Top PC周辺機器 比較2023’【疲れない】無線マウス52機の性能とおすすめ・選び方(1-2) フルサイズワイヤレスマウス編

2023年02月17日

比較2023’【疲れない】無線マウス52機の性能とおすすめ・選び方(1-2) フルサイズワイヤレスマウス編

【今回レビューする内容】2023年 疲れにくいワイヤレレスマウスの性能とおすすめ・選び方

今回のお題
疲れずに使える!PC用マウスのおすすめはどの製品?

 どもAtlasです。

 今回は、2023年2月現在、最新のフルサイズマウスの比較の2回目記事です。

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1・フルサイズマウスの比較 (1)
 1-1:ロジクール〈スイス〉
2・フルサイズマウスの比較 (2)
 2-1:マイクロソフト〈米国〉
 2-2:バッファロー〈日本〉
 2-3:エレコム〈日本〉
 2-4:サンワサプライ〈日本〉
 2-5:Razer〈シンガポール〉
 2-6:その他の企業〈各社〉
3・おすすめのマウスまとめ 【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 1回目記事こちら)の前回は、ロジクールをはじめとする各社の製品を紹介しました。

 2回目記事となる今回は、BUFFALOなど、前回フォローできなかったメーカーのマウスをみていきます。

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 ただ、「マウスの選び方の基本」は1回目記事の冒頭に書いています。

 検索エンジン経由でいらしていただいた方は、そちらからお読みいただければ、より分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

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1・ワイヤレスマウスの比較
 予算:3,000円〜1.5万円
 用途:仕事用(据置)
2・小型ワイヤレスマウスの比較
 予算:2,500円〜1万円
 用途:モバイル用  
3・ゲーミングマウスの比較

 予算:6,009円〜1.5万円
 用途:ゲーム専用
4・有線マウスの比較
 予算:3,000円〜7,000円
 用途:仕事用
5・おすすめのマウスまとめ 【結論】
 
=目的別・予算別のマウスの提案

 なお、今回の記事は、このブログの「マウスの比較記事」全体でいえば、1回目記事の後編となります。

2-1・マイクロソフトのマウス

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 つづいて紹介するのは、米国のマイクロソフトのマウスです。

 Officeソフトを自社で販売している関係で、それ向けマウスを昔から展開していました。

 いまは、【Surfaceの比較記事】でみたような、マイクロソフト純正のパソコン(Surface)の「周辺機器」という色合いが強いです。 

 また、革新性より安定性を重視したというか、クラシックなモデルが多いです。

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 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤字系で、イマイチだと思う部分は青字系で書いていきます。


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 【2018年発売】(長さ12.6cm)

 16・マイクロソフトSurface Precision Mouse
   ¥10,266 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:約135g
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度: 3200dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:3ヶ月
ボタン数:6

 正確性    ★★★★☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★★★☆

 Surface Precision Mouse は、マイクロソフトの、フルサイズの無線マウスです。

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 センサーは、現物をみましたが、Blue LEDでした。

 感度は不明ですが、解像度は400-3200dpiまで切り替え可能です。

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 本体形状は、ロジクールのMX MASTER に近いです。

 縦の長さは12.6cmなので、すこし大きめと言えます。

 ロジクールの「おすすめ」基準に合わせるとすれば、くるぶしから中指までで17.5cm以下だとすこし使いにくそうです。

 先行メーカーにたいして、やや独創性に欠けるのは残念な部分です。

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 無線方式は、USB式の2.4GHzレシーバーのほか、Bluetooth接続にも対応できます。

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 スクロールホイールは、単純なメカ式です。

 ただ、前後のスクロールほか、左右のチルトは対応です。

 ロジクールのようなサムホイールは付属しません。また、回転速度も変更できません。

 とはいえ、正確性を重視する「クリックトゥクリックスクローリング」系の回し心地は良く、この部分のできは良いです。

 ボタン数は、6つです。

 左右クリックほか、サイドにボタンが3つと、ホイールボタンです。キー割り当ての変更は、本機も可能です。

 電池の持ちは、内蔵バッテリー式で3ヶ月です。

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 以上、マイクロソフトのSurface Precision Mouseの紹介でした。

 やはり、MASTER 2S MX2100との比較となるでしょう。クリック部分の感触や、ほぼ互角です。

 一方、スクロールホイールの追随性・正確性の出来はいくぶんこちらが良いと言えます。ただ、サムホイールや、ホイールスピード調整の利便性など、総合的には、ロジクールでしょう。

