【今回レビューする内容】 2025年 最新のBluetooth無線キーボードの性能とおすすめ・選び方:PC向きフルサイズBluetoothキーボード 仕事向けBluetoothキーボード各機のレビュー
【比較する製品型番】FILCO マジェスタッチコンバーチブル3 ロジクール Logicool K780 Logicool WAVE KEYS K820 MX KEYS KX800 MX KEYS S KX800sGR MX KEYS S KX800sPG MX KEYS for Mac KX800M SIGNATURE K650 K650GR K650OW Slim Combo MK470 Slim Multi-Device K580 SIGNATURE SLIM K950 K950GR K950OW G915 X LIGHTSPEED G915WLX-TCBK G915WLX--TCWH G915WLX-LNBK G915WLX-CKBK Signature Slim Solar+ K980 K980GR バッファロー BSKBB110BK レイザー Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed Razer Pro Type Ultra JP RZ03-04110800-R3J1 BSKBB320BK BSKBB320WH BlackWidow V3 Pro BlackWidow V3 Pro JP Razer DeathStalker V2 Pro JP Linear Optical Switch Corsair K100 AIR WIRELESS CH-913A01U-JP1 富士通 FMV Comfort Keyboard KB800 FMV-KB800T キークロン Q6 Max QMK/VIA 東プレ REALFORCE R4 エレコム TK-PN10FMPAWH TK-PN10FMPABK TK-FBP101BK TK-FBP101WH TK-FBM112BK TK-FBM120KBK TK-FBM120KBK/EC TK-FBM118SKBK ほか
今回のお題
フルサイズの無線キーボードのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年11月現在最新のフルサイズBluetoothキーボードの比較です。
主にBluetooth無線対応製品を扱いますが、USBワイヤレス対応の製品も見ています。
仕事用、あるいは、ゲーミング用も含めて、各社のデスクトップPC向けのフルサイズキーボードを比較します。

1・フルサイズキーボードの比較(1)
1-1:FILCO〈日本〉
1-2:ロジクール〈スイス〉
1-3:Rezer 1〈シンガポール〉
2・フルサイズキーボードの比較(2)
2-1:Rezer 2
2-2:エレコム〈日本〉
2-3:バッファロー〈日本〉
2-4:富士通〈日本〉
2-5:キークロン〈中国〉
2-5:東プレ 〈日本〉
2-6:その他の企業〈各社〉
3・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
3-1:最終的なおすすめの提案
今回は、上表のような企業順に、テンキーのない省スペースキーボードをメーカー順に比較していきます。
打鍵感 ★★★★★
誤入力防止 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
高速入力 ★★★★★
静音性 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
便利機能 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の結論編(こちら)では、いつものように、目的別、予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
ーーー
1・小型のBluetoothキーボードの比較
2・テンキーレスのBluetoothキーボードの比較
3・フルサイズのBluetoothキーボードの比較
なお、Bluetoothキーボード全般の「選び方の基本」については、「キーボード」に関する一連の記事の「1回目記事」の冒頭で別途まとめています。

キーの種類など、基本的なキーボードのスペックの「違いが分からない」場合は、1回目記事(こちら)からご覧頂けると、少し、分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
1-1・FILCOのキーボード

はじめに紹介するのは、フィルコ(ダイヤテック)のキーボードです。
古参のキーボード好きにはお馴染みの日本の老舗です。
このブログ「モノマニア」では、別記事として【FILCOのマジェスタッチキーボードの比較記事】があり、そちらでは、同社の製品だけをUSB式も含めて見ています。
今回は、そちらの記事の「出張版」のような紹介になります。
---
なお、以下の本文では、オススメできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点は青字で書いていきます。

【2022年発売】
【マジェスタッチコンバーチブル3】
【茶軸】
1・マジェスタッチ CT3 FKBC108M/JB3-RKL
¥19,538 Amazon co.jp (11/16執筆時)
【青軸】
2・マジェスタッチ CT3 FKBC108MC/JB3-RKL
¥(18,627) Amazon co.jp (11/16執筆時)
【赤軸】
3・マジェスタッチ CT3 FKBC108MRL/JB3-RKL
¥19,490 Amazon co.jp (11/16執筆時)
【静音赤軸】
4・マジェスタッチ CT3 FKBC108MPS/JB3-RKL
¥20,527 Amazon co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Windows
キー方式:メカニカル式
配列:日本語108キー
接続:Bluetooth 5.1 USB有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:4mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ
電池: 単3電池×2(3ヶ月持続)
Majestouch Convertible3シリーズは、FILCOが発売するフルサイズのキーボードです。
比較的値ごろ感のある高級キーボードを発売するメーカーで、昔から有名な日本企業です。型番の末尾に-RKLが付くのは、Amazonモデルになりますが、キーストッパーがオマケで付く以外は通常製品と同じになります。

キーボードの形式は、メカニカル方式です。
1回目記事冒頭の「選び方の基本」(こちら)で書いたように、BTキーボードの主流といえるパンタグラフ式より、打鍵の正確性や、キーの耐久面で優れる方式です。

押し味も、パンタグラフ式に較べると「別格」であり、段違いに心地よく入力可能な方式です。
薄型、軽量化できない部分ほかと、値段の高さが欠点ですが、それらを考慮にいれても投資価値に見合う方式です。

スイッチは、定評のあるドイツの「チェリー」の製品を採用します。
具体的には、製品により、茶軸・青軸・ 赤軸・静音赤軸という4種類の軸を採用します。
軸の違いで「押し味」が変わるので、好みに合わせて選ぶ必要があります。

上表は、それぞれの軸の特徴をAtlasがまとめたものです。
メンブレン式・パンタグラフ式は考慮にいれていない、各社のメカ式だけの評価値になります。
細かいスペックの読み方は、このブログの【FILCOのマジェスタッチキーボードの比較記事】で詳しく解説しています。
結論的にいえば、茶軸が最も「初心者向け」です。
押し味が適度に軽く、適度なタクタイル(クリック感)があるためクセがないからです。
青軸は、クリック感が強く、打鍵音がかなり大きめです。
ブラインドタッチで、文字入力を間違わずに入力したいという方に向きます。
赤軸は、逆にクリック感がなく、入力してから最後まで(磁石の反発のような)リニアな押し味です。
軽めで疲れにくい一方、タイプミスが多くなりがちなので上級者におすすめです。
静音赤軸は、軸の前後に弾性素材をつけ静音処理をなした「赤軸」と考えてください。
静音性は、各社通してもメカ式では最高クラスの軸ですが、このクラスでも(ノートPCのような)パンタグラフ式には及びません。

キーピッチは、19mmで、キーストロークは4mmです。
ただし、静音赤軸だけは、3.7mmです。
パンタグラフ式に較べると沈み込みは深く、押し味は「快適」です。利便性で言えば、誤入力が少なくて済む部分がメカ式の良い部分です。
キー配列は、日本語108キー配列です。
100%フルサイズのテンキー付きです。
最下段は、Windowsキーが備わる仕様ですが、最近増えてきたcopilotキーは未装備です。
各OSへの対応は、原則的に、Windows用の開発です。
仕組み的に、MacOSでも認識しますが、サードパーティのキーリマップソフトなどを利用しなければ、記号ほか、刻印通りの打鍵は不可です。

充電方式は、電池式で、単3電池2本です。
持続時間は非開示です。ただ、規格は省電力のBluetooth5.1ですし、極端に短いことはないでしょう。通信安定性も、この世代だと十分です。PC側も規格対応していれば接続は安定しやすいでしょう。
なお、本機は、USB端子での接続も可能です。通信安定性が課題になる場合も、そちらでつなげることで改善が見込めるでしょう。
---
以上、FILCOのマジェスタッチ3コンバーチブル の紹介でした。
しっかりしたスイッチを搭載するメカ式のフルサイズでは、比較的安価な日本製として評価できます。値ごろ感もあるので、質の良いKBを安めで探している方におすすめできます。
Windows用として、USBとBT接続双方に対応できる製品を探している方は、特に「打ち味の良さ」の部分を重視したい場合、候補にできます。
一方、USB接続のみで「足りる」という方は、このシリーズの下位機ならば、もう少し「安め」で買えるのもの事実です。興味のある方は【FILCOのマジェスタッチKBの比較記事】で、そういった機種を含めたより多くの製品を紹介しています。
よろしければ、のちほどご覧ください。
1-2・ロジクールのキーボード

続いて、ロジクール(Logicool)です。
スイスに本部を置く、世界的なPC周辺機器メーカーです。
同社の場合、PC用のテンキー付きは、主にビジネス用として出しています。

【2022年発売】
5・ロジクール SIGNATURE K650 K650GR
6・ロジクール SIGNATURE K650 K650OR
¥6,500 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:メンブレン式
配列:日本語112キー
接続:Bluetooth(Logi Bolt)
キーピッチ:
キーストローク:3.0mm
テンキー:あり
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(36ヶ月持続)
SIGNATURE K650は、ロジクールのBluetoothキーボードです。
フルサイズとしては、同社では格安なほうになります。

接続方法は、Bluetooth LEです。
PC内蔵のBluetoothでも対応できますが、同梱のBluetoothアダプタ(LOGI BOLT)を利用してつなげる場合、セキュアに、また安定的につながります。
なお、2021年前後から(企業セキュリティの規格関係で)ロジクールは、従来の2.4GHz帯のレシーバー(LOGICOOL UNIFYING)から、Bluetooth形式のLOGI BOLTに仕様を変えています。
マウスなどでこの旧レシーバーをお持ちでも、互換性はないです。

キーボードの形式は、メンブレン式です。
「深くソフトなキー(deep-cushioned keys)」と言い方で、ロジクールが開発した「新世代」の上位型のメンブレンです。
ただ、方式的に、底打ち時に「潰れる感触」はありますし、耐久面でも価格相応です。

メカニカル式や、ノートPCなど採用されるパンタグラフ式と違って、このタイプはキーごとに個別スイッチがない構造で、押した際にベコベコ感があるので)打ち味が悪いです。
それぞれのキーが独立していないので、故障しやすく耐久性も他方式ほど期待できません。
キーピッチとストロークは、情報が非開示です。
ただ、実測サイトよると、ストロークは3mmほどで、メンブレンにしては深めです。
キー配列は、日本語112キー配列です。
日本語フルサイズの基本形の108キーから、テンキーの上にメディアキーが4つ付く形式です。
ここは問題ないですが、本機はFキーが小さめです。
また、キーとキーの間にスペースもなく、打ちやすさはイマイチです。

各OSへの対応は、Win Mac, iPad OS, Androidと全て公式対応です。
本機は、Windows・Mac・Android・iOSキーの刻印があります。
見た目は煩雑ながら、わかりやすさはあります。
キーについては、OSに応じて自動で切り替わりますが、Logi Options +という同社のソフトで細かい調整も可能です。
なお、異なるOSでも、最大3台までペアリングができます。
充電方式は、「Bluetooth LE」規格に対応するため省エネです。
単4電池2本で、最大3年もつスタミナです。
重さは、約700gと重量級で、持ちはこびは考慮にない製品です。
---
以上、ロジクールのSIGNATURE K650の紹介でした。
同社の製品としては安いものですが、キーがメンブレン式なのがやはりネックです。
打ちやすさを重視する場合、もう少し上のグレードの製品が良いでしょう。
ーーー
このほか、同社からは、メンブレン方式のKBとして、次のようなものがあります。
【2025年発売】
(マウスなし)
(1年保証)
7・ロジクール K250 K250GDd
¥2,500 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
(2年保証)
8・ロジクール K250 MK250GR
¥2,500 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
(マウスあり)
9・Wireless Combo MK250 MK250BK K250GR
¥3,500 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:メンブレン
配列:日本語103キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19.0mm
キーストローク: 2.5mm
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(21ヶ月持続)
第1に、K250シリーズです。
同社の最安クラスのキーボードです。
マウスとのセット展開もあります。

キー方式は、こちらは、メンブレンです。
従来よりキー軸を深め(deep-profile)にとった仕様で、特有のグラつきやすさに配慮はあります。
一方、同社のメンブレン式の上位製品(K650)に採用されるソフトキー(deep-cushioned keys)とも、質は変わります。
配置も、アイソレーションキーでもないですし、おすすめはしにくいです。
ーーー

【2023年発売】
10・Logicool WAVE KEYS K820
¥10,300 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac Android
キー方式:メンブレン式
配列:日本語(エルゴノミック)
接続:Bluetooth LE USB無線
キーピッチ:18.5mm
キーストローク:2.5mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ
電池: 単4電池×2(24ヶ月持続)
第2に、WAVE KEYS K820です。
方式は、こちらも、メンブレンです。
配置的には、エルゴノミクス配置のキーボードです。
この手の配置は(キークロンほか)メカスイッチでもないわけではないですが、シートスイッチ式のメンブレンが多いです。
確かに、人間工学的に理に適った配置ではあるのですが、押し味はやはり「メンブレン」なので、個人的には好みません。

【2016年発売】
11・Logicool Bluetooth キーボード K780
¥8,900 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語103キー
接続:Bluetooth 4.0 LE USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:2mm
テンキー:あり
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(24ヶ月持続)
K780は、ロジクールの無線キーボードです。

接続方法は、2種類です。
Bluetoothを利用する方式と、付属のUSBドングル(2.4GHz帯)を使う方式です。
発売時期の関係で、USBドングルは、Bluetooth式ではないです。

キーボードの形式は、パンタグラフ式です。
メカニカル方式には総じて負けるものの、パンタグラフ式としては優れた打ち味です。
なお、メカニカル式に較べて静音性は相当高いです。

文字キーの間隔(キーピッチ)は、19mm程度で、キーが沈む深さ(キーストローク)は2mmです。
キーはロジクール特有の丸みを帯びたものですが、キーが大きめで打ちやすいです。
キー配列は、日本語配列です。
フルサイズのキーボードです。Fキーは小さめですが、目立った変則的な配置はなく、打ちやすそうです。
各OSへの対応は、Win Mac, iPad OS, Androidと全て公式対応です。
接続したデバイスに応じて、自動でキーマップが切り替わります。
Windows・Mac・Android・iOSキーの刻印があるので、初心者に優しいと言えます。
充電方式は、単4電池2本で、最大2年もつスタミナ仕様です。
Bluetooth LE規格に対応するためです。

台座は、この機種の場合フルサイズながら、スマホ・タブレット用に付属です。製品を立てて利用できます。
スタンドは、画面サイズが12インチまでのスマホ・タブレットならば置けます。
重さは、約1100gと重量級です。
その分、しっかりと固定して置けるため、打ちやすいと言えます。
---
以上、ロジクールのK780の紹介でした。
パソコン単体では滝野が良さそうですが、スマホ・タブレットとの併用ならば、割と良い選択肢と言えるフルサイズキーボードです。
これらの端末の利用が想定できるならば、この機種は有力な候補でしょう。
パンタグラフ式としては、キーも十分打ちやすいですので、ノートPCに慣れた人ならば、パソコンでの利用でも不満は生じにくいと思います。
ーーー
【2022年発売】K580RO K580GR K580OW
12・ロジクール Slim Multi-Device K580
¥7,900 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語107キー
接続:Bluetooth LE USB無線
キーピッチ:約19mm
キーストローク:約2mm
テンキー:あり
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(36ヶ月)
なお、2022年末に、パンタグラフ式(シザー式)の製品がもう1機でました。

写真のように、タブレット・スマホ用のフォルダがある仕様です。
ミニマリスト向けとされるフルサイズで、K780より10cmほど短い143.9mmの幅です。

キー配置は、日本語107キー配列です。
詰め込み型で矢印キー周りやテンキーとの間隔が少し窮屈です。
機能キーあたりも変則的です。
しかし、テンキー部分は(大きくは)いじらず「テンキー多様派のミニマリスト」のニーズはふまえます。
キーサイズは、真四角ですが19mm程度です。
キーストロークも2mm程度はあるので、変則的ではないです。
---
結論的にいえば、割とうまく小型化した機種かなと思いました。
本機のターゲット層(=テンキー好きなミニマリスト)を考えれば「あり」な仕様です。
ただ、次に見る同社のメカニカル式は、「本当のフルサイズ」です。そちらの方が確実に打ちやすい配置です。
「机が片付く」のは本機の利点ですが、打ちやすさの部分で「仕事が片付く」とは必ずしも言えないでしょう。
とくに、ブラインドタッチを覚えたい方にも、やはり少し不向きです。
ーーー
【マウス付属】MK470RO MK470GR MK470OW
13・ロジクール Slim Combo MK470
¥7,709 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
なお、同時発売のMK470は、上部にスマホフォルダはないものも、キーボード部分の規格は同じです。
こちらは、無線マウスが付属ですが、USB無線だけで、Bluetoothは非対応です。
なお、付属マウスは、正直、人間工学的な意味で使いやすいとは言えません。

【2023年発売】
14・ ロジクール MX KEYS S KX800sGR
14・ ロジクール MX KEYS S KX800sPG
¥19,247 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac iPadOS Android
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語112キー
接続:Bluetooth(Logi Bolt)
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ(ほぼ)
電池: 充電式(5ヶ月)
MX KEYS S KX800 は、ロジクールが2019年に販売したキーボードです。

MXシリーズは、同社のビジネス用の高級機のみに付けられるシリーズ名です。

キーボードの形式は、本機も、パンタグラフ式です。
繰り返しになりますが、ロジクールは、キートップに溝をつけているのが特長です(Perfect Strokeキー)。
大昔のタイプライターにも見られる発想ですが、この方式は打ち間違いが減り、ストロークの正確さを向上させるでしょう。
キーピッチは、19mm、キーストロークは1.8mmです。
この点では、同社の下位機と同じです。
ただ、素材として陽極酸化アルミを採用します。本体の重量が960gとしっかりあるので、打鍵の安定性は高いです。
旧機では押し上げ圧のデータの公開もあり、60±20gです。
メカニカル式とは比較できないのですが、しっかりした打ち味と言えます。
キー配列は、日本語112キー配列です。
テンキーの上にメディアキーが付くもので、配置はオーソドックスです。
フルサイズのキーボードで、Fキーを含めてキーピッチが確保されます。

接続は、Bluetoothほか、Logi Boltにも対応します。
2.4GHz帯無線ではなく、Bluetoothドングルです。
ただ、PC内蔵のBluetoothと違い、一対一でつながるので、企業的な情報セキュリティ基準に適うという意味で採用されています。
各OSへの対応は、USBの場合、Win Macのみです。
Bluetoothでは、これらに加えてiPadOS Androidも対応可能です。
充電方式は、バッテリー式で、最大5ヶ月という評価です。
本機は、Bluetooth LEですが、バックライト搭載だと評価値が短くなります。
バックライトをずっと使う場合、最大10日間です。
なお、充電ケーブルは、USB-C to USB-Aケーブルです。
重さは、約810gです。
ふだんの持ちはこびには向きません。

一方、ここが本機の最大のポイントかと思いますが、本機はMXシリーズなので、Logicool Flowに対応します。
この仕組みは、このブログでは【ワイヤレスマウスの比較記事】でも紹介しました。
MXシリーズのマウスを利用する場合、マウスカーソルで2台のPC(Mac含む)をシームレスに行き来(操作)できる同社のソフトです。
ファイル・画像・ドキュメントは、MacとWindows間でもやり取りできます。本機はこれに連動して、現在マウスで操作している方のデバイスに、Bluetooth入力が自動で切り替わる仕様です。
愛用者には便利でしょう。お持ちでない方も、同時に揃えるのも良いかと思います。

このほか、新機種になって、マクロが充実しました(Smart Actions)。
同社のアプリ(Logi Options+)を通して、ボタンのカスタマイズほか、1ボタンで多段階のアクションのプログラム可能になっています。デフォルトで提案されるショートカットも多く、面白い新機軸です。
---
以上、ロジクールのMX KEYS KX800 Sの紹介でした。
ゲーム用を除けば、ロジクールの製品でもっとも高品質なBluetoothキーボードです。
また、他社と比べても、パンタグラフ式のフルサイズ機としては、かなり優れた製品です。堅牢な素材と適度な重量感、そして、キートップの工夫で、打ち味は期待できるでしょう。
ーーー
このほか、同社のパンタグラフ式は、以下のようなラインナップもあります。
違いを順番にみておきます。

【英語Mac配列】
【2024年発売】
15・ ロジクール MX KEYS S for Mac KX800sMSG
¥19,800 楽天市場 (11/16執筆時)
【2020年発売】
16・ ロジクール MX KEYS for Mac KX800 KX800M
¥17,000 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Mac iOS iPad OS
キー方式:パンタグラフ式
配列:英語109キー(Mac配列)
接続:Bluetooth(Logi Bolt)
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ(ほぼ)
電池: 充電式(10日間)
第1に、MX KEYS KX800Mです。
新旧ありますが、20年機は、先述のLogi Boltではなく、従来の2.4GHz帯のUnifying USBレシーバー)になります。そのほか、Smart Actionsの対応は、新機種からです。
値段差もないので、新機種で良いでしょう。

一方、「MX KEYS for Mac」ということで、配色をMacに合わせてあるほか、付属ケーブルをUSB-C to USB-C充電ケーブルにしています。
一方、本機は「Mac用」ですが、英語109キー配列となります。したがって、iMacなどに初期付属するMacの日本語配列キーボードとは配置が異なります。
そのため、親指での日本語・英語切替になれているような、Mac用日本語配列キーボードユーザーは、普通のKX800Mのほうがむしろ良いと思います。
各OSへの対応は、Macほか、iOSあるいは、iPad OSは対応です。
そのほかのOSについての情報はないです。
ーーー
【2024年発売】
17・ ロジクール SIGNATURE SLIM K950 K950GR
18・ ロジクール SIGNATURE SLIM K950 K950OW
¥9,900 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語113キー
接続:Bluetooth LE USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ(ほぼ)
電池: 単4電池2本(36ヶ月)
第2に、SIGNATURE SLIM K950です。
同社のパンタグラフ式の下位機です。

同じく、薄型でパンタグラフ式ですが、キートップに溝(Perfect Strokeキー)がない形式です。実際、打鍵すると打ち味に差があるので、筐体の剛性のほか、中身のシザー金具もおそらく異なります。
ただ、一般的なノートPCと比べて悪いわけでなく、値段相応にこちらも快適です。
各OSへの対応は、Bluetoothならば、Win Mac, iPad OS, Androidと全て公式対応です。
接続は、Bluetoothほか、先述のLogiBotlに対応します。
キーのカスタマイズ(Logi Options+アプリ)も上位同様にできます。
あとは、電源が電池式なる点、LEDバックライトがない点などが目立つ違いです。
--
結論的にいえば、同じような外観ですが、比べれば、打鍵感には値段差分の差が付きます。
むろん、この値段のパンタグラフ式としては優秀ですが、とくにブラインドタッチで、高速タイプピングする場合は、上位機を選ぶ意味はあります。
ーーー

【2025年発売】
19・ ロジクール Signature Slim Solar+ K980 K980GR
¥14,900 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語113キー
接続:Bluetooth LE USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
テンキー:あり
Fキー:フルサイズ(ほぼ)
電池: ソーラー充電
第3に、Signature Slim Solar+ K980です。
1つ上のSIGNATURE SLIM K950を基にした「コンセプトモデル」的なものです。
キー配置は同じで、構造も同じ薄型のパンタグラフ式です。

ただ、上部にソーラーパネルを備えており、条件次第ですが、10年間充電不要という製品です。
基になった先ほどの K950は「3年間充電不要」の省エネ性だったので、本機でこの仕組みが実現できたと言えます。
充電は、200ルクス以上なので、室内照明でも十分に利用できます。一方、内蔵電池が空になった場合は、USBなどでの充電はできない仕様です。とくに、0%になった場合は、1000ルクス以上での立ち上げが必要なのが注意点です。
とはいえ、満充電状態から無充電でも、1日8時間利用で4ヶ月という長寿命なので、実際的には「壊れない限り」バッテリー不要という感じでしょう。
とはいえ、あくまで、内部にリチウム電池はあるので、そちらの想定寿命(10年)はあるので、利用限界はあります。
本体構造は、一方、引き出し式の脚が省略です。
4度固定でキーボードの角度付けが調整できません。
あとは、右シフトキーの下のキーがAI機動キーとして利用できる点ほか、主にショートカット部分の仕様変更が目に付くほどです。
--
結論的にいえば、利用環境と価格次第では選択肢にできるでしょう。
ソーラーの仕組みも欠点となる部分は(今のところ)感じません。ただ、個人的には、段差調整が効かない部分はネックに思えます。また、下位機でも、普通に電池は3年保つ点をふまえると、費用対効果はあまり良くない仕組みには思います。

【2022年6月発売】
【タクタイル(茶軸)】KX850FT
20・ロジクール MX MECHANICAL Tactile Quiet
¥18,455 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【リニア(赤軸)】KX850FL
21・ロジクール MX MECHANICAL Linear
¥22,400 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【クリッキー(青軸)】KX850FC
22・ロジクール MX MECHANICAL Clicky
¥22,400 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:メカニカル式
配列:日本語112キー
接続:Bluetooth 5.0
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
Fキー:フルサイズ
電池: 10ヶ月(バッテリー)
MX MECHANICAL も、ロジクール(Logitech)が販売するBluetoothキーボードです。
MXシリーズは、同社のビジネス系のPC周辺機器の「ハイエンド」に冠せられる名前です。したがって、本機は「仕事向けの高級機」です。

キーの種類は、メカニカルですが、キーサイズ(高さ)の部分では、ロープロファイル(低身長)に分類されます。
パンタグラフ式より背が高いですが、一般的なメカニカルスイッチの2/3ほどの背丈になります。

キーボードの形式は、メカニカル式です。
先述のように、パンタグラフ式に比べても、耐久性や打鍵の正確性において優れます。
実際、フルサイズKBの高級機は(ほぼ)この方式になります。

一方、本機は特性の異なる3系列の軸が用意されます。
ロープロキーで、Kailh Choc V2に近い特注のようです。
一方、こちらは、GXキーなどと違い、ストロークを除き、APや荷重などの情報をロジクールが公開していません。そのため、海外のレポートサイトの情報を参考にして書きました。

上表は、メンブレン式・パンタグラフ式は考慮にいれていない、各社のメカ式だけ比べた場合のAtlasの評価値です。順番にみていきます。
第1に、タクタイル(茶軸)です。
荷重は、44g、APは1.3mm、ストロークは3.2mmです。
クリック感はありますが、ストロークが短いの、打ち味は軽快です。
高速タイピングには向き、静音性も評価できる水準です。
第2に、リニア(赤軸)です。
荷重は、43g、APは1.3mm、ストロークは3.2mmです。
クリック感がないリニアな押し味です。チェリーの赤軸(ロープロ仕様)と似ます。
軽快で、高速タイプにタクタイルより向きます。静音性は底打ちも少なめですが、各社チェリーの「静音赤軸」ほど徹底して静かではないです。
第3に、クリッキー(青軸)です。
荷重は、43g、APは1.3mm、ストロークは3.2mmです。
クリック音が大きいタイプです。一方、荷重は同じ性質のチェリー青軸などより軽く、また、ストロークも浅いので、「軽い」が「音大きめ」という性質の軸です。
高速タイピングはスイッチの引っかかりはあるので、ロープロですがそこまで得意ではないです。このシリーズのタクタイル(茶軸)よりも悪いです。

キー配列は、日本語配112キー配列です。
Fキーはフルサイズですし、問題ないです。
ただ、キートップは、日本語のかな印字とMac用のキー印字があるため、すこし煩雑です。

接続は、Bluetooth5(LE)です。
USBドングル(LOGI BOLT USB RECEIVER)も同梱です。
従来のロジクールのUSBドングルとは違って、USB無線(2.4GHz)ではなく、Bluetoothで通信するものです。
不要にも思えますが、PC内蔵のBluetoothと違ってセキュアにできるので、主に企業向けに付けています。
同社のゲーミング用ドングル(USB LIGHTSPEEDワイヤレス)ではないので、1msはでません。が、PC内蔵のBluetoothと違って、セキュアにできるので、主に企業向けに付けています。

ペアリングは、3台まで登録できます。
各OSへの対応は、Win Macに公式対応です。
タブレットも、Bluetoothだと、iPad OS, Androidの対応が確認できます。
キーマップには、本機の場合、Logi Options+というアプリで調整できます。
OS間を超えてファイルなどの移動ができるお馴染みのLogicool Flowも対応です(上記写真)。なお、Logicool Flowは、マウスを使って便利な機能なので【ワイヤレスマウスの比較記事】のほうで説明しました。

充電方式は、内蔵バッテリー式です。
フル充電後最長10ヶ月です。ただし、バックライトを利用する場合、15日間です。
−
以上、ロジクール(Logitech)のMX MECHANICALの紹介でした。
仕事用のメカニカルキーボードに慣れている方は、ロープロファイルである部分に違和感を感じる可能性はあります。
ただ、ノートPCのようなパンタグラフ式に慣れきっている方は、むしろこれくらいの高さの方が、違和感なく使える部分はあるかと思います。
一方、他社高級機と比較する場合、装備として、バックライトがある点と、Bluetoothより安定する、USB無線方式の接続が利用できる点が、同社の魅力です。
Logi Options+を含めたソフト周りの出来も良いため、同社のMXシリーズのマウスと一緒に使う場合、便利に使えると言えます。

【2024年発売】
【タクタイル(茶軸)】G915WLX-TCBK G915WLX--TCWH
23・ロジクール G915 X LIGHTSPEED
23・ロジクール G915 X LIGHTSPEED
¥32,700 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【リニア(赤軸)】G915WLX-LNBK
24・ロジクール G915 X LIGHTSPEED
¥32,700 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【クリッキー(白軸)】G915WLX-CKBK
25・ロジクール G915 X LIGHTSPEED
¥32,700 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
OS対応:Win Mac, iPad OS, Android
キー方式:メカニカル式
配列:日本語112キー
接続:Bluetooth 5.0 USB無線
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
Fキー:フルサイズ
電池: 800時間(ライトオフ)
G915 X LIGHTSPEEDは、ロジクール(Logitech)が販売するBluetoothキーボードです。
2024年に、同社の「GL軸」が新タイプになり性質がやや変わったので、その部分をふまえて説明します。

本機は、同社の高級な「ゲーミングキーボード」として売られるものです。
そのため、LEDバックライトほか、ゲーム特有の機能が付加されます。ただ、ライトはOFFにもできますし、性能が良いので、ゲーム以外に多用途に使えるでしょう。
設計が新しく、Bluetooth 5.0を採用するので、通信安定性の部分でもメリット性を享受できます。
ただ、後述しますが、本質的には、Bluetoothではなく、USB無線(2.4GHz)でつかうことが前提の製品です。

本体は、5052アルミニウム合金(マグネシウムとの合金)と鋼板です。
高級ゲーミングキーボードの例に漏れず、安定性と耐久性を高めています。

キーボードの形式は、本機もメカニカル式ーボードです。
同社の(新)薄型GL軸で、いずれもストローク(3.2mm)、AP(1.2mm)と低め位置のいわゆる「ロープロキー」です。
先ほどみたFILCOが使っていたチェリーの茶軸(ST 4mm/ A P2mm)より浅めです。

上表は、この軸の特性を「Atlas基準」でまとめたものです。値は、先ほど出した、FILCOのマジェスタッチ(茶軸などのチェリーMX軸)とあわせています。
なお、タクタイル・リニア・クリッキーのうちクリッキーは日本未展開ですが、あわせて紹介します。
第1に、タクタイル(茶軸)です。
ストロークが浅めで、荷重も軽めなので、押した時クリック感(カチカチ感)があるタイプです。クリック感が強めなタクタイル方式では、入力が高速にできるタイプのキーです。
底打ち音とクリック音を総合しても静音性は高めで、MX茶軸よりやや静かです。東プレ(静電容量無接点式)の非静音のALL45gに近いです。
第2に、リニア(赤軸)です。
スイッチ音(クリック音)がなく、底付き音のみで仕様です。
入力開始から底打ちまで同じ荷重が続く(軽い磁石の反発のような)触感です。このタイプは、キーの戻りもより良好で、さらに「高速タイピングしやすい」点でゲーム向きです。
一方、クリック感が薄いので、入力の正確性は課題で、ミスタイプや、チャタリング「ぽい」誤入力は多めになる傾向です。
第3に、クリッキー(白軸)です。
こちらは、クリック感(打鍵音)が強いタイプです。
静音性に課題がでるのと、強めのクリック機構がある関係で、軽快性や、高速入力の部分では他方式に負けます。
---
結論的にいえば、「高速タイピング」ができるゲーム向けのロープロ機の「ロジクール」版といえる仕様のキーです。
ただ、ストローク3.2mmは、最近増えた「極短ロープロ」ではなく「ほどほどロープロ」なので、入力時の快適差も、ある程度配慮があるタイプです。
仕事用としては、本体が薄めですしノートPCのパンタグラフ式に慣れていて、手首を反らさず、タイピングしたい方に向くでしょう。比較的軽いタッチで高速入力がしたい方にはおすすめです。
疲れにくさは、一般的に、手首が反りにくく、また、「キートラベル」が少ない点で、ロープロが優るとする見解が多いです。一方、ストロークが短く、クッション性が低めなので、底打ち時の衝撃が強めにでやすく、その部分で疲れる感じはあります。
ただ、ここは軸の性質の方が影響しますし、適切なパームレストを使うか否かでも変わる部分です。
Atlasは、ロープロであることで「疲れにくい」わけではないが、「疲れやすく」なるわけでもないという感じに考えています。

キー配列は、Windows向けの日本語112配列キーボードです。
そのほか、上部に丸いキーが8つあります。
この部分は、Bluetoothの切替ほか、キー配列の切替(ゲームモード)ほか、音量や、ライティングの輝度、音量などのメディアコントロールのために用意されます。
なお、ライティングはOFFにもできますし、仕事用に単色にもできます。

充電方式は、内蔵バッテリー式です。
ライティング最大で36時間、オフで800時間です(約100日)。
ゲーム用キーボードは、反応速度を上げなければならない特殊仕様である点と、暗い環境でのシアター対応をする関係で、バッテリーを消費します。
数日にに1度は充電が必要です。

ネットワークは、Bluetoothほか、USB無線(2.4GHz)にも対応です。
本機はLIGHTSPEEDと呼ばれるUSB無線ドングルを利用して接続が本筋です。
本格的なゲーミング用は、ほぼこの仕様です。
各OSへの対応は、USB無線だと、WindowsとMacに対応です。
Macの場合は付属Mac用ユーティリティソフト(G HUB)でキーの入替設定は必要ですが簡単にできます。記号キーなどの配列も問題なく同じにできます。
未設定だと「半角/全角」は効きません。日本語/英語切替に使う、スペースバー左右の「かな・英数」キー部分も、そのままだと反応しないでしょう。
Bluetoothだと、そのほか、iOS(10以降), Android(4.3以降)に対応表記があります。
ただ、タブレットについては、完全にキー対応するかは不明瞭です。既に見た、タブレット向けに売られる、同社の小型Bluetoothキーボードとは表記が変わりますので。

ハードウェアマクロは、対応です。
キー設定のプロファイルは、最大3種の登録・切替が可能です。
ライティングの調整などのためのボタンが多いのも、ゲーミングの高級機らしいです。
−
以上、ロジクール(Logitech)のG915の紹介でした。
Fキーも付いた、高級キーボードを探している場合、候補の1つになるでしょう。値段相応に、正確で高品質な打鍵が得られますから。ストロークもそこまで浅くないので、ゲーミング用と仕事用との兼用も問題ないです。
仕事用として選ぶ場合も、途中で書いたように、ノートPCの「パンタグラフ式」のような、手のトラベル(動き量)が少なめのほうが、打ちやすく、疲れにくいと感じるタイプの方ならば、相性は良いと思います。
軸は、タクタイル(茶軸)ならば、クセがない性質で、軽めで高速入力もしやすくおすすめです。
なお、Atlasは4mmの通常キーの方が、「クッション性」と「押した感」があって個人的には好みなのですが、こちらも(使って見れば)悪くない感触でした。
1-3・RAZERのキーボード
続いて、シンガポールのPC用ゲーム周辺機器大手のRazerの発売するキーボードです。
「ゲーミング用キーボード」としての展開がメインな会社ですが、フルサイズでは一部仕事用もだします。

【2025年発売】
【オレンジ:タクタイル】RZ03-05271300-R3J1
26・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥28,880 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【イエロー:リニア】RZ03-05271700-R3J1
27・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥28,880 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
配列:日本語92キー
【オレンジ:タクタイル】RZ03-05270800-R3M1
28・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,881 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【イエロー:リニア】RZ03-05271500-R3M1
29・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,880 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
【グリーン:クリッキー】RZ03-05270100-R3M1
30・Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed
¥33,881 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
配列:英語87キー
OS対応:Windows
キー方式:メカニカル式(リニア)
接続:Bluetooth USB無線/有線
キーピッチ:19mm
キーストローク:2.8mm
Fキー:フルサイズ
電池: 980時間(最大)
BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed は、シンガポールのRazerが販売するワイヤレス対応のフルサイズゲーミングキーボードです。

見たとおりのイルミネーション付きのゲーミング用です。
筐体を含めてしっかりした作りで、高級機として販売されます。

キーボードの形式は、メカニカル式です。
軸色は、薄型オレンジ タクタイル、薄型イエロー リニア、薄型グリーン クリッキー、3種類です。ただ、日本語配列のモデルは、クリッキーの展開はないです。
以下、キーごとの特徴を説明します。

タクタイルは、荷重45g、ストローク2.8mm、AP1.6mmです。
適度のクリック感があるタイプですが、荷重は強くしていないので、重くは感じにくい水準です。他社のタクタイル型と同じでバランスが取れた仕様です。
一方、ロープロなので、タイピング速度の部分で(感覚的な部分を含め)やや有利ですが、4mmのフルハイトのキーに比べると、クッション性は弱く、打ち心地や、打鍵の正確性の部分で、多少課題はあります。
リニアは、荷重45g、ストローク2.8mm、AP1.2mmです。
クリック感がないタイプです。磁石の反発のような感触で、入力開始から底付きまで一定の荷重で進む感じです。
ロープロである上で、作動点も浅めなので、高速入力は得意です。一方、各社「赤軸」に近い感覚で、荷重はそこまで強く感じません。静音性も、特別な「静音処理」をした他社のキーを除けば、良い方です。
クリッキーは、荷重45g、ストローク2.8mm、AP1.2mmです。
明確なクリック感がある「カチカチ」タイプです。他社の「青軸」系です。
打鍵音があるので静音性はイマイチです。一方、チェリーの青軸(60g)、ロジクールのGX青軸(50g) に比べても、荷重はより控えめです。
ロープロでストロークが短い部分を含めて、この軸はクリック感が強い製品にしては「軽め」との評判です。クリッカブルながら、それなりに高速タイプであるのは、珍しいです。
ただし、クリッキーは現状日本未発売です。ニッチなので、今後出るか不明です。

キー配列は、日本語配列(108キー)と英語配列(104キー)です。
日本語配列をふくめて特に変則的な配置はないです。
Fキーも大きめです。

なお、上部に11種のボタンと、回転式のマルチファンクションコントローラーがあります。
音楽再生、バッテリー設定(モード変更や電池の残量確認)のためのボタンほか、AI プロンプトマスターというボタンあります。
ゲーム中に押すと、AIプロンプトが起動し、あらかじめ設定ソフト(Razer Synapse 4)で選択して置いたAI(ChatGPT / Microsoft Copilot )で、言いかえ、要約、文章生成などを依頼する感じです。
主には、プレイ中の翻訳などの用途でしょう。便利なような気もします。
各OSへの対応は、Windows以外の明記はないです。

Razer HyperPolling Wireless Dongle
¥4,480 Amazon.co.jp (11/16執筆時)
接続方法は、Bluetooth 5ほか、2.4GHz帯のUSB無線・有線(USB-C)での接続にも対応します。
なお、ロジクール(G Pro)と 同じく、USB無線利用時も1000Hzのポーリングレートの保証性があります。また、別売のドングルを導入すれば、4000Hzまで伸ばせます。
同社のマウスと共通の周辺機器です。主にはマウス向きでしょう。
充電方式は、内蔵バッテリー式です。
付属のUSB-Cケーブルで、充電も可能です。
持続時間は最大980時間(省電力+BT接続)表記ですが、ライティングもある製品で、USB-C無線も使うならば数日ほどだと思います。
その他、フルNキーロールオーバー仕様で、キーボードの角度調整に対応できます。
−
以上、RazerのBlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeedの紹介でした。
ゲーミング用周辺機器の専門企業だけに、キー特性を含めてその用途に最適化された展開です。とくに、「高速タイピング」の部分を優先するならば、どの軸も(性質に合わせつつ)配慮があるため特に有効でしょう。
逆に、一般の仕事用には(使えますが)劇的に向く仕様でもないため、ゲーム専用で高級機を探している方向けと言えます。
少し高いですが、キーやスイッチの耐久性・耐摩耗性にも配慮があるため、特殊な打ち方(というか力の入れ方)をするゲーム用として選択肢になります。
ただ、先述のように、キーサイズ・配置とも特殊なので、用途はそれに限定されるでしょう。
次回に続く!
打ちやすい無線キーボードのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、PC用のフルサイズキーボードの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

2・フルサイズキーボードの比較(2)
2-1:Rezer 2
2-2:エレコム〈日本〉
2-3:バッファロー〈日本〉
2-4:富士通〈日本〉
2-5:キークロン〈中国〉
2-5:東プレ 〈日本〉
2-6:その他の企業〈各社〉
3・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
3-1:最終的なおすすめの提案
つづく、2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかったRazerの残りの製品をみたあと、エレコム・バッファロー・キークロンなどの製品を紹介します。
打鍵感 ★★★★★
誤入力防止 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
高速入力 ★★★★★
静音性 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
便利機能 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回記事(こちら)の結論編に入ります。
今回見たBluetoothキーボード全機種から、いつものように目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種をあげていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
