1回目記事からの続きです→こちら
2-3・普通のSDカードの比較
3回目記事は、比較的価格の安い高SDカードを見ていきます。
このグレードは格安品も多くありますが、出所がわかる大手の製品に限定してみる予定です。
なお、4K動画や高速連写に対応する必要がないならば、コンデジでも、ビデオカメラでも、このクラスから良い機種を選べば、実用的に問題ありません。
1・SDカードの比較記事 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:超高速なSDカード(〜1TB)
用途:8K動画・高解像度連写
読出(最高):250MB/秒〜
書出(最低):90MB/秒〜(V90)
2・SDカードの比較記事 (2)
2-1・高速なSDカード(〜2TB)
用途:4K動画・超高速連写
読出(最高):200MB/秒〜
速度(最低):30MB/秒〜(V30)
2-2・速いSDカード+高耐久型
用途:4K動画・連写(入門用)
読出(最高):100MB/秒〜
速度(最低):30MB/秒〜(V30)
3・SDカードの比較記事 (3)
3-1:普通のSDカード
用途:デジカメ・ゲーム機
読出(最高):10MB/秒〜
速度(最低):10MB/秒〜(U1)
3-2:最終的なのおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。
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なお、以下の説明では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記します。
【2023年発売】
・SanDisk Ultra PLUS
【512GB】
74・SANDISK SDSDUWL-512G-JN3IN
¥12,472 楽天市場 (5/12執筆時)
【256GB】
75・SANDISK SDSDUWL-256G-JN3IN
¥6,655 楽天市場 (5/12執筆時)
【128GB】(150MB/s)
76・SANDISK SDSDUWC-128G-JN3IN
¥3,474 楽天市場 (5/12執筆時)
【64GB】(150MB/s)
77・SANDISK SDSDUWC-064G-JN3IN
¥2,232 楽天市場 (5/12執筆時)
【32GB】(130MB/s)
78・SANDISK SDSDUW3-032G-JNJIN
¥1,560 楽天市場 (5/12執筆時)
クラス:U1 V10
読出:最大160MB/秒
書込:
保証:無期限保証
SanDisk Ultra Plusは、米国のサンディスクの入門向け製品です。
デンキヤので見かけるサンディスク製のSDカードは、これが一番多い気がします。
カード容量は、最大512GBまです。
転送速度は、256GBまでですが、最大160MB/秒と高速です。
それ以下だと、上に書いたとおり、多少落ちます。
一方、どの機種も書込速度が非開示です。
このシリーズの旧機の場合、実測値では30MB/秒ほどです。
同社の製品としてはこの点で信頼度が低く、あまり選ぶメリットは感じません。
製品保証は、無期限保証です。
堅牢性は、一方で、このグレードについては、情報がありません。
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以上、SanDisk Ultra Plusの紹介でした。
信頼のサンディスクブランドとはいえ、下位機にもなると、速度情報が開示されないなど、やや不安な部分があります。
読込速度は、一定の魅力がありますが、値段も高めですし、イマイチ、オススメに挙げられない機種です。
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【正規輸入品】
【64GB】
79・SANDISK SDSDB-064G-B35
¥1,099 楽天市場 (5/12執筆時)
【並行輸入品】
【64GB】
80・SDSDB-064G-B35 - 64GB
¥1,311 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【16GB】
81・SDSDB-032G-B35 - 16GB
¥746 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:
読出:4MB/秒
書込:
保証:5年間(正規のみ)
なお、サンディスクには、より安い、ブルーレーベルもあります。。
速度は、4MB/秒と非常に遅いです。古いカメラなどで、速度の速いモデルで不具合が出るなど、特段の事情がないならば、選ぶべきではないでしょう。
【2024年発売】
【32GB】
82・エレコム MF-DRSD032GU13
¥3,982 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【64GB】
82・エレコム MF-DRSD064GU13
¥6,560 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【128GB】
82・ エレコム MF-DRSD128GU13
¥10,430 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大90MB/秒
書込:
保証:1年保証
【2022年発売】
【32GB】
83・エレコム MF-DRSD032GU11
¥5,415 楽天市場 (5/12執筆時)
【64GB】
83・エレコム MF-DRSD064GU11
¥3,828 楽天市場 (5/12執筆時)
【128GB】
83・ エレコム MF-DRSD128GU11
¥5,253 楽天市場 (5/12執筆時)
クラス:U1 Class10
読出:
書込:
保証:1年保証
MF-DRSD032GU11などは、日本のPC周辺機器メーカーのエレコムの製品です。
本機は、「カーナビ用」として売られるSDカードです。
旧機種がありますが、速度部分での表記が
転送速度は、この用途の場合、そこまで問題にはならないでしょう。
ただ、旧機は、速度検証ががなく、新機種も、書込は非開示です。
堅牢性は、耐温度、耐瞬断、耐衝撃性能が示されます。
耐久性を謳いますが、耐温度については、平均的なスペックですし、書換耐性は、同社従来品の「3倍」とされます。
製品保証は、1年です。
耐久性が自慢ならば、長期保証が欲しいところです。
---
以上、エレコムの「カーナビ用SDカード」の紹介でした。
書込耐性が高いSDカードは、キングストン機やトランセンド機をすでに見ました。
そちらの場合、仕様面で「なぜ強いか」がはっきり示されますが、本機は非開示です。「3倍」の基準とされるSDカードの種類も不明なのがネックです。
つまり、(ドラレコはMicro-SDですが)「カーナビ用」ならば問題ないでしょうが、逆に言えば、他社の普通のSDカードで十分でしょう。
技術仕様が不明ですし「カーナビ用」としているのは、カーショップで売れるための宣伝に止まる感じです。
今回の結論
デジカメ・ビデオ・ゲーム機におすすめの高速SDカードは結論的にこれ!
