1回目記事からの続きです→こちら
3-1・EIZOのモニターの比較

3回目記事のトップバッターは、日本のEIZOのモニターです。
老舗の液晶メーカーで、品質で選びたい場合、人気のあるメーカーです。
1・27型-28型4Kモニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:DELL〈米国〉
1-3:LG〈韓国〉
2・27型-28型4Kモニターの比較 (2)
2-1:BenQ〈台湾〉5K
2-2:ASUS〈台湾〉5K
3・27型-28型4Kモニターの比較 (3)
3-1:EIZO〈日本〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:フィリップス〈欧州〉
4・27型-28型4Kモニターの比較 (4)
4-1:イイヤマ〈日本 〉
4-2:HP〈米国〉
4-3:ACER〈台湾〉
4-4:TCL〈中国〉
5・27型-28型4Kモニターの比較 (5)
5-1:レノボ〈ThinkVision〉
5-2:Apple〈米国〉5K
5-3:富士通 MSI ほか
6・4Kモニターの比較
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿って解説していきます。
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なお、以下では、高評価できる部分は赤系の文字色で、イマイチな部分は青字で、本文を書いていきます。

【27インチ】
【2023年発売】EV2785後継品
30・EIZO FlexScan EV2740X-BK
30・EIZO FlexScan EV2740X-WT
¥108,491 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:Black IPS(相当) ノングレア
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電: 94W
接続端子: HDMI×2 DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
EV2785-BKは、EIZOの27インチの4Kモニターです。
下部を含めて、フレームがない、4辺フレームレスなデザインの、ビジネス用高級機です。

2018年発売のEV2785(右図)の後継機です。そちらの在庫はすでにないです。
台座は違いますが稼働性はほぼ同じです。ただ、USBの給電力(65W)と、パネルのコントラスト比(1300:1)の部分で新機種は強化されました。

液晶パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
輝度は、最高350cd/uです。
細かいパネルの種類についての説明はないですが、コントラストがIPSパネルとしては強めです。DELLやLGも採用していた、LGの上級品となるIPS-Blackでしょう。
色域は、ただ、DCI-P3カバー率の情報がなく、「sRGB相当」との記載です。
したがって、上の区分でいえば(無印の)IPSです。
ただ、ストイックな「仕事用」だと、上位パネルの搭載はあまり意味がないので、そうしているとも言えます。

表示色数は、EIZO機はデザイナーを除けば1677万色の8bitフルカラーです。
他社の場合、もう少し安いクラスでも10.7億色フルカラーの機種はあります。
しかし、8ビットパネルをディザリング処理を使ったFRC技術(Frame Rate Control)で「底上げ」している疑似10.7億色のものも多いです。
FRC処理(ディザリング)は、仕組み上点滅(錯視)を利用しますし、弊害としてチラツキにより目が疲れる可能性はあります。EIZOの場合、仕事用は「目の優しさ」優先だから、EIZO機はこの仕様にしているように思います。
なお、表示色数は階調表現においてやや差が付く程度で、本質的な画質にはさほど関係しません。
応答速度は、5msとそこそこです。
HDRは、非対応です、
対応させるために輝度ピークを無理にあげると、色調や目の優しさの部分で無理が出ます。
そのため、本機の性質上、あえて非搭載なのでしょう。

画像補正機能は、EIZOの場合、明るさセンサーが搭載される点も重要です。
周囲の明るさを感知し、輝度を自動調整するAuto EcoView機能が利用できるため、PCを利用する時間に応じて、「目に優しい」明るさに調整してくれます。
周囲の明るさがわかるので特に低輝度に調整した際にはフリッカーを完全にカットすることが可能です。

なお、仕事での実使用時は、よほど明るい部屋でなければ、輝度を「最大」で使う方はあまりいません。落として中輝度〜低輝度調光を使うのが普通です。
しかし、他社機の場合、輝度が十分に落とせないモデルも多いです。しかし、本機は1cd/uいう低輝度まで落とせるように調整されています。
また、単に落とせるだけでなく、独自のハイブリッド式調光で、輝度ムラや色再現性を維持する独自の仕組みもあります。
こうした「目の優しさ」に関連する独自技術は、本機の最も注目するべき独自性といえます。もちろん、フリッカー対策やブルーライトカットなど、他社にみられる装備も備えます。

スタンドは、手前のスペースを活かすため独特の形状です。
ノートPCを含めた収納力を重視したようです。
調整幅は、一方、高さ19cm、チルト角度(上35° 下5°)、左右(90°)と回転とフル稼動です。
EIZOは、他社より、スタンドの稼働性を重視する部分があり、本機もそうです。

接続端子は、HDMI端子が2系統のほか、DisplayPortがとUSB-Cポートがあります。
HDMIは、バージョン記載がないですが、垂直(61Hz)表記ですし、HDMI2.0以降のようです。

USB-Cは、94W給電対応です。
ハイスペックノートPCでも、コンセント充電に比べて速度低下なしで充電可能でしょう。
そのほか、USB.30(USB-A)ハブが3ポートと、LAN端子も付属です。
ケーブルも、2mのケーブルが、全て用意されています。
HDCP2.2には、対応です。
スピーカーは、2Wの簡易的なものが付属です。

保証期間は、5年保証が付属です。他社より長いのが売りです。
加えて、無輝点保証も、6ヶ月ですが付きます。
他社(DELLやLG)より短いですが、後から輝点がでるような例は少ないのでこれで良いかと思います。
繰り返しますが、「輝点」とは、画面を黒表示させた時に、画面の1ピクセルが発光してしまうという「不良」です。この保証が明記されない企業の場合、それを「液晶固有の性質」とみなし「交換保証対応」にはなりません。
そのほか、同社は、出荷前に、しっかりキャリブレーションして送るため、品質信頼性は高いです。
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以上、EIZOのEV2785-BKの紹介でした。
価格は高いですが、検品がしっかりなされた信頼性の高い高品質モニターです。
また、IPS採用はもちろん、明るさ自動調整など目の負担に効くオリジナルな機能が搭載されるため、値段を出す価値は十分になるハイエンドモデルといえます。
保証も5年間保証ですので、長いこと使えるでしょう。
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【27インチ】
【2025年発売】
31・EIZO FlexScan EV2740S-BK
31・EIZO FlexScan EV2740S-WT
¥78,608 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:6ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電: 70W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
なお、EV2740Sは2025年に追加された先ほどの機種の下位機です。
比較する場合、パネルが、(Blackではない)IPSになっています。
輝度(350cd/u)は同じですが、コントラスト比が1000:1と入門機と変わらない吸い樹になります。そのほか、応答速度も多少「落ち」ます。

接続端子も、HDMIの数が減るほか、USB-C接続時の給電力が70Wとやや弱めです。
必要十分とはいえ、価格帯からすると、充実した装備とは言えません。
スタンドは、上位機同様「フル稼動」です。
高さ16.9cm、チルト角度(上35° 下5°)、左右(344°)です。
(ケーブルがあるにせよ)左右かがほぼ全周回る部分は、本機の数少ない個性でしょう。
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結論的にいえば、EIZO製造という信頼性は評価できますが、装備と価格は釣り合っていない感じはあります。ただ、今後、値段が十分下がれば、別の評価はあり得るかもしれません。

【2022年発売】【27インチ】
32・EIZO ColorEdge CG2700X-BK
¥386,749 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:500cd/u
パネル:広色域IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:13ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:対応
USB給電:96W
接続端子:HDMI2.3 DP2.3 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年
CG2700X-BK は、EIZOのカラーマネージメント用モニターとなるColorEdgeシリーズの新製品です。

パネルは、ノングレアの広色域IPSです。
同社の言及はないですが、スペック的にそう言えます。LGのパネルだと思います。

色域は、デザイン用の場合、重要になります。
本機の場合、動画に重要なDCI-P3カバー率は98%、写真に重要なAdobe RGBカバー率99%です。

表示色数も、先述のように、EIZO機のグラフィック用は、ネイティブで10bitで10.7億色であることを説明します。
輝度は、500cd/uと高いです。
HDRは、ピーク輝度は非開示で、VESA標準の規格表示はないです。
ただ、この輝度があれば、HDR500の水準はあるのでしょう。HDRコンテンツの確認には十分かと思います。HLGも、PQも対応できます。
応答速度は、13msです(GtoG)。
先述のように、広色域IPSの場合、応答速度はあまり出ません。
その点では、ゲーム関係のデザインには向かないと言えるかもしれません。

自動画質調整も、充実します。
本機の面白い部分は、HDRとSDRの編集を並行する場合、入力信号に連動して設定を自動化できるSync Signal機能です。

そのほか、設定に対して飽和した輝度や、指定した色域を出た場合の警告など、今回の改変で、とくに動画編集に便利そうな機能が増えています。

モニタースタンドは、本機も前後左右高さ回転の調整が可能な「パーフェクトスタンド」です。
VESA規格に対応です。

接続端子は、 Display portとHDMI 2.3・USB-Cです。
USB-C は98Wまでの給電に対応できるUSB-C PD仕様です。
MBPを含む、17インチクラスまでの対応ノートと速度低下なしにつながります。

そのほか、側面にUSB(USB-A形状)のハブがあります。
ただ、USB3.0とUSB2.0のコンビで、給電も未対応となります。
ケーブルは、Display port・HDMIが付属です。長さは2mです。
スピーカーは、ありません。
保証期間は、5年保証が付属です。
6ヶ月の無輝点保証も付属です。

キャリブレーションについては、本機は、本体にセンサーが内蔵です。
同社の無償のColorNavigator 7を利用して色の調整が可能です。モニターは色が経年変化しますので、このあたりにも気を使います。

モニターの色ムラも、デジタルユニフォミティ補正回路で、ムラなく整える機能があります。
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以上、EIZOのCG2700S-BKの紹介でした。
静止画編集用のモニターは各社とも既に「だいたい問題ない」レベルまで進化していますが、動画編集については過渡期です。
同社は、DCI-P3時代のデザイン用モニターは他社より遅めの展開になりましたが、同社らしく、使った時間分、仕様をじっくり練ったモニターに思えます。
上で書いた機能以外にも、映像(動画)編集において使えそうな便利機能が従来機よりもかなり充実しました。
デザイナー以外には導入する意味がないモニターですが、強力なムラ補整は、個人的に一般機におりてきて欲しい技術です。
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【27インチ】
【2025年発売】CS2740-Z
33・EIZO ColorEdge CS2740-ZBK
¥181,000 Amazon.co.jp (4/4執筆時
HDR:
【2021年発売】CS2740-X
33・EIZO ColorEdge CS2740-XBK
¥291,500 EIZO直販 (4/4執筆時)
HDR:HDR10
【2019年発売】
33・ EIZO ColorEdge CS2740-BK
¥162,900 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
HDR:
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:広色域IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:10ms
リフレッシュレート:60Hz(4K)
USB給電: 60W
接続端子: HDM2.0 DP1.3 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
なお、カラーエッジシリーズは、一般クリエーター向けの下位機としてCSシリーズの展開もあります。
複数の型番があります。
CS2740-Xは直販限定です。
こちらのみ、HDR(HLG / PQ) に対応です。一方、映像系プリセットにおいて、DCI-P3、BT.709がないのが違いです。
CS2740-Cは、新規と同じで、HDRがない上で、P3などのプリセットもない仕様です。

パネルは、広色域IPSです。
スペックは、輝度(350cd/u)、色域(Adobe RGBカ 99%, DCI-P3 91% )、コントラスト比(1000:1)です。
昔からあるパネルスペックの製品で、どちらかと言えば、動画より、静止画編集向けの仕様です。

スタンドの稼働性は、上位機と同じです。
調整幅は、高さ15.5cm、チルト角度(上35° 下5°)、スイーベル(344°)・縦回転(90°)ですし、十分です。
ただし、 CGシリーズとは異なり、内蔵センサーによるキャリブレーション機能は省略となります。
あとは、言及したい違いはないです。
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結論的にいえば、パネル部分で言えば、動画より静止画向けのスペックである点が注意点です。用途に合うかは、確認してください。

そのほか、4Kではなく、完全にシネマ用(DCI 4K/4096×2160)にはなりますが、EIZOには31.1型にCG319X-BKという製品(60万円以上)があります。
そちらは、 「半端ない」動画性能であり、HDR1000で、DCI-P3カバー率も98%です。バックライトもドット制御と言うことで、DELLの高級機同様に、直下型のminiLEDでしょう。
3-2・ID DATAのモニターの比較

続いて、日本のアイオーデータの製品です。
三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本のPC周辺機器メーカーです。

【2026年発売】【27インチ】
【5年保証】
34・IODATA LCD-CU273AS-FX
¥53,878 楽天市場 (4/4執筆時)
34・IODATA LCD-CU273AS-F
¥51,878 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:AHVA-IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電: 90W
接続端子:HDMI×2 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:2w×2
4K動画再生:HDCP2.3
保証期間:5年
CD-CU273ASなどは、IODATAの4Kモニターです。
複数の製品がありますが、流通ルート(一般・学校向け)の違いです。
後者が学校向けですがそちら向けの衛生認証などがなされているだけで、実質的には同じものです。

液晶パネルは、AHVA-IPSパネルです。
台湾大手のAUOの生産するパネルです。
ADSなどと同じで、IPS方式で生産されるが、商標などの関係でそれを名乗れないIPS液晶の「ジェネリック」と考えてください。
ただ、AUOのパネルはPCモニターではゲーミング系高級機を含めて採用例は多く、他社だと(そのまま)IPSと表記している場合もあります。
いずれにしても、IPSと考えて貰って問題ないです。

したがって、特長はIPSに準じます。
他社の場合、「IPS系パネル、IPS方式パネル」などボカして書くことが多いですが、アイオーデータはしっかり公開します。社風が現れているのか、清々しいです。
パネルスペックは、細かく見る必要があります。
色域は、その点で言えば、非公開です。
ここは残念です。
輝度は、350cd/uと、4Kパネルの平均値はあります。
HDRは、HDR10に対応しますが、輝度の低さからHDR400には満たない水準です。
応答速度は、5msとそれなりです。

画質調整機能は、エンハンストカラー機能を備えます。
RGBカラーに、SMY(シアン・マゼンダ・イエロー)を加えた6軸色補正で、10段階で色相を整えるものです。また、階調補正も同時に行います。
簡単に言えば、色を鮮やかに(派手に)みせる系の技術で、テレビ的な補正です。効果はあるでしょう。
加えて、超解像技術を搭載します。
こちらもテレビではお馴染みです。本機の超解像は、SD画質のコンテンツ(720×480)などの低解像度ソースで主に効果を見込める技術です。DVD相当のソースには無意味ではありませんが、高解像度コンテンツが一般的になった現在では、こちらは以前ほど重要な機能ではありません。

「目の優しさ」の部分は、しっかり、フリッカーフリーに対応です。
マニュアル設定ながら、画面モードも多いです。

スタンドの品質は、同社のパーフェクトスタンドです。
稼働性は良いです。
可動範囲は、上チルト(上23° 下5°)・高さ(15cm)・左右(90°)と回転です。
十分でしょう。
接続端子は、HDMI×2とUSB-Cです。
USB-C(USB3.0)は、ノートPCほかに90W給電もできます。
USB-Aハブも別にあります。
USB3.0(USB3.2 gen1)の速度ながら、USBハブが2ポートあります。
HDCPは、HDCP2.3にて対応です。
付属ケーブルは、USB-Cケーブル・HDMIケーブルが付属します。
スピーカーは、簡易的なステレオスピーカーが内蔵されます。
保証は、5年保証です。
同社は、ネット向けの一部製品を除いて、どれも長めの保証です。
一方、無輝点保証もあります。ただ、1ヶ月間です。この仕様だと、購入後「つぶさに」確認する必要があるのは当然として、その後にでたものは無保証です。そういった事例は、原理上あり得ます。
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以上、アイオーデータのCD-CU273ASなどの紹介でした。
どちらかというと、企業・学校向けに出されている製品を一般向けにも出している感じの製品です。
画像補正部分は、エンハンストカラーの部分で個性があるものの、本機の超解像はSD画質(720×480)に効く程度なので、テレビにみられる同名機能ほど強調はできません。
あえて言えば「仕事用」として使う場合は、スタンドの稼働性が良く、輝度も無理にあげていないので、他社の似た仕様の製品より安いようならば選択肢になります。
特に保証やその他の部分で、日本企業の製品を選びたい場合は、候補になるかもしれません。
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なお、同社からは、このほか、次のような4Kパネル機の展開がみられます。
順番にみておきます。

【2026年発売】【27インチ】
【3年保証】
35・ IODATA EX-CU272D-F
¥49,980 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
【5年保証】
36・IODATA LCD-CU272D-FX
¥53,878 楽天市場 (4/4執筆時)
36・IODATA BizCrysta LCD-CU272D-F
¥52,525 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/u
パネル:ADS-IPS ノングレア
コントラスト比:1,200:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電: 65W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:3w×2
4K動画再生:HDCP2.3
保証期間:5年/3年
第1に、EX-CU272D-Fなどです。
こちらも、アイオーデータの4Kパネル採用機です。
こちらは、保証期間の違いで2系統ありますが、性能差はありません。

パネルは、一方、こちらは、ADSです。
BOE系列が生産するパネルで、IPSと性能は変わりません。
一方、AHVA-IPSだった先ほどの製品と比べる場合、本機は、輝度が400cd/u、コントラスト比が1200:1、色域が、P3 98%明記と、素性が良いです。
端子構成は、HDMI・Display Port・USB-Cという構成です。
先ほどの機種とちがって、Display Portがある代わりにHDMIが1系統です。
また、USB-Cの給電力は65Wと多少ですが弱いです。
一方、本機は、USB-A(USB3.0)ハブが2系統あるほか、有線LANも装備する仕様です。
あとは、スピーカー出力ほどの違いで、そこまで目立つ違いはありません。
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結論的にいえば、家庭用で、映像・ゲーム用途を含む表示品質重視ならば、本機の方が1ランク良い装備です。
逆に仕事用としては、本機のみLANを装備する部分はありますが、個人用と考えると、先ほどの機種のほうが装備は「まとまって」いる感じがあります。
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【2024年発売】【27インチ】
【3年保証】
37・IODATA EX-CU271AB-F
¥44,800 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
37・IODATA DI-CU271AB-F
¥37,480 楽天市場 (4/4執筆時)
【5年保証】
38・IODATA LCD-CU271AB-FX
¥59,480 楽天市場 (4/4執筆時)
38・IODATA LCD-CU271AB-F
¥46,200 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:AAS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
USB給電: 65W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:2w×2
4K動画再生:
保証期間:3年/5年
第3に、EX-CU271AB-Fなどです。
同社の旧モデルの4Kパネル採用機です。

液晶パネルは、AASパネルです。
台湾大手のイノラックスが作るIPS系パネルです。
ただAASは、PCパネルだとそこまで多くは見かけません。その点でいえば、値段重視での調
色域は、その点で言えば、非公開です。
輝度は、350cd/uと、4Kパネルの平均値はあります。
HDRは、対応しますが、輝度の低さからHDR400には満たない水準です。

スタンドは、一方、稼動範囲がやや限られます。
上チルト(17度)と高さ(12cm)は、とくに現行機より弱いです。
接続端子は、HDMI DP USB-Cです。
USB-Cは、ノートPCほかに65W給電もできます。
そのほか、USB3.0(USB3.2 gen1)の速度ながら、USBハブが2ポートあります。
あとは、この世代だとHDCPの対応水準(世代)が不明である点が注意点です。
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結論的にいえば、この世代だと、HDCPの対応水準が分からないのが、著作権のある4K動画を見る場合、個人用としてはややネックに思えます。
3-3・フィリップスのモニターの比較

続いて、オランダのフィリップスの曲面PCモニターです。
世界的な総合家電ブランドですが、モニターはTPVグループがライセンス展開しています。

【27インチ】
【2024年発売】
39・フィリップス 27E1N1900AE/11
¥34,600 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
スタンド:チルト 高さ
接続端子:HDMI2.0×2 USB-C
USB給電:65W
40・フィリップス 27E1N1800A/11
¥28,081 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
スタンド:チルト
接続端子:HDMI2.0×2 DP
USB給電:
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPSテクノロジー ノングレア
コントラスト比:1000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR10
VESA:100mm
スピーカー:2W×2
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
27E1N1900AE/11は、オランダのフィリップスが販売する廉価版の4Kモニターです。
家庭向きのEラインに属します。
下位機種もありますが、スタンドの稼働性のほか、USB-C端子が未付属になります。
要不要で良いですが、「目への優しさ」を考える場合、この2機ならば上位機が良いように思います。
あとは同じなので、同時にみていきます。

液晶パネルは、スタンダードなノングレア(非光沢)のIPSです。
正確には、フィリップスは「IPSテクノロジー」という表記です。
視野角を含めて性質は同じですので、問題ありません。
スペックは、輝度(350cd/u)、コントラスト比(1000 : 1)、色域(sRGB109%)です。
色域は、P3カバー率は非公開です。
また、sRGBもフィリップスの場合、他社のようなsRGBカバー率(coverage)ではなく、sRGB領域ベースの標準値(typical)で示します、100%を超える表記なのはそのためです。カバー率は非公開ですが、sRGB 99〜100%前後のパネルになります。
4K入門機では「普通水準」のIPSパネルです。
応答速度は、オーバードライブ時に4ms(GTG)です。
一般的な動画、ゲームについては、問題ないスペックです。
HDRは、HDR10の水準ですが対応明記です。

画質調整機能は、それなりに充実します。
目の優しさの点で重要な「フリッカー対策」はもちろん、「映像美」に関する部分も、「黒の締まり」を補正する、SmartContrast機能が付属します。
一方、細かい画面モードの選択はできませんが、FPSやレースゲームなどについては、専用の画質調整が可能です。
画質の自動調整は「SmartImage ゲームモード」を持ちます。
ただ、リフレッシュレートの部分ほか、ゲーム用というわけではないです。

モニタースタンドは、上位機は、高さとチルトの調整ができます。
調整幅は、チルト(上20° 下5°)と、11cmの高さ調整です。
縦表示とスイーベル(左右調整)はなくフルスペックではないですし、そこまでは充実しません。
下位機の場合は、先述のようにチルトのみの簡易仕様です。
接続端子は、上位機の場合、HDMI2.0が2系統と、USB-Cです。
USB-Cは、ノートPCほかに65Wまでの給電に対応します。
大画面ノートでないならば、充電速度の低下はない水準です。
HDCP2.2は、です。
保証年数は、5年です。
同社は保証が長めであり、ここは良い部分と言えます。
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以上、フィリップスの278E1A/11の紹介でした。
モニター性能や調整周りの性能は平均点をクリアします。その上で、同社は保証も5年であるため、コスパは良い製品です。
ただ、スタンドの調整機能は、上位機を含めてですが、課題があると言えます。
なお、後ほどみる予定の同社のPシリーズは、この部分のスペックがより良いので、比較してもよいでしょう。

【27インチ】
【2021年発売】
41・フィリップス 279P1/11
¥56,800 楽天市場 (4/4執筆時)
【2025年発売】(ライトセンサーなし)
42・フィリップス 27B1U3900/11
¥41,569 楽天市場 (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/u
パネル:IPS ノングレア
コントラスト比:1000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:
USB給電: 最大90W
接続端子:HDMI2.0x2 DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(3w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
279P1/11は、オランダのフィリップスが出している27インチの4Kモニターです。
同社の「ビジネス用のモニター」のラインとなる、PLineの製品です。
なお、下位機もありますが、後述するライトセンサーが省略であるほか、スピーカーがやや弱め(2W×2)になります。

液晶パネルは、スタンダードなIPSです。
輝度は同社のホームモニターと同じですが、コントラスト比は1000:1と標準です。
応答速度は、オーバードライブ時に4msと速いです。
HDRは、未対応です。
ストイックなビジネス用のモニターです。

画質調整機能は、SmartContrastは本機も対応です。
その上で、本機はセンサー面がより優秀です。
照度センサー(LightSensor・スマートセンサー)が付属します。
周囲の照度を検知できるので、画面輝度が調整されるので「目が疲れにくい」です。明るすぎるディスプレイは、スマホ同様に、目の負担ですから。
ほかにも、人感センサーが付属し、利用状況に応じて節電できます。
スタンドの品質は、本機は、前後左右高さと縦回転表示ができる「フルスペックスタンド」です。
調整幅も、高さ15cm、チルト角度(上35° 下5°)左右(180°)と縦回転とかなり柔軟です。
しっかりと方向と高さが合わせられる点でも「目に優しい」と言って良いです。

接続端子は、HDMI2.0が2つと、DisplayPortが1つのほか、UCB-C端子が付属です。
ノートPCとUSB-C端子でつなげる場合、ノートPCに給電も同時にできます。

出力は、最大90Wなので、たいていのノートPCは、ほぼ速度低下なしに給電できるでしょう。そのほか、LAN端子も装備します。
HDCP2.2は、本機については対応です。
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以上、フィリップスの279P1/11の紹介でした。
目に優しいIPSパネルを採用する機種です。
その上で、フルスペックなスタンドを装備する上で、センサーが充実しており、ビジネス用にストイックに使うならば、本機は有力な候補の1つです。
一方、HDRに対応しない部分や、ゲーム向きの調整機能がないなど、構成はストイックなので、家庭で仕事以外と共用で使うには、やや不向きな部分はあります。

【2024年発売】【27インチ】
43・フィリップス 27E2F7903/11
¥59,580 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:400cd/u
パネル:Black IPS ノングレア
コントラスト比:2000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:60Hz(4K)
HDR:HDR400
USB給電: 最大90W
接続端子:HDMI2.0x2 DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(5w×2)
4K動画再生:HDCP2.2
保証期間:5年
27E2F7903/11 はフィリップスの27インチの4Kモニターの上位機です。

液晶パネルは、ノングレアのBlack IPSです。
このグレードのパネルはLGと台湾のAUOの生産が見られますが、AUOのほうからなと思います。
むろん問題ないです。
VAほどではないですが、2000:1とコントラストが高いパネルです。IPSの弱点である「黒の締まり」を改善したパネルです。
輝度は400cd/uと高く、色域も、動画向けのDCI-P3で98%です。
静止画向けのAdobe RGBで108.6%ですので、こちらも値が良いです。
応答速度も、オーバードライブ時に4msと速いです。
ゲーミング用としえて、AdptiveSyncですがチラツキ対策には対応(DPのみ)しますが、リフレッシュレートは60Hzで普通です。
HDRも、このクラスでは当然でしょうが、HDR400の水準です。

画質調整機能は、先述のスマートコントラストに対応です。
フリッカー対策などもあります。
画質の自動調整は、SmartImageです。
他社に多くみられますが、写真や、オフィス(文書)、映画、ゲームなどモード設定すればですが、コンテンツ分析で、画質を最適化するという技術です。
一方、照度センサーの類は装備しません。

スタンドの品質は、「フルスペックスタンド」です。
調整幅は、高さ13cm、チルト角度(上20° 下5°)左右(45°)と縦回転です。
調整幅は「まずまず」ですが、必要十分です。

接続端子は、HDMI2.0が1つと、DisplayPortが1つのほか、USB-Cです。
USB-Cは、96W給電に対応するほか、Thunderbolt 4(USB4相当)の速度対応です。
Macとの相性も良さそうです。
その上で、本機は、USB-Cの出力があるため、デイジーチェーンにも対応できます。
この価格クラスの製品だと、必ずしも対応しないので、マルチディスプレイ環境を構築する予定の方はワンポイントです。
HDCP2.2は、対応です。
スピーカーは、総合10Wです。他機と同じです。
保証は、5年と長めです。
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以上、フィリップスの27E2F7903/11 の紹介でした。
LGほかIPS-Black搭載クラスの製品のライバル機です。
デザイン向けではないですが、パネルスペックだけならば、その水準に足るので、仕事に、娯楽に高品質表示を楽しみたい方は候補にできるでしょう。スタンドも及第点です。
ライバルに比べると、画質調整面の独自性「ほどほど」ですが、デイジーチェーンができる仕様など、接続面の利便性は、ワンポイントに思います。
次回に続く!
おすすめの4K 5Kモニターは結論的にこれ!
というわけで、今回はは、PC用の27型・28型の4Kモニターの比較の3回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

4・27型-28型4Kモニターの比較 (4)
4-1:イイヤマ〈日本 〉
4-2:HP〈米国〉
4-3:ACER〈台湾〉
4-4:TCL〈中国〉
5・27型-28型4Kモニターの比較 (5)
5-1:レノボ〈ThinkVision〉
5-2:Apple〈米国〉5K
5-3:富士通 MSI ほか
6・4Kモニターの比較
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く、4回目記事(こちら)では、イイヤマほかの企業の製品を追加でみていきます。
液晶パネルの画質 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
動画・ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、結論編(こちら)へと向かいます。
いつものように、紹介した全てのモデルから、予算別・目的別のAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら
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