【今回レビューする内容】2025年 20L以上の電子レンジ・オーブンレンジの性能とおすすめ・選び方:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】 象印 EVERINO ES-GX26 ES-GW26 ES-GW26-BM EU-FA23- EU-FB23-BA ES-JA23-BM ES-JA23 ES-GT26 STAN. ES-SB26 EU-FB23 パナソニック ビストロ NE-BS5D NE-BS5C NE-BS5C NE-FB2D エレック NE-MS4D NE-FS3D NE-MS4C NE-MS4C NE-FS3C NE-FS30E4 NE-FL222 NE-MS4B NE-NMS1 バルミューダ BALMUDA The Range S KRN01JP-BK KRN01JP-WH BALMUDA The Range K09A-BK 日本エー・アイ・シー Aladdin AEM-G14A アイリスオーヤマ IMB-F2202-W IMB-F2202-B IMB-F2001-B NE-MS267-K NE-FL1C-W KMB-F2203-B 東芝 Derich ER-RB10B(W) ER-XS23-K ER-XS23-W TWINBIRD DR-F423B DR-E273B DR-D278B ER-S10A DR-F323W 山善 NERV-F023 PRK-F250TSV YRV-F230(B) YRV-F230(W) ERA-020FE(B) シロカ SX-20G251 SX-23G151 SX-23D152 SX-23D151 日立 HMR-MF22A K MRO-F6B MRO-F6C MRO-F6D MRO-HE4C(W) MRO-F6CA-W ハイアール Milaly JM-WFVH26A-K JM-WFVH20A-K JM-WFH20A-W JM-FHR20A-W Comfee’ CMO-EMP032XFPG(WH) アクア AQM-KF20P MK20KR シャープ PLAINLY RE-WF235 REWME4B REWME3B ほか
今回のお題
中型の電子レンジ・オーブンレンジのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2025年10月現在、最新の電子レンジ・オーブンレンジの比較です。
2-3人程度でも対応できる20L以上の製品を紹介します。

1・中型電子レンジの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
1-3:象印
1-4:バルミューダ
2・中型電子レンジの比較 (2)
2-1:日立
2-2:東芝
2-3:シャープ
2-4:シロカ
2-5:ハイアール・AQUA
3・中型電子レンジの比較 (3)
3-1:アラジン
3-2:山善
3-3:ツインバード・アイリスほか
3-4:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、選び方の基本を最初に説明します。
その上で、以上のようなメーカーごと、各社の製品をみていくという構成です。
対応人数 1-4人対応
レンジ調理 ★★★★★
オーブン調理 ★★★★★
グリル調理 ★★★★★
解凍調理 ★★★★★
レシピ充実度 ★★★★★
外観デザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論部分では、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
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一方、1点だけお願いです。
1・小型電子レンジの比較
容量:15L〜18L
人数:1-2人向け
種類: レンジ or オーブンレンジ
2・中型電子レンジの比較
容量:20L〜27L
人数:1-4人向け
種類: レンジ or オーブンレンジ
3・小型スチームオーブンの比較
容量:18L〜26L
人数:1-2人向け
種類:スチームレンジ(庫内1段)
4・中型スチームオーブンの比較
容量:30L〜
人数:1-4人向け(世帯向け)
種類:スチームレンジ(庫内2段)
5・オーブン/レンジ全体の選び方 【まとめ】
=目的別・予算別のおすすめの提案
このブログの「電子レンジの比較記事」は、以上のように分けていて、今回は、2番目の記事です。
世帯用の中型レンジでも、過熱水蒸気を利用する上位のスチームオーブンは4回目記事での紹介となります。
とくに、5万円以上の予算で考えている場合、そちらのほうが性能面で上位で、できることも増えます。
よろしくお願いします。
1-1・中型レンジの選び方の基本
はじめに、中型レンジの「選び方の基本」の説明からです。

センサーの違いやオーブン火力など、電子レンジ全体に共通する「選び方」は、このブログだと【オーブンレンジの選び方の説明記事】で相当詳しく説明しています。
繰り返しになるので、そういった部分が知りたい方は【そちらの記事】をはじめにごらん下さい。
以下では、中型レンジの「サイズ面」の話だけ、簡単に書いておきます。

サイズは、オーブンレンジだと、中型は26Lがが売れ筋です。
26Lほどが料理を毎日するような、一般家庭の平均的なサイズと言えます。
例えば、トーストが4枚焼ける水準といえます。
23L前後のクラスのだと「トースト2枚」が限界だと思ってください。

単機能レンジならば、(用途の違いで)23Lクラスでも「世帯用」と言えそうです。
もちろん、1人暮らしでも「料理好きな方」で、設置スペースが許せば、オーブンレンジの26Lを選んだほうが便利ですし、使っている方も一定数います。
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以下の記事では、メーカーごと各社のオーブンレンジを大きめの機種から順番にみたあと、比較的安めの単機能レンジの紹介をするという順番で見ておきます。
ただし、単機能レンジのみしかない企業の製品もあるので、その点はご了承ください。
1-2・パナソニックの製品

では、比較に入ります。
はじめに、パナソニックのオーブンレンジ・単機能レンジからです。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2025年9月発売】
1・Panasonic Bistro NE-BS5D-W
1・Panasonic Bistro NE-BS5D-K
¥57,000 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
【2024年9月発売】
2・Panasonic Bistro NE-BS5C-W
2・Panasonic Bistro NE-BS5C-K
¥53,000 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:26L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:4枚(両面対応)
センサー:赤外線
サイズ:幅47×奥行39×高さ350cm
NE-BS5Cは、パナソニックの製品です。
同社の上位ライン「ビストロ」のエントリーモデルです。
旧機種が残りますが、基本機能の変更はないです。