というわけで、今回は、各社のSDカードを紹介してきました。
最終回となる3回目記事では、いつものように、目的別・用途別に、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。
第1に、普通のコンデジやゲーム機用として、安価で性能の良いSDカードとしておすすめなのは、
【2018年発売】(22年追加)
・Transcend300Sシリーズ
【1TB】
56・Transcend TS1TSDC300S
¥13,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【512GB】
56・Transcend TS512GSDC300S
¥7,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
56・ Transcend TS512GSDC300S-E
¥6,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100MB/秒
書込:最大50MB/秒
【256GB】
57・Transcend TS256GSDC300S-E
¥3,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
57・Transcend TS256GSDC300S
¥4,080 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100MB/秒
書込:最大40MB/秒
スピード ★★★★☆
4K対応 ★★★★★
価格 ★★★★★★
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
【128GB】(書込25MB/秒)
58・Transcend TS128GSDC300S
¥2,071 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
58・Transcend TS128GSDC300S-E2
¥1,780 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【64GB】(書込20MB/秒)
58・Transcend TS64GSDC300S
¥1,598 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
58・Transcend TS64GSDC300S-E2
¥1,450 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【32GB】(書込20MB/秒)
58・Transcend TS32GSDC300S
¥1,564 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
58・Transcend TS32GSDC300S-E2
¥1,090 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス: V10 Class10
読出:最大100MB/秒
書込:(上記参照)
保証:5年保証
スピード ★★★☆☆
4K対応 ☆☆☆☆☆
価格 ★★★★★★
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
トランセンドの300Sシリーズでしょう。
型番が複数ありますが、アマゾン限定型番(末尾E or E2)があるためです。
値段が都度変わるのと、Amazon限定型番はクーポン表示がある場合があるので、リンク先の値段は見比べてください。
転送速度は、読出最大90MB/秒です。
書込速度は、サイズによって異なります。
上位機と比べると書込速度は確かに脆弱ですが、一般的なデジカメや、一眼カメラでも高速連写をしないならば、この機種で問題ありません。
速くても機種側が対応しないならば、意味がないからです。
ビデオカメラの場合も、4Kに対応する必要がなく、HD画質のビデオの録画に使うならば十分な水準です。
結論的にいえば、4万円ほどのデジタルカメラや、4Kに対応しないビデオカメラ、ゲーム機能ならば、このグレードで十分です。
堅牢性は、IPX7水準の完全防水を装備する上で、耐温度性・静電耐性・耐X線・耐衝撃性とほぼ「フル装備」です。
その上で、保証期間も5年間と長いですから、格安機としては、穴があまりないです。
選ぶべき容量については、デジカメの場合サイズは64GBもあれば十分でしょう。
デジカメで動画も撮る方、もしくは、ビデオカメラに使うSDカードとして考えている場合は、128GBがオススメです。
なお、本機については、32GB以下は、書込速度がさらに、遅いです。
また、256GB以上の大容量のSDカードは、容量の点で、カメラなどの機器側が対応を保証しない場合があります。
そうなると、一番「無難」なのは、64GBか128GBだと思います。
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【2020年発売】
【512GB】
70・Team TESDXC512GIV30P69-A
¥6,780 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【256GB】
71・Team TESDXC256GIV3069-A
¥1,480 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【128GB】
72・Team TESDXC128GIV3069-A
¥1,780 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【64GB】
73・Team TESDXC64GIV3069-A
¥1,480 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100MB/秒
書込:最大50MB/s
保証:10年保証
値段重視で考える場合、台湾のTEAMグループの製品が候補です。
サイズや、時期によっては先ほどのトランセンドの「Amazon限定」が安い場合がありますが、今回紹介した製品では最安水準であることは変わりません。
日本ではマイナーですが、グローバルだと著名なカード企業なので、信頼性は担保されるでしょう。
ただし、堅牢性の部分は強調されないため、信頼性が欲しい場合は、他機が良いかなと思います。
