1回目記事からの続きです→こちら
2-1・レコルトのノンフライヤー
2回目記事のトップバッターは、レコルトのノンフライヤーです。
オシャレな白物家電を企画する日本のファブレス企業です。
1・ノンフライヤーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:ショップジャパン
1-3:山善
1-4:シャープ
1-5:アイリスオーヤマ
1-6:EPEIOS JAPAN
1-7:コソリ(VeSync・COSORI)
2・ノンフライヤーの比較 (2)
2-1:レコルト
2-2:他の企業
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
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今回も、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2022年発売】
24・レコルト Air Oven Toaster RFT-1
¥13,563 Amazon.co.jp (3/27執筆時)
容量:
温度設定:60-250度
レシピ集:付属
寸法:幅21.5×奥行33×高さ29.5cm
Air Oven Toaster RFT-1は、デザイン性の高い調理家電を多く販売する、日本のレコルトが売るノンフライヤーです。
先ほどみたアイリスオーヤマ機と形状も機能も似ています。
本体色は、グレー・RFT-1(GY)ほか、レッド・RFT-1(R)と、クリームホワイトRFT-1(W)です。
本体の大きさは、幅21.5×奥行33×高さ29.5cmです。
同社の調理家電は、幅が狭い代わりに、背が高いものが多いですが、本機もそうです。
パワーは、1300Wです。
アイリスオーヤマ機と同じです。
本体の仕組みも、アイリスオーヤマとほぼ同じです。
エアオーブンモード(ノンフライ)ほか、トースト(最大2枚)・オーブンと切り替えられます。そのほか、下火のみの保温(ウォーム)機能があります。
上火だけでの利用はできないので、(焼き目を付ける)グリル機能はない点が、アイリス機に劣る部分です。とはいえ、下火は弱めなので、オーブンでもグラタンなどの焦げ目は付くようです。
一方、トーストについては、上下の火力差(1000W/300W)が結構ある機種なので、前後で焼き目が異なります。
トーストのみ「マイコン制御」にしているのは、クセのある仕様をカバーするためと言えます。
調理容量は、ノンフライヤーとして利用する場合、熱源に近い上段のみ使う仕様です。
そのため、唐揚げだと240g(6-7個)ほど、多くないです。
温度調節と加熱時間の調節は、上部のつまみで行います。
温度設定は、60度から230度までの設定が可能です。
ただし、130度いかは、下火のみの加熱ですので、ノンフライヤーとしては130度以上ということになります。問題ないです。
レシピ集は、付属です。
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以上、ノンフライ熱風オーブン FVX-D14A-Bの紹介でした。
設置性が良いコンパクト機です。
ノンフライ調理の同時調理用は少なめなので、1-2人暮らし用と言えます。
一方、トースターとしても使える部分は「売り」です。
ただ本機と同じようなことができる隣接ジャンルの調理家電があり、そちらが、むしろ「ライバル」になります。
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【2024年発売】RAO-2(W)
25・レコルト Air Oven Mini RAO-2
¥8,800 Amazon.co.jp (3/27執筆時)
容量:1.5L(定格容量1.2L)
温度設定:なし
レシピ集:付属
寸法:幅20.5×奥行27.1×高さ24.7cm
なお、同社のAir Oven Mini RAO-2は、本機の下位機です。
サイズは、幅20.5×奥行27.1×高さ24.7cmです。
COSORIの2Lほどとだいたい同じですが、小型です。
一方、本機も、熱風コンベクション方式ですが、タイマー設定のみで、温度設定が不可です。
また、目安温度も書かれませんが、唐揚げも、冷凍食品の温めもできますし、おそらく、180度あたりではないかと思います。
温度調整できないのは、どうかとは思いますが、逆に迷わず使える点で、引き出物のようなものには向くのかなとは思います。
【2025年発売】
26・レコルト Hi Steam Air Oven RAO-3(BK)
27・レコルト Hi Steam Air Oven RAO-3(W)
¥25,000 楽天市場 (3/27執筆時)
容量:3L(満量:約2.6L)
温度設定:80-200度 (55-200度)
レシピ集:付属
寸法:幅230×奥行285×高さ370mm
