1回目記事からの続きです→こちら
2-1・ZOOMのビデオカメラ
2回目記事のトップバッターは、日本のZOOMのビデオカメラです。
どちらかといえば、音(レコーディング)のほうに力強い技術を持つ日本の上場企業で、主な市場は、海外です。
1・ビデオカメラの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
1-3:ソニー
1-4:Kenko
1-5:KEIYO
2・ビデオカメラの比較 (3)
2-1:ZOOM
2-2:neXXion ペルソス ほか
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。
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以下では、いつものように、Atlasのオススメポイントは赤系の文字色で、イマイチな点は青字で記していきます。
【2021年発売】
13・ ZOOM Handy Video Recorder Q8n-4k
¥45,000 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画質:4K(30P)
撮像素子:1/2.3型
画素数(動画):829万画素
ズーム;
焦点距離:
手ぶれ補正:
AF::
タフネス:
記録:microSDカード
バッテリー:80分
ネットワーク:Bluetooth(別売)
重量: 367g(バッテリー含む)
Q8n-4k は、ズームの販売する4Kビデオカメラです。
解像度は、4K対応で4K画質(4K/30p)です。
一方、この機種は「音楽用」で、こだわりのあるのは録音部分です。
ハンディカメラではありますが、ズーム・AF・手ぶれ補正・ファインダなど、お馴染みの機能はないです。
シーン(オート・室内・屋外・コンサート照明・夜)と明るさ(3段階)位ほど、映像に関する調整はできません。
画像入りの演奏撮影を撮影したいという、ポッドキャスター向けと言えるでしょう。
撮像素子は公開があり、 1/2.3型の1600万画素です。
裏面照射型ではないので、暗いシーンは不得意です。画角は150度固定です。
液晶モニターは、2型( 320x240)です。
マイクは、先述のように、本機については、機能性が高いです。
同社の製品は【音楽用ICレコーダーの比較記事】でも取りあげました。
そちらと同じで、上部に外付けとなるマイクカプセルが同梱されています。
デフォルト添付は、図のようなXYQ-8nです。
クロスさせるX-Y方式の単一指向性マイクで、120度広角のワイドな集音を可能とする形状です。
MSステレオマイク・カプセル MSH-6
¥8,854 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
そのほか、別売マイクに換装もできます。
【音楽用ICレコーダーの比較記事】でも取りあげたMSH-6も使えます。
センターに単一指向、サイドに双指向性マイクで、ステレオの集音範囲(広がり)の調整が可能です。中央の単一指向性マイクだけに調整すれば、インタビュー用にも使えます。
ZOOM XAH-8 ステレオマイクカプセル
¥19,192 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
XAH-8は、クロスさせるX-Y方式のほか、マイクを稼働させることでA-B方式にも対応できるものです。
クロスさせる方式の方がステレオ感は自然ですが、A-B方式は、広範囲(160度前後)の集音が可能なので、ワイドな集音が可能です。
多人数で編成されるコンサートなどの場合、使い分けは便利なことがあります。
【2022年発売】
ZOOM VRH-8
¥37,165 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
VRH-8は、加速度計内蔵のVR(3Dオーディオ)用のアンビソニックスVRマイクです。
前後・左右・上下についての音情報を持たせるためのものです。
どちらかといえば【360度カメラの比較記事】に書いたようなVR向けで本機には合わなそうですが、最近は音楽フォーマットでも、ソニーなどが「3D推し」なので、そちらでニーズがあるかもしれません。
先述のように、映像の方は調整力は期待薄ですが、音の方は、モニター上で、ミキサーを含めて細かい調整ができます。
こちらも、5.1chサラウンドマイクで、ソニーと同等水準です。
Zoom BT-03b
¥2,436 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
付属バッテリーは、4K/30Pの撮影で、実撮影時間は80分です。
充電時間は、USB3.0で行い3時間です。別売のバッテリーはこちらです。
[128GB]【Amazon限定】
・microSDカード 128GB EVO Plus
¥1,799 Amazon.co.jp (7/18執筆時)
記録容量は、内蔵メモリーありません。
マイクロSDカードが使えるので、買っておいても良いでしょう。
4K記録に対応するものだとこちらです。
64GBだと、HD動画で撮って4時間、4Kで2時間が目安です。
ZOOM ズーム Bluetooth Adaptor BTA-1
¥4,490 楽天市場 (5/20執筆時)
ネットワーク機能は、別売のBluetoothアダプタを購入する場合、利用可能です。
スマホアプリが用意されます。
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以上、ズームのQ8n-4k の紹介でした。
先述のように、ポッドキャストなどの配信に向くと言えるニッチな音楽用ビデオカメラです。ただ、その方向性では高性能です。
【アクションカメラの比較記事】で書いたような小型機と違って、(皆無ではないにせよ)熱による撮影時間の制限がない点をふくめて、ニーズはあるかなと思います。
2-2・その他のビデオカメラ
最後に、ここまで見た企業以外のビデオカメラをまとめてみておきます。
【2025年発売】
14・neXXion FV-4K800T
¥54,780 楽天市場 (5/20執筆時)
画質:4K(30P)
撮像素子:1/2.8型
画素数(動画):829万画素
ズーム:20倍
焦点距離:33〜330mm
手ぶれ補正:電子式
AF:
タフネス:
記録:
バッテリー:2時間30分
ネットワーク:Wi-Fi 4
重量: 480g(バッテリー含む)
FV-4K800T は、neXXion が発売するビデオカメラです。
格安テレビやポータブルTVなどを過去このブログで紹介したことがある日本の企業です。
解像度は、4K(4K/30p)です。
フルHDならば、しっかり、60フレーム/秒です
重さは、480gです。
4K機としてはそれなりに軽いです。
撮像素子は、1/2.8型CMOSです。
それなりに大きいですが、裏面照射型かなどの記述はないです。
日本製であるという記述はあります。
ライト(60Hz/50Hzでの点灯周波数調整対応)はありますが、基本的には、日中向けでしょう。
レンズのF値( F3.4〜3.8)も、そこまでではないです。
ズームは、光学10倍です。
そこまでの倍率ではないですが、本機の値段と4K対応である点をふまえると優秀です。
国産大手が出さない価格で「うまい値付け」に思います。
手ぶれ補正は、一方、電子式の補整のみです。
動画の場合で、この倍率ならば「必要最低限」の装備はあると言えなす。
液晶パネルは、3インチです。
IPSのタッチパネル式ですが、パネル解像度は不明です。
オートフォーカスは、機能はありますが、機能性の説明は特にないです。
マイクは、付属です。
ただ、この部分の機能性の説明はないです。
見た感じモノラルマイクのようです。風切り音の低減などの説明もなく、感度が3段階で替えられるだけです。ここは、はっきり弱いです。
なお、マイク端子はありますが、充電池カバーの中です。
付属バッテリーは、4K撮影で、最大150分という表記です。
交換用のリチウム電池(BP-29M)の市販は見られません。
充電は6時間です。
[64GB](32G〜512GBもあり)
・Transcend S300 TS64GUSD300S-AE
¥980 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
記憶容量は、内蔵メモリーはないです。
512GBまでのMicroSDカードを使います。
ネットワーク機能は、Wi-Fi4ですが、装備です。
VD Camというスマホアプリが用意されます。
中国企業のアプリでドラレコなどと共用アプリです。
リモコン的にスマホから操作できる機能などが利用できます。
専用リモコンも付属ですが。
保証は、1年です。
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以上、 neXXion FV-4K800T の紹介でした。
ノンブランド品ですが、4Kで10倍の光学ズームが付属する部分で見どころがあります。ただ、撮像素子の性能が不明なほか、音周りの機能性がイマイチな部分が難点です。
ただ、この値段の4Kで、光学ズームが付く製品は希少ですし、一定のニーズはあるでしょう。
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【2025年発売】
15・ベルソス VS-N008SY
¥54,780 楽天市場 (5/20執筆時)
画質:4K(30P)
撮像素子:1/2.8型
画素数(動画):829万画素
ズーム:20倍
焦点距離:33〜330mm
手ぶれ補正:電子式
AF:
タフネス:
記録:
バッテリー:2時間30分
ネットワーク:Wi-Fi 4
重量: 480g(バッテリー含む)
なお、同時期に日本のベルソスも VS-N008SYという製品を出しました。
外装は変わるものの、公開される中身のスペックはneXXionと似通っているので、生産企業は同じ中国企業になるかと思います。
おそらくですが、ペルソスもneXXionも、カーエレクトロ(自動車電装品)の輸入業なので、その関係で、同じ調達先から似たものを入手したのかと思います。
【2024年発売】
16・ フィールドスリー F3VC27-01
¥14,652 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画質:2.7K ?
撮像素子:
画素数(動画):800万画素
ズーム;1倍
焦点距離:
手ぶれ補正:電子式
AF:
タフネス:
記録: マイクロSDカード
バッテリー:不明
ネットワーク:
重量: 291g(バッテリー含まず)
F3VC27-01 は、 フィールドスリー(FFF)が輸入発売するビデオカメラです。
解像度は、2.7Kです。
小型のアクションカメラだとよくみる刻みで、4KとフルHDの中間になります。
ただ、2.7K時を含めて、フレームレートは不明です。
重さは、219gです。
ただし、バッテリーの重さを含まないので、正確な重さは不明です。
撮像素子は、サイズが非公開です。
おそらく、高感度タイプではないでしょう。レンズもF3.2なので、明るくはないです。
仕様的に、暗いところの撮影は難しいので、赤外線カメラ機能(IRナイトビジョン)を付けています。むろん、カラー撮影ではないです。
ズームは、光学ズーム未搭載(1倍)です。
デジタル16倍ですが、プログレッシブズームの類でもないので、単純に大きく拡大しただけでしょう。
手ぶれ補正も、電子式の補整のみです。
動画撮影の場合、光学式の手ぶれは必ずしも必要ないです。
ただ、他軸補整でもないですし、手持ちでズーム利用したときは、今どきのスマホと比べてもブレが多いでしょう。
液晶パネルは、3インチです。
しっかり、270度回転しますし、タッチパネルです。解像度は不明です。
オートフォーカスは、機能性の説明がないです。
動体検出機能はあるので、なにかしらの機能性はあると思います。
なお、動体検出機能は、被写体が動いた時だけ、撮影するようにセットするために付属しています。動物撮影には意外に便利でしょう。
マイクは、搭載ですが、モノラルです。
付属バッテリーは、実撮影時間が96分です。
十分な長さですが、撮影時の解像度(フレームレート)は不明です。
[64GB](32G〜512GBもあり)
・Transcend S300 TS64GUSD300S-AE
¥980 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
記録容量は、内蔵メモリーは非搭載です。
マイクロSDカードが別に必要です。
最大、256GBまで認識します。
ネットワーク機能は、未装備です。
リモコンは付属します。
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以上、 FFFの F3VC27-01の紹介でした。
スペックの多くが分からないので何とも言えませんが、小型の格安アクションカム(いわゆる中華カメラ)を、大きなビデオカメラに「仕立てた」ような製品という印象です。ただ、ズームがないですし、スマホより綺麗な動画が撮れるのかと言われると微妙に思います。
実際、大手が入門機として、こういった製品を出さないのは、スマホと差別化できないからです。
今回の結論
ビデオカメラのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ビデオカメラの比較でした。
最後に、いつものように、予算別、目的別に、Atlasのおすすめ機種!をあげておきたいと思います。
第1に、マルチに使い勝手の良い入門機としておすすめのフルHDビデオカメラは、
【2024年12月発売】
2・パナソニック HC-V900-K
¥71,800 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画質:フルHD
撮像素子:1/2.5型MOS(高感度)
画素数(動画):617万画素
ズーム:24倍
焦点距離:28.8-693.7mm
手ぶれ補正:光学式
AF:HDハイプレシジョンAF
タフネス:
記録:SDカード
バッテリー:1時間45分
ネットワーク:
重量: 478g(バッテリー込)
解像感 ★★★★☆
夜間の画質 ★★★★☆
手ぶれ補正 ★★★★★
ズーム倍率 ★★★★★
被写体追尾 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックのフルHD対応モデルのHC-V900でしょう。
同社の場合、光学ズーム50倍の下位機がありますが、そこまで大きな値段差がない上で、使い勝手に関わる機能面で、結構な差があるため、こちらを推します。
撮影素子は、1/2.5型です。
大きめのセンサーを採用する上で、レンズも明るめ(F1.8-4.0)です。
その上で、逆光時や、夜間などの映像を補正できるHDR動画にも対応できます。
最も難しい、明るさ条件の悪い場所でも、おまかせオートでも、しっかり撮ってくれそうです。
手ぶれ補正は、5軸手ぶれ補正です。
この部分では、ソニーの空間光学式に負ける部分はあるのですが、そこまで高倍率ではない(24倍)部分もあるので、問題ないです。
オートフォーカスも、問題ない性能です。
顔を認識し、しっかり追尾してくれますので。
おまかせオート撮影も、充実します。
あまり詳しくない方が「全部おまかせ」で撮っても、しっかり撮れる確率は高いです。
ようするに「難しくないビデオカメラ」です。
マイクは、ウインドシールドズームマイクです。
パナソニックの場合、このグレードから高性能マイクになるので、ここもポイントです。
風切り音対策、5.1chサラウンド録音、ズームに連動する集音という基本を全ておさえます。
この部分が性能が良いので、講演会や、講義画像の収録などには結構良さそうに、個人的には思っています。
