1回目記事から続きです→こちら
4-1・東芝の全自動洗濯機の比較(続き)
3回目記事は、東芝の全自動洗濯機のうち、前回記事で見れなかった上位機の紹介からです。
1・全自動洗濯機の比較 7kg〜 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:日立〈日本〉
1-3:シャープ〈日本〉
2・全自動洗濯機の比較 7kg〜 (2)
2-1:パナソニック 〈日本〉
2-2:東芝〈日本〉
3・全自動洗濯機の比較 7kg〜 (3)
3-1:ハイアール〈中国〉
3-2:アクア〈日本〉
4・全自動洗濯機の比較 7kg〜 (4)
4-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
4-2:ハイセンス〈日本〉
4-3:Maxzen〈日本〉
4-4:Comfee’・ツインバード ほか
5・全自動洗濯機の比較 7kg〜 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら説明します。
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また、以下では、いつものように、高評価できるポイントは赤系の文字色で、イマイチな点は青字で紹介していきます。
【10kg】
【2025年3月発売】
(ジャパネット型番)
50・東芝 ZABOON AW-JW10TCS(W)
¥129,800 ジャパネット (4/15執筆時)
【2024年6月発売】
(通常型番)
51・東芝 ZABOON AW-10DP4-W
51・東芝 ZABOON AW-10DP4-T
¥103,800 楽天市場 (3/20執筆時)
(エディオン型番)
51・東芝 ZABOON AW-10DPE4(W)
¥119,800 楽天市場 (3/20執筆時)
【2023年6月発売】
(通常型番)AW-10DP3(T)
51・東芝 ZABOON AW-10DP3-T
¥104,800 Amazon.co.jp (4/15執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量: 119L
消費電力量:75Wh
騒音値:29/37db
水道光熱費: 33.5円
サイズ:幅637×奥行642×高さ986mm
センサー:温度・からみまセンサー
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:対応
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属
AW-10DP3などは、東芝の高性能機である「ザブーン」シリーズの上位機です。
新旧両機種ありますが、本機も、桶洗浄の目安表示以外は同じです。
一方、特定量販店向けの型番の製品があります。
Edion系は、上表のホース用ラックと、コースがオマケ要素です。、値段があまり変わらなかった場合、これらを優先しても良いでしょう。
ジャパネット系( AW-JW10TCS)は、恒例の「ジャパネットチャレンジデー」対象機ので、2025年3月に登場しました。
当日、ラジオで聞いていたら取りあげられたので加筆しました。
新発売(新製品)との触れ込みですが、AW-10DP3と AW-JW10TCとはサイズを含め仕様は同じです。
東芝は、毎年6月に(真の)「新製品」を出すので、実際的には、2025年6月の「新製品」登場を前にした「売り尽くし」です。
とはいえ、タテ型洗濯機「完成した家電」ですので、問題ないです。
下取り割引後の値段は現行機とあまり変わりません。標準取付料込(8000円表記)ですが、デンキヤの場合、洗濯機の設置料は、とっても1,100円(税込)程度です。
外観は、こちらも、ガラストップデザインであり、高級感のある仕様です。
洗濯容量は、10kg用と12kg用があります。
サイズは、12kgで幅637×奥行642×高さ1051mmです。
10kgは背の高さが986mmですが設置性は同じです。
防水パンも590mm水準で、全自動洗濯機では大きめです。
洗剤自動投入モデルはどれもですが、スペースは確認してください。
使用する水量は、10kgモデルで119Lです。
消費電力量は、10kgモデルで、75whです。
水道光熱費は、10kgモデルでは33.5円です。
12kgになると39.7円とグッと高くなります。
パナソニックもこのクラスは高かったですが、日立などに比べると、本機も多少動かすのにパワーを使う仕様です。
他社の大きめにくらべて、やはり、光熱費は高めの水準と言えます。
センサーは、こちらも、からみまセンサー(布量・布質)と 温度センサーを搭載です。
洗浄力は、本機も、左右非対称の羽根「ザブーンパル」が採用されます。
「抗菌」ウルトラファインバブル洗浄Wも搭載です。
下位機種と比べる場合、上から洗剤を吹き付けるシャワーの流量は下位機種の2倍です(ウルトラファインバブルWすすぎ)。
そのため、回機種と違い機能名の末尾に「ダブル」という名称を加えています。
洗剤の自動投入は、本機は、対応です。
タンク容量は、洗剤400mL、柔軟剤500mLで、日立の対応機と同じです。
この方式は、やはり3ヶ月ごとのタンクと流路の掃除が必要です。
掃除のしやすさの部分では、分解して水洗いしやすい日立に及ばない部分はありそうです。
一方、ユニークなのは、洗剤の自動投入機能を利用して、2度洗いするコースが付属する点です。
3kgまでに制限されますが、がんこな汚れへの対応力は高いでしょう。
そのほか、「予洗い+(プラス)コース」が搭載です
この部分は、日立のつけおきプラスとと違って時間的に短いので、漂白などには使えないでしょう。
清潔性の点では、本機もカビに強いステンレス槽採用されています。
