Top 生活家電 比較2025'【光熱費も安い】小型洗濯機54機のおすすめ・選び方:1人暮らし向け (2)

2025年04月15日

比較2025'【光熱費も安い】小型洗濯機54機のおすすめ・選び方:1人暮らし向け (2)

1回目記事からの続きです→こちら

1-7・アイリスの小型洗濯機の比較

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 2回目記事のトップバッターは、アイリスオーヤマの洗濯機です。

 白物家電で、値段面で海外勢に張り合える、数少ない日本企業です。

1・小型洗濯機の比較記事 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:東芝
 1-3:ハイアール
 1-4:アクア
 1-5:日立
 1-6:パナソニック
 1-7:シャープ
2・小型洗濯機の比較記事 (2)
 2-1:アイリスオーヤマ
 2-2:ハイセンス
 2-3:Maxzen
 2-4;Comfee'・山善 ほか
3・小型洗濯機の比較記事 (3)
 3-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で示した「選び方の基本」に沿って説明していきます。

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 また、以下の記事では、Atlasのおすすめ機種ポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【5kg】

 【2022年発売】

 29・アイリスオーヤマ IAW-T503E-W
  ¥29,800 楽天市場 (4/15執筆時)

洗濯容量:5kg
使用水量: 120L
消費電力量:非公開
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:36/51db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:なし
水道光熱費:
サイズ:幅555×奥行525×高さ920mm

  IAW-T503は、日本のアイリスオーヤマが販売する全自動洗濯機です。

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 サイズは、幅555×奥行525×高さ920mmです。

 しっかり、内寸で奥行540cmの防水パンにはいります。

 洗濯容量は、大きめの5kgです。

 使用水量は、一方で、120Lです。

 サイトには「標準水量」として46Lとありましたが、これは「水位」です。水準はあまり良くないです。

 消費電力量は、サイト・説明書ともに、記載がありません。

 電力自体は結構な水準なので、他社よりかかっている可能性があります。

 水道光熱費は、消費電力量が分からないので正確には分かりません。

 ただ、先述のように、全自動洗濯機のコストは、ほとんど使用水量ということをふまえると、安くはないでしょう。

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 洗浄力の点では、取り立てての目立つ機能はありません。 

 パルセーターの形状も普通です。

 あえて言えば「部屋干しモード」です。運転終了後60分間、風乾燥をして乾きやすくするという機能ですが、たいていの機種でこれは可能です。

 センサーは、一応布量検知センサーは搭載です。

 ステンレス槽は、採用です。

 簡易乾燥も、対応です。

 同社の場合も1kgまでの化繊に限る点など、他社と同じです。

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 以上、アイリスオーヤマの洗濯機の紹介でした。

 価格が下がってくれば別の評価もあるでしょう。 

 ただ、やや独自性に欠けるため、もう一工夫欲しいところです。ただ、水はたっぷり使い、2度すすぐため、糸くず残りはないと思います。

ーーー

 なお、アイリスオーヤマからは、ほかにも、5kg以下の小型洗濯機がいくつか出ています。

 順番に確認しておきます。

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 【5kg】

 30・アイリスオーヤマ IAW-T504
  ¥28,882 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:5kg
使用水量: 92L
消費電力量:非公開
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:36/51db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:なし
水道光熱費:
サイズ:幅540×奥行535×高さ835mm  

 第1に、IAW-T504です。

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 本体の背の高さを83.5cmとコンパクト化したモデルです。

 一方、使用水量が減っていますが機構は同じなので、糸くずの凝りの心配は先ほどの機種よりはあるかと思います。

ーーー

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 【4.5kg】

 31・アイリスオーヤマ IAW-T451
 31・アイリスオーヤマ TNI-45A1-B
  ¥27,990 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:4.5kg
使用水量: 89L
消費電力量:非公開
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:非公開
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:なし
水道光熱費:
サイズ:幅540×奥行535×高さ835mm   

