Top 珈琲関連の家電 比較2022' 全自動コーヒーメーカー25機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2022年10月08日

比較2022' 全自動コーヒーメーカー25機の性能とおすすめ・選び方 (2)

今回のお題
全自動コーヒーメーカーのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2022年10月現在、最新全自動コーヒーメーカーの比較です。

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1・全自動コーヒーメーカーの比較 (1)
 1-1:パナソニック〈日本〉
 1-2:象印〈日本〉
 1-3:シロカ〈日本〉
 1-4:メリタ〈ドイツ〉
 1-5:ツインバード〈日本〉
2・全自動コーヒーメーカーの比較 (2)
 2-1:アイリスオーヤマ〈日本〉  
 2-2:その他の企業〈各社〉   
 2-3:最終的なおすすめ機種の提案

 2回目記事となる今回は、全回紹介できなかった企業の製品を追加でみていきます。

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 ただ、全自動コーヒーメーカーの「選び方の基本」については、1回目記事の冒頭(こちら)で書いています。

 検索エンジンから直接いらしてくれた方は、1回目記事からお読みいただくとより分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ  ★★★★★
濃さの調整 ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 というわけで、今回は、各社の「全自動コーヒーメーカー」を比較します。

 その上で、最後の「結論」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

2-1・アイリスのコーヒーメーカー

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 はじめに、アイリスオーヤマの全自動コーヒーメーカーからです。

--

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。


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 16・アイリスオーヤマ IAC-A600
  ¥7,057 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ
抽出温度:
粗さ調整:2段階  
ミル:プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:4杯分
サイズ: 幅17.7×奥行28.6×高さ29.1cm

  IAC-A600は、アイリスオーヤマの製品です。

 同社初の全自動コーヒーメーカーです。

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 サイズは、幅17.7×奥行28.6×高さ29.1cmです。

 競合他機と比べても設置性は良いほうです。

 コーヒーポットは、カップ4杯までです。

 全自動式として平均的です。

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 豆の挽き方は、本機もプロペラカッターです。

 全自動コーヒーではこの方式が多いですが 、挽きムラと微粉は多めです。

 ただ、値段からすると、妥当です。

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 挽き具合は、「粗挽き」「中細挽き」という選択はできます。

 一方、豆の量によってミルの稼働時間を制御できないので、仕上がるコーヒー粉の品質については注意が必要です。

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 コーヒーの抽出は、メッシュフィルターを使う方式です。

 他社機と比較する場合、プラスチックの部分が多く、お手入れ時に破けにくいメリットがありそうです。

 メッシュフィルターは、保守部品であり、別売されないので、頑丈に作られているのでしょう。

 コーヒーの味は、水流・湯温・蒸らしに関する特段の工夫は見られません

 豆の均一性の問題もありますので、高い期待はしにくいでしょう。

 保温は、ガラスサーバーで煮詰まるので、作ったらオフにして、レンジを利用するべきでしょう。

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 使用後のお手入れは、この機種も水タンクまで分離して洗うことができます。

 部品点数は、全自動式としては平均的ですが、もう少し減ると、個人的には楽だと思います。

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 以上、 IAC-A600の紹介でした。

 この値段で全自動式を変えるのは「素晴らしい」です。反面、味に関する工夫は「イマイチ」ですので、この点は注意しましょう。

2-2・その他のコーヒーメーカー

 最後に、ここまで紹介した以外のブランドのコーヒーメーカーをまとめて紹介します。


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 17・CCP BONABONA BZ-MC8
  ¥8,514 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:メッシュフィルター
抽出温度:
粗さ調整:不可
ミル:プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:4杯分
サイズ:幅286×奥行161×高さ245mm

 BZ-MC8 は、デザイン重視の家電を出しているCCP全自動コーヒーメーカーです。

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 サイズは、幅28.6×奥行16.1×高さ24.5cmです。

 珍しい横長形状なので、設置場所は選びそうです。

 コーヒーポットは、最大で4杯です。

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 豆の挽き方は、プロペラカッターです。

 冒頭に書いたような欠点がありますが、この値段ならば、納得の方式ではあります。

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 単純にカットするだけなので、杯数指定は必要です。

 ただ、1杯〜2杯3杯〜4杯と2種類とアバウトではあります。

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 コーヒーの抽出は、ステンレス製のメッシュフィルターを使う方式です。

 先述のように、プロペラカッターとはあまり相性は良くないです。

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 コーヒーの味は、かなり独特なバスケット構造を採用している点、蒸らし・水流・湯温に関する工夫の言及がない点で、不明瞭です。