レシピ数(81→85)が微増した程度です。
一方、自動メニュー数が爆増(51→80)が爆増していますが、同じメニュー番号で作る料理を、25年機はカウントしているだけです。
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結論的にいえば、レシピ数は微増に止まりますし、値段で決めて良いでしょう。
あとは変わらないので、同時にみていきます。

庫内容量は、26Lです。
本体サイズは、幅47×奥行39×高さ350cmです。
先述のように、旧機より設置性はわずかに良くなりました。
幅が50cm以内なら、耐熱天板のある小型冷蔵庫の上への設置は可能でしょう。

なお、廃熱は、オーブンレンジの場合、設置スペース以上に空きスペースが必要です。
しかし、壁際にピッタリ設置可能です。廃熱のために、左右に2cmずつ、上方向は10cmの空きスペースが確保できれば、設置できます。

電子レンジのセンサーは、赤外線センサーです。
食材の表面温度が測れるセンサーで、高級機だとこのタイプの採用例が最も多いです。
ラップや容器内部の温度を測るのは多少苦手で、赤外線が充満した状態(オーブン利用後)では効かなくなる難点がありますが、それ以外は欠点がないタイプです。

なお、赤外線センサーは、グレードがありますが、本機は普通の1眼センサーです。
このあたりは、同社の上位機となるスチームオーブンとの差とは言えます。
とはいえ、判定制度や判定速度は問題なく、赤外線センサーならば、「レンチン」ボタンだけでも、ある程度「賢く」加熱してくれます。

レンジ加熱は、このほか「お急ぎあたため」(スピード過熱)対応です。
あたためボタンの「2度押し」で、自動で最大出力(1000W)を利用してのになるというものです。やや便利ですが、利用する場合、加熱ムラはあるでしょう。

自動メニューは、ボタン数としては21種、自動メニュー数としては55種です。
レシピ集を見ながら、本体のジョグダイヤルでメニュー番号を合わせて使う方式です。
メニューは、ゆで野菜(根菜)ほか、パスタ・カレー、煮物(カボチャ・きんぴら・肉じゃが)、麻婆豆腐、グラタン、茶碗蒸しなどです。

パナソニックが力を入れるワンボウルメニューは、注目点です。
市販の25cmのガラス製ボウルを使ったメニューです。
材料を全て入れて、各種パスタ・カレー・シチュー・煮物などを作れます。
変わったところでは(ガラスボウルで)ご飯を炊くもありますが、

iwaki 耐熱ガラス 丸型 2.5L 外径25cm
¥1,191 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
合計17種と多いです。旧機を含めて、このサイズのボウル前提のレシピが多いので、25cmのガラス製ボウルは、買っても良いでしょう。
レンジの出力調節は、1000W(3分間)と、800W・600W・500W・300Wと、150W(相当)です。
1000Wは、24年機から自動あたため時以外も、手動で使えるようになっています。

解凍は、赤外線センサーだと優秀です。
半解凍が選べるほか、お肉の解凍の際は、(蒸気センサー式と違って)グラム設定不要でできます。
5段階の加減を調整するのみで可能です。
実際、パナソニックは、独自の「スクリューアンテナ」も装備するため、解凍は得意です。 ただし、スチーム解凍には非対応なので、ビストロの上位機との差はあるとは言えます。
また、解凍は150W(相当)です。この倍、300W駆動の間欠運転になるので、若干精度は落ちます。
トーストは、4枚同時の調理が可能です。
また、先述のグリル皿を利用できるので、裏返す必要なしに両面を焼ける仕様です。4枚でも6分程度で焼き上げることが可能です。
オーブン機能は、250度出力が5分間で、その後は220度となります。
この程度の出力があれば、十分です。

グリルは、注目点です。
同社の高級機でも採用のヒートグリル皿が付属だからです。
同社の場合、上火が強力な大火力平面ヒーター(1350W)です。
その上で、ヒートグリル皿に電子レンジのマイクロ波を上下から照射することで、実質的に「高火力の両面焼」を実現しています。
なお、下火、上火だけで焼くことも設定できます。
これにより、パナソニックの場合、「強火力で両面で焼くグリル料理」に高度に対応できます。 しっかり焼き目も付きます。

スチーム調理は、オマケ」的には対応とはいえまです。
グリル皿は溝があるので、水を張ってスチームを出せます。
この部分は機能的に「オマケ」で、100度以上の過熱水蒸気が作れるわけでもないです。
ようするに、プリンと茶碗蒸しの自動メニューのため付いているだけです。
保証は、1年間です。訪問修理にも対応します。
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以上、パナソニックのNE-MS4Dの紹介でした。
レンジとして信頼できるセンサーを装備し、解凍も得意です。その上で、しっかりした両面グリルが使える製品では、最も小型で性能が良い製品と言えます。
自動メニューもレシピ集を見ながらとなりますが、十分な数が用意されます。
解凍もうまいので、(スチーム不要と考えている)お料理好きには、コスパの部分から、良い選択肢になりそうです。
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【2025年9月発売】
3・Panasonic NE-MS4D-K
3・Panasonic NE-MS4D-W
¥43,100 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
【2024年9月発売】
4・Panasonic NE-MS4C-K
4・Panasonic NE-MS4C-W
¥32,500 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
センサー:蒸気センサー
サイズ:幅50×奥行40×高さ34.7cm
【2023年発売】
5・Panasonic NE-MS4B-K
¥35,900 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
センサー:蒸気センサー
サイズ:幅50×奥行40×高さ34.7cm
【2022年発売】
6・Panasonic NE-MS4A-K
¥43,350 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
【2024年発売】(Amazon限定)
7・Panasonic NE-NMS1-K
¥35,800 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
センサー:スイングサーチ赤外線
サイズ:幅50×奥行40×高さ34.7cm
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:26L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:4枚(片面焼)
なお、パナソニックからは、26L機がほかにも2機出ています。

いずれの世代も、先ほどの機種と比べると、ヒートグリル皿が未装備です。
本機が「ビストロ」の名前を持たない理由です。
グリルを利用する場合は、(レンジではなく)下面は下ヒーターをつかう普通の仕様です。
ただ、上火は遠赤Wヒーターではあるので、料理によっては「裏返す必要」はあるにしても、他社機より焦げ目は「しっかり」付きます。トーストも裏返す必要はあるものの、6分で焼けます。

センサーは、ただ、蒸気センサーになります。
先ほど書いたように、ラップに弱く、解凍もしあがりはイマイチで、グラム設定も必要です。
一方、旧機は各世代で微妙に仕様が変わります。
2024年機は、液晶のバックライトがないです。
その代わり、前回設定のメモリ機能がありました。

2023年機は、先ほどの機種と同じですが、パネルが右配置です。
背の高い方は、この世代のが使いやすそうです。
ただ、センサー面で24年機以降のと同じ欠点は共有します。
液晶はこの世代はバックライトがありました。

2022年機も、パネルは右配置です。
2024年に追加されたAmazonモデルも、この世代の仕様になります。

センサーは、2022年世代だけは、赤外線センサーの中でも少し良いスイングサーチ赤外線センサーでした。
現行機は普通の1眼センサーなので、解凍やラップ対応の部分では、現行機より少し良かったと言えます。
あと目立つのは、メニューの多少の入替程度です。
グリル皿は、未装備です。
とはいえ、本機も上火は強いので、グラタンなどに焦げ目を付ける分には問題ないです。
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結論的にいえば、旧機は、値段の安さの部分で、「ビストロ」に手が出ない場合、この価格クラスだと選択肢になり得るように思います。
とくに、レンジセンサー性能の部分でスイングサーチ赤外線を採用する製品が個人的にはおすすめです。

【2025年9月発売】
8・Panasonic NE-FS3D-W
¥31,364 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
(エディオン限定)
9・Panasonic 電子レンジ NE-FS30E5-W
¥43,780 楽天市場 (10/11執筆時))
【2024年9月発売】
10・Panasonic NE-FS3C-W
¥25,836 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
(エディオン限定)
11・Panasonic 電子レンジ NE-FS30E4-W
¥29,800 楽天市場 (10/11執筆時))
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:23L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:2枚(片面焼)
センサー:蒸気センサー
サイズ:幅468×奥行386×高さ338cm
NE-FS3Dは、パナソニックの中型のオーブンレンジです。
先ほどの機種と比べると、オーブンレンジで23Lクラスなので、世帯用としては「やや小さめ」になってきます。さほど多用しない場合に向くと言えます。
旧機種が残ります。

2024年モデルは、パネルが右側でした。
一方、旧世代はグリル火力が弱い(760W)です。新機種は、上位機相当の2本ヒーター(1050W)で、上火火力が強くなりました。オーブン時の火力もやや上がっています。
内装は、この世代はフッ素コートです(25年機は耐熱塗装)が、「PFAS関係」というより、高火力化に伴い耐久性を上げるための変更でしょう。
あとは、手動出力でレンジで1000Wが使えなかった程度の違いです。
エディオン限定モデルは、各年の仕様と同じです。
ただ、かんたんパスタコースの自動調理ボタンが「オマケ」で付きます。
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結論的にいえば、上火火力の強化は(グリル重視の)パナソニック機ですので、見逃せない改良でしょう。こちらから選びならば、新機種を推します。
以下、新機種をベースに説明をしていきます。

本体サイズは、幅468×奥行386×高さ338cmです。
火力の強化で、旧機より多少容積が増えています。
ただ、廃熱スペースが、壁面ほか左右も「ピッタリ設置」できるようになったので、トータルでいえば設置性は、新旧でほぼ変わりません。

庫内容量は、23Lです。
内寸は、幅37.4×奥行31.0×高さ18cmです。
形状変更で、多少奥行が狭まりましたが、27cm程度のピザならば入るでしょう。

電子レンジ機能は、蒸気センサー(=絶対湿度センサー)です。
価格からすると仕方ないですがラップをかけてある食品は(温度が測れないので)未対応です。

出力調節は、800W・600W・500W・300Wと150W(相当)です。
手動で、最大1000W(3分間)もだせます。
加えて、本機はお急ぎあたため(スピード機能)があります。通常加熱(600W 500W)時に、時短したい場合、専用スイッチを押すと、自動で1000Wの最大出力のあたために自動変更されるという機能性です。
時短ですが自動あたため時のムラは増えるでしょうし、味の面でマストではないです。
解凍は、蒸気センサーなので、時間は自動ですが、グラム指定は必要です。
500gまで(さしみは200g)まで対応です。強弱は3段階調整になります。また、解凍用は、150W(相当)との表記です。
300Wの間欠運転で150Wを表現するので、精度は多少落ちるでしょう。
自動メニューは、6種類です。
飲みものと解凍はダイヤルを回して選ぶ仕様です。
逆に、トーストが独立したボタンがあるのはユニークです。
オーブン機能は、上位機と同じで、250度出力が5分間で、その後は220度となります。
なお、40度前後の発酵温度も出せるため、パン作りなどにも利用可能です。
グリルは、先述のように、上火が遠赤Wヒーターで火力は強めです。
グラタンの焼き目など「こんがり」焼くのは仕様上得意でしょう。
トーストは、先述のように、自動ボタンがあります。
2枚焼いて約6分です。構造的な問題で途中での裏返しは必要です。
冷凍トーストも対応します。
スチームは、本機も、角皿に水を張ってスチームを出せます。
繰り返しますが、茶碗蒸しとプリン用にあるだけで、スチームオーブンではないです。
保証には、1年間です。
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以上、パナソニックのNE-FS3Dの紹介でした。
1-3人ほどの家族に対応できる容量で、できるだけ小型でシンプルな製品を選ぶならば選択肢になります。特にグリルは、同社の「ビストロ」のような両面グリルではないにせよ、このクラスだと強めです。グラタンのような「焦げ目」を付けたい料理は、使いやすそうです。
ただし、センサー部分は弱いので、レンチン精度は標準以上には期待できないです。解凍を多用するような方には、赤外線センサー搭載機を選ぶ方が良いと思います。

【2024年11月発売】
12・Panasonic 電子レンジ NE-FL1C-W
¥14,913 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量: 22L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:蒸気センサー
サイズ 幅48.8x奥行38.0x高さ29.0cm
NE-FL1Cは、パナソニックの発売する(オーブンのない)単機能の電子レンジです。。

外観は、フラットでスッキリしたデザインです。
ただし、オーブンレンジではないので、レンジ・グリルは未付属です。
外径寸法は、幅48.8x奥行38.0x高さ29.0cmです。
冷蔵庫の耐熱天板に置けるサイズです。
一方、棚に置く場合、廃熱のために、左右どちらか一方は開放配置にし、反対側を3cm・後方3cm、上方10cm以上を開ける必要があります。
他社機の場合も同じですが、ボックスへの収納の場合は、注意してください。

庫内容量は、単機能の電子レンジとしてはかなり広めの22Lです。
ターンテーブルのない「フラット庫内」です。
間口も32cmとほぼ同じですが、奥行にゆとりがあります。

レンジのセンサーは、蒸気センサーです。
蒸気センサーは2つの温度計を併用し、庫内の湿度量(絶対湿度)を測る仕組みです。
センサーのない他機が「40年前の電子レンジ」と呼ぶとすれば、こちらは「20年前の電子レンジ」くらいの技術です。
赤外線センサーと比べると、蒸気量で検知する形式なので、ラップをかけてある食品が苦手です。そのほか、蒸気がでにくい食材
(温度が測れないので)未対応です。
例えば、ジップロックなどで封をした食品は、蒸気で密封が解けて、初めて検知されます。
自動メニューは、「飲みもの」のみですが付属します。

出力調節は、600・500と150W相当です。
自動あたためは1000W(1.5分間)がだせます。一方、手動は3段階で、800Wは出せません。
とはいえ、ご飯などの自動あたためが素早いほか、(宅配)ピザなどを軽く温め直す際、水分が出にくいなどの利点があります。
本機は、同社の上位機にも搭載されるスクリューアンテナが採用です。
加えて、適切な出力制御ができるインバーター搭載なので、お肉の解凍など、繊細さが必要な動作において有利です。
フラット庫内は、ターンテーブル機に比べると温度ムラが生じやすいので、複数の解決策が提案されているのは、良い部分です。
解凍は、グラム指定後に、解凍ボタンを押す方式です。
一方、手動解凍について「150W相当」という表記なので、おそらく間欠運転で疑似的に150Wを表現していると思われます。300Wの中間段階がない点で、500W加熱の間欠運転になるでしょう。精度はイマイチです。
半解凍ボタンはないです
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以上、パナソニックのNE-FL1Cの紹介でした。
オーブン機能のない大きめの単機能電子レンジでは、高いデザイン性をもちつつ、蒸気センサー・フラット庫内・900Wインバーターなど、使い勝手や性能のバランスもとれています。
他社機にも良い機種があるので比較は必要ですが、バランスがよい点で、本機は比較の際の「基準」とできる機種です。ただし、解凍は注意です。
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【2021年11月発売】
13・Panasonic NE-FL222-K
¥21,800 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:850W【ヘルツフリー】
庫内容量: 22L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:蒸気センサー
サイズ 幅48.8×奥行38.2×高さ29.8cm
なお、NE-FL221-Kも、パナソニックの単機能レンジです。

外観重視で、デザイン的に格好良いレンジを志向する人々をターゲットにした製品です。
庫内容量は、フラット庫内の22Lです(幅32.1cm×奥行36.5cm)。
外形寸法は、 幅48.8×奥行38.2×高さ29.8cmです。
幅が結構あります。
棚ボックス収納する場合は、廃熱のために、左右どちらか一方は開放配置にし、反対側を3cm・後方3cm、上方10cm以上を開ける必要があります。
レンジのセンサーは、本機も蒸気センサー(絶対湿度センサー)です。
価格からすると、重量センサーや赤外線センサーなど、上位のセンサーを採用していない点は、やや残念に思えます。
出力調節は、手動の場合、600W、500Wと150W(相当)です。
ただし、1.5分間限定で、1000Wでの運転は可能です。
解凍は、同社の上位機のであるムラを減らせる「スクリューアンテナ」が装備されます。
ただし、重量センサーなどがない上で、150Wの加熱が、500Wの間欠運転になるので、精度はあまり期待できません。また、解凍する重量入力は必要です。
自動メニューも、「のみもの・解凍」のみのシンプルな構成です。
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結論的にいえば、外観重視で大きめの単機能レンジを探している方には候補です。
ただ、レンジのセンサーなどは、本体の価格からすれば平凡です。

