Top PC用液晶モニター 比較2024' 4Kゲーミングモニター43機の性能とおすすめ・選び方:ゲーム用4Kモニター (2)

2024年02月06日

比較2024' 4Kゲーミングモニター43機の性能とおすすめ・選び方:ゲーム用4Kモニター (2)

1回目記事からの続きです→こちら

2-1・デルの4Kモニターの比較

 202108071210.jpg

 2回目記事のトップバッターは、、米国デルの4Kゲーミングモニターです。

 言わずとしれた、PC小売の世界的な大手企業です。

 モニターではLGとの関係が深く、同社の最新パネルを(同社より)速く採用し、市場だす会社でもあります。

1・4Kゲーミングモニターの比較 (1)
 1-1:LG〈韓国〉
 1-2:ソニー〈日本〉
 1-3:ASUS〈台湾〉
 1-4:Acer〈台湾〉
 1-5:BenQ〈台湾〉
2・4Kゲーミングモニターの比較 (2)
 2-1:DELL〈米国〉
 2-2:アイオーデータ〈日本〉
 2-3:ギガバイト〈台湾〉
 2-4:フィリップス〈欧州〉
 2-5:JapanNext〈日本〉
 2-6:HP〈米国〉  
 2-7:MSI〈台湾〉ほか
3・ゲーミングモニターの比較【まとめ】
 =最終的なおすすめの提案

 1回目記事で見た各社の製品と同じ基準で比較していきます。

---

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 202207171627.jpg

 【2022年発売】 【32インチ】

 20・Dell G3223Q
  ¥93,800 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:600cd/u
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR600
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
4K動画:HDCP 2.2
保証期間: 3年

 G3223Qは、DELLが販売する、32インチ4Kゲーミングモニターです。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202310082232.jpg

 液晶パネルは、Fast-IPSです。

 他社でみたように、応答速度を1msに速めたIPSです。

 色温度は、DCI-P3 95%です。

 パネル部分の性能はソニー機と同じですので、調達したパネルも同じだと思います。

 HDRは、HDR600です。

 問題ありません。

 チラツキ対策は、FreeSync Premium Proに対応です。

 したがって、HDRを含めてチラツキ・カクツキに対応できる水準です。

 画質面での補整機能は、特別な機能はないです。

 基本的に米国系の企業は、この部分に「あっさり」です。暗部補整などもないです。

 フリッカー対策はあります。

 202402081609.jpg

 接続端子は、HDMI2.1x2 DisplayPort1.4 x1という構成です。

 標準的と言えます。

 HDCPは、HDCP2.2に対応です。

 ディスプレイスタンドは、多機能スタンドです。

 調整幅は、高さ10cm、チルト角度(上21° 下5°)、左右(60°)です。

 縦回転こそできませんが、ゲーム用ですし問題ないです。

 そのほか、あまり派手ではないですが、LEDエッジライトが装備です。

 保証は、3年です。

 また、DELLについては、保証期限内の液晶のドット抜け保証(プレミアムパネル交換)が付くのが、ワンポイントです。他社だと、普通、交換にはなりませんので。

---

 以上、DELLのG3223Q の紹介でした。

 本当に必要なもの以外をそぎ落として、できるだけ安くした機種に思えます。

 補正部分が「あっさり」なのが気にならないようならば、主に値段面で選択肢にできます。

2-2・ID DATAのモニターの比較

 202108071430.jpg

 つづいて、日本のアイオーデータの製品です。

 三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本のPC周辺機器メーカーです。


 202302261854.jpg

 【2022年発売】

 【27インチ】5年保証

 21・IODATA GigaCrysta LCD-GCU271HXAB
  ¥102,688 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

 【27インチ】3年保証

 22・IODATA GigaCrysta EX-GCU271HXAB
  ¥87,945 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大160.0Hz
接続端子:HDMI2.1 HDMI2.0 DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転

 【31.5インチ】5年保証 LCD-GCU321HXAB/E

 23・IODATA GigaCrysta LCD-GCU321HXAB
  ¥108,000 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
接続端子:HDMI2.1x3 DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:350cd/u
パネル: AAS (Fast IPS) ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:
VESA: 100mm
スピーカー:3.5W×2
4K動画:HDCP 2.2
保証期間:上記参照

 LCD-GCU271HXABなどは、アイオーデータが販売する、4Kゲーミングモニターです。

 27インチは、2機ありますが、保証期間の違いだけです。

 一方、31.5インチは、少し機能差があるので、言及しながら記事を進めます。

 リフレッシュレートは、ただ、27インチは160HzまでのOcに対応です。

 発売時期がやや前後した関係で、27インチのがスペックが良いです。

 202210301243.jpg

 液晶パネルは、AUOのAHVAを採用します。

 名前的にVAパネルと誤解しそうですが、台湾のAUOのIPS系の性質をもつパネルです。

 ゲーミングモニターの場合は特に、台湾系の大手が同社の高性能パネルを使います。

 同社は、ADSを使う場合が多いですが、こちらはAUOでした。

 202310082232.jpg

 色空間は、数値として非開示です。

 そのため、広色域タイプではないと思います。恐らく、ASUS流に書けばFast-IPSと同級だと思います。

 202207171711.jpg

 一方、32インチ機に限っては、バックライト制御の部分で、エリア制御(ローカルディミング)に対応するのは言及に値します。

 テレビの技術ですが、画面の色ムラとコントラスト表現の向上の面で期待ができます。

 HDRは、HDR400です。

 問題ありません。

 チラツキ対策は、仕様書を見る限り未搭載です。

 G-sync系も、FreeSync系も記載がないです。

 応答速度のは、オーバードライブ時1msです(パネル自体は7mm)。

 202108131546.jpg

 画質面での補整機能は、わりとユニークです。

 「ゲーム」については、他社機のような黒挿入技術は未搭載です。

 ただ、以下の2つの機能は注目に値します。

 第1に、「スルーモード」です。

 三菱時代からみられた技術ですが、画像処理の一部をスルーすることで、処理による遅延を防ぐ(約0.303ミリ秒)技術です。

 数字的にも、遅延時間を確認できます。

 液晶テレビの「ゲームモード」と似たような仕組みです。ただし、とくに動いていない部分の画質が劣化します。

 なお、 FreeSync 利用時は、後述のスルーモードがONで固定です。

 第2に、「バーストモード」です。

 画質は、完全に無視ですが、オーバードライブの「2段ブースト」がでできます。

 なお、先述のオーバードライブ時の速度は、これをふまえた数字ではない(LV3)なので、もっと速いということです。 

 202108121122.jpg

 一方、「映像美」に関わる技術として「超解像技術」「エンハンストカラー」、コントラストを強化する「CREX」、ゲーム用の暗部強化技術として「Night Clear Vision」など、映像補整機能は、ゲーミングモニターのなかでも、相当充実します。

 ある種、テレビに近いと言える仕様です。超解像技術については、「スルーモード」でも有効とのことです。

 「目の優しさ」は、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。

 202402081609.jpg

 接続端子は、31.5インチ機はHDMI2.1x3 DisplayPor1.4 tx1という構成です。

 HDMI端子が多めです。

 27インチ機は、HDMI・DP・USB-Cという最近よく見る構成です。

 USB-Cは、 ただ、ノートPCに対する給電に非対応なので、あまり便利でもないです。

 そのほか、USB-Aハブがありますが、USB2.0と速度が遅いのでキーボード・マウス専用になります。KVMも未対応です。

 ディスプレイスタンドは、27インチはフルスペックです。

 調整幅は、高さ11cm、チルト角度(上20° 下3°)、左右(130°)と縦回転です。

 わずかに下チルトが狭いですが、あまり使わないといえばそうです。

 31.5インチも回転での縦表示以外はできます。

 高さも11cmの幅で調整できますので、31.5インチ機として問題ありません。

 保証は、5年です。

 長めですが、無輝点保証はありません。

---

 以上、アイオーデータLCD-GCU271HXABなどの紹介でした。

 リモコンも付きますしゲーミングモニターというより「テレビに近い」機種と感じます。

 ようするに「PS5」を接続して、4K/120Pを楽しみたい方向けでしょう。PC用としてはFreeSyncなどの同期技術がない部分で特殊に思えます。

2-3・ギガバイトのモニターの比較

 202108141010.jpg

 続いて、台湾のギガバイトです。

 モニターと言うより、マザーボードやビデオカードで日本では知られています。

 ただ、ゲーミングブランド「AORUS」を持っていることもあり、モニターもだします。


 202310061636.jpg

 【28インチ】

 【2021年発売】

 (通常仕様)

 24・GIGABYTE M28U
  ¥65,800 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

 (モニターアーム仕様)23年追加

 25・GIGABYTE M28U-AE
  ¥75,000 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:300cd/u
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium Pro
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4
スタンド:チルト 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:3W×2
4K動画:
保証期間:

 M28U Gaming Monitorは、ギガバイトが販売する、27インチの4Kゲーミングモニターです。

 モニターアーム仕様のものが2023年にでました。

 2軸タイプで省スペースではありますが、取り回しがイマイチに思います。アームなしで、好きに選べる方が個人的には出して欲しいです。

 202108141035.jpg

 モニター解像度は、4K解像度です。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202207191045.jpg

 液晶パネルは、IPS液晶です(Super Speed IPS)。

 応答速度は、1msです。

 その点で、パネルメーカーは分からないものの、Fast-IPSと言えます。

 パネルサイズの刻みと輝度の部分の仕様から、(推測ですが)AAS-IPSをベースにしたものかと思います。

 ただし、広色域化の方面で対策のないIPSパネルではあるので、映像美の部分で、黒の締まり(コントラスト比)は、Nano IPSなどと比べれば、イマイチではあります。

 色空間は、DCI-P3 94%です。

 HDRは、プレスリリースによれば、HDR400です。

 チラツキ対策は、FreeSync Premium Proに対応です。

 こちらもプレスリリースのみに記載がありました。HDR利用時の保証もある、最上位です。

 応答速度は、オーバードライブ時に、GtoGで1msです。 

 MPRTで2msですが、こちらの数値のが遅いのは初めて見ました。

 202108141036.jpg  

 画質面での補整機能は、本機も、黒挿入技術がないです。

 ゲームに特化した補正は、暗部補正(ブラックイコライザー)を含め充実しますが、映像美に関わる部分は、「あっさり」です。

 フリッカー対策はあります。

 202402081609.jpg

 接続端子は、HDMI2.1x2 DisplayPor1.4 tx2という構成です。

 本機については、HDMI2.1で、4K/120Pの「保証」があります。

 なお、「HDMI2.1 supports PS5 and Xbox Series X 」との記載が見れます。オートアップデート機能もあるため、後の仕様変更にも対応しやすい部分もありそうです。

 HDCPは、HDCP2.2に非対応です。

 先述のように、TV替わりとしてHDMI経由で4Kコンテンツを再生する場合に問題で、著作権保護されたコンテンツは再生できません。

 ディスプレイスタンドは、上下の高さと、チルトだけ調整できます。

 202108141043.jpg

 一方、KVM機能として、USB-Cでチェーンしたキーボード・マウスを、シームレスに使える機能が「売り」でうす。

 【無線マウスの比較記事】で書いた、ロジクール上位機が装備する機能の有線版のようなものでしょうが、ゲーミングに多いワイヤード環境ならば結構便利に思えます。

 保証期間は、製品ごとに違いがあるようで、こちらは分かりません。

---

 以上、GIGABYTE M28Uの紹介でした。

 パネル輝度はやや低めですが、バックライト調整でHDR400に対応できますし、大きな問題はないかと思います。

 ただ、KVM機能以外は、個性的と言いうる部分はあまりないので、この部分がネックです。

 あと、Webサイトの情報が、日本語について他社よりあまり整理されず、情報も大きく足りない印象で、メーカーは、その部分でしています。

ーーーー

 なお、ギガバイトからは、他にも4Kゲーミングモニターの展開があります。

 簡単にですが、順番にみておきます。

ーー

 202310061641.jpg

 【31.5インチ】

 【2021年発売】

 (通常仕様)

 26・GIGABYTE AORUS FI32U
  ¥65,636 楽天市場 (2/6執筆時)

 (モニターアーム仕様)23年追加

 27・GIGABYTE AORUS FI32U-AE
  ¥121,000 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:350cd/u
パネル: IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium Pro
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4 USB-C
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:
4K動画:
保証期間:

 第1に、 FI32U です。

 31.5インチの4Kゲーミングモニターです。

 本機も、Super Speed IPSで、応答速度もGtoG表記で1msです。

 その他の部分の基本仕様は、28インチ機とほぼ同じです。

 スタンドについては、モニターアームなしの通常品の方も、前後左右高さ回転と動く「パーフェクトスタンド」になっています。

 また、 HDMI2.1で、4K/120PののPS5の「稼働保証」があります。

ーー

 202402061852.jpg

 【27インチ】【2023年発売】

 28・GIGABYTE M27U
  ¥89,800 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大160.0Hz
解像度:4K
輝度:400cd/u
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium Pro
応答速度:1ms (MPRT)
HDR:HDR600
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4 USB-C
スタンド:チルト 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:3W×2
4K動画:
保証期間:

 第1に、M27Uです。

 1つ上で見た28インチ機と同グレードで、おそらく先ほどみた28インチ機の後継機になると言える製品です。

 比較する場合、パネルは同じ、Fast-IPS(SS IPS表記)ですが、輝度の数字が400cd/uと高く、HDR600に対応する部分で、進化しています。

 リフレッシュレートも、4K/160Hzまで対応表記になります。

 各メーカーの状況を見ると、このレートもDP1.4ならば対応できるようです。

 接続も、給電力は18W給電ながら、USB-Cでの接続に対応するようになっています。

--

 結論的にいえば、応答速度が、MRPT値で1msになるのが気になりますが、全体としては、性能は底上げされているとみて良いです。ただ、その分、値段差が付いているとも言えます。


 202108141056.jpg

 【43インチ】

 【2021年発売】(在庫限り)

 29・GIGABYTE AORUS FV43U
  ¥167,480 楽天市場 (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:750cd/u
パネル: VA(量子ドット)
コントラスト比: 4000:1
同期技術: Adaptive-Sync
応答速度:1ms (MPRT)
HDR:HDR1000
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4
スタンド:固定
VESA: 100mm
スピーカー:12W×2
4K動画:
保証期間: 1年

 AORUS FV43Uは、ギガバイトが販売する、43インチ4Kゲーミングモニターです。

 202108141059.jpg

 モニター解像度は、4K解像度です。

 その上で、画面が43インチと大きいので、テレビ的な利用をしたい場合に選択肢です。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202310082113.jpg

 液晶パネルは、量子ドット式のQLED-VA液晶です。

 ASUSの大画面機と同じで、おそらく、「テレビ用」に生産されたものの流用かと思います。

 色空間は、DCI-P3カバー率で 97%です。

 HDRは、HDR1000です。

 いうまでもなく、量子ドット技術の恩恵です。

 そもそもの輝度も750cd/uです。

 チラツキ対策は、Adaptive-Sync表記です。

 この表記の場合、保証はないですが、DPについて(無印の)FreeSync・G-sync compatible に互換すると言えます。

 応答速度は、オーバードライブ時に、MPRTですが1msです。

 先述のように、VA液晶は潜在的に応答速度が遅いので、GtoGの数値は非開示です。

 画質面での補整機能は、黒挿入技術がないです。

 ゲームに特化した補正は、暗部補正(ブラックイコライザー)を含め充実します。

 フリッカー対策はあります。

 ただ、TVとして利用する場合の補正はあまりないです。これは、最後に書きますが、このモニターの用途からすれば「あり」かと思います。

 202402081609.jpg

 接続端子は、HDMI2.1x2 DisplayPortという構成です。

 大画面機ですが、端子は同じです。また、いくつかの検証記事によると、本機はXBOXほか、PS5(4k/120p)に対応します。

 これ以外に、本体にUSB-A(USB3.0)とUSB-C(速度規格不明)のハブがあります。先ほど書いた、KVM機能を利用するためのものです。

 HDCPは、HDCP2.2に非対応です。

 ディスプレイスタンドは、さすがにサイズ的に固定です。

 保証期間は、1年です。

---

 以上、AORUS FV43Uの紹介でした。

 ASUS機がライバルですが、本機については、(発売時期もあり)PS5については120pで稼働報告がある点がポイントかと思います。

 一方、パネル部分は互角ですが、黒挿入技術の言及がない部分で言えば、PCだけで使えればOKならば、ASUSかと思います。

2-4・フィリップスのモニターの比較

 202108071635.jpg

 続いて、オランダのフィリップスです。

 世界的な総合家電メーカーでモニターもだしますが、ゲーミングモニターのラインナップは珍しいです。

 どうも、 Xbox の周辺機器としての開発のようです。


 202207171735.jpg

 【2022年発売】 【27インチ】

 30・フィリップス 279M1RV/11
  ¥77,979 楽天市場 (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:450cd/u
パネル:nano-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:NVIDIA G-SYNC
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR 600
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.1x3 DP1.4 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA: 100mm
スピーカー:5W×2
4K動画:HDCP 2.2
保証期間: 5年

 279M1RV/11 は、オランダのフィリップスが販売する、4Kゲーミングモニターです。

 202207171733.jpg

 先述のように、「Xbox Series X に向いたゲーミングモニター」としての開発です。

 ソニー(PS5)と違って、特別なリンク機能はないのですが、そちらと同じように、「相性問題」を気にしなくて良い部分はあるでしょう。

 モニターサイズは、31.5インチです。

 シンプルですが結構しっかりした台座で、格好良いです。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202310082232.jpg

 液晶パネルは、LGのNano-IPSを採用します。

 色空間は、LGとおなじで、DCI-P3 98%です。

 sRGB 133%・Adobe RGB・110.1%ですので、静止画用としてもハイスペックです。

 HDRは、HDR600です。

 本機の輝度は450cd/uですが、ピーク輝度で600cd/uを越えます。

 202207171740.jpg

 チラツキ対策は、NVIDIA G-SYNC対応です。

 Xboxと仕様を合わせたようです。FreeSync系は未フォローです。

 応答速度のは、オーバードライブ時1msです。

 202207171744.jpg

 画質面での補整機能は、先述のように、フィリップス自体は、ゲーミングモニターをあまり出していないので、そちら方面の技術は、特段独自性はないです。

 ただ、HDRにかんして、効果を複数から選べるSmartImage HDRは、ユニークで効果的だと思います。

 「目への優しさ」の部分も、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。

 202402081609.jpg

 接続端子は、HDMI2.1x3 DP1.4 USB-Cという構成です。

 USB-Cについては、65W給電に対応するので、ノートPC利用時には便利です。

 HDCPは、HDCP2.2に対応です。

 ディスプレイスタンドは、縦回転ができないだけで、あとはフルスペックです。

 調整幅は、高さ13cm、チルト角度(上20° 下5°)、左右(35°)ですから平均値は超えます。

 保証は、5年です。

 202207171747.jpg

 そのほか、フィリップスは、画像信号に連動した、光を周囲に出せるAmbiglowを搭載します。映像への没入感を高める工夫です。

 なお、同社の照明部門では、この機能を単品で販売しています。詳しくは【フィリップスのHueの比較記事】で書きました。

 スピーカーも、総合10Wですので、それなりに強力です。

---

 以上、フィリップス279M1RV/11 の紹介でした。

 ゲーミングモニターに力を入れてきた企業とは言えませんが、先述の照明や、HDRの工夫を含めて、同社の持つ既存の独自性を活かした製品で、面白く感じました。

 パネルもNano-IPSですし、スタンドもしっかりしていますし、文句を付ける部分が少ないです。

 やはり、XBOX利用者が選ぶ機種にはなりますが、それを中心としつつ、色々使っても、満足できそうな製品に思います。

2-5・ジャパンネクストのモニター

 202204141119.jpg

 続いて、日本のジャパンネクストのモニターです。

 モニターを多数販売する、新興の日本のファブレス企業です。


  202306191602.jpg

 【2023年発売】

 【28インチ】

 31・ JAPANNEXT JN-GMM1IPS28BK
  ¥76,800 楽天市場 (2/6執筆時)

輝度:400cd/u
HDR:HDR400
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.1 HDMI2 USB-C DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ 回転

 【28インチ】

 32・ JAPANNEXT JN-280IPS144UHDR
  ¥64,616 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

輝度:400cd/u
HDR:HDR400
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 HDMI2 DP1.4×2
スタンド:チルト

 【28インチ】

 33・ JAPANNEXT JN-IPS28G144UHDR
  ¥63,618 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

輝度:300cd/u
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 HDMI2 DP1.4×2
スタンド:チルト

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
パネル:IPS系 ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:FreeSync
応答速度:1ms (MPRT)
VESA: 100mm(スペーサー要)
スピーカー:2W×2
4K動画: HDCP2.2
保証期間: 1年間

  JN-GMM1IPS28BKなどは、ジャパンネクストから販売される28インチの4Kモニターです。

 3系統の型番があります。

 上位機のみ、スタンドの高さ調整と、USB-C(65W)の接続・給電に対応します。

 JN-IPS28G144UHDRは、廉価版で、多少輝度が劣るため、HDR400に非対応になります。色域は同じようなので、バックライトの数(明るさ)がこちらだけ異なるのだと思います。

 あとは同じですので、同時にみていきます。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202210301243.jpg

 液晶パネルは、IPS系という表記です。

 IPSには、同じような仕組みをとるジェネリックが多いです。

 上表は主要メーカーだけ示したものですが、産業用を含めて結構な種類があります。

 ADSならは表示があるでしょうから、それ以外だと思います。

 色空間は、DCI-P3のカバー率が90%です。

 LGやAUO(AHVA)の4Kゲーミングパネルが示す値より少し低めなので、どこかしら別のものだとは思います。

 HDRは、HDR400です。

 応答速度は(MART値で)1msです。

 GtoGは不明ですが、同じパネルの31.5インチ機で3ms表記ですし、過度に悪くはないかと思います。

 チラツキ対策は、無印のFree Syncという表記です。

 若干物足りないと言えばそうです。

 画質面での補整機能は、同社は一般モニターを含め「ゲームモード」を搭載します。

 ただ、独自機能はさほどなく、この部分は重視していないと言えます。

 202402081609.jpg

 接続端子は、上位機は、HDMIx2 DisplayPort USB-Cという構成です。

 HDMIは1系統のみHDMI2.1に対応します。

 また、USB-Cは65WのUSB-PD給電に対応するため、対応するゲーミングノートとの接続には便利かもしれません。なお、USB-Cは、DPとして振る舞うので、144Hzを通します(給電との同時利用は不可)。

 下位機は、USB-Cがない分、DPが2つになります。

 HDCPは、HDCP2.2に対応です。

 ディスプレイスタンドは、上位機は、前後左右高さ回転と対応します。

 調整幅は、チルト角度(上15° 下5°)と高さ(13cm)、左右(90°)と縦回転です。

 チルト角度は多少狭く思いますが、気にするほどではないです。

 保証期間は、ただし1年間です。

---

 以上、ジャパンネクストのJN-280IPS144UHDR の紹介でした。

 結論的にいえば、パネルの信頼性と映像に関する付加機能が淡泊なゆえに、安いと言えます。

 ただ、この価格で出すには何かしらの妥協が必要で、「うまくコストカットしている」という評価もできるでしょう。

 PS5の稼働も記述があるので、主に値段面では選択肢になるかもしれません。

 なお、本機については、USB-Cでの接続とノートPCなどへの65W給電もできますが、その場合は、高リフレッシュレート非対応な部分に注意しましょう。


 202402061916.jpg

 【2023年発売】

 【31.5インチ】

 34・ JAPANNEXT JN-IPS315G144UHDR
  ¥81,800 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:350cd/u
パネル:IPS (AAS) ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:FreeSync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI2.1×2 DP1.4×2
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:2W×2
4K動画: HDCP2.2
保証期間: 1年間

  JN-IPS315G144UHDRは、ジャパンネクストが販売する31.5インチの4Kゲーミングモニターです。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202210301243.jpg

 液晶パネルは、IPS(AAS)という表記です。

 台湾企業の生産するパネルです。家庭用モニターだと、LG・AUOほど知名度(採用例)はないですが、大手製になります。採用していても、AASを(あえて)明記する企業は少ないのですが、しっかり出所を公開するのは、同社の良いところだと思います。

 202402061925.jpg

 色空間は、DCI-P3のカバー率が90%です。

 先ほどのパネルと同じスペックです。

 HDRは、ただ、HDR10の水準です。

 本機の標準輝度が350cd/u表記ですが、ピーク輝度が400cd/uに達しないほどのスペックになります。ここは、値段からするとイマイチです。

 応答速度は、GtoGでもMRPTでも1msです。

 チラツキ対策は、本機も無印のFree Syncという表記です。

 画質面での補整機能は、同社は一般モニターを含め「ゲームモード」を搭載します。

 ただ、独自機能はさほどなく、この部分は重視していないと言えます。

 接続端子は、USB-Cは非対応で、DPとHDMIです。

 ただ、双方とも2系統と数は充実しますが、144Hz出せるのは、DPのみです。HDMIは、120Hzまでです。

 HDCPは、HDCP2.2に対応です。

 ディスプレイスタンドは、チルトのみです。

 調整幅も、上10°・下10°ですので、あきらかに性能は悪いです。VESA対応ですし、アーム交換したい機種です。

 保証期間は、1年間です。

---

 以上、ジャパンネクストのJN-IPS315G144UHDRの紹介でした。

 あまり長所と思える部分がなく、全体的にスペックは振るわない感じです。買われる際の値段にもよりますが、同じほどの価格の他社機とは見比べた方が良いかなと思います

ーー

  202207171808.jpg

 【2022年発売】

 【31.5インチ】

 35・ JAPANNEXT JN-315IPS144UHDR-N
  ¥72,709 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:400cd/u
パネル:IPS系 ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:FreeSync
応答速度:1ms (MPRT)
HDR:HDR400
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 HDMI2 DP×2
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA: 100mm
スピーカー:3W×2
4K動画: HDCP2.2
保証期間: 1年間

 なお、同社からは先行して、もう一機31.5インチ機が出ていました。

 パネルは、こちらは「IPS系」とボカした書き方です。

 製造メーカーは不明で、色空間(色域)にかんする情報もないです。

 細かくスペックを観る場合、輝度の部分が少し良く、HDR400水準で対応できます。

 スタンドも、稼働性が良いフルスペックのスタンドですので、こちらが上です。

 応答速度は、ただ、GtoGだと3ms(MRPT値なら1ms)とこの部分の性能が少し弱くなります。

-- 

 結論的にいえば、同社の31.5インチ同士で比べる場合、こちらが良いかなと思います。ただ、パネルの出所が分からない部分はあります。信頼性の部分は新機種でしょう。

2-6・HPのモニターの比較

 202108072242.jpg

 つづいて、米国のHP(ヒューレットパッカード)のゲーミングモニターです。


 202210311948.jpg

 【2022年発売】

 【27インチ】3G6W1AA-AAAA

 36・HP OMEN by HP 27u 4K UHD
  ¥90,000 HPダイレクト (2/6執筆時)

 37・HP OMEN by HP 27u 4K 価格.com限定
  ¥93,000 HPダイレクト (2/6執筆時)

同期技術: AMD FREESYNC PREMIUM PRO

 【2023年発売】

 【27インチ】3G6W1AA-AAAA

 38・HP OMEN by HP 27k 4K UHD
  ¥74,800 HPダイレクト (2/6執筆時)

 38・HP OMEN by HP 27k 4K 価格.com限定
  ¥75,800 HPダイレクト (2/6執筆時)

同期技術: AMD FREESYNC PREMIUM

リフレッシュレート: 最大144Hz
解像度:4K
輝度:450cd/u
パネル:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:  
接続端子:HDMI2.1x1 HDMI2.0×1 DPx1
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:あり
保証期間: 3年

 HP OMEN 27uは、米国のHP(ヒューレットパッカード)が販売する27インチ4Kゲーミングモニターです。

 2系統の型番があります。後者のみFreeSyncがHDR対応しない「非プロ版」になります。

 価格コム限定モデルと通常モデルは同じものです。値段は都度変わるため、その時の値段を見比べて決めればOKです。

 モニター解像度は、4K解像度です。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202310082232.jpg

 液晶パネルは、IPSとの表記です。

 ただ、応答速度が速いタイプですので、いわゆるFast-IPSといえます。

 202210301243.jpg

 HPは、LG以外の場合、最近はPLSなどとパネル名を入れることが多いです。

 本機は分からないですが、ASUSとスペックが似ているので、LGのIPSか、AUOのAHVAのどちらかだと思います。。先述のように、どれもIPS方式ではあるので、視野角など性質は同じです。

 色空間は、DCI-P3 95%カバーです。

 広色域タイプです。

 応答速度は、オーバードライブ時に1ms(GtoG)となります。スイッチングの改良で、この速度を達成しています。

 輝度は、450cd/uです。

 高めと言えます。しっかり、HDRも、しっかりHDR400の水準です。

 202007021834.jpg

 チラツキ対策は、 AMD FREESYNC PREMIUM PROに対応します。

 先述のように、AMD系の上級規格で、HDRに高水準対応していないと名乗れないものです

 良いでしょう。

 202210312002.jpg

 画質面での補整機能は、米国勢としては、通例として「あっさり」な米国勢としては、わりと充実します。

 シャドービジョンやエッジ強化などゲーミングの基本機能があるほか、レトロゲームを切り絵に表示するゲームリマスターモードが目に付きます。

 フルHDに満たないコンテンツを「自動的にアップスケール」する機能とされます。

 超解像処理・輪郭強調処理などの何らかしら高度な画質向上処理をするのか、単純に画素数を換算して、(アスペクト比固定で)フルスクリーン出力する機能なのか、機能の詳細は「調査中」です。

 黒挿入技術不採用ですが、本機は、FreeSyncが豪華ですし、不要でしょう。

 一方「目の優しさ」は、チラツキ対策としてフリッカー対策の言及はあります。書き方的に微妙ですが、低リフレッシュレート利用時でもおそらく効くでしょう。

 202108121646.jpg

 ディスプレイスタンドは、チルト角度以外に、高さが調整できます。

 27インチモデルですし、目の優しさの部分であった方が良い機能です。

 202402081609.jpg

 接続端子は、HDMI2.1・ HDMI2.0・DisplayPort 1.4という構成です。

 4K解像度で144Hzを得たい場合、DPを使うのが基本となるでしょう。

 そのほか、USBハブが付属します。(四角いUSB-A)形状ながら、USB3.1なので、高速ストレージなどでも使えそうです。

 付属ケーブルは、DisplayPortケーブルのみ付属です。

---

 以上、HP OMEN 27uの紹介でした。

 4K対応のゲーミングモニターとして、そつのない構成に思います。

 一応「ゲームリマスターモード」という個性があるので、そちらに魅力を感じる場合は良いかと思います。ライバルは、パネルスペックが似ているASUSのTUFあたりでしょう。比べる場合、「黒挿入技術」(ELMB)があちらにある部分をどう評価するか、という話になるでしょう。

2-7・その他のモニターの比較

 最後に、ここまで見た以外のメーカーのモニターで、Atlasの目についてものを、「ざっくり」ですが、まとめてみておきます。


   202207171815.jpg

 【2022年発売】

 【27インチ】

 39・ AOC AGON Pro AG274UXP/11
  ¥99,800 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大160.0Hz
解像度:4K
輝度:450cd/u
パネル:nano-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:G-Sync Compatible
応答速度:1ms
HDR:HDR500
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA: 100mm
スピーカー:5W×2
4K動画: HDCP2.2
保証期間: 3年間(パネル1年)

 AG274UXP/11は、台湾のAOCが販売する27.9インチのゲーミングモニターです。

 写真のように、スクリーンシールド付きです。

 202207171822.jpg

 リフレッシュレートは、最大160Hzです。

 他社に先駆けて、160Hzを表示ですが、おそらくLG最上位機と同じで、オーバークロック時の最大値ではないかと思います。

 もちろん、144Hzなら普通に問題ありません。

 202310082232.jpg

 液晶パネルは、LGのnano-IPS です。

 輝度は450cd/uで、LGに比べても遜色ないです。

 色空間は、DCI-P3カバー率で 102.2%、sRGBで133%との表記です。

 かなりの色域で、値だけで言えば、LGを越えます。

 AOCのゲーミング用モニターは色域の広さを重視する機種が多く、そこが同社の個性です。同社はこの部分を「スーパーカラー」と表現しています。

 HDRは、HDR600です。

 問題ありません。

 202207171827.jpg

 チラツキ対策は、NVIDIA GeForce系のみ対応(G-Sync Compatible)です。

 応答速度は、オーバードライブ時にGtGで1msです。。

 画質面での補整機能は、特段の独自技術の記載はないです。

 DELLと同じで、この部分は「あっさり」で、価格を下げる方向性でしょう。

 202402081609.jpg

 接続端子は、HDMI2.1x2 DisplayPort 1.4という構成です。

 先述の「オーバークロック」はDPのみ対応です。

 HDCPは、HDCP2.2に対応です。

 ディスプレイスタンドは、前後左右高さ回転とフルスペック対応します。

 保証期間は、3年間です。

 ただし、パネルは部分は1年間です。

---

 以上、AOCのAG274UXP/11の紹介でした。

 27インチで4K/160Hzを表明する希少な製品と言えます。

 パネルも、信頼性の高いNano-IPSですし、色空間の値などは、本家を凌駕している部分もあります。

 一方、画像補正などの部分は「あっさり味」である点と、144Hzで良いならば、LGの27インチ機を始め、もう少し安い機種も選択できる部分はあります。

ーーーーーーー

  202207171837.jpg

 【2022年発売】

 【42.5インチ】

 40・AOC G4309VX/D/11
  ¥99,000 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:720cd/u
パネル: VA(量子ドット)
コントラスト比: 4000:1
同期技術:Adaptive Sync
応答速度:1ms (MPRT)
HDR:HDR1000
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4 ×2
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:7W×2
4K動画: HDCP2.2
保証期間: 3年間(パネル1年)

 一方、AOCからは、大画面の4Kゲーミングモニターも出ています。

 202207171841.jpg

 前編で見たASUS機(ROG Strix XG43UQ)同じ量子ドットパネル(QLED-VA)です。

 サイズも仕様もほとんど同じですが、値段は本機が安いです。

 ただ、同期技術の部分で、Adaptive Syncですし、ASUSのような充実した画像補正は不採用なので、値段差分の差はあります。

---

 結論的にいえば、Asus同様に「テレビの代わり」として高リフレッシュレート4K機を探している方で、できるだけ予算を節約したい場合、選択肢できるでしょう。

 ただ、このタイプは、画像の味付けが派手な分、目が疲れやすいのはAsusと同じです。


  202310061735.jpg

 【2023年発売】

 【27インチ】

 41・MSI MAG 274UPF
  ¥79,264 Amazon.co.jp (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:400cd/u
パネル:RAPID IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:G-SYNC Compatible
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:65W
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA: 100mm
スピーカー:
4K動画:
保証期間: 3年間

  MAG 274UPF は、台湾のMSIの27インチの4Kゲーミングモニターです。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202310082232.jpg

 パネルは、RAPID IPSとの表記です。

 MSI独特の用語ですが、Fast-IPSのような4倍速の高速IPSパネルを同社はそのように呼びます。商標の関係でしょう。ただ、パネルの製造元自体は、この名前から探ることはできず、不明です。

 応答速度は、したがってIPSとしては高速な1msです。

 色空間は、一方、Adobe RGBで98%、DCI-P3で98%です。

 色域は静止画、動画の指標ともにかなり良いので、上表だと、Nano-IPSレベルの広色域モデルと言えます。どこのパネルかは気になります。

 HDRは、HDR400の水準です。

 チラツキ対策は、G-SYNC Compatibleです。

 ここは「あっさり」です。

 画像補正は、暗部補正(ナイトヴィジョン)などゲーミングにお馴染みの機能以はとくにないです。

 202310061750.jpg

 スタンドは、稼働性が良いです。

 調整幅も問題ないです。

 必要かはともかく、ゲーム用としては珍しく、縦回転対応です。

 接続端子は、HDMI2.1x2 、DisplayPor 1.4、 USB-Cという構成です。

 USB-Cは65W給電に対応します。

 ゲーム用なので、90W給電レベルは欲しかった気はします。 

 そのほか、USB2.0(USB-A)の速度ながら2ポートのハブがあります。KVMスイッチ対応なので、マウスなどの周辺機器用です。

 HDCP2.2の対応は不明です。

 保証は、3年間です。

---

 以上、MSI MAG 274UPFの紹介でした。

 スタンドの稼働性ほか、パネルスペックの良さが目立ちます。RAPID IPS表記で出所がよく分からないのはありますが、色域や応答速度のスペックは実際良いです。

 ここを評価する場合、ミドルクラス機で「選べる」製品の1つになると言えます。

ーーー

  202402061945.jpg

 【2023年発売】

 【32インチ】

 42・MSI MAG 323UPF
  ¥109,800 楽天市場 (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:400cd/u
パネル:RAPID IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:FreeSync Premium Pro
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR600
USB給電:90W
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA: 100mm
スピーカー:
4K動画:
保証期間: 3年間

 なお、同社からは、同じシリーズの32インチのモニターも販売されます。

 こちらは、同期技術は、FreeSync Premium Proの対応です。

 202402061951.jpg

 パネルは、こちらも同じ、RAPID IPS表記です。

 したがって、応答速度が1msと高速である点など、スペックは27インチ機と似ます。

 ただ、輝度ピークがこちらの方が高いようで、HDR600の表記です。

 色空間は、ただ、Adobe RGBで93.6%、DCI-P3で95%です。

 27インチ機より下回ります。悪くはない値ですが、価格からすると少し物足りなさはあります。

 そのほか、USB-Cの給電が、90Wと強力な部分が、先ほどの機種と比べる場合の違いです。

---

 結論的にいえば、値ごろ感はありますが、輝度ピークが高くしている一方で、色域が最近登場のミドルクラスの製品としては、他社に比べて少し弱めかなと思いました。あまりバランスが良いようには思えません。


  202302261950.jpg

 【2022年発売】

 【27インチ】(執筆時在庫なし)

 43・ フナイ FGM-27F750
  ¥(119,092) 楽天市場 (2/6執筆時)

リフレッシュレート: 最大144.0Hz
解像度:4K
輝度:400cd/u
パネル:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:FreeSync Premium
応答速度:1ms (MPRT)
HDR;HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI2.1x2 DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA: 100mm
スピーカー:2W×2
4K動画:HDCP 2.2
保証期間: 3年間

 GM-27F750は、船井電機の4Kゲーミングモニターです。

 日本企業ですが、主戦場は世界で、そちらではテレビ販売などで知られます。日本でも、YAMADAでテレビなどの取扱いがあります。ただ、モニターは初めて見ました。

  リフレッシュレートは、最大144Hzです。

 202310082232.jpg

 液晶パネルは、Fast-IPSです。

 同じほどの価格帯のASUSの中級機が採用するのと同じグレードでスペックもほぼ同じです。おそらくAUO製でしょう。

 応答速度は、MPRT値での表記(1ms)ですが、GtoGでもさほど遅くないと思います。

 色空間は、DCI-P3 95%で、輝度は、400cd/uです。

 HDRには、ただ、HDR400の表示はないです(HDR10)

 HDRモード時のみ対応の場合、出ない場合があるのでそれかと思います。

 チラツキ対策は、AMD FreeSync Premium です。

 AMD系の中級で堅実です。

 202302262003.jpg

 画像補正は、しっかり、ブラックイコライザはありますし、タイマーなども装備します。 

 ただ、独自の工夫はさほどはないです。フリッカー対策もあります。

 接続端子も、USB-Cは採用せず、HDMI2.1x2 DP1.4とやはり堅実でオーソドックスな構成にします。

 しっかり日本企業なので、HDCP2.2の対応表明はあり、ここは安心です。

 スタンドは、フル稼動の「パーフェクトスタンド」です。

 調整幅は、高さ9cm、チルト角度(上20° 下5°)、左右(180°)と縦回転です。

 高さがやや調整力に欠けますが、及第点ではあります。

 保証は、3年間です。

 無輝点保証はないです。

--

 以上、フナイのGM-27F750の紹介でした。

 画像補正面などのメーカー独自の「味付け」はあまりないので、DELLなどのそのタイプの製品がライバルです。

 堅実な構成なので、十分安ければ「勝負」になりそうです。しかし、補整部分で「こってり味」の企業と比べて、値段が十分に安くないのが難点です。割引次第でしょう。

次回に続く!
ゲーミングモニターのおすすめは結論的ににこれ!

 というわけで、今回は、4Kゲーミングモニターの比較の2回目記事でした。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

  201811211829.jpg

3・ゲーミングモニターの比較【まとめ】
 =最終的なおすすめの提案

液晶のみやすさ   ★★★★★
スタンドの性能   ★★★★★
応答速度      ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証      ★★★★★
総合評価      ★★★★★

 最終回となる次回記事こちら)は、ゲーミングモニターに関する記事全体の「結論(まとめ)」です。

 他の解像度の製品を含めた全体から、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 最終回記事は→こちら

posted by Atlas at 20:06 | PC用液晶モニター

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png