2-1・加湿機能付きモデル
2回目記事のトップバッターは、ダイソンの空調家電のうち、送風機能ほか加湿機能をもつ製品の紹介からです。
1・ダイソンの空調家電の比較(1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:送風専用
1-3:空気清浄
1-4:暖房+空気清浄
2・ダイソンの空調家電の比較 (2)
2-1:加湿+空気清浄
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、ダイソンの空調家電の「選び方の基本」をふまえて解説していきます。
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引き続き、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2015年発売】(白のみ在庫あり)
24・Dyson Hygienic Mist MF01 WS
25・Dyson Hygienic Mist MF01 IB
¥26,800 楽天市場 (5/24執筆時)
風の強さ:小部屋・寝室向け
空気浄化速度:
暖房能力:
加湿機能: 最大8畳
スイング:なし
センサー:
騒音値:22.7dB-46.6dB
ネットワーク:
dyson hygienic mistは、2015年に販売された、ダイソンでは初めての加湿タイプの空調家電です。
本体サイズは、縦24 ×横22cmで高さ58cmほどです。
この機種も、ダイソン機としては「小型形状」です。
本機の特長は、水を張って加湿もできる加湿器としての機能を持つ点です。
加湿機能は、超音波式という分類になります。
諸方式のメリット性とデメリット性は【加湿器の比較記事】で紹介した表を再掲すると、上表の通りです。
超音波式は、湿度を上げる際に水を熱しない仕組みなので、電気代がほとんどかかりません。1日運転しても10円程度です。
ただ、沸騰させないため、バクテリアが増殖しやすいという欠点があります。
しかし、ダイソンの場合、UVライト(紫外線)を利用して99.9%まで除菌を行うため、この問題はほぼ発生しにくくなっています。
そのため、清潔に加湿できるメリットがあります。
適用畳数は、洋室で8畳、木造で5畳になります。
数値的に言えば、広いリビング用にはできないサイズである点は注意しましょう。
逆に、小型ながら風量のあるメリット性を活かし、寝室で、インフルエンザ予防や、夜間の肌の保湿に利用するなどの用途に向きます。
水タンクのサイズは2.84Lで、最大18時間まで水が持つ仕様です。
加湿量は、1時間あたり300ml/hです。
さほどパワフルではないですが、上記の目安の畳数以内の小部屋ならば、OKでしょう。
自動加湿運転は、温度センサー・湿度センサーを利用した本格的なものです。
リモコンで湿度調整も可能なので、のど・肌にやさしい、高湿状態も選べます。
電気代は、加湿時でも最大55Wなので、1時間1円以下でしょう。電気代を気にせず利用できるでしょう。
なお、他メーカーの製品については、【おすすめ加湿器の比較記事】を別に書いています。
電気代や加湿量などのスペックも出しましたので、機能面で比較したい場合は、そちらをご覧ください。
扇風機としては、上述の適用畳数内で利用する限りにおいて、こちらも、下位機種と同等の風圧を発揮します。
首振り機能は、ただし、仕組み上、非搭載です。
静音性は、最小22.7dで、最大46.6dBです。
発売開始年は少し前ですが、ヘルムホルツ式空洞をもつ「第2世代」なので、風量に対して「静か」と言えます。
結論的にいえば、扇風機としての静音性も、能力もキープしている機種と言えるでしょう。
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以上、dyson hygienic mistの紹介でした。
個人的には「冬物家電」としては、ヒーターよりもこちらの加湿のほうが相性が良いのかな、と思っています。扇風機の静音性が犠牲になっていない点で、高評価できるでしょう。
【2021年/22年発売】
【ホルムアルデヒド検知・分解】PH04WG後継
26・Dyson Pure Humidify+Cool PH04WG N
¥69,890 楽天市場 (5/24執筆時)
【ホルムアルデヒド検知・分解なし】
27・Dyson Pure Humidify+Cool PH03WS
¥57,650 楽天市場 (5/24執筆時)
28・Dyson Pure Humidify+Cool PH03BN
¥(53,900) 楽天市場(Dyson公式) (5/24執筆時)
風の強さ:小部屋・寝室向け
空気浄化速度:12畳/30分
暖房能力:
加湿機能: 木造6畳 コンクリ10畳
スイング:なし
センサー:ホコリ・ニオイ
騒音値:24.4dB-48.2dB
ネットワーク:Wi-Fi
Dyson Pure Humidify+Cool は、2021年末に販売された新製品です。
2022年に最上位機だけ型番が変わりました(末尾にNを付与)。
しかし、性能は同じです。
本機の特長は、名前から分かるように、送風機を兼ねた加湿器に、空気清浄機も付けた点です。
大きく2系統あって、PH04のみ、先ほど暖房タイプの最上位機でも確認したホルムアルデヒド検知・分解検知に対応します。
PH03は、この機能が省略された下位機種です。
こちらだけ、公式限定色のモデルもあります。
本体サイズは、縦31.2 ×横31.2cmで高さ92.3cm程です。
空気清浄機が付かないモデルと異なり、背丈はある製品です。
加湿機能は、こちらは気化式です。
その点では、超音波式の下位機種と「全く異なる機種」とも言えます。
加湿量は、下位機種より多少良くなり、1時間あたり350ml/hです。
一定の加湿量が確保できる、気化式の利点が出た形でしょう。
適用畳数は、木造6畳で、コンクリ 10畳までです。
加湿機の場合、建築材で変わりますが、断熱材5cm以上がコンクリに相当します。
水タンクのサイズは、5Lです。
サイズが大きくなった利点で、タンクは大きめです。
下位機種と同じ計算式だと、21時間ほどですが、給水システムの変更で、最長36時間という表記です。
清潔性に関わる部分は、大きな注目点です。
気化式は、従来的に、パワフルだがフィルター掃除が手間という難点がありました。
その点をダイソンは配慮し、タンクの水を使い、ボタン1つで自動洗浄できる機能を付けています。
クエン酸水を作り、自動で水を通したあと、最後にフィルタをすすぐだけです。
さらに、UVライト(紫外線)を新機種でも採用し、タンク内の水を除菌して、水路のヌメリを予防する設計としています。
「ウルトラバイオレットクレンズテクノロジー」と呼び、この部分を強調しています。
自動加湿運転は、温度センサー・湿度センサーを利用した本格的なものです。
リモコンで湿度調整も可能なので、のど・肌にやさしい、高湿状態も選べます。
【PH04/HP07/TP07/PH01/TP04/DP04/HP04】
ダイソン 5025 155 059067
¥7,403 楽天市場 (5/24執筆時)
花粉除去に関する部分は、先ほども見た、上記のフィルターが交換用です。
一体型フィルターですが、HEPAフィルターのほか、活性炭を使った脱臭フィルターはしっかり装備します。
寿命は、(ダイソンの推奨で)1日12時間の利用で1年間です。
除去に要する時間は、8畳で22分です。
空気清浄専用のDyson Purifier Coolと同じで、暖房ができるDyson Purifier Hot + Coolよりは優れる水準です。
適用畳数は、先述のように、業界基準は30分に浄化できる面積なので、12畳です。
15分以内の浄化を目指す場合、8畳では少し厳しいので、「小部屋用」でしょう。
そもそも、加湿量からして、あまり大きな部屋には向きません。
センサーは、高性能なほこりセンサーと、VOCニオイセンサーと合わせてダブルで搭載です。 加湿器の部分も、湿温度センサーが付きますので、自動運転に対応します。
その上で、上位機のPH4は、先述のホルムアルデヒド(HCHO)検知センサーが加わります。検知した物質は、本機の場合も、自己再生型で交換不要の酸化分解触媒フィルタで分化する仕組みです。
先ほども書いたように、完全ではないにせよ、新居の「シックハウス」対策の1つにはなるかと思います。
扇風機としては、空気清浄運転時に後ろに風を出すディフューズドモードのほか、扇風機の「揺らぎ風」のような、ブリーズモードを搭載しました。
後者は、シリーズ初かと思います。
首振り機能は、ただし、仕組み上、非搭載です。
静音性は、空気清浄モード時で、最小24.5dB、最大48.2dBです。
加湿モードでも、最小24.2dB、最大48.1dBです。
超音波式は静かなのが売りの1つなので、年中わりと静かに使えそうです。
ネットワーク機能は、対応です。スマホアプリ(iPhone/Android)で操作できる機種です。
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以上、Dyson Pure Humidify+Coolの紹介でした。
空気清浄機・扇風機の部分は、他のハイブリッド機と較べて特に目立つ部分はないですが、加湿器系製品の「上位機」として「正統進化」したという印象です。
とくに、お手入れは、一番面倒な加湿部分が相当手軽になっており、それだけでも欲しいと思わせます。
もちろん、あくまで「加湿器」を必要とする方が、選ぶべき製品でしょう。その場合も、適用畳数が狭めであることは、注意点です。寝室など8畳を下回る部屋に向くでしょう。
なお、本機は【加湿空気清浄機の比較記事】でも、(多少違う観点をふくめつつ)紹介しています。
今回の結論
ダイソンのファンレス空調家電のおすすめはこの機種!
というわけで、今回は、ダイソンの販売するファンレスの空調家電について書きました。
最後に、いつものように、目的別・価格別に、Atlasのおすすめ機種を書いておきます。
第1に、リビングに置く扇風機代わりとしておすすめできる製品は、
【2014年発売】(季節製品)
1・Dyson AM07 DC WS ダイソンクール
¥43,800 楽天市場 (5/24執筆時)
2・Dyson AM07 ダイソンクール
¥39,800 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
風の強さ:リビング向け
空気浄化速度:
暖房能力:
加湿機能:
スイング:対応
センサー:
騒音値:24dB-
ネットワーク:
風の強さ ★★★★★
風の拡散性 ★★★★★★
首振り機能 ★★★★☆
静音性の良さ ★★★★★
ハイブリッド性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
比較的安めの在庫がならばですが、AM07タイプが良いでしょう。
幅広い範囲に直進風がだせるため、ダイソンの製品としては、最もリビングのメイン機に向いています。
ただやや消費電力が高いことや、リビング用扇風機に較べると若干騒音値が高いという事実もあります。
そのため、Atlasとしては、いったんこの機種と、【DCモーター搭載の扇風機】や【タワー型のスリム扇風機】とひろく比較して見ることをオススメします。
とはいえ、(倒れないこと前提では)羽根がなく子どもさんのいる家庭では安全な機種です。また、インテリア性も高いため、新しもの好きの方にはこの機種は「無条件に」おすすめできます。
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【上位機】
(2021年発売)
6・ダイソン Dyson Purifier Cool TP07WS
¥38,359 楽天市場 (5/24執筆時)
7・ダイソン Dyson Purifier Cool TP07SB
¥42,585 楽天市場 (5/24執筆時)
(旧機:2018年発売)
8・Dyson Pure Cool TP04 WS
¥39,390 楽天市場 (5/24執筆時)
【中級機】(2022年発売)
9・Dyson Purifier Cool Autoreact TP7A WN
¥50,000 楽天市場 (5/24執筆時)
【下位機】(2024年発売)
10・Dyson Purifier Cool Gen1 TP10 WW
¥44,980 Amazon.co.jp (5/24執筆時)
【廉価版】(2017年発売)
11・Dyson Pure Cool TP00 TP 00 WS
11・Dyson Pure Cool TP00 TP 00 IB
¥32,800 楽天市場 (5/24執筆時)
風の強さ:リビング向け
空気浄化速度:8畳/22分
暖房能力:
加湿機能:
スイング:350度
センサー:ニオイ・高感度ほこり
騒音値: 26.3dB-47.4dB
ネットワーク:Wi-Fi
一方、価格に注意してみてくれた方は、空気清浄対応のタワーファンタイプでも、「安い」モデルがある方にお気づきかと思います。
こちらも、タワーファンとして、同じように涼風を飛ばせるのは間違いないです。
【PH04/HP07/TP07/PH01/TP04/DP04/HP04】
ダイソン 5025 155 059067
¥7,403 楽天市場 (5/24執筆時)
ただ、「空気清浄機としては使わないから、フィルタは交換しないつもり」のように考えて、無交換で使うのはやめた方が良いです。
使用期限を過ぎて使うと、風量が弱くなるほか、目詰まりなどで(逆に)貯めたニオイを巻き散らす危険があるからです。
この点で、ファンだけで利用するならば、ファンだけのモデルをおすすめします。
第2に、空気清浄目的にリビングに置きたい場合におすすめなのは、
【2023年発売】470332-01
12・Dyson Purifier Cool Formaldehyde TP09 NG
¥91,300 楽天市場(ダイソン) (5/24執筆時)
【2024年発売】
13・Dyson Purifier Cool PC2 De-NOx TP12 WG
¥79,000 楽天市場(ダイソン) (5/24執筆時)
風の強さ:リビング向け
空気浄化速度:12畳/30分
暖房能力:
加湿機能:
スイング:350度
センサー:ホコリ・ニオイ・HCHO
騒音値: 29.3dB-48.0dB
ネットワーク:Wi-Fi
空気清浄タイプの(24年の)最上位機となるTP12 NGでしょう。
先述のように、23年最上位機のほうがセンサー面でより充実するのですが、値段差を考えると、素直に24年モデルが良いかと思います。
【従来フィルタ】
ダイソン 5025 155 059067
¥7,064 楽天市場 (5/24執筆時)
【新型フィルタ】
HEPAフィルター+K‐カーボンフィルター 974527-01
¥7,403 楽天市場 (5/24執筆時)
フィルターは、従来より、1.5倍二酸化炭素を除去できる新しい脱臭フィルタを搭載します。
価格は、従来タイプとほぼ変わらないですし、互換性もあるので問題ないです。
ただ、本機も(半日利用で)1年交換であることは変わらないので、その部分のコストは織り込んでください。
本体価格は、一方、 暖房機能付きとそこまで変わりません。
ただ、トールタイプで、12畳/30分の浄化速度なので、同社の製品だけで言えば「高速」な部分を評価しました。
一方同じ形状の下位機種もあります。ただ、(検知の有無はともかく)ホルムアルデヒド除去ができたほうが良いでしょう。
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【2023年発売】
【ホルムアルデヒド対応】(執筆時在庫なし)
14・Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde BP03 NB
¥(118,594) 楽天市場(ダイソン) (5/24執筆時)
【ホルムアルデヒド非対応】
15・Dyson Purifier Big+Quiet BP02 WS
¥91,881 楽天市場(ダイソン) (5/24執筆時)
風の強さ:デスクワーク向け
空気浄化速度:8畳/11分
暖房能力:
加湿機能:
スイング:0° 25° 50°
センサー:ニオイ・ほこり
騒音値: 21.7dB-42.7dB
ネットワーク:Wi-Fi
一方、静音性を重視したい場合、Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde BP03も候補にできます。
本編で書いたように、扇風機としては全面的にパワフルというわけではないのですが、空気清浄自体は相当速く、浄化速度が8畳/11分と、先ほどの機種よりだいぶ強力です。
その上で、吹き出し口形状など工夫で、静音性の部分ががかなり良いです。
実際、同じ浄化速度(あるいは適応畳数)を得られる他社の空気清浄機と比べたとしても、ここまで静かといえる機種はあまりないと言えます。
消耗品を含めて値段は高いですが、その部分で、選ぶ意味はある機種です。
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1・加湿空気清浄機の比較 (1)
:パナソニック・ダイキン
2・加湿空気清浄機の比較 (2)
:シャープ
3・加湿空気清浄機の比較 (3)
:アイリスオーヤマ・ダイソン
4・加湿空気清浄機の比較 (4)
:ブルーエア Cowayほか
5・空気清浄機の比較 (1)
:シャープ・パナソニック
:ダイキン
6・空気清浄機の比較 (2)
:日立・アイリスオーヤマ
:バルミューダ・無印良品
:象印・カドー
7・空気清浄機の比較 (3)
:ブルーエア・iRobot
8・空気清浄機の比較 (4)
:ダイソン・エアドッグ
:シャオミ
9・空気清浄機の比較 (5)
:LGエレクトロニクス
:Coway・Levoit(香港)
10・空気清浄機の比較 (6)
:フィリップス シロカ
:SwitchBot ほか
11・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】
:全体からのおすすめの提案
ただし、特段そこまでの静音性を要求しない場合で、(送風装置ではなく)空気清浄機として選ぶ場合は、他社機と比べても良いでしょう。
以上の記事で見ている他の製品との比較はしてみてください。
第3に、小部屋への設置が向く、ハイブリッドモデルとしておすすめできるのは、
【2021年/22年発売】
【ホルムアルデヒド検知・分解】PH04WG後継
26・Dyson Pure Humidify+Cool PH04WG N
¥69,890 楽天市場 (5/24執筆時)
【ホルムアルデヒド検知・分解なし】
27・Dyson Pure Humidify+Cool PH03WS
¥57,650 楽天市場 (5/24執筆時)
28・Dyson Pure Humidify+Cool PH03BN
¥(53,900) 楽天市場(Dyson公式) (5/24執筆時)
風の強さ:小部屋・寝室向け
空気浄化速度:12畳/30分
暖房能力:
加湿機能: 木造6畳 コンクリ10畳
スイング:なし
センサー:ホコリ・ニオイ
騒音値:24.4dB-48.2dB
ネットワーク:Wi-Fi
風の強さ ★★★★★
風の拡散性 ★★★★☆
首振り機能 ☆☆☆☆☆
静音性の良さ ★★★★☆
ハイブリッド性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
Dyson Pure Humidify+Coolでしょう。
ハイブリッドモデルでは、暖房付きの製品もありますが、「小部屋」であっても、パワーの面でメイン暖房になりません。
その点をふまえると、扇風機+加湿+空気清浄機を兼ねる、この機種が合理的でしょう。
加湿は、冬場の風邪予防や、肌の保湿のため寝室で使うニーズに向いており、良い組み合わせだと思います。
特に、加湿器の部分は、新機軸が多いです。
フィルターの自動洗浄機能とUVによる水の除菌機能は、加湿器を使う際に「面倒」と思う部分に、ダイソン流の解決策をしっかり提示しており、他社モデルと比較しても、性能は良いです。
一方、加湿機能が付くダイソン製品は、超音波式の下位機もあります.
しかし、超音波式としては掃除点数が多く、面倒なので、やはり、選ぶならばこちらです。
空気清浄機も、専用機と較べるとやや非力ですが、脱臭もできますし、小部屋なら問題ないスペックでしょう。
もちろん、花粉症対策メインなどで考えるならば、【空気清浄機の比較記事】で書いたような専門の機種としっかり比較が必要です。
こういった機種には、加湿機能が付属するものもありますので、扇風機部分を除けば「ハイブリッド」化は可能です。
ホルムアルデヒドの部分は、今回の新機軸です。
最近の建材はこの部分が問題にならないので、家具からの発生などから気にされる以外は、値段で選んでも良いかと思います。
第4に、メインルームや寝室において、部屋のスペースの削減を極限までに狙う場合におすすめできるのは、
【2021年発売】(上位機)HP04後継機
18・Dyson Purifier Hot + Cool HP07 SB
18・Dyson Purifier Hot + Cool HP07 WS
¥48,800 楽天市場 (5/24執筆時)
風の強さ:リビング・小部屋向け
空気浄化速度:9畳/30分
暖房能力:1400W
加湿機能:
スイング:350度
センサー:ホコリ・ニオイ
騒音値: 23.8dB-48.6dB
ネットワーク:Wi-Fi
風の強さ ★★★★★
風の拡散性 ★★★★★
首振り機能 ★★★★★★
静音性の良さ ★★★★☆
ハイブリッド性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
Dyson Purifier Hot + Cool でしょう。
メインルーム用としては、確かに暖房能力が、弱いです。
しかし、この機種を現実的に利用する場合は、エアコンなどの「補助暖房」としてでしょうから、十分に役に立つでしょう。
空気清浄機の部分は、ただし、リビングで使う場合、多少除去に時間がかかる部分があります。
た、重度の花粉症の方がいないならば、この水準でもOKです。
寝室用ならば、もちろん、暖房力・花粉除去力とも、メインで利用できる水準と言えます。
ハイブリッド機として、加湿機能以外は、「全部入り」の機種なので、引っ越しなどで「全く家電のない状態」から、機種選びをする場合、初期費用とスペースの削減効果は高いと思います。
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【2022年発売】HP09WG
22・Dyson Purifier Hot + Cool Formaldehyde HP09 WG
¥75,200 楽天市場 (5/24執筆時)
【2024年発売】
23・ Dyson Purifier Hot + Cool HP2 De-NOx HP12 WG
¥67,777 楽天市場 (5/24執筆時)
風の強さ:リビング・小部屋向け
空気浄化速度:9畳/30分
暖房能力:1400W
加湿機能:
スイング:350度
センサー:ホコリ・ニオイ・HCHO
騒音値: 23.5dB-48.9dB
ネットワーク:Wi-Fi
風の強さ ★★★★★
風の拡散性 ★★★★★
首振り機能 ★★★★★★
静音性の良さ ★★★★☆
ハイブリッド性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、新築の子供部屋ほか、ホルムアルデヒド対策に価値を見いだせそうな場合は、こちらの上位機も選べるかと思います。
新旧あります。
本編で書いたように、フィルタは新機種は新しいものが装備で、センサーは、ホルムアルデヒド(HCHO)検知センサーがある部分で、旧機のが性能は良いです。
難しいですが、検知が実仕様であまり効果的とも言えず「ユーザー受けしなかった」からなくなった可能性もあるんで、今の値段ならば、(一応)新機種を推します。
暖房タイプですが、本機もホルムアルデヒド(HCHO)検知センサーと、それを処理できる酸化分解触媒フィルタでの処理ができますから。
捕捉:関連するコンテンツの紹介
というわけで、今回は、ダイソン空調家電の紹介でした。
なお、「ハイブリッドモデル」は、どのメーカーの製品にも言えることですが、それぞれの付属機能は、専門機に比べると能力が劣っている部分があります。
そのため、基本的には、それぞれ「別々に」揃えた方が、高性能を得られます。
もちろん、スペースの節約を取るか、それとも、家電としての性能を取るか、とても難しい選択です。
1・DCモーター扇風機の比較
2・加湿機の比較
3・(加湿)空気清浄機の比較
4・セラミックファンヒータの比較
とりあえず、それぞれの専門機を詳しく比較するリンク記事を載せておきます。各自、メリットとデメリットを考えて頂ければと思います。
ではでは。