自動お掃除モードも搭載です。
静音性は、洗濯時の稼働音が下位機種より3デシベルほど悪化しています。
しかし、それでも、十分に静かな水準です。
簡易乾燥は、本機も搭載です。
仕様は下位機種と同じで、部屋干し時間の「時短」をはかる方向性です。
ネットワークは、一方、Wi-Fiは非搭載です。
本機もここは課題です。
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以上、東芝の「ザブーン」シリーズの上位機の紹介でした。
洗剤の自動投入機構を持つ点、下位機種の場合イマイチだったシャワー部分が改善される点が魅力です。
ライバルは、やはり日立のビートウォッシュの上位機でしょう。単純に「洗浄力」の部分では、引けをとらないと言えます。
その上で、大容量モデルとして、運転音が静かなのはメリット性でしょう。
一方、東芝は、水道・電気代の部分で不利な部分があります。この部分が「課題」です。
3-2・ハイアールの全自動洗濯機の比較
続いて、中国のハイアールの洗濯機です。
グローバル規模の白物家電メーカーですが、日本でも、後述する傘下のアクアがあることで、出張保守修理網もあるしっかりした会社です。
【2022年11月発売】
【7kg】
52・ハイアール JW-UD70A-W
¥46,361 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:7.0kg
使用水量: 95L
消費電力量:39Wh
騒音値:36/36db
水道光熱費: 26.1円
【8kg】
53・ハイアール JW-UD80A-W
¥49,416 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:8.0kg
使用水量: 98L
消費電力量:37Wh
騒音値:35/35db
水道光熱費: 26.8円
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
サイズ:幅550×奥行545×高さ970mm
JW-UD70AとJW-UD80Aは、中国のハイアールの洗濯機です。
旧三洋電機を吸収し、「アクア」ブランドでも売っていますが、入門機は自社名を使っています。
サイズは、幅550×奥行545×高さ970mmです。
防水パンは、幅510×奥行560mm以上ものが基本必要と考えてください。
洗濯容量は、7kgと8kgになります。
使用する水量は、7kgモデルで95Lです。
日立より多めとは言え、それなりに節水です。
他社同様に、しっかり、すすぎ2回(シャワー+注水)での数字です。
理由なく水か少ないと糸残りの懸念があります。
しかし、本機は、繊細な制御ができるDDインバーターモーター搭載なので、心配はないかと思います。
消費電力量も、7kgモデルで39Whです。
他社の上位機クラスに優秀です。やはり、DDインバーターモーターを採用する点が大きいです。
水道光熱費は、これらの効果で、そこそこ優秀な水準です。
8kgモデルで26.8円ですので、節水型といえる他社機には及ばないにせよ、平均より良いです。
洗浄力の点では、値段なりですが、それなりの工夫です。
5枚羽根です「らせん状水流」を引き起こすもので、凹凸のあるチェッカードタンクに、こすりつけつつ、もみ洗いとこすり洗いを再現します。
一方、洗浄時の強力シャワーによる洗剤のかくはんや、泡量増加処理などの言及がない点は、他社上位機との差ではあります。
ただ、この値段で出している製品としては、十分でしょう。
実際、本機については、インバーターモーター搭載なので、細かい制御の部分で、未搭載機には負けないでしょう。
センサーは、ただし、布量センサーのみです。
それにより水位は調整しますが、洗浄力には関わりません。
洗剤の自動投入は、こちらも、非対応です。
清潔性の点では、本機もステンレス槽採用です。
格安機だと、一部ステンレスのような製品もありますが、本機はそうではないです。
槽洗浄機能も、標準装備されています。
静音性は、脱水時に36dBです。
インバーターモーターは、静音性も良くできます。
簡易乾燥は、対応です(槽風乾燥機能)。
東芝と同じで、洗濯前にも設定が可能です(30/60/180分)。
干す時間の時短を目指すもので、最大3kgまでとなります。
オーム電機 OCR-05W OCR-05W
¥2,172 Amazon.co.jp (4/15執筆時)
一方、風呂水ポンプは、未搭載です。
一応市販のポンプとオーム社のリモコンを使ってポンプアップをする方法が提案されるものの、水をあげるならば、もともと付いている製品がやはり便利です。
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以上、ハイアールのJW-UD70Aの紹介でした。
センサーなどは利用せず、昔ながらの基本性能のバージョンアップをした製品です。また、この値段でのインバーターモーターを搭載は、見どころです。
特にモーター効率の部分や静音性の部分では、スペック的には侮れないでしょう。
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【2023年6月発売】【7kg】
54・ハイアール JW-U70B-W
¥40,722 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:7.0kg
使用水量: 98L
消費電力量:80Wh (95Wh)
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
洗剤自動投入:
騒音値:37/54db (60Hz)
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:28.2円 (28.6円)
