1回目記事からの続きです→こちら
4-1・シロカのサーキュレーター
4回目記事は、シロカのサーキュレーターの比較からです。
同社は、ワンポイントのあるデザイン家電の企画が得意な日本企業です。
1・サーキュレーターの比較 (1)
強風モデル (15㎥ /分〜)
1-1:選び方の基本の説明【導入編】
1-2:シャープ
1-3:アイリスオーヤマ
1-4:ボルネード
2・サーキュレーターの比較 (2)
強風モデル (15㎥ /分〜)
2-1:山善
2-2:バルミューダ
2-3:CADO
2-4:ドウシシャ
2-5:Acer・SwitchBot ほか
3 ・サーキュレーターの比較 (3)
標準モデル (10㎥ /分〜)
3-1:アイリスオーヤマ
3-2:山善
3-3:シロカ
3-4:ツインバード工業
4・サーキュレーターの比較 (4)
標準モデル (10㎥ /分〜)
4-1:シロカ
4-2:ツインバード工業
4-3:無印良品
4-4:最終的なおすすめの提案【結論編】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、選び方の基本に沿いながら、各機を詳しく説明していきます。
---
以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2023年月発売】
61・シロカ ポカクール SH-CD131
¥24,860 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:非公開
風速調節:7段階
首振り(左右):自動100度
首振り(上下):自動90度
立体首振り:対応
モーター:
リモコン:付属
ポカクール SH-CD131 は、シロカのサーキュレーターです。
先ほどみた山善にもありましたが、ヒーター搭載のハイブリッドサーキュレーターです。
ヒーターは、1200Wクラスなので、 山善に比べると強力です。
【セラミックファンヒーターの比較記事】で紹介した(プレハブ)8畳用ほどの出力です。吹き出し口の形状の違いはありますが、寝室や小部屋の暖房、あるいは、リビングの補助暖房としての能力はあるでしょう。
サイズは、幅28.5×奥行26.5×高さ31.5cmです。
ダブルアーム式ですが、格好悪くないデザインです。このあたりはシロカらしいです。
山善同様、衣類乾燥用の利用も推奨します。
その部分で、マイナスイオン・低濃度オゾン放出機能(イオナイザー)を付属させています。直接衣類にかかる部分では、消臭効果は期待できるでしょう。
一方、(低濃度)オゾンを発生させる家電は、通例、説明書に、オゾン濃度についての注意書きがあるものですが、シロカは未記載です。
微量なのでしょうが、オゾンは、独特のニオイがあり、家電によっては換気が必要なものです。
また、単体なら問題ない設計だとしても、今のご家庭だと、(エアコンほか)同じようなマイナスイオン発生機能がある場合も多いので、「重ねがけ」はやや注意してください。
適用畳数は、情報非開示です。
ただ、風の到達距離として、温風は前方3.5m、送風は20mというデータを出ます。
数字としては(扇風機などと比べても)かなり強力ですが、吹き出し口は狭く、風量自体は絞っているので、他タイプのサーキュレーターに比べて、かくはん力はイマイチです。
加えて、この数字は
後日、風量計で計測したいと思いますが、吹き出し形状からすると、放出風量は少なく、サーキュレーターとしては弱いです。
立体首振りは、ただ、範囲・角度とも広範囲ですので、それを利用して空気をかくはんさせるという対策はあります。
なお、ヒーター利用の際は(風あては寒いので)天井に向けて40度で固定して、天井の暖気をかくはんさせる方向性です。
暖房時は、風量は3段階、サーキュレーター運用で、5段階です。
ヒーターのパワー自体の調整機能はないです。
静音性は、一方、最小運転時に16dBという数字は出します。
一方、サーキュレーターとして利用する際のターボ時の騒音値は非公開です。
風経路が特殊な製品で、パワーがあるタイプなので、できれば、このあたりは事前に実機を確認したいところです。
リモコンは、付属です。
---
以上、シロカのポカクール SH-CD131の紹介でした。
ヒーター出力は強力ですし、風量もあるので、冬場の小部屋の補助暖房として割と有能かと思います。デザインも良いです。
ただ、サーキュレーターとのハイブリッド化が果たして「正解」かは山善同様、やや微妙な部分は感じます。
立体首振りとターボ運転を併用すれば、小部屋ならば使えるでしょうが、騒音(と振動)には課題がありそうです。また、扇風機的な利用も、人への「風よけ」「風あて」がしにくい部分で難を感じました。
4-2・ツインバードのサーキュレーター
つづいて、ツインバード工業のサーキュレーターです。
日本の上場企業で、わりと格安な家電に強みがある会社です。
山善あたりがライバルです。
【2014年発売】
62・ツインバード ホワイト KJ-D994W
¥4,389 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
62・ツインバード ホワイト KJ-4781W
¥3,979 楽天市場 (6/11執筆時)
風の強さ:〜8畳
風速調節:3段階
首振り(左右):90度
首振り(上下):手動(上向き可)
立体首振り:
モーター:ACモーター
リモコン:
KJ-D781Bは、日本のツインバード工業のサーキュレーターです。
ホームセンターでもよく見かける製品です。2機種ありますが同じ性能です。
サイズは、幅約28×奥行約16×高さ約28cmです。
ダブルレバー式としては、標準的なサイズです。
適用畳数は、パワーから判断するに、8畳までの対応機です。
スパイラル気流など特定の気流名ないですが、同じく3枚羽根ですので、アイリスオーヤマと同等クラスの性能は期待できます。
角度調整は、ダブルバー方式なので、上向き90度まで5段階での固定が可能と、問題ありません。
自動首振り機能は、未搭載です。
さらに、手動でも左右の角度調節はできない機種です。柔軟性は低いです。
風速切替は、3段階切替です。
静音性は、ACモーター採用ですし、強調できません。
強運転時の騒音値は60デシベルですので、静音機とは呼べないでしょう。
リモコンは、未付属です。
---
以上、ツインバード工業のKJ-4782Wの紹介でした。
基本的には「安さ」が取りえの製品です。性能で比較する今回の記事としては、ややポイントに欠けるといわざるを得ない製品です。
【2020年発売】
63・ツインバード KJ-4998W
¥9,980 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:18畳?
風速調節:3段階
首振り(左右):自動80度
首振り(上下):手動
立体首振り:対応
モーター:60db(強風時)
リモコン:未付属
KJ-4998Wは、日本のツインバード工業が発売するサーキュレーターです。
同社の製品の最上位機で、「 3Dサーキュレーター 」という名前で売られています。
サイズは、幅22×奥行29×高さ33cmです。
わりと小型です。
適用畳数は、示しません。
18cmの3枚羽根で最大50WのACモーターなので、こちらはリビング用高性能機と言えるかもしれません。18畳クラスとも思えます。
角度調整は、上下について、55度、72.5度、90度の3つの角度での固定が可能です。
また、比較的安価ですが、形状はダブルレバー式なので、上向き90度固定できる機種です。
自動首振り機能も、対応です。
また、上下左右同時の立体首振り対応です。
風速切替は、3段段階切替と普通です。また、リズム風には非対応です。
静音性は、ACモーターです。
あまり期待できないでしょう。
同一形状の旧モデルは、強風時ですが、60デシベルという数値が開示されていました。
リモコンは、未付属となります。
一方、本機は、上図の様な3モードを本体ボタンで設定できます。
本機は、温度センサーを搭載していて、24度・26度・29度が(だいたい)感知できます。
それを利用して風量を自動切替するシンプルな機能です。
なお、部屋干しモードは、「中風で8時間首振りをして、自動停止する」というだけの機能です。
----
以上、ツインバード工業のKJ-D997Bの紹介でした。
値段的にDCモーター機が手に入る価格帯の製品です。
モード設定の工夫は面白いと思いますが、消費電力や静音性の面で課題がある、ACモーター機を現状で選ぶべきかは、サーキュレーターの耐用年数を考えると、考えどころでしょう。
これは、他機にも言えます。
【2024年発売】
64・ツインバード KJ-D783W
¥11,254 楽天市場 (6/11執筆時)
風の強さ:8畳?
風速調節:4段階
首振り(左右):
首振り(上下):
立体首振り:
モーター:20-48db(強風時)
リモコン:未付属
KJ-D783W も、日本のツインバード工業が発売するサーキュレーターです。
サイズは、幅35×奥行23×高さ37cmです。
こちらは、羽根が30cm径となる製品ですので、大柄です。
適用畳数は、本機も示しません。
ただ、8畳を45秒で空気循環という触れ込みなので、さほど広い部屋での利用は想定していないでしょう。
なお、本機は【扇風機の比較記事】で紹介した同社の扇風機(上図)とモーターや羽根を含めて同じスペックの製品です。
風速は、3m/s、風量は、50㎥/分です。
羽根は9枚です。風を受ける羽根の面積を増やすことで、大風量を実現しています。
実際、風量のスペックは、通常のサーキュレーターの約5倍であり目をひきます。
既に見た、強風自慢のボルネード(風量15m3/分)と比べても3倍です。
ただし、あくまで30cm径の「扇風機の羽根」だからの値です。風速(風圧)はそうした機種に及ばず、サーキュレーターとしては並です。
風質は、本機を「扇風機」として評価すれば、風が拡散せず直進性を重視した(空気循環向きの)風と言えます。
しかし、本機は、あくまで「サーキュレーター」です。
その基準で他機と比べると、壁に当たる前に前方に向けて広く拡散していく風質という真逆の評価になります。
小さな羽根のサーキュレーターでも、細く強い強風を壁にぶつければ、コアンダ効果で空気循環していきます。その点で言えば、羽根径が広いことに機能上の意味はないです。
逆に、人に対して(不要に)風があたりやすく、ホコリや紙などが巻き上がりやすい、あるいは、無駄に本体が大きいというマイナス面が目立ちます。
首振りは、自動では非対応です。
羽根径が大きいので不要であるという発想で、固定して利用するものです。
上下は手動で8度〜90度の調整です。
風速切替は、4段段階切替と普通です。
静音性は、非開示です。
同じ形状の扇風機だと、弱運転で20dBです。
扇風機としては、「静音」とは言えない数字です。
中風をふくめて、夜などに扇風機代わりに使うには向きません。
サーキュレーターとしては、最大風量時の騒音が重要です。
最大風量は48dBですので、たしかに小径のサーキュレーターに比べると静かです。
リモコンは、付属です。
風量の調整と電源の入り切りができます。
そのほか、構造がシンプルなので、外して掃除しやすいことを売りにします。扇風機と同じ構造なので、当然と言えばそうです。
----
以上、ツインバード工業のKJ-D783W の紹介でした。
実物を見られない場合、風力・騒音・サイズ感を含めて、ご自宅にある扇風機を床近くで使ったのと同じ、と考えればイメージできるかと思います。
羽根の大きなサーキュレーターは過去に例がなかったわけではないです。Atlasも(正直)評価していた時期もあります。
しかし、振り返って今考えると、そうした製品がサーキュレーターとして主流になれなかった理由はあると思っています。
例えば、本体サイズが必要以上に大きくなり邪魔であること、無用に風が拡がるので、風を邪魔に感じやすいことなどです。
一方、既に他社機で見た、小部屋向けの「3D立体首振りサーキュレーター」と比べると、確かに首を振らないぶん、風を鬱陶しく感じるシーンは少ないです。しかし、首振りのない本機で、しっかり「空気循環」させるためには、強運転する必要があります。そうなると「静か」という本機のメリット性を十分に発揮できないでしょう。
そもそも、本機の仕様だと、利用する部屋の広さで効果(評価)が変わりやすそうですが、目安としての適用畳数が明確に示されないのも、ユーザー体験の視点では不親切に思います。
どの程度の部屋で使って欲しい機種なのかが分かりませんので。
なお、このブログの空調家電の記事では度々書いてきましたが、サーキュレーターと扇風機は、似ているようで異なる家電であり、ハイブリッド化には向かないです。
本機も、レビューを読むと「扇風機」として使っている方もいるようです。しかし、首振り機能がない点と、持ちはこびに適した形状ではない点とで、扇風機として利用には(致命的に)向きません。
いずれにしても、先述の扇風機との部品の共通化を図るためにできた製品に思えます。サーキュレーターとしての利便性を第一に考えて作ったものではないでしょう。
そこを含めて、あまり感心はしなかった製品です。
4-3・他社のサーキュレーター
最後にここまでみた、小部屋向けのサーキュレーターのうち、Atlasの気になったものをざっくりですが見ておきます。
【2024年発売】
65・無印良品 MJ-OCF18
¥6,697 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜18畳
風速調節:3段階
首振り(左右):自動360度
首振り(上下):自動90度
立体首振り:対応
モーター:ACモーター(40-45db)
リモコン:
MJ-OCF185 は、無印良品で売られるサーキュレーターです。
シングルバーの製品です。
適用畳数は、18畳です。
サイズは、幅28.2×奥行21.8×高さ34.3cmです。
ガードを含めて幅広なので、18畳用としてはかなり幅広です。
ただ、邪魔と言うほどではないです。
風量は、実数としては示されません。
角度調整は、左右が最大360度で、180度・90度・45度の刻みです。
上下も45度と90度です。
自動首振り機能は、上下左右同時の立体首振り対応です。
山善の24畳用にもみられた、全周に360度回るタイプです。
角度調整できるので、問題ないですが、サーキュレーターで360度回る必要性があるかはやや微妙です。
山善でも書きましたが、サーキュレーターの場合、天井や壁を利用して空気を循環させるコアンダ気流にできる、ここまで稼動しても意味がないです。
回って戻ってくるまでの時間を考えても、方向性がないと、紙類が舞いやすい部分を含めて、微妙な仕様です。
あえて言えば、洗濯物の風乾燥に便利な部分あるのと、天井に風がうまくぶつけられないような特殊な空間では向くかもしれません。
風速切替は、3段段です。
あえて、段階を増やさないのは、無印良品「らしい」ので良いと思います。
静音性は、課題です。
普通のACモーターなので、強運転で45dBです。
中で36dB、弱で27dBですので、弱めて使うならば、ある程度まで問題ないです。
リモコンは、未付属です。
なお、本機は、電源オフで、正面に自動に戻って止まる仕様です。
個人的に似たような仕様の扇風機を使っていますが、この方式は一長一短です。
再起動時に停止前設定方向に戻りますが、戻った後でないと、向きの微調整ができないからです。
お手入れは、最近増えてきた、完全に「ばらせる」構造を採用です。
小径で、風の強いサーキュレータは、定期的にほこりを除かないと壊れやすいので、バラしやすいのは良いところです。
加えて、本体の前面ガード部を回し開けして、中のアロマパッドにアロマオイルを滴下できる仕様にしています。無印良品のオイルも(もちろん)使えます。
先述のように、本機は、若干大きめの本体サイズになのは、この構造を採用したためかもしれません。
---
以上、無印良品のMJ-OCF18の紹介でした。
外観はシンプルで、リモコンはなし、風量調整も3段階と、無印良品らしいシンプルなです。
ただ、18畳用としてはやや大きめで、強風時の騒音もそれなりに多いのが注意点です。
また、360度首振りや、自動停止など「シンプル」とも言いにくい機能性は、多少無印良品「らしくない」部分も感じます。
ーーー
【2024年発売】LA1QTA3A
66・無印良品 MJ-OCF06
¥7,200 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜6畳
風速調節:3段階
首振り(左右):自動360度
首振り(上下):自動90度
立体首振り:対応
モーター:ACモーター(40-45db)
リモコン:
MJ-OCF185 は、無印良品で売られるサーキュレーターです。
なお、同社からは、小径の6畳用も出ています。
サイズは、幅22×奥行19.6×高さ22.7cmです。
比較的小さくなりますが、騒音値は引き続き45dBです。
自動首振りは、18畳用と同じスペックで、360度回る仕様です。
風量・風速は、引き続き非公開です。
ただ、6畳用というスペックが示すように、あまり強力ではないでしょう。
アロマ機能は本機もあります。
---
結論的にいえば、サーキュレーターとして使えないことはないでしょうが、パワー(風量)の割にはうるさいといえます。
常時空気循環に使うのではなく、洗濯物のたまの乾燥などにおいて収納性が良い「小型ファン」の1つと考えて買うべき機種に思います。
サーキュレーター本来の用途として使う場合、無印良品にこだわらなくて良いならば、このサイズでも、もっとパワフルで、静かなものがあるでしょう。
【2025年発売】
67・東芝 TFC-15DT28(W)
¥6,697 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:
風速調節:9段階
首振り(左右):自動80度
首振り(上下):自動80度
立体首振り:対応
モーター:DCモーター
リモコン:付属
TFC-15DT28は、東芝(東芝ライフスタイル)が販売するサーキュレーターです。
適用畳数は、情報として非開示です。
ただ、本機は、後述するようにイオン放出(イオン消臭)機能がある関係で、いずれにしても、大畳数用ではないといえます。
風量も、実数としては示されません。
羽根は、15cmの5枚はねです。
枚数が多めですし、形状から見ても、どちらかと言えば、風速より拡散性を重視するような配置に見えるので、到達距離はそこまで長くないでしょう。
モードは、リズム風(ランダム風)、おやすみモードほか、排気モードという風質が選べます。
換気に適した風質と言うことですが、窓などの位置を把握しているわけではないので、効果は微妙でしょう。
コロナ時代にこうした機能を搭載していた空調が一部あったのを思い出しました。
角度調整は、左右が80度で、上下が80度です。
ただ、水平のポジションは、自動首振り時以外は取れるようです。
自動首振り機能は、上下左右同時の立体首振り対応です。
風速切替は、DCモーターらしく9段段です。
静音性は、最近はどの企業もですが、工具なしに分解でき、水洗い掃除ができます。
その上で、イオン発生機能があります。
シャープと違って「無名のイオン」ですが、衣類乾燥時には、一定の意味はあるでしょう。
リモコンは、付属です。
---
以上、東芝の TFC-15DT28(W) の紹介でした。
サーキュレータには2025年からの参入ですが、新しい工夫に欠ける感じです。また、適用畳数などの情報がないのも不親切です。
あえて言えば、イオン放出が特徴ですが、「無名」ですし、インパクトは弱めです。
次回につづく
最新サーキュレーターのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回はサーキュレーターの比較でした。
最後に、結論として、目的別、予算別にAtlasのオススメ機種!を提案しておきたいと思います。
第1に、リビング用として、小回りの効く部分で、使い勝手が良さそうなサーキュレーターは、
【2024年発売】
4・アイリスオーヤマ KCF-SDC15T-EC-W
¥13,988 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【2024年発売】(Amazon限定型番:白)
4・アイリスオーヤマ AZ-SDC15TEC-W
¥11,800 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【2024年発売】(各色)
4・アイリスオーヤマ PCF-SDC15T-EC-W
¥8,999 楽天市場 (6/11執筆時)
アッシュグレー:PCF-SDC15T-EC-AH
ブラックウッド:PCF-SDC15T-EC-TU
ホワイトウッド:PCF-SDC15T-EC-WU
風の強さ:〜28畳
風速調節:8段階
首振り(左右):自動120度
首振り(上下):自動60度
立体首振り:対応
左右首振り:最大120度
上下首振り:3D立体首振り
モーター:DCモーター(静音)
リモコン:付属
パワフルさ ★★★★★
静音性 ★★★★★
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
アイリスオーヤマの「サーキュレーターアイ DC JET」シリーズでしょう。
3系統の型番がありますが、性能は同じですので、値段で決めてOKです。
一方、他社機を含めて考えると、より安い機種もあります。
ただ、現状ではDCモーター採用機を選んでおかないと、静音性・風速調整・消費電力など、多くの場合で不利になります。
本機は、その点をクリアしてる機種として、使い勝手の部分で見どころがあるため、こちらを選びました。
サイズは、幅21.0×奥行21.0×高さ29.4cmです。
このクラスでは小型で、設置性は良いです。
適用畳数は、28畳までです。
先述のように、この部分の数字はあまりあてにならないです。10畳〜15畳あたり部屋で十分パワフルに運用したい場合、最適化と思います。
実際、持ち運んで利用しやすいといる、羽根15cmの小型機としては、これ以上はないといえる大風量です。
むろん、最大運転時の騒音は問題になりますが、8段階で調整できます。
その上で、最小から3段階は、静音運転といえる水準で、夜でも問題ないです。
DCモーター採用で、静音性と消費電力の面でも有利ですから、この価格帯のリビング用としては、これで間違いないでしょう。
首振り機能も、上下左右に、3D立体首振りを搭載します。
その上で、1ボタンで、上下の首振りが、全段ほか、3段階で限定できるのが良い部分です。
室内用の物干しで乾燥させる場合、かなり効率的です。
そのほか、就寝時の消音・消灯機能、あるいは、分解して掃除しやすい構造など、家庭用として、わりと小回りが効いた仕様である点も魅力です。
なお、お部屋が14畳以下の場合も、このクラスを買っておくと、必要な祭に「パワフルにかくはんできる」ので、8畳クラスの部屋でない限り、本機で問題ありません。
---
【2025年発売】
14・アイリス WOOZOO 360 barrel PCF-CD15TECA-W
¥12,979 楽天市場 (6/11執筆時)
風の強さ:〜32畳
風速調節:8段階
首振り(左右):自動360度
首振り(上下):自動90度
立体首振り:対応
モーター:DCモーター(静音)
リモコン:付属
パワフルさ ★★★★★
静音性 ★★★★☆
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ただ、主に衣類乾燥が「目当て」で買われる方は、WOOZOO 360 barrel も悪くない選択肢です。
こちらの場合、全周360度回転する仕様なので、室内用の物干し竿を多段置いて乾かすような、「ヘビーな使い方」をする場合、効果が高いように思います。
洗濯物の近くでファンを回すと、シーズンオフにファンに割とゴミが付きますが、簡単に分解して洗える構造なのも、この場合美点と言えます。
第2に、8畳以内の小部屋で利用する場合に、実用性が高いサーキュレーターとしては、
52・アイリスオーヤマ PCF-C15T
¥4,980 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:8畳まで
風速調節:3段階
首振り(左右):自動90度
首振り(上下):自動75度
立体首振り:対応
モーター:ACモーター
リモコン:付属
パワフルさ ★★★★☆
静音性 ★★★★★
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
アイリスオーヤマのPCF-C15Tが候補です。
本機は、ACモーター機です。
ただ、8畳クラスだと、ACモーターでも、騒音や調整力があまり問題にならないです。
値段を含めて、本機は「お買得」かと思います。
サイズは、幅約22.0×奥行約20.3×高さ約30.3cmです。
シングルバー式はダブルレバー式に較べて、スタイリッシュで格好が良いです。
一方、他社機と比較する場合、この価格で3D立体首振りを搭載する点が良い部分です。
小部屋でも「空気のかくはん」において、この機能は活きてくるでしょうから。
ーーー
【2021年発売】
48・アイリスオーヤマ PCF-BD15T-W
48・アイリスオーヤマ PCF-BD15T-P
48・アイリスオーヤマ PCF-BD15T-A
¥4,971 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜16畳
風速調節:3段階
首振り(左右):自動90度
首振り(上下):自動65度
立体首振り:対応
モーター:DCモーター(静音)
リモコン:
パワフルさ ★★★★★
静音性 ★★★★★
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
ただ、8畳程度でも、空気のかくはんを狙う場合、もう1クラス「強め」の風が出せる製品でも良いかと思います。
デザイン性は、わりと「今どき」な本体色を含めて、この値段にしては良いです。
他社機と比べても、静音性や制御の部分で質の良いDCモーター採用機をマストとする場合、このクラスでは最安です。
第3に、広めのリビングやオフィスなどで、かくはん性能の高い高級サーキュレーターを選ぶ場合は、
【2017年発売】
【〜35畳】【風量12.5m3/分】
19・VORNADO DCモーター 6303DC-JP
¥24,242 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜35畳
風速調節;99段階
左右首振り:手動
上下首振り:手動(上向き可)
立体首振:
モーター:DCモーター(静音)
リモコン:付属
パワフルさ ★★★★★★★
静音性 ★★★★★
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
アメリカのボルネードの6303DC-JPでしょう。
風速と風圧は、同社の自慢です。
他社機と異なり、首を振りませんが、とにかく強力な風量で、壁を利用してかくはんさせていきます。
このパワーを、一度使い慣れると、他社では満足できないというほどの力です。
一方、従来機の場合、静音性の部分で、弱風でも50デシベル超えでした。
サーキュレーターは、強風でかくはんあせた後は、パワーを弱めるのが普通なので、その部分が特に問題でした。
しかし、DCモーター採用で、微風時の静音性が大幅に改善されたため、およそ欠点が見られなくなっています。
かくはん性能は、首を振る機種と単純に比較することはできませんし、本体も少し大きいです。
ただ、首を打っているときに、体に風が当たるのが不快に感じる場合などは特に本機は良いでしょう。
サイズも、幅30×奥行21,5×高さ37cmですから、圧迫感もないです。
パワーは、12畳程度の広さのリビングには、最大35畳用とオーバースペックにも思えます。
ただ、その分、使いはじめにとにかく強力にかくはんさせられるので、無駄ではないですし、逆に心強いと思います。
ーーー
【2025年発売】
1・シャープ サーキュレーター PK-18S02-B
1・シャープ サーキュレーター PK-18S02-H
1・シャープ サーキュレーター PK-18S02-A
¥21,462 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
【2024年発売】
2・シャープ サーキュレーター PK-18S01-B
2・シャープ サーキュレーター PK-18S01-H
¥19,800 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜30畳
風速調節:10段階
首振り(左右):自動140度
首振り(上下):自動120度
立体首振り:対応
モーター:DCモーター
リモコン:付属
パワフルさ ★★★★★★
静音性 ★★★★★★
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、シャープの PK-18S01も見どころがあります。
性能は変わらないので、旧機でもOKです。
ボルネードと比べる場合、純粋な空気のかくはん性という部分では次点と言えます。
ただ、本当に20畳以上あるような空間で利用しないとすれば、シャープ機このほうがむしろ合うとも言えます。
サイズは、幅253×奥行197×高さ329mmです。
存在感はありますが、ダブルレバーでデザイン性も良いので、置き場所に困らなそうです。
適用畳数は、30畳です。
自社基準での表記なので、ボルネードと数字で比べられませんが、シンプルに「風力(風圧)」という部分で言えば、負ける部分はあります。
しかし、 12-18畳前後の空間で利用するならば、そもそも、拡散力は、十分以上なので、問題ないように思います。
その上で、こちらは立体首振りに対応します。
お部屋的にこの機能を(邪魔と思わず)利用できる環境ならば、かくはん効果はボルネードと逆転するように思います。
静音性は、風量4で34dB、風量7で44dB、風量10で49dBです。
シャープの場合、羽根の工夫などで、風量を強めた際の騒音が控えめです。
30畳用以上を公称する他社機と比べても最も静かで、中・強風あたりで利用しても、おそらく、そのように言えそうです。
逆に、最小風力時の騒音値は出さないので、ペットが入る場所や、寝室空間で最小運転を、最小音で、という方向性で考える場合は、こちらは向かないでしょう。
とはいえ、サイズ的に寝室メインで利用するものでもなさそうですし、選ぶ際に、大きな問題にはならない場合が大半かと思います。
プラズマクラスターNEXTもオマケとしては豪華でしょう。
こちらの適用畳数自体は10畳までですが、壁などの不着臭の除去ほか、直接あてれば、衣類の消臭や、生乾き臭の防止にもなりますので、あって損はないです。
第4に、電源のない場所でも利用できるコードレス対応の製品としておすすめなのは、
【2025年発売】
32・YAMAZEN RCRP-BZX015(C)
¥13,455 楽天市場 (6/11執筆時)
32・YAMAZEN RCRP-ZX015(C)
¥10,290 Amazon.co.jp (6/11執筆時)
風の強さ:〜24畳
風速調節:10段階
首振り(左右):自動70度
首振り(上下):自動75度
立体首振り:対応
モーター:DCモーター
リモコン:付属
パワフルさ ★★★★★
静音性 ★★★★☆
省エネ性 ★★★★★
デザイン ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
山善のRCRP-BZX015-Cでしょう。
色違いの姉妹機でも構いません。
こちらは、リチウムイオンバッテリーが内蔵されています。
そのため、、風量最大で2時間、最小で40時間、コードレスで運用できます。
この部分で、キャンプほか、ご自宅のウッドデッキなどでも利用しやすいでしょう。
一方、長時間強い風量で使いたい場合、電池の保ちは課題があります。
ただ、本機はUSB-C PD対応で、モバイルバッテリーからの給電でも動きます。
その点で言えば、このブログの【モバイルバッテリーの比較記事】で紹介している製品のうち、20W以上の出力を出せる製品を同時に買えば、時間延長が可能です。
蓄電容量が10000mAhあたりで良いでしょうが、災害時の予備を兼ねる場合は、20000mAhあたりのちょっと大きめでも良いかと思います。
補足:サーキュレーターの「周辺家電」
というわけで、今日は、サーキュレーターの紹介でした。
なお、ご家庭によっては、扇風機をサーキュレーター代わりにすると言うことも考えられるでしょう。
1・高性能なDC扇風機の比較
2・1万円前後の扇風機の比較
3・タワー型スリム扇風機の比較
4・ダイソンの空調家電の比較
そのような場合に向いた扇風機は、上記1番のリンク記事で特集しています。3D首振り対応機も紹介していますので、よろしければご覧ください。
ーーー
1・格安エアコンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の解説【導入】
1-2:パナソニック
1-3:ダイキン
2・格安エアコンの比較 (2)
2-1:日立
2-2:富士通
3・格安エアコンの比較 (3)
3-1:三菱重工
3-2:三菱電機
4・格安エアコンの比較 (4)
4-1:シャープ
4-2:東芝
5・格安エアコンの比較 (5)
5-1:アイリスオーヤマ
5-2:コロナ
予算:5万円〜
6・高性能エアコンの比較 (1)
6-1:パナソニック
6-2;日立
7・高性能エアコンの比較 (2)
7-1:富士通
7-2:ダイキン
8・高性能エアコンの比較 (3)
8-1:三菱重工
8-2;三菱電機
9・高性能エアコンの比較 (4)
9-1:シャープ
9-2;東芝
予算:10万円〜
10・エアコンのおすすめ 【まとめ】
=最終的なおすすめの提案【結論】
そのほか、エアコンの買い換えも同時に考えたい場合は、以上の記事をよろしくお願いします。
---
最後になりましたが、もし、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは!