1回目記事からの続きです→こちら
3-1・シャープのPLAINLYの比較

3回目記事は、シャープのPLAINLYのスチームオーブンの説明からです。
すでにみた「ヘルシオ」の名前を冠しない普及価格帯のオーブンレンジです。
1・小型スチームオーブンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シャープ〈ヘルシオ〉
1-3:パナソニック〈ビストロ〉
1-4:日立〈ヘルシーシェフ〉
2・小型スチームオーブンの比較 (2)
2-1:東芝〈石釜ドーム〉
2-2:アイリスオーヤマ
2-3:ツインバード・山善
3・小型スチームオーブンの比較 (3)
3-1:シャープ〈PLAINLY〉
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)に書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機を解説していきます。
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また、以下ではいつものように、高評価できる点については赤系の文字色で、イマイチな点については青字で書いていきます。

【2025年発売】
34・ シャープ PLAINLY RE-WF276-W
35・ シャープ PLAINLY RE-WF276-B
¥37,851 楽天市場 (4/30執筆時)
庫内容量:27L(1段)
レンジ出力:1000W
トースト::2枚(両面焼き)
スチーム:スチームカップ式
センサー:蒸気センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅464x高さ390x奥行385mm
RE-WF276は、シャープのスチームオーブンレンジの中級機です。
本機は「PLAINLY」という、黒系でシンプルなデザインの生活家電シリーズの一角です。
100%過熱水蒸気加熱ができない点で、「ヘルシオ」の名前を冠しませんが、外観がシンプルで、ちょっとした「高級感」があるの部分をシリーズの特徴とします。

庫内容量は、27リットルです。
庫内容量は、広めです。
サイズ感からすると、2−3人まで対応できるといえます。
本体サイズは、幅464x高さ390x奥行385mmです。
左右後方は「壁ピタ」にしてもOKです。

スチームは、しかし、スチームカップ式です。
過熱水蒸気式は出せますが、角皿式同様にスチーム調理は不可能で、カロリーオフ料理はやや難しいです。

なお、角皿を濡らしても良い料理(プリン・茶碗蒸しなど)は、そのまま角皿に水を注いで使います。揚げ物など、支障がある場合のみスチームカップを利用します。
ただ、スチームが充満するのは調理終盤で、スチーム量も限られます。実際的に揚げ物の「さっくり」あたためなどに用途は限られるでしょう。

レシピ集には、油を使わない唐揚げのほか、蒸し鶏・焼き芋・塩鮭・塩サバなどのメニューはあります。
しかし、ボイラー式のヘルシオと違い、蒸気発生量が決定的に少ないので、ヘルシオ系に比べれば、やはり「おまけ程度」の機能性で、減油・減脂効果は、限定的です。

ただ、スチームを使い、フライなどを過熱水蒸気で「さっくり温める」ことや、角皿スチームを利用して、ごはんや蒸し物を「しっとり温める」ことは対応できます。

レンジのセンサーは、蒸気センサーです。
「らくチン!センサー(絶対湿度)・温度センサー」という名前ですが、湿度センサーは2種の温度計を使うため、このような名前になります。
温度センサーはオーブンにも使われます。
いずれにしてもラップをした食品と冷凍食品の自動解凍に課題がある方式で、赤外線を使う機種には負けます。

解凍機能は、全解凍とサックリ解凍が選べます。
ただ、本機は、蒸気センサーのみなので、事前のグラム指定が必要です。
また、しっかりしたスチーム機構がないので、レンジ加熱のみでの解凍になり、精度はあまり期待できないと言えます。

自動調理メニューは、100種類です。
庫内が大きいので「3品献立セット」なども提案されます。
主菜と副菜2品を並べて、スチームカップを利用してレンチンするというコンセプトです。冷蔵庫にある材料」で作れそうなものが多いですが、メニューは固定です。
スチームを利用しないものを含めて減塩・脱油系の調理メニューはそこそこ多めです。

