Top 調理家電 比較2025' 目的別!ジューサー/ミキサー73機の性能とおすすめ・選び方 (3)

2025年05月11日

比較2025' 目的別!ジューサー/ミキサー73機の性能とおすすめ・選び方 (3)

1回目からの続きです→こちら

3-1・パワーブレンダーの比較(1Lクラス) 

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 3回目記事のトップバッターは、パワーブレンダータイプのうち、定格容量が1Lを超えるファミリー向けの紹介です。

 少し大きめですが、600MLクラスに比べると多めの処理ができる製品です。

 完全に料理用(プロ用)といえる、1.5Lクラスは別として、一般家庭で多用途に使える「大きめ」が欲しいと言うニーズの場合は、最も合うサイズでしょう。

1・ジューサー・ミキサーの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:スロージューサー
 1-3:パワージューサー
2・ジューサー・ミキサーの比較 (2)
 2-1:コードレスミキサー〈0.3L -〉
 2-2:ボトルミキサー〈0.4L -〉
 2-3:パワーミキサー〈0.6L -〉
3・ジューサー・ミキサーの比較 (3)
 3-1:パワーミキサー〈1L -〉
 3-2:料理用パワーミキサー 〈1.2L-〉
4・
ジューサー・ミキサーの比較 (4)
 4-1:料理用パワーミキサー 〈続き〉
 4-2:他のミキサー
 4-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も1回目記事の冒頭(こちら)の「選び方の基本」で書いた基準に沿って解説していきます。

 なお、以下では、Atlasが高評価するポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2022年発売】

 41・テスコム Pure Natura TMX20A
   ¥4,727 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:10000回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅15.0×奥行18.0×高さ34.0cm  

 Pure Natura TMX20Aは、テスコムの製品です。

 信州松本に工場を持つ日本企業です。美容家電にも強いですが、「刻む系」の調理器具もわりと出しています。

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 本体の大きさは、幅15.0×奥行18.0×高さ34.0cmです。

 それなりにサイズ感はあるのですが、写真のように逆さにボトルが入るので、収納時に、高さは稼げます

 ドラムの容量は、1000mlです。

 1Lクラスとなると、ドラムの素材により注目するべきですが、本機はガラスです。

 プラスチックや樹脂性と違い、ニオイ残り、色移りが少ない点での採用です。

 ただ、ミキサーボトルとボトル台で1.5kg(本体2.4kg)ですので、サーバー自体はやや重さはあると考えてください。

 また、耐熱ガラスではないので、40度以上の素材は扱えません。

 この点で、本機については、「スムージー作り専用」といえる昔ながらの製品です。

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 ブレードは、本機はチタンコートの刃です。

 格安機ですが、絶対に重視すべき部分はしっかりしています。

 回転数は、一方、10000回転です。

 かなり遅いですが、値段を考えると仕方ないでしょう。スムージーを作る場合でも、繊維の切削は少し悪いでしょう。

 定格時間は、4分です。利用後2分の休止が必要です。繰り返し、15分まで利用できます。

 レシピ集は、ありません。

 お手入れは、ミキサーは構造が単純なので問題ないでしょう。

 ただし、食洗機は非対応です。

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 なお、細かい部分ですが、写真のような抜き差ししやすいプラグが採用です。ふだんしまっておくことの多いものなので、良い工夫です。

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 以上、テスコムのPure Natura TM856の紹介でした。

 値段がとにかく安い点と、一定の愛用者がいそうなガラス製である点が売りでしょう。格安機のロングセラーですが、堅牢な刃と安全性などに配慮が高いゆえでしょう。

 耐熱性のないガラス製のカップで重めという点が、古典的といえばそうですが、値段相応の実用性はあるといえます。

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 なお、テスコムからは次のようなミキサーの販売もあります。

 順番にみていきます。

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 【2024年発売】

 【ガラスミキサー】

 (ミルなし)TMX45A

 42・テスコム TMX45A-K
   ¥5,724 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 42・テスコム TM8200(旧機)
   ¥6,028 楽天市場 (5/11執筆時)

 (ミルあり)TMX55A

 42・テスコム TMX55A-K
   ¥7,980 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 42・テスコム TM8300(旧機)
   ¥9,367 楽天市場 (5/11執筆時)

 【トライタン樹脂ミキサー】

 (ミルなし)MX40A

 42・テスコム TMX40A-K
   ¥6,980 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 (ミルあり)TMX50A

 42・テスコム TMX50A-K
   ¥7,110 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:12000回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅16.7×奥行16.8×高さ37.5cm

 第1に、 TMX45Aなどです。

 テスコムの上位機になります。

 後述するように、サーバー素材の違(ガラス・トライタン)いで2系統ありますが、性能は同じです。

 ガラスのみ旧機が残りますが、ブレードが旧形状でチタン刃ではないです。

 そちらは、あまりおすすめしません。

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 定格容量は、本機も1Lです。

 同じく1Lクラスで、サイズはほぼ同じです。

 逆さま収納できる構造などは先ほどの機種と同じです。

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 形状は、センターキャップ式です。

 途中で具材を入れやすい部分で便利です。

 回転数は、12,000回転と多少伸びています。

 同社によると(下位機に比べ)スムージー作りに最適な切削効率とのことです。

 ただ、間欠運転はできますが、回転数の調整自体は不可です。

 容器の材質は、一方、ガラスほか、トライタン樹脂が見られます。

 値段差はほぼないので、上下関係はないようです。

 ガラスは、ニオイや色移りに強い一方、割れるのと重い(1.4kg)のが欠点です。

 こちらも耐熱ガラスではないです。

 トライタンは、軽く(415g)割れない特性があります。

 本機は、トライタンの食洗機利用を認めている(80度以内)ので、個人的にはこちらが便利には思います。

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 カッターは、従来はあまり工夫はなかったのですが、こちらは6枚刃のチタンカッターです。

 構造が複雑になるので手入れが面倒にはなりますが、一般的に進化とみてOKです。氷など硬いものを切っても、切れ味の鈍りは防げるでしょう。

 ミルは、一部モデルに付属です。

 乾物類ほか、バナナミルクやマヨネーズ作りに使う提案があります。

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 結論的にいえば、価格は上がりますが、性能、使い勝手面では上位です。

 トライタン製・ガラス製ともに、ここから見ていく、日本企業の同級製品より安めなので、その部分で選択肢になりそうです。

 一方、回転数は調整できないので、ジュース以外の利用(食材の粗混ぜなど)には使いにくい部分があるので、その点だけ注意してください。


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 【2015年発売】

 43・パナソニック MX-X301-R
 43・パナソニック MX-X301-G
   ¥7,927 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:11300回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅20.3×奥行21.4×高さ37.5cm

 ファイバーミキサー MX-X301は、パナソニックが発売する高速ミキサーです。

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 本体の大きさは、幅20.3×奥行21.4×高さ37.5cm です。

 しっかりとしたサイズと存在感はあります。

 ドラムの容量は、1000mlです。

 ここまで見たものより大きめです。一度にある程度の量を作りたい方に向いています。

 なお、パナソニック機の場合、ミキサーコップ(ジャー)はガラス製です。

 耐熱性はないものです。 

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 ブレードは、ブラックハードチタンコートの硬質のカッターを装備します。

 氷だけ砕くこもが可能で、かき氷を作ることもできます。もちろん、フルーツジュースなどもできます。た必ず氷などの水気を入れる必要があります。

 回転数は、10300回転と7900回転となります。

 高速と低速の2段階で調整可能です。

 果物などの食感を残したい場合、低速を使います。

 栄養素の点では、他社と同じミキサータイプなので、同様の傾向でしょう。

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 面白いのは、上部に後から食材を投入できるアレンジホールを搭載する点です。

 この機種はスムージーも作れますが、例えば、リンゴだけは食感を残したい場合など、食材を後から投入できます。同様に、後から加水もできるので、調整しやすいです。

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 なお、このジューサーは、食材の粘度の高いポタージュやカボチャスープや、食材の水分量が少ないパスタソースなども作れます。

 一方で、とろろ汁・マッシュポテト・介護流動食などは非対応です。このようなものの調理は【フードプロセッサーの比較記事】で紹介したような別ジャンルの家電が必要です。これは、後ほど紹介する、大きなパワーブレンダーでも同様です。

 お手入れは、本機も手軽です。

 食洗機に対応します。同社は食洗機もだすので、そのために、やや大きな機種もガラス製にしているのかも知れません。

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 以上、パナソニックのMX-X301の紹介でした。

 大きさのメリット性のほか、仕組みとしてはアレンジホールが面白いです。

 一方、栄養素の面では、低速ジューサーで分離した繊維を料理して食べない前提ならば、こうしたミキサータイプの方が繊維質は取れるとも言えます。

 このあたりは一長一短ですが、そのメリット性を評価し、「ファイバーミキサー 」という商品名にしているのだと思います。

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 【中位機種】

 44・パナソニック ファイバーミキサー MX-X501-N
  ¥10,818 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【上位機種】

 45・パナソニック ファイバーミキサー MX-X701-T
  ¥12,345 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:11700回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅20.3×奥行21.4×高さ37.2cm   

 なお、パナソニックからは、「ファイバーミキサーMX-X301の上位にあたるモデルが2機種発売されています。

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 MX-X501-Nは、コーヒー豆用のミルが付属し、 MX-X701-Tは、ミルのほか、小型の1人用の小型タンクが付属します。

 違いは付属品の部分だけなので、これらの要不要で選ぶと良いでしょう。

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 【業務用ミキサー】

 46・パナソニック MX-153G-W
  ¥41,998 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 46・パナソニック MX-153P-W
  ¥39,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:9700回転
連続運転時間 4分(2分停止)
定格容量:1800ml
サイズ:幅18.8×奥行26.2×高さ51.2cm   

 また、ファイバーミキサーを、1.8L大容量の「業務用」に仕立てた製品も2020年に登場しました。

 ジュースバーなど業務向きでしょう。なお、MX-153Gは、ガラスボトル、MX-153Pはプラスチック製ボトルです。


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 【2022年発売】

 【通常色:白色】

 47・TIGER ミキサー SKT-G100-WS
  ¥11,330 楽天市場 (5/11執筆時)

 【限定色:緑色】

 47・TIGER ミキサー SKT-N101-GM
  ¥13,780 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:9000回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅21.0×奥行19.0×高さ38.2cm

 SKT-G100は、タイガーの上位機です。

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 本体の大きさは、幅21.0×奥行19.0×高さ38.2cm です。

 パナソニック機とだいたい同じです。

 ドラムの容量は、1000mlとかなり大きいです。

 ティファールにもう少し大きいものがあるものの、一般的な家庭用としては最大クラスです。

 ドラム(ジャー)は、(割れないワイングラスなどにも使われる)トライタン樹脂です。そのため、1Lモデルとは言え軽いです。

 定格時間は、4分です。

 ただ、モーターを冷やすのに要する時間は2分と短いため、実際のところ連続使用はできます。

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 静音性は、配慮があり、66dBです。

 他の家電ジャンルに比べると大型ミキサーは静かではないです。

 ただ、70デシベルを下回る水準の製品は珍しいので、この手の製品に限定して言えば、配慮がある製品です。

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 ブレードは、この機種は強力で、ブラックチタンコート6枚刃です。

 回転数は、パワフルモード時に9000回転です。

 さほど高速とも言えませんが、おそらく刃の強力さも含め、果実を皮や種ごと粉砕する力を持ちます。

 アボカドやキウイなど、皮・種自体に栄養素が多い食品には特に向くでしょう。

 そのほか、スムージー作り用に回転数を落とした通常運転・間欠運転が選択できます。

 お手入れは、本機も手軽です。

 トライタン樹脂は耐熱性があるので、食洗対応です。

 旧機種は明示がなかったのですが、新機種で表示されました。

 その他の部品は、手洗いです。

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 以上、タイガーのSKT-G100の紹介でした。

 静音性とパワフルさという両立しにくい部分を両立した点に大きな特色があります。

 一方、静音性を重視する機種であることもあり、回転は高速ミキサーとしては、引き続き遅めである点、海外製の上位機とは異なります。

 ただ、日本の「朝のニーズ」にはかなりマッチしている製品で、集合住宅などで朝早く利用する場合は、向くでしょう。


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 【2022年発売】

 48・TIGER ミキサー SKS-R100-WS
 48・TIGER ミキサー SKS-R100-KD
  ¥11,350 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:9500回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅18.4×奥行16.6×高さ34.5cm

 SKS-R100も、タイガーの1Lサイズの製品です。

 ただ、先ほどみた製品とは方向性が異なります。

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 本体の大きさは、幅18.4×奥行16.6×高さ34.5cm です。

 先ほどみた製品より多少ですがスリムです。

 ドラムの容量は、1Lです。

 定格時間は4分です。

 ただ、2分モーターを冷ますだけで、5回までは連続運転ができます。

 静音性は、一方、本機は、「静か」という記載はないです。

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 回転数は、最大9500回転です。

 ブレードは、この機種は強力で、チタンコート6枚刃です。

 上で見た「パワフルな機種」とおなじ素材です。

 ただ、本機は、パワフルモードがなく「アボガドの種も砕けるパワーはないです。

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 その代わりに、200mLのミルとお茶用ミルが付属します。

 お茶ほか、乾物類や、ナッツ類などの粉末化に利用できます(定格時間1分)。

 この部分が、先ほどみた機種との違いです。

 お手入れは、本機も手軽です。

 カップはトライタン樹脂製で、食洗対応です。

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 そのほか、ボタンを押した際だけ、回転するフラッシュボタンが付属です。

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 以上、タイガーのSKS-R100の紹介でした。

 種を砕くほどのパワーは不要で、むしろ「ミルが便利」と感じる方は、こちらでしょう。

 ただ、他社にもうすこし安く「ミル付き」はありますので、小さい「お茶専用ミル」が欲しい方が、主に選ぶべき機種、と言えるかもしれません。


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 【2024年発売】

 49・TIGER EDGE SLB-A100(KO)
  ¥42,619 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:10000回転/分
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅17.1×奥行33.2×高さ35.2cm

 EDGE SLB-A100は、タイガーが2024年に投入した高級パワーミキサーです。

 後ほどみる、バイタミックスは大型機ですし、1L前後の家庭用だと、ここまでの「高級機」は従来なかったといえます。

 ほぼ新技術の開発をやめている他社と違い、タイガーは、ミキサー分野に近年力を入れていて、その集大成と言える製品がこちらと言えます。

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 本体の大きさは、幅17.1×奥行33.2×高さ35.2cm です。

 しっかりスリムで、家庭用サイズのミキサーとしてはですが、置き場所に困らないと言えます。

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 ドラムの容量は、1Lです。

 一方、目をひくのは、ドラムの形状です。

 こちらは、モーターが45度の斜めに取り付けられている関係で、相当ユニークなドラム形状です。

 割れずに軽く、加工もしやすいトライタン樹脂の特性を活かしたカップです。

 ユニークな形式ですが、底は平らなので、平置きできます。

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 斜め型にしたのは、食材の切削能力を高めるためです。

 1L前後の家庭用サイズのミキサーの場合、リンゴなどは基本的にある程度の細かく切って入れないと、混ざらない(砕けない)ことが多いので、普通カットして入れます。

 本機の場合、芯を栗にいていれば、中型リンゴならば、普通に砕いてくれます。

 ようするに、食材を切るという準備期間が減るという「時短」要素と、余すところなく食材の栄養を取れるという「健康」要素に注目した新機軸と言えます。

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 加えて、切削されずに残るカスが減るので、仕上がりも、パワーミキサーの範疇ではなめらかという「」の要素にも注目しています。

 他の家電の分野だと【ドラム式洗濯機の比較記事】でみたパナソニックの「ななめドラム」がありますが、(意味は違うものの)本機をみてそれを思い浮かべました。

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 確かに、水平ドラムと比べて、縦向きの水流が生まれるので、切れていない重めの食材は、刃に向かいやすいといえそうです。

 林檎以外でも野菜ジュースを作る場合、重めの根菜の切削不足は割とあるので、全体として良い工夫に思えます。

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 いずれにしても、この部分の仕組みは、本機の値段の理由です。

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 回転数は、日本のサイトでは非開示です。

 米国(120V)では、10000回転/分ですので、それ程のスペックかと思います。

 ただ、速度は10段階で調整ができ、食感調整ができるように工夫があります。

 ブレードは、4枚刃です。

 大きいですが、特殊加工などの表明はないです。

 ただ、冷凍した食材もそのまま切れる堅牢性があります。

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 お手入れは、もうひとつの見どころです。

 トライタン樹脂のボトルを含めて、多くの部品が食洗機対応です。

 さすがに、カッターとカッター台とミキサーパッキン・ふたパッキンは無理ですが、あとは問題ないです。。

 定格時間は、4分です。

 2分モーターを冷ますだけで、5回までは連続運転ができます。

 静音性は、それを「売り」にした機種ではないです。

 本機の場合、掘削性を高めるため、結構強力なモーターを使っているようなので(昔のバイタミックスほどでないにせよ)音はします。

 安全装備は、モーター加熱ふた検知・ふたロックなどが強調されます。

 特殊な配置もあり、形状的に気をつけて欲しいところですが、しっかり配慮があります。

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 以上、タイガーのEDGE SLB-A100の紹介でした。

 先述のように、時短・栄養素・味(なめらかさ)の3点の向上を目指し、真面目に開発したフラッグシップだと思います。新機軸が多いですが、仕様上、気になる問題点はほぼないです。

 あえて言えば、強力なモーターと、特殊な水流でかくはんさせるため、静音性は課題としてあげられるでしょう。宣伝をみると、(そちらを日本ほど気にしない)海外向け展開も狙っている向きがあり、そちらだと、日本よりもっと人気になる気がしました。


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 【2021年発売】

 【ミル付き】

 50・ 象印 BM-SS10
  ¥7,609 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【ミルなし】

 51・ 象印 BM-SA10
  ¥5,544 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:8800回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅15.0×奥行15.0×高さ36.5cm

 BM-SS10 は、象印の上位機です。

 白物家電における、タイガーのライバルと言える日本企業です。

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 黒色モデルはミル付き、白色モデルはミルなしとなります。

 なお、ミル(200g)でコーヒー豆をすることが提案されています。

 しかし普通のプロペラカッターですので、この用途ならば【コーヒーミルの比較記事】で書いたような専用製品のが良いでしょう。

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 本体の大きさは、幅15.0×奥行15.0×高さ36.5cmです。

 定格容量1Lの製品とすれば、ややスリムです。

 ドラムの容量は、1000mlです。

 タイガーは、トライタン樹脂でしたが、ライバルの象印はコポリエステル樹脂です。

 トライタンは長瀬産業の製品名で、そちらもコポリエステル樹脂なので、出所は不明ながら同じ系統です。

 一方、象印の場合、1.9kgとタイガー機より約1kg軽いのは言及に値します。

 静音性は、騒音値が非開示です。

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 ブレードは、クラッシュ&カット チタンコートブレードです。

 形状は、パナソニックとほぼ同形状の4枚刃です。

 回転数は、8800回転となります。

 ハイ・ローと間欠運転ができます。低速運転は掃除などに基本使うもので、スムージーも「ハイ」で作ります。

 氷も砕けますが、切削力については、先ほどのタイガー機のが上でしょう。

 お手入れは、このタイプは手軽です。

 一方、食洗機については、コポリエステル樹脂は耐熱ではないので、非対応です。

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 以上、象印のSKT-A100-WMの紹介でした。

 1Lタイプのでは、他社と比べてもかなりのスリム・軽量機です。この部分を重視したい場合は、選択肢にできるでしょう。

 ただ、多少パワーで負ける部分と、耐熱性を含めたケース素材の部分で劣る部分があるとは言えます。


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 【2022年発売】

 【タンバーのみ】

 52・ブラウン パワーブレンド1 JB1160BK
   ¥8,800 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【+ブレンダー】

 53・ブラウン パワーブレンド1 JB1168WH
   ¥9,000 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【+ブレンダー+スムージータンブラ】

 54・ブラウン パワーブレンド1 JB1169BK
   ¥9,909 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:16300回転
連続運転時間 3分
定格容量:1000ml
サイズ:幅19.0×奥行18.5×高さ38.5cm

 JB1160BKなどは、ドイツが販売する大きめモデルです。

 後述するように、付属品の違いで3機種です。

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 本体の大きさは、幅19.0×奥行18.5×高さ38.5cmです。

 ドラムの容量は、1000mlです。

 グラスは、ガラス製なので、軽量化の部分では配慮がないです。

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 ブレードは、ステンレス製の4枚刃です。

 同社は、パナソニック同様にシェーバーの展開があるので、刃に関する自社のこだわりはあるでしょう。三角形のジャグ構造です。

 トライアクションテクノロジーと呼びますが、食材の均一のかくはんを融資しています。

 回転数は、最大16300回転です。

 回転数は示しませんが、スピードは、2段階で調整可能です。

 間欠運転(パルス)もできます。

 お手入れは、本機も手軽です。食洗機に対応します(70度以内)。

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 一方、上位機については、スムージータンブラが付属です。氷などをいれての持ちはこび用で、容量としては、400mlです。ボトルブレンダーのように接続して利用します。

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 また、中位機以上は、ミルが付属します。

 ブラウンはブレンダーと呼びますが、実際スパイス換算でも80g(コーヒー豆で50g)と小さいので、実際的には「ミル」といったほうが分かりやすいです。写真はやはりそう書いていました。

 そのほか、安全装備として、ジャグロックほか、サーモ(温度制御)とモーター冷却システムも装備です。

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 以上、JB1160BKなどの紹介でした。

 他社と較べた場合、スムージータンブラ(ボトルブレンダー)の形状でも利用できるため、その部分が、ワンポイントです。

 その上で、この手の調理器具では「信頼のある」メーカーで、刃の部分に工夫があります。容量と重さについてがあまり気にならないならば、選択肢になるでしょう。


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 【2020年発売】

 55・T-fal ブレンドフォース ネオ BL4201JP
   ¥5,364 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:16500回転/20000回転
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm

 ブレンドフォース ネオ BL4201JPは、ティファールが販売する大きめモデルです。

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 本体の大きさは、幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm です。

 容量の割には設置性は良いと言えます。

 以前は、スパチュラがおまけで付いた赤色デルもありましたが、現在は白モデルのみの展開です。

 ドラムの容量は、1250mlです。

 料理用にも使えそうなサイズです。

 ただ、続いて紹介していくような料理用の大型機の類ではなく、パワーや使い勝手の点で、(多めの)ジュース作りに最適化された製品です。

 大きめですが、ジャー(ボトル)はプラスチックなので軽量です。ただ、60度の耐熱温度なので、ジュース専用ではあります。

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 ブレードは、一方、大型機なので、6枚刃です。

 POWELIXという、X字の独特なブレードで、最近同社が売り出している形状です。

 速度(調理時間)面の利点があるほか、なめらかな仕上がりになるとされます。

 その上で、同社の小型機種同様に、「エアークーリングシステム」を採用するので、モーター加熱によるパワーの低下が起きにくい仕様です。

 回転数は、16500回転と20000回転の2段階です。

 切替式であり、使いやすそうです。

 お手入れは、本機も手軽です。食洗機に対応します。

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 以上、T-Falのブレンドフォースの紹介でした。

 1Lを超える大型機で、1万円以内で購入できる機種は少ないです。

 高級機に較べると、真空にするなど、面白い工夫はないですが、大量に処理したい方で、予算を節約したい方には良いでしょう。

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 【2022年発売】

 56・T-fal ブレンドフォース ネオ BL42X1JP
   ¥10,900 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:16500回転/20000回転
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm

 なお、同社はチョッパーがセットになる、ブレンドフォース ネオ パウエリックス マルチも登場しています。

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 550mLのチョッパーが付属するので、ミンチ作りなどにも使える「ハイブリッド」です。その部分では、次に見ていく「料理用ミキサー」の小さめと言えます。

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 チョッパー用と下部の刃は共通になるので、新形状のパウエリックスブレードとして、固い食材や、粘つく食材への対応力を高めています。

 一方、回転数・定格時間はハンドブレンダーとだいたい同じですので、同じ感覚使えるでしょう。むろん「混ぜる」ことの専門性は、フードプロセッサーに及びませんが。

 「ミキサー機能」と「ミンチ作り」さえできれば良いという方はわりといそうなので、ハンディタイプに比べたときの「収納性の悪さ(大きさ)」は問題にならないご家庭ならば、本機も良いかと思います。


家庭用として、ジュース、料理に使いやすいサイズで

 後から食材が入れやすいので、スムージーなどの食感調整がしやすいほか、だいたいの製品が、耐熱性をもつ容器で、回転数が調整できる機種なので、スープ作りなど、料理全般に便利に使える製品となります。

 なお、このタイプは結構数があるので600MLクラスと、1L以上クラス分けました。

 はじめに、2人までのご家庭に向くと言える600MLクラスからです。


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 【2024年発売】

 57・NINJA Ninja Twisti SS151J
   ¥15,950 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

タイプ:高速ミキサー
回転数:
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅21,0×奥行16.5×高さ35.0cm

 Ninja Twisti SS151J は、米国のShark NInjaが販売する製品です。

 清掃家電だと日本では「シャーク」の名前で売っていますが、調理家電は「NINJA」です。

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 本体の大きさは、幅21,0×奥行16.5×高さ35.0cmです。

 しっかり、存在感のある、アメリカらしいデザインです。

 上に投入口があるので、後入れ対応の構造です。

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 ドラムの容量は、1000mlです。

 ブレードは、8枚刃のステンレスです。

 かなり、切削性能が良さそうだ形状です。パワーも1100Wで、しっかり家庭用製氷機の氷も砕けるスペックです。

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 特長的なのは、内蔵タンパーです。

 上下のかくはんを促す仕組みで、仕上がりのムラを抑える仕組みです。

 食材による部分もあるでしょうが、とくに、粘度の高い場合、効果はあるでしょう。

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 自動メニューは、5種です。

 固い野菜をかくはんするためのエクストラクト、、ディップ作りに便利なスプレッド、フローズンヨーグルトなど、スプーンで食べる感じで堅めにに仕上げるボウルと、スムージーフローズンです。

 料理の絵面がアメリカンで、レシピもそのような感じです。

 実際、基本的にはこれらのメニューを作りたい人に向けた製品で、マニュアル動作は、出来映えを調整したいときに利用するような感じです。手動での、間欠運転もできます。

 レシピは、10種になります。

 食材はコールド専用で、25℃以上の食品は、液体を含めて使えません。

 回転数は、非開示です。 

 定格時間は、3分です。

 お手入れは、本機も手軽です。本体以外は食洗機に対応します。

---

 以上、Ninja Twisti SS151J の紹介でした。

 先述のT-fal機は350Wクラスですし、1100Wクラスの本機はこのクラスだと、パワーがあります。

 基本的には、戦術の自動メニューを作りたい方向けです。とくに、繊維質のもの(スープの材料としての野菜など)を強力に攪拌したい場合、仕上がりを含めて良さそうに覆います。

 同じくパワフルな、次に見る、米国系企業の料理用ミキサーより設置性も良いですし、容量的に1Lで足りそうな使い方ならば便利に使えそうな「万能選手」に思えます。アメリカ的な、ホームメイド料理を作りたい場合、選んで良いでしょう。

3-2・料理用ミキサーの比較

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 続いて、ドラムの容量が1.2Lを超える料理用ミキサーの紹介からです。

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 ジュース作りもできますが、どちらかといえば、スープ作りなど「料理に利用」する方が多そうな製品です。


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 【2018年発売】

 58・クイジナート SPB-650J
  ¥ 16,794 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:パワーブレンダー
回転数:9000・15000回転
連続運転時間 4分(調理間隔1分)
定格容量:1.5L
サイズ:幅17.4×奥行21.8×高さ39.1cm  

 SPB-650Jは、米国のクイジナートパワーブレンダーです。

 伝統的な形状のミキサーとしては、高機能といえるモデルです。

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 本体の大きさは、幅17.4×奥行21.8×高さ39.1cmです。

 過度に大きくもないですが、小型ではありません。

 それなりに「存在感」のあるのは、さすがアメリカ製という感じです。

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 容量は、1.5リットルのかなり大型のモデルです。

 なお、大容量タイプは、ジャー(ボトル)の重さにも注意するべきですが、ブレンダージャーは、ガラスではなくトライタンです。

 割れないワイングラスなどにも利用される素材で、軽いです。

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 ブレードは、ステンレス製の4枚刃です。形状的に独自のデザインで、切れ味は高いです。

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 回転数は、9000回転15000回転が選べます。

 低速は、スープ作りなど、高速は、ジュースやスムージーに向きます。

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 また、断続機能も搭載で、間欠運転もでき、料理向けです。

 そのほか、家庭で作った氷を砕くアイスクラッシュボタン、自動でスムージーを作れるスムージーボタンが搭載です。

 お手入れは、一般的なミキサーと同じで、外して洗うだけなので手軽だと言えます。

 本体を除いて食洗の利用はOKです。

---

 以上、クイジナートのブレンダーの紹介でした。

 何かしらを多めに作りたい方に向く製品です。また、他社機に比べると、ジャーが軽量である点が売りと言えるでしょう。

ーー

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 【2022年発売】

 59・クイジナート CBT-PRO-1500J
  ¥ 33,000 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:パワーブレンダー
回転数:1.4万・1.8万・2.2万回転
連続運転時間 3分(休憩1分)
定格容量:1.5L
サイズ:幅19.6×奥行23.9×高さ43.6cm

 なお、クイジナートは、主にプロ用として機能強化したCBT-PRO-1500Jという製品も展開します。

 通称「ハリケーンブレンダー」です。

 定格容量は、1.5Lですので同じです。

 業務用なので、容器容量(1.7L)、満水容量(2L)という数字も出ますが、実使用量としては同じです。 

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 回転数も、下位機種よりもアップします。

 アイスクラッシュ用に2.2万回転が使えるほか、3段階の調整が可能です。

 間欠運転もできます。

 ブレードも、ステンレス製の4枚ブレードです。

 掘削率をあげ、時短させています。

 耐久性も、ブレードに耐久性を持たせるためツインベアリング仕様にしているほか、連続使用時の故障を防ぐために、(同社のフードプロセッサーのように)サーモスタットを装備します。

 そのほか、3分間までのタイマー機能があります。ようするに、「手放し」で作業できることにも重点を置いて「業務用」と言えます。

 先ほどの機種と同じで自動プログラム(スムージー)も対応です。介護食など、決まったレシピを毎日作るような感じの利用にも良さそうです。

--- 

 結論的にいえば、パワー(馬力)が欲しい場合に、選択肢にできそうです。

 次に見るヴァイタミックスのがより強力ですが、値段差やサイズ感が違うと言えます。ただし、強力な分だけ「うるさい」ので、家庭向きとしては普通オーバースペックです。

 先ほどの機種のが良いかと思います。


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 【2022年発売】

 【通常製品】VM0188B

 60・Vitamix V1200i 703113658136 【白】
 60・Vitamix V1200i 703113658112 【黒】
   ¥77,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lドライコンテナセット】

 61・Vitamix V1200i 4992831637479 【白】
 61・Vitamix V1200i 4992831637455 【黒】
   ¥102,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lエアーディスクコンテナセット】

 62・Vitamix V1200i 4992831637486 【白】
 62・Vitamix V1200i 4992831637455 【黒】
   ¥102,999 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2.2馬力
連続運転時間 8分
定格容量:2L
サイズ:幅20.3×奥行28×高さ43.2cm

 Vitamix V1200iは、アメリカのバイタミックスの代表的なパワーブレンダーです。

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 バイタミックス(VITA-MIX)は、20世紀初頭から通販でミキサーを売っている老舗会社です。

 家族経営で多展開しない「一点突破型」の経営方針が功を奏して、「世界で最も有名」なミキサーメーカーです。

 ブレンダーの老舗であり、アメリカでは「パワーブレンダー」というとバイタミックス社の製品を意味すると言っては過言でないでしょう。2020年に約10年ぶりに新機種になりました。

 一方、2024年に、全機に装備される2Lウェットコンテナのほか、通常別売の「コンテナセット」の販売が始まっています。

 この部分をはじめに解説しておきます。

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 703113711954

 Vitamix ドライコンテナ 1.4L
   ¥27,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 1.4Lドライコンテナは、乾物や穀物、ナッツ類や米などを砕くためのものです。

 主には、製菓(パン作り)需要でしょう。

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 Vitamix エアーディスクコンテナ 1.4L
   ¥27,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 1.4Lエアーディスクコンテナは、ウィスクのように、泡立てるためものです。

 フォームミルクやメレンゲほか、果肉や氷を残したままの飲料作りなどが提案されます。

 なお、いずれのオマケも、別売で後から買えますし、同時購入時の割引率は考えても良いでしょう。

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 本体の大きさは、幅幅20.3×奥行28×高さ43.2cmです。

 背は高いですが、それ以外は、意外とスマートです。昔の機種より背が低くなりました。

 また、カウントダウンタイマーが付属するようにもなりました。

 本体容量は、全機に付属するのは、2Lのウェットコンテナです。

 相当の大容量を誇ります。

 ジャー(ボトル)は、こちらも軽量のコポリエステル樹脂なので、重くないです。

 回転数は、本機は非開示です。

 ただ、前モデルが、2馬力・最大37000回転で、今回が(米国版で)2.2馬力なので、電圧の違いを考慮しても、どの機種より高速で、かつ、「砕ける」製品です。

 速度的には、ダイヤルで10段階調整が可能です。また、間欠運転も可能です。

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 ブレードは、形状としては普通の4枚刃です。

 ただ、分厚い特殊ステンレス製で「ハンマーのよう」とメーカーが形容するように、固い種でも、氷でも細断していきます。したがって、細断スピードも他機より高速です。

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 本機の場合、とにかく刃とモーターが強く、かつ10段階で調整できるので、調理種がかなり多いです。

 混ぜる・潰す・刻む・砕く・加熱・冷却・挽く・撹拌とマルチに利用できる仕様です。

 その点で言えば、さきどみたT-Fal機と同じで、ハンディタイプや【フードプロセッサーの比較記事】でみた製品とできることが被るので、ジューサーとのハイブリッド家電とも言えます。

 なお、加熱は、モーターによる食材の摩擦熱を利用しますが、それで(冷たい食材やミルクが)90度まで上がるというのはさすが「2.2馬力」です。

 なお、ブレード交換式ではないので、「刻む」という用途は、スライサー的な意味ではないです。

 ジャーは、耐熱仕様ですので、熱いものでも大丈夫です。

 お手入れは、ミキサー型なので楽です。

 一方、安全面も、載せるケース(ジャー)によって、最大の運転時間を変更する「自動検知システム」や、作業中にふたが閉まっていない「インターロック」などを装備します。

 本機は、とくに強力なので、こうした部分も重要でしょう。保証も10年です。

---

 以上、Vitamix V1200iの紹介でした。

 多くのかたには、オーバースペックですし、ここまで本格的なものは不要でしょう。

 ただ、本格的に「アメリカの家庭料理」を大量に作りたい方は良い選択肢でしょう。

 Atlasもアメリカ滞在中に、滞在型ホテルのキッチンにあった前モデル(TNC5200 )を利用しましたが、パワーは凄かったです(音も)。

ーーー

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 【2022年発売】

 【通常製品】703113664557

 63・Vitamix Ascent A3500i VM0188【銀】
   ¥128,000 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lドライコンテナセット】

 64・Vitamix Ascent A3500i 4992831637295 【銀】
 64・Vitamix Ascent A3500i 4992831637325 【銅】
   ¥184,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lエアーディスクコンテナセット】

 65・Vitamix Ascent A3500i 4992831637301 【銀】
 65・Vitamix Ascent A3500i 4992831637325 【銅】
   ¥184,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lウェットコンテナセット】

 66・Vitamix Ascent A3500i 4992831637288  【銀】
 66・Vitamix Ascent A3500i 4992831637318  【銅】
   ¥184,999 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2.2馬力
連続運転時間 8分
定格容量:2L
サイズ:幅20.3×奥行28×高さ43.2cm

 なお、バイタミクスの最上位機は A3500iです。

 多色展開ですが、性能面では、付属コンテナの違いで4系統ある点だけふまえれば、選ぶのは簡単です。

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 ウェットコンテナ 1.4L 703113711923
   ¥27,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 先ほどの機種と比べて、こちらは、1.4Lウェットコンテナセットが追加で選べます。

 普通のインターロック式の2Lのウェットコンテナを小さくしたものになります。

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 本体サイズは同じですが、こちらについては、スムージー・スープ・アイス・ディップ・自動洗浄という、5種の自動プログラミングモードが付属です。

 これにより自動的に、時間と回転数を調整しますが、仕様は米国向けを踏襲した料理ですし、まあ、下位機種で良いかと思います。

ーーー

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 【2022年発売】

 【通常製品】VM0188A

 67・Vitamix Ascent A2500i 03113663932 【赤】
 67・Vitamix Ascent A2500i 0703113663918 【黒】
 67・Vitamix Ascent A2500i 0703113663932 【白】  
   ¥109,800 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lドライコンテナセット】

 68・Vitamix Ascent A2500i 4992831637417【赤】
 68・Vitamix Ascent A2500i 4992831637387 【黒】
 68・Vitamix Ascent A2500i 4992831637349 【白】  
   ¥144,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lエアーディスクコンテナセット】

 69・Vitamix Ascent A2500i 4992831637424【赤】
 69・Vitamix Ascent A2500i 4992831637394 【黒】
 69・Vitamix Ascent A2500i 4992831637363 【白】  
   ¥144,999 楽天市場 (5/11執筆時)

 【1.4Lウェットコンテナセット】

 70・Vitamix Ascent A2500i 4992831637400 【赤】
 70・Vitamix Ascent A2500i 4992831637370 【黒】
 70・Vitamix Ascent A2500i 4992831637318 【白】
   ¥144,999 楽天市場 (5/11執筆時)

タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2.2馬力
連続運転時間 8分
定格容量:2L
サイズ:幅20.3×奥行28×高さ43.2cm

 また、両者の中間的なグレードとして、 A2500i Sという製品もあります。

 本機の場合も、4系統は、おまけの付属品と色の違いだけです。

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 ただ、こちらは、自動調理がスムージー・スープ・アイスのみとなります。

 また、他機は「カウントダウンタイマー」ですが、本機については、カウントアップ(使用時間)を表示できるだけとなります。この点だけで言えば、V1200iよりも下位です。

 あとは、外観形状の違いです。下位機種にある機能がない点で、なんとなしに選びにくい製品です。

次回の予告!
ジューサー・ミキサーのおすすめ機種は結論的にこれ!

 以上、今回は、各社のジューサー・ミキサーの比較の3回目記事でした。

 記事は、もう少しだけ「続き」ます。

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4・ジューサー・ミキサーの比較 (4)
 4-1:料理用パワーミキサー 〈続き〉
 4-2:他のミキサー
 4-3:最終的なおすすめの提案【結論】

ビタミンの保持  ★★★★☆
食物繊維     ★★★★★★
レシピの多さ   ★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★★★
総合評価     ★★★★★★

 最終回となる4回目記事こちら)では、料理用ミキサーの残りの製品をみたあと、ここまで紹介した分離に当てはまらない製品をみていきます。

 そのあと、全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 4回目記事は→こちら

posted by Atlas at 14:26 | 調理家電

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