【今回レビューする内容】2026年 パナソニックの最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方(パナソニック編) 40 43 49 50 55 65 75インチ:パナソニック Amazon Fire TV搭載テレビ
【比較する製品型番】 パナソニック ビエラ VIERA W80Bシリーズ 43W80B TV-50W80B VIERA W90Bシリーズ TV-43W90B TV-50W90B TV-55W90B TV-65W90B W95Bシリーズ TV-55W95B TV-65W95B TV-75W95B VIERA W80Aシリーズ TV-43W80A MR770シリーズ TH-43MR770 TH-50MR770 W90Aシリーズ TV-43W90A TV-50W90A TV-55W90A TV-65W90A W95Aシリーズ TV-65W95A レイアウトフリーテレビ TH-43LF1 TH-43LF2 TH-43LF2L TH-43LF2L-H ほか
今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今回は、2026年1月現在、最新の4K対応の液晶テレビの比較の4回目記事です。
4K液晶テレビのうち、パナソニックのビエラを紹介していきます。
24年からAmazon(Fire TV)と組んで、動画や家電操作などとシームレスに統合した、機種展開になってきました。
既にみた、シャープ・ソニーがGoogle(Google TV)なのでこの部分で特徴的ですが、AmazonのOSのほうが、家電操作が強い感じなので、総合家電メーカーとして、相性は良さそうです。

1・4K液晶テレビの比較【導入編】
:選び方の基本の説明
:東芝・レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
:アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
:ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
:ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
:ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
:Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
:TCL TV〈中国〉
8・アイリスオーヤマの4K液晶TVの比較
:LUCA〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
:JVC〈日本〉
:マクスゼン・オリオン ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
=全機からのおすすめの提案
なお、全般的な「4Kテレビの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭(こちら)に書きました。
そちらを先にお読みいただいた方が、わかりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
映像の美しさ ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
音質の良さ ★★★★★
ネット動画 ★★★★★
番組表 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。
そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。
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1・小型液晶テレビの比較
2・大型液晶テレビの比較
3・4K液晶テレビの比較
4・有機ELテレビの比較
5・8Kテレビの比較
6・おすすめTVのまとめ 【結論】
なお、今回の記事は、TVを紹介した一連の記事としては「3回目記事」の一環として書きました。
4・パナソニックの4K液晶TVの比較
というわけで、パナソニックの4K液晶テレビの紹介です。
性能的に「入門機」「中級機」「高級機」の順番で説明します。
なお、パナソニックの場合、最も安い入門機から高級機にみられる機能がみられます。
そのため、上位機限定でお探しの方も、入門機から読み進めていただく方が分かりやすいかと思います。
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なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書きます。
【2025年7月発売】
【43インチ】
1・パナソニック TV-43W80B
¥86,162 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【50インチ】
2・パナソニック TV-50W80B
¥110,593 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【2024年7月発売】
【43インチ】
3・パナソニック TV-43W80A
¥71,700 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【50インチ】
4・パナソニック TV-50W80A
¥80,500 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
パネル:VA
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
ネット動画:Amazon Fire TV
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)
4Kビエラ W80Bシリーズは、パナソニックの4K液晶テレビの入門機です。
本機はFire TVとタッグを組んだ機種になります。
新旧あります。
新機種は、画像補正の部分で、ダイナミックディテールエンハンサーに対応したのが新機軸です。逆に言えば、それ以外の違いはないです。詳しくは後述済ますが、2台並べても「違い」が分かる水準の技術には思えないです。
一方、新機種だと、後述する環境光センサーが省略で、自動画質調整時、部屋の照明色は見られなくなっています。そのほか、スピーカー出力も弱体化しました。
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結論的にいえば、基本的に安いうちは、旧機種がお買得に思います。そちらで良いです。

液晶パネルは、VAパネルです。
パナソニックはIPSのイメージですが、近年はVAが増えています。
IPSは、目が疲れにくく、彩度部分で「味付け感」なく、落ち着いた色彩が評判です。
VAは、テレビではメジャーなパネルです。
コントラストが上げやすく、黒の引き締まるTV向きの液晶です。視野角も広いです。
PCモニター用は別として、VAはテレビ向きに必要な要素を備えるため、悪くないです。

バックライトは、直下型です。
最近は直下型もスリム化してきているのと、HDR全盛時代で、パネル輝度が必要な理由で各社とも、入門機でも移行が進みます。
パナソニックの場合、輝度のスペックは他社同様だしませんが、「高輝度」なVAであるとしてワンポイントとしています。

その上で、同社の場合、エリアごとコントラストを制御する「エリアコントラスト制御 PRO」技術を併用しています。
加えて、本機は、エリア制御を伴う点で高度です。

ただし、バックライトの点滅制御(ローカルディミング)ではないので、上表の「エリア制御」には該当しません。
TCLなどで見られる「マイクロディミング」に相当するものですから。
それでも、直下型としても「ちょっと良い仕様」とは言えます。
値段差はあるものの、各社の入門機だけで較べた場合、この部分は少し優秀と言えます。

