1回目記事からの続きです→こちら
4-1・T-FALの高級炊飯器
4回目記事のトップバッターは、フランス発のT-Falの5.5合炊飯器です。
日本ではお馴染みの、キッチンウェアとキッチン家電のブランドです。しかし、炊飯器については2022年からで、ある種、日本に「逆輸入」するような、形での参戦です。
1・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
1-3:象印
2・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (2)
2-1:日立
2-2:アイリスオーヤマ
2-3:三菱電機
3・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (3)
3-1:タイガー
3-2:東芝
4・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (4)
4-1:ティファール
4-2:シャープ
4-3:Amazonベーシック
4-4:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭でみた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。
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また、以下では、オススメできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点を青字で記していきます。

【2024年発売】
53・T-Fal ザ・ライス RK882 RK8828J0
53・T-Fal ザ・ライス RK882 RK882CJ0
¥25,618 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
【2022年発売】
53・T-Fal ザ・ライス RK880 RK8808JP
53・T-Fal ザ・ライス RK880 RK880CJP
¥24,500 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
炊飯方法:遠赤外線/IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:遠赤保温
堅さ調整:3段階
ザ・ライス RK880は、ティファールの炊飯器です。
2024年に第2世代機が出ました。
新機種になって定格消費電力が1250Wに上がりました(光熱費はほぼ同じ)。
ただ、炊飯時間などのプログラムに変更はないようです。形状が少し変わった点と、説明書にレシピが着いた以外は、操作音の消音モードが付いたほどの違いです。
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結論的にいえば、基本的には新旧かかわらず、値段で決めてOKです。
ただ、日本登場から「2世代目」ということで、(スペックに出ない)なにかしらの問題点が修正されている可能性はあるので、「石橋を叩いて渡る」ならば、新機種が良いでしょう。
あとは同じなので、同時にみていきます。

炊飯方式は、一般的な、IH炊飯です。
ヒーターの段数は、底面に2段のIHヒーターがある2段式です。
そのほか、写真から判断すると、側面にサポートヒーターがあるように見えます。
3重か4重加熱でしょう。
多重加熱という部分では、ここまで見た三菱電機の製品に近いコンセプトです。

一方、T-Falは、この製品を「遠赤外線IH炊飯器」と呼びます。
なぜなら、外ふたの中央に近い部分に、遠赤ヒーターを装備するからです。

炊飯時には閉じているためニクロム線が見えるわけではないです。ただ、内蓋上部がガラスになっていて、遠赤外線を透過させるような構造になっています。
ここは、完全に「新機軸」なので少し説明を要するでしょう。
上図は【オーブントースターの比較記事】を書くときにAtlasが作った図です。
遠赤ヒーターは、他方式より物体の表面を素早く加熱しやすい性質があります。

本機の場合、「ふたから放出される遠赤外線が、一粒一粒のお米に直接熱を届ける」とT-Falは説明しています。
しかし、遠赤外線は水中ではごく浅い層までしか浸透しません。そのため、炊飯過程の中盤までは、上面の温度ムラ是正や表層の補熱が主な効果です。「ふたヒーター」搭載の他社機と効果の差は大きくないと推定できます。
ただ、炊飯終盤に米が水面から露出する局面では、遠赤が表面に「直接届く」ため、その段階では補熱効果が働き、米のベタつき抑制には効きそうです。

実際、「しゃっきりかため」の炊き上がりだが、甘みと旨みは強いという言い方をT-Falはしています。

ふたヒーターは、三菱やパナソニックなども使う方式です。
しかし、遠赤ヒーターを採用した例は他にないです。遠赤についても、釜の工夫(遠赤釜)はありますが、「真上」からガラスを透過させつつ照射する点で、本機は「新しい」といえます。

使われている釜は、「本釜」です。
このブログでは【取っての取れるT-Falのフライパンの比較】もしています。
同社のパンは堅牢なコートで評判ですが、本機もしっかり、2層のノンスティック加工です(3年保証)。
釜自体はパナソニックと同じ方向性で、性質の異なる金属を複合的に利用する形です。ただ、鍋の口の切り方などは、三菱の製品を思わせます。
ただし、鍋の厚みは3mmで、素材も、アルミと鉄のみという構成です。
このあたりは、さほど高度ではなく、入門機相当のグレードと言えます。

