1回目記事からの続きです→こちら
2-1・アクアの冷蔵庫
2回目記事のトップバッターは、アクアの中型冷蔵庫です。
ハイアールのグループですが、もともとは三洋電機がルーツです。完全に別ブランドとして、日本本社が作って売っています。
1・小型2ドア冷蔵庫の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
1-3:三菱電機
1-4:シャープ
1-5:ハイアール
1-6:東芝
2・小型2ドア冷蔵庫の比較 (2)
2-1:アクア
2-2:ハイセンス
2-3:アイリスオーヤマ
2-4:MAXZEN
2-5:ツインバード工業
3・サイズ別おすすめ冷蔵庫
= 最終的なおすすめ機種の提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)でみた「選び方の基本」に沿って各機を説明していきます。
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また、以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分を青字で記していきます。
【2024年11月発売】
19・ AQUA SIMPLE+ AQR-14R-DS
19・ AQUA SIMPLE+ AQR-14R-W
¥37,899 楽天市場 (6/9執筆時)
【エディオン系限定】AQR-14E4-W
20・AQUA AQR-14E4(W)
¥34,800 楽天市場 (6/9執筆時)
【ビック系限定】
21・AQUA AQR-14RBK-S
¥49,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:137L【右開き】
冷蔵室:85L〈65L〉
冷凍室:51L〈36L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間電気代:8,928円(288kWh)
SIMPLE+ AQR-14Rは、AQUAの販売する小型2ドア冷蔵庫です。
一方、特定店向けに「おまけ」付きの展開があります。
エディオン系も、
標準ではないので、卵パックから出して保存している方はちょっと便利でしょう。
あとは、ドアキャップなどピンポイントのデザインの違いです。
ビック系も、10個用の卵皿がおまけです。
色もグレーで特注しています。
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結論的にいえ全機種から、安いものを選んでOKです。
同じほどの値段ならば、おまけを重視して選んでも良いでしょう。
あとは、同じなので、同時にみていきます。
定格内容積は、135Lです。
2ドア冷蔵庫では「小型の中くらい」です。
冷蔵庫のサイズは、幅50.0x高さ118.4x奥行56.8cmです。
幅50cmクラスで、必要な廃熱スペース幅も平均的です。
ただ壁側は「壁ピタ」配置ができます。
奥行自体もさほどないですし、他社より多少有利です。
冷蔵室は、85L〈65L〉です。
庫内は棚板は調整できますが、ガラス棚は2段で、庫内も少し狭めです。
なお、本機もガラストレイを採用します。
ボトムケースは、フリーケースです。
用途としては、低温にできる「低温ケース」です。
乾燥した冷風を防ぐ構造ではないので、野菜ケースには向かないと思います。
冷凍室は、下段にあり、50L〈36L〉です。
収納量は十分で、ボックスタイプの150Lクラス並といえます。
その上で、本機は、ファン式ですから、自動霜取り機能も付属です。
本体の天板は、上部が耐熱仕様ですので、電子レンジを置けます。
電気代は、多少ですが、平均より省エネ水準です。
静音性は、情報がないです。
このほか、珍しく、冷蔵室のみですが、ドアの開閉アラーム(閉じ忘れ警告)があります。2ドアであるのは、同社以外ではハイセンス位でしょう。
ワンポイントです。
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以上、アクアのSIMPLE+ AQR-14Rの冷蔵庫の紹介でした。
120L前後だと狭いが、150Lクラスだと広すぎるという方に向く機種です。
冷凍室がそれなりに大きな仕様ですので、1人暮らしでもそれなりに料理をする方には、割と良いかなと思います。
ただ、ボックスタイプの150Lクラスとそう設置性も値段も変わらないので、主には値段面で選択肢になると言えます。安いようならば選べるでしょう。
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【2024年1月発売】
【150L】
22・AQUA AQF-GS15M-W
¥65,395 楽天市場 (6/9執筆時)
【134L】(執筆時在庫なし)
23・AQUA AQF-GS13N-W
¥(49,300) 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:153L【右開き】
冷蔵室容量 :153L〈101L〉
冷凍室容量 :下記参照
霜取り機能 :あり
ガラストレー:
運転音:
年間電気代:11,160円(360kWh)
一方、アクアは、このほかに、ユニークな製品を出しています。
幾分「実験的」ですが、全体を1ドアにして、前面上部にあるタッチパネルで、冷凍・チルド・冷蔵と機能を替えられる製品です。
なお、「全面チルド」対応にするために、「最上段以外は全部バスケット(最下段は深め)」という仕様です。
家庭のメイン機にはならないでしょうが、業務用やサブ機としては、結構ニーズもあると思います。
設置性は、上記の通りです。
なお、本機には少し小型の134Lサイズもあります。
2-2・ハイセンスの冷蔵庫
続いて、中国のハイセンスの小型冷蔵庫です。
ハイセンスは、グローバルに知られたブランドです。
テレビと冷蔵庫は日本のデンキヤでもよく見かけます。しっかり、日本に保守網もあるので、安心して買えます。
【2025年1月発売】
【135L】
(通常製品)
24・ハイセンス HR-D140KW
24・ハイセンス HR-D140KB
¥38,800 Amazon.co.jp (11/7執筆時)
(エディオン系限定)
25・ハイセンス HR-D13E4 HR-D13E4W
25・ハイセンス HR-D13E4 HR-D13E4WB
¥34,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:135L【右開き】
冷蔵室:86L〈70L〉
冷凍室:49L〈33L〉
霜取り機能:あり
運転音:23db
年間電気代:9,331円(301kWh)
HR-D140Kは、中国のハイセンスの135Lの小型冷蔵庫です。
流通ルートで2系統あります。
エディオン系は、ハイセンスのロゴなしの特注版です。
良く言えば「無印」的なシンプルさを追求したといった感じでしょうか。
あとは同じです。
外観デザインは、わりと良いです。
ガラスドアではないですが、とっての部分が個性的で、よいと思います。
定格内容積は、135Lです。
2ドア冷蔵庫では、120Lクラスと150Lクラスの間で「小型の中くらい」です。
一人暮らしの初心者に向く平均値と言えるサイズです。
冷蔵庫のサイズは、幅48.1x高さ112.9x奥行58.3cmです。
同じクラスの、パナソニックの138L型とだいたい同じ設置寸法です。
冷蔵室は、86L〈70L〉です。
3段トレイと下段にケースという構成です。
3段にすると多少きつめに見えますが、その場合は外せば良いだけです。
庫内はしっかりガラストレーが採用です。LEDも明るいです。
ボトムケースは、フレッシュケースという名前です。
実際はふたがないタイプのフリーケースです。
低温ケースでも野菜ケースでもない、ふたがないごくごく一般的なケースなので「1段目トレイ」と考えて普通に使ってください。
冷凍室は、49L〈33L〉です。
ユーロタイプではなく、ボックス式のボトムフリーザーです。
このサイズの冷蔵庫としては、冷凍室の収納量は、平均より多めです。
また、本機はファン式なので、霜取りが不要です。
本体の天板は、耐熱仕様ですので、上にレンジなどを置けます。
電気代も、年間9,331円です。
省エネ達成率100%ですので、この収納量に対して全体の平均値です。
ボトムフリーザー式のこのサイズとして問題ありません。
静音性は、23デシベルです。
この部分でも優秀です。
そのほか、本機は一般的に2ドア機には採用されない、ドアアラームが付くのも良い部分です。
3ドア冷蔵庫では、冷凍室アラームも付く機種があります。しかし冷蔵室のみとはいえ、アラーム付きは珍しく、本機の良い部分でしょう。
ちなみに、どの冷蔵庫も少し「前倒し気味」に設置してもらうと、「オートクローズ」しやすいので、閉め忘れがすこし減ります。
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以上、ハイセンスのHR-D140Kの紹介でした。
130L前後の1人暮らし向けの小さめとしては、外観デザインも良く、冷凍庫もボトムフリーザータイプの広めで、割と良さそうに思える製品です。
このクラスはライバル機も多いですが、ドアアラームの搭載もワンポイントです。
加ネットだと価格が安いので、費用対効果も良い製品と言えます。
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【2023年4月発売】
【124L】
【通常型番】HR-B12HB
26・ハイセンス 120L HR-B12HW【白】
26・ハイセンス 120L HR-K12HB【黒】
¥29,526 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【エディオン限定】HRD13E3W後継機
27・ハイセンス 120L HR-B12E4W【白】
¥25,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:124L【右開き】
冷蔵室:96L〈76L〉
冷凍室:28L〈24L〉
霜取り機能:
運転音:23db
年間電気代:7,099円(229kWh)
そのほか、ハイセンス機は、124Lの少し小さめサイズの製品もあります。
性能面は、いずれも霜取り必要な直冷式になるので、先ほどの機種との差があります。
ドアアラームも非装備ですので、性能面で個性に欠けます。
なお、エディオン限定は、こちらもハイセンスのロゴなしになります。
その上で、外観デザインを特注しています。
【2022年発売】
28・ハイセンス HR-D15FB
28・ハイセンス HR-D15F
¥37,900 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:162L【右開き】
冷蔵室:113L〈93L〉
冷凍室:49L〈33L〉
霜取り機能:あり
運転音:23db
年間電気代:9,486円(306kWh)
HR-D15Fも、中国のハイセンスの冷蔵庫です。
1つ上で見た、135Lの製品について、冷蔵室の収納量だけ強化した製品です。
冷凍室は同じです。
定格内容積は、162Lです。
150Lクラスと170Lクラスの中間です。
2ドア冷蔵庫では「小型の大きめ」・「中型の小さめ」両方の言い方ができる機種です。いずれにしても、収納力は十分なタイプです。
冷蔵庫のサイズは、幅48.1x高さ122.7x奥行58.6cmです。
150Lクラスと設置性はだいたい同じです。
冷蔵室は、113L〈93L〉です。十分な広さがあります。
本機は、3段トレイに、下部のボトムケースです。
ボトムケースは、本機もフレッシュケースという名前です。
ふたがないので、上位機同様、1段目トレイとして何でも入れてください。
ただ、足があるので強冷した際に凍りやすいと言うこともないと思います。
冷凍室は、46L〈33L〉です。
冷凍庫は下位機種と同じサイズです。
ドアポケットも深めですし、使いやすいでしょう。
電気代は、9,486円の年間電気代です。
省エネ達成率をちょうどクリアする値ですので「平均値」です。問題ないでしょう。
静音性も、23デシベルで、優秀です。
デザイン性は、本機もガラストレー採用や庫内照明を含めて、値段の安さを感じません。
本機も、ドアアラームを装備します。
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以上、ハイセンスのHR-D15Fの紹介でした。
先述のように、150Lクラスより少し大きめの160Lです。
そのため、150Lの他社機と比べると、(あたりまえですが)冷凍庫・冷蔵室とも、広めになります。
ただ、公平を期して言えば、本機については、次回記事となる【大きめの2ドア冷蔵庫の比較記事】で170Lクラスと、値段や性能は見比べるべきでしょう。
ただ、(それでも)本機は「ドアアラーム(開閉センサー)装備」という、明確なチャームポイントがあり、機能面でも勝負できています。
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【2022年発売】
29・ハイセンス HR-G16AM
¥34,800 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:162L【右開き】
冷蔵室:113L〈93L〉
冷凍室:49L〈33L〉
霜取り機能:あり
運転音:23db
年間電気代:9,486円(306kWh)
なお、ハイセンスからは、本機の外観を「ハイグレード」にした製品も出ています。
基本形状も、性能も同じですが、外装が鋼板ドアではなく、ミラードアになる点が違いです。
超高級機ではふつうにありますし、このサイズでも(反射を抑えた)ガラスドアならみられますが、ミラードアといって良い水準のものは珍しいです。
その他の部分は同じですが、結構「攻めている」製品に思えました。良いと思います。
2-2・アイリスオーヤマの冷蔵庫
はじめに、アイリスオーヤマの中型2ドア冷蔵庫です。
格安な白物家電に強いメーカーで、海外メーカーに値段で対応できる、数少ない日本企業と言えます。
【2024年5月発売】【各色】
30・アイリスオーヤマ IRSD-13A-W
30・アイリスオーヤマ IRSD-13A-B
¥29,800 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:133L【右開き】
冷蔵室:91L
冷凍室:42L
霜取り機能:あり
運転音:26dB
年間電気代:7,812円(252kWh)
IRSD-13Aは、アイリスオーヤマが販売する冷蔵庫です。
デザイン性は、本機は、高級仕様ではなく、普通のスタンダードクラスになります。
ただ、モダンな外観といえます。
定格内容積は、133Lです。
ただ、本機は他社が出している〈やまカッコ〉内の実収納量が非開示です。
実際的には、今回見ている小型機の平均ほどです。
冷蔵庫のサイズは、幅47x高さ124.0x奥行52.1cmです。
廃熱にひつようなスペースは、左右10cmですし、幅部分の設置性は結構良いです。
逆に、背面はそれなり開けないと、スペック通りの電気代に収まりません。
冷蔵室は、91リットルです。
先述のように、実収納量は不明です。
庫内のガラス棚は3段で、下にケースが付属します。
ボトムケースは、普通のケースです。
フタ側収納がさほど充実しない代わりに、クリアケースの下に、缶用のすき間を確保するような提案があります。
ユニークですが収納力を稼げているかと言われれば、微妙な感じはあります。
冷凍室は、42リットルです。
やはり実収納量は非開示です。
ただ、ユーロ式の開き戸タイプは小型でも引き出しが2段で基本的に収納力は高いのですが、本機は、写真の通り、そう大きくはないです。
とくに、製氷皿は付属しますが、ユーロ型は、氷が作りやすい構造ではないです。
電気代は、7,812円の年間電気代です。
省エネ達成率はちょうど100%です。
ただし、先述のような設置スペースの余裕が必要です。
静音性は、26デシベルです。
旧機(28dB)よりましになりましたが、小型冷蔵庫の平均値は23デシベルあたりなので、数字は良くないです。
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以上、アイリスオーヤマのIRSD-13Aの紹介でした。
冷蔵庫は十分なスペースがありますが、冷凍食品は、製氷もする場合、ユーロ型としては若干狭めに思えます。
加えて、静音性評価がやや悪いので、冷蔵庫と「同じ部屋」で暮らす場合、若干不利な部分があります。キッチンと離れるならば、問題ありません。あとは、設置時の「すき間」が問題なく確保できるかの部分は確認を要するでしょう。
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【2019年11月発売】【各色】
32・アイリスオーヤマ IRSD-14A-W
33・アイリスオーヤマ IRSD-14A-B
34・アイリスオーヤマ IRSD-14A-S
¥32,930 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:142L【右開き】
冷蔵室:90L
冷凍室:52L
霜取り機能:あり
運転音:28dB
年間電気代:8,029円(259kWh)
なお、IRSD-14Aは1つ上の製品のの旧機にあたります。
定格内容積は、142Lです。
したがって、旧機の方が、若干収納力はあったといえます。
冷蔵庫のサイズは、幅50x高さ121.5x奥行54.9cmです。
新機種より幅はありますが、旧機の場合、横50mm(後ろ60mm)と廃熱スペースで、表記の省エネ達成率になります。
その点をふまえると、奥行側の設置性は新機種が良いですが、幅は旧機の方が少し良いとは言えます。
冷蔵室は、90リットルです。
実収納量はこちらも不明です。
庫内のガラス棚は3段で、下にケースが付属します。
冷凍室は、52リットルです。
下段ケースがやや大きめである部分を含めて、新機種より余裕があります。
電気代は、8,028円の年間電気代です。
省エネ達成率は103%ですので、容量あたりで言えば、ここも新機種より優れます。
静音性は、ただ、28デシベルです。
新機種より若干悪いです。
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結論的にいえば、収納力ベースで考えると、新機種よりこちらの方が優秀です。冷凍庫が大きめな部分を含めて、こちらの旧機の方が「現代的」なような感じはします。
ただ、静音性は新機種以上に課題なので、おすすめとは言えません。
【2025年1月発売】【各色】
31・アイリスオーヤマ 大凍量 IRSN-HF15A-W
31・アイリスオーヤマ 大凍量 IRSN-HF15A-B
¥45,253 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【限定色:内装ALL BLACK】
32・アイリスオーヤマ 大凍量 IRSN-BLK15A
¥50,303 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:153L【右開き】
冷蔵室:93L
冷凍室:60L
霜取り機能:あり
運転音:27dB
年間電気代:8,122円(262kWh)
IRSN-HF15は、アイリスオーヤマが販売する冷蔵庫です。
先ほどの機種より、少し広めの150Lクラスになります。
本機は、大凍量シリーズとして、宣伝される冷蔵庫です。
ようするに、150Lクラスながら、冷凍庫重視で60Lという「広い冷凍庫」を持つのが本機の売りです。
ボックスタイプで良いならば、パナソニックやシャープにも60Lクラスはあります。
ただ、開き戸で3段収納となる「ユーロタイプ」はあまり展開がなく、珍しいです。
なお、このシリーズは内装ALL BLACKの上位版が出ています。
性能は同じですが、外観だけでなく、内装もブラックにしています。
意外にみられないコンセプトです。
ただ、他社がこうしないのは、白い内装の方が、壁の反射で庫内全体が明るく、見通しやすくするためです。
AQUA上位機のように、壁面を全面LEDにするなら別ですが、「格好良いが、使いにくい」デザインに思えます。
ただ、「ワインセラー」ではないですが、お酒とおつまみ専用で、リビングなどに置く場合、開けた時「テンションが上がる」部分はありそうに思いました。
あとは、変わらないので、同時にみていきます。
定格内容積は、153Lです。
本機も本機は他社が出している〈やまカッコ〉内の実収納量が非開示です。
冷蔵庫のサイズは、幅50x高さ129.2x奥行61.7cmです。
廃熱に必要なスペースは左右5cmと、壁側5cmです。
シャープの「メガフリーザー」と比べると、多少ですが大きめです。
冷蔵室は、93Lです。
庫内は2段で、下段にマルチケースという仕様です。
冷凍庫重視の機種ですが、1人暮らし向けとすれば、この程度でも十分です。
なお、天板は、耐熱天板なので、電子レンジは置けます。
冷凍室は、60Lです。
実収納量は非公開ですが、定格内容積で、先発のシャープの「メガフリーザー」よりわずかに広くしています。なお、本機も、霜取り不要のファン式です。
なお、ボックスタイプの冷凍庫と比べて、ユーロタイプの開き戸は、開けただけでは庫内全体を見通せないという難点があります。
その点で、個人的にはあまり好きではないタイプです。
しかし、ほぼ同型の冷凍食品をかなり大量に買う場合、整理して入れやすい部分があります。そういった食生活の場合、このタイプを選ぶ意味はあります。
製氷皿は付属します。ただし、専用の製氷スペースはないです。
引き戸式は、製氷皿が置きにくいので、普段多用する場合は、ボックスタイプをおすすめします。
電気代は、8,122円の年間電気代です。
先述のように、ユーロ型は、冷凍室の密閉性がある点で、この部分の数字は良いです。
なお、モーターがインバーターではないので、50Hz帯(東日本)の場合、多少電気代が安めになります。
静音性は、27デシベルです。
あまり良くないので、ここが難点です。
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以上、アイリスオーヤマのIRSN-HF15の紹介でした。
フリーザー「大きめ」で探している方は、候補となるだろう製品です。
冷蔵室も1人暮らし向けには必要十分なサイズがあるので、そこも問題なさそうです。
基本的には、視認性が良く、ワンアクションで開けられるボックスタイプの冷凍庫の製品を推します。
しかし、先述のように、ほぼ同じサイズの冷凍食品を大量に揃えて収納したい場合、このタイプは、整理して入れやすいため、選んでも良いでしょう。
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【2020年6月発売】
【黒・グレー系】
33・アイリスオーヤマ IRSE-16A-B
¥38,200 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
34・アイリスオーヤマ IRSE-16A-HA
¥42,200 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
【白系】
35・アイリスオーヤマ IRSE-16A-CW
¥42,200 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
36・アイリスオーヤマ AF162L-W
¥(39,800) Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:162L【右開き】
冷蔵室:100L
冷凍室:62L
霜取り機能:あり
運転音:28dB
年間電気代:8,835円(285kWh)
なお、同社の最大容量となるのは、 IRSE-16Aです。
同じユーロ型開き戸タイプの冷凍庫で、収納量が162Lです。
冷凍室は、本機も広めである上で、冷蔵室も、ボックス付きで広めの3段です。
ただ、先ほどの機種より、だいぶ背が高くります。
上面も耐熱天板ではないので、レンジを上乗せすることは想定されません。
このほか、冷蔵庫の玉子トレイほか、冷凍室の製氷皿も未付属です。
静音性も、28DBなので、課題と言えます。
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結論的にいえば、ワンルームの1人暮らし向けには、使い勝手があまり良くないように思います。
2-3・マクスゼンの冷蔵庫
続いて、マクスゼンの小型2ドア冷蔵庫です。
このブランドは、総合通販メーカーであるPREMOAで有名な日本の通販会社のPB製品です。
海外提携工場で組み立てた製品を、自社で売っています。
【2022年発売】
【140L】JR140HM01WH
37・maxzen JR139HM01
¥(17,240) 楽天市場 (6/9執筆時)
定格内容積:140L【右開き】
冷蔵室:92L
冷凍室:48L
霜取り機能:あり
運転音:25db
年間電気代:8,680円(280kWh)
JR118ML01は、maxzenの冷蔵庫です。
こちらについては、1回目記事でみた、ハイアールと仕様がほぼ同じなので、出所はそちらだと思います。
定格内容積は、140Lです。
2ドア冷蔵庫では「小型の中くらい」です。
〈やまかっこ〉の実収納量は非開示ですが、前半で見たハイアール機のデータ(上図)を参考にできるかと思います。
冷蔵庫のサイズは、幅49.45高さ125.0x奥行55.0cmです。
やはり、ハイアール機(上図)とほぼ同じです。
冷蔵室は、92リットルです。
庫内構成も同じです庫内は2段で、下にフリーケースがある仕様です。
棚は、ガラストレイです。
ボトムケースも、同じです。、
ふたがない構造で、何を入れても良い一方、特段の機能性はないタイプです。
ポケットは、ただ、プレモアの「特注」のようで、ペットと缶収納の利便性を高めています。ほぼペットボトル専用なので、卵ケースが別に付きます。
冷凍室は、下段に48リットルです。
ハイアール機と同じで、ユーロ式の開き戸です。
上段用の製氷皿は付属です。
しっかりファン式で、霜取りも不要です。
本体の天板は、耐熱仕様ですので、レンジを置けます。
電気代も、年間8,680円です。
優秀と言えます。ボトムフリーザーのドア式は、他社機もですが、数値が良くなります。
静音性は、騒音値の開示があり、25デシベルです。
こちらも、問題ないでしょう。
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以上、maxzenのJR118ML01紹介でした。
先述のように、本機は前半で見たハイアールの140Lと性能差はほぼないので、そちらと値段を比べて、安い方を買えば良いと言えます。
ただ、マクスゼンは、訪問修理網がないので、故障した際はデンキヤに持ち込むか、送付になります。大型荷物になるので、この部分はネックです。できるならば、延長保証などをかけるべきでしょう。
なお、ハイセンス・ハイアールにせよ、海外勢でも大手は日本に修理網がありますので、この部分はネックと言えます。
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一方、マクスゼンについては、ほかにも、かなりの数の冷蔵庫を展開します。
順番にみておきます。
【2022年発売】
【121L】
38・maxzen JR121HM01WH
¥34,980 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:121L【右開き】
冷蔵室:73L
冷凍室:48L
霜取り機能:あり
運転音:25db
年間電気代:8,990円(290kWh)
第1に、JR121HM01です。
こちらは、先ほどの機種と同じ冷凍庫のサイズですが、冷蔵庫の収納量が若干ですが少ないタイプになります。
一方、設置幅は変わらず、背が少し低くなるだけです。
電気代も変わりませんので、先ほどの機種のほうが良いと思います。
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【2022年発売】
【142L】(直冷式)JR142HM01
39・maxzen JR142HM01WH
¥(29,980) Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:142L【右開き】
冷蔵室:87L
冷凍室:53L
霜取り機能:
運転音:27db
年間電気代:8,215円(265kWh)
第2に、JR142HM01などです。
定格内容積は、それぞれ、140L・157Lです。
本機は、冷凍庫がドア式の3段ケースです。
この部分は好みとしても、こちらは直冷式ですので、霜取りが必要になります。
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【2021年発売】
【117L】(直冷式)
40・maxzen JR117ML01GM
41・maxzen JR117ML01SV
¥27,980 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:117L【右開き】
冷蔵室:87L
冷凍室:30L
霜取り機能:
運転音:27db
年間電気代:7,130円(230kWh)
【2019年発売】
【138L】(直冷式)
42・maxzen JR138ML01WH
43・maxzen JR138ML01GM
¥27,809 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:138L【右開き】
冷蔵室:98L
冷凍室:40L
霜取り機能:
運転音:27db
年間電気代:7,826円(246kWh)
第3に、JR117ML01などです。
同社の製品では、小さめの冷蔵庫になります。
冷凍庫は、これらにつては、トップフリーザーになります。
いずれも、霜取りが必要な直冷式です。
やはり、訪問修理網が提供されないのがネックです。
117Lクラスでも普通の宅配便では送れないので、延長保証などの手当は何かしら必要と言えます。
2-4・ツインバードの冷蔵庫
続いて、ツインバード工業の小型2ドア冷蔵庫です。
中・低価格帯の白物家電を色々出している、老舗の東証上場企業です。
「一芸」に秀でた製品をたまに出すこともあります。
【2022年発売】
【140L】
44・ ツインバード HR-F915W
¥54,364 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:140L【右開き】
冷蔵室:73L〈51L〉
冷凍室:73L〈61L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間電気代:8,886円(286kWh)
HR-F915Wは、ツインバード工業の小型冷蔵庫です。
デザイン性は、無印良品を思わせるシンプルなデザインで、良い感じです。
製造はハイアール系だと思いますが、ドアは特注かもしれません。
なお、ハンドルには抗菌加工があります。外観はガラストップです。
定格内容積は、140Lです。
スペックを見て分かるように、冷蔵庫と冷凍庫のバランスを「狙って」同じにしている節があります。
冷蔵庫が小さいので、収納量は120Lクラスです。「小型の小さめ」と思って買ってください。
冷蔵庫のサイズは、幅52.5高さ122.0x奥行59.3cmです。
やや幅広ではありますが、問題ありません。
冷蔵室は、73L(51L)です。
140Lクラスである点を含めると、かなり小さく、120Lクラスと同じです。
低段のフリーケースが特に薄いです。
ただ、企画の際に、よく使う食材に合わせて棚板を調整したとのことで、意味はあるようです。
ただ、卵はポケット側におけないので別にケース(6個用)が付きます。
卵は6個で買うとだいたい割高ですが、まあ仕方ないでしょう。
冷凍室は、一方、73〈61L〉です。
つまり、かなり極端に冷凍庫のサイズに「振った」製品です。
総計、4段・4ケースで、実収納量は相当多いです。
しっかりファン式で、霜取りも不要です。
ただ、ユーロ仕様のドア式ではあるので、慣れない方は注意してください。
本体の天板は、耐熱仕様ですので、レンジを置けます。
電気代も、年間8,866円です。
ユーロ仕様は、収納量が多く取れ、断熱材が使いやすいようで、容量に対して電気代の数値が良くなります。省エネ達成率で、100%を越えます。
静音性は、非開示です。
ここはしっかり出して欲しかった部分です。
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以上、ツインバード工業のHR-F915Wのでした。
先述のように、同社は何かしら「ワンポイントの工夫」をする場合が多いです。
本機も、極端に冷凍庫のサイズに「振って」いる点で、他社にはない面白さを感じました。しっかり、ファン式ですし、冷凍庫中心ならば選択肢になるでしょう。
なお、出張修理については保証書を見る限りですが、対応するようです。
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【2023年発売】
【121L】
45・ ツインバード HR-G912W
¥45,273 Amazon.co.jp (6/9執筆時)
定格内容積:121L【右開き】
冷蔵室:48L〈32L〉
冷凍室:73L〈61L〉
霜取り機能:あり
運転音:
年間電気代:8,401円(271kWh)
なお、2023年に121Lモデルも登場しました。
先ほどの機種から、冷蔵室だけ狭くした製品と考えてください。
設置幅は、幅49.5×奥行き55.0cmなので先ほどの機種より少し有利です。
見かけも引き続き良い製品ですが、やはり静音性の部分の言及がないのがネックと言えます。
また、冒頭書いたように、このサイズだと、庫内容量的に、1人暮らしでもほぼ料理しない方だけに向くので、その部分は注意してください。
次回につづく!
冷蔵庫のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、最新の小型冷蔵庫の比較の2回目記事でした。
記事はもう少しだけ「続き」ます。
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】
対応できる人数 1-2人向け
電気代の安さ ★★★★★
冷蔵庫の広さ ★★★★★
冷凍庫の広さ ★★★★★
製氷機の性能 ★★★★★
チルド室の性能 ★★★★★
本体の高級感 ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回となる6回目記事(こちら)では、ここまで紹介してきた全ての冷蔵庫から、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
最終回記事は→こちら