 保温は、ガラス製サーバーなので、放っておくと煮詰まっていくタイプです。

 ただし、煮詰まらないように30分で電源が停止します。

 使用後のお手入れは、プロペラ式ですし、容易です。

 ミル付きバスケットやフィルターを含めて、取り外して丸洗いが可能です。

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 以上、CCPの BZ-MC8 の紹介でした。

 日本の家電にはない珍しいデザインで台所映えしそうなコーヒーメーカーです。メッシュフィルター採用なので、濃い目のコーヒーを全自動で淹れたい人に向くと思います。

 ただ、カット方式ほか、抽出温度設定杯数設定の部分を含めて、値段以上の性能を持つわけでは必ずしもありません。


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 【2017年発売】(生産終了)

 18・ビタントニオ VCD-200-I
 19・ビタントニオ VCD-200-B
  ¥6,900 楽天市場 (10/8執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ
抽出温度:
粗さ調整:3段階  
ミル:プロペラ式
サーバー:ステンレス(断熱なし)
最大容量:4杯分
サイズ: 幅178×奥行305×高さ286mm

 VCD-200は、輸入商社の三栄のブランドとなるビタントニオが販売する全自動式コーヒーメーカーです。

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 サイズは、幅約17.8cm×奥行約30.5cm×高さ約28.7cmです。

 かなり背が低く、圧迫感がないコーヒーメーカーです。

 コーヒーポットは、4杯までです。

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 豆の挽き方は、本機もプロペラカッターです。

 挽き具合は、「粗挽き」「中細挽き」で調節できます。

 しかし、杯数に応じた挽き加減の調整がなされません

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 コーヒーの抽出は、メッシュフィルターを使う方式です。

 コーヒーの味は、「蒸らし」についての言及はありますが、詳しい説明に欠けます。

 間欠的な稼働や、バスケット自体の工夫ではなく、恐らく、メッシュフィルターの目をプラスチック部分で制限する方法で、割と単純です。

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 使用後のお手入れは、一方で、着脱式タンクを採用します。

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 保温は、一方で、ステンレス製サーバーです。

 ただし、断熱構造ではないです。

 逆に、ステンレスの熱伝導性の良さで、少量でもヒーターからの熱を受け取りやすくする構造です。30分で消えますが、保温はしない方が良いでしょう。

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 以上、 DGB-900PCJ2の紹介でした。

 ステンレス製サーバーの部分を除くと、アイリスオーヤマのIAC-A600と割と似通った製品です。

 デザイン性はさすがに良いですが、味に関わる部分の性能が伴うとなお良さそうな機種です。


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 【2020年発売】

 20・レコルト RCD-1(S)
 21・レコルト RCD-1(BK)  
  ¥20,000 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
粗さ調整:4段階  
ミル:コーン式
サーバー:ガラス製
最大容量:4杯分
サイズ: 幅150×奥行300×高さ335mm

  RCD-1は、レコルトの販売する全自動コーヒーメーカーです。

 同社は、デザイン重視のキッチン家電を企画し、展開する日本企業です。

 ただ、本機は、デザイン的に外国に元となるモデルがあるOEM機のように見えます。

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 サイズは、幅150×奥行300×高さ335mmです。

 コーヒーポットは、4杯分ですから、サイズはこんなものでしょう。

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 杯数は、本機もボタンで調整します。

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 豆の挽き方は、コーン式です。

 他社の高級機にわりと使われていましたが、本機もそうです。

 仕上がりはプロペラ式に比べて良好です。

 挽き具合は、ダイヤルで4段階可能です。豆量(濃度)も5段階で調整できます。

 例えば、「極粗挽き・20%の豆減量」で仕上げる「モーニング珈琲」などアレンジが可能です。

 コーヒーの抽出は、紙フィルターを使う方式です。

 コーヒーの味は、したがって、基本的にクリア系です。

 抽出温度は、非開示です。

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 保温は、ガラス製サーバーです。20分までの保温となります。

