1回目記事からの続きです→こちら
今回のお題
基本性能の良い衣類スチーマーのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年5月現在、最新モデルとなる衣類スチーマーの比較の3回目記事です。
1・衣類スチーマーの比較 (1)
プレス・スチーム兼用機〈小型〉
1-1:選び方の基本の説明
1-2:パナソニック〈日本〉
1-2:日立〈日本〉
1-3:東芝〈日本〉
1-4:T-Fal〈仏国〉
1-5:アイリスオーヤマ〈日本〉
2・衣類スチーマーの比較 (2)
スチーム専用機〈中型〉
2-1:T-Fal〈仏国〉
2-2:コンエアー〈米国〉
2-3:パナソニック〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:その他〈各社〉
3・衣類スチーマーの比較 (3)
スチーム専用機〈据置型〉
3-1:SteamOne〈仏国〉
3-2:LG〈韓国〉
そのほかの製品
3-3:他の企業〈各社〉
4・衣類スチーマーの比較 (4)
=最終的なのおすすめの提案【結論】
今回の 3回目記事は、衣類スチーマーの中でも据置型の大型モデルの紹介です。
このタイプは、基本的に「上級者向け・プロ向け」と言えますが。ただ、欧米では個人宅でもよく見かけますし、日本でもニーズはあるようです。
コンエアー
:GS-65J GS-88J GS-121J
SALAV
:GS-39-DJ
なお、このジャンルは、米国のコンエアーや、中国のSALAVが、かなり「幅をきかせていた」のですが、最近はずっと在庫がない状況が続いています。
そのため、両社の製品の代替案になる他社製品をみていきます。
3-1・SteamOneの衣類スチーマー
はじめに、SteamOneの衣類スチーマーです。
2010年創業のフランスの企業で、日本ではDMM.comが輸入しています。
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なお、以下では、Atlasがおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分は、青字で書いていきます。
【2023年発売】
(上位機)99-502-71-020233
43・ SteamOne George JPES700
¥51,364 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
(下位機)99-502-71-030306
43・ SteamOne Stilys ST706SB
¥38,500 楽天市場 (5/21執筆時)
かけ面:
コード:コード付
注水量:1200mL
スチーム量:27g/分
ハイパワースチーム:
水漏防止:
かけ面サイズ:
重さ :7.4kg
備考 持続時間45分
SteamOne Georgeは、 SteamOneの発売するガーメントスチーマーです。
下位機として、SteamOne Stilysがありますが、在庫で販売終了のようです。
そちらは、メンテナンスのタイミング(30時間)の有無や、スチーム量が2段階と少なめでした。
その上で、新機種と違い、給水量が(ぱっと見上から視認できない)仕様だったので、「整理」されたかと思います。
基本的な用途は、この機種も手持ちでの衣類スチームです。
コンエアーなどと同じで完全に自宅に据え置いて使うタイプです。
重さは、7.4kgです。
サイズは、幅150×奥行270×高さ1800mmです。
この方式の場合重さを感じるのはハンドルの部分だけなので、重くても使いにくいわけではないです。設置性も良いです。
水蒸気噴射量は、27g/分です。
据置型では従来もう少し強力なものもありましたが、これだけあれば十分です。
加えて、18g/分、10g/分と低出力への切替も可能です。
従来のこの手の製品は、出力調整の部分が弱かったので、本機の良い部分でしょう。
かけ面は、しかり、ワイドサイズです。
なお、手元にトリガーがないので、本機の場合ON/OFFの操作はできません。
その代わり、フォルダに戻した際に蒸気量が減る(止まる)、オートスタート/ストップセンサーがあります。赤外線センサーを利用するものです。
(値段差があるので当然ですが)Slavの製品より配慮があると言えます。
水タンクは、本体に1.2Lの大タンクが内蔵です。
透明タンクなので、水残量が立った状態でも上から分かるのが良い部分です。
約45分持続する容量です。
立ち上がり時間は、60秒です。
遅くはないものの、この部分については、ライバル機にもう少し速い機種があります。
対応する衣類の種類は、上表の通りです。
ウール・シルク・ベルベットなどは、ヘッドを離して利用します。
付属品は、以上のものです。
他社機の大型機同様に、安全のためにミトンが付きます。
そのほか、袖や襟などにつかう当て布(スチームボード)やブラシも付属です。
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以上、 SteamOne Georgeの紹介でした。
大型の据置機である上で、スチーム量の調整と、ホルダに連動するON/OFF機能があるのがポイントとなります。
基本「プロ用」で、費用対効果が良いとは言えません。
しかし、デザイン家電と言って良い見映えもありますし、タンクの視認性や使い勝手など、細かい部分に配慮があり、値段相応の価値はありそうです。
本格的な据置用をお探しの場合、良い選択肢でしょう。
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【2022年発売】
44・ SteamOne Minilys Full Black M95B
¥36,727 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
かけ面:
コード:コード付
注水量:1000mL
スチーム量:25g/分
ハイパワースチーム:
水漏防止:
かけ面サイズ:
重さ :7kg
備考 持続時間40分
先ほどの製品をやや小型にしたモデルが、Minilys Full Black M95Bです。
本体も、幅21×高さ172cm×奥行き16cmです。
設置面は、B5サイズですので、家庭でも無理なく置けると言えます。
水蒸気噴射量は、平均25g/分としっかりしたパワーがあります。
水タンクも、1Lですので十分です。
消費電力も、1200Wと少し抑えられています。
立ち上がり時間も、60秒と同じなので、日本の一般家庭用と考えればこちらのほうが、スリムで良いように思えます。
一方、オートスタート/ストップセンサーが省略です。
同社の製品は手元でスチームを止めることができない仕様ですので、ここは注意点です。
スチーム量もエコモード非搭載で、調整できません。
その点で言えば、本機を選ぶとすると、その「格好良さ」の部分と言えます。
3-2・LGの衣類スチーマー
最後に、若干特殊ですが、LGエレクトロニクスの製品をまとめて紹介します。
【2022年発売】
45・LG styler S3GNF
46・LG styler S3BNF
¥222,679 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【2018年発売】
47・LG styler S3WF
¥151,272 楽天市場 (5/21執筆時)
【2018年発売】(ミラー仕様)
48・LG styler S3MF
¥164,980 楽天市場 (5/21執筆時)
かけ面:
コード:
注水量:1500mL
スチーム量:
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :約83kg
これらは、LGは発売する新しいタイプの衣類スチーマーです。
スチームウォッシュ&ドライ LG stylerという名前です。
基本的な用途は、この機種は、特殊です。
中に収納した衣類に自動でスチームし、シワや臭いを除去するという「ライフスタイルクローゼット」というジャンルです。
なお、2018年モデルが残ります。
外観ミラー仕様モデルは新機種にはない構成で少し高いです。
ただ、それを含めて、旧機種(上図)は、シルクケアモード・スポーツウェア・花粉ケアなどの諸モードが操作部にないです。
花粉ケアは「ダウンロード」してダウンロードボタンで利用できます。ただ、シルクケアは非対応で、使い分けはし辛いでしょう。ただ、(ほぼ)スーツやパンツ専用ならば、値段で決めてOKです。
本体のサイズは、高さ185・幅44.5・奥行58.5cmです。
ロッカーのような形状で、最下部に、大きな水タンクが付属する製品です。
水タンク容量は、1.5Lです。
本機の場合、充填したスチーム乾燥の過程で改宗するので、同量の排水タンクも備えます。
本体の仕組みは、面白いです。
スチームをボックスに充填し、衣類を湿らつつ、ハンガーに振動を加えることで、ホコリや花粉の除去も意識します。
その後、ヒーターで低温乾燥させていきます。乾燥は、エアコン室外機やドラム式の洗濯機に採用される、ヒートポンプ式です。
繊維に優しい方式ですし、密閉するため、騒音も苦にならないレベルです。
約50分で仕上がります。ただし、花粉落としや除菌をするためには90分程度必要です。
消費電力量は、489W/時間です。
ヒートポンプ式のドラム式の洗濯機の約半分ですから、1回運転で20円〜30円程でしょう。
対応する衣類の種類は、通常の衣類スチーマーと較べると、説明を要します。
ベルベットのほか、ポリエステル・レーヨンなどのうちストレッチ素材については、対応不可です。
とはいえ、この部分に注意さえすれば、アクリル・ナイロン・レーヨンなどの化繊や綿との合繊ならば、ズボン・シャツを問わず、上着ならば、ほぼ完全にシワが取れます。
繊細なシルクについても対応でき、シルクケアモードが付属です。
綿100%などは残る場合がありますが、仕組みと素材的に仕方ないでしょう。
ハンガー3本とズボン1本までの容量を同時に処理できる能力を持っています。
なお、本機は、Wi-Fiが搭載されます。
スマホアプリで、専用コースが追加ダウンロードできるほか、経過などが確認・通知される仕様です。
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以上、LGのLG stylerの紹介でした。
もはや人間の手を介さず、時間予約して乾燥までしてくれるとても便利な家電です。