Hi Steam Air Oven RAO-3も、レコルトの製品です。
本体の大きさは、幅230×奥行285×高さ370mmです。
幅は狭いが背丈が高めのタイプです。
パワーは、1200Wです。
本体の仕組みは、一方、特長があります。
本機は、熱風を使うノンフライヤーですが、スチーム発生機能もあります。
スチームを利用するタイプはすでに、シャープの製品をみました。
同じように水タンクを利用する方式で、タンクの水を滴下する方式です。
ただ、こちらは「蒸す」あるいは「蒸し焼き」する機能として出しているのが特色です。
ローストビーフ、チーズハンバーグほか、(焼いたあと)蒸していくサーモンのレモングリルなど「合わせ技」なレシピの提案もあります。
そのほか、100度の熱を回しつつ「蒸す」こもとできるので、サラダチキンほか、(片栗粉を使う手造りの)エビシューマイのレシピも載ります。
スチーム時は、55度から温度表現ができるので、【スチームオーブンの比較記事】紹介したような光機能レンジの「蒸し」機能は、再現できる仕様です。
ただ、繰り返しますが、過熱水蒸気で「水で焼く」という表現は(レンジと違って)なされないです。
その部分が、ヘルシオグリエとの違いで、過熱水蒸気の効果で「油を落とす」ようなヘルシー系の機能性はないです。
他のノンフライヤーと同じく油を使わず揚げ物ができますし「ヘルシー」ではありますが
温度調節と加熱時間の調節は、上部のつまみで行います。
温度設定は、80度〜200度までです。
スチームを利用する場合は55度からというスペックです。
調理容量は、3L(満量:約2.6L)です。
唐揚げは、目安量として250gまです。
一方、フライドは150gです。
もう少し入りそうですが、途中で開けずに(動かさずに)処理する場合、本機のバスケット形状だと、この程度になるということでしょう。
2段調理も対応しません。レシピ集は、付属です。
ネットでも公開があります(こちら)
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以上、ノンフライ熱風オーブン FVX-D14A-Bの紹介でした。
ノンフライヤーですが、やはり目をひくのは、「蒸す」あるいは「蒸し焼き」において多機能という部分です。公開されているレシピに「ピン」と来た場合、選んで良いと思えます。
一方、水を利用する部分で、特に洗えない本体部分の手入れがどうなるのかが、少し読めないので、その部分は継続調査します。
2-2・その他のノンフライヤー
最後に、ここまでみた製品以外のノンフライヤーをまとめてみていきます。
ただ、ネットにノンブランド系無数にあり収拾がつかないので、販売を日本企業が行い、デンキヤほかに一般流通がある製品を中心に、Atlasが目に付いた製品を「ざっくり」とみていきます。
【2024年発売】B0B256X6ZK
28・オンライン生活 LFR-806Gノンフライヤー
¥5,880 楽天市場 (3/27執筆時)
容量:2.4L
温度設定:80-200度
レシピ集:あり
本体サイズ:幅215×奥行215×高さ292mm
ノンフライヤースリムDX LFR-806Gは、愛知のオンライン生活 が輸入販売するノンフライヤーです。
本体サイズは、幅215×奥行215×高さ292mmです。
ハンドルを計算に入れると奥行が出ますが、設置性には影響しないでしょう。
「小型でスマート」な製品です。
本体バスケットのサイズは、2.4Lです。
適正容量を示したと言うより、満水容量(満量)表記でしょう。
唐揚げなら、サイズによりますが、8-10個は揚げられます。
温度調節と加熱時間の調節は、前面のタッチパネルで行う方式です。
昔からある古風のデザインですが、問題ないです。
パワーは、1000Wです。
熱源は下部と上部で、上下から循環させる、エッグ型では普通にあるタイプです。
温度設定は、80度から200度までの設定が可能です。
オーブンレベルの高温は出せませんが、問題ないです。
可能な料理は、ノンフライ調理全般です。
エビ・豚肉・ポテト・鶏肉・牛肉・魚とプリセットがあります。
材料ベースですが、唐揚げやポテトなどでは利用しやすいです。
後片付けは、焦げ付き防止加工の表示があります。
ノンスティック(フッ素)かは分かりませんが、食洗機に対応表記です。
保証は、サイトには明記がないです。
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以上、LFR-806Gの紹介でした。
保証性と、販売元サイトに詳しい製品情報がないのが少し気になります。
構造的には、昔かあるエッグ型のシンプル構造なので、実用面では問題なさそうです。ただ、このタイプでスリム化したものは、ファンの稼働音が割と大きめですので、その部分が注意点です。
【2021年発売】
29・クマザキエイム エアロオーブン AO-250R
30・クマザキエイム エアロオーブン AO-250W
31・クマザキエイム エアロオーブン AO-250K
¥5,978 楽天市場 (6/26執筆時)
容量:4.5L
温度設定:90-250度
レシピ集:付属
サイズ:奥行310×幅310×高さ290mm
エアロオーブンは、日本のクマザキエイムが売るノンフライヤーです。
グローバルで「 Cooklite Aero Fryer」として売られているもので、中国に原型機があるタイプです。ただ、日本の販売業者が仲介する部分は、保証性の部分で意味があるでしょう。
本体サイズは、奥行310×幅310×高さ290mmです。
背の高さはあるため、結構存在感はあります。
上面にガラスを採用し、調理中の様子が見れるようになっています。
本体バスケットのサイズは、「ポット」という表記ですが、スペック的に約4.5Lです。
フッ素加工の部分は、直径265×105mmとの表記なので、実際大きめでしょう。大容量にする場合は、エクテンションリングを上に被すことになります。
平面的におくもの(唐揚げ)の調理容量は、他社の3L表記クラスと同じほどでしょうが、かさがあるもの(フライドポテト)などは多めにできそうです。
温度調節と加熱時間の調節は、本機も上部のダイヤルで行うアナログ方式です。
温度設定は、90度から250度までの設定が可能です。
結構な温度幅があります。
パワーは、1000Wです。
ノンフライヤーはシンプルな家電なので、消費電力がそのままパワーを示す部分が多いです。
ただ、本機は上ヒーターをカーボンヒーター(遠赤プレート)にしつつ、熱源とバスケットを近づける工夫があります。
仕組み的に調理時間は普通より長めにかかりそうですが、大きな問題はないでしょう。
可能な料理は、ノンフライ調理全般です。
レシピ集も20種類で付属します。
後片付けは、本機もフッ素加工があるため簡単でしょう。
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以上、クマザキエイムのエアロオーブンの紹介でした。
大きめのものを国産で探しているかたには、良さそうな機種です。
一方、構造的に、本体が熱くなりやすい点と、設置において他機より空間スペースが広めに必要なのは、注意点です。
安全ハンドルを下げないとスイッチが入らないのも、そうした仕様ゆえでしょう。
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なお、このほか、日本企業がOEM発注で海外に発注して販売するタイプの輸入品のうち、比較的容量が大きい、家庭用製品をまとめておきます。
【2022年発売】
32・ ヒロコーポレーション HTC-353
¥8,980 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:5.5L
温度設定:80-200度
レシピ集:
本体サイズ:幅328×奥行348×高さ286mm
第1に、 ヒロコーポレーションのHTC-353です。
同社は家電の企画販売をするファブレス企業です。
調理容量は、最大5.5Lとかなり大きな製品です。
1200Wですし、それに応じた出力は担保されそうな製品です。
調理時に中が見えるのも、ワンポイントでしょう。
温度幅(80-200度)も問題なく、タイマーもつきます。
一方、かなり大きいので、収納スペースは事前に考えてください。
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【2022年発売】B092ZS3LLB B0933BFJ6G
33・Wallfire ノンフライヤー
¥7,314 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:4.5L
温度設定:80-200度
レシピ集:あり
サイズ:奥行260×幅315×高さ315mm
第2に、WALL-FIREのノンフライヤーです。
中国からの出荷の製品です。WALL-FIREブランドで大容量タイプをAmazon倉庫から直販しています。
COROSIにもあったグリル(フライパン)のように使える仕様です。
バスケットもノンスティック加工(テフロン)で食洗機対応ですので、仕様はCOSORIと似ています。
調理容量は、4.5Lです。
ただ、バスケットサイズに比して調理容量は少なめの表記でした。
上記のように、自動メニューが、やや日本向けでない気がしますが、値段面で候補になるでしょう。
PSE認証取得の表記もありました。
【2024年発売】
(タッチ式 2L)
34・ simplus SP-FR02
¥5,980 Amazon co.jp (6/26執筆時)
(メカ式 1.8L)
35・ simplus SP-FR01
¥4,980 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:2L
温度設定:60-200度
レシピ集:付属