 一方、ストロー上の装置があり、滴下中の温度低下と、(かき混ぜなくても)均一に対流する仕組みは、少し面白く感じます。

 使用後のお手入れは、本機も、水タンクを含めてバラしやすいので、(コーン式としては)楽な方でしょう。

 なお、本機もタイマー予約ができます。

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 以上、 レコルト RCD-1の紹介でした。

 全体としてそつのない構成ですので、値段重視で臼式の全自動機を選ぶならば選択肢になりそうです。

 あまりお金のかからない技術ですが、ストロー上の対流装置は、普段、できた後の珈琲サーバを混ぜる習慣のないかたは、味の面でも割と効果的なように思います。


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 【2021年発売】

 22・ ラドンナ Toffy K-CM9
  ¥29,700 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:90度・83度
粗さ調整:3段階
ミル:コーン式
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ: 幅170×奥行325×高さ430mm

 Toffy K-CM9 は、ラドンナの販売する全自動コーヒーメーカーです。

 レコルトと似ていて、工場を持たないファブレス企業です。

 本機も、元となるモデルが中国にあるOEM機のように見えます。

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 サイズは、幅150×奥行300×高さ335mmです。

 コーヒーポットは、5杯分です(650ML)です。

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 豆の挽き方は、コーン式です。

 海外から入ってくるモデルには最近多いです。先述のように、ミルとしての性能の期待値は高い一方で、掃除のしやすさですこし劣るというものです。

 ミルケースには120gははいります。

 挿入した分を全部「する」シンプルな仕組みです。5杯でも40g前後でしょうが、ミルだけで利用する用途のため、ケースは大きめです。

 挽き具合は、ダイヤルで3段階可能です。

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 豆量(濃度)は、先述のように、調整できません。

 ただ、アロマボタンがあり、蒸らし時間を3段階で調整できます。 

 長時間蒸らすことで、アロマ(苦み)が強まります。

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 抽出温度は、本機は2通りです。

 加えて、本機は、湯温設定(90度・83度)もできます。

 最も高度と言える、高温抽出はできない仕様ですが、(昔ながらの意味での)酸味は強化できそうです。

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 コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。

 対応するのは、1×2の「Sサイズ(102)」フィルターです。

 コーヒーの味は、ペーパードリップなので、基本的にクリア系です。

 保温は、ガラス製サーバーです。

 電気による保温は対応です。

 使用後のお手入れは、コーン式なので、やや面倒とは言えます。

 ただ、上臼は外せて、下臼をブラシで掃除するだけなので、過度に面倒ではないです。

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 以上、Toffy K-CM9 の紹介でした。

 値段相応の機能性がありますし、スペック的にまとまった性能かと思います。ライバルは、シロカでしょう。

 本機の場合、ガラスサーバーで保温に向かない部分が難点ですが、温度や蒸らし時間を設定できる部分で、良い部分もあると言えます。

 とくに、このタイプで83度抽出できるのは珍しいので、(昔ながらの意味での)酸味を出したい場合は、良いかと思います。


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 【2021年発売】

 23・山本電気 YAMAMOTO YS0005BK
  ¥15,330 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ
抽出温度:95度
粗さ調整:2段階  
ミル:プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:2杯分
サイズ: 幅226×奥行140×高さ291mm

  YS0005BKは、山本電気の販売する全自動コーヒーメーカーです。

 モーター関係の家電が得意な日本企業です。

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 サイズは、幅226×奥行140×高さ291mmです。

 かなり小型で設置性は良いです。形状がスリムで圧迫感がないのが「売り」でしょう。

 特に背の高さが低いのは、バスケット(フィルタ)内にプロペラカッターを内蔵する仕組みを開発したからです。

 コーヒーポットは、2杯分です。

 バスケットの半分がブレードが占める仕組み上、平均の半量です。

 豆の挽き方は、プロペラ式です。

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 挽き具合は、ボタンで「粗挽き」「細挽き」のみ選択できます。

 杯数の選択はできませんが、2杯までならば問題ないです。ミルは、基本1杯だそうとしても、2杯分でするのが普通ですので。

 コーヒーの抽出は、メッシュフィルタ式です。

 プラスチック部分がけっこう多く、特殊です。

 コーヒーの味は、フィルタ内にブレードが入る形式で、類例がないので読めないです。

 抽出温度は、95度です。

 象印同様に、この部分が強みと言える製品です。

 保温は、ガラス製サーバーです。

 保温機能はないです。

 使用後のお手入れは、方式的に楽です。

---

 以上、 山本電気YS0005BKの紹介でした。

 小型で設置性が良い部分と、抽出温度の「2点突破」な製品です。

 一方、味の部分で言えば、プロペラ式で、かつ、サーバー部分の構造がかなり特殊です。高級機ですし、温度以外の部分の詳しい説明が欲しい製品です。


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 【2022年発売】

 24・シナジートレーディング Gevi GV1001
 25・シナジートレーディング Gevi GV1002  
  ¥124,000 楽天市場 (10/8執筆時)