サイズ:幅550×奥行545×高さ970mm
一方、同社からは下位機種として JW-U70A-の販売もあります。
ただ、DDインバータモーターが不採用です。
その関係で、先ほどの製品より電力量がやや多めです(特に西日本60Hz地域)。
さらに、静音性の部分でも脱水時は「うるさく」なります。
ステンレス槽や、先述のパルセーターの仕組みなどは共通しますが、モーターによる違いは明らかでうs。
Atlas的には、(本機の前モデルを)滞在型ホテルに偶然あったので使った経験があります。
値段的に、そうしたビジネス用途には向くでしょうし、実際、問題なく使えたことは付記しておきます。
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【7.6kg】
【2021年11月発売】
55・ハイアール JW-LD75C-W
¥41,899 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:7.5kg
使用水量: 105L
消費電力量:46Wh (50/60Hz)
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:
騒音値:38/42db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:28.9円
サイズ:幅550×奥行575×高さ885mm
さらに、JW-LD75Cという製品があります。
こちらには、しっかり「インバーターモーター」です。
サイズは、幅550×奥行575×高さ885mmです。
一点突破的な製品で、本機は洗濯槽がすこし上に配置されており、取り出しやすいという美点があります。パナソニックの「Jコンセプト」の廉価版のようなイメージです。
ただ、奥行はさほど出ないので、設置性は良いです。
ただし、設置できる防水パンは、内寸で「 幅540×奥行550mm以上」となる部分は、引き続き注意してください。
他社機でこの部分に配慮された機種はないため、前かがみの姿勢が辛い方は、選択肢の1つになりそうです。
【2022年11月発売】
【8.5kg】
56・ハイアール JW-KD85B-W
¥54,357 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:8.5kg
使用水量: 114L
消費電力量:39Wh
騒音値:39/39db
水道光熱費:31.1円
【2022年11月発売】
【10kg】JW-KD100A(W)
57・ハイアール JW-KD100A-W
¥65,943 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:10kg
使用水量: 115L
消費電力量:65Wh
騒音値:38/38db
水道光熱費:32.1円
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:対応(洗剤のみ)
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
サイズ:幅590×奥行570×高さ970mm
JW-KD85B とJW-KD100A-も、中国のハイアールの洗濯機です。
洗濯容量は、8.5kgと10kgです。
8.5kgは珍しいサイズですが、幅590×奥行570mmとなります。
防水パンは、幅600×奥行550以上ですので設置場所は必ずチェックしてください。
使用する水量は、114Lです。
消費電力量は、39Whです。
水を多めに使う代わりに、下位機よりも標準運転時間を4分短くし、電気代を安くしている製品です。
ただ、先述のように、日本は、洗濯において、電気代よりも水道代の方が高いため、相殺できているかといえば、微妙な部分はあります。
水道光熱費は、したがって、いずれも30円を少し越えます。
洗浄力の点では、本機も、新型3Dウィングパルセーターを装備し、立体的なプロペラ水流が目指されます。
センサーは、ただし、東芝などと比較すると、布量(水量)センサーのみです。
洗剤の自動投入は、対応です。
この値段での搭載は画期的ですが、柔軟剤は投入できず、洗剤のみ540mL入る仕組みです。
奥側に結構強引に付けており、そのため、洗濯機の奥行が出てしまっている部分はあります。投入量は水30Lに対して、2段階の調整はできますが、微調整は無理です。
他社に比べて、単純な構造なので、この部分のメンテは簡単ですが、口が細く、洗剤が入れにくい難点はあります。
清潔性の点では、本機もステンレス槽採用です。
槽洗浄機能・風乾燥機能も、標準装備されています。
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以上、ハイアールのJW-KD85B の紹介でした。
洗剤の自動投入機がついて「最安」という訴求力はありそうです。
ただ、光熱費の部分で不利なほか、洗剤だけの自動投入機の実用性ほか、メンテナンス性の部分にはやや疑問がある機種です。
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【10kg】
【2022年11月発売】
58・ハイアール JW-HD100A-W
¥55,200 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量: 115L
消費電力量:48Wh
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:
騒音値:38/42db
簡易乾燥:
風呂水ポンプ:
水道光熱費:31.6円
サイズ:幅590×奥行575×高さ940mm
なお、同時に、もうひとつ別の10kgモデルが登場しています。
こちらは、高級感のあるガラストップではない上部ですが、W-LD75Cと同じ、背丈を低めにした、ローデザインの10kg機です。
取り入れ口も幅広で、主にお年寄りに配慮したタイプと言えます。
一方、洗剤の自動投入は非対応です。手動投入口も、わりとクセのある配置で、左右に分かれます。個人的にはあまり入れやすいようには見えません。
そのほか、簡易乾燥機能も本機は非搭載になる部分が注意点です。
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【10kg】
【2022年発売】
59・ハイアール JW-H100A(W)
¥54,980 Amazon.co.jp (4/15執筆時)
洗濯容量:10.0kg
使用水量: 115L
消費電力量:75Wh/79Wh
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:非搭載
洗剤自動投入:
騒音値:39/40db
簡易乾燥:
風呂水ポンプ:
水道光熱費:32.5円
サイズ:幅590×奥行575×高さ940mm
なお、 JW-H100-Wは、このシリーズの廉価版と言えます。
ハイアールとしては珍しく、インバーターモーター非搭載です。
そのため、消費電力量が高いほか、細かい制御ができない部分で他機と差があります。あまりおすすめしません。
【2024年11月発売】
【8kg】JW-XD80A(W)
60・ハイアール JW-XD80A-W
¥61,193 Amazon.co.jp (4/15執筆時)
洗濯容量:8.5kg
使用水量: 97L
消費電力量:48Wh
騒音値:39/39db
水道光熱費: 26.9円
【9kg】JW-XD90A(W)
60・ハイアール JW-XD90A-W
¥65,943 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:9kg
使用水量: 103L
消費電力量:49Wh
騒音値:39/39db
水道光熱費: 28.5円
【10kg】JW-XD100A(W)
60・ハイアール JW-XD100A-W
¥82,471 Amazon.co.jp (4/15執筆時)
洗濯容量:10kg
使用水量: 105L
消費電力量:51Wh
騒音値:38/39db
水道光熱費: 29.1円
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:対応
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
サイズ:幅590×奥行593×高さ1050mm
JW-XD80Aなども、中国のハイアールの洗濯機の上級機です。
洗濯容量は、8kg〜10kgです。
デザインは、ガラストップで、高級感があります。
サイズは、どのサイズも幅590×奥行593×高さ1050mmです。
自動洗剤投入が付く機種としては、設置性が良いです。
防水パンは、内寸で奥行556mm以上必要です。
使用する水量は、8kgで、97Lです。
消費電力量は、8kgで、48Whです。
水道光熱費は、洗剤自動投入が付いた日立機とだいたい同水準であり、問題ないでしょう。
先述のように、水量が少ないことによる弊害も多いので。
洗浄力の点では、工夫の程度は、これまでの製品と同じです。
写真の3点の工夫と、洗剤を高濃度で溶かす工夫ほどです。
センサーも、やはり布量(水量)センサーのみです。
洗剤の自動投入は、対応です。
本機は、2タンク式で、液体洗剤・柔軟剤がそれぞれ560mLはいります。
投入量も全自動洗濯機では多い方で、コンパクト型の本体であることをふまえても優秀です。
お手入れ頻度は、2-3ヶ月です。洗剤(柔軟剤)がなくなったタイミングで、400mLのぬるま湯をいれて、自動洗浄します。
タンクは外せますし、他社と同程度の利便性があります。
清潔性の点では、本機もステンレス槽採用です。
槽洗浄機能・風乾燥機能も、標準装備されています。
そのほか、パルセーターの中央に、除菌キャップがあります。おそらく、銀イオンかなと思います。消耗品(約1000円)ですが、7年保ちます。
静音性も、洗濯機として問題ないです。
もちろん、インバーター制御です。
風呂水ポンプは、ありません。
簡易乾燥は、槽風乾燥として対応です。
上から風を取り込みつつ、かくはん・脱水を繰り返して水分を飛ばします。
ただ、3kgまでです。
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以上、ハイアールのJW-XD80Aなどの紹介でした。
しっかりした、2タンクの洗剤自動投入が付属する機種では安めで、光熱費や静音性の水準も合格点です。
主に価格面で選択肢になりそうです。一方、似た仕様の製品で安めのものが、ハイセンスからも出るため、そちらとの比較は必要です。
最終的なおすすめは、記事の最後で改めて考えます。
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【14kg】
【2024年発売】JW-GD140A(H)
61・ハイアール JW-GD140A-H
¥103,410 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:14.0kg
使用水量: 171L
消費電力量:51Wh
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:非搭載
洗剤自動投入:対応(洗剤のみ)
騒音値:37/38db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:46.4円
サイズ:幅650×奥行668×高さ1075mm
