1回目記事からの続きです→こちら
2-1・ベンキューのモニターの比較

2回目記事のトップバッターは、台湾のベンキューのモニターです。
デザイン用ほか、独自のアイケア技術を取り入れた一般向けモニターが目立つ会社です。
1・31.5型4Kモニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:DELL〈米国〉
1-3:LG〈韓国〉
1-4:EIZO〈日本〉
2・31.5型4Kモニターの比較 (2)
2-1:BenQ〈台湾〉
2-2:ASUS〈台湾〉
3・31.5型4Kモニターの比較 (3)
3-1:イイヤマ〈日本〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:フィリップス〈欧州〉
3-4:レノボ・Acer ほか
4・4Kモニターの比較
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)でかいた「選び方の基本」に沿いながら説明していきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2024年発売】【31.5インチ】
18・BenQ MA320U
¥98,182 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
19・BenQ MA320U-JP
¥98,182 楽天市場 (4/4執筆時)
パネル:広色域IPS ナノマットパネル
【2026年発売】【31.5インチ】
20・BenQ MA320UP
¥97,000 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
パネル:IPS ナノマットパネル(グレア)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:550cd/u
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR600
USB給電:90W
接続端子: HDMI2.0×2 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:3W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年(本体は3年)
MA320U は、台湾のBenQが出している4Kモニターです。

Windows PCなどでも使える機種ですが、MacBook向けモニターとして、同社が推薦するシリーズで、デザインに統一感を持たせています。4辺フレームレスにせず、3辺フレームレスにしているのも、統一感が理由のようです。
なお、MA370UPは、パネルをグレア(光沢)にした仕様の製品です。
後述するように、本機はパネルの表面が低反射のナノマットパネルですので、そちらは、テレビにおける低反射仕様のハーフグレアパネルに近いものと考えてください。
したがって、通常モデルに比べて、こちらは反射率や、映り込みの拡散のさせ方(ヘイズ値)の部分に違いはあるといえます。 なお、それぞれに、型番が2系統ありますが、末尾-JPの機種のみ、1ヶ月限定ですが、無輝点保証があります。
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結論的にいえば、目の疲れを考える場合、照明の映り込みにくさの観点では文書やプログラム中心の仕事用ならばMA320U が良いでしょう。写真・映像系の仕事ならば、MA320UPがよいと言えます。
あえて言えば、ゲームや映像視聴を中心に考えないならば、ノングレア系が一般的に思います。後はかわりませんので、ノングレアのMA320U をベースに、同時にみていきます。

液晶パネルは、ノングレア(非光沢)の広色域IPSです。
色域は、DCI-P3で97%です。
ギリギリですが「広色域IPS」の範疇に入るとみて良いかと思います。
パネルだけで言えば、デザイナー向けの「入門機」ほどの実力はあります。

一方、表面加工は、ノングレアではなく、同社のナノマットパネルです。
2024年登場の新技術です。
フィルム基板(ノングレア)の上に、低反射レイヤーを積層させることで、さらに反射率を抑えるという仕組みです。同社によると、通常のノングレア(約3.5%)から、3%以下まで軽減されるとのことです。ちなみに、さらに上位のナノマットパネル Proは1%とされます。Appleの一部製品に採用されるnano-textureガラス処理と違い、手入れは普通のディスプレイと同じで良いようです。
先述のように、「グレア」モデルは、グレアの上にコートを施すのでナノグロスパネルという名前になります。
この場合も、斜めからみたい場合の視認性ほか、映像面にプラスの効果があります。
輝度は、550cd/uです。
かなり高めです。
Appleは自社のノートPCほかについて最大輝度を重視するところがあるので、仕様を合わせるために「豪華」にしている感じはあります。
安めのモニターの場合、無理やり輝度だけ上げると、低輝度のバランスが崩れやすいですが、後述するセンサーの工夫で解決していると言えます。
HDRは、HDR600に対応します。
標準機度は、及ばないですが、ピーク輝度で600cd/u出るようにしています。
十分なスペックでしょう。
応答速度は、5ms (GTG)です。
コントラスト比も、1200:1です。
IPSの平均値より少し良いです。

画質調整機能は、「目の優しさ」に関わる部分は、フリッカーフリー・ブルーライト軽減などの基本は当然おさえます。
その上で、このモデルは、環境光センサー(明るさセンサー)を搭載し、室内の明るさに応じた輝度調整にも対応します。「ブライトネスインテリジェンス」(B.I. )という機能名です。
2025年機は「ブライトネスオプティマイザー(Visual Optimizer)」と名前を替えましたが、示される機能性は変わりません。
適切な輝度でモニターを見ることは「目の疲れにくさ」にとって重要なので、今回の比較の趣旨からすると、「かなり良い製品」と言えます。
環境光センサーは、照明の明るさだけでなく、照明の色温度も検知して調整します。そのため、シンプルな明るさセンサーだけ搭載の他社機より、本機は能力が高いでしょう。
なお、正確に言えば、本機は「ブライトネスインテリジェンス」は第2世代になります。この世代は起点としたい明るさをユーザーが自由に決定できるようになり、利便性が増しました。 
映像美の部分でも、同社の場合、この環境光センサーを活かします。
画面内の画像も分析し、露出オーバーにならないよう輝度を的確に調整します。方法は全く異なりますが、LGのブラックスタビライザーのように、映像のコントラストを鮮明にする効果が期待できます。
一方、超解像技術やブラックスタビライザーなど、動画視聴、ゲーム向けの性能は「ざっくり省略」されています。
設定面では、同社のアプリ(Display Pilot 2)でMac(PC)から細かい画質調整ができる仕様であるほか、MacBook画面との併用時同時に輝度が調整できる機能も搭載です。
加えて、同社のデザイナー向けの上位機と同じで、色味をMacBookと合わせて最適化できる「M-BOOK」モードも使えます。
これらの部分を含めて「MacBook向け」としています。
スタンドは、フル稼動です。
調整幅は、高さ(115mm)、チルト角度(上20° 下5°)、回転(90度)、左右(30度)です。
同社の上位機(デザイナー用)と同じ仕様ですが、幅自体はそこまで広いわけではなく、必要十分なほどです。

接続端子は、HDMI 2.0が2系統と、 USB-Cが各1つという構成です。
USB-Cは、PD(パワーデリバリー)対応で95Wの給電力です。
大画面MBPでも問題なく使えるようにしています。

USBハブも装備です。
USB-A(USB3.0)が2ポートと、USB-C(USB3.0)が1ポートです。
高速なSSDストレージを除けば、ストレージをつなげても問題ないスペックです。
なお、USB-Cは15W給電もできます。
HDCP2.2には対応です。
この部分でも汎用性が高いです。
スピーカーは、総合6Wで付属です。
保証期間は、3年間ですが、パネル・バックライトは1年保証です。
一方、末尾「-JP」の機種に限っては、無輝点保証があります。じっくり初期不良を探すならば別ですが、他社より短い1ヶ月限定ですし、「なし」のものを含めて、値段で決めて良いでしょう。
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以上、BenQのMA320U の紹介でした。
MacBook Proユーザー向けのディスプレイの「定番」となりそうな製品です。
パネルの素性は申し分ない上に、ナノマット加工はさらなるワンポイントです。グレアではなく、ノングレアに低反射処理をする工夫は、独自ですし。この部分と、スタンド、明るさセンサーの工夫を含めて「目の優しさ」への配慮が特に高い機種といえます。
端子構成も、Mac向きに思えますし、デイジーチェーンの必要がないならば、こちらを選んで間違いないでしょう。

【2026年発売】(執筆時在庫なし)
【31.5インチ】
21・BenQ MA320UG
¥(159,607) Amazon.co.jp (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
パネル:Black-IPS ナノグロスパネル(グレア)
輝度:450cd/u
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:120Hz(4K)
HDR:HDR400
USB給電:96W
接続端子: HDMI2.0×2 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:3W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年(本体は3年)
MA320UGは、台湾のBenQのMAシリーズの高級機です。
解像度は、こちらも4Kです。
一方、このシリーズの27型は5K解像度ですが、31.5型は4Kになります。
本機も、主にMacBook向け5Kモニターとして出される製品です。

パネルは、IPSです。
スペック的には、輝度(450cd/u)が高い上で、色域も、P3 99%と広色域です。
コントラスト比も、2000:1です。
リフレッシュレート(70Hz)を含めてこうしたスペックからすると、恐らくBOEの生産する(いわゆる)Black-IPSの可能性が高い、高水準のパネルです。
表面処理は、本機もグレア(光沢)で低反射加工をした先述のナノグロスパネルです。
デザイン系の用途で高性能機を探している方向けの展開です。

HDRは、HDR400対応です。
なお、2025年5月以降の認証取得機は、VESAのHD400認定水準が、色域とコントラスト比の部分での厳しくなりました(上表)。
ただ本機は、おそらく新基準(CTS1.2)認証でこの値を得ています。いずれにしても、優秀です。
応答速度は、5ms (GTG)です。
リフレッシュレートも、4k/120Hzです。
チラツキ対策の部分でFreeSync Premiumも対応ですし、ゲーム用としてもわりと充実する性能はあります。

画質調整機能は、先ほどの機種と同じです。
本機も環境光センサーによる画質調整機能があります(ブライトネスオプティマイザー)
正確には、こちらのみ「ムラ補正」という機能性が示されますが、詳細は公開されません。
スタンドは、フル稼動です。
調整幅は、高さ(150mm)、チルト角度(上15° 下5°)、回転(90度)、左右(30度)です。

接続端子は、HDMI 2.0が2系統と、 USB-Cが各1つという構成です。
USBはこちらはThunderbolt 4対応です。
仕様強化でデイジーチェーンもできる仕様にしています(最大2画面)。
USB-Cは、引き続きPD対応で96Wの給電力です。

