Top 食料品 比較2024’【産地別】特Aブランド米59種の味とおすすめ・選び方(4)

2024年01月05日

比較2024’【産地別】特Aブランド米59種の味とおすすめ・選び方(4)

【今回比較する内容】2024年 特A評価の新米・産地別・品種別・県別おすすめランキング:地方の珍しい品種のお米の紹介 令和4年産米最新情報

【紹介する主な銘柄】 くまさんの輝き ハナエチゼン 富富富 てんこもり てんたかく 夢つくし みずかがみ 京式部 森のくまさん ヒノヒカリ いちほまれ 夢しずく なつほのか おいでまい ミネアサヒ あきほなみ ひめの凜 おてんとそだち はつしも 恋の予感

今回のお題
レア度が高く、かつ美味しいブランド米はどの銘柄?

 どもAtlasです。

 今日は、2024年1月現在、最新のブランド米の比較4回目記事です。

   

1・特Aブランド米の比較
2・コシヒカリの比較
3・珍しい地方米の比較 〈東日本〉
4・珍しい地方米の比較 〈西日本〉
5・おすすめのブランド米 【結論】

 4回目記事では、「西日本地域」で栽培されるブランド米のうち、「レアで入手困難な米」を中心に、Atlasが試食した結果「美味しい」と思った銘柄を中心に比較します。

  

 なお、今回の記事は、日本穀物検定協会 が、2023年2月に発表した産地別・銘柄別の最新の試食試験となる「食味ランキング試験」の結果を参考にしています。

特A(40地区)>A(92地区)> Aダッシュ(21地区)

 上表のように、特に味の良い銘柄のお米を特A評価とし、以下、A評価Aダッシュ評価の順で、銘柄・産地ごとにランキングを付けます。

 Aダッシュ評価が、全国のコシヒカリのブレンド米とおおむね同等の味との評価です。それより美味しいかどうかで、お米の味を判定しています。

 なお、今回のこの試験の概要と結果は、1回目記事こちら)の冒頭で詳しく説明しました。

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1・もっちり・甘い系
2・しっかり・甘い系
3・しっかり・あっさり系
4・バランス重視系

  というわけで、以下では、食味検定の結果にふれつつ、各地のお米を、食感の違いから、4つに区分して紹介します。

 その上で、最後の「結論編」(こちら)では「今買うべき、最も美味しいお米」を提案していきます。

 長い記事ですが、よろしくお願いします。

1・もっちり・甘い系のブランド米

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 はじめに、「もっちり感が強く、お米の甘みを感じられるタイプのお米を紹介します。

 ブランド米の最近の「トレンド」といえる食感であり、食味試験では、特A評価を得やすい傾向にあります。


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 【白米】

 1・福井県産 いちほまれ 5kg
   ¥3,190〜 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:特A評価
 特A受賞歴:2年ぶり4回目(参考品種2回)

 性質・「つややか」「香り高い」
 一言・「もっちり系の期待の新星」

 いちほまれは、2018年に栽培がはじまったばかりの福井県の新品種です。

 福井県は、地球温暖化問題から耐暑性のある品種改良を目指しており、その中で、良い食味を目指したという品種です。

 去年までは生産量の関係で「参考品種」でした。しかし、生産量が拡大した2021年に「本試験」で特Aになりました。2013年も特Aでした。

 新米は、稲としては中晩生の品種で、収穫は9月末頃です。

 ネットで出まわるのは、10月中旬ごろからが多いです。

 先祖の経歴は、父は「てんこもり」で、母は「イクヒカリ」です。

 「てんこもり」は、お隣の富山で栽培される特A受賞歴のある晩生品種です。

 後ほど紹介します。

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 味の傾向は、「もっちり粘る系」です。

 粒ぞろいで、表面がつややかなお米です。こうしたお米は、気持ち水加減を抑えて炊くと、その個性がでやすいでしょう

 ご飯の甘みは、割と強めにでます。

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 以上、いちほまれの紹介でした。

 この系統のお米としては、新潟県の「新之助」が強力なライバルです。

 実際どちらも美味しいお米ですが、しっかり特Aを連続受賞している点を評価して、こちらを選ぶのも良いでしょう。

 ただ、ネットでの流通量はさほど多くないのが残念です。


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 【特別栽培米】

 2・京都府産 京式部 2kg
   ¥1,796 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:
 特A受賞歴:

