【今回レビューする内容】 2025年 PCI-Express Gen4の内蔵SSDドライブの性能とおすすめ・選び方:PS5対応SSDドライブ:M.2 (Type2280) M.2 PCI-Express 4.0 接続の製品:PCIe Gen4 高速な第4世代
今回のお題
PCLe第4世代の内蔵SSDのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年6月現在、最新のPCI-Express 3.0接続のSSDの比較です(=第4世代SSD0)。
第4世代SSDは、少し前までは特殊な「ゲーミングPC」向きの製品でした。
しかし、最近は中級ノートPCでも標準搭載するなど、使途が一般化してきました。
PC用として十分な速度が欲しい方ほか、PS5(Play Station 5)のスロットがPCI Express 4.0なので、そちらの用途も増えています。
ただ、ゲーム機や省スペースPCだとサイズ的に入らないSSDもあるので、速度面のスペックだけでなく、対応状況も含めて詳しく説明するつもりです。
1・PCIe gen4 内蔵SSDの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:WD・Sandisk〈米国〉
1-3:サムスン〈韓国〉
2・PCIe gen4 内蔵SSDの比較 (2)
2-1:キオクシア〈日本〉
2-2:Crucial(マイクロン)〈米国〉
2-3:コルセア〈米国〉
2-4:トランセンド〈台湾〉
3・PCIe gen4 内蔵SSDの比較 (3)
2-1:CFD販売〈日本〉
2-2:SK hynix 〈韓国〉
2-3:SEAGATE〈米国〉
2-4:キングストン MSI Lexar ほか
4・内蔵SSDドライブのまとめ
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、はじめに、第4世代SSDの「選び方の基本」を説明します。
その後、各社の製品をみていくという構成です。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、いつものように、最後に「結論」として、上表のポイントから目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
ーーー
1・内蔵SSDドライブの比較 (1)
接続:SATA(2.5インチ)
用途:HDDからの換装
速度:〜560MB/s
2・内蔵SSDドライブの比較 (2)
接続:M.2 PCI-Express 3.0
用途:低予算での買換・耐久性重視
速度:2000MB/s〜
3・内蔵SSDドライブの比較 (3)
接続:M.2 PCI-Express 4.0
用途:PC・ノートPCの速度強化
速度:3200MB/s〜
4・内蔵SSDドライブの比較 (4)
接続:M.2 PCI-Express 5.0
用途:PCの超高速化(ゲーミングなど)
速度:10000MB/s〜
5・内蔵SSDドライブのまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ製品の提案
なお、今回は、このブログの内蔵SSDドライブの比較記事全体としては、3回目記事となります。
1-1・第4世代の内蔵SSDの選び方の基本
1:書込・読出速度
2:耐久性と保証期間
3:廃熱構造
はじめに、第4世代SSDのスペック面からの「選び方の基本」を簡単に解説しておきます。
1・SSDの書込速度・読出速度
第1に、速度についてです。
規格上の最大速について言えば、PCI-Express 4 .0は、現状で7300MBバイト/秒出せる製品が最高です。
PC側がPCI-Express 3.0でも、下位互換性があるので、理論上、上表の限界速度でつながります。
なお、PCie接続のSSDの速度面の快適度は、だいたいですが、以上のような水準にまとめられます。
普通に使う分には5000MB/s前後の読み書き速度があれば十分快適です。
ただ、ゲームほか速度を追い求めたい場合は、6000MB/sあたりを超えると、実感として「高速だな」と感じられます。
読出速度:3000MB/s
書込速度:2500MB/s
ランダム:400K/500K IOPS
今回の記事では、各製品の速度について、以上のような数値を出して比較します。
読出速度・読出速度は、HDD(ハードディスク)の場合と同じですので、説明不要でしょう。
ただ、SSDの場合、ディスクが1秒あたりアクセスできる容量を示す、OPS (I/O per Second)というランダムアクセス速度が公開されます。
実体に近いため、こだわる方はこの値を重視する方は多いです。
400KB × 4KB(QD1)÷ 1000
=1600MB/s
普通の速度に当てはめる場合の、標準の計算式は以上の通りです。
例えば、ランダム読込が400K IOPS(=40万)の場合です。
QD1基準の転送サイズ4KB(4キロバイト)とかけ算し、それをMB(メガバイト)に換算するために、1000で割り算すると、1600MB/sとなります。
ただ、計算が面倒です。また、基本的に「読出速度込/読出速度」にだいたい比例するので、今回の記事では、(値がかけ離れて)注意するべき製品があった場合だけ、特別に言及しています。
2・SSDの耐久性と保証
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
第2に、耐久性と保証です。
保証期間は、ほぼ全てのブランドが5年間保証をつけています。
HDDより耐久性が高いので、この部分で差は付きません。
一方、内蔵SSDは、サーバー用などで、耐久性を求める方のために、書込耐久性(僧書込量)が明示されるのが普通です。
この数値が大きいほど「故障可能性」が低いと言えます。
:300TBW(612GB)
:600TBW(1TB)
:1200TBW(2TB)
なお、同じシリーズのSSDの場合、例えば1TBの耐久性が600TBWだったら、2TBは1200TBWとなる「法則」なので、今回は1TBのSSDの場合の耐久性を示して、比較します。
例えば、WDのWD REDや、シーゲイトの FireCudaなど、この部分にこだわった専用製品もいくつかあります。
3・SSDの廃熱
第3に、SSDの廃熱です。
第4世代の製品でもゲーミング用に出される上位モデルは、廃熱のためのヒートシンクが実装される製品があります。
一般的な利用方法ならば、ノートPCでも、デスクトップでも、基本的には「ヒートシンクなし」の製品でもOKです。
しかし、Eゲームやトレードなど、高負荷での連続運用を考えている上級者は、速度低下を防ぐために、ヒートシンク付きの製品を検討してください。
別売のヒートシンクを増設する方法もあります。
しかし、難易度が高いので、ある程度しっかりしたヒートシンクが標準装備されるタイプを選ぶのがおすすめです。
一体成形なので、別に増設するより廃熱効率が良い場合も多いです。
ただ、PS5などゲーム機で利用する場合など、ヒートシンクのサイズによっては収まらない場合もあるので、その部分は本編で気をつけてみるつもりです。
ーーー
以上、内蔵SSDのスペック面からの「選び方の基本」を書きました。
これ以外にも、キャッシュや、節電性(低発熱性)など、見るべきところはありますが、細かい部分は、具体的な製品紹介の中で書いていきます。
以下、冒頭示したように、企業順に各製品をみていきます。
1-2・WD・SANDISKのSSDドライブの比較
はじめに、米国のWD(ウエスタンデジタル)のSSDからです。
WDは、自社グループで、中身のメモリも含めて完全に生産できる世界的な企業です。
同系企業のSANDISKの製品を含めてみていきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で、本文を記していきます。
【2022年発売】【WD Black SN850Xシリーズ】
【1TB】
1・WD Black SN850X WDS100T2X0E
¥13,000 楽天市場 (6/28執筆時)
1・WD Black SN850X WDS100T2X0E-EC
¥13,236 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6300MB/s
ランダム:最大800K/1100K IOPS
【2TB】
2・WD Black SN850X WDS200T2X0E
¥22,929 楽天市場 (6/28執筆時)
2・WD Black SN850X WDS200T2X0E-EC
¥23,592 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【4TB】
3・WD Black SN850X WDS400T2X0E
¥43,800 楽天市場 (6/28執筆時)
3・WD Black SN850X WDS400T2X0E-EC
¥46,306 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【8TB】(2024年追加)
4・WD Black SN850X WDS800T2X0E
¥108,667 楽天市場 (6/28執筆時)
4・WD Black SN850X WDS800T2X0E-EC
¥113,590 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7200MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1200K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
SN850Xは、アメリカのWD(ウエスタンデジタル)が販売するWD Blackブランドの上位機です。
なお、ネット用のEC型番もありますが、性能は同じです。
ドライブの速度は、2TBで、読出7300MB/s、書込6600MB/sです。
PCI Express 4.0だと「最速」クラスです。
なお、WDは、SSDを含むストレージ全般については、「色」で目的を分けてくれているので「分かりやすい」です(上図)。
本機はBlackなので、速度重視で、ゲーミングPCなどに向く仕様です。Blackでもグレードがありますが、その中でも「最高速」なのがこちらです。
一方、Windowsについては、ゲームのロード予測機能など、ソフト的な調整機能で、実速度を向上する仕組みもあります(ゲームモード2.0)
耐久性は、1TBあたりで、600TBWです。
標準以上であり、優秀です。
ヒートシンクは、未装備です。
表面をシートで被っていますが、廃熱の配慮(ヒートスプレッダ)というわけではないらしく、その機能性は示していません。
保証期間は、5年間です。
PS5への搭載は、厚み的に、本機は対応です。
---
以上、WDのWD Black SN850Xの紹介でした。
ゲーミング用としては、性能が期待できる機種の1つです。
おなじく、中身のメモリごと完全生産できる、ライバルのサムソンのSSDも見ないといけませんが、この用途では性能の期待値は高いでしょう。
ーーー
なお、WDのブラックシリーズのSSDは、他にも種類があります。
以下順番に、説明しておきます。
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【2020年発売】
【WD Black SN850Xシリーズ】
【1TB】(ヒートシンク付属 )
5・WD Black SN850X WDS100T2XHE
¥13,980 楽天市場 (6/28執筆時)
5・WD Black SN850X WDS100T2XHE-EC
¥16,636 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6300MB/s
ランダム:最大800K/1100K IOPS
【2TB】(ヒートシンク付属 )
6・WD Black SN850X WDS200T2XHE
¥23,404 楽天市場 (6/28執筆時)
6・WD Black SN850X WDS200T2XHE-EC
¥23,590 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【4TB】(2024年追加)
7・WD Black SN850X WDS400T2XHE
¥47,354 楽天市場 (6/28執筆時)
7・WD Black SN850X WDS400T2X0E-EC
¥36,306 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【8TB】(2024年追加)
8・WD Black SN850X WDS800T2XHE
¥111,596 楽天市場 (6/28執筆時)
8・WD Black SN850X WDS800T2X0E-EC
¥113,590 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7200MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1200K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(8.8mm)
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
第1に、WD Black SN850Xです。
先ほどの製品に、専用のヒートシンクを付けたモデルと理解してください。
中身の性能は、先ほどの機種と同じです。なお、4TBモデルの展開はないです。
。
PCI Express 4.0のヒートシンクは背が高いものも多いです。
ただ、本機は8.8mmなので、ロープロファイルといえます。設置性は良さそうです。
PS5への搭載も、厚み的に、本機は対応です。
同社の製品は、、WD BLACK SSD DASHBOARDの設定変更で、SSDの低電力モード機能を無効にできる「ゲームモード」も備えますし、この用途には向くでしょう。
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【2023年発売】
【PS5ライセンス取得】for PS5 Consoles
【WD Black SN850Xシリーズ】
【1TB】(ヒートシンク付属 )
9・WD Black SN850P WDBBYV0010BNC-WRSN
¥18,090 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6300MB/s
ランダム:最大800K/1100K IOPS
【2TB】(ヒートシンク付属 )
9・WD Black SN850P WDBBYV0020BNC-WRSN
¥30,680 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【4TB】(ヒートシンク付属 )
9・WD Black SN850P WDBBYV0040BNC-WRSN
¥55,850 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7300MB/s
書込速度:6600MB/s
ランダム:最大1200K/1100K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(9.89mm)
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
第2に、WD Black SN850Pです。
本機も同じくヒートシンクを付けたモデルです。
PS5専用設計で、ソニーから「PS5コンソール用のライセンス」を取得した製品です。
実際のところ、厚みの部分がクリアされればPS5に「ハマる(使える」ので、公式品を必ずしも買う必要はないです。同社の上位シリーズ(SN850X)も(もちろん)対応です。
ただ、ヒートシンクは専用設計です。PS5に合いつつ、ギリギリまで厚くとっています。
一方、値段は少し高めですが、ごく希な話として「相性問題」が発生した場合、(WD・ソニー双方から)確実に対応して貰える部分はあります。
その部分の「安心料の込み」とは言えるでしょう。
【2025年発売】【WD Black SN7100シリーズ】
【500GB】WDS500G4X0E-00CJA0
10・WD Black SN7100 NVMe SSD WDS500G4X0E
¥8,980 楽天市場 (6/28執筆時)
10・WD Black SN7100 NVMe SSD WDS500G4X0E-EC
¥8,670 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:6800MB/s
書込速度:5800MB/s
ランダム:最大760K/1200K IOPS
【1TB】WDS100T4X0E-00CJA0
11・WD Black SN7100 NVMe SSD WDS100T4X0E
¥11,808 楽天市場 (6/28執筆時)
11・WD Black SN7100 NVMe SSD WDS100T4X0E-EC
¥12,272 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7250MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:最大1000K/1400K IOPS
【2TB】WDS200T4X0E-00CJA0
12・WD Black SN7100 NVMe SSD WDS200T4X0E
¥21,828 楽天市場 (6/28執筆時)
12・WD Black SN7100 NVMe SSD WDS200T4X0E-EC
¥23,360 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7250MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:最大1000K/1400K IOPS
【4TB】WDS400T4X0E-00CJA0
13・WD_Black SN7100 NVMe SSD WDS400T4X0E
¥44,061 楽天市場 (6/28執筆時)
13・WD Black SN7100 NVMe SSD WDS400T4X0E-EC
¥46,690 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:7000MB/s
書込速度:6700MB/s
ランダム:最大900K/1350K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:TLC 3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
SN7100シリーズも、WDの販売するSSDです。
本機は、「WDブラック」の従来の下位機(SN770)の後継機です。
したがって、ここまで見た上位グレード(SN850X)より下位なのですが、2025年発売なので、(値段が安いわけでないにせよ)書込は「逆にこちらが微妙に良い」です。
ちなみに、WDブラックの場合、2025年に後継上位機は、PCI Express 5.0として出ました。そのため、そちらの方が(もちろん)高速です。
ドライブの速度は、2TBで、読出7250MB/s、書込6900MB/sです。
先述のように、WD黒の「下位」に当たりますが、25年と新しい発売なので、速度は、22年発売の「上位」に匹敵します。
とくに、書込は改善されています。、
耐久性は、1TBあたりで、600TBWです。
上位機と変わりません。
ヒートシンクは、未装備です。
保証期間は、5年間です。
PS5への搭載は、厚み的に、本機は対応です。
その部分について言えば、SSDの技術革新で、本機は、厚みが、1.14mmと相当薄くなっています(従来の半分)。
自作や交換ではあまり関係ないですが、市販ノートPCへの組込に有利な製品としての開発でしょう。
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以上、WDのWD Black SN7100シリーズの紹介でした。純正ヒートシンク付きはないですし、不要な方向けです。
速度も先ほどの上位機とさほど変わるわけでもないため、基本は値段で決めてOKでしょう。こちらを選んでも問題ないです。
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【2022年発売】
【WD Black SN770シリーズ】
【250GB】
14・WD_Black SN770 NVMe WDS250G3X0E
¥11,834 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:4000MB/s
書込速度:2000MB/s
ランダム:240K/470K IOPS
【500GB】
15・WD_Black SN770 NVMe WDS500G3X0E
¥8,780 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
15・SANDISK エクストリーム SDSSDX3N-500G-G26
¥11,900 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:5000MB/s
書込速度:4000MB/s
ランダム:460K/800K IOPS
【1TB】
16・WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E
¥12,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
16・SANDISK エクストリーム SDSSDX3N-1T00-G26
¥15,688 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:5150MB/s
書込速度:4900MB/s
ランダム:740K/800K IOPS
【2TB】
16・WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E
¥20,980 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
16・SANDISK エクストリーム SDSSDX3N-2T00-G26
¥24,900 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:5150MB/s
書込速度:4850MB/s
ランダム:740K/800K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
一方、このシリーズの旧機になるのがWD_Black SN770です。
SanDiskブランドで出ているものもあります。外観に保護フィルムがあるだけで、保証期間を含めて、差はないです。
--
結論的にいえば、速度差がかなりある上で、そこまで安くないので、選ぶならば、新機種で良いでしょう。
また、WD Blackの場合、消費電力(発熱)部分の情報開示がないので、そこまで速度が不要ならば、低消費電力を謳う「WDブルー」で良いかとも思います。
【2024年発売】
【WD Blue SN5000シリーズ】
【500GB】
17・WD Blue SN5000 NVMe WDS500G4B0E
¥8,144 楽天市場 (6/28執筆時)
17・WD Blue SN5000 NVMe WDS500G4B0E-EC
¥7,590 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:5000MB/s
書込速度:4000MB/s
ランダム:460K/770K IOPS
【1TB】
18・WD Blue SN5000 NVMe WDS100T4B0E
¥10,111 楽天市場 (6/28執筆時)
18・WD Blue SN5000 NVMe WDS100T4B0E-EC
¥10,670 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:5150MB/s
書込速度:4850MB/s
ランダム:730K/770K IOPS
【2TB】
19・WD Blue SN5000 NVMe WDS200T4B0E
¥19,475 楽天市場 (6/28執筆時)
19・WD Blue SN5000 NVMe WDS200T4B0EE-EC
¥18,768 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:5150MB/s
書込速度:4850MB/s
ランダム:690K/900K IOPS
【4TB】
20・WD Blue SN5000 NVMe WDS400T4B0E
¥38,818 楽天市場 (6/28執筆時)
20・WD Blue SN5000 NVMe WDS400T4B0EE-EC
¥41,750 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:5500MB/s
書込速度:5000MB/s
ランダム:600K/750K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND TLC(4TB:QLC)
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
WD Blue SN5000シリーズ】も、WDの販売する内蔵SSDです。
先ほどの機種の下位機で、同社のスタンダードクラスです。
ドライブの速度は、1TBで、読出速度が5150MB/s、書込速度が4850MB/sです。
決して遅くないですが、速いとも言えない速度です。
先述のように、WDの「青色」は一般向けのスタンダードです。
ゲーミングなどの用途は置いてけば、一般的なPC用としてしっかりした速度が出せると言えます。
その上で、このシリーズは、Blackに比べて省電力です。
この点で、ノートPCの増設用には結構よいスペックに思います。
バッテリーの保ちという部分ほか、廃熱が追いつかない場合、ノートPC自体のパフォーマンスも落ちると言えるからです。
耐久性は、本機も、1TBあたりで、600TBWです。
WD Blackと変わりません。
ヒートシンクは、未装備です。
ただ、アクティブ時の消費電力は全サイズとも、6.3Wと低消費電力です。
不要な場合がほとんどでしょう。
保証期間は、5年間です。
PS5への搭載は、厚み的に言えばですが、本機は対応です。
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以上、WDのWD Blue SN5000シリーズの紹介でした。
最大手のWDの現行世代の「スタンダード」なので、ある種、その時代の「スタンダードSSDの速度の基準」と言えます。
WD Blueは、消費電力部分でもスペックが良いですし、一般的なPC用として現在増設する場合、本機は候補に出来ます。
実際、同社は、このグレードでも、クリエイターやプロフェッショナル向けと言っていますし、性能は期待して良いです。
一方、ゲーミング用としても使えないことはないですが、発熱の部分を含め、それ向きの設計ではないので、選ぶならば(まあ)Blackでしょう。
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【2023年発売】【WD Blue SN580シリーズ】
【250GB】
21・WD Blue SN580 NVMe WDS250G3B0E
¥9,105 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:4000MB/s
書込速度:2,000MB/s
ランダム:2400K/470K IOPS
【500GB】
22・WD Blue SN580 NVMe WDS500G3B0E
¥11,099 楽天市場 (6/28執筆時)
22・WD Blue SN580 NVMe WDS500G3B0E-EC
¥8,485 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:4000MB/s
書込速度:3600MB/s
ランダム:450K/750K IOPS
【1TB】
23・WD Blue SN580 NVMe WDS100T3B0E
¥12,921 楽天市場 (6/28執筆時)
23・WD Blue SN580 NVMe WDS100T3B0E-EC
¥11,200 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
【2TB】
23・WD Blue SN580 NVMe WDS200T3B0E
¥19,403 楽天市場 (6/28執筆時)
23・WD Blue SN580 NVMe WDS200T3B0E-EC
¥20,200 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
読出速度:4150MB/s
書込速度:4150MB/s
ランダム:600K/750K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
なお、1世代前のWD Blue SN580シリーズが残ります。
速度はそこまで変わらず、その他のスペックも同じです。
ただ、すでに新機種の方が安いですし、今選ぶならばそちらでしょう。
1-3・サムスンのSSDドライブの比較
続いて、韓国のサムスンの内蔵SSDドライブです。
【2023年発売】
【1TB】
24・サムスン 990 PRO MZ-V9P1T0B-IT/EC
¥12,990 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
24・サムスン 990 PRO MZ-V9P1T0B-IT
¥20,670 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:7450MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:1200K/1550K IOPS
【2TB】
25・サムスン 980 PRO MZ-V9P2T0B-IT/EC
¥21,479 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
25・サムスン 980 PRO MZ-V9P2T0B-IT
¥22,202 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:7450MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:1400K/1550K IOPS
【4TB】
26・サムスン 980 PRO MZ-V9P4T0B-IT/EC
¥49,990 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
26・サムスン 980 PRO MZ-V9P4T0B-IT
¥50,485 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:7450MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:1600K/1550K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:V-NAND TLC
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
サムスン 990 PROも、PCI Express 4.0対応の製品です。
こちらも、ECでおわるものがAmazon限定型番、ITで終わるのが通常型番です。
どちらも同じ製品です。
放熱には、本機は、ヒートシンク自体はありません。
ただ、配慮があります。
コントローラーのニッケルコーティングと、ヒートスプレッダーラベルです。
これと高度な熱コントロールで制御するため、サイズ的(高さ)にヒートシンクが入らない筐体の方には、わりと良いでしょう。
むろん、ヒートシンク式の方が効率的に排熱するでしょうが、勝手にラベルを剥がしたりしない限り、熱暴走など、特に問題もなさそうです。
その上で、消費電力自体も前世代よりかなり改善されています。2TBモデルでも、読み出し5.8W(書き込み5.1W)ですので、スタンダードクラスとそう変わりません。
WDのBlack(WD Black SN850X)に比べても同等か、僅かに良い水準です。
普通に利用する分には廃熱の問題は起こりにくいでしょう。
ドライブの速度は、WDと比べて、書込・読込ともに少し良いです。
もちろん、実感差はないでしょうが少なくとも「最高クラス」とはいえます。
耐久性は、1TBあたりで600TBWです。
保証期間は、5年間です。
PS5への搭載は、厚み的に、本機は対応です。
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以上、サムスン 990 PROの紹介でした。
カードの高さ(厚み)が問題で、ヒートシンク付きが設置できない場合には「使える」製品でしょう。
その上で、大容量タイプは結構安いですので、PCI Express 4.0 の製品の中では、有力な候補でしょう。
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なお、サムスンからは、その他の製品もいくつかラインナップされます。
本機との違いを確認しておきます。
【2023年発売】
【1TB】(ヒートシンク付属 )MZ-V9P1T0G/EC
27・サムスン 990 PRO MZ-V9P1T0G-IT/EC
¥13,990 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
27・サムスン 990 PRO MZ-V9P1T0G-IT
¥ 14,121 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:7450MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:1200K/1550K IOPS
【2TB】(ヒートシンク付属 )MZ-V9P2T0G/EC
27・サムスン 990 PRO MZ-V9P2T0G-IT/EC
¥22,990 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
27・サムスン 990 PRO MZ-V9P2T0G-IT
¥ 22,980 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:7450MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:1400K/1550K IOPS
【4TB】(ヒートシンク付属 )MZ-V9P4T0G/EC
27・サムスン 990 PRO MZ-V9P4T0G-IT/EC
¥51,480 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
27・サムスン 990 PRO MZ-V9P4T0G-IT
¥48,480 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:7450MB/s
書込速度:6900MB/s
ランダム:1600K/1550K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:V-NAND TLC
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:あり(8.8mm)
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
第1に、 990 PRO with Heatsinkです。
WDにもありましたが、純正のヒートシンクを付けた製品です。
速度は従って、同じです。
厚さは、約8.9mmです。
ヒートシンク付きの薄型ロープロファイルの製品としても「薄め」と言えます。
PS5への搭載は、したがって、厚み的に本機は対応です。
WDのようなソニー側の公式認証はないですが、PCI-SIG D8規格に準拠ですので、PS5の拡張スロットに公式対応するSSDとなります。
つまり、サムスン側で稼動保証です。
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【2024年発売】(加筆予定)
【1TB】
28・サムスン 990 EVO MZ-V9E1T0B-IT/EC
¥16,,000 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
28・ サムスン 990 EVO MZ-V9E1T0B-IT
¥10,799 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:5000MB/s
書込速度:4200MB/s
ランダム:700K/800K IOPS
【2TB】
28・サムスン 990 EVO MZ-V9E2T0B-IT/EC
¥32,303 Amazon.co.jp (6/28執筆時)
28・サムスン 990 EVO MZ-V9E2T0B-IT
¥20,380 楽天市場 (6/28執筆時)
読出速度:5000MB/s
書込速度:4200MB/s
ランダム:700K/800K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:PCI Express 4.0
ヒートシンク:
PS5:挿入可
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
第2に、990 EVOシリーズです。
同社の第4世代の普及版として、2024年に出たものです。
WDで言えば、WD Blueの2024年発売版に値する速度で、スペックもほぼ同等です。
発売開始時期の関係もさり、そちらより少し安めです。
今後の価格推移にもよりますが、5000MB/sの「大台」を達成する新しいスタンダードクラスを探している場合、良さそうです。
ライバルとの価格の推移を見るべきながら、今ほどの値段ならば、良い選択肢になりそうです。
次回に続く!
内蔵タイプのSSDドライブのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、PCIe gen4規格の内蔵SSDドライブの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・PCIe gen4 内蔵SSDの比較 (2)
2-1:キオクシア〈日本〉
2-2:Crucial(マイクロン)〈米国〉
2-3:コルセア〈米国〉
2-4:トランセンド〈台湾〉
3・PCIe gen4 内蔵SSDの比較 (3)
2-1:CFD販売〈日本〉
2-2:SK hynix 〈韓国〉
2-3:SEAGATE〈米国〉
2-4:キングストン MSI Lexar ほか
4・内蔵SSDドライブのまとめ
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く、2回目記事(こちら )では、キオクシア(旧東芝)マイクロン(クルーシャル)と引き続き半導体企業の「純正品」をみたあと、米国のコルセアほか、メモリーの供給を受けて表面実装している企業の製品をみていきます。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、4回目の最終回記事(こちら)にはいります。
そちらでは、全体の「結論」として、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→ こちら !