1回目記事からの続きです→こちら
1-4・音声解析対応のICレコーダーの比較

2回目記事では、ICレコーダーのうち、音声解析システムで自動文字起こし対応の製品をみていきます。
普通のICレコーダーとは、目的や用途がすこし異なるので、説明の仕方はここまでとは少し変えています。
1・ICレコーダーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:仕事用レコーダー
2・ICレコーダーの比較 (2)
2-1:音楽用レコーダー
3・ICレコーダーの比較 (3)
3-1:文字起こし用レコーダー
3-2: 最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、ICレコーダーの「選び方の基本」に沿いながら、説明していきます。
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なお、以下の記事では、高評価できる部分については赤系の文字色で、イマイチな部分については青字で表記していきます。

【2023年発売】
37・ソースネクスト AutoMemo R
¥13,860 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:モノラル
記憶容量:8GB
電池寿命:5.5時間(PC充電可)
外部編集:対応(Wi-Fi Bluetooth)
記録形式:
重さ:68g
AutoMemo Rは、ソースネクストの販売するICレコーダーです。
写真のように、モノクロながら時間と音量の確認用モニターが付く製品です。
内蔵マイクは、モノラル録音のMP3です。
モノラルICレコーダーとしては「高め」ですが、ソフトウェア会社ならではの「一芸」のあるレコーダーです。

AutoMemo オートメモ公式アプリ
¥無料 Apple App Store
AutoMemo オートメモ公式アプリ
¥無料 Google Play
本機の特長は、 BluetoothとWi-Fi 4を搭載することです。
アプリからBluetooth経由で、スマホとICレコーダーをペアリングさせたあと、シームレスにWi-Fiで音声データをスマホに送ります。

その上で、クラウド上の日本語解析システムが、音声ファイル(MP3)を自動的に文字起こしをし、アプリにデータを返します。
仕事用の議事録アプリなどで見られる機能ですが、ICレコーダーと連携させた部分が本機の新しさです。
変換にかかる時間は、1時間のデータで20分ほどです。
保存データ時間の1/3ほどの時間はかかります。
なお、Bluetoothは、外部マイクやイヤホンとの接続も可能です。

精度面では、講演会・WEB会議・スピーカーを通した講演などは、さすがに、変換後に再度聞き直して修正が必要なレベルです。
ただ、静かな環境での対面インタビューならば、そこそこの精度が期待でます。実際、議事録アプリもそうですが、このレベル程度は現在の技術でも実際可能です。
また、3極ステレオマイク端子はあるので、集音の工夫はできるでしょう。

むろん、テープ起こし不要というわけではないですが、ある程度間違っても構わない業務は実際多いです。
とくに、アプリが、音声ファイルとテキストをリンクして把握しているため、文字を検索し、タップし、そこから再生という使い方も可能です。
音声だけでは、やっかいな「頭出し」の時間短縮になります。また、録音の際に本体ボタンを押してブックマークをしておけば、「キャプチャー分け」も容易です。
その上で、早送り、スロー再生などの機能も完備します。

解析は、OpenAIのAI音声解析エンジンとなるWhisperを一部利用するという記載です。
日本語テキスト自体の変換エンジンは、オムロンiWnn IMEのようです。
機能面では、自動要約や、音声での話者区別も可能です。

録音データは、ICレコーダーの4GBメモリーから、スマホ経由で、同社のクラウドに送られます。SSLで暗号化されているため、安全だとのことです。
OneDriveやGoogle Drive DropBoxにデータをそのまま、転送することも可能です。

