【今回紹介する内容】2025年 Mac Studio最新モデルの性能とおすすめ・選び方:CPU・GPUのベンチマーク性能の違い:ネットワーク・SSD・メモリのグレード:対応周辺機器の紹介 ほか
【比較する製品型番】第3世代 Apple Mac Studio MU963J/A MU973J/A/A
今回のお題
Mac Studioのラインナップと機種ごとの性能の違いは?
ども、Atlasです。
今日は、2025年4月現在、最新のMac Studioの比較です。
従来のラインナップで言えばMac miniとMac Proとの「真ん中」にあたると言える、モニターなしの「お弁当箱型」のデスクトップです。
2025年に2年ぶりにApple M4世代のCPUに更新されたので、記事を更新しました。
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1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac Studioの比較
なお、今回の記事は、このブログのMac比較シリーズの4回目記事として書きました。
1・Mac Studioのラインナップと機能
というわけで、Mac Studioの比較を進めていきます。
1-1・ラインナップ
1-2・CPU
1-3・グラフィック
1-4・メモリー
1-5・ストレージ
1-6・接続端子
1-7・ディスプレイとの接続
1-8・ネットワークとの接続
1-9・その他のパーツ構成
今回の記事では、はじめに「ラインナップ」を紹介します。
そのあと、以上のような項目に分けながら、各機のスペックを見ていきます。
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以下では、いつものように、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
1-1・Mac Studioのラインナップ
【2025年3月発売】(Apple定価 ¥328,800)
1・Apple Mac Studio MU963J/A
¥332,208 楽天市場 (1/25執筆時)
CPU:Apple M4 MAX 4.5GHz(14コア)
メモリ:36GB
ストレージ:512GB SSD
GPU:32コア
接続端子:USB-C(4.0×4 3.0×2)USB-A(3.1×2) HDMI
【2025年3月発売】(Apple定価 ¥668,800)
2・Apple Mac Studio MU973J/A
¥675,180 楽天市場 (1/25執筆時)
CPU:Apple M2 Ultra 3.2GHz
メモリ:96GB
SSD:1TB
GPU:60コア
接続端子:USB-C(4.0×6 )USB-A(3.1×2) HDMI
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5
有線LAN:10GB LAN×1
サイズ:幅19.7×奥行19.7×高さ9.5cm
はじめに、現行のMac Studioのラインナップの紹介からです。
カスタマイズ(CTO)しない場合、以上の2グレードの製品が、現在展開されています。
上位機構成と下位構成で変わるのは、CPU/GPU、メモリ、ストレージ量などの部分と、端子構成です。
結構な値段差ですが、特に、CPU・GPU周りの能力は、相当の差があります。
下位構成だと、廃熱による処理の違いを除けば、MacBook Proでも、ほぼ同じスペックの構成はあります。
上位構成だと、しかし、とくに、CPU・GPU部分のサイズや消費電力の関係で、Mac Studioでないと「出せない」スペックになります。
また、発売時、同社のタワー型のMac Proは、2世代前のM2世代です。
それをふまえれば、シンプルにマシンパワーの部分だけでは、現役最強機とも言えます。
1-2・CPUの性能の比較
CPUは、Appleの場合、自社開発のArm系CPU(Appleシリコン)になってから、M1→M2→M3→M4と、世代進化をしています。
同じ世代ならば、1コアあたりのクロックは同じです。
例えば、M3世代だと、全機種とも最大4.05GHzの(高性能)コアで、M4世代だと、も最大4.5GHzまで伸ばしてます。
コア数は、一方、同じ世代でも、グレードわけがなされます。
例えば、M4世代ならば、M4(無印)→M4 Pro→M4 Max→M4 Ultraという順番です。
ようするに、上位グレードほど、コア数が多く、原則的に、物理的なCPUサイズも大きくなると考えてください。
Apple M4 Max
・14コア
・16コア
Apple M3 Ultra
・28コア
・32コア
上表は、Mac Studioの現行機で選べるCPUを表にしたものです。
下位構成は、2024年末登場で最新のM4世代のM4 Maxクラスです。