 性質・「甘みが強い」「真っ白なお米」
 一言・「期待の京都府のブランド米」

 京式部は、2023年に登場した京都府のブランド米です。

 農研機構(北陸)との共同開発した「北陸246号」というお米に令和2年にこのブランドを付けました。

 出はじめなので、食味検定試験は、今のところ未受験です。

 新米の時期は、23年登場時は9月半ばでした。

 通年の気候だと、もう少し遅い品種かなと思います。。

 先祖の経歴は、遠い祖先にひとめぼれやキヌキヒカリがありますが、ほぼ無名です。

 父がミズホの輝き(北陸200号)、母は北陸182号です。

 祖父母の代を含め農研機構(北陸)の純粋培養で秘蔵っ子的な経歴の製品です。その点では、新潟の「つきあかり」に似ますが、味は全然違います。  

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 味の傾向は、今回の区分ではもっちり系です。

 ただ、相当粘るわけではなく、ほどほどの粘りです。もっちり系という位置です。

 標準より少し大きめくらいの中粒のお米で、特に、お米の白さが際立って綺麗でした。

 北海道の「ゆきさやか」などを思わせます。

 ご飯の甘みは、ただ、特に強調できます。

 丹波(亀岡)産の特別栽培米を試食しましたが、今年試した新米では一番甘かったです。

 ゆめぴりかやミルキークイーンのような濃厚な甘さというより、京菓子のような、(強いですが)「上品な甘さ」に思えます。

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 以上、京式部の紹介でした。

 京料理に合うというコンセプトで採用されたお米です。確かに、大粒すぎず、粘りも強すぎず、(目立ちすぎない点で)何の料理にも合いそうなお米です。

 区分では「もっちり系」と書きましたが、水加減や浸水で、炊き分けが容易そうな部分では「バランス系」と言えます。

 おにぎりや「炊き込みご飯にも合う」という宣伝ですが、まさにその通りで、粒形状を含めて、そう思いました。リピートしたいお米の1つです。


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 【白米】

  3・佐賀県産 夢しずく 5kg
  ¥2,407〜 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価
 特A受賞歴:4回(全県)

 性質・「もっちり」「やわらかめ」
 一言・「やわらかめでも、くずれずしっとり」

 夢しずくは、佐賀県で栽培されている品種です。中島潔のパッケージ絵が目立ちます。

 佐賀県は、「さがびより」という連続で特Aをとり続けている「超優秀ブランド米」がある九州屈指の米どころです。

 それに比べると、夢しずくは、2011年に作付け開始されて以後、最高A評価でした。

 しかし、めでたく2018年から4年連続の特Aの栄光に輝きました。去年・今年はまたA評価ですが安定しています。

 同じ県内でもどちらかと言えば、山間部で作付けされる品種ですが、生産量は多いです。

 新米の時期は、稲としては中早生ですが、さほど早い時期ではないです。

 10月中・下旬頃からネットに出まわります。

 先祖の経歴は、父は「キヌヒカリ」、母は「ひとめぼれ」となります。

 西日本を代表する品種と、東日本を代表する品種を「大胆に?」合わせた品種です。「さがびより」は割とマイナー路線ですが、こちらは、エリート路線でしょう。

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 味の傾向は、結構な「もっちり系」で、粘ります。

 ここが、あっさりめの「さがびより」と大きく違うところです。

 ご飯の甘みは、一方、「ほどよい」というレベルに止まります。

 米の香りも、どちらかと言えば、控えめです。お米は、にこまるほどではないですが、やわらかめといえます。

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 以上、夢しずくの紹介でした。

 結論的にいえば、どちらかと言えば、柔らかく炊くご飯が好きな方には、親和性が高そうです。やわらかめに炊いても、べちゃっとせず、美味しく食べれるでしょう。


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 【白米】

 4・熊本県産 くまさんの輝き5kg
  ¥2,254 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価(県北・県南)
 特A受賞歴:1回(参考品種)

 性質・「粘る」「甘い」「旨みが強い」
 一言・「熊本期待の新品種」

 くまさんの輝きは、熊本県の地方品種です。

 もともとは「熊本58号」と呼ばれていました。

 2018年に「参考品種」で、特Aを初受賞しました。今年は、上から2番目のA評価です。

 新米の時期は、10月下旬ごろです。

 ネットでしっかり出まわるのは11月という印象です。

 先祖の経歴は、面白いです。

 熊本県を代表するブランドの「森のくまさん」は、日本のエリート「こしひかり」と九州のエリート「ヒノヒカリ」を配合したサラブレッド品種でした。

 一方、くまさんの輝きは、ヒノヒカリ・きらら397・ひとめぼれをはじめ、ALLジャパン的な地方銘柄が先祖に多く含まれます。

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 味の傾向は、「粘る」「甘い」「味わいがある」という、「王道を歩む」米質です。

 傾向としては、スッキリ甘い系で、個人的には、ヒノヒカリの味をを強く感じ、それに、良質な粘性を増して、パワーアップさせた印象です。

 こめも「つややか」です。

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 以上、くまさんの輝きの紹介でした。

 2年連続でこのお米を食べましたが、美味しいお米でした。ただ、強烈な個性という点では、森のくまさんのほうが「面白い」とは思いました。


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 【白米】

 5・熊本県産 森のくまさん5kg
  ¥2,356 Amazon.co.jp (
1/5執筆時)

 【無農薬(JAS有機栽培)】精米可

 5・ 熊本県産 森のくまさん 5kg
  ¥4,631 楽天市場 (1/5執筆時)

 今年度評価A評価(県北)
 特A受賞歴
7回

 性質・「ほどよく粘る」「つややか」「小粒」
 一言・「熊本期待のサラブレッド!」

 森のくまさんは、2000年に登場した熊本県を代表する地方品種です。

 「森のくまさん」は、熊本「城南地区」を含めると、7回の特A受賞歴がある安定感がある品種です。

 近年は「A評価」なことが多く、今年もそうです。

 なお、九州のお米ですが、収穫は10月がピークで(割と)「遅場米」です。

 そのため、冬の入口までは、昨年度産米もあるため、注意してください。

 収穫時期は、稲としては中生種ですが、こちらもさほど早い時期ではないです。

 10月中旬、あるいはもう少し後ろからネットでは多くなります。

 先祖の経歴は、この品種は、興味深いです。

 なぜなら、日本のエリート「こしひかり」と九州のエリート「ヒノヒカリ」を配合したサラブレッド品種だからです。

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 味の傾向は、ほどよく粘りつつ、米の甘みがほどほどで、飽きの来ないタイプです。

 食感からすると「もっちり系」なのですが、最近珍しい小粒の「もっちり系」です。

 米粒は、揃っていますが、やや小さめです。

 大粒のお米に較べると、繊細な食感を味わえるので、大粒のお米を苦手とする方は、特に合うでしょう。

 以上、森のくまさんの紹介でした。

 結論的にいえば、最近流行している、「もっちり粘る」品種ですが、他の米とは違う「珍しい」食感です。

 色々試してきた方が、さらに試すのに向くでしょう。

2・しっかり甘い系のブランド米

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 続いて、ご飯のハリがあり、噛むと甘いタイプの紹介です。

 いわゆる「かためご飯」が好きな人にあうカテゴリです。


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 【白米】

 6・愛媛県産 ひめの凜 5kg
   ¥3,555〜 楽天市場 (1/5執筆時)

 今年度評価:
 特A受賞歴

 性質・「しっかり」「大粒」「ほのかに甘い」
 一言・「大粒でしっかりという珍しいタイプ」

 ひめの凜は、愛媛県のブランド米です。

 同県のお米は、近年「にこまる」が特A連続受賞ですが、県独自で育成した独自のブランド米といえば、こちらです。

 記事に西日本のお米が少なかったので、最近、食べてみたお米です。

 新米の時期は、稲としては中生種ですが、あまり早くないです。

 11月上旬あたりから増える感じです。

 先祖の経歴は、祖父にヒノヒカリがいますが、あとは(ほぼ)無名です。

 県の農水研究所が育てた試験品種から生まれたものです。2018年に品種登録しています。

 特A受賞歴は、ないです。

 また、Atlasが知る限りですが、参考出品を含めて、食味試験には出していなかった思います。検定協会と「同様の試験」で食味評価はしており表は出しますが、実際出したわけではないです。

 本番の検定試験は生産地からの「供試品」と、その年の全国の「基準米」(コシヒカリブレンド)で比べるので、同一基準にはなりません。

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 ただ、愛媛県で生産管理と検査で、認定制度があるので、それを見れば、わりと良いお米が「選びやすい」部分はあります。

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 味の傾向は、コシヒカリにくらべ「大粒」で、しっかりしたかみ応えがある点で、珍しいと思います。

 ご飯の甘みも噛むとと甘みも感じます。

 以上、ひめの凜の紹介でした。

 食べたお米は、生産管理された表記のあるお米でしたので、美味しかったです。粒が大きめで、しっかりした硬さを出せる品種は割と「レア」で、珍しいです。

 同時に(小粒・あっさりで主にお酒の原料になる)愛媛の久万高原の「ふくひかり」も食べたので、余計にそう感じた部分があります。

 個人的に好きな傾向ですし、(生産者情報をしっかり見つつ)選んで良いと思います。

3・あっさり系のブランド米

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 続いて、あっさりしているお米歯ごたえを出しやすいお米について書きます。

 食味試験では、多少評価が落ちる傾向にありますが、Atlasをふくめ、この食感が好きな人は一定数います。


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 【特別栽培米】

 7・富山県産 富富富 5kg
   ¥3,180 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価
 特A受賞歴:

 性質・「香り高い」「やや粘る」
 一言・「コシヒカリの進化形!」

  富富富の読み方は「ふふふ」ですが、「謎」な名称の、富山県の品種です。西日本といえるかは「微妙」なのですが、今回は北陸3県は「西日本」にいれています。

 2018年に出たばかりのレア製品です。

 8割はコシヒカリが占め、特Aも多く受賞する名産地の富山の「新星」です。

 食味試験をずっとパスし続けていて「無冠の帝王化」するところでしたが、2021年に初出品され、A評価でした。今年も同じ評価で3年目です。

 受賞日当日の、北日本放送の報道では令和に入って(2019年以降)特Aをとれていないのは、生産者が品質確保対策に取り組んでいる中、非常に残念な結果」(JA会長))とのことでした。

 良かれ悪しかれですが、食味検定は、出品地域「全地域のブレンド米での評価」なので、他県の事例をみても生産者丸投げだと、厳しいかな?とは思いました。

 「技術的な改良に取り組む」ようなので、来年に期待です。

 ただ、生産者目線で言えば、北陸は、今年どこも「悪い」ので、天候要因も大きかったようには思えます。ここ2年間は少なくともその要素があります。

 また、後述するような理由で、他のお米と比べると個性が「コシヒカリ」と同様なので、出来不出来に影響されやすい側面もありそうです。その部分で、逆の、おとなりの県の「いちほまれ」とは比べられるでしょうし、そちらは特Aを取れたとは言えます。

 新米の時期は、ネットだと、10月上旬あたりからです。

 北陸の中生種なので、9月下旬頃が収穫の中心となるお米です。

 先祖の経歴は、父は「コシヒカリ富築」と「コシヒカリ富山」の子供、母は「12・9367B」です。

 祖先は全てコシヒカリの変異種で、耐暑性やいもち病耐性の遺伝子がある「スーパーコシヒカリ」を配合し、コシヒカリの食味をキープしたまま、地球温暖化などに対処しようという試みのようです。

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 味の傾向は、粘り気の面では、ほぼ中間です。

 粒ぞろいですが、大粒ではないです。食感は、コシヒカリよりは、もっちり感はなく、多少硬めです。

 香りはそれなりに強いです。

 ハナエチゼンの傾向に近く、しっかりしたハリがあり、硬めです。

 ご飯の甘みは、かなり強く、「優秀な遺伝子」を育てた感が強いです。

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 以上、富富富の紹介でした。

 基本的には、コシヒカリの味を保ちつつ、耐暑性などを付けた品種といえそうです。味も、甘みはより強いですが、似ていると言えばそうです。

 コシヒカリをベンチマークにした製品ですから、同じく「コシヒカリをベンチマーク」にする、食味試験(食味ランキング)への参加に慎重なのも当然でしょう。

 なお、2回目の【コシヒカリの比較記事】では、自然環境の中で変異したコシヒカリが変異した種を育てた「龍の瞳(いのちの壱)」という品種を紹介しました。

 こちらは、試験場での科学的なアプローチですが、面白さを感じました。


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 【白米】

 8・富山県産 てんたかく 5kg
   ¥2,916〜 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:未出
 特A受賞歴:

 性質・「甘い」「粒ぞろい」「しっかり」
 一言・「見た目も味も良い隠れた地方品種」

 てんたかくは、富山の地方品種です。

 最近は「富富富」や「てんこもり」が全国区ですが、Atlasはこのお米が結構好きです。

 2006年に登録されたやや新しめの品種です。どちらかと言えば生産時のタフさ(高温耐性や日照不足耐性)の面で採用された品種であり、食味試験では賞をとりにくい傾向の味なので、出品はありません。

 新米は、早生種ですので、割と早い時期にでます。

 9月初旬には、ネットや店頭で多くみられます。

 先祖の経歴は、父は、北陸を代表する早生あっさり系の「ハナエチゼン」で、母は「ひとめぼれ」です。

 これをみて、かなり「納得感」がありました。両者の良いところ取りな、優秀なお子さんに思えます。

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 味の傾向は、かために炊くと美味しい「しっかり系」です。

 ご飯の甘みは、強い傾向で、あまり粘らない点で、山形の雪若丸と似た傾向です。

 お米はつややかで綺麗で、粒ぞろいです。

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 以上、てんたかくの紹介でした。

 しっかり噛んで食べると甘みが出るAtlasが好きな傾向のお米です。

 ブランド米を志向するお米でないので、価格も安いですし、この傾向が好きな方には、是非ためしてもらいたい地方品種です。


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 【白米】

 9・福井県産 ハナエチゼン 5kg
  ¥2,580〜 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価
 特A受賞歴:2回

 性質・「あっさり」「ほどよく甘い」
 一言・「懐かしいあっさり系、ササニシキにやや似ている」

 ハナエチゼン(華越前)は、1993年から福井県で生産している、歴史あるお米です。

 関西圏の早場米として流通するお米ですので、この地域の人にはなじみのある品種でしょう。

 新米の時期は、とても早いです。9月に入るとすでに普通にあります。

 稲としては、極早生であり、まだ暑い時期から美味しい新米が食べられます。

 先祖の経歴は、遠い先祖に「コシヒカリ」を持つお米ですが、どちらかといえば、知られていない銘柄を配合した品種です。

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 味の傾向は、典型的なあっさり系です。

 適度なな甘みはありますが、粘りはあまりない品種です。

 その点では、特Aを受賞しにくい品種だと思います。

 それでも、今年はA評価です。忘れた頃に特Aを取る品種ですが、今年はその年ではありませんでした。

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 以上、ハナエチゼンの紹介でした。

 適度に堅くて粒ぞろいなので、お寿司や、お弁当に適しているお米です。収穫時期の早いお米なので、「初ものの時期」にとくにオススメしたい銘柄です。


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 【白米】

 10・愛知県産 ミネアサヒ 5kg
  ¥2,725 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価
 特A受賞歴:1回(三河中山間)

 性質・「あっさり」「小粒」「つややか」
 一言・「昔懐かしい、あっさり味」

 ミネアサヒは、愛知県の地域米です。

 1981年登場の歴史のあるお米ですが、2021年の検定で初の特Aを得ました。

 というより、平成元年の開始以来、愛知県で特Aを受賞できたのは、こちらが初めてでした。その後の2年も2番目のA評価なので、引き続き品質は良いでしょう。三河の山の方で作っています。

