1回目記事からの続きです→こちら
3-1・水タンク式高圧洗浄機の比較
1・高圧洗浄機の比較記事 (1)
1-1:選び方の基本【導入】
1-2:高圧洗浄機(標準)
=水道と電源が必要
2・高圧洗浄機の比較記事 (2)
2-1:高圧洗浄機(強力)
=水道と電源が必要
3・高圧洗浄機の比較記事 (3)
3-1:高圧洗浄機(水タンク型)
=水道は不要、電源は必要
3-2:高圧洗浄機(バッテリー型)
=水道と電源も不要
4・高圧洗浄機の比較記事 (4)
4-1: おすすめ製品の提案【結論】
3回目記事のトップバッターは、水タンクを装備し、水道がなくても利用できる高圧洗浄機を紹介します。
水缶 コック付 BUB 20L 水タンク
¥1,245 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
ケルヒャー 自吸用ホース 2643-101
¥4,245 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
ケルヒャー 自吸用フィルター 2642-794
¥1,580 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
なお、ここまでにみた、ケルヒャーのK2・K2クラシック・K2サイレントなどでも、別売の自吸用ホースと、(水道水でないならば)フィルターあれば、ため水の利用が可能です。(同社の上位機K3も可能)
ただし、モーターを壊さないようにペットボトルなどで右図のような「呼び水」が必要です。
以下で紹介する機種は、こうした所作が不要で、温水も利用できるという点で利便性が高い専用機になります。
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また、以下では、いつものように、高評価する部分は赤系の文字色で、イマイチな点は青字で表記していきます。
1・アイリスの高圧洗浄機
【2025年発売】
(通常型番)
44・アイリスオーヤマ SBT-751
¥20,270 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
(Amazon限定型番)
44・アイリスオーヤマ ASBT-751
¥20,680 Amazon.co.jp (7/15執筆時
吐出圧力:10MPa(常用7.5Mpa)
吐出水量:380 L/h(常用 250L/h)
ホース長:高圧8M
騒音 : 66.3dB
SBT-751は、アイリスオーヤマの高圧洗浄機です。
2025年登場で、同社の水タンク式の上位機になります。
Amazon限定型番がありますが、仕様差は見られません。値段で決めてOKです。
ただ、セールで値段は上下するので、一応見比べてください。
本機は、ここまで紹介したモデルとは、若干コンセプトの違うモデルです。
というのも、写真のように、取り外しできるバケツが用意されており、バケツに水を貯めて使うことができるタイプの高圧洗浄機だからです。
例えば、近くに水源が近くにないベランダ、駐車場などでつかえるタイプです。
本体サイズは、幅422×奥行316×高さ525mmです。
旧機より大きくなりました。
ただ、部ユニットがバケツに完全に入るので、収納性は本機でも良いです。
重さは、8.0kgです。
そこまで重くないです。ただ、本機の場合、非力な方は、方式上、水の重さを先に考えてください。
水タンクは、23Lの水が入ります。
約5分の運転時間に相当する水の量です。
【2m 5m 10m】
タカギ 高圧洗浄機用送水ホース
¥2,273 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
アイリス 耐圧ワンタッチコネクターSGP-3
¥461 Amazon.co.jp (7/15執筆時
なお、給水ホースは未付属ですが、別に用意すれば使えます。
ワンタッチコネクタも必要ですが、そこまで高いパーツではないす。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力が10MPa、吐出水量が380L/hです。
2025年登場の本機から、かなり数字が伸びました。
若干本体は大きくなったのですが、ヘルツフリー機だけでは水道方式でも、出力は上位と言えます。常用でみると多少落ちますが、この方式内ではやはり優れます。
動車や自転車の掃除に問題のないパワーを持ちます。
また、水を一度張れば、最大厚手も、約5分程度は継続して運転できます。
付属ノズルは、可変拡散ランスとターボランスが付属です。
可変拡散ランスは、無段階調整には非対応ながら、広範囲/狭範囲に噴射を2段階で調節できます。
ターボランスは、ケルヒャーのサイクロンジェットノズルと同じスパイラル水流で、タイヤの汚れなどピンポイントの部分の汚れに対応できるものです。
高圧ホースは、8メートルのものが付属します。
水道ホースは、「バケツタイプ」のため不要です。
静音性は、 66.3dBという表記です。
タンク給水なしで、本体の動作音のみの評価値ですが、従来機(76dB)より42%静音化とされます。体感ベースのSONE値でもかなり低くなったので、ここも「配慮された設計」です。
洗浄剤は、本機は、希釈した中性洗剤の利用が可能です。
50度までの温水利用も可能なので、この部分の洗浄力の高さは期待できます。
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以上、アイリスオーヤマの高圧洗浄機SBT-751の紹介でした。
水道ホースに依存しないので水道からの距離に縛られず使える点が、非常に便利な機種です。Atlasも水道から離れた場所での使うことが多く同社の製品(旧機)を導入してます。
温水が簡単に使えるのも、結構良い部分と思っていmさう。
ただ、今回の静音化は見逃せない要素なので、買換も検討しています。
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なお、本機は、旧機が残ります。
以下、性能差を確認しておきます。
【2017年発売】
45・アイリスオーヤマ SBT-412N
¥15,182 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:7MPa(常用5.5Mpa)
吐出水量:290 L/h(常用 240L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 : 76dB
第1に、SBT-412Nです。
先ほどの機種の旧機にあたります。
比較する場合、こちらは、水量もですが、吐水圧力が比べると特に弱いです。
その上で、騒音値が76dBので、使用場所を選ぶと言えます。
そのぶん、少しサイズは小さめ(収納時:幅41×奥行28×高さ51cm )で、やや軽め(6.7kg)にはなります。
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結論的にいえば、やはり、圧の差は使用感に関わります。
とくに、バケツ式は使用時間に制限がありますし、短時間に強力に落とせることは重要でしょう。新機種を推します。
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【2017年発売】
46・アイリスオーヤマ SBT-512N
¥14,800 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
46・アイリスオーヤマ SBT-512N パーツセット
¥26,800 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:8.5 MPa(常用 6.5Mpa)
吐出水量:280 L/h(常用 220L/h)
ホース長:高圧10M
騒音 :
第2に、SBT-512Nです。
もとは、SBT-412Nの上位機でした。
ただ、新機種に対しては、圧をベースに考えると、下位になります。
本体サイズは、幅480×奥行280×高さ480mmです。
重さは、7.2kgです。
水タンクは、約26Lの水が一度に入ります。
1回の給水で、最大運転でも、5分30秒程度保つ量です。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力8.5MPa、吐出水量280L/hです。
先述のように、新機種はさらに伸びています。
付属ノズルは、下位機種と同じ構成で可変拡散ランスとターボランスが付属します。
高圧ホースは、長めで10メートルです。
水道ホースは、「バケツタイプ」のため不要です。
静音性は、担保されません。
以前は、騒音値71.5dBの静音タイプ(BT-512NS)がありましたが終売です。
洗浄剤は、本機は、希釈した中性洗剤の利用が可能です。
温水も引き続き利用できます。
なお、Amazon限定で「パーツセット」があります。
オマケとして、ベランダ用のデッキブラシと(3000円ほど)、配水管の詰まりを落とすパイプクリーナーホース(3000円ほど)、回転ブラシ(2500円ほど)、ノーマルブラシ(1500円ほど)がつきます。
合計で1万円ほどなので、通常時は、特別安いわけではないです。
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結論的にいえば、本機についても、すでに圧が強い新機種が出ているので、やはり、今選ぶならば、そちらかと思います。
ただ、Amazonモデルは、(特別に安い感じはないですが)パーツを別に揃えるのが面倒な場合、候補になる可能性はあります。
2-1・バッテリー搭載の高圧洗浄機の比較
つづいて、バッテリー搭載型高圧洗浄機の比較です。
水道の蛇口だけではなく、コンセントも不要というタイプで、レジャーなどを含め、最近人気が増しているジャンルです。
1・ケルヒャー〈ドイツ〉
2・ボッシュ〈ドイツ〉
