Top カメラ 比較2021’【解説】ミラーレス一眼95機の性能とおすすめ・選び方(3):富士フイルム編

2021年05月08日

比較2021’【解説】ミラーレス一眼95機の性能とおすすめ・選び方(3):富士フイルム編

【今回レビューする製品】2021年 詳しく解説!ミラーレス一眼カメラ人気機種の性能の違いとおすすめ・選び方:キヤノン編

【比較する製品型番】FUJIFILM Xシリーズ X-A7 X-A7LK-S X-A7LK-CA X-A5 X-E4 X-E4LK-1545 X-E4-S X-E4-B X-T30LK-B X-T30LK-S X-T20 X-S10 X-S10LK-1855 X-S10LK-1545 X-T3 X-T3LK-B X-T3LK-S X-T4 X-T4-B X-T4-S X-T4LK-1680-B X-T4LK-1680-S

今回のお題
最新のミラーレス一眼カメラのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2021年5月現在、最新のミラーレスデジタル一眼カメラを比較の3回目記事です。

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1・ミラーレス一眼の比較 (1)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:ソニー・ニコン
2・ミラーレス一眼の比較 (2)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:キヤノン
3・ミラーレス一眼の比較 (3)

 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:富士フイルム
4・ミラーレス一眼の比較 (4)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:パナソニック
5・ミラーレス一眼の比較 (5)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:オリンパス
6・フルサイズミラーレスの比較
 :撮像素子:フルサイズ
 :メーカー:各社の上位機(20万円以上)
7・おすすめのミラーレス一眼【結論】
 =全機種からの おすすめ機種の提案

 前回までの記事では、ソニー・ニコン・キヤノンの製品を紹介しました。

 今回の3回目記事では、それらと同じ、APS-Cサイズの撮像素子を搭載する富士フイルムの製品を紹介します。

  201612112225.jpg

 どの記事からお読みでも分かるように書きました。

 ただ、1回目記事では、「ミラーレスの選び方の基本」についても書きました。

 そのため、検索エンジンからいらした方は、よろしければ、1回目記事こちら)からご覧ください。

 よろしくお願いします。

1・画質の良さ    ★★★★★
2・フォーカスと連写 ★★★★★
3・手ぶれ補正    ★★★★★
4・動画撮影     
★★★★★
5・軽量性      ★★★★★
6・防塵・防滴性   
★★★★★
7・セットレンズ   
★★★★★
8・総合評価     
★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各メーカーのカメラを順番に比較していきます。

 また、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、予算別・目的別に「Atlasのおおすすめ機種」を選定していきます。

 長めの記事ですが、よろしくお願いします。

・富士フイルムのミラーレス一眼の比較

 というわけで、富士フイルムのミラーレスを見ていきます。

ーーー

 なお、以下では、高評価できるポイントは「赤字系」で、イマイチなところは「青字系」で表記していきます。


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 【2019】【各色】

 【レンズキット】

 32・FUJIFILM X-A7 X-A7LK-S
 32・FUJIFILM X-A7 X-A7LK-CA
  ¥58,300 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2424万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:なし
AF:コントラスト+位相差AF(425点)
連写速度:6コマ/秒
動画:4K対応(30P)
液晶モニター:タッチパネル(276万)
大きさ:119×67.7×41.1mm
重さ:320グラム

 X-A7は、富士フイルムのミラーレス一眼の入門機です。

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 本体色は、ブラックのほか、ブラウンがあります。

 重さは、徹底的に軽量というわけではないですが、320gと比較的小型軽量といえる機種です。

 撮像素子は、ソニーやキヤノンと同じで、10万円前後のミラーレスでは最大のAPS-Cです。

 画素数は、2424万画素です。

 ISO感度は、オート時でISO12800です。

 そこそこな水準でしょう。

 HDR機能は、HDRによる逆光補正に対応表明がないです。

 画質面でのポリシーかもしれませんが、多用される方は注意が必要です。

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 画質的に面白い部分は、フイルムメーカーのノウハウを生かして、同社の銀塩フィルム構成に近い形で、画質を変更できる機能です。とくに肌色表現には定評があります。

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 フォーカス性能は、本機は、位相差AFとコントラスト式AFを併用するインテリジェントハイブリッドAFです。

 測距点最大で425点となり、結構性能は期待できそうです。

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 顔検出機能は、本機も、人間の瞳を検出して自動的にフォーカスする瞳AFが搭載されます。

 ただ、追従時には利用できないなど、この部分にさほど力を入れてもいない状況です。

 連写は、6コマ/秒と、小型機としては平均的です。

 一方、富士フイルムのカメラの優れる点は起動速度です。

 快適にカメラを使うには重要視したい部分ですが、富士フイルムの場合は、約0.4秒での高速起動が可能です。

 オート撮影モードは、細かいシーン解析ができるような機能は未付属です。

 「シャッターを押すだけ」といった人は、むかないでしょう。

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 液晶モニターは、この機種は、自在に動くバリアングル構造を採用し「自分撮影」に対応します。

 3インチながら、276万画素の割と高詳細なものを積んでいます。ファインダーがないタイプなので、この部分は良いと思います。

 シャッターは、この機種の場合、「自分撮影」のために裏返して使う場合、左手で切る仕様です。

 ただ、そのような状態でも安定して切れるようなグリップ形状を採用します。

 ファインダーは、未付属です。

201910051353.jpg

 動画撮影は、4K動画に対応できます。

 面白いのは、センサーの全画素を利用して6K相当の動画を撮り、そこから4K動画を生成する技術です。

 この場合、条件の悪い場所での撮影においてノイズが載りにくいと言えます。

 一方、動画利用時の電子式手ぶれ補正が、単なる電子式なので、この部分に強いわけでもないです。

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1・XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

 レンズキットは、こちらの標準レンズなります。 

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 15-45mmは、他社にも見られる、3.3倍ズームの最も一般的な中望遠レンズです。

 最初に1本揃えるに相応しいものです。35mm換算値で23-69mmとなります。割と広角側に広めですし、旅行にもスナップ撮影にも便適です。

 重さも、135gとそれなりに軽いため、本体と合わせても455gに収まります。

 より軽いソニーを除けば、セットレンズでは軽いほうです。

 手ブレ補正は、富士フイルムの場合は、さほど力を入れておらず、一般的なレンズ内蔵式の2軸式です。

 補整段数は非公開です。

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 ネットワーク機能は、Wi-FiBluetooth LEに両対応です。

 富士フイルムの場合は、低消費電力のBluetoothLEが常駐し、Wi-Fiに接続したときに元画像を予約転送させる仕組みをとっています。

 また、スマホ位置情報の取得(A-GPS)も可能です。

---

 以上、富士フイルムのX-A7の紹介でした。

 主なターゲット層は、カメラ好きな女子でしょう。

 後ほど紹介するオリンパス(PEN)とわりとコンセプトが近いですが、撮像素子は大型のAPS-Cを採用した上で、フォーカス・連写などの性能も上位で、重さも軽いです。

 その上で、モニターの視認性・稼働性、ボタンの配置、スマホとの連携面、4K動画の対応など、5万円前後の入門機と考えると、まとまった性能です。

 一方、他機と比較すると、「尖った部分」は6K動画撮影以外見られず、ファインダー未搭載という部分も含めて、あくまで、デジカメの延長としての「入門者用」でしょう。

 とはいえ、スペックは良いため、カジュアルにミラーレスを楽しみたい方には、選択肢にしてよい機種だとは思います。

ーーー

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 【2018】【各色】

 【レンズキット】

 33・FUJIFILM ミラーレス一眼 X-A5
  ¥42,929 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:なし
AF:91点(位相差+コントラスト)
連写速度:6コマ/秒
動画:4K動画(15P)
液晶モニター:タッチパネル(92万)
大きさ:116.9×66.7×40.4mm
重さ:361グラム

 なお、この機種の旧モデルが在庫限りで売られています。

 新機種と比較した際、フォーカス性能に劣るほか、フルスペックでの4K動画にも非対応です。

 本体の重さも増しています。

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1・XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II

 セットレンズも異なり、同じく約3倍ズームながら、重さが195gです。

 価格は安いですが、やや魅力に欠けるでしょう。


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 【2021年】

 【XC15-45 レンズキット】

 34・FUJIFILM X-E4 X-E4LK-1545-S
 34・FUJIFILM X-E4 X-E4LK-1545-B
  ¥110,000 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ボディのみ】

 35・FUJIFILM X-E4 ボディ X-E4-S
 35・FUJIFILM X-E4 ボディ X-E4-B
  ¥105,000 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2610万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:コントラスト+位相差AF(425点)
連写速度:8コマ/秒
動画:4K対応(30P)
液晶モニター:タッチパネル(162万)
大きさ:121.3×72.9×32.7mm
重さ:364グラム

 X-E4は、富士フイルムのミラーレス一眼の入門機です。

 位置づけとしては、多少本格的なファインダー付きの中級機です。

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 重さは、364gです。

 下位機種より重いですが、EVFのほか、チルト式液晶を装備しますので、この重さは優秀です。

 撮像素子は、本機もAPS-Cです。

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 画素数は、2610万画素です。

 新開発の裏面照射型の新型センサー(X-Trans CMOS 4)を採用したため、画素数も少しアップしました。

 ISO感度は、オート時でISO12800です。

 拡張で51200までいけます。

 HDR機能は、本機は対応です。

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 フォーカス性能は、本機も、位相差AFとコントラスト式AFを併用するインテリジェントハイブリッドAFです。

 測距点最大で425点と同じですが、速度は下位機種を上回ります。

 実際、本機については、新エンジンの効果もあって、最短約0.02秒というスペックが公開されます。

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 顔検出機能は、下位機種と同じで瞳AF搭載です。

 また、追随時に、色以外に、形状検知もできるようになったので、追随性も上がっています(トラッキングAF)。この部分は、他社の上位機でも見られます。瞳レベルでの追従もできます。

 暗い場所での利用も、(測光範囲)が-5EVと十分で、低輝度AFも採用です。

 低輝度AF利用時で、位相差で最大-7EVで、コントラスト式でも-4EVです。

 連写は、8コマ/秒とわずかですが、下位機種より性能が上です。

 オート撮影モードは、細かいシーン解析ができるような機能は、本機も未付属です。

   202105081708.jpg

 液晶モニターは、本機はタッチパネル式のチルト液晶を装備します。

 可動域も広いです。

 ファインダーは、本機はEVFが付属です。

 0.39型とやや小さめですが、倍率.062倍で、236万ドットの有機ELです。

 動画撮影は、本機も4K動画に対応できます。

 ただし、手ぶれについては、本機も動画にはあまり向かない仕様です。

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1・XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

 レンズキットは、こちらの標準レンズなります。 

 下位機種に添付されるものとおなじ135gと軽量な3.3倍ズームです。

 手ブレ補正は、したがって、下位機種と同じで、一般的なレンズ内蔵式の2軸式です。

 補整段数は非公開です。

 202004131839.jpg

 ネットワーク機能は、Wi-FiBluetooth LEに両対応です。

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 以上、富士フイルムのX-E4の紹介でした。

 入門機の範疇の性能ですが、新エンジンの効果もあり、「しっかりとした中級機」といえます。

 仕様もより本格化しており、「性能も期待できる小型機」としてある程度プレゼンスが出そうです。

 ただ、引き続き、他社と比べると、動画撮影に少し弱い部分はありますが、十分な性能です。


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 【2019年】【レンズキット】

 36・FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T30
  ¥157,904 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【2017年】【レンズキット】

 37・FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T20
  ¥98,000 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2610万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:コントラスト+位相差AF(425点)
連写速度:8コマ/秒
液晶モニター:タッチパネル(104万)
動画: 4K対応(30p)
大きさ:118×82.8×41.4mm
重さ:383グラム

  X-T30は、富士フイルムのミラーレス一眼の高級機です。

 なお、旧機種の X-T20も併売中ですが、ほぼ同じ筐体で、電子シャッター時の連写枚数(14→30コマ)と、オートフォーカスの測距点(325点→425点)と変化したのが、主な相違点です。

 マイナーチェンジですので、2機種で選ぶならば、旧機種がお買得です。

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 本体色は、シルバー・ブラックのモデルがあります。

 シルバーは、個人的に「落ち着いた年代」の人に合い、ブラックは「(気持ちを含めて)若々しい人」に合う気がします。

 重さは、383gです。

 サブダイヤルが充実する、このグレードの機種にしては、軽量であるといえるモデルです。

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 撮像素子は、本機もAPS-Cサイズで、画素数も、2610万画素ですので、同じです。

 ISO感度は、オート時はISO12800です。

 拡張時は、ISO51200までですが、非常時用でしょう。  

 HDR機能は、非搭載です。

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 フォーカス性能は、本機も、同じ位相差AFとコントラストAFのハイブリッド式を採用します。

 測距点は最大で425点と同じです。

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 顔検出機能は、本機も、瞳AFが搭載されます。

 その上で、複数の人からピントをタッチで選択できる顔セレクトも搭載です。

 ただ、本機については、エンジンが1世代古いこともあり、低輝度AFの言及がないです。

 暗い場所は却って、下位機種が得意です。

 連写は、電子シャッター時は30コマ/秒です。

 メカシャッターでも8コマ/秒です。

 電子シャッターは、特有の問題(歪み/輝度のムラ)がありますし、今回はこちらで比べています。

 オート撮影モードは、下位機種同様、高度なものは非搭載です。

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 液晶モニターは、チルト構造を採用します。

 ただし、可動範囲はアングルを変える程度なので、裏返しての「自分撮影」には対応しません

 ファインダーは、約236万ドットの有機ELファインダーを装備します。

 下位機種と同じ水準です。

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 動画撮影は、一方で、4K動画/30フレームに対応します。

 パナソニックやソニーの上位機と同様の水準を確保します。

 ただ、このグレードでも、高度な手ブレ補正や、撮影時の快適化機能などは重視しておらず、少なくとも、この側面に期待して選ぶ機種ではありません。

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1・FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R OIS

 レンズキットは、下位機種とは異なる上位の中望遠レンズです。

 18-55mmは、よくある3倍相当のズームレンズです。ただ、広角側のF値が2.8と明るい点で優れます。重さは、310gです。

 ただ、値段的にライバルだろうオリンパスのOM-D E-M5 MarkIIに付属する、12-40mmのレンズは、望遠側も含めて2.8ALLでした。

 それに較べると、望遠側がF4であるこちらは、イマイチでしょうが、それ以外の中望遠レンズと比べれば、イチオシレベルです。

 手ブレ補正は、レンズ内蔵式(2軸)であり、こちらのレンズのみの対応です。

 ネットワーク機能は、Wi-FiBluetoothLEを搭載し、スマホなどに転送することができます。

---

 以上、富士フイルムのXT-30の紹介でした。

 大きな撮像素子や、ハイブリッドAF明るいセットレンズなど10万円以上のAPS-C撮像素子の上級機としては、性能のバランスの良い機種です。

 2019年発売でエンジンが最新でない点で、暗い場所での撮影は、新しい下位機に比べると「ほどほど得意」というレベルです。

 この点で、なんとなく、遠からず、同グレードの新機種がでそうですが、現状でもバランスの良い高級機を探している方は、買って後悔しないと思います。

 もう少し、価格が下がると、なお良いですが。


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 【2020年11月発売】

 【XF18-55mmレンズキット】

 38・FUJIFILM ミラーレス一眼 X-S10
  ¥170,000 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【XC15-45mmレンズキット】

 39・FUJIFILM ミラーレス一眼 X-S10
  ¥130,000 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ダブルズームレンズキット】

 40・FUJIFILM ミラーレス一眼 X-S10
  ¥149,998 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ボディ】

 41・FUJIFILM ミラーレス一眼 X-S10
  ¥119,191 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2610万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:0.39型 有機EL(236万)
AF:コントラスト+位相差AF(425点)
連写速度:8コマ/秒
液晶モニター:タッチパネル(104万)
動画: 4K対応(30p)
大きさ:126×85.1×65.4mm
重さ:465グラム

  X-S10は、富士フイルムのミラーレス一眼の上位機です。

 2020年に登場した新しいラインで、10万円台半ばという同社に従来なかった価格帯の製品です。

 重さは、465gです。

 重量感は、下位機種以上です。とはいえ、グリップも大きめで、撮影はしやすいでしょう。

 中級者向けです。

  201804281156.jpg

 撮像素子は、APS-Cサイズとなります。

 画素数も、2610万画素と同じです。

 ISO感度は、オート時はISO12800です。

 拡張時は、ISO51200までですので、この部分は下位機種と同じです。 

 HDR機能は、対応です。

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 フォーカス性能は、下位機種と同じ位相差AFとコントラストAFのハイブリッド式を採用します。

 測距点も最大で425点です。こちらについては、エンジンが新しいので、最大0.02秒とXシリーズではしっかり最速です。

 顔検出機能は、本機も、瞳AFが搭載されます。

 動物検出に対応しませんが、動画利用時など動く被写体についても、瞳と顔で追尾はします。

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 暗い場所での利用は、一方、本機も、-7EVでもAFが働く仕様です。

 結構、酷な状況でも取り回しやすいでしょう。

 連写は、電子シャッター時については30コマ/秒で、メカシャッター時は8コマ/秒です。

 このあたりの仕様は、下位機と同じです。

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 オート撮影モードは、一方、本機については、進化しました。

 他社機のように、シーンの自動選択ができます。

 また、富士フイルムの独自性として、デジタル化前のフイルムの色合いを再現できる「フィルムシュミレーション」機能がありますが、このオートモードとも併用可能です。

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 液晶モニターは、3インチです。

 解像度は並ですが、稼働性の部分では、タッチパネル式のバリアングル液晶を採用します。

 180度対応ですので、シューティンググリップを利用した撮影にも向くでしょう。 

 ファインダーは、約236万ドットの有機ELファインダーを装備します。

 小型の0.39型ですが、十分です。

 動画撮影は、一方で、4K動画/30フレームに対応します。

 後述する5軸補正も有効ですが、動画用の電子補正(DIS)も別に付属するため、動きながらの撮影も対応です。

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1・FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R OIS
2・FUJINON XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ
3・FUJINON XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II F

 レンズキットは、複数の構成があります。

 先ほども見た XF18-55mmの中望遠レンズがセットされた構成のほか、すこし安いレンズ構成の製品が2種類です。

 【ダブルズームレンズキット】は、上記2と3のセットで、合計で12.7倍ズームです。

 望遠レンズとなるXC50-230mmも375gですし、それなりに軽量性は担保されます。


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 手ブレ補正は、本機については、ボディ内の5軸補正です。

 先述のように、ミラーレスについては、一眼レフと異なり、レンズ式である必然性はあまりないため、こちらの方が高度です。

 実際、6段分と結構な補正力です。

 レンズのデータを取り込むような機能は、富士フイルムの場合、未搭載です。

 ネットワーク機能は、Wi-FiBluetoothLEを搭載し、スマホなどに転送することができます。

---

 以上、富士フイルムの X-S10の紹介でした。

 セットレンズ込みで10万円台半ばというラインの製品です。

 他社機にも、この値段の中級機は多いですが、の低輝度対応(-7.0EV)は、1つ個性として強調できると思います。

 フォーカス速度も、コントラスト+位相差AFの採用で、最速0.02秒と速いですし、暗い場所の自動撮影には、結構向きます。

 オート撮影も充実したので、用途性があえば、初心者でもきれいに撮らせてくれる機種に仕上がっていると思います。


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 【2020年発売】

 【レンズキット】

 42・FUJIFILM X-T4 X-T4LK-1680-B
 42・FUJIFILM X-T4 X-T4LK-1680-S
  ¥239,700 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ボディーのみ】

 43・FUJIFILM X-T4 X-T4-B
 43・FUJIFILM X-T4 X-T4-S
  ¥185,000 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2610万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(369万)
AF:コントラスト+位相差AF(425点)
連写速度:15コマ/秒
動画性能 4K(60p)
液晶モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:134.6×92.8×63.8mm
重さ:607グラム

  X-T4も、富士フイルムのミラーレス一眼の上位機です。

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 撮像素子は、こちらも、APS-Cサイズとなります。

 画素数も、2610万画素で、ISO感度・HDR対応を含めて、先ほどと同じになります。

 一方、撮像素子についていえば、このモデルからローパスレスになっています。

 この場合、通常よりも、画像がクリアになります。最近は、エンジンの改良でモアレの問題がなくなってきたので、各社ともローパスフィルタを外してしまうのが流行りです。

 重さは、539グラムです。

 かなり重量が増している大きな理由は、本体に、防塵・防滴性能を付与したことが大きいでしょう。

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 フォーカス性能は、ハイブリッド式AFの測距点425点です。

 最新のエンジンで、AF速度も最大0.02秒と下位機種と同じです。

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 顔検出機能は、本機からは、追随時にも瞳AFが対応になります。

 また、追随時に、色以外に、形状検知もできるようになったので、追随性も上がっています(トラッキングAF)。この部分は、他社の上位機でも見られます。

 暗い場所での利用も、(測光範囲)が-7EVと下位機種と同じです。

 低照度AFを搭載します。

 連写は、メカシャッター時でも、15コマ/秒です。

 電子シャッター時は同じで30コマです。

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 液晶モニターは、品質としてほぼ下位機種と同じです。

 ファインダーは、しかし、品質が向上し、約369万ドットの有機ELファインダーを装備します。

 動画撮影は、強調して良い部分です。

 本機は、60フレーム/秒の4K動画に対応します。

 「ぬめぬめ」動く60フレームの4Kが撮れる機種は、APS-Cクラスでは珍しいです。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiと、Bluetooth LEという構成です。

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1・FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R OIS

 レンズキットは、下位機種と同じ構成です。

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 手ぶれ補正は、本機もボディ内5軸補正に対応します。

 レンズにより異なるものの、18本の対応レンズで6.5段分の補正となります。

 先述のように、EVFのミラーレスの場合、レンズ式である必然性に乏しいので、正常な進化でしょう。

---

 以上、富士フイルムの X-T4の紹介でした。

 価格的に多くのかたは「他山の石」でしょう。

 ただ、個人的には、AF・連写のスピード面の同社の「こだわり」が再確認できた点と、ボディ内手ぶれ補正への以降が必然である点が確認でき、有意義でした。

 一方、下位機種と比較した場合、防滴性能の付与は大きな変化です。そのほか、ダイヤル部分など利用のしやすさも上級者向けに最適されています。

 ただ、価格面のほか、重量感もあるため、あくまで「上級者」向けではあります。

ーーー

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 【2019】

 【レンズキット】

 42・FUJIFILM X-T3 X-T3LK-B
 42・FUJIFILM X-T3 X-T3LK-S
  ¥156,270 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【XF16-80mmレンズキット】

 43・FUJIFILM X-T3 X-T3LK-1680-B
 43・FUJIFILM X-T3 X-T3LK-1680-S
  ¥202,634 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ボディのみ】

 44・FUJIFILM X-T3 X-T3-B
 44・FUJIFILM X-T3 X-T3-S
  ¥125,868 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2610万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(369万)
AF:コントラスト+位相差AF(425点)
連写速度:11コマ/秒
動画性能 4K(60p)
液晶モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:132.5×92.8×58.8mm
重さ:539グラム

 なお、本機の旧機種となるのは、X-T3です。

 かなり安いですが、旧世代のエンジンを利用するので、連写速度やAF性能が新機種に及びません。

 とくに、AF時の低照度AFをフォローしない点と、ボディ内5軸補正に対応しない点で、最上位機としては陳腐化しています。

 とはいえ、半額近い値段ですし、これらの部分が不要と考えれる方は、選択肢にはできるでしょう。

次回に続く
ミラーレス一眼のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ミラーレス一眼カメラの比較記事の3回目でした。

 201808241403.jpg 

1・ミラーレス一眼の比較 (1)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:ソニー・ニコン
2・ミラーレス一眼の比較 (2)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:キヤノン
3・ミラーレス一眼の比較 (3)

 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:富士フイルム
4・ミラーレス一眼の比較 (4)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:パナソニック
5・ミラーレス一眼の比較 (5)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:オリンパス
6・フルサイズミラーレスの比較
 :撮像素子:フルサイズ
 :メーカー:各社の上位機(20万円以上)
7・おすすめのミラーレス一眼【結論】
 =全機種からの おすすめ機種の提案

 続く、4回目記事こちら】では、パナソニックのミラーレス一眼を紹介します。

 軽量性に特色があるほか、とりわけ動画撮影に強い製品が多いです。

1・画質の良さ    ★★★★★
2・フォーカスと連写 ★★★★☆
3・手ぶれ補正    ★★★☆☆
4・動画撮影     ★★★☆☆
5・軽量性      ★★★★★★
6・防塵・防滴性   ★★☆☆☆
7・セットレンズ   ★★★★☆
8・総合評価     ★★★★☆

 その上で、「結論編」となる6回目記事では、今回紹介する全機種から、「予算や目的別に最もおすすめできる機種」について、まとめていきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 4回目記事は→こちら

posted by Atlas at 19:27 | カメラ

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