Top PC用液晶モニター 比較2024'【目に優しい】4Kモニター61機の性能とおすすめ:27インチ 28インチ(3)

2024年02月02日

比較2024'【目に優しい】4Kモニター61機の性能とおすすめ:27インチ 28インチ(3)

1回目記事からの続きです→こちら

3-1・ID DATAのモニターの比較

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 3回目記事のトップバッターは、日本のアイオーデータの製品です。

 三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本のPC周辺機器メーカーです。

1・27型-28型4Kモニターの比較 (1)  
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:DELL〈米国〉
 1-3:LG〈韓国〉
2・27型-28型4Kモニターの比較 (2) 
 2-1:EIZO〈日本〉
 2-2:BenQ〈台湾〉
 2-3:ASUS〈台湾〉
3・27型-28型4Kモニターの比較 (3)
 3-1:アイオーデータ〈日本〉
 3-2:フィリップス〈欧州〉
 3-3:HP〈米国〉
 3-4:ACER〈台湾〉
4・27型-28型4Kモニターの比較 (4)
 4-1:イイヤマ〈日本 〉
 4-2:JAPANNEXT〈日本〉
 4-3:Apple〈米国〉
 4-4:その他〈4K 5K〉
5・4Kモニターの比較
 5-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿って解説していきます。

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 引き続き、以下では、高評価できる部分は赤系の文字色で、イマイチな部分は青字で、本文を書いていきます。


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 【2023年発売】【27インチ】

 【3年保証】

 32・IODATA EX-CU271AB-F
  ¥45,980 Amazon.co.jp (
2/2執筆時

 32・IODATA DI-CU271AB-F
  ¥43,430 楽天市場 (2/2執筆時

 【5年保証】

 33・IODATA LCD-CU271AB-FX
  ¥54,252 楽天市場 (2/2執筆時)

 33・IODATA LCD-CU271AB-F
  ¥48,344 楽天市場 (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:AAS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電: 65W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:2w×2
4K動画再生:
保証期間:3年/5年

 EX-CU271AB-Fなどは、IODATAの4Kモニターです。

 4機種ありますが、保証年数以外変わりません。

 3年保証モデルは、流通限定商品で2種類ありますが、性能は同じです。

 5年保証モデルは、流通ルート(一般・学校向け)の違いです。後者が学校向けですが、そちら向けの衛生認証などがなされているだけで、実質的には同じものです。

 結論的にいえば、値段で決めてOKです。

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 液晶パネルは、AASパネルです。

 ADSなどと同じで、IPS方式で生産されるが、商標などの関係でそれを名乗れないIPS液晶の「ジェネリック」と言えます。

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 したがって、特長はIPSに準じます。

 他社の場合、「IPS系パネル、IPS方式パネル」などボカして書くことが多いですが、アイオーデータはしっかり公開します。社風が現れているのか、清々しいです。

 ただ、同じジェネリックでも、ADSはテレビ用、AHVAはゲーミング用でわりと知られる点をふまえれば、値段重視での調達とは言えるでしょう。

 パネルスペックは、細かく見る必要があります。

 色空間は、その点で言えば、非公開です。

 パネルが「レア」なだけに、ここは残念です。

 輝度は、350cd/uと、4Kパネルの平均値はあります。

 HDRは、対応しますが、輝度の低さからHDR400には満たない水準です。

 応答速度は、5msとそれなりです。

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 画質調整機能は、一方、「映像美」に関する部分で割と充実します。

 低解像度ソースに強い超解像技術は、三菱時代の遺産ですが搭載です。

 加えて、10段階で自動的に発色を調整するエンハンストカラー機能も魅力です。

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 一方、バックライトの輝度調整でコントラスト調整をするCREXは、言及がないです。

 IPS系が弱い「黒の締まり」に関係する部分ですので、映画・ゲームなどの視聴には少し弱めかもしれません。AASへのパネルの変更に関係するかもしれません。

 「目の優しさ」の部分は、しっかり、フリッカーフリーに対応です。

 そのほか、ゲーム向きにFreeSyncに対応し、ナイトビジョンにも対応させています。

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 スタンドの品質は、同社のパーフェクトスタンドです。

 稼働性は良いですが、可動範囲は、上チルト(17度)と高さ(12cm)については、他社より弱いです。

 接続端子は、HDMI DP USB-Cです。

 USB-Cは、ノートPCほかに65W給電もできます。

 そのほか、USB3.0(USB3.2 gen1)の速度ながら、USBハブが2ポートあります。

 HDCP2.2は、対応状況が示されません。

 付属ケーブルは、USB-Cケーブル・HDMIケーブルが付属します。

 スピーカーは、簡易的なステレオスピーカーが内蔵されます。

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 以上、アイオーデータのEX-CU271AB-Fの紹介でした。

 他社比べて、ターゲット層が不明瞭にな機種に思います。従来の同社の製品と違って映像重視ではないのは確実で、あえて言えば、「仕事用」です。

 保証やその他の部分で、日本企業の製品を選びたい場合、候補になるかもしれません。

 ただ、本機は、できるだけ低コストで文教用としての納入基準を満たすものを作り、それを、一般市場に市販もしたとような感じを受けた製品です。個性が乏しいです。

3-2・フィリップスのモニターの比較

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 続いて、オランダのフィリップスです。

 世界的な総合家電メーカーですが、わりとビジネス用のモニターに強いと言えます。


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 【2019年発売】【27インチ】

 34・フィリップス 278E1A/11
  ¥36,808 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電:  
接続端子:HDMI2.0 x2 DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:3w×2
4K動画再生:
保証期間:5年

 278E1A/11は、オランダのフィリップスが販売する廉価版の4Kモニターです。 

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 液晶パネルは、スタンダードなIPSです。

 正確には、フィリップスは「IPSテクノロジー」という表記です。

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 LGのIPS、あるいは、両社の関係性からしてサムスンのIPS-PLSかもしれません。 

 視野角を含めて性質は同じですので、問題ありません。

 色空間は、DCI-P3カバー率は不明です。

 ただ、sRGB109%という数字から言えば、広色域化パネルではないです。

 応答速度は、オーバードライブ時に4ms(GTG)です。

 一般的な動画、ゲームについては、問題ないスペックです。

 HDRは、対応の明示がない製品です。

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 画質調整機能は、割と充実します。

 目の優しさの点で重要な「フリッカー対策」はもちろん、「映像美」に関する部分も、「黒の締まり」を補正する、SmartContrast機能が付属します。

 一方、細かい画面モードの選択はできませんが、FPSやレースゲームなどについては、専用の画質調整が可能です。

 スタンドの品質は、前後の角度調整(チルト)に対応するだけなので、シンプルです。

 接続端子は、DisplayPort、HDMIポートという構成です。

 HDCP2.2についても、対応記載がないです。

 本機はHDMI2.0ではあるのですが、DPが1.4ではない(DP1.2)であるためでしょう。

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 以上、フィリップスの278E1A/11の紹介でした。

 モニター性能や調整周りの性能は良く、同社は保証も5年であるため、コスパは良い製品です。

 一方、接続端子周りのバージョンが非開示な点と、スタンドの調整機能は、値段相応に課題があると言えます。

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 このほか、フィリップスは、いくつか家庭向きモニターの展開があります。

 以下、違いをみていきます。

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 【2022年発売】【27インチ】

 35・フィリップス 27E1N5900E/11
  ¥39,820 楽天市場 (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1200 : 1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.0 DP1.2 USB-C
スタンド:チルト 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年

 第1に、27E1N5900E/11です。

 家庭向きのEラインに属します。

 大きな違いは、USB-Cとの接続給電に対応する部分です。

 65Wまでとなりますので、13インチのノートあたりまで速度低下なしで充電できます。

 15インチクラスのノートPCだと、充電はできても、フルスピードではないでしょう。

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  パネルは、基本的に同じ品質のIPSパネルです。

 輝度も同じですが、コントラスト比は1200:1と少し高めにしています。

 画質補正は、SmartContrastほか、下位機種と同じ機能は網羅します。

 画質の自動調整は「SmartImage ゲームモード」を持ちますが、リフレッシュレートの部分ほか、ゲーム用というわけではないです。

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 モニタースタンドは、下位機種と変わる部分です。

 角度調整(上20° 下5°)ほか、13cmの高さ調整と縦表示に対応です。

 スイーベル(左右調整)はなくフルスペックではないとはいえ、十分でしょう。

 あとは、基本的に同じです。

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 結論的にいえば、値段差もありますが、スタンドとUSB給電が欲しい場合は、割と良い選択肢でしょう。

 ただ、次に見る同社のPシリーズは、ゲーム向けの仕様でないオフィス用ですが、この2点においてスペックがより良いのは確かです。

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 【2023年発売】【28インチ】

 36・フィリップス 288E2UAE/11
  ¥38,306 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:300cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI2.0 DP1.2
スタンド:チルト 高さ
VESA:100mm
スピーカー:3W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年

 第2に、27E1N5900E/11です。

 画面サイズは、やや大きい28型になります。


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 液晶パネルは、IPSです。

 ただ、Ultra Wide Color対応で色空間の部分で、こちらはsRGBながらカバー率が119.7%の広色域モデルです。

 バックライトは W-LED(白色)ですので量子ドットではないのですが、、青色LEDチップと、通常はつかわない緑・赤などの蛍光体を使いつつ、色域の拡大(白色再現性)を図る技術です。

 同社の一部のモニターに昔から搭載される技術です。

 スタンドは、チルト(下5度・上20度)と高さ(10cm)のみ調整できます。

 あとは、スピーカーの出力が若干高い程度で、先ほどの機種とそう違いはないです。

 USB-C端子はこちらも持ちませんが、4ポートのUSB3.0(USB3.2 gen1)は付属します。

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 結論的にいえば、色域が若干広いので、静止画(写真)編集をする場合、多少有利な側面があります。ただ、輝度はさほど高くなく、本機もHDRには対応しません。

 DCI-P3も示されず、動画編集用というわけでもないので、若干、仕様としては「古くさい」部分は感じました。


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 【2021年発売】【27インチ】

 37・フィリップス 279P1/11
  ¥53,830 楽天市場 (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電: 最大90W
接続端子:HDMI2.0x2 DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(5w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年

 279P1/11は、オランダのフィリップスが出している27インチの4Kモニターです。

 同社の「ビジネス用のモニター」のラインとなる、PLineの製品です。

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 液晶パネルは、スタンダードなIPSパネルです。

 輝度は同社のホームモニターと同じですが、輝度は、1000:1と標準です。

 応答速度は、オーバードライブ時に4msと速いです。

 HDRは、未対応です。

 ストイックなビジネス用のモニターです。

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 画質調整機能は、SmartContrastは本機も対応です。

 その上で、本機はセンサー面がより優秀です。

 照度センサー(LightSensor・スマートセンサー)が付属します。

 周囲の照度を検知できるので、画面輝度が調整されるので「目が疲れにくい」です。明るすぎるディスプレイは、スマホ同様に、目の負担ですから。

 ほかにも、人感センサーが付属し、利用状況に応じて節電できます。

 スタンドの品質は、本機は、前後左右高さと縦回転表示ができる「フルスペックスタンド」です。

 調整幅も、高さ15cm、チルト角度(上35° 下5°)左右(180°)と縦回転とかなり柔軟です。

 しっかりと方向と高さが合わせられる点でも「目に優しい」と言って良いです。

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 接続端子は、HDMI2.0が2つと、DisplayPortが1つのほか、UCB-C端子が付属です。

 ノートPCとUSB-C端子でつなげる場合、ノートPCに給電も同時にできます。

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 出力は、最大90Wなので、16インチクラスのMacBook Proでも、ほぼ速度低下なしに給電できるでしょう。

 HDCP2.2は、本機については対応です。

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 以上、フィリップスの279P1/11の紹介でした。

 目に優しいIPSパネルを採用する機種です。

 その上で、フルスペックなスタンドを装備する上で、センサーが充実しており、ビジネス用にストイックに使うならば、本機は有力な候補の1つです。

 一方、HDRに対応しない部分や、ゲーム向きの調整機能がないなど、構成はストイックなので、家庭で仕事以外と共用で使うには、やや不向きな部分はあります。

3-3・HPのモニターの比較

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 続いて、米国のHP(ヒューレットパッカード)の27インチ4Kモニターです。

 シンプルな構成の製品が多いですが、わりと売れています。


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 【2019年発売】

 【27インチ】【IPS液晶】5ZP65AA#ABJ

 38・HP 27f 4k Display 価格.com限定モデル
  ¥33,000 HPダイレクト (2/2執筆時)

 【27.9インチ】【TN液晶】

 39・HP V28 4K ディスプレイ
  ¥25,801 HPダイレクト (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:300cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:14ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電:  
接続端子:HDMI 2.0 x2 DisplayPort 1.2
スタンド:チルト 高さ 左右
VESA:なし
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年

