Top オーディオ製品 比較2022' 完全ワイヤレスイヤホン91機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2022年05月19日

比較2022' 完全ワイヤレスイヤホン91機の性能とおすすめ・選び方 (2)

【今回レビューする内容】2022年 完全ワイヤレスイヤホンの音質・性能とおすすめ・選び方:

【比較する製品型番】パナソニック Technics EAH-AZ70W RZ-S50W RZ-S30W EAH-AZ60 EAH-AZ40 JVC HA-FW1000T XX HA-XC51T XX HA-XC90T JVC XX HA-R Victor HA‐A30T HA‐FX100T HA-A11T HA-A8T オーディオテクニカ ATH-CKS50TW ATH-ANC300TW ATH-CKR70TW ATH-CK1TW SONICSPORT ATH-SPORT5TW ATH-CKS5TW ゼンハイザー CX Plus True Wireless MOMENTUM True Wireless 2 CX 400BT True Wireless MOMENTUM True Wireless 3 ‎MTW3

今回のお題
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2022年5月現在、最新の、左右独立した完全ワイヤレスイヤホンの比較の2回目記事です。

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1・完全ワイヤレスイヤホンの比較(1)
 1-1:アップル〈米国〉
 1-2:ソニー〈日本〉
 1-3:BOSE〈米国〉
 価格:1.5万円〜4万円
2・完全ワイヤレスイヤホンの比較(2)
 2-1:パナソニック〈日本〉
 2-2:JVC〈日本〉  
 2-3:オーディオテクニカ〈日本〉
 2-4:ゼンハイザー〈ドイツ〉
 価格:1万円〜4万円
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較(3)
 3-1:JBL〈米国〉
 3-2:ANKER 〈米国〉
 3-3:Amazon 〈米国〉
 3-4:Google〈米国〉
 価格:1万円〜4万円
4・完全ワイヤレスイヤホンの比較(4)
 4-1:Beats〈米国〉
 4-2:SHURE〈米国〉
 4-3:Bang&Olufsen〈北欧〉
 4-4:Jabra 〈北欧〉
 4-5:Noble Audio〈米国〉
 価格:1万円〜4万円
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較(5)
 5-1:AVIOT〈日本〉
 5-2:ag 〈日本〉
 5-3:Jabra 〈北欧〉
 5-4:SOL REPUBLIC〈米国〉
 5-5:その他のブランド
 価格:5000円〜1.5万円
6・完全ワイヤレスイヤホンまとめ【結論】
 =予算別・目的別のおすすめ製品まとめ

 2回目記事は、パナソニックなど日本と、ゼンハイザーなど欧米大手音響機器メーカーの製品を順番に紹介するつもりです。

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 なお、「選び方の基本」は、最初に説明しました。リンクから要らしていただいた方は、、今回の1回目記事からお読みいただけると分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

音質の良さ  ★★★★★
ノイキャン  ★★★★★
軽量性    ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各機種を一機ずつ比較していきます。

 その上で、最後の「結論」部分では、上表のような観点から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ商品を紹介していきます。

2-1・パナソニックのイヤホン

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 はじめに、日本のパナソニックの完全ワイヤレスイヤホンです。

 言わずと知れた、日本でも稀少な総合家電メーカーですが、「テクニクス」ブランドとして、高級オーディオ部門も抱える、オーディオ界の名門の1つです。

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 以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチだと思う部分を青字系で書きます。


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 【2020年】

 14・ パナソニック Technics EAH-AZ70W
   ¥24,400 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6.5時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:7g×2

  EAH-AZ70Wは、パナソニックが発売した完全ワイヤレスイヤホンです。

 後発でしたが、同社の高級オーディオブランドである「テクニクス」の名を冠し、AppleやSONYにたいして追い上げを図ってきました。

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 本体色は、ブラック(EAH-AZ70W-K)とシルバー(EAH-AZ70W-S)の2色構成です。

 重量は、7gです。

 ユニットは大きめに見えますが、意外と軽量ですし、装着感も良さそうです。


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 イヤーピースは、4サイズが添付されます。

 シリコン素材で、周辺と中心で硬度を変えている特製品です。

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 音質面では、本機は、10mmと比較的大きめなドライバーの採用が目を引きます。

 本体を(過度に)小型化しなかった理由がここで、割と大きめのドライバーを搭載できています。

 他社と同じダイナミック型ですし、サイズが大きいほど音質的に余裕があり、安定的となります。

 一方、振動版は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)素材を作用した上、近年流行していたグラフェン素材をコーティングしています。

 また、空気の流れを制御するアコースティックコントロールチャンバーが独自技術として協調されます。

 試聴の限り、完全ワイヤレスイヤホンとして、低音域はかなり余裕があり、高音域の音抜けも良いバランスの取れた高級機です。

 Bluetoothコーデックは、本機も、SBCとAACに対応します。

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 接続安定性の面では、一方、本機はBluetooth5.0に対応しています。

 むろん、高級機なので(ソニー同様)左右独立受信方式です。

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 ノイズ対策は、本機もWマイク仕様です。

 一方、独自性と言えるのは、本機については内側のマイクを(あえて)アナログ制御にしている点です。

 同社によれば、アナログ方式のが即応性があるため、内部のキャンセルには適するとのことです。

 技術水準は高く、効きも良かったです。

 一方、本機は、外音取り込み(アンビエント)こそありますが、スマホと連携しての外音の自動調整など、細かい調整力は、ソニーに及ばない部分があります。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで6.5時間と長寿命です。

 バッテリーケースは、やはり、充電器を兼ねており、約3回分利用可能です。

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 マイクは、搭載です。

 また、この部分の品質に割とこだわりがあります。

 また、他社にも採用が見られますが、送話の音声とノイズを区別する「ビームフォーミング技術」ほか、風切り音を低減する「ラビリンス構造」などを採用します。

 方式は、小型化の部分で優れるMEMSです。

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 防水性は、IPX4等級です。

 防滴構造はありますが、構造的にスポーツ用ではないでしょう。

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 以上、パナソニックのEAH-AZ70Wの紹介でした。

 後発ですが、「業界最高水準」のノイズキャンセラを装備してきました。この部分についての能力は、利便性を含めると、ソニーなどに少し及ばない部分はあるでしょう。

 一方、独自のタッチセンサーアンテナの開発などで、無理のないサイズで10mmのドライバーを搭載できたのは立派で、音質の期待値は高級機の中でも指折りでしょう。

 音質に妥協がない「テクニクス」的な製品だと感じました。


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 【2021年】

 15・ パナソニック Technics EAH-AZ60
   ¥27,200 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC・LDAC
連続再生時間:7時間
ドライバー:8mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:7g×2

  EAH-AZ60は、パナソニックのテクニクスブランドの中位機です。

 同社は、番号が大きなほど上位機なので、先ほどの機種の下位機にあたります。

 ただ、発売時期の関係で、本機の方が優秀な部分もあります。

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 本体色は、ブラック(EAH-AZ60-K)とシルバー(EAH-AZ60-S)の2色構成です。

 重量は、7gです。

 上位機種と同じです。


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 イヤーピースは、7サイズが添付されます。

 小型の方が充実していて、高さが2種類あります。

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 音質面では、8mmのドライバーです。

 上位機ほどではないにせよ、大きいです。

 一方、素材や構成は上位機とは大きく異なり、本機は、振動がバイオセルロース素材です。構造的にも、前方のハーモナイザー、後方のアコースティックコントロールチャンバーと、密閉型の場合、音質に重要な意味を持つ「空間」に余裕を持たせています。

 極度に小型化しない開発は、上位機同様に、やはり「音質最優先」のブランド哲学からだと思います。

 試聴時の音質は、上位機よりも低音の膨らみは控えめです。

 ただ、音質的には本機の方が味付け少なめで、高音域も違和感なく出ているので、上位機よりもナチュラルで、ハイレゾ向きに思えます。

 このタイプは、音源が酷いと音質も酷く、良ければ素晴らしくなる傾向です。

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 Bluetoothコーデックは、本機は、SBCとAACほか、ハイレゾ用のLDACに対応します。

 ただ、スマホで利用する場合、LDACはあまり採用例がなく、(このコーデックの開発元の)SONYのXperia(Xperia PRO-Iなど)に限られます。

 音楽再生機機では、【ウォークマンの比較記事】で紹介した製品の上位版が対応です。

 接続安定性の面では、Bluetooth5.2に対応しています。

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 ノイズ対策は、本機もWマイク仕様です。

 デュアルハイブリッドノイズキャンセリングで、上位機と差はないです。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで7時間です。

 バッテリーケースは、やはり、充電器を兼ねており、24時間分利用可能です。

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 マイクは、搭載です。

 単純にマイクの数だけで言うと、片側4つで、上位機より1つ多いです。

 多いのは発話検知マイクとある部分で、発話開始時の音声検知水準が向上させることで、通話品質を上げる仕組みです。

 ビームフォーミングに対応し、風切り音も方式は異なるものの対策があるため、全体の水準としては(発売時期の関係もありつつ)本機のが良いです。

 防水性は、同じくIPX4等級です。

 防滴構造はありますが、構造的にスポーツ用ではないでしょう。

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 以上、パナソニックのEAH-AZ60の紹介でした。

 全体として上位機と大きな性能差はないです。

 ただ、完全ワイヤレスイヤホンは、低音を充実させたほうが、傾向としては音質が良いため、上位機が音質面でも上位ではあります。

 その点をふまえると、フラットな音質が好きな方、手持ちのハイレゾ音源が多い方に本機はおすすめで、それ以外は上位機ということになります。

ーーー

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 【2021年】

 16・ パナソニック Technics EAH-AZ40
   ¥14,850 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:7.5時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:5g×2

 なお、同時にEAH-AZ40という下位機種も展開されました。

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 本体色は、ブラック(EAH-AZ40-K)・シルバー(EAH-AZ40-S)ほか、ローズゴールド(EAH-AZ40-N)です。

 テクニクス系にしては、本体を小型化していて、主に女性向けに売られます。

 イヤーピースは、4サイズとなります。

 ドライバーは、6mmです。

 小型でも、標準サイズはクリアしている部分に、テクニクスのこだわりを感じます。

 ただ、新しいバイオセルロース素材はこのサイズだと強度的に無理なようで、(最上位機と同じ)PEEK振動板にしています。

 とはいえ、前後の空間的な余裕は多く、音質重視の設計です。

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 一方、ノイキャンは省略となります。 

 マイクも、先述の発話検知マイクはあうものの(外側のマイクがない)3マイクなので、外的環境要因のノイズについては、上位機より弱いでしょう。

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 結論的にいえば、小型が良いが、できるだけ、音質にもこだわりたいという方向けです。 

 ただ、ドライバ6mm前後の製品は他社の競合機も健闘しているため、比較は必要です。


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 【2020年】

 17・ パナソニック RZ-S50W
   ¥14,850 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6.5時間
ドライバー:8mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:7g×2

  RZ-S50W は、パナソニックが発売した完全ワイヤレスイヤホンです。

 こちらは、テクニクスではなく、パナソニックとしての販売です。

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 本体色は、ブラック(RZ-S50W-K)とホワイト(RZ-S50W-W)の2色構成です。

 重量は、7gです。

 同社の上位機と同じ重さで、重さを感じない作りです。

 イヤーピースは、4サイズが添付されます。

 音質面では、一方、同社上位機に見られたような個性はあまりないです。

 あえて言えば、8mmと少し大きめのドライバーの採用が目立つ程度です。

 Bluetoothコーデックは、SBCとAACには対応します。

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 接続安定性の面では、一方、本機はBluetooth5.0に対応しています。

 また、本機も、左右独立受信方式です。

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 ノイズ対策は、一方、本機はしっかりしておりWマイク仕様です。

 上位機同様に、内側のマイクを(あえて)アナログ制御する仕様です。

 アナログ方式のが即応性があるため、内部のキャンセルには適するとのことで、技術水準はこの値段クラスとしては、一段階高く、本機を選ぶポイントとなるでしょう。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで6.5時間と長寿命です。

 バッテリーケースは、やはり、充電器を兼ねており、約3回分利用可能です。

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 マイクは、上位機同様の仕様で、優れます。

 コンデンサー型より質の良いMEMSグレードのマイクを採用するほか、送話の音声とノイズを区別する「ビームフォーミング技術」、風切り音を低減する「ラビリンス構造」を採用します。

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 防水性は、IPX4等級です。

 防滴構造はありますが、構造的にスポーツ用ではないです。

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 以上、パナソニックのRZ-S50W の紹介でした。

 本機の、注目点は、ノイズキャンセラとマイクの質の良さです。

 ドライバーサイズなど、静かな場所での音質は同社の高級機には及びませんし、このクラスの他社機に優れた製品も多いですが、この部分は、本機が圧勝でしょう。

 その点で、(騒音で音質は過度に重要でない点で)電車などの通勤通学に主に使う方ハンズフリー通話を多用する方にオススメできます。


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 【2020年】

 18・ パナソニック RZ-S30W
   ¥7,280 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:7.5時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:4g×2

  RZ-S30Wは、パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンでは最も安いものです。

 本体色は、グリーン(RZ-S30W-G)のほか、ブラック(RZ-S30W-K)・ホワイト(RZ-S30W-W)の2色構成です。

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 重量は、4gです。

 相当な「軽さ」と言って良い水準です。

 これは、パナソニックが新開発した超小型のタッチセンサーアンテナの効用です。

 イヤーピースは、4サイズが添付されます。

 XSサイズからの構成で、小型機を好むことが多い女性向きな構成です。

 音質面では、一方、ドライバーのサイズは6mmと普通です。

 これは、重さや大きさとバーターなので仕方ないでしょう。

 Bluetoothコーデックは、SBCとAACに対応します。

 接続安定性の面では、一方、本機はBluetooth5.0に対応しています。

 また、しっかり、本機も左右独立受信方式です。

 ノイズ対策は、一方、本機は、ノイズキャンセラが不採用です。

 連続再生時間は、ステレオONで7.5時間と長寿命です。

 バッテリーケースは、約4回分利用可能です。

 マイクは、搭載ですが、上位機のような性能はないです。

 防水性は、IPX4等級です。

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 以上、パナソニックのRZ-S30Wの紹介でした。

 本機も、コンセプトがハッキリしており「余計な機能は要らないので、とにかく、軽量で小型なものが欲しい!」という方向けです。

 技術に裏打ちされた軽量性で、ドライバーサイズも最低限あるので、この用途ならば、選べる製品です。

2-2・JVCのイヤホン

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 続いて、日本のJVC(日本ビクター・JVCケンウッド)です。

 老舗ですが、高級機はあまり出さず、中級製品を安めで出すのが得意なグローバルブランドです。


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 【2021年】

 19・ JVC Victor WOOD HA-FW1000T
   ¥26,000 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:9時間
ドライバー:11mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:7.8g×2

  HA-FW1000T は、JVCが伝統の「ビクター」ブランドで発売する、完全ワイヤレスイヤホンの最上位機です。

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 重量は、7.8gです。

 平均よりは少し重めですが、ギリギリ許容範囲でしょう。

 イヤーピースは、シリコン製のイヤーチップが5サイズで同梱です。

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 音質面では、本機については、11mmです。

 大きめですが、その上で、本機はウッドドームカーボン振動版です。

 JVCは、昔から木製素材のドライバにこだわりがある企業です。したがって、最上位機にも採用してきました。

 PET素材と複合させていますが、木製振動版はスピード感に優れるほか、温かい解像感というか、独特の味があるため、ファンも多いです。

 基本的にはフラットな音質で、低音域・高音域を過度に強調しないタイプです。

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACほか、Apt-Xにも対応です。

 接続安定性の面では、Bluetooth5.2採用です。

 その上で、他社同様に左右独立転送に対応します。

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 ノイズ対策については、Wマイク式です。

 ただ、自社開発ではなく、クアルコムのSOCをまるごと使う方式です。

 この部分は、自社開発できるBOSE・SONY・パナソニックなどとは違い、独自の工夫の余地はほぼないといえます。

 ジョギング用などに「外音取り込み機能」は搭載です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で9時間となります。

 防水性は、IPX4等級です。

 マイクは、搭載です。

 パナソニックに比べてさほど特徴はないですが、音が籠もりにくいマスクモードの採用は面白いです。

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 以上、JVCHA-FW1000T の紹介でした。

 ウッドコーンの採用がやはり注目点です。個性的で特徴的な音ですので、そのファンはもちろん、お持ちのイヤホンと音の側面で「」を付けたい方にも良いかと思います。


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 【2021年】(ノイキャンあり)

 20・ JVC XX HA-XC91T
   ¥17,263 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 【2020年】(ノイキャンなし)

 20・ JVC XX HA-XC90T
   ¥8,980 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:11時間
ドライバー:12mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX5
重さ:9g×2

 HA-XC91Tも、JVCの完全ワイヤレスイヤホンです。

 ビクター系ではない上位機です。

 こちらは、HA-XC90Tの後継機で、ノイキャンに新たに対応した改良版です。

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 重量は、9gです。

 平均値より重めで、軽量化は重要視していない製品です。

 イヤーピースは、シリコン製のイヤーチップが3サイズで同梱です。

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 音質面では、12mmです。

 その上で、トルネード状のエクストリームトルネードダクトエクストリームディープバスポートの採用で、機構的に重低音を強める方向性の製品です。

 ようするに、ビクター系とは傾向が違い、低音重視です。

 一方、他社と比べると、ハード的な補正を目指している点が、同じく重低音に強いソニー製品との違いです。

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACほか、Apt-Xにも対応です。

 接続安定性の面では、Bluetooth5.0採用です。

 左右独立転送に対応します。

 ノイズ対策は、Wマイク式です。

 こちらも、クアルコムのSOCを使うもので、外音取込も可能です。

 連続再生時間は、ステレオ再生・ノイキャンONで11時間となります。

 重さを反映している面はありますが、充実していると言えます。

 防水性は、IPX5等級です。

 マイクは、特段の技術は強調されませんが、こちらも搭載です。

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 以上、JVCHA-XC91Tの紹介でした。

 BOSEやオーディオテクニカなど、「低音域の充実」を売りにする製品がライバルです。

 比較すると、大きなドライバーを採用しつつ、従来的なハードの工夫で低音域の向上を図っている点に、こだわりを感じます。

 ただし、先述のように、結構な重量がある点はマイナスポイントでしょう。


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 【2018年】

 21・JVC XX HA--R
   ¥5,470 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:3時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX5
重さ:5.5g×2

  XXシリーズは、日本のJVCが発するた完全ワイヤレスイヤホンです。

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 本体色は、アクセントカラーの違いで、レッド(HA-XC70BT-R)とブラック(HA-XC70BT-B)です。

 重量は、本機は、5.5gと軽量な製品です。

 イヤーピースは、シリコン製のイヤーチップが3サイズで同梱です。

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 音質面では、同社の上位機は、大きめのドライバーでした。

 しかし、本機については、5.8mmと平均以下のサイズです。

 一方、低音重視の傾向は引き続きます。上位機にあったトルネードダクトは不採用ですが、大きなエクストリームディープバスポートが採用されています。

 そのため、音が籠もらず、伸びやかな低音です。

 試聴の限り、高音域も悪くないですが、バスブーストモードを使用したときの重低音の充実度が、やはりJVCの「最大の個性」です。 

 Bluetoothコーデックは、SBCのほか、AACに対応です。

 接続安定性の面では、しかしながら、Bluetooth5.0は不採用です。

 比較的新しい製品なので、この部分はやや残念です。

 ノイズ対策については、未対応です。

 ただ、ジョギング用などに「外音取り込み機能」は搭載です。

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 連続再生時間は、ステレオ再生で3時間となります。

 やや短いですが、12時間分の充電が可能なケースが付属します。

 防水性は、こちらもなされており、ある程度の水没にも耐えるIPX5等級です。

 マイクは、こちらも搭載です。

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 以上、JVCXXシリーズの完全ワイヤレスイヤフォンの紹介でした。

 BOSEやオーディオテクニカなど、「低音域の充実」を売りにする製品がライバルです。

 比較すると、ドライバーのサイズなどでは負けますが、値段的な値頃感があります。

 構造的に、音漏れはありそうなので、図書館など静寂な空間での利用は向かないでしょうが、それ以外で、低音域重視ならば、良いと思います。

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 【2020年】

 22・JVC Victor HA‐FX100T
   ¥13,111 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:2.5時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:4.5g×2

 なお、JVCは、(少し高いのですが)伝統のビクターブランドからも小型機を発売しています。

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 本機については、やや設計思想が異なるようで、どちらかというと「音のクリアさ」を重視したスタジオモニター系です。無理に低音域を拡張しない方向ですので、傾向は異なるでしょう。

 ただ、小型化と無理のない低音拡張のために、空間マージンを多めに取ったことが災いしてか、バッテリー寿命が極端に短いです。

 現状水準でノイキャンも搭載せず2.5時間というバッテリー寿命は、使い勝手が致命的に悪いでしょう。

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 【2022年5月発売予定】

 23・JVC Victor HA‐A30T
   ¥10,000 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:7.5時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク
防水性能:IPX4
重さ:4.2g×2

 おなじく、HA‐A30Tもビクター名で出している製品です。

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 コンセプトとしては、ややカジュアル寄りで、小型・軽量です。

 改めて、ビクター犬(ニッパー)のロゴは「かわいい」ので、わりと若い子にも受け入れられるかなと思います。ケースも含めて軽いです。

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 ノイキャン機能は、付属しますが、Wマイク式ではないです。

 イヤーピース部の素材的な工夫で、装着感をキープしつつ遮音性を高める工夫はありますが、基本的には、ノイキャン機能はオマケ的で、「軽さ」を前面に打ち出した製品です。

 音質面は、あまり情報がない製品です。

 6mmのドライバーで、バスブーストモードが付きますが、コーデックがSBCのみですし、さほど期待値は高くないでしょう。

 外音取り込みも可能で、防水性はIPX4等級です。

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 結論的にいえば、軽量な製品を探している方で、ビクター犬ロゴに「かわいさ」を感じる方向けといえ、特に、通勤通学時には向く、入門機といえます。

 コーデックを含めて、仕様的に音質に惹かれて買うような本格的な製品ではないです。

 ただ、信頼性の担保される老舗の音響企業がだす1万円前後の値段の製品として、それなりにうまく「まとめたな」という印象を持ちました。

 発売したら、試聴してみます。


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 【2021年】

 24・ JVC HA-A11T
   ¥4,991 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC Apt-X
連続再生時間:8時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載  
ノイキャン:
防水性能:IPX5
重さ:5.2g×2

  JVC HA-A10Tは、日本のJVCが発売する、完全ワイヤレスイヤホンの入門機です。

 これより安い機種にHA-A5Tもありますが、音質的に語れるのはこのグレードからでしょう。

 本体色は、ブラック(HA-A11T-B)・ブルー(HA-A11T-A)・ホワイト(HA-A11T-W)・トープ(HA-A11T-T)の4色です。

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 重量は、片側につき、5.2gです。

 軽量と言って良いでしょう。

 イヤーピースは、S・M・L各サイズ2個ずつ添付されます。

 音質面では、本機も、5.8mm径ドライバーです。

 水準としては、同社の1万円強の上位機と同とのスペックです。

 したがって、音質の傾向も同じで、中音域の聞きやすさを重視する方向性です。

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 Bluetooth無線は、SBC規格Apt-Xです。

 AACに対応できないのでiOS系には向きませんが、Androidユーザーには、多くの場合良い仕様でしょう。

 接続安定性の面では、格安ですが、Bluetooth5.1に対応します。

 ノイズ対策については、未対応です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で8時間と、かなり長いです。

 ケースも20時間分の充電が可能です。

 防水性も、IPX5相当ですので、プールでは無理ですが、雨には対応できます。

 ただし、アークサポーターなどはないので、ジョギングなどでは安定しないでしょう。

 マイクは、搭載です。

 ただし、外音取り込みモードなどはありません。

---

 以上、 JVC HA-A10Tの搭載でした。

 信頼のできる音響専門メーカーの製品としては、格安なのが「売り」です。

 音質についての期待値は、正直「価格なり」ではありますが、Bluetooth5.0対応を含めて、この値段の製品としては「優れる」といえます。

 もちろん、個性という部分では、バスポート・バスブーストモードの不採用で、上位機にみられるJVC独自の個性はないですが、価格として言えば、これ以上は望みにくいでしょう。

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 【2021年】

 25・ JVC HA-A8T
   ¥4,900 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:8時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載  
ノイキャン:
防水性能:IPX4
重さ:5g×2

 なお、同時に、HA-A8Tが発売されています。

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 本体色は、ホワイト(HA-A8T-W)・ブラック(HA-A8T-B)・レッド(HA-A8T-R)の構成です。

 こちらは、ドライバーが10mmと大きいですが、音が漏れるオープンエア型です。

 SBCのみコーデックが対応という部分を含めて、音楽鑑賞用というより、ハンズフリー通話などの目的に主に売れているといえます。

2-3・オーディオテクニカのイヤホン

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 続いて、オーディオテクニカの 完全ワイヤレスイヤホンです。

 日本の老舗で、スタジオモニター用など、原音忠実性に重きを置いてきた印象があるメーカーです。


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 【2020年】

 26・ オーディオテクニカ ATH-ANC300TW
   ¥11,900 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域: 20Hz〜25kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:4.5時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載  
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:7g×2

 ATH-ANC300TW は、日本のオーディオテクニカが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。

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 重量は、7gです。

 平均的な重さでしょう。

 イヤーピースは、3サイズから選択可能です。

 また、Mサイズのみですが、COMPLYのフォームイヤーピースがオマケ的に付属します。

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 音質面では、同社の場合、細かい仕様がしっかり開示されます。

 ドライバー自体は5.8mmと決して大きくないですが、DLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板を採用するなど、音質に一定のこだわりがあります。

 また、ドライバー部分の能力(再生周波数帯域)もしっかり載せます。

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 Bluetoothコーデックは、SBC AACほか、Apt-Xに対応します。

 ただ、iPhoneに最適化された仕様ですから、SBC・ AACに対応でしょう。

 接続安定性の面では、本機も、Bluetooth5に対応します。

 また、本機も、左右独立転送です。

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 ノイズ対策は、本機は、Wマイク式のノイズキャンセラを搭載します。

 詳しい説明はないですが、最近クアルコムがノイズキャンセラ機能を搭載したSOC(QCC5124)を販売しているので、それを利用していると思われます。

 自社技術を持つSONYなどとは、力の入れ方には差はあるでしょう。

 連続再生時間は、4,5時間です。

 他社の水準より短い点は注意点です。充電も1時間です。

 また、充電ケースは18時間分の電源です。

 マイクは、こちらも搭載です。

 コンデンサー型ではなくMEMSを採用していますが、ビームフォーミング技術は不採用です。

 防水性は、IPX2相当です。

 日常生活防水レベルですし、その部分を考えられた製品ではないです。

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 以上、オーディオテクニカのATH-ANC300TWの紹介でした。

 ドライバーの部分で語れるのは、さすがに老舗の音響メーカーです。ただ、他社のノイズキャンセラ部品を搭載するためか、再生時間が他社機に比べるとかなり不利です。

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 【2020年】

 27・オーディオテクニカ ATH-CKR70TW
   ¥17,745 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-18kHz
コーデック:SBCAAC APT-X
連続再生時間:7時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク式
防水性能:
重さ:5g×2

 なお、オーディオテクニカは、ATH-CKR70TWという機種も販売があります。

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 こちらについては、ドライバが5.8mmと小さい代わりに、5gと軽量です。

 中身は新設計で工夫があるのですが、サイズからの限界か、ノイキャンが1マイク式です。

 その代わりにビームフォーミング対応ですが、性能面では少し選びにくいでしょう。


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 【2020年】

 28・オーディオテクニカ ATH-SPORT5TW
   ¥11,800 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC AAC
連続再生時間:12時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:IPX5
重さ:5.3g×2

 SONICSPORT ATH-SPORT5TWは、日本のオーディオテクニカが販売するスポーツ用モデルです。

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 重量は、5.3gです。

 かなり軽量ですが、スポーツ用としては大柄で耳自体は被う形状です。

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 イヤーピースは、4サイズが添付されます。

 その上で、アークサポーター(イヤフィン)も4つ付属します。

 音質面では、ドライバが5.8mmです。

 スポーツ用なので、やはり少し小さめです。

 一方、本機についてはBASS BOOSTCLEAR VOICEの2種類のイコライザが、本体で切替できる仕様です。

 Bluetoothコーデックは、SBC AACです。

 接続安定性の面では、本機はBluetooth 5に対応しています。

 本機も、左右独立受信方式(デュアルコネクト)です。

 ノイズ対策は、未搭載です。

 外音取り込み機能(ヒアスルー)と トークスルー機能(サイドトーン)はあります。

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 連続再生時間は、本体12時間と長いです。

 バッテリーケースも、約2回分充電可能です。

 マイクは、搭載です。

 一方、質の良いMEMSグレードのマイクを採用しますが、ビームフォーミング技術の採用はないようです。

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 防水性は、 IPX5相当です。

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 以上、オーディオテクニカのATH-SPORT5TWの紹介でした。

 2種類のイコライザが選択でき、バッテリーも長めなのが売りと言えます。

 ただ、結構特殊な耳全体を被う製品で、イヤーピースのフィット感もやや特殊なので、キッチリフィットした、イヤーピースとアークサポーターを選ばないと音質がイマイチになります。

 いずれにしても、合う合わないはある製品なので、「試着」はためしたほうが良いでしょう。


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 【2019年】

 29・オーディオテクニカ ATH-CKS50TW
   ¥16,000 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-18kHz
コーデック:SBC AAC APT-X adaptive
連続再生時間:20時間
ドライバー:9mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク
防水性能:
重さ:8g×2

  SOLID BASS ATH-CKS50TWは、オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホンです。

 本機は、後述するように、音質面で個性がある機種です。

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 重量は、片側が8gです。

 ソニーと同様で、「重く感じてしまう」ギリギリの線を攻めている感じです。

 その分、ドライバが大きく、バッテリー量を増やしているため、性能とバーターではあります。

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 イヤーピースは、4サイズ同梱されています。

 完全ワイヤレスイヤホンのための独自設計で、遮音性と装着感を増しています。

 もちろん、特殊形状なので、消耗品は同社のものが必要です。

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 音質面では、ドライバー部分の再生周波数帯域の公開があり、低音域が5Hz高音域が20kHzです

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 この製品で強調されるべきはむしろ、低音域です。

 SOLID BASSの商標が付属する同社の製品は、重低音が「売り」です。

 スペック的にも、低音域を5Hz表示として、(実際可聴できるかはともかく)低音域に、メーカーとして相当力を入れていることを、数字で示しています。

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 なお、本機は、「360 Reality Audio」の認定製品です。

 ソニー製品の紹介の部分で詳しく紹介したように、最近現れた3Dサラウンドの規格で、 Appleの「空間オーディオ」に相当するものです。

 ただ、ソニーと違って、耳の形などに合わせた、細かいカスタマイズには非対応です。

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 ドライバーは、9mmです。

 かなり、大きめで、低音を出すための工夫です。

 一方、新機種になって外側に向けてダクト(ベント)ができました。

 低音の音抜けは良くなるのですが、大音量にすると音が漏れやすいので、図書館など静粛性が求められる場所には向きません。

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 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・Apt-Xのほか、2021年末から規格上、ハイレゾ転送が可能になった可変ビットレートのaptX Adaptiveに対応しました。

 本機の場合、ドライバー面でハイレゾ水準ではないのでその部分で意味はないですが、ゲームや動画を見る際の音ズレの予防などには良いでしょう。

 むろん、機器(スマホなど)の規格対応は必要です。

 接続安定性の面では、Bluetooth5.2であり、問題ありません。

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 ノイズ対策については、本機は対応ですが、1マイク式です。

 あまり重視していないとは言えます。

 連続再生時間は、最大20時間とかなり長いです。

 また、付属の充電ケースは、30時間の充電が可能で、合計で50時間保ちます。

 防水性は、生活防水(IPX4)です。

 悪天候でも利用できます。

 ただし、雨天のジョギングなどに使える、というわけではないです。

 マイクは、搭載です。

 外音取り込みモードも持ちます。また、タッチセンサー式ではないですが、本体のボタンを押せば、即座に外音取り込み(ヒアスルー)になる仕組みです。

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 以上、オーディオテクニカのATH-CKS5TWの紹介でした。

 低音を重視した機種は、BOSEJVCなどライバルが多いです。

 最終的なおすすめは、最後に改めて考えたいと思いますが、それなりに納得感のある値段で、候補にできる機種の1つだと思います。

 一方、これは低音自慢の他社機もですが、ベントの関係で大音量で音漏れが生じやすい部分と、少々重さ・大きさがある部分が注意点と言えます。

ーーー

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 【2019年】

 30・オーディオテクニカ ATH-CKS5TW
   ¥7,600 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-18kHz
コーデック:SBC AAC APT-X
連続再生時間:15時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:
重さ:8g×2

 なお、 SOLID BASS シリーズの旧モデルとなるのがこちらです。

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 新機種と比べると、ドライバーはこちらの方が少し大きめで、振動板素材も工夫のある複合材なので、こちらのほうが面白みは感じます。

 一方、構造はだいぶ違って、こちらは先述のダクトがない分、音漏れしにくそうです。ここは、音抜けの良さとバーターなので、新機種はそちらを選択したのだとは言えます。

 ただし、ノイキャンに非対応であるほか、コーデックもApt-Xまでなど、2019年発売という古さを感じさせる部分も少しあります。

 とはいえ、音漏れしにくい重低音機としては、個人的に旧機も割と良いかと思っています。

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 【2021年】

 31・オーディオテクニカ ATH-CK1TW
   ¥6,289 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-25kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:7時間
ドライバー:4.9mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:
重さ:6g×2

 なお、ATH-CK1TWは、格安の入門機です。

 やや軽量な作りで、IPX5相当の防水ではありますが、バッテリー量がすくない上で、ドライバがかなり小さいので、どちらかといえば、(音質と言うより)装着性重視の格安機です。

 この部分に「小型高性能ドライバー」との記載がありますが、サイズ的にやはり限界があります。

 コーデックの部分はSBCのみですが、ゲーム用に低遅延モード(Low Latency Mode)は、あるため、下限はされるでしょう。

2-4・ゼンハイザーのイヤホン

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 続いてに、ドイツのゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンです。

 高音質な方向性で日本にファンが多い人気音響メーカーです。 


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 【2021年】(ノイキャンあり )

 32・ゼンハイザー CX Plus True Wireless
  ¥15,774 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-21kHz
コーデック:SBC AAC aptX adaptive
連続再生時間:4時間
ドライバー:7mm
マイク:搭載
ノイキャン:1マイク式
防水性能:
重さ:6g×2

 CX Plus True Wirelessは、ドイツのゼンハイザーの製品です。

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 重量は、片側、6gです。

 平均値より多少軽いですが、小型というわけでもないです。

 イヤーピースは、4サイズ同梱されます。XSサイズがあるため、日本向けにも親切でしょう。

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 音質面では、本機は、ユニット自体の再生周波数帯域の公開があり、低音域が5Hz高音域が21kHzです。

 スペックを公開している製品の中では、低音方向の数値に余裕があります。

 人間の耳で実際に5Hzまで聞こえるわけではないですが、「メーカーが低域の良さを強調したくて作った製品」であることは分かります。

 その分、「音が籠もりがち」という評価もありますが、イコライザで調整できる範囲です。

 バスブースト機能も付属です。

 ドライバーは、7mmのダイナミック型です。

 割と大きめといえます。

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 Bluetoothコーデックは、注目点です。

 こちらも、SBCとAACとApt-Xに対応します。

 加えて、Apt-X Adaptiveという可変ビットレートの新規格にも対応しますが、スマホなどの側はまだあまり対応できません。この場合、ハイレゾも対応水準です。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.2に対応です。

 Bluetooth5に較べると、機器の方向検知(ビームフォーミング)に対応する規格です。

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 ノイズ対策については、本機は搭載です。

 自社技術ではなく、クアルコム社の汎用チップによる対応です。

 一方、クアルコムチップでもWマイク式に対応できるものもあります。ただ、ゼンハイザーについては、Wマイク式は「あえて」採用せず、外側マイクだけの1マイク式にしたようです。

 そのほうが「音が自然」ということですが、ノイキャンの部分で自社技術を磨く他社機と技術水準は異なるため、単純に比較はできなそうです。

 連続再生時間は、4時間です。

 防水性は、日常生活防水までです。

 マイクは、搭載され、ハンズフリー通話が可能です。

---

 以上、ゼンハイザーの M3IETWの紹介でした。

 ゼンハイザー製の高級機ということで、音のひずみも少なく出来は良いです。買って損はないと思います。

 一方、低音域の音質は期待できますし、品質は良いでしょう。

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 【2021年】

 34・ゼンハイザー CX True Wireless
  ¥12,700 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 【2022年】

 34・ゼンハイザー Sport True Wireless
  ¥16,000 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-21kHz
コーデック:SBC AAC aptX
連続再生時間:9時間
ドライバー:7mm
マイク:搭載
ノイキャン:
防水性能:
重さ:6g×2
※ CX True Wirelessのスペック

 なお、ゼンハイザーは、下位機種として以上の2機種をラインナップします。

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  CX Plus True Wirelessは先ほど見た上位機と較べた場合、大きな違いはノイズキャンセラを省略した部分です。

 同社は、ノイキャンに(やや)否定的なので、この仕様でもよいのかなと思います。

 ただ、防水非対応はともかく、外音取り込みも省略となるため、その部分だけは注意してください。そのほか、イヤホンの着脱に連動して音が止まる機能(スマートポーズ)もこちらのみ不採用です。

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 Sport True Wirelessは、防水・防塵機能をIPX54に高めた仕様の「スポーツ用」です。

 防水性はIPX5の水準で、4等級の軽度の防塵性があると考えてください。

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 一方、本機も、ノイキャンほか外音取り込みモードはないのですが、外音が取り込めるイヤーピースが付属していて、取り込みの有無を選べるという工夫があります。

 ただ、スマホの設定も必要ですし、やや面倒な気もします。


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 【2022年】【型番:M3IETW3】

 33・ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3
  ¥36,400 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 【2020年】【型番:M3IETW2】

 33・ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 2
  ¥21,000 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-21kHz
コーデック:SBC AAC aptX-Adaptive
連続再生時間:7時間
ドライバー:7mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:
重さ:5.8g×2

 MOMENTUM True Wireless 3は、ドイツのゼンハイザーの最上位機です。

 旧製品が残りますが、ノイキャン機能の部分で旧仕様であり、先ほどみた「下位機種相当」となります。

 そちらとの値段をふまえても、選択肢にはしない方が良いでしょう。

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 重量は、5.8gです。

 さほど重くないですし、サイズも割と小さめです。

 イヤーピースは、3サイズ同梱されます。

 シリコン製で、下位機種とは形状もやや異なります。

 音質面では、周波数帯域のスペックは下位機種と同じです。 

 ドライバも、同じ7mmですので、音響部分は下位機とスペック的に見える性能差は乏しいです。

 制御の部分で、プロセッサを2基搭載にすることで、音質の向上を果たしたという記述は見られますが、この部分を主眼に置いた上位機というわけでもなさそうです。

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 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・Apt-Xのほか、aptX Adaptiveに対応します。

 したがって「ハイレゾ対応」できますが、イヤホンの部分のスペック(21kHz)が、業界の定める基準(40kHz)に満たないので、真に対応していると言えるかは、微妙です。

 ただ、低遅延のコーデックなので、ゲームや動画視聴には良いでしょう。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.2に対応です。

 問題ありません。

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 ノイズ対策については、下位機種より明確に「強力」です。

 汎用チップですが、Wマイク式に対応するハイブリッド型だからです。

 クアルコムの新型SOCは、アダプティブANCにも対応します(Hybrid Adaptive ANC)

 ソニーなどのように、加速度まで見るわけではないものの、周囲の騒音レベル(騒音状態)によって、かかり方を自動で調節されます。

 シンプルなANC(アクティブノイズキャンセル)だけの機種よりは高度です。

 連続再生時間は、7時間という表記です。

 ケースは、蓄電容量からすると、3-4回ほどのフル充電はできそうです。 

 防水性は、IPX4です。

 マイクは、内側に1基、外側に2基搭載です。

 他社もそうですが、内側と外側の音で分析して品質を高める仕組みを採用する場合、通話品質が上がります。もちろん、ビームフォーミングマイクです。

 外音取り込みモードも搭載です。

---

 以上、ゼンハイザーの MOMENTUM True Wireless 3の紹介でした。

 Apt-X系に対応する高級機をお探しの場合は、良い選択肢でしょう。

 その上で、下位機種との違いは、ハイブリッド アダプティブANCに対応する部分です。

 一方、静寂な場所での音質面は、下位機種とさほど違いはないと思われるので、用途に合った方のみ、検討対象にすると良いかと思います。

次回につづく!
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は音楽用の完全ワイヤレスヘッドホンを比較しました。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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3・完全ワイヤレスイヤホンの比較(3)
 3-1:JBL〈米国〉
 3-2:ANKER 〈米国〉
 3-3:Amazon 〈米国〉
 3-4:Google〈米国〉
4・完全ワイヤレスイヤホンの比較(4)
 4-1:Beats〈米国〉
 4-2:SHURE〈米国〉
 4-3:Bang&Olufsen〈北欧〉
 4-4:Jabra 〈北欧〉
 4-5:Noble Audio〈米国〉
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較(5)
 5-1:AVIOT〈日本〉
 5-2:ag 〈日本〉
 5-3:Jabra 〈北欧〉
 5-4:SOL REPUBLIC〈米国〉
 5-5:その他のブランド
6・完全ワイヤレスイヤホンまとめ【結論】
 =予算別・目的別のおすすめ製品まとめ

 次の3回目記事こちら)では、アメリカに本拠を置く大手メーカーの完全ワイヤレスイヤホンを紹介します。

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音質の良さ  ★★★★★
ノイキャン  ★★★★★
軽量性    ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 その上で、最終回の結論編こちら)では、今回紹介した「全製品」から、予算別・目的別に、最終的なAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 20:02 | オーディオ製品

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