1回目からの続き記事です→こちら
【2019年発売】
40・Instant Brands Instant Pot DUO MINI
¥10,800 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:1.9L(2-3人用)
圧力調理:65kpa(推定)
混ぜ機能:なし
自動メニュー:10種類
予約調理:
長時間煮込:対応
Instant Potは、北米で、爆発的に流行した多機能調理家電の日本版です。
2010年の発売以降、多機能クッカーの同地での火付け役ともなった製品です。
米国と日本は電圧が近いので、近年、本機の並行輸入品が多かったのですが、2019年12月から、正規品が輸入されるようになりました。
本体の大きさは、幅290×奥行25.5×高さ28.5mmです。
miniの名を冠していますが、標準的なサイズです。
調理容量は、表記上、2.8Lですが、これは満水容量のようです。
調理容量は、1.9L程になろうかと思います。
調理方式は、「煮る・圧力をかける・炒める・蒸す・炊飯・ヨーグルトを作る」いうパターンが実行可能です。
蒸すは、付属の蒸し台を利用します。
炒めるは、ただし、パドルなどがあるわけではないため、完全に「手放し」とはいきません。
炒める場合、鍋がフッ素加工がなされていない点は、注意してください。
一方、ご飯も炊けますが、同じ理由であまりオススメしません。
自動調理メニューは、スープ・肉料理/シチュー・豆料理・炊飯・お粥・蒸し料理・ヨーグルト・炒め物など、10種の調理プログラムを持ちます。
圧力は、説明書によると、強モードで、70-80kpaです。
高圧は時短効果は高まるのですが、煮崩れしやすい材料の対応力は落ちます。
ただ、その点は考えられており、本機は低圧も出せます。説明書では、40-50kpaとの表記です。
予約調理機能は、ありません。
豚の角煮の場合、600gのお肉を処理する場合、15分です。
時短効果が高く、この部分は、本機のメリット性として強調できます。
レシピ集は、日本語訳で100種類のレシピが利用可能です。
お手入れは、鍋本体と、ノズル、おもりなどを掃除します。
なお、本機は先述のように、フッ素加工がされません。
価格的に仕方ない部分ですが、注意点です。
安全性の面では、先述の理由から詳細は不明です。
ただ、大手電気店にも売られている商品ですし、正規輸入品ならば問題ないでしょう。実物もみましたが、価格以上にしっかりした本体でした。
なお、本機は北米で長期で人気があった製品なので、並行輸入品も多いです。
圧力がかかる家電ですし、PSEマークなどの安全基準に関わる部分があるので、正規輸入品をオススメします。
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以上、Instant Potの紹介でした。
1万円という値段で、自動メニューが多彩なので、この価格帯での選択肢の1つにはなるでしょう。北米での人気ということもあり、作りもしっかりしています。
ただ、内鍋の加工を含めて、日本現地の実情に、必ずしも「ガラパゴス化」していない部分もあるため、他社製品との比較も重要です。
今回の結論!
多機能マルチクッカーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、各社のマルチクッカーを紹介しました。
1・マルチクッカーの比較 (1)
1-1:シャープ〈日本〉
1-2:T-Fal(フランス)
1-3:象印〈日本〉
2・マルチクッカーの比較 (2)
2-1:シロカ〈日本〉
2-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-3:パナソニック〈日本〉
2-4:ハイアール〈中国〉
2-5:その他の企業〈日本〉
3・マルチクッカーの比較 (3)
=最終的なおすすめ機種の提案
3回目記事では、最後にいつものように、Atlasのおすすめ機種!をあげておきます。
第1に、「朝に仕掛けて夜に食べる」など、予約調理に向いたモデルは、
【1.6Lタイプ】
【2021年9月発売】
1・ヘルシオ ホットクック KN-HW16G-W
1・ヘルシオ ホットクック KN-HW16G-B
¥47,680 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:1.6L(1-2人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 140種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応
【2.4Lタイプ】
【2021年9月発売】
2・ヘルシオ ホットクック KN-HW24G-W
2・ヘルシオ ホットクック KN-HW24G-R
¥56,540 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:2.4L(2-3人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 145種類
予約調理:対応
長時間煮込: 対応
ほったらかし調理 ★★★★★★
調理の時短効果 ★★★☆☆
タイマー予約調理 ★★★★★
和食メニュー ★★★★★
洋食メニュー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープの電気無水鍋「ヘルシオ ホットクック」の上位機でしょう。
この用途の場合「予約調理機能」と「保温」が重要になってきますが、同機種はどちらも装備します。
設置面積は、小型は 345×奥行305×高さ256mmで、中型は、幅330×奥行282×高さ240mmで
いずれも、サイズからすると小型で、日本の住宅事情にマッチします。
自動メニューも多彩で、140種類以上あり、飽きずに使えそうです。
先述のように、ヘルシオホットクックは、まぜ技ユニット(パドル)でかき混ぜる方式です。
そのため、単純にレシピ数ならば圧力式で「張り合える」機種はありますが、調理パターとしては「業界最高」で、(数だけ揃えて)似たようなメニューばかり、ということがないです。
この点で飽きが来ないので、値段相応の価値があります。
健康志向の方に注目される、無水調理も、同社は充実します。レンジ分野でも力を入れているので、技術蓄積があるとも言えるでしょう。
ただし、圧力を伴わない形式の電気圧力鍋です。
この部分で、煮込み時の調理の時短の要素が少ないほか、堅い肉や魚の骨を柔らかくするのは苦手です。豚の角煮の、一度、下ゆでするレシピになるのは先述のとおりです。
ただ、圧力式は、使用準備の手間(緊張感)と、手入れの面倒さ(洗うパーツの多さ)があるため、「家事の時短」という意味では、総合的には差がないです。
また、「ほったらかし調理(手放し調理)」は、電気圧力鍋の場合、「ゆでてから、混ぜる」「混ぜてから、焼く」など、複数の調理動作を全自動でできるので、圧力式より良い部分が多いです。
「ドラえもん」的な話で言えば、こちらのほうが「未来の道具」に近そうです。
調理容量は、1.6Lサイズが2〜3人で、2.4Lサイズは、4人前程度まで対応できます。
必要に応じて選びましょう。
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【1.6Lタイプ】
【2020年発売】
3・ヘルシオ ホットクック KN-HW16F-W
3・ヘルシオ ホットクック KN-HW16F-R
¥44,300 Amazon co.jp (10/22執筆時)
【2019年発売】
4・ヘルシオ ホットクック KN-HW16E-W
4・ヘルシオ ホットクック KN-HW16E-R
¥36,799 Amazon co.jp (10/22執筆時)
調理容量:1.6L(1-2人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 145種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応
【2.4Lタイプ】
【2020年発売】
5・ヘルシオ ホットクック KN-HW24F-W
5・ヘルシオ ホットクック KN-HW24F-R
¥59,800 Amazon co.jp (10/22執筆時)
【2019年発売】
6・ヘルシオ ホットクック KN-HW24E-W
6・ヘルシオ ホットクック KN-HW24E-R
¥42,799 Amazon co.jp (10/22執筆時)
調理容量:2.4L(2-3人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 155種類
予約調理:対応
長時間煮込: 対応
一方、現状で、旧機種が格安です。
本編で書いたように、まぜ技ユニットのパワー差があり、茹でたポテトを混ぜる程のパワー、ホイップを作れるほどの回転力がないので、作れるメニューの幅は上位機のが良いです。
ただ、煮物など「混ぜながら煮る」などの動作はできますし、できることに差はありません。
メニュー数も多いため、予算に酔っては旧機種も選択肢にいれてOKでしょう。
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レンタル料金の目安
30日:6,000円〜
往復送料:0円〜
なお、実際自宅に合うか不安という場合は、レンタルで(いったん)借りて試すのは手です。
必ずしも、最新機ではないのですが、ホットクックは買うと結構高価ですし、「どんなものか試して見たい」場合、1ヶ月ほど借りるのは手でしょう。
買った後で(使わなければ売る)ような方法を除けば、わりと安く済むかと思います。
業界大手のDMMレンタルの場合、往復送料込み(一部例外あり)で貸し出しをやっています。
個人企業でやっているようなレンタルとは違って、BtoC(企業との取引)なので、ある程度安心感があるでしょう。特に、DMMの「いろいろレンタル」は破損時の免責などが充実するのは同社の良い部分です。
なお、貸し出し可能な機種は【こちら】で確認できます。
第2に、「食卓にあと1品」など、別の料理しながら使うのに適した自動調理機は、
【250レシピ内蔵】(2022年発売)
9・T-fal Cook4me 6L CY8711JP
¥47,800 Amazon co.jp (10/22執筆時)
【210レシピ内蔵】(2019年発売)
9・T-fal Cook4me Express CY8521JP
¥21,651 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:約4.5L(満水容量6L)
圧力調理: 70kPa 115度
混ぜ機能:
自動メニュー:250種類
予約調理:
長時間煮込:
ほったらかし調理 ★★★★★★
調理の時短効果 ★★★★★
タイマー予約調理 ★★★★★
和食メニュー ★★★★☆
洋食メニュー ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
T-Falのクックフォーミー 6Lをおすすめします。
ただ、価格的には、その旧機種のほうが良いでしょう。
無水レシピが少ないのは、残念ですが、新機種の登場でかなり値下がりしていて、お買得かはとても感じます。
調理方式は、揚げる、煮る、(油を使わず)炒める、圧力をかけるという調理に対応します。
そして、250パターンの「使える」レシピを持ちます。
T-Falの場合、圧力式なので、レシピは基本「蓋を開けると完成している料理」、いいかえれば、「仕込みだけやれば良い」ので、ほったらかし度の点で優秀です。
カラーパネルで見やすく、分量までモニターに表示されるため、時短・ほったらかし調理の対応力が双方とも高いです。
加えて、圧を加える方式なので、お肉も柔らかくしやすいです。
圧力をかけないと柔らかくしにくい、肉や魚の骨、あるいは豆類などを調理したい場合にも良いでしょう。
豚の角煮の場合、600gの豚肉を利用する形式で、途中の下ゆでなしで、少量の水分(調味量)で、30分で可能です。
圧力も、70kPa 115度と、電気式では、様々な食材に対して汎用性がある仕様で、調理自体の時短調理も得意です。
一方、圧力式は面倒な機種が多いですが、設定や手入れは本機はわりとシンプルですし、十分な安全機構も備えており、危ない使い方の場合は起動しないため、安全性も高いです。
ただ、予約調理機能が弱いので 「朝に仕掛けて夜食べる」ではなく、「夕方に自分も調理しながら、あと一品!」とするならば、この機種が良いでしょう。
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【250レシピ】(2022年)
10・T-fal Cook4me 3L CY8748JP
10・T-fal Cook4me 3L CY8711JP
¥45,800 Amazon co.jp (10/22執筆時)
【210レシピ】(2020年)
11・T-fal Cook4me 3L CY8708JP
11・T-fal Cook4me 3L CY8701JP
¥21,125 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:約2L(満水容量3L)
圧力の最大値:70kpa 115℃
低圧調理:対応
常圧調理(煮込み):75度 90度
自動メニュー:250種類
ただ、家庭用としては、2Lサイズ(満水容量3L)のこちらも魅力です。
本体サイズは、24×314×268mmとひとまわり小型ですが、レシピとしては4人分の調理に対応です。
マニュアル調理で、かなり大量に「作り置き」したい場合をのぞけば、一般家庭にはこちらで十分です。
なお、新機種は無水レシピが40種増えている点が魅力ですが、やはり値段が下がった旧機種が魅力です。
第3に、1人暮らしや単身赴任の方などに向く、小容量の多機能調理家電としては、
【2017年発売】
14・象印 圧力IHなべ EL-MB30-VD
¥22,100 Amazon.co.jp (10/22執筆時)
調理容量:1.5L(1-2人用)
圧力調理: 18.7kpa・105度
混ぜ機能:
自動メニュー:65種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応
ほったらかし調理 ★★★★★
調理の時短効果 ★★★★☆
タイマー予約調理 ★★★★★
和食メニュー ★★★★★
洋食メニュー ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
象印のEL-MB30でしょう。
圧力式ですが、作動圧力はさほど高くないため、電気圧力鍋に近い機種です。
ただ、それだけに、手入れの面倒さは少なく、安全面での緊張感がなくて済むのが良い部分です。
本体の大きさは、29×37.5×25cmと、コンパクトです。
多機能調理家電として、、「煮る・圧力をかける・ご飯を炊く」いう3方式を対応します。
通常は3合までのご飯用として利用して、「ちょっと頑張りたいとき」に色々な料理に利用できます。
調理メニューも、洋食もありますが、和食がおおいので、単身赴任が決まったような方に良いかと思います。
ご飯用に使うとして、持ち帰っても、本宅で使えますし。
T-Falはタイマー設定がないですが、こちらの場合、予約調理に高度に対応する点も1人暮らし向きです。「朝に仕掛けて、夜食べる」的な使い方もできるので、「料理好き」な方におすすめです。
一方、「混ぜる」機能がないので、特に洋食のレシピは限界があります。
しかし、「和食」については、レシピ数も多く、味の面でも可変圧力が活きてくるので、「2人暮らし」のお年寄りなどにも意外と向きそうです。
和食の部分は、シャープと同じく「強い」ので、底を重視する方にもおすすめできます。
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なお、調理容量は、1.5Lですが、マニュアル設定で13時間まで、40度〜100度までの温度を設定しての「定温調理が可能」です。
つまり、従来的な「スロークッカー」としても利用できるため、その「上位互換的」な買い替え用としてもおすすめできる機種です。
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【1Lタイプ】
【2021年発売】
7・ヘルシオ ホットクック KN-HW10G-B
7・ヘルシオ ホットクック KN-HW10E-W
¥34,775 楽天市場 (10/22執筆時)
【2019年発売】
8・ヘルシオ ホットクック KN-HW10E-B
8・ヘルシオ ホットクック KN-HW10E-W
¥34,780 Amazon co.jp (10/22執筆時)
調理容量:1L(1人向き)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 86種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応
ほったらかし調理 ★★★★★
調理の時短効果 ★★★☆☆
タイマー予約調理 ★★★★★
和食メニュー ★★★★☆
洋食メニュー ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
一方、本機のライバルは、ヘルシオの1Lモデルでしょう。
本機も、22×30.5×24cmと相当小型であり、同じように、15時間までの、マイコン制御による保温に対応しますので
圧力はかけられないので、時短効果には乏しいですし、炊飯との兼用は難しいです。ただ、「混ぜる」ことができる点で、象印より調理パターンは多彩です。
象印同様に予約も高度に可能ですし、本機を選ぶのも良いでしょう。メニュー的には、シャープの方が、少し若い世代に向く気がします。
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【2.4Lタイプ】
【2021年9月発売】
35・ハイアール HotDeli JJT-R10A
