1回目からの続きです→こちら
2-1・その他の野菜ジュース
2回目記事では、ここまで見ていない企業の製品から、Atlasが面白く感じたものをいくつか紹介します。
1・紙パック・缶入り野菜ジュースの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:カゴメ
1-3:伊藤園
2・紙パック・缶入り野菜ジュースの比較 (2)
2-1:Amazon PB・ユーグレナ ほか
2-2:最終的な「おすすめ」の提案
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら各機をみていきます。
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また、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【200ml×24本】B0BM91PMTT
32・Happy Belly by Amazon 野菜ミックスジュース 100%
¥1,881 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:74kcal
糖質:
βカロチン:
リコピン:
GABA:
食物繊維:
by Amazon 野菜ミックスジュース 100%は、AmazonがPB商品として出している製品です。
エルビー食品の東海工場で作られているものです。
糖質量は、非開示です。
成分的には、人参が主成分です。野菜汁60%、果汁40%で、味もわりと甘いので、低糖ではないでしょう。
食物繊維も、情報記載がないです。
栄養素は、ほぼ情報がないです。
ビタミンCが17-50mmという情報のみあります。
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以上、by Amazon 野菜ミックスジュース 100%の紹介でした。
こちらは、どちらかと言えば「美味しいジュース」として売られるものかなと思います。成分表記もそのような感じです。
ただ、糖質は記載があっても良いかなと思いました。
【195g×15本】
33・からだにユーグレナ乳酸菌
¥3,149 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
【125g×24本】
34・からだにユーグレナ フルーツグリーンオレ
¥3,135 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:72.2kcal
糖質:16.4g
βカロチン:
リコピン:
GABA:1mg
食物繊維:1.6g
からだにユーグレナ Soy Smoothie乳酸菌は、ユーグレナが販売する野菜ジュースです。
以前は「飲むユーグレナ」という名前でしたが、最近変わりました。
また、それ以前は「飲むミドリムシ」という名前でした。ミドリムシは植物(藻)なのですが、名前的に一般向けでなかったための改名でしょう。
また、2024年に材料の変更があり、パイナップル・バナナ・ケール・ホウレンソウが既存の材料に加わっています。引き続きサッパリ系ですが、甘みが載った感じです。
糖質量は、16.4gです。
カロリーとともに従来より減りましたが、野菜ジュースとしてみれば多めでしょう。
食物繊維は、1.6gです。
栄養素は、ユーグレナ類に由来する成分として「パラミロン」が挙げられますが、具体的な効果は非開示です。
ただ、ユーグレナ類に含まれる多くの栄養素は、細胞壁がない点で、野菜より吸収しやすいとされています。
むろん、本製品の主成分も果実と野菜ではあります。また、ビタミン系・食物繊維系の栄養素も、大麦若葉と難デキなど由来ではあるでしょう。それでも、バランスは良いように思います。
味は、果実やほかの野菜のほうが多いので、最近の青汁のように飲みやすいです。
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以上、からだにユーグレナ 豆乳の紹介でした。
成分的に結構「謎」の部分があります。あ「ユーグレナ(ミドリムシ)」の効果についての科学的知見がもう少し欲しいところです。
機能性表示やトクホ認証はなく、具体的な効果は分かりにくいです。
【190g×30本】
35・小岩井 無添加野菜 31種の野菜100%
¥2,498 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:25kcal
糖質:4.5g
しょ糖:
βカロチン:1000-2000μg
リコピン:9.2mg
GABA:
食物繊維:0.8g
こちらは、小岩井農場の 無添加野菜です。無塩です。
缶入りジュースですが、カゴメなどより安価であり、手軽にとれます。
糖質量は、4.5gです。
そこそこ多めです。
野菜ジュースのなかでは、カゴメの缶入りよりも糖質が少ないです。
食物繊維は、ただし、0.8gです。
栄養素の部分は、カロチン・リコピンは含まれますが、いずれも少なめです。
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以上、小岩井農場の 無添加野菜の紹介でした。
比較的安い製品ですが、栄養素の部分でみると、わりと差もあるように思います。ただ、野菜ジュースとしては、糖質が少ないため、その部分は評価できそうです。
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【190g×30本】