・パナソニック VW-VMS10-K
¥(7,327) Amazon.co.jp (5/20執筆時)
純正の指向性マイクを増設しても良いでしょう。
諸機能では、ファミリー向けには、家族がスマホで撮影している画面を、合成し、同時記録する「ワイヤレスワイプ撮り」は、面白く感じると思います。
スローモーション撮影も、パナソニックの仕様だと、通常録画中に、ワンボタンで、ハイスピード撮影に移行できる(総計3回)ため、なにかしら面白い映像がとれるように思います。
Panasonic VW-VBT190-K
¥7,520 楽天市場 (5/20執筆時)
Panasonic VW-VBT380-K
¥11,270 楽天市場 (5/20執筆時)
バッテリーは、同梱のバッテリーパック(VW-VBT190)を使う場合、1時間45分です。
イベント用に少し短く感じる場合は、増設しても良いでしょう。
標準添付の製品と同じでいいならば、VW-VBT190です。
約2倍の撮影時間を希望する場合は、多少重く大きくなりますが、VW-VBT380でも良いです。
なお、撮影時同時利用は不可能ですが、USB-C端子経由で、モバイルバッテリーでの充電は対応します。
旅などには、スマホ用も兼ねて、【モバイルバッテリーの比較記事】で紹介している10000mAhあたりのサイズを1つ持っていくと、良いでしょう。
[64GB](32GB〜512GBもあり)
・SANDISK SDSDXVA-64G-GHJIN
¥1,947 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
記録容量は、内蔵メモリーは未装備です。
24年モデルからの注意点です。64GBあたり買っておけば、HD動画ならば問題ないでしょう。
第2に、高解像の4K対応ビデオカメラとしておすすめできるのは、
【2024年11月発売】
3・パナソニック HC-VX3 HC-VX3-K
4・パナソニック HC-VX3 HC-VX3-W
¥104,222 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画質:4K(30P)
撮像素子:1/2.5型(高感度)
画素数(動画):829万画素
ズーム;24倍
焦点距離:29-694mm(4K/60P時)
手ぶれ補正:ハイブリッド式
AF: 4KハイプレシジョンAF
タフネス:
記録:SDカード
バッテリー:3時間10分
ネットワーク:Wi-Fi
重量: 520g(バッテリー含む)
解像感 ★★★★★★
夜間の画質 ★★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
ズーム倍率 ★★★★★
被写体追尾 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックのHC-VX3 HC-VX3でしょう。
解像度は、4K解像度です。
最近の4Kテレビの普及率から言っても、この解像度が楽しめるのは利点です。
お持ちでない場合も将来への投資になるほか、フルHDテレビでも、ソースが良い場合、画質は一般的に良いため、無意味ではないです。
夜間対応などの部分も、本編で書いたように、同社のフルHDより、1ランク上の性能です。
照明不足の場所での撮影は、一番失敗しやすいところなので、その部分の対策力があるのも良い点です。
ズームは、24倍(デジタル併用iAズームで48倍)です。
倍率は大きすぎると重くなりますし、この程度が4K機としてはバランスが良さそうです。
運動会などでも十分です。
iAズームも単に拡大するわけではなく、超解像技術などを併用しての引き伸ばしです。利用時に画質は劣化するでしょうが、24倍を超えるズームで撮り続けるシーンもあまりない(そうならば、むしろカメラポジションが悪い)ですし、問題ないように思います。
そのほか、先述の「ワイヤレスワイプ撮り」を含めた面白い部分は本機も持ちますし、マイク性能も問題ないです。
Panasonic VW-VBT190-K
¥7,520 楽天市場 (5/20執筆時)
Panasonic VW-VBT380-K
¥11,270 楽天市場 (5/20執筆時)
バッテリーは、中位機より1サイズ大きなVW-VBT380が添付です。
4K/30Pで3時間10分ですし、まあ、別売で買わなくてもよさそうです。
[4K対応 128GB](32GB〜512GBもあり)
・SANDISK SDSDXVA-128G-GHJIN
¥2,794 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
内蔵メモリーは、ただ、本機も未装備です。
なお、後ほど再掲しますが、4K動画を撮る場合、SDカードの速度が足りないと、問題が生じるため、V30規格に対応するような速めの製品を選んでください。
第3に、特に、スポーツ競技関係の撮影面で便利な4Kビデオカメラといえるのは、
【2022年発売】
8・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX45A BC
9・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX45A TIC
¥117,999 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画質:4K(30P)
撮像素子: 1/2.5型(裏面照射形)
画素数(動画):829万画素
ズーム:20倍
焦点距離: 26.8-536.0mm
手ぶれ補正:空間光学式
AF: ファストインテリジェントAF
タフネス:防塵
記録:内蔵64GB+SDカード
バッテリー:1時間20分
ネットワーク:Wi-Fi
重量: 560g(バッテリー含む)
解像感 ★★★★★★
夜間の画質 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★★
ズーム倍率 ★★★★☆
被写体追尾 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
ソニーのFDR-AX45Aでしょう。
本編で書いたように、ファミリー向け、あるいは、会議・講演会撮影などの場合の機能性は、パナソニックの4K機のが(わずかに)仕様が良いように思えます。
ただ、部活などを含む、スポーツ撮影については、ソニーの4K機の機能性は見どころがあるように思います。
例えば、ビデオ本体液晶パネル上で、被写体の「動き検知」で、動きの軌跡を表示できる「モーションショットビデオ」です。
三脚を固定しての、フォーム分析などなし、その場で確認したい場合良さそうな仕様です。
そのほか、写真機能と併用しつつ、ゴルフのスイングを確認する「ゴルフショット」などわりと使えそうな機能が多いです。
スローモーション(ハイスピード撮影)も、フルHD/120Pで撮影できます。
そのほか、本機は、事後の編集機能も結構充実します。
大会の後で編集して、参加者に配ったり、公開する場合も、こだわれば、こだわれる点が評価できます。
や、動画と連続写真の同時撮影で、ゴルフのスイングを確認する「ゴルフショット」など、ソフト面で興味深い機能が多いです。
先述のように、このクラスだと、スローモーション撮影(ハイスピード撮影)もできますし、スポーツ(競技)撮影には割と良さそうです。
手ぶれ補正も、空間光学手ブレ補正は、強力です。
大会などで、持ち歩きながら撮影する場合も割と良いように思えます。
撮像素子や、ズーム倍率などにも問題はないので、スポーツ関係者以外でも、こうした部分が「ッ便利そうだな」と、感じる場合、本機は候補となるでしょう。
【実撮影時間2時間20分】
SONY NP-FV100A
¥17,400 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
【実撮影時間1時間20分】
SONY NP-FV70A
¥11,772 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
海外旅行や長時間撮影用の予備バッテリーはこちらです。
容量の違いで3種類あります。本体に付属するのはNP-FV50です。
[64GB](32GB〜512GBもあり)
・SANDISK SDSDXVA-64G-GHJIN
¥1,947 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
SDカードは、内蔵メモリー64GB(4Kで約2時間)なので、マストではないです。
ただ、余裕を持たせたい場合、増設しても良いかと思います。
補足:SDカード購入上の注意点
最後におまけで、SDカードに関する注意です。
[4K対応 64GB](32GB〜512GBもあり)
・SANDISK SDSDXVA-64G-GHJIN
¥1,947 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
[4K対応 128GB](32GB〜512GBもあり)
・SANDISK SDSDXVA-128G-GHJIN
¥2,794 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
パナソニックとソニーの4K機は、SDカードを利用します。
フルHD動画の場合(相当おかしな製品を除けば)どのSDカードでも使えるので、ご家庭に十分な容量のモデルがあれば、問題ないです。
4K機の場合、しかし、速度が出せるカードでないと駄目です。
詳しくは【おすすめSDカードの比較記事】で紹介しています。
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[64GB](32G〜512GBもあり)
・Transcend S300 TS64GUSD300S-AE
¥980 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
なお、ソニーのフルHD機ほか、一部のビデオカメラは、スマホ・タブレットなどと同じ、小さなマイクロSDカードである部分に注意してください。
こちらも、4K機の場合は、速度が必要です。【マイクロSDカードの比較記事】をご確認ください。
補足:三脚購入上の注意点
一方、運動会などの撮影に便利な三脚もお探しの方、ビデオカメラ用とカメラ用の三脚は「別」という点に注意してください。
そのため、このブログでは、【ビデオカメラ向きの三脚の比較記事】を用意しています。
よろしければご覧ください。
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続き記事なので、1回目記事(こちら)をご紹介いただければ、いっそう嬉しいです!