【今回レビューする内容】2023年 最新の強力なコードレス・スティック式掃除機の性能とおすすめ・選び方: 絨毯・カーペット対応:シャーク・エレクトロラックス・ティネコ・アクア編
【比較する製品型番】 Shark EVOPOWER SYSTEM ADV CS651J CS601J Shark EVOPOWER SYSTEM IQ CS851JMVAE JCP JBR エレクトロラックス Electrolux Pure F9 Plus PF91-6B MF WF lectrolux UltimateHome 900 EFP91835 Tineco A10 HERO Tineco A10 Danimo Tineco A11 HERO A11 Danimo AQUA Pet Primo AQC-HF501-B AQC-HF501-G マキタ CL002GRD CL002GRDC CL001GRDC CL001GRD CL003GRDW CL003GRDO
今回のお題
コードレスの掃除機のなかで、吸引力の強いおすすめ機種は?
どもAtlasです。
今日は、2023年1月現在、じゅうたん対応のコードレス掃除機(スティック式掃除機)の比較の3回目記事です。
1・強力なコードレス掃除機の比較 (1)
1-1:ダイソン〈英国〉
1-2:日立〈日本〉
2・強力なコードレス掃除機の比較 (2)
2-1:パナソニック 〈日本〉
2-2:東芝 〈日本〉
2-3:シャープ〈日本〉
2-4:三菱電機〈日本〉
2-5:アイリスオーヤマ〈日本〉
3・強力なコードレス掃除機の比較 (3)
3-1:バルミューダ〈日本〉
3-2:シャーク〈米国〉
3-3:エレクトロラックス〈北欧〉
3-4:Tineco〈中国〉
3-5:AQUA〈日本〉
3-6:マキタ〈日本〉
4・おすすめコードレス掃除機 【結論】
=予算・目的別おすすめ機種の提案
1回目記事・2回目記事では、英国のダイソンのほか、日本の各社の製品を順番に紹介しました。
今回の3回目記事は、海外市場に強い製品で、日本でも展開がある製品を主に紹介します。
なお、コードレス掃除機の選び方の基本については、1回目記事の冒頭で書きました。
検索エンジン経由で直接要らしてくれたかたは、1回目記事(こちら)から読まれると、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
1・強力なコードレス掃除機の比較
・主な使途:じゅうたんも対応
・重さ: 1.5kg〜3kg
2・軽量なコードレス掃除機の比較
・主な使途:フローリング・畳
・重さ:0.8kg〜1.5kg
3・2WAY式コードレス掃除機の比較
・主な使途:フローリング・ソファ
・重さ:2kg〜3kg
4・おすすめコードレス掃除機 【結論】
・用途別のおすすめ機種の提案
また、今回は、重量が1.5kg以上ある「じゅうたん対応タイプ」だけの紹介です。
「家庭用のサブ機」などで、フローリング向けの軽いものを探している方や、「ハンディ掃除機との共用タイプ」を探している方は、記事が別です。
恐れ入りますが、以上のリンクをご利用ください。
吸引力の強さ ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
掃除機の軽さ ★★★★★
ヘッドの性能 ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各機種を個別に比較します。
そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
3-1・【強力】バルミューダのコードレス掃除機
続いて、日本のバルミューダのコードレス掃除機です。
デザイン家電で知られる日本の家電企業です。最近は、毎年、新しい家電分野に進出し、ワンポイントの面白さがある家電を出します。
---
なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントを赤字で、イマイチな点は青字で書いていきます。
【2020年7月発売】(後継機あり)
44・バルミューダ The Cleaner C01A-WH
44・バルミューダ The Cleaner C01A-BK
¥28,611 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
重さ:3100グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: ホーバー式
充電時間: 4時間
The Cleaner C01Aは、デザイン家電を得意とする、日本のバルミューダが販売する初の掃除機です。
徐々に家電のラインナップを増やしてきており、2020年には上場しました。
本機については、2022年に後継機がでています。そちらについては、次に見るつもりです。
掃除機の重さは、3100グラムです。
最近の掃除機としては、かなり重いです。
後ほど見る、スウェーデンのエレクトロラックスの掃除機のような低重心設計である上、後述するようなヘッド部分の工夫があるため、この部分の総評は最後にします。
吸引力は、スペック的に未開示です。
「フロアカーペット」は対応表記がありますが、毛の長いじゅうたんは写真を含めて避けているため、やや不明瞭な部分はあります。
掃除機のヘッドは、かなり工夫があります。
本機は、デュアルブラシ仕様で、それが内側に向かってそれぞれ逆回りで回転しています。同社は、「ホバーテクノロジー」と呼びます。
実際、浮いているような操作感が得られます。
その上で、ヘッドとのつなぎ目部分の工夫(360°スワイプ構造)で、タテヨコにヘッドが縦横無尽に動きます。
先述のように、重さのある機種ですがこの浮遊感とスワイプ構造で、掃除機の方向を変えるための持ち上げ動作が不要なので、実際の操作性は悪くない、というのが設計思想と言えます。
一方、非動作時や、段差のある部分ではずっしり重く感じます。また、ホバーが効くのは前後の動きなので、左右にスワイプさせる場合は重さ(抵抗)を感じます。
ヘッドが相当大きいのも、物が多い日本の家屋に合うかは微妙な部分はあります。
付属品は、ハンディ利用時に付ける付属アタッチメント(とって)と、充電スタンドです。
本機は、通常の掃除は「ほうきの握り」で行うのですが、これは持ちやすさのためというより、デュアルヘッド構造なので、無理に力を入れて壊さないような配慮のようにも思えました。
実際、持ちやすさは課題です。
バッテリー持続時間は、標準運転で、最大30分、強モードで10分です。
バッテリーは500回までの充放電が保証されます。交換品(C-B100)も市販されますが、換えつつ長時間使うことは前提にされません。
バ ッテリー充電時間は、4時間と長めです。
掃除機のセンサーは、未付属です。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミ圧縮には言及がないです。
本体の収納については、先述のようにスタンドが付属です。
先述のように本機はハンドルがないですが、その部分が美観に活かされるのは、バルミューダらしくて好感が持てます。
---
以上、バルミューダのThe Cleaner C01Aの紹介でした。
技術的な新規性が多く、紹介していても面白い掃除機です。
(相当前に通販で人気だった機種など)過去になかったわけでもなないですが、そのデザイン性の良さのほか、サイクロン+ハイパワーモータとの組み合わせは新機軸でしょう。
一方、やはり重さとヘッドの大きさほか、小型のローラーブラシが2機ですう仕組みですので、毛絡みが少ししやすい部分はあります。
【2022年5月発売】
45・バルミューダ The Cleaner Lite C02A-WH
45・バルミューダ The Cleaner Lite C02A-BK
¥56,380 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:2200グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: ホーバー式
充電時間: 4時間
The Cleaner Lite C02A は、バルミューダが2022年に発表した新モデルです。
先ほどみた製品と並行的に販売していますが、実際的には後継機になると思います。
掃除機の重さは、2200グラムです。
かなり軽量というわけではないですが、従来より700g軽いです。
ホバーテクノロジーで操作感はもともと「軽かった」製品ですし、欠点を減らしたという意味で、良い進化です。
吸引力は、仕事率は未公開です。
本機は小型化したので、モーターの仕事率は従来機より弱いでしょう。
ただ、同社によると、実際の集塵力は先行機より上がったとされます。
吸引力を得たい場合、モーターは「最重要」です。しかし、ヘッドやパイプ径など風路設計も影響するので、その部分に手を入れた結果といえます。
とはいえ、従来機より吸塵力が「相当強化」されたわけではないので、あくまで「フロアカーペット」までで、毛の長いじゅうたんは対応できない機種です。
掃除機のヘッドは、本機もホバー式です。
ただ、左右方面に小型化したので、課題だった操作性は良くなっています。
本機も、360度全方向に自由に動く構造(360°スワイプ構造)で、タテヨコにヘッドが縦横無尽に動きます。
軽量になったので、左右にあるキャスターの効きも良くなり、操作性の部分の課題は、は、解消しました。
一方、毛絡みの際のメンテは、特殊なローラー構造なので、普通の掃除機より(2倍)時間がかかるといえます。この部分でペットを飼っているような方には、あまり向かないでしょう。
付属品は、ファブリックノズル(左図)と延長ホースが付属です。
前者の利用時のハンドル(ハンディハンドル)も付属します。
そのほか、3種類のノズルが付属するので、別にバッグが付属です。
ノズルは点数が多いと、逆に分かりにくい部分があるので、もう少しハイブリッドなものが良いように思います。
バッテリー C-B200-BK
バッテリー C-B200-WH
¥10,780 (1/10執筆時)
バッテリー持続時間は、標準運転で最大30分、強モードで10分です。
バッテリーポケットは、フタ式(右図の上部)になので、予備があれば連続利用は(原理的には)できます。
ただ、同社は、このような使い方はアナウンスしていないです。実際、バッテリー単独での充電はできません。シャープやマキタとはこの部分で異なります。
バ ッテリー充電時間は、4時間と長めです。
掃除機のセンサーは、未付属です。
したがって、自動で強弱を付けて運転するモードは、本機は非搭載(標準・強の切替のみ)です。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミ圧縮には言及がないです。
また、ダストカップも大きくはないので、まめのゴミ捨ては必要です。
ゴミ捨て自体は簡単です。
低重心タイプの掃除機は、ダストケースも下部なので、処理の際は屈んでの作業にはなります。