 同県は、大粒でかためな食感で、おなじく「あっさり系」な「あいちのかおり」も安定的にA評価を得れています。

 そのほか、期待の「愛ひとつぶ」も近年には流通するでしょうし、意外と知られない品種の「米所」です。

 新米の時期は、ネットだと9月下旬です。

 ハナエチゼンと同じ極早生種で、わりと早くから市場に出ます。

 先祖の経歴は、コシヒカリが遠い祖先にいる程度ですので、「雑草魂」的な品種といえます。

 「旭」の名前が入るので、西日本で昔栽培があった「」が祖先に入るかとおもいましたが、そうではないようです。

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 味の傾向は、あっさり系です。

 おとなりの岐阜県の「はつしも」も似た傾向ですが、こちらは明らかに小粒です。

 粘りは、今主流の「ブランド米」に比べたら、ほどほどです。

 ご飯の甘みは、あまり感じず、わりとあっさりしています。

 炊き上がりはふっくらで、綺麗に仕上がります。

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 以上、ミネアサヒの紹介でした。

 あっさり系で小粒と今の流行とは外れるお米です。

 しかし、愛知初受賞という新味と、40年以上の歴史を同時に味わえる点で、話の種としても面白いでしょう。


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 【白米】

 11・岐阜県産 はつしも 5kg
  ¥2,575 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価(美濃)
 特A受賞歴:4回

 性質・「極あっさり」「大粒」「冷めても美味しい」
 一言・「古くて、新しいあっさり系」

 ハツシモは、岐阜県の地域ブランド米です。

 1950年の登場で、実はコシヒカリより古いお米です。

 しかし、全国にはあまり流通しない珍しいお米です。

 こちらは収穫時期が遅いため、新米は11月頃から出はじめる品種です。

 食味検査は、コシヒカリを基準にするので「あっさり系」のお米は、受賞しにくいのですが、それでも、特Aは4回受賞しています。

 今年は、上から2番目のA評価でした。

 新米の時期は、遅めです。

 晩生種で、ネットだと、市場に出るのは11月上旬あたりからです。

 先祖の経歴は、経歴がふるいだけに、有名なお米はありません。

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 味の傾向は、典型的なあっさり系です。

 また、米粒はわりと大粒で、炊いたときの仕上がりはとても見映えがします。

 なお、大粒は炊き方(浸水時間など)次第で食感は変えやすいので、「もっちり系」という人もいます。

 ご飯の甘みは、さほどないです。

 ただ、噛むと甘みと、適度な粘りは感じます。

 お寿司やお弁当などには向くでしょう。また、かなり収穫時期の遅いお米なので、季節外れにも、多少、新米に近い味を楽しめます。

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 以上、ハツシモの紹介でした。

 あまり全国に流通しないお米なので、インターネットで珍しいお米を買いたい場合に良い選択肢でしょう。特長があるため、普段のお米との違いも分かりやすいです。


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 【白米】

 12・鹿児島県産 あきほなみ 5kg
  ¥2,850〜
Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価(県北)
 特A受賞歴:8回

 性質・「大粒」「味はあっさり」
 一言・「珍しい大粒のあっさり系、炊き分けると面白い」

 あきほなみは、2008年から鹿児島県で栽培されている品種です。

 鹿児島県の北部で作付けされています。

 過去には、8年連続特Aと高い実力を持つお米ですが、去年に続き今年はA評価でした。

 Atlasはこの銘柄を食べる機会が近年までなかったのですが、焼酎関係の記事を書くための鹿児島旅行の際に、やっと試せた品種でした。

 全国にほとんど流通しないので、ネットで買うのが基本です。

 新米の時期は、遅めです。

 鹿児島というと(南は)早場米のイメージがありますが、こちらは晩生種で遅いです。

 11月上旬あたりから、ネットでは出まわることが多いです。

 先祖の経歴は、父は「ヒノヒカリ」、母は「西海201号」と「越南179号」の交配種です。

 他の地域もそうですが、美味しく多産だった、九州を代表とするヒノヒカリが、地球温暖化で品質低下してしまった結果、各地の試験場で似た食味の品種を作り出そうとして生まれた品種のひとつです。

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 味の傾向は、「あっさり系」に分類できます。

 ヒノヒカリもそちら寄りですが、それ以上です。

 ただ、大粒でお米がしっかりしているので、噛むほどに粘りが出てくる感じがあります。

 この手のお米は、評価者によって味の評価は代わりそうで、面白い個性があります。

 味についても(目隠しなら区別できない感じで)ヒノヒカリの味を強く感じ、よい後継品種になるのではないか、と思いました。

 ご飯の甘みは、強くは出ず、「ほどほど」というレベルです。

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 以上、あきほなみの紹介でした。

 こうした性質のお米は、炊飯器による炊き分け機能で、違った個性を割と出しやすいでしょう。高級炊飯器との相性は良さそうです。

4・バランス系のブランド米

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 最後に、米の粘りの点で中間的な性質といえるバランスの良お米」を種紹介します。

 このタイプは、普段の食卓で邪魔にならない「控えめ」な味の炊き上がりで、飽きがこないです。

 Atlasは「オールラウンダー系」と呼んでいます。


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 【白米】

 13・富山県産 てんこもり 5kg
   ¥(1,782) Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価
 特A受賞歴
2回

 性質・「甘みが強い」「粘る」
 一言・「普段使いにむく、美味しいお米」

  てんこもりは、「ふふふ」と同じ、富山県の品種です。

 「西日本のお米」かと言われると微妙ですが、北陸はこちらに組み入れています。

 2009年からの品種で、過去に2回の特A歴があります。

 最近は、「ふふふ」のプロモーションのが盛んですが、しばらく前は、こちらも割とありました。

 新米の時期は、10月中旬ごろからといえます。

 稲としては中生種で、9月末あたりに収穫です。

 先祖の経歴は、父は「富山36号」、母は「と系1000」です。

 収量が多めの晩成種で、かならずしも、味を重視したエリート配合ではない出自です。

 ただ、実際に食べると、結構実力が高いことが分かります。

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 味の傾向は、「もっちり」寄りのバランス系です。

 ご飯の甘みは、かなり強く、印象に残ります。

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 以上、てんこもりの紹介でした。

 富山のご当地米としては「ふふふ」より注目されていませんが、コシヒカリ系のアップデートとしては、割と良いと思います。

 メインにしていくには、晩成種という点がネックなのでしょうか。


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 【特別栽培米】

 14・滋賀県産 みずかがみ 5kg
   ¥2,830 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価A評価(全県)
 特A受賞歴
4回

 性質・「ほんのり甘い」「粒しっかり」
 一言・「近江期待の品種、価格が値頃で美味しい」

 みずかがみは、2014年に登場した滋賀県のブランド米です。

 早場米とも言える8月末から収穫できるブランド米で、新米は例年早めにでます。

 滋賀県は、関西圏では有名なかなりの米産地ですが、ブランド米については出遅れていました。

 しかし、この品種が出回ると、2018年まで3年連続で「特A受賞」の栄冠を手にしました。

 ただ、今年をふくめて、その後は上から2番目のA評価が最高です。

 それでも、品質は全県で長期安定傾向です。安心して買えるお米と言えるでしょう。

 新米の時期は、早いです。

 9月半ばには普通に新米がみられます。稲としても早生種です。

 先祖の経歴は、祖父母の代に「ひとめぼれ」と「ヒノヒカリ」が見られます。

 それらに、滋賀県の在来種をかけた感じのお米です。

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 味の傾向は、炊飯次第で個性が変わりやすいバランス系です。

 お米がほどよく甘く、また粒ぞろいと印象を受けました。

 最近のブランド米は、炊きあがりの綺麗なお米が多いですが、この品種もそうでした。

 粘り気はほどよい感じで、バランスの取れたお米としては、気持ち「あっさり系」かと思います。

 ご飯の甘みも、しっかり感じられます。

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 以上、みずかがみの紹介でした。

 耐暑性の高さが好影響したのか、市販パッケージを買っても欠け米率が少なく、本当に綺麗なお米です。

 個人的に滋賀県は本当によく行きますが、つややかであり、食事の際に「みずかがみだな」と分かります。


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 【白米】

 15・京都府 丹波産 キヌヒカリ 5kg
  ¥2,490〜 楽天市場 (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価(京都丹波)
 特A受賞歴:3回(京都丹波)

 性質・「あっさり」「やわらか」
 一言・「最近稀少化しつつある伝統品種」

 キヌヒカリは、関西では昔からわりとみる品種です。

 すでにみた特A受賞歴のあるきぬむすめの父です。

 昭和63年に作付けがはじまった古参の品種ですが、最近見かけなくなってきました。

 しかし、令和1年の大嘗祭の際、京都・丹波産のキヌヒカリが、献上米に選出という看板をみて、久しぶりにこの銘柄を思い出しました。

 新米の時期は、9月下旬にはすでに店頭で見かけます。

 稲としては中早生です。その年の「2回目」に買う新米というイメージです。

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 味の傾向は、きぬひかりよりあっさりで、炊き上がりはやわらかめとなります。

 ちなみに、丹波亀岡には、良質な砥石(青砥)の産地がありますが、砥石鉱山のあった神前地区は、皇室献上米を何度も出した、お米の産地です。


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 【白米】

 16・香川県産 おいでまい 5kg
  ¥2,002 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価特A評価(全県)
 特A受賞歴:2年ぶり6回目

 性質・「ややあっさり」「粒が大きい」「つや」
 一言・「粒ぞろいで、安定して美味しいあっさり系」

 おいでまいは、香川県のブランド米です。

 2014年に登場したお米で、暖かい四国ながら、遅い収穫のお米です。

 平均気温の上昇で多少評価を下げた「讃岐米」ですが、この新しい耐高温品種は、起死回生の一撃となっています。

 晩成種であるため、作付面積は1割程度で、「レア度が高い」ですが、ネットには割と流通します。

 今年は、2年ぶりに特Aでした。

 新米の時期は、やや遅めです。

 稲としては中生種ですが、収穫は少し遅めで、例年11月上旬あたりにネットで出まわる感じです。

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 味の傾向は、バランス系です。

 水加減や炊飯器の炊き分けで、性質が変わります。

 粘りは適度にあるので、おにぎりに向きます。粒も大きく、丸みを帯びており綺麗なお米です。

 ご飯の甘みは、普通ですが、水を控えめに炊いたら、わりとでました。

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 以上、おいでまいの紹介でした。

 特A受賞年に取り寄せて、普段食べていましたが、かなり美味しいです。適度に粘りもあるので、普段使いにはおすすめです。


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 【白米】

 17・広島県産 恋の予感 5kg
   ¥2,421 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価特A(南部)
 特A受賞歴
2年連続2回目

 性質・「サッパリとした味」「やや大粒」
 一言・「家計に優しいあっさり系」

 恋の予感は、2014年に登場した広島の新興ブランド米です。最近は山口などにも栽培が拡がっています。

 広島のレアブランド米では、やわらかであっさりな、「あきろまん」が有名です。

 しかし、こちらは、同県主要品種の「ひのひかり」の地球温暖化に伴う「代替品種」で、食味重視といえる品種です。

 実際、2021年度にA評価に続き、連続2年特Aを受賞です。

 今後も安定して受賞するようになるかもしれません。

 新米は、西日本ながら晩生種なので、10月中旬以降にネットに出まわります。

 先祖の経歴は、お父さんに「きぬむすめ」は見られますが、有名米はあまり見られません。


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 味の傾向は、粘りは、バランス系です。

 かために炊くと美味しい感じですから、その傾向が好きな方には向くでしょう。

 ご飯の甘みは、2合分の試食の限りですが、相当程度、淡泊な印象です。

 以上、恋の予感の紹介でした。

 収穫量が多いため、業務用の流通が多そうが、家計に優しいお米の一つでしょう。

 この類の味は、食味ランキングではあまり登場しないと思いますが、2年連続受賞ですし、実力があります。


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 【白米】

 18・福岡県産 夢つくし5kg
  ¥2,470 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価(全県)
 特A受賞歴3回(全県)

 性質・「ほどよくやわからか」「ふっくら」
 一言・「柔らかめのご飯が好きな方にさ最適」

 夢つくしは、福岡県・佐賀県を中心とする九州北部の地方品種です。

 1995年に登場したお米です。

 昔は、気温が暑い地域は(お米が割れてしまうなど)美味しい米ができないと言われてきました。

 しかし、最近は耐熱・対高温品種の躍進がすさまじく、5年ほど前に誕生したこの銘柄も、とにかく「美味しい」お米です。

 夢つくしは、作付面積の割にこれまで評価が低かったのですが、2019年まで特Aを3年連続と評価を上げました。

 ただ、今年は、去年に続いてA評価です。

 新米の時期は、毎年早めで9月上旬に出まわる年もあります。

 稲としても極早生です。

 先祖の経歴は、父が「コシヒカリ」で、母が「キヌヒカリ」です。

 割とエリート街道なお米です。


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 味の傾向は、あえて言えば、バランス系です。

 ただ、粘り気よりも、柔らかさが強調できます。

 とはいえ、どのような料理にも合わせやすい感じでした。

 ご飯の甘みは、強くはあまり感じません。

 以上、夢つくしの紹介でした。

  今回は「やわらかい」という指標は多く取りあげませんでしたが、その傾向が好きな方は、夢つくしは、割と合うと思います。値段も値ごろ感があり、家系に優しいブランド米です。


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 【白米】

 19・長崎県産 なつほのか 5kg
  ¥2,725 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価:A評価(全県)
 特A受賞歴1回

 性質・「粒ぞろい」「やや大粒」
 一言・「今年注目の特A初受賞品種!」

 なつほのかは、鹿児島県で2016年に栽培が開始された新品種です。

 早めの時期にとれるので、早場米としてネットで見かけることがあります。しかし、全国に流通するほどは栽培されていないレア品種です。

 新米は、したがって、9月にはすでに見られます。

 鹿児島県は、食味試験に出していません。

 しかし、長崎県で栽培されたものが、2021年の試験で初出品で特Aを受賞しました。その後受賞はないですが、今年はそれに続くA評価です。

 先祖の経歴は、父が「にこまる」で、母が高温耐性のある「西南115号」です。

 父の「にこまる」も、耐熱性がある品種ですが、特Aをとったこともある優秀な品種です。

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 味の傾向は、父親は「柔らかくて、大粒」なお米でしたが、なつほのか自体はかなり食感が異なる印象です。

 キレイに炊き上がるお米で、味の面で「強く主張しない」名脇役のような味です。

 水加減で結構加減できるので、典型的な「バランス系」といえます。

 以上、なつほのかの紹介でした。

 おそらく、毎年特Aをとれるタイプのお米ではないです。

 ただ、この手の米質のお米は、業者による当たり外れが少ないので、ネットで買うにはわりと向くように思います。 


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 【白米】

 20・宮崎県産 おてんとそだち 5kg
  ¥3,400 楽天市場 (
1/5執筆時)

 今年度評価A評価(沿岸地域)
 特A受賞歴:

 性質・「バランスが良い」「多少やわらか」「中粒」
 一言・「宮崎の新しいお米、ヒノヒカリの後継」

 おてんとそだちは、宮崎県のブランド米です。

 2022年に、ちょうど宮崎に行く機会があり、お米を食べたので書きました。

 同県は、早場米のコシヒカリほかは、完全に西日本の王様「ヒノヒカリ」の栽培が多いです。

 実際、ヒノヒカリで多く特Aを取ります。

 ただ、「ヒノヒカリ」は(比較的暑さに強いはずですが)最近の異常気象ではそうでもなく、耐候性の高い「にこまる」に作付けを変えているようです。

 それと共に、独自ブランドの「おてんとそだち」の栽培も増やしています。

 新米の時期は、9月半ばあたりからです。

 「おてんとそだち」は、暑さにに強い一方、少し早く収穫できるので、収穫がやや遅めの「にこまる」と棲み分けする場合、良い品種と言えるようです。

 今年度の評価は、A評価です。

 2023年の検定まで、4年連続でA評価で安定しています。

 先祖の経歴は、祖父母の世代にヒノヒカリが見られます。

 北陸のレア品種(どんとこい)の名前も見られますが、そのほか試験品種です。

 「たたき上げ系」といえます。

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 味の傾向は、バランス系です。

 粒の大きさや、かみ応え、甘さの部分を含めて、ヒノヒカリと似ています。

 あえて言えば、多少柔らかい感じはしましたが、にこまるほどではないです。

 以上、おてんとそだちの紹介でした。

 毎年検定にだしているお米です。かつて、特Aを取ったら、もう一度買って食べて書こうかなと思っていたのですが、その前に記事を書いてしまいました。

 ヒノヒカリと味が似ているので、どこかしら個性的かといわれると「微妙」なブランド米です。恐らくですが、食べ慣れている「ヒノヒカリ」のまま、酷暑に強くしようというコンセプトなのかと思いました。

 実際、Aを安定して取れ、収量も多めという部分で優等生に思えます。


  

 【白米】(阿蘇・菊池産)

 21・熊本県産 ヒノヒカリ 5kg
   ¥3,689〜 Amazon.co.jp (1/5執筆時)

 今年度評価A評価(県北)
 特A受賞歴
4回(全県合計)

 性質・「ほどほどの粘り」「中粒」「つやがある」
 一言・「無個性の個性。バランス良く使いやすい」

 ヒノヒカリは、1990年に登場し、九州全土のほか奈良県などで広く栽培される、西日本を代表する品種の1つです。

 さほど高級な米ではない銘柄です。

 しかし、栽培の30年ほど前に登場して以来、栽培のしやすさもあり、広域に広がりました。ただ、最近は、より耐暑性の高い新品種に移行する地域も見られます。

 一方、特A受賞歴は、全県でみると4回です。風土に合っているのでしょう。

 なお、京都(山城)も有名な産地で、2023年の検定でも2年連続で特Aでした。

 新米の時期は、地域によります。

 ただ、九州産をネットで多くみるようになるのは例年10月に入ってからで、あまり速くもないです。稲としては中生種です。

 先祖の経歴は、品種的には、コシヒカリの子供です。特長が異なる日本晴系のコメと掛けてあります。

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 味の傾向は、味としては、あまり粘り気はないバランス系です。

 炊き上がるお米は少し、やわらかめな傾向です。

 「無個性の個性」と書きましたが、特徴がないため、食事の邪魔になりません

---

 以上、ヒノヒカリの紹介でした。

 東日本では流通しないお米なので、珍しい品種を食べてみた方は、トライして良いかもしれません。

次回に続く!
美味しい!ブランド米のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今日は、ブランド米のうち、割とレアで、全国流通量が少ない製品を紹介してきました。

 しかし記事はもう少し「続き」ます。

  

1・特Aブランド米の比較
2・コシヒカリの比較
3・珍しい地方米の比較 〈東日本〉
4・珍しい地方米の比較 〈西日本〉
5・おすすめのブランド米 【結論】

 つづく、結論編こちら)では、このブログで紹介した全てのお米から、Atlasの今年度のおすすめ米を最終的に提案していきます。

レア度  ★★★☆☆
減農薬  ★★★★★
食味値  ★★★★★
生産管理 
★★★★☆
総合評価 ★★★★★

 上表のような観点で比較しますので、興味のある方は、引き続き、結論編をご覧ください。

 結論編は→こちら

ーー

 

1・3合炊き小型炊飯器【〜3万円】
2・5合炊きの高級炊飯器【3万円〜】
3・5合炊きの格安炊飯器【〜3万円】
4・一升炊きの高性能炊飯器【3万円〜】
5・一升炊きの格安炊飯器【〜3万円】
6・糖質カット/麦向き炊飯器

7・炊飯器の選び方 【まとめ記事】

 そのほか、上記の記事では、最新の「炊飯器」の性能を巡る現状や選び方について、Atlasの視点からまとめています。

 今回の記事との関連で言えば、穀物検定協会が「特A」を選ぶ際の食味検査に使っている炊飯器(の後継機)も最後の記事で紹介しています。

 興味のある方は、こちらの記事もよろしくお願いします。

posted by Atlas at 18:16 | 食料品

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