Top 生活家電 比較2022’【涼しい】高級エアコン34機の性能とおすすめ・選び方(5):高性能エアコン編

2022年08月22日

比較2022’【涼しい】高級エアコン34機の性能とおすすめ・選び方(5):高性能エアコン編

【今回レビューする内容】2022年 安いが高性能!新型エアコンの性能とおすすめ・選び方:高級・ハイエンドエアコン編

【比較する製品型番】ダイキン Rシリーズ AN22ZRS-W AN25ZRS-W AN28ZRS-W AN36ZRS-W AN40ZRS-W RXシリーズ S22ZTRXS-W S25ZTRXS-W S28ZTRXS-W S36ZTRXS-W S40ZTRXS-W シャープ L-Pシリーズ AY-N22P AY-L22P AY-N25P AY-L25P AY-N28P AY-L28P P-Xシリーズ AY-P22X AY-P25X AY-P28X AY-P36X 日立 白くまくん PAM Xシリーズ RAS-X22L RAS-X22M RAS-X25L RAS-X25M RAS-X28L RAS-X28M

今回のお題
最新のエアコンで、最もお得でオススメな機種はどれ?

 ども、Atlasです。

  今日は、2022年8月現在、最新のエアコンを比較しています。

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1・格安エアコンの比較 (1)
  1-1:パナソニック
  1-2:ダイキン
  1-3:日立
   予算:3万円〜10万円
2・格安エアコンの比較 (2)
  2-1:富士通
  2-2:三菱重工
  2-3:三菱電機
  2-4:東芝
   予算:3万円〜10万円
3・格安エアコンの比較 (3)
  3-1:シャープ
  3-2:アイリスオーヤマ
  3-3:コロナ
   予算:3万円〜10万円
4・高性能エアコンの比較 (1)
  4-1:パナソニック
  4-2:富士通
   予算:10万円〜30万円
5・高性能エアコンの比較 (2)
  5-1:ダイキン
  5-2:シャープ
  5-3;日立
   予算:10万円〜30万円
6・エアコンのおすすめ 【まとめ】
  結論としておすすめ機種を提案

 5回目記事となる今回は、ダイキン・シャープ・日立の10万円を越えるグレードの高性能エアコンを紹介します。

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 最上位機に、特殊なコンセント工事が必要になる単相200Vのエアコンしかないメーカーの製品を除けば、上位機はだいたい網羅しました。

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 なお、(コンセントを含む)「エアコンの基本的な選び方」については、1回目の記事(こちら)の冒頭で説明しました。

 お時間のある方は、そちらからお読みになると分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。 

ーーー

冷房能力   ★★★★★
暖房能力   ★★★★★

気流制御   ★★★★★
スマホ連携  ★★★★★

異常気象対応 ★★★★★
カビ臭対策  ★★★★★
   
総合評価   ★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を一機ずつ比較していきます。

 その上で、最後に「結論」として、上表の様なポイントから、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

5-1・ダイキンの高性能エアコン

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 はじめに、ダイキンの高性能エアコンです。

 下位機種同様に「異常気象」に強いタフネスさをキープしつつ、「上位機は、換気と加湿」という、時代のニーズに合わせた新機能が魅力です。

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 なお今回も、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で記します。


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 【6畳向き】

 【2022年モデル】(2021年10月発売)

 20・ダイキン Rシリーズ AN22ZRS-W
  ¥231,910 楽天市場 (8/22執筆時)

 20・ダイキン RXシリーズ S22ZTRXS-W
  ¥128,400 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:2.5kW (0.6〜6.2)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.5〜3.3)6〜 9畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:115%(630kWh)
年間電気代:17,010円     

 【8畳向き】

 【2022年モデル】(2021年10月発売)

 21・ダイキン Rシリーズ AN25ZRS-W
  ¥238,000 楽天市場 (8/22執筆時)

 21・ダイキン RXシリーズ S25ZTRXS-W
  ¥141,980 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.6〜6.3)6〜 8畳
冷房能力:2.5kW (0.4〜3.5)7〜 10畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:115%(717kWh)
年間電気代:19,359円   

 【10畳向き】

 【2022年モデル】(2021年10月発売)

 22・ダイキン Rシリーズ AN28ZRS-W
  ¥258,000 楽天市場 (8/22執筆時)

 22・ダイキン RXシリーズ S28ZTRXS-W
  ¥157,400 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:3.6kW(0.6〜7.3)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW(0.7〜4.0)8〜 12畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:117%(779kWh)
年間電気代:21,033円   

 【12畳向き】

 【2022年モデル】(2021年10月発売)

 23・ダイキン Rシリーズ AN36ZRS-W
  ¥172,500 楽天市場 (8/22執筆時)

 23・ダイキン RXシリーズ S36ZTRXS-W
  ¥183,800 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:4.2kW(0.6〜7.3)9〜 12畳
冷房能力:3.6kW(0.7〜4.1)10〜 15畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:132%(1048kWh)
年間電気代:28,296円   

 【14畳向き】

 【2022年モデル】(2021年10月発売)

 24・ダイキン Rシリーズ AN40ZRS-W
  ¥333,890 楽天市場 (8/22執筆時)

 24・ダイキン RXシリーズ S40ZTRXS-W
  ¥182,000 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:3.6kW(0.6〜7.5)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW(0.7〜4.0)8〜 12畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:128%(1201kWh)
年間電気代:32,427円   

 こちらは、ダイキンRシリーズに属する6畳用のエアコンになります。

 流通経路の違いで2種の型番がありますが、いずれもダイキンの最上位機のエアコンです。

 AN型番(Rシリーズ)は、デンキヤルートなので、(通常)工事費セットの価格です。

 なお、ダイキンは、最上位機は、小型機でも100V 20Aになる点は、注意してください。

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 暖房能力冷房能力は、電源の違いの部分もありますが、どのサイズも最高水準であり、問題ありません。 

 その上で、パナソニック機の最上位機にも見られましたが、暖房時の屋外の空気中の水分を取り出して、利用する「加湿機能(うるる加湿)」機能があります。

 無給水で、8畳クラスで、500ml/hの加湿量なので、【加湿器の比較記事】で紹介した水タンク式の専門機と同等以上の加湿量です。

 ただし、屋外との温度差で加湿量は変わるでしょうし、湿度の指定も不可です。ちなみに、スペック的は、屋外7度・室内20度のものです。

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 一方、パナソニックの高級機でも見ましたが、ダイキンにも換気機能があります。

 通常、普通のエアコンは、熱交換だけを室外機と行うもので、換気はしていません

 これは、他社も同様ですが、エアコンから出ている空気は、室内の空気です。

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 ただ、本機は機構上、室外機と空気の流路がつながります。

 ある程度、換気もします。

 従来、エアコンは、ガスを利用せず空気が汚れないため、この部分はあまり注目されませんでした。しかし、コロナ以降は、事情が異なってくるでしょう。

 一方、この機能は、2022年モデルから、パナソニックも後を追う形で搭載してきました。また、1時間あたり給気できる量は、パナソニックのが10%ほど多いです。

 ただ、次の点で、ダイキン機のほうが優れる部分があります。

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 第1に、給気換気のほか、排気換気にも対応する点です。

 パナソニックの場合、外からホースを伝って給気をできるという仕組みで、排気は室内の換気口などに任せる「給気換気方式」でした。 

 ダイキンも「給気換気」ができますが、加えて、室内の空気を外に出す「排気換気」も自動切り替えで対応になります。2022年モデルからです。

 メリット性があるのは夏場です。

 例えば帰宅直後の「ムッと」した熱を、センサー検知後に自動的に排気します。逆に室内が低温になった場合、給気換気に切り替わるわけです。

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 応用的に、排気換気を手動設定して、ニオイや湿気を逃がすことも可能です。

 加えて、エアコンの内部乾燥運転の際の湿気も外に逃がすので、(夜など)オフにした後の不快感は軽減します。

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 第2に、センサー連動で換気を行う点です。

 人センサーと連動して、不在時に給気換気量(給気風量)を自動で減らすセンサー換気にも対応します。

 いずれも、気密性の低い木造家屋には「無用」な機能でしょうが、マンションなどは意味があるでしょう。

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 除湿運転も、特色があります。

 肌寒い時期に(電気代のかかる)ヒーターを使った再熱除湿にしなくても、外気温度14℃までならば除湿運転ができるようになりました。

 多段階電子膨張弁の制御で、冷媒の流量を可変できる技術を使います。

 これにより、夏場も室温に対する除湿量が高まるため、除湿運転の快適度も本機は良いです。パナソニックのエネチャージ システムも除湿部分の工夫ですが、本機の仕様も良いかと思います。

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 気流制御は、ダイキンの下位機種はあまり工夫がなかったですが、本機は、赤外線センサーと連動した運転をします。

 前方160度に限られますが、人・壁・床の温度情報を取得し、AIが快適な温度で自動運転するAI快適自動運転が目立ちます。

 ただ、カメラセンサーを利用する日立や、複合的なセンサーを活用するパナソニックには、総合的な精度では及ばないでしょうが、評価できます。

 一方、風の到達距離についての情報はないですが、ダイキンについては、風量を従来的に重視した構造ですし、この部分の不安はありません。

 省エネ性は、この部分もあり、本機も評価が高いです

 自動お掃除機能は、この機種も搭載になります。

 ただし、ダストボックス式で、特に面白い工夫はないです。

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 清潔性の部分では、かなり工夫が見られます。

 本機は換気機能を利用した加湿機能があります。その加湿水の一部を利用する加湿水洗浄機能があります。

 この方法は時間がかかるので、あくまで「月一回の」お手入れ用です。しかし、お掃除効果は期待できるでしょう。

 イオン(ストリーマ)放射機能を利用しつつ乾かすので、お手入れの際のカビ対策も万全です。ニオイの原因菌の抑制効果も期待できます。

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 一方、水を加湿に使う方式なので、「月一回」ではなく日常運転時のカビ対策も重要です。

 その点は、熱交換器の油汚れ対策を含むコーティングで解決する方向です。

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 空気清浄機能は、非搭載です。

 「換気」に力点をおくメーカーなので、これでいいのでしょう。

 一方、ニオイについては、水de脱臭という機能で、水分子に壁などの付着臭を吸収させる仕組みはあります。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiが付属です。

 自社アプリで、外出先からの操作も可能です。

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 酷暑対応は、室外機46度対応を表明します。

 その上で、寒冷地については、下位機種以上で、-25℃対応です。

 標準でも、寒冷地仕様で、酷暑・極寒への対応力は、全メーカーを通しても評判が最も良いです。

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 以上、ダイキンRシリーズの紹介でした。

 加湿機能・換気機能を持つパナソニック最上位機がライバルです。

 比較する場合、排気換気も対応する点で夏場に有利であること、、(寒冷地仕様の機種でなくとも)酷暑・酷寒に強いことが本機のメリット性です。

 一方、空気清浄機能は本機は非搭載で、霜取り運転で停止せず、間断なく運転できるエネチャージ システムがある点では、パナソニック機が有利です。

 あとの部分は、ほとんど互角と思えますので、あとは値段でしょう。

 全社通しても、技術的に面白いのは、本機とパナソニックの最上位機だと思います。家電好きのAtlasとしては、今買うなら、そのどちらかを選ぶでしょう。

5-2・シャープの高性能エアコン

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 はじめに、シャープのエアコンです。

 同社の場合、ポイントは明確で「空気のクリーンさ」に注目した上位機を展開です。


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 【6畳向き】

 【2021年発売】

 25・ シャープ AY-N22P-W
  ¥120,800 楽天市場 (8/22執筆時)

 【2020年発売】

 25・ シャープ AY-L22P-W
  ¥100,900 Amazon.co.jp (8/22執筆時)

暖房能力:2.5kW (0.8〜4.5)6〜 8畳
冷房能力:2.2kW (0.8〜3.2)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:100%(717kWh)
年間電気代:19,359円

 【8畳向き】

 【2021年発売】

 26・ シャープ AY-N25P-W
  ¥128,800 楽天市場 (8/22執筆時)

 【2020年発売】

 26・ シャープ AY-L25P-W
  ¥97,850 Amazon.co.jp (8/22執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.8〜4.5)6〜 8畳
冷房能力:2.5kW (0.8〜3.3)7〜 10畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:100%(815kWh)
年間電気代:22,005円

 【10-12畳向き】

 【2021年発売】

 27・ シャープ AY-N28P-W
  ¥137,800 楽天市場 (8/22執筆時)

 【2020年発売】

 27・ シャープ AY-L28P-W
  ¥104,270 Amazon.co.jp (8/22執筆時)

暖房能力:3.6kW (0.8〜5.2)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.8〜3.4)8〜 12畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:100%(913kWh)
年間電気代:24,651円   

 こちらは、シャープL-Pシリーズです。

 ユニークな形状の製品ですが、同社の(2021年までの)最上位機となります。

 個人的に、別宅に同社の上位機(少し形状の異なる最上位機の旧機種)を導入していて、パナソニック機同様にわりとなじみのある製品です。

 ただ、後ほどみるように、2022年から最上位機の形が変わりました。そちらはあとで紹介します。

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 なお、春先に2021年機がN-Pシリーズ登場します。 

 新機種との違いは、下位機種と同じで、スマホ操作における、ペットに最適な気流(ペットモード)と、学習した不在時間にプラズマクラスターの照射をする機能(消臭モード)の追加です。

 その上で、かどに冷房暖房をするのを控えるやさしさモードが追加です。

 どれも、制御プログラムのマイナーチェンジであり、基本的に安い方で良いです。

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 暖房能力は、6畳用が最大4.5kw、10-12畳用が最大5.2kwです。

 冷房能力は、6畳用が最大3.2kw、10-12畳用が最大3.4kwです。

 この部分だけで言えば、本機は、他社のような「高級になるほどパワフル」という原則から外れます。 

 気流制御は、同社伝統の幅広なフラップで、アレンジされた気流を出していきます。

 方向性は「長く届くものの、風自体を感じにくい気流」を出すという方向です。

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 一方、本機の最大の注目点は「空気清浄」の部分です。

 得意な形状はこのためで、上部からパワフルに空気を集塵し、空気を送り出す構造にしています。

 フィルター(AZ-LPSF2)の面積は、同じ部分に配慮されるパナソニック機より広く、厚みがあります。

 フィルターは、ホコリだけでなく、ニオイも吸着できる脱臭フィルターとのハイブリッドです。

 パナソニック機は「ほこりのみ対応」で、ニオイは、マイナスイオン(ナノイー)任せなので、本機は、この部分でもより「本格的」です。

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 その上で、シロッコファンの吸引力のほか、Wセンサー(ニオイ+ホコリ)を装備する点で、この部分の性能は、エアコンとしては「業界一」でしょう。

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 一方、シャープ製品を含めて【加湿空気清浄機の比較記事】で紹介したような、専門機と比較すると、能力は限定的です。

 例えば、フィルターが10年保つ専門機に対して、本機は、1.5年で交換(定価5000円)です。集塵力も、専門機が、99.97%水準のHEPA規格であるのに対して、こちらは、それに満たない99%です。

 さらに言えば、エアコンは上部吸引の仕組みなので、床やその近くに漂う(重みのある)花粉を効果的に吸塵できるか「疑問」です。

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 結論的にいえば、【加湿空気清浄機の比較記事】で紹介したような製品の代わりにはならず、「補助」以上の役割は期待しにくいでしょう。

 ただ、全く意味がないわけではなく、専門機との併用時に、清浄にかかる速度的なメリットはあると思います。その場合、「上から」という部分も活きるでしょう。

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 自動お掃除機能は、未付属です。

 6ヶ月に一度、上部のフィルターを掃除することが必要です。

 省エネ性は、一方、他社のハイエンド機と違って、省エネ達成率が100%水準です。

 空気清浄に力を入れているためでしょうか、いずれにしても、標準機と同等で、重視はされません。

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 清潔性の部分では、プラズマクラスターNEXT(マイナスイオン)が搭載です。

 放出量は同社最高レベルです。

 マイナスイオンは、基本的に風の当たる部分に届くものなので、風が当たる場所に置いた衣類などは、消臭・静電気抑制などの効果は期待できそうです。

 一方、パナソニックのナノイーXと異なり、熱交換器に放出はせず、エアコン自体のカビ対策は不可です。利用の方向性としては、そちらの方が合理的ですし、やや残念です。

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 ネットワーク機能は、対応です。

 下位機種でも書いたように、シャープ機はIOT家電の部分では、かなり優秀です。

 酷暑対応は、本機は45度の対応を明記します。

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 以上、シャープL-Pシリーズの紹介でした。

 基本となる冷暖房出力が弱めです。

 そうなると、空清機能のみ、最上位機として他社より評価できる機種となります。この部分に特化して考えるならば、選択肢にはなるでしょう。

 ただし、その場合も、能力には限界があるため、【加湿空気清浄機の比較記事】の補助用としてのみおすすめできます。


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 【6畳向き】(7畳)

 【2022年発売】

 28・ シャープ AY-P22X
  ¥192,850 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:2.5kW (0.7〜5.6)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.7〜3.4)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:125%(578kWh)
年間電気代:15,606円

 【8畳向き】

 【2022年発売】

 29・ シャープ AY-P25X
  ¥202,750 楽天市場 (8/22執筆時))

暖房能力:2.8kW (0.7〜5.6)6〜 8畳
冷房能力:2.5kW (0.7〜3.5)7〜 10畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:124%(666kWh)
年間電気代:17,982円

 【10畳向き】

 【2022年発売】

 30・ シャープ AY-P28X
  ¥212,650 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:3.6kW (0.8〜7.0)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW (0.8〜4.4)8〜 12畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:122%(757kWh)
年間電気代:20,439円

 【12畳向き】

 【2022年発売】

 31・ シャープ AY-P36X
  ¥222,550 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:4.2kW (0.8〜7.0)9〜 12畳
冷房能力:3.6kW (0.8〜4.6)10〜 15畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:136%(1032kWh)
年間電気代:27,864円

 こちらは、シャープP-Xシリーズです。

 2022年からの最上位機となる製品です。正確には、2021年までのN-Xシリーズの後継機ですが、先ほどの機種がなくなったので、名実共に「フラッグシップ」となりました

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 暖房能力冷房能力は、各社の最上位機と比べても、その能力は引けを取りません。

 ただ、最低出力が総じて高めなので、適温に達してからの細かい温度管理(弱運転)は、さほど繊細にはできないとはいえそうです。

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 除湿は、わりと工夫があります。

 とくに、気温が低い場合の除湿について、熱交換器の温度を氷点下まで下げることで、湿気を取りやすくする工夫があります。

 日本海側など、湿気が問題になる地域については、この仕組みは有効でしょう。なお、運転時の寒風は、ファンの回転数を落とすことであたりにくくしています。

 高温多湿時は、逆にファンを回転させて風を起こしますが、独特のフラップを利用して、天井に風をぶつける「コアンダ気流」で、風を体にあたりにくくしています。

 シャープは「匠の冷房」と呼びますが、後述の特色ある気流制御と、この部分の工夫で、冷房時の不快感を低減させる仕組みです。

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 そのほか、設定した温度に到達したあとでも、冷房が止まらず、外気による湿度上昇を抑える仕組みなどがあります。

