【今回レビューする内容】 2023年 内蔵SSDドライブの性能とおすすめ・選び方:M.2 S-ATA編 M.2 (Type2280) SSD SATA3
【紹介する製品型番】WD Blue WDS250G2B0B-EC WDS500G2B0B-EC WDS100T2B0B-EC WDS200T2B0B-EC WDS250G3B0B WDS500G3B0B WDS100T3B0B WDS250G3B0B-EC WDS500G3B0B-EC WDS100T3B0B-EC WD Red WDS500G1R0B WDS100T1R0B-EC WDS200T1R0B-EC トランセンド TS128GMSA370 TS256GMSA370 TS512GMSA370 TS1TMSA370 SUNEAST SE800-n128GB SE800-n256GB SE800-n512GB E800-n1TB
今回のお題
最新の内蔵SSDは、どの製品がおすすめ?
どもAtlasです。
今回は、2023年1月現在、最新のSSDの比較です。
1・内蔵SSDドライブの比較 (1)
接続:SATA(2.5インチ)
用途:HDDからの換装
速度:〜560MB/s
2・内蔵SSDドライブの比較 (2)
接続:M.2 PCI-Express 3.0
用途:SSDからの換装
速度:2000MB/s〜
3・内蔵SSDドライブの比較 (3)
接続:M.2 PCI-Express 4.0 & 5.0
用途:ゲーミングPC・PS5の高速化
速度:3200MB/s〜
4・内蔵SSDドライブの比較 (4)
接続:M.2 S-ATA
用途:古いノートPCの修理
速度:〜550MB/s
5・内蔵SSDドライブのまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ製品の提案
4回目記事となる今回は、ややレトロなノートPCに使われていたM.2 S-ATAインターフェースを搭載するモデルを紹介します。
なお、端子などの意味がよく分からない方については、「内蔵SSDドライブの選び方の基本中の基本」は、1回目の冒頭で紹介しました。
初心者の方は、1回目記事(こちら)からお読みいただければと思います。
よろしくお願いします。
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読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社の製品を順番に比較します。
そして、最後に「結論」として、上表のポイントから目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
1・M.2 S-ATAタイプのSSDの比較
というわけで、多少古いノートPC向けに売られる、M.2 S-ATAタイプのSSDをみていきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては、赤字系で、イマイチと思う部分については青字系で、本文を記していきます。
【2022年発売】
【通常型番】
【250GB】
1・WD Blue SA510 SATA WDS250G3B0B
¥5,651 楽天市場 (1/28執筆時)
【500GB】
2・WD Blue SA510 SATA WDS500G3B0B
¥6,777 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】
3・WD Blue SA510 SATA WDS100T3B0B
¥10,774 楽天市場 (1/28執筆時)
【Amazon限定型番】
【250GB】
4・WD Blue SA510 SATA WDS250G3B0B-EC
¥5,763 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【500GB】
5・WD Blue SA510 SATA WDS500G3B0B-EC
¥6,949 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
6・WD Blue SA510 SATA WDS100T3B0B-EC
¥11,169 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:555MB/s
書込速度:440MB/s
ランダム:90K/82K IOPS
(250GBのみ 80K/78K IOPS)
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:M.2 S-ATA
保証期間:5年間
書込耐久性:400TBW/ 1TB
WD Blue SA510 は、米国のWDが販売する製品です。同社の一般向けのWD Blueシリーズの製品です。
型番にECが付くAmazon限定型番ですが、通常製品と仕様は同じです。
一方、それらも合わせてですが、後述する(スペックが少し落ちた)後継機の登場で、一部サイズはすでに終売です。
ドライブの速度は、読込速度が555MB/s、書込速度が440MB/sです。
書込は若干遅いですが、問題はないでしょう。
耐久性は、本機は、書き込み耐久性は、1TBモデルで400 TBWです。
保証は、5年保証です。
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以上、WD Blue SA510の紹介でした。
このタイプは、すでにレガシーになりつつあるので、信頼性の高いWD製品でも、それなりに安く買えます。
WD Blueシリーズは、長年の信頼性もあるシリーズですし、基本的には本機を選べば良いかと思います。
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【2019年発売】
【通常型番】
【250GB】
7・WD Blue WDS250G2B0B
¥(7,051) 楽天市場 (1/28執筆時)
【500GB】
8・WD Blue WDS500G2B0B
¥17,907 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】
9・WD Blue WDS100T2B0B
¥13,497 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
10・WD Blue WDS200T2B0B
¥23,457 楽天市場 (1/28執筆時)
【Amazon限定型番】
【250GB】
11・WD Blue WDS250G2B0B-EC
(¥5,743) Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【500GB】
12・WD Blue WDS500G2B0B-EC
¥(12,000) Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
13・WD Blue WDS100T2B0B-EC
¥17,784 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【2TB】
14・WD Blue WDS200T2B0B-EC
¥29,000 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:550MB/s
書込速度:530MB/s
ランダム:95K/84K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:M.2 S-ATA
保証期間:5年間
書込耐久性:400TBW/ 1TB
なお、本機の旧機種にあたるのがこちらです。
すでに一部のサイズは、在庫が切れました。
価格も逆転傾向ですが、こちらのほうが書込速度の評価が少し良いです。測定方法が変わったわけでもなさそうなので、スペックは信じて良いかと思います。
まあ、このグレードについては主に「修理用」で買う人も多いでしょうし、価格面を重視して改変したのだと思います。
とはいえ、比べて値段が安ければ選んでもOKです。
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【通常型番】
【500GB】
15・WD Red WDS500G1R0B
¥8,780 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】
16・WD Red WDS100T1R0B
¥16,500 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
17・WD Red WDS200T1R0B
¥30,016 楽天市場 (1/28執筆時)
【Amazon限定型番】
【500GB】
18・WD Red WDS500G1R0B-EC
¥10,060 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
19・WD Red WDS100T1R0B-EC
¥18,217 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【2TB】
20・WD Red WDS200T1R0B-EC
¥35,495 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:560MB/s
書込速度:530MB/s
ランダム:95K/85K IOPS
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:M.2 S-ATA
保証期間:5年間
書込耐久性:600TBW/ 1TB
一方、同社からは、 WD Redというサーバー向けのSSDもあります。
こちらについては、書込耐久性ほか、常時稼働製品向けに堅牢設計にしていあります。
一般的なノートPCなどには利用する必要はないでしょう。
【2021年発売】
【120GB】
21・ADTEC ADC-M2D1S80-120G
¥(3,939) Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【240GB】
22・ ADTEC ADC-M2D1S80-240G
¥5,444 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【480GB】
23・ ADTEC ADC-M2D1S80-480G
¥8,339 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:550MB/s
書込速度:410MB/s
ランダム:
【共通の仕様】
メモリ:3D NAND
I/F:M.2 S-ATA
保証期間:3年間
書込耐久性:400TBW/ 1TB
ADC-M2D1S80 シリーズ は、日本のPCパーツメーカーのアドテックが輸入販売する製品です。
久しぶりにこのタイプの新機種を見ましたが、修理や部品交換の需要はまだあるからだと思います。
ドライブの速度は、読込速度が550MB/s、書込速度が410MB/sです。
WD機より書込速度がやや落ちますが、体感できるほどの差ではないでしょう。
耐久性は、データが非開示です。
また、ランダムアクセスの数値も不明です。
SLCキャッシュは積んでおり、もちろん、エラー訂正機のもあるので、安かろう悪かろうではないですが、安い理由はあります。
保証は、3年間です。
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以上、アドテックのADC-M2D1S80 シリーズの紹介でした。
WDにはない少容量モデルもありますし、容量不要で、格安な交換用SSDを探していた方に良いでしょう。
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【2021年発売】
【129GB】
24・SUNEAST SE800-n128GB
¥3,980 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【256GB】
25・SUNEAST SE800-n256GB
¥5,500 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【512GB】
26・SUNEAST SE800-n512GB
¥7,788 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
27・SUNEAST SE800-n1TB
¥14,430 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読込速度:550MB/s
書込速度:500MB/s
ランダム:
【共通の仕様】
メモリ:3D TLC
I/F:M.2 S-ATA
保証期間:3年間
書込耐久性:
そのほか、大阪の旭東エレクトロニクスが、SUNEASTブランドで格安のSSDを、中国から輸入販売しています。
多少安めですが、表記上の速度スペックは悪くないです。
ただ、書込耐久性(TBW)のスペックが非開示なのは、少し気になります。
次回に続く
内蔵タイプのSSDドライブのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、内蔵SSDドライブを比較の4回目記事でした。
しかし、記事は、もうすこしだけ「続き」ます。
5・内蔵SSDドライブのまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ製品の提案
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回の5回目記事(こちら)は、「結論編」です。
今回紹介した製品をふくめて、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。
引き続き、よろしくお願いします。
5回目記事は→こちら !