【今回レビューする内容】2023年 新製品のAndroid系タブレットPCの性能とおすすめ・選び方
【比較する製品型番】アイリスオーヤマ LUCA TE081N1-B TE083M3N1-B TM082M4N1-B TM102M4N1-B TE101N1-B M152M4N1 TM152M8N1 KEIYO New Bridge NBTB101 恵安 KEIAN KI-Z101E VASOUN M7 AIWA aiwa tab AB8 JA3-TBA0802 JA2-TBA1002 JA2-TBA1001
今回のお題
最新のAndroid系タブレットPCのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2023年7月現在、最新のAndroid系のタブレットPCの比較の3回目記事です。
1・Androidタブレットの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: NEC・レノボ
2・Androidタブレットの比較 (2)
2-1:NEC・レノボ〈上位機〉
2-2:サムスン
2-3:ファーウェイ
2-4:Google〈Pixel〉
3・Androidタブレットの比較 (3)
3-1:アイリスオーヤマ
3-2:他の企業
4・Androidタブレットの比較 (4)
=最終的なおすすめの提案【結論】
3回目記事では、アイリスオーヤマのAndroidタブレットを紹介します。
その後、AIWAほか、比較的安めのタブレットPCを輸入販売する企業の製品を、まとめてみていきます。
3-1・アイリスオーヤマのタブレットPC
はじめに、アイリスオーヤマのタブレットの比較からです。
近年タブレット販売をはじめた企業ですが、格安な方向性で、結構多くのタブレットを販売しています。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年発売】
38・アイリスオーヤマ LUCA TE081N1-B
¥15,247 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:8インチ
解像度:1280 x 800(189 ppi)
CPU:MediaTek MT8766(4コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:4,080mAh
カメラ:5+5メガ
サイズ:209.3×125.2×8.75mm
重さ:290g
LUCA TE081N1-B は、アイリスオーヤマの販売する8インチの格安タブレットです。
国内メーカーが出す製品としてはかなり安い製品です。
本体のサイズは、209.3×125.2×8.75mmです。
汎用ユニットかと思いますが、8インチ機としては本体に厚みがあり太めな製品です。
ただ、軽さは290gなので、軽いです。写真のような勉強用ほかの用途を想定します。
搭載されるOSは、Google Android 10.0です。
すでに3年落ちに近いので、ここは問題点です。
CPUは、台湾のMediaTekの4コアとなる MT8766(2GHz×4)です。
2012年登場の旧世代の Cortex-A53が4つですので、処理力は期待薄です。
快適に使いたいならば、あとでみる8コアのほうが、だいぶ良いでしょう。
ネットワークは、Wi-Fi 5とBluetooth5を搭載です。
ここは問題ないです。
液晶パネルは、解像度が1280 x 800とフルHD以下です。
値段的に仕方ないです。ただ、IPS液晶の明記はあるため、品質自体は悪くないです。
【Amazon限定】 [64GB〜512GB]
・Transcend マイクロSDカード
¥590〜 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
記憶容量は、32GBです。
MicroSDカードも256GBまでの増設に対応します。
バッテリーは、持続時間が非開示です。
ただ、容量は4,080mAhですので、最大で10時間前後でしょう。
カメラは、フロント・リアともに5MBです。
センサー類は、GPSを含めて説明がないです。
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以上、アイリスオーヤマのLUCA TE081N1-Bの紹介でした。
最低限のCPU、最低限のモニター解像度ですが、値頃感をうまく出していると感じました。かなり用途は限られるでしょうが、子供の知育目的などには良いかと思います。
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ただ、価格的なライバルは、【AmazonのFireタブレットの比較記事】で紹介したAmazon製品であり、そちらの目的にも「強い」ので、比べても良いかとは思います。
【2023年発売】
【32GB】
39・アイリスオーヤマ LUCA TE083M3N1-B
¥18,031 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:8インチ
