【今回比較する内容】2025年 近畿・中国・四国・九州・西日本地方のブランド米・産地別・品種別・県別おすすめランキング:地方の珍しい品種のお米の紹介 令和5年産米最新情報
【紹介する主な銘柄】 京式部 元気つくし 森のくまさん くまさんの輝き 結びの神(三重23号)きらみずき ひめの凜 あきほなみ みずかがみ キヌヒカリ おいでまい 恋の予感 夢つくし なつほのか おてんとそだち ヒノヒカリ さがびより ちゅらひかり きぬむすめ
今回のお題
レア度が高く、かつ美味しいブランド米はどの銘柄?
どもAtlasです。
今日は、2025年5月現在、最新のブランド米の比較の5回目記事です。
1・特Aブランド米の比較〈全国〉
2・コシヒカリの比較〈全国〉
3・各地のお米の比較 〈北海道・東北〉
4・各地のお米の比較 〈関東・中部・北陸〉
5・各地のお米の比較 〈西日本〉
6・おすすめブランド米まとめ 【結論】
5回目記事では、「西日本地域(近畿・四国・中国・九州)」で栽培されるブランド米のうち、「レアで入手困難な米」を中心に、Atlasが試食した結果「美味しい」と思った銘柄を中心に比較します。
なお、今回の記事は、日本穀物検定協会 が、2025年2月に発表した産地別・銘柄別の最新の試食試験となる「食味ランキング試験」の結果を参考にしています。
特A(39地区)>A(76地区)> Aダッシュ(28地区)
上表のように、特に味の良い銘柄のお米を特A評価とし、以下、A評価・Aダッシュ評価の順で、銘柄・産地ごとにランキングを付けます。
Aダッシュ評価が、全国のコシヒカリのブレンド米とおおむね同等の味との評価です。それより美味しいかどうかで、お米の味を判定しています。
なお、今回のこの試験の概要と結果は、1回目記事(こちら)の冒頭で詳しく説明しました。
5-1・各地のブランド米の比較
1・もっちり・甘い系
2・しっかり・甘い系
3・しっかり・あっさり系
4・バランス重視系
というわけで、以下では、食味検定の結果にふれつつ、各地のお米を、食感の違いから、4つに区分して紹介します。
その上で、最後の「結論編」(こちら)では「今買うべき、最も美味しいお米」を提案していきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
1・もっちり甘い系のブランド米
はじめに、「もっちり感が強く、お米の甘みを感じられるタイプのお米を紹介します。
ブランド米の最近の「トレンド」といえる食感であり、食味試験では、特A評価を得やすい傾向にあります。
【特別栽培米】(執筆時在庫なし)
1・京都府産 京式部 5kg
¥---- 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:
特A受賞歴:
新米時期:9月下旬
特長:甘みが強い・面長で真っ白・ほどよく粘る
京式部は、2023年に登場した京都府のブランド米です。
ちょうど大河ドラマの「紫式部(光る君へ)」が大河の年にかかるデビューですが、もちろん、時限販売ではなく、永続的なお米の品種になります。
農研機構(北陸)との共同開発した「北陸246号」というお米に令和2年にこのブランドを付けました。
出はじめなので、食味検定試験は、今のところ未受験です。
新米の時期は、9月下旬ごろです。
先祖の経歴は、遠い祖先にひとめぼれやキヌキヒカリがありますが、ほぼ無名です。
父がミズホの輝き(北陸200号)、母は北陸182号です。
祖父母の代を含め農研機構(北陸)の純粋培養で秘蔵っ子的な経歴の製品です。その点では、新潟の「つきあかり」に似ますが、味は全然違います。
味の傾向は、今回の区分ではもっちり系です。
ただ、相当粘るわけではなく、ほどほどの粘りです。もっちり系という位置です。
標準より少し大きめくらいの中粒のお米で、特に、お米の白さが際立って綺麗でした。
北海道の「ゆきさやか」などを思わせます。
ご飯の甘みは、ただ、特に強調できます。
丹波(亀岡)産の特別栽培米を試食しましたが、今年試した新米では一番甘かったです。
ゆめぴりかやミルキークイーンのような濃厚な甘さというより、京菓子のような、(強いですが)「上品な甘さ」に思えます。
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以上、京式部の紹介でした。
京料理に合うというコンセプトで採用されたお米です。確かに、大粒すぎず、粘りも強すぎず、(目立ちすぎない点で)何の料理にも合いそうなお米です。
区分では「もっちり系」と書きましたが、水加減や浸水で、炊き分けが容易そうな部分では「バランス系」と言えます。
おにぎりや「炊き込みご飯にも合う」という宣伝ですが、まさにその通りで、粒形状を含めて、そう思いました。リピートしたいお米の1つです。
【白米】
4・福岡県産 元気つくし 5kg
¥6,980〜 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(全県)
