Top PC用液晶モニター 比較2024' 【PC用】曲面モニター59機の性能とおすすめ・選び方 (1)

2024年02月03日

比較2024' 【PC用】曲面モニター59機の性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2024年 曲面型ディスプレイの性能とおすすめ・選び方:ゲーミングディスプレイ・ビジネス用湾曲型モニターの性能とおすすめ・選び方:曲面モニターの良い部分・イマイチな部分ほか:UWWQHD 1800R 1500R 1000R PC用高リフレッシュレートカービングモニター:Curved PC monitors

【比較する製品型番】Dell AW3423DWAW3423DWF Dell U3423WE U3422WE S2722DGM S2422HG S3422DWG S3821DW S3222HG U3824DW LG UltraGear 34GN73A-B 34WQ75C-B 34WQ60C-B 34WP60C-B 34WP65C-B 40WP95C-W 45GR95QE-B 34WR50QC-B ASUS VG27VQ VG35VQ XG32VQR VG27VQ G49WCR 34WR55QC-B 32MR50C-B 49WQ95C-W 49GR85DC-B ASUS ROG Swift OLED PG49WCD Acer NITRO XZ272UVbmiiphx ED240QS3bmiipx X34Sbmiiiphzx MSI Optix G27CQ4 G32CQ4 Predator X34 X34Sbmiiiphzx X34 V X34Vbmiiphuzx MSI G271CQP E2 G322CQP G321C G27C6P G32C4 273CQRX-QD MAG342CQ MEG381CQR G32C4X G27CQ4 MP341CQW G2422C G24C4 E2 G27C4X EIZO FlexScan EV3895 OMEN by HP 34c HP OMEN 27c QHD JAPANNEXT JN-39VCG165WQHDR-C65W JN-VCG30202WFHDR-N JN-IPSC34UWQHDR-C65W-H JN-IPSC34UWQHDR-H JN-IPSC375UWQHDPR-H-C65W JN-27VC165WQHDR-HSP JN-IPS49DWQHDR-C65W-HS JN-i375C144UQR-H AOC C32G2E/11 C27G2X/11 C24G2/11 C32G3E/11 C27G3/11 BenQ EX3415R EX3415R-JP EX3410R EX3410R-JP EW3880R GIGABYTE G32QC G34WQC A AORUS CO49DQ ほか

今回のお題
曲面モニターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2024年2月現在、最新の曲面モニターの比較です。

 主には、ゲーム用の「曲面ゲーミングモニター」の紹介です。しかし、最近は「ビジネス用曲面モニター」も増えてきたので、そちらもフォローしています。

 パネル自体の性能ほか、曲率の違いにも注目して書きました。

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 ゲーム用モニターとして利用する際に重要なスペックはもちろん、ビジネス用・映像視聴用にどうなのか?、という視点でも分析しました。

1・曲面モニターの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:DELL
 1-3:LG
2・曲面モニターの比較 (2)
 2-1:LG 〈続き〉
 2-2:ASUS
 2-3:BenQ
3・曲面モニターの比較 (3)
 3-1:MSI
 3-2:ギガバイト
 3-3:Acer
4・曲面モニターの比較 (4)  
 4-1:HP
 4-2:EIZO
 4-2:JAPANNEXT
 4-3:他の企業
5・曲面モニターの比較 (5)

 5-1:最終的なおすすめの提案 【結論】

 以下では「選び方の基本」を説明したあと、 各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

ーーー

仕事利用  ★★★★★
ゲーム利用 ★★★★★
映像視聴  ★★★★★
目の優しさ ★★★★★
品質保証  ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

 よろしくお願いします。

ーーー

1・格安ゲーミングモニターの比較
2・高速ゲーミングモニターの比較
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
4・4Kゲーミングモニターの比較
5・曲面ゲーミングモニターの比較
6・ゲーミングモニター全体のまとめ

 なお、今回の記事は、(ビジネス用も見ますが)ゲーミングモニターの比較記事全体としては、5回目記事として書きました。

1-1・曲面モニターの選び方の基本

 はじめに、「曲面ディスプレイの選び方の基本」からです。

 ゲーミング用自体の「選び方の基本」は、1回目記事こちら)で書きました。

 しかし、曲面モニターは、「固有の注意点」あるので、あらかじめ説明しておきます。

ーー

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 曲面ディスプレイは、中心から緩やかに傾斜があるパネルです。

 どれも同じ曲率ではなく、「ゲーム用の黄金比」とも言われる1800Rを平均として、4種類があります。

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 極限だと、現在は(目の視野の湾曲率に近似する)1000R(27インチ)が最高です。

 独特の没入感があるので、迫力を感じられますし、見映えもするので、結構人気です。

 とくに、ゲーミングディスプレイとしては、大画面でも左右の画面隅まで視界に入れやすい点で、優れると言えます。

 しかし、曲率の部分を含めて、曲面ディスプレイ「特有の注意点」もあります。

 以下、ビジネスに使う場合、ゲーム・映像視聴に使う場合の話を順番に解説しておきます。

1・ビジネス用の場合

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 はじめに、ビジネスに使う場合です。

 最近「緩やかなカーブ」の仕事用の大画面機が多く出てきました。

 「横2枚配置のデュアルディスプレイ」の代わりとしてニーズがあります。

 仕事分野で言えば、曲面は、データを常に総覧するような仕事には向きます。

 このブログが注目する「目への優しさ」の点で言えば、曲面は、目の視点移動(ピント合わせ)が減るため、(デュアルディスプレイに比べると)疲れにくい要素があります。

 しかし、直線が表現しがたいためデザイン向けではないです。

 また、メインの仕事がワープロ(文字打ち)で、たまに隅のデータ(ウェブ)をみる感じならば、曲線に違和感を感じにくい平面のほうが良いでしょう。

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 結論的にいえば、 ビジネスにデュアルディスプレイを常に必要としてきた分野の仕事においては「あり」だと思います。

 ただし、「条件」があります。

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 第1に、画面と目の間まで適切な距離(上表)取れる環境で使うことです。

 距離がとれない環境だと、曲線に違和感を強い違和感を感じるので、むしろ「画面に近づけない」という表現が近いかと思います。

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 第2に、曲率が少なくとも1800R以上、できれば、より緩い製品を選ぶことです。

 曲率はキツいと過度に「没入感」が出てしまい、平面2枚に比べても目が疲れやすいからです。

 また、集中すると、必要以上に画面に近づいてしまい、それで目が疲れる部分もあります。

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 【37.5インチ・曲面】

 ・EIZO FlexScan EV3895
  ¥190,000 Amazon.co.jp
(2/3執筆時) 

リフレッシュレート:最大61Hz
曲率:2300R
解像度:UWQHD+ (3840 x 1600)
輝度:300cd/u
パネル: IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1

 例えば、EIZOは、2300Rという緩やかなカーブの37.5インチを出しています(EV3895)。

 後ほど詳しく解説する機種の1つです。

 目に優しいビジネスディスプレイの設計で定評がある会社で、おそらくその方面で「間違った」製品は出さない企業の1つと言えます。

 実際、この程度の曲率ならば、視点移動(ピント合わせ)の少なさほか、距離を取った場所からデータを総覧できるので、「画面の近くに寄りすぎて疲れる」部分が緩和できます。

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 MSIの場合、1500Rと「キツい」カーブのディスプレイを「ビジネスモニター」としてかつて出していました(MP271C)。

 同社は、目の疲れ軽減に「曲面は効果がある」という説を強調します。

 研究者の(こちら)の検証実験の論文(30分試験)をひきながら。1000Rという「極限にキツい曲面」のモニターでも、目への負担は少なかったとします(こちら)。

 検証方法の妥当性はおいておきます。しかし、同機が仕事向きでないVA液晶であった部分を含めて、どの水準の「目の優しさ」について離しているのか、あるいは、どの分野の仕事の話なのか、いくぶんあいまいに思いました。

2・ゲーム・映像視聴用の場合

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 つづいて、ゲーム・映像視聴に使う場合です。

 とくにゲーム用の場合、(目の優しさは置いておくとして)広い画面を使ったほうが有利な場合は多いでしょう。「左右の画面隅まで視界に入る」のは、ゲーミングにおける曲面機のメリット性です。

 曲率も「没入感」を重視して考えれば、すこしきつめを選ぶのは「あり」でしょう。ただし、没入感の高さは「目の疲れ」とバーターなので、休憩は心がけてください。

 このほか、注意するべき点が2点あります。

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 第1に、曲面ディスプレイ酔いです。

 小型画面に多い、1000Rなどの曲率が高いディスプレイはこれが言えます。

 Eゲーマーには少ないかもしれませんが、「3D酔い」しがちな方は、画面の各部に対する目からの距離感の違いで「酔いやすい」と言えます。

 ある程度までは「慣れ」なのですが、TVやスマホでは「平面」を使い続けるわけで、慣れには、個人差があります。

ーーー

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 第2に、画面のアスペクト比(縦横比)です。

 これは、一部のモニターにだけ言えますが、フルHD・WQHD・4K(縦横比16:9)と同じ縦横比ではない特殊なサイズ(2560×1080)のモニターがあります。

 その場合、画面の縦横比が30%ほど広い21:9になります。

 映画などは端の「黒帯」が増えます。ゲームでも、アスペクト比が16:9に固定の場合は、同じことが言えるでしょう。

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 以上、曲面ディスプレイの良い部分と、注意するべき部分を書きました。

 改めて言えば、曲面ディスプレイは「クセ」はあるので、合う合わないについて、個人差が大きくでるモニターと考えてください。

 ただ、上で書いたように、ゲーミング、あるいは、データ作業用と考えれば、「疲れにくい」かはさておき、画面隅の視認性の部分でメリット性も大きいので、試して見る価値はあるというところです。

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 以下では、冒頭示したように、メーカー順に、製品を紹介していきます。

1-2・デルのモニターの比較

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 はじめに、米国デルのゲーミングモニターです。

 同社はデスクトップに強いPCメーカーなので、ゲーミングモニターも多くの展開があります。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2020年発売】

 【27インチ・曲面モニター】

 1・Dell S2722DGM
  ¥35,980 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

リフレッシュレート:最大165Hz
曲率:1800R
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
パネル: VA ノングレア
コントラスト比: 3000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:2ms (GtoG)
HDR:
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0×2 DP
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 S2722DGM は、DELLが販売する27インチ曲面ゲーミングモニターです。

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 モニター解像度は、WQHD(2.5K)で2560x1440です。

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 なお、WQHDは、画面密度(ppi)としては、フルHDより25%と詳細なので、その分、広くフィールド表示ができます。

 4Kは、200%大きくなるので、はあります。

 しかし、そもそも27型以下ならば4Kだと細かすぎて読めないので、27インチやそれ以下のゲーム用としては、WQHDは悪くないです。

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 曲率は、1800Rです。

 だいたいこのあたりのカーブが、曲面機の平均値で、この値より小さいと、結構カーブを「きつく」感じます。

 「ゲーミング向き」の最適とされる曲率は、1800Rと言われます。

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 液晶パネルは、VA方式です。

 TVのパネルとしてよく使われるものです。コントラストがあげやすく「黒が締まる」ので「映像美」に優れます。視野角も178度と広いです。

 一方、「ギラツブ」とも呼ばれる独特の粒状感があるので、近接視聴だと目が疲れやすい部分があります。

 ただ、本機は曲面で、そもそも、他機以上に(もともと)仕事に向かないので、問題ないでしょう。

 一方、(オーバードライブ前の)パネル自体の応答速度は、さほど高くできないので、ゲーミングモニター向きの方式かとはあまり言えない部分はあります。

 輝度は、350cd/m2です。

 HDRは、非対応です。

 リフレッシュレートは、この解像度で最大165Hzです(HDIMは144Hz)。

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 チラツキ対策は、AMD系のFreeSync Premiumに対応します。