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 気流制御は、シャープらしく、空力を考えた設計の幅広なフラップを利用して風を飛ばす方向性です。

 ロング気流で15mです。到達距離が自慢の富士通ゼネラルのZシリーズを除けば、最高クラスでしょう。

 また、フラップが完全に空いた形になるので、横方向にも180度拡がるというのも、シャープの良い部分と言えます。

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 一方、本機については、同社の最上位機の伝統だった、空気清浄機能は省略です。

 ただ、今回の記事でたびたび触れたように、エアコンこの機能を持たせるのは、少し無理があるので、これで良いかと思います。

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 センサーは、他社より充実するとも言えませんが、足もとセンサー(赤外線センサー)は見どころです。

 エアコンから6mの範囲に限られますが、床温度と人の有無を検知できます。

 これを利用して、足もとの温度を何度にするかリモコンで設定できるのは、本機の面白さです。

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 自動お掃除機能は、本機は付属です。

 ダストボックス式なので、自動排出はされず、メンテは必要です。

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 清潔性の部分では、プラズマクラスターNEXT(マイナスイオン)が搭載です。

 放出量は、パナソニックのナノイーXのようにグレードがあります。

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 本機の場合、プラズマクラスターNEXTですので、同社最高レベルです。

 なお、シャープの場合、マイナスイオンについても、適応畳数を示します。

 基本的に、エアコンの冷暖房能力が示す畳数に対して、マイナスイオンの適応面積のがやや狭いので、シャープ機の場合、店頭表示にある「10畳用・12畳用」などの数字は、プラズマクラスター部分の有効面積を示しています。

 (まあ)特に問題があるわけではなく、その部分を考えなければ、もう少し広めでも使えるとポジティブに考えれば良いでしょう。

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 逆に、この点も、繰り返し述べていますが、マイナスイオンはオゾンが微量発生するため、ご自宅の空調家電にマイナスイオン放出機能がある場合、注意してください。

 エアコンのものは電極が多く強力なので、片側を切るなどしたほうが良いかと思います。

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 一方、本機については、プラズマクラスターを内部に向けて運転することで、カビ対策をする仕組みがあります。

 パナソニックと違って、シャープの場合、入門機のエアコン(プラズマクラスター7000)だとこの機能はないのですが、上位機(プラズマクラスターNEXT)だとこの機能が付与されます。

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 ネットワーク機能は、対応です。

 先述のように、シャープ機はIOT家電の部分では、かなり優秀です。

 酷暑対応は、本機は45度の対応を明記します。

 最近は各社ともこの部分の水準が上がっている(50度)ので、少し弱いと言えばそうです。

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 お手入れについては、フラップが大きい利点で、かなりしやすいです。

 この部分は、ファンのメンテも容易な日立の最上位機を除けば、かなり優秀と言えます。

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 以上、シャープP-Xシリーズの紹介でした。

 多機能ですが、メインの工夫はやはり「大きなフラップ」による、大胆な気流制御の部分でしょう。

 とくに、左右方向に風を広げやすいので、エアコンの設置場所の都合で、ワイド風を重視した方が快適な環境ならば、割と良いかと思います。

 一方、メーカーごとの独自色という意味では、(空気清浄をやめたので)やや目立つ特色にかけるフラッグシップ機には思えます。

5-3・日立の高性能エアコン

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 続いて、日立の高性能エアコンです。

 同社の下位機種同様に「清潔性」について、最も力を入れます。 


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 【6畳向き】

 【2022年モデル】(2021年10月発売)

 32・日立 白くまくん RAS-X22M-W
  ¥190,917 楽天市場 (8/22執筆時)

 【2021年モデル】(2020年10月発売)

 32・日立 白くまくん RAS-X22L-W
  ¥------ 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.3〜6.1)6〜 7畳
冷房能力:2.5kW (0.4〜3.4)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:129%(555kWh)
年間電気代:14,985円     

 【8畳向き】

 【2022年モデル】

 33・日立 白くまくん RAS-X25M-W
  ¥210,874 楽天市場 (8/22執筆時)

 【2021年モデル】

 33・日立 白くまくん RAS-X25L-W
  ¥250,580 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.3〜6.1)6〜 7畳
冷房能力:2.5kW (0.4〜3.5)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:129%(631kWh)
年間電気代:17,037円     

 【10畳向き】

 【2022年モデル】

 34・日立 白くまくん RAS-X28M-W
  ¥207,863 楽天市場 (8/22執筆時)

 【2021年モデル】

 34・日立 白くまくん RAS-X28L-W
  ¥185,544 楽天市場 (8/22執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.3〜7.0)8〜 12畳
冷房能力:2.5kW (0.4〜3.9)8〜 10畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:127%(716kWh)
年間電気代:19,332円     

 PAM Xシリーズは、日立の「白くまくん」シリーズの最上位機です。

 新旧ありますが、今年度は、清潔性の向上がメインです。

 詳しくは後述しますが、内部素材がステンレスから、除菌力のある銅合金素材に変更になっています。そのほかは、換気みまもりAIの搭載ですが、これも後ほど見ます。

 201904081615.jpg

 暖房能力冷房能力は、最上位機らしく、各社のフラッグシップ機と比較して負けていません。。

 とくに、暖房能力は高いといえ、そちらメインで考えている方にはパワフルです。

 一方、最小運転時の出力は、同社の下位機種ほどではないですが、やはり優れます。

 202004271651.jpg

 気流制御は、本機の場合、カメラセンサーである「くらしカメラAI」と連動します。

 本機は人が識別できるカメラセンサーですので、風よけ、風あて制御がかなり精緻です。

 また、赤外線で、温度をサーチできるため、体の冷やしすぎ等について検知できるほか、家具の間取りも認識できます。

 パナソニック上位機などは、家具の間取りを最初に入力しておく必要がありますが、より完璧です。

 202111121507.jpg

 省エネ性は、本機も評価が高いですが、センサー運転による部分も多いでしょう。

 実際、単純に省エネ達成率だけで比較する場合、130%弱と各社の省エネ機だけで比べても数値が良いです。

 加えて、2022年機からは換気みまもりAIという機能が搭載されました。

 これは、カメラが捉えた人数や活動量から、換気のタイミングを音声で教えてくれる仕組みです。

 その上で、換気中と判断した場合、(暖めても熱が窓から逃げるので)急速に温度を上げない「換気みまもりAI制御」を行うようになりました。省エネ性に寄与する機能です。

 ただ、あくまで二酸化炭素濃度は「推測」で、正確な二酸化炭素濃度は測れない仕様です。CO2センサーはさほど部品代も高くないでしょうし、載せても良かったかなと思いました。

 201904082036.jpg

 ただし、カメラなので検知範囲がありますし、部屋が暗い際はとくに無力です。

 202004271658.jpg

 自動お掃除機能は、この機種も搭載になります。

 面白いのは、熱交換器以外に、ファンの部分も清掃できる点です。

 個人的にこの部分はかなり魅力です。通常、ファンはアクセスできない場所であり、エアコン掃除の際で最も汚れている部分ですから。

 202004271656.jpg

 清潔性は、日立は独特のこだわりがあります。

 同社の下位機種にも搭載ですが(復習がてら)もう一度書きます。

 第1に、凍結洗浄です。

 これは、霜(氷)をつかって熱交換器を凍結させ汚れを落とす工夫です。

 パナソニックのように結露水を利用するだけでなく、汚れを凍らせてから剥ぎ取るので、汚れ・ニオイ対策の部分が強力です。

 202105211414.jpg

 一方、日立機は、室外機の凍結洗浄にも対応します。

 ただ、室温・外気温が17度以上では「運転しない場合がある」との記載です。

 室内の本体は、外気1度以上、室内湿度70%以下と動作要求水準が低い点からすると、多少柔軟性がないです。

 その点、室外機については、主に「プレシーズンお手入れ」に使うものといえます。実際、工場出荷時にには、これらの機能がOFFですし、室外機についてはある意味「おまけ」でしょう。

 第2に、ヒートアタックです。

 冷房除湿運転時に、ファンを加熱してカビを抑制する工夫です。

 掃除すると分かりますが、ファンの部分は相当カビ汚れが溜まるため、この対策も良いでしょう。

 202111121451.jpg 

 一方、日立は清潔性にこだわるため、このグレードだけに搭載される上位技術もあります。銅合金ウイルス抑制と呼ばれるものです。

 2021年機までは排水トレーのみでしたが、今回、フィルターやフラップなど風路の多くに銅合金を採用しています。

 おそらく「除菌」という機能性を訴求したかったためだと思いますが、実空間での効果の検証がないです。とはいえ、静電気が発生しにくい部分での防汚効果が期待できるかと思います。

 なお、2021年機までは、下位機種と同じでステンレス製(ステンレスクリーン)でした。

 202011061157.jpg

 一方、この部分は以前からの機能ですが、凍結洗浄が排水トレーにも対応するほか、この部分の素材を銅にしています。

 ここは、(除菌とは関係なく)意味のある部分で、銅素材の採用は、ニオイやカビの抑制効果を高めます。

 とくに、この部分は、室外の温度差があまりない状況で運転する場合、結構ニオイの原因になる部分で、業者以外は掃除もできない部分のため、対策の強化は嬉しい部分です。

 空気清浄機能は、ステンレスイオン空清が搭載です。

 ただ、ステンレス製のパーマネントフィルタに帯電させる方式ですが、捕捉率約98%です。

 この方式の場合も、花粉対策に使える水準ではないです。

 ネットワーク機能は、日立も内蔵です。

 外出中に操作できますが、シャープやパナソニックほど色々できるわけでもないです。

 酷暑対応は、日立の場合も、酷暑対応について室外機46度対応を表明します。

---

 以上、日立の「白くまくん」Xシリーズの紹介でした。

 下位機種に引き続き、清潔性が高いのが最大の魅力です。除菌は「パワーワード」なので、CM的な意味を含めての採用だと思いますが、それを割り引いても、エアコンで一番嫌な部分、つまり、ニオイ対策には強いといえる製品です。

 その上で暖房力の高さと、くらしカメラAIという下位機にはない魅力も加わっています。

 (値段の高さ以外)欠点はあまりない機種であり、選んで後悔することは少ないでしょう。

次回に続く
最もお得で、おすすめのエアコンは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、高性能エアコンについて書いてみました。

 記事はもう少し「続き」ます。

 202011061242.jpg

1・格安エアコンの比較 (1)
  1-1:パナソニック
  1-2:ダイキン
  1-3:日立
   予算:3万円〜10万円
2・格安エアコンの比較 (2)
  2-1:富士通
  2-2:三菱重工
  2-3:三菱電機
  2-4:東芝
   予算:3万円〜10万円
3・格安エアコンの比較 (3)
  3-1:シャープ
  3-2:アイリスオーヤマ
  3-3:コロナ
   予算:3万円〜10万円
4・高性能エアコンの比較 (1)
  4-1:パナソニック
  4-2:富士通
   予算:10万円〜30万円
5・高性能エアコンの比較 (2)
  5-1:ダイキン
  5-2:シャープ
  5-3;日立
   予算:10万円〜30万円
6・エアコンのおすすめ 【まとめ】
  結論としておすすめ機種を提案

冷房能力   ★★★★★
暖房能力   ★★★★★

気流制御   ★★★★★
スマホ連携  ★★★★★

異常気象対応 ★★★★★
カビ臭対策  ★★★★★
   
総合評価   ★★★★★

 最終回となる、6回目の結論編こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、Atlasのおすすめといえる機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 結論編は→こちら

ーーー

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posted by Atlas at 14:09 | 生活家電

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