Top 調理家電 比較2022'【解説】大きめ電子レンジ13機の性能とおすすめ・選び方 :3人〜4人家族向け

2022年03月06日

比較2022'【解説】大きめ電子レンジ13機の性能とおすすめ・選び方 :3人〜4人家族向け

【今回レビューする内容】2022年 20L以上の電子レンジ・オーブンレンジの性能とおすすめ・選び方:格安機を中心に

【紹介する製品型番】 Panasonic エレックNE-FS301-W NE-MS268-K NE-FL222-K NE-FL100 IMB-F2201-W IMB-F2201-B NE-FL221-K NE-FS300-W NE-MS267-K 東芝 ER-VS23-K ER-VS23-W TWINBIRD ミラーガラス DR-E273B DR-D278B

今回のお題
世帯用の大きめ電子レンジ・オーブンレンジの機種がおすすめ?

 どもAtlasです。

 今回は、2022年3月現在、最新の電子レンジの比較です。

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1・小型電子レンジの比較
 容量:15L〜18L
 人数1-2人向け
 種類: レンジ or オーブンレンジ
 予算5000円〜2万円台   
2・中型電子レンジの比較
 容量:22L〜26L
 人数2-4人向け
 種類: レンジ or オーブンレンジ
 予算1万円〜3万円台

 前回の1回目記事では、主に1人暮らし向けで、格安な電子レンジ・オーブンレンジを比較しました。

 今回の2回目記事は、1万円台の機種を中心に、2-3人程度でも対応できる22Lクラス以上の電子レンジ・オーブンレンジを紹介します。

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3・小型スチームオーブンの比較
 容量:18L〜26L
 人数1-2人向け
 種類スチームレンジ(庫内1段)
 予算3万円〜8万円台 
4・中型スチームオーブンの比較
 容量:30L〜
 人数4人以上(世帯向け)
 種類スチームレンジ(庫内2段)
 予算3.5万円〜15万円台  
5・オーブン/レンジ全体の選び方 【まとめ】
 結論:目的別・予算別のおすすめ機種の提案

 なお、大きめでも、5万円以上の予算で考えている場合は、現在は(水蒸気を併用して焼く)スチームオーブンというカテゴリの製品です。

 恐れ入りますが、3回目以降の記事をご覧ください。そちらから読んでも分かるように書いています。

 よろしくお願いします。

ーーー

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対応人数   1-4人程度まで
レンジ性能  ★★★★★
オーブン性能 ★★★★★
トースト性能 ★★★★★
総合評価   ★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各機種を順番に比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

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 なお、今回紹介する20L以上の電子レンジについては、全てヘルツフリー機になります。

 そのため、日本の東西の電圧の違いに関係なく、(転勤先でも)長く使えるレンジです。

 では、具体的な製品の紹介にはいります。 

1・電子レンジの比較【22L以上】

 では、具体的な製品紹介にはいります。

 はじめに、「オーブンレンジ機能がない単機能レンジ」からです。

 すこし大きいレンジを探しているが、「レンチン」だけできれば良い、といった方向けのニーズにマッチする製品です。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。 


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 【2020年11月発売】

 1・Panasonic 電子レンジ NE-FL100
  ¥17,200 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:900W【ヘルツフリー】
庫内容量: 22L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:蒸気センサー
サイズ 幅48.8x奥行38.0x高さ29.0cm

  NE-FL100は、パナソニックの発売する単機能電子レンジです。

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 同社の場合、2020年に外観を含めた、全面的なモデルチェンジをしました。

 このクラスでは久しぶりです。

 ボタンも大きく、見映えのするパネルやバックライトを含めて、好印象です。

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 外径寸法は、幅48.8x奥行38.0x高さ29.0cmです。

 冷蔵庫の耐熱天板に置けるサイズです。

 一方、に置く場合、廃熱のために、左右どちらか一方は開放配置にし、反対側を3cm・後方3cm、上方10cm以上を開ける必要があります。

 他社機の場合も同じですが、ボックスへの収納の場合は、注意してください。

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 庫内容量は、単機能の電子レンジとしてはかなり広めの22Lです。

 間口も32cmとほぼ同じですが、奥行にゆとりがあります。

 その上で、本機はターンテーブルのない「フラット庫内」です。

 実際的にターンテーブル機より、庫内を広く利用できます。

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 電子レンジ機能は、自動あたためにつかう「センサー」の質が重要です。

 センサーがないと、自分で「700W」「1分」などと時間指定しないと、電子レンジがオートで加熱時間を判断できないからです。

 本機の場合、蒸気センサーが搭載されています。

 最新技術ではないですが、センサーのない他機が「40年前の電子レンジ」と呼ぶとすれば、こちらは「20年前の電子レンジ」くらいに「進化」はしています。

 レンジ出力も3段階調節が可能ですから、解凍なども堅実に対応できるでしょう。

 ただし、上記センサーは、蒸気で検知する形式なので、ラップをかけてある食品は(温度が測れないので)未対応です。

 例えば、ジップロックなどで封をした食品は、蒸気で密封が解けて、初めて検知されます。

 自動メニューは、「飲みもの」のみですが付属します。

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 出力調節は、900W(1.5分間)から、600・500・150W相当です。

 900W出力可能時間短いですが、ご飯などのあたためが素早いほか、(宅配)ピザなどを軽く温め直す際、水分が出にくいなどの利点があります。

 本機は、同社の上位機にも搭載されるスクリューアンテナが採用です。加えて、適切な出力制御ができるインバーター搭載なので、お肉の解凍など、繊細さが必要な動作において有利です。

 フラット庫内は、ターンテーブル機に比べると温度ムラが生じやすいので、複数の解決策が提案されているのは、良い部分です。

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 以上、パナソニックのNE-FL100の紹介でした。

 オーブン機能のない大きめの単機能電子レンジでは、高いデザイン性をもちつつ、蒸気センサー・フラット庫内・900Wインバーターなど、使い勝手や性能のバランスもとれています。

 他社機にも良い機種があるので比較は必要ですが、バランスがよい点で、本機は比較の際の「基準」とできる機種です。


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 【2020年11月発売】

 2・アイリスオーヤマ IMB-F2201-W
 3・アイリスオーヤマ IMB-F2201-B
  ¥13,260 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:900W【ヘルツフリー】
庫内容量: 22L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:蒸気センサー
サイズ 幅49.5x奥行36.5x高さ30.2cm

 IMB-F2201は、アイリスオーヤマが発売する少し大きめな単機能電子レンジです。

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 庫内容量は、22Lです。

 パナソニックとほぼ同サイズです。

 庫内の凹凸は大きめで、このあたりに値段は出ているとはいえ、使いやすいフラット庫内です。

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 外径寸法は、 幅49.5x奥行36.5x高さ30.2cmです。

 体積としてはパナソニックより少し小さめです。

 ただボックス収納する場合は、左右片面開放の上で、反対側4.5cm・上方と後方10cmと、実際の設置スペースはパナソニック以上に必要です。

 電子レンジ機能は、本機も蒸気センサーです。

 そのため、で「700W」「1分」などと時間指定せずとも、電子レンジがオートで加熱時間を判断してくれます。

 ただし、やはり、ラップをかけてある食品は(温度が測れないので)未対応です。

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 自動メニューは、飲みもの・ご飯・お弁当です。

 シンプルな構成ですが、本機の値段を考えると、十分でしょう。

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 出力は、900W(最大1.5分)で、そのほか4段階で調整可能です。

 このあたりも、先発のパナソニックに合わせています。

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 ただ、パナソニックの場合、先述のように、加熱ムラを防ぐためのスクリューアンテナなどの工夫がありましたが、本機はそういったものは未搭載です。

採用です。加えて、適切な出力制御ができるインバーター搭載なので、お肉の解凍など、繊細さが必要な動作において有利です。

 フラット庫内は、ターンテーブル機に比べると温度ムラが生じやすいので、複数の解決策が提案されているのは、良い部分です。

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 以上、IMB-F2201の紹介でした。

 パナソニック機よりも価格を安くしつつ、機能を同程度に搭載する機種です。外観や内装などにはありますが、値段面では有利でしょう。

 ただし、加熱ムラや解凍ムラの部分では、やはりパナソニックは技術蓄積があります。

 一度買うと、かなり長い間使う家電ですし、信頼性を含めて値段差がさほどないならば、パナソニックでしょう。


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 【2018年】

 【上位機】

 4・TWINBIRD ミラーガラス DR-E273B
  ¥14,220 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 【下位機】(センサーなし)

 5・TWINBIRD ミラーガラス DR-D278B
  ¥11,850 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:700W【ヘルツフリー】
庫内容量: 20L(庫内フラット)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:赤外線センサー
サイズ :幅46x奥行35x高さ27.5cm

  DR-D273B は、ツインバードの電子レンジです。

 なお、下位機としてDR-D278Bもありますが、センサーがないのでおすすめできません。

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 本機は、パネルにミラーガラスを採用するレンジです。

 利用時以外に庫内が見えにくい「マジックミラー」的仕様になっているのが特長です。

 もともと同社のオーブントースターに採用されていた機能ですが、電子レンジにも採用されました。

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 庫内容量は、20Lです。

 フラット庫内採用でお手入れもしやすいです。サイズ的に大きなお弁当も対応できます。

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 外形寸法は、幅46x奥行35x高さ27.5cmです。

 体積としては、庫内容量が20Lである分、他社よりコンパクトです。

 ボックス収納する場合は、しかし、左右両面とも10cm以上と上方と後ろに15cmと、他社機よりすこしシビアです。 

 一方、ツインバード機は、左右一方の全面開放の指示はないですが、ラックや棚の中は不可との記載なので、結局、完全な密閉空間には入れられないでしょう。

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 電子レンジ機能は、本機は、赤外線センサーが搭載です。

 パナソニックの蒸気センサーより高度です。

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 ラップした食材でも熱を検知できる点で、レンジのセンサーとしては上位機センサー以上に優秀です。ラップをした製品の自動あたための精度は、単機能電子レンジでも上位です。

 特に、お肉の解凍の際は、(蒸気センサー式と違って)グラム設定不要でできるため、料理初心者には優しいです。

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 自動メニューは、自動あたためのほか、ごはん・飲みもの・おかず・解凍です。

 出力調節は、手動でする場合、出力設定は4種類で、700W、600W、500W・200Wです。

 セブンイレブンの冷凍食品の加熱温度にも対応しますし、構成に問題はないでしょう。

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 以上、DR-D273B の紹介でした。

 ミラーガラスの採用でデザイン性が高い機種です。その上で、このクラスでは上位と言ってよい赤外線センサーを搭載するので、レンジとしてもレベルが高いです。

 赤外線センサーは単眼(1つ目)なので、フラット庫内の加熱ムラ対策はイマイチとはいえ、1万円台という値段を考えると、相当に費用対効果は高いです。


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 【2021年11月発売】

 6・Panasonic NE-FL222-K
  ¥26,364 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 【2018年11月発売】

 7・Panasonic NE-FL221-K
  ¥27,979 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:850W【ヘルツフリー】
庫内容量: 22L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:蒸気センサー
サイズ 幅48.8×奥行38.2×高さ29.8cm

 NE-FL221-Kは、パナソニックの販売する「プレミアム」な単機能レンジです。

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 オーブンなどの多機能は不要だが、デザイン的に格好良いレンジを志向する人々をターゲットにした製品です。

 なお、新旧両機種ありますが、今回は型番のみの変更で、基本性能は同じです。

 庫内容量は、22Lです。

 こちらも、ターンテーブル(丸皿)がない、幅32.1cm×奥行36.5cmのフラット庫内と、他社よりも庫内が広いです。

 かなり大きなお皿料理なども対応できるでしょう。

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 外形寸法は、 幅48.8×奥行38.2×高さ29.8cmです。

 幅が結構あります。

 棚ボックス収納する場合は、廃熱のために、左右どちらか一方は開放配置にし、反対側を3cm・後方3cm、上方10cm以上を開ける必要があります。

 電子レンジ機能は、蒸気センサー(絶対湿度センサー)です。

 価格からすると、重量センサーや赤外線センサーなど、上位のセンサーを採用していない点は、やや残念に思えます。

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 解凍については、本機も、同社の上位シリーズ(三つ星エレック)の技術の一部が下りてきており、解凍ムラを減らせる「スクリューアンテナ」が装備されます。

 ただし、重量センサーなどがないので、解凍する重量入力は必要です。

 自動メニューも、「のみもの・解凍」のみのシンプルな構成です。

 出力調節は、手動の場合、600W、500W・150Wです。

 ただし、1.5分間限定で、1000Wでの運転も可能です。

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 以上、パナソニックのNE-FL221の紹介でした。

 外観は格好良い製品で、22Lのフラット庫内も広いので、大きめの単機能レンジを探している方には候補です。

 ただ、レンジのセンサーなどは、本体の価格からすれば平凡です。

 結論的にいえば、レンジ部分も高性能な製品を求めるならば、(オーブン不要でも)オーブンレンジなどを選んだ方が良いでしょう。


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 【2020年10月発売】

 8・東芝 プレミアムモデル ER-VS23-K
 9・東芝 プレミアムモデル ER-VS23-W
  ¥31,080 楽天市場 (3/6執筆時)

レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量: 23L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:8眼赤外線
オーブン:
サイズ 幅46.8×奥行38.6×高さ33.7cm

  ER-VS23は、東芝の「プレミアムモデル」です。

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 オーブン機能は不要だが、外観やレンジ性能には「こだわりたい」という、ニッチなニーズに応える製品です。

 東芝は、最近こうした路線の家電を多く開発しています。

 庫内容量は、22Lです。

 パナソニックとほぼ同じです。

 ただ、間口が38.7cmと広く、パナソニックに比べて入れやすいです。

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 外形寸法は、 幅46.8×奥行38.6×高さ33.7cmです。

 一方、本機については、上面を10cm開けさえすれば、後は壁際設置可能です。

 そのため、サイズ感からすると、ボックス収納する場合の設置性は良好でしょう。

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 自動メニューは、あたため・牛乳・お好み温度です。

 仕上がりの温度設定が、マイナス10度から85度の間で、実数設定できる点は面白いです。

 バターを溶かしたり、ベビーフードを適温にするなどの使い方が考えられるでしょう。

 一方、温度(重量)センサーがないので、100g以下は50度まで、それ以上は、分量基準が150g(1人分)になるなど、センサーの限界はあるのですが、ある程度「使える」機能でしょう。

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 出力調節も、1000W(2分間)と600W・500W・200Wと全体的にパワフルです。

 電子レンジ機能は、8眼赤外線センサーです。

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 この部分はまさに本機の「目玉」であり、単機能電子レンジでの搭載は初めてでしょう。

 食品の表面温度を測るので、ラップしていても加熱が正確です。また、1眼の赤外線センサーと異なり、範囲をみれるため精度も正確です。

 赤外線センサーの上位互換といえます。

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 以上、東芝のER-VS23の紹介でした。

 単機能電子レンジとしては、例外的に良いセンサーを搭載しているため、加熱ムラは少ないでしょう。

 また、【スチームオーブンの比較記事】で紹介した同社のオーブンと比べると、1万円前後安いといえるため、(オーブン不要ならば)値段面でも評価できます。

 ただ、オーブン機能がない分、サイズはさほど小型かと言われると、2-3cmほどしか変わらないため、設置スペースで選ぶ機種ではないとはいえます。

 恐らく、海外のお客さんが多い民泊などで、オーブンなどの加熱器具を避けたいが、高級感は置きたい、というニッチなニーズに応えるための製品だと思われます。

2・オーブンレンジの比較(20L強)

 最後に、設置性が良い上で、多少庫内容量に余裕がある20L以上のオーブンレンジの比較です。

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 なお、【小型冷蔵庫の比較記事】でしたような、冷蔵庫の耐熱天板の上に置きたい場合、このクラスでも置けるモデルがあります。

 例えば、パナソニック製冷蔵庫の場合、「脚と脚の間の寸法」が「縦44.7cm×奥行42.9mm」以内というスペックです。

 レンジの脚は本体よりも内側に付くので、そのマージンを見ても、幅47cm×奥行45cmで収まるなら、収納可能です。


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 【2020年9月発売】

 10・Panasonic NE-FS301-W
  ¥29,089 楽天市場 (3/6執筆時)

 【2020年11月発売】

 11・Panasonic NE-FS300-W
  ¥30,400 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:23L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:2枚(片面焼)
センサー:蒸気・温度センサー
サイズ:幅45.5×奥行35.2×高さ29.3cm

  NE-FS301は、パナソニックの多少大きめの、オーブンレンジです。 

 デザイン的にシンプルで、無印良品を思わせる感じです。

 新旧両機種ありますが、性能は同じです。

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 本体サイズは、幅45.5×奥行35.2×高さ29.3cmです。

 ここまで紹介した18Lクラスより大きめです。

 ただ、【中型スチームオーブンレンジの比較記事】で紹介したような、過熱水蒸気を利用するレンジに比べると、一回り小型です。

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 一方、廃熱については、壁際設置可能ですが、左右に4.5cmと上方10cmのスペースが必要です。

 オーブン付きは、レンジより高温になるため、基準が厳しいですから、棚などのボックス収納を考えている場合は、注意してください。

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 庫内容量は、23Lです。

 内寸は、幅29.9×奥行35×高さ19.9cmです。

 フラット庫内ですし、ピザならLサイズ相当の大きな食品の調理に対応できるでしょう。

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 電子レンジ機能は、ただし、蒸気センサーです。

 価格からすると仕方ないですが、ラップをかけてある食品は(温度が測れないので)未対応です。

 自動メニューは、「あたため」ボタンのほか、「飲みもの」のみですが付属します。

 出力調節は、1000W(3分間)のほか、800W・600W・500W・300W・150Wです。

 問題のない構成でしょう。

 トーストは、一方、グリル機能で焼くことになります。

 本機は、構造的な問題で、途中での裏返しが必要です。

 6分で焼けますが、基本的にトースターとしては、不便です。

 オーブン機能は、上位機と同じで、250度出力が5分間で、その後は220度となります。

 なお、40度前後の発酵温度も出せるため、パン作りなどにも利用可能です。

 グリルは、上火を強くした機種なので搭載です。

 数値的に言えば、上火で、760Wの火力ですので、そこそこです。

 保証については、1年間です。訪問修理にも対応します。

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 なお、本機は、角皿に水を張ってスチームを出せます。

 ただ、この部分については、機能的に「オマケレベル」で、本質的に普通の「オーブンレンジ」です。

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 以上、パナソニックのNE-FS300の紹介でした。

 3-4人家族に対応できる容量で、できるだけ小型でシンプルな製品を選ぶならば、選択肢になります。

 小型冷蔵庫の上に置けそうなサイズでは、最も大きいので、そのニーズもありそうです。ただし、センサー部分は弱いので、お料理好き用か?といわれると、やや微妙です。


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 【2021年9月発売】

 12・Panasonic NE-MS268-K
  ¥32,667 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 【2020年11月発売】

 13・Panasonic NE-MS267-K
  ¥36,500 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:26L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:2枚(片面焼)
センサー:スイングサーチ赤外線
サイズ:幅50×奥行40×高さ34.7cm

  NE-MS267 も、パナソニックの多少大きめの、オーブンレンジです。 

 機能的には、先ほどの機種よりも上位です。

 新旧両機種あります。

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 耐熱ガラス ボウル 25cm
  ¥824 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 新機種のみ付属するのは、「中華10分」メニューです。

 下ごしらえをして、ボウルに入れれば、麻婆豆腐・エビチリ・八宝菜という定番メニューが自動でできるという「時短メニュー」になります。

 なお、いずれも25cmの耐熱ガラスボウルを前提にしたレシピで、別にボウルは必要です。

 あとは同じなので、このメニューが作りたいかで決めれば良いでしょう。

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 本体サイズは、幅50×奥行40×高さ34.7cmです。

 廃熱については、本機も壁際設置可能です。ただし、廃熱のために、左右に2cmずつ、上方向は10cmの空きスペースが必要です。

 庫内容量は、26Lです。

 こちらについては、幅が50cmを超えるので、冷蔵庫の上には置けないでしょう。

 専用台などのスペースが必要です。

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 電子レンジ機能は、「スイングサーチ赤外線センサー」が搭載です。

 先述のように、赤外線センサーがある場合、ラップをした食品や自動解凍に対応できます。

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 本機は、センサーがスイングして、広範囲の温度を監視するというスイングサーチ赤外線センサーです(上表5位のもの)。

 普通の赤外線センサーより精度が良く、加熱ムラが少ないです。

 東芝が単機能レンジのプレミアムモデルで採用していた8眼センサーには負けますが、十分高性能

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 自動メニューは、「あたため」ボタンのほか、「飲みもの・酒かん」ボタンが付属します。

 そのほか、ダイヤル選択式で、30個近い自動メニューが選択可能です。

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 「フライあたため」「お弁当あたため」など日常生活に役立つもののほか、「ゆで野菜・煮物・パスタ・グラタン・ノンフライ唐揚げ・茶碗蒸し」など料理も可能です。

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 解凍も、赤外線センサーなので、グラム指定せずとも、5段階の加減を調整するのみで可能です。

 先述のように、パナソニックは、独自の「スクリューアンテナ」を装備するため、解凍は得意です。

 出力調節は、1000W(3分間)のほか、800W・600W・500W・300W・150Wです。

 トーストは、本機の場合も、途中での裏返しが必要です。6分で焼けますが。

 オーブン機能は、上位機と同じで、250度出力が5分間で、その後は220度となります。

 グリルは、片面グリルですが、遠赤Wヒーターを搭載するため、能力は高いです。

 保証については、1年間です。訪問修理にも対応します。

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 なお、本機は、角皿に水を張ってスチームを出せますが、この部分については、機能的に「オマケ」です。

 メニュー数も少ないです。トーストの際の「しっとり感」を出すくらいしか、その方面では活躍しないでしょう。

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 以上、パナソニックのNE-MS267の紹介でした。

 レンジとして信頼できるセンサーを装備し、しっかりした上火グリルが付く製品では、最も小型で性能が良い製品と言えます。

 自動メニューもレシピ集を見ながらならば、多用で実用的で、解凍もうまいので、(スチーム不要と考えている)お料理好きには、コスパの部分から、良い選択肢になりそうです。 

今回の結論
中型電子レンジ・オーブンのオススメは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、20Lを超えるサイズの電子レンジ・オーブンレンジを比較してきました。

 最後に、いつものように、予算別・目的別にAtlasのオススメ機種を書いておきたいと思います。


 第1に、単機能のレンジで良いが、ある程度庫内が広く、特大の盛りな弁当も温めたい人は、

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 【2018年】

 【上位機】

 4・TWINBIRD ミラーガラス DR-E273B
  ¥14,220 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:700W【ヘルツフリー】
庫内容量: 20L(庫内フラット)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:赤外線センサー
サイズ :幅46x奥行35x高さ27.5cm

1・対応人数    1-3人程度まで
2・レンジ性能  
★★★★☆
3・オーブン性能 ☆☆☆☆☆
4・トースト性能 ☆☆☆☆☆
5・総合評価   ★★★☆☆

 オーブンも不要で、トーストを焼く必要もない状況ならば、ツインバードの DR-D273Bがオススメです。

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 シンプルな電子レンジですが、20Lと庫内が相当広い上、ターンテーブル(回転式の丸皿)がないフラットタイプの加熱システムなので、お弁当などの温め直しにはメリットがあります。

 実際、2人暮らし以上の「世帯用」としても利用できるサイズだと思います。

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 センサーも、赤外線搭載で、単機能電子レンジに多い蒸気センサーより高度です。

 熱を測れるので、ラップした食品でもある程度対応できるでしょう。

 解凍の際は、(蒸気センサー式と違って)グラム設定不要でできるため、料理初心者には優しいといえます。

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 マジックミラー構造でデザイン性もよいです。本体もわりと小型ですので、設置場所の節約にもなります。

 センサーは非搭載ですが、コンビニなどの冷凍食品の加熱については、600Wと500Wの設定ができる機種なので、面倒はないと思います。

 一方、ツインバードは、訪問修理網がないので、その部分を気にする場合は、大手家電メーカーを選ぶと良いです。

ーー

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 【2020年11月発売】

 1・Panasonic 電子レンジ NE-FL100
  ¥17,200 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:900W【ヘルツフリー】
庫内容量: 22L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:蒸気センサー
サイズ 幅48.8x奥行38.0x高さ29.0cm

1・対応人数   1-3人程度まで
2・レンジ性能  ★★★★☆
3・オーブン性能 ☆☆☆☆☆ 
4・トースト性能 ☆☆☆☆☆
5・総合評価   ★★★★☆

 一方、パナソニックの製品もおすすめできます。

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 本機は蒸気センサーですが、インバーター採用で、かつ、スクリューアンテナ搭載であり、加熱ムラを防ぐため工夫は多いです。

 その点で、「レンジ加熱」の部分だけで言えば、(値段はすこし高いですが)本機が良いかと思います。

 解凍についても、これら部分が活きて精度は高いといえます。

 ただ、蒸気センサーの場合、グラム設定は必須なので、この部分を面倒と感じるならば、赤外線センサー搭載のツインバード機が良いでしょう。

−−

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 なお、いずれの機種も、トーストができない点は多くの場合は面倒だと思います。

 そういう方は、別にオーブントースターを買えば良いでしょう【おすすめオーブントースターの比較記事】で紹介しましたので、興味があればご覧ください。


 第2に、単機能のレンジで良いが、プレミアムな外観とレンジ機能が「マスト」ならば

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 【2020年10月発売】

 8・東芝 プレミアムモデル ER-VS23-K
 9・東芝 プレミアムモデル ER-VS23-W
  ¥31,800 楽天市場 (3/6執筆時)

レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量: 23L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:8眼赤外線
オーブン:
サイズ 幅46.8×奥行38.6×高さ33.7cm

1・対応人数   1-3人程度まで
2・レンジ性能  ★★★★★★
3・オーブン性能 
☆☆☆☆☆ 
4・トースト性能 
☆☆☆☆☆ 
5・総合評価   ★★★★

 東芝の「プレミアムモデルER-VS23でしょう。

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 外観の高級さは、もちろん、扉の開け閉め時のの安定感を含めて、本機は高級仕様です。

 202010011028.jpg 

 その上で、レンジ部分では、センサーが、このグレードでは従来見られない8眼赤外線センサーである点が強調できます。

 レンジ利用時の、加熱ムラは最も少ないでしょうし、1000Wという出力を含めて、レンジ機能だけならば、20万円前後のレンジに相当しますから。

 ただ、この予算を出せば、【スチームオーブンの比較記事】で紹介した同社の機種を含めて、検討対象にはできます。

 サイズ的にも、さほど変わらないので、「少しは使う」という方は、そちらも検討した方が良いかと思います。もちろん、「手入れの簡単さ」では、単機能電子レンジですが。


 第3に、お料理好きな方で、スチーム不要だが、性能のよいオーブンレンジを格安で欲しい方は、

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 【2021年9月発売】

 12・Panasonic NE-MS268-K
  ¥32,667 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 【2020年11月発売】

 13・Panasonic NE-MS267-K
  ¥36,500 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量:26L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:2枚(片面焼)
センサー:スイングサーチ赤外線
サイズ:幅50×奥行40×高さ34.7cm

1・対応人数   1-3人程度まで
2・レンジ性能  ★★★★★★
3・オーブン性能 ★★★★★★
4・トースト性能 ★★★★☆
5・総合評価   ★★★★★★

 パナソニックの NE-MS268でしょう。

 先述のように、中華10分の時短メニューが不要ならば、旧機種でもOKです。

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 サイズ的に、さほど小型ではないですが、庫内容量は、26Lです。

 グラタンなど、スペースが必要なお料理も余裕で複数調理ができます。

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 その上で、自動メニューが30種以上と多彩で、解凍も上手なので、この価格帯の製品ならば、最も「料理を楽しめる」と言えます。

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 電子レンジ機能も、「スイングサーチ赤外線センサー」が搭載ですし、グリルの上火も、遠赤ヒーターが2灯です。オーブンも、250度を出せますし、必要な部分は押さえていると言えます。

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 なお、本機は、冷蔵庫の上には置けません。

 レンジ台を探している方は、【中型オーブンレンジの比較記事の2回目記事】の最後で、選び方を書いておきました。

 よろしければ、ご覧ください。

補足:電子レンジの関連記事について

 というわけで、今日は、電子レンジの紹介でした。

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1・小型電子レンジの比較
 容量:15L〜18L
 人数1-2人向け
 種類: レンジ or オーブンレンジ
 予算5000円〜2万円台   
2・中型電子レンジの比較
 容量:22L〜26L
 人数2-4人向け
 予算1万円〜3万円台
 種類: レンジ or オーブンレンジ
 予算:1万円〜2万円台  
3・小型スチームオーブンの比較
 容量:18L〜26L
 人数1-2人向け
 種類スチームレンジ(庫内1段)
 予算3万円〜8万円台 
4・中型スチームオーブンの比較
 容量:30L〜
 人数4人以上(世帯向け)
 種類スチームレンジ(庫内2段)
 予算3万円〜8万円台  
5・オーブン全体のおすすめ 【まとめ】
 結論:目的別・予算別のおすすめ機種の提案

 なお、電子レンジについては、以上の記事もあります。

 とくに5番の記事は、基本的な選び方をまとめたものなので、ぜひご覧ください。

6・オーブントースターの比較
7・コンベクションオーブンの比較

 また、オーブントースターなどを、「レンジとは別」に揃えたい方については、以上の記事もあります。

 こちらもよろしくお願いします。

  201803121416.jpg

8・ひとり暮らしに必要な家電・家具のまとめ

 また、ひとり暮らしや、2人以上の新生活をはじめようと思っている方、必要なもののリストについて上でまとめてみました。よろしければ、こちらもご覧ください。

 ではでは。

posted by Atlas at 17:54 | 調理家電

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