特A受賞歴:8回
新米時期:10月前半
特長:大粒・強い甘み・強い粘り
元気つくしは、2011年から栽培がはじまった、福岡県の品種です。
個人的には、「西のゆめぴりか」的に思っているブランドです。
食味試験は、特Aを8回受賞の実力派です。
一時低迷していましたが、2021年から4年連続特A受賞でした。
見事復活したと言えます。
ただ、今年は、天候面の問題もありつつ、1つ下のA評価です。
新米は、収穫自体は西の早生種で10月前半に獲れます、
ただ、ネット流通はすこし例年遅めです。九州以東だとレアな品種ですから。
ほとんどお店で見かけません。
先祖の経歴は、父は「つくしろまん」、母は「つくし早生」です。
福岡県で特Aが多い「夢つくし」や、「キヌヒカリ」が祖父母の代にいますが、郷土色が品種と言えます。
味の傾向は、かなりの「もっちり系」です。
ただ、大粒で粘りが相当程度強い点にむしろ目がいきます。
おにぎりのほか、卵かけご飯にも相性は良かったです。
冷めても味が代わりにくいですが、粘りが相当あるため、お寿司などには不向きです。
ご飯の甘みは、香りを含めて、それを感じられる十分にあります。
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以上、元気つくしの紹介でした。
大粒で粘りのある点で、相当特徴だった珍しい品種です。
福岡以外でほとんど見かけないので、ネットで面白い個性のある銘柄を試したい!という場合に、かなりおすすめできます。
【白米】
5・熊本県産 森のくまさん5kg
¥5,380〜 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(県北)
特A受賞歴:4年ぶり8回目
新米時期:10月初旬
特長:程よい粘り・つややか・小粒
森のくまさんは、2000年に登場した熊本県を代表する地方品種です。
食味試験は、普段はA評価、当たり年だと特Aという感じです。
直近だと24年の試験が特Aでしたが、今年は、Aでした。
ただ、それ以上落ち込むこともなく、安定感がある品種です。
収穫時期は、稲としては中生種ですが、こちらもさほど早い時期ではないです。
10月中旬、あるいはもう少し後ろからネットでは多くなります。
先祖の経歴は、この品種は、興味深いです。
なぜなら、日本のエリート「こしひかり」と九州のエリート「ヒノヒカリ」を配合したサラブレッド品種だからです。
味の傾向は、ほどよく粘りつつ、米の甘みがほどほどで、飽きの来ないタイプです。
食感からすると「もっちり系」なのですが、最近珍しい小粒の「もっちり系」です。
米粒は、揃っていますが、やや小さめです。
大粒のお米に較べると、繊細な食感を味わえるので、大粒のお米を苦手とする方は、特に合うでしょう。
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以上、森のくまさんの紹介でした。
結論的にいえば、最近流行している、「もっちり粘る」品種ですが、他の米とは違う「珍しい」食感です。
色々試してきた方が、さらに試すのに向くでしょう。
【白米】
2・熊本県産 くまさんの輝き5kg
¥7,280 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
【白米 or 玄米 無農薬(JAS有機栽培)】
2・ 熊本県産 くまさんの輝き 5kg
¥----- 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(県北・県南)
特A受賞歴:1回(参考品種)
新米時期:10月下旬
特長:粘る・甘い・旨みが強い
くまさんの輝きは、熊本県の地方品種です。
もともとは「熊本58号」と呼ばれていました。
2018年に「参考品種」で、特Aを初受賞しました。
今年は、去年と同じで、上から2番目のA評価です。
新米の時期は、10月下旬ごろです。
ネットでしっかり出まわるのは11月という印象です。
先祖の経歴は、面白いです。
熊本県を代表するブランドの「森のくまさん」は、日本のエリート「こしひかり」と九州のエリート「ヒノヒカリ」を配合したサラブレッド品種でした。
一方、くまさんの輝きは、ヒノヒカリ・きらら397・ひとめぼれをはじめ、ALLジャパン的な地方銘柄が先祖に多く含まれます。
味の傾向は、「粘る」「甘い」「味わいがある」という、「王道を歩む」米質です。
傾向としては、スッキリ甘い系で、個人的には、ヒノヒカリの味をを強く感じ、それに、良質な粘性を増して、パワーアップさせた印象です。
こめも「つややか」です。
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以上、くまさんの輝きの紹介でした。
2年連続でこのお米を食べましたが、美味しいお米でした。ただ、強烈な個性という点では、森のくまさんのほうが「面白い」とは思いました。
2・しっかり甘い系のブランド米
続いて、ご飯のハリがあり、噛むと甘いタイプの紹介です。
