Top PC用液晶モニター 比較2022' 勝てる!ゲーミングモニター95機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2022年11月01日

比較2022' 勝てる!ゲーミングモニター95機の性能とおすすめ・選び方 (2)

【今回レビューする内容】2022年 最新ゲーミングモニターの性能とおすすめ:フルHD 144Hz 165Hz

【比較する製品型番】HP OMEN 25i HP X24ih ASUS TUF GAMING VG259QR VG279QR VG279Q1R VG258QR-R VG278QR-R VG258QR-J VG278QR-J ROG Strix XG16AH XG16AHPE XG16AHPE-W IODATA EX-LDGC243HDB KH2470V-ZX LCD-GC243HXDB EX-LDGC221HTB LCD-GC221HXB EX-LDGC242HTB LCD-GC242HXB EX-GC272HXDB LCD-GC272HXDB IIYAMA G-MASTER GB2570HSU GB2560HSU-B2 GB2470HSU-B1 GB2770HSU-B1

今回のお題
ゲーミングディスプレイのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年10月現在、最新の格安ゲーミングモニターの比較の2回目記事です。

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1・格安ゲーミングモニターの比較 (1)
 1-1:DELL〈米国〉
 1-3:LG〈韓国〉
 1-4:BenQ〈台湾〉  
2・格安ゲーミングモニターの比較 (2)
 2-1:ASUS〈台湾〉
 2-2:アイオーデータ〈日本〉
 2-3:イイヤマ〈日本〉
 2-4:HP〈米国〉
3・格安ゲーミングモニターの比較 (3)
 3-1:ACER〈台湾〉
 3-2:その他の製品〈各社〉
4・ゲーミングモニターの比較  【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 1回目記事で紹介できなかった各社の製品を追加でみていきます。

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 ただし、「ゲーミングモニターの選び方の基本」については、1回目記事こちら)の冒頭で書いています。

 そのため、検索エンジン経由でいらしていただいた方は、お時間がありましたら、1回目記事からお読みいただければ分かりやすいかと思います。

1・格安ゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz -165Hz
 解像度:フルHD
 予算:2万円〜
2・高速ゲーミングモニターの比較
 レート:240Hz -390Hz
 解像度:フルHD
 予算:3.5万円〜
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz--240Hz
 解像度:WQHD
 予算:4万円〜
4・4Kゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz
 解像度:4K
 予算:10万円〜
5・曲面ゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz〜165Hz
 解像度:フルHD WQHD UWWQHD
 予算:3万円〜
6・ゲーミングモニターまとめ
 =最終的なおすすめ機種の提案

 なお、今回の記事は、このブログの「ゲーミングモニター」全体の比較記事としては、上表1番のカテゴリーの記事(2回目)です。

 応答速度や解像の面で「より上位」の製品をお探しだった方は、該当リンクの記事をお読みいただければと思います。

 よろしくお願いします。

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液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ  ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証     ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のポイントから、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

 よろしくお願いします。

2-1・ASUSのモニターの比較

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 はじめに、台湾エイスースのモニターです。

 同社も日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーです。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2021年発売】【24.5インチ】

 14・ASUS TUF GAMING VG259QR
  ¥28,909 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大165Hz
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm

 【2021年発売】【27インチ】

 15・ASUS TUF GAMING VG279QR
  ¥34,221 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大165Hz
スタンド:チルト
VESA: 75mm   

 【2021年発売】【27インチ】

 16・ASUS TUF GAMING VG279Q1R
  ¥26,764 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大144Hz
スタンド:チルト
VESA: 75mm   

周波数:最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式: IPS ノングレア
コントラスト比 1000:1
同期技術:G-SYNC Compatible
応答速度:1ms(MPRT)
HDR:
USB給電:  
接続端子:HDMI×2 DP
スピーカー: なし
保証期間: 3年間

  VG259QRは、ASUSの販売する27インチのモニターです。「タフゲーミング」というゲーム用の中級ラインの製品です。  

 画面サイズほか、リフレッシュレートスタンドの部分の違いで、3機種のラインアップとなります。

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

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 液晶パネルは、IPS液晶です。

 視野角が広く、視認性も良い点で、近接視聴のPC用としては「目に優しい」と言えるパネルです。仕事用として最も向くパネルです。

 一方、オーバードライブを加味しない、パネル自体の応答速度の部分では、TNパネルに負ける部分もあります。

 そのため、「ゲーミングモニター」についてだけは、IPS液晶なら何でも上というわけでもないです。

 リフレッシュレートは、144Hzです。

 チラツキ対策は、G-SYNC Compatibleに対応です。

 AMD系は非対応です。

 応答速度は、1msとの表記です。

 ただ、MPRT規格での表記です。

 GtoGでは、遅くなると思いますが、数値は非開示です。

 チラツキ対策は、 AMD FreeSyncNVIDIA Adaptive-Sync双方に対応します。

 後者は、DP利用時に限られます。

 画質面での補整機能は、ゲームの部分で充実します。

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 「ゲーム」では、暗部補正(Shadow Boost)ほか、残像感軽減のための黒挿入技術(ELMB)をASUSも備えます。

 ELMBは、ASUSは、LEDの消灯ではなく、フレーム間に黒い画面を挿入する方式です。

 一方、Adaptive Syncと併用できない仕様です。

 また、利用できるのは100Hz以上のレート時です。60Hz(60コマ/秒)だと、黒挿入はちらつく可能性があるからでしょう。

 そのほか、「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策がありますし、「映像美」の部分でも、コントラスト強化はなされるので、劣る部分はないです。

 FPSゲーム系に便利な機能も、他社同様に装備です。

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 接続端子は、HDMI×2・DPという構成です。

 ASUSについては、HDMI2.0ではないので、DP以外だと、フルHDで120Hzまでのフォローです。

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 ディスプレイスタンドは、角度や高さ回転に対応する、多機能アームが搭載されます。

 チルトの可動範囲は他社機より広く、自由度は高いです。

 スピーカーは、未付属です。

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 以上、ASUSVG259Qの紹介でした。

 IPS液晶・高性能スタンドなど、欲しい機能をそつなくまとめた印象です。

 ただ、BenQの明るさセンサーのような独自性がなですが、価格はかなり安いので、その部分をふまえると選択肢にはできそうです。

 ただ、27型モニターは、性能が劣るためやめた方が良いでしょう。


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 【2021年発売】

 【通常型番】

 【24.5インチ】

 17・ASUS VG258QR-R
  ¥25,191 楽天市場 (10/31執筆時)

 18・ASUS VG278QR-R
  ¥30,935 楽天市場 (10/31執筆時)

 【Amazon.co.jp限定】

 【24.5インチ】

 19・ASUS VG258QR-J
  ¥24,640 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 【27インチ】

 20・ASUS VG278QR-J
  ¥31,072 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:G-SYNC Compatible
応答速度:0.5ms
HDR:
接続端子:HDMI DP DVI
USB給電:  
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm    
スピーカー: 内蔵(2w×2)
保証期間: 3年間

 VG278QR は、ASUSが販売するゲーミングモニターです。

 モニターのサイズのみが違う同一仕様の24.5インチ機も同時に紹介します。

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 モニター解像度は、フルHD1920×1080です。 

 液晶パネルは、こちらは、TN液晶パネルです。

 視野角が狭いですが、本機は、応答速度を出すための採用でしょう。

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。

 チラツキ対策は、G-SYNC Compatibleに対応です。

 AMD系は対応がないです。

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 応答速度は、0.5msの表記です。

 そもそもパネルが高速なTNの新パネルででてきた数字ですので、ある程度は信頼できるかと思います。

 ただ、応答速度は過信せず、先述のように、複合的に評価すべきです。

 画質面での補整機能は、さきほどの機種と同じです。

 フリッカー対策ほか、暗部補正・残像感軽減技術(ELMB)などを備えます。

 この部分は問題ないです。 

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 接続端子は、HDMI×2・DPという構成です。

 本機も、HDMIだと120Hzまでという表記ですので、DPでつなげます。

 ただ、120HzあればPS5はOKなので、家庭用としてはこれでいい気もします。

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 ディスプレイスタンドは、本機も多機能スタンドです。

 可動幅は、高さ13cm、チルト角度38度、左右180度と、90度回転です。

 他社の多機能スタンドに比べても、全方向に自在であり、優秀です。

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 以上、ASUSVG278QRの紹介でした。

 先ほどの機種をTNパネルにしたものです。

 Eスポートなどで応答速度を高めたい場合は別の話として、値段ほか、仕事や動画などとの兼用を考える場合、先ほどのIPS仕様のほうが良いかと思います。


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 【2021年発売】【15.6インチ】

 【三脚スタンド付き】

 21・ASUS ROG Strix XG16AHP
  ¥57,343 楽天市場 (10/31執筆時)

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 【2021年発売】【15.6インチ】

 【ポータブル型】【黒・白】

 22・ASUS ROG Strix XG16AHPE
 22・ASUS ROG Strix XG16AHPE-W
  ¥41,582 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式: IPSノングレア
コントラスト比: 800:1
同期技術:G-SYNC Compatible
応答速度:3ms(GtoG)
HDR:
接続端子:Micro-HDMI USB-C×2
USB給電:  
スタンド:
VESA:
スピーカー: 内蔵(1w×2)
保証期間: 3年間

  ROG Strixは、ASUSのゲーミング機器の上位機につくブランド名です。

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 フルHDの機種に付くのは「珍しい」ですが、本機はモバイルゲーミングディスプレイの「ハイグレード」機という位置づけだからです。

 3機種ありますが、色の違いほか、XG16AHについては、三脚穴にさして使うモニタスタンドが付属する点が違いです。

 それ以外の機種にも、タブレットでよく見るような、カバー兼用の台座が付属です。

 重さは、900gです。

 スタンドは700gほどですので、合わせても持ち運べます。持ち運びやすいように、スリーブケースが付属です。

 バッテリーは、7800mAhです。

 144Hzの駆動で最大3時間の駆動です。この手の製品につきものである、バッテリー利用時の輝度制限は記載がないです。

 QC3.0対応で、1時間の充電で2時間分のクイック充電に対応です。

 充電は、2つあるUSB-C端子の片方を使って、付属の電源アダプタで行います。

 9V・2Aなので【USBモバイルバッテリーの比較記事】で紹介したような製品で、18W給電ができるモデルならば、対応できそうです。

 ただし、説明書には不可の記述があり、無保証です。

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 なお、モニター使用中、データケーブル経由でもPCから電源供給は(わずかに)なされます。ただ、稼働レベルには至らないので、使いながら充電もしたい場合は、もう片側のUSB-Cを充電に使う必要があります。

 その状態ならば、電池残量を気にせず、普通にずっと使い続けることはできます。以前、メーカーに確認しました。

 モニター解像度は、フルHD1920×1080です。 

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 液晶パネルは、こちらは、IPSパネルです。

 さすがに、コントラスト比は800:1ではありますが、小型機ですし、問題ないでしょう。 

 本機の画面はノングレアですので、あくまでPCモニター的な開発です。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 チラツキ対策は、G-SYNC Compatibleに対応です。

 AMD系は対応がないです。

 応答速度は、3ms(GTG)の表記です。

 画質面での補整機能は、フリッカー補整や、シャドーブーストは採用です。

 ただし、さすがにELMBは、装備しません。

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 接続端子は、HDMI・USB-Cという構成です。

 USB-Cは、ゲーム端末ほか、Android系端末などで、DPとして稼働できるDP Altモードをサポートしていれば、その外部モニターとしても利用できます。

 iOS系は、HDMIアダプタ(カメラアダプタ)を使えば使える可能性はあるでしょうが、基本的に想定はしていないと思います(無保証)。

 なお、PS5(PS3/PS4)とXBOXは、対応表記が出ています。

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 HDMIは、HDMI2.0クラスなので、144Hzも本機は通ります。

 USB-Cは、DP1.4クラスなので、やはりOKです。

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 以上、ASUSVG279QRの紹介でした。

 自宅で利用する小型端末としてはやはり高価ですし、基本的にはポータブルしたい方向けの製品です。そのような用途の製品で、高リフレッシュレート対応は珍しいので、ニーズはあると思います。

2-2・アイオーデータのモニターの比較

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 続いて、日本のアイオーデータの製品です。

 三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本のPC周辺機器メーカーです。


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 【2020年発売】

 【23.8インチ】

 (3年保証 FreeSync Premium)