利用料金は、ただし、月1時間分のテキスト化のみ無料であり、それ以後は、追加料金が必要です。月30時間まで利用できるプランで、1480円からです。

なお、編集は、WEBベースでもできるので、PCでの編集も問題ないです。
電池寿命は、録音時12時間、待機時1ヶ月以上です。
この部分は旧機から大きく伸びました。充電は、付属のUSBケーブルからです。コンセント用のUSBタップも付きますj。
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以上、ソースネクストのAutoMemo Rの紹介でした。
2世代目になって、変換精度もあがってきていて、はじめに記事化したときより、精度もあがってきている製品です。
また、日本企業の取扱という安心感があるのが売りです。一方、利用されている解析エンジンや、クラウドサーバーの所在国などの情報がイマイチはっきりしないので、そこが明記されれば、より安心かなと思います。
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【2021年発売】
【本体のみ】
38・ソースネクスト AutoMemo S
¥23,760 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
【本体+文字起こし2年分セット】
38・ソースネクスト AutoMemo R
¥29,800 ソースネクスト直販 (2/26執筆時)
内蔵マイク:モノラル
記憶容量:16GB
電池寿命:16時間(PC充電可)
外部編集:対応(Wi-Fi Bluetooth)
記録形式:Flac
重さ:88g
このほか、同社からは、2.83インチ(480×640)のタッチパネルを装備したオートメモ Sという上位機の発売もあります。

みたとおり、大きめのカラータッチパネル採用です。
スマホやPCなしで、文字表示、あるいは、文字をみながらの音声再生ができるのが「売り」です。
これに伴い、バッテリー量も多めで、だいたい同じ重さの本体ながら、録音時の電池寿命は増えています。
あと細かいことですが、音声データの記録形式がFlac(1.6kHz/16bit)であることが明示されました。
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結論的にいえば、本機の用途性を考えれば、タッチパネル式モニター付属は利便性ほか、操作性の向上に大きく貢献します。
選ぶならば、こちらでしょう。

【2024年発売】
40・PLAUD NOTE B0D1XZWHD6
40・PLAUD NOTE B0D1XYDS35
40・PLAUD NOTE B0D1XTHJZK
¥27,500 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
41・Nicebuild PLAUD NOTE PLD-64G-SI-JP
41・Nicebuild PLAUD NOTE PLD-64G-ST-JP
¥27,500 楽天市場 (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ+振動伝導センサー
記憶容量:64GB
電池寿命:30時間
外部編集:対応(Wi-Fi Bluetooth)
記録形式:WAV MP3
重さ:30g
PLAUD NOTEは、米国のNicebuild LLCが PLAUDというブランドで販売する製品です。
米国のワイオミング州が本社ですが、この分野に強みのある中国の深圳机智连接科技有限公司(Shenzhen Smart Connect Technology)の関連会社という位置になります。

内蔵マイクは、2種類です。
片方は、普通の全指向性のステレオ(MEMS×2)です。
録音時のノイズキャンセルも対応です(AIノイズキャンセル機能)し、録音語のボイスクリア処理機能もあります。
一方、面白いのは、別スピーカーとして、VSC(振動伝導センサー)を内蔵する点です。
ようするに、スマホにマグネット吸着させて、骨伝導の原理でスマホの音声を録音できる仕組みです。方式的に、スマホの受話音量をある程度挙げた上で、専用アプリで(適切に)ゲイン調整をする必要がありますが、試みとしては面白いです。
もちろん、サードパーティのスマホの録音アプリでPCM録音したほうが音質は良いでしょうが、(iOS系は)手頃な無料アプリがないですし、試みとしては良いように思います。

PLAUD NOTE アプリ
¥無料 Apple App Store
PLAUD NOTE アプリ
¥無料 Google Play
スマホアプリは、以上のものを利用します。
スマホと端末間は、本機も、Bluetoothでペアリングさせたあと、回線の太いWi-Fiを使い、データを送る方式です。

その後、アプリを介して、文字起こしをはじめるという形になります。
使用する解析システムは、OpenAIのChatGPT-4oです。
ソースネクストもWhisperを一部使っていました。
ChatGPT-4oは、音声解析エンジンのWhisperと、文章校正のためのChatGPTとを組み合わせて、処理を高速化させた新システムです。
変換時間は、数分です。
この方式だと、即時的に文字起こしができるのが良い部分です。
加えて、日本語校正もAIが行うので、文字起こしほか、要約・マインドマップの自動生成も可能です。音声による発言者の識別も、しっかり行えます。

編集は、こちらも、録音データと突き合わせながら表示可能ですし、便利です。
対応言語は、日本語・英語ほか、韓国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語と、中国語(繁体字・簡体字)です。

録音データは、Google Cloudのストレージに用意されるPLAUD Cloudを利用する形です。
ただ、日本地域の場合アマゾン系(AWS東京リージョン)とおいう記述もあるので、そちらかもしれません。
利用料金は、300分/月(5時間)までは無料です。
年間プラン(12000円)で、月20時間となります。

なお、データの編集自体は、本機もWEBベースで表示(PLAUD WEB)ができるので、編集も問題ないです。
電池寿命は、最大録音時30時間です。
ストレージは、64GBです。
対応フォーマットは、WAVとMP3です。
なお、用途上、スマホにデータをアップロードする必要があるので、その際は、WAVは圧縮されて送られるので、基本的に文字起こし以外に塚原ないならば、MP3で良いように思います。
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以上、PLAUD NOTEの紹介でした。
骨伝導マイクの利用でスマホの録音ができる部分と、ChatGPTベースであることが「確定」ですので、(翻訳ほか)今後も含めて、機能進化の部分が期待できる点で、面白そうな製品と言えます。
AIを利用する部分で、音声(文字の)文脈からの修正力も期待できそうですし、エンジンの部分でも評価できると言えます。
能力だけで言えば、オンライン翻訳のなかでは、現状で期待値が最も高いでしょう。

【2026年発売】
42・ANKER Soundcore Work D3200N11
43・ANKER Soundcore Work D3200N21
¥27,500 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(MEMS)
記憶容量:8GB
電池寿命:8時間
外部編集:対応(Wi-Fi Bluetooth)
記録形式:(MP3)
重さ:30g
Soundcore Work D3200は、Ankerが販売する文字起こし対応のICレコーダーです。
バッテリーで有名な米国起源の企業で、現在は中国が本社です。音響部門も強いので、このカテゴリにも進出した感じです。
仕組みは、先ほどのPLAUD NOTEに似た仕様です。

内蔵マイクは普通の全指向性マイク(MEMS×2)です。
最大5メートルまで集音できるとされます。本機は、形状的に、スマホ利用ほか、ピンマイク、ネックレスなどの形態での利用も提案されます。
一方、集音時のノイズキャンセリングなどの説明はありません。
2つのマイクの集音も、録音データ自体がステレオなのか、片側はノイキャン用なのかなどの説明はないです。
録音データのフォーマットも、エクスポート時はMP3ですが、記録自体の方式は非公開です。その点で言えば、録音データの音声品質については、スペックからは残念ながら読み取れないと言えます。

一方、前面がタッチセンサーになっているので、ボタンを押すことで、録音データの位置マーキング(ブックマーク)ができます。
なお、Appleの「探す」機能も有効なので、なくした場合も見つかる可能性があります。

スマホアプリは、同社のSoundcoreアプリを利用します。
イヤホン用などと共通の同じアプリです。本機も、Bluetoothでペアリングさせたあと、回線の太いWi-Fiを使い、データを送る方式です。
その上でアプリを介して、文字起こしをはじめるという形になります。
なお、iPhoneの場合は、アプリ起動不要で、MFiプロトコルでリアルタイムデータ転送が可能です。アプリの保存領域にデータは格納されますが、クラウドのリアルタイム転送を選択していれば、そちらまで自動に送られ、「文字起こし」されていく感じです。
使用する解析システムは、OpenAIのGPT-5.2とされます。
連携デバイスによりAIモデルが現状(2026年2月)で異なるが、順次アップデートという記述でした。それ以上の詳細は公開がないです。
変換時間は、数分です。

編集は、こちらも、録音データと突き合わせながら表示可能です。
PCでの編集も対応です。仕組み自体も、先ほどのPLAUD NOTEと似ています。
話者識別なども可能です。
対応言語は、日本語、英語、中国語、ベトナム語ほか、1150以上の言語とされます。
録音データは、Anker用意するサーバーで処理されます。
納品後に情報をクラウドから削除する設定もできますが、クラウドに同期して各端末で騙取するような使い方が便利でしょう。ただ、どのクラウドを使うか、どの国にあるのかは非公開です。
ただ、送信時を含めて暗号化(AES-256)されてはいます。
利用料金は、300分/月(5時間)までは無料です。
年間プラン(10,980円)で月20時間となります。料金体系は、PLAUD NOTEとほぼ同じです。
電池寿命は、最大録音時8時間です。
少ないですが、10分の再充電で2時間分の録音が可能とされます。
ストレージは、8GBです。
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以上、 アンカーのSoundcore Work D3200の紹介でした。
文字起こしのサービス移行の部分はあまり詳しい情報がないですが、PLAUD NOTEとバックにあるプラットフォームが同じかと思わせるほど似ています。料金体系も同じことが言えます。
一方、録音データの部分では、アンカーは、録音データの音質面のスペックがほぼ非公開です。ノイキャンなどの処理も経ない点を含めて言えば、そこまでの精度が不要な方向けでしょう。
もっとも、装着面の自由度を含めて、一言一句逃せないような、(完全な)インタビューや会議記録用と言うより、もう少し日常的な使い方を提案している感じはある製品です。