なお、JW-GD140A-Hは、同社の最大量となる、14kgの全自動洗濯機です。
一見、「業務用」というか、「部活用」というかそのような製品に思いました、家庭でも利用できそうです。
サイズは、幅650×奥行668×高さ1075mmです。
思ったほど大きくはなく、12kg前後の中型のドラム式ほどです。
コインランドリーの大型機並のサイズで、7.5kgの毛布も対応です。
外観はガラストップで、高級感もあります。
防水パンは、 幅595×奥行559mm以上が必要です。
静音性も、普通の洗濯機の水準です。
水道光熱費も、水量は仕方ないにせよ、消費電力量は以外に安いので、高く感じません。
洗浄の工夫も、同社の通常型と同じ工夫があります。
清潔面は、「スクラビングボール」の工夫が面白いです。
洗濯槽の外側にあり、水位が上がると上昇し、毎回、外側をこすり洗いするものです。
槽が大きめな部分と乾きにくい部分はあるでしょうし、まとめ洗いで、週1回だけ回すような使い方の場合を考えても、必要な工夫に思います。
洗剤自動投入も、対応です。
ただし、洗剤のみの1ケースで550mLです。柔軟剤などは手動投入です。
経路の掃除などは、先ほどの機種と同じです。
簡易乾燥は、3.5kgまでですが、槽風乾燥として対応です。
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結論的にいえば、従来の大型機とちがって、家庭でも「2回分のまとめて洗い」あるいは、「毛布などの大物洗い」をする場合、選択肢にできそうです。
このタイプは、省エネ性、機能性、デザイン性がイマイチな機種しか従来はなかったのですが、本機の登場で、すこし印象が変わりました。
水は十分な量を利用しますし、大きいことによる欠点は少ないでしょう。糸くずフィルタも大きめで2個ですし、糸くず残りも大丈夫だと思います。
洗剤自動投入は、ただ、1タンクです。
2タンク欲しい場合は、次に見るAQUAに同じ洗濯容量の製品があるので、比べても良いように思います。
3-3・アクアの全自動洗濯機の比較
続いて、アクアの全自動洗濯機です。
中国のハイアール傘下ですが、もともとは三洋電機の洗濯機部門がルーツで、完全に別ブランドで売っています。
【2024年6月発売】
【7kg】
62・AQUA AQW-V7R-W
¥50,633 楽天市場 (4/15執筆時)
(エディオン限定)
62・ AQUA AQW-V7E4(W)
¥59,800 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:7kg
使用水量: 86L
消費電力量:44Wh
騒音値:35/38db
水道光熱費:23.9円
サイズ:幅560×奥行540×高さ980mm
【8kg】
63・ AQUA AQW-V8R-W
¥62,361 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:8kg
使用水量: 90L
消費電力量:52Wh
騒音値:36/38db
水道光熱費:25.2円
サイズ:幅590×奥行569×高さ986mm
【9kg】
64・ AQUA AQW-V9R-W
¥72,000 楽天市場 (4/15執筆時)
(エディオン限定)
64・ AQUA AQW-V9E4(W)
¥69,800 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:9kg
使用水量: 97L
消費電力量:54Wh
騒音値:36/38db
水道光熱費:27.1円
サイズ:幅590×奥行569×高さ986mm
【10kg】
65・ AQUA AQW-V10R-W
¥79,000 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:9kg
使用水量: 105L
消費電力量:60Wh
騒音値:36/38db
水道光熱費:29.4円
サイズ:幅590×奥行569×高さ986mm
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属
AQW-V7P(W)などは、アクアの販売する全自動洗濯機です。
なお、7kgと9kgは、エディオン限定があります。
こちらは、色がやや変わるほか、「おまけ」で、部屋干しコースが追加されます。ただ、そこまで大きなおまけではないため、同じほどの値段ならば、選んでも良いというレベルです。
サイズは、7kg以外は、幅590×奥行569×高さ986mmで統一です。
大きめにとったガラス窓で、他社にはない独特のフェイスが面白いです。
一方、防水パンは、内寸で奥行570mmと少し広めに必要です。
540mmの防水パンに入るのは7kgだけですので、そこだけ注意してください。
洗濯容量は、7kg用から10kg用が発売されています。
使用する水量は、8kgモデルの場合で、90Lです。
インバーター式採用ですし、理由あっての節水です。
同型を滞在型ホテルで使ったことがありますが、水量が原因となる過度の糸くずのこりの傾向はなかったです。型番をかえつつのロングセラーですし、心配は不要かと思います。
標準運転もすすぎを2回(シャワー+ため)ですし、スペックから問題は感じません。
消費電力量は、8kgモデルで、52Whです。
入門用の格安機としてみれば、かなりの省電力水準で、この部分も優秀です。
あまりスペックが良いと不安になりますが、後ほど紹介する同社の上位機と同等なので、単純に、「技術が下位機種にも降りてきた」と楽観的にみるのが、素直でしょう。
水道光熱費は、したがって、十分な水準です。
とくに、7kgモデルは23.9円 、8kgモデルでも25.2円であり、洗濯容量に対して、光熱費の水準が低く、経済的と言えます。