USBハブも装備です。
先ほど書いたTB4対応のUSB-C端子のほか、15W給電に対応するTB4と、35W給電に対応するUSB-C(USB3.1とUSB2.0の切替式)があります。
さらに、KVM対応のUSB-A(USB.30)が2系統あり、接続面でもかなりの充実度です。
HDCPは、HDCP2.3で対応です。
スピーカーは、総合6Wで付属です。
保証期間は、3年間ですが、パネル・バックライトは1年保証です。
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以上、BenQのMA320UGの紹介でした。
下位機種と一定の価格差がありますが、デザイン向けなどでグレア系を探している場合で、表示画質や接続性をより重視したい方は候補にできます。
パネルスペックは、1回り良い印象で、KVMやデイジーチェーン対応の部分を含めて接続性も良いですから。
その上で、環境光センサーを利用した調整、あるいは、専用アプリで輝度調整がしやすい部分を含めて、各機能は高レベルでまとまっています。
デザイン向けほか、一般ユーザーでも4Kで性能が良いモデルを探している場合は候補になるでしょう。ただ、低反射加工があるとはいえグレアである部分は、部屋の照明や外光に問題のある方は、やはり注意してください。

【2022年発売】【31.5インチ】
(末尾-JPは、1ヶ月限定無輝点保証)
22・BenQ AQCOLOR PD3205U PD3205U-JP
¥99,800 楽天市場 (4/4執筆時)
USB給電:90W
接続端子: HDMI2.0 DP USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
スピーカー:2.5W×2
(アーム仕様)
23・BenQ AQCOLOR PD3205UA
¥90,828 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
USB給電:90W
接続端子: HDMI2.0 DP USB-C
スタンド:アーム
スピーカー:2.5W×2
解像度:4K(3840×2160)
輝度:250cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
VESA:100mm
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
PD3205Uは、台湾のBenQが販売する、デザイナー向けAQCOLORシリーズに属する4Kモニターです。
本機も、末尾-JPのみ、1ヶ月限定ながら、無輝点保証付きです。期間も短いのでなくても良いでしょう。
PD3205UAは、アーム仕様になっただけの違いです。
要不要で決めてOKです。
あとは同じなので、同時にみていきます。

パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。

色域は、動画編集に重要なDCI-P3カバー率は95%です。
sRGB100%のカバー率で、Adobe RGBについては数値が不明です。
広色域IPSではないとはいえ、値段からしたら、十分に優秀です。
輝度は、250cd/uです。
本機は、通常輝度は抑え気味にして、ピーク輝度を高める(350cd/u)方向性です
本機の場合、用途特化型なので、利用目的からすると問題ないかと思います。
HDRは、対応します.
ただし、HDR400には満たない水準です。
HDR時代には少し物足りない気もしますが、必要十分ではあります。
応答速度は、5ms (GTG)です。
コントラスト比も、1000:1と普通です。

画質調整機能は、「デザイナーディスプレイ」の方向性で優れます。
個別キャリブレーションした上での出荷をしているため、色にかかわる正確性が担保されていると評価できます。
その上で、CAD/CAMモード・デザインモード・暗室モードなど、デザイン業務にかかわる自動調整機能が充実している点が、他社との違いです。
一方、ベンキューの「強み」の1つといえる、明るさセンサーについては不採用です。
先述のように、アイケア面のほか、HDRなどにも使うものでしたが、デザイン用には不要との判断だと思います。本機の上位機も省略ですから。

スタンドの品質は、先述のように、2機で異なります。
通常機は、稼働性として言えば、前後左右高さ回転と「パーフェクトスタンド」です。
高さ(110mm)、チルト角度(上20° 下5°)、回転(90度)、左右(30度)の範囲で調整できます。
問題ない数字ですが、特に高さ調整の部分は、EIZOなどに比べると少し落ちます。

アームタイプは、4軸で、1回目でみたLGモニターと同じほどです。
支柱タイプなので、別売高級機でより良いものがあるとは言え、純正で揃うのは良いです。
調整幅は、高さ15cm、チルト角度(上30° 下5°)、左右(275°)と縦回転です。
VESA規格にも対応します。

接続端子は、DisplayPort、HDMI 2.0 USB-Cが各1つという構成です。
USB-Cについては、PD(パワーデリバリー)対応で、90Wの給電力です。
大きなノートPCでも速度低下なしに給電できそうです。
HDCP2.2には対応です。この部分でも汎用性が高いです。
スピーカーは、付属です。
保証期間は、3年間です。
ベンキューは、デザイナー向けの専門機は、パネルも含めての3年フル保証になります。
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以上、BenQのPD3205Uなどの紹介でした。
発売から時間が経ち仕様面で物足りなさも見られてきたとは言えますが、ストイックな「デザイナー用」の中級機としてまだ評価できます。パネルスペックを含めて、柔軟に使えそうです。
一方、同社の売りである「明るさセンサー」は省略となる部分と、輝度など、あくまでデザイナー向けのディスプレイ調整となっている点で、一般ユーザーの仕事用には本機は選びにくいでしょう。

【2024年発売】【31.5インチ】
(末尾-JPは、1ヶ月限定無輝点保証)
24・BenQ AQCOLOR PD3225U
¥163,637 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
25・BenQ AQCOLOR PD3225U PD3225U-JP
¥163,637 楽天市場 (4/4執筆時)
パネル:Black IPS ノングレア
輝度:400cd/u
コントラスト比:2000:1
HDR:HDR400
【2022年発売】
26・BenQ AQCOLOR PD3220U PD3220U
¥109,800 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
パネル:IPS ノングレア
輝度:250cd/u
コントラスト比:1200:1
HDR:HDR10
解像度:4K(3840×2160)
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
USB給電:85W
接続端子: HDMI2.0×2 DP TB3×1
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
4K動画再生:HDCP2.2
スピーカー:2W×2
保証期間:3年
PD3225Uは、デザイナー向けAQCOLORシリーズの上位機です。
「 Macbook Pro 動画編集向け」とされる製品です。
新旧の違いは、後述するパネル部分になります。

パネルは、24年登場の新機種は、Black IPS(=PS-Black)です。

他社でも見たように、IPSの弱点だったコントラスト比(黒の締まり)を改善したものです。
実際、コントラスト比が2000:1に向上しているほか、輝度も400cd/uと上級です。
色域は、動画編集に重要なDCI-P3カバー率は98%です。
sRGB100%のカバー率です。Adobe RGBについては数値が不明ですし、基本的には動画むけではあります。
むろんこのシリーズは、出荷前のキャリブレーション済みです。
HDRも、新機種はHDR400に対応です。
画質調整機能は、下位機種と基本的には同じです。
したがって、明るさセンサーは、こちらも未装備です。

スタンドの品質は、本機もフルスペックで稼働します。
高さ(150mm)、下(5度)、上(20度)、回転(90度)、左右(30度)の範囲で調整できます。
剛性の部分も、下位機種よりしっかりしたスタンドで、値段差分の差は感じます。

接続端子は、このシリーズの下位機と比べる場合の目立つ違いの1つです。
こちらは、端子構成においてUSB-C端子の仕様が異なり、(Macの基本端子である)Thunderbolt (TB3)仕様にしています。
その上で、Display Port出力で、デイジーチェーン(数珠つなぎ)ができる仕様にしています(4K@60Hzで最大2台)。
USB給電力も85Wと、MacBookに最適化した上で、余ったパワーをUSB-Cハブに振り分け、15W給電としています。

あとは、1つ上の製品に対して、言及したい違いはないです。
ICCプロファイルの自動同期(ICCsync)も(Win同様)Macでも使えます。
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以上、ベンキューのPD3225Uの紹介でした。
新機種は「パネル重視」ならば、Macユーザーでなくても選択肢にしてOKです。実質的に上位機ですので。そのほか、デイジーチェーンしようと言う場合も、本機を選ぶと良いでしょう。
ただ、Black-IPSを採用したデザイン向けはDELLや、LGもこのサイズを出しています。とくに、DELLはデイジーチェーンができる部分を含めて、本機と仕様が似る上で安めです。
ただ、ICCsyncほか、設定面の利便性や、(デザイナー用レベルの)しっかりした事前キャリブレーションの表明がある部分では優位です。品質信頼性を重視する場合、値段差は「飲むべき」と思います。
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なお、このような上級クラスの製品は、ほかにも展開があります。
順番にみておきます。

【2024年発売】
【31.5インチ】RD320U-JP
(通常仕様)
27・BenQ プログラミングモニター RD320U
¥131,538 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
(モニターアーム仕様)
28・BenQ プログラミングモニター RD320UA
¥101,250 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/u
パネル:Black IPS ナノマットパネル
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR400
USB給電:90W
接続端子: HDMI2.0×2 DP TB3×1
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
4K動画再生:HDCP2.2
スピーカー:2W×2
保証期間:1年(本体は3年)
第1に、プログラミングモニター RD320Uです。
こちらも、モニターアーム仕様があります。

本機は、名前通り、デザインではなく、プログラミング(コーディング)向けの高級機となります。また、トレーダーなどのニーズもありそうです。

パネルは、先ほどの機種と同じBlack IPSです。
したがって、2000:1 と抜群のコントラスト比と、DCI-P3 98%と優秀な色域をもちます。
輝度も同じですし、パネル自体は先ほどの機種と変わりません。

ただ、パネルの表面処理を、先述のナノマット加工にしています。
繰り返せば、ノングレアのフィルムに低反射処理をして、3%以下の反射にして、フードなしでも映り込みを減らす同社の新しい工夫です。

画像補正も、プログラミング向けの工夫が多いです。
とくに、MoonHalo (バイアス照明)は、面白い工夫です。
背面に間接照明を備えることで、暗い場所での利用時の「目の優しさ」を担保するほか、日中の、コントラスト感の「ざらつき」を緩和する役目を果たします。
本機は、明るさセンサー(環境光センサー)を備えます。
これを利用して、部屋の照明色や明るさにあわせた調整 (B.I.+ Gen2)ができますが、こちらのバイアス照明とも連動します。
明るさ・色温度は、好みで微調整できますし、凝った技術に思います。
ベンキューは、PC用の照明器具も割と力を入れている企業なので、機能面での信頼性もあります。
このほか、完全な「エンターテイメント」向けの間接照明にもモード変更できる点も、個人用としては気が利いています。
輝度は、400cd/u です。
デザイナー向けや個人向けならともかく、ここまでの輝度はプログラミングには不要です。
むしろ、輝度をしっかり落として使えるかが心配なのですが、抜かりはないです。
本機は、夜間プロテクション機能を備えており、画質を維持したまま、輝度を最低水準まで落とせるからです。
EIZOが昔から取り入れる機能性ですが、ベンキューでこの部分に言及されたのは、初めて見た気がします。
接続端子は、本機も、HDMI2.0×2 DP1.4とUSB-C(TB3)という構成です。
USB-Cは90Wの給電に対応です。また、USB-C(TB3)は、入出力ともにあるので、デイジーチェーンにも対応です。マルチディスプレイ環境も作れます。

USBハブも、KVM対応のUSB3.1の高速ポートが、USB-Aが2つ、USB-Cが1つ付属しており、豪華です。
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結論的にいえば、本機は、プログラミングやトレードなど、黒背景で作業をするような方に高度に最適化された高級機といえます。
コントラスト比の高いIPS-Blackもこの用途には向きます。
ここまで目的に特化したディスプレイは少ないですし、照明部分は同社にしかできない工夫とも言えますので、個人的にはその用途には「おすすめ」したい製品です。
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【2020年発売】
【32インチ】
29・ BenQ SW321C
¥298,000 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
30・ BenQ SW321C-JP
¥323,250 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:250cd/m2
パネル:IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10/HLG
USB給電:60W
接続端子:HDMI 2.0x2 DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
第2に、SW321C です。
同社のデザイナー向けの最上位機となります。
ただ、このシリーズは27インチだと後継機が出ました。
恐らく、31.5型も「SW320U、SW320U-JP」などとして近日中に新機種が登場するように思います。

パネルは、ノングレアのIPSです。
色域は、sRGB100%・Adobe RGB 99%・DCI-P3 95%です。
HDR時代の動画にも対応できる水準ですが、どちらかといえば、静止画に強いと言えるでしょう。
ベンキューによると、台湾のAUO製です。
輝度は、ただ、300cd/m2です。
HDRは、HDR10です。HLGにも公式対応します。
無理やり輝度を上げず、色合わせの部分の信頼性を重視した堅実な設計でしょう。
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結論的にいえば、現行スペックでも、(新機種が出るとしても)静止画中心の編集ならばそこまでの差は感じないでしょう。
ただ、それなりの価格の高級機ですし、個人的には「待ち」か、【27型4Kモニターの比較記事】で書いた、新機種が良いように思います。
2-2・ASUSのモニターの比較

続いて、台湾のエイスースのモニターです。
日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーですが、デザイナー向けも結構出しています。
【2022年発売】VA32UQ後継品
【31.5インチ】
31・ ASUS VP32UQ
¥70,800 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/m2
パネル:IPSノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI 2.0x2 DPx1
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
VP32UQは、台湾のASUSが出している31.5インチの4Kモニターです。

パネルは、ノングレアのIPSです。
前モデルのVA32UQは(アイケアの名前に合わず)VA液晶でしたが、今回はIPSです。
色域は、DCI-P3の情報はないです。
sRGB100%の色域はありますが、デザイナー向けではないです。
応答速度は、オーバードライブ時に4msと速いです。
液晶の輝度は、350cd/m2です。

HDRは、HDR10ですが対応です。
画質調整機能は、HDRについて、2つのモードを搭載している点に特長があります。
映像美の部分では、同社のSplendidエンジンを搭載し補整します。
輪郭強調技術(VividPixelテクノロジー )ほか、テレビ的な技術をASUSも取り入れています。

「目の優しさ」に関わる部分は、ディスプレイのシリーズ名からすると一見重視していそうです(ASUS Eye Careテクノロジー)
ただ、ブルーライトカットのほかは、フリッカー対策ほどなので、あまり優れません。
シームレスなブルーライト調整は確かに「ポイント」なのですが、Atlasは、色味が変わるブルーライト調整には(目への優しさを含めて)あまり肯定的でないので、このような評価になります。
繰り返し書いているように、十分に輝度が調整でき、正しい角度で、モニターからしっかり目を離して使うのが「疲れない秘訣」です。
スタンドの品質は、ただし「オマケ程度」です。
上下に角度が変えられるチルトだけになります。可動域も狭いです。
接続端子は、HDMI 2.0x2 DisplayPortx1という構成です。
HDCP2.2には、対応です。
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以上、ASUSのVP32UQの紹介でした。
スタンドがチルトのみになる以外は、ISP液晶・フリッカー対策と「目の優しさ」に最低限必要な要素はしっかり持ちます。スタンドについても、31.5インチという画面サイズを考えれば、小画面ほどは問題にならないとは言えます。
加えて、画像処理部分でも、HDRを2モード搭載するなど独自性もみられます。
一方、ゲーム向けの技術の採用が多いので、実際そちら向きな機種には思えますが、動画視聴や仕事を含めて、そつなくこなせるでしょう。
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【2025年発売】【31.5インチ】
(3年保証)
32・ ASUS VP327Q
¥34,000 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
(5年保証)
32・ ASUS VP327QY
¥40,776 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/m2
パネル:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI 2.0x2 DP1.2x1
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
なお、 VP327QはASUSが流通限定で販売する廉価版です。
VP327QYは、文教向け(学校向け)で保証年数が5年になりますが、仕様は同じです。

