1回目記事からの続きです→こちら
2-1・EPEIOSのコーヒー用電気ケトル

2回目記事のトップバッターは、EPEIOS JAPANの販売するカフェ用ケトルです。
同社はキッチン家電で最近知られてきた新興ブランドです。
同社は東京にオフィスがありますが、中国深圳のJinlingma Technologyの系列で、そのブランドの1つとなるEPEIOS を販売する日本の販社です。
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1・コーヒー向け電気ケトルの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ラッセルホブズ〈英国〉
1-3:バルミューダ〈日本〉
1-4:ハリオ〈日本〉
1-5:シロカ〈日本〉
1-6:象印 〈日本〉
1-7:デロンギ〈イタリア〉
1-8:T-Fal〈フランス〉
1-9:Brewista〈米国〉
2・コーヒー向けの電気ケトルの比較 (2)
2-1:EPEIOS JAPAN
2-2:Cores ほか
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も1回目記事の冒頭でみた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。
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また、今回の記事でも、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2026年発売】(白・黒)(加筆予定あり)
23・EPEIOS FLOW M900-WH
24・EPEIOS FLOW M900-BK
¥14,960 楽天市場 (6/30執筆時)
定格消費電力:1200W
安全性能:新PSE基準
重さ:1.17kg(ベース含む)
【2020年発売】(各色)EK2952MBJP
25・EPEIOS Drip Kettle EPCP001
¥14,960 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
定格消費電力:1040〜1500W
安全性能:旧PSE基準
重さ:0.96kg(ベース含む)
容量:0.9L
蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
温度設定:38〜100度
FLOW M900は、EPEIOS JAPANの販売するカフェ用ケトルです。
同社は、キッチン家電で最近知られてきた新興ブランドです。
同社は東京に本社を置く日本法人ですが、EPEIOS関連のアプリや製品開発では、中国深圳のShenzhen Jinlingma Technologyの名前も確認できます。以前はMPOW JAPANでしたが、2022年にEPEIOS JAPANへ社名変更しました。

なお、旧機としてEPCP001が残ります。
新機種は、PSEの新基準に対応する設計です。旧機では、新基準への対応は確認できません。そのほか、温度調整単位も変わりました。旧機は1℃単位でしたが、新機種は0.5℃単位で設定できます。
また、グースネック形状の注ぎ口は、旧機よりリーチを長くしています。メーカーは、ノズルがドリッパーに干渉しにくくするための改良と説明しますが、新しいPSE基準への対応という目的もありそうです。
一方、注ぎ口が長いと、手元の動きが先端に大きく伝わりやすくなります。また、注ぎを止めたつもりでも、ノズル内に残ったお湯が遅れて落ちることがあります。細かな点滴注ぎでは、短めの注ぎ口のほうが一体感を得やすい場合もあり、一長一短があります。
なお、メーカー公式サイトでは、バリスタ監修やプロからの支持についての説明があります。ただし、これらは旧機時代の評価も含みます。新機種ではノズルのリーチが長くなっているため、旧機の注ぎ心地への評価を、そのまま新機種の評価として読むのは適切ではありません。
あとは、大きく変わらないので、以下は、新機種をベースに説明を続けます。
デザインは、円錐型で、先ほどみたバルミューダと似ています。
ただし、本機のほうがひと回り大きめです。
重さは、ベース込みで約1.17kgです。
旧機より重くなりましたが、0.9Lクラスの温度調整ケトルとしては、特別に重いわけではありません。
給水量は、0.9Lです。
パワーは、100〜120V対応で、消費電力は1040〜1500Wという表記です。
日本の100V環境では、1040W前後で動作すると見てよいでしょう。そのため、国内で使う場合、1200Wクラスの電気ケトルに比べて、沸騰速度が有利とは言えません。

温度設定は、本機も可能です。
台座部分のダイヤルとデジタル表示を使い、38〜100℃まで0.5℃単位で調整できます。
38℃から設定できるのは、華氏100度に相当するためで、ここはグローバル仕様を意識したものです。
温度センサーの精度については、測定誤差の公称値は確認できません。厳密な温度管理をどこまで期待できるかは、実機で確認したい部分です。
なお、前回設定した温度はメモリーされます。一方、温度ごとのショートカットボタンはないので、よく使う温度をワンタッチで呼び出せるタイプではありません。
保温モードは、本機も搭載です。
最大59分間、設定温度を保つように動作します。
Brewistaの製品と同じく、ドリップ時間を確認できるカウントアップタイマーも搭載します。
また、本機は操作音がありますが、こちらはミュートできます。

安全性は、PSEの新基準に対応します。
給湯ロックはありませんが、転倒時のお湯の流出を抑える設計です。
一方、本体は二重構造ではありません。ステンレスボディの軽量モデルなので、湯沸かし後に本体外装が熱くなりやすい点は注意してください。
ただ、ハンドル形状のほか、蒸気の出方やベース部分の排水など、安全面への配慮は見られます。
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以上、 EPEIOS FLOW M900の紹介でした。
外観の仕上げを最優先にする製品というより、温度調整・保温・タイマーなどの機能性を重視するタイプです。高級な専門機に近い機能を、比較的手頃な価格でまとめた製品といえます。
注意点は、冒頭で書いた新形状ノズルの使い勝手と、長期利用時の信頼性です。これらは、ある程度時間が経過し、レビューが揃わないと判断しにくい部分です。
ただ、保証は1年で、登録後は24カ月に延長されます。MPOW JAPAN時代を含めると、日本での販売実績も一定期間あるため、この価格帯の新興ブランドとしては、保証面は安心材料になります。
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【2025年発売】
CP004BG CP004CNJP1 JPCCN1049 JPCCN1047
26・EPEIOS Drip Kettle Lite EPCP004
¥8,980 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.9L
蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:新PSE基準
定格消費電力:1040W
温度設定:38〜100度
重さ:990g(本体のみ)
なお、EPEIOS Drip Kettle Liteは本機の下位機です。

機能面では、タイマーと、温度表示切り替え(摂氏・華氏)が省略です。
あとは、操作部分で、温度調整しやすいダイヤルではなく、タッチパネルになる点が違いです。

ノズルは、一方、新型グースネックノズルです。
ノズルのリーチが長く、ドリッパーに当たりにくくなったとされます。
ただ、発売時期と、旧機が上位機として併売されていることからすれば、おそらく、新PSE基準対応のためかと思います。
先述のように、新基準は、転倒時に50mL以上こぼれてはならない基準があるからです。
あとは、目に付く違いはないです。
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結論的にいえば、温度部分の操作性がこの方式だと、決定的に使いにくいです。
例えば、「高温抽出派」で、常に固定温度でドリップするなどの場合でないならば、先ほどの機種のほうが良いでしょう。
2-2・その他のコーヒー用電気ケトル
最後に、ここまで見たメーカー以外の製品で、Atlasの目に付いた製品ををまとめて見ておきます。

【2024年発売】
28・ Cores フリータイムケトル C380
¥11,780 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.8L
蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:旧PSE基準
定格消費電力:1200W
温度設定:40〜100度
重さ:770g(本体部分)
Cores フリータイムケトル C380は、大石アンドアソシエイツの販売するカフェ用ケトルです。
コレスというブランドで、コーヒー器具を販売する日本企業です。
このブログでも、同社のミルを紹介したことがあります。

デザインは、かなり独特で、好き嫌いが分かれそうです。
少なくとも、最近のシンプル・スマートなデザイン傾向とは真逆ですが、老舗のカフェ風と考えれば、納得感があるような気はします。
重さは、本体が770gです。
見た目ほど重くはないです。
給水量は、0.8Lです。
パワーは、1200Wです。

温度設定は、40℃〜100℃まで1度単位でのダイヤル調整です。
現在温度の表示はできないので、センサーの正確性は不明で、測定誤差の記述もみられません。
保温モードは、本機も搭載です(最大0.5時間)。
ドリップタイマーはありません。

安全性は、こちらもPSEの旧水準です。
説明書を見る限り中空構造の記載はないので、本体は熱くなるでしょう。
そのために、点滴ドリップなどの際に安定してもてる突起が下部にあります。
本機は軽量モデルですので、本体自体は熱くなります。
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以上、Cores フリータイムケトル C380の紹介でした。
デザイン性より、実用性(特にグリップ力)重視な感じです。
ネット情報ではなく、実際手に取ってみて、グリップが自分に合うようならば選べる、という製品に思います。

