Top 映像機器 比較2022’【ハイセンス】4K液晶TV33機の性能とおすすめ:格安4K液晶テレビ (6)

2022年09月28日

比較2022’【ハイセンス】4K液晶TV33機の性能とおすすめ:格安4K液晶テレビ (6)

【今回レビューする内容】2022年 安いが高性能!ハイセンスの最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方:Hisense激安テレビの評判・評価・人気機種の違いや性能ランキング

【比較する製品型番】ハイセンス 43A6G 43E6G 50A6G 50E6G 65A6G 65E6G 75A6G 50F60E 65U8F 50U8F 43U7FG 65U7FG 50U7FG 58U7FG 50U8FG 55U8FG 65U8FG 75U8FG 43E65G 75A65G 65U9H 75U9H 55U7H 75U7H 43U7H 50U7H 65U7H 85U7H 50A6H 75A6H 65A6H 55A6H 43A6H

今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2022年9月現在、最新の4K液晶テレビの比較記事6回目記事です。

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1・東芝の4K液晶TVの比較
 :レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
 :アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
 :ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン山善・三菱
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
 =全機からのおすすめ機種の提案

 6回目記事となる今回は、中国勢となる、ハイセンスの4K液晶テレビを比較します。

 単純に「安い」だけでなく、機能面でも見どころのある機種が多いです。

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 そのほかのメーカーのテレビをお探しのかたは、以上のリンクをご利用ください。

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 なお、「4K液晶テレビの選び方の基本」は、今回の1回目記事こちら)に書きましたので、そちらからお読みいただいた方がわかりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。

 そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

6・ハイセンスの4Kテレビの比較

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 というわけで、中国のハイセンスの4Kテレビの比較にはいります。

 同社は、数年前と異なり、東芝映像ソリューションのテレビ部門を吸収しており、技術水準が高くなっています。

 「東芝と同じで安い」などと評判ですが、最近は、東芝ブランドとの差異化も図っています。

 なお、今回の記事でも「入門機」「中級機」「高級機」にわけて説明します。

6-1・ハイセンスの入門機

 はじめに、ハイセンスの4K液晶テレビの入門機からです。

 なお、以下では、前回と同じように、Atlasのおすすめできるポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で書きます。


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 【2022年7月発売】

 【43インチ】43E6H

  1・ハイセンス 43A6H
   ¥55.752 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【55インチ】55E6H

  2・ハイセンス 55A6H
   ¥74,600 楽天市場 (9/28執筆時)

 【65インチ】65E6H

  3・ハイセンス 65A6H
   ¥108,909 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【75インチ】75E6H

  4・ハイセンス 75A6H
   ¥139,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS液晶

 【50インチ】50E6H

  5・ハイセンス 50A6H
   ¥64,760 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:VA液晶

バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(1)

 A6Hシリーズは、ハイセンスの発売する4K液晶テレビの入門用の格安機です。

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 液晶パネルは、基本的にADS液晶です。

 ただし、50インチだけはVA液晶です。

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 ADS液晶は、IPS液晶の「ジェネリック」といえるパネルです。

 性質は基本的に同じで、広視野角と目の負担の少なさが「売り」です。

 品質信頼性もだいぶ上がっていますが、細かいスペック部分のほか、個体差という意味での信頼性の部分で多少差はあります。

 VA液晶は、「引き締まった黒」が実現できるテレビ向けの液晶パネルです。

 多くのメーカーががVAをベースにして4K液晶テレビを作りますが、本機もそうです。問題ないでしょう。

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 バックライトは、LEDが画面の下に配置される直下型です。

 パネルがあまり薄くできないので、流行の壁掛けに向かない部分はあるのですが、画質面では優秀です。

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 ただ、直下型には色々種類があります。

 本機の場合は、普通の直下型です。東芝上位機のように、バックライトのエリアコントロール制御はしません

 また、直下型バックライトの光源が強くないため、東芝ブランドで売っている「全面直下型LED表記」の製品と比べてLEDの数も同じ構成ではないです。

 値段差からすると(エッジ型ではない)直下型ではあるので、画質的に大健闘であり、十分な性能です。

 HDR10技術は、搭載です。

 この規格は、4Kと同時に普及してきている輝度に関する新しい業界規格です。

 対応する場合、画像の立体感や解像感を高まります。

 最近は、ゲーム機やNetflixなどの映画コンテンツほか、新4K衛星放送では、HLGとして対応しているので、4Kテレビを選ぶ場合には重要です。

 搭載されるのは良い部分です。

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 画像エンジンは、NEOエンジンLITEを搭載します(旧名:レグザエンジンNEO)。

 新しく開発された中級のエンジンです。

 画像エンジンは、処理能力全般に関わるパーツで、PCで言うところのCPUに値します。

 性能が良いと、UIがサクサク動くほか、画質アップ機能が多く使えます。

 能力としては、「高精細化」「ノイズ除去」に関連して、エリア別クリア復元・クリアノイズ処理・テクスチャー復元など、 東芝レグザ系にも見られる技術が、移植されています。

 ネット画像やVODについても、「AIネット映像高画質処理」が搭載です。

 4K液晶テレビの場合、地デジなどのフルHD画像を4Kで表示するため、アップコンバートしないといけないので、こうした画像補正技術は重要です。

 本機の場合、こうした技術を使いつつの4K復元(アップコンバート)のほか、HDR再現処理という名前で、標準画質のHDRアップコンバートがフォローされますし、格安4K液晶テレビのなかでは、なかなか優秀です。

 ただし、4Kテレビで地デジなど低解像度ソースを見る場合効果を発揮する「超解像技術」は、不採用です。

 発色についても「広色域化技術」の言及がない部分は東芝機との差で、冒頭書いたように、性能面で、東芝ブランドで売る機種とは「差」を付けています。

 画質の自動調整は、本機については未搭載です。

 コンテンツに合わせて、自分でのモード変更が必要です。

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 倍速液晶は、パネル自体は60Hzですので、不採用です。

 対応機は、スポーツなど動きのある映像の場合、残像感が減ります。

 しかし、ハイセンス独自の技術のSMR(スムースモーションレート)技術が使われます。

 LEDの点滅制御による残像感の軽減なので(中間画像の生成とは)仕組みが異なりますが、ここでは「2倍速相当」としました。

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 4Kチューナーは、本機は、1チューナーですから、裏番組の録画は非対応です。

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 【2TB-8TB】

 ・エレコム ELD-QEN2020UBK
  ¥11,200〜 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 4K放送以外はWチューナーです。

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 番組表は、この機種のもうひとつの見所です。

 東芝吸収の効果が発揮され、電子番組表が非常に見やすくなっています。

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 ネット動画サービスは、ハイセンス系のOSであるVIDAAにて対応です。

 他社が採用するGoogle TVのようにアプリ数はないのですが、Netflix・dTV・YouTube・DMM・ツタヤなどには対応します。

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 ただ、東芝の項目でも書きましたが、映像配信サービスについていえば、このブログの【STB機器の比較記事】で紹介したような、他社製端末を導入した方が、使い勝手が良いというのも事実です。

 各サービスへの対応幅が広いという部分だけでなく、内蔵CPU(エンジン)がそれだけに使われる部分で、安定性や処理速度が上なので。

 TVへの「全部入り」は魅力ですが、とくに安いTVのエンジンに任せるより、別に考えた方が良い部分はあります。

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1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較

 音声アシスタントサービスは、対応可能です。

 上記リンク先で紹介したようなAIスピーカーをお持ちならば、ハンズフリーで操作ができます。

 詳しくは、リンク先で紹介しています。

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 ・ハイセンス HS214
  ¥12,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 スピーカーについては、10Wのフルレンジ型スピーカーです。

 入門機としてみても弱めなので、音質はあまり期待できません。不満に感じたら【サウンドバーの比較記事】で書いたようなテレビ用を増設しても良いかと思います。

 ハイセンスも自社製品を出しているので、興味のある方は【サウンドバーの比較記事】をご覧ください。

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 HFR(ハイフレームレート)は、PS5(プレステ5)など次世代ゲーム機を利用する場合、注目して良い部分です。

 対応する場合、60フレーム/秒以外に、120フレーム/秒(4K/120Hz)の表示も可能になり「なめらかな動き」が楽しめるからです。

 しかし、本機は、未対応です。

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 以上、ハイセンスA6Hシリーズはの紹介でした。

 メーカー柄、東芝と比較したので「辛口」にになった部分はありますが、5万円台からの入門機としてスペックを見ると「超強力」な製品です。

 ハイセンスは、日本に拠点があって修理網も整うので、テレビメーカーでない日本企業がうる格安品より、購入後も安心です。

 画質面も、TV向けのVA液晶にした上で、直下型のLED配置です。HDR対応コンテンツを再生する場合を除けば、画質も本機の方がオーソドックスで、一般ユーザー向けかと思います。

 画質の自動調整の部分などを含めて初心者でも比較的高画質を得やすいですし、格安機の範疇ではかなり有力な候補になるでしょう。

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 【2021年4月発売】(後継機あり)

 【43インチ】

  6・ハイセンス 43E6G
   ¥51,500 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

  7・ハイセンス 43E65G
   ¥48,619 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

  8・ハイセンス 43A6G
   ¥49,980 楽天市場 (9/28執筆時)

 【65インチ】

  9・ハイセンス 65E6G
   ¥93,939 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

  10・ハイセンス 65A6G
   ¥94,205 楽天市場 (9/28執筆時)

 【75インチ】

  11・ハイセンス 75A6G
   ¥149,700 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

  12・ハイセンス 75A65G
   ¥158,000 楽天市場 (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS

 【50インチ】

  13・ハイセンス 50E6G
   ¥59,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

  14・ハイセンス 50A6G
   ¥62,800 楽天市場 (9/28執筆時)

モニターパネル:VA

バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(1)

 なお、本機については、2021年モデルが一部サイズについて残ります。

 旧シリーズは、流通経路の違いにより複数の型番がありますが、性能は同じです。

 また、先ほどみた新機種と比べても、基本性能は、パネルやエンジンを含めて同じです。

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 新機種と較べた場合、唯一と言える違いは、音声処理の部分で、サウンドリマスター(elix FOCUS)という、音声信号の修復機能が付いた点です。

 マイナーチェンジなので、あえてこれを理由に選ぶ必要ないですが、新旧の値段差は見比べてください。

6-2・ハイセンスの中級機

 続いて、ハイセンスの4K液晶テレビの中級機です。

 同社の場合、このグレードでも10万円を切る機種があります。


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 【2021年10月発売】

 【43インチ】

  15・ハイセンス 43U7FG
   ¥60,450 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【65インチ】

  16・ハイセンス 65U7FG
   ¥96,959 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS

 【50インチ】

  17・ハイセンス 50U7FG
   ¥71,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【58インチ】

  18・ハイセンス 58U7FG
   ¥91,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:VA

バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(1)

 U7GFシリーズは、中国のハイセンスの4K液晶テレビの中級ラインです。

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 液晶パネルは、パネルサイズごとに違い、VAパネルADSパネルのどちらかが採用です。

 ADSパネルは、IPS液晶の「ジェネリック」といえるパネルです。

 性質は基本的に同じで、広視野角と目の負担の少なさが「売り」です。

 品質信頼性もだいぶ上がっていますが、細かいスペック部分のほか、個体差という意味での信頼性の部分で多少差はあります。

 いずれにしても、TVの場合、基本、コストカットのために載せるパネルと言えます。

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 一方、本機については、下位機種と違って液晶パネル(偏光フィルター)とバックライトの間に「特殊フィルム」を挿入します。

 「特殊フィルム」(バックライトブーストフィルム)と呼びますが、輝度を高めるための技術です。

 近年は、HDRコンテンツに対応するため、輝度の向上がメーカーの「必須の課題」となっているため、あまり費用をかけずに、輝度を上げるための工夫です。

 この部分で、一定の効果はあると言えますが、わりと派手目の味付けになりやすいため、格安機の場合、フィルムの搭載は論争的ではあります。

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 一方、本機は、ワイドビューアングル機能で、視野角の拡張がなされます。

 VA液晶は、IPS液晶なみの視野角ですが、正面以外からの視聴については、白っぽくみえ視認性が落ちます。 

 パネル方式の宿命ですが、この部分について、ソフト処理で緩和する「画像モード」となります。

 むろん、色目をいじるので、解像感など他の数値に影響を与えますが、オフにもできますし、「たまに多人数で見る」場合は、有効でしょう。

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 バックライトは、本機も直下型です。

 直下型は、昔に比べると薄くなってはいますが、テレビ本体がやや厚いです。

 しかし、その分、輝度・コントラスト表現の部分で性能は上です。

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 HDR10技術は、搭載です。

 下位機同様に、HDR再現処理という名前で、標準画質のHDRアップコンバートがフォローされます。

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 画像エンジンは、NEOエンジン2021を搭載します。

 「レグザ」という名前はないですが、東芝との共同開発となります。

 能力としては、「高精細化」「ノイズ除去」に関連してエリア別高詳細復元・高詳細ノイズ処理・テクスチャー復元ほか、4K復元など、重要な基本技術は網羅します。

 その上で、下位機種にはない上位機能として、低解像度のネット配信画像について適切に補正するAIネット映像高画質処理と、肌色の色調の正確性を保つ美肌リアリティーも追加されます。

 やはり、東芝系で先行的に搭載されていた上位機能で、技術が「下りてきた」形です。発色についても、パネルとの「合わせ技」かもしれませんが、「広色域化技術」への言及があります。

 一方、「超解像度技術」については、ネット画像の処理の面で言及があるものの、その他の部分はこのグレードでも不採用です。

 画質の自動調整は、対応です。

 倍速液晶は、クリアモーションとして「2倍速相当」です。

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 4Kチューナーは、1チューナーですから、裏番組の録画は非対応です。

  202011131456.jpg

 【2TB-8TB】

 ・エレコム ELD-QEN2020UBK
  ¥11,200〜 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 4K放送以外はトリプルチューナー搭載で、2番組録画にも対応する機種です。


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 番組表は、言及に値する部分です。

 各社とも必ずしも番組表の解像度を4Kにはしないのですが、ハイセンスは、このグレードから4K解像度の番組表です。

 情報量を多く表示でき、細かい字までみやすいのは、使い勝手の部分でとても大事な進化です。

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ネット動画サービスは、下位機種に準じます。

 Netflix・dTV・YouTube・DMM・ツタヤなどに対応します。

 スピーカーについては、20Wのフルレンジ型スピーカーです(43vは14W)。

 一応、Eilex PRISMという補正技術も搭載されますが、上位機と考える場合、多少チープでしょう。

 HFR(ハイフレームレート)は、本機も対応情報がないです。

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 以上、ハイセンスU7FGシリーズの紹介でした。

 直下型ながらスマートな外観であり、インテリア性がある機種です。

 その上で、東芝系で高性能なNEOエンジン2001を搭載する点が「売り」と言えるでしょう。価格も確かに安いですし、番組表回りも、東芝と視認性の面では、張り合えています。

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 一方、低価格で輝度を上げられるバックライトブーストフィルムの利用は、(展示ではかなり鮮やかに見えるのですが)、日中夜と照度が変わる家庭の場合、一部の間で、画質面で論争的です。

 ただ、新4K放送を含めたHDRコンテンツは輝度が重要なので、一概に不利とはいえないでしょう。バランスについて一般的には不評もないですし、調整も効きます。

 ただ、東芝とは、「フレーム間超解像技術」の有無の面で差があります。

 結論的にいえば、10万円台の製品よりは落ちるが、この価格的には「安くて高性能」といえる機種です。

 いずれにしても、最終的な「おすすめ機種」については、記事の最後で改めて考えたいと思います。

6-3・ハイセンスの上級機

 最後に、各年度のハイセンスの4K液晶テレビの上位機です。


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 【2021年10月発売】(後継機あり)

 【通常型番】

 【50インチ】

  19・ハイセンス 50U8FG
   ¥96,600 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:VA

 【55インチ】

  20・ハイセンス 55U8FG
   ¥103,578 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【65インチ】

  21・ハイセンス 65U8FG
   ¥141,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【65インチ】

  22・ハイセンス 75U8FG
   ¥195,657 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS

バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(1)