 1回目記事こちら)の冒頭に詳しく書いたように、カクツキ対策もフォローされます。

 独自機能は、本機もないです。

 応答速度は、オーバードライブ時に2ms (GtoG)です。

 なお、1ms(MPART)ですが、一部のメーカーが使い始めた単位で、一般的なGtoGだと4msであるのが普通です。

 VAは、IPS以上に(オーバードライブなしの)パネル自体の応答速度は出しにくいため、これでも優秀だと思います。

 画質面での補整機能は、基本「PC側任せ」です。

 例えば、先述の「黒挿入技術」をふくめて、特段の補正がないです。

 「目の優しさ」については、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。

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 接続端子は、HDMI2.02つと、DisplayPortが付属します。

 いずれの接続でも、WQHD解像度では、165Hz対応です。

 ディスプレイスタンドは、前後のチルト角度と、100mmの範囲で高さ調節が可能です。

 そこそこ優秀です。

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 保証は、3年です。

 DELLのモニターは、上位機もそうですが、普通の保証以外に、「3年間のプレミアムパネル交換保証(無輝点保証)」があります。

 常時消灯(黒点)こそ保証されませんが、この部分も、同社の「売り」と言えます。

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 以上、DELLS2722DGMFの紹介でした。

 曲面ディスプレイは、「映像美」を重視したVAが多いです。ゲームほか、動画コンテンツの支庁中心で、それを重視するならば、ありでしょう。

 ただ、その点で言えば、それ向けの画質向上技術や、HDRに対応しない部分で、すこし残念感は感じます。

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 【2020年発売】

 【23.8インチ・曲面】S2422HG-R

 2・Dell 23.8インチ S2422HG
  ¥45,800 楽天市場 (2/3執筆時)

 【31.5インチ・曲面】S3222HG-R

 3・Dell 23.8インチ S3222HG-R
  ¥51,819 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

リフレッシュレート:最大165Hz
曲率:1500R
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/u
パネル: VAノングレア
コントラスト比: 3000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:4ms (GtoG)
HDR:
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0×2 DP
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 なお、同社からは末尾がHGで終わる下位シリーズがあります。

 大きな違いは、応答速度の部分で、本機は(遅くはないですが)4msと上位機の半分です。バックパネル部分の工夫の違いとなります。

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 一方、23.8インチのラインナップが本機の場合ありますが、こちらは曲率が1500Rなので、1800Rよりは湾曲します。

 画面サイズの違いから、目との距離は変わるので一概に比較できませんが、結構な湾曲率なので、先述の「曲面ディスプレイ酔い」の心配は、少しありそうです。

ーーー

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 【2020年発売】 【31.5インチ・曲面】

 4・Dell S3221QS
  ¥51,700 Amazon.co.jp (10/5執筆時)

リフレッシュレート:最大60Hz
曲率:1800R
解像度:4K(3840×2160)
輝度:300cd/u
パネル:VAノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:4ms (GtoG)
HDR:HDR
USB給電:
接続端子:HDMI DP USB-C
接続端子:HDMI2.0×2 DP
スタンド:チルト 高さ
VESA:100mm
スピーカー:5W
4K動画再生:HDCP2.2   
保証期間:3年

 なお、同社からはもう一機、曲面の31.5インチの販売がみられます。

 こちらは、仕事向けの4K機で、高リフレッシュレート機ではないです。

 ただ、VA液晶は目が疲れやすいので、仕事用にはあまりおすすめできません。


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 【2020年発売】

 【34インチ・曲面】S3422DWG-R

 5・Dell S3422DWG
  ¥68,000 楽天市場 (2/3執筆時)

リフレッシュレート:最大144Hz
曲率:1800R
解像度:UWWQHD (3440x1440)
輝度:400cd/u
パネル: VA ノングレア
コントラスト比: 3000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:2ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0×2 DP
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 S2722DGM は、DELLが販売する27インチ曲面ゲーミングモニターです。

 画面サイズは、展開として31.5インチもありますが、パネルサイズ以外は同じです。

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 モニター解像度は、UWQHD3440x1440です。

 一応、画面密度は110ppiなので、WQHD水準ですが、冒頭書いたように、画面の縦横比が、21:9であり、特殊です。

 完全にゲーム特化型で、16:9となる映画などコンテンツのフルスクリーン視聴時は、画面左右の黒帯が相当でます。

 曲率は、1800Rです。問題ないです。

 液晶パネルは、本機も、非光沢のVA方式です。

 ただ、DCI-P3 90%の色域を保証する点で、広色域な上位のVAパネルと言えます。

 輝度も、400cd/m2です。

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 HDRは、輝度が高いので、HDR400で対応です。

 HDRや多くのゲームで対応する、輝度表現に関する新規格です(ハイダイナミックレンジ)。

 「映像美」に関わる技術で、対応コンテンツを再生する場合、明暗差がハッキリつきます。

 リフレッシュレートは、この解像度で最大144Hzです(HDMIは100Hz)。

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 チラツキ対策は、AMD系のFreeSync Premiumに対応します。