本体の収納は、本機もスタンドが付属です。
---
以上、バルミューダのThe Cleaner Lite C02Aの紹介でした。
ホバー式を採用する以上、毛の長いじゅうたんはどうやっても対応できないので、軽量化を優先する方向性での改良は、良いかと思います。
実際、ホバーと360°スワイプ構造の進化が発揮しやすいのは、フローリングのような抵抗が少ない床です。デンキヤの店頭デモもそうした床質ですから、浮遊感を「楽しめる」でしょう。
こうした部分で言えば、フローリングメインで、ペットなどを飼っていない方で、さらに、家電の新技術をためすのが好きな方は、本機は面白い選択肢の1つになるでしょう。
3-2・【強力】シャークのコードレス掃除機
続いて、アメリカのシャークの強力タイプのコードレス掃除機を紹介します。
本国では、シャークニンジャという名前ですが、日本では、この名前です。
【2021年発売】
【上位機】CS651JOR CS651JBL
46・ Shark EVOPOWER SYSTEM ADV CS651J
¥38,807 楽天市場 (1/10執筆時)
【下位機】CS601JBK CS601JPK
46・ Shark EVOPOWER SYSTEM ADV CS601J
¥39,800 楽天市場(公式店) (1/10執筆時)
重さ:2000グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜16分×2
集塵方式:カプセル式
ヘッド:モーター式
充電時間: 3時間30分
Shark EVOPOWER SYSTEM ADVは、アメリカのシャークの販売する製品です。
アメリカでは、販売台数において米国ではダイソンのV8シリーズを席巻したとも言われる「黒船モデル」の後継機です。
上位機と下位機がありますが、下位機は、後ほど書く、パイプの継ぎ目が曲がるFLEX機能がないのが違いです。そのかわり100g軽量です。
本体の重さは、2000gです。
前モデルは相当重たかったのですが、ダイソンの軽量化に合わせた形か、軽量化してきました。とはいえ、その部分が徹底する日本企業のモデルよりは重さはありますが。
なお、本機については、ハンディタイプとしても使えます。
吸引力は、仕事率は非公開です。
また本機は、サイクロン機構がないです。モーター吸引でダストカップにゴミが溜まる方式です。
小型化する場合、パワーが問題になりますが、その部分の詳しい説明はないです。
ただ、カーペット対応は明示されるので、「毛の短いじゅうたん」までなら吸うでしょう。
掃除機のヘッドは、ハイブリッドパワークリーンと同社が呼ぶ特殊なヘッドが採用されます。
ダイソンのソフトローラーと同じで(ブラシは回るが)自走はしないモーター式です。
絨緞については、本体の突起(パワーフィン)に引っかけて「かき出し」を促す方式です。
ロボット掃除機に見られる方式ですが、この部分のパーツのへたりは、(長期的には)ありそうです。
それなりにかけ面のサイズもある上で、植毛の工夫で「毛絡み防止」、ヘッド形状の工夫で「壁ぎわ対応」双方対応します。
フローリングの「ふき掃除」的な機能性はないですが、日本企業のモデルに割と近づけています。
さらに、ボタン操作で、かけ続けの状態で、パイプの継ぎ目が曲がるFLEX機能もあり、隙間掃除は便利です。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
独特の細長い形状でダストカップも小さめなのですが、本機は、手元ボタンを押すだけでダストカップが開くため、ゴミ捨てが楽です。
バッテリー持続時間は、本機については標準で16分です。
ただ、バッテリーが2個付き、スタンドで充電できるため、そこを加味すると32分です。
カーペット用にブーストモードを利用する場合、1個で約7分です。
ようするに、バッテリーサイズで軽量性を出している機種です。
掃除機のセンサーは、未付属です。
本機は、ほこりセンサーも、ゴミ量センサーもないので、センサーによる自動運転ができない部分は、国内各社のセンサー付きとの差です。
付属品は、隙間のゴミをかき出すペットマルチノズル、ベッドなどに使えるミニモーターヘッドと布団用ノズル、すき間掃除に使うブラシ付き隙間用ノズルです。
自走式のミニモーターヘッドが付属するのは、すこし「豪華」です。
本体の収納については、スタンドが付属します。
清潔性の部分でも、ダストカップやブラシの洗浄に対応します。
---
以上、シャークのEVOPOWER SYSTEM ADVの紹介でした。
基本的にはハンディタイプをベースにしていて、サイクロンでもないので、じゅうたん対応は限定的です。
突起はありますが、基本的にソフトローラー系はフローリング向きなので、そちらメインで考えているかたで、簡易的にじゅうたんに対応できれば良いという方向きかと思います
【2022年発売】
【上位構成】
47・ Shark EVOPOWER SYSTEM IQ CS851JMVAE
¥62,348 楽天市場 (1/10執筆時)
【下位構成】
47・ Shark EVOPOWER SYSTEM IQ CS851JCP
47・ Shark EVOPOWER SYSTEM IQ CS851JBR
¥54,358 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:2000グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜25分×2
