Top 空気清浄機 比較2023’【花粉に強い】空気清浄機60機の性能とおすすめ:PM2.5・花粉対応(4)

2023年01月16日

比較2023’【花粉に強い】空気清浄機60機の性能とおすすめ:PM2.5・花粉対応(4)

【今回レビューする内容】2023年 花粉に強い!空気清浄機の性能とおすすめ(加湿機能なし):ダイソン・エアドッグ・シャオミ編

【比較する製品型番】 POIEMA zero エアドッグ AirdogX5d X5d Airdog X5s Airdog X3s Airdog X8 Proシャオミ Xiaomi Mi Air Purifier 3H ダイソン Dyson Purifier Cool TP07WS TP07SB LG PuriCare Pet AS657DWT0 AS657DST0

今回のお題
花粉やPM2.5に強い空気清浄機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2023年1月現在、最新の空気清浄機の比較の4回目記事です。

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1・空気清浄機の比較 (1)
  1-1:シャープ(日本)
  1-2:パナソニック(日本)
  1-3:ダイキン(日本)
2・空気清浄機の比較 (2)
  2-1:日立(日本)
  2-2:アイリスオーヤマ(日本)
  2-3:バルミューダ(日本)
  2-4:無印良品(日本)
  2-5:カドー(日本)
  2-6:象印(日本)
3・空気清浄機の比較 (3)
  3-1:ブルーエア(北欧)
  3-2:エレクトロラックス(北欧)
4・空気清浄機の比較 (4)
  4-1:ダイソン(英)
  4-2:エアドッグ (シンガポール)
  4-3:LGエレクトロニクス(韓国)
  4-4:シャオミ(中国)
5・空気清浄機の比較 (5)
  5-1:Levoit(香港)
  5-2:その他の企業
6・空気清浄機の選び方(まとめ)
 =選び方と最終的なおすすめの提案【結論】

 4回目記事となる今回は、英国のダイソンの製品を紹介したあと、アジア系の高級志向の空気清浄機を見ていきます。

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 なお、1回目記事の冒頭(こちら)では、空気清浄機の『選び方の基本』を書いています。

 お時間のある方は、そちらからお読みいただくと、より分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

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1・加湿空気清浄機の比較

 また、「加湿機能のある」空気清浄機は、記事を別にしています。

 そういった機種をお探しの方は、以上のリンクをご利用ください。

ーーー

フィルター性能 ★★★★★
集塵スピード  ★★★★★
センサー運転  ★★★★★
加湿力     ★★★★★
消耗品コスト  ★★★★★
お手入れ    ★★★★★
コンパクトさ  ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 というわけで、比較をはじめます。

 いつものように、各製品を比較したあと、最後にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。 

 長い記事ですが、よろしくお願いします。

4-1・ダイソンの空気清浄機

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 はじめに、イギリスのダイソンの空気清浄機の紹介です。

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1・空気清浄機機能付扇風機
2・
空気清浄機機能付ファンヒーター
3・空気清浄機機能付加湿器

 なお、ダイソン製品についてあらかじめ断っておくと、同社の製品は他の家電との「ハイブリッド家電」としての展開です。

 結構な多展開なので、全機種紹介してしまうと煩雑です。そのため、この記事自体では「代表的な一製品」だけ、「空気清浄部分」に絞って紹介します。

 ほかの機種を見比べたい場合は、このブログの【ダイソンの空調家電の比較】で、空気清浄機以外の面を含めた機種の比較をしています。

 ご面倒ですが、そちらをご覧ください。

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 というわけで、前置きがなくなりましたが、比較をはじめます。

 以下では、高評価できる部分を赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【202年発売】

 46・ダイソン Dyson Purifier Cool TP07WS
 46・ダイソン Dyson Purifier Cool TP07SB
  ¥55,700 楽天市場 (1/16執筆時)

対応面積:洋室 12畳
清浄時間:22分/8畳
最大風量:(17.4㎣/分)
サイズ:幅248×奥行248×高さ764mm
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

 Dyson Purifier Coolは、2021年に出たダイソンの新型の空気清浄機です。

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 こちらは、空気清浄機能以外に、送風ファンとしての機能を持つタイプです。

 先述のように、同社には色々な「ハイブリッド家電」がありますが、こちらは「オーソドックス」な方です。

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 本体サイズは、直径24.8cm×高さ76cm程です。

  大きいですが、設置面積は、狭めですむので設置性は良いです。

 350度の首振り機能をはじめとして、広いリビングのメイン機として利用できるサイズです。

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 本体の風量は、この機種は「ファンレスの送風機」なのでかなり強力です。

 スペックとしては、毎秒290Lの巻き込みというデータなので、最大17.4㎣/分となります。

 このタイプのダイソン製品については、モーター部分で巻き上げ、空気清浄を通過した風をリングの内周の細い切れ目から、風を円形に出しています。

 そして、空力的に言う「コアンダ効果」で、前方に向けて10倍の風をですので、(ファンとしては)ムラのない強風が得れます。

 ただし、空気清浄フィルタを通る風は、逆に言えば「1/10」程度なので、出てくる風が全て浄化された風ではないです。

 適応面積は、そのため、本機については12畳です。

 カタログスペックの最大26畳は、60分の数値なので、多少現実離れした部分はあります。

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 一方、ダイソンは実験方法が異なり、単一のセンサーを利用した上図のようなやり方をとりません。

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 9つのセンサーを使い、リビングを再現した空間で、17畳程度の実空間に即した設備で測定しています。

 その点でいえば、8畳程度のリビングなら、本機はそれなりに効果があると言えそうです。

 帰宅後「涼みたい」気持ちで、直接風に当たってしまうと、清浄されない部分の空気が出てくるので、その点を気をつければ、OKでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、HEPA規格のフィルターです。

 先述のように、医療用を除く家庭用・業務用の空気清浄機で、これ以上の捕捉率の製品はありません。

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 ダイソン 5025 155 059067
  ¥6,479 楽天市場 (1/16執筆時)

 ただし、交換フィルターは1年ごとに交換するタイプです。

 10年寿命の他社機に比べると、ランニングコストは悪いです。

 ニオイフィルターは、ホコリ用フィルター内部に活性炭フィルタが内蔵されているので「搭載」です。

 また、ダイキンと同様に、有害ガスに対応できます。

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 センサーは、ニオイセンサー・ほこりセンサーをダブルで搭載です。

 自動運転には対応します。

 また、パナソニックと同じ超高感度センサー(0.3μm)なので、センサー部分ではこの機種は値段相応に優秀と言えます。

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 静音性は、最大運転時(12畳/30分のパワー)で使う場合、47.4dBです。

 最小運転時では、26.3dBなので、小型機には及びませんが「そこそこ静か」です。

 そのほか、スマホアプリ(iPhone/Android)で操作できるほか、空気の汚染状況についてもスマホでモニタリング可能だからです。

---

 以上、Dyson Purifier Cool TP07WS の紹介でした。

 空気清浄機として向いた仕組みとは言えない部分もあります。

 ただ、ファンとしては優秀ですし、家電製品の統合による「断捨離」を考えるならば、選択肢にできます。

4-2・エアドッグの空気清浄機

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 つづいて、エアドッグの空気清浄機からです。

 CMではお馴染みの製品で、高級な空気清浄機を出します。


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 【2022年発売】

 47・エアドッグ AirdogX5d X5d
  ¥179,800 楽天市場 (1/16執筆時)

 【2020年発売】

 47・エアドッグ AirdogX5s X5s
  ¥140,000 楽天市場 (1/16執筆時)

対応面積:洋室 40畳
清浄時間:
最大風量:最大6.2㎣/分
サイズ:幅306×奥行31.6×高さ650
センサー:搭載
フィルタ寿命交換不要

 Airdog X5は、最近CMでも話題な輸入製品です。

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 日本では、2018年頃にスタートアップ(Makuake)で販売が開始され、現在は商社のトゥーコネクトが総代理店をつとめています。

 製品自体は2011年にシンガポールで創業したPOIEMAという空調企業のものです。

 そちらでは「poimea zero」という製品名でグローバルで売っています。

 CMでは、米国西海岸の「シリコンバレー由来」が強調されていましたが、「開発拠点になるラボがアメリカ」ということで、そのような表記です。

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 なお、2022年に新型番の機種(X5d)がでました。

 旧機と比較すると、CO2(二酸化炭素)センサーが付属になりました。

 暖房時ほかの換気を促すためめの警告用です。部屋の空気を汚すわけでも、換気ができる家電でもないので、空気清浄機には本質的に不要なセンサーには思えます。

 Co2モニターは、単品で普通に2000〜3000円で売っていますし、新旧かかわらず値段で決めてOKです。

 あとは、ダイヤルの改良と、ストッパー付きキャスターが装備されたほどの違いですので、以下は、同時に見ていきます。

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 適応面積は、最大42畳まで対応です。

 1回目記事でも書きましたが、空気清浄機の場合、最大適応面積は「天井2.4m換算」で、30分で取り切れる畳数です。

 一方、8畳あたりの浄化時間が非開示です。

 とはいえ、42畳というスペックを信じれば、リビング用でも短時間でとれる強力タイプでしょう。

 本体サイズは、幅306×奥行316×高さ650mmになります。

 要するに、ライバルは、先ほど紹介したブルーエアの最上位機(Blueair Protect 7410i)です。サイズ感も似ています。

 本体の風量は、CADR基準ですが、6.2㎣/分です。

 42畳の適応畳数の場合、この値は少なすぎると言えます。

 そのため、風量を補うための何らかの特性があるということになります。

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 気流制御は、このタイプによくある、下面吸引の上面排出です。

 直上に吹き上げるタイプなので、コアンダ効果を利用して空気を送る方向性でしょう。

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 フィルターは、一方、本機は交換不要の炭素繊維の「パーマネントフィルタ」です(TPAフィルター)。

 本機の最も特徴的な部分で、「水洗い」で能力が回復するとされます。

 お手入れの頻度は2ヶ月に1回が目処です。

 中性洗剤をつけ付属ブラシで水洗いして「自然乾燥」という手順です。ほぼ1日、空気清浄機を回せない日が出る点は注意点です。

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 一方、「poimea zero」のほか、本機も「スタートアップ」時は、食洗機での丸洗い・乾燥をしてOKという記述がありました。

 しかし、製品版となって以後、説明書に記述はないです。

 おそらく保証性の問題でしょう。加えて、食洗機にフィルターを入れるというのは、日本人の清潔概念から抵抗感があるからとも思います。

 そうなると、「2ヶ月ごとの丸洗い」というのは、少し面倒です。

 後述するように、本機は電気集塵式なので、2ヶ月でも結構汚れます。

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 一方、フィルター性能は、0.0146μmの粒子を浄化という能力です。

 他社より数値がだいぶ良く、ここが「売り」にされています。

 しかし、基準となる粒子の粗さが異なり、また捕捉率も示されないので、HEPAフィルタ搭載製品とは、単純な比較はできません

 ただ、この点での不満は、あまりレビューされない点も確かですが。

 本機の仕組みは、「イオン化ワイヤーフレーム」でプラスイオンに耐電させたホコリを、マイナス耐電の集塵フィルターに吸着させる「電気集塵」が基本です。

 これは、ダイキンも今から10年程前まで、家庭用空気清浄機で取り入れていた方式です。 

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 ただ、当時のダイキン機と比較すると、本機は「イオン化ワイヤーフレーム」の電線の数がだいぶ多く強力です。

 これは、ホコリを帯電させる効果に付随して、発生したオゾン(ないしOHラジカル)で、「ニオイ」の脱臭効果も狙っているようです。

 脱臭の部分は、プラズマ放電を利用するダイキンの「ツインストリーマ」技術と似ています。

 一方、オゾンは濃度が濃いと有害なので、本機は、事後にオゾン除去フィルター(脱臭フィルタ)でオゾンを取り除く仕組みがとられています。

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 Airdog X5s オゾン除去フィルター
  ¥8,800  (1/16執筆時)

 「ニオイ」用フィルターは、したがって、オゾン除去フィルターとの共用です。

 特殊処理した活性炭フィルターです。オゾン自体にも脱臭特性があるので、本機は脱臭力は強そうです。

 ただ、このフィルターは消耗品で1-2年で交換です。交換しないと効果は減衰していくでしょう。 

 その場合、(かなり長めにみて)2年で交換するとしても、10年で4.5万円という計算ですから、コストフリーではないです。

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 繰り返しますが、オゾンは、濃度が濃いと有害です。

 そのため、本機は、オゾン除去フィルターで酸化させて、初期値で0.01ppm以下まで「無害化」させています。

 オゾンは、敏感な人ならば0.01ppmから、普通の人でも0.02ppmからはニオイを感じるとされます。

 POIEMAによると、「フィルタ効果なし」でも基準以下(0.05ppm)に収まるそうです。しかし、このオゾン濃度は、「ニオイ」という部分では高すぎるでしょう。

 例えば、イオン発生機(プラズマクラスターなど)で発生する微量オゾンの枠をはるかに越えています。

 結論的にいえば、オゾンやその他のニオイ対策のために、このフィルタは定期交換するのが通常の利用法です。

 センサーは、搭載です。

 種類は明示されないのですが、ほこりセンサーだけだと思います。

  202109271722.jpg   

 静音性は、最大運転時57dB未満とのスペックです。

 最小運転時で22dBですが、他社の縦型同様に、あまり静かではないでしょう。

 以上、Airdog X5dの紹介でした。

 空気清浄機としての性能は、値段相応な能力は発揮できる製品といって良いかと思います。

 ただ、この方式の場合、しっかり2ヶ月ごとの洗浄する必要がある点、しない場合は、能力が落ちる点は注意でしょう。

 本機はよく行く近所の飲食店に置いてあり見かけますが、やはり、しっかり手入れができる方に合う機種と思います。

 ダイキンが電気集塵式をやめたのは、家庭でのメンテがたいへんすぎて不評だったという部分もあります。また、消耗品も現実的にはコストがかかる点も織り込んで考えたほうが良いでしょう。

ーーー

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 【2021年発売】

 48・エアドッグ Airdog X3s
  ¥101,764 楽天市場 (1/16執筆時)

対応面積:洋室 31畳
清浄時間:
最大風量:最大3.9㎣/分
サイズ:幅260×奥行260×高さ530mm
センサー:搭載
フィルタ寿命交換不要

 なお、2021年に本機の下位機種が出ました。

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 こちらも、グローバルでは、POIEMA FIT SGT350SEとして売られているモデルの日本版です。

 なお表記では31畳モデル(30分間で洗浄)ということになりますが、本機については、風量が最大3.9㎣/分なので、輸入業者が言うように、実際は、寝室や子ども部屋用です。

 基本的な仕組みは、Airdog X5sと同じです。

ーーー

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 【2021年発売】

 49・エアドッグ Airdog X8 Pro
  ¥(345,000) 楽天市場 (1/16執筆時)

対応面積:139畳
浄化時間:
最大風量:最大14.8㎣/分
サイズ:幅380×奥行380×高さ760mm
センサー:搭載
フィルタ寿命交換不要

 加えて、グローバルで、POIEMA ULTRAとして売られる、139畳モデルも販売されます。

 ただ、個人で必要な方は少ないでしょう。

4-3・LGの空気清浄機

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 つづいて、韓国のLGエレクトロニクスの空気清浄機です。

 あまり空気清浄機のイメージはなかった会社ですが、2022年末から日本展開がはじまっています。


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 【2022年発売】

 50・LG PuriCare Pet AS657DWT0
 50・LG PuriCare Pet AS657DST0
  ¥79,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

対応面積:洋室 37畳
清浄時間:
最大風量:最大8.0㎣/分
サイズ:幅343×奥行343×高さ587mm
センサー:高感度ほこり+ニオイ
フィルタ寿命最大3年

 PuriCare Pet AS657D Seriesは、LGの販売する空気清浄機です。

 他社にもある「ペット向き空気清浄機」ですが、特化型でここまで高級なものは珍しいので、Atlasの関心が向いた製品です。

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 適応面積は、最大37畳まで対応です。

 外国企業ですが、しっかり日本のJIM1467基準での測定ですので、数字で比べられます。

 8畳あたりの浄化時間は、記載がないです。しかし、このスペックならば8分/8畳あたりと見込んで良いかと思います。

 本体サイズは、幅343×奥行343×高さ587mmです。

 やや直径がありますが、リビングで邪魔になるというほどでもないです。

 本体の風量は、JIM基準で、ターボ時8.0㎣/分です。

 強運転でも6.1㎣/分ですし、続きの大きなリビングでもこれ一台でいけそうです。

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 気流制御は、ここまで見たメーカーの機種でいえば、アイリスオーヤマに近いです。

 上部に、サーキュレーター(プロペラ)を装備させて、効果的に空気を循環させる仕組みです。これを、同社は「シューティングエアー」機能と呼びます。

 送風角度は、パネルほか、付属のリモコンで調整でき、スイングもします。 

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 この部分を利用した「ペットモード」は面白いです。

 空中に漂うペットの毛を捕捉しやすい気流制御を行い、プレフィルタで毛を集塵しやすくしています。

 ただ、ご家庭の部屋の間取り(とくに天井の高さ)の違いで捕捉率の差はでそうです。

 示される実験データも、他社機などとの比較ではなく、本機を別モード(スマートモード)で運用した際との比較ですので、現時点でどこまで有効か判断できません。

 同じ価格帯の、一般的な(他社の)角形と比べれば分かりやすいと思いますので、検証系の雑誌には、ぜひやって欲しいように思います。

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 一方、ファンについていえば、本機を角度を付けた状態で利用する場合、必ずしも浄化された風だけがファンを通って拡がる仕組みではないので、花粉だらけの帰宅直後は、(風に当たらないよう)注意です。

 さほど大きな問題ではないでしょうが、操作時に風が当たりやすい形状なので、すこし気になりました。

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 LG PuriCare 交換フィルタ
  ¥9,980  (1/16執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、本機も円形で、脱臭フィルタと一体です。

 市販はなく、カスタマーセンターからの購入との記載です。

 フィルタの保ちは3年です。

 10年寿命の他社機もあるわけですが、この形状のフィルタ採用機としては(すこし)長寿命とは思えます。価格もそうは高くないです。

 捕捉力もは、HEPA水準ですので、値段相応の実力です。

 メンテについては、このフィルタを囲むように備わるウォッシャブルプレフィルタの定期清掃は必要です。

 メーカーは目安期間は明示しませんが、ほこりほかペットの毛はここに絡まるので、(毎回洗うかは置いておき)ゴミ除去のメンテをしないと、フィルタ寿命も捕捉力も弱まるでしょう。

 構造が似ている他社機が示す基準をあてはめると、最初は4週間前後で、ゴミの程度をいったん「確認」するくらいが良いかと思います。

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 掃除箇所へのアクセスは、結構工夫があるので、そう手間ではないです。

 「ニオイ」用フィルターは、ほこりフィルタと一体型で、同時に交換する方式です。

 本機は、脱臭は、カドー社の製品と同じで、光触媒式です。

 光触媒は、光(太陽や蛍光灯)を当てることで脱臭力を回復する便利素材です。

 LGの場合は、ただ光源を内蔵しないので、定期的に外して、日光にあてるメンテが必要です。日光ならば短時間で大丈夫です。蛍光灯でも約3時間です。

 なお、LGは、この部分について、2ヶ月に1回、3時間のメンテを推奨しています。

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 センサーは、高感度のホコリセンサーと、ニオイセンサーを搭載です。

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 静音性は、最小で20dB、最大で52dBです。

 一定の配慮があります。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiが搭載で、IOT対応です。

 LG ThinQアプリで制御でき、外出先からの操作も可能です。Alexa Skillsにもあるので、音声操作も可能にできます。

 以上、LGPuriCare Pet AS657D Seriesの紹介でした。

 先ほど書いたように、より具体的な検証が必要なようには思いますが、ペットの毛の捕集力がメーカーの示すほどの効果があるとするならば、実際、今までにない画期的な製品といえそうです。

 消耗品コストもこの手の形状の高級機としては、ビックリするほど高くないですし、センサーを含めて堅実な構成の製品に思えました。

 あとは、本機がサーキュレーターの変わりになるほどの風力があるかが気になる部分です。(すぐには無理ですが)機会があれば、手持ちの風力計でちょっと調べてみようかと思っています。

4-4・シャオミの空気清浄機

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 つづいて、中国のシャオミの空気清浄機です。

 スマホやスマートウォッチのイメージですが、空気清浄機も日本進出しています。


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 【2020年発売】

 51・シャオミ Xiaomi Mi Air Purifier 3H
  ¥16,480 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

対応面積:洋室 30畳
清浄時間:30畳/30分
最大風量:最大6.3㎣/分
サイズ:幅240×奥行240×高さ520mm
センサー:ほこり(PMセンサー)
フィルタ寿命最大1年

 Mi 空気清浄機 3Hは、シャオミが販売する空気清浄機です。

 いくつか出していますが、日本で正規品が手に入るのは、本機のみです。

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 適応面積は、最大30畳まで対応です。

 本機についても、8畳あたりの浄化時間が非開示ですが、仕組み的に他社機を参考にすれば、おそらく10-12畳のリビングまでなら、15分以内で対応できます。

 本体サイズは、幅240×奥行240×高さ520mmになります。

 比較的小型で設置性が良いと言えます。

 本体の風量は、CADR基準ですが、6.3㎣/分です。

 風量の点で不満はないでしょう。バルミューダにも、同じような形の製品に大きくは負けません。

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 気流制御は、円柱形の他社機と同じで、下面吸引の上面排出です。

 リアチルト遠心ファンで空気を下面全方向から巻き込んでいく方式です。

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 Mi Air Purifier HEPA Filter
  ¥(4,389) Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、本機は、HEPA規格の円筒形のフィルターです。

 やはり、円柱状の他社製品と同型で、寿命も最大1年です。

 大きなホコリを取るプレフィルタがない構造なので、喫煙者でなくても、長持ちはしないと思います。

 「ニオイ」用フィルターは、写真のように一体型で、同時交換する方式です。

 活性炭フィルタ部分はやや薄めの作りですが、炭素材の利点で、日光に当てると吸着力が回復するという指示です。

 他社の場合も、(原理上)そういうものですが、提案されて改めて「それはそうか」と思いました。

 とはいえ、1年で交換していくのが本筋です。

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 センサーは、PMセンサーという名前で、レーザー式のほこりセンサーが搭載です。

 ニオイセンサーは未搭載となる点は注意です。

 202106111945.jpg

 なお、丸いモニターは、有機ELのタッチパネルで、この部分を利用してモード切替などをします。

 このタイプのセンサーは、PM2.5をだけを分けて認識できるので、PC2.5が数値で示されます。そのほか、PM2.5の濃度で周りのカラーリングの色も変わります。

 なお、小さいですが、温度と湿度の表示もできる仕様なので、温湿度センサーも搭載ということになります。

 202109271722.jpg   

 静音性は、一方、最大運転時が64dBなので、ちょっとうるさめです。

 円筒形の機種で、ブラシレスモーターを使う機種はだいたいこんな感じです。構造的に仕方ないでしょう。

 ただ、最小運転時も33dBまでしか落ちない点は、日本メーカーの製品と比べると「ざっくり」です。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fiが搭載です。

 シャオミらしいと言える部分ですが、スマホで操作できるほか、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介したAIスピーカーのうち、Google Home (アシスタント)系ならば、音声操作ができます。

 以前に書きましたが、(加湿機能のない)空気清浄機の場合、エアコンや照明といった他の家電ほどは、リモート対応で便利になるシーンは少なめです。

 ただ、本機は、先述のように、あまり静かではなく、ニオイセンサーもないので、音声操作で、ON/OFFや運転強度を切り替えられる部分は便利かもしれません。

 以上、シャオミのMi 空気清浄機 3Hの紹介でした。センサーや静音性など、改善して欲しい部分はあります。

 ただ、円筒形の機種で、Wi-Fiを搭載し、しかも、2万円を切るのは、実際「安い」です。

 フィルタは1年寿命なので、10年トータルコストでは、結構高い点は、注意点でしょう。

 とはいえ、過度な喫煙者などで、そもそも(10年寿命のフィルタでも)「毎年交換しないと仕方ない」ような方が、2-3年で買い替える前提で「コスパ」で選ぶならば、本体価格の安さの面で、わりと良いかもしれません。最大2年分となる、フィルタ1回分セットされたモデルは、お買得ですし。

 どんな高級機もそうですが、結局、タバコ臭やヤニの色が本体にも付くため、あまり高価なものを買っても、長く使えないので。(なお、Atlasは喫煙者ではないです)。

次回に続く!
空気清浄機でおすすめは結論的にこの機種!!

 というわけで、今回は、空気清浄機の比較の4回目記事でした。

 記事はもう少しだけ続きます。

 201802051411.jpg

5・空気清浄機の比較 (5)
  5-1:Levoit(香港)
  5-2:その他の企業
6・空気清浄機の選び方(まとめ)
 =選び方と最終的なおすすめの提案【結論】

 次回の5回目記事こちら )では、Levoitほか、ここまで見ていない各社の空気清浄機をまとめて見ていきます。

フィルター性能 ★★★★★
集塵スピード  ★★★★★
センサー運転  ★★★★★
加湿力     ★★★★★
消耗品コスト  ★★★★★
お手入れ    ★★★★★
コンパクトさ  ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 その上で、最終回記事となる、結論編こちら】では、これまでの記事内容をふまえて、サイズ別のAtlasのおすすめ空気清浄機・加湿空気清浄機を選定し、提案していきます。

 大長編となりましたが、引き続きよろしくお願いします。

 5回目記事は→こちら

posted by Atlas at 21:12 | 空気清浄機

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