ご飯の堅さは、「やわらかめ・ふつう・かため」の3種類です。
雑穀は、「長粒米・すしめし・炊き込み・冷凍ごはん・お粥・玄米/雑穀粥」とモードが多いです。
長粒米モードもあります。おこげには非対応です。

ご飯の保温は、遠赤保温という名前です。
構造的に密閉性を高めた上で、断熱ベルトを装備しつつ、全面から最低限の火力で保温することで、長時間保温をする仕組みですし、総合的にみると、一定の効果はありそうです。
ただ、水分率を高め(柔らかめに)に炊くのが好きな方は、この方式だと、保温後にべたつきやすいかもしれません。そのため、上部の遠赤放射でこれを防ぐという設計思想かと思います。
なお、最大24時間ですが、12時間を目安にとされています。そこまで、保温が「売り」という機種ではないです。


お手入れは、IH式ですが、蒸気口の部分がそれなりに複雑な構造です。
回し開けた状態で部品が3点ですので。蒸気口もすこし凹凸があります。
これに加えて、少し特殊形状な内蓋がメンテ対象です。
その上側のガラス部分は、取り外せないのでふき掃除です。圧力を伴わないモデルとしては(多少ですが)面倒な方でしょう。
消費電力は、1150Wの水準で、扱いやすいです。
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以上、ティファールのザ・ライス RK880 の紹介でした。
遠赤効果は、他社の場合内釜の工夫で出しているとは言えますが、ニクロム線から出すようにした部分が独創的な製品です。
独自性は「遠赤外線IH」の部分です。基本的にIH方式なので、味は、三菱電機など、ここまでみたIH式と同じで、ご飯のハリが出しやすいタイプです。
むろんライバル機比べる必要はありますが、それ系の味が好きな方は、三菱とともに候補にできる機種の1つでしょう。
ただ、そちらと同じで保温部分がイマイチである上で、圧力を使わない炊飯器としては、手入れがやや面倒なのが課題です。
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【2025年発売】
54・T-Fal ザ・ライス エッセンシャル RK910 RK9108J0
54・T-Fal ザ・ライス エッセンシャル RK910 RK9101J0
¥19,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
(オンライン限定色)アイボリー
54・T-Fal ザ・ライス エッセンシャル RK910 RK9102J0
¥22,000 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
炊飯方法:遠赤外線/IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本釜
内釜厚さ:2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3段階
なお、2025年に本機の下位機となる「ザ・ライス 遠赤外線IH炊飯器エッセンシャル」が登場しました。

同じ遠赤外線放射を伴うIH炊飯器です。
内鍋は、ただ、2mmとより薄くなります。

遠赤外線も、ニクロム線が見えない、遠赤外線プレートからの放射です。
セラミック製プレートで放射は均一でしょうが、ニクロム線方式より、「どちらが上」「どれほど劣る」とは、火力などの情報が少なすぎて判断ができません。
ただ、価格的には「下位装備」とみなしたほうが(とりあえず)良さそうです。
消費電力も、1190Wです。
やや上位機より低めですので、遠赤火力の部分で差はありそうです。
「遠赤保温」機能も、未装備です。
あとは、炊飯プログラムのうち、すしめしと雑穀粥がないのが違いです。
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結論的にいえば、仕様が不明の赤外線プレート自体の評価は脇に置いておくとしても、釜の厚みや、保温部分で価格差ほどの差はあるように思います。
今のところの評価としては、T-Falから選ぶにしても、先ほどの機種が良いかと思います。
3-3・シャープの炊飯器

続いて、シャープの炊飯器です。
鴻海グループになってから生活家電のラインアップを増やしていますが、炊飯器も拡充傾向です。

【2019年発売】
55・ シャープ KS-HF10B-B
¥18,961 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
炊飯方法:IH式炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:丸底厚釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:3段階
KS-HF10Bは、シャープの炊飯器です。
炊飯方式は、IH式炊飯です。
シャープは、今のところ「高級機」がなこともあり、圧力機構などを装備した製品はありません。
ヒーターの段数は、非公開です。
見た感じでは、2段だと思います。
フタ部分などのヒーターは採用せず、火力部分に大きな工夫はないです。

使われている釜は、厚さ3mmの「丸底厚釜」です。
方向性としては、東芝と似ており、かまどを再現する方向性です。

炊き分けは、「匠の火加減」と名付けられるコントロールで「ふっくら・しゃっきり」のみ炊き分けが可能です。
ちなみに、「匠」とは、下澤理如さんのことで、マイコン制御の部分で、旧三洋電機で炊飯器やGOPANを開発した方です。
実際、氏による加熱制御のプロデュースが、最もこの機種の目立つ「売り」の部分です。
健康米は、玄米のみです。
一方、白ご飯系は、「極上1合」として(珍しく)特別な名前が付く「少量炊飯」モードがあります。
あとは、すしめし・おかゆに対応です。

一方、蒸し野菜モードがあります。少量の水を入れて、設定時間一定温度で加熱するモードです。
炊きあげたご飯の保温については、特段の機能はみられません。
お手入れは、IH式なので問題ありません。
蒸気カット機能は、ありません。
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以上、シャープの KS-HF10Bの紹介でした。
やや特徴に欠ける製品と言えます。あえて言えば、特徴は「匠の火加減」の制御の部分です。
ただ、工程管理はどこのメーカーも、(三洋機が優位だった時代から)試行錯誤を繰り返していることをふまえると、訴求力は弱いでしょう。
炊飯方式や釜・コーティングなどに独自の工夫が欲しいところです。
今回の結論
5.5合炊きの炊飯器のおすすめは、結論的にこれ!

というわけで、今回は、3万円台までの5合炊き炊飯器を比較しました。
最後に、目的別、予算別に考えた場合の、Atlasのおすすめ機種!について、まとめておきたいと思います。
第1に、米粒が立った、しゃっきり系のご飯を重要視したい人におすすめの炊飯器は、

【2025年9月発売】
37・三菱電機 備長炭 炭炊釜 NJ-VS10H-W
37・三菱電機 備長炭 炭炊釜 NJ-VS10H-B
¥25,149 楽天市場 (4/26執筆時)
【2024年発売】
37・三菱電機 備長炭 炭炊釜 NJ-VS10G-W
37・三菱電機 備長炭 炭炊釜 NJ-VS10G-B
¥22,923 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
炊飯方法:IH炊飯+水還元
圧力炊飯:
内釜素材:ダブル備長炭コート熾火2層厚釜
内釜厚さ:2.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3段階
もちもち炊飯 ★★★☆☆
しゃっきり炊飯 ★★★★★★
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★★☆☆
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
三菱電機の炭炊釜 NJ-VS10Gが良いでしょう。
ユニークな技術を採用する上、値段の部分も優秀ですので。

その旧機種でもOKです。
新機種は、本編で書いたように、温調理機能の新設が目玉ですが、基本的な炊飯部分では、目立つ機能差はありませんので。

炊飯方式は、IH式炊飯ですが、水カードリッジ還元方式を採用する機種です。
そのため、「米の甘み」を感じられる美味しさを得つつ、「かため」、というか、ハリのある「しゃっきり系」の炊飯に実力を発揮します。

ヒーターも「7重全面加熱」と、IHを全数使うパナソニックを除けば、この価格帯では「最高」です。包み込むような火力で美味しさを引き出すでしょう。

使われている釜も、三菱らしく、炭コートを施した「ダブル備長炭コート熾火2層厚釜」です。胴回りと内ぶたも同様のコートがあります。
同社の高級機は(本当の)炭釜ですが、下位機ながらその発想を取り入れており、十分に個性的です。
炊き分けも、また、超音波により米への水分浸透率を調整することで炊き分けることができます。
「かため」で「しゃっきり」したご飯だけでなく、「ふっくら・甘みのある」ご飯の炊飯まで、ある程度幅広く対応もできます。
保温機能は、一方、あまり充実しないので、炊きたてをほぼ食べきって、あとは冷蔵庫なりで保存、という利用法のかたに向きます。
いずれにしても、圧力IHを使わず、水蒸気を還元する「内蔵カードリッジ」を使って沸騰温度持続させるという仕組みは新しく野心的なものです。
圧力炊飯器にマンネリ感を感じている人にもおすすめできます。
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【2025年9月発売】
39・三菱電機 炭炊釜 NJ-VP10H-B
39・三菱電機 炭炊釜 NJ-VP10H-W
¥30,870 楽天市場 (4/26執筆時)
【2024年発売】
39・三菱電機 炭炊釜 NJ-VP10G-B
39・三菱電機 炭炊釜 NJ-VP10G-W
¥34,000 楽天市場 (4/26執筆時)
【2023年発売】
39・三菱電機 炭炊釜 NJ-VX10F-B
39・三菱電機 炭炊釜 NJ-VX10F-W
¥41,700 楽天市場 (4/26執筆時)
炊飯方法:IH炊飯+水還元
圧力炊飯:
内釜素材:ダブル炭コート5層圧釜
内釜厚さ:3.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3通り+銘柄炊き
一方、少し高いのですが、予算があるようならば、1グレード上の製品を選んでも良いでしょう。