 HP 27f 4k Displayは、HPの4Kモニターです。

 価格コム限定モデルとなります。通常販売品は2023年5月で終売で、現状ではこちらのみです。

 一方、HP V28 4Kは、視野角の狭いTN液晶となるため、おすすめしません。

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 液晶パネルは、スタンダードなIPSです。

 色空間は、sRGBについては99%と開示があります。

 応答速度は、14msとかなり遅いです。

 オーバードライブの説明もないため、動く映像には弱いです。

 加えて、HDRへの対応もありません。

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 画質調整機能も、目立った機能は無いです。

 ゲーム向けに、AMDFree-syncに対応できる点が目立つくらいです。

 先述のように、オーバードライブ非対応なので、ゲームに向くとも言い切れないです。

 「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策の言及はあります。

 接続端子は、HDMI 2.0x2とDisplayPortという構成です。

 HDCP2.2は、対応を明記しません。

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 スタンドは、縦回転はできませんが、それ以外の稼動はします。

 ただ、高さ10cm、チルト角度(上16° 下5°)左右(90°)ですので、調整幅は弱めです。

 加えて、VESAマウントが省略される仕様なので、あとから、スタンドは替えられません。

 付属ケーブルは、HDMIが1mです。

 保証期間は、1年です。

 他社はだいたい3年保証なので、HPは短いです。無輝点保証もないです。

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 以上、HP 27f 4k Displayの紹介でした。

 スタンド性能はこの値段では良いので、ビジネス用の4K IPSとしたならば、そこそこ使えるでしょう。

 ただ、輝度や応答速度などの面で、マルチメディア系の利用に向かないほか、フリッカー対策に言及がない点で、ビジネス用におすすめとも言いがたい部分はあります。

3-4・ACERのモニターの比較

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 続いて、台湾のエイサーです。

 全回見たASUS同様に、日本では、ゲーミングモニターに強い印象のあるメーカーです。


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 【2022年発売】(後継機あり

 【28インチ】

 40・Acer Vero V7 V287Kbmiipx
  ¥41,000 楽天市場 (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:300cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI 2.0x2 DPx1
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:2W
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年(本体は3年)

 Vero V7 V287Kbmiipx は、AcerVeroシリーズの28インチの4K液晶モニターです。

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 Veroシリーズに共通するのは、一定の割合で再生プラスチックを採用する「サステナブル」な仕様である部分です。

 その方向性に関心のある方に向けたものと言えます。

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 液晶パネルは、普通の非光沢のIPS液晶です。

 Acerは「IPSテクノロジー」との表記なので、LG以外の各社の可能性はあります。

 輝度は、300cd/uです。台湾のAUO製のIPS-AUOかと思います。

 色空間は、動画に重要なDCI-P3 が90%、静止画向けのsRGBで100%です。

 動画の数値は並なので、デザイナー向けの広色域タイプのIPSではないと言えます。

 むろん、一般向きには(映像美などの観点をふまえなければ)問題ないです。

 応答速度は、4msなので、スペックとしては少し良いです。

 HDRは、HDR10のみ対応です。

 画質調整機能は、あまり充実しません。

 Acerの上位機は、テレビ的な補整をする機種がありますが、本機は強調されません。

 一応、ゲーム向けにはAdaptive Sync対応です。

 フリッカー対策はなされるので、目への優しさの部分は問題ないです。

 スタンドの品質は、課題です。

 チルト角度(上25°/下5°)のみ調整可能で、稼働性がイマイチだからです。

 接続端子は、HDMI2.0が2ポートと、ディスプレイポートです。

 HDCP2.2は、カタログに対応記載がない機種です。

 保証期間は、3年です。

 ただ、最も心配なパネル・バックライトは1年保証と旧来の業界水準のままです。

 最近はパネル・バックライトを含む3年以上の保証や、さらに無輝点保証を付けるメーカーも増えているので、この部分は「あっさり」です。

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 以上、AcerVero V7 V287Kbmiipxの紹介でした。

 性能面での個性はあまりない機種です。欠点はスタンドの稼働性の悪さ以外はないため、法人が一定数そろえる格安モニターとしては、ニーズがあるかもしれません。 

 ただ、個人用としては、値段を含めてやや見どころに欠けるでしょう。

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 なお、Veroシリーズには、これ以外にもラインナップがいくつかあります。

 順番にみておきます。

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 【2023年発売】【27インチ】

 41・Acer Vero V7 V277KLbmiipxv
  ¥39,470 楽天市場 (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI 2.0x2 DPx1
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年(本体は3年)

 第1に、V277KLbmiipxvです。

 先ほどの機種の後継機になると言えます。

 パネルは、IPS(テクノロジー)です。

 ただ、27インチという刻みで、かつ、輝度が350cd/uと少し高めな一方、色域が、sRGB 99%とわずかに劣る表記なので、別種(おそらく別メーカー)のパネルかと思います。

 あとは、スペック面で目立つ差はないです。

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 【2023年発売】【27インチ】

 42・Acer Vero CB2 CB272Kbmiprux
  ¥45,120 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電:90W
接続端子:HDMI 2.0x2 DP1.2 USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年(本体は3年)

 第2に、V277KLbmiipxvです。

 こちらは、新しく出たAcerの上位機です。

 パネルは、Vero V7 V277KLbmiipxvと同じスペックのIPSです。

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 スタンドは、一方、フルスペックのスタンドです。

 高さ16.5cm、チルト(上35° 下5°)、角度(356°)と回転と、可動範囲自体も広めのスタンドです。

 接続端子も、こちらは、HDMI・Display Portのほか、90W給電ができるUSB-Cを搭載です。

 あとは同じです。

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 結論的にいえば、画質補正などの部分は引き続き「あっさり」で、独自性も乏しいすが、仕事用に「欲しい」と思う部分は、しっかり完備している堅実な中級機と言えます。

 同じような機能を持つ他社機は多いので、それより安ければ候補にできるでしょう。ただ、保証があまり充実しないので、価格で比べる場合、本機もそこが注意点です。


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 【2020年発売】【28インチ】

 43・Acer NITRO VG280Kbmiipx
  ¥34,136 楽天市場 (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:300cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GtoG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子: HDMI2.0 x2 DPx1
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:2W
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年(本体は3年)

 NITRO VG280Kbmiipxも、台湾のAcerの28インチのモニターです。

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 液晶パネルは、スタンダードなIPSです。

 TN液晶より視野角が広く、色再現性も高いです。

 目も疲れにくい優れた方式であり、4Kモニター向きです。

 応答速度は、4ms (GTG)です。

 IPSは応答速度を高めにくいのですが、本機は十分な速度があります。

 AMD FreeSyncも対応なので、AMD系のビデオカード利用時に、カクツキの防止が可能です。

 HDRは、旧水準のHDR10のみ対応です。

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 画質調整機能は、一方、ゲームに最適化されています。

 8種のゲームモードを持つほか、、暗部補正技術(ブラックブースト)が利用できます。

 スタンドの品質は、本機も難点です。

 上下のチルトのみ対応で、稼働性がイマイチです。

 大画面機は、小画面機ほどこの部分は重要ではないとはいえ、残念感はあります。

 接続端子は、ディスプレイポートとHDMI 2.0が2ポートです。

 HDCP2.2には、対応です。

 保証期間は、一方、本機も、パネル・バックライトは1年保証と旧来の業界水準です。

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 以上、Acerの28インチの4KIPSモニターの紹介でした。

 IPS液晶搭載で、値段もそこそこ安い製品です。ゲームや動画用に最適化された製品ですが、その上で、「目の優しさ」にも配慮したい方に向くでしょう。

 なお、目に優しいIPS液晶なので、書類仕事に利用しても良いですが、スタンドが貧弱な点が懸念材料です。

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 【2021年発売】【28インチ】

 44・ Acer OmegaLine CB282Ksmiiprfx
  ¥42,451 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

解像度:4K(3840×2160)
輝度:300cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
応答速度:4ms (GtoG)
USB給電:
接続端子:HDMI 2.0×2 DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー;2w×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:1年(本体は3年)

 なお、2021年にCB282Ksmiiprfxという製品が登場しました。

 パネル部分は同じですが、本機については、稼働性の良い「パーフェクトスタンド」です。

 基本、ビジネス用でしょうが、 FreeSyncにも対応しますので、基本的には先ほどの機種の「上位機」とみなして良いでしょう。

 他社機と比較は必要ですが、同社の製品から選ぶならばこちらです。

次回に続く!
おすすめの4K液晶モニターは結論的にこれ!

 というわけで、今回はは、PC用の27型28型の4Kモニターの比較の3回目記事でした。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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4・27型-28型4Kモニターの比較 (4)
 4-1:イイヤマ〈日本 〉
 4-2:JAPANNEXT〈日本〉
 4-3:Apple〈米国〉
 4-4:その他〈4K 5K〉
5・4Kモニターの比較
 5-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 続く、4回目記事こちら)では、イイヤマなど、ここまで紹介できなかった企業の製品を追加でみていきます。

液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ  ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証     ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 その上で、結論編こちら)へと向かいます。

 いつものように、紹介した全てのモデルから、予算別・目的別のAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続き、よろしくお願いします。

 4回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 20:46 | PC用液晶モニター

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