【2025年9月発売】
14・パナソニック ビストロ NE-FB2D-W
¥44,,500 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量: 26L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:高詳細64眼赤外線
サイズ 幅470×奥行390×高さ350mm
ビストロ NE-FB2D-W は、パナソニックの販売する性能面で「プレミアム」な単機能レンジです。
外観は普通ですが、単機能レンジでは「最高クラス」のセンサーにしています。
そのため、グリル皿がないものの「ビストロ」という名前を得ています。

サイズは、幅470×奥行390×高さ350mmです。
高級オーブンレンジが比較対象でしょうが、奥行がやや浅めですが、幅や高さはそこまで変わらない感じです。
特に幅は、左右2cmの廃熱空間が必要なので、コンパクトというわけでは必ずしもないです。
外観も普通です。
ドアもソフトダンパーというわけでなく、見かけは極めて「普通」です。
庫内容量は、26Lです。
フラット庫内で、幅370×奥行335×高さ209mmです。
十分でしょう。

レンジのセンサーは、ただ、赤外線センサーです。
その上で、パナソニックでは最高クラスとなる、高詳細64眼スピードセンサーです。10万円以上の最高級機と同じであり、ここを「売り」にします。

本機は、計測点が固定式の64眼赤外線センサーです。
ここだけみると、他社の高級機にはもっと計測点が多い仕様のセンサーを採用したものはあります。

ただ、パナソニックの場合、高詳細64眼スピードセンサーである点がポイントです。
計測点の情報が多い場合(演算部分によるものの)計測頻度や処理が遅くなる可能性があります。
パナソニックの場合、そこまで細かくポジションごとの温度を見ない変わり、高頻度で、食材の温度変化を見る方向性で、素早く、精度の良い加熱制御を志向しているようです。単機能レンジだけで言えば、現状で「最高峰」のセンサーです。

エリアごととの温度を把握できるので、冷凍ご飯と冷蔵のおかずの「2品同時あたため」もできます。ここは、スチームオーブンの高級機並みの性能です。

精度が良いセンサーなので、温度指定をしての加熱に対応できます。
マイナス10℃〜90℃の範囲です。
表面温度のセンシングで「野菜を茹でる」の再現も可能です。ラップをして、野菜自身の水分で茹でていく感じです。
出力調節は、手動の場合、600W、500W・300Wと、150W(相当)です。
ただし、3分間限定で、1000Wでの運転も可能です。加熱中に「1000W」に変えたい場合、1ボタンで高出力にできる「スピード」ボタンは、本機も付属です。

解凍は、得意です。
グラム指定なしで、100〜500gまで(さしみは200g)の解凍が可能です。
高性能なセンサーを利用するため、解凍制御も解凍完了の判断も上級です。同社独自のらせん状にマイクロ波を放射するサイクロンウェーブ加熱の効果もあり、解凍の質も高いでしょう。
一方、同社のオーブンレンジの場合、これらに加えて、立ち上がり時に上面ヒーターで霜を落とす機能性もあるのですが、単機能レンジなのでその部分は省略です。
150W(相当)表記ですが、300Wは表現できる仕様ですし、500Wの間欠運転にならない点でそれなりに信頼性はあります。

自動メニューは、42種類です。
先ほどの(オーブン付の)ビストロで説明した「セミオート」のワンボウルメニューを含めて、レンジ系メニューは充実します。
パスタ・カレー・シチュー・中華・煮物ほか、レシピではおつまみ系も充実します。
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以上、パナソニックのビストロ NE-FB2D-W の紹介でした。
100%センサー性能に「全振り」したレンジです。
外観は普通で、設置性もイマイチで、オーブンレンジ機能も未付属ですから。
一方、レンジ部分は、同社の10万円台の製品と比べても高度です。レンチンほか、解凍や、温度制御しながらの加熱調理などは、(ほぼ)同水準で使えそうです。
こうした点で、オーブン・グリルを(絶対)利用しないが、レンチンにはとことん「こだわりたい」方向けと言えます。
ただ、かなりニッチな製品で、「ファミリー向け」「一人暮らし向け」などのカテゴリーには当てはめにくい製品です。この点で、意志を持って買う方以外に「おすすめしづらい」製品には思えます。
オーブン・グリルも「使って見たら、面白いものである」ことは付記しておきたいと思います。「おまかせ調理」の部分でも、より凝って高度なことができますから。
1-3・象印の製品

つづいて、象印のレンジです。
日本の大手家電企業ですが、高性能電子レンジは2022年からの参入となります。

【2025年8月発売】EVERINO ES-GX26(WA)
15・象印 EVERINO ES-GX26-BM
15・象印 EVERINO ES-GX26-WA
¥46,332 楽天市場 (10/11執筆時)
【2024年発売】
16・象印 EVERINO ES-GW26-WA
16・象印 EVERINO ES-GW26-BM
¥47,995 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:26L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:4枚(片面焼)
センサー:赤外線・温度
サイズ:幅48.7×奥行39.9×高さ37.0cm
ES-GX26 エブリノ は、象印が2022年に出した製品です。
タイプは、オーブンも使える、オーブンレンジになります。

旧機種が残りますが、基本的に自動メニューレシピの追加だけです。
鶏の塩焼き・手羽先のロース・野菜の肉巻きです。これらを凍らせて、凍ったままレジグリ用にしたメニューもあるので合計6つ追加されたと言えます。
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結論的にいえば、どれも美味しそうなメニューではありますが、今買うならばあ旧機がお買得でしょう。
あとは同じなので同時にみていきます。

本体サイズは、幅48.7×奥行39.9×高さ37.0cmです。
パナソニックとだいたい同じサイズですが、背が少し高めです。
冷蔵庫にもよりますが、ギリギリ耐熱天板の上に乗るかもしれません。
廃熱スペースは、壁ぎわは不要(電源部いれると奥行45.4cm)です。あとは、左右2cm・上方向は10cmの空きスペースが確保できれば設置できます。
外観は、シンプルですが見栄えがします。
庫内容量は、26Lです。
容量としては、冒頭書いたように、家庭用の標準サイズです。
本機も、小型冷蔵庫の耐熱天板の上だと、設置は難しいです。

レンジのセンサーは、赤外線センサーと温度センサーをダブル搭載です。
赤外線センサーは固定の1眼で、特に上位のものではないです。
温度センサーは、利用方法の詳しい説明はないです。レンジ加熱では参考にされず、オーブン利用時にのみ使われる感じかもしれません

自動メニューは、37種類(レシピとしては88種類)です。
引き出しの中に番号表があるのはユニークです。レシピ集をみてダイヤルを合わせるだけで、自動調理が可能です。
もちろん、牛乳・お酒・お弁当など一般的なメニューは網羅します。
なお、象印は、スチーム式の上位機を出していないため、本機が最上位機です。値段からしても、他社の【中型スチームオーブンレンジの比較】でみた各社の中位・上位機種と比較するべきモデルです。

対応できるレシピは、同社の【レシピ集】で確認できます。
あまり珍しいものは少なく、ふだんの基本メニューが多いですが、和洋中と幅広いです。

調理パターンとしては、後発機の利点で、先行したパナソニックのガラスボウルを使った調理法(ワンボウル)を改良して取り入れています。
かなり工夫があり、床にガラスボウルを置く(右図)ではなく、角皿の下に専用ボウルを差し込み入れる面白い方式です(左図)。

同社は「うきレジ」と呼びますが、底面を含めてマイクロ波が均一に照射されるように、ボウルを浮かせる構造にしています。
先述のように、象印は、赤外線センサーが1眼なので、他社高級機に比べて加熱ムラが生じやすい部分があるため、この欠点を補う工夫と言えます。

レシピ集では、上記のメニューほか、19件が「うきレジ」のレシピで、この部分に相当力を入れていることが分かります。
面白い部分では、炊飯(2合)も、この仕組みを利用していて、象印らしいと感じました。
一方、先ほど上で見たパナソニック機ほか、【中型スチームオーブンレンジの比較】でみた他社の高級機と比べ、先述のように、1眼赤外線センサーと弱いです。
ガラスボウルを使わない場合は、(調整はされるでしょうが)根本部分で「加熱ムラ」対策は弱いとは言えます。
ここを、同社の他で白物家電で培った「温度コントロール技術」で対処しているとします。ただ、長年レンジを生産(あるいは修理)してきた大手他社は、ある種ノウハウの蓄積があるため、(新機種だけに)加熱ムラについては、少し長期的なレビュー評価を待つ部分はあります。
出力調節は、1000W(3分間)のほか、600W・500W・300Wと150W(相当)です。
象印の場合、手動レンジでも1000Wも使える仕様です。
解凍は、一方、本機は、あまり強調されない部分です。
赤外線センサーなので、グラム指定は不要です。最大500gまでです。
全解凍・半解凍と選べるほどです。本機の値段を考えれば納得感はありますが、他社上位機と比べれば個性は弱めと言えます。
トーストは、庫内容量として4枚焼けます。
ただ、途中での裏返しが必要ですが、8分で焼けます。
オーブン機能は、上位機と同じで、250度出力が5分間で、その後は220度となります。
予熱時間も、250度で約18分なので、かなり速いです。
そのほか、オマケ的ですが、温度センサーを活かして、庫内を30-45度にできるので、発酵に利用することが可能です。

グリルは、搭載です。
ガラス管ヒーターですが、上に2本のヒーター搭載なので、上火はそこそこあります。
レジグリ(芯までレジグリ)も、本機の大きな個性です。

レジグリとは、ようするに、レンジ→グリル(あるいはその逆)を同時に設定して調理させるモードです。併用は結構多いので「時短」につながるといえます。
三菱が以前出していたジタングと(ほぼ)同等といえます。

どの企業でもできるシンプルな工夫におもえますが、これを実現するためには、(マイクロ波の問題で)金属製の角皿は使えないので、セラミック製(陶磁器)の角皿を採用するなどの対策が必要です。力を入れている部分と言えます。
陶磁器は、金属に比べて熱伝導がかなり悪いため、グリルの調理時間としては、余熱が長くかかります。
ただ、「レンジ併用」なので、【レシピ集】を見ても、レジグリを利用する限りにおいては、さほど問題なさそうです。

この機能は、自動メニューにも使われ、単独の「サクレジ」ボタンが搭載です。

「レジグリ」の自動運転モードのようなもので、唐揚げ・天ぷらなどを入れると、レンジ→グリルの順で、揚げ物を「サクッと」再加熱してくれます。

一方、ホームフリージングも「凍ったままレジグリ」として対応です。
指定したレシピで凍結させた料理に限りますが、レンジ解凍→グリルとワンボタンで自動調理できるというものです。
対応メニューは、鳥から・ハンバーグ・鳥の照り焼き・タンドリー・ローストポテトと、塩鮭・塩鯖です。
唐揚げは、粉末タイプでないと駄目なので、定番ですが「日清製粉のウェルシアの唐揚げ粉」ならいけるでしょう。逆に、漬けておいてカタクリ・小麦粉を付けるようなタイプは無理です。
これは、ノンフライ調理だとだいたいそのようには言えます。

なお、グリル併用なので、レジグリ時はプラスチック容器の利用は不可です。また、(焼き網がなく)角皿に直置き(あるいはクッキングシート)なります。
また、スチーム式ではないので減油などはできないため、ダイエット用というわけでもないです。なお、本機については、ノンフライ調理などもあまり強調されません。
保証は、1年間です。
象印は、訪問修理網がありますが、執筆時のフォームを見る限り、レンジは出張修理対応商品ではないので、発送修理になるかと思います。
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以上、象印のエブリノの紹介でした。
「うきレジ」「レジグリ」「サクレジ」「凍ったままレジグリ」は、先行する各社の技術と、ユーザーの実際の利用状況とを考えた、象印っぽい工夫に思えました。
どちらかと言うと「全自動調理機」的な要素が強いオーブンレンジです。
一方、レンジのセンサーが「上級機」とみなせばやや弱です。解凍利用をふくめて、熱ムラの懸念は少しあります。
加えて、セラミック製の角皿を採用する部分で、オーブンの予熱時間は少しかかるでしょう。また、焼き網がない点で、(サクレジ利用で揚げ物直置き時などの)メンテ性の部分も懸念があります。
ただ、こうした部分を含めても、面白い工夫のある機種です。調理技法面の独自性は高く評価できます。基本部分では、改良の余地はあるでしょうが、先ほど書いた「工夫」に共感する部分があるならば、選んで良いでしょう。
最終的な「おすすめ」は最後に改めて考えます。
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なお、象印からは、以下のような製品の販売もあります。
順番にみておきます。

【2024年8月発売】
17・ 象印 STAN. ES-SB26-BA
¥64,880 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:26L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:4枚(片面焼)
センサー:赤外線・温度
サイズ:幅49×奥行39.9×高さ37.0cm
第1に、 STAN. シリーズです。

こちらは、外観デザインを外部デザイナーに依頼している「おしゃれ」タイプです。
ただ、装備自体は同じで、ドアの開閉も(高級仕様の)ソフトダンパードアにしているというわけでもないです。

メニューは、1つ上でみた、26Lの各世代のエブリノと基本的に同じです。
ただ、離乳食用のレシピ集が付き、自動メニューが1つ多い(離乳食用ゆで野菜)が付くだけです。
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【2023年8月発売】
18・象印 EVERINO ES-JA23-BM
18・象印 EVERINO ES-JA23-WA
¥39,800 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:23L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:2枚(片面焼)
センサー:赤外線・温度
サイズ:幅47.8×奥行39.8×高さ34.9cm
第2に、 ES-JA23です。
エブリノの小型機で、23L機になります。
23年機なので「凍ったままレジグリ」は、非対応です。

特徴となる「レジグリ」「うきレジ」「サクレジ」「凍ったままレジグリ」機能を持ちつつ、筐体サイズを小型にしたと言えます。
本体サイズは、幅47.8×奥行39.8×高さ34.9cmです。
コンパクトです。
ただし、幅は、本機の場合、左右に4cmの廃熱スペースが必要なので、実質先ほどの機種と同じです。奥行も同じなので、主に「背が低くて済む」部分だけが、26L機に比べての利点と考えてください。
トーストは、2枚焼きになります。
レンジ・オーブン火力も同等です。
あとは、庫内的に作るのが難しいメニューの関係で、若干自動メニューが少ない(蒸し鶏・ガトーショコラ)程度です。
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結論的にいえば、本機は1-2人暮らしの若い世代に向きそうな構成なので、小型化は悪くない方向性に思えました。
料理法の独自性を維持したので、全面的に小さいわけではないですが、背が低いほうが、一般的に、キッチンの見映えは良いと言えます。
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【2025年8月発売】
19・象印 EU-FB23-BA
¥39,800 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
【2024年発売】
19・象印 EU-FA23-BA
¥34,490 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:23L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:2枚(片面焼)
センサー:赤外線・温度
サイズ:幅47.8×奥行39.8×高さ34.9cm
第4に、 EU-FB23です。
旧機種がのこります。

新機種では、「時短でチャチャっとレシピ」が5種追加された程度です。
最近各社とも増えているガラスボウル(25cm)に材料を入れて「レンチン」で作れるタイプのメニューです。それ以外は変わりません。
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結論的にいえば、現状の価格では、旧機種で良いでしょう。
あとは、そこまで変わらないので、同時にみていきます。
庫内容量は、こちらも、23L機になります。
24年登場で、こちらは、「エブリノ」の名前を貰えていない製品です。
筐体は同じですが、ガラスボウルと、(レジグリ用の)セラミック製角皿が未付属のためです。
角皿はむろん付属です。
しかし、鉄板ホーローなので、レンジ利用時にいれられない(火花が散る)からです。
センサーは、しっかり、赤外線・温度センサーです。
グリル・オーブン利用時の、火力も差は付きませんし、解凍も同じ精度を期待できます。
しかし、この仕様だと、象印独自の個性はないと言えます。

あえて言えば、引き出し式のメニューボードは、美観と実用性を兼ねる部分で、文字表示できるモニターのない下位機の場合、面白い工夫だとは思います。
結論的にいえば、本機の場合、象印独自の個性がない製品なので、同じような赤外線センサーを装備するグレードの他社機と「値段で勝負」にはなります。
ただ、象印を(あえて)選ぶ意味が薄いので、やはり、エブリノなり、スタンなりが良いでしょう。
1-4・バルミューダの製品

つづいて、日本のバルミューダです。
シロカ同様、デザイン性を重視しつつ、独特のオリジナル機能を売りにした展開です。

【2023年発売】
20・BALMUDA The Range K09A-BK
20・BALMUDA The Range K09A-WH
20・BALMUDA The Range K09A-SU
¥54,980 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:800W【ヘルツフリー】
庫内容量:20L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:
センサー:温度センサー
サイズ:幅45.6×奥行43.5×高さ33.1cm
The Range K09Aは、バルミューダの製品です。
タイプは、オーブンも使える、オーブンレンジになります。
2017年発売の旧機(The Range K04A)の後継機です。
そちらは18Lだったので、同じほどの設置幅でありつつ、庫内がすこし広くなりました

本機はバルミューダらしく人目を惹くデザインです。
演出性が強いスポット照明が上部につくほか、仕上がりのアラーム音にもこだわった製品です。
本体サイズは、幅45.6×奥行43.5×高さ33.1cmです。
背はわりと低く、操作系も下部にあるので、背の低い方は扱いやすいでしょう。

ボックス収納する場合に必要な空間は、上方と右側面に10cmが最低必要です。
一方、奥側の壁ピタ配置はできるので、18Lの他社機より広めの奥行はあまり問題にならないでしょう。
庫内容量は、20Lです。
こちらも、回転する丸皿(ターンテーブル)がないフラットな仕様です。
庫内は、幅35.3×奥行29.3cmとなります。

レンジのセンサーは、温度センサーのみです。
他社の場合、この価格だと少なくとも蒸気センサーはあるので、残念です。
温度センサーは、蒸気センサー(絶対温度センサー)と異なり、温度差を検知するものではないので(計測器の乾燥のため)立ち上がりに時間がかかるほか、庫内の湿度状況に影響を受けるといえます。

出力は、最大800W(3分)です。
手動運転では、100W・500W・600W・800Wが選択できます。

オーブン機能は、最高で250度(3分間)で、その後は200度での運転です。
本体価格からすれば、平均以下ですが、問題ないでしょう。
自動メニューは、相当シンプルで、冷凍ごはん・飲みもの・解凍のみです。

トーストとグリルは、非搭載です。
この部分は、メーカーによれば、以前【オーブントースターの比較記事】で紹介した同社のThe Toasterが「完成型」だからあえて付けなかったしています。
ただ、そちらも本格的なグリルではないですし、この価格帯の他社機と較べた場合、イマイチと言わざるを得ないでしょう。
保証は、1年間(マグネトロンは2年)です。
バルミューダは、訪問修理に未対応です。
ただ、発送修理は、家財便のように箱まで持ってきてくれる方式ですし、送料も保証期間中は無料です。修理日数が必要な点以外は、問題ないでしょう。
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以上、バルミューダのThe Range K09Aの紹介でした。
同社らしい、シンプルで格好良いデザインは高く評価できます。
ただ、センサーが弱い点、自動あたためがシンプルすぎる点、上火グリルがない点、訪問修理サービスがない点など、弱い部分が目立ちます。
総合的なデザイン性や、(開け閉め音を含む)高級感はあるので、デザイン性重視なミニマリスト系の方には良いかもしれません。
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【2025年発売】
21・BALMUDA The Range S KRN01JP-BK
21・BALMUDA The Range S KRN01JP-WH
¥39,600 Amazon.co.jp (10/11執筆時)
レンジ出力:900W【ヘルツフリー】
庫内容量:2-L(フラット庫内)
自動あたため:注意
オーブン機能:
トースト:
センサー:非公開
サイズ:幅46.6×奥行35.3×高さ35.3cm
なお、2025年に、同社から単機能レンジとして、BALMUDA The Range S がでました。

デザインは、先ほどの機種を踏襲しており、良好です。
静かに閉まるソフトクローズドア(ソフトダンパー)も採用しています。
センサーは、非公開です。
おそらく安全監視用のサーミスタ(温度)以外は非搭載と考えられます。少なくとも、公開情報からは読み取れません。
自動あたためは、機能としてはあります。
ただし、センサー搭載機ではまずあり得ない「飲み物や少量はオートを使うな」という注意喚起があり、「ごはんやおかず、お弁当のあたために」という注釈が付いています。す。
自動メニューは、ドリンク、冷凍ご飯、解凍です。
解凍は、グラム指定以外は自動ですが、先述のとおりセンサー種が不明です。
。切にしっかり解凍できるかは不透明です。半解凍と全解凍は選べるものの、恐らくグラム設定だけで時間を決めているため、一度の操作で解凍が完了しない場面が多いはずです。
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結論的にいえば、値段に見合わない低性能なレンジと評価します。外観仕様にコストを「全振り」した点は認めるとしても、レンジ自体の機能は、たとえばパナソニックの1万円台の製品より低機能です。
率直に言えば、技術水準としては20世紀のレンジと大差ないと言わざるを得ません。Atlasは同社の家電をいくつか持っており、気に入っているモデルは、記事でもいくつか「おすすめ」しています。
しかし、21世紀も四半世紀はすぎた現在において、この価格でこのような製品をだす理由は理解不能です。他の製品が良いでしょう。
今回の結論
中型電子レンジ・オーブンのオススメは結論的にこれ!
というわけで、今回は、中型レンジ・オーブンレンジの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・中型電子レンジの比較 (2)
2-1:日立
2-2:東芝
2-3:シャープ
2-4:シロカ
2-5:ハイアール・AQUA
3・中型電子レンジの比較 (3)
3-1:アラジン
3-2:山善
3-3:ツインバード・アイリスほか
3-4:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)は、残してしまった日立などのレンジをみていきます。
対応人数 1-4人対応
レンジ調理 ★★★★★
オーブン調理 ★★★★★
グリル調理 ★★★★★
解凍調理 ★★★★★
レシピ充実度 ★★★★★
外観デザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の3回目記事(こちら)は、全体の結論として、ここまでみた全機種から、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