 第2に、 IAW-T451などです。

 こちらは、「廉価版」といってよい下位機種となります。

 ただ、騒音値が非公開です。

 筐体サイズが小さめである点も含めて、この部分が不安要素です。

 あまりおすすめできません。


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 【2024年発売】

 【6kg】

 32・アイリスオーヤマITW-60A01-B
 32・アイリスオーヤマITW-60A01-W
  ¥35,800 楽天市場 (4/15執筆時)

洗濯容量:6kg
使用水量: 99L
消費電力量:非公開
センサー:なし
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:39/54db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:なし
水道光熱費:
サイズ:幅527×奥行539×高さ850mm

 ITW-60A01は、アイリスオーヤマの小型機では、上位機と言える製品です。

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 洗濯容量は、小型では大きいと言える6kgです。

 サイズは、幅527×奥行539×高さ850mmです。

 防水パンは、内寸で、奥行540mmの普通の防水パンに入ります。

 このクラスだと幅が狭め、背が低めといえ設置性に配慮した製品です。

 背の低い方には取り出しやすいと思います。

 使用水量は、99Lです。

 2024年モデルにおける改良で、節水部分で、国内他社並みになりました。

 インバーター採用機ではないのですが、モーター部分の強化が見られますし、減らせた「理由」は、しっかりあります。糸くずのこりが増えるようなことはないでしょう。

 消費電力量は、非公開です。

 水道光熱費は、したがって正確なところは分かりません。

 ただ、「選び方の基本」で書いたように、全自動機の場合は、電気代と言うより水道代が主たる部分です。

 わりと節水になったので、30円を少し切る水準には落ちつくでしょう。

 洗浄力の点では、上位機独自の機能はないです。

 センサーは、ただ注意が必要で、布量センサーが非搭載です。

 洗濯量に応じての自動的な節水ができませんので、ここは、搭載機に及ばないです。

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 ステンレス槽は、採用です。

 簡易乾燥も、対応です(1kg)。

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 以上、アイリスオーヤマITW-60A01の紹介でした。

 節水性の部分では、国内他社に追いついた部分があります。背が低い部分も、シニア世代などには使いやすそうです。

 一方、センサー未搭載ですので、しっかり洗濯量を(毎回)見極めて設定しないと、必ずしも、節水にはならない部分があり、やはり、ここが弱点です。

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 【2025年発売】

 【6kg】

 33・アイリスオーヤマ IAW-T606-B
 33・アイリスオーヤマ IAW-T606-W
  ¥33,331 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

使用水量: 92L
消費電力量:非公開
騒音値:36/46db
サイズ:幅555×奥行525×高さ920mm

 【2021年発売】

 【6kg】

 34・アイリスオーヤマ IAW-T604E
  ¥31,800 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

 【6kg】(ガラスふた)

 35・アイリスオーヤマ IAW-T605WL
  ¥42,000 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

 【6kg】(ガラスふた)

 35・アイリスオーヤマ IAW-T605BL
  ¥35,626 楽天市場 (4/15執筆時)

使用水量: 132L
消費電力量:非公開
騒音値:39/54db
サイズ:幅555×奥行525×高さ920mm

センサー:なし
ステンレス槽:あり
インバーター:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:なし
水道光熱費:

 なお、IAW-T606は同社の6kgモデルの廉価版です。

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 ただ、いずれも「背が低い」仕様ではない通常モデルになります。

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 2025年モデルは、外観がフラスティックふたになる、廉価版です。

 消費電力量は非公開ですが、使用水量は「現行水準」に収まる点で、格安機として、問題ないです。

 水量が少なくても、汚れを落とすための仕組みも、パルセーターの工夫や、上部そそぎ(立体水流)を含めて、対策がみられます。

 2021年モデルは、ただ、2021年機は節水性が期待できない世代で、132Lでした。

 こちらのみ、外装が「ガラスふた」の展開があります。

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 結論的にいえば、2025年機については、値段によっては選択肢になりそうです。

 ただ、シンプルな機能性で、ある程度の「節水」で良いならば、価格部分では、他社にもうすこし安い機種はあるとはいえます。

2-2・ハイセンスの小型洗濯機の比較

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 続いて、中国のハイセンスの小型洗濯機です。

 ハイアール同様に、洗濯機を自社製造できるグローバル企業ですが、日本では、デンキヤほか、ネット販売でもプレゼンスがあります。


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 【4.5kg】

 【2020年発売】

 36・ハイセンス HW-K45E
  ¥26,800 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:4.5kg
使用水量:93L
消費電力量:98Wh
騒音値:41/47db
水道光熱費: 27.4円
サイズ:幅540×奥行540×高さ880mm

 【5.5kg】(加筆予定)

 【2024年発売】(エディオン限定)

 37・ハイセンス HW-G55E4K
  ¥34,800 楽天市場 (4/15執筆時)

 【2022年発売】

 38・ハイセンス HW-T55H
  ¥29,800 楽天市場 (4/15執筆時)

 39・ハイセンス HW-K55E
  ¥27,800 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:5.5kg
使用水量:98L
消費電力量:97Wh(102Wh)
騒音値:41/47db
水道光熱費: 28.8円
サイズ:幅540×奥行540×高さ880mm

 【6kg】

 【2024年発売】

 40・ハイセンス HW-K60J
  ¥28,300 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

 【2022年発売】

 41・ハイセンス HW-T60H
  ¥30,102 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:6kg
使用水量: 100L
消費電力量:100Wh(106Wh)
騒音値:41/47db
水道光熱費: 29.5円  
サイズ:幅540×奥行520×高さ910mm

センサー:
ステンレス槽:あり
インバーター:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:

 HW-K45Eなどは、ハイセンスが販売する格安機です。 

 流通ルートと発売開始年で型番を替えますが、サイズと本体色以外、どれも同じです。

 ただ、量販店ベースでのオリジナルモデルがあり、そちらは「おまけ要素」があります。

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 エディオン限定は、「おしゃれ着コース」が付属です。

 ただ、通常機の「ドライコース」が省略です。

 大きな違いではないです。

 むしろ、標準運転のプログラムの違いが目立ちます。

 使用水量は通常機と同じです(98L)。

 しかし、洗濯運転時の水位は少し下げて(最大50L→46L)います。初期設定自体も、脱水時間を長め(3分→9分)にしていたり、通常機と相違があります。なお、脱水はあくまで「初期設定」なので普通にも戻せます。

 モーターのパワーなどは通常機と同じですので、おそらく「すすぎ水量」を多めに使い、「念入りに脱水する」ようなコンセプトなのだと思います。エディオンがユーザーの不満を汲み取ってのオーダーなのかなとも思います。

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 ビック系は、トップパネルを「ガラストップ」にした仕様です。

 機能性は同じですから、美観を気にする方向きです。

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 洗濯容量は、4.5kg 5.5kg 6kgが用意されます。

 サイズは、各容量とも同じで、幅540×奥行540×高さ880mmです。

 多めと言える6kgも同じサイズですので、まとめ洗いする場合良さそうです。

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 防水パンに置く場合も、内寸で奥行498mmと緩い要件です。問題ないです。

 使用する水量は、4.5kgモデルの場合で93Lです。

 ハイアール機ほど節水ではないにせよ、平均的です。

 本機は、糸くずフィルターが結構大きめなので、水量の部分を合わせて、糸くず残りは少なそうです。

 消費電力量は、4.5kgは98Whです。

 格安機としては、平均値前後のスペックです。

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 水道光熱費は、前半で説明した、業界団体の統一計算式で見る場合、4.5kg27.4円です。

 その他のサイズも、平均値といえる30円は下回るので、格安機としては良いと言えます。 

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 洗浄力の点では、結構ユニークな形のパルセーターである点が目立ちます。

 5枚羽根で、かなり立体的な構造で、上下左右に水流をかくはんすることに重きを置いていそうです。

 また、ドラムに凹凸を付けて「こすり洗い」をする仕組みもありますし、洗浄力の部分では、ライバルのハイアールに負けないでしょう。

 なお、6kg機のみは、パルセーターは4枚羽根の旧式です。

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 センサーは、しかし、本機も未搭載です。

 そのため、粗い、すすぎなど、個別に設定ボタンとランプがあります。

 もちろん、この値段ですし、インバーターは未搭載ですので、繊細な動作はできません。

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 ステンレス槽は、搭載です。

 簡易乾燥は、対応です。

 1kgまでの化繊に限る点など、他社と同じです。

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 以上、ハイセンスのHW-K45Eなどの紹介でした。

 際だった個性はないですが、洗濯機メーカーだけに、パルセーター(回転盤)の部分に工夫があるのが見どころです。

 ただ、センサー運転ができないシンプルな機種ですので、この点で言えば、布量センサーが付属しつつ節水と省電力性も良い、ハイアール機に多少負けています。

 とはいえ、値段が安いようならば、選択肢になりえる機種でしょう。


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 【5.5kg】

 【2024年発売】

 【通常モデル】

 42・ ハイセンス HW-T55J
  ¥28,309 楽天市場 (4/15執筆時)

 【エディオン限定】

 43・ハイセンス HW-55E4W
  ¥24,800 楽天市場 (4/15執筆時)

洗濯容量:5.5kg
使用水量:91L
消費電力量:97Wh(102Wh)
騒音値:36/48db
水道光熱費: 26.8円

 【6kg】

 44・ハイセンス HW-T60J
  ¥29,800 楽天市場 (4/15執筆時)

洗濯容量:6kg
使用水量: 93L
消費電力量:102Wh(106Wh)
騒音値:41/47db
水道光熱費: 27.5円  

センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
サイズ:幅540×奥行520×高さ910mm

 HW-T55J なども、ハイセンスの販売する製品です。

 価格的には、本機の方が安めなのですが、一部の機能性は(逆に)上位と言えます。

 なお、エディオン系は、本機も、水多めで優しく洗い「おしゃれ着」モードが、ドライモードの代わりに付きます。

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 洗濯容量は、5.5kg 6kgが用意されます。

 サイズは、各容量とも同じで、幅540×奥行520×高さ910mmです。

 先ほどの機種より多少背が高い代わりに、奥行が狭めという感じです。

 ただ、50cm幅の本体には変わりませんし、見た目では分かりません。

 使用する水量は、5.5kgモデルの場合で91Lです。

 センサーは、布量センサーです。

 インバーターは未搭載ですが、この仕様だと、水位が自動判定できるので、水位のスペックが、やや良いといえます。

 消費電力量は、5.5kgは97Whです。

 水道光熱費は、5.5kgで、 26.8円です。

 先ほどの機種とほぼ同じで、格安機ならば、問題ない水準です。

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 洗浄力の点では、パルセーターが新型(激流パルセーター V3)です。

 見た感じ、シンプルな3枚はねですがこの部分を退化させる意味はないですし、効率重視で、改良したと言って良いでしょう。

 水流自体は、同じ、立体シャワー水流で、渦巻きのような「かくはん」を起こす部分では新機種と変わりません。

 引き続きドラムに凹凸を付けて「こすり洗い」をする仕組みもありますし、モーター出力も変わりません。

 ステンレス槽も、搭載です。

 簡易乾燥も、対応です。

---

 以上、ハイセンスのHW-T55J などの紹介でした。

 価格的には安いですが、センサー部分で言えば、本機の方が上位とみて良いでしょう。

 先ほどの機種との販売価格の差がイマイチ分かりにくいのですが、おそらく、(あまりセンターを信頼しない方が)時間やすすぎ回数などを、都度自分で設定する場合、下位機の方が、設定時の視認性が少し良い(手早い)ので、そのあたりの仕様差かなと思います。

 ただ、一般的には、センサーが付いているこちらを選んだ方が良いか思います。

2-3・Maxzenの小型洗濯機の比較

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 つづいて、マクスゼンの小型洗濯機の比較です。

 maxzenは、総合通販メーカーであるPREMOAで有名な日本の通販会社のPB製品です。海外提携工場で組み立てた製品を、自社で売っています。


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 【5kg】

 【2025年発売】

 45・maxzen DJW50WP01WH
 45・maxzen DJW50WP01BK
  ¥34,250 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

 【2019年発売】

 45・maxzen JW50WP01WH
  ¥25,980 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:5kg
使用水量: 115L
消費電力量:不明

 【5.5kg】

 【2019年発売】

 46・maxzen JW55WP01WH
  ¥24,980 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:5.5kg
使用水量: 120L
消費電力量:不明

 【6kg】

 【2020年発売】

 47・maxzen JW60WP01WH
  ¥27,980 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:6kg
使用水量: 125L
消費電力量:不明

センサー:
ステンレス槽:
インバーター:
騒音値:  
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:
サイズ:幅565×奥行534×高さ835mm  

 これらの製品は、maxzen(マクスゼン)の販売する全自動洗濯機です。

 maxzenは、総合通販メーカーであるPREMOAで有名な日本の通販会社のPB(プライベートブランド)です。

 海外提携工場で組み立てた製品を、自社で売っています。

  202006201524.jpg

 洗濯容量は、5kg 5.5 kg 6kgが用意されます。

 サイズは、上表の通りです。

 ただ、防水パンの対応幅は非開示(=未保証)になります。

 使用する水量は、5kgモデルの場合で115Lです。

 アイリスオーヤマとほぼ同等で、節水性はイマイチです。

 消費電力量は、非公開です。

 水道光熱費は、したがって正確には分かりません。

 ただ、どのサイズも、平均値といえる30円は超えると思います。

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 洗浄力の点では、パルセーターを含めて、特段の工夫はないです。

 センサーは、未搭載です。

 したがって、布量に合わせた、自動運転はできません。

 ステンレス槽は、同社の上位機は一部貼られている部分があります。

 ただ、こちらについては、ステンレス槽の記述は見あたりません。

 簡易乾燥(風乾燥)は、対応します(1kgまで)。

---

 以上、maxzen小型洗濯機の紹介でした。

 導入時には家計に優しい機種でしょう。

 ただ、消費電力量が不明なほか、同社のサイトでは、6kg以内の洗濯機は訪問修理非対応(郵送引き取り修理)でした。1年保証はつくものの、全体としてはオススメしにくいです。

2-4・他社の小型洗濯機の比較

 最後に、ここまでみた企業以外の製品を「ざっくり」と確認しておきます。

 どの企業も、他国企業からの調達となります。


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 【2019年1月発売】

 【4.5kg】SW-K45A

 48・SKジャパン SW-K45A(W)
  ¥30,780 楽天市場 (4/15執筆時)

洗濯容量:4.5kg
使用水量: 89L
消費電力量:不明

 【5.5kg】SW-K55A

 49・SKジャパン SW-K55A(W)
  ¥30,500 楽天市場 (4/15執筆時)

洗濯容量:5.5kg
使用水量: 94L
消費電力量:不明

センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:   
サイズ:幅540×奥行535×高さ835mm

 SW-K45-Wなどは、家電卸のSKジャパンが販売する製品です。

 中国企業のOEMになります。

 洗濯容量は、4.5kg 5.5kg が用意されます。

 本体サイズは、いずれも幅540×奥行535×高さ835mmです。

 本機も、防水パンの対応水準は非開示です。

 使用する水量は、5kgモデルの場合で94Lです。

 価格からすると、それなりに節水です。

 ただ、標準モードにおいて、すすぎ回数の表示が不明瞭です。

 標準量で利用する場合、シャワーすすぎ+ためすすぎ1-2回のような書き方なので、本当に節水性が良いのかの判断はしにくいです。

 あまり節水性が強いと、汚れや糸くずの残りの問題もあるので、仕組みとしては良いようには思います。

 消費電力量は、非公開です。

 水道光熱費は、したがって正確には分かりません。

 洗浄力の点では、パルセーターを含めて、特段の工夫の説明はないです。

 センサーは、布量センサーですが、搭載です。

 格安機には、未搭載機もあるのでここは良いです。

 ステンレス槽も採用です。

 ただ、格安機の場合、ステンレス部分が少ない(樹脂部分が多い)ので、その部分の確認はしてください。

 簡易乾燥(風乾燥)は、対応します。

 対応重量は明記がないです。1kgほどでしょう。

 保証は1年です。

 出張修理は対応明記です。おそらく代行業者だと思います。

 本体由来でない場合は出張料が必要との記載です。

---

 以上、SKジャパンのSW-K45-Wの紹介でした。

 布量センサーを積んでいますし、しっかりした部分も見られます。一方、消費電力・騒音値の開示がないほか、使用水量の部分も説明が足りていませんので、そのあたりが課題でしょう。


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 【2024年発売】

 【5.5kg】

 50・Comfee' CAC06EW55/W-S1
 50・Comfee' CAC06EW55/T-S1
  ¥27,800 Amazon.co.jp (1/21執筆時)

洗濯容量:5.5kg
使用水量: 130L
消費電力量:不明

 【6kg】

 51・Comfee' CAC06EW60/W-S1
 51・Comfee’ CAC06EW60/T-S1
  ¥30,300 Amazon.co.jp (1/21執筆時)

洗濯容量:6kg
使用水量: 130L
消費電力量:不明

センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:   
サイズ:幅560×奥行555×高さ994mm

 CAC06EW55/W-Sなどは、コンフィーの販売する全自動洗濯機です。

 このブランドは、中国大手の美的集団(Midia)グループのイタリア企業です。最近、白物家電で進出しはじめました。

 系列の日本美的が販売しますので、日本でのサポートもあります。 洗濯容量は、4.5kg 5.5kg が用意されます。

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 洗濯容量は、5.5kと6kggの展開です。

 本体サイズは、幅560×奥行555×高さ994mmです。

 いずれも設置面積も高さも同じです。高さも変わりません。

 540mmの防水パン対応ですので、普通の小型です。

 外装は、大きなガラスの確認窓がある仕様で、良いです。

 このブランドは格安機では外装に気を使う印象が高く、ここはポイントです。

 一方、インバーターモーターは、不採用です。

 使用する水量は、いずれも130Lです。

 消費電力量は、非公開です。

 センサーは、非搭載です。

 水道光熱費は、算出できません。

 かなりの使用水量で、センサー運転もないので、ここは強調できません。

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 洗浄力の点では、パルセーターを含めて、特段の工夫はないです。

 ステンレス槽は、採用です。

 内装の抗菌性は格安機としては水準が高いです。

 洗剤の自動投入は、非対応です。

 簡易乾燥は、対応です。

---

 以上、コンフィーのCAC06EW55/W-Sなどの紹介でした。

 インバーター不採用は価格から仕方ないにしても、水量が多いのが難点でしょう。

 この部分は、ハイアールなど海外企業が日本に進出した当時もそうでした。ある種の「ガラパゴス」が進む中で、大幅に改善した部分です。そのような意味では、海外仕様のままな感じが強いです。それゆえ、安いとも言えますが、光熱費の水準がやはり問題でしょう。

 外観の良さと、清潔性はよいので、滞在型マンションの備品などでは人気の出そうな製品です。


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 【2023年発売】

 【5kg】(白:WM01A-50WTは終売)

 52・A-Stage WM01A-50DG【黒】
  ¥35,200 楽天市場 (4/15執筆時)

洗濯容量:5kg
使用水量: 114L
消費電力量:不明
センサー:
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:60/68db
簡易乾燥:対応
風呂水ポンプ:
水道光熱費:
サイズ:幅515×奥行535×高さ860mm   

 WM01A-50は、A-Stageの販売する洗濯機です。

 同社は、PC周辺機器メーカーのピクセラの輸入家電部門という感じの企業です。

 製品的には、インバーター制御を伴わない、ここまでみた格安機と同じ仕様です。水量を自分で設定するタイプです。

 水道光熱費は、電気代の部分が不明です。

 使用水量の部分では、節水型でないマクスゼン機と同じで、あまり良くないです。

 加えて、データ公開される騒音値が、脱水時68dBとかなり悪いので、この部分が懸念材料です。

ーー

 以上、A-Stageの WM01A-50の紹介でした。

 開示される情報が少ないといえる製品です。少なくとも性能で比べて選ぶ製品ではないでしょう。


 202309081154.jpg

 【2023年発売】

 【3.8kg】

 53・山善 YWMB-38(W)
  ¥24,800 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量:3.8kg
使用水量: 82L
消費電力量:不明
センサー:
ステンレス槽:
インバーター:
騒音値:
簡易乾燥:
風呂水ポンプ:
水道光熱費:
サイズ:幅479×奥行500×高さ790mm    

 YWMB-38(W)は、山善の洗濯機です。

 今回紹介する製品の中でも最安です。

 202309081159.jpg

 洗濯容量は、3.8kgです。

 1人暮らし用で、まめに洗濯する場合で「ギリギリ」という感じです。

 サイズは、幅479×奥行500×高さ790mmです。

 そこまで小さくはないです。

 水道光熱費は、電気代の部分は不明です。

 ただ、消費電力からしてさほど高くないようには思います。

 一方、水道部分も82Lなのでかなり節水です。

 202309081201.jpg

 洗浄力は、ただ、インバーター制御ではなく、この水量だと、しっかり洗いきれるかかなり微妙です。

 パルセーターも普通ですし、糸くず残りも心配です。

 洗濯槽もステンレス槽ではなく、簡易乾燥もできません。

---

 以上、山善のYWMB-38の紹介でした。

 結論的にいえば、この値段で、しっかりすすげる洗濯機というのは少し難しいように思います。

 1人暮らし用としても、洗いが不十分な製品は、しっかり乾かしたとしても雑菌による生乾き臭はあり得ます。とくにギリギリまで詰め込んで洗いがちな1人暮らしならば特にそうです。

 こうした部分であまりおすすめしません。

 本格的な洗濯機と言うより、簡易洗濯機の強化版という感じがしました。

ーーー


 202501221521.jpg

 【2023年発売】

 【3.8kg】

 54・山善 YWM-60 YWM-60(W)
 54・山善 YWM-60 YWM-60(B)
  ¥26,000 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

洗濯容量;6kg
使用水量: 112L
消費電力量:
センサー:
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:
簡易乾燥:
風呂水ポンプ:
水道光熱費:
サイズ:幅560×奥行545×高さ980mm

 なお、同社から、6kgモデルとして、YWMB-38(W)もあります。

 見た感じ、先ほどみたコンフィーに似ていますが、パルセーターの形状などは異なります。

 202501221528.jpg

 使用水量は、112Lとそちらより多めです。

 本機は、糸くずフィルターが小さめです。

 センサー運転もできない仕様ですので、ある程度多くの水位を出さないと、糸くずのこりはありそうな気がします。

今回の結論
小型洗濯機のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、小型洗濯機の比較の2回目記事でした。

 しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。

  201808092248.jpg

3・小型洗濯機の比較記事 (3)
 3-1:最終的なおすすめの提案【結論】

洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性    ★★★★★
使いやすさ   ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 続く3回目記事こちら)は、結論編です。

 改めて、予算別・目的別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 18:39 | 生活家電

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