4Kチューナーは、しっかりWチューナーが付属します。

HDR10技術は、対応です。
HDRは、他社機でも説明したように、新4K放送でも採用される輝度向上技術です。
対応しない場合、輝度の部分で情報通りの正確な表現ができませんが、本機は対応です。

一方、パナソニックは、AI HDRリマスター機能として、地デジなど、HDR画質のない標準画質の映像も、HDR水準に再計算する技術を取り入れます。
東芝やソニーも持つ技術ですが、採用しない企業もある点から言えば、ワンポイントです。

なお、登場当初、新4K放送を写すと「画面が暗い」という不評が各社テレビにありました。
最近は、どの企業も対処済みですが、パナソニックもこちらの機能で対処しています。

画像エンジンは、HCX PRO AI Processor MK IIです。
ここはポイントで、同社の場合、最上位機(OLED)まで共通のエンジンであり、このクラスの搭載は贅沢です。
他社機でも説明したように、エンジン(CPU)の質が良いと、リモコンなどの駆動性がよくなるほか、画質補正面で色々な恩恵を受けられます。
画質向上の部分では、多くの機能性があります。

広色域化技術は、パナソニックが特に強調する部分です。
ヘキサクロマドライブという三次元カラーマネジメント回路で、発色を良くする技術です。
デンキヤで「Panasonicのテレビの綺麗さ」を実感するのは、この部分も影響しています。
VAパネルとの組み合わせですが、問題ないでしょう。
先述のHDRコンテンツでは、シーンごとに階調の調整処理も加えます(ハイブリッドトーンマッピング)。

ノイズ除去は、最近だと、ネット動画視聴の部分で重要です。
高圧縮の画像で階調がない縞模様(バンディングノイズ)問題があるからです。
レグザ(東芝)だと中級機からの対応ですが、パナソニックは、ネット動画ノイズリダクションとして、入門機からこの機能を搭載するのは、ひとつの見どころでしょう。

超解像技術は、特に4Kテレビについては注目してよい部分です。
再計算によって4K画質に「アップコンバート」する際の処理技術の総称として、その際の技術を、一般的に「超解像技術」と呼びます。
デュアル超解像という機能名です。
これは、AIを利用した高詳細なアップコンバート映像(AI超解像)と、数理モデルを利用した自然なアップコンバート映像(数理モデル3次元超解像)を、合成するというものです。
利用時の有無を比べることは、仕様上、難しい部分です。しかし、人間の「目の性能」をふまえれば、この工夫は意義があるといってよいです。
24年に登場した新機軸ですが、先述のように、エンジンが最上位機と共通なので「贅沢にも」こちらの入門機にも載ります。

美肌系系機能は、「肌色」に特化した機能性としてはないです。
色補正としては、エリアごとの輝度抜けを検出する機能(高輝度対応色補正)と、シーンごとに色を補正する機能(適応型色補正)の言及があります。
パナソニックは、パネルの輝度情報をエリアで見れるので、階調補正(微細ブロック階調補正)にも利用します。

高精細化の部分では、高輝度パネル輝度の管理に注目します。
パナソニックは、輝度をシーン(フレーム間)と、エリア(フレーム内)で測れるようにしています。
派手に明るくしすぎて階調を消さないようにする技術(微細ブロック階調補正)と、明るいシーンで輝きをしっかり出す技術(ダイナミックメタデータクリエーション)に使われます。
輝度の部分はシャープも注目して開発していますが、パナソニックも優れます。

一方、2025年機からは、「ダイナミックディテールエンハンサー」を搭載です。エリアごとに明るさを調整し、見えにくい細かいところもはっきり見えるようにする「ガンマ」調整のことです。
ただ、この技術自体は、先述のように、そこまで新味はなく、各社とも割と見られるように思います。同社のプレスリリースでもそこまで強調していません。
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結論的にいえば、25年機はそこまで新味はないのは確かです。
ただ、24年にTCL委託の新体制になった際(つまり24年モデル)では、かなりの新技術を導入し、この部分の競争力を増しています。また、画質調整についてはパナソニックのチームが引き続き技術開発に関わるようです。
本機は、大手他社同様に、近年は、大量のビッグデータ(映像)をみせて深層学習させたAIを内装し、AIに判断させる仕組みが全盛で、そこが見どころです。
その上で、パナソニックの場合、既存の数理モデルを併用して自然に処理していく形で、長年培った技術を活かしていると部分にも特徴があると言えます。つまり、10万円前後の入門機としては、画像補正の部分の機能性は、他社比でも「充実するほう」に思います。

画質の自動調整も、高度です。
ディープラーニングを利用し、100万コンテンツを分析した学習用データベースを元にAI(人工知能)が処理を加えます。
これにより、単純に「番組の種類」だけでなく、細かい「シーン」にあわせた自動調整ができます。レグザ(東芝)も採用する技術です。

効果的でしょうが、何のシーンが判断できるのかは、同社の場合、非開示です。
写真から判断するに、映画(暗いシーン)、スポーツ(明るいシーン)と、人間の動き(静止した状態か、動いているか)は、判断できるようです。
高画質化技術も、コンテンツの内容をAIが理解してこそ、効果を発揮できるといえます。
その点で言えば、画質モードを手動で切り替えず「自動モード(オートAI画質モード)」でずっと見ているような(一般人の)使い方の場合、画質の底上げはかなり期待できるでしょう。
一方、本機は搭載の明るさセンサーで、部屋の視聴環境に合わせて画質を調整する機能も付きます。
明るさほか、天井照明の色温度もみれる(上位の)環境光センサーは、2025年機からは省略です。パナソニックの現行機だと上位機だけです。

倍速液晶は、動きのあるスポーツなどの映像の「残像感」を減らすために重要です。
本機の場合、倍速パネルは未搭載で、普通の塔粗悪パネルです。
ただ、「クリアモーション」という残像制御技術を持ちます。
自発光・バックライト制御の高速化によるもので、他社のように点滅という言い回しはしませんが、ここでは「2倍速相当」の実力としておきます。

【Amazon限定】
【2TB-8TB】
・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥12,800〜 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
録画機能も、別売のHDDを増設すれば対応です。
視聴しながらの裏番組録画ができる仕様です。
ただし、同時録画は不可です。なお、コピー・ムーブは対応ですが、SeeQVaultは非対応です。最近、各社とも対応をやめているので、業界全体として規格廃止の方針かもしれません。

一方、録画機能面は、他社(特にレグザ)と比べて、あまり充実しません。
この部分は、【ブルーレイディーガの比較記事】で書いたように、同社のレコーダーがかなり優れるため、「そっちを買ってね」という話になります。
連携面でも優れ、例えば、レコーダーの全録(タイムシフト)で録画した番組と現在の番組をまとめて表示される「過去未来番組表」などは面白いです。
こちらは、本体発売後のアップデートでの対応になります。
番組表は、平均的水準です。
番組表のメイン画面の視認性やフォントの見やすさの点では、無理に押し込んだ感じがあります。このあたりは、改善の余地を感じます。

無線LANも、搭載です。
パナソニックがブルーレイなどで採用する「外からどこでもスマホで視聴」に対応します。
放送中番組や、HDDに録画した番組を外出先でもインターネット経由で観ることができます。予約も可能です。

そのほか、お馴染みの「(4K)お部屋ジャンプリンク」で、同社のテレビ・レコーダーとLAN経由でネットワーク利用ができるのも「売り」です(アップデート対応)。
ちなみに、パナソニックのようなレコーダーも出す企業(東芝・シャープ・ソニー)のテレビは、自社製品とのリンク部分を重視したテレビを開発しています。
なお、これらの機能は、パナソニックの現行の4K機は基本的にどれも備わります。

映像配信サービスは、Amazon Fire TVと「強固なタッグ」を組みました。
相当力をいれた宣伝です。映像技術で一日の長がある、パナソニックとの連携は、Atlasとしては驚きました。
シャープ・ソニーはGoogle TVである一方、パナソニックは、今まで自社展開でかなり負ける部分があったのが、改善されました。

いずれにしても、本体のリモコン操作で、Fire TVの初期画面を出せ、無料のTVer(地上波テレビの再視聴サービス)から、Amazon Video・Netflix・Hulu・DAZNなどメジャーな定額動画サービスまで、対応できます(Apple系除く)。
アプリのインストールが可能なので、マイナーな日本独自の動画サービスもたいてい対応するでしょう。
なお、詳しいサービス内容は、このブログだと【FireTVなどSTB機器の比較記事】で書いているので、ご覧ください。
UI(インターフェース)は、TV向けは特別仕様です。地上波・BSなどの番組選択も、Fire OS上で可能です。
搭載のFire OSのバージョンは不明ですが(最新:Fire OS 8)おそらく、最新かと思います。
Fire TV側のUIの仕様は、Amazonが以前他社(フナイ)に提供していたものと同じですし、Amazon側が用意しているようです。その点で言えば、アップデート面は安心でしょう。
ただ、Google TV搭載の他社機と同じで、単独のSTB機器と違い、Soc(CPUなど)は、TVと共通のものを使う仕様なので、どちらが「サクサクに動く」かと言えば、TV内蔵型ではなく、専用のSTB機器である、とは言えます。

音声アシスタントサービスは、Amazon Alexaを搭載です。
ただし、TVが起動中で、リモコンの音声認識ボタンを押した場合に限ります。
ボタン操作なしにTV内蔵マイクで利用できる機種は、現状で、液晶テレビでは最上位までない(有機ELのみ)です。
天気予報などの情報取得などに、常時利用したい場合は、このブログの【Amazon Echoの比較記事】で比較した、専用製品を導入すると良いでしょう。
このほか、Apple系デバイスからも、Apple HomeKit対応なので、本機の操作に対応できますが、やはり、本機の場合便利なのは、Amazon系です。

家電の音声操作は、Amazon Alexaが対応している家電ならば、対応可能です。
パナソニック製品の場合、近年登場のWi-Fi搭載のIOT家電(エアコン・照明・カメラ・空浄機・洗濯機・ロボット掃除機)などが対応しています。
見どころは、写真のような操作画面で、各機の稼働状況がテレビで確認できる点です。
他社製品も、Amazon Alexa対応ならば操作可能です。
また、Wi-Fi未搭載の家電でも、赤外線方式のリモコン付の家電、あるいは、コンセントにさすだけで利用できるような家電は、このブログの【スマート学習リモコンの比較記事】で書いたような機器を導入すれば、5000円以下で対応可能です。

そのほか、パナソニック機は、音声プッシュ通信に対応するため、スマホで設定した情報、(ゴミの日・天気・宅配のお届け情報)などを表示することもできます。
なお、テレビがついていない場合も、スマホの通知機能ほか、同社のスピーカー付き家電の一部で通知再生ができます。例えば、【LEDシーリングライトの比較記事】で書いた、同社のスピーカー付きシーリングライトがそれにあたります。

スピーカーは、総合20Wのフルレンジスピーカーです。
立体音響のドルビーアトモスに対応しますので、メディア側が対応すれば、立体サラウンドが仮想再生されますが、上向きスピーカーがあるわけでもないので、平凡です。
とはいえ、シンプル構成なので、ニュースなどの聞きとりに問題が生じにくい利点はあるでしょう。
機能面では、ただ、映像のオートAI利用時、映像だけでなく連動してサウンドモードも自動調整する仕様は便利です(オートAI音質)。
他社の後追いですが、便利には違いありません。ニュース・映画・スポーツなどを判別して、適切に出力します。
このほか、Bluetoothも搭載です(入出力対応)。
ヘッドフォンなどに出力する場合は、コーデックはおそらくSBCのみなので、音質は落ち、また、音も遅延するでしょう。
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結論的にいえば、音にこだわりたい場合は、同社の上位機、あるいは、このブログの【サウンドバーの比較記事】で書いたような、パナソニック製を含む外部機器を導入する方が良いでしょう。
1-2万円程度でも大幅に改善します。
本機はHDMIがeARC対応なので、マルチチャネル対応の高級機でも、接続が簡単です。

HFR(ハイフレームレート)は、PS5(プレステ5)など次世代ゲーム機を利用する場合、注目して良い部分です。
対応する場合、60フレーム/秒以外に、120フレーム/秒(4K/120Hz)の表示も可能になり「なめらかな動き」が楽しめるからです。
同社の場合、このグレードでは未対応です。
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以上、パナソニックの W80Bの紹介でした。
必要十分なパネル性能がある上で、画像補正部分がかなり強力な印象です。
画質面は、実物を見てから加筆しますが、見た感じ、従来的な、ヘキサクロマドライブの効果などで発色が良い上で、「味付けが濃すぎず、薄すぎもしない」パナソニック的な画質を担保していそうです。
自動画質調整も、東芝並みに強いですし、あまり詳しくない方には良いかと思います。
その上で、HDR全盛期の現在に適応させるため、輝度・階調表現にメスをいれた製品といえそうです。この部分で、総合的な画質はより「現代的」になったと言えます。
もちろん、Amazon Fire TVとの連携は注目点です。従来弱点だった、定額動画サービスへの対応もこれで解決するでしょう。
とくに、「スマートホーム(IOT家電)」との連携は、住設ももつ総合家電メーカーである、パナソニックの場合、特に強みが出しやすいと言えます。
音声AIを出す企業では、Amazonがスマートホームの対応幅で一番強いので、良いコンビでしょう。
一方、このグレードの場合、倍速液晶に非対応(2倍速相当)で、スピーカーは明らかに平凡です。とくに、スポーツほかの動く映像の画質を期待したい場合、もう少し上位機でも良いかと思います。
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【2023年10月発売】
【43インチ】IPS
5・パナソニック VIERA TH-43MR770
¥152,173 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【50インチ】VA
6・パナソニック VIERA TH-50MR770
¥181,952 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
パネル:IPS / VA
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
ネット動画:You Tubeのみ
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)
なお、MR770シリーズは、、次にみる「中級機」より価格が高いのですが、画質的には入門機です。

価格が高い理由は、いわゆる「録画テレビ」だからです。
本機は、ブルーレイと2TBのハードディスクが内蔵されるモデルです。

液晶パネルは、IPSです。
ただし、50型はVA液晶です。
バックライトは、こちらは、エッジ型です。
一応、エリア制御ができる機種ですが、全体的な画質は、他の入門機に及びません。
画像エンジンも、旧型仕様(2020年機相当)なので、「広色域化技術」(ヘキサクロマドライブ)や、HDRへのアップコンバートなどが未搭載です。

録画機能は、2TBのハードディスクとブルーレイを内蔵するため充実します。
とくにブルーレイは、4K画質に対応するULTRA HDです。
単品のレコーダーでも搭載しない機種も多い状況なので、録画部分は相当充実した機種です。

一方、後述の三菱と比較すると、パナソニックの場合、4K衛星放送の長時間録画に対応します。
内蔵HDDならば最大520時間、BDでも12時間録画に対応します。
単品のレコーダーでも、新4K放送を長時間録画できるのはパナソニックの新機種のみという点を考えると「豪華仕様」です。
もちろん、通常画質の番組も12倍録画に対応です。
外付けハードディスクにも対応します。
番組表や映像配信サービスは、こちらも、FireTVに非対応です。
また、旧機としても充実せず、使えるのは、YouTubeほどです。

ただ、レコーダー部分の機能性は、かなり良いです。
例えば、「ドラマ1クール自動録画」です。
「朝・午後・GT・深夜」のうち「2つの時間帯」でその時間のドラマ番組を、初回放送から90日間、自動録画していくというものです。
残したい動画はリモコンボタンで1タッチで保存用に回すことも可能です。
3番組以上重なると録画できない、1つの時間帯で「3時間以上の録画」になった場合、1クールの途中で取り置きが終わるなど、課題もありますが、一般的に「便利」と言えます。
ちなみに、この機能は【パナソニックのDIGAブルーレイレコーダーの比較記事】で書いた同社のレコーダーが先行搭載していたものです。そちらはドラマほか、「アニメ」も対応なのですが、こちらはドラマだけでしょう。おそらく、年配層が本機の主要購買層だからかなと思います。

このほか、録画番組の視聴時に、3段階で「音声付き速見」ができる機能も付属です。
こちらも、最近レコーダージャンルで「流行り」の機能を取り入れたものと言えます。
間引き画像で見たいシーンを探す「プレビューサーチ」も搭載です。

スピーカーの音質は、総計30Wです。
新機種より多少出力は高いですが、Dolby Atmosは非対応です。
あとは、MR770シリーズと目立つ違いはないです。
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結論的にいえば、オールインワン型を狙っている方は選択肢になるでしょう。
ただ、エッジ型である部分や、画質補正部分で、パナソニックの他の入門機と差があります。動画サービスが全く充実しない部分を含めて、あまり詳しくないシニア世代のために残された機種と思います。
なお、ディスクやHDDが故障した場合は、TVを含めての修理となる点が一体型の弱点です。この点で、Atlasは、一体型を推さないことが多いです。

【2025年6月発売】
【43インチ】
7・パナソニック TV-43W90B
¥135,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【50インチ】
8・パナソニック TV-50W90B
¥155,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【55インチ】
9・パナソニック TV-55W90B
¥156,800 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【65インチ】
10・パナソニック TV-65W90B
¥187,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
バックライト :直下型
【2024年6月発売】
【43インチ】
11・パナソニック TV-43W90A
¥88,687 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【50インチ】
12・パナソニック TV-50W90A
¥102,693 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【55インチ】
13・パナソニック TV-55W90A
¥120,891 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【65インチ】
14・パナソニック TV-65W90A
¥178,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
バックライト :直下型+Wエリア制御
パネル:VA
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当+オブジェクト検出
ネット動画:Amazon Fire TV
フレームレート:4k 144p
新4K放送チューナー:搭載(2)
4Kビエラ W90Bシリーズは、パナソニックの4K液晶テレビの中級機(ミドルモデル)です。
こちらは、AmazonのFire TVとタッグを組んだ新しい中級機です。

旧機種が残ります。
こちらは注意点で、新機種は、後述する「Wエリア制御」を構成する要素のうち、バックライトエリア制御が省略になります。
下位機種もあったエリアコントラスト制御PROに加えて、エリアごとのバックライトの点滅制御(分割駆動:グローバルディミング)が加わったものです。
2つを併用するため、同社は「Wエリア制御」という特別な名前をつけています。
加えて、下位機種同様、自動画質調整において、部屋の照明色をみられる環境光センサーが省略で、照度だけみれる明るさセンサーに退化しています。
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結論的にいえば、下位機同様に、ダイナミックディディールエンハンサーは2025年新機種だけですが、総合的に言って、このグレードは、旧機のが性能は良かったと言えます。
そのため、同じほどの値段ならば「旧機種」を選んだ方が良いでしょう。

液晶パネルは、どの画面サイズも、VAパネルです。
コントラストが上げやすく、黒の引き締まるTV向きの液晶です。
パネル自体は、1つ上でみた同世代の入門機と変わりません。
おそらく、スペックも同じVAパネルでしょう。
同じく「高輝度」なVAであるとしてワンポイントとしていますので。

バックライトは、直下型です。
ただ、先述のように、新機種からエリア制御に非対応(マイクロディミングのみ)ですので、処理は下位機と同じです。
4Kチューナーは、Wチューナーが付属します。
HDR10技術は、対応です。
先述のAI HDRリマスター機能を含めて、先ほどの入門機同様の仕様ですが、高度です。

画像エンジンも、下位機と同じで、HCX PRO AI Processor MK IIです。
パナソニックは、先述のように、入門機から最上位機まで高性能エンジンであり、同じです。
画質補正も、同じ年度の製品同士ならば、下位機と同じです。
繰り返しませんが、先ほど相当の文量を割いて書いたように高度です。
画質の自動調整も、AUTO AIなど、基本部分は、入門機と同じです。

倍速液晶は、2倍速で搭載です。
パナソニックの場合、単純にパネルが倍速だけでなく、物体の動き量を検出・分析・表示する「オブジェクト検出 倍速表示」に対応です。
24年機からの新機軸ですが、同社によると、動く物体(人体)との境界線が破綻しがちな倍速利用を、この処理で「くっきり・なめらか」にするようです。 クリアモーションも対応ですので、4倍速相当+αと言えます。
各社とも、最近、倍速パネル周りの新機軸がなかったと言え、液晶テレビでは、久しぶりの新機軸です。
オブジェクト(人体)は、レグザ(東芝)などでも上位機だと検出しますが、 動きの速い映像に対応する部分の言及はないので、新機軸だと言えます。
倍速パネルを採用する他社より、動きの速い映像には、強い仕様と言え、新しいパナソニックの「売り」になりそうです。