おまかせ調理は、「セミオート」的な機能としてらくチン1品調理機能が実装されます。
調理時に、好みの材料と調味料を入れるだけでレンジ機能による自動加熱が行える仕組みです。固定レシピもありますが、分量を自由に設定できるのは、野菜(らくチン!ベジ)と煮物(らくチン!煮物)です。

例えば、煮物ならば、分量さえ守れば自由にアレンジして「セミオート」で煮物ができます。ベジ系も同じです。
一方、この機能は、冷蔵した食材ほか、あらかじめ「ホームフリージング」した冷凍食材も、一部メニューで対応できます。
しかし冷凍前の切り方に細かい指定があるので、実際そのメニューを作る前提で、ホームフリージングしないといけないので、これについては、あまり「楽ちん」ではないです。
一方、ヘルシオのらくチン1品だと「中華・カレー・パスタ」など結構レシピ数が多いのですが、本機はセンサーの限界もあり、非対応です。
オーブン機能は、本機は250度(3分)です。
ただし、ドライオーブンであり、ウォーターオーブンは角皿式ですので、非対応です。
グリル機能も、搭載します。
上火で焦げ目を付けるような利用法は可能です。
ただし、焼き目をつけやすいウォーターグリル機能はありません。
トーストは、2枚までです。
途中で裏返す手間があって、2枚で8分ほどです。
スチームを利用せずにグリルで焼くために、仕上がりの味は、上位機(ヘルシオ)に負けるでしょう。
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以上、シャープの-WF276の紹介でした。
1回目記事で見た同社の「ヘルシオ」とは、スチーム機能の部分でだいぶ差はあります。また、他社と比べた場合、センサーが弱めな部分も弱点と言えます。
レシピ集には、ヘルシオ同様、唐揚げほかの減油・減脂メニューはありますが、スチーム発生量の決定的な違いで、効果量や味の面で差は付くでしょう。
ただ、レンジ加熱による「おまかせ調理(らくチン1品)」の部分は面白いです。とくに、煮物をそこまでこだわっては作らないという場合、便利な場合はありそうです
今回の結論
小型スチームオーブンレンジのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、「小型・省スペース」なスチームオーブンを紹介しました。
3回目記事となる今回は、いつものように、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
第1に、スチームオーブンで減塩・脱油料理を楽しみたい人におすすめなのは、

【2022年9月発売】
3・SHARP ヘルシオ AX-UA30-W
3・SHARP ヘルシオ AX-UA30-B
¥38,500 Amazon.co.jp (4/30執筆時)
【2021年発売】
4・SHARP ヘルシオ AX-UA20-W
4・SHARP ヘルシオ AX-UA20-B
¥44,800 Amazon.co.jp (4/30執筆時)
【2020年発売】
5・SHARP ヘルシオ AX-AJ1-W
5・SHARP ヘルシオ AX-AJ1-B
¥32,800 Amazon.co.jp (4/30執筆時)
庫内容量:22L(1段)
レンジ出力:1000W
トースト:2枚まで(両面焼)
スチーム:ウォーターオーブン(水タンク)
センサー:蒸気センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅470x奥行390×高さ340mm
対応人数 1-2人程度まで
スチーム調理 ★★★★★★
レンジ調理 ★★★★☆
オーブン調理 ★★★★☆
グリル調理 ★★★★☆
トースト調理 ★★★★★
レシピ充実度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シャープのヘルシオのAX-UA30がおすすめです。
先述のように、26Lの新機種が2025年に登場しています。
そちらの方が一回り性能が良いですが、大きく仕様が変わった部分もあり、これらの旧機は「安めでお買得」です。
その部分を含めて、こちらを推します。

2021年以前の旧機もネットだと残ります。
本編で書いたように、AX-UA20はほぼ同じ性能、AX-AJ1も無線LANがない以外は大きく変わりません。無線LANの部分だけ考えて、あとは、値段で決めて良いかと思います。
個人的には、モノクロ液晶しか搭載しないタイプの電子レンジで、無線LANと連携できてもあまり便利ではないと思うので、2020年モデルでも良いかと思います。

庫内容量は、22Lと少し小さめです。。
しかし、それでも2-3人分の料理は楽にこなせますので問題ないでしょう。

サイズは、幅470x高さ340x奥行390 mmです。
後ろだけでなく、左右もピッタリ配置できるので、設置の自由性は最も高いレンジとも言えます。

スチーム加熱は、本格的な水タンク式のウォーターオーブンです。
他社機と違い、ヒーターを併用せず、ボイラーを使う方式ですので、豊富な蒸気量で庫内を満たせます。
実際、その力で、食材表面を「水だけで焼く」ことができるのは、ヘルシオだけです。

加熱当初からパワフルな蒸気量なので、野菜などが短時間で仕上がりビタミンの保持力が高いほか、肉や魚も、蒸気による食材表面の、余分な塩分や油分をしっかり落としきります。
この部分で、「ヘルシー志向」の方は、確実に本機が合います。
また、「濃い」過熱水蒸気を表面に吹き付けることで、ヒーターなしで「焼ける」ので、グリル系の料理にも対応できます。
過熱水蒸気を利用する料理を最重要視するならば、機能の上で足りないものはありません。

ヘルシオは、このウォーターオーブンを使った自動メニューの数や料理ブックが充実します。
他社の場合、過熱水蒸気を効果的に利用した自動メニューは同社に比べると圧倒的に少ないです。本編で書いたように、水タンクはあっても、マニュアル設定だと「過熱水蒸気」が使えない機種も、珍しくないです。
この部分でも、ヘルシー志向の 料理好きの方には「合う」といえます。
ヘルシオファンも独自にメニューを開発しており、それらの情報をネットで利用できるのも良い部分です。

レンジのセンサーは、課題であり、蒸気センサーです。
ラップをした製品には「無力」です。
それ以外の場合も、加熱判定がイマイチで、余計に時間がかかったり加熱不足だったりします。
その点で、ホームフリージングを多用している方、コンビニ弁当が多い方、あるいは、市販の冷凍食品でもパッケージをみて設定しないような方は、向かない部分があります。

解凍も、センサーの限界で、グラム指定が必要な仕様です。
精度も、上位センサーを装備する機種に及びません。ただ、スチーム半解凍はできますし、グラム設定をしっかりした上で、時間をかければ、しっかり解凍はできます。

自動調理(おまかせ調理)も、あるていど充実します。
食材を適応に置いて(選んで)、後はセンサーにおまかせするおくだけグリルです。

レンジ機能を使う「おまかせ調理」であるらくチン1品も便利です。
野菜料理や、煮物ほか、中華・カレー・パスタなどの調理時に、好みの材料と調味料を入れるだけで、レンジ機能による自動加熱が行える仕組みです。

例えば、煮物ならば、調味液と野菜をアレンジすることで、レシピ集にない料理を含めて、自由にアレンジできます。

オーブン調理は、ドライで使っても、最大250度(5分間)です。
ただ、過熱水蒸気は「焼く」能力もあるので、本機の場合、「ウォーターオーブン」で使った方が、実際のが火力は強いです。
自動メニューのレシピもそれ前提ですし、基本そのように使うものです。
過熱水蒸気利用に伴う片付け(庫内の水滴のふき掃除)を面倒に感じるならば、ドライオーブンやグリルが強い製品(東芝や、パナソニック)も検討してください。
ただ、濡れていた方が、あとの掃除はしやすい部分は強調しておきます。実際、東芝(最上位機)は、利用後に、ドライオーブン利用後に「あえてスチーム」するかを選べます。る
グリル調理は、対応できますが、得意ではないというレベルです。
トーストは、角皿を利用することで、裏返さずに2枚の焼き上げに対応できます。
過熱水蒸気を利用する方式なので、(名称はないものの)味は期待できます。
調理時間と裏面の焼き目がやや薄くなる点は、多少ネックですが。
まとめれば、シャープ機は、全機種通しても、小型機だと「ヘルシー調理」部分の性能は格段に良いです。
レンジセンサーは(はっきりと)弱いですが、オーブンとしては、過熱水蒸気を使えば「焼き目」もしっかり付きますし、総合的に問題ないように思います。
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【2025年11月発売】
1・SHARP ヘルシオ AX-U1C-W
2・SHARP ヘルシオ AX-U1C-B
¥64,848 楽天市場 (4/30執筆時)
庫内容量:26L(1段)
レンジ出力:1000W
トースト:4枚(両面焼)
スチーム:ウォーターオーブン(水タンク)
センサー:赤外線・蒸気温度
オーブン最高温度:250度(5分間)
外形寸法:幅480x奥行395×高さ350mm

本体サイズは、幅480x奥行395×高さ350mmです。
先述のように26リットルと庫内容量は多少増えましたが、サイズは旧機とほぼ同等です。
スチームオーブンは、シャープは独自のウォーターオーブン方式です。
この部分の仕様は、旧機と変わりませんが、優秀です。

レンジのセンサーは、しかし注目点です。
赤外線センサーと蒸気(絶対湿度)センサーの2種類になります。
赤外線は食品のラップを気にしない仕組みですし、特に解凍部分で、数段上の精度を期待できます。

解凍機能は、特に本機は、レンジ加熱とスチームを併用する方式なので、仕上がりはより期待できます。

おまかせ調理も、性能が旧機を上回ります。
冷凍・冷蔵・常温を問わず、角皿に食材を並べておくだけで、センサーが自動的に加熱制御を行い、最大4人前まで調理できます。
旧機だと、冷凍食材が使えなかったほか、センサー制御ではなかったので、生肉・野菜の調理はできても、ハンバーグの種などは非対応でした。センサーが加熱制御をする部分で、仕上がりもより良いでしょう。
レンジ機能を使う「おまかせ調理」であるらくチン1品は、もちろん新機種でも実装されます。

ネットワークは、無線LANを搭載しており、スマートフォンとの連携が可能です。
本編で書いたように、生成AIによる相談機能も、わりと実用度はありそうです。
やや高いですが、見どころの多い製品です。
第2に、「電子レンジ」としての「あたため性能」を重視して、スチームオーブンを選ぶ場合は、

【2025年9月発売】MRO-S7D(W) MRO-S7D(H)
7・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7D W
7・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7D H
¥39,429 Amazon.co.jp (4/30執筆時)
【2025年2月発売】MRO-S7CA(W) MRO-S7CA(H)
8・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7CA W
8・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7CA H
¥40,828 Amazon.co.jp (4/30執筆時)
【2024年8月発売】MRO-S7C(W) MRO-S7C(H)
9・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7C W
9・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7C H
¥39,800 Amazon.co.jp (4/30執筆時)
庫内容量:27L(1段)
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:スチームカップ式
センサー:重量・蒸気・温度
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅483×奥行355x高さ335mm
対応人数 1-2人程度まで
スチーム調理 ★★★☆☆
レンジ調理 ★★★★★
オーブン調理 ★★★★☆
グリル調理 ★★★★☆
トースト調理 ★★★★☆
レシピ充実度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
日立のMRO-S7Dでしょう。

本編で書いたように、2025年機は、グリル調理部分でらくらくプレート焼きとリベイク機能が新搭載です。
ただ、らくらくプレート焼き(おまかせ調理)は、鶏肉と魚(と野菜)しか対応できない点、リベイク(揚げ物の再加熱)も、時間設定しないと使えない部分で、完成度は低いです。
今の値段差ならば、旧機がお買得です。2024年機も仕様は変わらないのでOKです。

庫内容量は、27Lです。
シャープより広めです。
設置性は、幅483×奥行388x高さ355mmです。
とくに、横幅が48センチ台に収まっているので、小型冷蔵庫とセットの机上棚などにも設置できます。

スチーム調理は、スチームカップ式なので、あまり評価できません。
過熱水蒸気ができるのは終盤のみなので、加熱蒸気で「カラッと」させられる程度の効果に止まります。

もちろん、レンジは、ノンフライレシピで揚げ物を作るわけなので、食用油でフライヤーで揚げるよりはだいぶ「ヘルシー」ですが、ヘルシオと違い、それ以上は望めないと言えます。
シンプルに、鶏肉や牛肉を「焼く」ような場合、あるいは、買った総菜(揚げ物)のリベイクにおける、減油・減塩効果も、あまり期待できないです。
蒸し料理も、凝ったレシピはない(茶碗蒸し程度)なので、ここを重視する場合、選択肢にはならないです。

電子レンジ機能は、しかし、小型機に限定してみると、全社通しても、おそらく最も「正確」です。
センサーは、加熱前の重さを見れる重量センサーと、加熱後の水蒸気量がみられる蒸気センサーのコンビです。

この1つのセンサーは、計測上の互いの弱点を補いやすいので「良いコンビ」です。
単体の赤外線センサーで判断する場合と違ってデータを突き合わせるため、判断ミスによる失敗が少ない方式といえます。
小型機では、最上位の赤外線センサーを装備する機種はないので、日立の重量センサー+蒸気センサーの併用が(おそらく)最高です。
実際、加熱時間の制御力は高く、加熱ムラ・加熱不足が最も起こりにくい機種ですから。
市販の「お弁当・チルド食品」など、作り置きや、ホームフリージングした食品などについて、出力や加熱時間を指定しなくても、ある程度正確に加熱してくれるでしょう。
市販の冷凍食品も、「自動あたため」でおまかせ処理しているような方は、特に向くでしょう。

解凍も、細かい指定が不要で、解凍・半解凍から選べます。
スチームを使わないので、時間をかける場合の仕上がりは、他機のほうが良い部分はあるにせよ、普通の解凍は、やはり「賢い」です。
1kgまで未設定でよいので。

自動メニューも、106の自動メニューの調理が可能です。
オーソドックスなメニューが多いので、家庭向きだと思います。ローストビーフや、鶏のハーブ焼など面白いメニューもあります。

おまかせ調理は、先述のように、「らくらくプレート焼き」として搭載です。
ただ、鶏肉系と魚の料理にしか使えない部分で、他社(上位機)に比べると用途は限られます。

オーブン・グリル機能は、小型機としては及第点です。
ただ、グリルの上火火力はそこまで強力ではないですが、手造り揚げ物については(角皿スチーム方式ではありますが)終盤の過熱水蒸気の援助で、しっかり仕上がるでしょう。

トーストは、自動で8分(2024年機は9分)です。
スチームトーストも対応でき、同じ時間です。
ただ、裏返しの必要はあるので、この部分に不便を感じる場合、【オーブントースターの比較記事】で書いたような製品を別に揃えても良いかなとは思います。
まとめれば、多機能レンジはほしいが、「もっぱら普段はレンチン」という方に、本機は向きます。センサー性能は、やはり日立は良いですので。
第3に、充実した「オーブン機能」を重視し、ピザや厚みのあるお肉などを焼きたいと考えている方は、

【2025年8月発売】
(通常型番)ER-D90B(K) ER-D90B(W)
12・東芝 石窯ドーム ER-D90B-K
12・東芝 石窯ドーム ER-D90B-W
¥43,248 楽天市場 (4/30執筆時)
(エディオン限定型番)ER-D90BE5(K)
13・東芝 石窯ドーム ER-D90BE5-K
¥47,800 楽天市場 (4/30執筆時)
【2024年発売】
(通常型番)ER-D90A(K) ER-D90A(W)
14・東芝 石窯ドーム ER-D90A-K14・東芝 石窯ドーム ER-D90A-W
¥64,490 楽天市場 (4/30執筆時)
庫内容量:26L(1段)
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390mm
対応人数 1-2人程度まで
スチーム調理 ★★★★★
レンジ調理 ★★★★★
オーブン調理 ★★★★★★
グリル調理 ★★★★★
トースト調理 ★★★☆☆
レシピ充実度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
東芝のER-D90Bでしょう。
石窯構造の採用で、オーブン機能は小型機では最も力を入れる製品ですので。
新旧でメイン機能の変更はないので、値段が下がった旧機でOKです。
エディオン系限定(ER-D90BE5)は、ドアの仕様がソフトダンパー仕様で、すこし「高級」なので、同じほどの値段なら優先して選べます。

庫内容量は、26リットルです。
本体サイズは、幅480x高さ350x奥行390 mmです。
壁ピタで配置でき、左右も3cmあけるだけなので、設置性は問題ないです。
外観のデザイン性も良いです。

オーブン機能は、最大温度は250度(5分)です。
小型機の場合、最大温度の部分は、他社機も軒並み変わりません。
ただ、東芝は、内部構造自体「オーブン優先」の設計です。
専用ヒーターをわざわざ開発してまで、天井をドーム型して熱対流を良くしています。また、ドア側以外の庫内全部を遠赤加工して、食材に向けて4面から遠赤外線を放射する仕組みもあります。
遠赤外線は、熱い肉などでも熱が浸透しやすいので、熱い肉などのオーブン調理には重要でし、実際、中までしっかり加熱された上で、お肉は「ふっくら、ジューシー」です。
むろん「ピザ焼き釜」を摸したものですが、クリスピー型を含め、ピザ焼きは大得意でしょう。
グリル機能は、一方、(遠赤が得意な内部加熱より)表面加熱が重要なので、パナソニックと比べると、そこまで力強い仕様ではないです。
ただ、中央に熱が集まりやすいドーム構造の庫内で、食材表面に熱が渡りやすい部分もあって、東芝の場合、オーブン加熱で焼き目がしっかり付きます。
実際、自動メニューだとほぼ(ドライ)オーブン機能で、肉系メニューを調理しています。

おまかせ調理も、食材を置くだけの石窯おまかせ焼きに対応です。
グリルではなく、オーブン加熱の「おまかせ調理」という部分が、やはり東芝らしいです。
このクラスだと、鶏肉と野菜だけの対応ですが「面白み」はあります。調味料レベルでも、「遊べる」仕様といえます。
Atlas的にも、鶏肉で、カレー粉ほか、タンドリー、ケイジャン、ジャークチキン、メッセルマニなどのスパイス、あるいはいしる(魚醬)、の味付けで「レシピ開発」するのが好きですが、そういったこともしやすいでしょう。

電子レンジ機能は、赤外線センサー(ハイアングル赤外線センサー)です。
補助的に温度センサーを使いますが、ほぼ赤外線でセンシングしているといえます。
そこまで性能が期待できる赤外線センサーではない(1眼固定式)なので、日立には及びません。
ただ、ハイアングル配置で、ラップや容器内の熱を見やすくする工夫はあるので、重量センサーがない不利については、部分的には対策があるように見えます。

解凍も、グラム設定は必要ですが、スチーム解凍できますし、問題ないでしょう。
小型では、パナソニック・日立とともに、優秀なほうです。

スチーム方式は、水タンクを利用する過熱水蒸気です。
蒸し料理を含めて、この部分の性能は、あまり期待できませんし、メーカーもそこまで力を入れていないでしょう。
日立の「スチームカップ式」よりは良い、といった程度です。