解像度:1920 x 1200
CPU:Helio P22 MT6762(8コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:5,000mAh
カメラ:5+5メガ
サイズ:208×125×9.9mm
重さ:370g
TE083M3N1-B も、アイリスオーヤマの販売する8インチのタブレットの中位機です。
本体のサイズは、208×125×9.9mmです。
重さもありますが、性能が良い部分で、より「太め」です。
搭載されるOSは、Google Android 12.0です。
新しく、問題ないです。
CPUは、台湾のMediaTekの8コアとなるHelio P22 MT6762(2GHz×4+1.5GHz×4)です。
総クロック数は15GHz前後まであるので、処理的には「そこそこ良い」です。
実際、数年前の(少し良い)入門機だとわりと見たCPUです。
ただ、下位機と同じくベースは2012年登場のCortex-A53なので、それ以後の8コア機に必ずしも及ぶわけではないですが、入門機としては十分でしょう。
ネットワークは、Wi-Fi 5とBluetooth5を搭載です。
問題ないです。
液晶パネルは、1920x1200のWUXGA解像度です。
他社の場合、8インチだと、必ずしも「フルHD水準」を超えていませんので、本機のワンポイントです。
一方、本機は「広視野角パネル」とだけあり、IPS液晶の明言がないです。
この場合、ADSほか、IPSと同じ性能ながら商標の関係でそれを名乗れない「ADS」などの「IPS系パネル」の場合がほとんどです。
VAも広視野角ではありますが、タブレットでの利用はほぼないです。
記憶容量は、32GBです。
MicroSDカードも256GBまでの増設に対応します。
バッテリーは、持続時間が非開示です。
容量は5,000mAhです。CPU性能が良い分、持続時間は短くなる可能性はあります。
省電力CPUの場合はその限りではないですが、スペックは不明です。
カメラは、フロント・リアともに5Mピクセルです。
センサー類は、GPS・加速度・地磁気センサーが付属です。
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以上、アイリスオーヤマのTE083M3N1-Bの紹介でした。
大手は、8インチは「撤退傾向」なので、その部分で上位機としてプレゼンスはあります。
何らかの事情で、このサイズでないと問題がある場合は候補にできますが、やや分厚い本体と、先述のパネルの部分、バッテリーの部分はやはり注意してください。
最低限のCPU、最低限のモニター解像度ですが、値頃感をうまく出していると感じました。かなり用途は限られるでしょうが、子供の知育目的などには良いかと思います。
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【2023年発売】
【64GB】
40・アイリスオーヤマ LUCA TM082M4N1-B
¥23,630 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:8インチ
解像度:1920 x 1200
CPU:MediaTek MT6769(8コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:5,000mAh
カメラ:5+5メガ
サイズ:209×126×8.7mm
重さ:370g
なお、同時に、メモリーが64GBになる8インチ機も出ました。
CPUは、微妙に良いといえるMediaTek Helio G70 MT6769(2.0GHz×2・1.8GHz×6)です。
世代的にも1つ新しい2017年世代(Cortex-A75 / A55)です。
2GHz自体のコアは2コアですが、スコアはこちらがやや上でしょう。
あとは、マイクロ-SDカードの対応幅が512GBまでになる点と、センサーの部分で、GPS・加速度・地磁気センサーに加えて、照度センサー・近接センサー・ジャイロセンサーが加わります。
レノボなどの上位機と同じ仕様で、この部分は「豪華」です。
厚みも、先ほどの機種と比べたら多少抑えられています。ただ、パネルの種類が不明なのは、引き続きと問題点となります。
【2023年発売】
【64GB】
41・アイリスオーヤマ LUCA TM102M4N1-B
¥21,850 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:10.1インチ
解像度:1920 x 1200
CPU:MediaTek MT6769(8コア)
記憶容量:64GB
バッテリー:7,100mAh
カメラ:13+5メガ
サイズ:243.2×166.5×8.7mm
重さ:588g
TTM102M4N1は、アイリスオーヤマの販売する10インチのタブレットの入門機です。
本体のサイズは、243.2×166.5×8.7mmです。
重さも、588gとこのサイズとしては、「重量級」です。
搭載されるOSは、Google Android 12.0です。
問題ないです。
CPUは、本機も台湾のMediaTekのHelio G70 MT6769(2.0GHz×2・1.8GHz×6)です。
2017年世代(Cortex-A75 / A55)の8コアですので、アイリスオーヤマ機では上位機と言えます。
実際、(入門機ではなく)中位機と言っても問題ない性能です。
ネットワークは、Wi-Fi 5とBluetooth5を搭載です。
液晶パネルは、本機も、解像度が1920x1200のWUXGA解像度です。
同社の8インチ機で書いたように、パネルの種類が不明です。
こちらは、広視野角という表現もないです。ただ、さすがにTNではないでしょう。
記憶容量は、32GBです。
MicroSDカードも512GBまでの増設に対応します。
バッテリーは、持続時間が非開示です。
ただ、容量は7,100mAhです。
画面解像度もCPUは良いですが、この程度あれば十分でしょう。
カメラは、フロント13M・リアと5Mです。
センサー類は、GPS・加速度・ジャイロ・地磁気・近接・照度と、しっかり付属です。
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以上、アイリスオーヤマのTM102M4N1-Bの紹介でした。
10インチ機は、レノボなど他社も多く展開があり、安いので比較は必要でしょう。
比較すれば、CPUやセンサー類・カメラなど重要な部分の構成は「割と良い」一方で、モニターの種類が不明な点ほか、厚みがあって重い点は、とくに注意するべきです。
用途的に置いて使うような場合を除けば、やや分が悪いでしょうか。
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【2023年発売】
【32GB】
42・アイリスオーヤマ LUCA TE101N1-B
¥15,455 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:10インチ
解像度:1280 x 800(149 ppi)
CPU:MediaTek MT8167(4コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:4,080mAh
カメラ:2+2メガ
サイズ:243.2×162.2×9.5mm
重さ:450g
なお、TE101N1-Bは、アイリスオーヤマの10インチの廉価版と言えます。
解像度は、1280 x 800です。
こちらはIPSパネル採用の明言はありますが、画面サイズからすると、解像度の部分でフルHD水準にいたらず、「物足りない」部分があります。
CPUも、4コアのMT8167ですので、同じく弱いと言えます。
そのほか、カメラが前後とも2Mクラスで「おまけ」な部分、マイクロSDカードの対応幅が128GBまでな部分などが目に付く違いです。
繰り返しになりますが、安めのタブレットの場合価格的なライバルは【AmazonのFireタブレットの比較記事】です。そちらと比較する必要はあるでしょう。
【2022年発売】
【64GB】
43・アイリスオーヤマ LUCA TM152M4N1-B
¥58,274 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
【128GB】
44・アイリスオーヤマ LUCA TM152M8N1-B
¥(109,780) Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:15.6インチ
解像度:1920×1080
CPU:MediaTek MT6779(8コア)
記憶容量:64GB/128GB
バッテリー:7,100mAh
カメラ:8+8メガ
サイズ:364×224×11mm
重さ:1250g
M152M4N1-B も、アイリスオーヤマの販売するタブレットです。
ストレージ量の違いで2機種の展開があります。
本機は、15.6インチのフルHDです。
ようするに、キーボードない大画面のノートPCのように考えてください。
重さは、1.25kgなので、確かにノートPCよりは軽めです。
スタンド付きなので、置いて使えるタッチパネルモニターと言えます。
搭載されるOSは、Google Android 12.0です。
問題ないです。
CPUは、台湾のMediaTek MT6779です。
8コア(2.2GHz×2+2.0GHz×6)と言う構成です。
カスタムCPUでしょうが、性能は期待できると思います。
ネットワークは、Wi-Fi 5とBluetooth5を搭載です。
液晶パネルは、ただ、フルHD解像度という部分以上の情報がないです。
ノート用のこのサイズのパネルは普通にTN液晶はあるので、実際、もう少し情報が欲しいところです。
【Amazon限定】 [64GB〜512GB]
・Transcend マイクロSDカード
¥999〜 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
記憶容量は、32GBです。
MicroSDカードも512GBまでの増設に対応します。
バッテリーは、持続時間が非開示です。
容量は8,000mAhです。
構成としては、省電力CPUなので、おそらく過度に短いということはないと思います。
カメラは、フロント・リアとも8Mです。
センサー類は、情報がないです。
この部分でも、先述のように、タブレットというより「キーボードのないPC」に仕様が近いように思います。
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以上、アイリスオーヤマのM152M4N1-B の紹介でした。
Android OSを搭載した大画面のタッチパネル、という表現が適当でしょう。液晶パネルの種類が不明ですし、本格的な映像視聴用ではないと思います。
むしろ、リビングやキッチンに置いて、音声アシスタントを利用しつつの情報端末として、あるいは、テレビ会議用のサブモニターなどの用途が思いつきます。
情報端末としてのライバルは【AIスピーカーの比較】で書いたような、Google純正を含めた各社のデバイスでしょう。ただ、Android OSが載っていたほうが、実際、色々応用が利きますし、そこが本機の存在価値だと思います。
ニッチな製品ですが、想像力を働かせると色々便利に使えそうです。
3-2・その他の格安タブレットPC
最後に、ここまで見た以外の各社の製品をまとめて「ざっくり」みておきます。
【2023年発売】
45・ AIWA aiwa tab AB8 JA3-TBA0802
¥18,909 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:8インチ
解像度:1280 x 800(189 ppi)
CPU:Mediatek MT8183 (8コア)
記憶容量:64GB
バッテリー:4,400mAh 6時間
カメラ:5+8メガ
サイズ:208.2×124×9mm
重さ:330g
aiwa tab AB8 JA3-TBA0802 は、日本の AIWAが販売するタブレットです。
老舗の家電ブランドですが、家電事業は現在JENESISという日本企業が商標をもち、本機を生産しています。
アジアなど世界で知名度があるブランド名なので、ブランド名が今後復活していくかもしれません。
本体のサイズは、208.2×124×9mmです。
アイリスオーヤマ(下位機)とサイズ感が似ています。
厚みの数字が多少違いますが、カメラの突起部を勘定に入れない数字なので、ユニットは同じかもしれません。
いずれにしても、厚みがあるのがやはり気になります。
搭載されるOSは、Google Android 12.0です。
問題ないです。
CPUは、台湾のMediaTekの8コアとなるMT8183(2GHz×4+2GHz×4)です。
2種類のコアとも2GHz駆動です。プロセッサは2016年登場のCortex-A73/-A53のコンビです。
最新ではないですが、古くもないです。実際、各社に高スペック機のない8インチ機のなかでは、優秀なほうです。
ネットワークは、Wi-Fi 5とBluetooth5を搭載です。
こちらも最新ではないですが、問題ないです。
液晶パネルは、ただし、フルHDに満たない1280 x 800です。
IPSパネルの表示はありますが、この部分は「コストカット」でしょう。
記憶容量は、64GBです。
ここは、格安機としては多めです。
MicroSDカードも対応ですが、対応する最大容量の表記はないです。
バッテリーは、持続時間が6時間です。
量的にも4,400mAhと少ないです。
先述のように、そこそこの性能のCPUを使うこともあり、短めです。
カメラは、フロント5M・リア8Mです。
入門機としては十分以上です。リアはAFに対応できます。
センサー類は、GPS・加速センサーが付属です。
電子コンパスは未装備です。
GPSは、タブレットだと珍しく、日本のみちびきも補足します。BeiDou以外の4衛星というのはすこし豪華です。
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以上、aiwa tab AB8 JA3-TBA0802の紹介でした。
GPSやユニット形状的に自動車の「ナビ」に向けた製品、あるいは、そちらと部品調達を共用できるようなもくろみで展開された製品かなと思いました。
GPSについては、このブログの【ポータブルナビの比較】でいろいろ見ていますが、格安品だと必ずしもみちびきを補足できません。
GPSの部分で(ニッチな)ニーズがあるかもしれせん。一方、バッテリーの保ちがあまり良くないので、モバイルにはあまり向かないでしょう。
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【2023年発売】
46・ AIWA JA2-TBA1002
¥21,218 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:10.1インチ
解像度:1280 x 800(189 ppi)
CPU:Mediatek MT8168 (4コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:5,300mAh 5時間
カメラ:2+5メガ
サイズ:243.3×161.8×9,7mm
重さ:490g
なお、同社からは、やや大きめの10.1型画面製品も出ています。
CPUは、ただ、4コアのMT8168(2GHz×4)です。
2012年登場と古めのArm系プロセッサ(Cortex-A53)で、あまり性能が良くないです。
バッテリーの保ちも良くないです。先ほどの機種以上に、GPSの捕捉力以外に見どころにかける機種です。大画面ですがスピーカーもモノラルです。
液晶パネルもIPSの明記がないです。
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【2023年発売】
47・ AIWA JA2-TBA1001
¥40,200 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:10.36インチ
解像度:2000x1200
CPU:Mediatek MT8183 (8コア)
記憶容量:64GB
バッテリー:6,800mAh 6.5時間
カメラ:8+13メガ
サイズ:248.8×158.5×7.9mm
重さ:490g
加えて、もう1機、 JA2-TBA1001という製品が展開されます。
パネルは、2000x1200ですので、しっかり「フルHD」水準の解像度があります。
IPSパネルの明記もあります。
CPUも、同社の8インチ機と同じ8コアのMT8183(2GHz×4+2GHz×4)です。
問題ないです。
その上で、カメラユニットもそれなりの解像度があります。
一方、値段的に「中級機」といえる製品ですが、バッテリーの量と保ちがやはりあまり良くないです。
GPSも、(他社より性能は良いと言えるものの)みちびきと米国のGPS衛星の2衛星のみ補足です。
ただ、本機は、IP65の防水防塵性を保証します。
レノボが防水モデルをやめたので、一般向けのタブレットPCで防水・防塵等級が付くのは珍しいと言えます。
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結論的にいえば、本機は、格安の「現場用」のような使い方だと候補になる機種に思えます。ただし、IP65だと水没は不可なので、お風呂では無理なので、その点だけ気をつけてください。
【2022年発売】(在庫限り)
48・TCL TABMAX 10.4 9296Q
¥32,499 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:10.36インチ
解像度:2000x1200
CPU:Snapdragon 665(8コア)
記憶容量:256GB
バッテリー:8,000mAh
カメラ:13+8メガ
サイズ:248×158×7.65mm
重さ:470g
TCL TABMAX 10.4 9296Qは、TCLの販売するAndroidタブレットです。
中国の大手の家電メーカーですが、日本のデンキヤでも同社のテレビを多く見かけます。
本体のサイズは、248×158×7.65mmです。
ベゼル幅も8.3mmと薄く、デザインは良いです。
搭載されるOSは、Google Android 11.0です。
問題ないでしょう。
CPUは、8コアのSnapdragon 665(2GHz×4, 1.8GHz×4)です。
Arm系のカスタムプロセッサで、Kryo 260 Gold(Cortex-A73)とKryo 260 Silver(Cortex-A53)の組み合わせです。
2017年世代の上位モデルなので、この価格帯の中級機として十分なレベルです。
ネットワークは、Wi-FiとBluetoothを搭載です。
Wi-Fiは11ac(Wi-Fi5)で、Bluetooth5.0なので、通信周りは問題ない品質です。
液晶パネルは、2000x1200ppiです。
他社にも多くみられる「WUXGA(1920 x 1200)」相当のパネルです。
パネルの種類は非開示です。おそらく、ADSを含めたIPS系パネルのどれかです。
【Amazon限定】 [64GB〜512GB]
・Transcend マイクロSDカード
¥999〜 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
記憶容量は、256GBです。
かなり多めですが、さらに、最大256GBまでのMicroSDカードにも対応します。
バッテリーは、持続時間が非開示です。
ただ、容量は8000mAhですので、持続時間自体は問題ないでしょう。
カメラは、リアが13MBで、フロントが8MBです。
割と充実します。動画はフルHDまでです。
センサー類は、加速度・地磁気・近接・環境光センサーおよび、GPS(グロナス・ガリレオも対応)です。値段相応にしっかりしています。
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以上、TCL TAB 10 WIFI 8194-2ALCJP1の紹介でした。
CPUやメモリーなどの部分は、かなり充実します。一方、値段が安い理由があるとすると、パネルのスペックがやや不特定な部分と言えます。
縦横比も特殊ですから、そこも注意点です。
【2021年発売】
49・ KEIYO New Bridge NBTB101
¥21,398 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:10.1インチ
解像度:1920 x 1200 (224ppi)
CPU:※Cortex A55(8コア)
記憶容量:64GB
バッテリー:6000mAh 12時間
カメラ:2+5メガ
サイズ:243.2×162.2×8.2mm
重さ:508g
NBTB101は、日本の KEIYOが「ニュー ブリッジ タブレット」として販売するモデルです。
慶洋エンジニアリングは自動車の車載用品でたまに見かける会社です。
その延長線上に展開したものかと思います。
本体のサイズは、243.2×162.2×8.2mmです。
重さは、508gです。
BANKYOもですが、ユニットの薄型化という部分では、本機も限界があります。
CPUは、中国のUnisocが開発したSC9863A(1.6GHz×4+1.2GHz×4)というSOCを利用しています。
2017登場の下位機だった Cortex-A55をベースにしています。クロック数をみても、8コアとしては、すこし弱めでしょう。
搭載されるOSは、Android 11.0です。
2020年発売の新しいOSを採用しています。
液晶パネルは、1900×1200ですから、フルハイビジョン相当です。
むろんIPS液晶です。
ネットワークは、やや注意で、Wi-Fiが、Wi-Fi6はもちろんWi-Fi5(11ac)非対応です。
10年前の水準であり、動画視聴時の安定性を含めて、この部分は値段が出ています。
Bluetoothも4.2対応で、通信安定性は高いです。
【Amazon限定】 [64GB〜512GB]
・Transcend マイクロSDカード
¥999〜 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
記憶容量は、64GBです。
マイクロSDカードにも対応できます。最大256GBです。
カメラの性能は、フロント2メガ・リアが5メガです。
この部分も弱いです。
バッテリーは、6000mAhです。12時間駆動としています。
センサー類は、GPSと加速度センサーは搭載です。
スピーカーは、出力は不明ですが、底面にステレオスピーカーが付きます。
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以上、KEIYOのNBTB101の紹介でした。
CPUとIPSのフルHD液晶の採用の部分など見どころもあります。しかし、Wi-Fi・スピーカー・カメラなどの周辺部分が決定的に弱いです。
本体の重さと厚みもありますし、ややおすすめしにくいです。
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【2021年】
50・恵安 KEIAN KI-Z101E
¥17,980 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
サイズ:10.1インチ
解像度:1280×800 (149ppi)
CPU:※Cortex A55(8コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:6000mAh 12時間
カメラ:0.3+2メガ
サイズ:243.2×162.2×8.6mm
重さ:545g
なお、日本のPC周辺機器メーカーのKEIANも、やはり、中国のUnisocが開発したSC9863Aを採用した製品を販売します。
ただ、こちらは、画面が1280×800で、フルHDに対応できないほか、カメラがフロント30万画素・リア200万画素と、相当、削っています。
一方、Wi-Fi5 Bluetoothは対応するのですが、自社生産するレノボなどの大手に比べて、価格競争力があるわけでもないため、値段で選ぶのも、やや厳しいです。
次回に続く
おすすめのAndroid系タブレットは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、Android系タブレットPCの比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
4・Androidタブレットの比較 (4)
=最終的なおすすめの提案【結論】
軽量性 ★★★★★
画質 ★★★★★
処理速度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回の4回目記事(こちら)では、ここまで紹介してきた「全機種」の中から、最もオススメな「タブレット」を提案していきます。
最終回記事は→こちら
引き続き、よろしくお願いします。