1回目記事からの続きです→こちら
3-1・東芝のLEDシーリングライト
3回目記事のトップバッターは、東芝(ライテック)の8畳用LEDシーリングライトです。
なお、家庭用は、NVC Lighting Japan(雷士照明)が、消費者向け照明事業を引き継いで、「東芝ブランド」で販売する形の製品です。
住設ルートの製品は、東芝ライテックが引き続き売っているようです。
1・8畳用シーリングライトの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
2・8畳用シーリングライトの比較 (2)
2-1:Hotalux(NEC)
2-2:アイリスオーヤマ
3・8畳用シーリングライトの比較 (3)
3-1:東芝
3-2:ODELIC
4・8畳用シーリングライトの比較 (4)
4-1:popIn
4-2:ドウシシャ
4-3:他の企業
5・シーリングライトまとめ
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら説明していきます。
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また、以下では、Atlasがオススメできるポイントは赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
なお、今回は8畳用のみの紹介です。
別の畳数でお探しだった方は、以上のリンクをご利用ください。よろしくお願いします。
【8畳】(クリアパネル)
【2023年発売】
48・東芝 NLEH08031D-LC
¥17,280 楽天市場 (5/15執筆時)
【2021年発売】
48・東芝 NLEH08011B-LC
¥14,180 楽天市場 (5/15執筆時)
サイズ:直径66.4cm×高さ10.5cm
【8畳】(アクリルシェード)
【2021年発売】
49・東芝 NLEH08010B-LC
¥11,950 楽天市場 (5/15執筆時)
サイズ:直径58.5cm×高さ10.5cm
明るさ:4299ルーメン(28.6W)
最大時:5589ルーメン (37.2W)
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
NLEH08011B-LCは、東芝の発売するLEDシーリングライトのスタンダード機です。
家庭用向けの一般流通のモデルです。
円周部がクリアパネルになる製品と、アクリルシェードの製品がありますが、グレードは同じです。直径は違いますが、配光は同じので、好きな方を選んでください。
一方、前者のみ2023年機が出ています。
比較する場合、消費電力が20%ほど向上しています。1日8時間くらいで10年使うとして、だいたい5000円前後の光熱費の差なので、本体価格と合わせて考えると良いかと思います。
直径は、クリアパネルの方は66.4cmで、アクリルシェードは58.5cmです。
いずれもリビング用でLED配置も同じです。フレーム枠の部分の寸法差となります。
壁からの高さは105cmなので、低い天井でも邪魔になりにくいです。
明るさは、4299ルーメンと8畳用の最高値です。
なお、東芝は、全機とも、アイリスオーヤマと同じで、(昼光色ではなく)昼白色の際に最も明るい(全光)タイプです。
昼光色で全光となるパナソニックとは異なります。
一方、本機は、パナソニックなどと同じで「明るさアップ」を搭載です。
1.3倍水準ですので、数字は良いですが、パナソニックのように「文字くっきり光(昼光色)」で明るさアップされるわけではないです。
あくまで、スタンダードな全灯(昼白色)が1.3倍にできるだけですから、もっとも光が欲しいだろう読書や手元作業の強化という点では、一歩及ばないでしょう。
一方、新しい東芝機は、何らかの技術で、ムラ無く真ん中まで明るいことを強調します。
本機の場合、光学レンズの調整で中央部が暗いという、格安機にありがちが弱点を緩和します。
調光(明るさ調整)は、連続調光が可能です。
また、常夜灯の調光も6段階でできる製品です。
調色(色の調整)は、先述のように、上位機のみ可能です。
東芝の上位機は、電球色の側の色温度の調整の幅が結構広いです。
パナソニックの2700Kに対して、東芝は2000Kに対応しますので。もちろん、使い道は限られますが。
演色性の値は、Ra85です。
平均的です。
タイマーは、30分と60分だけですが、ゆっくり照度を落としていく「ゆっくりおやすみタイマー」が付属です。
掃除の手軽さは、割と配慮があります。
帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)があります。
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以上、東芝(NVC)の、 NLEH08011A-LCの紹介でした。
クリアパネルで見栄えも良く、かつ、薄型で天井近くにつけられる点でスマートです。
明るさ面でもブースト機能が付きますので、リビング用に、外観を重視したい場合はとくに選択肢になる製品です。
一方、昼白色が「全光」なので、短時間の集中しての作業に向く昼光色を最大で出せない部分が、パナソニックとの違いでしょう。
ただ、昼白色は職場照明と同じ色ではあるため、リビングでの長時間のテレワーク用に向かない色ではない、という点は、念のため補足しておきます。
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なお、本機に対して下位機にあたる、少し安めの入門機がいくつかあるので、確認しておきます。
【8畳】
【2023年発売】
50・東芝 NLEH08030B-LC
¥12,980 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(30.7W)
サイズ:直径56cm×高さ11.8cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
第1に、 NLEH08030B-LCなどです。
先ほどの機種の下位機です。
アクリルシェードの廉価版で、リモコンも時計機能がないです。
明るさのブースト機能もありません。
先ほどの上位機の方が良いかと思います。
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【8畳】
【シルバートリムデザイン】
【2024年発売】
51・東芝 NLEH08003E-LC
¥9,328 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(34.4W)
サイズ:直径50.5cm×高さ11.4cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
第2に、NLEH08003E-LC などです。
1つ上の製品と仕様は同じです。
明るさに影響のない範囲で、周囲にシルバートリムがあるのでおしゃれです。
ただ、機能面でとくに強調する部分はない製品です。
調光・調色はでき、おやすみタイマーはありますが、明るさのブースト機能もありません。
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【2024年発売】(LEH08027Bは22年)
【8畳】
(調光・調色)
52・東芝 NLEH08002E-LC
¥11,520 楽天市場 (5/15執筆時)
52・東芝 NLEH08027B-LC
¥10,780 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
(昼光色のみ)
52・東芝 NLEH08002E-DLD
¥11,000 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(30.7W)
サイズ:50cm ×高さ10.5cm
(調光・調色)エディオン限定セード
53・ 東芝 NLEH0839E-LC-E4
¥12,800 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(30.7W)
サイズ:50cm ×高さ11.4cm
(調光・調色)幅広セード
53・東芝 NLEH08030E-LC
¥11,585 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(30.7W)
サイズ:56cm ×高さ11.8cm
【2021年発売】
(調光・調色)
54・東芝 LEDH8101A01-LC
¥8,612 楽天市場 (5/15執筆時)
(昼光色のみ)
54・東芝 NLEH08026B-DLD
¥9,880 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
(昼白色のみ)
54・東芝 LEDH8100A01W-LD
¥7,280 楽天市場 (5/15執筆時)
(昼白色のみ・タイマーなし)
54・東芝 LEDH8100A01W-LD
¥5,880 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(34.4W)
サイズ:50cm(一部45.8cm)
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
第3に、LEDH8101A01-LCなどです。
同じく入門機クラスの価格帯の製品です。
こちらも、同じく最大ルーメン値で、同じ演色性の値の製品です。
性能面では、連続調光に対応するなど重要な部分は押さえます。
なにかしら、個性があるというわけでもないので、他社入門機とは「安値で勝負」となります。
ただし、LEDH8100A01W-LDだけは、タイマーほか、光学レンズの調整がないので、中心部は暗めになります。注意してください。
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【8畳】
55・東芝 NLEH08034E-LC
¥9,460 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3800ルーメン(30.7W)
サイズ:50cm ×高さ10.5cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
第4に、 NLEH08034E-LCです。
明るさは、3800ルーメンです。
他機より暗いですが、LED配置は同じです。
こちらは同社の「キラキラ」シェードタイプで、セードにクリアドット加工がなされ「キラキラ輝く」ような演出があるためです。
調色・調光は対応で、タイマーもつきますが、キラキラを止めることはできない点で言えば、(くつろぎの空間ほか)仕様空間は選ぶでしょう。
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【2021年発売】
【8畳】
56・ 東芝 NLEH08021A-LC
¥11,773 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(33.1W)
最大時:5589ルーメン (44W)
サイズ:直径60cm×高さ12.5cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
第5に、NLEH08021A-LCです。
写真のようなリングタイプの照明です。
住設向けの高級照明器具のようなユニークなデザインで面白いです。
こちらは、「明るさアップ」を搭載しますし、リモコンも上位機相当の液晶があるものなので、タイマーを含めて、スタンダード機と同じ機能性です。
ただ、この配光パターンの場合、やはり中心部に向かって配光にムラが出やすいので、実用面では、(木枠付きなどよりも)結構クセがあることは理解して買うべきでしょう。
とはいえ、ユニークなので、市場にあるのは良いと思える製品です。
【2022年発売】
【8畳】
57・東芝 NLEH08022A-LC
¥27,082 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(34.3W)
サイズ:直径60.8cm×高さ14cm
調光:無段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
NLEH08022A-LCも、東芝の発売するLEDシーリングライトです。
照明自体に「凝った」仕様です。
旧東芝時代には「マルチカラー」モデルがありました。それとは違いますが、Atlasとしは、新会社になって、照明部分で面白いと思えた、初の機種です。
直径は、60.8cmです。
リビング向けで問題ないサイズです。
デザイン形状的に、外周にクリアパネルがある形状ですが、高さは14cmです。
薄くはないですが、普通形状の家庭用のシーリングの平均値と差はないので、たいてい問題ありません。
明るさは、4299ルーメンと8畳用の最高値です。
本機は、明るさのブースト機能はないです。
ただ、サイドパネルに導光板があります。シアター用に間接光(正確にはサイド光)だけを出すこと、あるいは、メイン光と同時に出して、部屋のすみずみまで明るくさせることが可能です。
以前売られていた日立の「ひろびろ光搭載タイプ」の製品と似ています。
一方、導光板から出せるのは、調光はできるものの電球色だけなので、(シアター用は問題ないですが)ひろびろ光については、日常用というわけではないです。
ただ、この部分は、対策をほどこした機種がでたので、次に見ていくつもりです。
調光・調色(色の調整)は、先ほどの機種と同じです。
演色性の値も、Ra85です。
タイマーは、本機は、下位機種でみた30分/60分おやすみタイマーほか、徐々に明るくできるお目ざめタイマーが付きます。
また、おやすみアシストとして、睡眠を促す明かりに調光できる機能が付属です。「睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制しにくい」光質とされますが、この部分はAtlasも専門外です。
掃除の手軽さは、配慮があります。
帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)があります。
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以上、東芝(NVC)のNLEH08022A-LCの紹介でした。
デザイン性の高いフォルムが気に入った方で、天井方向への間接照明を出せる点に魅力を感じるならば、選択肢にできます。
ただ「部屋のすみずみまで照らす」という意味では、先述のような限界があります。ブーストもできませんし、そういったニーズの場合は、次に詳しくみていく「薄型で、間接光が調色可能」なタイプを合わせて検討しましょう。
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【2022年発売】
【8畳】
58・東芝 NLEH08012C-LC
¥17,580 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(34.6W)
最大時:5589ルーメン (45.5W)
サイズ:直径66.4cm×高さ11.1cm
調光:無段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85(太陽光=Ra100
なお、2022年に本機の兄弟機として、 NLEH08012C-LCが登場しました。
先ほどの機種の場合、「サイド光」な照明でしたが、本機は、天井に向けているので、文字通りの間接光です。
この場合は、ニュアンスは少し変わり、先ほどの機種(左図)より、天井を照らすことによる雰囲気の向上を重視する感じです(右図)。
主に電球色で美しいと思います。
そのほか、本機は、1.3倍の「明るさアップ」に対応できます。
そのほか、本機は高さが11cmで、間接照明も出せるリビング向けとして他機より「薄い」のは強調できます。「天井を高く「部屋を広く」見せられる部分も、本機の良い部分でしょう。
ただ、薄さで言えば、次に見る機種のほうが優れていて、間接光の調色もできるので、比較は重要です。
【2022年発売】
【8畳】
59・東芝 NLEH08025C-LC
¥26,880 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(37.4W/ 44.4W)
サイズ:直径55.0cm×高さ6.5cm
調光:無段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85(太陽光=Ra100
NLEH08025C-LCも、東芝の発売するLEDシーリングライトです。
仕組みは、上で見た製品に似ているのですが、明確に違う部分もあります。
直径は、55cmです。
やや小さめですが、本機のポイントはむしろ高さです。
6.5cmと相当に薄いです。間接光が出せるタイプ以外を含めても、ここまで薄いものは珍しいです。
天井が低めのマンションに有利であるほか、薄型で、かつ、気持ち小さめ形状である部分を含めて、部屋を広く見せる効果が期待できます。
一方、薄いと明るさムラが心配です。
本機の場合、アイリス機と同じで導光板を利用して光を中央まで拡散させる仕組みです。
アイリスオーヤマも薄型機で採用している方式ですが、実際、効果はあるでしょう。
個人的に、薄型シーリングライトは、色を混ぜた状態だと(明るさムラではなく)発色ムラを感じやすいように思っていました。ただ、東芝は昼白色を全灯とする仕様としているためか、問題は感じませんでした。
Atlasも天井設置状態でみたわけではないですが、一般的に問題はないでしょう。
明るさは、4299ルーメンと8畳用の最高値です。
薄型有線のため、明るさのブースト機能はないです。
ただ、本機の天井を利用した間接光機能は、さきほどの機種と比べるとメイン照明とおなじで調色できる仕様です。調光も、むろん可能です。
融通が利くようになったので、小径ながら、シーンを問わず、部屋のすみずみまで明るくさせることが可能でしょう。
「ひろがり」で使う際は、多少使用電力はアップしますが、それはブーストと同じですし、問題には思いません。
調光・調色(色の調整)は、先ほどの機種と同じです。
演色性の値も、Ra85です。
タイマーも、同じで、時計機能付きのしっかりしたものです。
おやすみアシストもしっかり装備です。
掃除の手軽さも、同じで、帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)をしっかり備えます。
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以上、東芝(NVC)のNLEH08025C-LCの紹介でした。
先ほどの機種と比べると、調色できる間接光であり、かつ、薄型で天井を広く見せる効果が期待できる製品です。
昼白色が「全灯」なので(いわゆる)勉強のあかりは強くないので、テレワークや、書斎で利用するよりも、リビング向きな機種でしょう。間接光を利用して「部屋を広く見せる」という部分もそちらのニーズに適います。
ただ、ブーストはできない機種なので、明るさ部分で万全を期す場合、1サイズ大きな12畳用を選んでも良いかと思います。
【2020年発売】
【8畳】【調色不可】
60・東芝 NLEH08018A-SDLD
¥11,880 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4299ルーメン(34.4W+1W )
サイズ:直径50.7cm×高さ14.2cm
【8畳】【調色可】
60・東芝 NLEH08018A-SLC
¥22,660 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:4000ルーメン(34.4W+1W )
サイズ:直径50.7cm×高さ14.2cm
調光:無段階
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra85
NLEH08018Aは、東芝のスピーカー付のLEDシーリングライトです。
本機の特長は、Bluetooth無線を利用したスピーカーの搭載です。
リモコンがあるので、照明については普通に使えます。
スピーカーは、しかし、1Wのモノラルスピーカーであり、音量調整が不要なほど非力です。
壁スイッチで照明への電流をカットしない限り、常にBluetoothはONですので、「NLEH-A-DLD」という名前のIDを探して、スマホなどから接続するだけです。
明るさは、2種類で異なります。
調色できないモデルは、4299ルーメンと最高値ですが、調色対応だと、4000ルーメンと少し落ちます。
LEDの配置上の都合でしょう。
調光(明るさ調整)は、いずれも連続調光が可能です。
また、常夜灯の調光も6段階でできる製品です。
調色(色の調整)は、上位機のみ可能です。
演色性の値は、Ra85と、平均的です。
タイマーは、30分と60分だけですが、ゆっくり照度を落としていく「ゆっくりおやすみタイマー」が付属です。
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以上、東芝(NVC)の、NLEH08018Aの紹介でした。
BGM用を含めて、音楽再生には非力でしょう。
これは、値段からすると仕方ないです。しかし、単純なマイクスピーカーなどとして、業務用では、何かしら良い使いみちはあるかもしれません。
3-2・オーデリックのLEDシーリング
続いて、日本のオーデリックのLEDシーリングライトです。
基本的には法人向けといえます。一部、デンキヤ系の流通にものりますので、そういった商品をみてみます。
【2020年発売】【8畳】
【リモコンあり/Bluetoothなし】
61・ オーデリック OL251823R
¥11,125 楽天市場 (5/15執筆時)
61・ オーデリック SH8334LDR
¥11,451 楽天市場 (5/15執筆時)
【リモコン別売/Bluetoothあり】
61・ オーデリック OL251823BCR
¥10,299 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3900ルーメン(36W)
最大時:
サイズ:直径50cm×高さ12.2cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra94
OL251823Rは、オーデリックのLEDシーリングライトの入門機です。
比較的安い製品ながら見どころがある機種です。
流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。
なお、OL251823BCRは、本機の上位機です。
ただ、リモコンが未付属です。別に買う場合を除けば、Bluetoothアプリを通してスマホで操作することになります。
明るさは、3900ルーメンです。
したがって、この畳数当たりの最大値には至りません。
明るさブーストなどもないので、純粋に「明るさ」でいうと負けます。
直径は、50cmです。
価格的に仕方ないですが、小径です。
シェードもシンプルで、割と出っ張り感もありますので、この部分は値段相応です。
調光(明るさ調整)は、連続調光です。
調色(色の調整)も、対応です。
これらの部分は、問題ないです。
演色性の値は、一方本機の最大の売りであり、Ra94です。
この価格帯の製品で、この演色値というのは他社だと見られないです。
同社の場合、5000K(昼光色)でこの値の表記です。しかし、少なくとも、電球色でもこの値になるようです。5000K以上だと不明ですが、まあ問題ないでしょう。
タイマーは、付属です。
スリープタイマーと、ON/OFFタイマーがつきます。
Bluetoothモデルは、スマホの方で設定になります。
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以上、オーデリックの OL251823Rの紹介でした。
外観と直径は各社の「格安機」と同じで工夫はなく、明るさもこの畳数だと弱いです。
しかし、調光・調色ができる上、しっかりしたリモコンが付属し、さらに演色性の値が相当良いのが「売り」です。
冒頭書いたように、演色性「だけ」を重視すれば、良いLEDシーリングライトが選べるわけではないですが、そこを重視したい場合、良い選択肢になります。
実際、この価格で、この値が得られるのは本機だけでしょうし、それだけで価値があります。
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【2024年発売】 【8畳】
【リモコンあり/Bluetoothなし】
62・ オーデリック OL251618R1
¥18,597 楽天市場 (5/15執筆時)
62・ オーデリック OL251614R
¥18,589 楽天市場 (5/15執筆時)
【リモコン別売/Bluetoothあり】
62・ オーデリック OL251618BCR1
¥26,980 楽天市場 (5/15執筆時)
62・ オーデリック OL251614BCR
¥18,579 楽天市場 (5/15執筆時)
【リモコン別売/GAMMA PLUS シーリングライト】
62・ オーデリック OL251618NGR
¥23,734 楽天市場 (5/15執筆時)
62・ オーデリック OL251614NGR
¥27,644 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3750/ 3980ルーメン(36W)
最大時:
サイズ:直径52cm×高さ11.6/ 9.9cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra94
なお、同社からは、フレーム部分がクローム色の製品と、フレームが角形の姉妹品の販売があります。
演色値は、Ra94と共に優秀です。
しかし、デザイン面の事情で、明るさが多少落ちる部分が注意点です。角形の方が少し背が低めである上で、明るいですが、それでも畳数当たりの最大値に届きません。
一方、同じフレームで「GAMMA PLUS シーリングライト」は、40Hzのガンマ波を発するとされます。