抽出方式:ステンレス・ペーパー
抽出温度:95度
粗さ調整:2段階  
ミル:フラット式
サーバー:ガラス製
最大容量:4杯分
サイズ: 幅262×奥行254×高さ432mm

 Gevi 4-in-1 スマートコーヒーメーカー GV1001GV1002は、米国西海岸のGEVIの製品です。

 日本のシナジートレーディングが輸入して売っています。

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 サイズは、幅262×奥行254×高さ432mmす。

 形状は【電動コーヒーミルの比較記事】で紹介した、カリタのナイスカットミルのような形です。

 形状から言っても「ミルの部分を優先した設計」だと思います。

 コーヒーポットは、明記はないですが、4杯分程度です。

 サーバーのサイズが640mlですので。

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 豆の挽き方は、フラット式(フラットカッター式)です。

 ミル単品ではともかく、コーヒーメーカーでははじめて見ました。

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 フラットカッター式は、挽きムラや微粉が少ないとい言う良い部分があり、質を重視したい方に、好まれる場合が多いです。

 一方、豆の味に関係してくる熱の入りにくさの部分で課題があります。

 ただ、おそらく家庭用に回転速度を調整されているでしょうし、この部分はあまり心配しなくても良いでしょう。

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 一方、プロペラカ式は、静電気で粉が飛び散りやすいのも欠点です。ただ、本機については、静電気防止処理の記述があります。

 そのほか、プロペラカッターや臼式に比べて音がするのも難点です。この部分については、現品を確認しないとなんとも言えません。

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 挽き具合は、調整可能です。

 フラット式は、コーン式と同じく、挽分けが得意です。

 極細挽きは、コーヒーメーカーとしてはあまり使わないでしょうが、ミルとしてだけ使うならば、エスプレッソメーカーや、エアロプレスなどに使えるでしょう。

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 コーヒーの抽出は、ペーパーフィルターほか、付属のステンレスフィルターでも可能です。

 ペーパーの場合、ステンレスフィルタにペーパーフィルタを置くような形式ではなく、しっかり専用のドリッパーを用意します。形状的には、カリタのV60のように穴が大きいタイプですが、リブ(溝)はタテです。

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 一方、注水は、写真のように3孔です。

 面白いのは、この部分がモーターで回転する仕様である部分で、ハンドドリップを再現します。こうした技術は、単体のコーヒーメーカーでは先行例がありましたが、全自動機では本機ではじめて見ました。

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 抽出温度は、こだわりがあり、40-95度まで設定できます。

 その上で、抽出速度を4段階、蒸らし時間も4段階で設定できるので、バリスタのハンドドリップの技術を、マシンがほぼ忠実に再現していると言えます。底面が、スケールになっているので、醸造比率(豆と水の比)も考えて淹れています。

 抽出結果は、温度、抽出スピード、湯量などの諸データがモニターに表示されます。

 保温は、機能として持ちません。

 まあ、当然でしょう。

 使用後のお手入れは、ミル部分については、定期的なメンテが必要ですが、普段の抽出については、問題なくできるでしょう。

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 以上、 Gevi GV1001 の紹介でした。

 ハンドドリップを忠実に再現した、高額ながら面白い製品に思えます。

 個人的には、ここまでのグレードの製品を買うならば【電動コーヒーミルの比較記事】と【コーヒー用電気ケトルの比較記事】を買って、サーバーでハンドドリップしたほうが、(趣味として)面白いとは思います。

 ただ、先述のように、本機は、淹れたときの諸データが、画面でモニターでき、しかも、ハンドドリップ時の技術が一定化できるため、かなり正確に(焙煎後の)「コーヒー豆自体の味比べ」ができそうな部分に、個人的に、非常に魅力を感じています。

 いずれにしても、ここまでハンドドリップに忠実に再現したものが日本の一般市場にでたのは、評価できます。

 懸念材料は、先述の静音性の部分と、静電気防止処理の効き(実際飛び散らないか)です。現品がデンキヤなどで手軽に見れれば良いのですが、円安もあり結構な高額製品になっているため、そうもいかなそうです。

 この部分は、実際購入したユーザーさんのレビューは確認してください。

今回の結論
全自動コーヒーメーカーのおすすめ結論的にこの機種!

 というわけで、今日は、全自動コーヒーメーカーを紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


 第1に、飲み飽きないクリアな「味と香り」が出せるスタンダード機としておすすめなのは、

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 【2018年発売】

 1・Panasonic NC-A57-K
  ¥19,464 Amazon.co.jp
(10/8執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:(高温抽出)
粗さ調整:2段階
ミル:改良プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ: 幅220×奥行245×高さ345mm

抽出の工夫 ★★★★★★
長時間保温 ★★★☆☆
お手入れ  ★★★★★
濃さの調整 ★★★★☆
総合評価  ★★★★★

  パナソニックNC-A57でしょう。

 長年の名機として、数回マイナーチェンジしてきた機種で完成度も高まっています。

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 豆の挽き方は、冒頭書いた区分では「改良プロペラ式」です。

 冒頭書いたように、プロペラ式の欠点を改良した「進化形」です。

 コーヒー豆のアロマを引き出す部分では、コーン式負けます

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 しかし、お手入れが格段にで、家事の「時短効果」は最も期待できます。

 ミルも実質的に自動洗浄です。

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 コーヒーの味も、同社の得意なセンサーとマイコン制御で、抽出において重要な「抽出温度」「蒸らし構造」「均一な水流」「カルキ対策」の面すべてにおいて、高レベルです。

 総合的に言って、現状では「最も優れて」います。

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 【200枚】【4杯用】

 メリタ ペーパーフィルター 1×2
  ¥289 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

 加えて、本機は「紙フィルター」です。

 兼用ではなく、基本的に専用として設計されている点も評価できます。

 クリアな「日本的な喫茶店の味」を高レベルで再現するには、ペーパーフィルターに最適化されたパナソニックの方が良いでしょう。

 なお、パナソニック機は最大5杯取れますが、バスケットサイズからメーカーが推奨するのは「1×2サイズ(102)」です。

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 唯一の欠点は、ガラスサーバーで保温に不利な部分です。

 センサー制御による「煮詰まり防止」はなされるものの、この部分は改善の余地があります。

 この部分を考えるならば、次に「おすすめ」とする象印が良いかと思います。


 第2に、保温して飲む方に、オススメな全自動コーヒーメーカーは、

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 【2021年発売】

 2・象印・珈琲通 EC-RT40-BA
  ¥19,800 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

 【2018年発売】

 3・象印・珈琲通 EC-RS40-BA
  ¥17,500 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:メッシュ(紙も可)
抽出温度:95度
粗さ調整:2段階
ミル:改良プロペラ式
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:4杯分
サイズ: 幅345×奥行290×高さ430mm

抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ  ★★★★★
濃さの調整 ★★★★☆
総合評価  ★★★★★

 象印EC-RT40でしょう。

 機能差はないため、旧機種でもOKです。

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 本機は、断熱構造のステンレス製サーバーを採用するため、この部分の実力が高いです。

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 コーヒーの味の面では、先述のように、この機種は、ペーパーフィルタほか、メッシュフィルターの利用も可能です。

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 後者は、コーヒーオイルが残るタイプなので、「まったり」「濃厚」な味となるので、変化を付けたい場合もわりと面白いです。

 ただ、本機は、もともとメッシュフィルター前提の設計だった製品なので、ペーパーフィルタの味や使い勝手は、専用機に少し負けます。

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 一方、抽出温度が95度というのが、本機のもうひとつの魅力です。

 冒頭書いたように、90度以上の温度を出すのは、特別な技術がいるので。

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 味の傾向として苦みを出したい人はもちろん、(高温しか出ない種類の酸味を含めて)豆の個性が一番でるのは、高温抽出なので、この部分もパナソニックに比べるとワンポイントです。

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 お手入れも、パナソニックとおなじ「改良プロペラ式」ですので、経路を自動で水洗いするため、楽です。

 一方、クエン酸洗浄の頻度がやや多そうですが、水道水だけで作っている分には、さほど気にしなくても良いかと思います。


 第3に、豆の味にこだわって選ぶ場合、オススメな全自動コーヒーメーカーは、

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 【2017年発売】

 【真空二重ステンレスサーバー】

 8・siroca コーン式 SC-C121
  ¥16,180 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:90度?
粗さ調整:無段階
ミル:コーン式
サーバー:上記参照
最大容量:4杯分
サイズ: 幅160×奥行270×高さ390mm

抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ  ★★★☆☆
濃さの調整 ★★★★★★
総合評価  ★★★★★

 シロカのSC-C121でしょう。

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 パナソニック象印も美味しいのは間違いないですが、本機については、ミルが「コーン式」です。

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 単品のミルでもそうですが、挽きムラのなさ・熱対策・微粉のなさにおいて、確実にこの方式が上位です。

 したがって、豆本来の「アロマ」を引き出しやすいため、専門店で色々な種類の豆を買う方で、豆の味の違いを知りたいかたは、この方式が良いです。

 コーヒーの味の部分では、ミルの工夫を除けば、独自性が乏しいですが、ミルの違いは変えがたいものがあります。

 保温についても、本機は、断熱構造のサーバーを持つ機種です。

 この部分でも良いでしょう。

 手入れのしやすさは、ただし「課題」です。

 ミル式はどれもそうですが、ミル部分の手入れが面倒なので、家事の「時短」を考える場合、この方式はあまりおすすめしません。

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【2022年発売】

【ガラスサーバー】

 10・シロカ カフェばこPRO SC-C251(K)
 11・シロカ カフェばこPRO SC-C251(HL)
  ¥29,700 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ
抽出温度:94度・84度
粗さ調整:無段階
ミル:コーン式
サーバー:ガラス製
最大容量:6杯分
濃さ調整:
サイズ: 幅166×奥行273×高さ42.1mm

抽出の工夫 ★★★★★★
長時間保温 
★★★☆☆
お手入れ  ★★★☆☆
濃さの調整 ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 一方、「高級な豆」というより、100gで300円以下の「普通の豆」で、味に変化を付けたいような場合は同社の上位機となる、カフェばこPRO SC-C251が、むしろ良いかと思います。

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 温度設定が、84度と94度と2段階の調整ができるからです。

 高温部分は文句なく高いですし、低温も、深煎りの苦みを落ち着かせつつ淹れたり、普通の浅煎り・中煎りで、酸味強めの豆の酸味をフラットに強調したり、温度で変化を付けやすいのは面白いです。

 挽き具合の調整もできますし、色々試せるかと思います。

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 ミルは、こちらもコーン式です。

 挽きムラのなさ・熱対策・微粉のなさにおいて優れており、全自動コーヒーメーカーの仕組みと相性が良い仕組みに思えます。

 ただ、定期的な手入れは面倒なので、やはり味の面での「こだわり派」に限定でおすすめではあります。


 第4に、大家族の方や、法人用などで、少し大きめで考えたい場合は、

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 【2020年発売】

 12・メリタ AFT1021-1B
  ¥30,487 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
粗さ調整:3段階
ミル:コーン式
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:10杯分
サイズ:幅263×奥行237×高さ441mm

抽出の工夫 ★★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ  ★★★☆☆
濃さの調整 ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 メリタの「アロマフレッシュサーモ 」AFT1021-1Bでしょう。

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 もう少し小さければ、一般家庭用としても「おすすめ」できますが、サイズ感からして、ちょっと難しいでしょう。

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 【1~4杯用 80枚】

 Melittaペーパーフィルター
  ¥290 Amazon.co.jp (10/8執筆時)

 コーヒーの味の面では、アロマを引き出しやすいコーン式を採用する上で、同社のドリッパー同様の 「メリタ式1つ穴抽出法」を使ったペーパードリップですから、期待値は高いです。

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 その上で、作り置きしやすい断熱構造のタンクを装備しますし、作り置きにも適するでしょう。ただし、コーン式なので、メンテ性は「課題」です。

 そのほかは欠点もないので、一回り小型で同じ仕様の製品があれば、象印やパナソニックと競合する製品になりそうです。

補足:コーヒーメーカー関連記事の紹介

 というわけで、今回は、全自動コーヒーメーカーの紹介でした。

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1・紙フィルタ式コーヒーメーカー
2・ミル付きコーヒーメーカー
3・全自動コーヒーメーカー
4・ペーパーレスコーヒーメーカー
5・ネスレのエスプレッソメーカー
6・デロンギのエスプレッソメーカー
7・他社のエスプレッソメーカー
8・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】

 なお、このブログ「モノマニア」では、コーヒーメーカーの記事がほかにもあります。

 今回扱った全機種から、最終的な「オススメ商品」を紹介した8回目の記事などもありますので、よろしければ、ご覧ください。

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9・おすすめコーヒー豆の比較記事

 また、オススメできるコーヒー豆については、産地別に以上の記事でまとめています。こちらもよろしくお願いします。

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posted by Atlas at 19:30 | 珈琲関連の家電

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