内釜は、ダブル炭コート5層圧釜です。
本編でも書いたように、プレスですが、相当工夫があるもので、同社の高級機で(本当の)本炭釜の再現を狙ったものです。
本体と内ぶたまで炭コートをなされる徹底ぶりで、この部分の品質は「1グレード上」です。

その上で、ヒーターは、8重です。
本編で書いたように、圧力を伴わないIH式ですので、火力と内鍋は最重要で、そこを強化している機種です。

銘柄炊き分けも、7種ながらできます。
いずれにしても、「堅め・シャッキリ」な米質が好きな方は、本機を選ぶ意味はあります。
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【2024年発売】
53・T-Fal ザ・ライス RK882 RK8828J0
53・T-Fal ザ・ライス RK882 RK882CJ0
¥25,618 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
【2022年発売】
53・T-Fal ザ・ライス RK880 RK8808JP
53・T-Fal ザ・ライス RK880 RK880CJP
¥24,500 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
炊飯方法:遠赤外線/IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:遠赤保温
堅さ調整:3段階
一方、買われる際の値段を見比べて、三菱が「若干高め」に感じる場合は、ティファールのザ・ライス RK880が「有力候補」になります。
安いようならば、旧機でも構いません。

炊飯方式は、本機もIH炊飯です。
ヒーターの段数は、IH2段と、側面のサポートヒーターです。
火力や、内釜品質の部分では、三菱のほうが良いですが、
や、火力の部分では三菱のが良いですが「遠赤外線IH炊飯器」として、外ふたの中央に近い部分に、遠赤ヒーターを装備します。

本編で書いたように、とくに炊飯終盤において、お米の表面のベタ付きを抑えやすいため、甘さを引き出しつつ、「しゃっきり・硬め」系の炊飯を得意とします。
実際、この食感をはっきり「得意」と表現する企業はレアですし、「かため」のご飯が好きな方で、安めの機種を探している場合「候補」にできそうです。

ご飯の保温も、遠赤保温で、ベタ付きをある程度抑えつつ、保温する機能性があります。
東芝ほどの徹底した工夫ではないですが「あって損はない」でしょう。

お手入れは、ただ、課題であり、上ぶたと蒸気口の部分が複雑な構造です。
洗い物が苦手な方はやや注意が必要ですが、「ご飯の味」には変えられないでしょう。
三菱機とは一定の差を感じますが、2万円前後で購入できる状況ならば「候補」にできそうです。
第2に、炊飯器で、ふっくら系のご飯を重要視したい方が選ぶべき製品は、

【2025年9月発売】
22・ 象印 極め炊き NW-BB10-BZ
22・ 象印 極め炊き NW-BB10-WA
¥37,530 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
【2024年7月発売】
22・ 象印 極め炊き NW-BA10-BA
22・ 象印 極め炊き NW-BA10-WA
¥35,000 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
【2023年発売】
22・ 象印 極め炊き NW-CB10-BA
22・ 象印 極め炊き NW-CB10-WA
¥45,000 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
【2022年発売】
22・ 象印 極め炊き NW-CA10-BA
22・ 象印 極め炊き NW-CA10-WA
¥32,980 楽天市場 (4/26執筆時)
炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄器コート黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:49通り
もちもち炊飯 ★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★☆
ご飯の甘み ★★★★★
保温性能 ★★★★☆
手入れの手軽さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
象印の圧力IH炊飯器 であるNW-BB10でしょう。
タイガーの可変圧力式と悩みましたが、価格部分と、保温機能の部分を含めた総合性能で言えば、こちらが良いと思います。
旧機がありますが、本編で書いたように、特に目立つ追加機能はないので、発売年度にかかわらず、安めのもので良いでしょう。
22年モデルは、ただ、液晶にバックライトがあったので、多少装備が良かったとは言えます。

炊飯方式は、最大1.3気圧の圧力IH炊飯です。
107℃に達する高火力で、沸騰温度を持続させ、ご飯の甘みと粘りを引き出すという工夫です。
アミロース値高めの米種で、粘り気の少なめのお米でも、もっちり、甘い系に仕立てるのが上手といえます。

内釜も、 1.7mmの鉄器コート黒まる厚釜です。
鉄コートする工夫で、熱伝導性を高める工夫があります。
ヒーターも、底面IHを含めた「4重」ですし、圧力をかけられる形式の場合、十分と言える装備です。

ご飯の堅さは、49通りの選択肢が可能です。
本質的には、表だと右上の傾向の炊飯が最も美味いです。
ただ、圧をかけないことで調整はするので、「たまに」ほかの食感を食べたいような場合も、対応できます。
ご飯の保温も、極め保温が搭載です。
中級機以下の場合、東芝を除けば、ここにあまり工夫をする企業がないです。
象印は、底センサーで温度を見張ります。その上で、制御的には、人工知能AIとふた開閉センサー(うるおいセンサー)がご飯の残量を推測して、底部の火加減を調整しています(保温見張り番)。
東芝ほどではないにせよ、このクラスだと、ちょっとだけ良い装備です。
こうした部分で、3万円台までの製品で考える場合、良い選択肢と言えます。
第3に、忙しいご家庭にとくにオススメな高性能機と言えるのは、

【上位機】
【2025年8月発売】
51・東芝 真空圧力IH RC-10HGX-K
51・東芝 真空圧力IH RC-10HGX-W
¥25,800 楽天市場 (4/26執筆時)
【2024年発売】
51・東芝 真空圧力IH RC-10HGW-K
51・東芝 真空圧力IH RC-10HGW-W
¥34,800 楽天市場 (4/26執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.05気圧
内釜素材:鍛造銅かまど丸釜
内釜厚さ:5mm(最大)
内釜保証:3年保証
保温機能:真空保温
堅さ調整:3段階+銘柄炊き
【下位機】
【2025年11月発売】
47・東芝 真空IH RC-10RXA-K 【黒】
47・東芝 真空IH RC-10RXA-W 【白】
¥23,112 楽天市場 (4/26執筆時)
【2025年5月発売】
47・東芝 真空IH RC-10RWB-K 【黒】
47・東芝 真空IH RC-10RWB-W 【白】
¥23,670 楽天市場 (4/26執筆時)
【2024年発売】
47・東芝 真空IH RC-10RWA-K 【黒】
47・東芝 真空IH RC-10RWA-W 【白】
¥23,980 楽天市場 (4/26執筆時)
【2023年発売】RC-10VRR-K 後継機
47・東芝 真空IH RC-10VRV-K【黒】
47・東芝 真空IH RC-10VRV-W【白】
¥23,740 楽天市場 (4/26執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:鍛造銅かまど丸釜
内釜厚さ:(2mm)
内釜保証:3年保証
保温機能:真空保温
堅さ調整:3段階
もちもち炊飯 ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★☆
ご飯の甘み ★★★★★
保温性能 ★★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
東芝のRC-10HGXシリーズが良いでしょう。
旧機だと、加熱時、気泡を細かくすることでハリツヤを高める新しい工夫(追い真空)と、できたて保温(12時間)が未搭載です。
ただ、本編で書いたように、それぞれ「釜底WAVE」「真空保温」という主要機能を「補う」役割に止まるといえます。その部分で言えば、買われる際の値段によっては、旧機でもよいでしょう。

逆に、予算によっては、下位機のIH式の「型落ち」でも良いように思えます。
可変圧力IH方式の食感調整力と、5種ながら、銘柄炊き分けできる部分で、上位機の方が「楽しみ」は多いですが、優秀な保温機能は、上位機と変わらないです。
とくに「かため、しゃっきり」なご飯が好きな方は、IH式でも全く構いません。
炊飯方式は、上位機の場合タイガー同様、可変圧力IH方式で、下面火力を重視する仕様です。

先述のように、圧力制御はさほど重視せず、1420Wの火力を使い、下面の7本のウェーブヒーターでかまどのように、強火で炊き上げる構造です。
ご飯の味は、3万円前後の機種としても「期待値が高い」です。
底面5mmの鍛造かまど銅釜も、迫力があります。

一方、「忙しいご家庭」によい機能として、「真空技術」と「加圧技術」を応用した「真空αテクノロジー」は強調できます。
お米をといだあとの浸水時間が、真空(0.5気圧)により大幅に節約できます。そのため、浸水まで含めた場合の炊飯時間は、他社機よりもだいぶ短く「炊飯の時短効果」が期待できます。
他社機でも「早炊き機能」はありますが、味の犠牲を伴わないという点で、この機種は優れるでしょう。
保温機能は、「真空保温」が利用できます。
真空を利用して、ご飯の変色を防ぐことで、最大40時間保存できます。示される時間としては、象印と同じですが、仕組み的には、東芝の方が効きそうです。
とりあえず、「炊きたてのご飯」が美味しい機種は他にもありますが、「保温したご飯」が美味しい機種は少なく、貴重だと思います。選んで良いでしょう。
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【2023年8月発売】JPA-Z100(KM)
45・タイガー 炊きたて JPA-Z100-KM
¥56,139 楽天市場 (4/26執筆時)
45・タイガー 炊きたて JPA-Z100K
¥49,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:遠赤5層蓄熱コート釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:粒立ち保温
堅さ調整:(銘柄炊き)
もちもち炊飯 ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★☆
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★★☆☆
手入れの手軽さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
一方、「お米の買い出しの自動化」という意味では、タイガーのIOT炊飯器が候補となります。

保温性能が悪い点と、銘柄炊き分けはできるものかたさの炊き分けはできないなど、このグレードでは、炊飯器部分の性能は「そこそこ」です。

しかし、Wi-Fiを使って、Amazonの【定額お得便対応のお米のリスト】【Amazon限定ブランドのリスト 】にある一部お米の自動発注をしてくれる点など、「家事の自動化」部分では見どころがあります。
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なお、お米は会員でなくても自動発注はできますが、Amazonプライム会員ならば、【こちら】のダッシュの説明にあるように、送料無料のお急ぎ便での発送になります。
Amazonプライム会員は、年会費が5,900円かかりますが、現在「30日間無料体験」キャンペーンを実施中です。【こちら】から申し込めます。
配送料が無料になるほか、一部の音楽・ビデオも見放題になるので、けっこうお得です。
第4に、比較的安めに購入できる炊飯器として性能が期待できるのは、

【2020年発売】
【極厚銅釜 3mm】
34・アイリスオーヤマ KRC-PD50-T
¥22,800 楽天市場 (4/26執筆時)
【極厚火釜 3mm】
34・アイリスオーヤマ RC-PD50-B
¥19,990 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
34・アイリスオーヤマ RC-PDA50-B
¥15,100 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:極厚銅釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:9通り+銘柄炊き
もちもち炊飯 ★★★★☆
しゃっきり炊飯 ★★★☆☆
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★☆☆☆
手入れの手軽さ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
アイリスオーヤマの圧力炊飯器のKRC-PD50でしょう。

予算によっては下位機でも良いです。ただし、内釜に銅コートがあるのはKRC-PD50だけなので、その他とは「差」はあります。
国内勢の他社機の場合、この価格帯はIH方式が限界で、圧力IHを出すのは、(ほぼ)不可能です。
格安モデルを得意とする、アイリスオーヤマの「独壇場」といえます。

炊飯方式は、圧力IH炊飯です。
「もちもち系統」の炊飯は「得意」です。予算を考えると満足度は高いでしょう。
炊き分けも、簡易的ながら銘柄炊き分けができたり、気が利いています。
保温機能は、ただし、あまり充実しません。
いずれにしても、1万円前後の予算で「粘る」ご飯が食べたい場合は、こちらが良いです。
第5に、食感の炊き分けが上手にできる「プチ上位機」としておすすめできる製品は、

【2026年発売】
7・パナソニック おどり炊き SR-N510E-K
7・パナソニック おどり炊き SR-N510E-W
¥43,560 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
【2025年発売】
7・パナソニック おどり炊き SR-N510D-K
7・パナソニック おどり炊き SR-N510D-W
¥39,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
【2024年発売】
(通常型番)
8・パナソニック おどり炊き SR-M10B-K
8・パナソニック おどり炊き SR-M10B-W
¥34,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)
(エディオン限定)
9・パナソニック e angle select SR-M10E4-W
¥28,060 楽天市場 (4/26執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:4種類
もちもち炊飯 ★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★☆
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックの中級機となる SR-N510Eでしょう。
価格と性能のバランスが最も良く、最も「一般向け」です。

旧機種が残ります。
2026年モデルは、「取り外しふた」が廃止され、外観がスッキリし、また、洗浄が必要なパーツが3点から2点に減りました。

そのかわり、フタ部分の「うまみ循環タンク」は簡略化された「うまみ循環タンク(ふた内蔵)」方式になった点で、「おねば(デンプン質や甘み)の還元は微妙に弱くなっています。
一長一短ですが、今の値段ならばやはり旧機でしょう。

一方、2024年機は、火力部分の呼称がその後と変わりました。しかし、本編で書いたように、性能自体は同じと見込めます。
そのほかの部分も、大きな差はないので、安いようならば、そちらでもOKです。

食感の炊き分けは、定評がある企業の中位機ですから得意です。
価格は、パナソニックの場合、これ以上安い機種が他にもいくつかあります。
しかし、パナソニックの場合、このグレード以下だと、圧力制御ほか、内釜の部分と、IHヒーターの部分でグレード差が大きいので、あまりおすすめしたい機種がないです。
また、他社の同グレードの機種同士で比べると、(もっちり系・しゃっきり系など)際だった得意分野はないです。
しかし、どの食感でも上手に炊飯できるように調整されている印象があります。
火力にかかわる基本部分がしっかりしているため、普通に(おまかせで)炊飯しただけでも、味は良いです。甘みも割と上手に引き出せます。
炊飯方式は、可変圧力IH式です。
もっちり系、しゃっきり系共にバランスの取れた炊飯ができるので、お米の種類や日によって炊き分けたい場合には、特に良いと言えます。
火力は、本機のポイントです。IHヒーターだけで、5段という大火力です。
三菱は、補助ヒータを加えて「5重」でしたが、先述のように、IHヒーターのみで5段の方が「強力」です。
その点で言えば、同価格帯の圧力式に負けない沸騰温度の維持が期待できます。
パナソニックは、自社でヒーターを作れるので、この部分は伝統的に強みです。

加えて、同社らしい、中空構造を含む、多層の内釜を装備します。高い熱伝導率と蓄熱性を誇る1.7mmダイヤモンド銅釜で、沸騰温度の持続性を補うでしょう。
米の炊き分けは、ふつう・やわらかめ・かため」から設定可能です。
ご飯の保温は、ただし、本機のはっきりとした弱点です。
保温時の美味しさを保つ機能がないです。
そのため、冷蔵庫・冷凍庫などに入れず、2日間にわたって保温しっぱなしな方は、別の機種が良いでしょう。
問題点は、そこくらいです。片付けも楽です。
補足・その他のジャンルの炊飯器

以上、今回は、5.5合の低価格な炊飯器の話題でした。
1・5合炊きの高級炊飯器
予算:3.5万円 〜
2・5合炊きの格安炊飯器
予算:1万円 〜
3・一升炊きの高性能炊飯器
予算:3.5万円 〜
4・一升炊きの格安炊飯器
予算:1万円 〜
5・3合炊き小型炊飯器
予算:1万円 〜
6・玄米・麦飯・糖質カット向け炊飯器
予算:1万円 〜
7・おすすめ炊飯器の選び方 【まとめ】
なお、もう少し高級な製品と比較されたい場合は、上記3番の記事をご覧ください。
また、しっかり納得して選びたい方で、スペック面からの炊飯器の比較方法を、もう少し突っ込んで知りたい方は、上記7番の記事もよろしくお願いします。

1・特Aブランド米の比較〈全国〉
2・コシヒカリの比較〈全国〉
3・各地のお米の比較 〈北海道・東北〉
4・各地のお米の比較 〈関東・中部・北陸〉
5・各地のお米の比較 〈西日本〉
6・おすすめブランド米まとめ 【結論】
続いて「お米」についてです。
このブログでは、そういったお米のうち、今年度の検定で【食味値特A評価をうけたお米】も紹介しています。興味のある方は、上のリンク記事をご覧ください。
そのほか炊飯の味を変えることができる【市販のミネラルウォーター】については、【こちら】で、アマゾンで取り扱われている約20種類の天然水ペットボトルを比較する記事を書いています。

そのほか、玄米から毎日お米を挽きたいと思っている方には、【精米機の比較記事】もあります。よろしければご覧ください。
ではでは。