 応答速度は、オーバードライブ時に2ms (GtoG)です。

 画質面での補整機能は、やはり「PC側任せ」です。

 チラツキ防止のフリッカー対策がある程度です。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI2.02つと、DisplayPortが付属します。

 この解像度の場合、DPでないと高リフレッシュレートは無理です。

 ディスプレイスタンドは、前後のチルト角度のみ調整可能です。

 画面サイズ的に、これで良いかと思います。

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 以上、DELLS3422DWGの紹介でした。

映像美」を重視したVAであることは、引き続きメリット性です。

 ただし、映画などの視聴をこのパネルで行う場合、縦横比の関係で普通のWQHDと同じ面積での視聴となるので、やや損した感じはあります。

 そもそも曲率その他は、フルスクリーン利用に最適化しているでしょうし、「完全にゲーム専用」という方向けです。


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 【2023年発売】(一部20年)

 【34インチ・曲面】

 (カメラなし・USBハブあり)

 6・Dell U3423WE
  ¥178,000 楽天市場 (2/3執筆時)

曲率:1800R
パネル: IPS Black ノングレア
コントラスト比: 2000:1
接続端子: HDMI2.1×2 DP USB-C

 (カメラあり・USBハブあり)

 7・Dell C3422WE
  ¥66,667 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

曲率:1800R
パネル: IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
接続端子: HDMI DP USB-C

リフレッシュレート:最大60Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
同期技術:
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:
USB給電: 90W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト・高さ・左右
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

  U3423WE は、DELLが販売する34インチ曲面モニターです。

 曲面機ですが、ビジネス用の湾曲型といえます。ハイエンドのUシリーズに属します。

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 複数機種があります。

 上位機は、後述するように、パネルが上位の IPS Blackです。

 下位機は、普通のIPSですが、500万画素のカメラ付です。

 USBハブも上位機同様付きますが、転送速度が遅めです。

 カメラの分、上下の調整幅が2cm短くなりますが、そこは問題ないです。

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 結論的にいえば、値段差もありますが、特に映像美という部分で上位機は差があります。ただ、こちらはどれも「ビジネス向け」の色合いが強いので、下位機も悪くないとは言えます。

 あとは同じなので、同時に見ていきます。

 モニター解像度は、WQHDです。

 いわゆる2.5Kモニターで、縦横比は4KやフルHDと同じ16:9です。

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 曲率は、1800Rです。

 キツいですが、画面も大きめなので及第点でしょう。

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 液晶パネルは、中位機以下は普通のiPSです。

 上位機は、LGの上位版となる、iPS-Blackです。

 IPSの弱点であるコントラスト比(黒の締まり)を改善したものです。テレビの技術を活かした上位仕様です。

 色空間も、上位機は、動画向けにはDCI-P3 98%の色域カバー率、静止画向けにもsRGB100%と、数字が良いです。

 輝度も、300cd/m2です。

 仕事用としては十分です。

 HDRは、非対応です。

 リフレッシュレートは、最大76Hzです(WQHDで60Hz)です。

 仕事用であり、ゲーミング用ではないからです。

 応答速度は、オーバードライブ時に5ms (GtoG)です。

 LGはこの部分を強化した上位のIPS(Nano-IPS)もありますが、本機は仕事向けなのでそこまでのパネルは採用しません。

 画質面での補整機能は、やはり「PC側任せ」です。

 チラツキ防止のフリッカー対策がある程度です。

 接続端子は、HDMI・USB-C・DisplayPortです。

 USB-Cについては、ノートPCほかに対して90Wの給電が可能です。

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 そのほか、USBハブが付属です。

 コネクタ形状は(丸い)USB-Cが1つと(四角い)USB-Aが4つです。

 いずれも速度は、USB3.1なので、高速です。

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 一方、ハブの部分は、自動KVM対応なので、複数のPCを同時使用する場合、シームレスに切り替えて利用することができます。

 図のように、ピクチャー バイ ピクチャー(PbP)も対応するため、こうした作業には便利です。

 202302261203.jpg

 ディスプレイスタンドは、曲面機なので回転こそしませんが、それ以外はフルスペック稼動です。

 可動範囲は、高さ15cm、チルト(上5°・下21°)、左右30°です。これに、上方向に4°だけ回りますが、なぜ回るのかはすこし想像がつきませんでいsた。

 保証は、3年間です。

 無輝点保証も付属です。

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 以上、DELLU3423WE の紹介でした。

 冒頭書いたようなデータ作業用には最適です。デュアルディスプレイからの取替えなどには選択肢にできる機種でしょう。

 パネルもIPS-Blackなので表示品質も期待できますし、値段相応に優れています。


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 【2023年発売】(一部20年)

 【34インチ・曲面】

 (カメラなし・USBハブあり)

 8・Dell P3424WEB
  ¥117,246 楽天市場 (2/3執筆時)

 (カメラなし・USBハブなし)

 9・Dell P3424WE
  ¥72,851 楽天市場 (2/3執筆時)

曲率:3800R
パネル: IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
接続端子: HDMI DP USB-C

リフレッシュレート:最大60Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
同期技術:
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:
USB給電: 90W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト・高さ・左右
VESA: 100mm
スピーカー:5W×2
保証期間: 3年間

  P3424WEB も、DELLが販売する34インチ曲面モニターです。

 価格としては先ほどの機種より少し安めのラインです。

 ただ、個人的には、こちらの仕様のほうがビジネス用には良いように思えます。

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 上位機と下位機があります。

 違いは、上位機のみカメラ・マイクが付く点です。

 カメラは、言及に値します。

 こちらは、2K(400万画素)なので、同社の従来機(500万画素)より低いです。

 しかし、撮像素子をソニーの裏面照射型(スタービス)にしている上で、素子サイズも、29.5%大きいという記述です。

 撮像素子とは何かは【カメラの選び方の基本】を書いたこのブログの記事で書いていますが、結論だけ言えば、暗めの照明の室内で利用することを考えると、実際の画質はだいぶ向上したと言えます。

 そのほか、AI自動フレーミングなど、最近進歩してきた画質改善技術を加えており、テレビ会議用のモニターとしては、かなり性能が良いと言えます。

 マイクも、ディアルエコーキャンセリング対応マイクですし、スピーカーも、内蔵型としては総合10Wとやや強力です。

 その分、価格は高いですが、別途ユニットを揃える場合と違って、マイクとスピーカーの位置がはじめから最適化されているのと、USB-C1本で片付くので、配線が整理されるのが魅力です。

 このほか、上位機のみ、USB3.0の接続速度ながら、USB-A形状2個・USB-C形状1個のUSBハブが付属です。

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 結論的にいえば、値段差もありますが、仕事用と考える場合WEB会議に高度に対応できる上位機は、値段相応の魅力があると言えます。

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 モニター解像度は、こちらもWQHDです。

 いわゆる2.5Kモニターで、縦横比は4KやフルHDと同じ16:9です。

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 曲率は、先ほどの機種との大きな違いで、ゆるやかな3800Rです。

 大画面機ですし、先述のように、少し離れて見渡して使う場合おすすめです。

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 液晶パネルは、一方、普通のiPSです。

 輝度は、300cd/m2は

 仕事用としては十分です。

 HDRは、非対応です。

 リフレッシュレートは、最大60Hzです。

 仕事用ですし、問題ないです。

 応答速度は、オーバードライブ時に5ms (GtoG)です。

 先ほどの機種と同じです。

 画質面での補整機能は、やはり「PC側任せ」です。

 チラツキ防止のフリッカー対策がある程度です。

 接続端子は、HDMI・USB-C・DisplayPortです。

 USB-Cについては、ノートPCほかに対して90Wの給電が可能です。

 202203011450.jpg

 上位機は、USBハブが付属です。

 コネクタ形状は(丸い)USB-Cが1つと(四角い)USB-Aが2つです。

 そくどは、USB3.0なので一般的です。

 ディスプレイスタンドは、曲面機なので回転こそしませんが、それ以外はフルスペック稼動です。

 調整範囲は、高さ15cm、チルト(上5°・下21°)、左右30°です。

 先ほどの機種と同じです。

 保証は、3年間です。

 無輝点保証も付属です。

---

 以上、DELLU3423WE の紹介でした。

 ゆるやかなカーブで、少し離れて見渡して使う場合、仕事向きには良さそうな製品です。

 堅実な性能のIPS液晶を採用しつつ、ディスプレイの可動性や、USB給電対応など、仕事向きに、まとまった仕様の製品に思えます。

 上位機は、これに加えて、高性能なカメラを搭載するので、テレビ会議ニーズにはより良いでしょう。


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 【2023年発売】

 【37.5インチ・曲面モニター】

 10・Dell U3824DW
  ¥169,015 DELL直販  (2/3執筆時)

周波数:最大60Hz
曲率:2300R
解像度:WQHD+ (3440x1600)
輝度:400cd/u
パネル:IPS-Black ノングレア
コントラスト比: 2000:1
同期技術:
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:
USB給電: 90W
接続端子: HDMI2.1×2 DP USB-C
スタンド:チルト・左右・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:9W
保証期間: 3年間

  U3824DWは、ビジネス用の高級大画面モニターです。

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 モニター解像度は、WQHD+ (3440x1600)で、12:5と変則的です。

 縦方向だけ、4Kで、横はWQHDより10%強ほど拡げたというものです。

 若干縦長に使えるだけ、仕事には便利なシーンは多そうです。

 曲率は、2300Rです。

 画面が大きい分、緩やかです。とはいえ、少し離れて使うものでしょう。

 リフレッシュレートは、この解像度で最大60Hzです。

 202302252116.jpg

 液晶パネルは、Black-IPS液晶です。

 先ほど紹介したように、Nano-IPSほど応答速度や色域面での利点はないながら、コントラスト比はIPS系では良いという上位製品です。

 色空間は、DCI-P3で98%です。

 輝度は、300cd/m2です。

 HDRは、非対応です。

 割とストイックな製品です。

 応答速度は、5msですし、ゲーム用は想定しません。

 画質面での補整機能は、DELLのビジネス用は基本的にPC任せです。

 ただ、マルチディスプレイを管理する仕組みは、横長だけに、割と充実します。

目の優しさ」の部分では、フリッカー対策を除けば、とくに強調するべき点はないです。

 接続端子は、HDMI2.12つと、DisplayPortと、90W給電対応のUSB-Cです。

 202310061047.jpg

 そのほか、USB-A形状の4ポートのUSB3.1(USB-3.2 gen2)と2ポートのUSB-Cハブもあります。

 速度が速いタイプで、ストレージ運用もできるのも、ビジネス用高級機らしいです。USB-Cの1ポートのみですが、15W給電もできます。

 ただし、デイジーチェーンはできません。あくまで、(デザイン以外の)仕事用を想定しています。

 ディスプレイスタンドは、チルト・左右・高さと調整力が良いです。

 可動幅も高さ12cm、チルト(下5度・上21度)・左右(60度)ですので、充実します。

---

 以上、DELLU3824DWはの紹介でした。

 ビジネス用の曲面機としては申し分ない性能の高級機です。冒頭に書いたような曲面特有の注意点はあるものの、便利に使えるでしょう。

 曲率もここまで緩やかならば、そう大きな問題はないと思います。


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 【34.18インチ・曲面】

 【2020年発売】G-SYNC ULTIMATE

 11・Dell ALIENWARE AW3423DW
  ¥189,800 楽天市場 (2/3執筆時)

 【2022年発売】FreeSync Premium Pro

 12・Dell ALIENWARE AW3423DWF
  ¥114,800 DELL直販 (2/3執筆時)

周波数:最大175Hz
曲率:1800R
解像度:UWWQHD (3440x1440)
輝度:250cd/u
パネル:QD-OLED
コントラスト比: 1M:1
同期技術:上記参照
応答速度:0.1ms (GtoG)
HDR:HDR True Black 400
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0×2 DP
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 AW3423DW は、DELLが販売する27インチ曲面ゲーミングモニターです。

 2機種ありますが、ゲーミング用の同期技術の違いです。

 もともと、G-SYNC ULTIMATEだけだった構成から、AMD FreeSync Premium Proに対応するバージョンがでた形です。

 モニター解像度は、UWQHD3440x1440です。

 解像度部分の問題点は、1つ上の製品で説明しました。

 曲率は、ゲーミングとしては最も一般的な1800Rです。

 リフレッシュレートは、最大175Hzです。

 正確には表示色数を落とす必要がありますがそれでもフルカラー(1677万色)ですし問題ないです。落としたとしても144Hzです。

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 パネルは、本機は液晶ではなくQD-OLED(Quantum Dot OLED)を採用します。

 サムスンディスプレイが開発した量子ドット技術採用の有機ELパネルでしょう。

 ソニーも(平面パネルですが)2022年の夏に搭載したテレビを出しました。

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 有機ELや、QD-OLEDの詳しい発光原理については(話がそれるので)【おすすめ有機ELテレビの比較記事】のほうをご覧ください。

 ここでは、PCモニターとしてのその能力についてだけふれておきます。

 有機EL(OLED)は、液晶と較べた場合(バックライトを全部消灯できるので)光が漏れず「黒が締まる」特長があります。

 そのため、明暗の差(コントラスト)が上手といえます。液晶は適いません。

 一方、バックライトの強さが上げられない関係で、(暗いほうの表現力は高いものの)輝度を液晶ほど上げられません。

 そのため、明るい場所での利用は苦手で、テレビでも「カーテンを引いたような部屋」での利用に向く製品と言えます。

 QD-OLEDは、この部分の対策のため、量子ドット技術を用いることで、輝度のアップ広色域化を目指したものです。

 実際、本機は、平均輝度は250cd/uながら、ピーク輝度1000cd/uですので、画質部分の能力を増したといえます。

 202306201548.jpg

 一方、QD-OLEDは、光が反射せず、日中使いやすいかは、普通のOLED同様「課題」です。

 しかし、ゲーミング用途の本機なら、この部分は「問題になりにくい」ですし、曲面にしたのもこの部分で「意味がある」と感じます。

--

 結論的にいえば、(曲面の是非はおいておき)ゲーミングモニターとして、マッチしたパネル素材の1つに思えます。

 色空間は、DCI-P3で99.3%です

 数字ではLGのNano-IPS並に良いです。

 202207181009.jpg

 HDRは、 True Black 400です。

 認定機関(VESA)の新しい認定企画で、有機ELのHDRを測るために出ている指標です。

 本機のピーク輝度は1000cd/uですので、上位の認証(Tru Black 500/ 600)が取れそうですが、全白輝度(250cd/u)がそれらの基準(300cd/u 350cd/u)に満たないためでしょう。

 ただ、先述のようにコントラスト比は液晶より相当良いので、問題ありません。

 明るい部屋で使いにくいだけで、暗い場所での表現力は「最強」です。

 応答速度は、0.1msです(GttoG)。

 この部分も特長と言えます。 

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 チラツキ対策は、先述のように、NVIDIAのG-SYNC ULTIMATEか、AMDのFreeSync Premium Proかを選べます。

1・G-SYNC compatible
 =専用プロセッサなし
2・G-SYNC
 +専用プロセッサあり
3・G-SYNC Ultimate
 +HDR 600対応

 画質面での補整機能は、G-SYNC ULTIMATEは、説明が必要です。

 まず、G-SYNC以上の場合、チラツキ・カクツキだけでなく、多様な処理ができます。

 とくに、黒挿入技術は、ULMB(NVIDIA Ultra Low Motion Blur)として、消灯はしない「黒フレーム挿入」ができます。

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 本機については、他社機や旧機と違って、OSDにULMB設定がないです。海外レビューでもそのような記事がありました。

 確認できませんが、最上位の「G-SYNC Ultimate認証」は、HDRに対応してさえいれば、専用プロセッサで対応しなくても、その認証が取れる可能性があります。

 いずれにしても、G-SYNCについては、プロセッサ搭載の場合も、チラツキ防止(Adaptive-sync)は利用できない部分はあります(垂直同期は可)。

 「目の優しさ」の部分では、環境照明センサーによる輝度調整機能があります。映像美にの部分でも強化される技術です。  

 そのほか、フリッカー対策などはなされますが、ゲーム初心者向けにカスタマイズされた機能は、あまりないです。

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 接続端子は、HDMI2.02つと、DisplayPortが付属します。

 この解像度の場合、DPでないと高リフレッシュレートは無理です。

 ディスプレイスタンドは、縦回転ができないだけであとは「フルスペック」です。

 高さは、11cmの範囲です。

 保証は、3年間です。

 先述のように、DELLはプレミアムパネル交換で、ドット抜けも保証されます。

---

 以上、DELLW3423DW の紹介でした。

 暗いところで「画質重視」で使う場合、予算を考えなければ、最も優れた機種の1つと言えます。

 先述のように、曲面のゲーミングモニターについて言えば、QD-OLEDはマッチしやすい技術でしょうし、新技術をこのカテゴリに投入したのも頷けます。

1-3・LGのモニターの比較

 202003072021.jpg

 続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。

 同社は、自社で(部品としての)IPSパネルが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。


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 【2022年発売】

 【34インチ・曲面モニター】

 【USB-C給電対応】

 13・LG 34WQ75C-B
  ¥70,000 Amazon.co.jp
(2/3執筆時)