洗浄力は、そこそこ優秀です。
パルセーター(回転盤)は、ハイアール機のものと似た5枚羽根のトールウイングパルセーターです。
3Dパワフル洗浄という機能名ですが、おこす水流の性質も、先ほど見たハイアール機と似ています。
ただ、本機の場合、最初に水少なめで洗剤を濃くして洗う「高濃度クリーン浸透RX」を持つ程度で、シャワーや泡量増加の仕組みは未装備です。
この部分では、他社の上位機と引き続き差を感じますが、インバーター式なので、制御力は、やはり高いです。
センサーは、一方、本機は、布量検知センサーの記述しかありません。
パルセーターのモーター負荷で検知する昔からあるセンサーですが、水量以外の部分でのエコ運転はできません。
ステンレス槽は、採用です。
また、内部パーツについては、抗菌加工がなされます。
簡易乾燥は、アクアも対応です(風乾燥機能)。
本機も、洗濯槽の回転で干し時間の時短を目指すタイプで、シャープ・東芝などと同じです。
洗濯前にも設定が可能です(30/60/120/210分)。
干す時間の時短を目指すものです。
最大210分で、3kgまで対応できますが、もちろん、その後は「干す」必要があります。
こうした機能を多用する場合、洗濯槽が抗菌させている部分は活きるでしょう。
洗剤の自動投入は、非対応です。
面白い部分は、P&Gと共同開発した「ジェルボール洗浄コース」を持つ点です。
日本では「アリエール」と「ボールド」が売られていますが、その販促の一環だと思います。
そのほか、24年機から、つけ置きコース(洗濯前に自動1時間)が加わりました。わりとニーズがありそうです。
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以上、アクアのAQW-V7Pなどの紹介でした。
全体的にオーソドックスな作りで、これと言った特徴がみられない洗濯機です。
同社では「縦型斜めドラム」を採用したおもしろい機種もあったのですが、残念ながら生産終了になっています。
ただ、発売し立ての製品で高めなので、安くなればまた別の評価が出てくるでしょう。
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【7kg】
【風呂水ポンプあり】
【2024年11月発売】AQW-P7R(W)
66・AQUA 全自動洗濯機 AQW-P7R-W
¥49,877 楽天市場 (4/15執筆時)
【風呂水ポンプなし】
【2024年11月発売】AQW-S7R(W)
67・AQUA 全自動洗濯機 AQW-S7R-W
¥49,980 楽天市場 (4/15執筆時)
(ビック系限定)(24年追加)
67・AQUA 全自動洗濯機 AQW-S7RBK(W)
¥52,800 楽天市場 (4/15執筆時)
(エディオン系限定)(24年追加)
67・AQUA 全自動洗濯機 AQW-S7E4(W)
¥49,800 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:7kg
使用水量: 113L
消費電力量:90Wh (110Wh)
騒音値:42/49db
ステンレス槽:あり
インバーター:
洗剤自動投入:
センサー:布量
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:(あり)
水道光熱費:32.4円(33.0円)
サイズ:幅560×奥行540×高さ980mm
これらの2台は、機能性を低めた格安モデルです。
こちらは風呂水ポンプの有無で型番が分かれていますので、注意してください。
なお、流通ルート限定の型番が2系統あります。
どちらも風呂水ポンプが付かないほうのモデルです。
ビックカメラ系は、 「おまけ」で、柔軟剤の効果を高めるとされる「柔らかコース」がつきます。カラーも特注です。
エディオン系は、脱水長めの部屋干しコースが付属です。、
いずれも、省略されるモードなどはないです。
なお、通常版を含めてですが、全機種とも、先ほどの上位機と比較する場合、DDMインバーターモーター不採用です。
そのため、騒音値が高いほか、運転制御が旧式で、水道光熱費が高水準です。
3Dパワフル洗浄も不採用(3Dアクティブ水流)です。
そのほか、ジェルボールコースなどのコースも少なめにしています。
使用水量が多く、その上で糸くずフィルターが2つ付くので、糸くず残りの心配は少なそうですが、メンテの手間も2倍になりますし、総合的に言えば、あまりおすすめはできないです。
おそらく特売用でしょう。
【2024年6月発売】
【8kg】
【超音波洗浄なし】58Wh
68・ AQUA Prette AQW-VA8R-W
¥69,352 楽天市場 (4/15執筆時)
【超音波洗浄あり】56Wh
68・ AQUA Prette plus AQW-VX8R-W
¥79,500 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:8kg
使用水量: 90L
消費電力量:56Wh
騒音値:35/38db
水道光熱費:25.3円
サイズ:幅590×奥行572×高さ1010mm
【9kg】
【超音波洗浄なし】59Wh
69・ AQUA Prette AQW-VA9R-W
¥77,070 楽天市場 (4/15執筆時)
(エディオン限定)AQWVA9E4W
69・ AQUA Prette AQW-VA9R-W
¥79,800 楽天市場 (4/15執筆時)
【超音波洗浄あり】57Wh
69・ AQUA Prette plus AQW-VX9R-W
¥88,207 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:9kg
使用水量: 97L
消費電力量:59Wh
水道光熱費:27.2円
サイズ:幅590×奥行572×高さ1010mm
【10kg】
【超音波洗浄なし】70Wh
70・ AQUA Prette AQW-VA10R-W
¥96,120 楽天市場 (4/15執筆時)
【超音波洗浄あり】60Wh
70・ AQUA Prette plus AQW-VX10R-W
¥84,794 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:10kg
使用水量: 103L
消費電力量:68Wh
騒音値:34/38db
水道光熱費:29.1円
サイズ:幅620×奥行620×高さ1028mm
【12kg】
【超音波洗浄なし】85Wh
71・ AQUA Prette AQW-VA12R-W
¥88,654 楽天市場 (4/15執筆時)
【超音波洗浄あり】83Wh
71・ AQUA Prette plus AQW-VX12R-W
¥100,834 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:12kg
使用水量: 132L
消費電力量:83Wh
騒音値:36/38db
水道光熱費:37.2円
サイズ:幅650×奥行633×高さ1069mm
【14kg】
【超音波洗浄なし】79Wh
72・ AQUA Prette AQW-VA14R-W
¥100,237 楽天市場 (4/15執筆時)
(エディオン限定)QW-VX14E4W
72・ AQUA Prette AQW-VX14E4(W)
¥109,800 楽天市場 (4/15執筆時)
【超音波洗浄あり】77Wh
72・ AQUA Prette plus AQW-VX14R-W
72・ AQUA Prette plus AQW-VX14R-K
¥109,256 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:14kg
使用水量: 169L
消費電力量:79Wh
騒音値:36/38db
水道光熱費:46.7円
サイズ:幅650×奥行633×高さ1069mm
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:あり
センサー:布量
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属
Pretteシリーズと、Prette plusシリーズは、アクアの全自動洗濯機の上位モデルです。
両シリーズの機能面の違いは、「超音波洗浄」の有無だけなので、同時に紹介します。
なお、恒例のエディオン限定は、脱水長めの部屋干しコースが付属です。あとは、外観の若干の変更となります。安いようならばこちらでも良いでしょう。
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外観は、大きな透明窓が特徴的なスタイリッシュなデザインです。
とくに、12kgと、白と黒の展開がある14kgは、上部が傾斜構造で、圧迫感が少なく、見映えも割と良いです。
洗濯容量は、、8kg用から14kg用まで広く発売されています。
14kgは、ハイアールでもみました。珍しいですが、毛布5枚までOKです。
寮や部活などでは結構活躍するかもしれません。
それに応じて使用水量は多いですが、2回洗濯になるよりも光熱費はだいぶ抑えられます。
サイズは、12畳用・14畳用は、サイズはいずれも同じです。
幅は65cmですので、大容量ドラム式ほどではないですが、幅は必要です。
騒音値も上がっていないので、容量重視ならば14kgモデルでしょう。
なお、防水パンは、8kg〜14kgともに 570mm以上です。
使用する水量は、8kgモデルの場合で、90Lです。
大容量モデル以外は、他社水準に節水です。
一方、節水性を重視した機種は、先述のように「糸くず残り」が問題があります。
本機については、2個の「糸くずフィルター」にして、解決を図っていると思われます。ただ、メンテも2倍とは言えます。
消費電力量は、8kgモデルで、58Whです。
節電性は高めです。
なお、超音波洗浄が付くモデルの方が、わずかに消費電力量が良い(2Wh前後)ですが、電気代の面では有意差とはいえません。洗濯にかかる時間も同じです。
水道光熱費は、9kg以下のモデルは、割と良いように思えます。
ただ、サイズが大きいモデルは特にですが、使用水量が大幅に多くなります。
ただ、以前書いたように、「2回洗うよりは経済的」なので、必要に応じて、大きなサイズを選ぶ方が良いです。時短にもなりますので。
洗浄力の点では、下位機種の3Dパワフル洗浄は踏襲します。
その上で、スピンバブル洗浄(旧名:パワフル泡洗浄)が加わります。他社にもありましたが、給水経路の工夫で、泡だった洗剤を初期投入する仕組みです。
一方、他社上位機と比べると、(強力な)シャワーによる洗剤のかくはん機能は未搭載なので、この部分で少し差を感じます。
インバーター式モーターに加えて、「水流・泡量・シャワー」の3点を備えるのが高級機の「トレンド」なので。
パルセーターの工夫だけで、洗剤の下部たまり問題が解決できている可能性はありますが、その面での言及はないです。
一方、上位のPrette plusシリーズは、超音波洗浄機能が付属です。
これは、エリソデ用のプレウォッシュ機能です。
洗剤液を自動で付けてから、超音波が出るように、自動化した点が新しいです。
一方、洗剤を通す構造なので、(たまに)外してのお手入れが必要ですが実際、効果的でしょう。以前は、シャープも同等製品を付けていましたが、今だとアクアだけです。
センサーは、布量検知センサーの記述しかありません。
ステンレス槽は、採用です。
とくに、12kg以上のモデルは、「底までステンレス」です。
今回の記事では「ステンレス槽」で一括りにしています。
