Top 生活家電 比較2023’【賢く選ぶ】縦型洗濯機62機の性能とおすすめ・選び方 (3)

2023年02月01日

比較2023’【賢く選ぶ】縦型洗濯機62機の性能とおすすめ・選び方 (3)

【今回レビューする内容】2023年 タテ型の全自動洗濯機の性能とおすすめ・選び方:世帯用の中型・大型の洗濯機の紹介・ランキング : 7kg 8kg 9kg 10kg 11kg 12kg

【比較する製品型番】アイリスオーヤマ IAW-T705E IAW-T704 IAW-T804E IAW-T805BL KAW-100B KAW-80B IAW-T804 KAW-100B IAW-T806HA IAW-T806CW ハイセンス HW-DG75C HW-DG80C HW-DG10A サンコー デラックスランドリー16kg LARWASSGY

今回のお題
洗浄力が強い!タテ型全自動洗濯機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2023年2月現在、最新のタテ型全自動洗濯機の比較の3回目記事です。

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1・全自動洗濯機の比較 (1)
 1-1:日立〈日本〉
 1-2:シャープ〈日本〉
 1-3:パナソニック〈日本〉
2・全自動洗濯機の比較 (2)
 2-1:東芝〈日本〉
 2-2:ハイアール〈中国〉
 2-3:アクア〈日本〉
 2-4:Maxzen〈日本〉
3・全自動洗濯機の比較 (3)
 3-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
 3-2:ハイセンス〈日本〉
 3-3:サンコー〈日本〉
 3-4:最終的な「おすすめ」機種の提案

 3回目記事では、アイリスオーヤマほかの縦型洗濯乾燥機を紹介します。

 これらで、日本のデンキヤ店頭に置かれる製品は(だいたい)網羅されます。

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 なお、「全自動洗濯機の選び方の基本」については、1回目記事こちら)の冒頭に書きました。

 お時間のある方は、そちらからお読みいただければ、より分かりやすいかとと思います。

 よろしくお願いします。 

ーーー

洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性    ★★★★★
使いやすさ   ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように各製品を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます、

ーーー

1・タテ型の小型洗濯機 の比較
2・タテ型の中型洗濯機の比較
3・タテ型の洗濯乾燥機の比較
4・ドラム式洗濯乾燥機の比較

 なお、今回の記事は、このブログ「家電批評モノマニア」の洗濯機比較シリーズ全体の2回目記事の一環として書きました。

3-1・アイリスの全自動洗濯機の比較

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 続いて、アイリスオーヤマの洗濯乾燥機です。

 値段面で海外勢に張り合える、数少ない日本企業と言えます。

 同社は、最近白物家電に力を入れており、洗濯機にも参入しています。


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 【2021年11月発売】

 【7kg】

 【通常モデル】IAW-T705E-W

 49・アイリスオーヤマ IAW-T705E
  ¥46,970 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

 【ガラス天板モデル】IAW-T704-W

 50・アイリスオーヤマ IAW-T704
  ¥46,900 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:7.0kg
使用水量: 144L
消費電力量:
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:42/56db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:

 【8kg】【通常モデル】(IAW-T802E後継)

 51・アイリスオーヤマ IAW-T804E
  ¥49,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 158L
消費電力量:
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:40/55db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属
水道光熱費:  

 IAW-T705Eは、アイリスオーヤマの洗濯機です。

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 サイズは、7kg用8kg用が発売されます。

 なお、7kgのみですが、フタ部分がガラス天板で、中身が見える上位機が存在しています。

 いずれも、標準世帯に向いたサイズです。

 使用する水量は、7kg144L、8kgで158Lです。

 他社平均より25%ほど使用水量が多い計算です。

 インバーター未搭載が影響した結果ですが、1回で10円弱は水道代が変わるでしょう。すぐ買い換えるものではないので、この差は大きいでしょう。

 ただ、観点を変えれば、糸くず残りの問題は、ここまで水を使うならば、おそらくないでしょう。

 消費電力量は、非公開です。

 消費電力量を公開しておらず、この点は、かなり不安です。

  水道光熱費は、したがって算出できません。

 ただ、使用水量は他社よりもかなり多いので、平均値といえる30円を大幅に超えそうです。

 先述のように、全自動洗濯機の場合、電気代より水道代のほうが10倍ほど費用がかかるので。

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 洗浄力の点では、先述のスプラウォッシュが独自性といえます。

