今回の結論!
Bluetoothイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!
1・Bluetoothイヤホンの比較(1)
1-1:JVC 〈日本〉
1-2:ソニー〈日本〉
1-3:ヤマハ〈日本〉
1-4:オーディオテクニカ〈日本〉
2・Bluetoothイヤホンの比較(2)
2-1:Anker〈米国〉
2-2:Beats〈米国〉
2-3:SHURE〈米国〉
2-4:パナソニック〈日本〉
2-5:ゼンハイザー〈日本〉
2-6:AVIOT〈日本〉
3・Bluetoothイヤホンの比較 (3)
=最終的なおすすめ製品の提案
というわけで、今回は、Bluetoothイヤホンを紹介しました。
最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。
第1に、通勤通学・出張など、どこでもマルチに利用できるBluetoothイヤホンとしておすすめなのは、
【2019年発売】
10・SONY WI-1000XM2 BM
11・SONY WI-1000XM2 SM
¥33,400 Amazon.co.jp (12/1執筆時)
再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, LDAC
連続再生時間:10時間
ドライバー:9mm+BA
ノイキャン:Wマイク式(自動)
防水性能:
重さ:58g
音質の良さ ★★★★★★
重低音 ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★★
軽量性 ★★★★☆
防塵・防滴性 ★★★☆☆
ハイレゾ音源 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
SONYのWI-1000XM2でしょう。
他社モデルでは、BOSEのQuietComfort 30がライバルでしたが、すでに終売ですので、高級機ではライバルがなくなりました。もともとノイキャン部分の使い勝手は、ソニーのが良かったので、問題ありません。
今選ぶならば、こちらだと思います。
装着方法は、ネックバンド型ですので、トレーニングには向きません。
ただ、それ以外の場面では、自宅・外出先・出張中など、シーンを問わず、最も快適に利用できる機種と言えます。
ノイズキャンセリング技術は、2マイク式で、現状ではこれ以上ない精度を期待できます。
2019年機からは、「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」も採用され、さらに強化されました。
その上で、ソニーの場合、アダプティブサウンドコントロールが利用できます。
歩行での移動、電車移動、職場での利用など通勤中のシーンの変化に合わせて、モードを自動変化させるため、利便性が他社を凌ぎます。
音質面でも、ハイブリッド型を採用して、音域を拡げ、ハイレゾにも対応できる性能です。
ハイレゾ音源再生時にも、ノイズキャンセラは有効ですから、利便性も高いです。
Bluetoothコーデックも、LDACに対応できるため、ハイレゾ音源の再生も問題ありません。
定額聴き放題サービスでも、CD音源に変わる形で最近広まっていますし、重視しても良いでしょう。
例えば、アマゾンの定額聴き放題サービスでは、「Amazon Music HD」で、ハイレゾ音源の配信がはじまっています。
2021年6月からは、通常音質の聴き放題サービスであるAmazon Music Unlimited(月額980円/プライム会員780円)契約だけで、CD・ハイレゾ音質となるこちらのサービスが聴けるようになっています。
詳しくは、同社の説明サイト(こちら)をご覧ください。無料試用も可能です。
また、CDレベルの音源でも、ハイレゾ音質までアップコンバート再生できるDSEE HXを搭載します。そのため、イヤホンの性能を無駄にすることはないでしょう。
あえて難点を言えば、その価格の高さです。
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【2020年発売】
15・ヤマハ Empower Lifestyle EP-E70A-B
16・ヤマハ Empower Lifestyle EP-E70A-W
¥20,801 楽天市場 (12/1執筆時)
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC, AAC, aptX adaptive
連続再生時間:9時間
ドライバー:9.2mm
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:62g
音質の良さ ★★★★★★
重低音 ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★
軽量性 ★★★☆☆
防塵・防滴性 ★★★☆☆
ハイレゾ音源 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
ただ、ノイズキャンセラの効きより、「音のクリアさ」を重視するならば、ヤマハのEP-E70Aは良い候補です。
とくに、ソニー機と違って、Apt-XとApt-X adaptiveに対応します。
この部分で、Android系のスマホユーザーで、高音質音源を持っている方は音質が良い部分があるでしょう。映像視聴時の遅延対策にもなります。
先述のように、キャンセル力は「ほどほど」ですが、原音を大事にしつつの変換となるため、ノイキャン特有の音質が苦手な一部の方には向くでしょう。
一方、ソニーと比較すると、列車内などの騒音の打ち消し効果はイマイチで、ドライバー自体の工夫も負けると言えますが、自然な音質を大事にしたい方には向きます。
第2に、主に、自宅・職場・図書館など、座りながら利用するかたにオススメな高音質機は、
【2019年発売】
30・SHURE SE215SPE+BT2-A
¥29,780 Amazon.co.jp (12/1執筆時)
再生周波数帯域:17Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:10時間
ドライバー:6.2mm