ただ、相当格安な機種の場合、側面の張り地の質でも差がある例は過去にもありました。
今後は「底までステンレス」など、利用状況の表示は、「ワンポイント」としてトレンド化するかもしれません。
簡易乾燥は、本機も対応です(風乾燥機能)。
洗剤の自動投入は、搭載です。
奥側に投入口があり、洗剤(800ml)、柔軟剤(780ml)がが入ります。
量は3段階で調整でき、切れかけになるとランプで知らせてくれます。
ただ、ケースを外して洗えないので、洗剤が空に近い段階になった際に、「洗浄機能」を利用して、掃除することになります。
何らかの状況で、詰まりが生じた場合(日立異なり)、自己解決がしにくい点はあります。
この部分については、2022年機からは、異物混入防止のフィルタが新形状になるなど、解決に向かう対策は強化されました。
ただ、液体洗浄は種類や温度によって、ゼリー状に固化することがありますし、できれば、取り外せるタンク式など、もう少しシンプルな経路の方が安心感があると言えばそうです。
自動洗剤投入のメンテ頻度は、2023年の同型機は、「2-3ヶ月ごとが目安」の表記でした。
2024年からは、5-6ヶ月ごとになりました。他社より長めで、メンテフリー度が高いです。
ただ、従来(左)と現在(右)と比べる場合、写真を見る限りですが流経路の構造は同じに見えます。
少なくとも、シャープ(ウォーターポンプ式)のような、長期間メンテ不要の裏打ちになる技術の説明はないです。
実験したらOKだったような感じだと思いますが、同社は許可される洗剤名の開示がないので若干不安は残ります。他メーカーは、(粘性などで)使えない洗剤などのデータまで公開する場合も多いですから。
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以上、アクアのAQW-GVXシリーズの紹介でした。
自動洗浄機と超音波洗浄機能という「目玉」があるため、売り方によっては人気が出そうに思え、実際優秀だと思います。
ただ、上で記したような「課題」もありそうです。今年は洗剤の自動投入の部分の改良があったので、問題点のいくつかは潰しているでしょうし、(洗剤が固化しない程度に)普通の頻度使うならば、他社同様、問題ないと思います。
ただ、過酷な環境(屋外や、熱が籠もる場所)に設置する場合は、検討は必要です。洗濯機は(乾燥部分もそうですが)できるだけシンプルな構造の方が、トラブルフリーになる部分で、個人的に安心感があります。
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【2023年8月発売】
【16kg】
【超音波洗浄なし】79Wh
73・ AQUA Prette AQW-VB16P-S
¥239,579 楽天市場 (4/15執筆時)
洗濯容量:16kg
使用水量: 180L
消費電力量:100Wh
騒音値:36/38db
水道光熱費:50.3円
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
洗剤自動投入:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
サイズ:幅671×奥行675×高さ1078mm
なお、コインランドリークラスの大型16kgの製品もアクアから展開されます。
サイズは、幅671×奥行675×高さ1078mm です。
ただ、本機は、内寸で奥行540cmの防水パンで足りるので、その部分の設置性は良いです。
幅は少しありますが、奥行に加減がありますし、家庭でも問題なくおける場合はありそうです。
一方、超音波洗浄はないですが、洗剤自動投入はできます。
ただ、容量は、16kgモデルも同じで、若干少なめには思います。
アクア 洗濯ネット CN-4
¥4,560 楽天市場 (4/15執筆時)
一方、純正だとすこし高いのですが、掛け布団2kgまで、綿毛布7.5kgまでのまとめ荒いができます。サードパーティ製でも良いですが、このサイズは珍しいかと思います。
水道光熱費は、1回の洗濯で50.3円です。
まとめ洗いできる点で言えば、決して高くはないでしょう。
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結論的にいえば、インバーター制御で、洗浄力も問題ないですし、「超大型」を希望する場合、選択肢にできそうです。
今回の結論
タテ型全自動洗濯機のおすすめ機種は結論的にこれ!
というわけで、今回は、タテ型の全自動洗濯機の比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ続きます。
4・全自動洗濯機の比較 7kg〜 (4)
4-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
4-2:ハイセンス〈日本〉
4-3:Maxzen〈日本〉
4-4:Comfee’・ツインバード ほか
5・全自動洗濯機の比較 7kg〜 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く4回目記事(こちら)では、アイリスオーヤマなどの製品をみていきます。
洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策 ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
使いやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる5回目記事(こちら )で、全体の「結論」として改めて、予算別・目的別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
4回目記事は→こちら