集塵方式:カプセル式
ヘッド:モーター式
充電時間: 3時間30分
Shark EVOPOWER SYSTEM IQ は、シャークの最新の上位機になります。
本体の重さは、2000gです。
形状は、先ほどの機種と変わりません。
ハンディタイプとし使えるのも同じで。また、パイプの継ぎ目が曲がるFLEX機能も同じですが、こちらについては、下位構成でもこの機構が備わります。
主な違いは、2点です。
第1に、掃除機のセンサーです。
iQテクノロジーという名前ですが、他社で言うところの「ゴミ量センサー」が搭載です。
モーターとブラシの回転数を可変させるつつ、自動運転できる用になりました。
従来機の弱点の1つでしたので、改善です。
第2に、自動ゴミ収集ドックです。
ロボット掃除機ではお馴染みの機能です。
スタンドに約30日分のゴミを吸い出せるため、ゴミ捨てが月1回で済むという触れ込みです。
本機は、軽量機で、サイクロン圧縮もできない機種という点をふまえれば、やはり、従来機の「弱点の緩和」です。こちらは、上位構成のCS851JMVAEのみ対応です。
第3に、ダブルLEDヘッドライトです。
他社ではすでにお馴染みです。ただ、ダイソンや日立のように、緑色LEDではないので、暗い場所のゴミを発見しやすくなるという意味での搭載です。
あとは、バッテリーが駆動時間が延びています。ただ、いわゆる「標準モード」がなく、自動運転(IQモード)時のデータになるので、下位機種と実質的な搭載量は同じでしょう。
---
以上、シャークのEVOPOWER SYSTEM IQ の紹介でした。
1つ上で見た従来機に見られた弱点を「潰して」おりよい進化を見せた新機種だと思います。吸引力は変わらないので、高度なじゅうたん用と言うより、フローリング向きな機種ではあります。
上位機については、ドル高もあってかなり高いですが、ゴミ捨ての頻度を減らせるのはメリットでしょう。
日本の一般家庭用としては微妙なところがありますが、オフィスを含めてかなり広い範囲を、IQモード(標準)で時間をかけて処理するような場合に、この仕組みは活きそうです。
3-3・【強力】Electroluxのコードレス掃除機
続いて、スウェーデンのエレクトロラックス(Electrolux)の強力タイプのコードレス掃除機を紹介します。
【2018年発売】(在庫限り)
48・Electrolux Pure F9 Plus PF91-6B WF
¥(22,946) 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:4100グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間: 6時間
Pure F9 は、スウェーデンのエレクトロラックスが販売する掃除機です。
同社の製品は【軽量コードレス掃除機の比較記事】で後ほど紹介するような、2WAY式が主流ですが、こちらは、じゅうたんにも公式的に対応を表明している機種です。
ただし、現状で販売終了情報が出ていますので、在庫限りです。
本体の重さは、しかしながら、重さはスティック込みで4100グラムです(本体のみ3200g)。
昔から、(男女均等が進むお国柄ゆえか)軽量化の部分は重視していないメーカーですが、今回もそうです。
ただ、エレクトロラックスのコードレス掃除機は低重心タイプなので、掃除機をかけている際に手にかかる実際の体感重量は、半分の1800gだといいます。
この点は「なるほど」と思いますが、掃除機の重さを最も感じるのは持ち上げて運ぶ時ですし、体感重量の表記もスティックの重さを入れていませんし、あまり「誠実な説明」ではないでしょう。
吸引力は、仕事率は不明です。
ただ、強力なデジタルコントロールモーターが搭載です。
先述のように、同社で初めて「絨緞に対応しうる機種」となりました。
掃除機のヘッドは、自走式を採用します。
本体が重い機種ですが、大型ローラーを採用することで、押し引きの際の軽快性を確保しようとしています。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
バッテリー持続時間は、上位機種で、標準で最大30分です。
下位機種の場合、標準運転で20分ですが、一般的には問題ないでしょう。
ただ、充電時間が、両機種とも最大約6時間と、他社に比べてかなり遅いです。
掃除機のセンサーは、未付属です。
付属品は、1つのノズルで3通りの役割を果たせる3in1ノズルが搭載です。
これに加えて、角度の換えられるマルチアングルチューブと、PCなどの掃除に使えるデリケートブラシと、ふとん用のUVベッドノズルも付属します。
一方、高所用のオプションが少ないのは、本体の重さゆえでしょうね。
ただ、この機種は、本体部分を移動させ重心を上重心にもできるため、高所掃除ができないわけではないです。スティックの長さも84〜120cmで伸縮できます、
繰り返しますが、このあたりが、男女均等の家事分担が普通の北欧ならではなのでしょう。
本体の収納については、また、大きなローラー部分を活かして、本体のみで自立できる構造ですから、ほぼ問題にならないでしょう。
---
以上、エレクトロラックスのPure F9の紹介でした。
日本市場では、デンキヤで試走してから買う人が多く、その点で重量感で敬遠されてしまう部分はあるでしょう。
ただ、公平を期して言えば、下重心にして、日本の掃除機より、掃除機の往復をゆっくり行うような感じで操作すれば、吸引力の部分は文句ない出来です。
とはいえ、やはり、掃除機は、ガラパゴス化が有利な分野ですので、もうすこし「突っ込んだ」工夫は欲しいところでした。
【2022年発売予定】
49・Electrolux UltimateHome 900 EFP91835
(¥95,000) 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:2800グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜15分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:モーター式
充電時間: 2.5時間
UltimateHome 900は、エレクトロラックスが2022年の新型機です。
執筆時、発売前なので、スペックからのレビューです。
本体の重さは、2800gです。
他社の重量級のモデルほどは押さえられています。
本機は低重心タイプではないので、重さはそれらと同等には感じるでしょう。
外してハンディとして利用した場合でも2kgです。
吸引力は、仕事率は不明です。
ただ、写真のような「ブラシロールクリーンフロアノズル」を利用することで、毛の長いじゅうたんにも対応との表記です。
吸引力は「同社史上最大」との表記です。
掃除機のヘッドは、ブラシの回転をアシストするモーター式を採用します。
先述の「ブラシロールクリーンフロアノズル」のほか、フローリング向けの「パワープロフロアノズル」も付属です。
ダイソンでもみられるソフトローラーで、細かいほこりや、溝に入り込んだゴミをかき出す場合に最適なローラーです。
さらに本機は、「パワープロモップノズル」として、回転するモップが付いた水拭き用のパッドも付属します。
ロボット掃除機ではよく見る仕組みですが、「水拭きモード」を持つのは、スティック型掃除機だと珍しい仕組みです。
ただ、水タンクがあるようなタイプではなく、上部のスプレーボトルから、手動で水をプッシュして利用する形式です。
この部分については、不明瞭な点もあるので、発売後補足すると思います。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
バッテリー持続時間は、フローリング向けの「パワープロフロアノズル」を利用した場合、15分という記載です。
従来機よりかなり軽量化したので、この部分に影響はありそうです。
ただ、床質検知センサーを活用した自動モードを利用した場合、最大35分という数字は出しています。
充電時間は、2.5時間と、それなりに短いです。
掃除機のセンサーは、ゴミ残りを検知するセンサーについては未付属です。
付属品は、ファブリック用のUVベッドノズルです。
そのほか、隙間ノズルやソフトブラシノズルなど、4種のノズルを装備します。
日本企業にみられるような高所用のオプションは、未装備です。
本体の収納は、ステーションが付属です。
ただ、ヘッドの数も多い製品ですが、付属品を全部収納できます。
もちろん、基本部分だけ立て掛けておくことも可能です。
排気は、5段階フィルトレーション(ろ過)システムにより、ほこり戻りはほとんどないとされます。
この部分は、結構気を使っています。
静音性は、一方、本機は、「最大79dBの静音性」との記載です。
ただ、79dBというのは、コードレス掃除機としても「相当にうるさいレベル」なので、この部分に期待して買う機種ではないです。
---
以上、エレクトロラックスの UltimateHome 900の紹介でした。
同社伝統の低重心タイプの2in1設計を廃し、他社に多くみられる「普通のスティック式掃除機」にした機種です。
とはいえ、毛の長いじゅうたんにしっかり対応できる製品ですし、とくに「モップパッド」が面白そうと感じるならば、候補にできるでしょう。排気の清潔さも評価できます。
一方、他社の同級機と比べると、とくに強力運転する場合の運転音の部分と、やや短めといえる運転時間は、懸念材料です。
運転時間は、AUTOモードの精度がよければ問題ないですが、静音性については、実機を確認しないと、やや心配な部分はあります。
みれるようならば、発売後確認しようと思います。
3-4・【強力】TINECOコードレス掃除機
続いて、中国のTINECO(ティネコ)の強力タイプのコードレス掃除機を紹介します。
2005年頃から同社の製品のグローバル展開が見られ、米国Amazonではこの上位機を含めて、一定のシェアがあります。
サイクロン関係の特許もみられ、オリジナル製品を展開します。
【2018年発売】
【ふとんヘッド付属】
50・Tineco A10 HERO
¥23,800 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
【 UV照射 ふとんヘッド付属】
51・Tineco A10 Danimo
¥26,800 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
重さ:2282グラム
吸い込み仕事率:105W
標準駆動時間:〜25分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間: 4時間
A10 は、中国の蘇州にあるサイクロン掃除機メーカーのTinecoが販売するコードレス掃除機です。
本体の重さは、米国のAmazonの情報によると、約2200gです。
それなりに軽量です。
吸引力は、仕事率として105Wです(350Wとあるのはモーター出力)。
本機は、Tinecoデジタルモータ A10が搭載です。
110Wですから、ダイソンの入門機のV7水準のパワーはあります。それでいて2万円台というのは、コスパは確かに良いです。
掃除機のヘッドは、自走式です。
ソフトローラーですから、細かいゴミを取るのが得意でしょう。一方、毛の長いじゅうたんは、苦手にするタイプです。
サイクロン分離方式は、ゴミ圧縮機能を持たないものです。
バッテリー持続時間は、最大25分です。
最大の仕事率の場合、7分と短くなりますが、これは他社と同じです。
掃除機のセンサーは、未付属です。
付属品は、全機種共に、ふとん掃除用のミニヘッドが搭載されます。
A10 Danimoについては、ミニヘッドにUVランプがつきます。
ただ、このブログの【ふとん掃除機の比較記事】で書いたように、ダニに対しての効果は「検証が待たれる」状況ですから、あえてこの機種でなくても良いでしょう。
バッテリーは(シャープのように)交換式ですが、上位機種はバッテリー2個が付属しており、親切です。
清潔性は、排気の部分にとくに気を使っています。
HEPAフィルターを含む四段階濾過システムで、キレイな排気を心掛けています。
本体の収納は、単独では自立しませんが、収納スタンドがしっかり付属します。
---
以上、Tineco A10の紹介でした。
実店舗で見られないのは残念ですが、スペック的には、ミドルグレードの製品と比する吸引力を持ちます。
一方、じゅうたんがメインの場合、ソフトローラーは多少相性が悪いでしょう。
2年保証が付属しますが、日本にサービス拠点がないのは、アフターサービスの場合で、今後の課題と言えそうです。その部分を含めて、どちらかと言えば、「ネット事情に詳しい」かたに限り、選択肢の1つとなる機種です。
【2020】
【ふとんヘッド付属】
52・Tineco A11 HERO
¥23,800 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
【 UV照射 ふとんヘッド付属】
52・Tineco A11 Danimo
¥26,800 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
重さ:2494グラム
吸い込み仕事率:(120W)
標準駆動時間:〜25分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間: 4時間
A11シリーズ は、中国蘇州のTinecoが販売するコードレス掃除機の上位機です。
本体の重さは、約2500gです。
下位機よりも少し重めです。
吸引力は、仕事率は約120Wです。
下位機種に比べると、10%ほどですが出力が高いです。
掃除機のヘッドは、自走式です。
本機もソフトローラーで、毛の長いじゅうたんは少し苦手にするタイプです。
なお、ヘッドにはLEDナビライトが付属します。
サイクロン分離方式は、ゴミ圧縮機能を持たないものです。
ただ、下位機種と比べると、ゴミにふれずにゴミ捨てできる構造で、この部分は優秀です。
バッテリー持続時間は、最大25分です。
50分という表記もありますが、2個の付属バッテリーを利用する場合の値です。
掃除機のセンサーは、未付属です。
付属品は、全機種共に、ふとん掃除用のミニモーターヘッドが搭載されます。
A10 Danimoについては、ミニヘッドにUVランプがつきます。
本体の収納は、単独では自立しませんが、本機も収納が付属します。
その他の部分は、下位機種と同様です。
一方、上位機は静音性も強調されますが、表示される値は70dBですので、強調はできないスペックです。
---
以上、Tineco A11の紹介でした。
同社の高級機で、吸引力は増しています。
ただ、それなりに重いほか、搭載ヘッドがどちらかというと、フローリング向きである点は、じゅうたん対応を考えている方には注意点となります。
3-5・【強力】アクアのコードレス掃除機
続いて、アクアの強力タイプのコードレス掃除機を紹介します。
旧三洋電機の白物家電部門由来の会社で、現在はハイアール傘下です。デンキヤでは、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電で、同社の製品は目立ちます。
【2022年5月発売】AQC-HF500後継
53・AQUA Pet Primo AQC-HF501-G
53・AQUA Pet Promo AQC-HF501-B
¥21,219 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:2300グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:22分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間: 4時間
AQC-HF500は、AQUAの最新のコードレス掃除機です。
「Pet Primo 」というシリーズ名を付けている、ターゲット層が明確な製品です。
本体の重さは、約2300gです。
本製品が「毛の長いじゅうたん対応」を謳っていますし、2.5kgをきった点では優秀でしょう。
吸引力は、一方、仕事率やモーターの仕様などの詳細が一切不明です。
掃除機のヘッドは、自走式を採用します。
一方、じゅうたんへの対応は、回転部に「ワイドケトリゴム」を仕込むという方式です。
本機は、フローリング用の「起毛布」と、じゅうたん用の「ワイドケトリゴム」を換装する方式です。
ヘッドのLEDランプや、フルフラット構造など、日本の各社が取り入れる利便性の部分の工夫をみられます。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
換装は、道具は不要で、ホルダーを開けて差し込み直すだけですが、面倒くさいといえばそうです。
とくに、「ワイドケトリゴム」はフローリングは(引っかかって)使えませんので。
AQUA 交換用バッテリー AQC-LRHF500
¥14,300
バッテリー持続時間は、標準で最大22分です。
着脱したバッテリーだけを単独で充電できるので、連続利用はできそうです。着脱も楽です。
ただ、電池は別売がなく、直販(サービス扱い)だけですので、シャープなどと違って、そのような利用法は想定外かもしれません。
充電時間は、約4時間です。
掃除機のセンサーは、未付属です。
付属品は、ハンディ式形状で利用する際に利用できる2wayノズルのほか、スキマノズルと延長パイプです。
加えて、ファブリックに絡まったペットの毛を撮りやすい「ペット用ノズル」が付属します。
ゴムブラシで、撮りにくいペットの毛をかき取る工夫です。
本体の収納については、本機は自立できる製品ではないです。ネジ式の壁掛けホルダーは付属します。
一方、充電については、電池が取り外せる構造ですが、予備バッテリーは、市販されず補修部品扱い(AQC-LRHF500)です。
また、ワイドケトリゴムは、ゴムなので消耗品で、2個付属です。こちらは500円と安いものの、やはり、補修部品扱いです。
---
以上、AQC-HF500の紹介でした。
ペットを買っている方に向く、細かな工夫が注目点です。
一般用としても、格安で「毛の長いじゅうたん対応」にする工夫は面白いところがありますが、以上でみたように、ヘッド交換部分で注意点もあ製品です。
ただ、ペットを飼っているような方で、「毛の長いじゅうたん専用」と割り切ってそれだけの目的に使う、「特化型サブ機」として使うならば、よさそうです。
3-6・【強力】マキタのコードレス掃除機
続いて、日本のマキタのコードレス掃除機です。
業務用を主戦場にしますが、(蔦屋家電などをふくめ)家庭用としての訴求もされます。
多くの製品を展開しますが、軽量でじゅうたん非対応なので、このブログでは、【軽量コードレスの比較記事】のほうで、むしろ多くの製品をしています。
今回紹介するのは、同社の製品では唯一、じゅうたん対応と言えるものです。
【2021年発売開始】
【紙パック・サイクロンなし】
54・マキタ CL002GRD
¥36,799 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:約2100グラム(本体1700g)
吸い込み仕事率: 125W
標準駆動時間:40分
集塵方式:フィルター
ヘッド:
充電時間: 28分
【カプセル吸塵・サイクロンなし】
55・マキタ CL001GRDC
¥19,162 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:約2000グラム(本体1600g)
吸い込み仕事率: 125W
標準駆動時間:40分
集塵方式:フィルター
ヘッド:
充電時間: 28分
CL002GRDは、マキタのコードレス掃除機です。
同社の製品としては、最重量級で、ゆいいつじゅうたん対応を表明する機種です。
2機種あります。
makita 抗菌紙パック10枚入 A-48511
¥444 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
makita ダストバッグ1枚入 A-43957
¥156 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
CL002GRDは、紙パック式の機種です。
マキタの軽量機と同じです。
ただ、紙パックを使うと、330mLとケースが小さいため、Atlasは500mLの「繰り返し使えるダストパック」をおすすめしています。
ゴミが溜まったら捨てるだけで、繰り返しの利用が可能です。コストパフォーマンスが良いです。
CL001GRDC は、カプセル吸塵式です。
洗って繰り返し使えるフィルター付カプセルを利用する方式です。
本体の重さは、マキタにしては重く、約2100gです。
カプセル式はわずかに軽めです。
吸引力は、仕事率として、ターボ運転時に125Wです。
ダイソンの下位機並みのスペックであり、先述のように、じゅうたん対応となります。
掃除機のヘッドは、ただし注意が必要です。
自走式でないのはもちろん、ブラシもない単純な構造だからです。
吸い付きすぎないようにタイヤの配置などに工夫はあるので操作性は良いですが、ゴミは、風の力だけで吸わせるので、「じゅうたんからゴミをかき出す」ような、一般的な所作はしません。
先述のように、マキタは「業務用」が主戦場なので、屋外を含めてハードに使っても壊れないように、ブラシは不採用ということでしょう。
家庭用としても売り出している機種ですが、この点は「同社の特性」として納得してから買うべきです。
バッテリー持続時間は、標準で最大40分です。
ただ、じゅうたんは標準モード(35W)では吸えないので、ターボ運転(125W)で16分というのが参考になるでしょう。
充電時間は、約28分です。
DC40RAという電動工具にも使うマキタの(ゴツい)外付け充電器が付属し、それを利用します。
マキタ BL4025
¥12,450 楽天市場 (1/10執筆時)
したがって、バッテリーは別売で購入可能で、交互に使うことも可能です。
掃除機のセンサーは、未付属です。
付属品は、とくにありません。
ただ、別離で、業務用(電車シートの掃除など)に便利なシートノズルほかが手に入ります。
本体の収納については、特段の配慮はないです。
---
以上、マキタのCL002GRDの紹介でした。
家庭用としても同社の製品は愛用者が多いです。ただ、「じゅうたん用」については、ヘッドが特殊で、耐久性重視となります。
やはり、この部分で、一般家庭には不向きです。
ただ、職場の掃除などで「使い倒す」ような感じで、じゅうたんも一部あるようなモノの場合、シンプル設計で壊れにくい部分をふくめて、需要はあるかと思います。
【2021年発売開始】
【紙パック・サイクロンあり】
56・マキタ CL002GRDC
¥47,500 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
重さ:約2460グラム(本体1700g)
吸い込み仕事率: 125W
標準駆動時間:40分
集塵方式:フィルター
ヘッド:
充電時間: 28分
【カプセル吸塵・サイクロンあり】
57・マキタ CL001GRDW
¥35,030 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
重さ:約2360グラム(本体1700g)
吸い込み仕事率: 125W
標準駆動時間:40分
集塵方式:フィルター
ヘッド:
充電時間: 28分
なお、このシリーズには、ロック付サイクロンアタッチメントを付属させたモデルもあります。
この機構は、特に吸塵力をブーストするものではなく、ゴミを遠心分離して捨てやすくし、かつ、排気を綺麗にするためのユニットです。
その他の部分は、先ほどの機種と同じです。
【2022年発売】
【サイクロン一体式】
58・マキタ CL003GRDW
58・マキタ CL003GRDO
¥38,000 楽天市場 (1/10執筆時)
重さ:約2460グラム(本体1800g)
吸い込み仕事率: 100W
標準駆動時間:35分
集塵方式:フィルタ
ヘッド:
充電時間: 28分
CL003GRDも、マキタのコードレス掃除機です。
本機については、一般的な他社のコードレスにみられるような、サイクロン一体型になります。
マキタらしいフォルムは残しつつですが、形状は他社機に近づいた感じです。
吸塵方法は、紙パックを使わないカプセル吸塵式です。
洗って繰り返し使えるフィルター付カプセルを利用する方式です。
本体の重さは、マキタにしては重く、約1800gです。
マキタの場合、スティック以下の重さは考慮外なので、合計すると2.5kg弱にはなるでしょう。軽量ではないです。
吸引力は、仕事率として、ターボ運転時に100Wです。
先ほどの機種より少し弱くなっているのは、モーター由来と言うより、サイクロン一体型にしたためだと思います。
掃除機のヘッドは、本機も、ブラシもない単純な構造で、先ほどの機種と同じです。
バッテリー持続時間は、標準で最大40分です。
本機も、じゅうたんは、標準では吸えないので、ターボで16分という数値を基準に考えると良いと思います。
マキタ BL4025
¥12,450 楽天市場 (1/10執筆時)
充電時間は、約28分です。
充電部分は、先ほどの機種と同じ仕様です。
交換バッテリーも同じです。
掃除機のセンサーは、未付属です。
付属品は、とくにありません。
LEDライトを装備しますが、足もとではなくスティック上部なので、多少暗い場所の補助用以上の意味は持たないかと思います。
そのほか、パイプを外した先が、簡易的な「隙間ノズル」になっていて、すき間掃除がしやすい工夫があります。
本体の収納については、特段の配慮はないです。
静音性は、一方、流路に防音の工夫があります。
エコモード54dBはそれなりに優秀ですが、じゅうたんで使う場合は、強運転で65dBですので、平均値よりも「うるさい」です。
---
以上、マキタのCL003GRDWの紹介でした。
業務用で、とにかくガンガン使うような用途には、引き続き向くでしょう。ヘッドがとにかく頑丈で、充電も簡単なので。
ただ、家庭用として評価する場合、ヘッド構造の部分で、やはり、(先ほどの機種以上に)じゅうたんのゴミを完全に吸えるとは言いにくいです。
目的は選ぶ機種です。
次回に続く!
強力なコードレス掃除機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、コードレスの掃除機についての3回目記事でした。
記事は、もう少し続きます。
4・おすすめコードレス掃除機 【結論】
=予算別・目的別のおすすめ機種の提案
吸引力の強さ ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
掃除機の軽さ ★★★★★
ヘッドの性能 ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回となる4回目記事(こちら)は、「結論編」です。
今回紹介した、絨毯用のメイン機として使える「強力なコードレス掃除機」をふくめて、色々なタイプのコードレス掃除機全機種から予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案しています。
引き続きよろしくお願いします。
結論編は→こちら!