3・マキタ〈日本〉
4・アイリスオーヤマ〈日本〉
5・サンコー〈日本〉
6・京セラ〈日本〉
また、このタイプも最近数が増えているので、以上のようなメーカー順でみることにします。
1・ケルヒャーの高圧洗浄機
【2025年発売】
(通常型番)【型番:1.328-142.0】
47・ケルヒャー OC5 Handy
¥14,832 楽天市場 (7/15執筆時)
(Amazon限定型番)【型番:1.328-143.0】
47・ケルヒャー OC5 Handy
¥14,980 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:2.4MPa
吐出水量:150 L/h
ホース長:(自給ホース付属)
騒音 : 69dB
OC5 Handy は、ドイツのケルヒャーが販売する、ハンディ型のコードレス高圧洗浄機です。
本機は、水タンクは未装備です。
一方、バケツなどから水を取れる自給ホースが付属します。
それを本体に取りつけることで、バケツを水源にすることが可能です。
このほか、付属パーツで、ペットボトルを水源にできます。
ただ、2Lを付けるとして、記載の吐水水量で使うとしても1分保たないので、本線上するならば、窓1面くらいの利用で水が切れるでしょう。
この部分が「うけて」いそうですが、実際は、自給ホースにバケツが便利には思います。
本体サイズは、長さ228 x 奥行71 x高さ195mmです。
重さは、本体が0.8kgです。
ただ、バッテリーノズルをと装着して、2kg弱くらいです(梱包重量2.2kg)。
正直、ペットボトルを水源として利用する使い方だと、水込みの重さはともかく、バランス(操作性)はあまりよくないでしょう。
【9.758-454.0】
ケルヒャー バッテリーパック 18V 2.0Ah
¥9,878 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、付属です。
交換式で、複数揃える場合、約15分です。最大で23分です。
高圧洗浄機のパワーは、しかし、本機は、吐水圧力が2.4MPaで、吐出水量は150 L/hです。
家庭用としては、やはり、そこまで強くないです。
もちろん、ホースを摘まんで散水する感じ(0.15MPa)と比べたら、直線水流におけるパワーは超強力ですので、導入意義はあります。
とはいえ、吐水水量と時間は限られるので、あくまでメインは、簡単な自宅回りの清掃や散水でしょう。
付属ノズルは、5in1ノズルです。
標準・ポイントジェット・傾斜・広角・低圧シャワーが1つで賄える仕様です。
吐水圧力・水量が限られる部分で、ノズルで工夫している感じです。
その他の付属品は、洗浄剤タンクです。
泡洗浄も可能です。なお、水温度は40度までなので、熱湯は使えません。
【ハンドヘルド専用】
デッキクリーナー PS 20 2.644-018.0
¥6,480 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
フレキシブル可変ノズル 360°(ランス付き)2.644-057.0
¥4,109 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
そのほか、パーツも別売りされます。
ハンドヘルドは専用なので、同社の他機(Kシリーズなど)とは型番が変わります。
高圧ホースは、本機は必要としないタイプです。
静音性は、 69dBとされます。
手持ちと考えると、うるさめでしょう。
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以上、ケルヒャー OC5 Handy の紹介でした。
完全コードレスというわけでもないので、ペットボトル運用は、たいていの場合「便利ではない」でしょう。付属の自給ホースで使う前提で運用することを前提にした方が良さそうです。
ただ、その運用方法でも、コンパクトで軽量で、収納しやすいですので、収納スペースが限られるご自宅では、場合によっては、候補になるでしょう。
【2021年発売】【型番:1.328-113.0】
48・ケルヒャー KHB 6 バッテリーセット
¥31,800 楽天市場 (7/15執筆時)
【2019年発売】【型番:1.328-104.0】
48・ケルヒャー KHB 5 バッテリーセット
¥18,898 楽天市場 (7/15執筆時)
吐出圧力:2.4MPa
吐出水量:200 L/h
ホース長:
騒音 :
KHB 6 バッテリーセットは、ドイツのケルヒャーが販売する、コードレス高圧洗浄機です。
こちらもハンディですが、昔から売っているモデルです。
旧機種が残っています。
新機種は片手で持てる重さ(本体1.3kg)ですが、旧機種は2.9kgです。
用途的に、新機種を選んだ方が良いでしょう。
本機も水タンクは未装備です。
水道ホースや、自給ホースが装備されないため別に必要です。
本体サイズは、幅89 x 奥行302 x高さ265mmです。
重さは、本体が1.3kgです。
これにバッテリーの重さ(0.5kg)が加わりますが「片手で持てる」とされています。
18V2.5AH 2.445-059.0
¥9,264 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
18V5.0AH 2.445-060.0
¥20,020 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、交換式です。
最初に装備されるのは、18V2.5AHです。
これを利用すると、水圧をMaxで運用する場合12分というスペックです。
大容量バッテリーもありますが、重さは800gです。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力が2.4MPaで、吐出水量は200 L/hです。
吐水水量は下位機より多めですが、圧力は同じです。
水量が重要な使い方(洗車など)には、下位機種より便利そうです。
つまり、面の汚れ落としは(あるていど)得意ではあります。
こちらも、ケルヒャー推奨の使用法としては、自転車やガーデンニングなどの汚れ落としですので、パワーは望めない、という機種です。
付属ノズルは、高圧の水が扇状に水が拡がる1ジェットノズルと、水流が強く出せるサイクロンジェットノズルという構成です。
可変式のバリオスプレーランスは未装備で、先ほどの機種のような、5 in 1ノズルでもないです。
その他の付属品は、特段ありません。
高圧ホースは、本機は必要としないタイプです。
静音性は、特段の記述がない製品です。
洗浄剤(洗剤)は、利用を前提としません。
洗車などの場合は、手でスプレーなどを利用する感じです。
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以上、KHB 6 バッテリーセットの紹介でした。
先ほどの機種より、水量は多いので、その部分を活かした使い方メインならば候補になりそうです。
ただ、既に見た「押し歩き」の非バッテリー型ほどのパワーは期待できない機種なので、あくまで「バッテリー」方式で使えない場所で使う場合に、候補にするべき機種とは言えます。
【2019年発売】【型番:1.117-223.0】
49・ケルヒャー K2コードレス バッテリーセット
¥41,200 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:11MPa(常用 7.4Mpa)
吐出水量:340 L/h(常用 330L/h)
ホース長:高圧ホース4M
騒音 : 75dB
K 2 バッテリーセットは、ドイツのケルヒャーが販売する、コードレス高圧洗浄機です。
ケルヒャー 自吸用ホース 3m 2643-101.0
¥4,245 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
ケルヒャー 自吸用フィルター 2642-794
¥1,880 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
本機については、水タンクは未装備です。
ただ、先述のように、ケルヒャーは自吸用ホースでため水を利用できるため、それを前提に設計された製品です。
本体サイズは、幅245 x 奥行303 x高さ629mmです。
重さは、4.5kgです。
車輪はないので、保って運ぶタイプです。
バッテリーパワー 36V 2.445-061.0
¥22,499 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、交換式です。
水圧をMaxで運用する場合14分、最大で45分保ちます。
残量メーターや充電完了までの時間が分かる仕様なので、交換用バッテリーの価格は「手加減がない」です。
高圧洗浄機のパワーは、しかし、本機は、吐水圧力が最大11MPaで、吐出水量は340L/hです。
本機は、バッテリー式にもかかわらず、同社の中位機の名称である「K2」を冠しているのは、このパワーのためです。
なお、常用吐水圧力でも7.4Mpa、常用吐水水量も、330L/hですので、そちらでみても強力な数字です(バッテリー的に1時間保たないので、L/分の表記だったので直しました)
付属ノズルは、水圧インジゲーター付属のトリガーガンのほか、高圧の水が扇状に水が拡がる1ジェットノズルと、水流が強く出せるサイクロンジェットノズルという構成です。
可変式のバリオスプレーランスは未装備です。
ただ、本機は、必要に応じてトリガー部の操作でブーストモードが利用できますし、パワーの部分では問題ないでしょう。
高圧ホースは、4メートルのものが付属します。
静音性は、とくに配慮はないです。
75dBの水準ですので、高圧洗浄機としてみても「うるさい」ほうです。
フォームノズル 2.643-150.0
¥2,091 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
