。ただ、このサイズで、4Kの高詳細さは、画面が小さすぎて、かえってマイナスに働くゲームも多そうです。
それならば、PS5も対応したという部分で、高リフレッシュレート(4K/120p)を優先したほうが、現在的には良いかと思います。
第3に、普通のデスクトップPCの外付けモニターとして利用したい場合は、
【23.8インチ】
25・Dell タッチ モニター P2418HT
¥46,332 DELL直販 (2/28執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:IPS ノングレア
表面硬度:3H
輝度:250 cd/u
コントラスト比:3000:1
応答速度:6ms(GTG)
接続端子: HDMI D-sub DP
スタンド:前後左右高さ
VESA:100mm
タッチ数:10点
保証期間: 3年間(無輝点保証)
液晶の品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★★
タッチセンサー精度 ★★★★★
耐久性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
DELLのP2418HTでしょう。
広視野角のIPS液晶採用機は他にもあります。
ただ、デスクトップとして机で利用するならば、スタンドの部分で普通に使いやすいほうが良いでしょう。その点、本機のスタンドの稼働性は良いです。
また、タッチパネルとはいえ、ノングレアなパネルで、このカテゴリの中だけでいえば、映り込みも少ないでしょう。
「目の優しさ」な、IPS液晶・高性能スタンド・フリッカー対策という「3点セット」も兼ね備えるので、座って、キーボードとマウスを使いながら、使う方向性ならば、本機が最も良いかと思います。
第4に、会議時の利用など、大画面でもタブレット的に利用するならば、
【2021年発売】
【21.5インチ】
28・EIZO DuraVision FDF2182WT
¥98,551 楽天市場 (2/28執筆時)
1・レイドバックスタンド
FDF2182WT-LBK
FDF2182WT-LGY
2・チルトスタンド
FDF2182WT-TBK
FDF2182WT-TGY
3・スタンドなし
FDF2182WT-FBK
FDF2182WT-FGY
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:VA ノングレア
表面硬度:7H
輝度:230cd/u
コントラスト比:5000:1
応答速度:25ms(GTG)
接続端子: HDMI DP D-SUB
スタンド:チルトなど
VESA: 100mm
スピーカー:付属
タッチ数:10点
保証期間: 3年間
液晶の品質 ★★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
タッチセンサー精度 ★★★★★★★
耐久性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
日本のEIZOが販売するFDF2182WTシリーズ でしょう。
サイズ的には、21.5インチ前後が手頃でしょう。
その上で、本機は、本文で触れたように、パームリジェクションをはじめ、タッチパネルの操作自体を最適化する、便利機能が満載されています。
10万円程の価格帯の製品の中では、ダントツに性能が良いと思います。
液晶は、VAパネルです。
見つめるような仕事には致命的に向きませんが、ミーティングならば、この液晶の利点である、コントラスト比の高さが活きてきて、日中の明るい場所でも使いやすいかと思います。
【2021年発売】
【23.8インチ】
29・IODATA LCD-MF241FVB-T-A
¥54,100 楽天市場 (2/28執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル:VA ノングレア
表面硬度:7H
輝度:250 cd/u
コントラスト比:3,000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA DPI ×1
スタンド:チルト
VESA:
タッチ数:10点
保証期間:5年間
液晶の品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
タッチセンサー精度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、予算的に難しい場合は、23.8インチで構わないならば、アイオーデータの製品が候補です。
画面のサイズ感もあまり変わらないので。
本機もVAパネルでコントラスト非が高いタイプですし、日中のミーティングなど、明るい場所での利用には、IPS・TN・ADSより向きます。
これでもやや予算が厳しいならば、先ほど「おすすめ」にした、DELL機が、この用途でもおすすめとなります。
第4に、職場や書斎などで、小型モニターを自分用にカスタマイズして楽しみたいならば、
【2022年発売】
【11.6インチ】
1・GeChic On-Lap T111A FHD
