Top オーディオ製品 比較2022'【静音】ノイキャンヘッドホン37機の性能とおすすめ・選び方 (3)

2022年08月21日

比較2022'【静音】ノイキャンヘッドホン37機の性能とおすすめ・選び方 (3)

【今回レビューする内容】2022年 ノイズキャンセリングヘッドホンの性能とおすすめ・選び方

今回のお題
ノイズキャンセリング対応ヘッドホンのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2022年8月現在、最新のノイズキャンセリング対応ヘッドホンの比較の3回目記事です。

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1・ノイキャンヘッドホンの比較 (1)
定番のヘッドホン
 1-1:ソニー
 1-2:BOSE
 1-3:Apple
 1-4:パナソニック
2・ノイキャンヘッドホンの比較 (2)
日本のヘッドホン(2)
 2-1:DENON
 2-2:JVCビクター
 2-3:Ag.
米国のヘッドホン
 3-1:JBL
 3-2:SKULLCANDY
 3-3:Beats
 3-4:SHURE
 3-5:アンカー
3・ノイキャンヘッドホンの比較 (3)
 ・欧州のヘッドホン
 4-1:ゼンハイザー〈ドイツ〉
 4-2:AKG〈オーストリア〉
 4-3:B&W〈イギリス〉
 4-4:B&O〈デンマーク〉    
 4-5・最終的なおすすめ機種の提案

 3回目記事では、ヨーロッパ系ブランドのノイキャン機能搭載のヘッドホンを見ていきます。

ノイキャン効果 ★★★★★
音質の良さ   ★★★★★
重低音     ★★★★★
ハイレゾ再生  ★★★★★
コーデック   ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

5・ノイキャンヘッドホン〈欧州〉

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 というわけで、ヨーロッパ系各社が出す、ノイキャンヘッドホンを見ていきます。

 音質重視の傾向が強いため、この地域の企業はノイキャン機能に力を入れていた地域とも言えません

 ただ、クアルコムのSOCが登場する時期から、ノイキャン機能を取り入れた製品が出てきています。

5-1・ゼンハイザーのヘッドホン

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 はじめに、ドイツの老舗音響メーカーのゼンハイザーのBluetoothヘッドホンヘッドホンからです。

 なお同社は、(音漏れする)開放型ヘッドホンのラインナップも多いですが、Bluetooth機器は、スタジオほか、外出先での利用も多いので、(音漏れしにくい)密閉型ヘッドホンが基本です。

ーーー

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイント赤字系で、イマイチと思う部分青字系で記していきます。


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 【2022年発売】

 29・ゼンハイザー MOMENTUM 4 Wireless
  ¥53,148 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:6Hz-22kHz
ドライバー:42mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX adapt
連続再生時間:60時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続:対応
重さ:293g

  MOMENTUM 4 Wirelessは、ドイツのゼンハイザーの製品です。

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 日本にもコアなファンが多いブランドですが、3年降りに2022年に新機種に更新され、外観のデザインも一新されました(写真は旧モデル)。

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 本体の重さは293gです。

 大きめのオーバーイヤー式なので仕方ないですが、やや重量はあります。

 折りたたみもできません。

 再生周波数帯域は、6Hz-22Hzです。

 ドライバーは、42mmです。

 ソニーはどちらかと言えば、「小型化」を優先する方向に進んでいますが、同社は、あえて重量を増してでも、大きめのドライバーの搭載に舵を切っています。

 音質は、ゼンハイザーは、過度に低音を強調しない音の作りです。

 ただ、ドライバーサイズの余裕は、中音域の音質向上にもつながりますし、同社の音の傾向は良い方向で引き継いでいます。

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 Bluetoothコーデックは、本機も、SBC・AAC・Apt-Xのほか、最近登場したApt-X Adaptiveに対応です。

 主にゲーム用に人気があるコーデックで、可変ビッドレートにして遅延を防ぐものです。音質的にも、ハイレゾ対応水準ですが、本機の場合、ドライバがその水準には達していませんので、認証マークは未取得です。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.2に対応します。

 問題ありません。

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 ノイズキャンセリング機能は、搭載です。

 一方、本機のマニュアルを見る限り、マイクを内部・外部にそれぞれマイク2つ配置したハイブリッド式(2マイク式)を採用しています。

 クアルコムの汎用チップを利用します。本機は、周囲の環境に応じてかかりを調整する「アダプティブノイズキャンセリング」の記載があります。ただ、どこまでシーン(歩行中・電車内)を認識できるかは記載がないです。

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 一方、本機は、スマホアプリ(Sennheiser Smart Control)でノイキャンのかかりを調整できます。ただ、装着中は「常にアダプティブノイキャンが有効で、外すとオフになる」という仕様です。

 BOSEなどと同じで、Bluetooth接続せず、音楽も聴いていない環境でも周辺ノイズを打ち消せるという使い方を優先した仕様です。

 外音取り込みモードも搭載です。

 連続再生時間は、60時間です。

 かなりの長寿命です。

---

 以上、ゼンハイザーMOMENTUM 4 Wirelessシリーズの紹介でした。

 大きなドライバーを採用しており、音質の基本スペックは高いと言えます。

 その分やや重くて、形状もオーバーイヤー式ですが、気にならないようならば選択肢になるでしょう。

 そのほか、Apt-X Adaptiveに対応するため、自宅のリビングルーム用で映像視聴に使いたい場合も良いでしょう。もちろん、視聴する側の機器の対応も必要ですが。


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 【2019年】

 30・ゼンハイザー PXC 550-II Wireless
  ¥35,500 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:17Hz-23kHz
ドライバー:32mm
コーデック: SBC AAC aptX LL
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続: 対応
重さ:227g

  PXC 550-II Wireless は、ドイツのゼンハイザーのノイキャン対応ヘッドホンです。

 日本にもコアなファンが多いブランドですが、2019年に新機種に更新されました。

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 本体の重さは227gです。

 耳に沿うアラウンドイヤー式で、多少小型です。ファッション性も高いといえます。

 再生周波数帯域は、17Hz-23Hzです。

 ドライバーは、32mmです。

 音質は、これらのスペックから分かるように、比較的小型なドライバーを採用するゆえ、低域方向の余裕はさほどないです。

 もともと、そちらを強調するメーカーではないですが、注意点でしょう。

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 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・Apt-Xのほか、Apt-X LL(ローレーテンシー)に対応です。

 ただ、スマホなどの再生機器側で、このコーデックに対応する機種はまれです。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.0に対応します。

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 ノイズキャンセリング機能は、本機も、マイクを内部・外部にそれぞれマイク2つ配置したハイブリッド式(2マイク式)を採用しています。

 なお、ノイキャンを自社技術で持つ、ソニー・BOSE・Apple以外のメーカーは、米国のクアルコムが供給する汎用のSOCを利用してWマイク式を実現している場合が多いです。

 ただ、ゼンハイザーについては、ノイキャン技術(NoiseGard)は、前モデルのPXC 550以前からあったので、出所は別かもしれません。

 外音取り込みモードは、本機は非搭載です。

 使途的に必要な方は注意しましょう。

 連続再生時間は、20時間です。

 なお、通話用のマイクは3マイク式で、音はクリアです。

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 以上、ゼンハイザーPXC 550-II Wirelessの紹介でした。

 Wマイク式のノイズキャンセリング対応の出張用の軽量機として、一定のニーズがありそうです。

 ただ、ドライバー自体の口径が小さく、その部分の対策などの説明もない点は懸念材料でしょう。

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 【2019年】

 31・ ゼンハイザー HD 450BT
  ¥19,000 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

再生周波数帯域:18Hz-20kHz
ドライバー:32mm
コーデック: SBC AAC aptX LL
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:1マイク式
外音取込:
重さ:238g

 なお、下位機種として売られるHD 450BTは、ノイキャンが1マイク式です。

 音質面でも、ドライバーの口径は同じですが、周波数帯域の部分の評価が辛く、価格相応となります。

5-2・AKGのヘッドホン

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 続いて、AKGのノイキャンヘッドホンです。

 AKGは、オーストリアの音響メーカーです。

 JBLなどと同じくHarman傘下で、そのルートで日本にやってきているようです。


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 【2020年】(執筆時在庫切れ)

 32・AKG Y600NC WIRELESS
  ¥(17,000) Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:10Hz-24kHz
ドライバー:50mm
コーデック:SBC AAC
連続再生時間:25時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続: 対応
重さ:333g

  Y500 WIRELESSは、オーストリアの音響機器メーカAKGの新型ヘッドホンです。

 落ち着いてリスニングしたい層などに人気の老舗ブランドです。

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 本体色は、ブラック(AKGY600NCBTBLK)のほか、ガンメタル(AKGY600NCBTGML)とベージュ(AKGY600NCBTBEG)の2色です。

 本体の重さは333gです。

 本機は、オーバーイヤー式ですので軽くはないです。

 再生周波数帯域は、10Hz-30Hzです。

 ドライバーは、43.6mmです。

 音質は、これらの数値が示すように、それなりに無理のない低音がでており、クラス双方の実力です。

 ただ、傾向としては、引き続き、聴き疲れしにくい中音域を重視する方向性でしょう。

 Bluetoothコーデックは、一方、SBC・AACのみの対応です。

 この部分は、あまり重視しないメーカーです。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.0に対応します。

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 ノイズキャンセリング機能は、搭載です。

 カタログに詳しい説明はないですが、プレスリリースに「ハイブリッド方式ノイズキャンセリング」とあったので、内側と外側のWマイク式でしょう。

 性能は期待できます。

 外音取り込みモードも付属です。

 連続再生時間は、20時間です。

 なお、マイクは本機も搭載です。

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 以上、Y600 WIRELESSの紹介でした。

 AKGもコアなファンが多いので、ノイキャン搭載機を待っていた人は多いかと思います。

 個人的にはこの傾向の音の製品は、もう少し上位のコーデックを搭載しても良い気がしますが、決して悪くない音質で、バランスは良いです。

5-3・B&Wのヘッドホン

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 続いて、イギリスの音響メーカーとなる Bowers & Wilkins のヘッドホンです。


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 【2022年発売】

 33・ Bowers & Wilkins B&W PX7 S2
  ¥55,000 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:
ドライバー:40mm
コーデック:SBC AAC Apt-X HD Adpt
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続:対応
重さ:307g

  PX7 は、イギリスの音響機器メーカ Bowers & Wilkins のヘッドホンです。

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 本体色は、シルバー(PX7/S)とスペースグレイ(PX7/H)が用意されます。

 本体の重さは333gです。

 少し重いですが、本機は、耳をすっぽり被うオーバーイヤー式ですので、これほどでしょう。

 再生周波数帯域は、10Hz-30Hzです。

 ドライバーは、43.6mmです。

 ドライバーの素材は不明ですが、同社の誇る高級フラッグシップスピーカー「Bowers & Wilkins 800シリーズ」のエンジニアによるチューンとのことです。

 音質は、音域の広さが強調できます。

 低音は、 Bowers & Wilkinsは欧州圏の製品としては出る方で、この部分では、米国系に近い印象です。

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 Bluetoothコーデックは、一方、SBC・AA・Apt-X・Apt-X HDに対応します。

 したがって、コーデック的にはハイレゾに対応できる水準です。

 なお、ビットレートを可変させ遅延を遅らせるaptX Adaptiveにも対応します。

 こちらも、2021年末から(可変で)ハイレゾ対応になりましたが、発売時期の関係でこちらは非対応です。

 通信安定性の面では、Bluetooth5.0に対応します。

 ノイズキャンセリング機能は、搭載です。

 こちらも詳しい説明はないですが、4マイクとあるので、内側と外側のWマイク式だと思われます。

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 外音取り込みモードは、付属です(音声パススルー機能)。

 そのほか、カップを上げると、音楽が自動的に停止するように、センサーが付いています。

 連続再生時間は、30時間です。

 なお、マイクは本機も搭載です。

---

 以上、 PX7 の紹介でした。

 このメーカーは、全体的に外観が格好良いので、個人的には好きです。一方、個性としては、豊かな低音域が強調できます。

 ただ、この傾向を得意とするメーカーは多いですし、価格も高いため、十分な比較は必要です。

ーーー

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 【2020年】

 【通常型番】

 34・ Bowers & Wilkins B&W PX5
  ¥(22,572) Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:10Hz-30kHz
ドライバー:35mm
コーデック:SBC AAC Apt-X HD
連続再生時間:25時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続:対応
重さ:241g

 なお、同ブランドからは、 PX5という下位機種が出ています。

 価格が安めで、軽量ですが、ドライバーの後継が35mmです。

  Bowers & Wilkinsは、低音域が気持ちよいメーカーですし、購入するならば上位機でしょう。

5-4・B&Oのヘッドホン

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 続いて、北欧デンマークの老舗となるBang&Olufsenのノイキャンヘッドホンです。

 その暖かみのある独特の音質は、ファンも多いです。


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 【2018年】

 35・Bang&Olufsen B&O Play HX
  ¥54,445 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:20Hz-22kHz
ドライバー:40mmドーム型
コーデック: SBC AAC Apt-X Adp.
連続再生時間:35時間
ノイズキャンセル:1マイク式
有線接続:対応
重さ:285g

  B&O Play HXは、デンマークのバング&オルフセンの製品です。

 高級オーディオメーカーとして知られている会社ですね。

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 本体の重さは285gです

 Bluetooth搭載モデルで、オーバーイヤーの高級機としては軽量です。

 再生周波数帯域は、20Hz-22Hzです。

 CD音質レベルまではそつなくこなしますが、ハイレゾは非対応です。

 また、インピーダンスは、33Ωと高めですので、スマホよりも音楽機器用でしょうか。

 ドライバーは、クラス平均の40mmを確保します。

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 Bluetoothコーデックは、SBC・AACに対応します。

 加えて、可変ビットで遅延が少ない、新しいApt-X Adaptiveに対応するのが、技術的な見どころです。

 通信安定性の面では、一方、Bluetooth5.1に対応します。

 問題ありません。

 ノイズキャンセリング機能は、アクティブノイズキャンセルが搭載です。

 詳しい説明はないものの、1マイク式で、さほど高度ではないです。

 ヒアスルー(透過モード)も搭載です。

 連続再生時間は、35時間です。

 割と長めです。

 そのほかは、イヤーカップ部がタッチセンサーとなり、ボリュームやノイキャンを含む各種操作に対応する部分が、違いと言えます。

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 以上、B&O Play HXの紹介でした。

 高級機としてデザイン性はかなり高い機種です。

 音質は、低音を聞かせてバリバリ聴くタイプのヘッドホンではありませんが、余裕を持ってリスニングできる「大人」なモデルだと思います。

 高級感のある機種を狙う場合、選択肢に入れても良いでしょう。

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 【2022年】

 【PS・PC】

 36・Bang&Olufsen B&O Beoplay Portal
  ¥59,901 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

 【XBOX】

 37・Bang&Olufsen B&O Beoplay Portal
  ¥59,901 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:20Hz-22kHz
ドライバー:40mmドーム型
コーデック: SBC AAC Apt-X Adp.
連続再生時間:35時間
ノイズキャンセル:1マイク式
有線接続:対応
重さ:282g/279g

 なお、Bang&Olufsenは、同じ価格帯で、Beoplay Portalという製品も出しています。

 こちらは「ゲーミング用」という位置づけです。

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 Bluetoothも搭載ですが、基本的には、同梱のUSBドングル(USB-C to USB-A変換アダプタ付き)をペアリンスさせ、無線接続させることで遅延を防ぐ方式です(XBOX向けはXbox Wireless Connect)。

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 ユニットは、B&O Play HXと同じですが、パッド部分を通気性・耐久性のよい竹素材にしているほか、全体として、圧迫感を避けて、長時間プレイに対応できるようにしています。

 用途特化型なので、ニーズに合わせて選択すればOKです。

今回の結論
ノイキャン対応ヘッドホンのオススメはこの機種!

 というわけで、今回は、ノイズキャンセリング対応ヘッドフォンを紹介してきました。

 最後にいつものように、Atlasのオススメ機種!について書いておきたいと思います。


 第1に、ノイズキャンセリング技術が最も高いと言える、上位機としておすすめできるのは、

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  【2020年発売】

 2・SONY WH-1000XM4
  ¥34,970 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:Wマイク(自動)
有線接続:対応
重さ:254g

ノイキャン効果 ★★★★★★
音質の良さ   ★★★★★★
重低音     ★★★★★
ハイレゾ再生  ★★★★★
コーデック   ★★★★★
総合評価    ★★★★★★

 ソニーのWH-1000XM4でしょう。

 新機種が出ましたが、本文で書いたように、ドライバーが小型化しました。ノイキャンの精度では新機種ではありますが、値段差を含めて現状ではこちらを推します。

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 ノイズキャンセリング技術については、「2マイク方式」の採用だけで良いならば、もっと安い機種がたくさんあります。

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 ただ、本機は、自社開発で、ノイキャン専用のQN1プロセッサーを用意します。

 そのパワーで、「歩行」「静止」「着席時」などシーンに合わせたノイズキャンセルを行います。

 この、アダプティブサウンドコントロールの精度が良く、状況に合わせて、レベルを可変してくれるため、利便性があります。

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 その上で、、装着時の個人差(髪型・メガネなど)を検知できるNCオプティマイザーを装備する点が高く評価できるでしょう。

  ノイキャンの精度と使い勝手だけで言えば、どの機種より本機は優れるでしょう。

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 音質面でも、ハイレゾ対応ですし、ドライバーのサイズも問題なく、工夫されたアルミニウムコートドライバーは面白みも感じます。

 コーデックも、十分な種類に対応しますし、値段以上の性能を期待できます。 

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 音源的にも、「360 Reality Audio」の認定で、新しい「3Dオーディオ」が楽しめるのは、ポイントになるでしょう。

 音源は、先述のように、「Amazon Music Unlimited」でも、3Dオーディオは配信がはじまりました。(こちら)で無料体験も可能ですし、合わせて楽しむのも良いかと思います。

ーーー

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 【2022年発売】

 8・SONY WH-1000XM5
  ¥41,600 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 30mm(高機能)
コーデック: SBC AAC LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:Wマイク(自動)
有線接続:対応
重さ:250g

音質の良さ    ★★★★★
重低音      ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★★★ 
ハイレゾ再生   ★★★★★
バッテリー量   ★★★★★
総合評価     ★★★★★★

 一方、ノイキャンの精度を重視したい場合は、新機種を選ぶ意義があります。

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 自宅で落ち着いて聴くならともかくとして、電車や飛行機などの移動中に主に使う場合は、ドライバの口径より、ノイキャンの精度が(没入感などを含めた)総合的な「音質」の大きな部分を占めますので。

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 上表では旧機種と同じ、Wマイク式(自動)の区分になりますが、プロセッサーの能力と、マイク数(外側3個)で上回るため実際は上位です。

 この部分では、これ以上の機種はないと言えます。


 第2に、比較的小音量で聞く方におすすめな、ノイキャン対応の上級機は、

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 【2019年】

 9・Bose Noise Cancelling Headphones 700
   ¥42,500 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:
ドライバー:
コーデック:SBC AAC
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続:対応
重さ:250g

ノイキャン効果 ★★★★★★
音質の良さ   ★★★★★★
重低音     ★★★★★★
ハイレゾ再生  ★★★☆☆
コーデック   ★★★★☆
総合評価    ★★★★★★

  Noise Cancelling Headphones 700が良い選択肢です。

 ノイズキャンセリング技術の部分は、ソニーと匹敵するほどに高レベルです。

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 その上で、優れたイコライザー性能などで、小音量再生時でもしっかり低音を楽しめるので、ノイキャンで遮音しつつも、あまりボリュームを上げずに再生したい場合は、有利です。

 また、アメリカは、飛行機で移動する社会なので、航空機の雑音耐性には定評があります。

 この用途には、使い勝手の部分も含めて向くでしょう。そのほか、ハンズフリー通話の能力も高いです。

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 コーデックが、SBCほかAAC対応となりました。

 遅延も(AACほかSBCの新規格もありつつ)だいぶ改善されました。

 映像と音の遅延はまだ完全になくなったとは言えませんが、ソニー機との差は詰めたと言えます。

 なお、音質の方向性はハイレゾ方面ではないですが、ノイキャン機ならばそれでも良いかなと思います。


 第3に、予算を優先する場合おすすめといえる、ノイキャン入門機は、

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 【2021年】(Wマイク式)

 4・SONY WH-XB910N
  ¥26,836 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:3Hz-20kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC, AAC, aptX
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続:対応
重さ:254g

ノイキャン効果 ★★★★☆
音質の良さ   ★★★★☆
重低音     ★★★★☆
ハイレゾ再生  ★☆☆☆☆
コーデック   ★★★★☆
総合評価    ★★★★☆

 ソニーWH-XB910Nでしょう。

 1マイク式ならば、もう少し選択肢が増えますが、ノイキャン重視で、現状で買うならばやはり、避けた方が良いかと思います。

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 ノイズキャンセリング機能は、しっかり、Wマイク式です。

 その上で、外音取り込み機能もありますので、利便性の配慮もあります。

 先述のように、ソニーは昔からノイズキャンセリング技術を自社開発してきた企業なので、クアルコムのSOCを使うような他社より、効きや利便性の部分で差があります。

 ボイススルー機能(クイックアテンション機能)に加えて、外音取り込みモードもしっかりありますし、利便性において優れる部分もあります。

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 低音もEXTRA-BASS系で機機が良いですし、ドライバーサイズも十分です。

 この部分で不満に感じることはなさそうです。

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 音源的にも、「360 Reality Audio」には本機も対応できます。

 ハイレゾより対応が簡単なので、何となく、ハイレゾより先に普及する気がしています。この音源は、「Amazon Music Unlimited」(こちら)でも配信があります。

 もちろん、ハイレゾ対応できない点など難点もありますが、この価格帯の製品のノイズキャン機が欲しい場合、なにかしらを諦める必要があるでしょう。

 その点で言えば、通勤通学などの騒音下でノイキャンをONにする場合、ハイレゾである必然性はないですし、この程度で必要十分に思います。

ーーー

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 【2019年】‎A3027

 27・ANKER Soundcore Life Q35
  ¥10,990 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC, AAC, LDAC
連続再生時間:38時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続:対応
重さ:270g

 一方、Atlas的に試聴が済んでいないメーカーなので、数値評価は出しませんが、値段からすると、ANKER Soundcore Life Q35は抜群に安いです。

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 ドライバサイズは、40mmと上のソニー機と同じです。また、同価格帯のWマイク式のソニーの下位機(30mm)より大きいとも言えます。

 いずれにしても、Wマイク式の補正でこの値段は、お買得感は高いです。

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 あとは装着感とバランスですが、これは、実際付けないとわからない部分ですし、そのうち何とかしたいと思います。


 第5に、有線方式限定で、ノイズキャンセリング搭載機を選ぶならば、

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 15・DENON AH-GC25NCBKEM
 15・DENON AH-GC25NCWTEM
  ¥12,000 Amazon.co.jp (8/21執筆時)

タイプ:密閉型
再生周波数帯域:5Hz-50kHz
ドライバー: 40mm
コーデック:  
連続再生時間:40時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
外音取込:対応
有線接続:対応
重さ:287g

ノイキャン効果 ★★★★★
音質の良さ   ★★★★★
重低音     ★★★★★
ハイレゾ再生  ★★★★★
コーデック   ☆☆☆☆☆
総合評価    ★★★★★

 今回スペックで「有線接続」という項目をだしましたが、1万円以上のBluetooth高級機は(Appleを除けば)有線にも対応できるのが普通です。

 そのため、別の機種でも良いですが、何らかの事情で有線ケーブル方式だけが良い場合は、DENONのヘッドホンでしょう。

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 Bluetoothは搭載しませんが、ノイズキャンセリング技術は、内部と外部にマイクを持つ信頼性の高い、ハイブリッド式(ダブル方式)ですから高度です。

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 ドライバーでもカーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーを採用するなど、音響的な面白さがあります。

 音域的にも、ハイレゾ音源に対応できる水準です。

 こうした点で、有線のみのノイキャンヘッドホンでは、最も費用対効果が高いと言えます。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ノイズキャンセリング対応ヘッドホンの紹介でした。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 18:53 | オーディオ製品

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