洗浄剤は、ケルヒャー製品ですが、本体内に洗浄剤の吸引ホース・タンクはないです。
ただ、別売で、フォームノズルはあるので、それを利用しての洗車はできるでしょう。
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以上、K 2 バッテリーセットの紹介でした。
バケツや水源を別に用意するのが面倒ですが、パワー面ではバッテリー式では、最も期待値が高いです。
バッテリー式でも、コンセント式と同様にパワフルに使いたい場合は、本機が候補となります。
【2024年発売】【型番:1.599-302.0】
50・ケルヒャー マルチクリーナー OC 3 FOLDABLE
¥19,469 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
【2021年発売】【型番:1.680-020.0】
51・ケルヒャー マルチクリーナー OC3
¥19,200 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:0.5MPa
吐出水量:120L/h
ホース長:低圧1.6M
騒音 : 69dB
マルチクリーナー OC 3 FOLDABLE も、ケルヒャーが販売する、コードレス高圧洗浄機です。
旧機が残ります。
後述するように形状が大きく変わったほか、水タンクの水量が2倍になりました。
加えて、USB充電式で駆動するようになったので、車を利用してのキャンプなどで、充電可能になりました。利便性では新機種が良いでしょう。
方式は、こちらも、コードレスの水タンク式です。
タンク量は8Lなので、水源がない場合、利用時間はかなり限定的です。
在庫の残る旧機は、4Lでしたので、それより使い勝手は良くなったとは言えます。
本体サイズは、幅305 x 奥行298 x高さ271mmです。
ただ、収納時や、持ち運び時は、シリコンボウルのように折り畳めるので、邪魔にならず持ち運べるとも言えます。
また、給水ホースは入りませんが、高圧(低圧)ホース自体はなかにしまえる構造です。
重さは、本体が2.2kgです。
片手で持てる重さです。
バッテリーは、内蔵式です。
最大15分の稼動で、充電時間は2時間15分ほどです。
高圧洗浄機のパワーは、しかし、本機は、吐水圧力が非開示で、吐出水量は120 L/hです。
基本的には、キャンプなどで簡単な洗浄をしたい方に向けたモデルです。
付属ノズルは、フラットジェットノズルです。
水圧調整などはないです。
ホースは、先述のように、細めで収納できる低圧フレキシブルホースで、1.8mです。
静音性は、特段の記述がない製品です。
洗浄剤(洗剤)は、利用を前提としません。
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以上、マルチクリーナー OC 3 FOLDABLEの紹介でした。
「低圧洗浄機」ではありますが、キャンプ用で、掃除に利用する場合の水源としてニーズはあるかもしれません。
2・ボッシュの高圧洗浄機
【2022年発売】(バッテリー・充電器別売)
52・ ボッシュ FONTUS218H-O
¥17,800 楽天市場 (7/15執筆時)
吐出圧力:2MPa
吐出水量:126 L/h
ホース長:高圧ホース4M
騒音 :
【2018年発売】
53・ボッシュ18Vコードレス洗浄機 Fontus
¥(31,720) Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:1.2MPa (常用 1.2Mpa)
吐出水量:----- L/h (常用 162L/h)
ホース長:高圧4M
騒音 :
FONTUS218Hは、ドイツのBOSCHが販売する、コードレス高圧洗浄機です。
電動工具では、ケルヒャーのライバル的企業です。
本機は、2018年発売の Fontusの後継機です。
新機種となって、タンクにカプラーが付いたので、市販の水道ホースから水を連続的に取ることができるようになりました。また、圧力と水量のバランスを変えて、水の勢い(洗浄力)を強化しています。
なお、218Hという型番で売られる製品は、バッテリー・充電器が未付属です。
同社の電動工具を持っていて、共有化できる方向けになります。
本体の重さは、7.5kgです。
軽くはないですが伸縮するハンドルと車輪がつくタイプなので、持ちはこび自体はしやすいです。
内蔵タンクは、15Lです。
最大の水圧で、約7分の水量となります。
リチウムイオンバッテリー A1825LIG
¥10,217 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、交換式です。
水圧をMaxで運用する場合15分、最大で45分保ちます。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力2MPaです。
水量は、常用も、最大値も新モデルは公開がないです。
ただ、バッテリー式としてみても、あまりパワフルではないです。
実際のところ、そこを目的にした機種ではなさそうです。
付属ノズルは、一般的なスプレーガンのほか、ブラシが付属します。
水圧があまり強くない製品なので、それをふまえているかと思います。
高圧ホースは、4メートルのものが付属します。
静音性は、とくに配慮はないです。
洗浄剤(洗剤)も、利用を前提としません。
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以上、ボッシュのフォンタス の紹介でした。
水タンクを入れた状態でおし歩ける点で、サンコー機同様に、運搬時の利便性は高いでしょう。
一方、パワーの部分は期待値が低いので、用途としては、最大45分稼働するバッテリー量を活かして、キャンプなどの軽い「おそうじ用」でしょう。
値段は高いですが、工具メーカー製のしっかりした製品が欲しい場合は、候補になるでしょう。
3・マキタの高圧洗浄機
【2019年発売】
【バッテリー・充電器付属】
54・マキタ 充電式高圧洗浄機 MHW080DPG2
¥82,300 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
【バッテリー・充電器別売】
55・マキタ 充電式高圧洗浄機 MHW080DZK
¥48,445 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:8MPa (常用5.5Mpa)
吐出水量:-----(常用 330L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :
充電式高圧洗浄機は、マキタの販売するバッテリー式の高圧洗浄機です。
同社は、電動工具などモーター機器を販売する世界的メーカーで、このブログでも、掃除機などを以前紹介しました。
本体サイズは、幅438×奥行218×高さ269mmです。
重さは、6.7kgです。
アイリスオーヤマのように、水タンクを兼ねたケースですが、車輪があるわけでないので、結構な重さではあります。
内蔵タンクは、50Lの水タンクを装備します。
最大のパワーで8分以上稼働します。
大きいですが、満水時には50kgとなる部分は注意です。
純正バッテリー BL1860B 18V 6.0Ah A-60464
¥16,000 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、標準運転で、1つあたり15分保ちます。静音モードで30分です。
メーカーによれば「ミニバン1台洗車可能」な容量です。
この製品は、マキタの18Vの電動工具用のバッテリーを2基搭載して稼働します。
純正バッテリー単価は高いのですが【互換製品】は、5000円以下からあります。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力8MPaです。
最大水量は示されませんが、(むしろ実態が分かる)常用吐水水量は330L/hですので、パワフルです。
スペック的に言えば、ケルヒャーのK 2 バッテリーセットと並び、優秀な水準です。
付属ノズルは、可変式のバリオスプレーランス・強力なサイクロンジェットノズルです。
高圧ホースは、5メートルのものが付属します。
なお、タンクから本体までの自吸ホースは1mとなります。
静音性は、デシベル単位のスペックは非公開ながら静音モードが付属します。
その場合でも、吐水圧力3MPa、吐出水量240L/hですから、実用性はあるでしょう。
洗浄剤(洗剤)は、泡ノズルが付属です。
そちらを洗車などに利用するという意味では対応です。
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以上、マキタの充電式高圧洗浄機の紹介でした。
電源と水源が取れない場所での洗車用・水まき用としてわりと重宝しそうです。
ただし、タンクは50Lで、本体は6.7kgなので、運ぶのには台車などが必要でしょう。
4・アイリスオーヤマの高圧洗浄機
【2017年発売】
56・アイリスオーヤマ STD-L101N
¥32,500 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:4.5MPa(常用 3.0MPa)
吐出水量:270 L/h(常用 180L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :
STD-L101N は、アイリスオーヤマの高圧洗浄機です。
こちらも、バッテリー搭載で、電源も不要という機種です。
本体サイズは、幅480×長さ289×高さ480mmです。
重さは、7.2kgです。
内蔵タンクは、26Lと大きいです。
一方、本体は重いし、車輪もないので、水を運ぶのは大変です。
ただ、空の状態では、コンパクトに収納して持ち運べるため、水を現地で調達できるなら問題ないでしょう
タンク式 専用バッテリー SHP-L3620
¥12,758 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、10分間の稼働時間を確保しています。
バッテリーは1つ付属しますが、予備バッテリーも別売りされます。充電は、充電器にて5時間です。
高圧洗浄機のパワーは、最大値で吐水圧力4.5MPa、吐出水量270L/hです。
ボッシュよりは強めですが、他社機よりはやや弱めと言ったところです。
洗浄剤は、同社の場合、希釈した中性洗剤の利用を認めています。
お湯にも対応できます。
そうしたものを併用するならば、洗車にも使えそうです。
付属ノズルは、2段階で水圧が調整可能な可変拡散ランスが付属します。
高圧ホースは、5メートルのものが付属します。
静音性は、この機種の場合は「静音対応」です。
騒音値としては68.5dbですから、掃除機よりは煩いですが、高圧洗浄機としてはまずまず静かです。
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以上、アイリスオーヤマの高圧洗浄機STD-L101N の紹介でした。パワーが弱めの部分は、温水や洗剤の利用で何とかなるでしょう。
ただ、構造的に水が運びにくい点がネックです。また、バッテリーの稼働時間もあまり長くないなど、利便性の部分でネックになる部分は多めです。
【2020年発売】
【バケツなし】
57・アイリスオーヤマ JHW-201
¥15,557 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:2.2MPa
吐出水量:108 L/h
ホース長:高圧
騒音 :
JHW-201は、アイリスオーヤマの高圧洗浄機です。
本機も、バッテリー搭載で、電源も不要という機種です。
本体は、やや特殊です。
本機については、手元部分にモーターが内蔵され、一般的な高圧洗浄機の「本体」にあたる部分がない仕様です。
重さは、本体部分で1.8kgです。
軽い掃除機並みの重さで、軽くはないので、両手でバランス良く持つのが基本です。
アイリスオーヤマ 20L RV-25B
¥2,380 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
内蔵タンクは、未付属です。
別に買う必要がありますが、純正品があります。
いずれにしても、水を吸い上げる高圧ホースは付属しますので、バケツから水をあげるのが基本です
・専用バッテリー IBL1820
¥------- Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、強運転で15分間の稼働時間を確保しています。
弱運転では40分ですが、その場合は「放水用」でしょう。
交換用バッテリーは以上の型番です。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力2.2MPa、吐出水量108L/hです。
常用の数字か、最大の数字かは区別がないので分かりませんが、いずれにしても、さほど強力ではないです。
とはいえ、本体のない構造からすると、そこそこ強力には思えます。
付属ノズルは、3段階で水圧が調整可能な可変拡散ランスが付属します。
特徴的なのは、シャワー水流です。
圧の入らないキャンプ用品などの洗浄には便利でしょう。
高圧ホースは、付属します。
先述のようにモーターが手元ですが、給水ホースではなく、仕様は高圧ホースのようです。
長さは、情報がないですが、同社の通常タイプ(5M)より短かそうです。
静音性は、とくに情報はないです。
小型化している製品ですし、仕組み的にあまり静かではないでしょう。
洗浄剤(洗剤)は、利用を前提としません。
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以上、アイリスオーヤマの高圧洗浄機 JHW-201 の紹介でした。
本体(バケツ)がないという部分で、他社にない訴求力があります。
いずれにしても、利用時はバケツは必要ではありますが、その部分を含めても、軽量で持ち運びやすいというのは、本機のよい部分でしょう。
5・サンコーの高圧洗浄機
【2016年発売】
58・サンコー どこでも高圧洗浄機 ACTD2WS8
¥17,860 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:6MPa
吐出水量:
ホース長:高圧7M
騒音 :
タンク式充電どこでも高圧洗浄機 は、「レアもの」が得意なサンコーの高圧洗浄機です。
専門メーカーではないですが、ニッチな製品を多く出している会社です。
本体サイズは、幅360×奥行き240×高さ880mmです。
重さは、 3.9kgです。
水タンクは、約35L分のサイズで、最大15-20分の分量です。
本機は、ローラが付いて、押し歩けますので、持ち運びやすいと言えます。