第2に、一眼カメラや、4K動画対応のビデオカメラやデジカメ用として「おすすめ」のSDカードは
・Sandisk Extreme
【Amazon限定】
【256GB】(180MB/130MB)
48・SANDISK SDSDXVV-256G-GHJIN
¥5,606 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大180MB/秒
書込:最大130MB/秒
保証:無期限保証
【128GB】(180MB/90MB)
48・SANDISK SDSDXVA-128G-GHJIN
¥3,050 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大180MB/秒
書込:最大90MB/秒
保証:無期限保証
【64GB】(170MB/90MB)
48・SANDISK SDSDXV2-064G-GHJIN
¥2,026 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大170MB/秒
書込:最大90MB/秒
保証:無期限保証
スピード ★★★★★
4K対応 ★★★★★
価格 ★★★☆☆
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
米国のサンディスクの Extremeシリーズでしょう。
本編で書いたように、格安のAmazon限定モデルでOKです。
他社にも良い製品がありますが、長年の伝統もある、米国の「サンディスクブランド」の信頼性の部分を評価しました。
転送速度は、容量で違いますが、64GBでも読出最大170MB/秒、書込最大90MB/秒と、文句のない水準です。
業界カンファレンスの指標でも、V30に対応し、4K動画でも余裕を持って、問題なく利用できます。
堅牢性は、下位機種同様、IPX7水準の完全防水を装備する上で、耐温度性・静電耐性・耐X線・耐衝撃性とほぼ「フル装備」です。
保証期間も、5年間です。
さらに、Amazon直販モデルについても無期限保証ですし、「偽物リスク」が低い点、価格が値頃な点が評価できます。
容量としては、4K動画をかなり撮るならば128GB、そうでないなら、64GBほどあれば十分です。
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【2024年発売】
・サムソン PRO Plus for professionalsシリーズ
【アマゾン限定型番】
【512GB】
37・Samsung PRO Plus MB-SD512S-IT/EC
¥9,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【256GB】
38・Samsung PRO Plus MB-SD256S-IT/EC
¥4,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【128GB】
39・Samsung PRO Plus MB-SD128S-IT/EC
¥2,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【64GB】
40・Samsung PRO Plus MB-SD64S-IT/EC
¥1,690 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大180MB/秒
書込:最大130MB/秒
保証:10年保証
なお、韓国のサムスンの PRO Plus for professionalsシリーズも速度はだいたい同じです。
同社も、中身を含めて自社生産できますので、値段差によってはこちらを選んでも良いかと思います。
第3に、5K・8K動画撮影や、高解像度連写などを利用したい方におすすめできる高スペックカードは、
【2024年発売】
【国内正規品】
・SanDisk Extreme Pro
【512GB】SDSDXDM-512G-JNJIP 同型
1・SANDISK SDSDXDM-512G-GHJIN
¥122,7687 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【256GB】
2・SANDISK SDSDXDM-256G-GHJIN
¥43,787 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
2・SANDISK SDSDXDM-256G-JNJIP
¥50,323 楽天市場 (5/12執筆時)
【128GB】
3・SANDISK SDSDXDM-128G-GHJIN
¥25,372 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
3・SANDISK SDSDXDM-128G-JNJIP
¥29,554 楽天市場 (5/12執筆時)
【64GB】
4・SANDISK SDSDXDM-064G-GHJIN
¥15,143 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
4・SANDISK SDSDXDM-064G-JNJIP
¥16,554 楽天市場 (5/12執筆時)
クラス:U3 V90
読出:最大300MB/秒
書込:最大300MB/秒
保証:無期限保証
スピード ★★★★★★★
4K対応 ★★★★★★
価格 ★★☆☆☆
保証期間 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
SanDisk Extreme Proの最上位機でしょう。
本編で書いたように、流通ルートで複数の型番がありますが、基本性能と保証期間は同じです。値段で決めてOKです。
転送速度は、読出は最大300MB/秒 書込みは最大300MB/秒 となります。
文句のない水準です。「地球最速」の製品なので、これで満足できなければもう仕方ないと思えると思います。
こうした高級カードは、過去には偽物(=遅い)バルクも多く出まわりました。ただ、今では、少なくとも、Amazon本体や大手のデンキヤ経由のものは、「正規流通品」です。
スペック通りに近い数字はでるでしょう。
国内保証は、正規品のみに対応します。
繰り返しますが、ネット上では、並行輸入品を、型番をふまえずに同じ製品(日本の型番)で売っている場合があります。
Amazonならば、最悪マーケットプレイスの保証申請という担保がありますが、やはり面倒なので、Amazon本体か、マーケットプレイスでもデンキヤなど路面店がある店から買うことをおすすめします。
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【2020年発売】
【256GB】
13・キオクシア EXCERIA PRO KSDXU-A256G
¥21,270 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【128GB】
13・キオクシア EXCERIA PRO KSDXU-A128G
¥17,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【64GB】
13・キオクシア EXCERIA PRO KSDXU-A064G
¥15,000 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V90
読出:最大270MB/秒
書込:最大260MB/秒
保証:5年間
スピード ★★★★★★
4K対応 ★★★★★★
価格 ★★☆☆☆
保証期間 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、サンディスクも中身は、キオクシア(旧東芝)の委託で四日市工場で作られています。その点で言えば、こちらの製品を選ぶのも手でしょう。
制御基盤などの差でスピードは少し違いますが、正規品はパッケージ入りですから、「偽物の判断」はしやすいでしょう。
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【2023年発売】
【1TB】
33・旭東エレクトロニクス SE-FS2001T26W1N
¥39,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【512GB】
33・旭東エレクトロニクス SE-FS2512G26W1N
¥13,300 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【256GB】
33・旭東エレクトロニクス SE-FS2256G26W1N
¥9,600 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【128GB】
33・旭東エレクトロニクス SE-FS2128G26W1N
¥4,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V60
読出:最大275MB/秒
書込:最大145MB/秒
保証:3年間
一方、V60対応クラスの「最安」は、旭東エレクトロニクスのこちらです。
メモリー生産企業でも、表面実装企業でもないですが3年保証ですし、ノンブランドのバルク品とも言えないです。費用の部分では有力な選択肢になるでしょう。
とはいえ、中身のメモリの出所ははっきりしないため、ユーザーによるベンチや、書込、及び物理的な耐久性は、少し確認したいところはあります。
第4に、フィールドカメラとしての利用など「タフ性能」が必要な方におすすめなのは、
【2018年発売】
【256GB】(2023年追加)
14・SONY SF-G256T
¥55,482 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【128GB】
15・SONY SF-G128T
¥29,000 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【64GB】
16・SONY SF-G64T
¥16,950 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:UHS-3 V90
読出:最大300MB/秒
書込:最大299MB/秒
保証:初期不良のみ(規定なし)
スピード ★★★★★★
4K対応 ★★★★★★
価格 ★★☆☆☆
保証期間 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
ソニーのタフシリーズでしょう。
一体成形の特別な外装設計で、値段は高いです。
しかし、防水性ほか、防塵性も担保されるIP68準拠である点が評価できます。
そのほか、5Mの落下耐性など、そのタフさは折り紙付きです。
特に、フルサイズ一眼のαシリーズを利用している方は、同社の SF-Gシリーズを推します。
同社のカメラは、連写速度が速い機種が多いですが、それに最適化されているのは、やはり同社のカードでしょうから。
また他社機ユーザーの場合もタフネス重視ならばこちら以上はないでしょう。
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【2023年発売】NX-F2PROシリーズ
【256GB】
17・Nextorage NX-F2PRO256G
¥31,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【128GB】
17・Nextorage NX-F2PRO128G
¥17,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【64GB】
17・Nextorage NX-F2PRO64G
¥9,980 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:UHS-3 V90
読出:最大300MB/秒
書込:最大299MB/秒
保証:5年間
一方、「タフネス」重視で、予算を抑えたい場合、NextorageのNX-F2PROシリーズも候補になるでしょう。
本編で書いたように、ソニー製カードの企画は同社がしているため信頼性はあります。
その上で、タフネスの部分で、しっかりした試験結果を出している点が評価できます。
本編で書いたように、端子部分を含めて「特注」な、ソニー機とは差があるのですが、一般的にこの水準が担保されればOKと思える方も多いかと思います。
第4に、書込/消去耐性が高い産業用SDカードとしておすすめなのは、
【2023年発売】
【64GB】
49・キングストン INDUSTRIAL SDIT/64GB
¥15,963 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【32GB】
49・キングストン INDUSTRIAL SDIT/32GB
¥10,792 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【16GB】
49・キングストン INDUSTRIAL SDIT/16GB
¥7,826 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【8GB】
49・キングストン INDUSTRIAL SDIT/8GB
¥3,614 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100MB/秒
書込:最大85MB/秒
保証:3年
スピード ★★★★☆
4K対応 ★★★★★
価格 ★★☆☆☆
保証期間 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
キングストンのINDUSTRIAL SDITシリーズでしょう。
物理的なタフネスならば、先ほどのソニー機でしょう。
しかし、繰り返し書込に対する耐性という意味で「頑丈」なものをお探しならば、キングストンの産業用がよさそうです。
本編で書いたように、身は3D TLC NANDフラッシュですが、3bitではなく、1セル=1bitとして作動させることで、堅牢なSLCとして稼動させるタイプです(SLCモード)。
必要なセルが多い(64GBで256GB相当)ので容量からして価格は高くなるのですが、必要なジャンルでしょう。
常に記録し続ける監視カメラのような使い方ならば、こちらも良いかなと思います。
外観の堅牢性については、動作温度ほどしか明示されませんが、そもそも防水のセキュリティカメラならば、問題ないように思います。
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【2024年発売】
・Transcend DC460Tシリーズ
【1TB】
59・Transcend TS1TSDC460
¥45,900 楽天市場 (5/12執筆時)
【512GB】
59・Transcend TS512GSDC460T
¥23,065 楽天市場 (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100MB/秒
書込:最大85MB/秒
保証:3年保証
ただし、容量が必要な場合は、トランセンド機でしょう。
こちらは、1bitではないので、P/E(書込/消去耐性)がキングストン機の1/10です。
そのぶん記憶容量は多いので、データの自動消去(重ね書き)までの時間を長めにとりたい場合、解像度を高く撮りたい場合、むしろ有利と言えます。
ウェアレベリング処理もしますし、記録時間換算では堅牢性は2660TBW(1TB)とかなり良いですし、この用途においては向きます。
第4に、高性能ビデオカメラなどで、4K動画を撮影する場合に、容量重視で選ぶならば、
・Transcend 300Sシリーズ(2022)
【1TB】
56・Transcend TS1TSDC300S
¥13,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100MB/秒
書込:最大85MB/秒
保証:5年保証
スピード ★★★★★
4K対応 ★★★★★
価格 ★★★☆☆
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
1TB以上のの大容量が欲しい方は、現状では、トランセンドの製品ががおすすめです。
キオクシア(旧東芝メモリー)やサンディスクも出しますが、値段的にやや高いので。
転送速度は、読出し最大100MB/秒 ・書込み最大85MB/秒 となり、U3規格を余裕でクリアしますので4K用途に問題ないでしょう。
保証もしっかりしていますし、本機で良いでしょう。
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・【国内正規品】SanDisk Extreme Pro
【2022年発売】
【2TB】(G型番は並行輸入注意)
35・SANDISK SDSDXXD-2T00-GN4IN
¥38,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
35・SANDISK SDSDXXD-2T00-JNJIP
¥182,800 楽天市場 (5/12執筆時)
読出:最大250MB/秒
書込:最大150MB/秒
クラス:U3 V30
【1TB】
36・SANDISK SDSDXXD-1T00-JNJIP
¥87,722 楽天市場 (5/12執筆時)
【512GB】
36・SANDISK SDSDXXD-512G-JNJIP
¥52,296 楽天市場 (5/12執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大200MB/秒
書込:最大140MB/秒
保証:無期限保証
一方、速度・容量部分でハイエンドクラスだと、SanDisk Extreme ProのV30タイプの中級機なるでしょう。
それにしても、価格は高いですし、プロ用かなとは思います。
補足:デジカメに関する関連記事など
というわけで、今回はSDカードの話でした。
【UHS-1】〈104MB/秒〉
・ANKER SDカードリーダー
¥990 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
【UHS-2】〈312MB/秒〉
・ソニー SDカードリーダー MRW-S1
¥3,573 Amazon.co.jp (5/12執筆時)
なお、PCなどにSDカードリーダーがない場合は、別売のUSB接続のカードリーダーがあります。
こちらについては、頻度と容量からしても、さほど速度は不要だと思います。
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1・高画質な小型デジカメの比較【3倍-】
2・高倍率な中型デジカメの比較【25倍-】
3・単焦点のデジカメの比較
4・入門用の格安デジカメの比較
5・高耐久の防水デジカメの比較
6・Vlog動画向けデジカメの比較
7・ミラーレス一眼の比較
8・一眼レフカメラの比較
9・デジカメ全体の選び方【解説】
また、カメラも同時に探している方がいたら、これらの記事もみていただければと思います。
ではでは。