Top PC用液晶モニター 比較2022'【240Hz〜】ゲーミングモニター24機の選び方とおすすめ:ゲーム用240Hzモニター (1)

2022年11月01日

比較2022'【240Hz〜】ゲーミングモニター24機の選び方とおすすめ:ゲーム用240Hzモニター (1)

【今回レビューする内容】2022年 ゲーミングモニターの性能とおすすめ:240Hz 360Hz 390Hz

【比較する製品型番】ASUS TUF Gaming VG279QM VG259QM ASUS ROG Swift 360Hz PG259QN PG259QNR ROG Strix XG17AHPE IODATA LCD-GC241UXDB LCD-GC252UXB LCD-GC251UXB Dell S2522HG Dell ALIENWARE AW2523HF BenQ ZOWIE XL2746K XL2546K MOBIUZ EX270M SONY INZONE M3 Acer Predator X25bmiiprzx XV270Pbmiiprfx NITRO XV241YXbmiiprx レノボ Legion Y25-25 66AAGAC6JP Y25-g30 66CCGAC1JP LG UltraGear 27GP750-B JAPANNEXT JN-IPS245FHDR240 JN-IPS27FHDR240 JN-I245FR240 JN-IPS245FHDR360

今回のお題
ゲーミングディスプレイのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年10月現在、最新のゲーミングモニターの比較です。

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1・格安ゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz -165Hz
 解像度:フルHD
 予算:2万円〜
2・高速ゲーミングモニターの比較
 レート:240Hz -390Hz
 解像度:フルHD
 予算:3.5万円〜
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz--240Hz
 解像度:WQHD
 予算:4万円〜
4・4Kゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz
 解像度:4K
 予算:10万円〜
5・曲面ゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz〜165Hz
 解像度:フルHD WQHD UWWQHD
 予算:3万円〜
6・ゲーミングモニターまとめ
 =最終的なおすすめ機種の提案

 今回は、記事を全6回をにわけての構成です。

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 今回の2回目記事は、フルHD解像度のゲーミングモニターのうち、現状で「最速クラス」となる 240Hz・360Hz・390Hzのリフレッシュレートが出せる製品を紹介します。

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 なお「ゲーミングモニターの選び方の基本」については、1回目記事の冒頭で詳しく書きました(こちら)。

 リンク先からいらしてくれた方は、そちらからお読み頂いた方が分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

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液晶のみやすさ   ★★★★★
スタンドの性能   ★★★★★
応答速度      ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証      ★★★★★
総合評価      ★★★★★

 というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

1・超高速ゲーミングモニターの比較

1・高速ゲーミングモニターの比較 (1)
 1-1:ASUS〈台湾〉
 1-2:LG〈韓国〉  
 1-3:アイオーデータ〈日本〉
 1-4:SONY〈日本〉
 1-5:DELL〈米国〉
 1-6:BenQ〈台湾〉  
2・高速ゲーミングモニターの比較
 2-1:ACER〈台湾〉
 2-2:その他の企業〈各社〉
3・ゲーミングモニターの比較  【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 さっそくですが、具体的なモニターの比較に入ります。

 今回は、上表のようなメーカー順に、製品を紹介していきます。

1-1・ASUSのモニターの比較

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 はじめに、台湾エイスースのモニターです。

 同社も日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーです。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2020年発売】

 【27インチ】

 1・ASUS TUF Gaming VG279QM
  ¥43,373 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 【24.5インチ】(2022年追加)

 1・ASUS TUF Gaming VG259QM
  ¥44,364 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大280Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:G-SYNC & FreeSync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:
接続端子: DP×1 HDMI 2.0 ×2
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー: 2W×2
保証期間: 3年間

 VG279QM は、台湾のASUSの販売する、高リフレッシュレートなゲーミングモニターです。同社の中級ゲーミング機器に付される「TUF Gaming」というシリーズに属します。

 なお、2022年に24.5型の姉妹機がでましたが、画面サイズ以外のスペックは変わらないため、同時に紹介します。

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

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 リフレッシュレートは、オーバークロック時で最大280Hzです。

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 チラツキ対策は、G-sync compatibleに対応です。

 また、AMD FreeSyncには対応しませんが、Adaptive Syncの記載はあるので、互換性はあります。

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 液晶パネルはIPS液晶パネルです。

 視野角が広く、視認性も良い点で、近接視聴のPC用としては「目に優しい」と言えるパネルです。仕事用として最も向くパネルです。

 一方、VA液晶に比べるとコントラストがややあげにくいのと、パネル自体の応答速度がTNに負けるのが難点です。

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 高速対応のIPS(いわゆるFast-IPS)を採用するため、応答速度面の弱点は緩和されています。