トーストは、常のトーストの場合、2枚で約6分50秒です。
スチームトーストも引き続き対応です。
ただし、裏返しは必要ですので、毎日食べるような方は、トースターがあった方が良いかもしれません。
まとめれば、本機の場合、熱い肉などもふっくら焼ける「オーブン調理」に魅力を感じる方が、選べば良いと言えます。
スチームは、蒸し料理もふくめてそこまで特徴はないですし、グリル的な表面加熱力だと、パナソニック機が優秀ですが、オーブンを重視したい方は(Atlasを含めて)多いでしょう。
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【2025年8月発売】ER-4000B(K)
11・東芝 石窯ドーム ER-D4000B-K
¥62,048 楽天市場 (4/30執筆時)
庫内容量:26L (2段)
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:300度(5分間)
外形寸法:幅493x高さ357x奥行399mm
一方、2ランクほど高めの「プレミアモデル」ですが、25年から展開の上位機は、予算が許せば、検討しても良いでしょう。

庫内容量は、26リットルです。
ただ、庫内2段なので、製パンを含めて、小型でも大量に処理できます。
本体サイズは、:幅493x高さ357x奥行399mmです。
下位機種より大きくはなりますが、断熱性に配慮があるので左右と壁側は「壁ピタ」できますし、設置性は良いです。

機能面では、スチームオーブンにおいて、ハイブリッド調理に対応になります。
高出力のヒーターと過熱水蒸気を併用するので、食材の表面まで(下位機より)さらに「こんがり」焼く感じにできます。

ヒーターも、こちらは、300度が5分間出せます。
また、構造的に、熱風ファンで熱を回す構造もあるので、遠赤効果を含めた、熱の浸透力は、下位機種より「一段上」といえます。

その上で、「フルオート調理」の石窯おまかせ焼きも、豚・牛・鶏・野菜・魚に対応できます。

電子レンジ機能は、温度センサーと赤外線センサーを併用しています。
本編で書いたように、同社のハイアングル赤外線センサーは、旧タイプに比べても、ラップや容器内の温度を、かなり正確に見てくれます。
26Lクラスまでなら、ムーブ系センサーや多眼センサーよりこのタイプが、良い感じを受けています。

パネルも、カラータッチパネル採用です。
小型で採用するのは、東芝を除けば、パナソニックだけです。
Wi-Fiは非搭載ですが、一部の定番メニュー22種(ハンバーグ・からあげなど)レシピも見れます。なにより、カラーの場合「高級感」があります。
第4に、炭火の直火焼きのように肉や魚を「こんがり」焼きたい方におすすめなのは、

【2024年発売】
6・パナソニックビストロ NE-BS6C-K
¥81,968 Amazon.co.jp (4/30執筆時)
庫内容量:25L(1段)
レンジ出力:1000W
トースト:4枚(両面対応)
スチーム:(水タンク式)
センサー:スイングサーチ赤外線
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅500×高さ347×奥行400mm
対応人数 1-2人程度まで
スチーム調理 ★★★★☆
レンジ調理 ★★★★★
オーブン調理 ★★★★★
グリル調理 ★★★★★★
トースト調理 ★★★★★★
レシピ充実度 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックのビストロ NE-BS6Cでしょう。

庫内容量は、25Lです。
本体サイズは、幅500×高さ347×奥行400mmです。
後側の壁ピタ配置は可能ですが、上部10cmほか、吸気口がある関係で左右も2cmあける必要はありますので、設置空間はみてください。

外観は、東芝のプレミア機と比する仕様です。
タッチカラーパネルを採用するほか、高級機に多くみられるソフトダンパードアで、ふわっと「丁寧に」締まる仕様です。

電子レンジは、1眼のスイングサーチ赤外線センサーです。
単眼ですが、普通の赤外線センサーと違って「スイング構造」がある仕様です。

そのため、食材の表面温度を広範囲に測れるので、普通の赤外線センサーより、少し優秀です。
パナソニックの場合、加熱中の温度も表示できる精度のセンサーで、検知スピードの部分でも評価できます。
重量センサー+蒸気センサーをダブル搭載する日立を例外とすると、型スチームオーブンでは高水準です。

解凍は、おそらく、各社通しても、小型機では、精度が最も期待できます。
パナソニック独自のサイクロンウェーブ加熱を使い、センサーで制御しつつ解凍していく方式です。
しっかりスチーム解凍・半解凍もできますし、充実します。

スチームオーブンは、水タンクの過熱水蒸気です。
ただ、本編で書いたように、パナソニックはマニュアル設定で「スチームオーブン(グリル)」は選べません。
スチーム調理も、「塩サバ・塩鮭・アジの開き・肉巻き野菜・鶏の照り焼き」など一部自動メニュー記載のものだけなので、この部分は、各社の最上位機に比べても「あっさり」です。

スチーム(蒸し料理)は、ただ、逆に充実します。
直接ヒートグリル皿だけに向けて「ピンポイント」で集中噴射できる「スピードスチーム機構」があるので、「100度以下」のスチームの利用幅は、結構あります。
特に、火加減(蒸し加減が)難しい、魚料理や、中高温の「卵料理(茶碗蒸し・ゆで卵など)」は特に上手にできると言えます。
また、餃子などは、十分な水量で蒸しながら、後述するヒートグリル皿で焼き付けるので、フライパンで蒸し焼きような本格的な仕上がりと言えます。
グリル機能は、パナソニックの最大の見所です。
本機の場合、上火のヒーター火力だけでなく、レンジのマイクロ波の熱をヒートグリル皿が吸収する仕組みがあるので、「両面グリル」のような機能性があります。
そのため、(ドライな)グリルでも、「強火力で両面で焼くグリル料理」ができます。
この部分で、焼き鳥や焼き魚などをふくめて、強力な表面火力による「焼き目」が重要な調理については、大得意です。
オーブン機能は、ただし、石窯構造の東芝に軍配が上がります。
厚いお肉でも、内部まで熱を浸透させるような力は、本体構造からオーブン焼きに最適化している、東芝には及びません。
とはいえ、250度が5分間と標準的な火力はありますし、問題ないです。

トーストは、4枚同時の調理が可能で、
しかも、付属のビストログリル皿を利用すると、裏返す必要なしに両面を焼ける点は、魅力でしょう。4枚でも6分程度で焼き上げることが可能です。

ネットワーク機能は、非搭載です。
ただ、カラー液晶はつくので、基本レシピの確認や、必要な角皿配置などが確認できます。
多彩な自動メニューも、液晶表示あってこそ便利とも言えるため、外観の見映えの部分でも、本機の仕様は良いと思います。
まとめれば、減油・減塩などのスチーム部分がやや弱いものの、多彩な蒸し料理、表面火力が強い両面グリル、優秀な解凍機能に注目する場合、本機は選べるでしょう。
補足:電子レンジ関連記事について
というわけで、今回はスチームレンジの紹介でした! 
1・中型スチームオーブンの比較
容量:30L〜
人数:1-4人(世帯向け)
2・小型スチームオーブンの比較
容量:18L〜26L
人数:1-2人
3・小型電子レンジの比較
容量:15L〜18L
人数:1人
4・中型電子レンジの比較
容量:20L〜26L
人数:1-3人
5・オーブン/レンジ全体の選び方 【まとめ】
=目的別・予算別のおすすめの提案
なお、電子レンジについては、以上の記事もあります。
とくに5番の記事は、基本的な選び方をまとめたものなので、ぜひご覧ください。

6・オーブントースターの比較
7・コンベクションオーブンの比較
また、オーブントースターなどを、「レンジとは別」に揃えたい方については、以上の記事もあります。
こちらもよろしくお願いします。

そのほか、ひとり暮らしや、2人以上の新生活をはじめようと思っている方、必要なもののリストについて上でまとめてみました。よろしければ、こちらもご覧ください。
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(今回は続き記事なので、1回目記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)
ではでは!
