【今回レビューする内容】2023年 加湿空気清浄機の性能とおすすめ・選び方:日立・アイリスオーヤマ編
【比較する製品型番】日立 クリエア EP-ZN30S EP-ZN30A W アイリスオーヤマ KCHA-A55-W CHA-A55-C HXF-C25-W RHF-253-TM RHF-253-WM HXF-C40-W Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehyde エレクトロラックスUltimateHome 700 EP72-46 EP72-46GYA EP72-46DGA UltimateHome 500 EP52-35GYA EP52-35WBA
今回のお題
冬も春も使える加湿空気清浄機のおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2023年1月現在、最新の加湿空気清浄機の比較の3回目記事です。
1・加湿空気清浄機の比較 (1)
1-1:パナソニック〈日本〉
1-2:ダイキン〈日本〉
2・加湿空気清浄機の比較 (2)
2-1:シャープ〈日本〉
3・加湿空気清浄機の比較 (3)
3-1:日立〈日本〉
3-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
3-3:ダイソン〈英国〉
3-4:エレクトロラックス〈北欧〉
4・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
今回は、日立・アイリスオーヤマ・ダイソンほかの加湿空気清浄機を比較します。
なお、1回目記事の冒頭(こちら)では、加湿空気清浄機の『選び方の基本』を書いています。
お時間のある方は、そちらからお読みいただくと、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
一方、加湿機能のないタイプの空気清浄機や、空気清浄機能のない単機能の加湿器 は、記事を完全に分けています。
お探しの方は、以上のリンクをご覧ください。
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フィルター性能 ★★★★★
集塵スピード ★★★★★
センサー運転 ★★★★★
加湿力 ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、比較をはじめます。
いつものように各製品を順番に紹介したあと、最後の結論編(こちら)でおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
3-1・日立の加湿空気清浄機
続いて、日立の加湿空気清浄機を紹介します。
一時期、加湿空気清浄機のラインナップを減らしていましたが、コロナ禍のなかで、一部商品を改良、復活させています。
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なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントは赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。
【2022年発売】EP-ZN30A-W
44・日立 クリエア EP-ZN30A W
¥18,350 楽天市場 (1/16執筆時)
対応面積:木造 〜4畳/コンクリ 〜7畳
清浄時間:16分/8畳
加湿量:260mL/h
最大風量:3.7㎣/分
加湿時風量:3.7㎣/分
静音性:強:50dB 静音:15dB
サイズ:幅426×奥行163×高さ407mm
イオン:
センサー :ニオイ・湿度センサー
フィルタ寿命:3年間
クリエア EP-ZN30A(W)は、日立の加湿空気清浄機です。
比較的値ごろ感のある入門機です。
本体サイズは、幅400×奥行163×高さ424mmです。
特に奥行がないので、設置性は良いと言えます。
適応面積は、木造 4畳 コンクリ 7畳です。
ただ、この部分は注意点です。
本機は他社機と違ってモーターがインバーターではないので、50Hz帯(東日本)と60Hz帯(西日本)だとパワーが違います。
つまり、東京を含めた関東だと、風力が弱まるので、木造 3畳 コンクリ 6畳です。
本体の風量は、加湿時最大3.7㎣/分です。
しかし、東日本だと、この事情で最大3.3㎣/分となります。
8条の浄化速度としては、1分の違いに止まるのですが「損した気分」ではあります。
日立 一体型フィルター EPF-ZN30AH
¥6,500
「ほこり」用フィルターは、アレルオフHEPAフィルターです。
捕捉率の高いHEPA規格ですが、フィルター寿命は3年です。。
洗える「プレフィルター」は細かい粒子は取れないので、実際3年で交換となります。
単価も安くはないです。
「ニオイ」用フィルターは、ホコリ用と一体型です。
活性炭を利用する方式ですが、個別交換できない点は不便です。
また、排気ガスには非対応です。
気流制御は、本機は正面から吸引し、機体直上に空気を出す構造です。
特段の工夫はないですが、基本的に「部屋の隅」に設置することを想定した風路ではあります。
ほこりセンサーは、未付属です。
花粉の時期は、自動運転できないでしょう。