パネルは、一方、VAです。
コントラスト比(3000:1)は、VAらしい値で、「黒が締まる」点で、映像試聴には向くパネルです。ただ「EYE CARE+」というシリーズ名ですが、長時間のテキスト作業などでは、VAは、目が疲れやすいタイプです。
応答速度も、ネイティブの速度はVAは限界があるため、ゲームにもそこまで向かず、向く用途は限られると言えます。
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結論的にいえば、現状で、これほど値段を出せば、IPSの4Kも入門機ならば手に入るといえます。あまり、おすすめできません。
文教向けとしても、子供が使う用途でVAを出すのはあまり関心はしません。

【2023年発売】【31.5インチ】
33・ASUS ProArt PA329CRV
¥80,727 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
HDR:HDR400
USB給電: 96W
接続端子: HDMI 2.0×2 DP×2 USB-C
【2021年発売】【32インチ】
33・ASUS ProArt PA329CV
¥93,430 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
HDR:HDR10
USB給電: 65W
接続端子: HDMI 2.0×2 DP USB-C
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:広色域IPSノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内臓(2W×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
PA329CRVも、台湾のASUSが販売するデザイナー向けの31.5インチ4Kモニターです。
画面サイズ32インチになりますが、PA329CVは旧機です。
上表で示したように、USB-Cの給電力の強化・HDR400への対応と、端子構成において差があります。加えて、後述しますが、パネルの色域の部分でやや進化がありました。
なお、旧機は2系統ありますが、流通経路の違いだけで、付属品を含めて同じです。
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結論的にいえば、差ほど値段差もないので、今選ぶならば新機種と言えます。

液晶パネルは、広色域IPSと言えます。
メーカーやブランドは不詳ですが、どこかの上位の広色域IPSを採用します。
関係性からすると、おそらく、台湾のAUO(AHVA-IPS)の広色域モデルかなと思います。

色域は、新機種になって向上しました。
DCI-P3で98%、sRGB100%です。
一方、このシリーズの27インチはAdobeRGBカバー率も示されますが、こちらは非開示です。とはいえ、動画とHDR方面には高度ですし、この画面サイズだとそちらのニーズがむしろ多そうです。
なお、32インチの旧機は、sRGB100%・Adobe RGB 81%の色域でした。
しっかり、個別キャリブレーションした上での出荷です。
輝度は、350cd/uです。
HDRは、HDR400の水準です。
応答速度は、5ms (GTG)です。
画質調整機能は、「デザイナーディスプレイ」として高度です。
12種類のProArt Presetで自動的に画質調整できます。

スタンドの品質は、フルスペックです。
調整幅は、高さ13cm、チルト角度(上23° 下5°)、左右(60°)と縦回転です。
旧機より多少可動範囲は狭くなったものの、実用性は十分です。むしろ、エルゴノミクスや、取り回しからの改良でしょう。

接続端子は、DisplayPort・HDMI 2.0が2系統、 USB-C端子が1系統です。
USB-Cの給電力は96Wとかなりパワフルです。
グラボ搭載のゲーミングノートPCのようなものでも、高速充電できそうです。DPを使ってのデイジーチェーンにも対応できます。
HDCP2.2には、対応です。
スピーカーは、貧弱ですが内臓です。
保証期間は、3年間です。
加えて、3年間の「ZBD(ドット欠け)保証」の明記があります。デザイン用のPAシリーズについては、輝点はゼロ、黒点も5以下なら保証です。
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以上、ASUSのPA329CRVの紹介でした。
パネル部分のスペックが発売時「最新」であり、色域重視で考える場合、デザイナー向けの中級機としては、かなり良い選択肢に思います。
HDR400に対応しつつ、P3は98%で、この価格というのは、お買得感もあります。利便性の面でUSB-C給電に対応している面で、ノートPCとの相性は良さそうです。
フルの3年保証と、無輝点保証の部分も含め、その用途で考える場合は有力候補となります。

【2024年発売】【32インチ】
(24年発売)
34・ASUS ProArt Display PA32UCXR
¥609,769 楽天市場 (4/4執筆時)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
USB給電:90W
接続端子: HDMI2.0 ×2 DP TB4
(21年発売)
35・ASUS ProArt PA32UCG
¥412,918 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
リフレッシュレート:120Hz(4K)
USB給電:90W
接続端子: HDMI2 ×2 HDMI 2.1 DP TB3
(22年発売)
36・ASUS ProArt PA32UCR-K
¥181,636 楽天市場 (4/4執筆時)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
USB給電:80W
接続端子: HDMI 2.0×2 HDMI 2.1 DP USB-C
解像度:4K(3840×2160)
輝度:1000cd/u
パネル:ノングレア QminiLED-IPS(量子ドット)
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:HDR1400
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:3W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
ProArt Display PA32UCXR は、2021年末に発表された、デザイナー向けのProArtシリーズの4Kモニターです。同社のデザイン向けのハイエンドモニターの1つです。
旧機種が複数残ります。