【2019年発売】
(温度調整可)
29・ アイリスオーヤマ IKE-C601T-HA
30・ アイリスオーヤマ IKE-C601T-CW
¥7,570 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
(温度調整不可)
31・ アイリスオーヤマ IKE-C600-W
¥5,206 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.6L
蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:旧PSE基準
定格消費電力:1200W
温度設定:60-100℃
重さ:1300g(台座含む)
IKE-C600Tは、アイリスオーヤマの販売するカフェ用の電気ケトルです。
本機に、黒モデルのみ、温度調整機能がないものもあります。

温度調整機能は、60度〜100度まで5度刻みとなります。
また、コーヒー用と日本茶と称して、90度と70度のオートボタンがあります。
なお、メニューボタンは、前モデル(IKE-C600T-B)と比べたら英語表記になりました。
問題ないですが、デザイン面の理由ではなく、コストカットのためかなとは思います。
保温機能は、湯沸かし完了後に押すタイプです。
湯沸かし前の「事前予約」は不可です。
一方、一度外しても、戻せばその温度での保温にはなります。
保温時間は1時間で固定です。
給水量は、0.6Lです。

安全面は、本機は内装ステンレス機ですが、二重構造の本体ではないです。
外装は熱くなりやすいと言えます。PSEは旧水準ですので、上表1−2のみ対応です。
清潔性は、ステンレスの採用で、問題ありません。
パワーは、1200Wです。
温度調整機能を持つモデルで1200Wというのは珍しいです。
0.6L(コーヒー4杯)という少量ケトルでもありますし、満水時の沸騰時間は速いでしょう。
利便性の面では、本機も、電気代はかかりますが、60-95度での保温機能があります。
重さは、台座を除いた場合、700gなので、さほど重くはないでしょう。
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以上、アイリスオーヤマのIKE-C600Tの紹介でした。
作りはドリテックと同様に「価格重視」ですが、機能性は高いです。また、1200Wとパワフルなので、時短効果も高いです。
0.6Lという容量が問題にならなければ、価格的にライバルのドリテックよりこちらの方が使いやすいでしょう。

【2021年発売】(PO-115BK3)
32・ドリテック ティピカ PO-158
¥4,924 楽天市場 (6/30執筆時)
容量:0.8L
蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:旧PSE基準
定格消費電力:1100W
温度設定:
重さ:800g(台座なし600g)
PO-162は、日本の中堅メーカーのドリテックの販売するカフェ向け電気ケトルです。
同社は、歴代「リベリカ」「アラビカ」と豆種の名前を付けてきましたが、次は「ロブスタ」かと思いましたが、今回は品種でした。
給水量は、0.8Lです。

重さは、本体だけで600gです。
温度調整機能は、できません。
安全面は、本機もPSEの旧水準です。
また、内装ステンレス機ですが、二重構造は不採用です。
本体は熱くなりやすいでしょう。
清潔性は、内装ステンレスですし、問題ありません。
パワーは、1100Wです。
140mlの沸騰に要する時間は70秒です。
問題ないでしょう。
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以上、ドリテックのPO-159の紹介でした。
価格的に安いですが、フタの部分の作りなど、やや高級感にかける部分は見られます。
デザイン性を重視したい場合は、とくに選びにくいでしょう。PSEも新基準非対応です。

【2021年発売】
33・ビンタトニオ ACTYII VEK-20
¥17,500 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.8L
蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:旧PSE基準
定格消費電力:1200W
温度設定:50〜100度
重さ:980g(台座含む)
ACTYII VEK-20は、輸入商社の三栄のブランドとなるビタントニオが販売する電気カフェケトルです。

先発の各社が出していたのと同じ、温度設定のできるカフェケトルです。
本機はデザイン的に取っ手が木製(ブナ)です。
安全性には問題ないですが、日本の加熱調理家電はあまり木は使わないので珍しいです。中国だと、そのような抵抗感がないようで、輸入品には多いです。
重さは、980gです。
給水量は、0.8Lです。
パワーは、1200Wです。
このあたりに仕様上の問題は感じません。

温度設定は、50度〜100度の間で設定できます。
本製品は、100℃・93℃・80℃・70℃のプリセットを用意した上で、1度刻みの設定もできます。
一方、台座に戻したあと、15分間は設定温度に戻す機能(バリスタ機能)はしっかり装備します。
ただし、煮沸してから設定温度に戻す機能はありません。
保温モードは、先述のように、最大15分です。
安全性は、PSEの旧水準です。
したがって、空焚き防止機能などは対応ですが、転倒時のお湯漏れ防止はないです。
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以上、ビンタトニオ ACTYII VEK-20の紹介でした。
価格的にハリオと似ており、形状もハリオのV60ドリップケトルと似ていて、(ほぼ)同じ持ち方で使います。その点でやや「二番煎じ」感はあります。
個人的には、手放しで使う加熱家電において、木製ハンドルを採用はNGなのですが、そこを気にしないならば、値段によっては選んでも良いでしょう。
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【2023年発売】(新PSE基準)
34・山善 電気ケトル 0.8L YKR-SC1280(CBB)
34・山善 電気ケトル 0.8L YKR-SC1280(LW)
34・山善 電気ケトル 0.8L YKR-SC1280(CB)
¥11,000 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【2023年発売】(旧PSE基準)
35・山善 電気ケトル 0.8L EGL-C1281(BB)
35・山善 電気ケトル 0.8L EGL-C1281(WS)
35・山善 電気ケトル 0.8L EGL-C1281(G)
¥8,980 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.8L
蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:上記参照
定格消費電力:1200W
温度設定:60〜100度
重さ:1100g(台座含む)
このほか、山善からも、0.8Lの容量の温度調整機能付きが出ています。

外観は、他社機に比べると、そこまでこだわりはみられません。
ハンドルや台座の部分を含め、機能美はあまり感じません。

安全面は、25年機から新PSE基準(上表3−4)に対応です。
ふた、パッキンの形状変更と、注ぎ口の改良で、転倒時にお湯が漏れにくくなっています。

今回の注ぎ口の改良は、水流の操作性にもプラスの影響があったともされます。
ただ、細く入れられるという表現ではなく、狙った場所にいれられるという方向です。

温度設定は、50度から1度単位です。
細かすぎると設定が面倒です。ただ、本機は、前回利用時のメモリー機能ほか、7種の温度プリセット温度が用意される上、スイッチ長押しで、数字の早送りもできます。
この部分について、多重の対策があります。
このほか、加熱時や保温時に、現在の水温を表示する機能性もあります。
保温は、ただ、1時間固定です。
別にボタンを押す形式で、台座に戻してもその温度です。
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結論的にいえば、新しいPSE基準に合致する、温度設定可能な機種としては「安い」と言えます。
ただ、外観のデザイン性や、ふたを開けた際の見栄えに高級感がないのが、この手の「趣味性」の高い家電の場合、ややネックでしょう。
今回の結論
コーヒー向け電気ケトルのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、コーヒー用の電気ケトルについて書いてきました。
最後に、いつものように、目的別にAtlasのオススメ機種を選定しておきたいと思います。
第1に、美味しいドリップコーヒーを入れるために主に使う電気ケトルとしては、

【2026年発売】
5・BALMUDA The Pot KPT03JP-BK
6・BALMUDA The Pot KPT03JP-WH
¥14,980 楽天市場 (6/30執筆時)
容量:0.55L
安全性能:新PSE基準
重さ:900g(台座除く700g)
5・BALMUDA The Pot KPT01JP-BK
6・BALMUDA The Pot KPT01JP-WH
7・BALMUDA The Pot KPT01JP-SV
¥14,980 楽天市場 (6/30執筆時)
容量:0.6L
安全性能:旧PSE基準
重さ:900g(台座除く600g)
蒸気レス:
清潔性能:ステンレス
定格消費電力:1200W
温度設定:
注ぎやすさ ★★★★★
湯温調整 ☆☆☆☆☆
安全性 ★★★☆☆
デザイン ★★★★★★
総合評価 ★★★★☆
BALMUDA The Potをオススメします。
新旧両機種あります。
容量が微妙に減りますが「新PSE基準」に対応する部分は大きいですし、同じほど値段ならば新機種が良いでしょう。

重さは、台座を除いて700gです。
水を満量入れたとしても、重さを感じないレベルです。
持ち手の形状も、コーヒーの注ぎやすさに配慮があり、考えられて設計された部分がよく分かります。
ペーパードリップする際に、重さやサイズを気にせず作業に集中できます。
淹れる杯数によっては0.55Lサイズがネックになるかもしれませんが、個人で楽しむならば、むしろこのサイズでも良いでしょう。

