Top 調理家電 比較2022' 新型!コーヒー用電気ケトル30機の性能とおすすめ・選び方 (3)

2022年05月24日

比較2022' 新型!コーヒー用電気ケトル30機の性能とおすすめ・選び方 (3)

【今回レビューする内容】2022年 コーヒー向けハンドドリップ向けの細口電気ケトルの性能とおすすめ・選び方: 電気カフェケトル コーヒー用電気ケトル・温度調整対応

【比較する製品型番】Russell Hobbs 0.8L 7408JP 1.2L 7412JP 7408JP-88 7106JP-BK 7106JP-WH BALMUDA The Pot K02A-BK The Pot K02A-WH The Pot K07A-BK The Pot K07A-WH シロカ SK-D171 HARIO V60 EVT-80-HSV レコルト 温度調節ドリップケトル RTK-1 山善 NEKM-C1280 YKG-C800-E デロンギ アイコナ KBOE1230J KBOE1220J アイリスオーヤマ IKE-C600T-B IKE-C600-W ドリテック PO-145BK PO-115BKDI PO-143BK PO-350SV ティピカ PO-158 ビンタトニオ ACTYII VEK-20 Brewista Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6L 1L T-Fal カフェ コントロール 1L KO9238JP

今回のお題
安全で清潔な小型電気ケトルのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2022年5月現在、最新の小型の電気ケトルの比較です。

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1・定番の電気ケトルの比較 (1)
 1-1:T-Fal〈フランス〉
 1-2:タイガー〈日本〉
2・定番の電気ケトルの比較 (2)
 2-1:デロンギ〈イタリア〉
 2-2:象印〈日本〉
 2-3:ドリテック〈日本〉
 2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉ほか
 2-5:その他〈各社〉
3・コーヒー向け電気ケトルの比較 (3)
 3-1:ラッセルホブズ〈英国〉
 3-2:バルミューダ〈日本〉
 3-3:シロカ〈日本〉
 3-4:ハリオ〈日本〉
 3-5:その他〈各社〉  
4・定番の電気ケトルの選び方 (4) 【結論】
 =最終的な「おすすめ機種」の提案

 3回目記事となる今回は、各社の製品のうち、注ぎ口が細くアール(カーブ)があるタイプの電気ケトルを紹介します。

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 つまり、アナログなガス用のドリップポッドを「電化」したコーヒー向け製品です。

 最近は、温度調整機能があり、温度調節でコーヒーを「楽しむ」製品など、目新しいものも多いです。

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軽量性   ★★★★★
清潔性   ★★★★★
安全性   ★★★★★
デザイン  ★★★★★
温度調整  ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように各機種を詳しく紹介します。

 そして、最終回となる4回目の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

 長い記事ですが、よろしくお願いします。

1・電気ポットの比較
2・小型電気ケトルの比較

 なお、今回の記事は、このブログの「湯沸かし家電」比較記事の2回目記事の一環として書きました。

3-1・ラッセルホブズの電気ケトルの比較


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 はじめに、イギリスラッセルホブズです。

 この形状の製品の元祖は同社で、今もなおコアなファンが多いと言えます。 

 なお、イギリスは、紅茶の国のイメージですが、今では、コーヒーの方が消費量が多いそうです。

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 なお、今回の記事でも、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 1・Russell Hobbs 0.8L 7408JP
 2・Russell Hobbs 1.0L 7410JP
 3・Russell Hobbs 1.2L 7412JP
  ¥7,382〜 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1250W
温度設定:
重さ:680g/730g/780g(本体のみ)

 これらは、イギリスの家電メーカーであるラッセルホブスの販売するコーヒーメーカーです。

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 同社は、1950年代に沸騰したら自動で電源が切れる 電気カフェケトルを始めて発売したメーカーです。日本でもコーヒー用の電気ケトルとして長く愛用者がいるブランドですね。

 重さは、ラッセルホブズの場合、(台座を除いた)「本体のみ」の重さです。

 それぞれ、680g・730g・780gですので、決して軽量ではないです。

 ただ、これは、素材的に仕方ないところはあります。

 この点でもこの機種は人気です。

 給水量は、0.8L・1L・1.2Lとサイズの違いで3種類あります。

 いずれも注ぎ口の形状から細い水が出せるので、ドリップコーヒーには最適なデザインです。

 パワーは、1250Wです。

 沸騰時間は、満水時の場合、それぞれ4分、5分、5分30秒です。

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 清潔性の面では、内部素材はステンレスのため、衛生的だと言えます。

 利便性の面では、蒸気レス構造のようなものはありません。

 ただ、、明示的なカルキ除去機能(沸騰後30秒追加煮沸)があるため、美味しさの点でもワンランク上かもしれません。

 温度設定は、対応しません。

 安全性については、多少注意が必要です。

 こちらも、自動電源オフ空だき防止というJIS基準に基づく最低限の機能が付くので、注意深い大人が利用するならば無問題でしょう。

 ただ、ステンレス製ということで、外装がかなり熱くなる点は、注意点したほうがよいでしょう。軽量性とバーターですから仕方ない部分はあります。

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 以上、ラッセルホブズの電気ケトルの紹介でした。

 こちらは、とにかく、コーヒードリップに最適な機種なので、ペーパードリップを愛用している人に向く機種です。ただ、最近、この分野には他社からライバルが登場しており、比較することは必要です。

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 4・Russell Hobbs 0.8L 7408JP-88
  ¥11,000 Amazon.co.jp (5/24執筆時) 

 なお、0.8Lについては、ブラック塗装モデルがあります。

 性能は同じですが、塗装の分だけ高いですね。


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 【2020年】

 【0.6Lサイズ】

 5・ ラッセルホブス 7106JP-BK
 6・ ラッセルホブス 7106JP-WH
  ¥13,200 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:800W
温度設定:50〜100度
重さ:760g(本体のみ)

 7106JPは、イギリスのラッセルホブズの製品です。

 こちらも、カフェケトルですが、同社の伝統的な形状ではなく、急須のような形です。

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 実際その使途も狙っているようで、扉絵には、コーヒー豆のほか、茶碗も掲載です。

 クラファンから販売に至った製品とのことです。
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 温度設定は、本機は可能です。

 沸騰温度は、60度〜100度の間で設定できます。

 保温は、固定で30分間です。

 加熱スイッチとはことなる保温ボタンを同時に押しておくと、保温される形式です。デロンギと同じです。また、持ち上げた後も、3分以内に戻すと保温を再開します。

 一方、沸騰させた後、設定温度にもどしても保温は対応しません。

 重さは、900gです。

 台座を除けば、595 gですので、軽量モデルと言えます。

 給水量は、0.8Lです。

 パワーは、900Wです。

 同じ給水容量のハリオと同じで弱めです。

 沸騰にかかる時間は、したがって5分40秒です。

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 利便性の面では、注ぎ口が広く、お手入れしやすい点が強調されます。

 ただし、大きなふたを外す手間はあります。

 温度設定は、こちらも可能です。

 デジタル式で、60度から100度まで1度刻みです。

 保温は、30分限定ですが設定可能です。

 安全性は、本機は、空焚き防止機能・オートオフに対応します。

 ただし、外装は熱くなりやすいタイプです。

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 以上、ラッセルホブズ7106JPの紹介でした。

 注ぎ口はコーヒーにも使えますが、むしろ、お茶(紅茶)用と考えたほうがよいでしょう。

 一方、デザインは急須のような形でユニークですが、それ自体でお茶が淹れられるわけでなないです。

 やかんのようなハンドル形状が、持つ際に安定的で安全で便利かも、微妙でしょう。

 注ぎ口の広さも、水道水を沸騰させるだけのケトルを頻繁に洗う人はいないため、とくに便利には思えません。

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 【2021年】【1L】

 ・ ラッセルホブス 7013JP
 ・ ラッセルホブス 7013JP-BK
  ¥5,500 Amazon.co.jp (5/24執筆時) 

 なお、ラッセルホブズは、このほかに、細入れしない普通形状のケトルの販売があります。

 これらについては、2回目記事こちら)で紹介しています。

3-2・バルミューダの電気ケトルの比較

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 つづいて、日本のバルミューダデザインの電気ケトルです。

 デザイン家電を得意とする日本の上場企業です。

 デンキヤ以外にも、オシャレなセレクトショップに置かれることも多いメーカーで、ライフサイクル系の雑誌でも同社の製品は人気があります。


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 【0.6Lサイズ】

 【2022年発売】

 7・BALMUDA The Pot K07A-BK
 7・BALMUDA The Pot K07A-WH
  ¥13,200 Amazon.co.jp (5/24執筆時) 

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 【2016年発売】

 8・BALMUDA The Pot K02A-BK
 8・BALMUDA The Pot K02A-WH
  ¥17,498 Amazon.co.jp (5/24執筆時) 

蒸気レス:
清潔性能:ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1200W
温度設定:
重さ:900g(台座含む)

 BALMUDA The Potは、日本のデザイン家電メーカーであるバルミューダデザインの最新作です。

 なお、2022年に型番が変わりました。

 基本的には色の微妙な変更で、あとは「内部の最⼤⽔量を把握するプレート」を装備した点が違いです。ただ、旧機種でも最大水量のメモリはあるので、問題ありません。

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 そのほか、(ロットによるかもしれませんが)Atlas所有の旧機(K02A-BK)は「台湾製」表記でしたが、今回は「中国製」表記になっています。

 生産工場の変更などあったかもしれません。

 いくつかの製品をみたとき、写真の3点接合部は製品によって、個体差(すき間)がみられました。ただ、実用上問題ないですし、気にするほどではないです。

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 こちらも、ラッセルホブズのように、コーヒーを細く入れやすいような注ぎ口の構造をもった製品です。サイズは0.6Lと多少小型で、どちらかといえば、この用途専用設計です。

 本体色は、ブラック( K07A-BK)とホワイト(K07A-WH)です。

 クローム(K02A-CR)もありましたが、新機種ではありません。 

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 重さは、台座込みで900gです。

 ただ、台座部分を除いた本体は、600gです。

 軽量性は、この製品の美点の1つです。ステンレスを採用するモデルとしては「最軽量」でしょう。

 使い勝手は最高に良いです。

 給水量は、0.6Lとケトルとしては小さめで、コンパクトな製品です。

 基本的には1人-2人用の小型製品です。

 清潔性については、外装・内装ともにステンレスを採用する点でデロンギ同様に衛生的です。

 ステンレスに被せた塗装もシックで、納得の高級があります。


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 利便性の面では、しかしながら、給水時にフタをひねり外す必要がある構造です。

 その点では、一手間必要です。

 温度設定は、対応しません。

 安全面は、JIS規格に基づく安全基準はクリアします。

 ただ、ステンレス製ゆえに、こちらも本体の外装がやや熱くなる構造です。

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 以上、BALMUDA The Potの紹介でした。

 使ってみると、さすがにバルミューダデザインのクオリティの高さを感じる製品です。

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 コーヒー用の細入のできるケトルは他社からもでていますが、本体の軽量性と、片手持ちで水を注入する際のバランス感覚が特に優れます。

 たしかに、利便性と安全性は課題がありますが、大人が利用する分には問題はなく、(温度管理の必要がなければ)コーヒー用としては良いでしょう。

 とにかく、細出しタイプのケトルとしては、最も持ちやすいです。

3-3・シロカの電気ケトルの比較

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 続いて、日本のシロカの製品です。

 調理家電を多く出す日本の家電メーカーです。

 バルミューダと同じで、一工夫あるデザイン家電で、プレゼンスを高めている会社です。

 価格は、(比べると)バルミューダより多少安めです。 


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 【2020年】

 【0.8Lサイズ】【温度設定可】

 9・シロカ 温度調節電気ケトル SK-D171
  ¥8,980 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:900W
温度設定:60〜100度
重さ:900g(台座含む)

 SK-D171 は、日本の中堅白物家電メーカーのシロカが販売する製品です。

 本機も、コーヒー向けですが、温度調整できるモデルです。

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 本体形状は、注ぎ口については、先ほど紹介したRussell Hobbsと似ています。

 一方、台形の本体形状は、後述するハリオと機と似ており、後発にしては「どっかで見た感」が強いです。

 重さは、900gです。

 台座を除けば、595 gですので、軽量モデルと言えます。

 給水量は、0.8Lです。

 パワーは、900Wです。

 容量からするとすこしパワーは弱めです。

 沸騰にかかる時間は、したがって5分40秒です。

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 温度設定は、本機は、可能です。

 温度は、デジタル式で、60度から100度まで1度刻みです。

 保温時間は、あらかじめ設定し、毎回時間固定される形式です(初期設定30分)。

 最大96度までの温度で、10〜60分で保温終了時間の設定が可能です。

 沸騰後の「保温なし」は選べません

 しかし、わざわざ温度設定できるのが「売り」ですし、大きな問題ではないでしょう。

 一方、面白いのは、「煮沸モード」の搭載です。

 本機の場合、沸騰後に、設定温度まで戻しての保温が可能です。

 もちろん、冷ます機能はないわけで、時間はかかります。

 ただ、90〜95度程度ならさほど時間もかからないので、沸騰はさせたいが、温度にはこだわりたい方には良いでしょう。

 設定温度になったら、ブザーが鳴りますし、一定時間保温もできます。

 沸騰不要ならば、普通の「加熱モードも搭載」です。

 安全性については、空焚き防止機能など電気ケトルとしてJIS規格が定める安全性能はあります。

 本機は、保温時にあらかじめ保温時間を時間設定をしておく形式ですから、空だき防止があるのは、特に安心でしょう。

 ただ、外装がステンレスで熱くなりやすい点は他機と同じです。

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 以上、シロカSK-D17の紹介でした。

 形状にユニークさはないですが、何かしらの事情で、煮沸してから冷ましたい方は候補でしょう。

 ただ、【浄水器の比較記事】で紹介した、蛇口直結式でカルキは抜けるはずなので、ニーズとしてはニッチでしょう。

3-4・ハリオの電気ケトル

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 つづいて、ハリオの電気ケトルです。

 有名なコーヒー器具専門メーカーで、そちらの専門性から参戦している製品です。


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 【0.8Lサイズ】

 10・HARIO V60 EVT-80-HSV
  ¥13,780 Amazon.co.jp (5/24執筆時時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:900W
温度設定:50〜96度
重さ:900g(台座含む)

 パワーケトル・ヴォーノ V60は、日本のコーヒー器具専門メーカーHARIOの製品です。

 ケトルのほか、コーヒー用品を多く出していますが、こちらは同社の、ガス用の人気ケトルのヴォーノを電気ケトルとしたおしゃれな製品です。


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 同社の(コンロで沸かす)V60ドリップケトルをそのまま電気ケトルにした製品です。

 なお、ハリオの人気のドリッパーV60は、底に「大穴」が空いている特徴的なドリッパーです。コーヒーに雑味を入れないため、水の細入れが特に重要で、それ専用の設計です。

 重さは、900gです。

 ただ、これは台座込みの重量です。重さの部分で問題に感じる人はいないでしょう。

 給水量は、0.8Lです。

 パワーは、900Wです。

 他社より弱めであり、この部分の期待値は低めですね。

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 温度設定は、本機も可能です。

 こちらの場合、50度〜96度の間で設定できます。

 70度程度の低い温度で抽出し、苦みを強調させずドリップしたい方には、多少高級ですが、おすすめできる製品です。

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 上図は【コーヒーメーカーの比較記事】で使った表ですが、抽出温度で味が変わるのは、ほぼ常識なので、専門メーカーのハリオも対応させた、ということです。

 ただし、沸騰させてから、元の温度に戻すことはできません。

 保温モードは、本機もあります。

 本機の場合、15分間固定で設定温度を保つ仕様です。保温機能はオフにはできません。

 また、沸騰させた後、その温度まで戻しての保温はしません。

 安全性については、空焚き防止機能など電気ケトルとしてJIS規格が定める安全性能はあります。

 ただ、こちらも構造的に外装がステンレスで熱くなりやすい点はラッセルホブズと同じです。

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 以上、HARIOのヴォーノの紹介でした。

 多少高いのは難点ですが、温度管理ができるなど、コーヒー好きを中心に楽しめそうな家電です。

 デザイン面も、このケトルの元となったガス火用ケトルの名作ヴォーノは、家電としてのデザイン性も高く、キッチンやオフィス映えすることでしょう。

4-5・他のコーヒー電気ケトルの比較

 最後に、ここまで紹介した以外のメーカーで、コーヒー向け電気ケトルといえるものを、まとめて紹介します。


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 【2021年】

 【0.8Lサイズ】

 11・ビンタトニオ ACTYII VEK-20
  ¥14,850 Amazon.co.jp (5/24執筆時時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1200W
温度設定:50〜100度
重さ:980g(台座含む)

 ACTYII VEK-20は、輸入商社の三栄のブランドとなるビタントニオが販売する電気カフェケトルです。

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 先発の各社が出していたのと同じ、温度設定のできるカフェケトルです。

 本機はデザイン的に取っ手が木製(ブナ)です。

 安全性には問題ないですが、日本の加熱調理家電はあまり木は使わないので珍しいです。中国だと、そのような抵抗感がないようで、輸入品には多いです。

 重さは、980gです。

 給水量は、0.8Lです。

 パワーは、1200Wです。

 このあたりに仕様上の問題は感じません。

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 温度設定は、50度〜100度の間で設定できます。

 本製品は、100℃・93℃・80℃・70℃のプリセットを用意した上で、1度刻みの設定もできます。

 一方、台座に戻したあと、15分間は設定温度に戻す機能(バリスタ機能)はしっかり装備します。

 ただし、煮沸してから設定温度に戻す機能はありません。

 保温モードは、先述のように、最大15分です。

 安全性については、空焚き防止機能など電気ケトルとしてJIS規格が定める安全性能はあります。

 ただ、それ以上の機能はないです。

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 以上、ビンタトニオ ACTYII VEK-20の紹介でした。

 価格的にハリオと似ており、形状もハリオのV60ドリップケトルと似ていて、(ほぼ)同じ持ち方で使います。その点でやや「二番煎じ」感はあります。

 個人的には、手放しで使う加熱家電において、木製ハンドルを採用はNGなのですが、そこを気にしないならば、値段によっては選んでも良いでしょう。

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 【0.8Lサイズ】

 12・レコルト 温度調節ドリップケトル RTK-1
   ¥9,920 Amazon.co.jp (5/24執筆時時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1000W
温度設定:30〜100度
重さ:1060g(台座含む)

 なお、他社ですが、デザイン家電に強いレコルトも同じような、0.8Lサイズのケトルを出します。

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 温度設定は、本機については、実用性はともかくとして、30度以下まで出せる点がわりと特徴的です。

 1度単位でも設定できますが、メモリーできますし、操作で、5度ごとに回すこともできます。

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 保温設定は、一方、少し特殊です。

 20分間固定で保温はしますが、ケトルを持ち上げると保温がOFFになる仕様です。

 ステンレスケトルの場合、沸騰温度から2分ほど立つと95度以下まで落ちるので、蒸らしがあるコーヒー用としては、問題点ではあります。

 そのほか、ボタンやフォントの部分のデザインがイマイチです。日本では木調(樹脂)のデザインは、加熱調理器具にあまり使わないですが、アジア発の製品はそのようなものが最近多いですね。

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 【1200W】

 13・山善 電気ケトル 0.8L NEKM-C1280
  ¥8,426 楽天市場 (5/24執筆時時) 

 【1000W】(旧製品)

 14・山善 電気ケトル 0.8L YKG-C800-E
  ¥7,764 Amazon.co.jp (5/24執筆時時) 

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1000W
温度設定:60〜100度
重さ:980g(台座含む)

 また、山善からも、温度調整機能付きが出ています。

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 温度設定は、60度からですが、1度単位です。

 保温は、1時間固定です。別にボタンを押す形式で、台座に戻してもその温度です。

 本機の場合、とっての部分を含め、全体のフォルムは「ボーとした感じ」で、デザイン面の完成度はイマイチです。


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 【1Lサイズ】【温度設定可】

 15・デロンギ アイコナ KBOE1230J-W
 16・デロンギ アイコナ KBOE1230J-GY
  ¥11,430 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

 【1Lサイズ】【温度設定不可】

 17・デロンギ アイコナ KBOE1220J-W
 18・デロンギ アイコナ KBOE1220J-GY
  ¥7,955 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1200W
温度設定:50〜100度
重さ:1400g(台座含む)