第1に、PA32UCGです。
新機種と同じグレードの旧機種です。
パネルは、新機種と誤差範囲で色域が変わりますが、測定環境によるもので同じものと思われます。
ただ、新機種は、後述するバックライト(miniLED)の制御を高度化し、2304 ゾーンのエリア制御に対応します(旧機は1152)。画面部分によらず色再現性が向上したほか、消費電力も低減し、LEDの寿命の高寿命化したとされます。
結果、従来機に比べて、HDR利用時の画質が向上したと同社はしています。
そのほか、USB-C端子部分が、Thunderbolt 4対応となったほか、USB-Cの給電力が90Wとなった点、後述する(節電用の)近接センサーが付属した部分が目立つ違いです。
リフレッシュレートは、ただ、60Hzです。
120Hzと旧機のが高めでしたが、あまりデザイナーに必要とされなかったからかもしれません。
また、斜めからの視聴におけるハロー効果を軽減する、ASUS OCO(Off-Axis Contrast Optimization)の記載も、新機種でなくなりました。
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第2に、PA32UCRです。
このグレードの下位機種にあたります。
こちらは、22年発売ですが、もとから60Hzでした。
そのほか、端子周りで。USB-C接続には対応するものの、Thunderbolt 3との互換性がなく、デイジーチェーン(モニターの数珠つなぎ)にも非対応になります。
スタンドの可動範囲が僅かに変わるのと、Quick Fitに対応しないほどの違いとなります。
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結論的にいえば、値段差をふまえずに言えば、新しい上位機が良いでしょう。
リフレッシュレートが不要ならば、画面全体の色再現性(正確性)は抜けた性能が期待できます。
ただ、旧機も( PA32UCG)は値段差がある上で、パネルは同じですので、下位機と考えれば、選んで良いでしょう。とくに、リフレッシュレートに注目すれば、今のコンテンツ環境だと、120Hzに対応していたほうが便利に感じるかたはいるでしょうから。
さらに、デイジーチェーンや、ThunrderBotlマストな周辺機器がなく、また、高リフレッシュレートが特段作業に不要そうならば、下位機種(PA32UCR)でもOKでしょう。
あとは同じなので、同時にみていきます。

パネルは、あとで詳しく書きますが、上表でQminiLED-IPSと書いたIPSの上位仕様です。
バックライトがQLED(量子ドット)のミニLEDなので、色域と輝度が従来より広いです。やはり、テレビの技術を使ったものです。
色域は、sRGB100%・AdobeRGB99%・DCI-P3 98%をカバーです。

HDR(ハイダイナミックレンジ)もその上で、ピーク輝度1600ニトですので、VESA規格(CTS1.2)において、HDR1400という最高水準の数値をクリアします。

リフレッシュレートは、新機種は60Hzです。
ただ、120Hz対応の旧機は、HDMI2.1にしています。
PS5など最近のゲーム機の対応水準となる4K/120Hzに、HDMIで対応させるためです。

ここまで高度なディスプレイとできたのは、「2つの工夫」からです。
第1に、ミニLEDの採用です。
DELLもプロアート用機で採用していましたが、バックパネルにミニライトを搭載することで、2304箇所の点灯制御(ローカルディミング)を可能にしています。
第2に、量子ドット技術(QLED)です。
光源に青色LEDを採用し、パネルの後部に特殊フィルムを差し込むことで、色再現性を高める技術です。
この組み合わせは、LGが2021年の最新テレビで採用している組み合わせとなり、テレビ用の最先端です。
結果、各数値が各社のデザイナー向けの4Kモニターのハイスペック機を通しても、最高水準となっています。
動画コンテンツ向けのハイエンドと言えるでしょう。
現状「液晶TVの技術的最高峰」と言って良い、ミニLED+QLEDのコンビなので、その方面の高レベルな作業にはとくに向きます。
その上で、4K/120P対応なので、ゲームクリエーターにも向きます。
液晶の輝度は、1000cd/uです。
ピーク輝度は先述のようにより高いです。
また、ノングレア(非光沢)パネルなので、反射の心配もありません。
応答速度は、オーバードライブ時、5ms (GTG)です。
通常時は8msですが、問題のないレベルです。

画質調整機能は、クリエーター向けに最適化されます。
その上で、本機は、環境光センサーを装備するため、天井照明などの明るさや、その色温度をふまえて、画面を自動調整できます。
加えて(画質には関係ないですが)節電のための近接センサーも装備です。
接続端子は、HDMI 2.0×3 DP USB-Cという構成です。
USB-C(Thunderbolt 4)は、ダウンストリームほかアップストリームもあるため、デイジーチェーンが可能です。

モニタースタンドは、もちろん、フルスペック稼動です。
調整幅は、高さ13cm、チルト角度(上30° 下5°)、左右(60°)と縦回転です。
スピーカーは、総合6Wの簡易的なスピーカーが付属です。
そのほか、本機はフードも付属となります。
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以上、ASUS ProArt Display PA32UCXR の紹介でした。
動画コンテンツ・静止画コンテンツ、あるいは、ゲーム製作を問わず、対応してほしい規格に高水準に対応する機種です。
白色LEDの場合とやや色合いが違う「量子ドット技術」を利用しての広色域化である点、また、輝度が高いパネルである点で、(既存の)静止画編集にはマッチするかは論争的な部分はあるかもしれません。
クリエーター視点では、また別の画質評価がありえるかもしれません。
しかし、動画コンテンツ、特にゲームコンテンツの作成においては、これ以上は現状で望めないでしょう。IPS液晶に量子ドット技術とミニLEDを組み合わせた製品をLGがテレビとして出していますが、ユーザー視点では、この技術の利用に問題は感じません。
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【2020年発売】【32インチ】
37・ASUS ProArt PA32UCX-P
¥181,636 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:600cd/m2
パネル:広色域IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GtoG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR1000 HLG
USB給電:65W
接続端子: HDMI2 ×2 HDMI 2.1 DP TB3
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
なお、プロアートシリーズについては、2020年機も残ります。

パネルは、広色域IPSです。
ただ、sRGB100%・AdobeRGB99.5%・DCI-P3 99%カバーです。
DCI-P3カバー率は新機種よりわずかに良いですが、上表だとこちらも広色域IPSの仲間です。

HDRは、HDR1000のレベルですので、新機種よりは落ちます。
また、4K/120Pにも本機は非対応です。
これらの違いの大きな部分は、ミニLEDを昨年段階では採用していなかったからとなります。
値段差を考えても、選ぶならば新機種でしょう。

【2026年発売】【31.5インチ】
38・ASUS ProArt Display 6K PA32QCV
¥163,455 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
解像度:6K(3840×2160)
輝度:600cd/u
パネル:広色域IPS ノングレア LuxPixel
コントラスト比:1500:1
応答速度:5ms (GtoG)
リフレッシュレート:60Hz(最大)
HDR:HDR600
USB給電:96W
接続端子:HDMI2.1 DP TB4×2
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:3年
ProArt Display 6K PA32QCV も、ASUSのデザイナー向けのProArtシリーズのモニターです。

解像度は、6Kです。
31.5型では最大解像度です。
6Kだと画面密度はかなり細かいので、ニーズとしてはニッチでしょうが、なにかしらの用途で必要ならば候補になると言えます。
27型でいえば「5K相当」の画面密度(218ppi)なので、そのまま画面を大きくしたとみて構いません。

パネルは、IPSパネルです。
輝度(600cd/u)ほか、コントラスト比(1500:1)、色域(P3 98% )どの数字も、ハイクラスです。数値的に今回の基準だと、広色域IPSの水準です。
静止画向けのAdobe RGBでも95%はでています。
コントラスト比は(高いですが)2000:1の水準には届かないのでBlack-IPSの水準には届かない感じです。
開発メーカーは、おそらく台湾大手ののAUOでしょう。似たスペックの6Kパネルが展開されますので。もちろん、問題ないです。

パネル表面は、LuxPixelテクノロジーの言及があります。
ベンキューで言及があったナノマットコートと同じで、ノングレアでの「低反射加工」です。パネル製造企業側の技術でしょう。
HDRは、HDR600です(CTS1.2)。
しっかりしたスペックです。
リフレッシュレートは、60Hzです。
応答速度も普通のスペックですので、ゲーム用という作りではないです。

画質調整機能は、ASUS Light Syncテクノロジーに対応です。
下位機同様に、環境光センサーを装備し輝度と色温度を調整する上で、本機の場合、バックライトセンサーが内蔵されており、起動直後の色の安定性を担保する仕組みがあります。
バックライトセンサーは独自です。仕組みは不明ですが、おそらく光か温度をみるタイプかと思います。いずれにしても、地味ながら効きそうです。

接続端子は、HDMI2.1が3系統と、 DP1.4と、USB-Cが2系統という構成です。
USB-Cは、Thunderbolt 4の速度です、片側はPD対応で96W給電もできます。
しっかりした構成です。

なお、Thunderboltで「数珠つなぎ」にする形でのデイジーチェーンにも対応です。
そのほか、USB-A(3.0)ハブが2つあり、KVMにも対応する仕様です。

スタンドは、フルスペックです。
チルト(下5° 上23°)、高さ(13cm)、左右(60°)と縦回転です。
形状的に設置面でスリムなスタンドですが、剛性重視の設計で設置時の安定性はありそうです。
保証は、3年です。
無輝点保証も同期間付属です(LCDゼロブライトドット)。ASUSのプロ用は、黒点も5個を超える場合(つまり6個)ならば交換対象です。
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以上、ASUSのProArt Display 6K PA32QCV の紹介でした。
デュアルディスプレイ環境にはしたくないが、27型の5Kでは、画面領域が足りないと感じる方には候補となる製品です。
ニッチですので、万人にイチオシの高級ではないものの、ニーズはあるでしょう。展開としてあって良いラインです。
次回に続く!
31.5型の4K 5Kモニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、31.5インチの4K液晶モニターの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ続きます。

3・31.5型4Kモニターの比較 (3)
3-1:イイヤマ〈日本〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:フィリップス〈欧州〉
3-4:レノボ・Acer ほか
4・4Kモニターの比較
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く3回目記事(こちら )では、今回紹介できなかった各社の31.5インチの4Kモニターを追加で紹介します。
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、結論編となる、最終回記事【こちら】で、 ここまで紹介した全てのモデルから、予算別・目的別のAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
3回目記事は→こちら引き続きよろしくお願いします。