 【USB-C給電非対応】

 14・LG 34WQ60C-B
  ¥63,700 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

周波数:最大60Hz
曲率:3800R
解像度:UWWQHD (3440x1440)
輝度:300cd/u
パネル: IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電: 90W
接続端子: HDMI2.0×2 DP USB-C
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:7W×2
保証期間: 3年間

 34WQ75C-B は、LGの販売する34インチのウルトラワイドモニターです。

 同じ形状の34WQ60C-Bという機種は下位機種です。

 上位機は、USB-C接続に対応します。

 データ通信ほか、90WでノートPCなどにUSB-C給電可能です。

 そのほか、 KVMスイッチ対応なので、USB-CとHDMIで、複数のモニターをつなげる場合、周辺機器(マウスほか)の共通化が可能です。

 USBハブ(USB2.0×2 USB3.0×2)も上位機だけの装備です。

 あとは、基本性能は同じですので、同時に見ていきます。

 202210311622.jpg

 なお、両機とも「曲面」ですが、リフレッシュレートは60Hzです。

 つまり「ビジネス用曲面モニター」となります。

 冒頭書いたように、仕事用として曲面モニターが良いかについて、Atlasの意見は「まだ保留」ですが、EIZOほか、LGもそれ用をだしたというのは、それなりに大きいことです。

 モニター解像度は、3440x1440の、21:9の横長画面となります。

 フルHDを横長にした形状で、画面が横長なので、通常見えない部分の領域も「見える」というのが「売り」です。

 ただ、16:9に固定しフル画面表示するような利用の場合、(上図の赤い部分に)大きな黒帯が入るか、伸びるかするので、用途は「選ぶ」でしょう。

 202204141218.jpg

 曲率は、3800Rです。

 変則的な数字なので表にはしていませんが、かなり緩めです。

 相当に緩やかな水準にしているのは、やはり、曲面がキツいと、仕事用としては、歪みほか目の疲れの部分でリスクがあるからに思えます。

 ただ、先述のように、その結果、疲れないかについての意見は保留します。

 リフレッシュレートは、ゲーム用ではないので、60Hzまでです。

 202302252116.jpg

 液晶パネルは、普通のIPS液晶です。

 目の優しさに定評がありますが、曲面だとどのように言えるかは、冒頭に書いたように、Atlasには不確定要素です。

 とはいえ、仕事用なので、輝度・コントラストも普通の水準です。

 色空間も、sRGBは99%なので、静止画(写真)のデザインなら使えそうです。

 応答速度は、5ms (GtoG)です。

 LGは、IPSについて、スイッチングを改良した、いわゆるFast-IPSや、Nano-IPSを上位に持ちますが、本機は従来通りの普通のです。

 また、広色域化パネルでもないです。

 HDRは、HDR10ですが、対応です。

 チラツキ対策は、あくまで「オフィス用」なので、 FreeSync系は未対応です。

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 画質面での補整機能は、コントラスト比が弱いIPS液晶には重要な暗部補整(Black Stabilizer)や、動画視聴時に有利な、超解像技術(Super Resolution+)など、同社の基本となる技術は網羅します。

 ゲーム系は、DASなどはありますが、あくまで「仕事用」なので、表に出して宣伝はしていない印象です。

 むしろ、「目の優しさ」に関わるフリッカーセーフなどの部分を強調します。

 202210311636.jpg

 ディスプレイスタンドは、高さ(11cm)と前後のチルト角度(上20° 下5°)は、調整対応です。

 可動幅はさほどでもないですが、仕事用では最も重要なので、しっかり装備です。

 なお、スイーベル(左右)や縦表示は曲面ですし、当たり前ですがないです。

 接続端子は、 DisplayPort1つとHDMIが2つです。

 先述のように、上位機については、USB-Cでも接続可能です。その場合は、90WでノートPCに対して給電できます。

 保証期間については、3年となります。

 また、LGの場合、3年のパネルの無輝点保証も付きます。これはDELLとEIZOほどしかないサービスで、万一「常時点灯」のどっとがあっても交換して貰えます。黒点(ドット欠け)は無理ですが、これはどこもです。

 その上で、色調について、工場で1台ずつのキャリブレーションを行っている旨の明言があります。

---

 以上、LG34WQ75C-Bの紹介でした。

 曲率をできるだけ緩めつつ、ビジネス用の仕様でできるだけやすくした機種です。

 IPS液晶を採用した部分や、稼働性の良いアームなど、全体として仕事用です。あとは「曲面モニター」が仕事に向くかの部分ですが、ある種シンプルな構成の本機は、その部分を「見極める」のには最適かなと思います。逆に言えば、多少「実験的な製品」には思えます。

 個人的には、先述のように、曲面が仕事によいのかという部分の判断は「保留」です。


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 【2021年発売】

 【34インチ・曲面モニター】

 (通常版)

 15・LG 34WP65C-B
  ¥61,657 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

 (廉価版)

 16・LG 34WP60C-B
  ¥49,800 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

周波数:最大160Hz
曲率:3800R
解像度:UWWQHD (3440x1440)
輝度:300cd/u
パネル: VA ノングレア
コントラスト比: 3000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0×2 DP
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:7W
保証期間: 3年間