本体サイズ:奥行264×幅262×高さ214mm
SP-FR02 は、 EC事業を展開するシンプラス(リコメン堂)が販売するノンフライヤーです。形状的に言って、原型機が中国にあるOEMと言えます。
温度調節と加熱時間の調節は、2機の違いといえる部分です。
下位機の場合、ダイヤルでのアナログ操作になります。
その上で、若干、出力が変わり(1000W→1150W)、サイズはわずかに小さくなります。温度設定も80度からになります。
結論的にいえば、サイズ部分の違いがあるにせよ、パワーが劣るのは確かですし、1000円差程度なら、上位機で良いかと思います。
いか、上位機ベースで、説明していきます。
本体サイズは、奥行264×幅262×高さ214mmです。
設置性の部分で言えば、背は低いですが、調理容量に対して設置面積はわりと必要な感じの形状です。
本体バスケットのサイズは、約2Lです。
そこまで調理容量は多くないタイプで、山善機などとだいたい同じです。
調理量の目安は開示されませんが、見た感じ、やはり山善とさほどかわらず、唐揚げだと6-7個、とんかつなら2枚程度と言えます。
量的には、最大で2人世帯くらいにフィットしそうな「小さめ」といえます。
温度設定は、60度から200度までの設定が可能です。
先述のように、この部分はすでにみた山善と変わりません。
パワーは、1150Wです。
庫内容量に対して、このくらいならば問題ないでしょう。
可能な料理は、ノンフライ調理全般です。
一方、食材の油を落とせるパンチプレートだけでなく、ステンレスグリルが付いているのが、見どころでしょう。
ステンレスグリルは、熱の通りが良いのので、(まあ、記載のように「天ぷら」は揚がらないでしょうが)とんかつや、フライドチキンなどには良さそうです。
量もやや大きめででも入りそうです。
自動調理ボタンは、6種です。
ただ、特段、マイコン制御ではなく、指定時間、指定温度で加熱するだけの「ショートカット」です。
マニュアルの場合、温度とタイマー(最大30分)を設定する感じです。
レシピ集は、付属の記載は、公式情報としてはないです。
後片付けも、本機もバスケットとプレートは水洗いできます。
ただ、ノンスティック加工(テフロン加工など)の記載は見られません。
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以上、 simplus SP-FR02 の紹介でした。
既に見た山善など2L前後の製品がライバルです。調理容量はそこまで多くないものの、2人家族程度ならば、問題ないサイズ感です。
一方、背は低いですが、設置面積はそこまで狭くもない点が注意点です。そのほか、ノンスティック加工についてしっかりした説明がないので、少なくともクッキングシートの利用はマストでしょう。
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そのほか、他社のノンフライヤーで、本機のように、小さめの製品をまとめて見ておきます。
【2021年発売】(黒)
36・ライソン 揚げ直し名人 KDFY-08AB
¥3,980 Amazon co.jp (6/26執筆時)
【2022年発売】(白) KDFY-10BIに型番変更予定
37・ライソン 揚げ直し名人 KDFY-10AI
¥5,980 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:0.8L
温度設定:90-200度
レシピ集:
本体サイズ:奥行195×幅235×高さ205mm
第1に、ライソンの揚げ直し名人です。
調理家電を企画販売する大阪のライソン(旧ピーナッツクラブ)がだす製品です。
サイズは、小型の1Lサイズ(調理容量0.8L)です。
コンパクトですが、特段工夫のない昔ながらの下開き製品です。
高級感はないですが、セレクトショップや雑貨屋にならぶと映えるような外観です。
パワーも、小型とは言え650Wなので、この部分も少し心配と言えばそうです。
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【2021年発売】
38・スマイル サクットエアーフライヤーSE6700
¥5,480 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:1.6L
温度設定:80-200度
レシピ集:付属
本体サイズ:幅275×奥行190×高さ310mm
第2に、スマイルのLALALUCTUS サクットエアーフライヤーです。
サイズは、1.6Lです。
唐揚げ5-7個ほど入る計算です。
内鍋の「フッ素加工」など、大事な部分はクリアしますが、特段面白い機能はみられません。
パワーは、1000Wです。
容量にしては「省エネ」というか、多少弱い部分もあるかもしれません。
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【2023年発売】
39・CCP pottil BE-AF95
¥12,168 楽天市場 (6/26執筆時)
容量:
温度設定:60-200度
レシピ集:あり
サイズ:幅200×奥行255×高さ250mm
第3に、日本のCCPが販売するBE-AF95です。
サイズは、容量が不明なのですが、類似機から判断するに2Lという理解で良いと思います。
こちらは、ケースが耐熱ガラスであり、稼働時の見映えは、面白い要素があります。
調理状況がみえるので、アレンジで適当な材料を加熱する際、(水蒸気の状況にもよりますが)開けずとも中身を見れるのが良い部分です。
一方、ガラスが高温になる部分や、形状的に(フライドポテトなどはともかく)唐揚げなど平面にいれるものは、先ほどの機種に比べても、ほとんど入らないだろう点が注意点です。
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【2024年発売】
40・MAXZEN MAF-LT01-WH
41・MAXZEN MAF-LT01-BK
¥4,480 楽天市場 (6/26執筆時)
容量:2L
温度設定:80-200度
レシピ集:
本体サイズ:幅205×奥行265×高さ281mm
第4に、マクスゼンのMAF-LT01です。
輸入製品にせよ国内企業では、かなり安め煮出せている製品です。
定格消費電力は、1000Wです。
ダイヤルはアナログ式です。
温度は、80-200度です。
スペック的には他社機と変わりません。
タイマーは、ショップジャパンと同じ30分です。
ダイヤル部分の限界か、あるいは、耐熱性の問題からかは分かりません。
熱源は、上方で、そこから回す普通の方法です。
底面の工夫で熱が届きにくい中央部に熱を回す配慮もありそうです。
保証は、1年です。
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結論的にいえば、相当シンプルな製品ですが、値段は魅力に思えます。
新発売なので、熱周りの均質性や騒音部分、あるいは信頼性の部分で、もう少し実ユーザーの情報を集めたいところもありますが、少なくとも仕様面では問題を感じません。
カラットフライヤーと似た方向性で、できるだけシンプルな構造な製品を「安め」で探している場合、選択肢にできそうです。
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【2023年発売】
42・エレコム LiFERE HAC-AFP01WH
43・エレコム LiFERE HAC-AFP01WH
¥5,899 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:2L
温度設定:なし
レシピ集:あり
サイズ:幅200×奥行255×高さ245mm
第5に、エレコムのHAC-AFP01シリーズです。
同社は、有名な大阪のPC周辺機器企業です。
こちらも、小型で、カーボンヒーターと耐熱ガラスで調理状況が見えるタイプです。
形状は、CCPと同じなので、調達先も同じかなと思います。
正確には上部のタッチパネルの部分が変わります。
温度設定は、「ない」です。
60分までの時間設定のみできるシンプルな仕様です。
加熱温度が何度なのかの記述もないのですが、消費電力が650Wと弱めです。
温度ヒューズが184度に設定されていますが、この規格の製品でも出力が80-200度の製品があるので、実効温度は何とも言えません。
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結論的にいえば、単純なリベイクや唐揚げ作りだけとしても、最大温度ほか、調理温度が設定できないのは結構問題であり、使いにくいように思います。
あえて言えば、消費電力が他機より低めで、レンジなど高出力家電と併用しても、ブレーカーが落ちにくい部分はあります。
今回の結論
ノンフライヤーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回はノンオイルフライヤーについて書きました。
最後に、いつものように、目的別・予算別にAtlasのオススメ機種を提案しておきたいと思います。
第1に、初心者ほかにおすすめの、使いやすいノンフライヤーといえるのは、
【2021年発売】
【通常製品】KRF-WS01
1・ショップジャパン カラットフライヤー
¥10,600 楽天市場 (6/26執筆時)
【特典セット】
2・ショップジャパン カラットフライヤー
¥10,990 楽天市場 (6/26執筆時)
【レシピ特別セット】
3・ショップジャパン カラットフライヤー
¥12,290 楽天市場 (6/26執筆時)
【半額セット】
4・ショップジャパン カラットフライヤー
¥16,990 楽天市場 (6/26執筆時)
容量:2.4L
温度設定:80-200度
レシピ集:付属
本体サイズ:奥行340×幅320×高さ320mm
調理容量 ★★★★★
温度設定 ★★★★☆
レシピ集 ★★★★★
本体保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ショップジャパンのカラッとフライヤーでしょう。
日本企業が、日本向けに長年販売している点を評価しました。
構造が簡単で、説明書も充実するので、現在的に初心者には最も向きそうです。
また、オプションパーツでできるレシピが、10年程前の「第一次ブーム」期の製品より多いので、その時代に買われた方の買換にも良いでしょう。
:唐揚げ・とんかつ・サーモンのムニエル
:豚バラの野菜巻・手羽先
:キノコとベーコンのグラタン
:ローストビーフ・焼きプリン
複数製品があります。
減油の揚げ物ほか、シンプルに上記のレシピなどができれば良いならば、値段で決めてOKです。
ただ、煮物・蒸し物を含めて、多用途の調理器具として活用させたいならば、「レシピ特別セット」が良いと思います。
100種のレシピ集もつきますし、価値はあると思います。
保証性は、本機を選ぶ上で重要なポイントです。
ノンフライヤーは、ほとんど「輸入販売」です。
しかし、日本にしっかり地盤がある企業で(まさかの際の)保証が得られる点で評価できます。
ある程度数が売れている機種ですし、同社としても「2代目」となるものなので、品質信頼性もあるでしょう。
注意点は、一方、1410Wという消費電力です。
仕上がりに関係しますし、パワフルなのはメリットでもありますが、ご家庭のブレーカーに問題(=よく落ちる)場合は、併用に気をつける必要があるでしょう。
あとは、本体サイズをみて置けそうならば、問題はありません。
手入れも楽ですし、モニターなどもないアナログ式で構造も単純なので、長く使えるかと思います。
ダイエット目的やお弁当作りをふくめて、「買って後悔のない機種」だと思います。
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【2022年発売】
13・COSORI ノンフライヤー CAF-L501-KJP
14・COSORI ノンフライヤー CAF-L501-RJP
15・COSORI ノンフライヤー CAF-L501-WJP
¥13,980 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:4.7L
温度設定:75-230度
レシピ集:あり
サイズ:幅303×奥行27.2×高さ303mm
一方、コソリのCAF-L50も、検討する価値があるでしょう。
示される機能性の部分では、こちらの方が「新しめ」です。形も現代的です。
サイズは、幅303×奥行27.2×高さ303mmです。
ショップジャパンの「カラットフライヤー」より小型です。
消費電力も、1230Wです。
つまり、設置性と、ブレーカー問題の生じにくさでは「カラットフライヤー」より良いと言えます。
調理容量は、4.7Lです。
十分以上でしょう。
先ほど書いたように、容量が多いからといって、本体が大きいわけではないです。
調理温度も、最大230度まで出せます。
この各クラスのでは優れた性能を持ちます。
調理パターンも多いですし、自動メニューは「料理名ベース」で示されます。
その点で言えば、初心者向きです。
とくに、ポテトや、唐揚げなどシンプルなメニューを目的に買うならば、こうした仕様のほうが良いでしょう。
保証性も、日本企業ではないものの、同社は、日本での販売歴は長いです。
最近は大手デンキヤの流通にも乗っている製品ですし、問題ないでしょう。
保証期間も2年です。
COSORI アクセサリー 5点セット
¥5,980 Amazon co.jp (3/27執筆時)
なお、レシピの幅を拡げる場合、あとからでも、アクセサリーを揃えると良いかと思います。
第2に、大容量タイプで、総合的な性能面で評価できる上位機といえるのは、
【2025年発売】
(通常型番)
22・VeSync COSORI TurboBlaze 6.0L CAF-DC601
¥19,980 Amazon co.jp (6/26執筆時)
(特定店向け型番)
23・ COSORI CD601 Combo CCAF-DC601-KJPR
¥22,880 ヨドバシカメラ (6/26執筆時)
容量:6L
温度設定:30-230度
レシピ集:あり
サイズ:奥行400×幅300×高さ301mm
調理容量 ★★★★★★
温度設定 ★★★★★
レシピ集 ★★★★★
本体保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
COSORI ノンフライヤーでしょう。
中国企業の製品ですが、ノンフライヤーは日本で販売歴が長い上で、一般電気店にも流通していますし、ここは問題ないです。
ノンフライヤー バーベキュー焼き網
¥1,052 Amazon co.jp (6/26執筆時)
なお純正のままでも、調理容量は十分なので問題ないと思います。
それでも、2段にできる焼きラック・焼き串が欲しい場合は、付属する「特定店向け」買っても良いでしょう。ただ、この手の製品は、市場に多いですので、あとから別に買っても良いでしょう
調理容量は、6Lです。
一般家庭ようには大きいように思えます。
ただ、サイズは、奥行400×幅300×高さ301mmです。
ハンドル部分を考慮しなければ、30cmの立方体です。一升炊きの炊飯器ほどではありますし、4L前後のノンフライヤーともあまり変わりません。
いずれにしても、この容量があれば、何かしら「まとめて作りたい」場合にも便利です。
ピザも22cmまで焼けます。
仕上がりも、期待できます。
1500Wクラスの本体で強力なヒーターを装備する上で、細かい風量調整(5段階)が効くDCモーターの特質を活かして、均一に、また、素早く熱を回していきます。
調理容量の多い製品ですが、途中で混ぜるなどの処理をせずとも、熱周りを良くする工夫があります。
静音性も、DCモーターの効果で、55dB以下です。
大容量タイプでは静かなほうでしょう。
1500Wという消費電力が、ブレーカー的に問題にならないご家庭ならば、実際、最も便利に使えそうです。
一応この手のものは、サードパーティの別売はありますので、買ってから必要に応じて、適切なサイズのものを選んでも良いかとは思います。
第3に、1-2人用の小型ノンフライヤーとして、設置性が良さそうな製品は、
【2022年発売】
【通常型番】
18・VeSync COSORI Lite 2L CAF-LI211-KJP
19・VeSync COSORI Lite 2L CAF-LI211-WJP
¥7,450 Amazon co.jp (6/26執筆時)
【特定店向け型番】
20・VeSync COSORI COLI211C-WH
21・VeSync COSORI COLI211C-BK
¥8,892 楽天市場 (6/26執筆時)
容量:2L
温度設定:75-205度
レシピ集:あり
サイズ:幅211×奥行256×高さ267mm
調理容量 ★★★☆☆
温度設定 ★★★★☆
レシピ集 ★★★★☆
本体保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
VeSync COSORI Lite 2L でしょう。
流通ルートの違いで型番が複数ありますが、性能は同じです。買われる際に価格をみて安かった方でOKでしょう。
バスケットのサイズは、2Lです。
小さいですが、設置性は良いです。
平面的に並べる必要のある料理としては、1-2人用、あるいは、お弁当用ですが、用途に合えば良いでしょう。
海外メーカー製ですが、しっかり日本のPSE認証を取りますし、ケース部分は、焦げ付き防止加工である上で、食洗機も使えるため、後片付けも楽そうです。
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【2021年発売】
5・山善 エアフライヤー YAF-C120
¥8,410 Amazon co.jp (6/26執筆時)
容量:2.2L
温度設定:60-200度
レシピ集:付属
本体サイズ:奥行227×幅297×高さ287mm
調理容量 ★★★☆☆
温度設定 ★★★★☆
レシピ集 ★★★★☆
本体保証 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
家電量販店で販売があるような、日本企業に限定するならば、山善の本機が良いでしょう。
実際の製造元は海外製品と同じでしょうが、企業による保証性の部分ではメリット性があります。
機能はシンプルで、ディスプレイもない仕様で、正直製品としての充実度は海外製品にも負けますが、値段面ではメリット性があります。
第4に、トースター代わりに台所に据え置いて利用するタイプの「ノンフライヤー」としておすすめなのは、
【2024年12月発売】
7・シャープ ヘルシオトースター AX-WT1-B
¥27,515 楽天市場 (6/26執筆時)
容量:5L程度(26.2× 23.9× 10.8cm)
温度設定: 4段階
レシピ集:付属
寸法:幅340×奥行363×高さ270mm
調理容量 ★★★★☆
温度設定 ★★★★☆
レシピ集 ★★★★★★
本体保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
シャープのグリエでしょう。
本体サイズは、幅340×奥行363×高さ270mmです。
オーブントースター的な形状です。
実際、本機は【オーブントースターの比較記事】でも取りあげた機種です。
そちらで詳しく書いたように、トーストを「サクふわ」に仕上げやすい部分では、ノンフライヤーとしては最も優れます。
2枚まで同爺に焼けます。
調理容量も、5L前後はあります。
唐揚げならば、10個程度が同時に作れます。
ノンフライヤーとしても独自性があります。
熱風ではなく、超高温の水蒸気を利用するタイプだからです。
この場合、「油を使わない」揚げ物ができるだけでなく、食材自体の余分な油分もおとしやすいので、よりヘルシーと言えます。さらに、購入した総菜を「サクッと」温めるのも得意です。
こうした部分で「トースター」の買い直しを考えている場合で、ノンオイル系の調理も充実させたい場合、有力な候補でしょう。
本編で書いたように、本格的なスチームトーストもできますし、この部分の「こだわり」も強い製品です。
第5に、調理メニューに一芸のある製品としておすすめできるものは、
【2022年発売】
10・ EPEIOS JAPAN FoElem Chef EPAO502
¥44,000 楽天市場 (6/26執筆時)
容量:14L
温度設定:50-220度
レシピ集:付属
寸法:幅35.0×奥行38.0×高さ35.2cm
調理容量 ★★★★★★
温度設定 ★★★★★
レシピ集 ★★★★★
本体保証 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
EPEIOS JAPANのFoElem Chef でしょう。
やはり、 ロティサリーに対応できる部分が目をひきます。
ロティサリーに対応できる機種は、パナソニックの撤退で、本機だけです。
ノンフライヤーとしての領域を大きく超えますが、本機のスチーム機能を含めて、この部分の仕上がりは期待できそうです。
もちろん、ロティサリーマシンとして使わないならば、持て余す機種とは言えます。
しかし、そもそも「ヘルシー」なチキンを高度に楽しみながら、揚げ物もヘルシーに、オーブン機能も色々楽しむ、という方向性で考えるならば、本機を選ぶ価値があると思います。
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【2025年発売】
26・レコルト Hi Steam Air Oven RAO-3(BK)
27・レコルト Hi Steam Air Oven RAO-3(W)
¥25,000 楽天市場 (3/27執筆時)
容量:3L(満量:約2.6L)
温度設定:80-200度 (55-200度)
レシピ集:付属
寸法:幅230×奥行285×高さ370mm
一方、 は「蒸す」あるいは「蒸し焼き」する部分に注目する場合、レコルトの Hi Steam Air Oven RAO-3も選択肢です。
本体の大きさは、幅230×奥行285×高さ370mmです。
幅は狭いが背丈が高めのタイプで、それなりに設置性は良いです。
本編で書いたように、本機は水タンク式のスチーム発生機能もあります。
その上で、55度〜200度の温度表現力があるため、「蒸す」あるいは「蒸し焼き」が可能です。
密閉性(断熱性)などの違いで、シャープ(グリエ)のような、油を落としつつ「水で焼く」という機能性はないものの、提案される蒸し料理は、ノンフライヤーとしては、得意と言えます。
一方、独自性という意味では、この機能性は、【スチームオーブンの比較記事】で書いたような各社のレンジには、割と備わる機能ではあります。
ただ、そういった機種をお持ちでない場合は、特に、本機を選ぶ意味はあるでしょう。
補足・ノンフライヤーに類似する調理器具
というわけで、今回は、ノンフライヤーの紹介でした。
1・コンベクションオーブンの比較
2・スチームオーブンレンジの比較
3・多機能マルチクッカーの比較
4・ノンフライヤーの比較
5・家庭用の製麺機の比較
なお、ノンオイルフライヤーと同じように、熱風を使って焼くタイプの家電(=油を使わずに揚げられる家電)は、他にもあります。
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第1に、コンベクションオーブン です。
ノンフライヤーほど専門特化はしませんが、できる料理はより多様です。
今回紹介したアイリスオーヤマ(リクック)と似ていますが、ファンとヒーターについて、さらに細かくに制御できます。そのため、ノンフライ調理以外に、オーブン調理、グリル調理、スローベーク調理などに対応できます。
予算的には、1万円前後から5万円台まで広いラインナップがあります。
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第2に、スチームオーブンレンジです。
一部の対応機種の場合、ノンフライヤーと同じように、油分を抑えた揚げ物などに対応できます。
電子レンジの買い換えも一緒に考えている方はこちらも選択肢です。予算は3万円台からです。
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というわけで、今日は、ノンフライヤーの比較でした。
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