 アイコナ 電気カフェケトルは、イタリアのデロンギが販売する電気カフェケトルです。

 こちらは、温度調整できるモデルと、できないモデルがそれぞれ販売されていますが、今回は「できる」ほうを紹介します。

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 いずれも細口で、やはり、コーヒー向けのケトルです。

 本体色は、ホワイト(KBOE1220J-W)とプレステージグレー(KBOE1220J-GY)です。

 重さは、1400gです。

  本体がステンレスですので、台座部分を除いても900gあります。

 やはり、多少重量感があります。

 給水量は、1Lです。

 パワーは、1200Wです。

 ハリオよりもパワーがあるため、温度調整できるカフェケトルとしては、早く沸騰するでしょう。

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 温度設定は、本機も可能です。

 ハリオはデジタル式ですが、こちらはクラシックなボタン式で、50・60・80・95・100℃を選べます。

 一方、デロンギは「コーヒーは95度が美味しい」という方針であり、それが推奨されます。ほかの温度は、お茶や紅茶などのために付けている、という感じです。

 ただし、シロカのように、沸騰させた後、その温度に戻して保温することはできません。

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 保温モードは、本機も搭載です。

 同社の場合、20分間限定で、利用したい場合、沸騰前に図の「保温ボタン」も押しておきます。

 ドリップやミルの準備を並行して行うなど、すぐにコーヒーを淹れない場合でも適温で抽出できます。

 安全性については、空焚き防止機能など電気ケトルとしてJIS規格が定める安全性能はあります。

 ただ、外装がステンレスで熱くなりやすい点は他機と同じです。

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 以上、デロンギアイコナ 電気カフェケトルの紹介でした。

 デロンギ推奨の「95度」に「保温」して常に淹れられる点がメリットです。

 設定不要で、ボタン1つでその温度になり、しかも20分の保温もできるため、あまり考えずに、「メーカー推奨の温度」で淹れたい場合は、おすすめです。


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 【2022年】

 【1Lサイズ】【温度設定可】

 19・T-Fal カフェ コントロール 1L KO9238JP
  ¥14,463 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1250W
温度設定:40〜100度
重さ:1150g(台座含む)

 カフェ コントロール 1L KO9238JPは、フランスのティファールが出す、コーヒー専用の電気ケトルです。

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 細口タイプは、同社ではこの製品で初めての日本展開です。

 給水量は、1Lです。

 重さは、台座込みで1150gです。

 本体だけなら1kgをきる水準ですから、1Lサイズと考えれば、軽い方です。

 パワーは、1250Wです。

 満水で4分40秒ほどで沸騰です。半量ならば2分47秒です。

 ハリオよりもパワーがあるため、温度調整できるカフェケトルとしては、早く沸騰するでしょう。

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 温度設定は、本機も可能です。

 40・60・70・80・85・90・95・100℃の8段階設定できます。

 コーヒーの味調整に関わる80度以上は「細かめ」です。

 (他社のように)1度単位で設定できても、そこまでセンサーが正確とは思えないので、これくらいの幅で良いでしょう。ちなみに、誤差は±3度です。

 保温モードも、搭載です。

 このボタンを押して水を温める場合、95度以下の設定した温度で、最大60分間保温が可能です。

 ただし、沸騰させてから、その温度まで「湯冷まし」してからというのは無理です。なお、100度設定で沸かした場合については95度保温、温度未設定の場合は60度保温です。

 安全性については、空焚き防止機能など電気ケトルとしてJIS規格が定める安全性能はあります。

 ただ、外装がステンレスで熱くなりやすい点は他機と同じです。

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 以上、T-FalKO9238JPの紹介でした。

 一目で同社の製品と分かるアイコニックな形状でかわいいです。

 ただ、機能面で突出した特徴は正直なところあまりみられないのですが、1L沸かせるもでるとしては軽く、手になじむ持ちやすさがあります。


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 【0.6Lサイズ】

 20・Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6L
  ¥24,200 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

 【1Lサイズ】

 21・Artisan Gooseneck Variable Kettle 1L
  ¥24,200 Amazon.co.jp (5/24執筆時)

蒸気レス:なし
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1200W
温度設定:40〜100度
重さ:1400g(台座含む)

 Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6Lは、米国のBrewista(ブリューイスタ
)の、細口の電気コーヒーケトルです。

 2014年に起業したカリフォルニアの器具メーカーですが、ドリップバッグを製造するスピンという福岡の会社が取り次いで販売されているようです。

 なお、本機については、1Lサイズもありますが、口の形状が少し異なります。

 202202161413.jpg

 デザインは、独特の卵形で、ハンドルもユニークな形をしています。

 重さは、1355gです。

 台座を抜いた重さは不明です。

 給水量は、0.6Lです。

 パワーは、950Wです。

 沸騰まで約4分です。

 202202161419.jpg

 温度設定は、本機も可能です。

 台座部分のコントローラでの調整で、40〜100度まで1度単位の調整が可能です。

 値段が高い製品です。おそらく温度センサーの精度の部分を重視している部分で値がかさむのでしょう。

 202202161422.jpg

 なお、プリセットもあります。温度設定は、コーヒーでは「よく見る」温度です。

 保温モードは、本機も搭載です(最大1時間)。

 面白いのは、ケトルを外した際に、タイマーが駆動する部分です。

 蒸らしのタイミングを計る時計代わりにできます。

 なお、本体から外すと、保温設定が切れる仕様の機種となります。

 安全性については、一方、特段の記載がないです。

 空だきについては「するな」との記載ですが、防止機能があるかは確認できませんでした。なお、加熱終了後の音での合図機能はあります。

---

 以上、Artisan Gooseneck Variable Kettle 0.6Lの紹介でした。

 著名な「バリスタ」の名前が複数出てくる製品ですが、やはり、注ぎ口や使いやすさほか、温度部分の精度が向いているからでしょう。

 ただ、1度刻みの温度調整ができる機種と考えても、価格はかなり高いです。基本的には、好きなバリスタと同じ製品を使いたいといったような方向けでしょう。(それはそれで良いかと思います)


 202009021444.jpg

 【0.6L】【温度調整可】

 22・ アイリスオーヤマ IKE-C600T-B
  ¥4,636 Amazon.co.jp (5/24執筆時時) 

 【0.6L】【温度調整不可】

 23・ アイリスオーヤマ IKE-C600-W
  ¥3,409 Amazon.co.jp (5/24執筆時時) 

蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:1200W
温度設定:対応
重さ:1300g(台座含む)

  IKE-C600Tは、アイリスオーヤマの販売するカフェ用の電気ケトルです。

 本機については、黒モデルのみ、温度調整機能となります。

 202009021447.jpg

 温度調整機能は、60度〜100度まで5度刻みとなります。

 また、コーヒー用と日本茶と称して、90度70度のオートボタンがあります。

 保温機能は、本機については、湯沸かし完了後に押すタイプです。湯沸かし前の「事前予約」は不可です。

 一方、一度外しても、戻せばその温度での保温にはなります。保温時間は1時間で固定です。 

 給水量は、0.6Lです。

 安全面は、本機は内装ステンレス機ですが、二重構造の本体ではないです。

 外装は熱くなりやすいと言えます。

 清潔性については、ステンレスの採用で、問題ありません。

 パワーは、1200Wです。

 温度調整機能を持つモデルで1200Wというのは珍しいです。

 0.6L(コーヒー4杯)という少量ケトルでもありますし、満水時の沸騰時間は速いでしょう。

 利便性の面では、本機も、電気代はかかりますが、60-95度での保温機能があります。

 重さは、台座を除いた場合、700gなので、さほど重くはないでしょう。

---

 以上、アイリスオーヤマIKE-C600Tの紹介でした。

 作りはドリテックと同様に「価格重視」ですが、機能性は高いです。また、1200Wとパワフルなので、時短効果も高いです。

 0.6Lという容量が問題にならなければ、価格的にライバルのドリテックよりこちらの方が使いやすいでしょう。


 202012081442.jpg

 【1L】【温度調整可】

 24・ ラドンナ Toffy K-KT3-PA
 25・ ラドンナ Toffy K-KT3-AW
  ¥5,500 楽天市場 (5/24執筆時時) 

蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:900W
温度設定:
重さ:800g(台座なし)

  Toffy K-KT3は、日本のセレクトショップ系のラドンナが販売する製品です。

 202012081445.jpg

 同社は、クラシックモダンな外観の製品が得意で、本機もそうです。

 アナログな温度計を装備するほか、色目も、大正モダンというか、あの時代の建造物のペンキ塗料を彷彿とさせる、薄緑色と白色です。

 給水量は、01Lです。

 安全面は、本機は内装ステンレス機です。

 外装は熱くなりやすいと言えます。

 清潔性については、ステンレスの採用で、問題ありません。

 パワーは、少し弱めの900Wです。

 利便性の面では、本機もコーヒーに向く形状です。

 温度調整機能は、未搭載です。

---

 以上、 Toffy K-KT3の紹介でした。

 アナログでクラシックなデザイン面は、評価できます。ただ、温度計に利用するフォントやグリップ部分のデザイン性など、徹底して「クラシック」か問い割れると微妙な感じの部分もあります。


 202009021332.jpg

 【0.8L】

 26・ドリテック アラビカ PO-145BK
  ¥5,890 楽天市場 (5/24執筆時) 

蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:900W
温度設定:対応
重さ:1077g(台座含む)

 PO-145は、日本の中堅メーカーのドリテックの販売する電気ケトルです。

 写真で分かりますが、本機については、カフェ用の電気ケトルです。

 202009021335.jpg

 また、台座に温度調整機能(40度〜100度)が付属します。

 他社にも同様のカフェ用電気ケトルがありますが、それよりも多少安いと言えます。

 給水量は、0.8Lです。

 安全面は、本機は内装ステンレス機です二重構造は不採用です。本体は熱くなりやすいでしょう。

 清潔性については、ステンレスの採用で、問題ありません。

 パワーは、900Wです。

 弱めですが、カフェ用の電気ケトルについては、熱伝導性の良いステンレス製ですし、この点は、先ほどの機種ほど問題にならないでしょう。

 ただし、仕組み上、本体は熱くなりやすいでしょう。

 利便性の面では、電気代はかかりますが、40-95度での保温機能があるのは1つポイントかもしれません。

 なお、重さは台座を除けば566gですので、それなりに軽量です。

---

 以上、ドリテックPO-145の紹介でした。

 ラッセルホブスのような形状のケトルで、温度調整機能がある機種です。

 フタの見えない部分などは、やや高級感にかける構造ではありますが、値段次第では、カフェ用の電気ケトルの選択肢になるでしょう。

ーーー

 202009021347.jpg

 【0.8L】(PO-115BK3)

 27・ドリテック マキアート PO-115BKDI
  ¥------Amazon.co.jp (5/24執筆時) 

 28・ドリテック ティピカ PO-158
  ¥3,880 楽天市場 (5/24執筆時) 

 【1L】

 29・ドリテック マキアート PO-143BK
  ¥3,300 Amazon.co.jp (5/24執筆時) 

 【1L】

 30・ドリテック マキアート PO-350SV
  ¥3,300 Amazon.co.jp (5/24執筆時) 

蒸気レス:
清潔性能:内装ステンレス
安全性能:
定格消費電力:900W
温度設定:  
重さ:

 なお、同社の温度調整機能がない製品については、以上3系統の製品があります。

 価格的に安いですが、フタの部分の作りなど、やや高級感にかける部分は見られます。また、台座のコントローラー部分のメーカー情報もないので、格安製品として少し選びにくいでしょう。

次回に続く!
小型電気ケトルのおすすめは結論的にこれ!

 以上、今回は、家庭用の小型電気ケトル2回目記事でした。

 201806231516.jpg

1・定番の電気ケトルの比較 (1)
 1-1:T-Fal〈フランス〉
 1-2:タイガー〈日本〉
2・定番の電気ケトルの比較 (2)
 2-1:デロンギ〈イタリア〉
 2-2:象印〈日本〉
 2-3:ドリテック〈日本〉
 2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉ほか
3・コーヒー向け電気ケトルの比較 (3)
 3-1:ラッセルホブズ〈英国〉
 3-2:バルミューダ〈日本〉
 3-3:シロカ〈日本〉
 3-4:ハリオ〈日本〉ほか
4・定番の電気ケトルの選び方 (4) 【結論】
 =最終的な「おすすめ機種」の提案

軽量性   ★★★★★
清潔性   ★★★★★
安全性   ★★★★★
デザイン  ★★★★★
温度調整  ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 最終回の4回目記事こちら)は、結論編です。

 今回紹介した全機種から、いつものように、目的別にAtlasのオススメ機種を選定していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 4回目記事は→こちら

posted by Atlas at 17:23 | 調理家電

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