においセンサーは、搭載します。
タバコのニオイ・化粧品・ガスなどのニオイは検知可能です。
そのほか、加湿用に湿度センサーは付属します。
マイナスイオン発生機能は、未付属です。
加湿機能は、加湿量が、最大260mL/hになります。
さほどパワフルではないです。先述の事情で、東日本だと最大220mL/h
が、適応畳数からすれば妥当でしょう。
水タンクは、1Lです。
加湿量が少ないとは言え、やは小さめです。
標準持続時間は非開示ですが、最大運転で利用する場合、3時間強でしょう。標準運転でも半日は保たないと思います。
本体のお手入れは、フィルター部分は、構造的にもお手入れは簡単でしょう。
水回りは、一方、本機は気化式ですが、他社のようなプロペラ風車が未採用です。
このタイプは、フィルターが水に常に浸かるので、フィルターが劣化しニオイが発生しやすいです。
実際、寿命は3年とされます。加湿フィルターは2200円の消耗品コストです。
また、銀イオンなどヌメリ対策もなく、水周りについては不安な要素が多いです。
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以上、日立のクリエア EP-ZN30Aの紹介でした。
基本的には小部屋用です。
ただ、「小部屋用」として考えても、メンテ性や搭載センサーなどに課題は多いと思います。
花粉対策に万全を期したい場合は、少し大きくても、他の小・中型機のほうが良いでしょう。
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【2020年発売】
45・日立 クリエア EP-ZN30S
¥12,323 楽天市場 (1/16執筆時)
対応面積:木造 〜5畳/コンクリ 〜8畳
清浄時間:18分/8畳
加湿量:300mL/h
最大風量:3.5㎣/分
加湿時風量:3.5㎣/分
静音性:強:50dB 静音:19dB
サイズ:幅400×奥行163×高さ424mm
イオン:
センサー :ニオイ・湿度センサー
フィルタ寿命:2年間
なお、本機の旧機種となるのがこちらです。
比較する場合、フィルター寿命が2年(加湿・花粉とも)です。
パワーは若干強くなりますが、おそらく、構造は同じでフィルタが薄いせいです。ようするに、新機種は、風量を犠牲にして、厚めのフィルタを実装したと言えそうです。
いずれにしても、選択肢にはできないでしょう。
【2016年発売】
【通常型番】
46・日立 クリエア EP-NVG90
¥31,200 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【特定量販店用型番】
47・日立 クリエア EP-MVG90
¥35,980 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
対応面積:木造 13.5畳 コンクリ 22畳
清浄時間:10分/8畳
加湿量:800mL/h
最大風量:9.2㎣/分
加湿時風量:6.7㎣/分
静音性:強:48dB 静音:20dB
サイズ:幅360×奥行278×高さ669mm
イオン:
センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
フィルタ寿命:10年間
EP-NVG90は、日立の上位機です。
本機は、だいぶ前に「終売(生産終了)」となったのですが、おそらくコロナの関係で、再販された製品です。
本体色は、ホワイト(EP-NVG90 W)とシャンパン(EP-NVG90 N)を選べます。
適応面積は、木造 13.5畳 コンクリ 22畳です。
本体サイズは、幅360×奥行278×高さ669mmです。
先述のように、もともとは2016年末に登場したモデルが原型なので、デザイン性の部分では、少し古いです。
「ほこり」用フィルターは、アレルオフ微細じんHEPAフィルターを装備します。
先述のように、 「HEPA」は、除去率が99.97%以上のフィルターの製品が名乗れるJIS(日本標準)規格です。
他社にも採用がみられますが、しっかり10年保つフィルタであり、この部分は(時代遅れにはならず)優秀です。
「ニオイ」用フィルターは、洗える脱臭フィルターです。
他社機と比べると、「洗える」という部分に主眼が置かれます。40℃のお湯で30分のつけ置き洗いです。
10年寿命は他機と同じです。
(洗わくても10年)という他社機に比べれば、洗いつつ10年のほうが、吸着力が一定度回復しつつ使える点で、手間はかかるものの長持ちと言えるかもしれません。
ただ、6ヶ月に1度の手入れが目安とされるため、面倒さが先に来る気がします。
ステンレスのプレフィルタを通す仕様ですし、ダイキンのTAFUフィルタなど特別な工夫がある機種を除けば、フィルタ部分は、そこそこ優秀でしょう。
本体の風量は、加湿機能利用時に、最大6.6㎣/分です。
リビング用ならば十分でしょう。
空気清浄機単独運転だと9.2㎣/分ですし、加湿不要の季節ならばより強力です。
気流制御は、特段気流自体の工夫はなく、モーターのパワーで吸引する仕組みです。
「モーターの日立」らしい仕様です。
一方、後方サイドからの吸引なので、壁に近すぎる設置に向かない部分はあります。
ほこりセンサーは、超高感度ではない(0.5μm)ですが、PM2.5は検知できます。