お墓の掃除や、キャンプ、駐車場が離れている場合など、どこでも利用できるのは魅力です。温水や洗剤のの使用も可能です。
一方、本機は、水タンク式で水道不要であるだけでなく、バッテリー内蔵で、電源も不要という機種です。
バッテリーは、高圧洗浄機はパワーを使いますが、30分間の稼働時間を確保しています。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力6MPaです。
常用の数字か、最大の数字かは不明です。
一方、この部分は性能が担保されますが、吐水水量が非開示です。
写真を見ても、拡散力はイマイチで、用途は限定的です。
付属ノズルは、ウォーターガンと、ウォッシュブラシです。
ウォーターガンは、可変方式です。
面白いのは、握りの強さで強弱ができる点です。ただし、ケルヒャーのような無段階ではありません。
ウォッシュブラシも、洗剤ポケットがあるなど、洗浄力が強化できます。
高圧ホースは、7メートルのものが付属します。
静音性は、さほど重視した設計ではないです。
洗浄剤(洗剤)は、利用を前提としません。
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以上、サンコーの高圧洗浄機の紹介でした。
本機については、吐水水量が非開示です。そのため、実際は、スペックが示すほどは、強力ではないと言えます。
また、こちらは、信頼性の部分で、タンクの水漏れや、バッテリー問題を指摘するレビューも目立ちます。
同社は、工具メーカー・バッテリーメーカーではないので、安い分、「自己責任」の要素はある点は注意してください。
とはいえ、12ヶ月保証があるため、その、1年間で、汚れのほか、個体差に由来する問題点「も」十分に洗い出せるでしょう。
6・京セラの高圧洗浄機
【2020年発売】668250
【バッテリーあり】
59・京セラ BPW-1800L1
¥15,888 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
【本体のみ】668250B
60・京セラ 高圧洗浄機 BPW-1800
¥11,280 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
吐出圧力:2.4MPa
吐出水量:108 L/h
ホース長:自給5M
騒音 :
BPW-1800L1 は、京セラ(旧リョービ)が販売するポータブルウォッシャーです。
本機は、バッテリー搭載機ですが、水タンクは別売となる点で、ここまで見た機種と異なります。
ただ、一体型である必要はないですし、ニーズはあるかと思います。
本体サイズは、幅93×長さ558×高さ327mmです。
重さは、1.8kgです。
内蔵タンクは、先述のようににないので、5Mの自給ホースが付属しています。
電池パック B-1815LA
¥13,432 Amazon.co.jp (7/15執筆時)
バッテリーは、搭載です。
同社の18Vのバッテリーと充電器付属します。
別に購入してもOKです。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力が2.4MPa、吐水水量が180L/hの水準です。
常用の数字か、最大の数値時は不明です。
いずれにしてもあまり強くはないので、利用する際に多少工夫は必要でしょう。
ただ、キャンプなどの用途ならば問題ありません。2段階に切り替わります。
付属ノズルは、5in1ノズルです。
本体のノズルを回転させることで、噴射角度をかえられます。
高圧ホースは、構造的に未付属です。
静音性は、特段の情報はないです。
洗浄剤(洗剤)は、利用を前提としません。
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以上、京セラ のポータブルウォッシャの紹介でした。
あまり強力ではないですが、タンクが別売のほうが使いやすい方には、値段面も含めて候補にできそうです。キャンプほか、ちょっとした掃除ならば、本機でも十分でしょう。
今回の結論
家庭用の高圧洗浄機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、家庭用の高圧洗浄機の比較の3回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
4・高圧洗浄機の比較記事 (4)
4-1: おすすめ製品の提案【結論】
自動車洗車 ★★★☆☆
ベランダ掃除 ★★★☆☆
網戸掃除 ★★★★☆
石畳の掃除 ★★★★☆
パワフルさ ★★★★☆
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の4回目記事(こちら)は「結論編」です。
上表ようなの指標から、目的別・価格別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
4回目記事は→こちら