ノイキャン:
防水性能:
重さ:30g
音質の良さ ★★★★★★
重低音 ★★★★★★
ノイズキャンセル ★★★☆☆
軽量性 ★★★★☆
防塵・防滴性 ★★★☆☆
ハイレゾ音源 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
SHURE SE215シリーズでしょう。
遮音性が高いため、没入感の良さだけで言えば、今回紹介した中でも最高クラスです。
音質面も、その上で、中音域の聞きやすさをキープしつつ、豊かな低音域を聴かせるタイプなので、集中する用途には良いでしょう。
内蔵されるアンプの精度も良く、小音量でも、しっかりバランス良く聴かせるため、この用途には良いでしょう
ただし、遮音性の高さから、移動中の利用は「危ない」ので、この部分だけは注意してください。そういった場合は、外音取込もできるSONYなどが良いかと思います。
第3に、比較的格安なBluetoothイヤホンとして、おすすめなのは、
【2019年発売】
1・JVC HA-FX87BN
¥6,136 Amazon.co.jp (12/1執筆時)
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:5時間
ドライバー:9.1mm
ノイキャン:1マイク式
防水性能:
重さ:22g
音質の良さ ★★★★☆
重低音 ★★★☆☆
ノイズキャンセル ★★★★☆
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★☆☆
ハイレゾ音源 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
日本のJVCケンウッド(日本ビクター)のA-FX87BN でしょう。
1万円以内の格安機としては珍しく、ノイズキャンセラーが付属します。
通勤・通学時の利用の場合、再生周波数帯域やドライバーのサイズより「騒音対策」が、事実上音質を決める部分があるため、この部分を評価しました。
1万円以上の機種とは差はありますが、9.1mmドライバーですし、価格以上の総合性能です。
予算が限られる場合は、こちらが良いでしょう。
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【2019年発売】
20・Anker Soundcore Life NC A32010F1
¥5,990 Amazon.co.jp (12/1執筆時)
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:10時間
ドライバー:12mm
ノイキャン:1マイク式
防水性能:IPX5
重さ:60.5g
音質の良さ ★★★★☆
重低音 ★★★★☆
ノイズキャンセル ★★★☆☆
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★☆☆
ハイレゾ音源 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
ただ、JVCは、音質の味付けが「バランス重視」で、低音の迫力や、高音のきらやかさが乏しいため、迫力重視の場合は、物足りなさを感じる場合があります。
その場合は、大きめの12mmのドライバーを採用する、Anker機が候補となります。
ソニーも重低音が自慢の機種がありますが、ノイキャン付きだと1万円を超えますのです。
音質面では、ドライバー以外の部分の工夫に乏しいのですが、日常生活における利便性を考えると、やはり、ノイキャンを優先するべきでしょう。
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【2018年発売】
29・JBL REFLECT MINI 2 BLREFMINI2BLK
¥9,480 Amazon.co.jp (12/1執筆時)
再生周波数帯域:10Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:8時間
ドライバー:5.8mm
ノイキャン:
防水性能:IPX5
重さ:16g
音質の良さ ★★★☆☆
重低音 ★★★★☆
ノイズキャンセル ★★★☆☆
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
ハイレゾ音源 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
一方、ジョギングなど、アクティブな動きを伴うシーンでも利用する場合は、ずり落ちにくいアークサポーターが付属した上で、しっかりした防水性能がある、JBL機が良いでしょう。
TWS型全盛なので、左右ワイヤーのBluetoothだと、高級機を含めて、スポーツタイプは現状で減っていて、選択肢としてもこれ以外ないです。
この用途ならば、ノイキャンは不要ですし、軽量なコード型である部分も活きるでしょう。
補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介
というわけで、今回は、Bluetoothイヤホンの紹介でした。
なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。
1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】
ワイヤードモデルなども含めて探しているかた、よろしければ、これらの記事をご覧ください。
また、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。
よろしければご覧ください。
1・アップルの iPod touchの比較
2・ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ
また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。
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(前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)
ではでは。