においセンサーも、搭載します。
加湿機能は、加湿量が最大800mL/hです。
この部分は他機より強力です。ただし、タンクの量が2.5Lなので、水タンクが空になるのは、このサイズの機種の平均よりだいぶ早いでしょう。
本体のお手入れは、一方、本機は、「フィルタの自動お掃除機能」(48時間ごと)が付属するというワンポイントがある機種です。
シャープ機にもありましtが、エアコンと違って、なくても掃除に手間がかからないので、個人的に不要だと思います。
掃除時間も設定できない(48時間ごと)ので、軌道開始時間によっては、夜に音が気になる場合も多いですし、結局、ユニット掃除も追加で必要になります。
加湿部分は、本機は水車ではなく、ポンプアップした水を上からかけるような方式です。
水に常に浸っていないため清潔ですが、加湿フィルターが「ジャバラ」で押し洗いできない(つけ置き洗い)ため、ニオイが発生しやすい部分のは欠点です。
静音性も、標準30dB・ターボ48dBなので、そこそこ優秀です。
ただ、空気清浄運転時の方が風量が出る機種ですが、その場合もターボ55dBでおさまるため、わりと優秀です。
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以上、日立のEP-NVG90の紹介でした。
本機は、日立のラインナップの整理で消えただけで、欠点があって廃止された機種ではなかったと思います。そのため、セールや値段によっては、本機は今でも「選べんでよい」機種です。
ただ、加湿部分のメンテ性と、水タンクの小ささは、課題です。脱臭フィルタも、(逆に言えば)脱臭フィルターを洗わなければならないとは言えます。
「2016年機」が基になっている点で、利便性の部分で課題はあるため、できれば新機種を出して欲しいかなとは思います。
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なお、本機の(事実上の)上位機となる日立のジアクリンという製品があります。
こちらは、パナソニックのジアイーノ同様に、次亜塩素酸を利用する部分で、脱臭部分が強い機種なので、【脱臭機の比較記事】のほうで紹介しています。
3-2・アイリスオーヤマの加湿空気清浄機
続いて、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の紹介です。
比較的近年の参入で、ちょうど、富士通ゼネラルが撤退したあとの時期でした。
同社の製品は他社と比べる加湿機能に特色があります。
【2020年発売】
48・アイリスオーヤマ HXF-C25-W
¥10,780 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
49・アイリスオーヤマ RHF-253-TM
50・アイリスオーヤマ RHF-253-WM
¥10,500 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
対応面積:木造 5畳 コンクリ 8畳
清浄時間:30分/10畳
加湿量:300mL/h
最大風量:2.1㎣/分
加湿時風量:
静音性:強:50dB 静音:34dB
サイズ:幅297×奥行247×高さ497mm
イオン:ー
センサー :湿度センサー
フィルタ寿命:2年間
HXF-C25 は、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機です。
木目調の2機もあります。
ただ、こちらについては、フロントパネルだけ木目調なので、やや違和感があります。
本体サイズは、幅297×奥247×高さ497mmと、設置性が良いです。
適応面積は、木造 5畳 コンクリ 8畳までです。
なお、アイリスオーヤマは、8畳あたりの空気清浄にかかる時間は非開示です。
ただ、10畳で30分かかるので、小型機としては他社機より遅めです。
8畳だとすこし非力ですので、、子供部屋などに向く小型の機種です。
「ほこり」用フィルターは、この機種も、HEPAフィルターを採用します。
「ニオイ」用フィルターも、炭活性炭フィルターを搭載するため、空気清浄機としての能力は他社並みにあります。
ただし、それぞれのフィルター寿命は2年間と短く、2つのフィルターの交換に5000円近くかかる機種です。
この点で言えば、ランニングコストが悪いです。
本体の風量は、最大2.1㎣/分です。
対応面積もコンクリ8畳までと狭いです。花粉などを取り切るまでは時間のかかる機種です。
気流制御は、左右から空気を取り込み、後方から吹き出す構造です。
気流を壁にぶつけて空気を循環させて吸いこむ一般的な構造となります。
センサーは、この機種の注意するべきポイントです。
価格が安いのでしかたないのですが、ニオイセンサー・ほこりセンサーともに未採用です。
さらに、加湿に関わるセンサーも未搭載なので、基本的に風速を洗濯して「付けっぱなし」が前提の製品です。
水タンクは、約2Lです。
6.6時間の加湿が可能です。上部に差す構造で、水の入れ替えはしやすいと思います。
加湿機能は、最大300mL/hとさほど強力ではありません。
ただ、アイリスオーヤマは、全メーカーで唯一スチーム方式の加湿機能を採用します。
スチーム式は、水を加熱して加湿をする方式で、加湿にかかる時間が短い点、運転で室温が低下しにくい点でメリットがあります。
電気代は、注意してください。
なぜなら、スチーム式は、他社が採用する気化式(水車式)に比べて電気代がかかるからです。
10倍以上の288Wの消費電力です。この点でも、ランニングコストが悪い機種です。
センサーは、湿度センサーは付属するので、適湿になった場合、運転は停止します。
ただ、温度センサーは未付属ですから、結露の問題はあるでしょう。
本体のお手入れは スチーム式は加湿フィルターがないため、お手入れは楽です。
ただ、経路の掃除は部品点数としては多いです。また、スチーム式は、カルキ分がヒーター付着するため、定期的なクエン酸を利用する手入れも必要です。
その上で、スチーム式は、熱い蒸気がでるので、お子さんなどがいるご家庭は注意してください。
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以上、アイリスオーヤマのHXF-A25の紹介でした。
1万円を切る加湿空気清浄機です。ただ、フィルター寿命や、加湿方式の違いから、ランニングコストはかなり高いと言えます。
その点で言えば、コスト面ではなく、「スチーム式の加湿機能が欲しい方におすすめできる機種」と言えるでしょう。
【2020年発売】
51・アイリスオーヤマ HXF-C40-W
¥20,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
対応面積:木造 5畳 コンクリ 8畳
清浄時間:30分/17畳
加湿量: 300mL/h
最大風量:3.5㎣/分
加湿時風量:
静音性:強:41dB 静音:30dB
サイズ:幅297×奥行285×高さ649mm
イオン:ーーーーー
センサー :ほこりセンサー
フィルタ寿命:2年間
HXF-A25 は、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の上位モデルです。
下位機種に比べると背が高くなっており、縦長の製品です。
適応面積は、加湿能力としては、木造5畳 コンクリ 8畳までです。
本機も、8畳間の除去時間が非開示です。ただ、17畳/30分という実力なので、おそらく20分弱でしょう。
加湿量も、空気清浄能力も、8畳でギリギリといった感じです。
本体サイズは、幅297×奥行285×高さ649mmです。
高さはありますが、設置性は良いでしょう。
「ほこり」用フィルターは、HEPAフィルターです。
「ニオイ」用フィルターも、炭活性炭フィルターです。
下位機種と同じ構成で、フィルター寿命は2年間と短く、2つのフィルターの交換に5000円近くかかる機種です。
本体の風量は、最大3.5㎣/分です。
本体のサイズ感からすると弱めです。帰宅後の花粉除去には時間がかかります。
センサーは、こちらについては、ほこりセンサーは搭載します。
ただ、感度は非公表であり、ニオイセンサーは付属しない部分は、注意点と言えます。
加湿機能は、最大300mL/hと、やはりさほど強力ではありません。
こちらも、スチーム方式の加湿機能を採用しており、372Wの消費電力量です。
本体のお手入れ・水タンクのサイズなど、その他の部分は下位機種同様です。
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以上、アイリスオーヤマのHXF-A25 の紹介でした。
温度低下がなく、手入れが楽なスチーム方式の加湿機能を「指名買い」したい方は、ほこりセンサーが付いている分、こちらの機種のほうが良いでしょう。
ただ、2年間で消耗品が交換になるため、10年間総計のランニングコストは、やはり、プラスで15000円ほどかかる計算です。
【2022年発売】
【イオンモードあり】CHAK-A55-W同級品
52・アイリスオーヤマ KCHA-A55-W
¥34,440 楽天市場 (1/16執筆時)
【イオンモードなし】
53・アイリスオーヤマ CHA-A55-C
¥36,192 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
対応面積:木造 8.5畳 コンクリ 14畳
清浄時間:
加湿量: 500mL/h
最大風量:不明
加湿時風量:
静音性:強:41dB 静音:30dB
サイズ:幅297×奥行285×高さ649mm
イオン:ーーーーー
センサー :ほこりセンサー
フィルタ寿命:2年間
KCHA-A55は、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の新機種です。
上位機・下位機がありますが、上位機のみ、後述するマイナスイオン発生装置が付属です。
あとは同じです。
本体サイズは、幅271×奥行282×高さ880mmです。
背丈はファンの分高いのですが、1回目で見たダイキンと設置幅は同じほどです。
かなりユニークな形です。
適応面積は、加湿能力として、木造8.5畳 コンクリ 14畳までです。
形状としては、サーキュレーターを上に付けた感じで、実際その用途も意図しています。
アイリスの空調家電としては【除湿器・衣類乾燥機の比較記事】で書いた製品で、この形状は先行していました。
しかし、まさか「加湿空気清浄機にも使うのか!」と驚きました。
本体の風量は、不明です。
8畳間あたりの除去時間も、他社機と違い非開示です。
現品未確認(追加調査予定)なのですが、本機は上のファンだけは吸引できないので、下部にシロッコファンあるでしょう。
その上で、サーキュレータの羽根があるので、風速の値が出せないのだと思います。
こうした構造もあり、空気清浄機としてはやや消費電力の水準が悪い(ターボ時92W・標準32W)といえます。
気流制御は、サーキュレータ部分が担います。
左右に自動首振りをするので、強風を四方八方の壁にぶつけて、部屋の空気をかくはんする形です。結構な「荒業」ではありますが、理に適うかくはん方法です。
効果はありそうです。
また、風に当たりたくない季節は、首振りせずに、壁に打ち付けるような角度で使えば、問題ないでしょう。
上下は手動ですが、角度調整できます。
アイリス CHA-A55-HF
¥3,058 楽天市場 (1/16執筆時)
「ほこり」用フィルターは、HEPAフィルターです。
ただし、2年寿命です。10年で5回交換になります。
また、集塵フィルタについて2週間に1回、掃除機で軽く掃除しろとの指示です。
プレフィルタ付きでは、あまり見かけない表現といえます。
上からかなりの勢いで吸う仕組みなので、集塵フィルタが詰まりやすいのではないかと思います。この部分は、実際のレビューは気にした方が良いかと思います。
「ニオイ」用フィルターは、炭活性炭フィルターです。
こちらは、交換不要のようです。たまの手入れの指示はあります。
センサーは、ほこりセンサーを搭載します。
感度は非公表であり、ニオイセンサーは付属しない部分は、他機同様、注意点と言えます。
マイナスイオン発生機能は、上位機のみ(無名ですが)マイナスイオン発生装置を内蔵します。
加湿機能は、加湿量として、最大500mL/hです。
気化式ですが、表明される適応畳数に相当する加湿量です。
実際「風量」は、十分なのではないかと思います。
水タンクのサイズは、2 .7Lです。
仕様面では、先行するダイキン機を意識しているようで、実際同じ量です。
ただ、継ぎ足しなどは不可です。
(約)2.7kgの水を以上のように持って「ラクラクと」給水ができるのかは分かりません。
アイリスCHA-A55-F
¥1,738 楽天市場 (1/16執筆時)
本体のお手入れは、ジャバラ式の加湿フィルターなので、押し洗いできません。
ただ、そもそも、耐用年数は2シーズンなので、ニオイ問題が多く発生するま前に「買い直す」ことにはなるでしょう。
価格はさほど高くないです。ただ、ほこりフィルタと合わせて交換となると、「2シーズンで約5000円」。
その他の部分のメンテは、楽そうです。
見た感じ、プロペラほか、内部を含めて、だいたい分解して掃除はできそうです。
ニオイの問題発生時に、自分で対処できる部分は多いいでしょう。
ここは良い仕様と思いました。
静音性は、不明です。
静音モードはありますが、騒音値は非開示です。
小径のファンを全力で回すので、ターボ時の騒音値は心配です。同様に、首振り時の振動も確認が必要でしょう。
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以上、アイリスオーヤマのHXF-A25 の紹介でした。
形としてはダイキンに似ていて、機能としては、次に見るダイソンに似ているが、安いという製品に思えます。
色々書きましたが、思ってもいない「ハイブリッド化」の方向性で、素直に面白いと思いました。現品を今度じっくり見てくるつもりです。
加湿空気清浄機として懸念がある部分は、上に書いたとおりです。
一方、サーキュレーターとして言えば、この羽根の口径と、必ずフィルタを通す構造とで、適応畳数が示すほど風力は、実際到達していないと思います。
【サーキュレーターの比較記事】で書いたような専用設計の製品とは違うので、エアコンの風のかくはんほか、その用途をメインに考える場合は、選択肢にしづらい部分はありそうです。
3-3・ダイソンの加湿空気清浄機
つづいて、イギリスのダイソン製品をみていきます。
【2021年発売】
【ホルムアルデヒド検知・分解】
54・Dyson Pure Humidify+Cool PH04WG
¥113,845 楽天市場 (2/8執筆時)
【ホルムアルデヒド検知・分解なし】
55・Dyson Pure Humidify+Cool PH03WS
¥68,500 楽天市場 (2/8執筆時)
56・Dyson Pure Humidify+Cool PH03BN
¥92,400 楽天市場(Dyson公式) (2/8執筆時)
対応面積:木造 10畳 コンクリ 6畳
清浄時間:22分/8畳
加湿量:700mL/h
最大風量:
加湿時風量:
静音性:強:48.2dB 静音:24.4dB
サイズ:幅312×奥行312×高さ923mm
イオン:
センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度/HCHO
フィルタ寿命:1年間
PH04WG N は、ダイキンの加湿空気清浄機です。
正式名称は、 Dyson Purifier Humidify + Cool Formaldehydeです。
長めの製品名が多い同社の家電のなかでも、とくに長い名前です。
大きく2系統あって、PH04のみ後述するホルムアルデヒド検知・分解検知に対応します。
PH03は、この機能が省略された下位機種です。こちらだけ、公式限定色のモデルもあります。
なお、いずれの製品も、送風機能があります。
送風時の風力は、このブログでは【扇風機の比較記事】で、各社いろいろな製品の風速を調べています。
それらと比べると、本機の風速は1.8m/sですので、やや弱いです。
涼しくはありますが、(扇風機ほどは)風力と強力な拡散性があると言えず、個人用(1人用)という感じです。
90度まではスイングするため、エアコンの補助用としては十分といえます。
本体サイズは、幅312×奥行312×高さ923mmです。
ユニークな形ですが、設置面積自体は、例えば、ダイキンの縦型上位機とほぼ同じサイズです。
ただし、背丈はかなりあります。
適応面積は、注意するべき部分です。
加湿を含めた空気清浄の適応畳数として、木造6畳・コンクリ10畳までだからです。
日本の一般的なリビングで使うにはやや非力といえます。
空気清浄機としては、8畳間を22分の浄化時間であり少し弱いです。
【PH04/HP07/TP07/PH01/TP04/DP04/HP04】
ダイソン 5025 155 059067
¥6,479 楽天市場 (1/16執筆時)
「ほこり」用フィルターは、ニオイ用と一体型のフィルタです。
HEPAフィルターのほか、活性炭を使った脱臭フィルターをしっかり装備します。
ただ、寿命は1日12時間の利用で1年間です。10年間で考えると、トータルコストは高いです。
本体の風量は、最大風力という意味では、毎秒320L(=192㎣)です。
ただ、ダイソン機の場合、全ての風が空気清浄用フィルタを通るわけではないです。
上図のように、本機は、下部のモーターで空気を上げて、リングの内周の細い切れ目から、風を円形に出しています。
円形の気流は、周囲の気流を巻き込む「コアンダ効果」を得られます。そのため、フィルタを経由した風のほか、その15倍の風量が、後方から前方に飛び出していきます。
つまり、風量に対して1/15しか(花粉などを)濾していないと言えるので、(極端に言えば)帰宅直後に風に当たったりしていると、もろに部屋の花粉を浴びます。
気流制御は、本機は、床の20cm弱ほど上部から吸引し、フィルタを通して風を情報に送って吹き出す形です。
送風を最大にすると考えれば、部屋の空気は十分にかくはんされるでしょう。8畳間を22分というスペックで取り切れるかと思います。
センサーは、高性能なほこりセンサーと、VOCニオイセンサーと合わせてダブルで搭載です。
加湿器の部分も、湿温度センサーが付きますので、自動運転に対応します。
冒頭書いたように、上位機のPH4については、ホルムアルデヒド(HCHO)検知センサーが別にあります。
検知できても除去できないと仕方ないわけですが、本機は、フィルタの内装に酸化分解触媒フィルタを追加していて、その作用で分解する仕組みです。
触媒は自己再生型で消耗品ではなく、設計上の標準使用期間(10年)は使えるようです。酸化触媒を脱臭(ニオイ粒子)に使う例は見たことがありますが、この方向性での発想は初めてかと思います。
マイナスイオン発生機能は、特段ありません。
加湿機能は、1時間あたり350ml/hの加湿力です。
本機は、先述のように、そもそもリビング用には空気清浄部分が非力なので、これくらいで良いでしょう。
面白い形の製品ですが、普通の気化式で、ダイキン・シャープ・Panasonicなどと同じで、電気代はかからないタイプです。
水タンクのサイズは、5Lです。
タンク給水式で、やかんなどでの給水には対応しません。
結構大容量で、適応畳数ないならば、最長36時間という表記です。
本体のお手入れは、注目点です。
気化式は、従来的に、パワフルだがフィルター掃除が手間という難点がありました。
その点をダイソンは配慮し、タンクの水を使い、ボタン1つで自動洗浄できる機能を付けています。
クエン酸水を作り、自動で水を通したあと、最後にフィルタをすすぐだけです。
さらに、UVライト(紫外線)を新機種でも採用し、タンク内の水を除菌して、水路のヌメリを予防する設計としています。
「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」と呼び、この部分を強調しています
静音性は、最小運転音が、加湿時には27デシベル、扇風機として利用する場合は26.1デシベルです。
寝室用としても、問題ありません。
IOT対応は、スマホアプリ(iPhone/Android)で操作できる機種です。
本機は【Amazon Echoの比較記事】で紹介したAmazonのスマートスピーカーに対応します。---
以上、ダイソンのDyson Purifier Humidify + Cool Formaldehydeの紹介でした。
繰り返し述べているように、本機については、空気清浄機として見た場合、リビング用としては非力です。
ただ、寝室など限られたスペース内で使うならば、加湿器+送風機+空気清浄機を兼ね備えたハイブリッド家電として、家電の省スペース化を図れるのが見どころでしょう。
とくに、加湿部分の清潔性は、他社と比べても突出して工夫があると言えます。
本体の価格の高さと10年間の消耗品費を考えると、エグゼクティブ向けといえますが、ニーズはあるかなと思います。
3-4・エレクトロラックスの空気清浄機
最後にスウェーデンの大手家電メーカーとなる、エレクトロラックスの加湿空気清浄機です。
加湿機能が付いた製品という意味では、2022年から日本上陸ですが、空気清浄機については、しばらく前から日本市場にありました。
【2022年発売】
【ホルムアルデヒド検知・分解】
57・エレクトロラックス EP72-46DGA
58・エレクトロラックス EP72-46DYA
¥99,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
対応面積:木造 8畳 コンクリ 13畳
清浄時間:10.4分/8畳
加湿量:460mL/h
最大風量:最大5.8㎣/分
加湿時風量:最大5.8㎣/分
静音性:強:51.3dB 静音:22.7dB
サイズ:幅410×奥行310×高さ646mm
イオン:
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命:1年間(6ヶ月)
UltimateHome 700 EP72-46は、スウェーデンのエレクトロラックスが販売する加湿空気清浄機です。
本体サイズは、幅410×奥行310×高さ646mmです。
同じほどの適応畳数の日本の家電企業の製品と比べると若干ですが、大きめです。
適応面積は、加湿時の面積としては、木造 8畳 コンクリ 13畳です。
空気清浄の場合、最大27畳ですが、これは日本各社とも同じほどになる場合が多いです。8畳あたりの清浄時間は10.4分ですので、ダイキンの小型機とだいたい同じです。
優秀でしょう。
・ホコリ用フィルターEFWCAR5JP
¥6,600 (7/23執筆時)
「ほこり」用フィルターは、単独で搭載です。
「ケア・アルティメイト・プロテクトフィルター」という名前ですが、要するにHEPAです。捕捉率はしたがって良いですが、2年寿命なので、消耗品コストはかかります。
・ニオイ用フィルターEFWFRH5JP
¥6,600 (7/23執筆時)
「ニオイ」用フィルターは、別途活性炭フィルターを使う方式です。
やはり2年寿命で安くないです。活性炭フィルタがこの値段というのは実際高いです。
このほか、メッシュ状のプレフィルタはある仕様です。
本体の風量は、加湿運転時も、空気清浄のみの場合も、最大5.8㎣/分です。
適応畳数範囲内ならもちろん、問題ない数字です。
ただ、本体価格や消耗品コストを考えると、この風量でこの価格というのは、(プラスαが多くなければ)相当割高には思えます。
気流制御は、そういった意味ではポイントになる部分です。
独特のフード形状ですが、スイングの角度を6度〜90度で調整できる仕様です。
ようするに、さほど強力ではないものの「送風ファン」としての機能性を持たせています。
扇風機と「同レベルのパワー」という記載ですが、扇風機は、だいたい40㎣/分ほどは風量があるのでそのように言えるかは微妙です。
ただ、【タワーファンの比較記事】で書いたような製品ならば、5.8㎣/分なので、「羽根なし」とならば「張れる」ので、誇張ではないでしょう。
純粋に、日本では、タワーファンは扇風機とは呼ばないという話です。
センサーは、PMセンサー(高感度ほこり)・TVOCセンサー(ニオイ)を装備します。
合わせて「エアクオリティセンサー」と呼んでいます。
そのほか、照度センサーほか、温湿度センサーが付属します。こちらについては、対応アプリでの空気質の判定にも利用することになります。
加湿機能は、1時間あたり500ml/hの加湿力です。
適応畳数に対して十分な水準ですが、国内3大メーカーで同じ出力を出せる機種同士で比べると、先述のように、安くはない本体価格です。
普通の気化式なので、電気代は同等水準ですが。
水タンクのサイズは、3.6Lです。
本体サイズの大きさが功を奏しますが、継ぎ足しなどはできない仕様です。
本体のお手入れは、本機もジャバラ式のフィルターなので、加湿部分は面倒な方です。
というより、本体の説明書を見ても加湿フィルタのメンテの仕方が未記載でした(調査時)。10年寿命とされますが、どんなに優れたフィルタでも、メンテフリーで10年というのはあり得ません。
このほか 「アンチバクテリアカードリッジ」(10年寿命)が付属します。中身は銀イオンかなと思います。
静音性は、最小運転音が、加湿時には22.7デシベル、最大で51.3デシベルです。
ここは問題ありません。
IOT対応は、本機もスマホアプリ(iPhone/Android)で操作できる機種です。
空気質のチェックなどが可能です。
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以上、エレクトロラックスのUltimateHome 700 EP72-46の紹介でした。
性能面では、中程度の部屋用の空気清浄機として、そつのない構成です。
ただ、本体価格と10年間の消耗品コストを考えると、コスパ面がかなり悪いです。かといって、その他の部分で値段に見合うプラスαがあるとも言えません。世界的な物価高騰や円安もあるでしょうが、いろいろ見直すべき点はある製品に思えます。
【2022年発売】
【ホルムアルデヒド検知・分解】
59・エレクトロラックス EP52-35GYA
60・エレクトロラックス EP52-35WBA
¥61,600 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
対応面積:木造 8.5畳 コンクリ 14畳
清浄時間:12分/8畳
加湿量:500mL/h
最大風量:最大5.91㎣/分
加湿時風量:最大5.17㎣/分
静音性:強:55dB 静音:25dB
サイズ:幅285×奥行285×高さ688mm
イオン:
センサー :ほこりのみ
フィルタ寿命:1年間(6ヶ月)
UltimateHome 500 EP52-35も、スウェーデンのエレクトロラックスが販売する加湿空気清浄機です。
本体サイズは、幅285×奥行285×高さ688mmです。
先ほどの機種と違って小型です。日本市場に向けた製品とのことです。ダイキンの下位機(MCK55)とほぼ同じサイズで、「ライバル」と言えます。
適応面積は、加湿時の面積としては、木造 8.5畳 コンクリ 14畳です。
小型ですが、先ほどの機種とあまり変わりません。空気清浄運転の場合で24畳です。
8畳あたりの清浄時間は12分です。
ようするに、ファン周りのスペックは、同じ形のダイキン機(MCK55)と差はないです。後発ですし、しっかり「ベンチマーク」したのかと思います。
【2年交換】
・ホコリ用フィルター EFTOK1
¥6,050 (7/23執筆時)
「ほこり」用フィルターは、単独で搭載です。
本機も、 「ケア・アルティメイト・プロテクトフィルター(HEPA)」で、2年寿命です。
【1年交換】
・活性炭フィルター EFCTOK3
¥3,300 (7/23執筆時)
「ニオイ」用フィルターは、活性炭フィルターです。
素材は下位機と同じですが、構造上薄いので、寿命は半分の1年です。
ただ、上位機より値段を安くしているので、同社の製品だけでいえば、コスパが悪いわけではないです。
一方、プレフィルタ(メッシュフィルタ)は本機も付きますが、風経路が小さくなるので、手入れはまめにしないと、能力は落ちやすいでしょう。
本体の風量は、加湿運転時に、最大5.17㎣/分、空気清浄機運転時に最大5.91㎣/分です。
加湿運転時の風量は、ライバルのダイキン機に及ばないものの、単独運転だと、多少上回ると言えます。
気流制御は、同社の、上位機のような工夫はないといえます。
ファンで強制的に空気を循環させる構造は不採用です。小型ですし、仕方ないです。
センサーは、一方、PMセンサー(高感度ほこり)のみです。
カタログに「赤外線センサー」とあるのがそれに該当します。
これを利用した「花粉モード(自動運転)」を強調しますが、他社機と比べても、ニオイセンサーがないのは、この値段の製品としては、「片手落ち」でしょう。
マイナスイオン発生機能は、放出型という意味では、未付属です。
加湿機能は、1時間あたり500ml/hの加湿力です。
適応畳数に対して十分です。ダイキンと同じです。
水タンクのサイズは、2.7Lです。
上位機より小さいですが、やはりダイキン機と合わせます。
上部から給水できるのは、ダイキンの高級機と同じです。
一方、タンクを外しての給水もできますが、構造的に持ち運んで給水しやすいとも言えないので、基本的には「やかん」が良いかと思います。
本体のお手入れは、本機もジャバラ式のフィルターなので、加湿部分は面倒な方です。
お手入れは、背詰め所によると、クエン酸をいれた40度以下のお湯で2時間つけ置き洗いです。シャープと同じで、押し洗いができない構造ですので、長期間にわたる完璧なメンテは難しいかと思います。5年寿命とされます。
本機も「アンチバクテリアカードリッジ」(10年寿命)が付属します。中身は銀イオンかなと思います。
静音性は、最小運転音が、加湿時には25デシベル、最大で55デシベルです。
やや静音運転時の音が大きめには思えますが、平均値付近ですし、問題ありません。
IOT対応は、本機はありません。
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以上、エレクトロラックスのUltimateHome 500 EP52-35の紹介でした。
途中でも書いたように、ダイキンの小型機(MCK55シリーズ)のライバルで、形状もパワーも似ています。
一方、販売価格・消耗品価格での「差」はおいておくとしても、脱臭方面の弱さは少し気になります。センサーが未付属で、フィルターも薄めで1年寿命(=濾しとる部分が少ない)だからです。
加えて、加湿部分のメンテ性も課題でしょう。
北欧企業らしく、本体外観のデザイン性の高さは、相当魅力に思えますし、これらの部分で、もう少し進化したら良い機種になるかと思いました。
次回の予告!
加湿空気清浄機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、加湿空気清浄機の比較の3回目記事でした。
しかし、記事は、もう少し「続き」ます。
4・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
フィルター性能 ★★★★★
集塵スピード ★★★★★
センサー運転 ★★★★★
加湿力 ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、4回目記事(こちら)は結論編です。
条件別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
第4回記事は→こちら