いわゆる「かためご飯」が好きな人にあうカテゴリです。
【白米】
3・三重県産 結びの神 三重23号 5kg
¥7,000〜 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:
特A受賞歴:
新米時期:8月下旬
特長:ハリがある・噛むと甘い・美白
結びの神は、三重県のブランド米です。
個人的に3度目でしたが、2025年に一袋買って食べたばかりのお米です。
品種としては「三重23号」という名前で、2011年にでています。
その後、登録認証をうけた生産者にのみ(ブランド名として)結びの神という名前を許可して、売り出している形です。
新米の時期は、8月下旬には出まわります。
三重のコシヒカリは、中部では早場米の代表格ですが、それより早めと言えます。
先祖の経歴は、2代前にキヌヒカリ、トドロキワセはいますが、有名ブランド米はいないタイプです。
品種(三重23号)としては、「ブランド米」を作ると言うより、収量・高温耐性、あるいは長期保存性を得るための開発に思いますが。しかし、思いのほか、味のポテンシャルがあったので、結びの神として、生産管理をした特別なお米を売り出したというパターンでしょう。
特A受賞歴は、ないです。
食味試験自体だしていないです。
味の傾向は、お米のハリがしっかりしたタイプです。
しっかりかみ応えを感じたい方に向きます。
粒は普通の中粒で、粘りは炊き方によっては粘りは出ますが、有名ブランド米と比べると、そこまで強くないです。
ご飯の甘みは、だいぶあり、噛めば噛むほど味が出る感じです。
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以上、結びの神の紹介でした。
商標として生産者限定なので、銘柄だけみてネットで買っても「外れをひきにくい」タイプです。噛めば上品な甘みを感じられるので、中粒でしっかり堅めの食感が好きな方に向くでしょう。
粘りも、しっかり浸水すれば、上の評価値より出ていた感じがあります。
【白米】 (ふるさと納税以外なし)
14・滋賀県産 きらみずき 1kg〜
¥----- 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:
特A受賞歴:
新米時期:10月下旬
特長:甘い・食べ応えのある大粒
きらみずきは、滋賀県のブランド米です。
2023年にデビューした、近江期待のブランド米です。
同県では、しばしば特Aをとる「みずかがみ」が有名ですが、こちらは、耐暑性をより高めた新品種です。
個人的にずっと探していたのですが、(米不足のなか)幸運なことに、偶然見つけて食べたのが2024年産のこちらです。
新米の時期は、中晩生の品種で、やや遅めです。
流通量の関係もあり、10月下旬以降にみられました。
先祖の経歴は、父が、最近だと特A常連の「にこまる」です。
母の「滋賀69号」は、ヒノヒカリと秋の詩(滋賀62号)を数世代交配したものに「ゆめおうみ」をかけたものです。滋賀県の伝統米を「アップグレード」した感じです。
特A受賞歴は、ないです。
生産量が増えた段階でだされるかと思います。
味の傾向は、個人的には「しっかり」系に思います。
お米は、コシヒカリや、みずかがみと比べてもかなり大粒で、噛み応えがありました。ただ、このタイプは炊き方で割と変わりそうです。
実際、父のにこまるは「やわらか系」で美味しいお米ですが、その子供に当たる「きらみずき」をそのように評するかたもいるようです。
ご飯の甘みは、強めです。
噛めば甘く、王強いお米です。また、粒ぞろいで食感も良いです。
栽培管理は、県主導の「環境こだわり栽培」生産条件にしているようです。
「化学肥料・殺虫剤不使用」、あるいは、「オーガニック栽培」に限定されているとの説明です。
−
以上、きらみずきの紹介でした。
粘りはほどほどで、大粒で甘みがあるタイプです。
滋賀県の米は、大粒のお米がなかったので、楽しみが増えた感じです。
こちらも生産者を限定し、栽培規定を明示している製品です。結びの神などと同じで、銘柄だけみてネットで買っても「外れをひきにくい」タイプといえます。
もう少し流通量が増えたら(「みずかがみ」のように)酒米に利用したらどうなるのかと、個人的に興味が湧きました。近江各地の酒蔵にはよく行きますので。
【白米】
5・愛媛県産 ひめの凜 5kg
¥5,480〜 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:Aダッシュ
特A受賞歴:
新米時期:10月下旬
特長:大粒・しっかり堅め・ほのかに甘み
ひめの凜は、愛媛県のブランド米です。
記事に西日本のお米が少なかったので食べてみたお米です。
同県のお米は、今年も「にこまる」が特A連続受賞ですが、県独自で育成した独自のブランド米といえば、こちらです。
新米の時期は、稲としては中生種ですが、あまり早くないです。
ネットだと、10月下旬あたりからみかける感じです。
先祖の経歴は、祖父にヒノヒカリがいますが、あとは(ほぼ)無名です。
県の農水研究所が育てた試験品種から生まれたものです。2018年に品種登録しています。
食味試験は、2024年に本試験に初出品で、Aダッシュが付きました。
それまでの、検定協会と「同様の試験」で食味評価はしており表は出していましたが、受験は25年が初でした。
なお、本番の検定試験は生産地からの「供試品」と、その年の全国の「基準米」(コシヒカリブレンド)で比べるので、そちらはやはり(模試のようなもので)本試験で無いと、あまり意味は無かったとは言えます。
試験結果は、必ずしも芳しいものではなかった訳ですが、愛媛県で生産管理と検査で、認定制度があるので、それを見れば、わりと良いお米が「選びやすい」部分はあります。
味の傾向は、コシヒカリにくらべ「大粒」で、しっかりしたかみ応えがある点で、珍しいと思います。
ご飯の甘みも噛むとと甘みも感じます。
−
以上、ひめの凜の紹介でした。
食べたお米は、生産管理された表記のあるお米でしたので、美味しかったです。粒が大きめで、しっかりした硬さを出せる品種は割と「レア」で、珍しいです。
同時に(小粒・あっさりで主にお酒の原料になる)愛媛の久万高原の「ふくひかり」も食べたので、余計にそう感じた部分があります。
個人的に好きな傾向ですし、(生産者情報をしっかり見つつ)選んで良いと思います。
【白米】
6・鳥取県産 星空舞 5kg
¥6,180〜 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(全県)
特A受賞歴:1回
新米時期:10月中旬
特長:ハリが強い・つややか・噛むと甘い
星空舞は、2019年から本格的な販売が始まった鳥取県の新品種です。
Atlasも、以前、倉吉で見つけて買って帰って炊きました。
2021年の参考品種としてA評価、22年は本試験でA評価、そして2023年は特Aと地道に進んできました。
ただ、今年は、去年に続いてA評価でした。
新米は、10月半ばからネットで出まわります。
中生品種ですが、食味が高く評価される品種は全国的に遅めに獲れるように思います。
先祖の経歴は、鳥取品種の「ゆめそらら」を数世代配合した品種です。
遠い祖先にコシヒカリとササニシキがいますが、どちらかと言うとササニシキの方が近いです。
味の傾向は、しっかりとしたかたさを特長とします。
「ご飯のハリ」を強く感じる、力強いお米です。
ご飯の甘みも、噛むほどに甘みもでるので、この系統が好きな方には向くでしょう。
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以上、星空舞の紹介でした。
Atlas自身初年度に食べてからファンになったお米で、今年最も注目しているお米です。
ハリ(歯ごたえ)に特長があり、甘みもあるため、この系統が好きな方にはかなり向くと思います。
この系統は、食味的な意味で「特A」を得にくいといえますが、確実に「美味しい」のは間違いないので、一度食べてみて欲しいお米の1つです。
個人的にも好きな系統です。
【白米】
7・佐賀県産 さがびより 5kg
¥4,780〜 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:特A(全県)
特A受賞歴:16年連続16回目
新米時期:10月中旬
特長:つややか・大粒・堅め
さがびよりは佐賀県のブランド米です。
九州でも遅い収穫のお米ですので、新米の時期は、収穫年度に注意しましょう。
見かけるのは「ふるさと納税」の返礼品中心で、それを除けば地域を越えた流通は見られないのですが、実は、16年連続特A受賞と実力のあるお米です。
生産管理がしっかりなされ、品質のばらつきも押さえられているようです。
新米は、九州の中生品のお米ですが、10月半ばが収穫のピークです。
そのため、ネットに出まわるのは10月後半の場合が多いです。
先祖の経歴は、祖先を辿ると、父は「天使の詩」、母は「あいちのかおり」と、あまり有名ではないお米から生まれたお米です。
味の傾向は、どちらかといえば「かため」な傾向のお米です。
もともと粘りが「ほどほど」あるバランスタイプとして評価していたのですが、改めて新米を食べたところ、「しっかり・甘い」系との分類が適当と判断しました。
ただ、粒が大きくしっかりして弾力があり食べ応えがあり、この系統のお米としては甘みも強いため、炊き方次第では「どのような料理にも合う」という評価は変わりません。
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以上、さがびよりの紹介でした。
特Aを連続受賞している優秀米です。
一方、以前は、価格が安く値ごろ感があったのですが、最近米価がやや上がり気味に感じます。
とはいえ、冷めても美味しいのでお弁当にも向いていますし、炊き込みご飯などにもおすすめできます。
【白米】(執筆時在庫なし)
8・沖縄県産 ちゅらひかり 5kg
¥---- Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:
特A受賞歴:
新米時期:5月中旬
特長:さっぱり・しっかり・ほどよい甘み
美らひかりは、沖縄県のブランド米です。
沖縄県は、「ひとめぼれ」の栽培が多く、それを泡盛にしたものは【プレミア焼酎の比較記事】でも紹介したことがあります。
ただ、ひとめぼれは、いもち病に弱い上で、台風の多い土地柄であるため、倒伏にも強くない点が課題でした。その対策から出てきた新品種です。
なお、沖縄県は、食味試験の出品が過去にないので、こちらも無鑑査になります。
生産量の関係もありそうです。
先祖の経歴は、父が「ひとめぼれ」で、母が「奥羽338号」です。
ひとめぼれの産地である、東北農業研究センターが作った品種です。
雑草に強く、農薬を節減できる性質もあります。
新米は、石垣島産だと、速ければ5月頃から出まわります。
二期作なので、年末にもとれますが、そちらはネットだとあまり見ない感じです。
味の傾向は、ひとめぼれに近いです。
やはり、ほどよい甘みが強調できる品種で、粒はしっかりしているタイプです。粘りは控えめです。
ひとめぼれより多少粒が大きいため、しっかりめなかみ応えです。
以前食べた時は、もっと「あっさり」な感じはあったのですが、ひとめぼれ同様、吸水性がよいので、浸水時間でこの部分の味が変わりやすいように思います。
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以上、美らひかりの紹介でした。
新米を(ほぼ)年中食べ続けたい方には、沖縄県産のひとめぼれとともに、年間計画にいれても良いお米でしょう。
3・あっさり系のブランド米
続いて、あっさりしているお米、歯ごたえを出しやすいお米について書きます。
食味試験では、多少評価が落ちる傾向にありますが、Atlasをふくめ、この食感が好きな人は一定数います。
【白米】
9・鹿児島県産 あきほなみ 5kg
¥---- 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:特A(県北)
特A受賞歴:2年連続10回目
新米時期:11月上旬
特長:大粒・あっさり・炊き分けやすい
あきほなみは、2008年から鹿児島県で栽培されている品種です。
鹿児島県の北部で作付けされています。
以前は特A常連でしたが、今年、3年ぶりに特A復帰です。
九州は今年は気候条件が食味に良かったようで、全体的に評価が良いです。その点で言えば、実力を試されるのは、次回かもしれません。
Atlasはこの銘柄を食べる機会が近年までなかったのですが、焼酎関係の記事を書くための鹿児島旅行の際に、やっと試せた品種でした。
全国にほとんど流通しないので、ネットで買うのが基本です。
新米の時期は、遅めです。
鹿児島というと(南は)早場米のイメージがありますが、こちらは晩生種で遅いです。
11月上旬あたりから、ネットでは出まわることが多いです。
先祖の経歴は、父は「ヒノヒカリ」、母は「西海201号」と「越南179号」の交配種です。
他の地域もそうですが、美味しく多産だった、九州を代表とするヒノヒカリが、地球温暖化で品質低下してしまった結果、各地の試験場で似た食味の品種を作り出そうとして生まれた品種のひとつです。
味の傾向は、「あっさり系」に分類できます。
ヒノヒカリもそちら寄りですが、それ以上です。
ただ、大粒でお米がしっかりしているので、噛むほどに粘りが出てくる感じがあります。
この手のお米は、評価者によって味の評価は代わりそうで、面白い個性があります。
味についても(目隠しなら区別できない感じで)ヒノヒカリの味を強く感じ、よい後継品種になるのではないか、と思いました。
ご飯の甘みは、強くは出ず、「ほどほど」というレベルです。
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以上、あきほなみの紹介でした。
こうした性質のお米は、炊飯器による炊き分け機能で、違った個性を割と出しやすいでしょう。高級炊飯器との相性は良さそうです。
4・バランス系のブランド米
最後に、米の粘りの点で中間的な性質といえる「バランスの良お米」を種紹介します。
このタイプは、普段の食卓で邪魔にならない「控えめ」な味の炊き上がりで、飽きがこないです。
Atlasは「オールラウンダー系」と呼んでいます。
【白米】(京都府産ほか)
10・京都府 丹波産 キヌヒカリ 5kg
¥6,040〜 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:Aダッシュ(京都丹波)
特A受賞歴:3回
新米時期:9月下旬
特長:あっさり・やわらか・さっぱり
キヌヒカリは、関西では昔からわりとみる品種です。
京都のほか、和歌山も、食味試験に出品している品種です。
特A受賞歴のあるきぬむすめの父です。
昭和63年に作付けがはじまった古参の品種です。関西圏では割とみますが、それでも、見る機会は昔より少なくなってきた感じです。
しかし、令和1年の大嘗祭の際、京都・丹波産のキヌヒカリが、献上米に選出という看板をみて、久しぶりにこの銘柄を思い出しました。
評価は、丹波地方でAダッシュです。
去年より評価を1つ落としました。
なお、平成30年が最後の特Aです。
新米の時期は、9月下旬にはすでに店頭で見かけます。
稲としては中早生です。その年の「2回目」に買う新米というイメージです。
味の傾向は、きぬひかりよりあっさりで、炊き上がりはやわらかめとなります。
ちなみに、丹波亀岡には、良質な砥石(青砥)の産地がありますが、砥石鉱山のあった神前地区は、皇室献上米を何度も出した、お米の産地です。
【白米】
11・香川県産 おいでまい 5kg
¥6,230 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(全県)
特A受賞歴:6回
新米時期:10月下旬
特長:大粒・つややか・程よくあっさり
おいでまいは、香川県のブランド米です。
2014年に登場したお米で、暖かい四国ながら、遅い収穫のお米です。
平均気温の上昇で多少評価を下げた「讃岐米」ですが、この新しい耐高温品種は、起死回生の一撃となっています。
晩成種であるため、作付面積は1割程度で、「レア度が高い」ですが、ネットには割と流通します。
2023年の試験は2年ぶりに特Aでしたが、2024年以後はA評価です。
新米の時期は、やや遅めです。
稲としては中生種ですが、収穫は少し遅めで、例年10月下旬あたりにネットで出まわる感じです。
味の傾向は、バランス系です。
水加減や炊飯器の炊き分けで、性質が変わります。
粘りは適度にあるので、おにぎりに向きます。粒も大きく、丸みを帯びており綺麗なお米です。
ご飯の甘みは、普通ですが、水を控えめに炊いたら、わりとでました。
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以上、おいでまいの紹介でした。
特A受賞年に取り寄せて、普段食べていましたが、かなり美味しいです。適度に粘りもあるので、普段使いにはおすすめです。
【白米】
12・広島県産 恋の予感 5kg
¥5,580〜 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:
特A受賞歴:2回
新米時期:10月半ば
特長:さっぱり・やや大粒・淡い味
恋の予感は、2014年に登場した広島の新興ブランド米です。最近は山口などにも栽培が拡がっています。
広島のレアブランド米では、やわらかであっさりな、「あきろまん」が有名です。
しかし、こちらは、同県主要品種の「ひのひかり」の地球温暖化に伴う「代替品種」で、食味重視といえる品種です。
食味試験は、23年、24年と連続2年特Aを受賞でした。
ただ、今年は、理由不明ですが、未出品になっています。
新米は、西日本ながら晩生種なので、10月中旬以降にネットに出まわります。
先祖の経歴は、お父さんに「きぬむすめ」は見られますが、有名米はあまり見られません。
味の傾向は、粘りは、バランス系です。
かために炊くと美味しい感じですから、その傾向が好きな方には向くでしょう。
ご飯の甘みは、2合分の試食の限りですが、相当程度、淡泊な印象です。
−
以上、恋の予感の紹介でした。
収穫量が多いため、業務用の流通が多そうが、家計に優しいお米の一つでしょう。
この類の味は、食味ランキングではあまり登場しないと思いますが、2年連続受賞ですし、実力があります。
【白米】
13・福岡県産 夢つくし5kg
¥6,780 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(全県)
特A受賞歴:3回
新米時期:9月上旬
特長:ふっくら・やわらかめ・名脇役系
夢つくしは、福岡県・佐賀県を中心とする九州北部の地方品種です。
1995年に登場したお米です。
昔は、気温が暑い地域は(お米が割れてしまうなど)美味しい米ができないと言われてきました。
しかし、最近は耐熱・対高温品種の躍進がすさまじく、5年ほど前に誕生したこの銘柄も、とにかく「美味しい」お米です。
夢つくしは、作付面積の割にこれまで評価が低かったのですが、2019年まで特Aを3年連続と評価を上げました。
ただ、それ以後は、A評価が続きます。
新米の時期は、毎年早めで9月上旬に出まわる年もあります。
稲としても極早生です。
先祖の経歴は、父が「コシヒカリ」で、母が「キヌヒカリ」です。
割とエリート街道なお米です。
味の傾向は、あえて言えば、バランス系です。
ただ、粘り気よりも、柔らかさが強調できます。
とはいえ、どのような料理にも合わせやすい感じでした。
ご飯の甘みは、強くはあまり感じません。
−
以上、夢つくしの紹介でした。
今回は「やわらかい」という指標は多く取りあげませんでしたが、その傾向が好きな方は、夢つくしは、割と合うと思います。値段も値ごろ感があり、家系に優しいブランド米です。
【白米】
14・長崎県産 なつほのか 5kg