この部分は、書き方が「曖昧」であることから分かるように、研究途上ですので、効くとも効かないとも言えないと言うことです。実験色が強いことを承知で考えるべき機能です。
【2022年発売】
【8畳】
63・ オーデリック OL291498CR
¥23,967 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3950ルーメン(37W)
最大時:
63・ オーデリック OL291496CR
¥24,833 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3710ルーメン(37W)
最大時:
サイズ:直径56cm×高さ10.9cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra94
OL291498CR は、オーデリックのLEDシーリングライトのスタンダード機です。
1日の体内時計(概日リズム)に合わせて調光・調色をなすサーカディアンシーリングライトとして売られるものです。
明るさは、上位機でも3950ルーメンです。
8畳用としては最大まで明るくはない製品です。消費電力も多めです。
ブーストなども非対応です。
直径は、56cmです。
下位機種よりは良いですが、パナソニックのスタンダード機より一回り小さい感じです。
ただ、高さは10.9cmほどなので、低い天井でも圧迫感は少なめでしょう。
ここはポイントです。
調光(明るさ調整)は、連続調光です。
調色(色の調整)は、一方、本機の特長です。
本機の場合、従来の昼光色を大きく超える「アズール色」が出せます。
日亜化学の高色温度LED素子を利用することだ出しています。
簡単に言えば、朝の目覚めに適する色温度であり、メラトニン(睡眠ホルモン)の抑制につながるとされます。
Atlasも某ホテルで体験しましたが、目覚めの効果はあるように思います。
自動化に主眼が置かれるので、本機は、照度センサーを備えます。
なお、調光自体は、2700K〜6500Kまでで、アズールモードにした場合、8000K〜20000Kまでとなります。また、アズールモードだと若干消費電力も上昇します。
タイマーは、本機の場合、後述する付属リモコンでの設定です。
1日の目覚めと就寝時間をセットして、1日の概日リズム(サーカディアンリズム)に合わせて、自動調色してもらうという方向性です。
演色性の値は、Ra94です。
高演色である部分も売りです。5000Kの色温度の際の値ですが、電球色方面でもこの水準です。ただし、昼光色・アズール方向だと演色値は落ちていきます。
とくに、アズール色の場合は、家庭向きの普段の明かりの限界値といえるRa80を下回るので、先述のように「用途限定」と考えてください。
このほか、本機はCONNECTED LIGHTING対応です。
搭載されるBluetoothを通してスマホアプリで調整が可能です。
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以上、オーデリック OL291498CRの紹介でした。
演色性の良い製品で、かつ、アズール色という面白い工夫がありつつ、さらに、照度センサー、Bluetooth搭載なので、個人的にかなり「面白く」感じた製品です。
ブーストできない部分も含めて照明は、この畳数用としては他社機ほど明るくはないので、【10畳用シーリングライトの比較】で書いた1サイズ大きめ(10畳)を選ぶと満足度が高いと思います。
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【2022年発売】
【8畳】
64・ オーデリック OL291553CR
64・ オーデリック OL291557CR
64・ オーデリック OL291561CR
¥24,096 楽天市場 (5/15執筆時)
明るさ:3710ルーメン(37W)
最大時:
サイズ:直径52.9cm×高さ10.7cm
調光:連続調光
調色:昼光色〜電球色
演色性の値:Ra94
なお、このシリーズには、ウッディなものを含めてフレーム付きモデルもあります。
ただ、枠の分だけ明るさが落ちるのと、直径自体も狭く配光にも限界がある部分とが、注意点です。
照度センサーの突起もこの形状だと、デザイン面で若干違和感を感じるので、総合的に言って、先ほどの機種が良いようにみえます。
次回に続く!
LEDシーリングライトのおすすめは、結論的にこれ!
というわけで、今回は、8畳用LEDシーリングライトの比較の3回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
4・8畳用シーリングライトの比較 (4)
4-1:popIn
4-2:ドウシシャ
4-3:他の企業
5・シーリングライトまとめ
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の4回目記事(こちら )では、ここまで見た以外のメーカーの製品を追加でみていきます。
明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の結論編(こちら)では、全ての畳数の製品から、Atlasのおすすめ機種を、価格別・目的別・部屋サイズ別に提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら