Top カメラ 比較2021’【解説】ミラーレス一眼95機の性能とおすすめ・選び方(5):オリンパス編

2021年05月08日

比較2021’【解説】ミラーレス一眼95機の性能とおすすめ・選び方(5):オリンパス編

【今回レビューする製品】2021年 詳しく解説!ミラーレス一眼カメラ人気機種の性能の違いとおすすめ・選び方:オリンパス編

【比較する製品型番】OLYMPUS PEN Lite E-PL10 EZ E-PL9 EZ OM-D E-M10 Mark IV OM-D E-M5 Mark III OM-D E-M1 Mark III OM-D E-M1X

今回のお題
最新のミラーレス一眼カメラのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2021年5月現在、最新のミラーレスデジタル一眼カメラを比較の5回目記事です。

 201812091210.jpg

1・ミラーレス一眼の比較 (1)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:ソニー・ニコン
2・ミラーレス一眼の比較 (2)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:キヤノン
3・ミラーレス一眼の比較 (3)

 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:富士フイルム
4・ミラーレス一眼の比較 (4)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:パナソニック
5・ミラーレス一眼の比較 (5)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:オリンパス
6・フルサイズミラーレスの比較
 :撮像素子:フルサイズ
 :メーカー:各社の上位機(20万円以上)
7・おすすめのミラーレス一眼【結論】
 =全機種からの おすすめ機種の提案

 前回までは、ソニー・ニコン・キヤノン・富士フイルム・パナソニックのミラーレス一眼を比較しました。

 今回の5回目記事では、パナソニックと同じフォーカス型の撮像素子を採用する、オリンパスの製品を紹介します。

 201612112225.jpg  

 なお、今回は、どの記事からお読みでも分かるように書きました。

 ただ、1回目記事では、「ミラーレスの選び方の基本」についても書きました。

 そのため、検索エンジンからいらした方は、よろしければ、1回目記事こちら)からご覧ください。

 よろしくお願いします。

1・画質の良さ    ★★★★★
2・フォーカスと連写 ★★★★★
3・手ぶれ補正    ★★★★★
4・動画撮影     
★★★★★
5・軽量性      ★★★★★
6・防塵・防滴性   
★★★★★
7・セットレンズ   
★★★★★
8・総合評価     
★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各メーカーのカメラを順番に比較していきます。

 また、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、予算別・目的別に「Atlasのおおすすめ機種」を選定していきます。

 長めの記事ですが、よろしくお願いします。

4・オリンパスのミラーレス一眼

 201808241046.jpg

 続いて、オリンパスのミラーレスを紹介します。

 202105081832.jpg

 なお、オリンパスは、レンズマウントが「マイクロフォーサーズマウント」です。

 そのため、純正以外でも、パナソニック・シグマ・タムロンなど他社の対応レンズの利用が可能です。

ーーー

 なお、以下では、高評価できるポイントは「赤字系」で、イマイチなところは「青字系」で表記していきます。


 201804271737.jpg

 【2019年型番】

 【レンズキット】

 62・OLYMPUS PEN Lite E-PL10 EZ
  ¥66,469 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ダブルズームレンズキット】

 63・OLYMPUS PEN Lite E-PL10 EZ
  ¥78,000 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ボディ】

 64・OLYMPUS PEN Lite E-PL10 EZ
  ¥54,800 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【2018年型番】

 【レンズキット】

 65・OLYMPUS PEN Lite E-PL9 EZ
  ¥68,390 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ダブルズームレンズキット】

 66・OLYMPUS PEN Lite E-PL9 EZ
  ¥62,500 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ボディ】

 67・OLYMPUS PEN Lite E-PL9 EZ
  ¥39,800 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:4/3型Live MOSセンサー
画素数:1605万画素
手ぶれ補正:3軸(ボディ)
ファインダー:別売
AF:121点(コントラスト検出方式)
連写速度:最大約8.6コマ/秒
動画: 4K未対応
液晶モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:117.1×68.3×38.4mm
重さ:380グラム

 PEN Lite E-PL10は、オリンパスの小型ミラーレス、「ペンシリーズ」の最新モデルです。

 202001101033.jpg

 新旧両機種あります。

 今年度は、2種類に限ってアートフィルターの効果を調整できるファインチューン機能が搭載されただけで、相当のマイナーチェンジです。

 明示的に変化がある部分はそこくらいなので、値段で選んで良いです。

 重さは、380gです。

 モニターが稼働するタイプとして考えても、他社より軽量とは言えない製品です。

 201808241052.jpg

 本体色は、ブラック以外に、ホワイトブラウンが準備されます。

 こうした色目を含め、ミラーレスとしては、「女子でも使いやすい」ファッション性に重きを置いたシリーズと言えます。

 201612112225.jpg

 撮像素子は、パナソニックと同じく4/3型Live MOSセンサーです。

 そのため、センサーは、ソニーなどのAPS-Cよりも一回り小さくなります。

 画素数は、1605万画素となります。

 パナソニックの下位機種と同じで、最近の機種としては控えめです。

 ISO感度は、オート時最大でISO25600ですので、十分でしょう。

 HDR機能は、持ちますが、貼り合わせる写真の枚数は非公開です。

 また、オートモードの一部以外利用できない仕様です。

 201804271751.jpg

 オートフォーカスは、121点の測距点を持つFAST AFを搭載です。

 測距点の多さはなかなかですが、ハイブリッドAFを採用するSONYや、空間認識AFに昇華させたパナソニックに較べると、単なるコントラスト式AFを採用する点で、やや見劣りします。

 顔検出機能も、この価格の製品としては、単純な「顔検出機能」(最大8人)です。

 瞳AFもないですし、追随性についても他社のような工夫がないです。

 暗い場所での利用は、AFの低輝度限界がEV-2なので、ミラーレスの平均水準です。

 シャッター速度は、約8.6コマ/秒で撮影が可能です。

 この点は、性能が良いといえます。

 202004161550.jpg

 オート撮影モードは、単純なオートモードとしては搭載です。

 ただ、他社のミラーレス入門機と異なって、10以上のパターンから自動的にシーンを「おまかせオート」は非搭載です。

 モード選択は直感的にできますが、例えば、家族に「カメラのシャッターを押すだけ」の人がいる場合には、不向きでしょう。

 201501171458.jpg

 液晶モニターは、チルト機構があり自分撮影が可能です。

 撮影は、タッチパネルを押すことで、シャッターを押せる仕様です。

 201808241054.jpg

 また、この機種は、「自分撮影用」のアートフィルターや、インターバル撮影機能他機種より充実します。

 カタログなどを見ても、こうした機能にニーズがある「女子カメラ」であることを全面に押しだしています。解像度は、104万ドットと十分です。

 ファインダーは、未付属です。

 ただし、別売でVF4という電子ビューファインダーが装着できます、フラッシュは付属しますが、本体内蔵ではなく、取付式です。

 201808241057.jpg

1・M.ZUIKO 14-42mm F3.5-5.6 EZ
2・M.ZUIKO 40-150mm F4.0-5.6R

 レンズキットは、その構成が、この機種の魅力の1つです。

 201808241101.jpg

  14-42mmは、中望遠レンズで、EZ レンズキットに付属します。

 35mm換算値で28-84mm相当ですので、パナソニックとほぼ同等の3倍ズームのレンズです。広角側はソニーに及びませんが、ズームはそれなりに得意です。

 重さは93gとかなり軽量です。

 先述のように、本体は重めの機種ですが、レンズが軽いため、標準レンズを利用する分には、パナソニックと同じほどで済みます。とはいえ、SONYよりは重めです。

 201808241109.jpg

  40-150mmは、ダブルズームレンズキットに付属するレンズの1つです。(ダブルズームキットは14-42mmも付属)

 35mm換算値で80mm-300mm相当という性能ですから、ソニーの望遠レンズと同等の性能です。

 一方、重さは、190gとズーム力がある製品としては相当軽量です。

 本体+レンズの重さで考えれば、ソニーのα5100シリーズに望遠レンズを付けた場合より50gは軽いです。

 201804271752.jpg

 手ぶれ補正は、本体内蔵型の3軸手ぶれ補正です。

 標準レンズを利用した場合、3.5段分の補整を得られる性能です。本体の値段を考えると、飛び抜けて優秀とは言えませんが、標準以上でしょう。

 201904031136.jpg

 ネットワークは、ペンの場合、Wi-Fiに加えて、Bluetooth4.0を採用します。

 ただ、バッテリー寿命がながいBluetooth LE技術には未対応です。したがって、スマホへ画像の転送は、カメラ側でシェアする画像を選んで、その写真のみを転送する方式を取っています。

 また、GPS内蔵スマホのA-GPS位置情報の取得もフォローしません。

 動画撮影は、こちらも、4K動画(30フレーム)の撮影に対応します。

---

 以上、オリンパスのPEN Lite E-PL10の紹介でした。

 本体価格からすると、フォーカス性能が悪いので、動く被写体には向かず、ファミリー向けではないです。

 201804271800.jpg

 ターゲット層は、広告を見ると「いつもよりキレイに撮れるカメラ」を持ち歩きたい女子という感じです。

 その部分で、純正アクセサリーのデザインの良さも強調できます。

 レンズ込みで考えればそれなりに軽量ですし、手ぶれ補正も付きますし、構成としては悪くないでしょう。

 ただ、高画質写真をスマホ(SNS)に簡単に転送しにくい点は、本機の用途を考えると大きなマイナスではあるでしょう。


 202010240913.jpg

 【2020年発売】 

 【EZダブルズームキット】

 68・OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
   ¥107,559 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

 【ボディ】 

 69・OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
   ¥85,392 Amazon.co.jp (5/8執筆時)

撮像素子:4/3型Live MOSセンサー
画素数:2030万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(246万)
AF:121点(コントラスト式)
連写速度:最大約8.7コマ/秒
動画:4K動画(30p)
液晶モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:121.5×83.6×49.5mm
重さ:383グラム

 E-M10 Mark III も、オリンパスの小型タイプのミラーレスです。

 PEN Lite シリーズと比べると、本格的に撮影をしたい人をターゲットにしている製品です。

 重さは、383グラムです。

 新機種になって少し軽量化されましたが、水準としては重めです。

 撮像素子は、4/3型Live MOSセンサーです。

 画素数は、2030万画素ですので、最大の解像感は上がりました。

 201804271815.jpg

 オートフォーカスは、PEN Liteと同じで、121点の測距点をもつ製品です。

 ちなみに、オリンパスの最上位機のE-M1 Mark IIとも同水準です。

 ただし、方式は、一般的なコントラスト式で、あまり工夫はないです。

 202004131522.jpg

 顔検出機能は、一方、本機から、瞳優先AFに対応となります。

 PENとことなり、他社の平均値はクリアします。

 また、被写体に追随するC-AFも利用できますが、他社に比べると工夫は少なめです。

 動物にも対応しませんし、移動する被写体にも弱めです。

 暗い場所での利用は、AFの低輝度限界がEV-2なので、平均的ですね。

 連写は、約8.7コマ/秒です。

 下位機種より伸びており、他社と比べても実用水準です。

 202004161554.jpg

 オート撮影モードは、下位機種より良いです。

 「おまかせオート」など特定の名称ではないですが、手ぶれ補正と連動しつつ、調整する仕様です。

 ただ、他社のように、20以上の特定のシーンを判別するような仕組みではないので、「おまかせオート」といえるかは、微妙でしょう。


202010240922.jpg

 液晶モニターは、3.0型のタッチパネルです。

 旧機種の上下のアングル変更仕様から、下開きで180度開く構造に変更しています。

 この状態にするだけで、「自分撮影」に最適化されたモードに切り替わり、シャッターなどが使いやすいです。

 201702051513.jpg

 ファインダーは、搭載されます。

 視野率100%の優秀なファインダーです。

 画質も、約236万ドットと他社の上位機並みの性能となります。なお、フラッシュは、この機種からは内蔵式になります。

 201808241057.jpg

1・M.ZUIKO 14-42mm F3.5-5.6 EZ
2・M.ZUIKO 40-150mm F4.0-5.6R
3・M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 III

 レンズキットは、EZダブルズームキットについては、1と2のダブルのセットで、1つ上で紹介したPEN Lite E-PL9と同じ構成です。

 201808241122.jpg 

  75-300mmは、一方、ED 75-300mmセットというAmazon限定版にだけ付属するもので、35mm換算値で、150-600mm相当と、プロ用とも言える高倍率を出せるものです。

  index3_image04.gif

 手ぶれ補正は、こちらもボディ側のみですが、PEN Lite より高性能な手ぶれ補正が採用されます。

 ボディー内5軸手ぶれ補正を採用するため、あらゆる角度のブレに対応できます。

 他社の場合もそうですが、カメラが撮影が下手な人、特にファインダーを覗いて(カメラをしっかり固定して)撮影しない人には、この機能はかなり有効です。

 補整力は、シャッター4.5段分です。10万円以下の製品では、最も優秀な機種のひとつで、他機種に較べて綺麗に撮影できると思います。

 201808241125.jpg

 動画撮影は、あまり宣伝されませんが、この機種も4K動画(30フレーム)に対応です。

 また、先ほど紹介した5軸手ぶれ補正が動画の手ぶれにもに有効な仕様です。

 それを感が得ると、他社の対応機に比べても遜色のない性能です。

  202001101119.jpg

 ネットワーク機能は、Wi-Fi搭載で、外出先でスマホ等に転送できる仕様です。

 また、スマホとの接続については、Bluetooth LE (4.2)を併用します。

 Bluetoothは回線が細いので、画像の自動転送はできないのですが、面倒なWi-Fi回線との接続を自動化できるため、転送の実用度を大幅に高めています。

 なお、全ての写真の自動転送には対応しませんが、アプリでスマホ転送したい画像を選んでおき、Wi-Fi接続時にバックグラウンド転送させるシェア予約は、便利に感じます。

 一方、他社上位機と違って、本機はスマホの位置情報(A-GPS)を取得できない点は難点です。

---

 以上、PenのOM-D E-M10 Mark IVの紹介でした。

 携帯性の良い新型標準レンズ、ボディーに内蔵される高性能の手ぶれ補正機能などが、他社の上位モデルに比したときの優位です。

 201812091942.jpg

 ・14-42mm用 自動開閉式レンズキャップ
  ¥3,636 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

 また、別売ですが、自動開閉式レンズキャップが付くのも、コンパクトデジタルカメラに慣れた人には嬉しい部分です。

 ただ、AFの性能が多少弱いですが、それ以外はこの価格帯の製品として後れをとる部分はなさそうです。


 202001101042.jpg

 【2019年発売】

 【14-150mm EZレンズキット】

 70・OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III
  ¥115,970 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

 【12-45mm F4.0 PROキット】

 71・OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III
  ¥127,500 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

 【ボディ】

 72・OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III
  ¥95,999 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

撮像素子:4/3型Live MOSセンサー
画素数:2037万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:121点(像面位相差式)
連写速度:最大約10.0コマ/秒
動画:4K動画(30p)
液晶モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:152.3×85.2×49.7mm
重さ:414グラム

 OM-D E-M5 MarkIIは、オリンパスのミラーレスの中・上位機です。

 202001101051.jpg

 PEN Lite シリーズと比べると、本格的に撮影をしたい人をターゲットにしている製品です。

 重さは、そのため、414グラムと重めです。

 しかし、こちらは、パナソニックにもあった防塵防滴仕様で、悪天候に最も強いミラーレス一眼です。

 この場合は重さがあるのは必然であり、問題ありません。むしろ軽い方でしょう。

 撮像素子は、4/3型Live MOSセンサーと下位機種と同様です。

 画素数は、2037万画素まで上げてきました。

 現行水準ですが、解像感は期待できます。

 ISO感度は、ただ、オート時には最大ISO6400です。

 マニュアル時には、ISO25600までいけますが、犠牲になっている部分はあります。

 すくなくとも、夜間撮影時に強い機種ではないでしょう。

 HDR機能は、一方、本機は、同社、下位機種に見られた制限が見られなくなっています。

 感度低下の部分のフォローという感じでしょうか。

 202001101054.jpg

 オートフォーカスは、PEN Liteと同じで、121点の測距点をもつ製品です。

 ただし、こちらについては、像面位相差センサーを採用するため、より本格的です。大口径の明るいレンズにも適応可能です。

 顔検出機能は、引き続き、顔/瞳優先AFには対応です。

 202001101105.jpg

 画像処理エンジンは、TruePic VIIIを利用します。

 面白いのは、このスペックを用いた三脚ハイレゾショット撮影機能です。

 0.5ピクセル単位でセンサーを動かし8回連続撮影した画像を重ねて、超高画質の50Mセンサー相当の画質を実現する技術です。

 三脚などで固定して撮影することが前提ですが、専門のカメラでしか撮れない超高解像度の写真を楽しめます。最先端の技術で、オリンパス以外には実現できていない「目玉」といえる機能です。

 そのほか、8枚の写真を合成するHDRである深度合成モードや、光の軌跡を長時間撮影するライブコンポジット、またはアートフィルターなど、撮影補助機能の高さは、同社の「売り」です。

 連写は、最大約10コマ/秒と下位機種よりも多少の向上が見られます。

 202001101107.jpg

 ファインダーは、この機種も約236万ドットと下位機種と同等の性能です。

 一方、光学ファインダーと似た見え方を表現する「OVFシミュレーションモード」は、この機種独自であり、面白いです。

 液晶モニターは、稼働するチルト式式モニターで、「自分撮影」にも使える可動範囲です。

 202001101110.jpg

1・M.ZUIKO ED 14-150mm F4.0-5.6 II
2・M.ZUIKO ED 12-45mm F4.0 PRO

 レンズキットは、2020年に追加があり、2種類になりました。 

 201808241149.jpg

 14-150mmは、10.7倍ズーム機で、35mm換算値で28mmから300mmという高いズーム力があります。重さも285gとズーム力に比して軽めです。

 防塵防滴ですから、本体と整合性もあります。

 12-45mmは、3.75倍ズームですが、全レンジでF4.0で撮影できる高性能なズームレンズです。

 254gと軽量で、防塵防滴性も備えます。

 202001101112.jpg

 手ぶれ補正は、ボディ側ですが、VCM式5軸式であり強力です。

 このシリーズの旧型と比較しても、新しいエンジンの利用で、補正段数が約5.5段と、数値名機をする他のメーカーと較べても高い補正力を訴えています。

 なお、セットレンズで対応する製品もなく、別売でも2機種だけですが、レンズに手ぶれ補正機構があるレンズとのコンビで「5 軸シンクロ手ぶれ補正」を利用する場合、約6.5段の補正も得れます。

 動画撮影は、4K30P動画の撮影に対応です。

 202001101119.jpg

 ネットワーク機能は、Wi-Fi搭載で、外出先でスマホ等に転送できる仕様です。

 また、スマホとの接続については、Bluetooth LEを併用します。

 一方、本機もスマホの位置情報(A-GPS)を取得できない点は注意です。

---

 以上、OM-D E-M5 MarkIIIの紹介でした。

 50Mハイレゾショットなど、撮影補助機能の多さが本機の魅力です。

 その上で、手ぶれ補正機構がかなり強くなっているので、(逆説的ですが)カメラ撮影が上手くない方にも向きます。

 旧機の課題と言えたスマホとの接続性もBluetoothLEの併用で解決し、10万円台の防塵防滴機として、良いスペックの機種に仕上がったと感じました。

 一方、フォーカス性能・連写性能・撮像素子のサイズなどは、他社の同価格帯の製品負ける部分があります。

 そのため、動くような被写体などにはやや弱いでしょうが、気軽に持ち歩いて手軽に撮影する「高級ミラーレス」として需要がありそうです。


 202001101230.jpg

 【2020年発売】

 【12-40mm F2.8 PROキット

 73・OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
  ¥219,420 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

 【ボディ】

 74・OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
  ¥181,500 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

 【2016年発売】

 【12-40mm F2.8 PROキット】(2018年追加)

 75・OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
  ¥146,800 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

 【ボディ】

 76・OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
  ¥93,800 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

撮像素子:4/3型Live MOSセンサー
画素数:2037万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:デュアルファストAF
連写速度:最大約15.0コマ/秒
動画:4K動画(30p)
液晶モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:134.1×90.9×68.9mm
重さ:498グラム

  OM-D E-M1 Mark III は、オリンパスのミラーレスの上位機です。

 新旧両機種ありますが、画像エンジンがTruePic IXと向上したことから、後述する「5000万画素手持ちハイレゾショット」などに新たに対応します。

 エンジンは、AFや連写の部分の新機能にも関係してくるので、本機の場合も、値段差は相当あるものの、選ぶなら新機種です。

 202001101238.jpg

 重さは、498グラムです。

 同社の特長である、防塵防滴のタフネス機の上位機として、ある程度の軽量性も担保される機種としては、「最上位機」となります。

 撮像素子は、4/3型Live MOSセンサーと下位機種と同様です。

 202004131551.jpg

 画素数も、2037万画素と同じです。

 ISO感度は、本機も、オート時には最大ISO6400です。

 画像処理エンジンは、一方、新機種は、新開発のTruePic IXを利用します。

 それに伴い、手持ちハイレゾショット撮影機能が利用できるようになります。

 下位機種は8回の撮影でしたが、本機は16回撮影となり、三脚なしでもハイレゾショットに対応となっています。

 夜間撮影についても、本機能での撮影時は、ISO感度2段分の補正が得られます。

 202004131543.jpg

 フォーカス性能のは、本機も、121点の測距点の位相差AFです。

 ただ、コントラストAFも併用するデュアルファストAF(ハイスピードイメージャAF)です。

 顔検出機能は、基本的に下位機種と同じ仕様です。

 ただし、OM-D E-M1 Mark III は、星空AFに対応したほか、新エンジンの採用で、顔優先/瞳優先AFの精度が上がりました。C-AFによる追従性能も向上しています。

 暗い場所での利用は、低輝度限界が、最大で-3.5 EVですので、ミラーレスの平均値よりは良いです。

 202004131556.jpg

 一方、動物について、動体追従クラスター表示に対応し、ピントが分かりやすくなっています。

 SONY・パナソニックと方向性が異なりますが、動く被写体には強いです。

 とくに、どう動くか分からない、飼い慣らされていない野生動物には、本機は向きます。

 連写も、最大約15コマ/秒と下位機種よりも向上が見られます。

 こちらも新エンジンの採用で、AF追従時は、18コマ/秒と速度が強化されます。

 202001101248.jpg

1・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

 レンズキットは、現状では、以上のレンズを搭載する製品のみの展開です。

 F2.8 ALLの使い勝手のよい明るい3倍ズームレンズで、35mm換算値で24mmから80mmになります。

 重さは、382gですし、本体込みでも1kgに収まります。

 もちろん、防塵防滴です。

 202001101119.jpg

 ネットワーク機能は、新機種になって、Wi-FiとBluetooth LEに対応となりました。

 ただ、Bluetoothは補助的で、自動転送には対応せず、サムネイルの閲覧、選択的転送が主な用途です。

 スマホのA-GPSの取得もWi-Fiが必要で、スマホへの自動的転送にも対応しません。

 202004131602.jpg

  このほか、充電について、USB-PC給電に対応になりました。

 【USB-PC対応モバイルバッテリーの比較記事】で紹介した製品ならば、最短2時間で満充電です。

---

 以上、 OM-D E-M1 Mark IIIの紹介でした。

 手持ちハイレゾショット撮影機能は、本機の明らかな魅力でしょう。

 ネットワークの部分を含めて旧機種よりも進化が見られるため、おすすめしやすい機種になりました。

 昼間の明るいフィールドでタフに撮影をこなすのには、良い選択肢でしょう。

 202001101257.jpg

 【2019年】

 【ボディ】

 77・OLYMPUS OM-D E-M1X
  ¥172,533 Amazon.co.jp  (5/8執筆時)

撮像素子:4/3型Live MOSセンサー
画素数:2037万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:デュアルファストAF
連写速度:最大約15.0コマ/秒
動画:4K動画(30p)
液晶モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:144.4×146.8×75.4mm
重さ:997グラム

 なお、 オリンパスのミラーレス機の最上位機はOM-D E-M1Xです。

 202001101302.jpg

 プロ用との位置づけで、軽量化よりホールディング性能や、機動性、バッテリー量を重視するタイプです。防塵・防滴・耐低温構造もさらに向上しています。

 ただ、撮像素子はこちらもフォーサーズですが、今回重視したスペックの部分では下位機種とそう変わりません。

 かなりニッチな用途の製品ですし、基本的には、選ばなくて良いでしょう。

次回に続く
ミラーレス一眼のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ミラーレス一眼カメラの比較記事の5回目でした。

 201808241403.jpg 

1・ミラーレス一眼の比較 (1)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:ソニー・ニコン
2・ミラーレス一眼の比較 (2)
 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:キヤノン
3・ミラーレス一眼の比較 (3)

 :撮像素子:APS-C
 :メーカー:富士フイルム
4・ミラーレス一眼の比較 (4)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:パナソニック
5・ミラーレス一眼の比較 (5)
 :撮像素子:フォーサーズ
 :メーカー:オリンパス
6・フルサイズミラーレスの比較
 :撮像素子:フルサイズ
 :メーカー:各社の上位機(20万円以上)
7・おすすめのミラーレス一眼【結論】
 =全機種からの おすすめ機種の提案

 続く、6回目記事こちら】では、ミラーレス一眼の「高級機」といえるフルサイズミラーレスを紹介します。

 ただ、最低でも20万円の予算ですので、読み飛ばしていただいても結構です。

1・画質の良さ    ★★★★★
2・フォーカスと連写 ★★★★☆
3・手ぶれ補正    ★★★☆☆
4・動画撮影     ★★★☆☆
5・軽量性      ★★★★★★
6・防塵・防滴性   ★★☆☆☆
7・セットレンズ   ★★★★☆
8・総合評価     ★★★★☆

 その場合、「結論編」となる6回目記事にお進みください。

 今回紹介する全機種から、「予算や目的別に最もおすすめできる機種」について、まとめていきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 結論編は→こちら

posted by Atlas at 19:23 | カメラ

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg

<広告>

          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png