 34WP65C-Bは、LGの「ゲーミング向け」曲面モニターです。

 1つ上で見た仕事用とほぼ「同グレード」の製品ですが、違いは多いです。

 一方、34WP60Cという下位機もあります。

 パネル周りの性能は同じですが、スタンドがチルト調整(上15° 下5°)のみとなる点と、スピーカーが付属しない部分が違いです。「廉価版」として少し安めに出している機種といえます。

 あとは同じですので、同時にみていきます。

 リフレッシュレートは、最大160Hzです(HDMI接続時85Hz)。

 超高リフレッシュレートではないですが、一般的に言って、十分です。

 チラツキ対策は、AMD FreeSync Premium認証があります。

 202112121221.jpg

 曲率は、本機も(ゆるやかな)3800Rです。

 パネルは、ただVAにしています。

 34インチのVA液晶採用機は、先ほどDELLの機種を見ましたが、比較する場合、輝度が少し低く、HDR10の水準です。

 応答速度は、VAの場合、若干「課題」になります。

 本機もOD時でも最低限(5ms)に止まります。

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 画質面での補整機能は、ただ、DELLにない黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)を装備します。

 フレームとフレームの間に「真黒」なフレーム(常時消灯)を挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。

 ただし、利用する場合は、FreeSyncが利用できない点、その点で、若干チラツキが発生する可能性があること、120Hz以上のリフレッシュレート時のみ動作する点に注意が必要です。

 そのほか、暗部補正のブラックスタビライザーに対応します。

 「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策は言及があります。


202310061103.jpg

 ディスプレイスタンドは、上位構成の場合、同社のワンクリックスタンドです。

 高さ(11cm)とチルト角度(上15° 下5°)と調整幅は差ほどでもないですが、組立しやすいメリット性があります。

 接続端子は、 DisplayPortHDMIが付属します。

 この解像度でも、HDMIで高リフレッシュレートに対応できます。

 保証期間は、本機も3年です。

---

 以上、34WP65C-Bの紹介でした。

 同じ入門機でVAを採用するDELL機と比較する場合、応答速度ほかパネルのスペックが若干弱いかなと感じます。黒挿入技術を使えるのは独自性ではありますが、総合的にはDELL機かなと感じました。

ーーー

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 【34インチ・曲面モニター】

 【2023年発売】

 17・LG 34WR55QC-B
  ¥59,800 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

USB給電: 65W
接続端子: HDMI2.0×2 DP USB-C
スタンド:チルト・高さ

 【2023年発売】

 18・LG 34WR50QC-B
  ¥59,207 Amazon.co.jp (2/3執筆時)

USB給電:  
接続端子: HDMI2.0×2 DP
スタンド:チルト

リフレッシュレート:最大100Hz
曲率:1800R
解像度:UWWQHD (3440x1440)
輝度:300cd/u
パネル: VA ノングレア
コントラスト比: 3000:1
同期技術: FreeSync
応答速度:5ms (GtoG)
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 同じ画面サイズで、曲率が1800Rと、先ほどの機種より角度を付けたものがあとから出ました。

 202402031326.jpg

 リフレッシュレートは、USB-C接続で最大100Hzまでです。

 FreeSyncまでの対応なので、本格的なゲーム用ではなく、主にはビジネスニーズを拾うための機種です。

 その部分をふまえて言えば、上位機は、USB-C給電に対応しつつ、チルト(上5° 下20°)高さの調整(11cm)の調整力があるので、その用途には良さそうです。

 しかし、曲率の点を置いておくとしても、パネルが書類仕事に向かないVAなので、仕事用にはネックでしょう。

ーー

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 【31.5インチ・曲面モニター】

 【2023年発売】

 19・LG 32MR50C-B
  ¥27,720 楽天市場 (2/3執筆時)

リフレッシュレート:100Hz(フルHD)
曲率:1500R
解像度:フルHD
輝度:250cd/u
パネル: VA ノングレア
コントラスト比: 3000:1
同期技術: FreeSync
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:  
接続端子: HDMI2.0b×2 D-sub
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年

 このほか、同じVA液晶で31.5インチの製品も出ています。

 202204141218.jpg

 解像度は、フルHDとはいえ、同社に今までなかった入門機といえるラインで安いです。

 1500Rときつめの曲率でVAなので、ゲームなどマルチメディア専用でしょうが、その用途に曲面を試したい場合、良いかもしれません。

 リフレッシュレートは、100Hzで、無印のFreeSyncなので、ライトなゲーム用です。

 結論的にいえば、MSIほか、曲面機を安めに出している他社機と比較は必要ではありますが、LGは、暗部補正ほか、超解像度(Super Resolution+)など、映像処理の部分がやや充実する点と、保証関係でそれなりに充実するので、あまり値段差がないならば、優先的に選べる側面はあります。

 ただ、VAなので、仕事との兼用にはおすすめしません。

次回に続く!
曲面モニターのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、曲面のゲーミングモニターの比較の1回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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2・曲面モニターの比較 (2)
 2-1:LG 〈続き〉
 2-2:ASUS
 2-3:BenQ
3・曲面モニターの比較 (3)
 3-1:MSI
 3-2:ギガバイト
 3-3:Acer
4・曲面モニターの比較 (4)  
 4-1:HP
 4-2:EIZO
 4-2:JAPANNEXT
 4-3:他の企業
5・曲面モニターの比較 (5)

 5-1:最終的なおすすめの提案 【結論】

 続く2回目記事こちら)では、残してしまったLGの上位機をみたあと、ASUSほか、ここまで紹介できなかった曲面ディスプレイを追加でみていきます。

仕事利用  ★★★★★
ゲーム利用 ★★★★★
映像視聴  ★★★★★
目の優しさ ★★★★★
品質保証  ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 その上で、最終回となる5回目記事こちら )では、記事全体の「結論」として、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 19:53 | PC用液晶モニター

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