【今回レビューする内容】 2023年 PCI-Express Gen4とGen5の内蔵SSDドライブの性能とおすすめ・選び方:PS5対応SSDドライブ:M.2 (Type2280) M.2 PCI-Express 4.0 PCI-Express 5.0 接続の製品:PCIe Gen4 高速な第4世代・第5世代SSD
【比較する製品型番】WD Black SN850X WDS100T2XHE WDS200T2XHE WDS100T2X0E WDS200T2X0E WD Black SN770 WD_Black SN850 NVMe SSD for PS5 Consoles WDBBKW0010BBK-JRSN WDBBKW0020BBK-JRSN WDBBKW0010BBK-WRSN WDBBKW0020BBK-WRSN サムスン 980 PRO Micron Crucial P5 Plus Corsair MP600 PRO XTシリーズ MP600 PRO LPXシリーズ Force MP600シリーズ MP600 PRO NH GS GIGABYTE AORUS 7000s キオクシア EXCERIA PRO SSD-CKN4PJシリーズ エレコム ESD-IPS0500G ESD-IPS1000G ESD-IPS2000G ロジテック LMD-PS5M200 LMD-PS5M100 CFD PG4NZL PG3NF2 D PG5NFZ CSSD-M2M1TPG5NFZ CSSD-M2M2TPG5NFZ CSSD-M2M4TPG5NFZ AODATA LEGEND 840 トランセンド TS2TMTE250S TS1TMTE250S
今回のお題
最新の内蔵SSDは、どの製品がおすすめ?
どもAtlasです。
今回は、2022年12月現在、最新のSSDの比較です。
1・内蔵SSDドライブの比較 (1)
接続:SATA(2.5インチ)
用途:HDDからの換装
速度:〜560MB/s
2・内蔵SSDドライブの比較 (2)
接続:M.2 PCI-Express 3.0
用途:SSDからの換装
速度:2000MB/s〜
3・内蔵SSDドライブの比較 (3)
接続:M.2 PCI-Express 4.0 & 5.0
用途:ゲーミングPC・PS5の高速化
速度:3200MB/s〜
4・内蔵SSDドライブの比較 (4)
接続:M.2 S-ATA
用途:古いノートPCの修理
速度:〜550MB/s
5・内蔵SSDドライブのまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ製品の提案
3回目の記事となる今回は、PCI-Express 4.0接続の高速SSDを比較します(第4世代SSD)。
加えて、最新世代となるPCI-Express 5.0の製品(第5世代SSD)も速報的にフォローしました。
第4世代SSDは、もとは「ゲーミングPC」向きでした。しかし、最近はMacBookを含む中級ノートPCでも搭載するなど「標準化」しています。
そのほか、PS5(Play Station5)のスロットがPCI Express 4.0なので、換装用につかう方も増えています。
しかし、スロット的にPS5や省スペースPCだと入らないSSDもあるので、「SSDドライブの厚み」や、対応状況も含めて、今回は説明するつもりです。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後に「結論」として、上表のポイントから目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
0・M2タイプの内蔵SSDの選び方の基本
0-1:書込・読込速度
0-2:耐久性と保証期間
0-2:廃熱構造
はじめに、M2タイプの内蔵SSDのスペック面からの「選び方の基本」を簡単に解説しておきます。
0-1・SSDの書込速度・読込速度
第1に、速度についてです。
規格上の最大速について言えば、PCI-Express 4 .0は、現状で7000MBバイト/秒、PCI-Express 5 .0は、現状で10000MBバイト/秒が最高です。
PC側に対応スロットがない場合も、PCI-Express 3.0と互換するので、理論上、上表ほどの限界速度でつながります。
読込速度:3000MB/s
書込速度:2500MB/s
ランダム:400K/500K IOPS
速度的なスペックは、今回の記事では各製品について、以上のような数値を出しています。
読込速度・読込速度は、HDD(ハードディスク)の場合と同じですので、説明不要でしょう。
ただ、M2.SSDに場合は、ディスクが1秒あたりアクセスできる容量を示す、IOPS (I/O per Second)というランダムアクセス速度が公開されます。
実体に近いため、こだわる方は、この値を重視する方は多いです。
今回の記事でもスペックを比較しています。
400KB × 4KB(QD1)÷ 1000
=1600MB/s
普通の速度に当てはめる場合の、標準の計算式は以上です。
例えば、ランダム読込が400K IOPS(=40万)の場合です。
QD1基準の転送サイズ4KB(4キロバイト)とかけ算し、それをMB(メガバイト)に換算するために、1000で割り算すると、約1600MB/sとなります。
ただ、計算が面倒です。また、基本的に「読込速度込/読込速度」にだいたい比例するので、今回の記事では、(値がかけ離れて)注意するべき場合についてだけ、言及しています。
0-2・SSDの耐久性と保証
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
第2に、耐久性と保証についてです。
保証期間については、ほぼ全てのブランドが「5年間保証」をつけています。
HDDより耐久性が高いので、この部分で差は付きません。
一方、M2タイプの内蔵SSDは、サーバー用などで、耐久性を求める方のために、書込耐久性(僧書込量)が明示されるのが普通です。
この数値が大きいほど「故障可能性」が低いです。
:300TBW(612GB)
:600TBW(1TB)
:1200TBW(2TB)
なお、同じシリーズのSSDの場合、例えば1TBの耐久性が600TBWだったら、2TBは1200TBWとなる「法則」なので、今回は1TBのSSDの場合の耐久性を示して比較しています。
0-3・SSDの廃熱
第3に、SSDの廃熱、とくに、ヒートシンクの有無です。
ノートPCでも、デスクトップでも、基本的には「なし」でOKです。
しかし、Eゲームやサーバー向きの製品は、高負荷時の速度低下を防ぐために、ヒートシンクが標準装備です。
ただ、形状が特殊になりますし、ケース自体の廃熱に問題ないならば、ゲームに使うにしても、(プロ以外は)普通のSSDでOKです。
どのゲームメーカーもそこまでスペックは要求はしていませんので。
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以上、内蔵SSDのスペック面からの「選び方の基本」を書きました。
これ以外にも、キャッシュや、節電性(低発熱性)など、見るべきところはありますが、細かい部分は、具体的な製品紹介の中で書いていきます。
1・PCIe gen4 gen5 内蔵SSDの比較 (1)
1-1:WD〈米国〉
1-2:サムスン〈韓国〉
1-3:マイクロン〈米国〉
1-4:コルセア〈米国〉
2・PCIe gen4 gen5 内蔵SSDの比較 (2)
2-1:キオクシア〈日本〉
2-2:トランセンド〈台湾〉
2-3:ギガバイト〈台湾〉
2-4:他の企業〈Gen.4 Gen5〉
3・内蔵SSDドライブのまとめ 【結論】
3-1:最終的なおすすめの提案
1-1・WDのSSDドライブの比較
では、具体的に、M2.PCI Express 4.0規格の内蔵SSDを紹介していきます。
はじめに、米国のWD(ウエスタンデジタル)のSSDからです。
WDは、自社グループで、中身のメモリも含めて完全に生産できる世界的な企業です。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては、赤字系で、イマイチと思う部分については青字系で、本文を記していきます。
【2022年発売】【WD Black SN850Xシリーズ】
【1TB】
1・WD Black SN850X WDS100T2X0E
¥17,880 楽天市場 (1/28執筆時)
1・WD Black SN850X WDS100T2X0E-EC
¥17,748 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7300MB/s
書込速度:6300MB/s
ランダム:最大800K/1100K IOPS
【2TB】
2・WD Black SN850X WDS200T2X0E
¥34,980 楽天市場 (1/28執筆時)
2・WD Black SN850X WDS200T2X0E-EC
¥36,626 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【4TB】
3・WD Black SN850X WDS400T2X0E
¥65,080 楽天市場 (1/28執筆時)
3・WD Black SN850X WDS400T2X0E-EC
¥91,500 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
SN850Xは、アメリカのWD(ウエスタンデジタル)が販売するWD Blackブランドの上位機です。
2020年登場のSN850とSN850Xの違いは速度です。とくに、とくに書込速度は20%ほど増しました。
なお、ネット用のEC型番もありますが、性能は同じです。
ドライブの速度は、同社の製品の中で「最高速」です。
なお、WDは、SSDを含むストレージ全般については、「色」で目的を分けてくれているので「分かりやすい」です。
本機はBlackなので、速度重視で、ゲーミングPCなどに向く仕様です。Blackでもグレードがありますが、その中でも「最高速」なのがこちらです。
一方、Windowsについては、ゲームのロード予測機能など、ソフト的な調整機能で、実速度を向上する仕組みもあります(ゲームモード2.0)
耐久性は、1TBあたりで、600TBWです。
標準以上であり、優秀です。
ヒートシンクは、未装備です。
表面をシートで被っていますが、薄型のヒートシンクというわけではないらしく、その機能性は示していません。
保証期間は、5年間です。
PS5への搭載は、厚み的に、本機は対応です。
---
以上、WDのWD Black SN850Xの紹介でした。
ゲーミング用としては、性能が期待できる機種の1つです。
おなじく、中身のメモリごと完全生産できる、ライバルのサムソンのSSDも見ないといけませんが、この用途では性能の期待値は高いでしょう。
ーーー
【2020年発売】
【WD Black SN850Xシリーズ】
【1TB】(ヒートシンク付属 )
4・WD Black SN850X WDS100T2XHE
¥19,073 楽天市場 (1/28執筆時)
4・WD Black SN850X WDS100T2XHE-EC
¥24,299 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7300MB/s
書込速度:6300MB/s
ランダム:最大800K/1100K IOPS
【2TB】(ヒートシンク付属 )
5・WD Black SN850X WDS200T2XHE
¥37,391 楽天市場 (1/28執筆時)
6・WD Black SN850X WDS200T2XHE-EC
¥44,799 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(8.8mm)
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
そのほか、本機については、ヒートシンク付きのモデルがあとから販売されました。
中身の性能は、先ほどの機種と同じです。なお、4TBモデルの展開はないです。
。
PCI Express 4.0のヒートシンクは背が高いものも多いです。
ただ、本機は8.8mmなので、ロープロファイルといえます。設置性は良さそうです。
PS5への搭載も、厚み的に、本機は対応です。
同社の製品は、、WD BLACK SSD DASHBOARDの設定変更で、SSDの低電力モード機能を無効にできる「ゲームモード」も備えますし、この用途には向くでしょう。
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【2022年発売】
【PS5ライセンス取得】for PS5 Consoles
【1TB】
7・WD Black SN850 WDBBKW0010BBK-JRSN
¥32,780 楽天市場 (1/28執筆時)
7・WD Black SN850 WDBBKW0010BBK-WRSN
¥23,399 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7000MB/s
書込速度:5300MB/s
ランダム:最大1000K IOPS
【2TB】
8・WD Black SN850 WDBBKW0020BBK-JRSN
¥54,780 楽天市場 (1/28執筆時)
8・WD Black SN850 WDBBKW0020BBK-WRSN
¥39,840 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7000MB/s
書込速度:5100MB/s
ランダム:最大1000K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(8.8mm)
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
また、ヒートシンク実装型の「亜種」となるのが 「WD_BLACK SN850 NVMe SSD for PS5 Consoles」です。
ようするに、「PS5コンソール用のライセンス」を取得した製品です。
型番が2系統ありますが、Amazonは、国際仕入れで売っているからで、中身は同じで、保証もグローバルで受けられます。
実際、厚みの部分がクリアされればPS5に「ハマる(使える」ので、公式品を必ずしも買う必要はないです。同社の上位シリーズ(SN850X)も(もちろん)対応です。
ただ、ごく希な話として「相性問題」が発生した場合、(WD・ソニー双方から)確実に対応して貰える部分の「安心料」とは言えるでしょう。
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【2022年発売】
【WD Black SN770シリーズ】
【250GB】
9・WD_Black SN770 NVMe WDS250G3X0E
¥8,047 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4000MB/s
書込速度:2000MB/s
ランダム:240K/470K IOPS
【500GB】
10・WD_Black SN770 NVMe WDS500G3X0E
¥8,779 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:5000MB/s
書込速度:4000MB/s
ランダム:460K/800K IOPS
【1TB】
11・WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E
¥14,000 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:5150MB/s
書込速度:4900MB/s
ランダム:740K/800K IOPS
【2TB】
12・WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E
¥27,558 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:5150MB/s
書込速度:4850MB/s
ランダム:740K/800K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
加えて、PCI Express 4.0対応のBlackの下位機となるのが、 SN770シリーズです。
2022年にモデルチェンジがあり、容量が多いモデルは、速度スペックが上位機に(少し)近づきました。
値段も割と安い水準ですし、性能に比したお得感は感じます。
ただし、ヒートシンク付きはありません。
1-2・サムスンのSSDドライブの比較
続いて、韓国のサムスンの内蔵SSDドライブです。
【250GB】
13・サムスン 980 PRO MZ-V8P250B/EC
¥ 11,091 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
13・サムスン 980 PRO MZ-V8P250B/IT
¥ 10,980 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:6400MB/s
書込速度:2700MB/s
ランダム:500K/600K IOPS
【500GB】
14・サムスン 980 PRO MZ-V8P500B/EC
¥15,131 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
14・サムスン 980 PRO MZ-V8P500B/IT
¥ 14,980 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:6900MB/s
書込速度:5000MB/s
ランダム:800K/1000K IOPS
【1TB】
15・サムスン 980 PRO MZ-V8P1T0B/EC
¥19,990 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
15・サムスン 980 PRO MZ-V8P1T0B/IT
¥19,680 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7000MB/s
書込速度:5000MB/s
ランダム:1000K/1000 IOPS
【2TB】
16・サムスン 980 PRO MZ-V8P2T0B/EC
¥35,333 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
16・サムスン 980 PRO MZ-V8P2T0C/IT
¥ 37,979 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:5100MB/s
ランダム:1000K/1000 IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
サムスン 980 PROも、PCI Express 4.0対応の製品です。
WDとほぼ同時に出ました。
こちらもは、ECでおわるものがAmazon限定型番、ITで終わるのが通常型番です。
どちらも同じ製品です。
放熱については、本機は、ヒートシンク自体はありません。
ただ、配慮があります。
コントローラーのニッケルコーティングと、ヒートスプレッダーラベルです。
これと高度な熱コントロールで制御するため、サイズ的(高さ)にヒートシンクが入らない筐体の方には、わりと良いでしょう。
むろん、ヒートシンク式の方が効率的に排熱するでしょうが、勝手にラベルを剥がしたりしない限り、熱暴走など、特に問題もなさそうです。
ドライブの速度は、500GB以上は、高速水準です。
とくに読込についていえば、WD Blackの最上位と一定の差はありますが、その分安めですので、単純に優劣はつけられません。
耐久性は、1TBあたりで600TBWです。
保証期間は、5年間です。
PS5への搭載は、厚み的に、本機は対応です。
---
以上、サムスン 980 PROの紹介でした。
カードの高さ(厚み)が問題で、ヒートシンク付きが設置できない場合には「使える」製品でしょう。
その上で、大容量タイプは結構安いですので、PCI Express 4.0 の製品の中では、有力な候補でしょう。
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【1TB】(ヒートシンク付属 )
17・サムスン 980 PRO MZ-V8P1T0C/EC
¥19,990 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
17・サムスン 980 PRO MZ-V8P1T0C/IT
¥ 19,980 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7000MB/s
書込速度:5000MB/s
ランダム:1000K/1000 IOPS
【2TB】(ヒートシンク付属 )
18・サムスン 980 PRO MZ-V8P2T0B/EC
¥35,333 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
18・サムスン 980 PRO MZ-V8P2T0C/IT
¥34,980 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:5100MB/s
ランダム:1000K/1000 IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(8.8mm)
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
一方、サムスンもヒートシンク付きの展開があります。
WDとだいたい同じ厚みで、厚さは約8.6mmです。
ヒートシンク付きの薄型ロープロファイルの製品としても「薄め」と言えます。
PS5への搭載は、したがって、厚み的に本機は対応です。
廃熱効率はこれで上がります。大きくなりましたが、PS5の拡張スロットに公式対応するSSDとなります。
1-3・マイクロンのSSDドライブの比較
続いて、米国のCrucialの内蔵SSDドライブです。
米国の半導体メーカーマイクロンのブランド名となります。
同社の場合も、表面実装だけでなく、全体を生産できる会社と言えます。
【2018年発売】
【Micron Crucial P5 Plusシリーズ】
【500GB】
19・crucial P5 Plus CT500P5PSSD8JP
¥8,055 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:6600MB/s
書込速度:4000MB/s
ランダム:
【1TB】
20・ crucial P5 Plus CT1000P5PSSD8JP
¥12,300 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:6600MB/s
書込速度:5000MB/s
ランダム:
【2TB】
21・ crucial P5 Plus CT2000P5PSSD8JP
¥28,000 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:6600MB/s
書込速度:5000MB/s
ランダム:
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
Micron Crucial P5 Plusシリーズは、Micronが日本に初めて投入したPCI Express 4.0対応の製SSDです。
ドライブの速度は、各社の上位機と比べても遜色ない数字です。
ただ、ランダムアクセス時の速度が非公開で、この部分は残念です。
耐久性は、1TBあたりで600TBWです。
保証期間は、5年間です。
CFD販売 HSN-TITAN
¥1,380 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
なお、ヒートシンク付きモデルは現状ではありませんので、必要に応じて、別売で実装になります。Amazonでは、HSN-TITANがセット販売されていました。
PS5への搭載は、したがって、厚み的に本機は対応です。
---
以上、Micron Crucial P5 Plusシリーズの紹介でした。
信頼できるブランドですし、速度も速い製品です。ランダムアクセスの数値がないのは懸念材料とは言え、値段面で、WDやサムスンと勝負はできていると言えます。
予算によっては選んで良い機種でしょう。
ーー
【2018年発売】
【Micron Crucial P3 Plusシリーズ】
【500GB】
22・crucial P3 Plus CT500P3PSSD8JP
¥6,580 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4700MB/s
書込速度:1900MB/s
ランダム:
【1TB】
23・ crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JP
¥9,780 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:5000MB/s
書込速度:3600MB/s
ランダム:
【2TB】
24・ crucial P3 Plus CT2000P3PSSD8JP
¥21,780 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:5000MB/s
書込速度:4200MB/s
ランダム:
【4TB】
25・crucial P3 Plus CT4000P3PSSD8JP
¥47,300 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4800MB/s
書込速度:4100MB/s
ランダム:
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:220TBW/ 1TB
なお、マイクロンの下位機種として Crucial P3 Plusシリーズの販売もあります。
速度は、500GBを除けば「そこそこ」ですが、書込耐久性(TBW)が総じて低いので、やや注意するべき機種と言えます。
1-4・コルセアのSSDドライブの比較
続いて、米国のコルセアの内蔵SSDドライブです。
コルセア自体は中身のメモリー製造せず、表面実装だけです。ただ、ゲーミング関係に強いパーツメーカーとして世界的に知られます。
SSDについては、ヒートシンク付きのゲーミング用にプレゼンスがあり、廃熱にはこだわりがあります。
【1TB】
26・Corsair MP600 CSSD-F1000GBMP600COR
¥26,368 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4700MB/s
書込速度:1950MB/s
ランダム:480K/200K IOPS
【2TB】
27・Corsair MP600 CSSD-F2000GBMP600COR
¥39,329 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4950MB/s
書込速度:3700MB/s
ランダム:580K/380K IOPS
【4TB】
28・Corsair MP600 CSSD-F4000GBMP600COR
¥105,770 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4950MB/s
書込速度:3950MB/s
ランダム:630K/580 IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND QLC
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(15mm)
PS5:
保証期間:5年
書込耐久性:225TBW/ 1TB
Corsair MP600 COREは、米国のコルセアが販売するPCI Express 4.0対応の製品です。
本機は、写真のようなヒートシンクを標準搭載です。ただ、WDより背が高い厚さ15mmの製品ですので、少し注意が必要でしょう。
PS5への搭載は、ヒートシンクが熱いので、非対応です。
ドライブの速度は、単純にスペックだけで言えば、シーケンシャル・ランダム共に、競合他機に負けます。
とはいえ、十分速いですし、廃熱処理の部分を含めれば、何も処理しない場合よりも、実効速度は速いでしょう。もちろん、用途としてはかなり特殊でしょうが。
耐久性は、1TBあたりで225TBWです。
保証期間は、5年間です。
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以上、Corsair MP600 COREの紹介でした。
ヒートシンクは厚みがあり、熱を逃がしそうな構造・サイズです。
ただ、その割に、耐久性のスペックがあまり高くないのは、懸念材料でしょう。
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【Force MP600シリーズ】
【500GB】
29・Corsair CSSD-F500GBMP600R2
¥11,861 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4700MB/s
書込速度:2500MB/s
ランダム:320K/550K IOPS
【1TB】
30・Corsair CSSD-F1000GBMP600R2
¥13,300 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4950MB/s
書込速度:4000MB/s
ランダム:620K/550K IOPS
【2TB】
31・Corsair CSSD-F2000GBMP600R2
¥38,864 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:4950MB/s
書込速度:4000MB/s
ランダム:490K/540K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND TLC
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(25mm)
PS5:
保証期間:5年
書込耐久性:1800TBW/ 1TB
その部分で言えば、書込耐久性の高い1グレード高いシリーズとして、Force MP600シリーズの展開があります。
こちらも、かなり厚みのあるヒートシンクですが、耐久性は1TBで1800TBWと同社の高級機より高いレベルです。
その分、速度は(遅くないですが)「そこそこ」となります。
ただ、マザーボードに組み込めそうならば、なにかしら「常時稼動・長時間稼働」させるような使い方には向くでしょう。
【2021年11月発売】
【MP600 PRO XTシリーズ 】
【1TB】
【型番:CSSD-F1000GBMP600PXT】
32・Corsair MP600 PRO XT
¥ 24,654 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:5800MB/s
ランダム:900K/1200K IOPS
【2TB】
【型番:CSSD-F2000GBMP600PXT 】
33・Corsair MP600 PRO XT
¥ 46,907 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:6800MB/s
ランダム:1000K/1200K IOPS
【4TB】
【型番:CSSD-F4000GBMP600PXT】
34・Corsair MP600 PRO XT
¥(128,000) 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:6800MB/s
ランダム:1000K/1200K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND TLC
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(19mm)
PS5:
保証期間:5年
書込耐久性:700TBW/ 1TB
Corsair MP600 PRO XT は、米国のコルセアが販売するPCI Express 4.0対応の上位機です。
本機は、写真のようなヒートシンクを標準搭載です。
ただ、WDより背が高い厚さ19mmの製品ですので、少し注意が必要でしょう。
PS5への搭載は、ヒートシンクが熱いので、非対応です。
ドライブの速度は、TLC NAND採用ということもあり、他社のPCI Express 4.0対応製品ほど、速度が出ています。
特に、ランダムアクセスは、かなりの数字を出しています。
他社とはReadとWriteが逆さまですが、これで合っています。
耐久性は、1TBあたりで700TBWです。
堅牢といえます。
保証期間は、5年間です。
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以上、Corsair MP600 PROの紹介でした。
ヒートシンク付きで、速度も担保される機種です。
価格次第では、WDなどと「勝負」になるでしょう。ただ、本機の場合も、SSDの厚みについては、事前に調査が必要です。
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【2022年月発売】
【MP600 PRO LPXシリーズ】
【500GB】
【型番:CSSD-F0500GBMP600PLP】
35・Corsair MP600 PRO LPX
¥12,091 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:3700MB/s
ランダム:435K/615K IOPS
【1TB】
【型番:CSSD-F1000GBMP600PLP】
36・Corsair MP600 PRO LPX
¥19,300 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:5800MB/s
ランダム:900K/1200K IOPS
【2TB】
【型番:CSSD-F1200GBMP600PLP】
37・Corsair MP600 PRO LPX
¥35,073 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:6800MB/s
ランダム:1000K/1200K IOPS
【4TB】
【型番:CSSD-F4000GBMP600PXT】
38・Corsair MP600 PRO LPX
¥89,029 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7100MB/s
書込速度:6800MB/s
ランダム:1000K/1200K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND TLC
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(11mm)
PS5:挿入可
保証期間:5年
書込耐久性:700TBW/ 1TB
なお、本機については、ヒートシンクを11mmのロープロファイルにした、MP600 PRO LPXシリーズがあとから追加発売されました。
PS5への搭載は、厚み的に、本機は対応です。
WDやサムスンより多少背はありますが、PS5にも入るサイズです。
形状的も、は放熱性はよさそうに見えます。
ゲーミング用ほかに定番のブランドですし、こちらでも良いかと思います。
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【2021年1月発売】
【1TB】
【型番:CSSD-F1000GBMP600PRO】
39・Corsair MP600 PRO
¥ 27,262 楽天市場 (1/28執筆時)
読込速度:7000MB/s
書込速度:5500MB/s
ランダム:780K/360K IOPS
【2TB】
【型番:CSSD-F2000GBMP600PRO 】
39・Corsair MP600 PRO
¥35,462 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:7000MB/s
書込速度:6550MB/s
ランダム:800K/660K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND TLC
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(15mm)
PS5:
保証期間:5年
書込耐久性:700TBW/ 1TB
そのほか、コルセアは、旧バージョンとして、Corsair MP600 PROを2021年の春に出しています。ロープロファイルではないです。
更新間隔がかなり短かったのですが、新機種の方が、ランダムアクセスの数値がかなり伸びています。選ぶならば、新機種でしょう。
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【2021年発売】
【2TB】
【型番:CSSD-F2000GBMP600PHXT】
40・Corsair MP600 PRO Hydro X Edition
¥66,394 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【4TB】
【型番:CSSD-F4000GBMP600PHXT】
40・Corsair MP600 PRO Hydro X Edition
¥75,380 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
なお、2TBモデルは、コルセアの水冷機構となるHydro X Series対応機です。
同社の水冷システムが必要となる、特殊なSSDなので注意してください。
次回に続く!
内蔵タイプのSSDドライブのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、PCIe gen4 Gen5の内蔵SSDドライブの比較でした。
しかし、記事は、もうすこしだけ「続き」ます。
2・PCIe gen4 gen5 内蔵SSDの比較 (2)
2-1:キオクシア〈日本〉
2-2:トランセンド〈台湾〉
2-3:ギガバイト〈台湾〉
2-4:その他の企業〈gen.4&5〉
3・内蔵SSDドライブのまとめ 【結論】
3-1:最終的なおすすめの提案
続く、2回目記事(こちら )では、残してしまったコルセア製品を少し見たあと、キオクシアほかの企業を見ていきます。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目の最終回記事(こちら)にはいります。
そちらでは、全体の「結論」として、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
後半記事は→ こちら !