 水の取水幅を広げることで、洗剤の浸透性を高める工夫です。

 同社発表では、従来機に対して18%の洗浄力の差となります。

 とはいえ、インバーターモーターが非搭載ですから、細かい制御は期待薄です。

 センサーは、水位をきめる布量検知センサーのみです。

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 清潔性の点では、ステンレス槽を採用です。

 ただ、形状的に他社のステンレス槽採用モデルより、プラスチック部分が多く、そちらの抗菌性については、表明がないです。

 静音性も、脱水時に55dBなので、かなりうるさいです。

 なお、8kgモデルについては、風呂水の取水が可能です。

 簡易乾燥は、対応です(部屋干しモード)。

 6分間の脱水後、湿った空気を外に追い出すための高速回転を約60分の運転を続けます。

---

 以上、アイリスオーヤマの洗濯機の紹介でした。

 本体価格の安さは評価できます。

 ただ、スペック的に、インバーターモーターではないので、静音性・消費電力・水量などが劣る部分があります。

 洗濯機については、同社の他分野の白物家電に比べると、力の要れ具合は微妙です。とくに、ステンレス槽と言えない面と、独自機能が乏しい点は、欠点です。

 また、特に7kgモデルは、脱水時に58dbと、騒音も他社平均よりかなり大きい点は、注意点です。

 スペックも未開示の部分が見られますし、現状では、値段の安さを考慮しても、選択肢としにくい機種です。

ーーー

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 【8kg】

 【2022年発売】

 52・アイリスオーヤマ IAW-T806HA
 52・アイリスオーヤマ IAW-T806CW
  ¥49,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

 【2021年発売】

 53・アイリスオーヤマ IAW-T805BL
  ¥49,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 158L
消費電力量:
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:39/54db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:  
※2022機のスペック

 一方、IAW-T806HAなど、これらの製品は、別の部分で注意が必要です。

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 本機については、フタの部分にガラストップ採用で、デザイン的に高級で高性能なモデルに見えます。

 ただ、本機は、布量センサーが非搭載なので、洗濯量に応じての自動的な節水ができません。

 そのため、本体価格に水道代を加味すると、トータルコストは相当悪くなるでしょう。

 糸くずフィルターも大小2個付属です。この部分も、水流のパワーがなく2個ないと取り切れない仕様のような気もします。

 デザインはともかくとして、性能面では選びにくい製品です。


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 【2021年発売】【8kg】

 【通常型番】(ガラストップ仕様)

 54・アイリスオーヤマ IAW-T804-W
  ¥66,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

インバーター:なし
騒音値:39dB/58dB

 【特定店向け型番】(ガラストップ仕様)

 55・アイリスオーヤマ KAW-80B-W
  ¥83,000 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

インバーター:あり
騒音値:35dB/55dB

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 117L
消費電力量:
センサー:布量
ステンレス槽:あり
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属
水道光熱費:   

  IAW-T804 は、アイリスオーヤマの洗濯機の上位機です。

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 ふた部分は、ガラストップで格好の良いモデルでもあります。

 2系統ありますが、特定店向け(デンキヤ)のKAW-80Bのみインバーター搭載です。デンキヤ店舗では、最近インバーター有無を強調する広告が多いので、それにたいする対策かと思います。

 インバーター搭載により騒音値のほか、洗濯時間が変わります。一方、標準電気量の公開はアイリスオーヤマはないのですが、消費電力ベースで15%ほど低いので、その部分でも差が付きます。

 サイズは、8kg用です。

 消費電力量は、非公開です。

 使用する水量は、いずれも117Lです。

 水道光熱費は、消費電力量を出さないので不明です。

 ただ、他機同様、やはり利用する水量は多いですので、安くはないでしょう。

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 洗剤の自動投入は、本機の「売り」です。

 タンク容量は、洗剤が690mlと、柔軟剤520mlまで投入可能です。量として十分でしょう。

 ボトル内蔵方式でこの値段で出せているのは、日本ではアイリスオーヤマだけです。

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 洗剤の銘柄指定はできないですが、濃縮洗剤(柔軟剤)の場合は設定変更できます。

 メンテは3ヶ月ごと、外してタンクを洗います。同時に、その先の経路をお手入れ運転で洗浄する形式です。

 センサーは、布量センサーを搭載します。

 洗浄力については、特段の面白い工夫はみられません。

 清潔性の点では、カビに強いステンレス槽が採用されています。

 静音性の面では、先述のように、インバーター搭載機のほうは、脱水音が多少静かです。

 ただ、他社と比べると水準としては音はするほうです。

---

 以上、アイリスオーヤマのIAW-T804の紹介でした。

 洗剤の自動投入の部分では、おおきな問題点も感じませんし、良い仕様だと思いますう。

 一方、洗浄力の方では、さほど特徴的な部分はないのが少し残念です。

 選ぶとするとインバーター搭載機でしょう。ただ、インバーター搭載による一番のメリット性は使用電力量の削減であり、その部分のデータが非開示なのは、少し残念です。

ーーーー

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 【10kg】

 【通常型番】(ガラストップ仕様)

 56・アイリスオーヤマ IAW-T1001
  ¥72,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:10.0kg
使用水量: 131L
消費電力量:
騒音値:40dB/54dB
風呂水ポンプ:

 【特定店向け型番】(ガラストップ仕様)

 57・アイリスオーヤマ KAW-100B
  ¥69,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:10.0kg
使用水量: 125L
消費電力量:
騒音値:35dB/44dB
風呂水ポンプ:あり

センサー:
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
簡易乾燥:対応
水道光熱費:   

 なお、アイリスオーヤマからは洗剤自動投入が付属する10kgモデルもでます。

 ただ、IAW-T1001については、インバーター未搭載であるほか、布量センサーもない関係で、使用水量がかなり多めです。

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 KAW-100Bは、いずれも搭載です。

 ただ、10kgモデルについては、洗剤タンクが外せない仕様ですので、3ヶ月に1度のメンテがかなり面倒くさいです。

 いずれにしても、10kgモデルはあまりオススメできません。

3-2・ハイセンスの小型洗濯機の比較

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 続いて、中国のハイセンスの小型洗濯機です。

 ハイアール同様に、洗濯機を自社製造できる世界的大企業ですが、日本では主にネット販売でプレゼンスがあります。


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【2022年発売】

【7.5kg】

 58・ハイセンス HW-DG75C
  ¥48,980 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:7.5kg
使用水量:110L
消費電力量:65Wh
騒音値:38/43db
水道光熱費:30.8円   

 【8kg】

 59・ハイセンス HW-DG80C
  ¥59,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:8kg
使用水量:114L
消費電力量:68Wh (50/60Hz)
騒音値:38/43db
水道光熱費:32.0円   

センサー:布量
ステンレス槽:搭載
インバーター:搭載
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:あり

 HW-DG75CHW-DG80Cは、ハイセンスが販売する全自動洗濯機です。

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 洗濯容量は、7.5kg・8kgが用意されます。

 7.5kgモデルというのは珍しいです。

 いずれも530mmの設置幅ですので、家庭用の防水パンにはまるでしょう。

 使用する水量は、8kgモデルの場合で114Lです。

 節水性は、平均値より良くないです。

 ただ、格安機の場合、節水性が強いと糸くず残りが生じやすいので、(理由なしで)過度に節水したモデルよりは安心感があります。

 糸くずフィルタは1つですし、逆に言えば「1つで済む」水量です。

 消費電力量は、8kg68Whです。

 本機は、インバーターなので、省エネです。

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 水道光熱費は、ただ、業界団体の統一計算式を利用する場合、水道代と電気代の合計で、7kgのモデルで30.8円です。

 悪くはない価ですが、平均値前後です。

 繰り返し述べてきたように、(ヒータ乾燥のない)普通の全自動洗濯機の場合、電気代はあまりかからず、費用は、使用水量の多寡に多く影響されます。

 そのため、消費電力が優れるインバーターモーターの採用は、光熱費の部分ではあまりメリット性が出ません。

 ただ、無意味ではなく、細かい制御ができるインバーターは、洗浄力を強化しますし、静音性も高めます。

 搭載はおおきな「メリット」です。

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 洗浄力の点では、ユニークな形のパルセーターである点が目立ちます。

 5枚羽根で、かなり立体的な構造で、上下左右に水流をかくはんすることに重きを置いていそうです。

 また、ドラムに凹凸を付けて「こすり洗い」をする仕組みもありますし、洗浄力の部分では、ライバルのハイアールに負けないでしょう。

 センサーは、布量センサーのみですが、センシング可能です。

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 ステンレス槽は、搭載です。

 簡易乾燥も、対応です。

 (脱水ほどではない強さで)パルセーターが高速回転し、水分を外に出していく方式で、東芝などと同じです。

 2kgまでに限定されますが、部屋干しの時短が可能です。運転前に、30・60・150分で設定できます。

 静音性は、一方、静音性の高いインバーターモーターとしては、です。

 脱水時43dBですので、うるさくはないにせよ、静かでもないレベルです。

---

 以上、ハイセンスのHW-DG75CHW-DG80C の紹介でした。

 際だった個性はないですが、洗濯機メーカーだけに、インバーターを搭載する上で、パルセーター(回転盤)の部分に工夫があるのが見どころです。

 インバーター搭載モデルとしては、ハイアール機と並んで格安で良い製品です。節水性がイマイチな部分はあります。

 ただ、先述のように、節水は、糸くず残りとバーターなので、個人的には、格安機の場合、この程度の水量がある方が安心感はあります。

ーーー

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 【2022年発売】

 【7.5kg】

 60・ハイセンス HW-G75C
  ¥49,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:7.5kg
使用水量:110L
消費電力量:130Wh (60Hz)
センサー:布量
ステンレス槽:搭載
インバーター:搭載
騒音値:41/47db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:32.9円    

 なお、本機の格安版が HW-G75Cです。

 こちらについては、風呂水ポンプが付属しないです。

 また、インバーターモーター不採用です。

 先述のように、モーターの違いで、電気代はそう大きく変わらないのですが、洗浄時の制御部分でが出るほか、騒音値が悪化します。

 値段差をふまえても、上位機が良いかと思います。


 

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 【2021年発売】

 【10kg】

 61・ ハイセンス HW-DG10A
   ¥72,404 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:10kg
使用水量: 130L
消費電力量:85Wh (60Hz)
騒音値:44/45db
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
センサー:布量
風呂水ポンプ:付属
水道光熱費:36.7円

 HW-DG10Aは、ハイセンスが販売する全自動洗濯機の上位機です。

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 洗濯容量は、10kgのみです。

 外観は、トップがガラストップで、高級感があります。 

 サイズは、590cm×630cmです。防水パンは、600mmあれば入ります。

 使用する水量は、130Lです。

 やはり、節水性の部分は、弱点と言えます。

 ただ、先述のように、洗浄力(とくに糸くず残り)とバーターなので、その部分に、主張があるならば、問題ありません。

 消費電力量は、10kg85Whです。

 インバーターモーターにしては多めですが、先述のように、電気代は全自動洗濯機では、あまり差がでないので、問題ありません。

 水道光熱費は、36.7円です。

 10kgという容量を考慮しても、やや高め水準でしょう。

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 洗浄力の点では、下位機種の持つ工夫に加えて、立体シャワー水流に対応します。

 同社は「激流しっかり洗浄」と名付けますが、上部に送られた水を他機のように出して、洗浄力を高める工夫です。

 日立やパナソニックでもみられた技術です。

 センサーは、布量センサーのみですが、センシング可能です。

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 洗剤の自動投入機能は、本機は装備です。

 しっかりしたケース式で、洗剤が450mL、柔軟剤が550mLはいります。

 IOT家電ではないので、洗剤などの種類に応じての調整はできませんが、は3段階で調整可能です。

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 外し洗いできる点で、パナソニックなど日本企業のモデルと同じです。

 ステンレス槽も、搭載です。

 簡易乾燥も、対応です。

 静音性は、本機も、インバーターモーターとしてはです。

 うるさくもないですが、強調はできません。

---

 以上、ハイセンスのHW-DG10A紹介でした。

 インバーター機で、洗剤の自動投入機能、シャワー水流を兼ね備えた機種としては「最安級」でしょう。

 使用水量の多さは課題ですが、洗剤の自動投入を「マスト」とするならば、選択肢になるでしょう。

 ただ、他社でも書きましたが、全自動洗濯機の場合、(乾燥までしてくれるわけでないので)いずれにしても「洗濯の完全自動化」は無理です。

 定期的なメンテも必要ですし、この機能のあることで家事の時短効果は実際さほどない気はします。実際、柔軟剤入りジェルボールのが楽という部分もあります。 

3-3・サンコーの全自動洗濯機の比較

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 続いて、日本のサンコーです。

 秋葉原の「レアものショップ」で有名な老舗企業で、他社が出さないユニークな家電をだすのを信条にします。Maxzenと同じで商品企画のみのファブレス生産です。


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 【16kg】LARWASSGY

 62・サンコー デラックスランドリー16kg
  ¥98,000 楽天市場 (2/1執筆時)

洗濯容量:16kg
使用水量: 360L
消費電力量:79Wh (50/60Hz)
騒音値:36/38db
ステンレス槽:あり
インバーター:
センサー:
簡易乾燥:
風呂水ポンプ:
水道光熱費:96.8円

 サンコー デラックスランドリー16kg LARWASSGYは、サンコーの販売する洗濯機です。

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 洗濯容量は、16kgです。

 先述のように「他社にないモノ」を出す企業ですが、こちらは洗濯量がそれに値します。

 実際、家庭用で見た記憶はないです。

 設置サイズは、幅680× 高さ1120× 奥行690mmです。

 乾燥機付きの縦型12kgクラスとほぼ同様す。大きい防水パンならば設置可能でしょう。

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 使用する水量は、360Lです。

 本機の場合、家庭用の8kgサイズに対して「ほぼ2倍」の量の洗濯が可能です。ただ、使用水量は、少なく言っても「ほぼ3倍」です。

 先述のように、乾燥を伴わない洗濯機の場合、水道代のが高いので、ここは注意点です。

 水道光熱費は、したがって、96.8円になります。

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 ただ、洗濯量によって水位レベルは10段階に調整できます。

 サイズ感からして毎回これだけ使うわけでないでしょうから、問題ないといえばそうです。

 センサーは、布量センサーなどは未搭載です(水位センサーのみ)。

 そのため、逆に言えば、水位を自分で選ばないと、適切に洗ってくれない機種です。

 値段からすると、ここは残念です。実際的には、多めの水を使ってしまうでしょう。

 消費電力量は、不明です。

 ただ、標準運転時間から考えると、おそらく150Wh強かと思います。

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 洗浄力の点では、特段の説明はないです。

 ただ、これだけの水量で洗うのですから、あまり問題ないといえばそうです。

 インバーター式モーターは、説明がないです。

 消費電力量の開示もないので推定もできませんが、おそらく不採用です。

 ステンレス槽は、採用です。

 簡易乾燥は、本機は風乾燥は対応できません。

 静音性も、不明です。

 実際、サイズ感からすると、ここが一番気になるところですので、残念です。 

---

 以上、サンコー デラックスランドリー16kgの紹介でした。

 洗濯機の機能面や省エネ面は、格安機相当です。特にセンサーが未搭載で、自動運転ができないのは、「20世紀の仕様」です。

 ただ、これは捉えようであり、学校の部活用、会社の制服クリーニング用など、光熱費を「考えなくても良い」といえる場所で、ガンガン洗うならば良いとも思えます。

 使用水量と本体の自重と洗濯物の重さで200kg弱の重さなので、それが問題ない環境ならばOKです。

 1年保証以降の保守がどうなるのかが、(出張修理網を含めて)イマイチ分からないので、事前に聞く方が良いと思います。

今回の結論
タテ型の中型洗濯機のおすすめ機種は結論的にこれ! 

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 というわけで、今回はタテ型の全自動洗濯機を紹介してきました。

 最後に、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。


 第1に、洗浄力・光熱費のバランスが取れた総合力の高さから、現在的におすすめできる中型の洗濯機は、

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 【8kg】

 【2022年6月発売】

 20・パナソニック NA-FA8K1-W
  ¥94,000 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 97L
消費電力量:55Wh
水道光熱費:27.1円

 【9kg】

 【2022年6月発売】

 21・パナソニック NA-FA9K1-W
  ¥116,000 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:9.0kg
使用水量: 102L
消費電力量:57Wh
水道光熱費:28.5円

 【10kg】

 【2022年6月発売】

 22・パナソニック NA-FA10K1-W
 22・パナソニック NA-FA10K1-N
  ¥108,700 楽天市場 (2/1執筆時)

洗濯容量:10.0kg
使用水量: 110L
消費電力量:60Wh
水道光熱費: 30.7円

センサー:水温・布量センサー
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:32/39db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属

洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性    ★★★★★

使いやすさ  ★★★★
総合評価   ★★★★★

 パナソニックのエコナビ搭載全自動洗濯機でしょう。

 サイズは、10kgもありますが、部屋の圧迫感をふまえると、8kg-9kg程度に抑えておくのが良いと思います。

 そ9kg以下で考えた場合、とくに優秀なのは、これらの機種だと思います。

1・強力な水流
2・泡を作り出す工夫
3・強力シャワー

 洗浄力の部分では、インバーター式モーターを採用する上で、以上の3点が重要ですが、パナソニックは、どれも、しっかり高めています。

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 水流については、新型パルセーターによる、上下、内外へのかくはん性に配慮があります。

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 泡作りについては、ジェットバブルシステムによって泡を作り出すことで、洗剤由来の洗浄力を強化できる部分が評価できます。

 シャワーも、上下2段階装備し、洗濯時のかくはん性を高めて、洗濯槽の下部に洗剤が残るという、洗濯機固有の問題の解決が図られています。

 結論的にいえば、洗濯機として最も重要な洗浄力の部分の基本性能は、高いです。

 標準コースでも「優しく、かつ強力に」洗い上げてくれるでしょう。

 光熱費の部分は、30円前後という平均値は下回るものの、他社の最上位機にはやや負けます。

 ただ、水温センサーを利用したエコナビなど、プラスアルファの配慮があるので、数字に出ない部分で、節約効果が期待できそうです。

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 清潔性への配慮も、ステンレス槽の採用はもちろん、カビクリーンタンクも搭載です。

 静音性も、インバーターモーターの採用で期待できるため、あまり弱点のない機種に仕上がっていると思います。

 この価格帯の製品としては、現状では、最も総合力を感じます。


 第2に、育ち盛り世代などの「ドロや食べこぼし」への強さの点で最も期待値の高いのは、

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 【7kg】

 【2022年発売】

 2・日立 ビートウォッシュ BW-V70H-W
   ¥87,999 楽天市場 (2/1執筆時)

 【2021年発売】

 2・日立 ビートウォッシュ BW-V70G W
   ¥75,294 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:7.0kg
使用水量: 86L
消費電力量:45Wh
騒音値:32/38db
水道光熱費: 23.9円  

 【8kg】

 【2022年発売】

 3・日立 ビートウォッシュ BW-V80H-W
 3・日立 ビートウォッシュ BW-V80H-V
   ¥91,500 楽天市場 (2/1執筆時)

 【2021年発売】

 4・日立 ビートウォッシュ BW-V80G N  
 4・日立 ビートウォッシュ BW-V80G W
   ¥75,636 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 92L
消費電力量:59Wh
騒音値:32/38db
水道光熱費: 25.9円

センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属

洗浄力の強さ ★★★★★★
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★☆
静音性    ★★★★★

使いやすさ  ★★★★
総合評価   ★★★★★

 とにかく、「がんこな汚れを落としたい」ならば、日立のビートウォッシュでしょう。

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 洗浄力の点では、パナソニックの能力も高いです。

 しかし、手洗いにおける「もみ洗い」「押し洗い」の再現に加えて「たたき洗い」に言及のある唯一の機種である部分が、日立の場合、評価できます。

 その上で、「ナイヤガラシャワー」により、洗剤を効果的に混ぜる仕組みもあります。

 一方、泡に関する工夫はないですが、強力にかき混ぜる仕組みを持つため、あまり問題にならないでしょう。

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 「標準コースの洗浄力」はこの機種は、恐らく最も高いでしょう。

 なお、(デリケートモードなどを利用しない場合の)、一般的な衣類に対する「優しさ」は、パルセーターに由来する洗浄力のほか、洗剤に由来する「泡」も活かして洗っていく、パナソニックのほうが、現状では「上まわる」と考えます。

 ただ、強力な「ナイヤガラシャワー」をすすぎにも使える仕組みを含めて、「完璧に、糸くずを取り切る」「洗剤残りを避ける」ことを重視する場合は、この機種は(パナソニックより)良いでしょう。

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 光熱費の部分では、センサーを介在させずに、業界の平均値である30円前後を超える高い経済性をキープしている点が評価できます。

 子供が汚してきた泥汚れはすぐ洗った方が落ちますし、1回あたりの水道光熱費がかからないにこしたことはないでしょう。

--

 なお、(家電好きとしては)近年の「ビートウォッシュ」について、洗浄力に関する技術的進化があまりない点に、やや不満を感じています。

 ただ、これは、ある意味、「完成度の高さ」の裏返しともいえるため、「洗浄力」という基本性能を重視するならば、引き続き、この機種は十分な能力がありますし、間違いなく、「おすすめ」です。


 第3に、中型洗濯機を、比較的安い予算で探している方におすすめできるのは、

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 【2022年11月発売】

 【7kg】JW-CD70A後継品

 32・ハイアール JW-UD70A-W
  ¥56,800 楽天市場 (2/1執筆時)

洗濯容量:7.0kg
使用水量: 95L
消費電力量:39Wh
騒音値:36/36db
水道光熱費: 26.1円

 【2022年11月発売】

 【8kg】

 32・ハイアール JW-UD80A-W
  ¥61,800 楽天市場 (2/1執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 98L
消費電力量:37Wh
騒音値:35/35db
水道光熱費: 26.8円  

センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:

洗浄力の強さ ★★★★☆
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★☆
静音性    ★★★★☆

使いやすさ  ★★★★☆
総合評価   ★★★★☆

 ハイアールJW-UD70Aでしょう。

 1つ大きめのJW-UD80Aも光熱費の水準が良いのでおすすめです。

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 やはり、この値段で、インバーターモーター搭載機という部分が魅力です。

 採用機は、洗浄力が高まるほか、消費電力や静音性にも効果を発揮しますので。

 静音性も十分な水準であり、モーターをしっかり活かしています。

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 洗浄力の点では、センサーに弱さが見られるものの、先述のインバーターモーターはが高い効果を発揮するでしょう。 

 その上で、新型3Dウィングパルセーターを装備し、立体的なプロペラ水流を実現するなど、この部分の工夫もあります。

 シャワーと泡の部分の工夫はないですが、それは、この価格帯では他社機でもないので、我慢するべき部分でしょう。

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 柔軟剤の香りを高める香アップコースなど、あまり予算をかけずに楽しめる面白い機能もありますし、値段重視で、7kgクラスを選ぶならば、本機は「あり」でしょう。

 また、ハイアールは海外企業ですが、アクアを持っている関係もあり、国内企業と同じく、訪問修理網もありますし、アフターサービスも安心です。

ーーー

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【2022年発売】

【7.5kg】

 58・ハイセンス HW-DG75C
  ¥48,980 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:7.5kg
使用水量:110L
消費電力量:65Wh
騒音値:38/43db
水道光熱費:30.8円   

 【8kg】

 59・ハイセンス HW-DG80C
  ¥59,800 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

洗濯容量:8kg
使用水量:114L
消費電力量:68Wh (50/60Hz)
騒音値:38/43db
水道光熱費:32.0円   

センサー:布量
ステンレス槽:搭載
インバーター:搭載
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:あり

洗浄力の強さ ★★★★☆
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★☆☆
静音性    ★★★★☆

使いやすさ  ★★★★☆
総合評価   ★★★★☆

 より安い機種で、インバーター対応の機種をもう一機挙げておくとすると、ハイセンスでしょう。

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 こちらならば、8kgが用意されますので。

 外観も、天板がガラストップで良い感じです。

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 ハイセンス同様に、インバーターモーター装備で、水流についても、ある程度工夫があります。

 水道光熱費は、ハイアール機より高めです。

 水準として5円ほどの差ですので、週に4-5回使うとして、1年で1000円くらいの差です。

 それを考えれば(性能差は置いておき)トータルコストは悪くないです。

 使用水量多い部分も 繰り返し書いてきたように、対策がなく節水性が強いと糸くず残りが生じやすいので、この部分は、さほどマイナスとも思えません。

 本機は、上から水流が多少弱い部分があるので、この仕様で良いかなとも思います。


 第4に、利便性の高いハイエンドクラスの高級機としておすすめできるのは、

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 【11kg】

 【2022年6月発売】

 23・パナソニック NA-FA11K1-N
  ¥139,800 楽天市場 (2/1執筆時)

洗濯容量:11.0kg
使用水量: 145L
消費電力量:90Wh (60Hz)
水道光熱費: 40.8円

 【12kg】(温水洗浄あり)

 【2022年6月発売】

 24・パナソニック NA-FA12V1-W
  ¥161,900 楽天市場 (2/1執筆時)

洗濯容量:12.0kg
使用水量: 150L
消費電力量:98Wh (60Hz)
水道光熱費: 42.3円

ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/39db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:付属

洗浄力の強さ ★★★★★★★
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★☆
静音性    ★★★★★

使いやすさ  ★★★★★★
総合評価   ★★★★★★

 パナソニックのハイエンド機でしょう。

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 各社の最上位機は「洗剤の自動投入」がトレンドです。

 本機も装備し、大容量で使いやすそうでもありますが、家事の時短効果において、(乾燥まで済ませてくれない)全自動洗濯機の場合、この部分はマストではないと思います。

 ただ、パナソニックについては、IOT化させて、洗剤の銘柄指定もできる部分で、幾分面白みがあります。

 多めの容量の洗剤も投入できるため、大家族で、何度も洗濯するような方は、ある程度利便性が評価できます。

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 一方、本機を選んだ理由は、「温水洗浄」の部分です。

 (ヒーター乾燥をしない)全自動洗濯機はほとんど「完成された家電」なので、洗浄力の抜本的な強化という部分で、新機能はほとんど追加されません。

 その点で、あまり高価なモデルを選んでも仕方ない部分はあるのですが、「温水洗浄」は、そのなかでも数少ない見どころです。

 電気代・運転時間の長さなどの問題はありますが、洗浄力の面では、冷水で洗う他機よりも確実に期待値は高いですから。

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 コインランドリーやホテルにあるガス式の洗濯機のような効果が期待できます。加えて、ステンレス槽の採用や、高度な泡洗浄Wなど、他の部分の機能も充実しています。

 日干しができるお天気な地域にお住まいだが、洗浄力には「こだわりたい!」という方はこの機種が良いでしょう。

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 洗浄力も、(お湯を使わない場合も)「泡洗浄」「パワフル立体水流」「ダブルシャワー」機能をもちますし、日立を含めたハイエンド機に十分張り合えています。

 そのほか、使用水量が多い部分など課題はありますが、「あえてハイエンド機を選ぶ理由」という部分では、本機以外ピンとくるモデルがありません。

補足:関連記事の紹介ほか

 というわけで、今回は、全自動洗濯機の話でした。

 最後に、オマケで、いくつかの補足です。


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1・タテ型の小型洗濯機 の比較
 洗濯容量:4.kg〜6kg
 乾燥:送風乾燥
 対応人数1人暮らし
2・タテ型の中型洗濯機の比較
 洗濯容量:7kg〜10kg
 乾燥:送風乾燥
 対応人数2人以上
3・タテ型の洗濯乾燥機の比較
 洗濯容量:7kg〜12kg
 乾燥ヒーター
 対応人数2人以上
4・ドラム式洗濯乾燥機の比較
 洗濯容量:7kg〜11kkg
 乾燥ヒーター(ドラム)
 対応人数2人以上

 第1に、その他の種類の洗濯機についてです。

 他のタイプとも比較したい方は、関連記事があります。

 乾燥も対応したい場合などは、そちらもご覧ください。

ーー

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6・1人暮らしに必要な家電【まとめ】

 そのほか、「1人暮らしに必要なもの」をリスト的にまとめた記事もあります。

 多くの家電の選び方へのリンク記事ともなっているので、新生活を送る予定の方は、ぜひご覧ください。


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第2に、洗濯機のネット購入に関する注意です。

 洗濯機は、「家電リサイクル」の対象です。

 そのため、古いものがある場合、回収が必要です。設置・場所までの搬入は、個人では難しいかと思います。。

 とくに回収は、リサイクル店に売れば良いでしょうが、そうでない場合、困ります。

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 Amazonは、直販の在庫ならば、地域によっては、リサイクル・設置対応してくれます。一部、延長保証も受け付けています。

 Amazon直販で取扱のある縦型洗濯乾燥機(=上面投入型)のリストは(こちら)です。

 今回対象にした7kg以上のほか、6kgも入ってしまいますが、そこは注意して除外してご覧ください。

 楽天市場も、大きな家電量販店は、配達と同時の引き取りも依頼できます。

 いくつか例を挙げておきます。

ーー

 楽天ビックは、同社のグループ(ビックカメラ・コジマ・ソフマップ)店舗がある地域です。

 楽天ビックの洗濯機購入説明ページ(こちら)に、リサイクルや搬入ほかの説明があります。

 コジマ・ソフマップ(楽天店)も、同じ系列なので同じ地域です。

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 エディオン(楽天店)は、外部委託で全国対応のようです。

 ただ、沖縄・離島は別途料金、山間部と離島は非対応との記載です。

 例外はあるようですが、無理ならば普通に返金して貰えるでしょう。

 なお、同社の場合、取付希望のチケットこちら)を製品と一緒に同時購入する方式でした。ドラム式と共通のチケットです。

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 Joshin(楽天店)は、店舗がある特定の地域のみの対応です。

 同社の場合、洗濯機は基本的に設置工事込みで売っています。

 追加工事費の確認(こちら)と、購入までの流れこちら)が参考になります。

 ページには、サービスエリアの確認へのリンクもありました。

--

 地域のデンキヤさんとの値段と、手間とを見比べてください。


202302051226.jpg

 第3に、洗濯機のDIYによる設置についてです。 

 設置は、給水部については、あまり面倒ではないです。

 どの機種も給水ホースが付属しますから。たいていの場合、0.8メートルのホースです。

 一般的な横水栓の蛇口(上図)なら、たいてい付属の継手を、ドライバで閉めるだけで対応できます。

 202302051225.jpg

 賃貸の場合は、すでに水栓にオートストッパー水栓(プラスチックの部品が特徴)が付いているかもしれません。

 その場合、継手もなしでホースだけでジョイントできます。より簡単でしょう。

 面倒なのは、蛇口が動くタイプです。

 例えば、万能ホーム水栓(=水が飲めるように上に向けられる蛇口)や、自在水栓(=昔の台所によくあった方向にに稼動する蛇口)などです。

 洗濯水栓ではレアケースでしょうが、あり得ます。

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 カクダイ 洗濯機用 水漏れ防止ストッパー
  ¥1,709 Amazon.co.jp (2/1執筆時)

 その場合は、ノーズ(配管)の部分をスパナで外し、給水栓ジョイントに替える付ける手間が必要です。

 各社の純正品(CB-J6)でも、以上のような水道メーカーの製品でも良いかと思います。

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 排水は、マンションに排水パイプ(上図)があればそれに直結するだけです。ベランダ取り付けならば、付属の排水ホースを排水溝に向けるだけです。

 詳しい説明書があるため、間違わずに付けられます。

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 ただ、洗濯機の真下(直下)に排水溝がある(直下排水)の場合、洗濯機用直下排水キットが必要です。

 これは各社で規格があります。できないことはないですが難易度が格段にあがるので、一般的に設置工事込みの洗濯機を買うのが良いかと思います。

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 洗濯機のサイズは、どれも、マンション用に規格化されている防水パン(奥行640mm)に入るサイズになっています。埋込式のパンの場合も640mmあります。

 また、同じシリーズならば「縦横の寸法」はどれも同じです。洗濯容量が多いモデルは、縦方向に高さを伸ばすことで容量をアップしています。

ーーー

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きですので、前半記事をご紹介いただけるといっそう嬉しいです!)

 ではでは!

posted by Atlas at 21:57 | 生活家電

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