36・小岩井 無添加野菜 32種の野菜と果実
¥2,596 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:42kcal
糖質:9.8g
しょ糖:
βカロチン:1500μg
リコピン:
GABA:
食物繊維:0.3g
なお、似た製品名の無添加野菜 32種の野菜と果実はブドウとニンジンのミックスジュースな味です。
飲みやすい一方で、トマト系がないのでリコピンが含有されません。
糖分・カロリーはほどほどです。
【160g×20本】
37・ゴールドパック 北海道野菜 ストレート100%
¥3,672 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
【160g×20本】
37・ゴールドパック 北海道野菜 100%
¥---- Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:35kcal
糖質:7.0g
しょ糖:
βカロチン:
リコピン:
GABA:25mg
食物繊維:1.0g
こちらは、信州松本のゴールドパックの野菜ジュースです。
信州ですが、北海道野菜としての産地指定です。
季節によってストレートと濃縮果汁(トマト・ニンジン・ケール)併用と分けているようです。
その他の野菜も、指定農場や細かい特定品種・産地というわけではないです。ただ、値段的には仕方ないかと思います。
糖質量は、7.0gです。
多くも少なくもないですが、原材料としてのニンジンやカボチャゆえかと思います。
食物繊維は、1.0gです。
濃縮還元を利用する時期は、もう少し多めです。
栄養素の部分は、GABAが関与成分となる機能性食品で、25mgとなります。
材料的に、カロチン・リコピンは含まれるでしょうが、成分としての開示はないです。
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以上、ゴールドパック 北海道野菜 100% の紹介でした。
穀物を割と多く使っている関係か、ドロドロ系で「飲んだ感」がある製品です。
トウモロコシとカボチャが意外と「効いて」おり、コンビニのスムージー系飲料のような感じがあります。使う野菜も、主要2社とはまた異なる感じで、個性があります。
今回の結論
ダイエットに最適な野菜ジュースのおすすめは、この製品!
というわけで、今回はトマトジュースを含めて比較しました。最後にいつものように、Atlasのおすすめ製品!を提案しておきます。
第1に、総合的に栄養価が優れると言える野菜ジュースといえるのは、
【200ml×30本】(Amazon限定の本数)
1・伊藤園 1日分の野菜
¥2,257 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:75kcal
糖質:14.8g
βカロチン:5432-11774 μg
リコピン:16mg
GABA:
食物繊維:0.9-3.1g
ジュースの味 ★★★★★★
食物繊維 ★★★★★
糖分の少なさ ★★★★☆
カロリーの少なさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
伊藤園の1日分の野菜でしょう。
カゴメの 野菜一日 これ一本の」とほとんど変わらないので、迷いました。
ただ、カロチン含有量と食物繊維の量がわずかに有利であるほか、栄養表示がハッキリしている点を評価しました。
このタイプは糖質が多少高めですが、空きっ腹でお腹の足しにする意味で飲むならば、この製品を「ゆっくりと」飲むのが良いです。
味も、伊藤園がこだわる「ニンジン」の部分を含めて、コクがあり、美味しいのでオススメできます。
一方、プレミアム系は割高なので、あまりおすすめしません。
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【200ml×24本】
13・カゴメ 野菜一日 これ一本
¥1,664 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:68kcal
糖質:13.7g
βカロチン:2900g-13000μg
リコピン:16mg
GABA:
食物繊維:1.1-2.9g
ジュースの味 ★★★★★★
食物繊維 ★★★★★
糖分の少なさ ★★★★☆
カロリーの少なさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ただし、カゴメの野菜一日 これ一本 も正直捨てがたいです。
今回重視した栄養素はだいたい同じで、その上で、紫系野菜が多く、ポリフェノールの摂取が多いですので。
Atlasは、コーヒー豆・ワインなどから十分摂っていますが、そうでない方は、こちらでもOKだと思います。
第2に、毎朝・毎夕の食事と同時に摂る場合におすすめの野菜ジュースは、
【リニューアル】【200ml×24本】
20・カゴメ 野菜ジュース 糖質オフ
¥1,664 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:21kcal
糖質:3.2g
βカロチン:
リコピン:2-15mg
GABA:
食物繊維:0.7-2.3g
ジュースの味 ★★★★★
食物繊維 ★★★★★
糖分の少なさ ★★★★★
カロリーの少なさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
やはり、カゴメ 野菜ジュース 糖質オフでしょう。
低糖質でありつつ、食物繊維も多めです。その上で、カロリーが少ないので、ダイエットする場合には最適です。
健康を摂るため、飲み応えは犠牲になっていますが、リニューアルで、味の部分が改善しました。
栄養素的には最適ですし、自宅に健康目的で常備するには良い製品と言えます。
第3に、国産素材限定のプレミアム野菜ジュースから選ぶとすると、
【195g×30本】
26・カゴメ 健康直送便 つぶより野菜
¥6,303 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:72kcal
糖質:15.2g
βカロチン:4000-15000μg
リコピン:5-15mg
GABA:
食物繊維:0.7-2.3g
ジュースの味 ★★★★★
食物繊維 ★★★★★
糖分の少なさ ★★★★☆
カロリーの少なさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
カゴメの「 健康直送便 つぶより野菜」でしょう。
これは他社でも同じですが、普通に市販されるものと、栄養面は(正直)変わらないでしょう。
費用対効果も悪いので、一般的には普通のものでいいと思います。ただ、「国産野菜」というある種の安心感と、価格に由来する品質信頼性は、ある程度期待はできるでしょう。
野菜の数は6種ですが、しっかり「国産野菜」に限定されています。
今回紹介しなかったものを含めて、この部分で書き方が「微妙」なものは多いです。
しかし、レモン果汁以外は、国産が保証されているため、この部分を重視するなら、こちらが一番「分かりやすい」です。
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【160g×30本】
9・伊藤園 純国産野菜 缶160g
¥5,678 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:69kcal
糖質:10.9g
βカロチン:9224-28254μg
リコピン:
GABA:
食物繊維::1.3〜3.2g
ジュースの味 ★★★★★
食物繊維 ★★★★★★
糖分の少なさ ★★★☆☆
カロリーの少なさ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
もうひとつ候補を挙げるとすると、伊藤園の「純国産野菜」です。
(意義はともかく)国産野菜を「16品目」摂取するという、ある種の満足感は、得やすいです。 カゴメと同じで、分かりにくい成分はないです。
栄養素的には、カゴメと大差はないので、その部分では、正直どちらでも構わないでしょう。
味は、伊藤園なので、人参系が主体となるので、その系統の味が好きならば、(味の面で)こちらが良いかと思います
いずれも、「メーカーの顔」といえる製品ではあるため、一度、飲み比べるのも良いかと思います。
第3に、リコピンが豊富なトマトジュースでおすすめなのは、
【160g×30本】
28・カゴメ トマトジュースプレミアム食塩無添加
¥(3,780) Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:31kcal
糖質:5.8g
βカロチン:
リコピン:15mg
GABA:
食物繊維:0.5-1.3g
【190g×30本】
29・カゴメ 百年品質トマトジュース
¥4,836 Amazon.co.jp (7/13執筆時)
カロリー:43kcal
糖質:8.0g
βカロチン:
リコピン:14-46mg
GABA:
食物繊維:0-0.04g
ジュースの味 ★★★★★★
食物繊維 ★★★☆☆
糖分の少なさ ★★★★☆
カロリーの少なさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
カゴメトマトジュースプレミアム食塩無添加でしょう。
あるいは、少し量が多めの 百年品質トマトジュースでも良いかと思います。
以前は、トマトの採れる時期によって、普通のトマトジュースも、国産の「ストレート製法」のものが合ったのですが、最近は、年中濃縮還元で、そのような製品がなくなりました。
その点で言えば、同社の契約農場の国産トマトを思料しつつ、熱を加えない「ストレート製法」のこちらは、ある種「プレミア」といえます。
とくに「百年品質」のほうは、「カゴメブランド」として、生トマトでも市販される、高リコピンの国産の凛々子(りりこ)の利用が明言されているので、その部分を重視したい場合は候補です。
トマトジュースとして味も良いので、【ジューサーの比較記事】で紹介したような、家庭で作るフレッシュジュースを除けば、最もおいしいとも言えます。
補足:食品関連の比較記事の紹介
というわけで、今回は、野菜ジュースの話題でした!
なお、本ブログモノマニアには、食べ物や飲料に関する以下のような比較記事があります。
1・ミネラルウォーターの比較
2・タンサンのペットボトルの比較
3・大手ビール・輸入ビールの比較
4・日本の地ビールの比較
5・日本のウイスキーの比較
6・プレミア焼酎と焼酎原酒の比較
7・ブランド米の比較
8・トクホ飲料の比較
9・野菜ジュースの比較
10・レトルトカレーの比較
これらの記事も、よろしくお願いします。
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