Top 生活家電 比較2024’【省エネ】高級エアコン58機の性能とおすすめ・選び方(5):高性能エアコン編

2024年02月14日

比較2024’【省エネ】高級エアコン58機の性能とおすすめ・選び方(5):高性能エアコン編

【今回レビューする内容】2024年 新型エアコンの性能とおすすめ・選び方:高級・ハイエンドエアコン編

【比較する製品型番】ダイキン Rシリーズ RXシリーズ AN404ARS AN364ARS AN284ARS AN254ARS N224ARS AN223ARS S224ATRS AN254ARS S254ATRS AN284ARS S284ATRS AN364ARS S363ATRS AN403ARS S403ATRS RBKシリーズ AN223ARBKS-W AN253ARBKS-W AN283ARBKS-W AN363ARBKS-W AN403ARBKP-W 富士通ゼネラルノクリア Zシリーズ AS-Z223N-W AS-Z253N-W AS-Z283N-W AS-Z224R AS-Z254R AS-Z284R Xシリーズ AS-X224R AS-X254R AS-X284R AS-X223N-W AS-X253N-W AS-X283N-W ゴク暖 ZNシリーズ AS-ZN253N-W AS-ZN254R-W DNシリーズ AS-DN253N-W AS-DN223N-W AS-ZN254R-W AS-DN224R-W AS-DN254R-W

今回のお題
最新の高性能エアコンのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2024年2月現在、最新のエアコンの比較5回目記事です。

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1・格安エアコンの比較 (1)
  1-1:選び方の基本の解説【導入】
  1-2:パナソニック〈日本〉
  1-3:ダイキン〈日本〉
  1-4:日立〈日本〉
   予算:3万円〜
2・格安エアコンの比較 (2)
  2-1:富士通〈日本〉
  2-2:三菱重工〈日本〉
  2-3:三菱電機〈日本〉
  2-4:東芝〈日本〉
   予算:3万円〜
3・格安エアコンの比較 (3)
  3-1:シャープ〈日本〉
  3-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
  3-3:コロナ〈日本〉
   予算:3万円〜
4・高性能エアコンの比較 (1)
  4-1:パナソニック〈日本〉
  4-2;日立〈日本〉
   予算:10万円〜
5・高性能エアコンの比較 (2)

  5-1:富士通〈日本〉
  5-2:ダイキン〈日本〉
   予算:10万円〜
6・高性能エアコンの比較 (3)
  6-1:シャープ〈日本〉
  6-2;東芝〈日本〉
   予算:10万円〜
7・エアコンのおすすめ 【まとめ】
  =最終的なおすすめの提案【結論】

 5回目記事となる今回は、富士通・ダイキンの10万円を越えるグレードの高性能エアコンを紹介します。

 最上位機に、特殊なコンセント工事が必要になる単相200Vのエアコンしかないメーカーの製品を除けば、上位機はだいたい網羅しました。

ーーー

冷房能力   ★★★★★
暖房能力   ★★★★★

気流制御   ★★★★★
スマホ連携  ★★★★★

異常気象対応 ★★★★★
カビ臭対策  ★★★★★
   
総合評価   ★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を一機ずつ比較していきます。

 その上で、最後に「結論」として、上表の様なポイントから、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

5-1・富士通の高性能エアコン

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 はじめに、富士通ゼネラルの「ノクリア」の高級機です。

 同社の高級エアコンは、風量や除湿機能に特色があります。

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 今回も、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分を青字で記します。


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 【6畳向き】

 【2024年1月発売】

 16・富士通ゼネラル AS-Z224R-W
   ¥236,300 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2023年発売】

 16・富士通ゼネラル AS-Z223N-W
   ¥149,888 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.5kW (0.6〜5.8)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.6〜3.4)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:104%(27年度)
年間電気代:18,693円(603kWh)

 【8畳向き】

 【2024年1月発売】

 17・富士通ゼネラル AS-Z254R-W
   ¥257,800 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2023年発売】

 17・富士通ゼネラル AS-Z253N-W
   ¥165,147 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.6〜5.8)6〜 8畳
冷房能力:2.5kW (0.6〜3.5)7〜 10畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:103%(27年度)
年間電気代:21,545円(695Wh)

 【10畳向き】

 【2024年1月発売】

 18・富士通ゼネラル AS-Z284R-W
   ¥268,600 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2023年発売】

 18・富士通ゼネラル AS-Z283N-W
   ¥128,780 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:3.6kW (0.6〜7.2)8〜 12畳
冷房能力:2.8kW (0.6〜4.1)8〜 10畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:103%(27年度)
年間電気代:24,149円(779Wh)

 Zシリーズは、富士通ゼネラル「ノクリア」の高級ラインのエアコンです。

 時期的に、新旧両機種あります。

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1・まるごとクリーンタイマー
2・お手入れお知らせ
3・スマホでの風向・風量調整 
4・アシストフラップの大型化

  新機種のみ付属の機能は、上表の通りです。

  1は、上位機として充実する複数のお手入れ機能を、必要があるとエアコンが判断したとき、実行する機能です。他社でもみられます。2は、富士通のの特長であるスピーカーを活かしたもので、やはり、お手入れのアシストです。

 3は、スマホ操作に関わる部分で、スマホでピンポイントな風量調整ができる用になったことを示します。4は、足もとにより暖房を行き渡らせるようにする改良になります。

---

 結論的にいえば、個別にみるとマイナーチェンジの印象です。ただ、スマホによる風向調整や便利です、お手入れのアシストは実用的です。前者は、本体部分の対応も必要なので、旧機のアプリアップデートで対応できない部分でしょう。

 ただ、安いうちは旧機でもOKには思います。あとは同じなので、同時にみていきます。

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 消費電力量は、上位機らしく「省エネ」です。

 先述のように、格安エアコンの平均は上図のような感じですが、それよりも、年間で4000円前後安いです。

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 暖房能力冷房能力は、上位機らしいスペックです。

 とくに、暖房時の暖かさは従来から「こだわり」がある企業です。

 ただ、新型のコンプレッサを導入したパナソニックの上位機と比べると、暖房はほぼ互角ですが、冷房能力では負ける部分はあります。

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 除湿機能は、富士通は、見どころがあります。

 他社が採用する、弱冷房除湿(ソフトクール除湿)ほか、再熱除湿機能も選べるからです。最近だと、再熱除湿を搭載する機種は少ないです。

 この場合、ヒーターを併用し、冷やして除湿し、暖めた空気を出るので、温度が低下しにくいメリットがあります。

 熱交換器を冷却器と再熱器に部分に分けて運用する方式で(弱冷房除湿よりは電気代がかかるものの)別のヒーターを搭載するわけでもないので、経済的です。

 だいぶ昔はここが難点でしたが、経済性が増したため搭載が続きます。

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 住宅構造の事情で、比較的寒い時期に除湿を利用したい場合、外気1度以上で動きます。

 再熱除湿でない機種もこのスペックの機種はあります。ただ、真夏以外の除湿量や温度低下を考えると、搭載に意義はあります。

 他のエアコンの除湿の場合、室外と室内の気温が同じほどだと除湿力が弱いため、再熱除湿は、梅雨・長雨の時期に寒い地域の場合、特に意義があるでしょう。

 なお、再熱除湿は、吹き出し口から、夏には「生暖かい空気が出る」ので、風に当たるような使い方をしない方が快適です。ただ、容易に対策できるでしょう。

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 加えて、このシリーズは「さらさら冷房」機能も搭載です。

 通常、対策のないエアコンは設定温度に到達すると(冷房しなくなるので)相対的に除湿が弱り、「寒いが多湿」になりやすいです。

 本機は、設定温度に近づくと、再熱除湿に自動で切り替わるため、湿気を取りきり蒸し暑さを感じにくいと言えます。

 各社、高級機だとこの部分に何らかの対策があります。ただ、真夏以外も強力な「再熱除湿」を使う部分で、メリット性はやや大きいでしょう。

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 気流制御は、スマートセンサーを利用する方式です。

 「複眼ふく射センサー」、つまり赤外線センサーを基本にします。

 富士通の場合、搭載のAI学習により温度ムラ予測体感温度予測を行うため、「ダブルAI機能」と呼んでいます。

 一方、この部分は、あとで見るように東芝が、高度なレーダーセンサーを採用したので、やはり、比較が必要です。

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 一方、富士通がこだわるのは、風の到達距離です。

 強力ファンと独立ルーパーによって、風の届く範囲も相当広いため、形状が複雑な部屋や、縦長の部屋などへの対応力は、同社の個性と言えます。

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 とくに、富士通はフラップが大型で、アシストフラップが付属するダブルウイングフラップです。ここはメーカーとしてこだわる「暖房」において有利で、足もとに風を送りやすくする工夫となります。

 富士通は、先述のように、スペック的な暖房能力(kW)では、他社に強いライバル機もあります。ただ、こうした工夫全体としていえば、暖房の快適さにも、強いこだわりがある印象です。。

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 その点で言えば、霜取り運転中に止まらず、暖房しながら運転するバイパス暖房も、ユニークと言えます。

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 自動お掃除機能は、搭載です。

 なお、富士通は、エアコン掃除機の「元祖」です。

 その分、メンテ性などの弱点も知っているのでしょうし、数年間、最上位機に搭載をやめていた時期がありました。

 近年復活させましたが、パナソニックのような排出機構も、東芝のような掃除機対応などもなく、進化もイマイチです。

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 清潔性は、最近各社とも工夫する場合が多いです。

 同社も、熱交換器に防かびコーティングをなすほか、フィルター・風経路ともに、防かび対策を施します。

 送風ファンを除けば、対策の言及があるので、日立などを除けば充実するほうかと思います。

 一方、同社がこだわるのは、熱交換器の加熱除菌です。他社は氷結させてゴミを流し、乾かすような構造を取ります。

 しかし、同社は、溜まった結露水を55度のお湯にして洗い流す方式です。

 諸説あるでしょうが、同社によると、カビ対策はお湯を使うことが最も効果的ということです。実際、熱交換器の「カビの抑制」ではなく「カビの除去」と表現します。

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 再熱除湿と同じで、再熱除菌も、部屋の温度が上がるので夏場にはとても不快ですので、寝室には正直おすすめしません。

 3回に1回はやるような指示ですが、タイマー設定ほか、センサーによる不在検知で、留守中に行わせることは可能です。

 確認したところ、その場合、冷房運転をして水を貯めてからの動作となるので、問題ないです。

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 空気清浄機能は、搭載です。

 富士通ゼネラルの場合、電気を使って花粉などを帯電させてフィルターに吸着させる、上位のプラズマ空清を利用します。東芝も使っている方式です。

 エアコンのように大きなフィルタを入れるスペースがない場合に便利です。

 捕捉率は、92%と「そこそこ」です。

 東芝のように熱交換器に付着させるのではなく、フィルタに吸着させる仕組みです。そのため、1年間に1度の洗浄メンテは必要です。

 ニオイの脱臭はできません。

 先述のように、エアコンの空気清浄機能には、各社とも「限界」があるため、過度に力を入れすぎず、この程度でも十分かな、とは思います。

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 ネットワーク機能は、富士通も搭載します。

 無線LANアダプタも内蔵です。外出先からの制御に対応します。

 富士通は、2022年機からネット経由でのファームウェアの更新に対応できようにしました。こちらも良い部分です。

 そのほか、声で操作をお知らせしてくれる機能、電気代を声、あるいはリモコンに表示する機能など、アナログな部分も充実します。

 酷暑対応は、外気温50度まで対応と、現状における業界最高水準です。

 寒冷地も、(2022年については)外気温マイナス15度なので、ダイキンを除けばタフな製品です。

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 以上、富士通ゼネラルのZシリーズの紹介でした。

 流行りの「換気・加湿機能」はない機種です。ただ、風量の強さや、再熱除湿など、基本的な部分において見どころは多いです。

 先述のように、利用後の加熱除菌という仕組みは、熱さが長い時間続くわけで寝室には不適でしょうが、リビングならば良いかと思います。

 6畳・8畳用ではとくに、部屋が最も早く冷える機種だと言えます。 


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 【6畳向き】

 【2024年2月発売】

 19・富士通ゼネラル AS-X224R-W
   ¥290,900 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年12月発売】(2023年モデル)

 19・富士通ゼネラル AS-X223N-W
   ¥178,355 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.5kW (0.6〜5.5)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.6〜3.4)6〜 9畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:101%(27年度)
年間電気代:19,251円(621kWh)

 【8畳向き】

 【2024年2月発売】

 20・富士通ゼネラル AS-X254R-W
   ¥315,300 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年12月発売】(2023年モデル)

 20・富士通ゼネラル AS-X253N-W
   ¥191,225 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.6〜5.5)6〜 8畳
冷房能力:2.5kW (0.6〜3.5)7〜 10畳
コンセント形状:100V 15A
省エネ達成率:100%(27年度)
年間電気代:21,510円(717kWh)

 【10畳向き】

 【2024年2月発売】

 21・富士通ゼネラル AS-X284R-W
   ¥178,355 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年12月発売】(2023年モデル)

 21・富士通ゼネラル AS-X283N-W
   ¥199,797 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:3.6kW (0.6〜7.1)8〜 12畳
冷房能力:2.8kW (0.6〜4.1)8〜 10畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:101%(27年度)
年間電気代:24,490円(790kWh)

 Xシリーズは、富士通ゼネラル「ノクリア」最上位機です。

1・まるごとクリーンタイマー
2・お手入れお知らせ
3・スマホでの風向・風量調整 
4・アシストフラップの大型化

 新旧両機種あります。

 違いは、1つ上でみたZシリーズの場合と同じです。

 操作性・メンテ性の部分で便利になりましたが、マイナーチェンジですし、安いようならば、基本的には旧機種でOKです。

 暖房能力冷房能力は、注意点と言えます。

 最上位機ながら、特に、畳数が小さめなものは、Zシリーズに暖房能力で及ばない部分があります。

 ただ、気にするほどの差ではないとは言えます。

 消費電力量も、省エネ達成率ベースで、多少負けています。

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 気流制御は、しかし、魅力です。

 本機は、左右に送風装置が内蔵されます。

 熱交換器を通らないただの風ですが、風力がアップするため、相当に遠くまで風が飛びます(DUAL BLASTER)。

 ようするに、連動型のサーキュレーターが内蔵されているようなものなので、空気のかくはん効果が期待できます。

 一方、冷暖房能力自体が強くなるわけではない点は注意点です。

 適用畳数以内ならばOKでしょうが、それ以上に適応させようとする場合、せっかくの節電性能は半減しますので、適用畳数の範囲内において「風が強い」と考えてください。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fiが内蔵されます。

 その上で、本機は、シンプルなBluetooth式リモコンのほか、Bluetooth接続(RF)の据置型のリモコンが付属です。

 本機は赤外線リモコンではないです。

 しかし、Wi-Fiアプリ経由で、スマホでの操作、スマートスピーカーの対応もできるので、現状で問題ないです。赤外線リモコンと違って、エアコンから離れたところでも使えるのが、赤外線にくらべて良い部分です。

 一方、本機は、本体だけでなくリモコンにも温湿度センサーが内蔵です。

 ただ、エアコン自体の制御には使われず、リモコンでの表示用です。したがって、実際の温度・湿度に連動した稼動制御はできません。

 この仕様は、せっかくの端末の「潜在能力」を活かしきれていない部分に思えますので、今後の課題かと思います。

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 清潔性は、下位機種同様に加熱除菌の仕組みがあります。

 それらに加え、送風ファンにも抗菌・防カビコーティングがなされるのが大きな違いです。

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 センサーは、人感センサーが付属です。

 節電のためのもので、人の位置などは把握しないので、気流制御には関わりません。

 一方、本機は、本体ほか、先述のリモコン部分にも温度センサーを搭載します。

 その上で、介護などに便利な熱中症や防寒などのため、自動でエアコンが付く「見まもり」運転モードがあります。リモコン内蔵の温度計ではなく、本体内蔵の室温センサーを利用するので、正確性は、設置状況による部分はあります。

 あとの主要機能は、上で見たZシリーズとあまり変わりません。

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 以上、富士通ゼネラルの Xシリーズはの紹介でした。個人的に本機の旧機種を使っていた時期があり、懐かしい製品です。

 送風ファンのパワーは折り紙付きですので、変則的な形状のリビングなどに据え置く場合、有利になる場合が多いといえます。

 Bluetooth方式のリモコンもその意味では、赤外線リモコンより、変則的な部屋の間取りに強いわけですし、ニーズはあるかと思います。

 ただし、リモコンには赤外線(IR)がないので、他社の【スマートリモコンの比較記事】で書いた各社の製品とはリンクできません。そのため、部屋の温湿度に応じたエアコンの自動運転など、家中の家電のIOT化に興味のある方は対応できない部分がある点、気をつけましょう。


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 【8畳向き】

 【2023年10月発売】(2024年モデル)

 22・富士通ゼネラル ゴク暖 AS-ZN254R-W
   ¥168,643 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 22・富士通ゼネラル ゴク暖 AS-ZN253N-W
   ¥212,950 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2021年10月発売】(2022年モデル)

 22・富士通ゼネラル ゴク暖 AS-ZN252M-W
   ¥173,800 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.6〜7.1)7〜 10畳
冷房能力:2.5kW (0.6〜3.5)6〜 8畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:109%(27年度)
年間電気代:21,576円(695kWh)

 ZNシリーズは、富士通ゼネラル「ノクリア」シリーズのエアコンです。

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 このシリーズは、冬場にはCMでよく見る「ゴク暖ノクリア」で、「寒冷地仕様」のエアコンです。

 他社にも寒冷地仕様のエアコン(ダイキンのスゴ暖・三菱電機のズバ暖ほか)はありますが、今回の記事ではあまり触れませんでした。

 富士通はこの機種をかなり力を入れて宣伝していて、おそらく暖房特化型では、最も有名で、売れ筋と言えるので、取りあげました。

 8畳クラスのみの紹介なのは、これ以上は200V用で、本格的な工事が必要で、今回の比較対象から外れるからです。ただ、機能面は同じなので、参考になるかとは思います。

 一方、旧機種が残ります。

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1・アシストフラップの大型化
2・まるごとクリーンタイマー
3・文字BIGスマートリモコン

 最新モデルだけの機能となるのは、以上の3要素です。

 アシストフラップ(写真)の大型化は、足もとに暖気を届きやすくする工夫です。

 意味のある改良でしょうが、スペック的な足もと温度(最高40度)は旧機は同じですし、マイナーチェンジといえます。

 まるごとクリーンタイマーは、あまり詳しくない方にはうれしい機能といえます。設定した時間に必要に応じて(オートで)クリーン機能を実行します。

 最近の機種は、(自動お掃除だけでなく)カビ取りや除菌など複数の掃除機能があるので、分からないという場合も多そうなので、そこにメスを入れた形です。

 一方、2年落ちの旧モデルの場合、違いは、霜取り運転中のバイパス暖房機能の有無です。あとは、風路の防かび性を徹底した点と、フィルターにウイルス抑制加工をなした部分です。

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 結論的にいえば、値段差がないようなら、もちろん、新機種が良いでしょう。逆にそうでもない場合は、1年落ちのモデルならば「選べる」ように思います。2年落ちは、先ほどの機種の場合と同じく、快適度で少しがあるでしょう。

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 暖房能力冷房能力は、8畳用で、それぞれ最大7.1kw最大3.5kwです。

 冷房は、高級機としては平均的と言えますが、「ゴク暖」だけに暖かいです。

 寒冷地仕様モデルとして優秀です。

 ただ、(本機は全国で宣伝していますが)下位シリーズ10畳用と比べると数値は同じほどというのが本機の注意点です。

 つまり、冷房能力の面で「8畳用」だが、暖房だけ「10畳並」にして暖かくしているよ、という類のモデルです。これは、200V用も同じです。

 エアコンの本体サイズは畳数によらず同じで、室外機も同じなので、では、「10畳用を買うのと何が違うの?」という自問自答は必要です。

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 速暖力は、(10畳並の出力なので)応じて高いでしょう。

 出されている温度は、200Vの14畳モデルのものなので、100V 20Aの8畳用機種で果たしてどうなのかがわからないです。

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 結論的にいえば、ふだんマイナス10度を下回るような厳寒地を除けば、下位や他社機の10畳用を買う場合との違いは、省エネ性が少し良いという点でしょう。

 (冷房が弱い分)期間電気代が少ないので、10年間で電気代が少し安いということになるでしょうが、冷暖房のバランスは良くないと思います。

 とにかく、本機は、CMだけで判断せず、あくまで、寒冷地仕様として売っているモデルと理解してください。

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 暖かさの部分では、下位機種同様、バイパス暖房に対応です。

 冷房中の霜取り運転時に暖房が止まらないようにする工夫ですが、寒冷地用という性質からすると、マッチ度が高い機能でしょう。

 パナソニックのエネチャージとは違う考え方ですが、部屋の温度低下は防げるでしょうし、快適性が向上しそうです。

 状況によっては、通常の霜取り運転になるとの注意書きですが、この動作が必要になる場合は、部屋の温度は設定よりも少し上げておく予備動作をします(ホットキープ&クイック除霜)。

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 気流制御は、ただ、あまり工夫はないです。

 また、Xシリーズにみられた左右にむけた送風装置もありません。

 除湿機能は、本機も、弱冷房再熱除湿が選べます。

 冬寒くて、季節によっては湿気が多い日本海側だと、寒い時期の対応力が高いと言える再熱除湿はポイントかもしれません。

 自動お掃除機能は、同じものが搭載になります。

 清潔性は、Xシリーズにある、ファンの防かび・抗菌コーティングが未採用です。

 それ以外は同じです。

 空気清浄機能は、プラズマ空清を搭載です。

 ここも下位機種と同じです。

 ネットワーク機能は、本機も搭載です。

 リモコンは、普通の赤外線です。

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 酷暑対応は、本機は50度、マイナス25度まで室外機が対応できます。

 冬の対応を各機種は、一般向けではダイキン機に限られますし、寒冷地用としてはポイントです。

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 以上、富士通ゼネラルのZNシリーズの紹介でした。

 「ゴク暖」はあくまで(相当の)寒冷地向きの機種であるとの理解が必要です。酷寒でも暖房ができる点が魅力の機種です。これは、他社の暖房特化型も同じことが言えます。

 逆に言えば、マイナス10度を下回らないような場所のメイン機としては、同社のXシリーズなどが良いでしょう。

 寒冷地でない場所ではバランスが悪いので、かえって電気代がかかるでしょうから、パワフルな機種が欲しければ、素直に適用畳数を1つ高めたほうが賢いです。

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 【6畳向き】

 【2023年10月発売】(2024年モデル)

 23・富士通ゼネラル ゴク暖 AS-DN224R-W
   ¥134,809 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 23・富士通ゼネラル ゴク暖 AS-DN223N-W
   ¥99,800 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.2kW (0.6〜6.5)6〜 9畳
冷房能力:2.5kW (0.9〜3.2)6〜 7畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:103%(27年度)
年間電気代:20,150円(650kWh)

 【8畳向き】

 【2023年10月発売】(2024年モデル)

 23・富士通ゼネラル ゴク暖 AS-DN254R-W
   ¥143,893 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 23・富士通ゼネラル ゴク暖 AS-DN253N-W
   ¥119,351 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.6〜6.5)7〜 10畳
冷房能力:2.5kW (0.9〜3.3)6〜 8畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:101%(27年度)
年間電気代:23,281円(751kWh)

 なお、DNシリーズは、ゴク暖の下位シリーズです。

 「コンパクトモデル」となるため、こちらは、先述のプラズマ空清がないほか、速暖機能も省略になります。

 大型フラップも不採用なので、風の届きも12m(上位機は15m)です。また、アシストフラップ不採用で、気流制御の部分でも差があります。先述のバイパス暖房もないですし、同社の売りの「再熱除湿」もありません。

 無線LANについても、オプションです。

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 結論的にいえば、名前は「ゴク暖」ですが、機能としては「スタンダード機」の性能です。その、暖房機能を強化したというイメージで、考えると良いかなと思います。 

5-2・ダイキンの高性能エアコン

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 続いて、ダイキンの高性能エアコンです。

 すでにみた同社の入門機と同じく、「異常気象」に強いタフネスさをベースにしつつ、上位機は、「換気と加湿」という、時代のニーズに合わせた空調部分に力を入れてパワーアップさせています。


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 【6畳向き】

 【2023年11月発売】(2024年モデル)

 【通常型番】

 24・ダイキン Rシリーズ AN224ARS-W
  ¥228,520 楽天市場 (2/14執筆時)

 【工務店向け型番】

 25・ダイキン RXシリーズ S224ATRS-W
 25・ダイキン RXシリーズ S224ATRS-C
  ¥166,799 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 【ビック系型番】

 26・ダイキン RBKシリーズ AN223ARBKS-W
  ¥272,800 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.5kW (0.6〜6.2)6〜 7畳
冷房能力:2.2kW (0.5〜3.3)6〜 9畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:100%(27年度)
年間電気代:20,460円 (630kWh)   

 【8畳向き】

 【2023年11月発売予定】(2024年モデル)

 【通常型番】

 27・ダイキン Rシリーズ AN254ARS-W
  ¥248,320 楽天市場 (2/14執筆時)

 【工務店向け型番】

 28・ダイキン RXシリーズ S254ATRS-W
 28・ダイキン RXシリーズ S254ATRS-C
  ¥186,496 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 【ビック系型番】

 29・ダイキン RBKシリーズ AN253ARBKS-W
  ¥294,800 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:2.8kW (0.6〜6.3)6〜 8畳
冷房能力:2.5kW (0.4〜3.5)7〜 10畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:100%(27年度)
年間電気代:22,227円(717kWh)

 【10畳向き】

 【2023年11月発売】(2024年モデル)

 【通常型番】

 30・ダイキン Rシリーズ AN284ARS-W
  ¥258,210 楽天市場 (2/14執筆時)

 【工務店向け型番】

 31・ダイキン RXシリーズ S284ATRS-W
 31・ダイキン RXシリーズ S284ATRS-C
  ¥192,938 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 【通常型番】

 32・ダイキン Rシリーズ AN283ARS-W
  ¥250,800 楽天市場 (2/14執筆時)

 【ビック系型番】

 33・ダイキン RBKシリーズ AN283ARBKS-W
  ¥316,800 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:3.6kW(0.6〜7.3)8〜 10畳
冷房能力:2.8kW(0.7〜4.0)8〜 12畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:117%(27年度)
年間電気代:24,149円 (779kWh)

 【12畳向き】

 【2023年11月発売】(2024年モデル)

 【通常型番】

 34・ダイキン Rシリーズ AN364ARS-W
  ¥287,920 楽天市場 (2/14執筆時)

 【工務店向け型番】

 35・ダイキン RXシリーズ S364ATRS-W
 35・ダイキン RXシリーズ S364ATRS-C
  ¥200,437 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 【通常型番】

 36・ダイキン Rシリーズ AN363ARS-W
  ¥272,800 楽天市場 (2/14執筆時)

 【ビック系型番】

 37・ダイキン RBKシリーズ AN363ARBKS-W
  ¥338,800 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:4.2kW(0.6〜7.3)9〜 12畳
冷房能力:3.6kW(0.7〜4.1)10〜 15畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:98%(27年度)
年間電気代:32,488円 (1048kWh)

 【14畳向き】

 【2023年11月発売】(2024年モデル)

 【通常型番】

 38・ダイキン Rシリーズ AN404ARS-W
  ¥297,820 楽天市場 (2/14執筆時)

 【工務店向け型番】

 39・ダイキン RXシリーズ S404ATRS-W
 39・ダイキン RXシリーズ S404ATRS-C
  ¥225,751 楽天市場 (2/14執筆時)

 【2022年10月発売】(2023年モデル)

 【通常型番】

 40・ダイキン Rシリーズ AN403ARS-W
  ¥355,800 楽天市場 (2/14執筆時)

 【ビック系型番】

 41・ダイキン RBKシリーズ AN403ARBKP-W
  ¥355,300 楽天市場 (2/14執筆時)

暖房能力:5.0kW(0.6〜7.3)8〜 10畳
冷房能力:4.0kW(0.7〜5.3)11〜 17畳
コンセント形状:100V 20A
省エネ達成率:95%(27年度)
年間電気代:37,231円 (1201kWh)

 こちらは、ダイキンRシリーズに属するエアコンで、同社の最上位機種です。

 旧機種が、一部流通経路で少し残っています。

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 機能面での違いは、節電面で「節電自動」機能が付きました。

 自動運転時、安定温度に到達した後、設定しておくと20%の節電運転をする機能です。年間で6000円強の節電になります。自動運転だけでなく、温度設定との併用も可能です。

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 能力は(むろん)落ちるので、速暖性・速冷性、あるいは、室温安定性は落ちるでしょうが、使用電力がことなる昼夜で、基準値を変更して動作させます。

 こうした工夫がある部分で言えば、「快適度」の減少を最小限にしつつ、省エネ性を詰めた機能だといえそうです。とくに、しっかりとした断熱構造のあるご自宅ならば、結構「使える」でしょう。

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 そのほかは、アプリの部分で、スマホGPSと連動しての電源の入り切りに対応した点が違いです。パナソニック機だとだいぶ前から採用していたものです。

 あとは、今回紹介しない23〜26畳用について、省エネ性が大きく向上した点が違いとなります。

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 結論的にいえば、今の値段差ならば、旧機種でしょう。「節電自動」は先述のように、意味のある改良に思いますが、実際「快適度」は犠牲になる部分はあるため、値段差分の価値はないかなと思います。

ーー

 一方、流通経路の違いで3種の型番があります。

 第1に、AN型番(Rシリーズ)は、デンキヤルートの型番です。

 (通常)工事費セットの価格の場合が多いです。

 第2に、S型番(RXシリーズ)は、住設ルートの型番です。

 そちらだけ、ベージュのモデルがあります。個人が買っても問題ないです。

 第3に、BK型番(RBKシリーズ)は、ビックカメラ系の特注の型番です。

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 BK型番のみ、ビックカメラが発注したオリジナルのおまけ機能が付きます。

 センサー自動おでかけ運転です(上図)。

 後述する「人感センサー」と連動した留守エコ機能の1つです。

 通常だと、指定時間経過後に電源がきれます。しかし、切らずに弱運転を続けるモードが選択可能です。

 あとは、オリジナルおやすみ運転です。

 通常機の「おやすみ運転」を独自改良し、1時間後に風量を下げて運転するようにしています。ただ、条件によっては、十分に冷えにくくなるのと、風向・気流設定によっては効果がない(音が大きい)場合があります。

--

 結論的にいえば、センサー自動おでかけ運転はあって良い「おまけ」に思う一方、オリジナルおやすみ運転は、制御プログラムの書換に類するので、一長一短を感じます。

 こうした特典は、大手のデンキヤだとわりとあります。

 個人的には、メーカーが「最も良い」と思って決めた制御はいじらずに、、センサー自動おでかけ運転のように、基本機能に付け足す方向のオマケだけにして欲しいとは、いつも感じます。

 ただ、本機の場合はそう大きなプラスもマイナスもないです。基本的には値段で決めて良いでしょう。

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 年間電気代は、10畳用までは、新基準の省エネ達成率を上回ります。

 上表は、1回目記事の「選び方の基本」で説明した、各社の格安エアコンの標準的な電気代です。

 それらと比べると、1年間で4000円程度の差にはなります。

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 暖房能力冷房能力は、どのサイズも最高水準であり、問題ありません。

 あえて言えば、冷房能力は少しパナソニックがに負け、暖房はダイキンが勝ちますが、ここまで強ければ、どちらも「互角」と言って良いです。

 一方、 パナソニック機の最上位機にも見られましたが、暖房時の屋外の空気中の水分を取り出して、利用する「加湿機能(うるる加湿)」機能があります。

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 100V機の場合、無給水で、8畳・10畳クラスで620ml/h、12畳で630ml/あたりです。

 パナソニックの高級機も同じ機能がありますが、特に8畳以下の製品は、ダイキンのほうが加湿量はやや多いです。

 【加湿器の比較記事】で紹介した水タンク式の専門機と比較しても、同等以上の加湿量です。

 ただし、屋外との温度差で加湿量は変わるでしょうし、湿度の指定も不可です。ちなみに、スペック的は、屋外7度・室内20度のものです。

 一方、ダイキンの加湿機能は、パワフルに使う場合、室外機の稼働音が不評だったのですが、今回、吸音マフラーを搭載し、この部分の対策を強めています。

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 一方、パナソニックの高級機でも見ましたが、ダイキンにも換気機能があります。

 繰り返しの説明になりますが、普通のエアコンは、熱交換だけを室外機と行うもので、換気はしていません。エアコンから出ている空気は、室内の空気です。

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 しかし、本機は機構上、室外機と空気の流路がつながり、ある程度換気もします。

 パナソニックと同じく、給気換気排気換気と両方に対応します。

 流量について言えば、パナソニックは、どのサイズも給気が30㎥/hで、排気が27㎥/hでしたので、この部分ついては、(加湿量と違い)すこし負けます。

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 排気換気は、夏場に有効です。

 帰宅直後の「ムッと」した熱を、センサー検知後に自動的に排気するのに有効です室内が低温になった場合、給気換気に切り替わります。

 なお、給気を含めて、基本機能はパナソニックと変わりません。

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 センサーも同じです。

 パナソニックは、センサー(ひと・もの・温湿度センサー)で、自動で換気も制御しました。

 ダイキンも方向性は同じで、センサー連動で換気を行う仕様です。

 人センサーと連動して、不在時に給気換気量(給気風量)を自動で減らすセンサー換気になります。気密性の低い木造家屋には「無用」な機能でしょうが、マンションなどは意味があるでしょう。

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 応用的に、排気換気を手動設定して、ニオイや湿気を逃がすことも可能です。

 一方、ダイキンは、エアコンの内部乾燥運転の際の湿気も外に逃がすので、(夜など)オフにした後の不快感は軽減します。

 この機能は、パナソニックには言及がないのですが、とにかく、乾燥運転は(夏場に部屋が暑くなって)邪魔くさいので、かなりよい機能に思えます。

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 除湿機能は、「再熱除湿」と「弱冷房除湿」を利用するハイブリッドです。

 弱冷房除湿は、選んで運転することはできます(除湿冷房)が、再熱加湿は、必要な場合、自動でそれが使われます。

 これを同社は、さらら除湿(リニアハイブリッド方式)と呼びます。

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 つまり、夏は普通に、電気代が安い弱冷房除湿を使い(上左図)、適温に達したら熱交換器の一部を休ませて、温度低下を防ぎます(上右図) 

 冬場は、本機の「換気機能」を利用して湿気を外に追い出します(下左図)。梅雨・長雨の時期など、室外と室内の温度差・湿度差がない場合は再熱除湿(リニアハイブリッド除湿)で、除湿していきます(下右図)。

---

 結論的にいえば、除湿機能の部分だけで言えば、相当に力強い仕様です。

 空調部分が強いのはパナソニックもですが、除湿部分は、(風のが重要な)衣類乾燥を除けば、ダイキンが少し良い感じです。

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 ただ、ダイキンは除湿に対応する気温は外気14度からです。

 例えば、「肌寒く外が雨」という状況だと給気換気でも、再熱除湿でも対応できないでしょう。ただ、こういった状況で除湿が必要な人は多くないでしょう。

 総合的にダイキンは優秀です。

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 一方、ダイキンは、夏の冷房時、安定温度に達したあとの、湿度制御が「うまい」部分にも定評があります。

 通常のエアコンだと、安定温度到達後は、冷房(除湿)運転を止めるので、除湿量は少なくなります。しかし、本機は、熱交換器の一部だけ冷やす冷媒制御で、室温との差を作ることで除湿量を増やします(デジクル制御)。

 0.5度単位の細かい温度制御(ピット制御)と合わせて実現しています。10年ほどまえからの搭載技術で「プレミアム冷房」と言います。

 今でも入門機では未搭載で、中位機(FXシリーズ)から搭載されています。

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 気流制御は、ダイキンの下位機種はあまり工夫がなかったです。

 しかし、本機は、赤外線センサーと連動した運転をします。

 前方160度に限られますが、人・壁・床の温度情報を取得し、AIが快適な温度で自動運転するAI快適自動運転が目立ちます。

 ただ、レーダー方式の東芝、複合的なセンサーを活用するパナソニックには、総合的な精度では及ばないでしょうが、評価できます。

 一方、風の到達距離は、情報はないです。

 ただ、ダイキン機は、風量をわりと重視した設計ですし不安はありません。

 省エネ性は、この部分もあり、本機も評価が高いです。

 自動お掃除機能は、搭載です。

 ただし、ダストボックス式で、特に面白い工夫はないです。

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 清潔性は、工夫が見られます。

 先述のように、本機は換気機能を利用した加湿機能があります。

 その加湿水の一部を利用した加湿水洗浄機能があります。

 時間がかかるので、あくまで「月一回の」お手入れ用です。しかし、お掃除効果は期待できるでしょう。

 イオン(ストリーマ)放射機能を利用しつつ乾かすので、お手入れの際のカビ対策も万全です。ニオイの原因菌の抑制効果も期待できます。

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 水を加湿に使う方式なので、「月一回」ではなく日常運転時のカビ対策も重要です。

 その点は、熱交換器の油汚れ対策を含むコーティングで解決する方向です。

 空気清浄機能は、非搭載です。

 「換気」に力点をおくメーカーなので、これでいいのでしょう。

 一ニオイは、水de脱臭という機能で、水分子に壁などの付着臭を吸収させる仕組みはあります。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiが付属です。

 自社アプリで、外出先からの操作も可能です。

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 酷暑対応は、室外機50度対応を表明します。

 その上で、寒冷地については、下位機種以の-25℃対応です。

 酷暑・極寒への対応力は、全メーカーを通しても評判が最も良いです。

 ダイキンは「スゴ暖」という寒冷地対応タイプもあります。そちらも耐低温の数字は本機と同じです。

 ただし、仕様面で、凍結や着雪を防止する装備があるので違いはあります。

---

 以上、ダイキンRシリーズRXシリーズの紹介でした。

 100V機の最高峰機だけで言えば、加湿・換気・高度な除湿という部分で、パナソニック最上位機がライバルです。

 比較する場合、パワーという部分では、ダイキンが有利に思います。下位機種同様の室外機の「極地対応力」を含めて、適用畳数通りに使ったら、「パワー不足を感じさせない」でしょう。

 帰宅直後に、一気に「快適温度・湿度」に持って行く速さでは、一番だと感じます。

 一方、パナソニックは、センシングを含めて、(掘っておいても)「快適な空調管理」を目指す方向性かと思います。

 霜取り運転で停止せず間断なく運転できるエネチャージ システムを含めて、シーズン中、ほぼ全日エアコンを付けっぱなしにするような使い方の場合は、パナソニックが少しよいかと感じます。

 とはいえ、ほとんど互角と思えますので、あとは値段でしょうね。

次回に続く
高性能エアコンのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、エアコンの比較の5回目記事でした。

 記事は、まだまだ「続き」ます。

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6・高性能エアコンの比較 (3)
  6-1:シャープ〈日本〉
  6-2;東芝〈日本〉
   予算:10万円〜
7・エアコンのおすすめ 【まとめ】
  =最終的なおすすめの提案【結論】

 続く、6回目記事こちら)では、シャープ・日立・東芝の高級機を紹介します。

冷房能力   ★★★★★
暖房能力   ★★★★★

気流制御   ★★★★★
スマホ連携  ★★★★★

異常気象対応 ★★★★★
カビ臭対策  ★★★★★
   
総合評価   ★★★★★

 その上で、結論編こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、Atlasのおすすめといえる機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 6回目記事は→こちら

ーーー

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posted by Atlas at 17:47 | 生活家電

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