細かく言えば、Appleは、高性能コアと、高効率コアの複合なので、14コアモデルで(4.5GHz×10 +2.85GHz ×4)という構成にです。
上位構成は、2023年登場のM3世代のM3 Ultraです。
M4世代だと、M4 Ultraの開発は、登場時未発表です。そのうち、Mac Pro用として出るとも言われますが、今のところ出ていないです。
CPU性能は、ベンチマークはグレードで変わります。
下位構成の場合、M4 Max 14コアで、38,000前後、M4 Max 16コアで40,000前後です。
MacBook AirやiMacなどの普及機で使われるM4が25,000前後なす。
少なくとも35%程度は、処理力は期待できます。
上位構成の場合、M3 Ultraは、ベンチマークは(まだ)そろいません。
しかし、クロックは確定しているため、M3 Ultra 28コア(4.05GHz×24 +3.5GHz ×4)、M3 Ultra 32コア(4.05GHz×24 +3.5GHz ×8)という構成から推測は可能です。
上表で示したように、M3 Ultra 28コアが約70,000、M3 Ultra 28コアは、約80,000あたりでしょう。
スコアは、このブログが使っている基準だと、下位機でも「プロ向け」といえる水準です。
行為構成だと、スコア70,000以上だと、完全に業務用クラスでしょう。
動画の編集や、圧縮処理など完全目的がある場合にのみ向くと言えます。
実際、低発熱CPUを使うとは言え、このクラスだと、消費電力は480Wクラスなので。
なお、現在のMacで採用されるのは、先述のように、パワー重視の「高性能コア」と、効率重視の「高効率コア」、そして、機械学習用の「Neural Engine」を加えた、複雑な構成のCPUです。
より正確にいえば、メモリもGPUコアもくっついた「ハイブリッド」なので、総合的に性能をみるべきものとは言えます。
ーーー
ちなみに、買換の方で、旧機との違いが気になる方もいると思います。
Mac Studio(第2世代 2023年)は、M2 Max(12コア)で26,000前後、M2 Ultra(24コア)で50,000前後のスコアでした。
新旧ではそれぞれのグレードで30〜40%ほどは性能アップが見込めそうです。
Mac Studio(12世代 2022年)は、M1 Max(10コア)は、22000前後、M1 Ultra(20コア)は、40,000あたりでした。
着実に、進化が見られると言えます。
1-3・グラフィック性能の比較
コア数が多く、原則的に、物理的なCPUサイズも大きくなると考えてください。
Apple M4 Max
・32コア
・16コア
Apple M3 Ultra
・28コア
・32コア
GPUは、4種類からの選択になります。
スコアは、GPUの場合も、M3 Ultraはデータが揃わないので、M3系の下位シリーズからの推測です。
ただ、そう外れてはいないと思います。
GPUは、M4世代では、M3世代よりさほどまで伸びませんでした。
むしろ、M3世代で、M2よりだいぶ伸びました。
それもあり、Mac Studioの場合、上表のように、現行機は、上位になるほど20%ほど数字が良くなると、見て良いでしょう。
旧機(M2世代)と比べて、GPUは、だいぶ伸びた部分とも言えます。
Apple Aiの登場もあり、近年、意識的に伸ばしたと言えます。
1-4・メモリーの性能
メモリは、Mac Studioの場合、標準構成だと36GBです(上位機は96GB)。
CTOでカスタマイズもできますが、CPUパワーとのバランスを考えても、これくらいあれば、問題ありません。なお、「ユニファイドメモリ」なので、あとから増設は不可です。
なお、メモリ単位は「8進数」ではないです。
なくなんとなく気持ち悪いですが、GPUのメモリ利用量の最適化を図る「Dynamic Caching」の採用があった関係かなと思います。MBPでもそうなっています。
Apple M1 M2
帯域幅:200GB/s
Apple M1 M2 Max
帯域幅:400GB/s
Apple M1 M2 Ultra
帯域幅:800GB/s
Apple M3 Ultra
帯域幅:819GB/s
Apple M4
帯域幅:120GB/s
Apple M4 Pro
帯域幅:273GB/s
Apple M4 Max
帯域幅:410GB/s
メモリ帯域幅は、広いほど、アクセス速度が上がります。
一体設計できるAppleの利点で、上位機は幅が広いです。
実際、M3 Ultraは、819GB/sの帯域幅であり、Apple市場「最太」です。
1-5・ストレージの性能
ストレージ(記憶ドライブ)は、SSDを採用します。
速度面は、最大7.4GB/sの読取速度との表現です。
高速な「第4世代」のSSDです。
容量は、512GBです(上位機は1TB)。
CTOでカスタマイズする場合、最大8TBまで増設されます。
ただ、アップルは、ストレージの増設が相当に割高です。
1・ポータブルHDDドライブ
2・ポータブルSSDドライブ
3・Mac向きのストレージ
4・内蔵SSDドライブ
5・USBフラッシュメモリー
6・外付けハードディスク(電源付)
7・NAS(ネットワークディスク
それをするならば、接続端子を活かして、外部ストレージを増設する方向性のほうが、現実的かとは思います。
このブログだと、以上の記事でいろいろ見ています。
1-6・接続端子の構成
接続端子は、端子構成自体は、上位機と下位機で変わりません。
後面は、USB-C端子が4つ、USB-A端子が2つです。
加えて、HDMI 2.1端子が1つと、LAN(10GB)とヘッドホン端子です。
前面は、上位機は、USB-Cが2系統と、SDXCカードスロットです。
接続端子の速度は、一方、上位機と下位機だと少し変わります。
上位機は、USB-C端子は、全てUSB4.0 (Thunderbolt 5)の速度です。
下位機は、後面はUSB4.0 (Thunderbolt 5)ながら、前面はUSB 3.0です。
なお、SDカードスロットは、UHS-II(312MB/s)ですので、市販のリーダー並に速いです。カメラ編集などのニーズにも適います。
1-7・ディスプレイとの接続
1・27型-28型4Kモニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:DELL〈米国〉
1-3:LG〈韓国〉
2・27型-28型4Kモニターの比較 (2)
2-1:EIZO〈日本〉
2-2:BenQ〈台湾〉
2-3:ASUS〈台湾〉
3・27型-28型4Kモニターの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:フィリップス〈欧州〉
3-3:HP〈米国〉
3-4:ACER〈台湾〉
4・27型-28型4Kモニターの比較 (4)
4-1:イイヤマ〈日本 〉
4-2:JAPANNEXT〈日本〉
4-3:Apple〈米国〉
4-4:レノボ 富士通 ほか〈各社〉
5・4Kモニターの比較
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
ディスプレイは、説明するまでもなく、「別売」です。
同時に「専用モニター」が発売されました。
これについては、上記リンクの専用記事(4回目)で、そのスペックについて詳しく書いています。
言うまでもなく、他社のモニターを買ってもOKです。
接続端子は、HDMIでつなげても、Thunderbolt 5(=USB-C)でつなげても構いません。
接続可能台数,は、上位機と下位機で変わります。
下位構成(M4 Max)だと、最大5台です。
通常リフレッシュレート(60Hz)ならば、4KでもUSB-Cで4台、HDMIで1台に出せます。
この際、HDMI端子の1台は、4K/144Hzの高リフレッシュレートも利用可能です。
4K/240Hzを利用したい場合は、USB-C側は最大2台(6K/60Hz)です。
上位構成(M3 Ultra)だと、最大8台です。
こちらだと、4K/144Hzでも全部で8台出せます。
6K/60Hzでも8台です。
このほか、8K/60Hz、4K/240Hzでも、合計4台なら出せるとの記述です。
規格は、上位機も下位機も、HDMI2.1です。USB-Cも、DP2.1なので、この対応幅になってます。
一方、240Hzを超える解像度は、低解像度でもMac OS側の対応はないため、使えません。
なお、このブログでは、液晶ディスプレイも比較しています。
Mac向きの製品については、【Mac向けモニターの比較記事】で紹介しました。
同時購入を考えている方は、そちらもご覧ください。
1-8・ネットワークとの接続
ネットワークは、無線LANほか、有線LAN(10Gb)とBluetooth 5.3に対応します。
有線LANは、10Gb級を搭載なので、高速の次世代光回線(フレッツ光クロスなど)を契約している方は、その実力を活かせます。
無線LANは、Wi-Fi 6E(11ax)です。
2023年頃から対応ルーターが増えた比較的新しい通信規格です。
同規格に対応する無線LANルーターならば、本機は、ワイドバンド(WB)対応のアンテナ2本なので、最大2401Mbps(=300メガバイト/秒)でつながります。
なお、近年のWi-Fi規格は急速に、新規格に更新されています。
2020年頃までは長いことWi-Fi5(11ac)でした。
しかし、2021年頃からWi-Fi6(11ax)2023年頃からWi-Fi6E、2024年からWi-Fi7(11be)がそれぞれ普及し、急速に規格進化しています。
そのため、2020年以前からルーターを買い替えていない場合、MacBookの速度性能は活かしにくいです。最大でも867Mbps(=108メガバイト/秒)あたりです。
買換を検討しても良いでしょう。
なお、Wi-Fi 6Eは、最大速度ほか、新たに政府によって開放された、6GHz帯を使えるのがポイントです。
チャンネル数が5GHz帯より多い上で、、世の中でまだ普及していない帯域なので、ご近所との混線が少ないです。
そのほか、Wi-Fi5と比べて、複数同時接続時の通信安定性も向上しています。
1・標準の無線LANルーターの比較
速度: 2402Mbps(最大)
予算:7500円〜
用途:2LDK・一戸建て
2・安めの無線LANルーターの比較
速度:1300Mbps(最大)
予算:3千円〜
用途:1LDK・ワンルーム向け
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4803Mbps(最大)
予算:1.5万円〜
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:高速10G回線ユーザー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
なお、これ以上詳しい話は、ルーターについて書いた、以上の記事をご覧頂ければと思います。
1-9・他のパーツ構成について
最後に、ここまで見ていない部分を、まとめてみておきます。
第1に、入力デバイスです。
ここは誤解している人がいますが、Mac studioの場合は、(iMacと違い)キーボードもマウスも、標準では未付属です。
別途購入する必要があります。
2・Mac向きのキーボードの比較
3・Mac向きのマウスの比較
このブログでは、以上の2つの記事で、基本的な選び方をフォローしています。
「手が疲れない」という点を重視した記事となりますが、よろしければご覧ください。
【DVDドライブ】
・ロジテック LDR-PVB8U3MSV
¥4,700 Amazon.co.jp (7/28執筆時)
【ブルーレイ】
・BUFFALO BRXL-PUV6U3-BK/N
¥10,180 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
第2に、光学ドライブです。
Macはどの製品もそうなのですが、光学ドライブは内蔵されません。
ソフトのインストールなどをする方は、必要に応じて購入が必要です。
4・Macで使える外付DVDドライブ
5・Macで使えるブルーレイドライブ
6・Mac用のブルーレイ視聴ソフト
とくに、単なるインストールではなく、動画の再生やメディアへの書込にも用いる方は、上記の記事をぜひご覧ください。
とくに、Windowsに慣れている方は、Macの場合、ソフトなどの事情も異なります。
Microsoft Office Home 2024
¥33,850 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
第3に、オフィスソフトです。
Macの場合、無料で、Apple純正のワープロ・表計算・プレゼンソフトが無料で付属します。
Microsoft Officに互換しますが、「完全互換」ではなく、書式のズレなどは起こります。また、エクセルマクロなどにも非対応です。
そのため、別に買われる方も多いのが現状です。
こちらについても、以上のリンク記事で、別に書いてありますので、必要があれば、ご覧ください。
第4に、スピーカーです。
Mac studioは、本体内部に簡易的なスピーカーが内蔵されます。
しかし、基本的には、警告音をならすためのものです。
Mac studioは、3.5mmヘッドフォンジャックから、デジタルかアナログで外部スピーカーに音声を出力できます。
そのため、音楽を聴く場合、外部スピーカーを利用すると良いでしょう。
むろん、安定性の高いBluetooth 5.0も備えるので、ワイヤレスでも良いかと思います。
8・PC用スピーカーの比較
9・ミニコンポの比較
10・Bluetoothスピーカーの比較
11・イヤホン・ヘッドホンの比較
興味のある方は、以上のリンク記事をご覧ください。
第5に、ファンです。
本機はファンが左右に2基つきます。
CPUパワーが上がる分、この部分がどうなるかは分かりません。ただ、Appleの広報記事をみると、従来同様にエアフローには、かなりこだわっていそうです。
そのため、上位構成でも熱による速度低下はあまりなさそうです。
騒音は、旧機の場合、普通に使う分には問題にならないと言える音でした。
新機種も同等だと思います。
日中に普通に使って、机の下などに置くならば、音楽を気にせず聴けるレベルです。
低発熱のCPU/GPUで370Wクラスの消費電力はあるのですが、かなり優秀です。
2・Mac StudioのCTO
【2025年3月発売】(Apple定価 ¥328,800)
1・Apple Mac Studio MU963J/A
¥332,208 楽天市場 (1/25執筆時)
CPU:Apple M4 MAX 4.5GHz(14コア)
メモリ:36GB
ストレージ:512GB SSD
GPU:32コア
接続端子:USB-C(4.0×4 3.0×2)USB-A(3.1×2) HDMI
【2025年3月発売】(Apple定価 ¥668,800)
1・Apple Mac Studio MU973J/A
¥675,180 楽天市場 (1/25執筆時)
CPU:Apple M2 Ultra 3.2GHz
メモリ:96GB
SSD:1TB
GPU:60コア
接続端子:USB-C(4.0×6 )USB-A(3.1×2) HDMI
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5
有線LAN:10GB LAN×1
サイズ:幅19.7×奥行19.7×高さ9.5cm
続いて、Mac Studioの「オーダーメイド(CTO)」についての説明です。
路面店を含むAppleストアでは、カスタムメイドが可能です。
CPU 16コア GPU 40コア
+ 45,000
メモリ:64GB
+ ¥30,000
メモリ:128GB
+ ¥150,000
メモリ:64GB
+ ¥30,000
SSD:1TB
+ ¥30,000
SSD:2TB
+ ¥900,000
SSD:4TB
+ ¥180,000
SSD:8TB
+ ¥360,000
上表は、先述の下位構成からパワーアップさせた場合の追加料金です。
CPU 32コア GPU 80コア
+ ¥225,000
メモリ:256GB
+ ¥240,000
メモリ:512GB
+ ¥600,000
SSD:2TB
+ ¥60,000
SSD:4TB
+ ¥150,000
SSD:8TB
+ ¥330,000
SSD:16TB
+ ¥690,000
こちらは、先述の上位構成からパワーアップさせた場合の追加料金です。
GPU・メモリ・ストレージの部分で、カスタマイズが可能です。
CPUは、冒頭で図示したように、CTOしてもそこまで性能は上昇しない感じです。

GPUも、下位構成については、そこまで変わらないです。
上位構成は、結構伸びそうですが、CTO価格は相当高くなります。
メモリーも、容量を増やすと、かなり高いです。
メモリユニットの実勢価格から考えると、どうしてここまで割高なのか(いつも)謎です。
ただ、SOCで一体な作りな上で、帯域幅が「並ではない」のと、Mac Studioの市場規模の狭さからすれば、こうなるのかなと思います。
ストレージは、下位機種でも512GBです。
増設の必要性はあまりないでしょう。
仮に必要でも、本体は据置型ですし【外付けポータブルSSDドライブの比較記事】で紹介したような、超高速な小型ストレージをあとから増設できます。
Appleは、ストレージは、サイズアップするほど割高です。
この部分は、メモリほど値段差を正当化できる理由が分からないので、個人的にはあまりおすすめしません。
今回の結論
Mac Studioのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、新型のMac Studioの比較でした。
最後にいつものように、目的別、予算別に、Atlasのおすすめ機種!を紹介します。
第1に、予算重視で、Mac Studioを選ぶ場合おすすめできるのは、
【2025年3月発売】(Apple定価 ¥328,800)
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¥332,208 楽天市場 (1/25執筆時)
CPU:Apple M4 MAX 4.5GHz(14コア)
メモリ:36GB
ストレージ:512GB SSD
GPU:32コア
接続端子:USB-C(4.0×4 3.0×2)USB-A(3.1×2) HDMI
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5
有線LAN:10GB LAN×1
サイズ:幅19.7×奥行19.7×高さ9.5cm
処理能力 ★★★★★★
画像処理 ★★★★★★
拡張性 ★★★★★★
価格 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
M2 Max GPU搭載の下位機でしょう。
価格的には、30万を切る水準です。
上位機とは相当価格差があるので、そちらとの比較と言うより、Mac mIniか、あるいは、MacBook Proを閉じ、外付けディスプレイをつなげて、クラムシェルで使うのと、「どちらにするか」という話になるかと思います。
MacBook Proと比較する場合、 M4 MAXならば、MacBook Proでも展開があります。
ただ、そちらは50万円台で「甚だしい価格差」があるので、価格的にこちらを選ぶ意義はあるでしょう。
エアフローにも余裕がありますし、実際、MBPより快適かと思います。
Mac miniと比較する場合、CPU・GPUの部分で、上位機と下位機の関係になります。
Mac miniは、12コアのM4 Proがスコア33,000、14コアのM4 Proで、38,000です。
Mac Studioは、先述のように、14コアが38,000前後、16コアで40,000前後でした。
こちらは、それぞれの下位機同士で、15%ほどの差に止まります。
GPUは、ただ、下位機同士の比較で、40%強の差があります。
その点で言えば、GPUをハードに使うような使い方(AI処理など)の場合、やはり、Mac Studioを選ぶ意味はありそうです
ただ、10万円ほどの価格差はあるため、そこまでハードな処理をしないならば、Mac miniを選んで、次の買い替えを「早め」に考えた方が、総合的に快適に使える期間が長いかもしれません。
Apple M4
帯域幅:120GB/s
Apple M4 Pro
帯域幅:273GB/s
Apple M4 Max
帯域幅:410GB/s
Apple M3 Ultra
帯域幅:819GB/s
もちろん、メモリーの帯域幅の違いなどもありますが、それを加味しても、同じことが言えると思います。
消費電力は、ただ、Mac mini(155W)に対して、Mac Studioは、最大480Wです。
ディスプレイ分の消費電力が加わるので、電気代ほか部屋は少し暑くなりやすい部分があります。
この部分と、CPU部分の性能差がない点で、Mac Studioをあえて選ぶべき方は、デザイン関係の仕事で、Mac miniのGPUだと少し不安という方に限られるでしょう。
1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac studioの比較
そうした点で言えば、「本当にこのスペックが必要なのか」は、少し考えてもよいかもしれません。
以上の記事で、Mac miniなど他機を紹介していますので、見比べても良いかと思います。
第2に、Mac Proユーザーを含め、ハイスペック機の「買い換え」の場合におすすめできるのは、
【2025年3月発売】(Apple定価 ¥668,800)
1・Apple Mac Studio MU973J/A
¥675,180 楽天市場 (1/25執筆時)
CPU:Apple M2 Ultra 3.2GHz
メモリ:96GB
SSD:1TB
GPU:60コア
接続端子:USB-C(4.0×6 )USB-A(3.1×2) HDMI
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5
有線LAN:10GB LAN×1
サイズ:幅19.7×奥行19.7×高さ9.5cm
処理能力 ★★★★★★★
画像処理 ★★★★★★★
拡張性 ★★★★★★
価格 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
M2 Ultra採用の上位構成でしょう。
CPUは、M3 Ultraだと、70000前後です。
本編で書いたように、Mac ProはM2世代という現状です。
GPUは、一方、CTOした場合の数字は特に、現状で「群を抜き」ます。
ここまでのスペックを必要な方はそこまでいないでしょうが、Mac OSをマストとすれば、代えがたい機種と言えます。
代替案は、Mac Proの更新で登場するだろうM4 Ultraの登場を待つことでしょう。
ただ、UltraがM4世代で出るかまだ不明ですし、価格や、想定される発熱量を考えると、こちらを選んだ方が(結局)良いような気はしなくもないです。
消費電力は、上位のMac Proだと、現行機でも1000Wを軽く越えますし。
熱に由来する空調費用を含めて、本機は「省エネ」だと思います。
補足1・関連記事の紹介
最後に、Mac Studioを買われる方が、検討するだろう、周辺機器についての情報です。
ーーーー
第1に、液晶モニターです。
Mac Studioをお探しの方には、特にニーズがあるかと思います。
細かい接続条件やおすすめ機種も紹介していますので、【Macにおすすめの液晶モニターの比較記事】をご覧ください。
ーーー
第2に、光学ドライブです。
Mac Studioの現行機種はどの機種も、DVDドライブが本体に内蔵されません。
したがって、ソフトのインストールなどのために、DVDドライブか、ブルーレイドライブを別に購入する必要があります。
1・Macで使える外付DVDドライブ
2・Macで使えるブルーレイドライブ
3・Mac用のブルーレイ視聴ソフト
ただし、Macの場合、ブルーレイ関係の書込/読み込みに公式に対応しないなど、気をつけるべきいくつかの問題があります。
詳しくは、上記の3つの記事でフォローしていますので、よろしければご覧ください。
ーーーー
1・標準の無線LANルーターの比較
速度: 2402Mbps(最大)
予算:7500円〜
用途:2LDK・一戸建て
2・安めの無線LANルーターの比較
速度:1300Mbps(最大)
予算:3千円〜
用途:1LDK・ワンルーム向け
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4803Mbps(最大)
予算:1.5万円〜
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:高速10G回線ユーザー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】
=予算別・目的別のおすすめ機種の提案
第3に、ネットワークについてです。
今回紹介した製品はm、新しいWi-Fi6Eに対応します。
対応するルーターが必要ですが、ご家族との同時通信時の通信安定性について、新しいルーターで改善する可能性があります。
詳しくは、このブログの【無線LANルーターの比較記事】の記事をご覧ください。
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Microsoft Office Home 2024
¥33,800 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
第4に、Mac用のオフィスソフトです。
先述のようにMacには、Apple純正のワープロ・表計算・プレゼンソフトが付属します。
これらは、Microsoft Officeに互換しますが、「完全互換」ではなく、書式のズレなどが起こります。
これを避けるためには、Microsoftが販売するMac用のオフィスソフトを別途購入する必要があります。
なお、こちらについても【Mac用のOffice2021の選び方の記事】を別に書いてありますので、必要があればご覧ください。
ーーーー
【2024年発売】
・Parallels Desktop 20 for Mac
¥13,842 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
第5に、Windows OSについてです。
WindowsからMacに移行した人で、どうしてもMacでWindowsのソフトを動かしたい場合、上のような仮想化ソフトで、WindowsがMac上で利用可能です。
これについても【Mac用仮想化ソフトの比較記事】記事がありますので、よろしければご覧ください。
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第6に、音響機器についてです。
Mac miniはスピーカーを内蔵しますが、その音質はイマイチのレベルです。
1・PC用スピーカーの比較
2・ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・イヤホン・ヘッドホンの比較
そのため、例えば、デスクトップで音楽を聴きながら作業をする場合、1万円ほどのスピーカーなどを買われると満足度が高いです。
これについては、上記1番の記事で特集しました。
現在は、無線でミニコンポやスピーカーに飛ばせる機種もあり、配線の自由度も高まっています。興味のある方は、上のリンク記事をご覧ください。
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第7に、プリンタです。
1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方
また、このブログでは100機以上のプリンターを比較する記事があります。
MacOSに対応した、最新のインクジェットプリンターや、レーザープリンターの導入を考えている人は、とりあえず、導入編となる、【Mac用プリンターの比較記事】をぜひご覧ください。
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第8に、マウスとキーボードです。
Mac miniは、いずれ付属しません。
このブログでは、「疲れにくい」キーワードに、いずれの入力デバイスについても、記事があります。
興味のある方は、こちらもよろしくお願いします。
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1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac Studioの比較
そのほか、Mac系の他のパソコンと、どちらを買おうか迷われている場合、同じように比較をした記事もあります。
あわせて、検討している方は、どうかご覧ください。
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最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。