 ただ、形状的に左右のクリック面積が広めなので、多用する方は使いやすい部分はあるでしょう。

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 【2020年発売】

 17・ マイクロソフト Bluetooth Ergonomic Mouse
   ¥4,127 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:約91g(電池込)
無線方式:Bluetooth
最大解像度: 3200dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:15ヶ月
ボタン数:5

 なお、本機の「廉価版」とも言える製品が2020年に登場しました。

 本体色は、ブラック(222-00015)・ホワイト(222-00031)・パステルブルー(222-00063)・ピーチ(222-00047)です。

 本機は、電池式(単4×2)ですが、電池の重さ込みで、軽量なフルサイズです。

 金属ホイールはクリック感があるラチェット式です。ただし、サイドボタンが2つになるほか、Bluetooth専用となります。

 形状的に持ちやすいですが、本体の軽さが操作性を邪魔する部分はあります。ボタンの渋さも感じましたが、これはおそらく利用していくうちに改善しそうです。

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 【2015年発売】

 18・Microsoft L6V-00013
  ¥5,945 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:約155g
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度: 1000dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:(単3×2)
ボタン数:4

 一方、法人用のラインのみですが、Sculpt Ergonomic Mouseというマウスもあります。

 ロジクールの「MX Vertical」に外観が似ていますが、この場合は、あくまで「横握り」です。

 手のカーブにフィットするような、「超エルゴノミクス」な外観ですので、ある種他のマウスが使えなくなる「中毒性」があるタイプです。

 ボタン構成は、左右クリック・ホイールクリックと、Windowsボタンという構成です。

 一方、スクロール部分に左右チルトはないです。

 本機も構造的に、疲れにくいとは言えマス。ただ、ローラーの「すべり」など機能性を含めると、ロジクールとの値段差分の差はあります。

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 【2015年発売】

 19・Microsoft H3S-00017
  ¥3,573 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:約226g
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度: 1000dpi
センサー:Blue LED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:(単3×2)
ボタン数:3

 本機には、Sculpt Comfort Mouse という多少形が異なる製品があります。

 ただし、フルサイズマウスというには少し小型です。

 仕様は、ホイール部分に左右チルトがある代わりに、ボタン数が少ない仕様です。

 一方、Windowsボタン部分は、タッチタブで上下のスワイプ動作で、アプリの切替・リスト表示が可能です。キーボードの「Tabボタン代わり」になります。

2-2・バッファローのマウス

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 続いて紹介するのは、BUFFALOのマウスです。

 日本のPC周辺機器メーカーとしては、最も規模が大きいメーカーです。


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 【2018年発売】

 【Mサイズ】(長さ10.6cm)

 【通常型番】

 20・バッファロー BSMBW510MBK
 20・バッファロー BSMBW510MWH
 20・バッファロー BSMBW510MRD   
  ¥2,135 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Amazon限定型番】

 21・バッファロー BSMBW515MBK
 21・バッファロー BSMBW515MWH
 21・バッファロー BSMBW515MRD
  ¥2,980 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:74g(単3×1)
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後のみ
電池のもち:約3年
ボタン数:5

 正確性    ★★☆☆☆
 疲れにくさ  ★★★☆☆
 ホイール回転 ★☆☆☆☆

  BSMBW510MバッファローNEOFITシリーズに属するマウスです。

 他社機と比べても、値段が安いUSB無線のフルサイズマウスなので、その部分で売れているマウスです。

 なお、Amazonに下ろす型番はBSMBW515Mですが、性能は同じです。

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 センサーは、BlueLEDを採用します。

 1回目記事で詳しく書きましたが、青色LEDを使った光学式マウスです。

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 この方式は、従来的な赤色LEDを使うタイプよりは精度が高い方式です。

 また、(マウスパッドなしでの利用など)悪条件への対応力も高いですが、凹凸のない場所での精度がやや悪いので、マウスパッドを利用する分には、LGT式に及ばないと言えます。

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 本体形状は、グリップにラバーが採用される上、ロジクールの上位機のように、緩やかなカーブがついた、エルゴノミクス形状です。

 この価格帯の製品としては、グリップ形状については、まずまず良い水準です。

 マウスの長さも、10.6cmと過度に大きくないです。

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 一方、バッファローは「静音クリック」というキャッチコピーで、クリック時の静音性を売りにしています。

 音の感じでは、オムロンの静音スイッチかと思います。「カチカチ」音がしません。

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 無線方式は、USB受信機(USBドングル)を用いた2.4GHzレシーバーです。

 先述のように、Bluetoothよりも安定的につながります。

 最大10メートルの感度です。

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 スクロールホイールは、しかしながら「オマケ程度」です。