利便性の面では、フタ開閉時にロックボタンなどの操作が不要です。
そのため、フタの着脱は楽なタイプです。

安全面でも、先述のように、新しいPSE基準に対応します。
あえて言えば、本体外装が熱くなりやすい構造であるのと、給水ロックボタンがない点で、子どもやペットが「いたずら」する可能性がある場合は、そこが弱点になります。

通電状況もランプで確認できる仕様です。
インテリア性もあり、書斎の備品としてとしても良さそうです。
実際、温度調整機能がない点とを除けば、大きな機能面での弱点はみられません。
手に持ったときのバランスがかなり良く、使いやすい製品だと思います。
第2に、コーヒー用で、抽出温度にとことんこだわりたい場合におすすめなのは、

【2025年発売】
8・HARIO エレクトリックケトル ライラ ECK-80-W
9・HARIO エレクトリックケトル ライラ ECK-80-B
¥18,709 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.8L
蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:新PSE基準
定格消費電力:1200W
温度設定:50〜96度
重さ:530g(台座含む1.1kg)
注ぎやすさ ★★★★★★
湯温調整 ★★★★★
安全性 ★★★★★
デザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
HARIOのエレクトリックケトル ライラ ECK-80 でしょう。
価格面では、正直、温度設定ができるだけで良いならば、より安いモデルは他社にあります。
ただ、コーヒー器具として「淹れやすさ」、あるいは、「趣味性」の高い家電ジャンルですし、外観部分の「機能美」を考える場合、本機が一番の候補と言えます。
個人的にも、次に買い直すならば、本機を選ぶと思います。

外観は、シンプルで、現代的な感じ、悪くないです。
その上で、老舗コーヒー器具専門メーカーの製品らしく、機能面の完成度が高いです。
「グースネック形状」で細入れしやすい注ぎ口であるほか、軽量な本体と、安定感と操作性を兼ね備えたハンドルを備えます。

ガラストップの台座も、ガラス器具の企業らしく、美観がありつつ、しっかりしたもので安定感があります。
ケトル底面にシリコンゴムを備えて、台座に置いた際に、不快音がしないような工夫も、気が利いています。

温度設定は、38度〜100度の間で設定できます。
1度ごとの設定可能と細かくできます。
5つまで、温度のプリセットができるので、毎回の設定も簡単です。
安全面も、ふたの工夫で、PSE新基準に合致です。
そのほか、ドリップタイマーが付属するほか、操作音のミュート機能まで、細かいところまで気が利いた仕様です。
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【2025年発売】
(上位機)
17・T-Fal カフェロックコントロール 0.8L KO9208JP
¥12,018 楽天市場 (6/30執筆時)
(上位機:おまけつき)
18・T-Fal カフロックコントロール 0.8L KO9208JPA
¥9,980 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.8L
蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:新PSE基準
定格消費電力:1250W
温度設定:40〜100度
重さ:760g(台座含む1230g)
注ぎやすさ ★★★★☆
湯温調整 ★★★★★
安全性 ★★★★★
デザイン ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
一方、1万円前後の製品で選ぶ場合、T-Falのカフェロックコントロールが候補になります。
デロンギ機と迷いましたが、重さと操作性の部分では、T-falのほうが一般向きだと感じました。

外観は、HARIOとは異なる方向性です。
しかし、フランスのT-falらしい主張があるデザインが好感です。
重さも、本体は760gです。
ハリオよりは重いですが、デロンギのように1kg近いわけではないので、許容範囲でしょう。

温度設定も、40・60・70・80・85・90・95・100℃の8段階設定できます。
現在の水温表示もできますし、温度設定回りの機能性は、HARIOと大きく変わりません。
最大60分まで、設定温度(100度の場合のみ95℃)をキープする保温機能もあります。

抽出温度による味の違いを楽しめる点では、HARIO機と変わらないです。
こちらを選んでも、十分にハンドドリップを楽しめるでしょう。
温度調整もできる製品ですし、実用的にもデロンギと変わらないと言えます。
安全面でも、新PSE基準に準拠ですし、この部分にも安心感があります。
第3に、温度調整は楽しみたいが、ご家庭に浄水器がない場合におすすめなのは

【2026年発売】
10・シロカ 温度調節電気ケトル SK-D271
¥10,098 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.8L
蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:新PSE基準
定格消費電力:900W
温度設定:60〜100度
重さ:1030g(台座除く650g)
注ぎやすさ ★★★★☆
湯温調整 ★★★★★
安全性 ★★★★★
デザイン ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
シロカのSK-D271でしょう。
温度にこだわりたい場合で、蛇口に浄水器がないご家庭の場合に最適です。
こちらも「コーヒー用」として紹介したモデルの1つです。

保温設定は、こちらの場合、「煮沸モード」が選べます。
「温度設定」ができる他社機の場合、沸騰させてから「冷ます」のではなく、沸騰する前に、設定温度で止まります。
そのため、煮沸(カルキ抜き)ができないので浄水機能のない水道水をそのまま利用しにくい部分があります。
しかし、本機の「煮沸モード」は、沸騰温度にしてから設定温度まで冷まして保温ができます。
さすがに「白湯」レベルまで冷ますのは、時間がかかり面倒ですが、コーヒー用の「ちょい低め(80〜90度)ならば、そこそこ短い時間でできそうです。
ブザー音で設定温度到達をを知らせてくれますし、どうしても「浄水器」設置に難がある場合で、温度設定にこだわりたい場合は、選択肢になるでしょう。
パワーは、900Wです。
若干弱めですが、許容範囲です。
安全面も、新PSE基準です。
独自のプラスアルファはないですが、問題ないです。
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ただ、蛇口の段階でカルキを活性炭で除去してしまえば、カルキ抜きの時間は節約できます。
実際、カルキ対策なしでケトルを使い続けると、経年変化で付着物つきやすく、掃除が面倒です。
蛇口取付式のクリンスイをはじめ、コストや除去物質などの観点から、【おすすめ家庭用浄水器の比較記事】で比較しています。
よろしければ、そちらもご確認ください。
第3に、温度調整の部分で、測定誤差を可能な限り排除したい上級者向けにおすすめなのは、

【2020年発売】(加筆予定あり)
【0.6リットル】
20・Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6L
¥28,600 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
(24年追加色):BR6106GVKJP-PUB
21・Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6L
¥28,600 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
【1リットル】
22・Artisan Gooseneck Variable Kettle 1L
¥29,700 Amazon.co.jp (6/30執筆時)
容量:0.6L / 1L
蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:950W / 1200W
温度設定:40〜100度
重さ:1400g(台座含む)
注ぎやすさ ★★★★★★
湯温調整 ★★★★★
安全性 ★★★☆☆
デザイン ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6Lが良いでしょう。

1Lモデルもありますが、おそらく少量のほうが、湯温はより正確です。
かなり高い製品ですが、1℃単位の分解能を持つ上で、測定誤差について±1度未満という精度を公開します。

実際、この精度を出すためには、それなりのセンシングや、熱回りの設計が必要といえるので、価格面は仕方ないでしょう。
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実用面でも、プリセット温度が、コーヒー向けに最適化されており、専門機らしい構成です。
安全面は、新PSE基準準拠の記述がないです。
旧基準を含めて細かい説明がないので、この部分だけは注意してください。
補足:このブログの関連記事の紹介
というわけで、今回は、コーヒー向けの電気ケトルの比較でした。

1・コーヒー向け電気ケトルの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ラッセルホブズ〈英国〉
1-3:バルミューダ〈日本〉
1-4:ハリオ〈日本〉
1-5:シロカ〈日本〉
1-6:象印 〈日本〉
1-7:デロンギ〈イタリア〉
1-8:T-Fal〈フランス〉
1-9:Brewista〈米国〉
2・コーヒー向けの電気ケトルの比較 (2)
2-1:EPEIOS JAPAN
2-2:Cores ほか
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
各社の製品をもう一度確認したい方は、以上のリンクをご利用ください。
ーーー

1・小型電気ケトルの比較
2・コーヒー向け電気ケトルの比較
3・電気ポット(まほうびん型)の比較
また、必ずしもコーヒー専用でなくても良い場合、以上のリンク記事もご覧ください。
ーー
ではでは。