【2022年発売】
44・iFLYTEK VOITER SR302PRO
¥35,827 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(6マイク)
記憶容量:32GB
電池寿命:7時間(PC充電可)
外部編集:対応(USBのみ)
記録形式:WAV
重さ:99.6g
FLYTEK VOITER SR302PRO は、中国のFLYTEKが販売する、ボイスレコーダーです。
こちらは、 AutoMemo Sとおなじでモニター付で、音声解析システムで文字起こしを行うタイプです。

液晶パネルは、2.0型です。
少し小さいですが、液晶画面上に、文字起こししたテキストを表示できる製品です。
本機の特長は、オフラインでの文字起こしが「対応」できるところです。
解析は、内蔵の音声解析システムですが、こちらは、Googleではなく、自社製です。
というより、iFLYTEKは、そちらを主戦場にしている企業であり、そちらの専門性からICレコーダーを出している企業です。日・英・中・韓・露の各言語に対応です。
したがって、解析システムはGoogleではなく、自社のものです。
精度は、ただ、同じiFLYTEKのエンジンを利用し、クラウドを使う同社の他製品より「精度が落ちる」部分があります。

クラウドにつなげず、情報漏洩の危険がなく「セキュア」といえます。
利用料金は、当然ですが、無料です。
サブスク的に経費が不要で好きなだけ起こせるので「経済的」とも言えるでしょう。
クラウドにつながらないので「賢くならない」かと思いましたが、「内蔵の言語パック」はアップデートできるようで、そこも考えられた製品に思えます。

集音品質は、本機はステレオ対応(16KHz/16bit)です。
指向性マイクを2つ搭載します。そのほか、無指向性のマイクアレイが4つですが、こちらはノイキャンのための、データ収集に使われています。
電池寿命は、録音時5.5時間です。
少し短めです。
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以上、FLYTEK VOITER SR302PROの紹介でした。
自動文字起こし型で、時間無制限「完全無料」でできるのは初めてでしょう。少し試したいと思いました。
もちろん、自動文字起こしは、音声データがあれば、スマホやPCベースでも(後から)処理できるでしょうし、精度もそちらのほうが高くなります。内蔵型での解析は、クラウド型などに劣るので、本機が向くという人は限定的には思えます。
ただ、高度にセキュアにしなければならない職種の場合、クラウドにデータ送信せず、素早く文字起こしが完結する本機は、ニッチながらニーズがあるでしょう。
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【2022年発売】
45・iFLYTEK VOITER SR502JPRO
¥51,495 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(8マイク)
記憶容量:32GB
電池寿命:20時間(PC充電可)
外部編集:対応(Wi-Fi Bluetooth)
記録形式:AAC
重さ:166g
なお、同社からは、本機の上位機といえるSR502JPROの販売もあります。
文字起こしは、しかし、オフラインでは無理で、「クラウドベース」です。
月3時間まで無料で、あとは、時間無制限ながら有料です(2,180円/月)。同社は、記者・ライターにはこちらのクラウド型を「おすすめ」としています。
他社機に比べると、プロの文字起こしに便利な機能は少なめとはいえます。
文字起こしは、英語と日本語に対応となります。

集音面では、本機は音質(48KHz/16bit)と、マイク数(8個)の部分で性能がより良いですが、重めになります。
音質は良くなりますが、ハイレゾ対応ではないですし、耐音圧への配慮も分かりません。やはり、音楽録音用というには、弱いです。

自動録音は、各種モードが選べます。

一方、面白いのは、800万画素カメラを搭載していている部分です。
ちょっとした映像(付字幕)が作れます。実用性はともかくとて、遊び心が効いています。
ネットワークは、 USB・Bluetoothほか、Wi-Fiとを備えます。
これを利用して、クラウドにデータを送る仕組みです。このほか、4G対応で、SIMスロットがあるので、それ経由でも可能です。
今回の結論
最新のICレコーダーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回はICレコーダーを比較してきました。
最後に、いつものように目的別・予算別にAtlasのおすすめできる機種をあげておこうと思います。
第1に、比較的安めで、会議・講演・取材など、ビジネスシーンでの利用に便利そうな製品は、

【2021年発売】
5・TASCAM VR-04-GY 【黒】
5・TASCAM VR-04-S 【銀】
¥8,082 楽天市場 (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(3マイク式)
記憶容量:8GB
電池寿命:46時間(PC充電可)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:53.5g
音質の良さ ★★★★★
取材の録音 ★★★★★
会議の録音 ★★★★★
音楽の録音 ★★★★☆
語学学習 ★★★☆☆
携帯性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ビジネスに特化し考えると、TASCAM VR-04でしょう。
日本の老舗音響ブランドTEACの法人向け部門の製品ですが、1万円以下の現行品では装備が良いです。

リニアPCM録音・全方向性と指向性ズームマイクのW搭載と、集音部分の装備が良いです。
ノイズキャンセリングは、Lマイクからのモノラル録音になる部分でやや弱いですが、現行機でこれも備えた機種は1万円以下では無理です。
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【2015年発売】
4・SONY ICD-PX470F
¥9,450 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:4GB
電池寿命:40時間(PC充電可)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:76g
逆に、マイクの構成は、「全方向性マイク」のみですが、ノイキャンを重視する場合は、ソニー機も良いです。

ノイズキャンセリングは、ソ再生時と録音時双方で補整を行います。
とくに、録音時の「クリアボイス機能」は定評があります。この点で、仕事用でも、雑音下で利用することが多い場合は、やや有利かもしれません。
第2に、ポケットに携帯できる超小型サイズのICレコーダーとしておすすめな機種は、

【2021年発売】ICD-TX650 後継機
14・SONY ICD-TX660 C
¥20,685 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:16GB
電池寿命:15時間(PC充電可)
外部編集:対応(USBのみ)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:29g
音質の良さ ★★★★☆
取材の録音 ★★★★☆
会議の録音 ★★★★☆
音楽の録音 ★★☆☆☆
語学学習 ★★★☆☆
携帯性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
ソニーの ICD-TX660 がよいでしょう。

軽量コンパクトであるだけでなく、有機ELディスプレイを採用した本体はかなり洗練されており、持ち歩きたくなるデザインですから。

旧機種もありますが、少し液晶が小さいです。
Atlasも、仕事で使う際に持ち歩くのは本機ですが、大きいほうが確かにより便利だと思います。
第3に、ビジネス用の上位機を探している方で、音質面も重視したい方には、

【2022年発売】
21・オリンパス OM SYSTEM LS-P5
¥23,000 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(3マイク式)
記憶容量:8GB
電池寿命:46時間(単4 2本)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:リニアPCM WAV Flac
重さ:78g(電池含)
音質の良さ ★★★★★
取材の録音 ★★★★★
会議の録音 ★★★★★
音楽の録音 ★★★★★
語学学習 ★★☆☆☆
携帯性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
OM SYSTEM LS-P5でしょう。

ビットレートは、PCMでの96kHz/24bit対応までです。
ハイレゾに対応できる水準ですが、発売時期の関係ありつつ32bit floatに非対応です。
その部分は、残念ですが、仕事用メインならばマストではないです。音自体を「趣味」にした一部の方を除けば、問題ないでしょう。

マイクは、本機を選んだ大きな理由です。
同社の誇る3マイクで、集音レベル・指向性などは、細かく調整できます。
自動録音機能も充実するので、シーンだけ選べば、あまり悩まずとも、高音質で録音してくれそうです。
音楽録音についての補助機能も多いですので、便利に使えそうです。

ビジネス用にも、録音レベルを自動で制御する「ボイスチェイサー」と、2マイクをノイズキャンセル用に使う「2マイクノイズキャンセル」という、強力な装備が有効です。
一般的には、先ほどみた同社の下位機種でも仕事用では十分だとは思いますが、なにかしら、ちょっと「製作」もしてみたい、という場合は、ありだと思います。
とくに、本機は、音楽用としては「とても軽い」といえるので、本格的な作成にはいる「入り口」にあたる機種として貴重に思えます。
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【2024年発売】
25・ ZOOM H6essential Handy Recorder
¥36,451 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(2マイク)
記憶容量:
電池寿命:18時間
外部編集:対応(Micro SD)
記録形式:WAV (32bit float)
重さ:423g
使途の上で重くても良い場合は、 ZOOM H2essential Handy Recorderがよいでしょう。

本編で書いたように、グリルの下に指向性マイクと双方向性マイクを総計で3つ搭載するタイプです。

そのため、3種の集音パターンが使える上で、モノラル、ステレオ90度、ステレオ120度の3種の指向性、合計8種パターンが簡単に設定できます。
音楽録音、ビデオ会議、インタビュー、対談など、どのシーンでも使える汎用性があります。
その上で、32bitフロート対応ですので、音質・編集面でも有利です。
ただし、重さは270gですので、ポータブルとは必ずしも言えない部分が注意点です。
サイズは、幅60×奥行44×高さ97mmです。
第4に、音楽録音・配信・自然観察などの集音に便利なハイグレードなICレコーダーとしては、

【2021年発売】
23・TASCAM Portacapture X8
¥59,800 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:大型ステレオ(可動式)
記憶容量:
電池寿命:11時間
外部編集:対応(Micro SDカード)
記録形式:WAV (32bit float)
重さ:472g
音質の良さ ★★★★★★★
取材の録音 ★★★★☆
会議の録音 ★★★★☆
音楽の録音 ★★★★★★★★
語学学習 ★★★☆☆
携帯性 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★★★
TASCAMの Portacapture X8でしょう。
音楽用では、しっかり、新しい32bit floatに対応です。
ハイエンド機を選ぶ場合、現状では、この規格に対応していないと陳腐です。
その部分をまず、クリアします。
その上で、この手の上位機の中では、マニュアルがしっかりしていて、あまり試行錯誤しなくて済みそうなのも、ポイントです。

タッチパネル搭載で、それぞれの用途に合わせたUIが用意されるため、利便性の部分で優れます。

音楽だけでなく、室内でのライブ配信から、フィールド観察での利用まで、アイデア次第でいろいろ面白く使えそうです。
難点は、ある意味重さだけなので、この部分が問題にならないなら選んで良いかと思います。

【128GB】(32GB〜512GBもあり)
キオクシア(旧東芝) microSDXCカード
¥1,860〜 Amazon.co.jp (3/14執筆時)
内蔵メモリーは、ないです。
512GBのMicroSDカードに対応なので、別途入手してください。
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【2024年発売】
28・ ZOOM H4essential Handy Recorder
¥25,499 楽天市場 (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(2マイク)
記憶容量:別売SDカード
電池寿命:9時間
外部編集:対応(Micro SDカード)
記録形式:WAV (32bit float)
重さ:243g

【2024年発売】
29・ ZOOM H1essential Handy Recorder
¥12,500 楽天市場 (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(2マイク)
記憶容量:別売SDカード
電池寿命:10時間
外部編集:対応(Micro SDカード)
記録形式:WAV (32bit float)
重さ:92g
その点で言えば、ZOOMから、軽量で、32bitフロート対応の小型機が2系統出ました。

先述のように、音割れしにくく、音質劣化が少なく、音割れにも強い新しい規格で注目されています。
あまり条件の良くないところでの録音は強いと言えるので、重さやサイズがネックになる場合、これらも選択肢になるかなと思います。
下位機だと若干マイクの質が落ちますし、 ZOOM H4essentialあたりが、値ごろ感があるようにみえます。
第5に、持ち運んでのインタビューや、講演会などの集音に特化して考える場合、とくに便利なICレコーダーとしては、

【2022年発売】
34・ ZOOM MicTrak M2
¥9,900 楽天市場 (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(X-Y式)
記憶容量:
電池寿命:11時間/22時間
外部編集:対応(USB SDカード)
記録形式:WAV (32bit float)
重さ:204g
音質の良さ ★★★★★
取材の録音 ★★★★★
会議の録音 ★★★★☆
音楽の録音 ★★★★☆
語学学習 ★☆☆☆☆
携帯性 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★★
ZOOMのMicTrak M2でしょう。