 普通のメカ式ですが、試したところ、その範疇の中でも、感度も操作性も値段相応でした。

 縦方向のスクロール(チルト)にも対応しません。

 ボタン数は、5つです。

 左・右クリックほか、サイドにある「進む・戻る」ボタンと、ホイールを押し込むことでのミドルクリックで、総計5ボタンです。

 左右クリックを除けば、ボタン割り当てが可能です。ただ、割り当て変更ができるソフトは、Windows版しかないです。

 電池の持ちは、3年です。

 なお、本機については、単3電池1本での駆動です。

 その分の重さで、本体はスペックより20gほど重くなります。

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 以上、 BSMBW510M の紹介でした。

 比較的価格が安い機種で、エルゴノミクス形状である点が目を引き、人気がある機種です。

 ただ、クリック部分の機構やホイールの部分は、1000円台の製品と変化がないので、全体としては「イマイチ」です。

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 【Sサイズ】(長さ9.5cm)

 【通常型番】

 22・バッファロー BSMBW510SBK
 22・バッファロー BSMBW510SWH
 22・バッファロー BSMBW510SRD
  ¥2,398 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Amazon限定】

 23・バッファロー BSMBW515SBK
 23・バッファロー BSMBW515SWH
 23・バッファロー BSMBW515SRD
  ¥2,940 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:60g(単3×1)
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後のみ
電池のもち:約3年
ボタン数:5

 正確性    ★★☆☆☆
 疲れにくさ  ★★☆☆☆
 ホイール回転 ★☆☆☆☆

 なお、本機には、以上の下位機種があります。

 しかし、これらは「フルサイズ」としては小さめ(モバイルとしては多少大きめ)な水準です。

 どっちつかずのサイズですが、能力的には本機もイマイチです。

2-3・エレコムのマウス

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 つづいて紹介するのは、日本のエレコムのフルサイズマウスです。

 ロジクールより比較的安めの展開ですが、フルサイズマウスの展開数はわりと多めです。


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 【2015年発売】

 【Lサイズ】(長さ11.9cm)

 24・ELECOM EX-G M-XGL20DLBK
  ¥3,300 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Mサイズ】(長さ10.6cm)

 25・ELECOM EX-G M-XGM20DLBK
  ¥3,221 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 25・ELECOM EX-G M-XGM20DLSBK
  ¥4,395 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Sサイズ】(長さ91.6cm)

 26・ELECOM EX-G M-XGS20DLBK
  ¥3,155 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 26・ELECOM EX-G M-XGS20DLSBK
  ¥5,220 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:約102g(単4×1)
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度:1600dpi
センサー:アルティメットレーザー
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:12ヶ月
ボタン数:8

 正確性    ★★★★★
 疲れにくさ  ★★☆☆☆
 ホイール回転 ★★★★☆

 M-XGL20DLシリーズは、エレコムが発売するフルサイズ型マウスです。

 「握りの極み」というシリーズ名です。

 なお、末尾が「SBK」で終わるのは、左右クリックについて静音スイッチを採用したモデルとなります。

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 サイズは、3種類です。

 Lサイズは、ロジクールの12cm級と同じで、Mサイズが、11cm級です。

 Sサイズは、9.2cmですので、フルサイズというには少し小さめです。

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 エレコムは手のサイズの基準は出さないですが、ロジクールを参考にすれば、だいたいこうなります。

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 センサーは、不可視レーザー式です。

 これは、ロジクールのDarkfieldレーザーに相当するもので、ガラス面などの素材でも動く高性能レーザーになります。

 同社では、アルティメットレーザー方式と呼びます。

 解像度も1600dpiと高く、センサーの性能は、良いマウスです。

 本体形状は、3サイズから選択できるようにした点が注目に値します。

 親指と薬指の「あたり」に注目したエルゴノミクスデザインで、価格の割に持ちやすいです。

 クリックスイッチも、オムロンの製品を使っており、耐久面では期待できそうです。

 ただ、表面材を含めて、コストカットの側面は多少見えます。

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 無線方式は、2.4GHz帯USBレシーバーを利用するワイヤレス方式です。

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 スクロールホイールは、前後スクロールと左右のチルトに対応します。

 ただ、ロジクールに較べると、単純なメカ式ですし、その範疇でも回転のなめらかさないので「値段なり」の製品です。

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 ボタン数は、8つです。

 左右クリックほか、ホイールクリックと「進む・戻る」ボタンがあります。

 加えて、3つのファンクションボタンという構成です。

 同社の場合も、好きな機能を自社ソフトで割り当てられます。

 ただ、配置的に、必ずしも押しやすい場所にあるわけではないです。

 電池の持ちは、1年です。

 なお、本機は、単4電池1本での稼働なので、その分10gほど重くなります。

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 以上、エレコムのM-XGL20DLシリーズの紹介でした。

 価格面で言えば、ロジクールマラソンマウスがライバルでしょう。

 レーザーの品質・正確性はこの機種が上回りそうです。一方、本体の形状や質感、スクロールの快適度は、マラソンマウスに分がありそうです。

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 【2015年発売】

 【Lサイズ】(長さ11.9cm)

 27・ELECOM EX-G M-XGL10DBBK
  ¥1,980 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Mサイズ】(長さ10.9cm)

 28・ELECOM EX-G M-XGM10DBBK
  ¥1,901 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Sサイズ】(長さ9.16cm)

 29・ELECOM EX-G M-XGS10DBBK
  ¥1,835 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:87g(単3×1)
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度:2000dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後のみ
電池のもち:15ヶ月
ボタン数:5

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★★☆☆

 なお、EX-Gシリーズの廉価版となるのがこちらです。

 こちらは、ネット専用に安く卸される型番です。

 サイズは、本機も3種類です。

 5ボタンで、エルゴノミクス形状ですが、センサーがBlue LEDとなります。

 精度の部分で劣るため、値段の部分を加味しても、あまりおすすめできません。

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 【2022年発売】

 【Lサイズ】(長さ11.9cm)

 30・ELECOM EX-G M-XGL15BBBK
  ¥2,655 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Mサイズ】(長さ10.9cm)

 31・ELECOM EX-G M-XGM15BBBK
  ¥2,382 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Lサイズ:静音】(長さ11.9cm)

 32・ELECOM EX-G M-XGL15BBSBK
  ¥3,427 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 33・ELECOM EX-G M-XGL15BBSXBK
 33・ELECOM EX-G M-XGL15BBSXBU
  ¥4,170 楽天市場 (2/17執筆時))

 【Mサイズ:静音】(長さ10.9cm)

 34・ELECOM EX-G M-XGM15BBSBK
  ¥3,870 Amazon.co.jp (2/17執筆時))

 35・ELECOM EX-G M-XGM15BBSXBK
 35・ELECOM EX-G M-XGM15BBSXBU
  ¥4,170 楽天市場 (2/17執筆時))

重さ:81g(単3×1)
無線方式:Bluetooth 5
最大解像度:2000dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後のみ
電池のもち:約22ヶ月
ボタン数:5

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★★☆☆

 一方、M-XGM15BBシリーズは、USBドングルではなく、Bluetoothにしたモデルです。

 左右クリックに「静音スイッチ」を採用したモデルの展開もあります。そちらについては、量販店で型番を分けるので、複数の型番がありますが、性能は同じです。

 ペアリングは、2台まで切り替え可能です。

 本体の握りは、1つ上の機種と同じで、センサーはやはりBlue LEDです。


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 【Lサイズ】(長さ12.6cm)

 36・ELECOM M-DWL01DBBK
   ¥6,555 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Mサイズ】(長さ10.9cm)

 37・ELECOM M-DWM01DBBK
   ¥5,973 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

 【Sサイズ】(長さ9.7cm)

 38・ELECOM M-DWS01DBBK
   ¥5,944 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:約148g(単3×2)
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度:3000dpi
センサー:Ultimate Blue
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:6ヶ月
ボタン数:6

 正確性    ★★★★☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★★★☆

 M-DWL01は、エレコム上位機です。

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 サイズは、3展開です。

 Lサイズが、大きめのフルサイズ(12.6cm)で、Mサイズが、中くらいのフルサイズ(10.9cm)です。、Sサイズは、コンパクト(97cmになります。)

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 センサーは、Ultimate Blue光学式センサーです。

 これは、ブルーLEDの改良型で、ゲーム用の高解像度センサーを取り入れたものです。

 メーカーでは不可視レーザーより性能は良いとされ、解像度も高く設定できます。

 追随性は確かに良いですが、「暗視野照明」技術をつかう不可視レーザーと比較する場合、仕事利用時のなめらかな追随性は劣ります。

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 本体形状は、ロジクールのMX MASTERに近いエルゴノミクス形状です。

 ただ、サイドホイールの位置が、快適とは言えない位置です。もれは、先発のロジクールの特許が影響している可能性があります。

 無線方式は、2.4GHz帯のUSB受信機を利用する方式です。

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 スクロールホイールは、先述のサイドホイール以外に、チルトホイールでも左右の移動ができる仕様です。

 機能的に重複していますが、これはホイール部分について既存の技術を流用した結果だと思われます。

 高速スクロールに対応できますが、ボタン切り替え式で「オートマ」には非対応です。

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 ボタン数は、6つです。

 左右クリックと、サイドの「進む・戻る」と、スクロール・プロファイル用の切替ボタンです。

 本機は、ハードウェアマクロに対応します。

 ボタンを割り当てるだけでなく、「待つ・キーを押す・カーソル移動・スクロール・特定の座標にカーソルを移動・特定の文字を入力」など、動作をフローとして設定できます。

 高度な「ショートカット使い」には便利でしょう。ただし、Macは非対応です。

 電池の持ちは、6ヶ月です。

 本体自体の重さは100gですが、アルカリ電池2本を搭載すると約148gです。

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 以上、エレコムのM-DWL01の紹介でした。

 ロジクール上位機との比較となるでしょう。

 その場合、LEDの部分はともかく、ホイールの快適度において改良の余地が大きいと感じます。

 加えて、ロジクールの2年間保証に比して、ELECOMは6ヶ月保証です。高級機について保証が短いのは大きなマイナスです。

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 【Bluetooth/USB】

 39・ELECOM M-DC01MBBK
   ¥5,526 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:約96g(単3×2)
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度:3000dpi
センサー:Ultimate Blue
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:6ヶ月
ボタン数:8

 正確性    ★★★★☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★★★☆

 なお、「ハードウェアマクロ」搭載のの姉妹機として、サイドホイールをボタンに換装し、8ボタンとした製品も発売されます。

 こちらも、同様の弱点が見られます。

2-4・サンワサプライのマウス

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 最後に、サンワサプライのマウスです。

 同社は、PCサプライでは有名な日本企業ですが、マウスのラインナップは結構充実します。

 大きなデンキヤなら、同社のマウスだけのコーナーができるほどです。


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 【2019年発売】

 【USB無線】

 40・サンワサプライ MA-ERGW10N
  ¥2,245 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:USB無線(2.4GHz)

 【Bluetooth】

 41・サンワサプライ MA-ERGBT11N
  ¥2,900 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:Bluetooth

重さ:94g(単4×2)
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後
電池のもち:約1年(単4×2)
ボタン数:6

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★☆☆☆

 MA-ERGW10Nは、サンワサプライが販売するフルサイズマウスです。

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 本体形状は、独特です。

 ロジクールにもありましたが「縦握り」ができる製品です。

 一般的なマウスは「横握り」ですが、この形状だと、「肩を後ろに下げ気味での操作」になるため、疲労が溜まりにくいと言えます。

 傾斜角は、55度です。ロジクールの57度とだいたい同じです。

 「縦握り」は手のカーブも自然になるので、負担が少ない部分もメリットです。

 マウスの長さは、11.8cmです。本機についても、それなりに手の大きめの方に向きます。

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 センサーは、Blue LEDです。

 格安のフルサイズマウスは、このパターンが多いです。

 スクロールホイールは、普通のメカ式です。

 形状的な限界もあり、縦横のチルトに対応しません。

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 無線方式は、2.4GHz帯USBレシーバーか、Bluetooth接続を選ぶ形式です。

 Bluetoothは回線が細いので、前も書いたように、音楽機器と併用する場合、問題が起こることがあります。

 その点で言えば、USB無線式が良いでしょう。

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 ボタン数は、6つです。

 左右クリックほか、サイドの「進む・戻る」とホイールクリックです。

 加えて、本機はマウス解像度を切り替えられるので、カウント切り替えボタンがあります。

 それらを合わせた数です。

 なお、ボタンのカスタマイズは、Windowsのみソフトが用意されます。

 電池の持ちは、本機は単4電池2本ですが、約1年です。

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 以上、MA-ERGW10Nの紹介でした。

 ロジクールの「縦握り」は、1万円前後と結構高いので、値段的に競合はしない機種です。

 「縦握り」が自分にあうのか試すような入門機として、本機は「あり」だと思います。

 ただ、ホイールのすべりやクリック感を含め、さすがに「値段分の差」はあります。

ーーー

 なお、本機は、バリエーションがいくつかあります。

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 【2019年発売】

 【USB無線】

 42・サンワサプライ MA-ERGW8
  ¥1,955 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:USB無線(2.4GHz)

 【Bluetooth】

 43・サンワサプライ MA-ERGBT15
  ¥2,527 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:Bluetooth

重さ:102g(単4×2)
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後
電池のもち:約1年(単4×2)
ボタン数:6

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★☆☆☆

 第1に、 MA-ERGW8MA-ERGBT15です。

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 これらは、先ほどの機種より少し長さがあるほか、傾斜角度が、先ほどの55度ではなく、63度とより「縦握り」です。

 一方、(個人的には気になりませんが)スイッチが静音仕様ではないです。

 角度部分を含めて、Atlasが選ぶならばこちらにすると思います。

 ただ、本機のスイッチも、(オムロンなど)スイッチメーカーが開示されませんし、値段相応の性能ではあり、ロジクールのタテ型には及びません。

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 【2019年発売】

 【USB無線】

 44・サンワサプライ MA-ERGW17
  ¥1,882 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:USB無線(2.4GHz)

 【Bluetooth】

 45・サンワサプライ MA-ERGBT18
  ¥2,364 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:Bluetooth

重さ:85g(単3×1)
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後
電池のもち:約1年(単3×1)
ボタン数:6

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★☆☆
 ホイール回転 ★★☆☆☆

 第2に、MA-ERGW17MA-ERGBT18です。

 202302171638.jpg

 こちらは逆に、角度を41度に抑えた製品です。

 マウス自体のサイズは、フルサイズマウスとしては少し短めなので、女性などにはこちらが合うかもしれません。

 一方、本機も、静音スイッチではないです。 

ーーー

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 【2022年発売】

 【USB無線】

 46・サンワサプライ MA-ERGW22
  ¥3,603 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:USB無線+Bluetooth

 【Bluetooth】

 47・サンワサプライ MA-ERGBT24
  ¥4,555 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

無線方式:Bluetooth

重さ:108g(単3×1)
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後
電池のもち:約63日間(充電式)
ボタン数:5

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★☆☆
 ホイール回転 ★★☆☆☆

 第3に、MA-ERGW22MA-ERGBT24です。

 202302171637.jpg

 さらに、傾斜角を角度を25度に抑えた製品です。

 ここまでだと「縦握りとは言いにくく」、普通のマウスと同じで肩はすこし前のめりになるでしょう。

 202302171640.jpg

 ただ、機能的な位置づけが少し違い「ウデをひねりにくい」腱鞘炎予防のためとのことです。

 「タテ形状」の良い部分の1つを活かしつつ、見た目は普通なので、変な形状のマウスで「職場で尖りたくない」方には「あり」かとは思います。

 なお、USBドングルは、USB-C用と、USB-A用が、ダブルで添付です。

 そのほか、本機は充電池(約60日間)方式になります。


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 【2020年発売】

 【USB無線】

 48・サンワサプライ MA-ERGW19
  ¥3,355 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:94g(単4×2)
無線方式:USB無線(2.4GHz)
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後
電池のもち:約1.5年(単4×2)
ボタン数:4

 【Bluetooth】

 49・サンワサプライ MA-ERGBT20
  ¥3,500 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:139g(単4×2)
無線方式:Bluetooth
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後
電池のもち:約1.5年(単4×2)
ボタン数:4

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★★☆
 ホイール回転 ★★☆☆☆

 MA-ERGW19も、サンワサプライが販売するフルサイズマウスです。

 センサーは、Blue LEDです。

 202107301535.jpg

 本体形状は、さらに独特です。

 ほぼ90度に「縦握り」ができる製品です。

 ジョイスティックのような形状です。

 ただ、左クリックが親指右が人差し指での操作です。

 特に親指はさほど「器用な指」ではないので、細かい操作や、特にダブルクリックが多い作業には、向かない部分はあります。

 センサーは、Blue LEDです。

 スクロールホイールは、縦横のチルトに対応しません、

 無線方式は、2.4GHz帯のUSBレシーバーか、Bluetooth接続を選ぶ形式です。

 ボタン数は、4つです。

 左右クリックとホイールクリックと、先述のカウント切り替えボタンがあります。

 電池の持ちは、本機は単4電池2本で、約1.5年です。

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 以上、MA-ERGW19の紹介でした。

 サンワサプライの「縦握り」のなかでも、ニッチを極めた製品です。

 面白いですが、親指クリックになるので、逆に指が疲れ、そちらがストレスになる部分はあります。


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 【2021年発売】

 50・サンワサプライ MA-WBTBL192BK
  ¥5,163 楽天市場 (2/17執筆時)

重さ:98g(単3×2)
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:チルト(前後左右)
電池のもち:約1年(単3×2)
ボタン数:7

 正確性    ★★★☆☆
 疲れにくさ  ★★★☆☆
 ホイール回転 ★★★★☆

 MA-WBTBL192BKも、サンワサプライが販売するフルサイズマウスです。

 同社の製品では、最も上位の製品です。

 202107301548.jpg

 本体形状は、エルゴノミクスではありますが、一般的な「横握り」です。

 長さは、12.6cmほどで、結構大きめです。

 センサーは、Blue LEDです。

 202107301600.jpg

 スクロールホイールは、縦横のチルトに対応します。

 202112031510.jpg

 その上で、スクロールを速度を2段階で切替えることが可能な「ハイブリッド式」です。

 1回目記事で詳しく書きましたが、抵抗のあるスクロールチルトと、無抵抗の高速スクロールに、切替えて対応できる部分で、メカ式より高度です。

 ホイール部品がロジクールに似ているため、同じ調達先か、ジェネリックか、どちらかだと思います。

 202107312059.jpg

 一方、本機は、親指側にも別のスクロールボタンがあります。

 ロジクールやエレコムにもありますが、本機は「横回転」です。

 これだと、縦横のチルトに使う使途には向きません。実際、音量調整に初期割り当てがなされます。

 本機も、Windowsだけボタン割り当ての変更が可能です。

 202302171532.jpg

 無線方式は、本機も、2.4GHzレシーバーと、Bluetooth接続双方に対応します。

 ボタン数は、7つです。

 左右クリックホイールクリック、「進む・戻る」ボタン、スクロール切り替えボタン、USB・Bluetoothのモード切替ボタンという構成です。

 電池の持ちは、本機は単3電池2本で、約1年です。

----

 以上、A-WBTBL192BKの紹介でした。

 ホイールについて2段階で切替えられる点が、ポイントという機種です。

 ボタン数も多く、その部分も良いですが、サイドスクロールボタンの仕様は、あまり効果的でもなく、逆に邪魔に思えます。

2-5・レイザーのマウス

 202107311303.jpg 

 続いて、シンガポールのRazerの発売する、ワイヤレスマウスです。

 同社はゲーム用マウスのシェアが多いのですが、本機については(あくまで)ビジネス用の展開といえます。


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 【2020年発売】

 51・Razer Pro Click RZ01-02990100-R3M1
  ¥12,980 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:106g
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度:16000dpi
センサー:Razer 5G
スクロール:チルト
電池のもち:200時間(充電式)
ボタン数:8

 正確性    ★★★★★
 疲れにくさ  ★★★★★
 ホイール回転 ★★★☆☆

 Razer Pro Clickは、シンガポールのレイザーが販売するビジネス向けのフルサイズマウスです。

 202201171543.jpg

 本体形状は、本機も、エルゴノミクス形状です。

 サイズ的には、12.7cmのフルサイズで、ロジクールのMX Master 3Sと同程度です。

 値段も同じくらいで、そちらがライバルです。

 比べると、本機は106gなので、相当軽量です。

 重さもあって、マウスの滑りが良い一方で、形状的にマウスパッドに「はいつく」ような安定性は多少負けるというのがAtlasの評価です。

 202201171547.jpg

 本体デザインは、米国のHumanscaleとの提携のデザインです。

 Atlasは椅子も好きで【オフィスチェアの比較記事】も書いています。

 日本で同社の製品はあまり見かけないので紹介していませんが、同社のエルゴノミクス形状の椅子は米国で使ったことがあります。

 独特の曲線美は、それらしいと思いました。

 202210251733.jpg

 センサーは、ゲーミング用の高精度センサーを使います。

 同社のRazer 5Gオプティカルセンサーです。最大解像度1.6万DPIで精度重視です。

 ゲーミング用として性能は良いですが、底面素材は選ぶので、光学用のマウスパッドを使わないと、その性能は活かせません。

 ただ、高解像度の大画面モニターを使って、細かい操作をするような仕事をされている方には、不可視レーザーより「良い部分」はあります。

 マウス解像度は、200dpi-16000dpiの間でユーザーが設定できます。

 マウス頭部のボタンがDPIの変更ボタンになっていて、5段階で変更できます。

 無線方式は、USB無線(2.4GHz)のほか、Bluetoothに対応します。

 スクロールホイールは、一方、さほど工夫がないチルトホイールです。

 この部分の工夫は、ロジクールに負けると言えます。

 202201171600.jpg

 ボタン数は、8ボタンです。

 左右クリックと、サイドの「進む・戻る」です。

これに、(プログラム可能なので)ホイールの前後スクロールと左右チルトもボタンにカウントしての8ボタンです。

 ビジネス用にホイールにプログラムはあまり考えられないので、数字ほどボタン数は多く感じないです。

 バッテリーは、内蔵バッテリーの充電池式です。

 2.4GHz帯無線を利用する場合最大200時間、Bluetoothの場合400時間です。

---

 以上、Razer Pro Clickの紹介でした。

 軽量性とセンサー精度の良さが売りです。

 握りやすい形状も印象が良いです。

 こうした部分で言えば、フルサイズの高級マウスを試したが、重さ面で駄目だったという方には試す価値はあるでしょう。

 ただ、設計全体で言えば、同社のゲーム用マウスのプチ改良版といったところです。

 ビジネス用に便利な部分(スクロール)の工夫がなく、センサーも必ずしも仕事用に向いたものではないです。

 大画面でのグラフィック作業など細かい操作が必要な方にはニーズがあるかもしれませんが、一般向けにはニッチでしょう。

2-6・その他のマウス

 最後に、ここまでみた以外のメーカーの製品をみていきます。


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 【2022年発売】

 52・ HUAWEI Wireless Mouse ‎CD26
  ¥4,800 Amazon.co.jp (2/17執筆時)

重さ:92g
無線方式:USB 2.4+Bluetooth
最大解像度:3000dpi
センサーTOGレーザー?
スクロール:チルト
電池のもち:(単3×1)
ボタン数:4

 正確性    ★★★★★
 疲れにくさ  ★★★☆☆
 ホイール回転 ★★★☆☆

 Wireless Mouse ‎CD26 は、中国のHUAWEIが販売するフルサイズマウスです。

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 本体形状は、サイドボタンがない左右対象型に近い形です。

 言及はないですが、写真から見ると、左手でも使えるマウスのようです。

 長さは、11.3cmなので、多少小さめのフルサイズと言えます。

 202210251732.jpg

 センサーは、本機はTOGレーザーセンサーです。

 TOGレーザーは、ガラス面でも利用できるレーザーのことです。

 「不可視レーザー」に相当し、ビジネス用では精度最もが高い方式です。

 ただ、仕様を見るとTOGセンサーほか、光学式のIRセンサー(IR LED)も併用とあります。詳しい情報がないですが、マウス感度が低く設定する場合、こちらが使われているかもしれません。なにかしら分かれば加筆します。

 スクロールホイールは、ただ、普通のチルトです。

 202210251515.jpg

 ボタン数は、4つです。

 左右クリックホイールクリックです。

 加えて、ホイール下にカスタマイズボタンがあります。

 こちらは、マウス解像度の調整につかうボタンです。なお、同社の場合、(切り替えずとも)接続した端末にあわせて、自動的にマウス解像度を切り替える機能もあります。

 そのほか、マウスを端末間でシームレスに切り替えられるScreenHop機能があります。この部分は、ロジクールのLogicool Flowの「機能限定版」といった感じです。

 無線方式は、2.4GHz帯のUSBBluetooth接続双方に対応します。

 USBドングルが付属です。

 電池の持ちは、本機は単3電池1本ですが、具体的な電池寿命については情報がないです。

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 以上、HUAWEIWireless Mouse ‎CD26の紹介でした。

 感度面でロジクール機とは差はありますが、格安モデルで、性能の良い不可視レーザーを採用する部分が特長でしょう。

 一方、ホイールについての工夫はさほどない点と、さほどエルゴノミックな形状と言えない部分はあります。

 ただ、特に同社製のWindows ノートPCと一緒に利用する場合、あるいは、同社のHarmonyOSを採用するタブレットと併用する場合、自動ペアリングなほか便利な機能が使える点で、割とニーズはあろうかと思います。

次回につづく
無線マウスのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はフルサイズのワイヤレスマウスの紹介の2回目記事でした。

 しかし、記事は、もう少しだけ、続きます。

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1・ワイヤレスマウスの比較
 予算:3,000円〜1.5万円
 用途:仕事用(据置)
2・小型ワイヤレスマウスの比較
 予算:2,500円〜1万円
 用途:モバイル用  
3・ゲーミングマウスの比較

 予算:6,009円〜1.5万円
 用途:ゲーム専用
4・有線マウスの比較
 予算:3,000円〜7,000円
 用途:仕事用
5・おすすめのマウスまとめ 【結論】
 
=目的別・予算別のマウスの提案

正確性    ★★★★★
疲れにくさ  ★★★★★
ホイール回転 ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 最終回となる、最終回記事こちら)では、このブログで紹介したワイヤレスマウス全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。 

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 18:53 | PC周辺機器

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