 23・IODATA EX-LDGC243HDB
  ¥26,820 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 (3年保証 G-SYNC Compatible)

 24・IODATA KH2470V-ZX
  ¥28,800 楽天市場 (10/31執筆時)

 (5年保証 G-SYNC Compatible)

 25・IODATA LCD-GC243HXDB
  ¥26,374 楽天市場 (10/31執筆時)

 【27インチ】

 (3年保証 FreeSync Premium)

 26・IODATA EX-GC272HXDB
  ¥35,820 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 (5年保証 G-SYNC Compatible)

 27・IODATA LCD-GC272HXDB
  ¥42,399 楽天市場 (10/31執筆時)

周波数: 最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/u
液晶方式: ADSノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:G-SYNC or FreeSync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR 10
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0 HDMI×2 DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:2W×2
保証期間: 3年/5年

  EX-LDGC243HDB は、アイオーデータが販売する格安なゲーミングモニターです。

 2021年に27インチ機も出ましたが、パネル部分のスペックは同じです。

 複数ありますが、保証期間ほか、AdaptiveSyncについて、認定ビデオカード企業が異なります。PCと合わせて選べば良いでしょう。

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 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 ベゼルは、3辺フレームレスです。

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 液晶パネルは、ADS液晶です。

 性質は、目に優しいIPS液晶と同じ特性ですが、権利の関係でそれを名乗れない「ジェネリック」製品です。

 IPSとADSは正確に言えば、中身の仕組みが少し異なりますが、表示傾向は同じです。

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 ADSは、中国大手のBOE系列が生産しています。

 PCモニターでは長い採用実績もあるため、信頼性は担保されます。

 実際、商標の関係でIPS液晶を名乗れない他の液晶は「IPS系パネル」などごまかし気味な表現でカタログに載せます。

 しかし、ADSは、TVにも採用例がありますし、実際「名乗った方が安心感をもたらす」ので、同社のようにしっかり名乗る場合が多いです。

 輝度は、350cd/uです。 

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。

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 HDRは、HDR10対応です。

 ゲーム側がHDR対応ならば、輝度表現が向上します。

 ただし、BenQのように通常のSD画質のコンテンツを計算でアップコンバートする技術は未搭載です。

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 チラツキ対策は、先述のように、機種により、AMD FreeSync Premiumか、G-SYNC Compatibleを選ぶ方式です。

 なお、G-SYNCはDPのみ対応です。

 応答速度は、オーバードライブ時に1msです。

 ADSとしては高速です。ただ、冒頭書いたように、強くかけ過ぎると、チラツキなどの問題が生じるので、総合的に対策があるかが重要です。

 パネル自体は5ms(GtoG)でスペックは悪くないので、ドライブを弱めても問題はなさそうです。

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 画質面での補整機能は、わりとユニークです。

 「ゲーム」については、他社機のような黒挿入技術は未搭載です。

 ただ、以下の2つの機能は注目に値します。

 第1に、「スルーモード」です。

 三菱時代からみられた技術ですが、画像処理の一部をスルーすることで、処理による遅延を防ぐ(約0.303ミリ秒)技術です。

 数字的にも、遅延時間を確認できます。

 液晶テレビの「ゲームモード」と似たような仕組みです。ただし、とくに動いていない部分の画質が劣化します。

 なお、 FreeSync 利用時は、後述のスルーモードがONで固定です。

 第2に、「バーストモード」です。

 画質は、完全に無視ですが、オーバードライブの「2段ブースト」がでできます。

 なお、先述のオーバードライブ時の速度は、これをふまえた数字ではない(LV3)なので、もっと速いということです。

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 一方、「映像美」に関わる技術として「超解像技術」「エンハンストカラー」、コントラストを強化する「CREX」、ゲーム用の暗部強化技術として「Night Clear Vision」など、映像補整機能は、ゲーミングモニターのなかでも、相当充実します。

 ある種、テレビに近いと言える仕様です。超解像技術については、「スルーモード」でも有効とのことです。

 「目の優しさ」については、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。

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 接続端子は、HDMI3つDisplayPort(DP)が付属します。

 HDMIは、1ポートのみHDMI2.0で、120Hzを超える高解像度対応となります。

 先述のように、基本的に可能な限りにおいて、PCとはDPポートをつなげた方がよいです。

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 ディスプレイスタンドは、フル稼働の「パーフェクトスタンド」です。

 高さ(11cm)・角度(23度)と、ASUSに比べると稼働幅は標準ですが、必要十分の性能です。この部分で「目に優しい」機種です。

 VESA規格も対応です。

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 以上、アイオーデータの EX-LDGC243HDBの紹介でした。

 三菱時代のTV技術を大いに活かした、ゲーミングモニターに思えます。

 ゲーミングほか、映像の視聴も視野に入れたマルチメディア用途にはわりと向くでしょう。仕事にも視野角の部分で問題ないと思います。

 ゲーミング的には、黒挿入技術はないですが、「スルーモード」と「FreeSync」の同時利用できるため、他社の対応機にも劣らないでしょう。

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 【2020年発売】

 【21.5インチ】

 (3年保証 FreeSync Premium)

 28・IODATA EX-LDGC221HTB
  ¥29,800 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 (5年保証 FreeSync Premium)

 29・IODATA LCD-GC221HXB
  ¥19,800 楽天市場 (10/31執筆時)

輝度:250cd/u
接続端子: HDMI2.0 HDMI DP
スタンド:チルト
VESA: 75mm
HDR:

 【23.6インチ】

 (3年保証 FreeSync Premium)

 30・IODATA EX-LDGC242HTB
  ¥21,420 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 (5年保証 )

 31・IODATA LCD-GC242HXB
  ¥23,700 楽天市場 (10/31執筆時)

輝度:300cd/u  
接続端子: HDMI2.0×2 HDMI DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
HDR:HDR 10

周波数: 最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
液晶方式: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:0.6ms (GtoG)
HDR:HDR 10
USB給電:  
スピーカー:2W×2
保証期間: 3年/5年

 なお、本機については、視野角が狭い分、応答速度の良いTNパネルに変更した製品もあります。

 応答速度は、スルーモード+オーバードライブ最大時に0.6msという数字です。

 冒頭の「選び方の基本」にも書いたのですが、「オーバードライブ最大」状態は、負の影響もあるため、「FPS向けGigaCrysta」と明確に分けた商品として売られます。

 輝度を含めて、さほど良くはないので、個人的にはADSモデルをおすすめします。

2-3・イイヤマのモニターの比較

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 続いて、日本のイイヤマの4Kモニターからです。

 現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。


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 【24.5インチ】

 【144MHz】GB2560HSU-2

 32・IIYAMA G-Master GB2560HSU-B2
  ¥26,980 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms
HDR:
USB給電:  
接続端子: DP×1 HDMI ×1
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー: 内蔵(2w×2)
保証期間: 3年間

 G-MASTER GB2560HSU-2は、イイヤマの24.5インチの「ゲーミングディスプレイ」です。

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 24.5インチは、23.8インチ機とほぼ同様のサイズ感です。

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 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

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 液晶パネルは、TN液晶です。

 輝度は、TNとしては、450cd/uと高めです。

 TNは上下の視野角が160度とだいぶ狭いので、輝度がある程度高くできるのは悪くないです。

 HDRには、ただ、非対応です。

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 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 チラツキ対策は、 AMD FreeSync Premiumに対応します。

 応答速度は、標準時で5msです。

 オーバードライブを利用する場合、1ms(GtoG)です。

 TNパネルですし、この数字は普通です。むろん速いです。

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 画質面での補整機能は、イマイチです。

 他社が採用するような、黒挿入技術スルーモードのような、特別な遅延対策・残像対策がないからです。

 テレビ的な機能としては、コントラスト強調(ACR)、ゲームでは、マニュアルの暗部補正技術(BlackTuner)がありますが、ゲームに特化した機能は少ないです。

 「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策はあります。

 接続端子は、HDMIとDisplayPortが付属します。

 HDMIは120Hzまでなので、基本Display Portを利用します。

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 ディスプレイスタンドは、多機能スタンドを装備します。

 高さ13cm、チルト角度27度と稼働性も悪くないです。

 スタンド品質に昔から気を使うメーカーですが、ゲーム用の本機も稼働性が良いほうです。

 モニターと目線の高さ・角度を合わせることが、長時間プレイ時の疲れ目の低減には重要です。このモニターは、その点では優れます。

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 以上、イイヤマのゲーミングモニターの紹介でした。

 ゲーミングモニターですが、他社機に比べると、パネルの応答速度の部分以外、あまり見どころがないです。

 とくに、遅延対策(残像感軽減)の部分で見どころに欠ける印象です。

 比較的価格が安い製品ですが、そこそこ性能がまとまっている印象です。

 ただ、この価格帯の製品はライバルが多いので、やはり比較は重要でしょう。

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  【2021年発売】

 【23.8インチ】GB2470HSU

 33・IIYAMA G-Master GB2470HSU-B1
  ¥25,799 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

コントラスト比: 1100:1
輝度:250cd/u
応答速度:0.8ms(MART)
スタンド:上下高さ

 【24.5インチ】GB2570HSU

 34・IIYAMA G-Master GB2570HSU-B1
  ¥26,980 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

コントラスト比: 1000:1
輝度:400cd/u
応答速度:0.5ms(MART)
スタンド:上下高さ回転

 【27インチ】GB2770HSU

 35・IIYAMA G-Master GB2770HSU-B1
  ¥27,480 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

コントラスト比: 1000:1
輝度:250cd/u
応答速度:0.8ms(MART)
スタンド:上下高さ

周波数:最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
液晶方式: IGZO-IPS ノングレア
同期技術: FreeSync Premium
HDR:
USB給電:  
接続端子: DP×1 HDMI ×1
VESA: 100mm
スピーカー: 内蔵(2w×2)
保証期間: 3年間

 なお、イイヤマからは、もうひとつ上位のゲーミングモニターも発売されます。

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 本機については、(24.5インチを除き)Fast IPSの表記ですが、上表ではIGZO-IPSに分類されるものだと思われます。

 扉絵にIGZOの文字があったの、シャープのIGZOでしょう。応答速度が少し劣るので、GtoGではなくMART値で表記し、GTGを隠すのは、この部分がありそうです。

 24.5インチは詳細が分かりませんが、こちらが(いわゆる)Fast-IPSのような気はします。

 性能面では、24.5インチを除いて、回転に対応できない点と、スタンドの左右の角度調整に非対応な点とが先ほどの機種との違いです。ただ、後者は、モニター自体を動かせば良い話なので、あまり問題ではないです。

 一方、本機は輝度的にHDRに対応できる水準ですが、HDR10を含めて、規格対応していない部分が注意点と言えます。

 対応ゲームは増えていますし、ここはマイナスでしょう。

2-4・HPのモニターの比較

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 つづいて、米国のHP(ヒューレットパッカード)のゲーミングモニターです。


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 【2020年発売】

 【23.8インチ】

 36・ヒューレットパッカード HP X24ih
  ¥26,000 楽天市場 (10/31執筆時)

周波数: 最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/m2
液晶方式: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms
HDR:
接続端子: HDMI2.0 DP
USB給電:  
スタンド:上下高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年間

 HP X24ihは、HPが販売する格安なゲーミングモニターです。

 執筆時(半導体不足の影響か)在庫がありませんが、終売ではないです。そのうち復活するかと思います。

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 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 液晶パネルは、非光沢のIPS液晶です。

 応答速度は、オーバードライブ時に1msです。

(いわゆる)Fast-IPSです。

 AUOも作りますがパネル部分のスペックは、DELLのIPSパネル採用機と同じなので、LG製かなと思います。

 リフレッシュレートは、ただし、144Hzまでとしています。

 チラツキ対策は、AMD系のFreeSync Premiumに対応します。

 画質面での補整機能は、HPも基本「PC側任せ」です。

 接続端子は、HDMIDisplayPortが1つずつ付属します。

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 ディスプレイスタンドは、チルト角度(29度)ほか、高さ(11cm)と90度回転が可能です。

 可動幅は、とくに高さ方面でさほどでもないですが、十分に実用的です。

 保証期間は、HPは、1年と他社より短いです。

 2022年前後発売のモデルは保証期間を延ばしているようですが、本機は1年です。

---

 以上、HPHP X24ihの紹介でした。

 DELLのIPS液晶搭載モデル同様、パネル部分はLGのFast-IPSでしょう。

 一方、DELLと同じく、画質向上機能の部分は「淡泊」ですので、同じパネルを採用する(パネル供給元の)LG機とは比較しても良いかと思います。


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 【2020年発売】

 【24.5インチ】

(通常モデル)

 37・ヒューレットパッカード HP OMEN 25i
  ¥29,480 楽天市場 (10/31執筆時)

(価格.com限定モデル)

 38・ヒューレットパッカード HP OMEN 25i
  ¥29,450 楽天市場 (10/31執筆時)

周波数: 最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/m2
液晶方式: Fast-IPS (AHVA) ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium Pro
応答速度:1ms
HDR:HDR 400
接続端子: HDMI2.0 DP
USB給電:  
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間:3年

 HP OMEN 25i も、HPが販売する格安な24.5インチゲーミングモニターです。

 価格.com限定モデルがありますが、性能は同じです。

 値段は変わる場合があるので、見比べてください。

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、非光沢のIPS液晶です。

 応答速度は、オーバードライブ時に1msです。(いわゆる)Fast-IPSの類です。

 本機については、IPS (AHVA)の表記なので、台湾のAUO製パネルで確定です。

 ゲーミング用に限られますが、近年、各社採用していて、信頼性も高まっていると言えます。

 色空間は、DCI-P3 90%カバーです。

 LG系のFast-IPSは、数値的にもう少し良くでますが、問題ありません。

 リフレッシュレートは、本機も144Hzまでとしています。

 チラツキ対策は、AMD系のFreeSync Premium Proに対応します。

 G-Syncも、DPでは互換しますが、最低限となります(ADAPTIVE SYNC)。

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 画質面での補整機能は、かなり充実します。

 基本となる暗部補整(シャドウブースト)はもちろん、輪郭強調(エッジプレシジョン )もフォローです。

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 さらに、HPでは初ですが「リマスターモード」を搭載します。

 フルHDに満たないコンテンツを「自動的にアップスケール」する機能とされます。

 超解像処理・輪郭強調処理などの何らかしら高度な画質向上処理をするのか、単純に画素数を換算して、(アスペクト比固定で)フルスクリーン出力する機能なのか、機能の詳細は「調査中」です。

 ただ、この方面に「あっさり」だった、HPとしては新展開ですし、仮にこの部分が低機能だったとしても、全体として、この部分で魅力が増したと言えます。

 フリッカー対策なども引き続き備えます。

 接続端子は、HDMIDisplayPortが1つずつ付属します。

 ディスプレイスタンドは、ただ、チルト角度の調整のみなので、低機能です。

 保証期間は、3年です。

 近年発売のモデルについては、HPは保証期間を延ばしています。

---

 以上、HP OMEN 25i の紹介でした。

 弱点だった画像補正の部分にメスを入れた新機種です。同期技術も、FreeSync Premium Proに対応ですし、充実します。

 パネルも、Fast-IPS水準ですし、フルHD画質で十分と考える場合、24.5インチ前後の中型モニターでは、候補にできる製品になりました。

次回につづく!
ゲーミングモニターのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ゲーム用のパソコンモニターの比較の2回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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1・格安ゲーミングモニターの比較 (1)
 1-1:DELL〈米国〉
 1-3:LG〈韓国〉
 1-4:BenQ〈台湾〉  
2・格安ゲーミングモニターの比較 (2)
 2-1:ASUS〈台湾〉
 2-2:アイオーデータ〈日本〉
 2-3:イイヤマ〈日本〉
 2-4:HP〈米国〉
3・格安ゲーミングモニターの比較 (3)
 3-1:ACER〈台湾〉
 3-2:その他の製品〈各社〉
4・ゲーミングモニターの比較  【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 続く3回目記事こちら )では、今回紹介できなかったAcerなどの製品をみていきます。

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1・液晶のみやすさ   ★★★★★
2・スタンドの性能   ★★★★★
3・応答速度      ★★★★★
4・リフレッシュレート ★★★★★
5・品質保証      ★★★★★
6・総合評価      ★★★★★

 その上で、最終回となる結論編こちら)で、今回紹介した製品を含めて、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 22:12 | PC用液晶モニター

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