¥44,963 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
輝度:300 cd/u
コントラスト比:1000:1
応答速度:12.5ms(GTG)
【13.3インチ】
2・GeChic On-Lap T131A FHD
¥52,800 楽天市場 (2/28執筆時)
輝度:350 cd/u
コントラスト比:1000:1
応答速度:15ms(GTG)
解像度:フルHD (1920x1080)
パネル: IPS グレア
コントラスト比:1000:1
接続端子: HDMI1.4 USB-C
スタンド:チルト(回転)
VESA:75mm
タッチ数:10点
保証期間: 1年間
液晶の品質 ★★★★☆
スタンドの性能 ★★★☆☆
タッチセンサー精度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
GeChic On-Lap T111A FHDかをおすすめします。
用途によっては、13.3インチでもOKです。
本編で書いたように、この企業はスタンドほか、設置用のパーツが付属、別売とも最も充実します。
また、柔軟に設置できるように、本体形状や接続端子部分でも配慮があるので、「サブディスプレイ」の使い勝手を「極めたい」場合のベースとして、ふさわしいです。
他社に比べても、このニッチ分野にに特化して成長してきた海外企業なので、ガジェット好きが、小型端末を色々極めようと思う場合、このメーカーのものの、いずれかが良いと思います。
なお、このシリーズには15インチもありますが、本編で書いたように、給電との兼ね合いで、パネルスペック的にやや見劣りするので、13.3インチまでが良いです。
補足:液晶モニター関連記事の紹介
というわけで、今回は、タッチパネル対応の液晶を紹介しました。
1・31.5型フルHDモニターの比較
2・27.0型フルHDモニターの比較
3・24.1型フルHDモニターの比較
4・23.8型フルHDモニターの比較
5・21.5型フルHDモニターの比較
6・4K解像度のモニターの比較
7・WQHD解像度のモニターの比較
8・タッチパネルモニターの比較
9・ゲーミングモニターの比較
10・Mac向けPCモニターの選び方
なお、このブログには、他にもモニターの比較記事があります。
11・液晶モニターの選び方【まとめ】
とくに、上のリンク記事では、主にモニターサイズの観点から、このブログの全10回のモニター関連記事を横断的にまとめています。
よろしければ、ご覧ください。
補足:PCモニター関連製品について
最後に「おまけ」で、液晶ディスプレイに関係する周辺機器についてです。
第1に、モニターアームです。
タッチパネルを机でスマートに使いたい場合は、、新しいモニターと同時に、別売のモニターアームを導入するのも効果的です。
予算としては+1万円ほどです。このブログの【モニターアームの比較記事】で詳しく紹介していますので、興味があれば、ぜひご覧ください。
なお、今回の記事のスペック表記の部分で【VESA100mm】と書いてある製品については、モニターアーム用の統一規格のネジ穴があるため、こうしたモニターアームが利用可能です。
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第2に、PC用スピーカーです。
ここで挙げたディスプレイの一部には内部スピーカーが付属します。しかし、スピーカーの口径が圧倒的に小さく、音質は全く期待できません。
・おすすめPCスピーカーの比較記事
・おすすめBluetoothスピーカーの比較記事
そのため、少しでも音にこだわりたい方は、上記の記事で紹介しているような外部スピーカーを買われると満足度が高いでしょう。
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【エレコム CK-DP100】
ディスプレイ用クリーニングリキッド
¥716 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
第3に、PC用液晶クリーナーです。
液晶モニターを手入れする場合、普通のティッシュペーパーなどで拭かないでください。
液晶に傷がつきますので、専用のクリーニング・リキッドの使用をおすすめします。
アルコール・界面活性剤を使っていませんので、モニター表面のコーティング塗装に影響しないからです。
【サンワ DK-KC5】
液晶画面用ハイテククロス DK-KC5
¥688 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
【エレコム DC-DP60N】
ドライクリーニングティッシュ60枚入り
¥462 Amazon.co.jp (2/28執筆時)
これを、ハイテククロスに吹きかけて使うのがオススメです。
ただ、スプレー式のクリーナーは拭いた後に「ふき跡」が画面に白く僅かに残ります。
拭いた後が気になる人は、仕上げにドライクリーニングティッシュを使うのが良いです。
皮脂汚れはあまりとれませんが、拭き跡をとるための仕上げにはもってこいです!
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ではでは。