Top 生活家電 比較2022’【解説】中型3ドア冷蔵庫35機の性能とおすすめ・選び方

2022年11月07日

比較2022’【解説】中型3ドア冷蔵庫35機の性能とおすすめ・選び方

【今回レビューする内容】2022年 ファミリー向き中型冷蔵庫の性能とおすすめ・170L以上の3ドア中型冷蔵庫: 自動製氷機能付き 160L 170L 200L 250L 330L 375L

【紹介する製品型番】AQUA AQR-SV27N AQR-SV27N-K AQR-SV27N-W 三菱電機 MR-CX27H MR-CX30H MR-CX33H MR-CX33HL MR-C33H MR-CG33H MR-CG33HL MR-CG37H MR-CG37HL 日立 R-V32SV N K R-V32SVL N R-V38SV R-V38SVL R-27SV N R-27RV N 東芝 GR-U33SC GR-T33SC (WT) (KZ) GR-U36SC GR-T36SC (KZ) GR-U36SV GR-U36SL パナソニック NR-C343C NR-C343CL NR-C373C NR-C373CL NR-C343GC NR-C343GCL NR-C373GC NR-C373GCL-N ハイセンス HR-G3601W HR-D3602S シャープ SJ-GW35H SJ-GW35H-R SJ-GW35H-W

今回のお題
サイズ別の冷蔵庫のおすすめはどれ?

 ども、Atlaです。

 今回は、2022年11月現在、最新の3ドア冷蔵庫の比較です。

  201312161331.jpg

 世帯用の「中級機」として人気の各社の3ドアタイプの冷蔵庫を見ていきます。

 2ドアと違って、冷蔵室・冷凍室ほか、独立した野菜室があるタイプです。

 総合的な収納力も、270L以上はあるので、サイズ感としては、4人ほどの世帯用としても、便利に利用できるといえます。

 201807091838.jpg

 とくに、1人暮らしでも「自動製氷」や「高性能チルド」が欲しい場合は、このクラスの製品がオススメです。

 実際、そうした機能が欲しい目的で、独身の方などもこうした製品を選んでいます。

ーー

対応できる人数  1〜4人
電気代の安さ  ★★★★★
冷蔵室の工夫  ★★★★★
チルド機能   ★★★★★
野菜室の工夫  ★★★★★
冷凍の工夫   ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、各社の冷蔵庫を個別に比較します。

 そして、5回目の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、サイズ別・目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

  201807091833.jpg

1・大型プレミアム冷蔵庫の比較
 サイズ:450L〜
 ドア数:5ドア〜
2・中型3ドア冷蔵庫の比較
 サイズ:270L-400L
 ドア数:3ドア
3・中型2ドア冷蔵庫の比較
 サイズ:170L-300L
 ドア数:2ドア
4・小型2ドア冷蔵庫の比較
 サイズ:120L-150L
 ドア数:2ドア
5・超小型冷蔵庫の比較 
 サイズ:100L以下
 ドア数:1ドア〜
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】
  全製品からのおすすめ機種の提案

 なお、今回は、このブログ「家電批評モノマニア」の冷蔵庫の比較記事全体としては、3回目記事として書きました。

1・中型3ドア冷蔵庫の選び方の基本!

 具体的な製品の紹介に入る前に、「中型3ドア冷蔵庫の選び方の基本」について、紹介しておきます。

 中型冷蔵庫を選ぶ場合、特に注意するべきポイントは、次の3点です。

1・冷蔵庫の庫内容量
2・冷蔵庫の電気代
3・冷蔵庫のサイズ

 重要な部分なので、個別の製品解説にはいる前に、順番に解説しておきます。

1-1・冷蔵庫の庫内容量

 第1に、冷蔵庫の庫内容量についてです。

 皆さんが悩むのは「どの程度の容量が必要か」でしょう。

定格内容量:272L
冷蔵室:178L〈139L〉
野菜室:44L〈29L〉
冷凍室:50L〈33L〉
 ※〈 〉は、各社が自主的に表明する「実収納スペース」

 今回の記事では、上表のように、各製品の容量について、「4種類のデータ」を示しています(単位:リットル)。

 なお、定格内容量は、冷蔵室・冷蔵室など全ての部屋の「合計容量」のことです。

・3ドア冷蔵庫(300L以下)
 :1〜3人家族
 :週2回以上の買い物
・3ドア冷蔵庫(350L前後)
 :2〜3人家族
 :週1回のまとめ買い

 結論的にいえば、定格内容量の部分での、Atlasの「おすすめの庫内容量」は上表の通りです。

   202107111552.jpg

 300L以下でも、3ドアならば、3人程度のご家庭でも十分な収納力があります。

 週に2回以上買い物するならば、ご両親+育ち盛りのお子さん1人程度までなら、十分です。

 そのほか、「カップル」や1人暮らしの「料理好き」に、このクラスの3ドア機は最適です。

   202107111553.jpg

 350L前後の3ドアは、3人程度のご家庭までに向きます。

 冷蔵室が大きくなるので、週1回のまとめ買いする場合は、3人家族なら、この位のサイズが良いでしょう。

 201903121435.jpg

 一方、4人以上の大家族や、または少人数世帯でも、かなりの料理好きで多く料理を冷凍保存などする方は、350Lのクラスでは、やや狭すぎです。

 その場合は、1回目記事こちら)で紹介した、より大きなモデルを選ぶべきです。

 冷蔵庫は、本体価格はともかく、電気代は大きくなっても悪化しないので、スペースさえ許せば、大きな冷蔵庫をかうのは問題ないです。

1-2・冷蔵庫の電気代

 201807091833.jpg
 第2に、冷蔵庫の電気代です。

 最近の冷蔵庫の場合、「大きいほど電気代がかかる」ということはないです。

 3ドア中型冷蔵庫は、どれもインバーター制御です。その上で、また断熱性も高くできるため、年間の電気代は小型の2ドアと大きく変わりません。

 逆に言えば、5ドアに負けるとも言えます。

 201903121458.jpg

 また、メーカー間の差もあまりないです。

 各社とも、政府の「省エネ達成率」の基準枠内で、諸機能を「目一杯」搭載する方向性なので。

---

 結論的にいえば、中型3ドアの電気代は「ほぼ同じ」で、年間で10,000円前後の水準です。

 ただ、一部のメーカーは、この値に表れない独自の「節電運転機能」を持つので、そちらは今回重視して比較しました。

 202211071104.jpg

 年間電気代は、各社のカタログに載りますが、以上の計算式で、消費電力量に電気代をかけ算して換算しています。

 「家電公取協」が決めた式で拘束力があります。ただ、2022年7月に、基準が0.027円から上がりました。

 そのため、カタログや、一部電機店の表示だと、旧計算式が混ざる場合があります。今回は、この計算式で計算しなおして比べます。

 ただ、繰り返しますが、3ドア機の電気代はどの機種も「ほぼ同じ」です。2ドア機とも大差はないです。選ぶ場合、性能を中心にみることにし、電気代はあまり「気にしなくても良い」かと思います。

1-3・冷蔵庫のサイズ

 201903101808.jpg

 第3に、冷蔵庫のサイズ(外形寸法)についてです。

 3ドア冷蔵庫でも、300Lクラスまでならば、基本的に中型の2ドア冷蔵庫と、さほど設置性は変わりません。

 ただ、背は高くなるので、(アクアなど)一部の例外的な機種を除くと、冷蔵庫の上部に何かを置くのは、難しいと考えてください。

 202107111459.jpg

 一方、350Lを超えてくると、少なくとも60cm程度の幅が必要になってきます。

 大型の5ドア(65cm〜)とさほど変わらなくなるので、この部分も注意してください。

ーーー

 以上、冷蔵庫を選ぶ際に重要なポイントを3点紹介しました。

 そのほか、冷蔵庫のデザイン性、静音性、自動製氷機能、チルド性能など、重視するべき点は無数にあります。しかし、これらについては、製品比較の中で説明していくこととします。

2・中型の3ドア冷蔵庫の比較

 では、具体的に、中型3ドア冷蔵庫を比較していきます。

2-1:アクア
2-2:三菱電機
2-3・日立
2-4・東芝
2-5・パナソニック
2-6・シャープ
2-7・ハイセンス

 以下では、メーカーで分けながら、順番に見ていきます。

 201807091838.jpg

 なお、中型は(多すぎて)現行品の全機種は、比較しがたいです。

 ただ、「自動製氷」が付属した上で、上位機らしい「高性能チルドor 高性能野菜室・冷凍室」がある機種が、上級機と格安機を分ける基準になります。

 そのため、両者を兼ね備えるモデルをチョイスして、今回は比較しました。

 こうした機能ないと3ドア機を選ぶ意義が半減しますし、基準としては妥当かと思います。

2-1・アクアの冷蔵庫

 202107091300.jpg

 はじめに、アクアの中型3ドア冷蔵庫です。

 もともと、日本の三洋電機の白物家電部門がルーツの企業です。

 親会社のハイアールとは、独立した日本向けブランドとして売られています。

ーー

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で記していきます。


 202204221548.jpg

 【2022年11月発売】

 1・AQUA AQR-SV27N-K 【黒】
 2・AQUA AQR-SV27N-W 【白】
  ¥133,136 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:272L【右開き】
冷蔵室容量:178L〈139L〉
野菜室容量:44L〈29L〉
冷凍室容量:50L〈33L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:320kWh (9,920円)

 アクアAQR-SV27Nは、同社の人気冷蔵庫です。

  201803121547.jpg

 自動製氷機は、「ハイグレード冷蔵庫の代名詞」ともなっていますが、こちらは、自動製氷機を搭載する機種では「最も小型」と言える製品です。

 202204221549.jpg

 冷蔵庫のサイズは、高さ141.9cm、幅60cm、奥行65.7cmです。

 本機は、一般的な3ドア冷蔵庫に比べて、幅が必要な一方で、かなりの「低身長」と言えます。

 201803121550.jpg  

 また、一般的な「中型3ドア以上」の冷蔵庫は、上面が耐熱仕様ではなく、オーブンレンジが置けません

 しかし、この機種は、背丈が低い機種のため、上にオーブンレンジをおける耐熱仕様です。

 この点で言えば、(中型機としては例外的に)1人暮らし用に最適な省スペース設計と言えます。

 ただし、製品の奥行と幅は「世帯用と同等の幅」なので、この点は、注意しましょう。

 202107111429.jpg

 冷蔵室は 、272Lです。

 本機の場合、ドアポケット側は、写真のように下段がかなり「ゴツい」仕様で、3段おき可能です。

 2Lのペットボトルはヨコに4本置けますし、収納力は相当でしょう。

 一方、内側は、3段トレイです。幅も世帯用の5ドアモデルと同じなので、たっぷり入ります。

  201803121552.jpg

 ボトムケースは、低温ケースの「上位互換」ちいえる、チルド室となります。

 冷蔵庫内の水分をコントロールしつつ、うるおいをキープする「旬鮮チルド機能」で、工夫のない低温ケースに比べると、生ものの日持ちが長くなります。

 202101181919.jpg

 野菜室は、44Lです。

 3ドア機の場合、下段に野菜室があります。

 フリーバスケットとケースの二段構えで、こちらは、あまり個性のない一般的な仕様です。

 202101181918.jpg

 冷凍室は、50Lです。

 先ほど書いたように、自動製氷機能が付く部分が魅力です。

 デザイン性は、非常に高いと言える機種です。ユーロデザインのようなフラットドアで、高級感もあります。台所の良いアクセントとなりそうです。

 運転音は、情報非開示です。

 ただ、本機の仕様の同じ旧モデルに関しては、稼働製品を見たことがありますが、問題ありませんでした。

 なお、3ドアは基本ワンルームには置かないものなので、各社とも騒音値は公開しないのが普通です。

---

 以上、アクアのAQR-SV24Nの紹介でした。

 自動製氷機能・高機能チルド・高い省エネ性など見所が多い機種です。

 価格も相当なので、全ての方におすすめできる機種ではありませんが、実力はかなりあります。

2-2・三菱電機の冷蔵庫

 202105211532.jpg

 続いて、三菱電機の中型3ドア冷蔵庫です。

 3ドア機は、メーカーごとの個性が強まりますが、三菱電機の場合、「お肉の冷凍」機能に、こだわりを持った機種を出します。


  201903101802.jpg

 【2022年10月発売】

 3・三菱電機 MR-CX27H-W
 4・三菱電機 MR-CX27H-H
  ¥157,960 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:272L【右開き】
冷蔵室容量:142L〈128L〉
野菜室容量:60L〈36L〉
冷凍室容量:70L〈44L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:316kWh (9,796円)

 5・三菱電機 MR-CX30H-W
 6・三菱電機 MR-CX30H-H
  ¥161,960 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:300L【右開き】
冷蔵室容量:170L〈143L〉
野菜室容量:60L〈36L〉
冷凍室容量:70L〈44L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:319kWh (9,889円)

 続いて、三菱電機CXシリーズの紹介です。

 同社の製品で、自動製氷機を有する機種としては、最も小型サイズです。

 なお、大小サイズがありますが、本機も、冷蔵室部分の収納力だけが異なるだけです。

 ただし、330Lモデルだけ、左開きが選べます。

 201903101808.jpg

 冷蔵庫のサイズは、272Lモデルの場合、高さは163cm、幅は54cm、奥行きは65.6cmです。

 300Lモデルは、同じ設置面積で、高さだけ175cmになります。

 いずれも、アクアより背が高いです。

 ただ、三菱は幅が狭い点で、日本の台所向きでしょう。

 なお、3ドアの場合、レンジとセットで設置することは(ほぼ)不可能なので、背の高さは、あまり問題にはなりません。

  201903101813.jpg

 冷蔵室は、小さい方で、142Lです。

 こちらでも3段トレイあり、下部のチルド室という構成です。

 スペック表の〈やまかっこ〉内の容量は、メーカーが公表する「実収納スペース」ですが、それを考慮しても、余裕があります。

 縦に長い分だけ、500mlのロング缶が格段に縦置きできますし、手前のストッカーも、2段目以降が広めで使いやすいです。

 202107111440.jpg

 なお、大きい方のモデルだと、冷蔵庫が4段です。

 これなら、4人程度の世帯用といってもよい水準でしょう。

201903101819.jpg

 チルドルームは、高級冷蔵庫の場合、各社が工夫するところです。

 三菱は、チルドのスイッチを「切り替え」て、0度保存の「チルドモード」と、3℃〜0℃で保存する「氷点下ストッカー」モードに切り替えて利用することが可能です。

 「売り」は、氷点下ストッカーで、肉や魚を氷点下なのに「凍らせず」保存することが可能です。同社の過冷却技術をりようするもので、大きい高級冷蔵庫にも採用されています。

 これにより、お肉や魚を「約2倍」保たせることが可能です。

 一方、「チルドモード」は一般的なので、この機種の場合はこの部屋を「肉と魚の部屋」として使うのが正解でしょう。

 なお、同社の上位の大型冷蔵庫については、「切れちゃう瞬冷凍」という、凍ったまま肉が切れる便利機能もありますが、この機種は不採用です。

 野菜室は、下段で、60Lの専用の野菜室です。

 サイズ的に言えば、アクアよりも大きく、冷蔵室・野菜室の部分の収納力は優秀です。

 201903101831.jpg

 冷凍室は、70Lです。大きく、使いやすいです。

 こちらも、自動製氷機能が付く部分が魅力です。

 ちなみに、製氷室は、日立やアクアは、引き出し式ですが、三菱は、埋め込み式です。タンクを上に持ち出して給水するのですが、この方式だと、チルドが広く使える利点があります。

 デザイン性は、この機種も、ドア部分が「ガラストップ仕様」です。

 ただし、注意が必要なのは、天板が耐熱仕様のテーブルになっていない点です。これは、国内他社の中型冷蔵庫ならば、どの機種も同じです。

--

 以上、三菱の「CXシリーズ」の紹介でした。 

 アクアの新型の事実上のライバルです。台所にレンジ専用のスペースがある方は、こちらを選択しても良いでしょう。

 一方、ワンルームなど限られた場所に設置する場合は、アクアの方が良いと思います。

 なお、本体色的には、白モデルが「推し」のようですが、ピンクのラインが相当に効きすぎている感があります。ブラウンの方がおすすめです。

ーー

 201903101802.jpg

 【2022年10月発売】

 (右開き)黒は、MR-CX33H-T

 5・三菱電機 MR-CX33H-W
  ¥142,373 楽天市場 (7/24執筆時)

 (左開き)黒は、 MR-CX33HL-T

 5・三菱電機 MR-CX33HL-W
  ¥142,373 楽天市場 (7/24執筆時)

 (右開き)(下位機)

 5・三菱電機 MR-C33H-W
  ¥142,373 楽天市場 (7/24執筆時)

 そのほか、CXシリーズには、1つ大きめの350Lクラスの大きめもあります。

 同じシリーズなので、機能は同じです。

 202211071519.jpg

 ただ、設置幅が60cmになります。

 60cm幅だと、5ドア機も「選べてしまう」ため、そちらとの比較がさらに必要にはなります。

  MR-C33Hも、350Lクラスの同じく60cm幅ですが、「氷点ストッカー」が未付属で、チルド部分の性能が落ちます。 

ーーー

  202211071448.jpg

 【2022年10月発売】

 【330Lモデル】

 (右開き)黒は、MR-CG33H-H

 5・三菱電機 MR-CG33H-W
  ¥174,901 楽天市場 (7/24執筆時)

 (左開き)黒は、MR-CG33HL-H

 5・三菱電機 MR-CG33HL-W
  ¥174,961 楽天市場 (7/24執筆時)

 【370Lモデル】

 (右開き)黒は、MR-CG37H-H

 5・三菱電機 MR-CG37H-W
  ¥186,850 楽天市場 (7/24執筆時)

 (左開き)MR-CG37HL-H

 5・三菱電機 MR-CG37HL-W
  ¥186,850 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:330L【右/左開き】
冷蔵室容量:180L〈142L〉
野菜室容量:70L〈41L〉
冷凍室容量:80L〈53L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:322kWh (9,982円)
※330L機のスペック

 一方、逆にCXシリーズ上位機となる3ドアが、CGシリーズです。

 高級感の部分で言えば、本機から「ガラスドア」です。また、左開きも選べるようになります。

 202211071454.jpg

 サイズは、横幅600mmとすこし大きめですが、実容量は、先ほどの機種より多いという機種です。特に、チルド室のサイズが大きくなります。

 370Lだと、上表から高さがもう少し出てきます。

 202211071457.jpg

 機能面は、先述の「氷点ストッカー」の部分が、「氷点下ストッカーA.I.」になります。

 5ドアの上位機にも装備ですが、ドアセンサーを使って、人工知能システム(おまかせA.I.)が、普段の利用状況を収集しつつ、開ける頻度・時間に合わせてチルドを制御しています。

 これにより10日間と、肉などの保存可能日数が伸びてます。

 その上で、チルド室が2段となっていて、上の段は、普通のチルド(ワイドチルド)として利用できます。

---

 結論的にいえば、設置寸法に問題のない場合、とくに、チルド室の機能性が良くなっていると言えます。

ーーー

2-3・日立の冷蔵庫

202107071005.jpg

 続いて、日立の中型3ドア冷蔵庫です。

 日立の場合、伝統的に「チルド冷蔵」にこだわりがあります。

 高級機ほどではないですが、このクラスの製品でも、その要素は少し見られます。


 201909111215.jpg

 【2022年10月発売】

 (右開き)

 7・日立 R-V32SV N【シャンパン】
 7・日立 R-V32SV K【ブラック】
  ¥92,600 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

 (左開き)

 8・日立 R-V32SVL N【シャンパン】
  ¥158,000 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

定格内容量:315L【右開き】
冷蔵室容量:186L〈149L〉
野菜室容量:63L〈39L〉
冷凍室容量:66L〈43L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:324kWh (10,044円)  

 (右開き)

 9・日立 R-V38SV N【シャンパン】
 10・日立 R-V3SV K【ブラック】
  ¥17,800 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

 (左開き)

 8・日立 R-V38SVL K【ブラック】
  ¥178,000 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

定格内容量:375L【右開き】
冷蔵室容量:225L〈178L〉
野菜室容量:75L〈49L〉
冷凍室容量:75L〈49L〉
省エネ達成率:101%(2021年度)
年間消費電力量:9,315円
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:319kWh (10,416円)  

 Vタイプは、日立の3ドアの機では中級機にあたる機種です。

 こちらは、片方の色のみですが、それぞれ「左開き」も選べます。

 201909111218.jpg

 冷蔵庫のサイズは、315Lモデルは、高さは173,5cm、幅は54cm、奥行きは65.5cmです。設置幅は、三菱と同じ54cmなので、設置性は良いでしょう。

 202107111459.jpg

 一方、大きい375Lサイズについては、設置幅が60cmです。

 同じ、シリーズ名(Vタイプ)ですが、幅も奥行も異なる点、注意してください。

 なお、幅も大きくなっているので、本機の場合、冷蔵室だけでなく、全ての個室が大きくなります。

 202101181933.jpg

 冷蔵室は 、小さい方については、186Lです。

 内側は、4段トレイと下部のチルド室という構成です。

 三菱以上に収納力があり、世帯用として利用できます。

 202111191508.jpg

 機能性の面では、ボタンで60分間中2段だけ冷気量を一時的に増やす「サッと急冷却」という工夫が見どころです。

 201909111226.jpg

 チルドルームは、同社の上位機に2018年から搭載してきた「うるおいチルド」です。

 従来は、真空ポンプで0.8気圧をだす「真空チルド」でしたが、仕様を変えました。

 「うるおいチルド」を三菱電機の仕様と比較する場合、「-1度の氷温設定」と、「1度のチルド」設定が選べる点は、ほぼ同じです。

 一方、野菜室同様、冷気を直接入れない間接冷却を利用する工夫です。これにより、食品の乾燥を防いでいくという仕組みです。

 「氷温ストッカー」の三菱電機と比較する場合、氷温設定には特段の工夫がないので、日立の場合、氷点下にはせず、「チルド室」として使うのが「正解」でしょう。

 201909111224.jpg

 野菜室は、63Lの専用の野菜室が別に付属します。

 野菜室の工夫は、三菱電機より充実し、間接冷却カバーを利用した「うるおい野菜室」です。

 いちいちフタをする手間いらずで、野菜の乾燥を抑えられる仕組みです。

 冷凍室は、66Lです。

 こちらも、自動製氷機能が付く部分が魅力です。

 デザイン性は、この機種は、ドア部分が「クリスタルドア仕様」です。

 いわゆる「ガラストップ」であり、見かけでも高級冷蔵庫的な美しさがあります。

 ただし、天板が耐熱仕様のテーブルになっていない点は注意点です。

 電気代は、先述のように、他社とほぼ変わりません。

 そのほかの節電機能は充実し、例えば、「ドア開けっぱなし警報(チャイム)」などが装備されます。

---

 以上、日立のVタイプの紹介でした。

 冷蔵室の収納力は、三菱電機より多く、「世帯用」としても利用できるでしょう。

 また、比較した場合、チーズなど凍らせたくない食材の「チルド温度」での設定が三菱電機より得意である一方、肉や魚の「氷点ストック」による長期保存では負けます。

 超高級機では、これらを両立する機種もあります。3ドアの10万円代前半の機種の場合、目的に合わせての妥協が必要です。好みで選ぶと良いでしょう。

ーーー

 202207241243.jpg

 【2022年10月発売】

 11・日立 R-27SV N【シャンパン】
  ¥137,280 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

 【2021年10月発売】

 11・日立 R-27RV N【シャンパン】
  ¥99,357 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

 なお、日立は、以前は、265Lクラスでも「自動製氷機」を備える製品がありました。

 202207241250.jpg

 デンキヤでも結構「人気」だったのですが、現行機は「省略」されています、

 チルドについても「うるおいチルド」が不採用ですし、端的に言って、中型2ドア機と比べて、野菜室がある、という部分しか見どころがない機種です。

2-4・東芝の冷蔵庫

 202105211558.jpg

 続いて、東芝の中型3ドア冷蔵庫です。

 東芝は、「野菜収納」の部分にわりとこだわる冷蔵庫をつくります。


 202107111616.jpg

 【2022年10月発売】

 12・東芝 3ドア冷蔵庫 GR-U33SC
  ¥166,523 楽天市場 (7/24執筆時)

 【2021年12月発売】

 12・東芝 3ドア冷蔵庫 GR-T33SC (WT)
 13・東芝 3ドア冷蔵庫 GR-T33SC (KZ)
  ¥101,106 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

定格内容量:326L【右開き】
冷蔵室容量:174L〈140L〉
野菜室容量:70L〈43L〉
冷凍室容量:82L〈54L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:325kWh (10,075円)    

 【2022年10月発売】

 12・東芝 3ドア冷蔵庫 GR-U36SC
  ¥161,599 楽天市場 (7/24執筆時)

 【2021年12月発売】

 13・東芝 3ドア冷蔵庫  GR-T36SC (KZ)
  ¥100,800 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

定格内容量:356L【右開き】
冷蔵室容量:204L〈164L〉
野菜室容量:70L〈43L〉
冷凍室容量:82L〈54L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:330kWh (10,230円)   

 続いて、東芝SCシリーズの3ドア機です。

 同社の製品で、自動製氷が付く上位機としては、本機が最小サイズの最安モデルです。

 なお、新旧ありますが、性能は同じです。値段で決めてOKです。

 202107111622.jpg

 冷蔵庫のサイズは、最小でも300Lを超えていて、326Lモデルです。

 326Lモデルは、高さは164cm、幅は60cm、奥行きは66.5cmです。

 とくに、幅が60cm必要で、それ以下のモデルがない点に注意してください。

 なお、大きめの356Lサイズは、同じ設置寸法のままで高さだけ、176cmになります。

 三菱など他社機と同じで、冷蔵室が4段となり、その部分の収納力のみ増えるというパターンです。

 202107111627.jpg

 冷蔵室は 、326Lモデルについては、174Lです。

 内側は、3段トレイと下部のチルド室という構成です。

 三菱同様に、十分なサイズ感ですが、だいたい同じ定格容量の、日立機には及ばない水準です。

 一方、ドアポケット(ドア側の棚)の位置が2段階で調整できる仕様になる点は独自です(自在ドアポケット)。

 チルドルームは、冷蔵室の下段です。

 0-2度のチルド温度にはなりますが、氷温設定はできず、他社と比べると特段個性はないです。

 202107111633.jpg

 野菜室は、70Lの専用の野菜室が別に付属します。

 300L前後の他社機に比べても、東芝は野菜室が広めです。

 機能面でも「うるおいラップ野菜室」として、庫内の密閉性を高めた上で、直接野菜に冷気をあてて乾かさないように、間接冷却する仕組みがあります。

 なお、東芝機は、プレミアム機だと他社より相当充実する野菜室性能を誇りますが、このクラスだと、日立とほぼ同クラスの性能です。

 ただ、先述のように、広さはあるので、その部分は評価できます。

 202107111638.jpg  

 冷凍室は、82Lです。

 こちらも、他社の同クラスより広いです。

 冷えについても、「一気冷凍」として、強冷させる機能があります。

 むろん、自動製氷機能もあります。

 デザイン性は、特段、高級仕様ではないですが、ハンドルが大きめで、開けやすい配慮があります。

 電気代は、他社と同等水準で問題ありません。

 特別なエコ機能はないですが、日立と同じで、野菜室以外には、半ドア警報もありますし、問題ないです。

 そのほか、銀イオンによる庫内の脱臭機能があります。

---

 以上、東芝のSCシリーズの紹介でした。

 大きめの野菜室と冷凍庫なので、その部分を重視したいならば選択肢になります。

 ただ、チルドの工夫がイマイチなのと、野菜室も同社の上位機に比べると「ほどほどの機能性」なので、値段面であまり変わらないならば、先ほどの日立機のが良いでしょう。

ーーー

 202211071435.jpg 202211071436.jpg

 (プチ上位仕様)

 12・東芝 3ドア冷蔵庫 GR-U36SV
 12・東芝 3ドア冷蔵庫 GR-U36SL
  ¥166,523 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:356L【右/左開き】

 なお、本機の356Lについては、ほぼ同じスペックながら「プチ上位機」といえる2機があります。

 外観は、こちらは「ガラスドア」で高級感があります。

 また、珍しい「左開き」も選べます。

 202211071441.jpg

 機能面の違いは、開き戸側について、ドアポケットが好みの高さにカスタマイズできる仕様(フリードアポケット)と、チルドについて、すぐ冷やせる「速鮮チルド」と、半解凍しやすくなる「解凍モード」と、調整が効く部分です。

 あとは、同じです。

---

 結論的にいえば、主な値段差は、ガラスドアの部分なので、キッチンに高級感が欲しい場合、こちらを選ぶ感じでOKです。

2-5・パナソニックの冷蔵庫

 202009261018.jpg

 続いて、パナソニックの中型3ドア冷蔵庫です。

 同社の場合、得意とするセンシングを利用した冷蔵庫の節電性能に特長があります。


 202107111655.jpg

 【2022年2月発売】

 【右開き】

 16・パナソニック NR-C343C-W
 17・パナソニック NR-C343C-N
  ¥119,000 楽天市場 (7/24執筆時)

 【左開き】

 18・パナソニック NR-C343CL-W
 19・パナソニック NR-C343CL-N
  ¥120,637 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:335L【右開き】
冷蔵室容量:179L〈140L〉
野菜室容量:88L〈57L〉
冷凍室容量:68L〈43L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:330kWh (10,230円)  

 【右開き】

 20・パナソニック NR-C373C-W
 21・パナソニック NR-C373C-N
  ¥129,799 楽天市場 (7/24執筆時)

 【左開き】

 22・パナソニック NR-C373CL-W
 23・パナソニック NR-C373CL-N
  ¥134,000 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:365L【右開き】
冷蔵室容量:209L〈170L〉
野菜室容量:88L〈57L〉
冷凍室容量:68L〈43L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:341kWh (10,571円)

 続いて、パナソニックCシリーズの3ドア機です。

 同社の製品で、自動製氷が付く製品では最も安いです。

 202107111708.jpg

 冷蔵庫のサイズは、東芝と同じで、最小サイズでも300Lを超えていて、335Lです。

 335Lモデルは、高さは168cm、幅は59cm、奥行きは63cmです。

 東芝とほぼ同じで、幅が60cm必要なサイズです。

 一方、パナソニックは(珍しく)左開きがあるので、この部分はワンポイントです。

 365Lモデルも縦横の設置寸法は同じで、高さだけ約180cmとなります。

 202107111711.jpg

 冷蔵室は 、335Lモデルについては、179Lです。

 内側は、3段トレイと下部のチルド室という構成です。

 日立機ほどではないですが、三菱や東芝と同じほどの収納力です。

 チルドルームは、冷蔵室の下段です。

 東芝同様に、0-2度のチルド温度にはなりますが、氷温設定はできず、特段個性はないです。

 202107111714.jpg

 野菜室は、88Lと東芝の水準を超えて、大きめです。

 下段ケースが大きいので、大きめ野菜は入れやすそうです。

 ただ、機能面の特段の工夫は言及がなく、高湿にすることに言及がある程度です。

 一方、利便性の部分で、野菜室の全面に仕切りを置ける構造で、2Lペットボトルも収納できる深さがあるのは言及に値します。

 このため、野菜室が他機より低めの位置になります。

 202107111718.jpg

 冷凍室は、68Lです。

 アルミプレートを備えていて、そこに冷凍したいものを置くと、通常より早く冷凍できます。

 仕組みは古典的ですが、このために、120分間の(一時的な)急冷ボタンも備えます。

 むろん、自動製氷機能もあります。

 デザイン性は、特段、高級仕様ではないです。

 202201221426.jpg

 電気代は、普通に使う場合、他社同様の水準です。

 ただ、パナソニックは「エコナビ機能」があります。

 要するに、開閉・室温・庫内温度をはかるためのセンサーを装備するので、プラスアルファの節電効果が期待できます。

 パナソニックによると夏で8%、冬で10%です。

---

 以上、パナソニックのCシリーズの紹介でした。

 他社機と比べると、エコナビ機能による節電性と、深くて大きめの野菜室が自慢です。

 野菜室は、先述のように「ペットボトル収納」にもなるので、そちらの用途に使う場合も便利でしょう。

 一方、チルド室の工夫には欠けますが、冷凍室について、先述の急冷ボタンを利用しての急速冷凍はワンポイントです。

 このクラスでは「美味しく冷凍」できるといえそうです。

ーーーー

 202201221444.jpg

 【2022年2月発売】

 【右開き】

 24・パナソニック NR-C343GC-N
 25・パナソニック NR-C343GC-T
  ¥139,800 楽天市場 (7/24執筆時)

 【左開き】

 26・パナソニック NR-C343GCL-N
 27・パナソニック NR-C343GCL-T
  ¥139,800 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:335L【右開き】
冷蔵室容量:179L〈140L〉
野菜室容量:88L〈57L〉
冷凍室容量:68L〈43L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:330kWh (10,230円)  

 【右開き】

 28・パナソニック NR-C373GC-N
 29・パナソニック NR-C373GC-T
  ¥142,500 楽天市場 (7/24執筆時)

 【左開き】

 30・パナソニック NR-C373GCL-N
 31・パナソニック NR-C373GCL-T
  ¥142,500 楽天市場 (7/24執筆時)

定格内容量:365L【右開き】
冷蔵室容量:209L〈170L〉
野菜室容量:88L〈57L〉
冷凍室容量:68L〈43L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間消費電力量:341kWh (10,571円)  

 なお、パナソニックの場合、仕様は同じで外観のみ異なるシリーズ(GCタイプ)も展開されます。

 202107111734.jpg

 本機については、見栄えのする、フルフラットガラスドアです。

 高級冷蔵庫の「代名詞」とも言えます。

 結構価格差はありますが、おしゃれなキッチンには向くでしょう。

2-6・シャープの冷蔵庫

 202105211625.jpg

 最後に、シャープの中型3ドア冷蔵庫です。

 同社の場合、得意とするセンシングを利用した冷蔵庫の節電性能に特長があります。


 202107111742.jpg

 【2021年11月発売】

 32・ シャープ SJ-GW35H-R
 33・ シャープ SJ-GW35H-W
  ¥103,485 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

定格内容量:350L【右開き】
冷蔵室容量:183L〈148L〉
野菜室容量:68L〈46L〉
冷凍室容量:99L〈60L〉
霜取り機能:あり
運転音:20dB
年間消費電力量:340kWh (10,540円)   

 続いて、シャープ350Lサイズとなる、 SJ-GW35Hの紹介です。

 同社の製品で、自動製氷が付く製品では最も安く、一番小さいです。

 また、本機は、シャープの冷蔵庫の中でも結構ユニークな部分が多いです。

 202107111747.jpg

 冷蔵庫のサイズは、高さは169cm、幅は60cm、奥行きは66.6cmです。

 350Lの大きめの3ドアですし、こんなものでしょう。

 202107111749.jpg

 なお、本機については、特殊なヒンジ(蝶番)で、左右どちらからでも冷蔵庫が開けられるというメリット性があります。

 昔からの同社の冷蔵庫の一部の「売り」で、ユニークな部分です。

 202107111751.jpg

 冷蔵室は、183Lです。

 内側は、4段トレイと下部のチルド室という構成です。

 なお、内部に、同社のマイナスイオン発生機である、プラズマクラスターが装備されています。

 密閉性の高い冷蔵庫の場合、それなりに効果はあると思います。

 チルドルームは、冷蔵室の下段です。

 この部分は、特段の工夫はないです。

 202107111755.jpg

 野菜室は、68Lです。

 あまり多くないですし、シャープの場合は、やや取り出しにくい下段に野菜室があるので、ここはあまり重視していないと言えます。

 とはいえ、機能面では、シャキット野菜室として、密閉性を高める構造で、野菜の乾燥を防ぐ仕組みはあるので、このクラスでは標準以上の配慮はあります。


202107111759.jpg

 冷凍室は、99Lです。

 他社と比べると、明らかに大きめのフリーザーです。

 202107111801.jpg

 機能面では、新鮮冷凍機能が付属です。

 これは、冷凍室の冷却を強化し、通常より低温で冷凍し続ける機能で、ボタンを押すことにより設定できます。霜

 付きなどが効果的に抑えられますが、電気代は最大30%上昇します。自動解除はされないので、この部分は注意です。

 一方、ケース上段部は冷気が強く落ちるので、パナソニックと同じで、ボタンにより「急冷」 できます。

 また、冷凍庫部分のセンサーを利用している関係で、必要に応じて、1時間〜4時間運転後、自動で切れます。温度をみれる部分では、パナソニックより優秀です。

 デザイン性は、本機も、フラットガラスドアで、オシャレです。

 202107111806.jpg

 電気代は、パナソニックの「エコナビ」に相当する機能があります。

 シャープの場合、単純に数だけで言えば、このクラスのパナソニックを上回るのセンサーを搭載していることもあり、最大25%節電とこの部分でも優秀です。

---

 以上、シャープの SJ-GW35Hの紹介でした。

 総合的に言えば、350L前後の3ドアとしては大きめなクラスで、自動製氷が付いている上級機だけで言えば、本機が最も性能のバランスがよいと思います。

 サイズ的に、1-2人で利用するには大きすぎますが、今回紹介した大きめの中型3ドアに限れば、本機はおすすめできます。

2-7・ハイセンスの冷蔵庫

 202107101630.jpg

 続いて、中国のハイセンスの3ドア冷蔵庫です。

 ハイセンスは、グローバルに知られたブランドです。

 冷蔵庫についても、(小型機のみですが)同社のテレビの進出と同時期に日本に進出しました。


   202201221445.jpg

 【2021年11月発売】

 34・ ハイセンス HR-G3601W
  ¥89,800 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

定格内容量:358L【右開き】
冷蔵室容量:195L〈144L〉
野菜室容量:86L〈46L〉
冷凍室容量:77L〈42L〉
霜取り機能:あり
運転音:約20dB
年間消費電力量:346kWh (10,726円)    

 続いて、ハイセンスの3ドア機です。

 2021年から日本展開となった新シリーズで、自動製氷が付くモデルです。

 202201221451.jpg

 冷蔵庫のサイズは、358Lです。

 設置寸法は、幅598×奥行665×高さ1740 mmです。

 本機も、空きスペースを含めて幅が61cmほど必要なので、設置場所を確認してください。

 202201221454.jpg

 冷蔵室は、195Lです。

 内側は、3段トレイと下部のチルド室という構成です。

 202201221515.jpg

 面白いのは、半分に折りたたみできるガラス棚です。

 4段ですが、本機は(野菜室・冷凍室が大きめモデルなので)若干棚と棚の間の間隔が狭めです。

 その欠点を補うため、ガラス棚を真ん中で折り畳めるようにして、鍋などを収納できる用にしています。

 ドアポケット側は、三菱のように、ちょっと開けて、ペットボトルが取りやすい構造を採用します。

 202201221507.jpg

 チルドルームは、冷蔵室の下段です。

 この部分は、0度〜マイナス3度の「微凍結」と、0度〜3度の「チルド」の切替が可能です。

 東芝と同じく、この部分の使い勝手は良いでしょう。アルミ製の冷却プレートも付属です。

 202201221501.jpg

 野菜室は、86Lです。

 広めだったパナソニックとだいたい同じで、3ドアとして広めの設計です。

 「うるおい野菜室」という名前で、東芝と同じで仕切り(冷気ガード)あり、換装した冷気による野菜の乾燥を防ぐ構造です。

 202201221503.jpg

 また、結構便利に思うのは、野菜室の下にある「おそうじ口」です。換装した野菜ゴミの処理は結構面倒なので、これは実際、良い工夫です。

 冷凍室は、少し大きめと言える、77Lです。

 自動製氷もしっかり搭載します。できた氷が落下する製氷室に防音シートがあるのは、夜は落下音が結構気になるときがあることをふまえると、やはり良い工夫です。

 202201221509.jpg

 電気代は、普通に使う場合、他社同様の水準です。

 清潔性の面では、シャープに似ていますが「HI-NANO」機能で、イオンを利用した匂いの抑制機能をもちます。

 そのほか、ドアを開けっぱなしにした際の閉じ忘れアラームが、冷蔵室・冷凍室について付属します。

 多ドアの高級機だと普通はつきますが、3ドアだと必ずしも付かない場合もあるのでポイントでしょう。

---

 以上、ハイセンスの3ドアの紹介でした。

 各社の良い部分をうまいこと取り入れた便利な機種に思います。

 とくに、チルド室・野菜室の工夫が光ります。その上で、使い勝手の部分でも、実際使っていて気になる部分にスポットを独自に当てており、かなり好印象です。

 正直、このサイズの3ドアは、国内勢が(毎年型番は替えるものの)自社の上位技術をほとんど下ろしてこないため、見どころが欠けるようになっています。

 本機の登場は、他社には結構な脅威に思えます。

 静音性(約20dB)も開示されますし、印象が良いです。ハイセンスは、日本で白物家電の修理網もあります。

 注意点は、先述のように、メインルームの高さが少し狭めな点と、新登場なので、実際の性能に関する情報が少ない部分です。ただ、そこをふまえても、値段面をふくめて、良い選択肢の1つです。

ーーー

  202207241302.jpg

 【2022年6月発売】

 35・ ハイセンス HR-D3602S
  ¥113,000 Amazon.co.jp (7/24執筆時)

定格内容量:360L【右開き】
冷蔵室容量:197L〈144L〉
野菜室容量:86L〈46L〉
冷凍室容量:77L〈42L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間消費電力量:9,342円
霜取り機能:あり
運転音:約20dB
年間消費電力量:346kWh (10,726円)    

 なお、ハイセンスは同じ実収納量で、色違いの下位機をあとから出しています。

 違いは1点のみで、先述のイオンでの消臭(HI-NANO)が装備されない点です。

 それ以外の違いは、横幅が1cm大きい点を除けばないです。

 値段面で安さが出てこない限り、先ほどの機種が良いでしょう。

次回に続く
おすすめの冷蔵庫は結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、中型の3ドア冷蔵庫をレビューしてきました。

  201807091833.jpg

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

1・大型プレミアム冷蔵庫の比較
2・中型3ドア冷蔵庫の比較
3・中型2ドア冷蔵庫の比較
4・小型2ドア冷蔵庫の比較
5・超小型冷蔵庫の比較 
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】

対応できる人数  1〜4人
電気代の安さ  ★★★★★
冷蔵室の工夫  ★★★★★
チルド機能   ★★★★★
野菜室の工夫  ★★★★★
冷凍の工夫   ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 最終回となる、6回目記事こちら)は、「結論編」です。

 ここまで紹介してきた全ての冷蔵庫から、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 6回目記事は→こちら

posted by Atlas at 20:57 | 生活家電

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg

<広告>

          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png