1回目記事からの続きです→こちら
3-2・その他の体重計の比較
というわけで、比較をはじめます。
3回目のトップバッターは、アンカーの体重計です。米国ルーツの会社でバッテリーで有名です。現在は、中国に本社機能があります。
1・ネットワーク体重計の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:タニタ〈日本〉
1-3:ノキア〈北欧〉
1-4:オムロン〈日本〉
2・ネットワーク体重計の比較 (2)
2-1:フィットビット〈米国〉
2-2:ガーミン〈米国〉
2-3:エレコム 〈日本〉
2-4:A&D〈日本〉
2-5:パナソニック〈日本〉
2-6:ファーウェイ& Xiaomi 〈中国〉
3・ネットワーク体重計の比較 (3)
3-1:ANKER〈米国〉
3-2:その他の企業
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
1回目記事の「選び方の基本」で説明した基準に沿いつつ、今回も比較していきます。
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以下では、いつものように、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
【2022年発売】
32・ANKER Eufy Smart Scale P2 Pro T9149N22
33・ANKER Eufy Smart Scale P2 Pro T9149
¥6,990 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
【2023年発売】(下位機)
34・ANKER Eufy Smart Scale P2 T9148N22
35・ANKER Eufy Smart Scale P2 T9148N12
¥5,990 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大10人まで
最小計測単位:100g/ 200g
通信方式:Wi-Fi Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:対応
Eufy (ユーフィ) Smart Scale P2 Proは、アンカーの販売する体重計です。
このEufyは、同社のブランド名の1つです。同シリーズの製品は【おすすめロボット掃除機の比較】で見ましたが、デザインの方向性は(しっかり)同じです。
なお、2023年に本機から心拍数計の機能を省いた「P2 」がでました。
あとの部分は同じです。この価格差ならば、あったほうが良いかと思います。
スマホとの連携は、Wi-Fi・Bluetoothに対応する方式です。
バッテリーは、本機も電池式で、単4アルカリ電池が4本です。
電池の耐久性は示されませんが、おそらく1年でしょう。
EufyLife
¥0 Apple App Store
EufyLife
¥0 Google Play
スマホアプリは、以上のアプリです。
基本的な確認は可能ですが、分析やアドバイスまでは未対応といったところです。
ただ、HealthKit対応のためIOSのヘルスケアとリンクできますし、Google Fitともリンクが可能です。凝った使い方をするならば、サードパーティアプリは導入可能です。
また、FitBitとも公式連携を表明します。
【2019年発売】
・Fitbit Aria2 FB202BK-JP
・Fitbit Aria2 FB202WT-JP
¥(16,126) Amazon.co.jp (7/16執筆時)
なお、Fitbitについて補足すると、純正の体重計をしばらく前まで出してました。
しかし、同社のGoogleに統合後、体重計のみ生産完了になっています。
パソコンとの連携は、想定しません。
1・体重
2・BMI
3・基礎代謝量
4・体脂肪率
5・体脂肪量
6・除脂肪体重
7・骨格筋量(総量)
8・骨量
9・体内水分率(水分量)
10・タンパク質
11・内臓脂肪
12・筋肉量
13・体内年齢
14・ボディタイプ
15・皮下脂肪率
16・心拍数
計測できるデータは、基本項目としては、16種類です。
体脂肪率・体脂肪量など「被る感じ」数値はありつつですが、多めです。
ライバルと言えるHUAWEIに比べると少なめではありますが、しっかり心拍数も計測対応です。
このうち、ボディタイプは、一部の他社機にもありますが、独自指標で9タイプから分類・評価して貰うものです。アプリレベルで最も独自性が高い部分です。
そのほか、皮下脂肪率も意外と珍しいかと思います。パナソニックやオムロンなどの(スマホ非対応の)上位機だと計測できるものはありますけれど。
測定データの正確性は、(体重については)100g単位です。
ただし、75kg以上は200g単位になるので、あまり性能が良いとは言えません。計測精度もそれ以上は、±400gです。
計測法(計算法)も、特段の表明はない機種です。
体重計の家族共有は、特段機能としては示されません。
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以上、 Eufy (ユーフィ) Smart Scale P2 Proの紹介でした。
アプリや計測項目は多いと言えます。ただ、計器としての正確性の部分には、本編で書いたように、課題があるように思います。