 「ASUS Fast IPS 」という名前が付いています。

 Fast IPSは、Nano-IPS(LG)のような商標ではないようです。ASUSの場合、AUO(IPS-AHVA)のパネルとなるようです。

 iPhoneパネルも作る企業ですが、高性能な、ゲーミングモニターには最近採用例が多くなっており、問題ありません。

 応答速度は、1ms(GtoG)です。

 名前通り、IPSとしては高速です。

 LGが採用するNano-IPS液晶と同等の技術で、色域だけが低い廉価版です。

 色空間は、DCI-P3 95%のカバー率なので、Nano-IPSのような広色域パネルではないです。

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 HDRは、対応です。

 輝度が高いので、HDR400をクリアします。

 HDRに対応するゲーム・映像コンテンツの場合、輝度表現力が向上し映像美をより楽しめます。

 より上位のスペックもありますが、無理にあげすぎるとバランスが崩れるので、この価格の製品ならば、これでOKです。

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 画質面での補整機能は、本機は、とくに、注目に値します。

 とくに、「黒挿入技術」(ELMB)の部分が注目点です。

 1回目の「選び方の基本」で詳しく説明したように、残像感軽減のためにこれは、かなり有効な技術です。

 繰り返すと、フレームとフレームの間に「真黒」なフレームを挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。

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 また、本機の場合、G-SYNC・FreeSyncなどと(チラツキを防止する)Adaptive-Sync機能ELMBが、(排他的ではなく)同時に利用できる点で、優れています。

 ELMB SYNCと名付けられます。

 各社ともこうした技術がありますが併用できるのは、かなり珍しいです。

 120Hz以上の駆動で、DP接続時に限られる、またオーバードライブ(OD)設定ができないとはいえ、残像対策とチラツキ対策が同時にできるのは、各社の「黒挿入技術」の中でも、上位です。

 そのほか「ゲーム」用の暗部補正(dynamic Shadow Boost)や、「目の優しさ」に関わる、フリッカー対策なども備えます。

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 接続端子は、HDMI2.0が2系統とDisplayPortです。

 フルHD機の場合、HDMI2.0の場合も240Hzまで通ります。

 オーバクロック動作は、DPについてになります。

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 ディスプレイスタンドは、本機も、前後左右高さ回転に全て対応し、高機能です。

 その可動幅も高さ13cm・チルト38度ですし、高性能と言えます。

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 以上、ASUSゲーミングモニターVG279QMの紹介でした。

 最大270.0Hzの高リフレッシュレートと、IPSで1msの応答速度対応が魅力です。

 スタンド性能も良いですし、G-SYNC・FreeSync双方に対応するほか、「Extreme Low Motion Blur (ELMB SYNC)」に対応するなど、大事な部分で独自性もあります。

 高リフレッシュレート機をスペックで選ぶならば、非常に有力な検討対象です。


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 【24.5インチ】(PG259QNの後継機)

 【2021年発売】

 3・ASUS ROG Swift 360Hz PG259QNR
  ¥79,218 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 【2020年発売】

 4・ASUS ROG Swift 360Hz PG259QN
  ¥67,978 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大360Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:G-SYNC
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0 DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー: 2W×2
保証期間: 3年間

 PG259QNR は、台湾のASUSの販売する、高リフレッシュレートなゲーミングモニターの最上位機です。

 新旧両機種あります。

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 大きな違いは、NVIDIA Reflex Latency Analyzerへの対応です。

 これは、NVIDIAが360Hzのモニター向けに2020年に提供をはじめた技術です。

 ゲーム側、モニター側双方に対応が必要なのですが、レイテンシの正確な測定ができるほか、その削減に効果があります。

 主にはゲーム側にSDK(NVIDIA Reflex SDK)パックの提供をした効果でしょうが、実際的に意味はあります。

 あとは、デスクマウンターの有無だけですが、この値段差ならばもちろん、新機種でしょう。

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

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 リフレッシュレートは、オーバークロック時で最大360Hzです。

 人間の目の性能的に、例えプロ用としても正直ここまでは必要ない感じは、あります。

 液晶パネルはIPS液晶です。

 「Fast IPS」という応答速度が速いタイプです。

 24.5インチはLG系にない規格ですので、台湾のAUOIPS -AHVAでしょう。

 ゲーミング用の高性能機では、最近プレゼンスを増しています。

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1・G-SYNC compatible
 =専用プロセッサなし
2・G-SYNC
 +専用プロセッサあり
3・G-SYNC Ultimate
 +HDR 600対応

 チラツキ対策は、一方、本機については、NVIDIA G-SYNCプロセッサを内蔵します。

 チラツキ・カクツキは対処されます。

 それゆえに360Hz対応できた部分もあります。

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 画質面での補整機能は、残像感軽減のための黒挿入技術となるELMB非搭載です。 

 ただ、これは機能が被るからです。

 G-SYNCプロセッサの場合、ULMB(NVIDIA Ultra Low Motion Blur)として、そもそも「黒フレーム挿入」機能がありので。

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 ただ、この機能は、Adaptive-syncと併用できない(Vsyncとは可)ので、利用時は、チラツキ・カクツキ対策と排他利用にはなります。

 ELMB SYNCと比べて、良い部分とそうでもない部分があるとは言えるでしょう。

 そのほか、ゲーム用の各モードは網羅し、フリッカー対策もなされます。

 応答速度は、1ms(G to G)です。

 IPSとしては高速です。

 HDRは、輝度からするとHDR400ですが、HDR10です。

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 接続端子は、HDMI2.0DisplayPortです。

 ただし、最大のリフレッシュレートで利用できるのはDP接続時です。

 ディスプレイスタンドは、本機も、前後左右高さ回転に全て対応し、高機能です。

 保証期間は、3年です。

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 以上、ASUSPG259QNの紹介でした。同社のゲーミング用ハイエンドである「ASUS ROG Swift」の名前にふさわしい高スペック機です。

 スペック的に、挑戦的で同社らしい製品ですが、人間の認知能力からして、ここまでのリフレッシュレートスを持たせることに意味があるかは、微妙には思います。

 ただ、 G-SYNCプロセッサ内蔵製品という部分では貴重ですし、遅延や残像感、チラツキ・カクツキをいろいろ組み合わせて、ゲームに合わせて最適化できるのは、面白み、というか、実験しがいがありそうです。


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 【2020年発売】

 【17.3インチ】XG17AHP

 5ASUS ROG Strix XG17AHPE
  ¥69,471 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数: 最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
応答速度:
応答速度:3ms (GtoG)
HDR:
USB給電:  
接続端子:Micro HDMI・USB-C
スタンド:
スピーカー: 1W×2
保証期間: 3年間(バッテリー1年)

 XG17AHPE は、ASUSの17.3インチのゲーミングモニターです。

 なお、直販はXG17AHPという型番を利用しますが、性能は同じです。

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 モニター解像度は、:フルHD(1920×1080)で、フルHDになります。

 リフレッシュレート最大240Hzです。

 一方、本機は、ノートPCの画面ほどの小型モニターです。

 サブディスプレイや、スマホや家庭用ゲーム機の簡易的なモニターとして設計されます。

 3.5時間分のバッテリーを搭載するため、モバイルで使える仕様です。

 バッテリーはQC3.0対応で、1時間で約2時間分の給電が可能です。

 一方、つなげている限りバッテリーはPCから充電しつづけますが、足りずに一旦上がったらプレイはできないです。

 バッテリー持続時間は、高リフレッシュレート時のスペックですが、長時間の連続利用を想定する場合は、限界はあるでしょう。

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 チラツキ対策は、AMD FreeSyncに対応します。

 Adaptive-Sync表記もあるので、未認証ながら、DPならばGeForceのビデオカードも利用できるでしょう。保証はしませんが。

 液晶パネルは、IPS液晶パネルです。

 応答速度は、オーバードライブ時、GtoGベースで3msです。

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 画質面での補整機能は、黒挿入技術は非搭載です。

 「映像美」の部分では、「輪郭強化・エッジ強調」をなす、VividPixelテクノロジーに対応です。

 どちらかといえば、ASUSの一般モニター機に近い感じですが、ゲームに合わせた自動補正(GameVisual技術)は対応です。

 接続端子は、Micro-HDMI 2.0 とUSB-Cです。

 いずれも、高リフレッシュレートに対応できます。ただし、USB-C端子からのノートPCへの給電には非対応です。

 ディスプレイスタンドは、カバー兼用のものが搭載です。

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 一方、製品の性質上、スピーカーは気にしても良い部分ですが、1Wでこの部分は貧弱です。

 ただ、ヘッドフォン用のDAC(ESS 9118)24-bit/192kHzと「ハイレゾ級」です。

 【ハイレゾヘッドフォンの比較記事】で紹介したようなヘッドセットを用いる場合は、音質の期待値は高いでしょう。

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 以上、ASUSのゲーミングモニターXG17AHPE の紹介でした。

 最近のゲーミング市場の拡大で出てきた「ニッチな製品」といえます。価格的にはオススメできませんが、使途に合えば、購入しても良いでしょう。

1-2・LGのモニターの比較

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 続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。

 同社は、自社で(部品としての)IPSパネルが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。


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 【2021年発売】【27インチ】

 6・LG UltraGear 27GP750-B
  ¥39,927 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大280Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:G-SYNC & FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:
接続端子: DP×1 HDMI 2.0 ×2
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 27GP750-は、LGの販売する高リフレッシュレート対応ゲーミングモニターです。

 最近の発売なのですが、パネル部分の仕様は、ASUSの入門機として紹介した「TUF Gaming」と同じです。

 もちろん、LGの生産したパネルをASUSが搭載しているという関係性になります。

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 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 リフレッシュレートは、オーバークロック時で最大280Hzです。

 液晶パネルはIPSです。

 応答速度は、1ms(GtoG)です。

 LGは、Fast-IPSという言い方はしないですが、実際速いタイプなので、そのように記します。

 HDRは、HDR400をクリアします。

 つまり、この部分までについては、ASUS「TUF Gaming」と変わりがありません。

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 チラツキ対策は、一方、AMD FreeSync Premiumと、G-sync compatible双方に対応です。

 搭載ビデオカードによりますが、AMD FreeSync Premiumに対応して、チラツキ以外に、カクツキに対策があるのが、ASUSとの違いです。

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 画質面での補整機能は、ソフト面になるので、ASUS「TUF Gaming」と変わってきます。

 先述のように、ASUSはELMBという黒挿入技術を持ちます。

 一方、LGも、黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)を自社で持ちますが、本機は不採用です。

 全体を通してみても、この部分が最も目に付く相違点です。

 第2に、「目の優しさ」の部分でも、フリッカー対策があります。

 そのほか、DASモードなど、FPSではお馴染みの低遅延化機能も網羅です。

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 接続端子は、HDMI2.0が2系統とDisplayPortです。

 この部分の仕様も、ASUSと同じです。

 ディスプレイスタンドは、本機も、前後左右高さ回転に全て対応し、高機能です。

 保証期間は、3年です。

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 ・ LGエレクトロニクス UltraGear GP3
  ¥24,794Amazon.co.jp (11/2執筆時) 

 スピーカーは、内蔵しません。

 ただ、LGの場合、同社のV字台座にあう専用設計のスピーカーがあります。【PC用スピーカーの比較記事】で取りあげています。

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 以上、LG UltraGear 27GP750の紹介でした。

 ASUSのASUS「TUF Gaming」とほとんど差がなく、その意味でどちらを選んで良いか、逆に提案しにくい製品です。

 ただ、ELMB syncがある、ASUS機は、Nvidia系のビデオカードと、こちらは、Free Sync Premium対応という部分で、AMD系ビデオカードと合うと、言えるとは思います。

1-3・アイオーデータのモニターの比較

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 続いて、日本のアイオーデータの製品です。

 三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本のPC周辺機器メーカーです。


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 【24.5インチ】

 【2020年発売】

 7・IODATA LCD-GC252UXB
  ¥73,601 楽天市場 (10/31執筆時)

 【2018年発売】

 8・IODATA LCD-GC251UXB
  ¥54,305 楽天市場 (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式: TN ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms
応答速度:0.4ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:  
接続端子:HDMIx2 DPx1
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:2W×2
保証期間: 5年

  LCD-GC252UXBは、日本のIODATAGigaCrystaシリーズに属するゲーミングモニターです。

 新旧ありますが、新機種のみ、「 NVIDIA G-SYNC Compatible」対応であるほか、応答速度を極限に高める「バーストモード」に非対応です。

 IODATAは、(もうだいぶ前ですが)2014年頃に三菱電機から液晶ディスプレイ事業を引き継ぎました。

 その後、結構長いことゲーミングモニターにも力を入れてきたメーカーです。テレビのように、「充実する多機能リモコン」が付くのは当時からの伝統です。

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 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。 

 リフレッシュレートは、最大240Hzです。

 一方、高リフレッシュレート機ですが、解像度は、フルHD画質なので、Display Portほか、HDMIでも対応できます。

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 液晶パネルは、TN液晶です。

 IPS液晶などと比べ、視野角が狭く、画質もイマイチな一方、応答速度が高めやすい性質があります。

 ただ、最近は、IPS液晶などでも応答速度が速いものが安くなっているので、価格競争力という部分はやや弱くなっています。

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 チラツキ対策は、本機は、NVIDIA G-SYNC Compatible認定機です(Adaptive-Sync)。

 HDRは、HDR10に対応です。

 HDRは、輝度表現をアップさせる技術で、最近は多くのゲームでも採用されていますし、わりと重要です。

 輝度は400cd/uですが、HDR 400は表明せず、HDR10とします。

 応答速度は、オーバードライブ時に0.4ms(G to G)です。

 後述する「画質を犠牲にした」際の数字ですが、TNパネルはパネル自体で1msなので、そもそも速いです。

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 画質面での補整機能は、わりとユニークです。

 「ゲーム」については、他社機のような黒挿入技術は未搭載です。

 ただ、以下の2つの機能は注目に値します。

 第1に、「スルーモード」です。

 三菱時代からみられた技術ですが、画像処理の一部をスルーすることで、処理による遅延を防ぐ(約0.303ミリ秒)技術です。

 数字的にも、遅延時間を確認できます。

 液晶テレビの「ゲームモード」と似たような仕組みです。ただし、とくに動いていない部分の画質が劣化します。

 なお、 FreeSync 利用時は、後述のスルーモードがONで固定です。

 第2に、「バーストモード」です。

 画質(とくに残像)は、完全に無視ですが、オーバードライブの「2段ブースト」がでできます。

 なお、先述のオーバードライブ時の速度は、これをふまえた数字ではない(LV3)なので、もっと速いということです。

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 一方、「映像美」に関わる技術として「超解像技術」「エンハンストカラー」、コントラストを強化する「CREX」、ゲーム用の暗部強化技術として「Night Clear Vision」など、映像補整機能は、ゲーミングモニターのなかでも、相当充実します。

 ある種、テレビに近いと言える仕様です。超解像技術については、「スルーモード」でも有効とのことです。

 「目の優しさ」については、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。

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 ディスプレイスタンドは、多機能スタンドです。

 可動範囲は、他社に負ける部分もありますが、まあ、問題ないでしょう。

 接続端子は、HDMIx2 DisplayPortx1という構成です。

 付属ケーブルは、HDMI・DPケーブルがそれぞれ付属です。

 保証期間は、5年です。

 平均より長めであり、この部分は良いメーカーです。

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 以上、アイオーデータLCD-GC252UXBの紹介でした。

 最大240Hzが欲しい上で、応答速度(低遅延)をとにかく重視したいならば、極限といえる機種の1つでしょう。

 そもそもの応答速度が良いTNパネルですので、この部分は期待できます。

 実用的かは全く保証しませんが、画質無視でとにかく「勝ちたい」ような目的で、「スルーモード」や「バーストモード」を利用してみたい場合に選択肢になります。

 ただ、TNは、視野角が狭いため、友達とプレイするようなシーン、または、1人でも、モニターに対して、角度を付けて見る場合に、視認性が悪くなります。

 その点では、本機のスタンドが活きますので、しっかり調整して使いましょう。

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 【2022年発売】

 【23.8インチ】

 7・IODATA GigaCrysta LCD-GC241UXDB
  ¥42,550 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/u
液晶方式: ADSノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms
応答速度:0.9ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:  
接続端子:HDMIx2 DPx1
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:2W×2
保証期間: 5年

 なお、本機については、同じリフレッシュレートながら、パネル部分の仕様を変えた製品が登場しました。

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 液晶パネルは、ADS液晶です。

 ADSは、IPS液晶の「ジェネリック」と言えます。

 IPSとADSは正確に言えば、中身の仕組みが少し異なりますが、表示傾向は同じです。

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 ADSは、中国大手のBOE系列が生産しています。

 PCモニターでは長い採用実績もあるため、(4Kなどではない)格安パネルの場合でも、信頼性は担保されます。

 実際、商標の関係でIPS液晶を名乗れない他の液晶は「IPS系パネル」などごまかし気味な表現でカタログに載せます。

 しかし、ADSは、TVにも採用例がありますし、実際「名乗った方が安心感をもたらす」ので、同社のように名乗る場合が多いです。

 応答速度は、オーバードライブ時に0.9ms(G to G)です。

 パネル自体の速度は5msなので、他社のFast-IPSほか、TNにこの部分では負けます。

 あとの部分は、基本的に先ほどの機種と変わりません。、「バーストモード」なども装備されます。

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 結論的にいえば、先ほどの機種はTNとしての利点(パネルの本質的な速さ)の部分で、個性的でした。

 一方、ADSの場合、その部分の利点がないので、他社のIPS液晶のライバル機(Fast-IPS)との競争になります。

 その部分でいえば、価格競争力に少し欠ける部分は感じます。「TV的な使い方」もする場合に、本機の画質補正の部分には「強み」はあると言えますが、HDR400の水準に満たない部分を含めて、弱点のほうがやや目立つ印象です。

1-4・ソニーのモニターの比較

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 続いて、ソニーのゲーミングモニターです。

 同社は、業務用以外にPC向けは作っていなかったのですが、2022年から新しく参入しました。

 テレビもゲーム機もある会社なので、納得感があります。


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 【2022年発売】

 【27インチ】

 8・SONY INZONE M3
  ¥140,000 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u(標準)
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:Adaptive-Sync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR 400
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 DP USB-C
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm    
スピーカー:2W×2
4K動画: HDCP2.2
保証期間: 1年

  SONY INZONE M3 は、ソニーの4Kゲーミングモニターです。

 2022年年内に発売予定の機種です。

 価格は不明ですが、先行した4Kの上位機は15万円を超えましたが、結構機能差があるので、(もう少し)「考えやすい価格」かもしれません。

 モニターサイズは、27インチです。

 リフレッシュレートは、最大240Hzです。 

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。 

 このあたりの仕様は、他社機と同じです。

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 液晶パネルは、IPS液晶です。

 応答速度が1msと速いので、いわゆる「Fast-IPS」に相当するパネルです。

 色空間は、eRGBのカバー率のみの掲載で99%です。

 DCI-P3カバー率は不明ですが、広色域パネルではないようです。

 202204121610.jpg

 HDRは、HDR400に対応です。

 可変バックライト仕様ではなく、標準輝度も400cd/uなので、【4Kゲーミングモニターの比較】でみた、上位機とはだいぶ差を感じるパネルです。

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 チラツキ対策は、Adaptive-Sync表記です。

 この部分も「あっさり」です。

 ただ、PS5ユーザーに向けた製品ですし、これで良いかと思います。

 202207171557.jpg

 画質面での補整機能は、暗部強調(ブラックイコライザー)・フリッカー対策など基本的な機能は搭載です。

 独自と言えるのは、ソニーのPS5と連動させる場合、オートHDRトーンマッピングが有効になる部分です。

 輝度やコントラストに由来する部分の視認性は向上するでしょう。

 202207171600.jpg

 そのほか、やはりPS5と連動させる場合ですが、自動で、ゲームとシネマモードを切り替えるコンテンツ連動画質モードに対応します。

 ディスプレイスタンドは、イマイチです。

 高さ(7cm)とチルト(20度)と最低限ですが、稼動はします。

 接続端子は、HDMI2.1・ DisplayPort 1.4という構成です。

 加えて、USB-C端子もあります。

 ただ、ノートPCに対する給電についての記載はなく非対応のようです。

 保証期間は、1年です。

 この部分については弱いです。

 保証期間は、5年です。

 平均より長めであり、この部分は良いメーカーです。

---

 以上、SONY INZONE M3の紹介でした。

 他機でもPS5に対応を公式表明している機種は多いです。その点をふまえると、先述のリンク機能以外、独自性がないです。

 とくに、モニターパネル部分は抜きんでた性能はないですので。

 【4Kゲーミングモニターの比較】でみた上位機と比べてしまうと、あえてソニーが出す意味は、こちらについては、かなり薄かった気がします。

 あえて言えば、ゲーム機と同じ会社である部分で、初心者の方がソニーのユーザーサポートに「相談しやすい」という部分はあるかもしれません。

1-5・デルのモニターの比較

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 続いて、米国デルのゲーミングモニターです。

 同社はデスクトップに強いPCメーカと言うことで、ゲーミングモニターも一定数展開があります。


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 【2020年発売】【23.8インチ】

 9・Dell S2522HG
  ¥43,275 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync & G-Sync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:  
接続端子: HDMI×2 DP
スタンド:上下高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 S2421HGFは、DELLが販売する格安なゲーミングモニターです。

 202108131603.jpg

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 横から見るとフレームはやや膨らみがありますが、正面からだと、3辺フレームレスで、それなりに格好良いです。

 リフレッシュレートは、最大240Hzです。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、IPS液晶です。

 応答速度が速い、Fast-IPSです。

 色空間は、非開示ですが、Nano-cellの広色域化パネルではないほうです。

 輝度は、400cd/uです。

 HDRは、輝度が高いですが、未対応です。

 202108111355.jpg

 チラツキ対策は、AMD FreeSync Premiumに対応します。

 なお、「NVIDIA G-SYNC Compatible」の表記もあるので、そちらの接続保証もあります。

 応答速度は、オーバードライブ時に1msです。

 画質面での補整機能は、基本「PC側任せ」です。

 例えば、先述の「黒挿入技術」をふくめて、特段の補正がないです。

 「目の優しさ」については、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。

 なお、モードは、標準ほか、FPSMOBA/RTSモード程度です。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI2.0が2つDisplayPort(DP)が付属します。

 202108111333.jpg

 ディスプレイスタンドは、上下とチルト角度が調整できます。

 格安としては、この部分でも「目に優しい」機種です。

 VESA規格も説明書によると対応で、アーム交換は可能です。

 そのほか、ライティング(アンビエント照明)に対応します。

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 保証は、3年です。

 DELLのモニターは、上位機もそうですが、普通の保証以外に、「3年間のプレミアムパネル交換保証(無輝点保証)」があります。

 常時消灯(黒点)こそ保証されませんが、この部分も、同社の「売り」と言えます。

---

 以上、DELLS2421HGFの紹介でした。

 ASUS TUF Gamingと、液晶を含めてだいたい同じで、値段は少し安いです。

 ただ、画像調整の部分で、Dellはすこし弱いかなという感じです。


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 【2021年発売】

 【24.5インチ】AW2521H後継品 

 10・Dell ALIENWARE AW2523HF
  ¥71,904 DELL直販 (10/31執筆時)

周波数:最大360Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:  
接続端子: HDMI 2.0×2 DP1.4×1
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー: 2W×2
保証期間: 1年間(本体は3年)

 AW2721D は、アメリカのDELLの販売する27インチのゲーミングモニターです。

 202211011903.jpg

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 リフレッシュレートは、オーバークロック時で最大360Hzです。

 先ほども書きましたが、ここまでのリフレッシュレートは、知覚限界を考えてもおそらく不要でしょう。

 人間の目の性能的に、例えプロ用としても正直ここまでは必要ない感じは、あります。

 液晶パネルは、IPS液晶です。

 応答速度が速く、Fast-IPS表記です。

 24.5インチですし、LG系ではなく、AUOAHVA-IPSでしょう。

 問題ありません。

 輝度は、400cd/uです。

 HDRは、本機はHDR10ですが対応です。

 輝度的にはHDR400ですが、認証がないです。

 応答速度は、オーバードライブ時に1msです。

 チラツキ対策は、AMDのFreeSync Premiumです。

 前世代は、NVIDIA G-SYNC認証でしたが変わりました。そちらとは、Adaptive-Syncで、DPならば互換できます。

 画質面での補整機能は、特段の工夫はないです。

 あえて言えば、Night Visionなどのゲームモードがあるくらいです。

 ちなみに、前世代の場合、G-sync(のプロセッサ)をフル活用する形で、ASUS機で説明したNVIDIA Reflex Latency Analyzerに対応するほか、ULMBを機能として持っていました。

 「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策などがなされる程度です。

 この部分も、前世代は環境照明センサーによる輝度調整機能がありましたので、仕様が変わったようです。

 202104261647.jpg

 ディスプレイスタンドは、フルスペックです。

 高さは10cm、角度は26度なので可動幅はさほどあるわけではないですが、必要十分です。

 接続端子は、HDMI2.0x2 DisplayPort1.4x1という構成です。

 USBハブ機能もありますが、速度はUSB3.0です。ただ、高速なSSDをつなげないならば、特に問題ないです。

 保証期間は、DELLの良い部分です。

 3年間保証がある上、「無輝点保証」も付くため、通常不良品扱いされない液晶のドット不良の交換が保証されます。常時点灯のみとはなりますが、嬉しい部分です。

---

 以上、DELLAW2523HFの紹介でした。

 最大360.0Hz機として、ASUS ROG Swiftのライバル機です。

 こちらはAMDのFreeSync系なので、AMDユーザーに向けている製品と言えるかしれません。ただ、その場合、自社独自の画質補正が充実しているとより良いですが、本機については、この部分は少し弱めに見えます。

 ただ、無輝点保証も付く部分は、安心感があります。

1-6・ベンキューのモニターの比較

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 続いて、台湾のベンキューのモニターです。

 ゲーミングモニターには、台湾勢は強いですが、同社もその傾向があります。


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 【27インチ】

 【2021年発売】

 11・BenQ ZOWIE XL2746K
  ¥80,545 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/u
液晶方式: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync
応答速度:0.5ms (GtoG)
HDR:
USB給電:  
接続端子: HDMI 2.0×2 DP 
スタンド:左右・上下・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年(本体は3年)

 XL2746Kは、BenQの発売する27インチのゲーミングモニターです。

 202108131705.jpg

 本体の形状は、独特で、没入感を高めるための「アイシールド」が装備です。

 不要ならば着脱可能です。

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 リフレッシュレートは、本機は、ネイティブで、最大240Hzです。

 202112121221.jpg

 液晶パネルはTN液晶パネルです。

 パネル自体の応答速度が速い点で、ゲーミング向き液晶です。

 視野角が狭いので、先述のように、モニタースタンドの角度をしっかり合わせることが重要です。

 そのために、結構良いスタンドが付いているとも言えます。

 チラツキ対策は、FreeSync互換のVESAのAdaptive Syncに対応です。

 一方、Adaptive Syncなので、DCでGeForce系のビデオカードとも合わせて使っても問題ないでしょう。

 応答速度は、0.5ms(G to G)と現状で最高クラスです。

 TNらしいスペックです。

 201804121651.jpg

 画質面での補整機能は、同社の下位機種と同じです。

 色の彩度を数値調整できるColor Vibrance も搭載です。

 202108112350.jpg

 画質面での補整機能は、強調する部分は多いです。

 第1に、「ゲーム」に関わる部分では、残像感軽減のための、DyAc+技術(Dynamic Accuracy)を搭載します。

 LGの「黒挿入」同じで、バックライト制御で、LEDをオフにして「黒画面」を作る方式です。 

 方式の限界で、利用中の輝度の低下と、フリッカー対策がオフになるなど限界がありますが、効果は結構あります

 一方、仕様書にはないですが、チラツキ対策のFreeSyncと、残像感軽減のDyAc+技術も共存できません。互換性がないからということです。

  202003311411.jpg

 そのほか、ゲーム向けの暗部補正(Black eQualizer)・色域強化(Color Vibrance)などの機能を搭載です。

 なお、Black eQualizerは、主にゲームの暗部補正用なのでオフにできますが、IPSのコントラストの弱さを補う部分で、普通の映像(映画)にもおそらく使えると思います。

 第3に、「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策があります。ないほか、BenQは、フリッカーフリーは(チラツキ防止)もオフになるようです。

 各社とも、何かが犠牲になる場合が多いです。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI2.0が2系統に加えてDisplayPort 1.2です。

 こちらの場合、HDMI 2.0に対応するため、DPとHDMIが、240Hzの高リフレッシュレート対応です。

 ディスプレイスタンドは、前後左右高さ回転に全て対応し、高機能です。

 上下チルト(28度)、左右(45度)、高さ(155mm)と調整幅も広いです。

 202003311417.jpg

 そのほか、S-Switchという、手元操作で、ディスプレイの画質設定が1ボタンで変えられる、有線リモコンも付属です

---

 以上、BenQXL2746Kの紹介でした。

 最大240Hzの高リフレッシュレートと、0.5msの応答速度対応が魅力の機種です。

 その上で、没入感を高めるシールドS-Switchを装備するなど、高額な値段を正当化しうる諸機能が装備されます。

 一方、残像感軽減のDyAc+機能は、チラツキ・カクツキ対策のフリッカー・FreeSyncとバーターですが、好みやシーンに分けて使い分ければ、良いでしょう。

ーーー

  202101161317.jpg

 【2020年発売】

 【24.5インチ】

 12・BenQ ZOWIE XL2546K
  ¥56,780 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/u
液晶方式: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:0.5ms (GtoG)
HDR:
接続端子: DP×1 HDMI×3
USB給電:  
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm    
スピーカー: なし
保証期間: 1年(本体は3年)

 なお、本機については、24.5インチの小型モデルも後から発売されています。

 パネル部分のスペックは同じで、DyAc+技術も搭載です。加えて、本機については、 FreeSync Premiumです。

 HDMI端子が多く使いやすそうな機種ですので、こちらを選んでもOKでしょう。


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 【2022年発売】【27インチ】

 13・BenQ MOBIUZ EX270M
  ¥63,545 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
液晶方式:  Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:  
接続端子:HDMI2.0×2 DP1.4
スタンド:前後左右高さ
VESA: 100mm
スピーカー: 2.5W×2+5W
保証期間: 1年(本体は3年)

 MOBIUZ EX270Mは、BenQの発売する27インチのゲーミングモニターです。

 先ほどの機種に比べると、オーソドックスなモデルです。

 モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。

 リフレッシュレートは、ネイティブで、最大240Hzです。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、IPSです。

 応答速度は1msなので、いわゆるFast-IPSです。

 色空間は、動画用のDCI-P3は示されず、sRGB99%とだけの表示なので、画質を強化した広色域化タイプのIPSではない普通のものです。

 チラツキ対策は、 FreeSync Premiumです。

 オーソドックスですし、解説は不要かと思います。

 画質面での補整機能は、本機も色の彩度を数値調整できるColor Vibrance を搭載です。

 ただ、黒挿入(DyAc+)はつきません。

 先述のように、制限があるからだと思いますが、最近搭載しない機種はメーカー問わず増えてきました。

 202211011931.jpg

 ただ、「映像美」という部分では、HDRiが目立ちます。

 本機には、環境光センサーが備わっていて、部屋の照明の明るさほか、照明の色温度も検知して調整します。

 それを使って、HDR効果をコンテンツに適して最適化する機能です。

 とくに、この機能については、HDRコンテンツ以外(普通のSD画像)についても、同じ処理をするので、普通の映像の輝度表現も向上します(HDRiエミュレート)

 テレビではよく見る技術ですが、PCモニターの場合「レア」です。

 201905201250.jpg 

 一方、「目の優しさ」の部分では、この環境光センサーで、を利用して、室内光の照度と、明かりの色温度のに応じて輝度が調整されます。フリッカー対策もあります。

 結論的にいえば、環境光センサーが本機のポイントです。それを活かして、機能を強化している部分が良い部分です。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI2.0が2系統に加えてDisplayPort 1.4です。

 フルHD機ですので、HDMIでも240Hzの高リフレッシュレート対応です。

 ディスプレイスタンドは、前後左右高さ回転に全て対応しです。

 上下チルト(20度)、左右(30度)、高さ(100mm)と、調整幅は若干狭めですが、必要十分の性能です。

---

 以上、BenQMOBIUZ EX270Mの紹介でした。

 高リフレッシュレート機ですが、環境光センサーを利用したHDR処理にむしろ特徴があります。HDRに関わらず画質が強化される部分で、動画を含めたマルチメディア用途には向きます。

 ただ、その場合、解像度がフルHDである部分で、物足りないともいえるので、すこしバランスが悪くも感じます。

 なお、姉妹機が2.5K(WQHD)にあるのですが、そちらは割と良いように思えます。このブログの【WQHD解像度のゲーミングモニターの比較】で取りあげました。

次回に続く!
ゲーミングモニターのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、240Hz以上のフルHD解像度のゲーミングモニタの比較でした。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

  201811211829.jpg

2・高速ゲーミングモニターの比較
 2-1:ACER〈台湾〉
 2-2:その他の企業〈各社〉
3・ゲーミングモニターの比較  【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 続く2回目記事こちら)では、これまで見てこなかったAcerほか、他社のモニターを追加でみていきます。

液晶のみやすさ   ★★★★★
スタンドの性能   ★★★★★
応答速度      ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証      ★★★★★
総合評価      ★★★★★

 その上で、最終回記事こちら)では、ゲーミングモニター記事全体の「結論」として、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 22:10 | PC用液晶モニター

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