 U8FGシリーズも、中国のハイセンスの4K液晶テレビの上級ラインの製品です。

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 液晶パネルは、下位機と同じで、パネルサイズごとに違い、VA液晶ADS液晶のどちらかが採用です。

 また、下位機種と同じで「特殊フィルム」で輝度を高める工夫をしています。

 先述のように、この方式は一長一短がありますが、50インチ10万円クラスでしっかりHDR対応させようと思えば、必要な技術でしょう。

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 バックライトは、直下型です。

 その上でエリア制御(ローカルディミングplus)もします。

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 エリア制御を伴う点で、中位機としては「上級」といえます。

 東芝も中位機以上はこの仕様です。

 比べれば、目に見えない部分(直下のLED数)で差はあるのでしょうが、この値段では「贅沢な技術」です。

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 HDR10技術は、搭載です。

 さらに、HDRアップコンバートについては、HDR再現処理Plusが採用です。

 バックライトの恩恵で、下位機種に較べると、彩度にも好影響を与えています。

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 画像エンジンは、NEOエンジンplus 2021を搭載します。

 一方、下位機種と比較する場合、超解像処理に対応します。

 前後3段階の処理となるため、東芝の上位機と同じグレードです。

 東芝機と違って、クラウド情報を使わず、また、前後のフレームを参照しない「フレーム内処理」ではあるので、差はあります。

 とはいえ、その範疇では、映像の動きの速さに合わせた「AIモーション別超解像処理」など、独自の工夫がありますので、「フレーム内処理」に止まる他社の上位機とは張れる実力です。 

 データベースを用いるAIシーン別超解像処理も搭載するため、画質補正の部分では能力は高いです。

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 「高精細化」「ノイズ除去」については、エリア別適性露出復元・輝き復元・ネット映像高画質処理・美肌リアリティなど、下位機種の機能を網羅します。

 その上で、追加されるのは、テスクチャー復元です。輝度とコントラストのバランス調整で、画像の立体感を出す方向性の工夫です。

 倍速液晶は、倍速パネル&フレーム補間で、「4倍速相当」です。

 やはり、この価格帯では充実します。

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 4Kチューナーは、こちらは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵するため、BS/CSの4K放送を専用チューナーなしで受信可能です。

 ただし、1チューナーですから、裏番組の録画は非対応です。

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 録画機能番組表ネット動画サービスは、下位機種に準じます。

 スピーカーは、20Wの2ウェイ式スピーカーです。

 下位機種よりも性能は良いですが、この部分でコストカットしているとも言えます。

 HFR(ハイフレームレート)は、本機も対応情報がないです。

---

 以上、ハイセンスU8FGシリーズの紹介でした。

 東芝上位機と同じ直下型・エリア制御ですし、同じインチ数だと3万円以上の差があるので、お買得感を感じます。

 ただ、東芝の上位機(Z740XS)がパネル自体の工夫(低反射高コントラスト液晶)を採用するのに対して、バックパネルにフィルムを利用する方式(ULED式)であること、超解像処理のフレーム間処理に対応しない部分で、やはり、値段相応の差はある気がします。

 録画部分(タイムシフト)やスピーカー部分も、東芝上位機が圧倒的に良いです。

 結論的に言えば、性能的には、東芝のZ740XSシリーズよりは明らかに下位で、670Kシリーズとグレードとしてはだいたい同じと見なせます。

 なにを重視するかによりますが、方向性としては、エンジン(超解像処理)とバックライト制御の部分は670Kシリーズよりは良いので、「画質の良さ」を重視して、こちらを選ぶのはありかと思います。

ーーー

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 【2020年6月発売】

 【通常型番】

 【50インチ】(2021年春追加)

  23・ハイセンス 50U8F
   ¥90,680 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【55インチ】

  24・ハイセンス 55U8F
   ¥106,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【65インチ】

  25・ハイセンス 65U8F
   ¥141,819 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:VA(ULED)
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/60p
新4K放送チューナー:搭載(1)

 なお、このシリーズについても、2020年下位機が残ります。

 主な違いは、やはりエンジン面で、先ほどみたテスクチャー復元不採用です。

 そのほか、高精細ノイズ処理、美肌リアリティーも2021年機からの技術なのでありません。

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 一方、先述のフィルム技術は、昨年度は、上位機には不採用でした。

 それでも、輝度はHDR水準だったので、フィルム式のバックライトブーストの(派手目の)効果が不要な方、あるいは、その仕組みが心配なかたは、在庫があるうちは、こちらを選んでも良いかと思います。

 Atlasはさほどでもないのですし、もう採用されて何年も経つ点で「ポッと出の技術」ではなく安定感もあると思いますが、気にする人が一定数いるのも確かなので。

 ただし、番組表の4K化は2021年からとなる点、注意が必要です。


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 【2022年6月発売】 

 【55インチ】

  26・ハイセンス 55U7H
   121,340 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【75インチ】

  27・ハイセンス 75U7H
   ¥209,993 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS

 【43インチ】

  28・ハイセンス 43U7H
   ¥84,700 楽天市場 (9/28執筆時)

 【50インチ】

  29・ハイセンス 50U7H
   ¥98,783 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【65インチ】

  30・ハイセンス 65U7H
   ¥161,818 Amazon.co.jp (9/28執筆時)

 【85インチ】

  31・ハイセンス 85U7H
   ¥436,000 楽天市場 (9/28執筆時)

モニターパネル:VA

バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 U7H シリーズも、中国のハイセンスの4K液晶テレビの上級ラインの製品です。

 実際的には、先ほどみた機種の2022年版の「後継機」となります。

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 液晶パネルは、下位機と同じで、パネルサイズごとに違い、VA液晶ADS液晶のどちらかが採用です。

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 本機も「バックライトブーストフィルム」を利用して輝度を上げています。

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 バックライトは、直下型です。

 一方、エリア制御(ローカルディミングplus)については、新機種では省略になっています。これは、2022年には本機の上のグレードに後ほどみる「最上位機」が出たからかと思います。

 結論的にいえば、パネル・バックライト部分だけでは、必ずしも中機機(U8FGシリーズ)より上ではないです。

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 HDR10技術は、搭載です。

 HDRアップコンバートについては、本機もHDR再現処理Plusが採用です。

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 画像エンジンは、NEOエンジンPROを搭載します。

 2022年登場となる、同社の最上位のエンジンです。 

 本機の場合も、フレーム内処理とはいえ、東芝上位機と同じ3段階の超解像処理を行います。

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 一方、中位機採用のNEOエンジン2021と比べると、美肌リアリティProとして、下位機種(美肌リアリティ)より機能性が増した点と、AI放送映像高画質処理として、地デジなどのSD画質のコンテンツのアップコンバート処理がより改善されました。

 ただ、劇的な変化と言うより、そもそもあった機能を精緻化したような「マイナーチェンジ」です。

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 自動画質調整機能は、大きく変化しました。

 AIオート画質調整として本機から備わります。

 環境光センサーを装備しており、部屋の明るさと照明の色温度をみれます。それに応じて画質を調整する機能となります。

 一方、ニュース・スポーツなど、映像コンテンツの種類を把握しつつ画質を自動調整する機能は非搭載です。

 この類の自動調整の部分は、先述の画像処理の部分がしっかりしていれば「不要」とも言えますが、同系列の東芝も備えてはいます。

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 倍速液晶は、倍速パネル&フレーム補間で、「4倍速相当」です。

 引き続き、本機は充実します。

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 4Kチューナーは、本機も搭載です。

 上位機の場合、しっかり2チューナーです。

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 録画機能番組表ネット動画サービスは、下位機種に準じます。

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 スピーカーは、本機は総合40Wです。

 左右にフルレンジスピーカーが2基(20W)と、20Wのサブウーファという構成です。

 バーチャルサラウンド技術を利用してにはなりますが、3D立体音響のDolby Atomsにも対応できます。

 なお、外部の音響機器増設したい場合は、本機については、eARCに対応するので、増設は楽です。

 この部分は、【サウンドバーの比較記事】で書きました。

 音声アシスタントサービスは、一方、各社の上位機だと付属することが多いですが、本機は、Google系もAmazon系のAIも未装備です。

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1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較

 VIDAAボイスという自社システムで、機器の音声操作はできるようになっています。ただ、リモコンのボタンを押しながらでないと使えないです。

 基本的には、上で紹介したような汎用製品を導入した方が便利かと思います。

 HFR(ハイフレームレート)は、本機はしっかり4K/120Pに対応します。 

---

 以上、ハイセンスU7H シリーズの紹介でした。

 中位機と比べると、パネルのエリア制御がない普通の直下型です。

 反面、画像エンジンスピーカー部分についても強化はみられます。

 難しいところですが、性能面では次に見る最上位機が圧倒しますし、費用対効果はやはり中級機のほうがよいように思えます。どっちつかずな印象のグレードです。


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 【2022年6月発売】 

 【65インチ】

  32・ハイセンス 65U9H
   ¥217,000 楽天市場 (9/28執筆時)

 【75インチ】

  33・ハイセンス 75U9H
   ¥300,000 楽天市場 (9/28執筆時)

モニターパネル:ADS
バックライト:高詳細直下型エリア駆動
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(2)

 U9H シリーズは、中国のハイセンスの4K液晶テレビの最上位の製品です。

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 液晶パネルは、表面はADS液晶です。

 ただ、バックライト直上に本機は、「バックライトブーストフィルム」ではなく、量子ドットフィルムを装備します。

 こちらは(LEDでは足りない)輝度を高めるという工夫ではなく、広色域化を目的とした画質面の工夫です。

 4KHDR時代になって、近年、上級の液晶テレビで増えてきた方式であり、ハイセンスも日本向けに取り入れました。

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 バックライトは、本機は、直下型ですが、mini LEDを装備します。

 LGが先行し、東芝でも採用した仕組みです。やはり4KHDR時代に必要な「輝度の高さ」と「黒の締まり」を出すために、使われます。

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 一方、エリア制御については、本機は行います。ローカルディミングProという機能名で、中位機以下と分けています。

 東芝の最上位機と比べると「仮想細分割」での光漏れの抑制などの機能はないですが、値段差がありますし、問題ありません。

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 画像エンジンも、NEOエンジンPROですので、同じです。

 画質調整の機能もほぼ同じですが、最上位機については、パネル輝度が高いため、「輝き復元Pro」として、星や照明、ハイライトなどを適切に高詳細化する機能が追加です。

 HDR10技術・倍速液晶ほか、その他の画質に関わる部分は下位機種と同じです。

 録画機能番組表ネット動画サービスも、下位機種と同等です。

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 スピーカーは、本機は総合70Wです。

 従来ハイセンスはこの部分にあまりこだわらない仕様でしたが、本機は違います。

 上方面のハイトスピーカーを装備しますので、3D立体音響のDolby Atomsにも(リアルに)対応できます。

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 ただ、70Wクラスでも、このブログの【サウンドバーの比較記事】で紹介したような製品と比べると、やや弱めとは言えます。

 買ってみて、音の厚みに満足できなかったら、増設を考えても良いでしょう。本機もHDMI端子がeARC対応なので、増設は楽ですから。

 HFR(ハイフレームレート)は、本機はしっかり4K/120Pに対応します。

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 以上、ハイセンスのU9H シリーズの紹介でした。

 miniLEDと量子ドット(QLED)を使う東芝の最上位機(Z875L)の廉価版的な扱いでしょう。

 画像エンジン(特に超解像技術)と、パネル双方でがありますが、この価格で、QLED+miniLEDというのは、大手は、現状見られません。

 納得感のある価格差もあるので、パネル性能を重視したい場合、検討できる機種でしょう。

次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ハイセンスの4K液晶テレビを紹介してきました。

 しかし、記事は、まだまだ「つづき」ます。

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1・東芝の4K液晶TVの比較
 :レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
 :アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
 :ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン山善・三菱
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
 =全機からのおすすめ機種の提案

 次回の7回目の記事こちら)では、世界的なTV生産企業で、最近日本のデンキヤでも多く見かけるようになったTCLの4K液晶TVを見ていきます。

 今回みた、ハイセンスのライバルでもあります。

映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、10回目結論こちら)では、ここまで紹介してきた全機種を対象に、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書きたいと思います。 

 引き続き、よろしくお願いします。

 7回目の記事は→こちら

posted by Atlas at 17:39 | 映像機器

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