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【2023年夏発売予定】(加筆予定)
36・ANKER Eufy Smart Scale P3
¥(12,460) Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:(調査中)
最小計測単位:100g/ 200g
通信方式:Wi-Fi Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:対応
なお、カラーパネルを採用したSmart Scale P3が、2023年夏に発売予定です。
米国で先行して発売されていますので、上記は円換算(140円)の値段です。また、以下は、米国仕様に基づく説明なので、日本仕様が分かり次第、加筆する予定です。
「プロ」の名前が付属しませんが、心拍数計は付属するので「P2 Pro」の後継品です。
すでに米国では先行して発売されています。写真のように、文字パネル部分がカラーパネル化して、体重などの推移が、モニターで確認できるという方向性です。
カラー液晶で、表示内容のカスタマイズに対応します。
そのほかの部分は、P2 Proと同じです。
したがって、体重データの正確性は、国内企業より若干アバウトです。
バッテリーは、フルカラーではなく、8色カラー液晶ですので、電池(単4×4)の保ちは変わらないと思います。
この部分については何かしら分かれば、補足しようと思います。
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【2022年発売】
37・ANKER Eufy Smart Scale C1 T9146
38・ANKER Eufy Smart Scale C1 T9146N23
¥3,990 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大10人まで
最小計測単位:100g/ 200g
通信方式: Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:対応
このほか、ANKERからは、スマホ対応の下位機も登場しまています。
こちらについては、心拍数が測れないなど、計測項目が12種と少ないです。
その上で、Bluetooth接続のみで、Wi-Fi未搭載です。計測精度の問題もありますし、あまり、おすすめはしません。
3-2・その他の体重計の比較
最後に、ここまで見ていないメーカーの製品をまとめてみていきます。
【2022年発売】
39・issin スマートバスマット SBM22U01LJ
¥16,980 楽天市場 (7/16執筆時)
共有可能人数:最大10人まで
最小計測単位:100g/ 200g
通信方式:Wi-Fi Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:対応
心拍数計測:
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:対応
スマートバスマット SBM22U01LJ は、issin の販売する体重計です。
所見のブランドでした【プロジェクターの比較記事】で紹介したPopinを開発した方が創業したベンチャーです。クラファン(MAKUAKE)発の製品となります。
取り替え用のソフト珪藻土マット
¥3,980 楽天市場 (7/16執筆時)
本機の特長は、写真にあるように、ソフト珪藻土のバスマットと体重計を一体化したことです。
サイズ的には、600×390mmなので、バスマットサイズです。20mmなので、たいていの(ロボット)掃除機なら超えられるとも言えます。
なお、ソフト珪藻土は、珪藻土自体ではなく、珪藻土パウダーを加工して吸水性を持たせたものなので、速乾性はイマイチながら、割れませんし、丸洗いできます。
一方、マット時代の製品寿命は説明がなく「不明瞭」ですが、買換はできます。
スマホとの連携は、Wi-Fi・Bluetoothに対応する方式です。
バッテリーは、USB充電式で、フル充電で3ヶ月です。
スマートバスマット
¥0 Apple App Store
スマートバスマット
¥0 Google Play
スマホアプリは、以上のアプリです。
他社同様に、アカウント登録式で、海外サーバーを利用するものです。
ただ、HealthKit対応のためIOSのヘルスケアとリンクできます。Google Fitも連携します。
機能的には、計測データの通知に対応する部分で工夫があります。
本機は、「健康維持(標準)」「ダイエット」「チャイルド」「マタニティ」「持病ケア」の各種モードが用意されていて、それぞれに応じたアドバイスが得られるという方向性です
しっかり、サービスインすれば、実用的なサービスになるかと思います。
パソコンとの連携は、想定しません。
1・体重
2・BMI
計測できるデータは、ただ、体重とBMIのみです。
体組織計としての仕組みは、この薄さだと難しかったのだと思います。
測定データの正確性は、75kg以上は200g単位です。
体重計のセンサーにも少し限界があります。
体重計の家族共有は、意図しており、共有ができます。
一方「乗るピタ」的な、個人区分はできますが、区別に使える計測項目が少ないこともあり、体重の近い家族の場合、個人認証がうまくいかない場合はありえそうです。
どちらかと言うと、「家族の体重を皆で共有」という方向性であり、独特です。
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以上、 スマートバスマット SBM22U01LJ の紹介でした。
便利なハイブリッドで目の付け所が良いと思いました。
一方、測定項目がやはり少ない点と、特に男性で体重がそれなりにある方は、精度が落ちる部分があります。高性能な体重計は、100kgまでについて100g(あるいは50g)の精度なので、ここは課題です。
40・INSMART 260H (ブラック)
41・INSMART 260H (ブルー)
42・INSMART 260H (ホワイト)
¥2,380 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大4人まで
最小計測単位:100g
通信方式:Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:対応
心拍数計測:
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:
INSMART 260H は、Amazonで販売がみられる海外製(香港)のスマホ連動体重計です。
近年はこのタイプが多いです。以前は、1byone という企業のものを紹介していました。
スマホとの連携は、Bluetoothを用います。
Wi-Fiを搭載していない機種ですが、そもそもの価格を考えると大健闘でしょう。
INSMART Health
¥0 Apple App Store
INSMART Health
¥0 Google Play
スマホアプリは、上記のアプリを利用します。
日本語に翻訳されていますが、翻訳機でしょう。こなれません。
iOSのヘルスケアアプリとは、データの連係に対応します。
Fitbitも対応との説明です。
Google Fitは、非対応です。
パソコンとの連携も、非対応です。
1・体重
2・BMI
3・基礎代謝量
4・体脂肪率
5・体脂肪量
6・除脂肪体重
7・骨格筋量(総量)
8・骨量
9・体内水分率(水分量)
10・タンパク質
11・内臓脂肪
12・筋肉量
13・体内年齢
計測できるデータは、上表の通りです。
心拍数に対応しないほどで、だいたいカバーします。
むろん、全データが見れるのはアプリレベルの話で、体重とBMIのみ計器で表示です。
測定データの正確性は、100g単位で体重を測定できる精度です。
2kg〜180kgです。「正マーク」は未取得です。
体重計の家族共有の部分では、「乗るピタ」機能の言及はありません。
しかし、アプリで、体重差から、赤ちゃんの体重を記録する機能は搭載です。
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以上、INSMART 260H の紹介でした。
価格がそうとう安いわりに、充実した計測データ数が自慢の機種です。各OS標準のシステムとリンクもできるので、アプリの開発終了でデータが「飛ぶ」こともないです。
ただし、「正マーク」がないので、計器としての信頼性は、すこし高めの機種に比べると課題にはなります。
【2020年発売】FG260RB
43・Gifort 体重計 体組成計 HI0912_01JP
¥4,350 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大4人まで
最小計測単位:100g
通信方式:Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:対応
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:対応
Gifortは、Amazonで見られる格安体重計です。
単4電池3本で動かせるタイプです。
製造メーカーなどの情報がないですが、直営店をふくむ中国深圳のショップから売られます。
ただ、製品的には中国広東のGuangdong Welland Technology(iCOMON)が「WETLAND」ブランドで売っているものの、日本仕様と言うことになりそうです。
スマホとの連携は、本機も、Bluetoothを用います。
バージョンなどは不明です。
Fitdays
¥0 Apple App Store
Fitdays
¥0 Google Play
スマホアプリは、自社のアプリ開発会社の上記のアプリを利用します。
こちらも日本語に翻訳されています。
iOSのヘルスケアアプリとは、データの連係に対応します。
Google Fitとも、連携可能です。
パソコンとの連携も、非対応です。
1・体重
2・心拍数
3・BMI
4・体脂肪率
5・心拍数
計測できるデータは、多く、心拍数の計測も可能です。
上表以外で「水分・骨重量・基礎代謝率・内蔵脂肪率・皮下脂肪率・蛋白率・体年齢・基準体重・脂肪量・筋肉量・たんぱく量・体型・肥満度レベル・脱脂体重」の表示も可能です。
もちろん、液晶で確認するには、データ数が多すぎるので「アプリで見られる」という意味です。体重計については、体重とBMIの表示です。
測定データの正確性は、100g単位で体重を測定できる精度です。
体重計の家族共有の部分では、「乗るピタ」機能の言及はありません。
しかし、体重差から、赤ちゃんの体重を記録する機能は搭載です。
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以上、Gifort 体重体組成計の紹介でした。
各OSの純正アプリと連携できるため、サードパーティアプリを含めて、利用選択肢の幅が広いのが良い部分です。
ただし、「正マーク」が未確認という点と、本体自体にメモリー機能がないので、基本的にスマホアプリを起動させてから、体重計に乗る必要があります。
44・RENPHO 体重・体組成計 ES-26P1
45・RENPHO 体重・体組成計 ES-26P2
¥3,999 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大4人まで
最小計測単位:100g
通信方式:Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:対応
心拍数計測:
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:対応
RENPHOもアマゾンで売られている体重・体組織計です。
会社自体は米国の会社(RENPHO)で、米英での販売が確認できます。ただ、香港からの販売なので、アジア生産品を日本に輸入している形です。
中国では、本機の類似タイプがTSECブランドで売られていました。
スマホとの連携は、本機も、Bluetooth 4.0を用います。
本機の場合も常駐できず、本体メモリもないので、基本的にスマホアプリを起動させてから乗るタイプです。
RENPHO
¥0 Apple App Store
RENPHO
¥0 Google Play
スマホアプリは、上記のアプリを利用します。もちろん、日本語に翻訳されています。
iOSのヘルスケアアプリ・Google Fitとも、連携可能です。
パソコンとの連携は、非対応です。
1・体重
2・心拍数
3・BMI
4・体脂肪率
計測できるデータは、本機も多いです。
上表の指標以外に「皮下脂肪、内臓脂肪、骨格筋、筋肉量、推定骨量、除脂肪体重、体内水分率、タンパク質、基礎代謝、体年齢」の測定ができます。
ただし、心拍数に非対応である点、本体は体重表示のみである点には、注意してください。
測定データの正確性は、100g単位で体重を測定できる精度です。
なお、本機は、付属ケーブルでのUSB充電式となります。充電すると半年ほど保ちます。
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以上、RENPHOの紹介でした。
本機については、パッケージも日本仕様で、「正マーク」の確認もとれます。この点は安心であり、ワンポイントです。
ただ、スマホを起動させてからの計測でないと意味をなさない製品です。このタイプは、かなり根気のある人以外は、データをとるのが面倒になるので、やはり高級機とは差があるでしょう。
【2021年発売】
43・山善 YAMAZEN HCF-60
¥7,399 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:対応
最小計測単位:100g
通信方式:Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:対応
心拍数計測:
iOSヘルスケア:
Google Fit:
HCF-60 は、日本の大手輸入商社である山善が販売する体重計です。
後述するスマホアプリの仕様から判断して、中国企業のOEMでしょう。
ただ、計器として正マーク付いているので、数値的な精度は担保があります。
スマホとの連携は、Bluetooth 4.2を用います。
本機については、低消費電力のBluetooth LEではなく、Bluetoothは常駐しないため、利用転送時はアプリの起動が原則です。
WearLog+
¥0 Apple App Store
WearLog+
¥0 Google Play
スマホアプリは、上記のアプリを利用します。
先述のように、山善自体が開発したものではなく、深圳のWherecom Technologies(优美科技)のものです。
Wherecomは、現地でスマートウォッチなども販売しますが、それに使うものと共用のアプリです。
日本語化されています。
また、iOSのヘルスケア・Google Fitとも、正式の対応情報は確認できません。
パソコンとの連携は、非対応です。
1・体重
2・BMI
3・体脂肪率
4・基礎代謝量
5・筋肉量
6・除脂肪体重
7・タンパク質率
8・内臓脂肪レベル
9・骨量
10・体水分量
11・FFMI
12・骨格筋率
13・心拍数
14・皮下脂肪率
15・体年齢
計測できるデータは、上表の15種です。
数が多いですが、エレコムでもみたマッチョ指数(FFMI)や心拍数など、この部分は充実します。
測定データの正確性は、100g単位です。
体重計の家族共有の部分では、最大人数は不明ながら共用はできます。
また、風袋機能があるので、赤ちゃんの体重も測定できます。
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以上、山善のHCF-60の紹介でした。
計器として正マークもあり、測定項目も多めでが、さほど安くもなく、Bluetooth部分の仕様がイマイチです。
また、アプリについて言えば、(Bluetooth仕様ながら)サーバーへのIDの登録ほか、位置情報の送信も必要です。おそらく、日本で利用できないWherecom製品に対応させているためでしょうが、目以上しがたい「謎な部分」はあります。
今回の結論!
スマホに連動する体重計のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、ここまで計3回に渡って、各社のネットワーク体重計を紹介してきました。
最後に、いつものように、価格別・目的別に、Atlasがおすすめできる機種を提案しておきます。
第1に、ダイエットにもっとも最適な体重計としておすすめなのは、
【2018年発売】
14・Withings NOKIA Body Cardio WBS04
14・Withings NOKIA Body Cardio WBS04
¥20,018 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大8人まで
最小計測単位:100g
通信方式:Wi-Fi
パソコン利用:対応
子のせ計測:対応
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:利用可
Google Fit:利用可
体重計の正確性 ★★★★☆
計測できる項目 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★★
アプリの利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
減量を意識づけるために「体重や健康をヴィジュアルから意識させること」という点では、ノキアのBody Cardioが最もおすすめです。
最も評価できる点は、Wi-Fiを搭載する点です。
この方式の場合、(ダイエットが嫌になって)スマホにデータ転送をやめてしまう懸念が少ないからです。
また、クラウドにデータが保管されるため、(スマホの買換えで)データが「霧散」してしまうのも防げます。
電池は、内蔵バッテリー式ですが、最大12ヶ月と長持ちです。
Google Fit
¥0
アプリ連携面でも、Android iOS相当とも、純正のヘルスアプリにデータを送れるため、(仮に)ノキアがサービスをやめても、データは温存されます。
(自分や家族の)成長(努力)の記録を残せるのは面白いものです。Atlasも5年以上のデータを保存できています。
モチベーション維持の部分では、アプリのできが評価できます。
専用のスマホアプリは、視認性も良いですし、体重の目標値も設定できます。
こうした点で、ダイエットのモチベーションの維持に向いた機種だと思います。
1・体重
2・BMI
3・体脂肪率
4・除脂肪量
5・心拍数
6・脈波伝播速度
計測できるデータも、体重・BMI・体脂肪量という科学的なダイエットに欠かせない三要素を網羅します。
その上で「心拍数」が計測できるので、簡易的ながら、健康管理面でも優秀でしょう。
また、高血圧気味の方やご家族にそのような傾向の方がいる場合、脈派の伝播速度を測れるのも良い部分です。
価格は、同社の下位機種に較べて、高いです。
この点はネックですが、「値段の重圧」もダイエットのモチベーションにつながるかもしれません。
実際Atlasもそれが大きな「重し」となって、体重を20キロ落としました。
パソコンでの利用も、サーバー方式を採用するノキアの場合、ウェブブラウザからデータが確認できます。
クラウドサービスは維持が難しいらしく、行っているのはノキアを除けば、フィットビットだけなので貴重です。
第2に、データの正確性を重視したい方、とくに運動をよくする方におすすめしたいのは、
【2020年発売】(4C計測)
【通常型番】
1・タニタ RD-914L-BK
1・タニタ RD-914L-BL
1・タニタ RD-914L-WH
¥26,400 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
【特定量販店限定型番】(性能は同じ)
2・タニタ RD-916L-BK
2・タニタ RD-916L-BL
2・タニタ RD-916L-WH
¥20,988 楽天市場 (7/16執筆時)
共有可能人数:最大4人まで
最小計測単位:100g
通信方式:Bluetooth LE
パソコン利用:
子のせ計測:
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:利用可
Google Fit:
体重計の正確性 ★★★★★★
計測できる項目 ★★★★★★
スマホとの連携 ★★★★☆
アプリの利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
タニタのRD-914が良いでしょう。
値段によっては、性能が同じ、RD-916LでもOKです。
計測データの正確性という点で、「はかり」専業メーカーの同社は信頼性が高いです。
最先端の「デュアル周波数」を搭載しているため、未搭載の機種に比べ測定値は正確だと言えます。
4C法を基にしたアルゴリズムほか、この部分は、最もこだわりのある企業です。
1・体重
2・BMI
3・体脂肪率
4・筋肉量
5・筋肉点数
6・推定骨量
7・内臓脂肪レベル
8・脈拍
計測できるデータも、さすがのボリュームです。
科学的に健康管理をして、健康にも気をつけたダイエットができるでしょう。
とくに、ジョギングなどの継続的な運動でダイエットしている方(目安として週12時間以上)、部活動を含めたアスリートがご家族にいる方は、こちらの機種が良いでしょう。
というのも、筋肉量の違いなどから一般の人と、運動をする人とでは体脂肪率などの数値の出し方が異なるからです。
タニタは、「アスリートモード」での計測に対応しています。家族で利用する場合でも、個人単位でこのモードを使うかどうか選択できます。
スマホとの連携は、一方、Bluetooth接続方式ですから、リンクしないとならない点は、不満です。
ただ、データの正確性を重視する場合、これ以上の機種はないです。また、この機種を選ぶような人は、「相当細かいデータ管理をしたい」という意味で、モチベーションが高い人でしょう。
そういった意味で、リンク作業も厭わない方だと思います。
モチベーション維持の部分では、純正アプリは使いやすいですし、問題ありません。
一方、iOSユーザーは、Apple純正の「ヘルスケア」アプリとデータリンクできます。
しかし、Android系については、Google純正のGoogle Fitとはリンクができない点は、注意が必要です。
タニタ カロリズム AM-161
¥4,600 Amazon.co.jp (5/11執筆時)
周辺機器についていえば、タニタは活動量計を販売しています。
腕に巻くタイプでなく、持ち歩くタイプになりますが、歩数や消費カロリーなどをはかることができます。もちろん、体重計と同じアプリでデータを総合的に分析可能です。
第3に、スマホ連動タイプの体重体組織計として、データと正確性と利便性が期待できる高級機としては、
【2022年発売】(4C計測)
【通常型番】
7・タニタ RD-931L-WH
7・タニタ RD-931L-BK
¥24,705 楽天市場 (7/16執筆時)
【特定量販店型番】(性能は同じ)
8・タニタ RD-930LWH
8・タニタ RD-930LBK
¥37,190 楽天市場 (7/16執筆時)
共有可能人数:最大4人まで
最小計測単位:50g
通信方式:Wi-Fi Bluetooth LE
パソコン利用:対応
子のせ計測:
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:利用可
体重計の正確性 ★★★★★★
計測できる項目 ★★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★★
アプリの利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
タニタのRD-930L でしょう。
1・体重
2・BMI
3・体脂肪率
4・筋肉量
5・筋肉点数
6・推定骨量
7・内臓脂肪レベル
8・脈拍
9・基礎代謝量
10・体内年齢
11・体水分率
計器としての正確性や計測できるデータ数の豊富さは、繰り返すまでもないでしょう。
アスリート向けの製品でないモデルの中では、優秀な機種の1つと言えます。
その上で、Wi-Fi搭載となるので、NOKIA機同様にいちいち転送せずに、スマホ、あるいは、パソコン(クラウド)に、データが蓄積されます。
ようするに、NOKIAとタニタの下位機の「良いとことり」のような機種ですから、値段が許せば、選んで良いかと思います。
リビングに置いて違和感ないデザインですので、普段「見える場所」に体重計を置いて、自分にプレッシャーをかけられます。
唯一、バッテリーの保ち(1日4回で1ヶ月)だけが懸念材料ですが、リビングにおいて使う分には、(まあ)問題ないかと思います。
第4に、小さなお子さんのいる家庭などで家族全員の総合的な健康管理を行いたい方は、
【2018年発売】
【通常型番】
19・オムロン 体重体組成計 HBF-228T
19・オムロン 体重体組成計 HBF-227T
¥8,700 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
【Amazon限定型番】(性能は同じ)
19・オムロン 体重体組成計 HBF-230T-SW
¥10,009 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大4人まで
最小計測単位:100g
通信方式:Bluetooth LE(常駐)
パソコン利用:
子のせ計測:対応
心拍数計測:
iOSヘルスケア:利用可
Google Fit:利用可
体重計の正確性 ★★★★☆
計測できる項目 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
アプリの利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
オムロンの「カラダスキャン」の下位機でしょう。
子供の体重管理については、赤ちゃんの体重を自動で量るモードのほか、6歳児以上の幼児の体脂肪率などが測れるモードを搭載します。
対応できる機種は他社機にもありますが、6歳から体脂肪率、骨格筋率、基礎代謝の測定を可能とする「子どもアルゴリズム」など、成長後も継続的に計測できる部分は、オムロンの魅力です。
その点で、小さなお子さんの健康管理や、成長記録を残したい方にオススメな機種です。
1・体重
2・BMI
3・体脂肪率
4・体内年齢
5・推定骨量
6・内臓脂肪レベル
7・基礎代謝量
8・骨格筋率
計測データの正確性は、この機種は、100g刻みの精度ですので同社の上位機に及びません。
ただ、項目数から言えば、タニタに次ぐ、多彩な計測に対応します。
スマホとの接続は、Bluetooth LE(LowEnergy)を使います。
本機の場合、計測後1時間は、スマホアプリを起動しなくてもデータ転送が行われる仕組みです。
Bluetooth接続の問題点の一部が解決されており良い進化を遂げています。
この部分は、同社の上位機より優れており、Atlasが「下位機種」をおすすめにした「理由」となります。
周辺機器も、オムロンはとくに、血圧分野の連携機器があるため、お子さんだけでなく、この部分を気にする方にも向くでしょう。
詳しい機種説明は、このブログの上記リンクの比較記事をご覧ください。
なお、オムロンの血圧計については、スマホ純正の「ヘルスケアアプリ」にこれらの機器が直接データを転送できます。
そのため、オムロン以外の体重計を選択して、「血圧計だけオムロン」という形でも良いでしょう。
第4に、スマホで体重管理ができる比較的低価格な体重計としておすすめなのは、
【2017年発売】
15・NOKIA Body+ WBS05-WHITE-ALL-JP
15・NOKIA Body+ WBS05-BLACK-ALL-JP
¥12,607 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大8人まで
最小計測単位:200g
通信方式:Wi-Fi方式
パソコン利用:対応
子のせ計測:対応
心拍数計測:
iOSヘルスケア:利用可
Google Fit:利用可
体重計の正確性 ★★★★☆
計測できる項目 ★★★☆☆
スマホとの連携 ★★★★★★
アプリの利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ノキアの下位モデルのBody +が良いでしょう。
接続が、Wi-Fi方式の機種で、大手が出している製品としては安めです。
やはり、信頼できる大手企業のサーバーで同期できるならば、Wi-Fi対応のほうがBluetoothより利便性において優れますので。
その部分で、利便性も高いですし、本体デザインも、上位機と同じでオシャレです。
1・体重
2・BMI
3・体脂肪率
4・除脂肪量
測定項目も、「体重、BMI(体格指数)、体脂肪率」まで測れれば、一般的な健康管理には十分すぎるでしょう。
その上で、iPhoneではApple純正のヘルスケアアプリに対応し、Googl系でもGoogle Fit に対応できます。
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【2022年発売】
31・HUAWEI Scale 3 Pro
¥9,800 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大10人まで
最小計測単位:50g
通信方式:Wi-Fi Bluetooth LE
パソコン利用:
子のせ計測:対応
心拍数計測:
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:(対応可)
体重計の正確性 ★★★★★
計測できる項目 ★★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★★
アプリの利便性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、性能面で言えば、HUAWEI Scale 3 Proが候補となります。
Android系スマホのユーザーで、ファーウェイのスマホや健康周辺機器などを既に利用している方(=Google Fitとの連携がマストでない方)ついては、とくに相性が良いかと思いますし、オススメできます。
1・体重
2・BMI
3・体脂肪率
4・基礎代謝量
5・除脂肪体重
6・骨格筋量(総量)
7・体内水分率
8・タンパク質
9・骨ミネラル量
10・内臓脂肪
11・心拍数
12・四肢骨格筋量
13-17・部位別筋質
18-22・部位別骨格筋量
測定項目は、全機種を通してみても、部位別の筋質と骨格筋量を含めて、22項目と圧倒的にとれるデータ量は多いです。
本編で書いたように、取得可能なデータ項目で言えば、タニタの「アスリート向け」に匹敵します。
ネットワークも、便利なWi-Fiに対応します。
海外のサーバーに自分のデータを送りたくないという場合も、(測定時にスマホ起動は必要になるものの)本機はBluetoothにも対応します。
アプリ経由でIOSのヘルスケアとリンクできますし、Google Fitともリンクが可能ですので、運用はフレキシブルに行くでしょう。
測定も、タニタ同様のデュアル周波数と(おそらく)4C法を使っているので、精度も良いでしょう。
日本の「正マーク」の記載は不明(おそらくない)部分と、計器の販売歴が日本では2021年からと新しい部分は(少し)マイナスです。
ただ、センサー部分の充実度と50g単位の表示に対応できる部分もありますし、精度には大きな問題はないかと思います。
今後評判を上げていく可能性は大いにあるでしょう。
なお、先述のように、本機はWi-Fi周りで初期にトラブルがありましたが、ファームウェア登場後は安定しているようですので、レビューを見る場合は、比較的新しいものを参考にすると良さそうです。
第5に、健康管理サービスを利用することを考えている人におすすめなのは、
【2022年発売】
32・ANKER Eufy Smart Scale P2 Pro T9149N22
33・ANKER Eufy Smart Scale P2 Pro T9149
¥6,990 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
【2023年夏発売予定】(加筆予定)
36・ANKER Eufy Smart Scale P3
¥(12,460) Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大10人まで
最小計測単位:100g/ 200g
通信方式:Wi-Fi Bluetooth
パソコン利用:
子のせ計測:
心拍数計測:対応
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:対応
【2021年発売】 【日本正規品】
21・ガーミン Index S2 010-02294-30
21・ガーミン Index S2 010-02294-31
¥18,900 Amazon.co.jp (7/16執筆時)
共有可能人数:最大16人まで
最小計測単位:100g
通信方式:Wi-Fi
パソコン利用:対応
子のせ計測:
心拍数計測:
iOSヘルスケア:対応
Google Fit:
体重計の正確性 ★★★★☆
計測できる項目 ★★★☆☆
スマホとの連携 ★★★★★★
アプリの利便性 ★★★★★★★
総合評価 ★★★★★
利用したいサービスに応じて、この2社の製品を選ぶと良いでしょう。
先述のように、FitBitは、純正品の販売が終息です。そのため、値段を含めてですが、アプリに公式対応するアンカーの製品が代替案になるかと思います。
ガーミンは純正で良いでしょう。
いずれも、Wi-Fiを搭載し、自動的にサービスにデータが送れるというメリット性があり、使いやすいです。
一健康管理サービスの特徴で言えば、FitBitは一般的な健康管理に強く、ガーミンは少しアスリート寄りのサービスといえます。
ただ、本格的にトレーニングに使うならば、両機とも、計器としての精度の部分で課題があります。
その場合、今回の記事の冒頭でも書いたように、OS純正のiOSヘルスケア・Google Fitを経由させてデータ連係をはかることとし、体重計は(計測性能が良い)タニタなどの他社機を選ぶのが良いかと思います。
FitBitアプリは、Google Fit(ヘルスコネクト)に対応しましたし、ガーミンアプリも、IOSのヘルスケアならば公式に連携できます。あえて公式ブランドの体重計を買う必要性は、昔よりもなくなっています。
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1・リストバンド型活動量計の比較記事
2・スマートウォッチの比較記事
3・ランニングウォッチの比較記事
3・サイクルコンピューターの比較記事
なお、フィットビット・ガーミン両社の活動量計などに関心のある方は、このブログの【ワイヤレス活動量計の比較記事】にまとめて紹介しました。よろしければご覧ください。
補足:体重計とリンクできる家電
というわけで、今日は体重計の比較でした。
1・リストバンド型活動量計の比較
2・スマートウォッチの比較
3・ランニングウォッチの比較
4・Apple Watchの比較
5・スマホ対応血圧計の比較
6・スマホ対応基礎体温計の比較
7・Apple Watchの比較
このブログ「モノマニア」では、IOT家電について以上のような比較記事も書いています。
興味のある方は、これらの記事もよろしくお願いします。
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ではでは。