【Amazon限定】
【2TB-8TB】
・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥12,800〜 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
録画機能も、本機も、別売のHDDを増設すれば対応です。
下位機と同じ仕様ですが、裏番組録画だけでなく、2番組同時録画ができるようになっています。

スピーカーは、総合30Wのフルレンジスピーカーです。
下位機種より出力は上がりますが、普通の2chステレオで、出力も強いとは言いがたいです。
とはいえ、最近は、このブログの【サウンドバーの比較記事】で書いたような、外部機器が人気です。
正直なところ、一部の高級機を除けば、この方式のが「音は良い」ので、パナソニックのように「あっさり」で、テレビのほかの部分の開発にお金を費やすのは「あり」だと思います。

HFR(ハイフレームレート)は、ゲームモードだと4K/144pまで対応です。
もちろん、4K/120p対応ですので、PS5などの最新ゲーム機では、低遅延ないし、なめらかな表示ができるので、最適な仕様です。
4K/120Hz利用時、ALLM(自動低遅延モード切替)・VRR(可変リフレッシュレート)と対応です。
AMD FreeSync Premiumにも対応するので、PCの外部モニターとしても良いでしょう。
フレームレートは少し特殊な話なので、詳しくは、PC専用の【ゲーミングモニターの比較】のほうで説明しました。

あとは、充実するAmazon Fire TVとの連携を含めて、入門機と目立つ違いはないです。
あえて言えば、環境光センサーの搭載で、Dolby Vision IQに規格対応した点が目立つ程度です。
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以上、パナソニックの W90Bの紹介でした。
入門機より、価格は上がりますが、倍速パネルの搭載はとくに大きな違いです。
パナソニックの場合、オブジェクト検出を併用する形でかなり強力なので、スポーツなど動く映像をよく見るかたには、特に良さそうな仕様です。
画質面では、一方、新機種は、本格的なエリア制御にも非対応になったのが注意点です。2024年旧機は対応ですし、選ぶならばそちらでしょう。
在庫がつきた場合で、パナソニックからエリア制御対応機を選びたい場合、次に見る上位機を選んでください。

【2025年7月発売】
【55インチ】
15・パナソニック TV-55W95B
¥188,100 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【65インチ】
16・パナソニック TV-65W95B
¥280,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【75インチ】
17・パナソニック TV-65W95B
¥297,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【2024年7月発売】
【65インチ】
18・パナソニック TV-65W95A
¥182,222 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
パネル:VA(量子ドット)
バックライト :mini LED+Wエリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当+オブジェクト検出
ネット動画:Amazon Fire TV
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(2)
4Kビエラ W95Bシリーズは、パナソニックの4K液晶テレビでは、最上位機になります。
やはりこちらも、AmazonのFire TVとタッグを組んだ機種です。

本機も旧機種が残ります。
なお、旧機は65型だけの展開でした。
違いは、下位機の場合と同じで、ダイナミックディディールエンハンサーの新設です。
一方、ここまでの25年発売の下位機種と違って、新機種になって省略された目立つ機能性はないので、そこは心配しなくて良いです。
というか、新機種から55型からの構成になったので(実質的な値上げではあるのですが)パナソニックで性能を期待する方は「このグレードを選んでね」的な感じになったと言えます。
パネルも後述するように、Mini-LEDの細かさ(割駆動数)が2.5倍に増加したので、このグレードに限っては、25年機は、しっかりした進化を見せています。
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結論的にいえば、65型に限っては、本機の24年旧機は、1グレード下の25年機と比べて安いようならば、性能はこちらがだいぶ良いので(中級機として)選択肢になる感じです。
一方、25年機のMini-LEDの細かさは見逃せない要素ですし、パナソニックを「指名買い」で、性能重視で選ぶ場合は、こちらの25年機は有力候補です。

液晶パネルは、本機もベースは、VAパネルです。
ただし、ミニLEDバックライトと量子ドットカラーという構成です。
この構成の製品は、レグザ・シャープ・ソニーの上位機の部分で詳しく説明しました。
簡単にだけ繰り返せば、液晶パネル方式に限っていえば、この方法が、4K HDR時代にふさわしい明暗表現、広色域化処理を得る場合、現状で最も効果的なコンビです。
先述のように、2025年機は、LEDが2.5倍に強化されました。
2025年シーズンは、TCL SCOTをはじめ、消費電力維持したまま、ミニLEDバックライトの小型化に成功したようで、Mini-LED搭載機は、各社のテレビとも「輝度強化」を売りにして宣伝しています。

加えて、25年機は「リアルタイム色チューニングシステム」を搭載です。
こちらは、バックライトの色温度を見ることができるアルゴです。QLEDの場合、バックライト自体は青色LEDで、フィルムを通して、RGBカラーにします。
ただ、どの色(色温度)になるかはデータベースから想定できるので、それをふまえて、制御していると言うことでしょう。
後ほど書く、環境光センサーによる照明色との調整もあるので、色温度については「ハイブリッド」な制御に思います。
パナソニック流の言い回しでは「W色チューニング」などと言える気がします。
いずれにしても、他社機でも、リアルタイムで輝度などを計測している機種はありますが、「色温度」を見ていると」表明する機種はないように思います。
この部分だけで言えばですが、環境光センサーがあまり意味のない環境(例えば、真っ暗なシアター空間)では、結構意味がありそうです。
肌色などの微妙な表現にもある程度効くとも思います。

一方、REGZAやシャープに比べると、液晶セルがVAで確定であるのも特徴と言えます。
レグザ・シャープとも、このグレードの大画面機は、BOEのコントラスト強化型のADS(らしい)スペックの高輝度・広色域パネルなので、その部分で違いがあります。
具体的なパネルスペックが、全社とも非開示ですので、正確な話ではないです。
その了解の元にの話ですが、おそらく、色域・輝度についてはADS採用機の方に多少負ける一方、ネイティブのコントラスト比は(当然)こちらが上かと思います。
ただ、他社と違いパナソニックは、低反射パネル・視野角拡張のパネル処理などの「おまけ要素」はないので、最上位機同士で比べると、若干、工夫の面は落ちるかなと思います。
視野角強化はADSならば不要とは言えますが、低反射処理はそうではないので。
とはいえ、これは、最上位機同士を「あえて比べれば」という話です。
パナソニックは、液晶の最上位機は、他社より「価格抑えめ」で出しているので、単純に比較はできません。
また、エンジンによる補正を加えた総体としての画質は、パナソニックも見どころがあります。
画像エンジンは、下位機種と同じものです(HCX Pro AI Processor MK II)。
したがって、発売年が同じ機種同士ならば、入門機と画像補正面の機能性は同じです。

画質の自動調整も、AUTO AIなど、基本部分は入門機と同じです。
しかし、先ほどふれたように、上位は、新旧とも環境光センサーを装備します。
明るさほか、色温度もみれるので部屋の照明色に合わせた自動画質調整ができます。
近年、各社とも環境光センサーの採用が進みましたが、パナソニックこのクラスだと備えます。

スピーカーは、総合50Wのフルレンジスピーカーです。
中級機に比べて、ウーファーが加わる、3ch(2.1ch)構成です。
ただ、やはり、工夫があるとは言いがたいです。
あとの部分は、中級機との目立つ違いはないです。
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以上、パナソニックの W95Bの紹介でした。
ミニLEDバックライト+量子ドットカラーは、4K HDR時代のコンテンツに対応する場合、現状では「最もよい構成」と言えます。したがって、中位機とは画質面での差はあるでしょう。
特に、先述のように、2025年機は、他社機同様、ミニLEDバックライトの強化もありましたし、性能はかなり向上しい居ます。
ただ、このクラスの他社機と比べて言えば、パネル部分の追加加工がない点でやや落ちる部分はやや感じます。また、音響部分も、国内他社の上級機に比べると、明らかな「コストカット」も見られます。
先述のように、他社とは値段差の部分もあるため、あえて言えば、という話です。ただ、同社の場合、良かれ悪し彼ですが、パネルにIPSを基本採用していた時代とは「絵作り」が最近結構変わっている感じはあります。従来ユーザーが買い替える場合、その部分の確認はしても良い気はします。
【2025年発売】
【43V HDDなし】(白・黒)
19・パナソニック VIERA TH-43LF2L
20・パナソニック VIERA TH-43LF2L-H
¥168,300 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【43V 2TB HDDあり】(白)
21・パナソニック VIERA TH-43LF2
¥209,880 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
【2022年発売】
【43V 2TB HDDあり】(白)
22・パナソニック VIERA TH-43LF1
¥179,800 Amazon.co.jp (1/2執筆時)
パネル:IPS
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
ネット動画:自社方式
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(2)
TH-43LF2Lなどは、パナソニックの4Kテレビとしては、相当にユニークモデルです。
画質面では、入門機なのですが、形状を含めて特殊なので、最後に別に見ています。
なお、一部旧機種が残ります。
新機種は、接続面のWireless Connectの新設がポイントです。
詳しくは後述しますが、ゲーム機などをつなげるたい場合、結構便利になったと言えます。

写真を見れば一目瞭然ですが、TVチューナー部分とモニターが無線(ワイヤレス)な製品です。
TH-43LF2は、チューナー側にHDDが内蔵され、そのまま録画できるモデルになります。
TH-43LF2Lも、市販のUSB HDDを増設することで、録画は可能です。

TVチューナーが別置になるタイプはプラズマTV時代にもありました。
しかし、無線というのは相当ユニークです。データ量の多い4K放送も対応します。

チューナーとTVの間の接続は、Wi-Fi(Wi-Fi5)です。
アドホックに直接つなげる(最大35メートル)こともできます。
ただ、ルーターを介した方が、安定します(上図)。最近は、このブログの【無線LANルーターの比較記事】でも記したように、テレビとの通信安定性を高められる新製品もでています。

配線的な配慮もあるため、設置面でかなり自由に使えそうです。
部屋によっては「かなり便利」に思えます。

ゲーム用・レコーダーのHDMI端子は、25年機からは、チューナー側にも3系統になりました(Wireless Connect)。
24年機までは、チューナー側にHDMI入力がなかったので、大進化です。正確には、旧機も1k系統ありますが、メンテ用(TVとつなげる用)でしたので。
この仕様なら、テレビのコード周りが完全にスッキリするのが良いところです。

なお、利用しない際は、「音付きで動く壁紙壁紙」的なディスプレイとしても利用できます。

液晶パネルは、IPSパネルを使用します。
より高度な工夫をしたパネルもあります。
ただ、堅実な品質ですし、本機のような(画質部分でいえば)入門機にあたる機種の場合、安心感はあります。

バックライトは、エッジ型です。
エリアコントラスト制御技術(プロ)は持ちますが、エリア制御は非対応です。
上の表では、一番上の「エッジ型LED」と考えてください。
HDR10技術は、対応です。
本機も、AI HDRリマスター搭載で、通常画質のHDRへのアップコンバートは可能です。

画像エンジンは、一方、25年機を含め、旧機の中位機に相当するものを積みます(素材解像度検出4Kファインリマスターエンジン)
現状の入門機とくらべて、AI超解像に非対応など、差はあります。
画質の自動調整も、オートAI画質に対応ほか、先ほどの機種と機能性はだいたい同じです。
ただ、無線伝送なので、データ量の多い4Kについては、チューナーとTVの間を「圧縮」(ビットレート変換)して送る仕様です。電波状況を判断しつつDRモードで送る場合、あるいはそれ以下の場合もあります。
可変性は、VOD(サブスク動画)利用時に調整されるようなイメージで良いかと思います。家庭内なので、しっかりしたルーターなら問題ないでしょう。
環境光センサーは、ただ、不採用です。
照明の色温度は分からず照度だけをみれる(普通の)明るさセンサーなので、この部分で技術差はあります。

倍速液晶は、不採用です。
入門機の水準で、クリアモーションだけの「2倍速相当」です。
4Kチューナーは、本機もWチューナーを搭載します。
2番組、あるいは、番組を見ながら、別の番組の録画が可能です。
録画機能も搭載です。
とくに上位機の場合、ワイヤレスチューナー部分に2TBのHDDを搭載しています。
同社のレコーダーと同じで、新4K放送の長時間録画にも対応しており、結構優秀です。
機能面でも、スマホでの遠隔視聴(どこでもディーガ)や遠隔予約に対応するなど、(一般ユーザーには)DIGAの代わりを十分果たせる性能です。
なお、こうした録画機能については、このブログでは【パナソニックのブルーレイDIGAの比較記事】でもう少し詳しく書いています。
なお、ドライブもあれば完全な「ハイブリッド」でしょうが、ドライブは未搭載で、ディスクは利用できません。

一方、HDDなしのモデルも4TBまでのHDDを、USB経由でチューナー側に増設可能です。
この場合も、4Kを含め長時間録画モードが利用できます。

番組表は、下位機種と同じです。
なお、DIGAからの「過去番組表」の取得は、HDDを搭載しないLF1Lだけの対応になります。
HDDなしのモデルは【パナソニックのブルーレイDIGAの比較記事】で書いたような製品(特に全録機)ユーザーがターゲットかもしれません。
ただし、先述のようにHDMI端子は本体側です。

映像配信サービスは、旧世代なので、FireTVに非対応です。
旧世代の同社のスマートTVアプリを利用できますが、やはり残念です。
無線LANも、搭載です。
音声アシスタントサービスは、対応できます。
Google系かAmazon系(Alexa)をあらかじめ選択する方向です。

スピーカーの音質は、総合20Wです。
さほど工夫はない、ステレオです。
ARC対応のHDMI端子は先述のようにテレビ側になるので、優れた外部スピーカーの増設も難しいでしょう。
HFR(ハイフレームレート)は、対応しません。
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以上、パナソニックのTH-43LF2Lなどの紹介でした。
デュアル超解像には非対応で、エッジ型LEDなので、シンプルに画質だけで言えば、現行の入門機に及ばない画質です。
ただ、ユニークなコンセプトで、とくに、インテリア性の部分で欲しいという方は一定数いるかと思います。
リビングでじっくり使うには、スピーカーが弱いように思えますが、新機種ならば、部屋の美観面の問題が生じにくい仕様ですし、目的によっては選択肢にはなるかと思います。
次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、パナソニックの4K液晶テレビを紹介しました。
しかし、記事は、まだまだ「つづき」ます。

5・LGの4K液晶TVの比較
:ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
:Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
:TCL TV〈中国〉
8・アイリスオーヤマの4K液晶TVの比較
:LUCA〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
:JVC〈日本〉
:マクスゼン・オリオン ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
=全機からのおすすめの提案
次回の5回目の記事(こちら)では、LGエレクトロニクスから発売されている4K液晶テレビを比較します。
映像の美しさ ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
音質の良さ ★★★★★
ネット動画 ★★★★★
番組表 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、10回目の結論(こちら)で、ここまで紹介してきた全機種を対象に、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書きたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
5回目の記事は→こちら