¥19,380 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:1L(1人向き)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 90種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応
ほったらかし調理 ★★★★★
調理の時短効果 ★★★☆☆
タイマー予約調理 ★★★★☆
和食メニュー ★★★★☆
洋食メニュー ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
一方、値段を考えると、ハイアールのHotDeli JJT-R10Aも良い選択肢です。
上の2機で言えば、「混ぜられる」部分でシャープ寄りの機種です。
比較した場合、予約調理の部分についてやや差がありますし、液晶がないので、説明書を見ながら番号指定をしないといけない部分は不便です。
ただ、無水調理を含めて、煮る(煮詰める)、煮込む、(油を使わず)炒める、ゆでる、蒸す、低温調理など、調理パターンは同等です。
圧を伴わない方式ですので、片付けも楽で、気軽に使える部分もあるので、(時短効果は望めないものの)「自動化」に面白みを感じる方は、本機も選択肢にできます。
レシピ集も十分な数です。
第4に、中級者向けの圧力式で、比較的値ごろ感のあるマルチクッカーといえるのは、
【2021年発売】
16・シロカ おうちシェフPRO SP-2DM251 T
17・シロカ おうちシェフPRO SP-2DM251 W
¥15,270 Amazon.co.jp (10/22執筆時)
18・シロカ おうちシェフPRO SP-2DP251
¥17,980 Amazon.co.jp (10/22執筆時)
調理容量:1.68L(1-2人家族)
圧力調理:95kpa 119度
混ぜ機能:
自動メニュー:83種類
予約調理:
長時間煮込:対応
ほったらかし調理 ★★★☆☆
調理の時短効果 ★★★★★★
タイマー予約調理 ★★★☆☆
和食メニュー ★★★★☆
洋食メニュー ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
シロカのおうちシェフPROでしょう。
圧力は、この機種は90kpaと本格的です。特に、硬い肉の軟化作用は期待値が高いです。
しかも、50kPa〜90kPaの範囲で作動圧力がマニュアル調整できる点で、圧力鍋の部分の性能が高いと言えます。
自動メニューは、83種類と多いです。
調理方法も、「圧力の有無・温度・加熱時間」3種類を設定しつつの10方式に対応なので、他社の高級機に劣らないと言えます。
サイズ的にも、幅24×奥行26c×高さ27cmで、設置性に優れます。
一方、液晶パネルで自動メニューが確認できないところが難点で、初心者にはとっつきにくい部分がありそうです。
ただ、慣れた中級者以上には、この仕様でも良いでしょうし、なにより、値段面でのメリット性が高いです。
本機が良いかと思います。
第5に、圧力式で、健康志向の家族に向く仕様のマルチクッカーといえるのは、
【2021年発売】
【ヘルシープラスあり】
22・アイリスオーヤマ KPC-MA3-B
22・アイリスオーヤマ KPC-MA3-H
22・アイリスオーヤマ KPC-MA3-G
¥18,910 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:2L(2-3人家族)
圧力の最大値:70kpa 115℃
低圧調理:対応
常圧調理(煮込み):30度-100度
自動メニュー:108種類
予約調理:対応
ほったらかし調理 ★★★☆☆
調理の時短効果 ★★★★★
タイマー予約調理 ★★★☆☆
和食メニュー ★★★★☆
洋食メニュー ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
アイリスオーヤマの KPC-MA3でしょう。
「低糖質・食物繊維・塩分控えめ・低カロリー」から料理が選択できる機種は他にないです。
メニューもそういった要素に配慮があるものだけで52種類、全て合わせて108種類あるため、充実します。
調理容量は、2Lで、本体の大きさは、30×30.1×22.4cmですので、世帯用として使えるでしょう。
一方、この機種は、圧力式の初心者の購入が多そうです。
冒頭書いたように、圧力式は特有の注意点と、手入れの手間はあります。
調理は「時短」ですが、家事全体では「時短」とも言えない部分はあるので、そういった方は、先ほど揚げた、ヘルシオのような電気式か、象印のような低圧式が良いかと思います。
もちろん、圧力式として悪い機種ではないので「だんだん使いこなせていく」楽しみは、本機にあると言えます。
第6に、煮込み料理に特化した、電気調理家電としておすすめできるのは、
【2018年発売】
32・アイリスオーヤマ PSC-20K-W
¥2,179 Amazon co.jp (10/22執筆時)
調理容量:1.6L
長時間煮込:対応
ほったらかし調理 ★★★☆☆
調理の時短効果 ★☆☆☆☆
タイマー予約調理 ☆☆☆☆☆
和食メニュー ★★★☆☆
洋食メニュー ★★★☆☆
総合評価 ★★★☆☆
格安なスロークッカーならば、アイリスオーヤマのPSC-20K-Wでしょう。
1.6Lと調理容量は少なめですが、その分小型なので、食卓などに設置しやすいでしょう。温度調節も柔軟で、保温機能もあるため、使い勝手も良さそうです。
一方、調理容量を重視するならば、ツインバードのスロークッカーで良いと思います。
ただ、現在的には「多機能調理家電」で、スロークッカー的に利用できる、象印などの製品の方が汎用性の面では良いと思います。
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【2022年発売】
13・T-Fal ラクラ・クッカー 旨み CY3601JP
¥35,400 楽天市場 (10/22執筆時)
調理容量:約2.64L(1-4人用)
圧力調理: 80kPa+ 40kPa
混ぜ機能:
自動メニュー:105種類
予約調理:対応(一部)
長時間煮込:
ほったらかし調理 ★★★★☆
調理の時短効果 ★★★★★
タイマー予約調理 ★★★☆☆
和食メニュー ★★★★★
洋食メニュー ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
一方、「煮込み特化型」の本格的な高性能機を選ぶならば、間違いなく、T-Falのラクラ・クッカー 旨み CY3601JPが、候補と言えます。
圧力は、本機の場合、80Kpaの標準圧ほか、40Kpaの低圧の2種類が使えます。
そのため、高圧で火入れをした後、低圧で煮込んでいう「味染み仕上げ」が可能です。
この部分で、「煮込み」の時短ほか、その仕上がり面では相当期待できます。
自動メニューは、5種類とパターンは少ないです。
しかし、煮込みで重宝するだろう、カレー/シチュー・スープ/汁物・角煮・肉じゃが・ぶり大根という組み合わせです。
レシピ集も、これらの基本調理のメニューを応用し、「味染み仕上げ」をつかって作れるメニューが多く掲載されます。
その点で、「煮込み料理」に魅力を感じるならば、本機は良いと思います。
お手入れの部分も、スチーム洗浄機能が、焼き付きがあり得るこの手の調理器具の場合、結構便利に思えます。
実際、これ以上に「煮込料理大得意」で、仕上がりに期待できる機種はないと言えますし、この用途の場合、選んで良い製品でしょう。
補足:隣接ジャンルの調理家電について
というわけで、今回は、各社のスロークッカー・マルチクッカーを紹介しました。
最後に「おまけ」で、似たジャンルの家電製品について紹介しておきます。
第1に、電気圧力鍋です。
今回も、象印やT-Falの製品を一部紹介しました。
ちらも、一部の機種には(圧力をかけずに)「煮込む」という、スロークッカー的要素を兼ね備えたものがあります。
メイン機能としては「圧力をかけての時短調理(煮込み)」が目的となる家電です。興味のある方は「スロークッカーの上位互換」として、検討しても良いでしょう。
とくに、カレー・シチュー・肉の煮込みを中心に考えている方は、時短効果が期待できる点で、スロークッカーよりオススメです。
興味がある方は、よろしければ、上記のリンク記事をご覧ください。
第2に、ノンフライヤーです。
こちらは、「煮込む」機能はありません。あくまで「揚げる」に特化した家電で、「油を使わないで焼く」ことができる点が「売り」です。
今回紹介した製品で言えば、T-falのアクティフライに近いでしょう。
2・ノンフライヤーの比較記事
3・コンベクションオーブンの比較記事
「料理のおかずを1品増やしたい」と考えて、スロークッカーを探している方で、「煮込む」よりも「揚げる」方面のが良いのでは?とお考えならば、上の記事もご覧ください。
また「揚げる」に加えて「焼く」も対応できる点で「ノンフライヤーの上位互換」と言えるコンベクションオーブンの記事もあります。こちらも、よろしくお願いします。
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そのほか、このブログ「家電批評モノマニア」には、調理家電・調理器具について次のような記事があります。
4・T-falフライパンセットの比較
5・フライパンの比較
6・圧力鍋の比較
7・スロークッカーの比較
8・ジューサーの比較
9・ハンドミキサーの比較
10・フードプロセッサの比較
11・家庭用製麺機の比較
12・かき氷器の比較
これらの記事もよろしくお願いします。
また、最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなので話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。