先述のように、化繊や綿との合繊ならば、ズボン・シャツを問わず、ほぼ完全にシワが取れます。
クリーニング効果はないですが、きれい好きの方は、相当便利に使えるでしょう。
洗濯関係の時短技術は、衣類折りたたみ機が実用化断念とのことですが、こちらについては、しっかり形になり、継続販売されており、引き続き注目の家電と言えます。
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【2022年発売】(大容量ミラー仕様)
49・LG styler S5MB
¥234,000 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
かけ面:
コード:
注水量:1500mL
スチーム量:
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :約100kg
なお、本機を大きくして、「最大5着」対応できる庫内にしたモデルがこちらです。
本体のサイズは、高さ196・幅60・奥行65cmですので、かなり大きくなります。
なお、付属ハンガーの本数は同じなので、ハンガーは適宜用意することになります。
消費電力は変わらず、標準乾燥時間も同じです。
発売時期の関係で、シルクケアモードは「ダウンロード」対応になりますが、できることは、基本的に同じです。
ただ、生地の厚い寝具や、ある程度熱を入れる必要がある「花粉ケア」を行いたい場合は、庫内が広い分、時間は多めにかかるので、「大は小を兼ねる」とは言いがたいところはあるでしょう。
3-3・そのほかの衣類スチーマー
最後に、ここまで見たメーカー以外の、衣類スチーマーを諸タイプをまとめて「ざっくり」と紹介します。
【2024年発売】
50・TWINBIRD SA-4095B
¥3,980 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
かけ面:フッ素樹脂
コード:コード付
注水量:75mL
スチーム量: 0.4g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:W60 × D130 mm
重さ :630g
SA-4095Bは、ツインバード工業の衣類スチーマーです。
この形状は、日本では同社が先発で、30年近いロングセラーの最新機になります。
2024年機は、従来と違って、ブラックで格好良くなっています。
それとともに、若干スリムで、軽くなりました。
基本的な用途は、従来機同様プレスです。
水蒸気噴射量は、0.4g/分です。
他機と違い連続ショットができるわけではない(単発ショット)なので、霧吹きでの事前処理が推奨されます。
水タンクは、75mlです。
立ち上がり時間は、40秒です。
かけ面は、普通のフッ素加工でありとくにこだわりはありません。
対応する衣類の種類は、3段階の温度調整はできるので、プレスにおいては、柔軟性はあるていどあります
付属品は、ほこりや小さなゴミを取り除くのに向いた衣類ブラシと、大きなゴミや糸くずが取れる毛ブラシです。
家庭には必要なものですし、兼用できるのは良い部分だと思います。
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以上、ツインバード工業の衣類スチーマーの紹介でした。
衣類スチーマーという製品名ですが、他機と意味するところが違います。
その部分に注意してください。どちらかと言えば、プレス用です。
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【Amazon限定】
51・モノクローム MAS-1000/K
¥1,913 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
かけ面:フッ素樹脂
コード:コード付
注水量:150mL
スチーム量: 0.5g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:W 56 × D 124 mm
重さ :
このほか、MAS-1000/Kは、AmazonのPBとなるモノクロームから販売される、衣類スチーマーも似た形状です。
日本の小泉成器が作ります。
アタッチメントも、機能性が同等と言えるものが添付されます。
ただ、本機も、チームが弱い機種なので、衣類スチーマーとしてはあまり高機能ではないでしょう。
次回につづく!
衣類スチーマーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、衣類スチーマーの比較の3回目記事でした。
記事は、もう少しだけ「続き」ます。
4・衣類スチーマーの比較 (4)
=最終的なのおすすめの提案【結論】
スチーム力(薄手)★★★★★
スチーム力(厚手)★★★★★
不着臭の除去 ★★★★★
プレス利用 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く4回目記事(こちら)は結論編です。
今回紹介した、全ての衣類スチーマーから、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら