Top 映像機器 比較2024’【シャープ】4K液晶テレビ46機の性能とおすすめ:AQUOS編 (2)

2024年01月01日

比較2024’【シャープ】4K液晶テレビ46機の性能とおすすめ:AQUOS編 (2)

【今回レビューする内容】2023-2024年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方(シャープ編) 40 42 43 49 50 55 65インチ

【比較する製品型番】 シャープ AQUOS FL1 DL1 DJ DN1 DN2 DP1 FN1 FN2 EL1 EN1 EN2 EU1 EJ1ライン 4T-C42FL1 4T-C50FL1 4T-C65FL1 4T-C50CL1 4T-C50CH1 4T-C60CH1 4T-C43DL1 4T-C50DL1 4T-C65DL1 4T-C43DN2 4T-C50DN2 4T-C55DN1 4T-C60DN1 4T-C65DN1 4T-C70DN2 4T-C42DJ1 4T-C42DH1 AQUOS XLED 4T-C55DP1 4T-C65DP1 4T-C55EU1 4T-C65EU1 4T-C43EN2 4T-C50EN2 4T-C55EN1 4T-C60EN1 4T-C65EN1 4T-C70EN1 4T-C43EL1 4T-C50EL1 4T-C55EL1 4T-C65EL1 4T-C75EL1 4T-C42EJ1 4T-C50EJ14T-C65EJ1 4T-C55EP1 4T-C60EP1 4T-C65EP1 4T-C70EP1 4T-C75EP1 4T-C43FN2 4T-C50FN2 4T-C65FN2 4T-C55FN1 4T-C65FN1 4T-G75FN1

今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2024年1月現在、最新の4K液晶テレビの比較の2回目記事です。 

 4K液晶テレビのうち、シャープのAQUOSを紹介していきます。

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1・4K液晶テレビの比較【導入編】
 :選び方の基本の説明
 :東芝・レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
 :アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
 :ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
 =全機からのおすすめの提案

 なお、全般的な「4Kテレビの選び方の基本」は、1回目記事こちら)の冒頭に書きました。

 そちらを先にお読みいただいた方が(少し)わかりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。

 そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

ーーーー

1・小型液晶テレビの比較
2・大型液晶テレビの比較
3・4K液晶テレビの比較
4・有機ELテレビの比較
5・8Kテレビの比較
6・おすすめTVのまとめ 【結論】

 なお、今回の記事は、TVを紹介した一連の記事としては「3回目記事」の一環として書きました。

 シャープの場合、液晶の上位機に8Kがありますが、そちらは、5回目記事でのフォローです。

2・シャープの4K液晶TVの比較

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 というわけで、シャープの4K液晶テレビの紹介にはいります。

 なお、シャープは、旧機種がかなり長く残る傾向があります。

 分かりにくいので「入門機」「中級機」「高級機」にわけて説明します。

2-1・シャープの入門機

 はじめに、各年度のシャープの4K液晶テレビの入門機からです。

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 なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。


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【2023年6月発売】

【42インチ】

 1・シャープ AQUOS 4T-C42FL1
  ¥89,003 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【50インチ】(9月発売)

 2・シャープ AQUOS 4T-C50FL1
  ¥103,927 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【65インチ】

 3・シャープ AQUOS 4T-C65FL1
  ¥162,935 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト:直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 シャープの4KテレビFL1ラインは、同社の4Kテレビの最新入門機です。

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 液晶パネルは、種類について公式な開示がないです。

 ただ、4Kでは伝統的に高級液晶では標準となるVA系パネルです。

 コントラスト表現力が高く、「黒がしまる」ので、多くのテレビに採用されます。

 おそらく本機もそうでしょう。

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 一方、本機については、単にVAパネルというだけでなく、表面に独自処理をなした4K低反射液晶パネルです。

 各社独自の工夫をした「ブランド液晶」を入門機にも使うのは珍しく、シャープの格安機の魅力です。もともと、「液晶性能」で売ってきたメーカーの矜持でしょう。

 映り込みが少なくなるような低反射タイプの液晶で、特に昼間において、映像を見る際のI視認性が高まるタイプです。

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 バックライトは、直下型です。

 シャープはエッジ型のイメージでしたが、本機は全機とも直下型です。

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 直下型は(壁掛け的な)薄型テレビにするのが一般的に苦手です。

 画質面でも、輝度ムラが少ないので、格安機の場合は(一般的に言って)直下型が良いです。

 ただ、エリア制御などそれ以上の工夫はないですから、あくまで「入門機」の範疇です。

 また、直下型配置と一口に言っても、直下のLEDの数は各社で異なります。

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 4Kチューナーは、搭載です。

 新4K放送用のチューナーをダブルで搭載するので、BS・CS4K放送を見ながら裏番組も録画できます。

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 HDR10技術は、対応します。

 この規格は、4Kと同時に普及してきている輝度に関する新しい業界規格です。

 「ハイダイナミックレンジ」の略称で、画像の立体感や解像感を高める4K向きの最新技術です。

 コンテンツ側の対応も必要なので、地デジなどのコンテンツでは普及していない規格です。

 しかし、ゲーム機やNetflixなどの映画コンテンツほか、新4K衛星放送では、HLGとして対応するので、4Kテレビを選ぶ場合には重要です。

 画像の立体感や解像感は未対応機よりも高いでしょう。

 一方、本機は、通常の地デジの画質をHDR水準に再計算する「HDRアップコンバート」技術の搭載には言及がないです。

 「輝き復元」という機能が実質的に輝度強化の役割を果たしているようには読めますが、詳しくは分かりません。

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 画像エンジンは、Medalist S4を搭載します。

 画質向上機能は、このエンジンを利用した超解像度技術を装備します。

 低解像度ソースの「高精細化・リアリティ復元処理」のため「4K超解像アップコンバート」を搭載します。

 ただ、東芝と違って、シャープは、フレーム間処理をともなう超解像度技術はなさず、あくまで、フレーム内で完結する処理です。

 この部分で、やや東芝には負けます。

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 一方、輝度を再計算し、明暗表現を整える「スマート アクティブ コントラスト」と、光学設計の最適化で輝度ピークを従来比で20%向上させた「リッチブライトネス」という高輝度機能を備えます。

 後者については、輝度表現が重要なHDRやHLGのために新搭載となった技術で、新4K衛星放送などの視聴には有効だと思われます。

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 その上で、65インチ機に限りますが、「広色域化技術」として、リッチカラーテクノロジーも搭載します。

 バックライト部分の工夫と処理の合わせ技です。同社のTVではお馴染みで、パネルの発色を良くなります。

 そのほか、ネット動画の画質を安定化させるためのネット動画クリア補正も搭載です。

 色調を調整することで、シャープは、他社標準より「鮮やかな」画面です。

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 画質の自動調整は、「対応」です。

 AIオートという機能名です。

 AI学習を利用し、100万通りのパターンの映像を学習し、シーンが自動調整されるとされます。

 東芝上位機のように、クラウドで番組情報をみれるわけではないですが、実用性はあるでしょう。

 さらに、2023年機からはAIオートは、映像(ニュース・スポーツ・映画など)に合わせて、音声も自動で最適化されるようになりました。

 他社が先行した仕組みを採用した形です。

 一方、シャープ機は、照明センサーを内蔵するため、部屋の明るさに応じた調整(環境センシング)が可能です。

 東芝と違い、色温度(照明色)までは見れないグレードになります。

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 倍速液晶は、2倍速相当が搭載されます。

 倍速対応機は、スポーツなど動きのある映像に強くなります。

 ただ、本機は(本物の)倍速パネルではなく、バックライトの点滅制御によって「2倍速相当」を実現するものです。

 とはいえ、動きのある映像にもある程度対応できるでしょう。

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 【1-4TB】

 ・IODATA AVHD-AUTB1S
  ¥15,077〜 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

 録画機能は、USB接続のハードディスクを使用した場合、利用可能です。

 2TBで約174時間の録画ができます。

 また、この機種は、2番組同時録画に対応します。

 ただし、新4K放送の録画については、繰り返しになりますが、「裏番組録画」までの対応です。

 一方、シャープ機はSeeQVaultはいずれも非対応です。

 対応するHDDを買っても、テレビが壊れると次のテレビでは使えない仕様です。

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 番組表は、シャープも見やすく、便利に作られています

 とくに、シャープは他社に先駆けて、番組表を4K画質で作っているため、視認性が良く、情報量も多いです。

 純粋に、番組表画面の見やすさだけで言えば、この点で他社を出し抜いています。

 ジャンル別・キーワードで番組を検索することもできます。また、検索結果に基づいて、番組表を色分け表示にすることも可能です。オススメ番組を自動でお知らせする機能も付きます。

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 無線LAN内蔵です。

 これを使った機能としては、ココロビジョン機能も見所です。

 TVの視聴傾向から、AIがオススメ番組の情報を教えてくれる機能が付属します。

 そのほか、シャープの「ココロエンジン」に対応したIOT家電について、その稼働状況をテレビでも確認できる」「COCORO HOME」も、面白い試みです。

 ちなみに、IOT家電間の連携は、日本の家電メーカーでは、同社が最も力を入れており、先行しています。

 なお、シャープは、上位機を含めて2022年以降のモデルは、無線LAN部分でWi-Fi6に対応させています。

 ご家庭に対応ルーターを導入する場合、通信安定性が改善します。なお、2019年頃から広まった規格なので、それ以前のルーターだと対応しないでしょう。

 この部分は、このブログでは、【無線LANルーターの比較記事】で色々書いています。

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 映像配信サービスは、相当充実します。

 というのも、AndroidTV(Google TV)に対応するためです。

 豊富なネットコンテンツを便利に利用できる利便性はあるでしょう。

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 スピーカーの音質は、一方、このグレードだとさほど工夫がない20Wのステレオです。

 上位機ほどの工夫はないです。

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 音声アシスタントサービスは、Google系のGoogle アシスタントを基本搭載します。

 リモコンのボタンを押すことで利用可能です。

 また、 Google ほか【Amazon Echoの比較記事】で書いたような他社の対応スピーカーを購入した場合、リモコンのボタンを押さずに、各社のAIを呼びませます。

 Wi-Fi経由で、テレビの入/切、ボリューム、チャンネルなどの操作が音声にて可能です。

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 HFR(ハイフレームレート)は、PS5など次世代ゲーム機を利用する場合、注目して良い部分です。

 対応する場合、60フレーム/秒ではなく、120フレーム/秒の表示が可能で「なめらかな動き」がなされるからです。

 ただ、本機は未対応です。

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 以上、シャープFL1ラインの紹介でした。

 低反射処理された4Kパネルを採用しつつ、スタンダード機として他社と比べても充実すると言って良いエンジンによる補整機能を持つのが「売り」です。

 その上で、IOT化の部分では他社を凌ぐ部分があるほか、GoogleTVの搭載も含めて、ネットワーク対応では見どころがあります。

 ネットワーク視聴中心なご家庭の方はわりと向く入門機に思えました。

 しかし、画質面では(65インチを除き)広色域化に重要で、シャープの画質の「キモ」ともいえる、リッチカラーテクノロジー不採用です。ここは残念です。

 このほか、スピーカー部分もあまり工夫がなく、録画についても(番組名ごとに仕分けができる「まとまる」機能が要約付いた程度で)東芝のタイムシフト対応機などには及ばない感じがあります。

 一長一短はあるように思います。

ーーー

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 【2022年9月発売】

【42インチ】

 4・シャープ AQUOS 4T-C42EJ1
  ¥79,800 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【50インチ】

 5・シャープ AQUOS 4T-C50EJ1
  ¥99,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【65インチ】

 6・シャープ AQUOS 4T-C65EJ1
  ¥149,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト:直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 一方、シャープの1世代前の入門機となるのがEJ1ラインです。

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 比較する場合、画像エンジンが1世代前のMedalist S3です。

 1年単位で大きく変わることは少ないですが、自動画質調整(AIオート)について、音声まではオートにならない仕様でした。

 あとは、新機種と大きな違いはないです。

 この世代も、リッチカラーテクノロジーは65インチのみ採用です。

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 【2021年10月発売】

 【42インチ】

 7・シャープ AQUOS 4T-C42DJ1
  ¥59,800 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

 【42インチ】(廉価版)

 8・シャープ AQUOS 4T-C42DH1
  ¥69,880 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 さらに、1世代前の2021年の入門機になるのが、DJ1ラインです。

 画像エンジンがさらに1世代古いので、AIオート非対応です。

 2021年機の場合、DH1ラインという製品も出ています。

 さらに1ランク下の「廉価版」です。

 こちらのみ、ネットワーク(LAN)が全省略です。動画コンテンツほか、ファミリンクなど室内ネットワークも使えない点に注意が必要です。

 また「2倍速相当」の倍速も省略です。

 倍速の有無はテレビの画質に決定的な差を生むので、安くするためにとても重要なパーツを取っていると言えます。

 そのほか、3波チューナー数が1つ少ない、明るさセンサーがない、動画や画像を投影するためのUSB端子がない(HDD用はあり)なども、大きな差です。

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 結論的にいえば、値段差をふまえても、とくに、DH1ラインはどの角度からもオススメできない仕様です。

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【2020年10月発売】

【50インチ】

 9・シャープ AQUOS 4T-C50CH1
  ¥69,900 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【60インチ】

 10・シャープ AQUOS 4T-C60CH1
  ¥102,762 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:なし
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p  
新4K放送用チューナー:付属

 このほか、「シンプルモデル」として、2020年のCH1ラインもありました。

 ただ、倍速液晶がなく、優れた画像エンジンも省略された世代の製品です。

 無線LAN非搭載ですから、映像配信サービスにも対応しません。

 あまりおすすめできない機種です。


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【2022年7月発売】(23年追加)

【43インチ】

 11・シャープ AQUOS 4T-C43EL1
  ¥89,799 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【50インチ】(エッジ型)

 12・シャープ AQUOS 4T-C50EL1
  ¥92,235 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【55インチ】

 13・シャープ AQUOS 4T-C55EL1
  ¥144,436 Amazon.co.jp (
1/1執筆時

【65インチ】

 14・シャープ AQUOS 4T-C65EL1
  ¥145,690 楽天市場 (1/1執筆時)

【75インチ】

 15・シャープ AQUOS 4T-C75EL1
  ¥189,380 楽天市場 (1/1執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト:直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 EL1ラインも、シャープの入門機の(プチ)上位機です。

 ただ、2022年機が最新です。2023年に55インチが追加された点から言えば、おそらく、2023年にこのグレードの新機種は出ないでしょう。

 そのため、画像エンジンは、23年を基準にすると1世代前のMedalist S3です。

 1年単位で大きく変わることは少ないですが、自動画質調整(AIオート)について、音声まではオートにならない仕様でしたので、この部分は、新機種より劣ります。

 ただ、全体としては、こちらの方が性能の良い部分が多いです。

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 第1に、広色域化技術です。

 本機の場合、先述のリッチカラーテクノロジーが、全サイズとも「搭載」でした。

 シャープの画質の「キモ」といえる技術なので、この部分の性能が良いです。

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 第2に、スピーカーです。

 ここまでみた入門機より1グレード良い「フロントオープンサウンドシステム」です。

 パワーは総計20Wと変わりません。しかし、主に中音域のクリアさ重視されていたので、ニュースやドラマのセリフの聞き取りは少し良かった部分はあります。

 ただ、AIオートで、聞きとり部分が調整できるようになったので、新機種では(ポジティブな意味で)省略されたのだとは言えます。

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 第3に、台座の品質です。

 旧機は視聴位置が動かせるスイーベル式台座でした。

 他社の大型ディスプレイは総じて固定式である点を考えると、この部分は「面白い」試みです。

 ただし、旧機は50インチのみバックライトが「エッジ型」だった点には注意です。

 あとは、ここまで見た入門機と同じなので、説明は省きます。

 そちらをご覧ください。

---

 以上、EL1ラインの紹介でした。

 通常の入門機に対して全機とも「リッチカラーテクノロジー」があるのが見どころです。シャープ的な「画質」のキモなので、個人的には、最新のEL1ラインを含めた、ここまで見た入門機よりこちらのほうが良くみえます。

 発売時期の関係で画像エンジンが1世代古く、音声部分の「AIオート」に対応できない部分はあります。しかし、スピーカー自体の出自はこちらのほうが良さそうです。

 シャープの入門機だけで言えば、こちらが良いように思います。

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【2021年6月発売】

【43インチ】

 16・シャープ AQUOS 4T-C43DL1
  ¥86,556 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【50インチ】

 17・シャープ AQUOS 4T-C50DL1
  ¥85,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【2020年6月発売】

【50インチ】

 18・シャープ AQUOS 4T-C50CL1
  ¥69,580 楽天市場 (1/1執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 一方、2世代前の2021年版入門機となるのが、DL1ラインです。

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 画像エンジンMedalist S2と2世代前です。

 これにより、コンテンツに合わせ自動的に画質を調整する「AIオート」に非対応のほか、画質向上機能のうちネット動画クリア補正にも非対応になります。

 その他の部分は同じです。あえて言えば、Wi-FiがWi-Fi5である点が違いです。

 なお、4T-C50CL1は、さらに1年落ちで、画像エンジンもMedalist S1です。

 補正技術自体は大差ないですが、さすがに「3年落ち」ですし、保管面もふくめ、除外した方が良いかと思います

---

 結論的にいえば、アウトレット的な「値ごろ感」はあるので、安さ重視ならば選択肢にはできそうです。

 ただ、65インチ以外は、この世代だとエッジ型ですので、お買得かと言われれば微妙な部分はあります。

2-2・シャープの中級機

 つづいて、各年度のシャープの4K液晶テレビの中級機です。

 売り出し時価格は10万を超える場合が多いですが、型落ちだと10万を下回る場合もあります。


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【2023年6月発売】

【43インチ】(直下型)

 19・シャープ AQUOS 4T-C43FN2
  ¥123,113 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

バックライト :直下型

【55インチ】

 20・シャープ AQUOS 4T-C50FN2
  ¥129,799 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

【65インチ】

 21・シャープ AQUOS 4T-C65FN2
  ¥138,553 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

バックライト :エッジ型

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 シャープの4KテレビFN2ラインは、同社の4Kテレビの中級機(ハイグレード機)です。

 シャープの場合、最上位機は8Kです。ただ、4K液晶テレビだけでいえば、同社の上から2番目の上位機となります。

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 液晶パネルは、同社の「高級ブランド液晶」の1つであるN-Blackパネルを採用します。

 こちらは、下位機種よりも品質が良いパネルです。

 とくに、周囲のものがテレビに映り込むのを効果的に防ぎます。こうした加工には、特殊な素材が必要なため、高級機のみに搭載されます。

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 バックライトは、一方、エッジ型です。

 43インチだけは直下型ですが、エリア制御などはありません。

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 画像エンジンは、本機も「Medalist S4」を装備します。

 機能は、「4K超解像アップコンバート」を含めて、同社の入門機と同じです。

 リッチカラーテクノロジーも、上位機ですので、全機種対応します。

 画質の自動調整も、下位機と同じです。

 4Kチューナーも、2チューナー搭載です。

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 倍速液晶は、ただ、4倍速相当です。

 その点で言えば、下位機種よりスピードのある映像に強いです。

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 番組表も、下位機種と同様、4K画質対応です。

 シャープの強い部分で、見やすく便利に作られています

 映像配信サービスも同様で、下位機種同様に、AndroidTVに対応です。

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 スピーカーの音質も、下位機種より期待値が高いです。

 シャープの自社開発のFRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUSを採用するからです。

 中・低音域用のミッドレンジウーファー高音域用のトゥイーターが左右に2機ずつ付属するうえ、サブウーファが中央に1機配置されるのが特徴です。

 下位機種と比べると音質にも「そこそこ」は期待を持てます。

 ただし、出力は総計35Wなので、別売のTV用スピーカーなどを購入する場合は、劇的に音は変わるでしょう。

 なお、65インチ機以上は、ミッドレンジが4個になりますが出力は同じです。

 その他の部分は、画面の角度調整できる点を含め、下位機種と同じです。

 HFR(ハイフレームレート)は、4k/120pに対応します。

 接続面では、eARCにも対応になりました。

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 台座は、回転式です。

 シャープの場合、2023年機からは、スイーベルしたくない場合、固定できるような仕様になりました。

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 以上、シャープのFN2ラインの紹介でした。

 映り込みの少ない品質の良い液晶と、4倍速相当の液晶を採用する点が、売りの機種です。

 リッチカラーテクノロジーによる広色域化処理もなされますので、難点はさほどない機種です。

 とくに、43型は直下型ですし、このサイズの新機種の中では割と良く見えます。

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 【2022年6月発売】

 【43インチ】

 22・シャープ AQUOS 4T-C43EN2
  ¥100,818 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【65インチ】

 23・シャープ AQUOS 4T-C65EN1
  ¥149,800 楽天市場 (1/1執筆時)

  【70インチ】

 24・シャープ AQUOS 4T-C70EN1
  ¥181,732 楽天市場 (1/1執筆時)

バックライト :直下型

 【50インチ】

 25・シャープ AQUOS 4T-C50EN2
  ¥111,010 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

 【55インチ】

 26・シャープ AQUOS 4T-C55EN1
  ¥106,484 楽天市場 (1/1執筆時)

  【60インチ】

 27・シャープ AQUOS 4T-C60EN1
  ¥144,349 楽天市場 (1/1執筆時)

バックライト :エッジ型

モニターパネル:N-Blackパネル
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 なお、中級機の旧機種となるのが、EN1ラインEN2ラインです。

 入門機の場合と同じで、画像エンジンが1世代古い「Medalist S3」です。

 そのため、自動画質補正(AIオート)時、連動してサウンドまでは調整されない点が新機種との目立つ違いです。

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 一方、55型以上(=EN1ライン)のみ、TV本体にマイクを内蔵です。

 リモコンのボタンを押さなくても、Google系の音声AIであるGoogleアシスタントを呼び出せます。

 あとは、先述の「台座ロック」が新設された程度の違いとなります。

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 【2021年6月発売】

 【43インチ】

  28・シャープ AQUOS 4T-C43DN2
   ¥94,800 楽天市場 (1/1執筆時)

 【50インチ】

  29・シャープ AQUOS 4T-C50DN2
   ¥105,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

 【55インチ】

  30・シャープ AQUOS 4T-C55DN1
   ¥112,499 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【60インチ】

  31・シャープ AQUOS 4T-C60DN1
   ¥137,170 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

バックライト :エッジ型

  【65インチ】

  32・シャープ AQUOS 4T-C65DN1
   ¥140,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【70インチ】

  33・シャープ AQUOS 4T-C70DN1
   ¥(164,999) Amazon.co.jp (1/1執筆時)

 【2020年6月発売】

  【70インチ】

  34・シャープ AQUOS 4T-C70CN1
   ¥180,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

バックライト :直下型

モニターパネル:N-Blackパネル
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/120p  
新4K放送チューナー:搭載(2)

 さらに本機については、2021年版の旧機種となる、DN1・DN2ラインも残ります。

 違いは、画像エンジンが、Medalist S2と1世代前になる部分です。

 冒頭でみた入門機の場合もそうでしたが、旧機種は、コンテンツに合わせ自動的に画質を調整する「AIオート」に非対応です。

 また、画質向上機能のうちネット動画クリア補正にも非対応になります。

 その他の部分は、同じです。

 さらに、70インチだけですが、1世代前のCN1ラインも残ります。 

 こちらは、TVマイクを搭載しない点でDN2ラインの旧機種になります。画像エンジンはさらに1世代前です。ただ、この年の場合機能上の差はさほどなかったとは言えます。

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 結論的にいえば、シャープの中級機の新旧だけで選ぶとするならば、値段がだいぶ下がったDN1・DN2ラインあたりは「お買い得感」を感じます。

 3世代前のCN1ラインはさすがに(倉庫保管の状況が分からないので)除外するとしても、それ以外ならば、選べるかと思います。

 実際、2023年の入門機と比べても安い上で、映り込みの少ない品質の良い液晶と、8倍速相当の液晶を採用しますし、リッチカラーテクノロジーも搭載です。

 先ほどまでの機種と値段を比べて、十分に安いようならばこちらを選んでOKでしょう。

2-3・シャープの上級機

 最後に、各年度のシャープの4K液晶テレビの上位機です。


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 【2023年6月発売】

 【55インチ】

  35・シャープ AQUOS 4T-C55FN1
   ¥180,926 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【65インチ】

  36・シャープ AQUOS 4T-C65FN1
   ¥211,700 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【75インチ】

  37・シャープ AQUOS 4T-G75FN1
   ¥184,500 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

モニターパネル:N-Blackパネル
バックライト 直下型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/1200p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 FN1ラインは、シャープの最新の上位機です。

 次にフラッグシップ機も見ますが、通常ラインでは最も高級な製品です。

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 液晶パネルは、本機もN-Blackパネルを採用します。

 中位機とパネル自体は同じです。

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 バックライトは、ただ、全機種とも直下型で統一します。

 その上で、エリア駆動にも対応します。

 同社のテレビだとこのグレード以上のだけの採用です。

 エリア制御しない場合に比べて、輝度表現や画面ムラが少ない方式です。

 パナソニックが得意とする方式ですが、シャープも採用してきました

 画像エンジンは、本機も「Medalist S4」を装備します。

 エンジンに関わる画質調整の技術は、ここまでみた中位機と同じです。

 4Kチューナーも、2チューナー搭載です。

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 倍速液晶も、4倍速相当です。

 動く映像のチラツキ対策として(予測補間ではなく)黒挿入技術を利用し対策をしています。その部分で「4倍速相当」としています。

 一方、機能面では4Kスポーツビューとして、この機能を自動的にONにすることが、本機は可能です。

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 番組表映像配信サービスの部分は、中位機と変わりません。

 やはり、AndroidTVに対応です。

 スピーカーは、下位機(FN2)と同じ構成です。

 片側につき、ミッドレンジ×2・トゥイーター×1で、真ん中にサブウーファー1基を加えた2.1chで、総合50Wです。

 HFR(ハイフレームレート)は、4k/120pに対応します。

 HDMIは、eARC対応なので、音響機器の増設もしやすいでしょう。

 あとは、中級機までと同じです。

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 以上、シャープのFN1ラインの紹介でした。

 パネル部分のエリア制御を伴う直下型ですので、中位機種よりも確実に画質は良いです。

 ただ、エリア制御は、東芝・パナソニックが割と強い印象です。シャープは新参なのですが、この部分の説明がわりと「あっさり」なので、他社とは比べる必要はあるでしょう。

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 【2022年6月発売】

 【55インチ】

  38・シャープ AQUOS 4T-C55EU1
   ¥161,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【65インチ】

  39・シャープ AQUOS 4T-C65EU1
   ¥163,000 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

モニターパネル:N-Blackパネル
バックライト 直下型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート;4K
フレームレート:4k/1200p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 なお、このグレードの旧機となるのが、EU1ラインです。

 画像エンジンは、入門機・中級機までと同じで、1世代前なので、AIオートの部分で、サウンドまでは補正にならない点が、大きな違いです。

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 スピーカーは、一方、この世代の方が「充実」していました。

 ARSS+と呼ばれる上位システムだったからです。。

 下部には、ミッドレンジウーファーが1基と高音域用のトゥイーターが1基、左右それぞれに配置されます。

 加えて、上部に最近流行するドルビーアトモスなどの3D立体音響の再生に対応するためもあり、ハイトミッドレンジスピーカー1基とハイトトゥイーター1基が、左右それぞれに配置です。これに、重低音用のサブウーファが1基です。

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 この構成の場合、左右だけでなく、上下のサラウンド感が得られます、また、「画面から音がきこえるような」独特な音場が得られます。

 むろん、テレビが薄いので、総合出力は(下位機種よりだいぶ良いですが、それでも)80Wにとどまるとも言えます。 

 そのため、【サウンドバーの比較記事】で書いたような外部システムに比べると、音圧という部分では、弱いでしょう。

 とはいえ、別にスピーカーを買わなくても(一般的には)実用以上の水準です。

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 結論的にいえば、外部増設するつもりがない方で、スピーカー重視ならばこちらの方が「だいぶ豪華」であり、選びがいがあるでしょう。

 映画やゲームを中心にシャープ機を選ぶならば、こちらはよさそうです。

 ただ、先述のように、AIオート(自動画質補正)はサウンドまで連動しないので、ニュース番組などの「聞こえ」にすこし問題を感じる世代は、(シンプルな)新世代のほうが良いような感じはあります。


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 【2022年10月発売】

 【55インチ】

  40・シャープ AQUOS XLED 4T-C55EP1
   ¥219,468 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【60インチ】

  41・シャープ AQUOS XLED 4T-C60EP1
   ¥345,300 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【65インチ】

  42・シャープ AQUOS XLED 4T-C65EP1
   ¥301,895 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【70インチ】

  43・シャープ AQUOS XLED 4T-C70EP1
   ¥438,060 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

  【75インチ】

  44・シャープ AQUOS XLED 4T-C75EP1
   ¥533,776 Amazon.co.jp (1/1執筆時)

モニターパネル:量子ドットN-Blackパネル
バックライト:高詳細直下型エリア駆動
解像度:4K画質
倍速液晶:倍速)
コンバート;4K
フレームレート:4k/120p  
新4K放送チューナー:搭載(2)

 EP1ラインは、AQUOS XLEDというシリーズに属する、同社の4K液晶では、最上位機となるフラッグシップクラスの機種です。

 なお、同社は8Kがありますから、4K液晶における最上位機ということになります。

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 画面サイズは、75インチまでの5種のラインナップです。

 画面すみのベゼル(額縁)が狭いベゼルレス(フローティングディスプレイ)なので、壁掛けにした際などの没入感は高めです。

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 液晶パネルは、本機もN-Blackパネルを採用します。

 VAをベースにしつつ、低反射処理をしたシャープでは上級の液晶です。

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 バックライトは、しかし、このグレードは独自性があります。

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 シャープとしては初めてですが、輝度・コントラスト表現に強い直下型LED配置です。さらに、最先端といえるmini LEDを採用します。

 通常の直下型より細かく輝度・コントラスト制御できるためアクティブmini LED駆動とシャープは呼びます。

 1LEDごと制御するソニーに比べると、エリア制御には止まるのですが、この値段だと、現状で望める最上級と言えます。

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 また、本機は光源が青色LEDで、それを量子ドットフィルタを通すことで色表現をする量子ドットリッチカラー式です。

 普通のホワイト光源のレンズ式よりも色域を広げやすいので、シャープが大事にする広色域化(あざやかさ)の部分で優れます。

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 同社では「第2世代」のQLEDです。

 原料素材の変更で色域は旧世代より10%拡がったとのことです。緑系と(特に)赤系の波長を意図しています。実際、シャープのカタログ写真は「赤の発色の良さ」を全面的に強調する傾向です。

 一方、mini LED+量子ドットカラーという構成は、LG・東芝ほかの上位機でもみられる方式です。

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 ただ、LGが表面パネルにIPS液晶を採用しているのに対して、シャープは、VAベースのN-Blackパネルですので、表現は変わってくるでしょう。

 VAベースならば、黒のしまりはより良いでしょう。

 先述の新LEDの採用に伴い、フレアブライトネスと呼ぶ、新回路で、コントラストを高める工夫もあるので、シンプルに、LGと同じではないです。

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 画像エンジンは、上位の「Medalist S4X」を装備します。

 「4K超解像アップコンバート」は本機も採用ですが、新エンジンの採用で、水準は上がります。

 高詳細化・輪郭補正・輝度復元など、高級テレビの機補として重要な機能を網羅する上で、シャープの8K機に採用されていた「スマートアクティブコントラスト」も採用です。

 あとは、ネット動画の画質向上を目指す「ネット動画クリア補整」も新機軸です。

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 AIオートとして、内蔵する映像データベースと照合しつつ、映像を調整していきます。ただし、2022年登場なので、世代的にサウンドとの連動はしません。

 シャープは東芝と違ってクラウド状のデータとは照合しません。ただ、オブジェクト情報(人・顔・空)と放送ジャンル(映画・ドラマ・スポーツetc)は、内蔵データで判別できるため、それを利用しての調整です。

 最近各社の上位機は、ビッグデータをAI分析することが普通になりました。

 情報量(処理量)の増加はハード面の画質向上機能と連携し、精度をより高めることになります。実際、かなり効果的な方法でしょう。

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 2022年機からは「環境センシング」機能が加わりました。

 この部分も最近のテレビの「トレンド」ですが、明るさセンサーが部屋の照度を見て、画質を自動調整する機能です。

 この部分は、照度以外に、電球色・昼光色など、部屋の照明の色温度も見られる「環境光センサー」を装備するメーカーがありますがシャープは「照度のみ」のようです。

 テレビの入力フォーマット(HDRなど)を理解しつつの調整なので、精度が高いです。

 4Kチューナーも、2チューナー搭載です。

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 倍速液晶は、4倍速相当です。

 なお、シャープAQUOSの場合、従来「480スピード」が4倍速相当、「960スピード」が16倍速相当の表現だったのですが、最近「スキャンスピード」と速度表記を替えています。

 倍速+LED制御ではある点は同じなので「4倍速相当」と表記しましたが、技術水準は、よれより高いかもしれません。

 番組表・映像配信サービスは、下位機種同様に対応です。

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 スピーカーは、本機もARSS+を採用です。

 下部には、ミッドレンジウーファーが2基と高音域用のトゥイーターが1基、左右それぞれに配置されます。

 加えて、上部に最近流行するドルビーアトモスなどの3D立体音響の再生に対応するためもあり、ハイトミッドレンジスピーカー1基とハイトトゥイーター1基が、左右それぞれに配置です。これに、重低音用のサブウーファが1基です。

 下位機種より、ミッドレンジの数が1組多く ユニット合計で11スピーカーと豪華です。

 総合出力は85Wと少しだけ上です。

 HFR(ハイフレームレート)は、4k/120pに対応できます。

 ただ、HDMI端子でeARCに対応できるものはないので、音響機器の増設は面倒な場合があります。

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 以上、シャープのEP1ラインの紹介でした。

 mimiLED+量子ドットという構成は、他社の上位機でもありますが、パネルや画像エンジンの工夫で、同社の色を出しているといえる機種です。

 VA系のN-Black液晶をベースにしつつ、8Kで培ったシャープ独自の味付けをなしているという点で期待値は高いです。見た感じ、この構成の他社上位機に比べると、赤色の鮮やかさは強調できます。

 なお、mimiLED+量子ドットは、IPS液晶の弱点だったコントラスト表現の克服のために(IPS液晶を使う)LGが導入した部分があります。

 もともとその部分が強いVA系N-Black液晶に使う場合も、特に、バックライトの制御部分でかなりの進化が見込めるでしょう。

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 【2022年2月発売】(後継機あり)

 【55インチ】

  45・シャープ AQUOS XLED 4T-C55DP1
   ¥198,000 楽天市場 (1/1執筆時)

  【65インチ】(2021年発売

  46・シャープ AQUOS XLED 4T-C65DP1
   ¥194,800 楽天市場 (1/1執筆時)

モニターパネル:量子ドットN-Blackパネル
バックライト:高詳細直下型エリア駆動
解像度:4K画質
倍速液晶:倍速)
コンバート;4K
フレームレート:4k/120p  
新4K放送チューナー:搭載(2)

 なお、このグレードの旧機種がまだ売られます。

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 本機については、量子ドットパネルが旧世代ですので、色域が10%ほど狭くなります。

 それでも、下位グレードより10%は高いですし、値段差ほどの差はないと言えます。

 エンジンも1世代前の「Medalist S2X」です。

 この世代だと「AIオート」がないほか、照度センサーも未装備で部屋の明るさが見れないという仕様です。

 あとは、わずかにスピーカー出力が弱い(80W)程度の差です。

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 結論的にいえば、発色の部分で新機種とは差がつきますが、本機もmimiLED+量子ドットの構成で、N-Black液晶XLEDである部分は変わりません。

 この部分は、このグレードより下位の機種(=XLEDではない機種)に比べても「はっきりした差」が付くと言えますの。最新上位機の「1グレード下」の機種と考え、選ぶのは「あり」でしょう。

 お買得感はかなり感じます。 

第3回記事に続く!
4K液晶テレビのおすすめ機種はこちら!

 というわけで、今回は、シャープの4K液晶テレビを紹介しました。

 しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

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3・ソニーの4K液晶TVの比較
 :ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ
 =全機からのおすすめの提案【結論】

 つづく第3回記事こちら)では、ソニーの4Kテレビを紹介します。

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映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、10回目の結論編こちら)では、全機種から、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案します。

 引き続き、よろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 18:05 | 映像機器

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