そこそこの重さがありますが、マイク形状なら問題ないでしょう。

音質面では、本機は、32-bit float/ 96kHzに対応です。
このフォーマットは、音割れしにくく、小音量も拾えます。
その上で、デュアルADコンバータ搭載で、音圧に合わせて自動的に制御されるので、「録音の失敗が少ない」といえます。
単一指向性マイクなので、マイクを向けるようなインタビューならば、実際違和感なく使えると思います。
個人的には、LINE OUTとPHONE OUTがあるので、講演会などの際のマイクとその録音に共用できれば、わりと便利かなと感じました。

【Amazon.co.jp限定】
パナソニック エネループ Pro 単3×4本
¥2,400 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
パナソニック エネループ 急速充電器
¥2,806 Amazon.co.jp (1/31執筆時)
電池は、アルカリ電池ではなく、リチウム電池の上位版を使えば、最大22時間保ちます。
なお、本機は単3で2本です。
第6に、音声解析対応モデルで、現状おすすめできるモデルは、

【2024年発売】
40・PLAUD NOTE B0D1XZWHD6
40・PLAUD NOTE B0D1XYDS35
40・PLAUD NOTE B0D1XTHJZK
¥27,500 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
41・Nicebuild PLAUD NOTE PLD-64G-SI-JP
41・Nicebuild PLAUD NOTE PLD-64G-ST-JP
¥27,500 楽天市場 (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ+振動伝導センサー
記憶容量:64GB
電池寿命:30時間
外部編集:対応(Wi-Fi Bluetooth)
記録形式:WAV MP3
重さ:30g
音質の良さ ★★★★☆
取材の録音 ★★★★★★
会議の録音 ★★★☆☆
音楽の録音 ★☆☆☆☆
語学学習 ★☆☆☆☆
携帯性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
PLAUD NOTEでしょう。
ソースネクストと迷いました。
ただ、変換速度の速さと、利用料金の体系ほか、変換エンジンやサーバーなどの情報がある程度しっかり出ている部分を評価しました。

変換は、 OpenAIのChatGPT-4oの採用が明記です。
精度ほか、とくに、処理速度が高速で、速記録的に使いやすいシステムです。
アプリを介してできることも多い。

編集も、しっかり、WEBベース表示でのPCでの編集ができます。
利用料金は、300分/月(5時間)までは無料です。
年間プラン(12000円)で、月20時間となります。
個人用として、ちょっと使いたい感じならば、こちらが良さそうです。
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【2022年発売】
48・iFLYTEK VOITER SR302PRO
¥35,829 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
内蔵マイク:ステレオ(6マイク)
記憶容量:32GB
電池寿命:7時間(PC充電可)
外部編集:対応(USBのみ)
記録形式:WAV
重さ:99.6g
一方、オフラインで完結させたい場合は、iFLYTEKの製品が良いでしょう。

本機の場合、処理が本体で完結でき、また、本体に、文字起こしの結果が表示されます。
そのため、文字起こし自体が目的と言うより、使いたい音声データの部分を探す際の「インデックス」としてテキストが見られれば、OKという場合、候補になるでしょう。
補足:MicroSDカードについて
というわけで、今回は、ICレコーダーの紹介でした。

【128GB】(32GB〜512GBもあり)
キオクシア(旧東芝) microSDXCカード
¥1,860〜 Amazon.co.jp (3/14執筆時)
1・ SDカードの比較
2・ MicroSDカードの比較
なお、記憶容量の追加などのためにMicroSDカードやSDカード対応のモデルをお求めの方、上記のリンクで、多くの機種を比較しています。
よろしければご覧ください。

【UHS-1:SDR104】
・ANKER MicroSDカードリーダー
¥990 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
【UHS-2】〈1250MB/秒〉
・ProGrade Digital PG08
¥13,700 Amazon.co.jp (2/26執筆時)
また、PC側にSDカードリーダーがない場合は、別売のUSB接続のカードリーダーがあります。

こちらは、Micro-SDカードの自体だけでなく、リーダー側のIFの違いで転送速度が変わってきます。
頻度と容量からしてもさほど速度は不要だと思いますが、興味のある方は、この部分を【Micro SDカードの比較記事】のほうで、詳しく書きました。
ではでは。