¥6,580 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:Aダッシュ(全県)
特A受賞歴:1回
新米時期:8月下旬
特長:粒ぞろい・やや大粒・夏場の主役
なつほのかは、鹿児島県で2016年に栽培が開始された新品種です。
早めの時期にとれるので、早場米としてネットで見かけることがあります。しかし、全国に流通するほどは栽培されていないレア品種です。
新米は、したがって、8月末にはすでに見られます。
鹿児島県は、食味試験に出していません。
しかし、長崎県で栽培されたものが、2021年の試験で初出品で特Aを受賞しました。
ただ、その後受賞はないです。また、24年はA評価でしたが、今年は、Aダッシュでした。
例年高評価の長崎の「にこまる」も評価を少し下げて(A)いるので、気候的な部分もあったかもしれません。
先祖の経歴は、父が「にこまる」で、母が高温耐性のある「西南115号」です。
父の「にこまる」も、耐熱性がある品種ですが、特Aをとったこともある優秀な品種です。
他県でも、大分が参考出品ながら今年特Aで、鹿児島もA評価なので、栽培は今後拡がるかもしれません。
味の傾向は、父親は「柔らかくて、大粒」なお米でしたが、なつほのか自体はかなり食感が異なる印象です。
キレイに炊き上がるお米で、味の面で「強く主張しない」名脇役のような味です。
水加減で結構加減できるので、典型的な「バランス系」といえます。
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以上、なつほのかの紹介でした。
おそらく、毎年特Aをとれるタイプのお米ではないです。
ただ、この手の米質のお米は、業者による当たり外れが少ないので、ネットで買うにはわりと向くように思います。
【白米】
15・宮崎県産 おてんとそだち 5kg
¥----- 楽天市場 (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(沿岸地域)
特A受賞歴:
新米時期:9月上旬
特長:中粒・多少やわらか・無個性の個性
おてんとそだちは、宮崎県のブランド米です。
2022年に、ちょうど宮崎に行く機会があり、お米を食べたので書きました。
同県は、早場米のコシヒカリほかは、完全に西日本の王様「ヒノヒカリ」の栽培が多いです。
実際、ヒノヒカリで多く特Aを取ります。
ただ、「ヒノヒカリ」は(比較的暑さに強いはずですが)最近の異常気象ではそうでもなく、耐候性の高い「にこまる」に作付けを変えているようです。
それと共に、独自ブランドの「おてんとそだち」の栽培も増やしています。
新米の時期は、ネットだと、9月上旬あたりからです。
「おてんとそだち」は、暑さにに強い一方、少し早く収穫できるので、収穫がやや遅めの「にこまる」と棲み分けする場合、良い品種と言えるようです。
今年度の評価は、A評価です。
6年連続でA評価で安定しています。
先祖の経歴は、祖父母の世代にヒノヒカリが見られます。
北陸のレア品種(どんとこい)の名前も見られますが、そのほか試験品種です。
「たたき上げ系」といえます。
味の傾向は、バランス系です。
粒の大きさや、かみ応え、甘さの部分を含めて、ヒノヒカリと似ています。
あえて言えば、多少柔らかい感じはしましたが、にこまるほどではないです。
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以上、おてんとそだちの紹介でした。
毎年検定にだしているお米です。かつて、特Aを取ったら、もう一度買って食べて書こうかなと思っていたのですが、その前に記事を書いてしまいました。
ヒノヒカリと味が似ているので、どこかしら個性的かといわれると「微妙」なブランド米です。恐らくですが、食べ慣れている「ヒノヒカリ」のまま、酷暑に強くしようというコンセプトなのかと思いました。
実際、Aを安定して取れ、収量も多めという部分で優等生に思えます。
【白米】(阿蘇・菊池産)
16・愛媛県産 ヒノヒカリ 5kg
¥6,000〜 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:
特A受賞歴:3回
16・熊本県産 阿蘇菊池産 ヒノヒカリ 5kg
¥7,686〜 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:A評価(県北)
特A受賞歴:4回(全県合計)
新米時期:10月半ば
特長:程よい粘り・つややか・名脇役系
ヒノヒカリは、1990年に登場し、九州全土のほか奈良県などで広く栽培される、西日本を代表する品種の1つです。
さほど高級な米ではない銘柄です。
しかし、栽培の30年ほど前に登場して以来、栽培のしやすさもあり、西日本を中心に広域に広がりました。
ただ、最近は、より耐暑性の高い新品種に移行する地域も見られ、24年、あるいは、25年のの食味ランキング試験への出品がみられた地域は、上図の県に限られます。
今年は、どの県とも特Aがいませんでした。
去年は、愛媛県が特Aでしたが、今年は(出来の問題もあってか)未出品だったのか、試験には未出品でした。
熊本県も全県でみると4回受賞でヒノヒカリの産地と言えます。
こちらの場合、今年は、去年に続いてのA評価です。
京都府(山城)も有名な産地で、やはりA評価です。
ちなみに、山城は22年の試験から2年連続で特Aでした。
先述のように、この品種は、今どきだと耐暑性に乏しい印象で、夏の天候に左右されがちです。
新米の時期は、地域によります。
ただ、九州産をネットで多くみるようになるのは例年10月に入ってからで、あまり速くもないです。稲としては中生種です。
先祖の経歴は、品種的には、コシヒカリの子供です。特長が異なる日本晴系のコメと掛けてあります。
味の傾向は、味としては、あまり粘り気はないバランス系です。
炊き上がるお米は少し、やわらかめな傾向です。
「無個性の個性」と書きましたが、特徴がないため、食事の邪魔になりません。
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以上、ヒノヒカリの紹介でした。
東日本では流通しないお米なので、珍しい品種を食べてみた方は、トライして良いかもしれません。
【白米】
17・岡山県産 きぬむすめ 5kg
¥5,480 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
今年度評価:特A(全県)
特A受賞歴:9年連続9回目
新米時期:10月中旬
特長:ややかため・つややか・程よい甘み
きぬむすめは、1992年に九州で開発され、割と長い間作付けがなされてきた品種です。
キヌヒカリの後継として期待されたものの、特A連発の九州地域では(さほど)花開かなかった品種でした。
ただ、2008年に鳥取県の奨励品種とされると、2013年から4年連続で特Aをとりました。年度にあまりバラツキなく、優秀なお米です。九州よりも、中国地方の気候環境にあったのでしょう。
岡山ほか、隣接する、鳥取・島根も3年連続で特Aでしす。岡山は「9年連続」です。
このほか、和歌山・静岡・山口も特Aでした。
新米は、中晩生の品種ですので、中国地方だと、ネットだと(早くても)10月中旬ごろからです。
先祖の経歴は、父は「キヌヒカリ」、母は「愛知92号(祭りばやし)」です。
収穫が多少遅めの品種なので、新米が出回る時期は遅めです。
味の傾向は、「もっちり」と「しっかり」という指標では、ちょうど中間のバランス系です。
お父さんのキヌヒカリと同じで、食事の邪魔にならない感じです。
ただ、通常炊飯では多少硬めに炊き上がるので、かための傾向のご飯が好きな方に合うでしょう。
ご飯の甘みは、過度に強調できないものの、十分に感じられます。
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以上、きぬむすめの紹介でした。
白色度が高く、ご飯が真っ白に炊き上がる点が、栽培者が強調するところです。たしかに、つややかで綺麗なお米です。高い実力があるお米です。
ただ、全国流通量が少なく、ネットでもやや入手困難なレア米です。
次回に続く!
美味しい!ブランド米のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は、お米の比較の5回目記事として、西日本地域のお米を品種別に比較しました。
しかし記事はもう少し「続き」ます。
1・特Aブランド米の比較〈全国〉
2・コシヒカリの比較〈全国〉
3・各地のお米の比較 〈北海道・東北〉
4・各地のお米の比較 〈関東・中部・北陸〉
5・各地のお米の比較 〈西日本〉
6・おすすめブランド米まとめ 【結論】
つづく、結論編(こちら)では、このブログで紹介した全てのお米から、Atlasの今年度のおすすめ米を最終的に提案していきます。
レア度 ★★★☆☆
減農薬 ★★★★★
食味値 ★★★★★
生産管理 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
上表のような観点で比較しますので、興味のある方は、引き続き、結論編をご覧ください。
結論編は→こちら
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1・3合炊き小型炊飯器【〜3万円】
2・5合炊きの高級炊飯器【3万円〜】
3・5合炊きの格安炊飯器【〜3万円】
4・一升炊きの高性能炊飯器【3万円〜】
5・一升炊きの格安炊飯器【〜3万円】
6・糖質カット/麦向き炊飯器
7・炊飯器の選び方 【まとめ記事】
そのほか、上記の記事では、最新の「炊飯器」の性能を巡る現状や選び方について、Atlasの視点からまとめています。
今回の記事との関連で言えば、穀物検定協会が「特A」を選ぶ際の食味検査に使っている炊飯器(の後継機)も最後の記事で紹介しています。
興味のある方は、こちらの記事もよろしくお願いします。